JP4661296B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー像を形成し、形成したトナー像を、最終的に記録媒体上に転写および定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置、および、この画像形成装置おいて実施される画像形成方法に関する。
従来より、感光体などの回転する像担持体の表面を、この表面から離間した位置に配備された被印加体に電圧を印加することで帯電する帯電器と、帯電器よりも像担持体の回転方向下流側に配備され、回転する帯電後の像担持体表面に露光光を照射し潜像を形成する露光器と、露光器よりも回転方向下流側に配備され、駆動と停止を繰り返しトナーを前記像担持体表面に対向した位置に駆動することで搬送し、回転する像担持体表面に形成された潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像器とを備え、得られたトナー像を記録媒体上に転写および定着することによりこの記録媒体上に画像を形成する、プリンタなどの画像形成装置が知られている。この画像形成装置には、像担持体の表面を、この表面から離間した位置に配備された被印加体に電圧を印加しコロナ放電を起こさせて帯電する非接触帯電方式が採用されている。
ところで、この画像形成装置では、現像器による静電潜像のトナー現像により発生したトナークラウドによって被印加体が汚れてしまい、これにより引き起こされる帯電不良により画像品質が低下してしまうことが知られている。この帯電不良による画像品質の低下を防止するために、画像形成終了前は、被印加体の背面側から前面側(この前面側とは、ここでは感光体と対向する側をいう。)へ吹き抜けるエアー流路をファンによって形成し、トナークラウドを帯電器の被印加体に近づけないようにすることが考えられる。
ところが、画像品質の低下は、トナークラウドによる被印加体の汚損によって引き起こされるばかりでなく、いわゆる‘像流れ’現象によっても引き起こされる。この‘像流れ’現象は、非接触帯電を行う帯電器を用いた場合に特に顕著に発生する現象である。すなわち、非接触帯電を行う帯電器では、接触帯電を行う帯電器よりも放電中にO3ガスやNOXガスが生じやすく、像担持体が回転を停止すると、発生したそれらのガスが像担持体表面に滞留することになり、滞留したこれらのガスによって像担持体表面が酸化されることで放電生成物が像担持体表面に付着して‘像流れ’現象を引き起こす。
そこで、‘像流れ’現象の抑制についても対応が図られた提案がなされている(例えば、特許文献1等参照)。この特許文献1に記載された技術では、画像形成終了前は、あえて上記のようなエアー流路を形成せずに、いわば無風状態とすることでトナークラウドの被印加体への付着を回避すると共に、画像形成終了後しばらくは、被印加体の前面側から背面側へのエアー流路をファンによって形成することで、停止した像担持体にO3ガスが接触しないようにしている。
特開平10−123889号公報
しかしながら、この特許文献1に記載された技術を採用しても画像品質が低下してしまうことが報告されている。
本発明は、上記事情に鑑み、画像品質の向上に寄与する、画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
トナー像を形成し、形成したトナー像を、最終的に記録媒体上に転写および定着することによりこの記録媒体上に定着トナー像からなる画像形成を行う画像形成装置において、
回転と停止を繰り返す像担持体と、
回転する像担持体の表面を、この表面から離間した位置に配備された被印加体に電圧を印加することで帯電する帯電器と、
上記帯電器よりもこの像担持体の回転方向下流側に配備され、回転する帯電後の像担持体表面に露光光を照射し潜像を形成する露光器と、
上記露光器よりも上記回転方向下流側に配備され、駆動と停止を繰り返しトナーを上記像担持体表面に対向した位置に駆動することで搬送し、駆動することで上記像担持体表面にトナーを搬送し、回転する像担持体表面に形成された潜像をこのトナーで現像してトナー像を形成する現像器と、
上記帯電器と上記現像器との間に存在する空気を、この帯電器と上記露光器との双方を避けた第1の流路を通して上記現像器が駆動中に排気する第1排気手段と、
上記被印加体周囲の空気を、上記像担持体表面を避けた第2の流路を通して上記像担持体が回転を停止した後に排気する第2排気手段とを備えたことを特徴とする。
画像品質の低下は、トナークラウドが被印加体に付着すること以外に露光器に付着することでも引き起こされる。本発明の画像形成装置では、第1排気手段により、現像器の駆動中に発生するトナークラウドが帯電器および露光器に付着しないようになされていると共に、第2排気手段により、帯電器で発生したO3ガス等が回転を停止した像担持体に付着しないようになされている。したがって、本発明の画像形成装置によれば、画像品質の向上に寄与することができる。
ここで、上記現像器は、ガラス転移温度が20℃以上40℃以下のコア樹脂をガラス転移温度が50℃以上100℃以下であるシェル樹脂で被覆したコアシェル構造のトナーを収容したトナー収容部を有し、このトナー収容部に収容されたトナーを上記像担持体表面に対向した位置に駆動することで搬送し、回転する像担持体表面に形成された潜像をこのトナーで現像するものであることが好ましい。
現在、トナーを改良することによって、省エネルギー化を実現しようとする動きが盛んであり、なかでも低温定着が可能なトナーの開発が望まれている。ところが、低温定着が可能なトナーには、一般に、ガラス転移温度が低い樹脂が用いられていることから、プリント紙が複数枚、トナー像同士が向き合うように積み重なった場合にはトナー像同士が貼り付き易く、このため、一方のトナー像に他方のトナー像が貼り付くこと(いわゆる、ドキュメントオフセット)による画像欠損が起こりやすいという問題がある。
そこで、トナーの構造を、ガラス転移温度が20℃以上40℃以下のコア樹脂をガラス転移温度が50℃以上100℃以下であるシェル樹脂で被覆したコアシェル構造とすることで、ドキュメントオフセットによる画像品質の低下を招くことなく定着温度の低温化を実現することができる。
ところが、このトナーには、放電生成物に電荷が流れやすいという欠点があり、トナーの構造をコアシェル構造とすることで、ドキュメントオフセットによる画像品質の低下を克服しつつ低温定着性を獲得できたにも拘わらず、放電生成物の存在によって画像品質の低下が引き起こされかねない。
しかしながら、本発明の画像形成装置では、放電生成物の発生を抑制できることから、コアシェル構造を有するこのトナーをこの画像形成装置において使用すれば、放電生成物により帯電性が不安定になり易いというこのトナーの欠点を補いながら省エネルギー化を実現することができる。
上記目的を達成するための本発明の画像形成方法は、
回転と停止を繰り返す像担持体表面にトナー像を形成し、形成したトナー像を、最終的に記録媒体上に転写および定着することによりこの記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成方法において、
上記像担持体の表面から離間した位置に配備された被印加体に電圧が印加されることでこの表面を帯電する帯電器を用いて、回転する像担持体の表面を帯電する帯電工程と、
上記帯電器よりもこの像担持体の回転方向下流側に配備され、像担持体表面に露光光を照射する露光器を用いて、回転する帯電後の像担持体表面に露光光を照射し潜像を形成する露光工程と、
上記露光器よりも上記回転方向下流側に配備され、駆動と停止を繰り返しトナーを上記像担持体表面に対向した位置に駆動することで搬送しこの像担持体表面に形成された潜像をこのトナーで現像する現像器を用いて、回転する像担持体表面に形成された潜像をこのトナーで現像してトナー像を形成する現像工程と、
上記帯電器と上記現像器との間に存在する空気を、この帯電器と上記露光器との双方を避けた第1の流路を通して上記現像器が駆動中に排気する第1排気工程と、
上記被印加体周囲の空気を、上記像担持体表面を避けた第2の流路を通して上記像担持体が回転を停止した後に排気する第2排気工程とを有し、
上記現像工程が、回転する像担持体表面に形成された潜像を、ガラス転移温度が20℃以上40℃以下のコア樹脂をガラス転移温度が50℃以上100℃以下であるシェル樹脂で被覆したコアシェル構造のトナーで現像する工程であることを特徴とする。
ここで、上記被印加体がワイヤであって、上記帯電器が、内部の上記ワイヤとこのワイヤを囲うシールドとで構成されたものであって、上記第2の流路は、上記ワイヤーを囲む上記シールドの内部から延びる流路であることが好ましい。
このように、上記第2の流路がシールドの内部から延びるものであると、O3ガス等を排気することができる。
ここで、上記第1排気手段および上記第2排気手段が、上記像担持体の周辺に配備された環境検知手段の出力値により制御されるものであって、上記第2排気手段の動作時間の変更が可能であることが好ましく、また、上記第1排気手段の排気量の変更が可能であることが好ましい。
このようにすると、環境条件により効果が同じ場合には、電力消費量を抑制することができる。
ここで、上記像担持体は、その最表面層が、電荷輸送能を有する樹脂によって形成されたものであり、さらに、この樹脂が、架橋構造を有するものであることが好ましい。
また、上記最表面層が、架橋構造を有するシロキサン系樹脂を含むものであることも好ましい態様である。
ここで、上記最表面層が、
F−[D−Si (R2(3-a)ab (I)
(式I中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、Dは可とう性サブユニ
ット、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表し、aは1〜3の整数、bは1〜4の整数を表す。)
上記一般式(I)で示される構造単位を有する化合物、もしくはその化合物からの誘導体
を含むものであることや、あるいは
上記表面層が、
F−((X)nR1−ZH)m (II)
(式II中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R1はアルキレン基、Zは酸素原子、硫黄原子またはNH、CO2、mは1〜4の整数を示す。Xは酸素、あるいは硫黄、nは0または1を示す。)
上記一般式(II)で示される構造単位を有する化合物から誘導された誘導体を含むものであることが好ましい。
また、上記シロキサン系樹脂もしくはその前駆体が、
B―(Si(R2(3-a)a2 (III)
(式III中、Bは2価の有機基、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表し、aは1〜3の整数を表す。)
上記一般式(III)で示される有機ケイ素化合物もしくはその加水分解物もしくはその加水分解縮合物を少なくとも1種以上含むものであってもよく、あるいは
上記シロキサン系樹脂が、
Figure 0004661296
(式IV中、A1、A2はそれぞれ独立に一価の有機基を表す。)
また、上記最表面層が、活性水素を有する基を複数有し、かつフッ素原子を有するポリマーを含有するものであることが好ましい。
上記活性水素を有する基が、水酸基もしくはカルボキシル基であることも好ましい態様である。
また、上記表面層が、アルコール系溶剤又はケトン系溶剤に可溶な樹脂を少なくとも1種以上含むものであってもよい。
また、最表面層が、メチロール基を有するフェノール誘導体と、水酸基、カルボキシル基、アルコキシシリル基、エポキシ基、チオール基及びアミノ基から選択される少なくとも1種を有する電荷輸送材料とを含有することが好ましい。
なお、電荷発生材料として、CuKα特性X線に対するブラッグ角度(2θ±0.2°)の7.5°、9.9°、12.5°、16.3°、18.6°、25.1°、及び28.3°に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニンを用いることが好ましい。
本発明の画像形成装置および画像形成方法によれば、画像品質の向上に寄与することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す図である。
図1に示すプリンタ1は、M(マゼンタ)色、Y(イエロー)色、C(シアン)色、およびT(トランスパレント:透明)のトナーを備えたロータリ式の現像器10と、感光体ドラム20と、帯電器であるスコロトロン30と、露光器40と、中間転写ベルト50と、一次転写ロール51と、2次転写ロール52と、給紙部60と、第1用紙搬送部70と、第2用紙搬送部80と、定着部90とを備えている。
ここで、従来の、スコロトロンを用いて感光体ドラムに電荷を付与した後、感光体ドラムに形成した静電潜像をトナーで現像するタイプのプリンタにおいては、スコロトロンの放電により発生するオゾンが空気中で窒素酸化物に変化し、更に空気中の水分と反応し硝酸塩等がイオン化して感光体ドラムの表面に付着しせっかく付与した電荷が周辺にリークすることによる‘像流れ現象’、また、静電潜像をトナーで現像する際に発生するトナークラウドが放電器の被印加体や露光器に付着することにより発生する‘白抜け現象’により画像欠陥が発生する場合がある。このプリンタ1は、これらに起因して発生する画像品質の低下を抑制する工夫が図られたものである。
さらに、このプリンタ1では、このプリンタ1における画像品質の低下を抑制する効果が、このプリンタ1で使用する、画像像品質の低下を最小限に抑えながら高い低温定着性を発揮するトナーの欠点を補う形となっている。
図1に示すロータリ式の現像器10は、Y色、M色、C色および透明のトナーそれぞれを格納した4つの部屋からなる本体部と、これら4つの部屋それぞれに備えられている現像ロール11、12、13、14を、感光体ドラム20との間に形成される現像領域10aに対向するように配置する回転制御部(不図示)とで構成されており、回転制御部は、矢印Aの方向に本体部を回転させながら現像領域10aに搬送するトナーを変化させる。各色現像ロールは、現像領域10aに対向して配置されると、矢印Bの方向に回転しながら、表面に担持したトナーを現像領域10aに搬送する。
感光体ドラム20は、矢印C方向に回転し、まず、スコロトロン30により、所定の電荷が付与された後、その表面には、画像データに応じた静電潜像が露光器40によって描かれる。その後、現像領域10aに差し掛かった静電潜像から順次トナーによる現像が開始される。トナーにより可視化されたトナー像は、第1次転写ロール51に差し掛かると、順次中間転写ベルト50に転写される。
中間転写ベルト50は、第1転写ロール51およびテンションロール53にかけ回されて、矢印D方向に循環しており、用紙給送部60は、用紙が収容された用紙トレイ62と、この用紙トレイ62から1枚ずつ引き出すピックアップロール61とで構成されている。
第1用紙搬送部70は、搬送ロール71と搬送経路72とで構成されている。第1用紙搬送部70により搬送されてきた用紙200には、二次転写ロール52と中間転写ベルト50によって形成された二次転写領域52aを通過する際に、中間転写ベルト50上に担持されているトナー像が転写される。
第2用紙搬送部80は、トナー像が転写された用紙200を、矢印F方向に循環する搬送ベルト81に載置させた上で定着器90に搬送する、テンションロール82と循環ベルト81とで構成されたものである。
定着器90は、加熱ロール91と加圧ロール92とで構成されており、用紙上に転写されたトナー像は、これらロールの間に形成されたニップ領域90aを通過することでトナーが溶融されると共に用紙に対し圧着され矢印G方向に搬送される。
また、このプリンタ1は、スコロトロン30の近傍に、第1ファン部100と第2ファン部110を備えている。
第1ファン部100は、第1ファン101およびダクト102を備えており、第2ファン部110よりも、感光体ドラム20の回転方向の下流側に配備されている。尚、露光器40は、これら第1ファン部100のダクト102と第2ファン部110のダクト112の間からレーザー光を感光体ドラム20に照射して、感光体ドラム20の表面に静電潜像を描いている。
第2ファン部110は、第2ファン111、ダクト112、および、ダクト内の環境を検知する環境検知センサ113を備えている。尚、このダクト112は、スコロトロン30を囲むように配備されており、また、このスコロトロン30は、ワイヤ31と、このワイヤ31を囲むシールド32とで構成されており、第2ファンによるエアー流路はこのシールド内を通過するようになっている。また、露光器40は、これら第1ファン部100のダクト102と第2ファン部110のダクト112の間からレーザー光を感光体ドラム20に照射して、感光体ドラム20の表面に静電潜像を描くようになっている。
以下、本実施形態のプリンタ1において実施される画像形成方法の一実施形態についての説明を加えながら、このプリンタ1における画像形成動作について説明する。
図2は、図1に示すプリンタにおいて実施される画像形成方法の一実施形態のフローチャートである。
所定の画像データ等に基づく画像形成が指示されると、このプリンタ1では、スコロトロン30により所定の電荷が付与され(Tトナー用帯電工程S2)、帯電された感光体ドラム20の表面に対する、露光器40による露光によって感光体ドラム20の表面に画像データに基づくT色用の静電潜像が形成される(Tトナー用露光工程S3)。その後、現像器10が、その静電潜像にT色トナーが転移するように回動することで感光体ドラム20の表面にT色トナー像が形成される(Tトナー現像工程S4)。
T色トナー像は、中間転写ベルト50上に一次転写ロール51によって一次転写され(Tトナー1次転写工程S5)、その後、感光体ドラム20の表面に順次形成された、M色、Y色、およびC色の各色トナーによるトナー像が、中間転写ベルト50上のT色トナー像に重ねて一次転写される(S6〜S17)。尚、二次転写ロール52は、中間転写ベルト上への各色トナー像の重ね合わせが終了するまで中間転写ベルト50から離隔するようになっている。
上述のようにして形成された、中間転写ベルト上のフルカラーの積層トナー像は、用紙トレイ62から引き出され搬送経路72に沿って搬送されてきた用紙上に、中間転写ベルト50に接触するように移動した二次転写ロール52によって二次転写される(2次転写工程S18)。
その後、積層トナー像が二次転写された用紙200は、定着器90に搬送される。
ここで、図3は、プリンタを構成する各部のタイミングチャートを示す図である。以下、図3を説明しながら、図2に示すフローチャートの残りの説明も行う。
図3には、第1ファン101および第2ファン111のタイミングチャートと共に、メインモータ(不図示)、露光器40、およびスコロトロン30のタイミングチャートが示されている。
図3(a)に示されるタイミングチャートは、本実施形態のプリンタ1において、画像密度5%(A4サイズ)の原稿を9999枚プリントし、8時間以上メイン電源をオフした後、画像密度20%の全面ハーフトーン(A3サイズ)をサンプリングした上で画像の再現性を確認するという実験を実施した際のものである。
図3(a)に示されるタイミングチャートで構成要素が動作するプリンタ1では、メインモータが起動すると、即ち、感光体ドラム20および現像器10が起動すると、第1ファン101はエアー流路が矢印Zの方向に向くように回転を開始し、第2ファン111はエアー流路が矢印X方向に向くように回転を開始する。このため、矢印Xと矢印Zとによるエアー流路によって、現像領域10aで発生するトナークラウドは、第1ファン部100のダクト102によってスコロトロン30および露光器40から引き離される。一方、メインモータの停止後、即ち、感光体ドラム20および現像器10が停止した後は、第2ファン111は一旦停止(この第2ファン111の回転開始から回転停止までが図2に示す第2吸気工程S1となる。)した後、エアー流路が矢印Yの方向に向くように所定時間逆回転する(この第2ファン111の逆回転開始から停止までが図2に示す第2排気工程S19となる。)ことで、停止した感光体ドラム20の表面の同じ箇所にスコロトロン30からのオゾンガスが長時間停留しないようにされている。また、メインモータの停止による現像器10の停止によりトナークラウドは発生しないことから第1ファン101を停止する(この第1ファン101の回転開始から回転停止までが図2に示す第1排出工程S1となる。)。尚、この第1ファン101の停止は、第2ファン111の矢印Y方向への排気を減殺しないという点で重要である。、
次に、このプリンタ1において、画像欠陥が発生しやすい28℃85%の環境下で9999枚プリントし、8時間放置させたあとに20%H/Tの画像形成を、図3(a)から図3(d)に示すタイミングで行った場合の結果が以下の表1に示されている。尚、表2は、グレードの定義を示している。
Figure 0004661296
Figure 0004661296
プリンタ1の各部を図3(b)に示すタイミングチャートで動作させると、図3(a)に比べると、メインモータが停止する前、即ち現像器が動作中に第1ファン101が停止してしまっている。このため、第2ファン111による矢印Y方向のエアーの流れが、トナークラウドを呼び込むこととなり、像流れについては図3(a)と同様に‘G0’であるものの、白抜けについては、‘×’となっている。
プリンタ1の各部を図3(c)に示すタイミングで動作させると、第2ファン111による矢印Yの方向に向くエアーの流れが、スコロトロン30の停止と同時に形成されてはいる。しかし、第1ファン101が回転中に第2ファン111がこのように回転すると、互いにエアーの流れを相殺し合うため、像流れについては‘G4’となり、白抜けについては、‘△’となっている。
プリンタ1の各部を図3(d)に示すタイミングで動作させると、メインモータの停止と共に、第2ファン111および第1ファン101の双方共に回転が停止することから、オゾンガスが、停止した感光体上に停留するため、像流れについては‘G5’となるものの、‘白抜け’については‘◎’である。
以上に説明したように、このプリンタ1では、このプリンタ1を図3(a)のタイミングチャートで動作させることで、感光体ドラム上に、電荷をリークさせる放電生成物を発生させないことで画像品質の向上を図っている。一方、このプリンタ1で使用されているトナーは、コアシェル構造を有することにより、画像品質を低下させずに低温定着性を獲得している反面、放電生成物により帯電性が低下するという欠点を有している。したがって、このプリンタ1においてこのトナーを用いることにより、放電生成物により帯電性が不安定になり易いというこのトナーの欠点を補いながら省エネルギー化を実現することができる。尚、このプリンタ1によれば、このトナーを用いなくても、画像品質の向上似寄与できることはもちろんである。
尚、このプリンタ1では、そもそも放電生成物の発生は、環境条件によって影響を受けることから、第2ファン部110にダクト111内に配設されている環境検知センサ113による検知結果によって時間Tおよびエアー風量の調整を行うことができるようになっている。したがって、環境センサーの出力値により像流れの発生しない環境条件であると判定した場合には、画像形成動作終了後、第1ファンおよび第2ファンの双方の動作を止めることも可能であり、それにより、電力、騒音に対してメリットが発生する。
以下、このプリンタ1を構成する部材についての詳細を説明する。
このプリンタ1の感光体ドラム20の最表面層には、上記メチロール基を有するフェノール誘導体としてはフェノール樹脂が好ましく、レゾール型フェノール樹脂がより好ましい。また、モノメチロールフェノール類、ジメチロールフェノール類若しくはトリメチロールフェノール類のモノマー、それらの混合物、それらがオリゴマー化されたもの、又はそれらモノマーとオリゴマーの混合物が挙げられる。このようなメチロール基を有するフェノール誘導体は、レゾルシン、ビスフェノール等、フェノール、クレゾール、キシレノール、パラアルキルフェノール、パラフェニルフェノール等の水酸基を1個含む置換フェノール類、カテコール、レゾルシノール、ヒドロキノン等の水酸基を2個含む置換フェノール類、ビスフェノールA、ビスフェノールZ等のビスフェノール類、ビフェノール類等、フェノール構造を有する化合物と、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド等とを、酸触媒又はアルカリ触媒下で反応させることで得られるもので、一般にフェノール樹脂として市販されているものも使用できる。なお、本明細書では、分子の構造単位の繰り返しが2〜20程度の比較的大きな分子をオリゴマーといい、それ以下のものをモノマーという。
上記酸触媒としては、硫酸、パラトルエンスルホン酸、リン酸等が用いられる。また、アルカリ触媒としては、NaOH、KOH、Ca(OH)2、Ba(OH)2等のアルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物やアミン系触媒が用いられる。
アミン系触媒としては、アンモニア、ヘキサメチレンテトラミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。塩基性触媒を使用した場合には、残留する触媒によりキャリアが著しくトラップされ、電子写真特性を悪化させる傾向がある。そのため、酸で中和するか、シリカゲル等の吸着剤や、イオン交換樹脂等と接触させることにより不活性化又は除去することが好ましい。
以上説明した実施形態では、感光体ドラムの最表面層が、メチロール基を有するフェノール樹脂で成形されたものであったが、これに限る物ではなく、以下のようなものであってもよい。
まず、酸化亜鉛(SMZ−017:テイカ製)100重量部をトルエン500重量部と攪拌混合し、シランカップリング剤(A1100:日本ユニカー社製)2重量部を添加し、5時間攪拌し、その後トルエンを減圧蒸留にて留去し、120℃で2時間焼き付けを行って得られた表面処理酸化亜鉛(蛍光X線による分析結果は、Si元素強度は亜鉛元素強度の1.8×10-4)を得る。
次に、上記表面処理を施した酸化亜鉛を35重量部と、硬化剤であるブロック化イソシアネート スミジュール3175)(住友バイエルンウレタン社製)を15重量部と、ブチラール樹脂BM−1(積水化学社製)を6重量部と、メチルエチルケトンを44重量部とを混合し、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて2時間の分散を行い分散液を得、得られた分散液に触媒としてジオクチルスズジラウレートを0.005重量部と、トスパール130(GE東芝シリコーン社製)を17重量部を添加し、下引層塗布用液を得た。
この塗布液を浸漬塗布法にてAL基材上に塗布し、160℃、100分の乾燥硬化を行い厚さ20μmの下引層を得た(表面粗さは、東京精密社製表面粗さ形状測定器サーフコム570Aを使用し、測定距離2.5mm、走査速度0.3mm/secで測定し、Rz値0.24であった。)。ついで、このアルミニウム基材上に、X線回折スペクトルにおけるブラッグ角(2θ±0.2°) が、7.5°、9.9°、12.5°、16.3°、18.6°、25.1°、28.3°に強い回折ピークを持つヒドロキシガリウムフタロシアニンの1部をポリビニルブチラール(エスレックBM−S、積水化学)を1部と、酢酸n−ブチル100部とを混合し、ガラスビーズとともにペイントシェーカーで1時間処理して分散した後、得られた塗布液を前記下引き層上に浸漬コートし、100℃で10分間加熱乾燥して膜厚約0.15μmの電荷発生層を形成した。
下記構造の電荷輸送性化合物3部と、高分子化合物 (粘度平均分子量39,000)3部をクロロベンゼン20部に溶解させた塗布液を前記電荷発生層上に浸漬コーティング法で塗布し、110℃、40分の加熱を行なって膜厚22μmの電荷輸送層を形成し、これを第1感光体とする。
Figure 0004661296
次に、上記第1感光体上に下記に示す構成材料を、メチルアルコール5部、イオン交換樹脂(アンバーリスト15E)0.3部を加え、室温で攪拌することにより24時間保護基の交換反応を行った。
構成材料
化合物(1) 2部
化合物(2) 1部
コロイダルシリカ 0.3部
Me(MeO)2−Si−(CH2)4−Si−Me(OMe)2 2部
(ヘプタデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロデシル)メチルジメトキシシラン 0.1部 ヘキサメチルシクロトリシロキサン 0.3部
ZX−022(富士化成工業社製) 0.25部
Figure 0004661296
Figure 0004661296
その後、n−ブタノール10部、蒸留水0.25部を添加し、5分加水分解を行なった。
加水分解したものからイオン交換樹脂を濾過分離した液に対し、アルミニウムトリスアセチルアセトナート(Al(aqaq)3)を0.1部、アセチルアセトン0.1部、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT)0.4部を加え、このコーティング液を前記電荷輸送層の上にリング型浸漬塗布法により塗布し、室温で30分風乾した後、130℃で1時間加熱処理して硬化し、膜厚約3umの表面層を形成した。これを第2感光体とする。
本実施形態に用いる電子写真感光体では表面層の磨耗、傷などに対する耐性を持たせるため、高強度表面層を設けることが必要である。このような感光体としては第2感光体のほか、強度、電気特性、画質維持性などの観点から、架橋構造を有するものが好ましく、さらに電荷輸送性材料を含むものがより好ましい。架橋構造を形成するものとしては種々の材料を用いることが出来るが、ウレタン樹脂、シロキサン樹脂などが好ましい。
ここで、このプリンタ1において使用しているトナーについて詳細に説明する。
このトナーは、有色トナーと透明トナーを併用する画像形成装置においては、画像表面が画像の全面にわたって平滑にすることができる。尚、このプリンタ1では、M(マゼンタ)色、Y(イエロー)色、C(シアン)色、およびT(トランスパレント:透明)の4つの現像剤を用いているが、シアン現像剤、マゼンタ現像剤、イエロー現像剤、黒現像剤の4つの現像剤に加えて、透明トナーとキャリアを混合した透明トナー現像剤を使用し、シアン、マゼンタ、イエロー、黒の4色画像に重ねて形成する方法でも効果がある。透明トナーを用いて、画像表面を平滑化させることにより、特にドキュメントオフセットによる画像欠損をより一層防止することができる。
また、このトナーは、前述したように、コアシェル構造を有することが特徴であり、コア(内部)に低ガラス転移温度樹脂を用いることにより低温定着性を実現させ、シェル(外部)に高ガラス転移温度樹脂を用いることでドキュメントオフセットの発生を抑制している。トナー樹脂のガラス転移温度は、コアには20〜40℃、シェルには50〜100℃の範囲のものが用いられている。コアのガラス転移温度が20℃を下回る場合、ガラス転移温度が低すぎるためにドキュメントオフセットの抑制は困難となる。また、室温で樹脂同士が凝集してしまい、保存性、製造性が困難となる。また、電子写真用トナーのガラス転移温度は一般的に50〜80℃であるので、40℃を超える樹脂を用いた場合、低温定着性が期待できない。シェルのガラス転移温度が50℃を下回る場合は、高温長期保存状態においてトナー画像の欠損が発生しやすくなる、即ち、ドキュメントオフセットが発生する可能性が高い。樹脂のガラス転移温度が100℃を超える場合は、トナーの形状制御が困難となる。トナーのガラス転移温度の測定には、例えばパーキンエルマー社製のDSC−7(示差熱分析計)を用いる。装置の検出部の温度補正はインジウムと亜鉛の融点を用い、熱量の補正にはインジウムの融解熱を用いる。サンプルは、アルミニウム製パンを用い、対照用に空パンをセットして昇温速度10℃/分で測定を行う。
本実施形態に用いる透明トナーは、画像トナー量が2.0〜4.0mg/cmであることが特徴である。画像トナー量が2.0mg/cmより少ないと、透明トナーで有色トナーを覆いきれず、画像表面を平滑にするのが困難となり、ドキュメントオフセット防止困難となる。また、透明トナーの画像トナー量が4.0mg/cmより多い場合、トナー量が多すぎて定着不良を生じる。
本実施形態に用いる透明トナーは、離型剤が8重量%〜15重量%の比率で添加されていることが特徴である。離型剤が8重量%より少ないと、トナー表面への離型剤の染み出しが不十分でありドキュメントオフセット防止が困難となる。また、離型剤が15重量%より多くなると、トナー流動性や帯電性等の特性が悪くなり望ましくない。
以下、本実施形態の現像用トナー及びその製造方法について詳述する。
本実施形態のトナーは、混練粉砕法、重合法、ヘテロ凝集法等のいずれの方法で製造してもよいが、一般に乳化重合等により製造された樹脂微粒子のイオン性界面活性剤による分散液を用い、これに反対極性のイオン性界面活性剤に分散した着色剤分散液を混合して、ヘテロ凝集を生じさせ、トナー径に相当する凝集粒子を形成し、その後、樹脂のガラス転移温度以上に加熱することにより凝集粒子を融合・合一し、洗浄、乾燥してトナーを得る方法で、トナー形状は不定形から球形まで適宜製造することができる。
また、前記方法は原料分散液を一括して混合し、凝集させる方法であるが、凝集工程の初期の段階で極性のイオン性分散剤の量のバランスを予めずらしておき、例えば硝酸カルシウム等の無機金属塩、もしくはポリ塩化アルミニウム等の無機金属塩の重合体を用いてこれをイオン的に中和し、ガラス転移温度以下で第1段階の母体凝集粒子を形成し、安定した後、第2段階として前記のバランスのずれを補填するような極性、量の粒子分散液を添加し、さらに必要に応じて母体凝集粒子又は追加粒子に含まれる樹脂のガラス転移温度以下の高い温度でわずかに加熱することにより安定化させた後、ガラス転移温度以上に加熱して第2段階で加えた粒子を母体凝集粒子の表面に付着させたまま融合・合一させてもよい。離型剤は追加粒子を付着する前に添加する方が、帯電性、耐久性の点から好ましい。
本実施形態に用いるトナーはシェル層が平均膜厚0.3〜0.9μmの重合体層から成ることを特徴とする。シェル層の平均膜厚が0.3μm未満である場合、多層構造の実現が困難でありシェルの効果が十分に発揮されないことからドキュメントオフセットが抑制されない。平均膜厚が0.9μmより大きい場合、シェル層が厚すぎて低ガラス転移温度であるコアが機能せず低温定着性の実現が困難となる。前記シェルの平均膜厚は、例えば、透過型電子顕微鏡でトナー断面図を観察することによりシェル層の膜厚を測定する。10000倍の倍率でトナー断面図を写真にとり、写真上のトナーのシェル厚さを測り、トナー粒子100個のシェルの厚さを平均し、その値をシェル平均膜厚とした。
本実施形態のトナーの体積平均粒径D50は、3〜9μmの範囲が適当である。D50が3μmを下回ると帯電性が不十分になり、現像性が低下することがあり、9μmを超えると画像の解像性が低下する。また、粒径が小さすぎると多層構造トナーの作製が困難となる。前記体積平均粒子径は、例えば、コールターカウンターTAI1(ベックマン−コールター社製)、マルチサイザーII(ベックマン−コールター社製)等の測定器を用いて50μmのアバーチャー径で測定することにより求めることができる。この時、測定は電子写真用トナーを電解質水溶液(アイソトン水溶液)に分散させ、超音波により30秒分散させた後に行う。
この実施形態における透明トナーとは、光吸収や光散乱による着色を目的とした色材(着色顔料、着色染料、黒色カーボン粒子、黒色磁性粉など)を含まないトナー粒子であることを意味し、通常、無色透明であるが、その中に含まれる流動化剤や離型剤の種類や量によっては、透明度が若干低くなっていることがあるが、実質的には無色透明である。
本実施形態の有色トナー及び透明トナーの樹脂微粒子に使用される重合体は特に制限されないが、例えば、スチレン、パラクロロスチレン、α一メチルスチレン等のスチレン類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n一プロピル、アクリル酸n一ブチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2一エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n一プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2一エチルヘキシル等のビニル基を有するエステル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニルニトリル類;ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類;エチレン、プロピレン、ブタジエンなどのポリオレフィン類などの単量体などの重合体またはこれらを2種以上組み合せて得られる共重合体、又はそれらの混合物、さらにはエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂等、非ビニル縮合系樹脂、あるいはこれらと前記ビニル系樹脂との混合物、これらの共存下でビニル系単量体を重合して得られるグラフト重合体等を挙げることができる。
上記ビニル系単量体は、イオン性界面活性剤などを用いて乳化重合させ樹脂微粒子分散液を作成することができる。その他の樹脂は油性で水への溶解度の比較的低い溶剤に溶解するものを用い、樹脂をそれらの溶剤に解かして水中にイオン性の界面活性剤や高分子電解質とともにホモジナイザーなどの分散機により水中に微粒子を分散させ、その後加熱又は減圧して溶剤を蒸散することにより、樹脂微粒子分散液を作成することができる。なお、得られた樹脂微粒子分散液の微粒子の粒径は、例えばレーザー回析式粒度分布測定装置(堀場製作所製、LA−700)で測定することができる。本実施形態で用いる樹脂微粒子の中心径は、50〜400nm、好ましくは70〜350nmが適当である。50nm未満では、凝集速度が低下しやすく、生産性の低下や粒度分布の広がりをおこしやすい。また、400nmを超えると、凝集性は良好であるが、凝集体が空隙を含みやすくなり、球形化が困難となり、形状制御が困難となる。
本実施形態で使用する離型剤は、ASTMD3418−8に準拠して測定された主体極大吸熱ピークが50〜140℃の範囲にある物質が好ましい。50℃未満であると定着時にオフセットを生じやすくなる。また、140℃を超えると定着温度が高くなり、定着画像表面の平滑性が得られず光沢性を損なう。本実施形態の主体極大吸熱ピークの測定には、例えばパーキンエルマー社製のDSC−7(示差熱分析計)を用いることができる。装置の検出部の温度補正はインジウムと亜鉛の融点を用い、熱量の補正にはインジウムの融解熱を用いる。サンプルは、アルミニウム製パンを用い、対照用に空パンをセットし、昇温速度10℃/minで測定を行う。
本実施形態で使用する離型剤は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類;加熱により軟化点を有するシリコーン類;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等のような脂肪酸アミド類;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等のような植物系ワックス;ミツロウのごとき動物系ワックス;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等のような鉱物、石油系ワックス;及びそれらの変性物を使用することができる。
これらのワックス類は、水中にイオン性界面活性剤や高分子酸や高分子塩奉などの高分子電解質とともに分散し、融点以上に加熱するとともにホモジナイザーや圧力吐出型分散機で強い勢断をかけて微粒子化し、1ミクロン以下の離型剤粒子の分散液を作成する。本実施形態において、トナー中に分散させる離型剤の添加量は、トナー重量部に対して5〜25重量%の範囲が適当である。得られた離型剤分散液中の離型剤粒子の中心径は、例えばレーザー回析式粒度分布測定装置(LA−700堀場製作所製)で測定する。離型剤粒子の中心径は、50〜400nm、好ましくは70〜350nmの範囲が適当である。50nm未満では定着時の離型剤の必要量が多くなりやすく、また、400nmを超えると凝集が不安定となりやすい場合がある。
本実施形態の着色剤は、色相角、彩度、明度、耐候性、OHP透明性、トナー中での分散性の観点から選択される。例えば、黒色顔料としては、カーボンブラック、酸化銅、二酸化マンガン、アニリンブラック、活性炭、非磁性フェライト、マグネタイト等が挙げられる。
黄色顔料としては、例えば、黄鉛、亜鉛黄、黄色酸化鉄、カドミウムイエロー・クロムイエロー・ハンザイエロー・ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、スレンイエロー、キノリンイエロー、パーメネントイエローNCG等が挙げられる。
榿色顔料としては赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ベンジジンオレンジG、インダスレンブリリアントオレンジRK、インダスレンブリリアントオレンジGK等が挙げられる。
赤色顔料としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ブリリアンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、デイポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ローズベンガル、エオキシンレッド、アリザリンレーキ等が挙げられる。
青色顔料としては、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ・ファストスカイブルー、インダスレンブルーBC、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオクサレレートなどが挙げられる。
紫色顔料としては、マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等が挙げられる。
緑色顔料としては、酸化クロム、クロムグリーン、ピグメント・グリーン、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等が挙げられる。
白色顔料としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等が挙げられる。
体質顔料としては、バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイト等が挙げられる。
また、染料としては、塩基性、酸性、分散、直接染料等の各種染料、例えば、ニグロシン、メチレンブルー、ローズベンガル、キノリンイエロー、ウルトラマリンブルー等が挙げられる。これらの顔料及び染料は単独、もしくは混合し、さらには固溶体の状態で使用できる。
また、トナーを磁性トナーとして用いる場合は磁性粉を含有させてもよい。磁性粉としては、磁場中で磁化される物質が用いられ、鉄、コバルト、ニッケルのような強磁性の粉末、もしくはフェライト、マグネタイト等化合物が用いられる。本実施形態では、特に水相中でトナーを製造するため磁性体の水相移行性に注意を払う必要がある。好ましくは表面を改質し、例えば疎水化処理等を施して使用することが好ましい。
本実施形態のトナーの形状係数SF1は、画像形成性の点より110〜145の範囲が好ましい。形状係数SF1は例えば、以下の方法で算出される。即ち、スライドグラス上に散布したトナーの光学顕微鏡像をビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置に取り込み、50個以上のトナーの最大長(ML)の2乗と投影面積(A)から以下の式により求めることができる。
SF1=(ML2/A)×(100π/4)(πは円周率)
また、本実施形態のトナーは、流動性付与やクリーニング性向上の目的で、トナーを乾燥した後、シリカ、アルミナ、チタニア、炭酸カルシウムなどの無機粒子やビニル系樹脂、ポリエステル、シリコーンなどの樹脂微粒子をせん断をかけながらトナー表面に添加することが好ましい。
本実施形態のトナーの製造方法において、乳化重合、樹脂微粒子分散、着色剤分散、離型剤分散、凝集、又はその安定化などに用いる界面活性剤として、例えば、硫酸エステル塩系、スルホン酸塩系、リン酸エステル系、せっけん系等のアニオン界面活性剤、アミン塩型、4級アンモニウム塩型等のカチオン系界面活性剤、また、ポリエチレングリコール系、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物系、多価アルコール系等の非イオン性界面活性剤を併用することも効果的である。分散手段としては、回転せん断型ホモジナイザーやメデイアを有するボールミル、サンドミル、ダイノミルなどを使用するごとができる。
本実施形態では、前記の構成を採用することにより、低温定着性に優れると共にドキュメントオフセット性にも優れ、保存安定性を有する優れた画質を提供することができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す図である。 図1に示すプリンタにおいて実施される画像形成方法の一実施形態のフローチャートである。 プリンタを構成する各部のタイミングチャートを示す図である。
符号の説明
1 プリンタ
10 現像器
20 感光体ドラム
30 スコロトロン
31 被印加体
32 シールド
40 露光器
50 中間転写ベルト
60 給紙部
70 第1用紙搬送部
80 第2用紙搬送部
90 定着部
100 第1ファン部
101 第1ファン
102 ダクト
110 第2ファン部
111 第2ファン
112 ダクト
113 環境検知センサ

Claims (3)

  1. トナー像を形成し、形成したトナー像を、最終的に記録媒体上に転写および定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像形成を行う画像形成装置において、
    回転と停止を繰り返す像担持体と、
    回転する像担持体の表面を、該表面から離間した位置に配備された被印加体に電圧を印加することで帯電する帯電器と、
    前記帯電器よりも該像担持体の回転方向下流側に配備され、回転する帯電後の像担持体表面に露光光を照射し潜像を形成する露光器と、
    前記露光器よりも前記回転方向下流側に配備され、駆動と停止を繰り返しトナーを前記像担持体表面に対向した位置に駆動することで搬送し、駆動することで前記像担持体表面にトナーを搬送し、回転する像担持体表面に形成された潜像を該トナーで現像してトナー像を形成する現像器と、
    前記帯電器と前記現像器との間に存在する空気を、該帯電器と前記露光器との双方を避けた第1の流路を通して前記現像器が駆動中に排気する第1排気手段と、
    前記被印加体周囲の空気を、前記像担持体表面を避けた第2の流路を通して前記像担持体が回転を停止した後に排気する第2排気手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像器は、ガラス転移温度が20℃以上40℃以下のコア樹脂をガラス転移温度が50℃以上100℃以下であるシェル樹脂で被覆したコアシェル構造のトナーを収容したトナー収容部を有し、該トナー収容部に収容されたトナーを前記像担持体表面に対向した位置に駆動することで搬送し、回転する像担持体表面に形成された潜像を該トナーで現像するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 回転と停止を繰り返す像担持体表面にトナー像を形成し、形成したトナー像を、最終的に記録媒体上に転写および定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成方法において、
    前記像担持体の表面から離間した位置に配備された被印加体に電圧が印加されることで該表面を帯電する帯電器を用いて、回転する像担持体の表面を帯電する帯電工程と、
    前記帯電器よりも該像担持体の回転方向下流側に配備され、像担持体表面に露光光を照射する露光器を用いて、回転する帯電後の像担持体表面に露光光を照射し潜像を形成する露光工程と、
    前記露光器よりも前記回転方向下流側に配備され、駆動と停止を繰り返しトナーを前記像担持体表面に対向した位置に駆動することで搬送し該像担持体表面に形成された潜像を該トナーで現像する現像器を用いて、回転する像担持体表面に形成された潜像を該トナーで現像してトナー像を形成する現像工程と、
    前記帯電器と前記現像器との間に存在する空気を、該帯電器と前記露光器との双方を避けた第1の流路を通して前記現像器が駆動中に排気する第1排気工程と、
    前記被印加体周囲の空気を、前記像担持体表面を避けた第2の流路を通して前記像担持体が回転を停止した後に排気する第2排気工程とを有し、
    前記現像工程が、回転する像担持体表面に形成された潜像を、ガラス転移温度が20℃以上40℃以下のコア樹脂をガラス転移温度が50℃以上100℃以下であるシェル樹脂で被覆したコアシェル構造のトナーで現像する工程であることを特徴とする画像形成方法。
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