JP4656890B2 - 液晶滴下工法用液晶表示素子用シール剤、上下導通材料及び液晶表示素子 - Google Patents

液晶滴下工法用液晶表示素子用シール剤、上下導通材料及び液晶表示素子 Download PDF

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Description

本発明は、滴下工法による液晶表示素子の製造にシール剤として用いた場合でも、信頼性
に優れ、液晶汚染を引き起こしにくく色むらが少ない高品位な画像の液晶表示素子を製造
することができる液晶表示素子用硬化性樹脂組成物、該液晶表示素子用硬化性樹脂組成物
からなる液晶表示素子用シール剤、上下導通材料及び液晶表示素子に関する。
従来、液晶表示セル等の液晶表示素子は、2枚の電極付き透明基板を、所定の間隔をおい
て対向させ、その周囲を硬化性樹脂組成物からなるシール剤で封着してセルを形成し、そ
の一部に設けられた液晶注入口からセル内に液晶を注入し、その液晶注入口をシール剤又
は封口剤を用いて封止することにより作製されていた。
この方法では、まず、2枚の電極付き透明基板のいずれか一方に、スクリーン印刷により
熱硬化性シール剤を用いた液晶注入口を設けたシールパターンを形成し、60〜100℃
でプリベイクを行いシール剤中の溶剤を乾燥させる。次いで、スペーサーを挟んで2枚の
基板を対向させてアライメントを行い貼り合わせ、110〜220℃で10〜90分間熱
プレスを行いシール近傍のギャップを調整した後、オーブン中で110〜220℃で10
〜120分間加熱しシール剤を本硬化させる。次いで、液晶注入口から液晶を注入し、最
後に封口剤を用いて液晶注入口を封止して、液晶表示素子を作製していた。
しかし、この作製方法によると、熱歪により位置ズレ、ギャップのバラツキ、シール剤と
基板との密着性の低下等が発生する;残留溶剤が熱膨張して気泡が発生しキャップのバラ
ツキやシールパスが発生する;シール硬化時間が長い;プリベイクプロセスが煩雑;溶剤
の揮発によりシール剤の使用可能時間が短い;液晶の注入に時間がかかる等の問題があっ
た。とりわけ、近年の大型の液晶表示装置にあっては、液晶の注入に非常に時間がかかる
ことが大きな問題となっていた。
これに対して、光硬化熱硬化併用型シール剤を用いた滴下工法と呼ばれる液晶表示素子の
製造方法が検討されている。滴下工法では、まず、2枚の電極付き透明基板の一方に、ス
クリーン印刷により長方形状のシールパターンを形成する。次いで、シール剤未硬化の状
態で液晶の微小滴を透明基板の枠内全面に滴下塗布し、すぐに他方の透明基板を重ねあわ
せ、シール部に紫外線を照射して仮硬化を行う。その後、液晶アニール時に加熱して本硬
化を行い、液晶表示素子を作製する。基板の貼り合わせを減圧下で行うようにすれば、極
めて高い効率で液晶表示素子を製造することができる。今後はこの滴下工法が液晶表示装
置の製造方法の主流となると期待されている。
このような滴下工法に用いる液晶表示素子用シール剤として、特許文献1、特許文献2及
び特許文献3には、エポキシ基の一部が(メタ)アクリル酸で変性された(メタ)アクリ
ル酸変性エポキシ樹脂からなるものが開示されている。このような(メタ)アクリル酸変
性エポキシ樹脂は、光照射、加熱のいずれによっても硬化することから、滴下工法に用い
る液晶表示素子用シール剤として好適である。しかしながら、(メタ)アクリル酸変性エ
ポキシ樹脂等の硬化性樹脂は、ラジカル重合等の重合時に大きな硬化収縮が発生し、ガラ
ス基板との接着性が低下することから、製造された液晶表示素子が信頼性に劣るという問
題を有していた。
このような問題を解決するため、硬化性樹脂中に単官能アクリレートを配合することによ
り、硬化収縮を緩和し、ガラス基板との接着性を向上させることが一般的に行われている

しかしながら、滴下工法は、その工程上、未硬化の状態のシール剤が液晶に直接触れてし
まうことから、極性の低い単官能アクリレートを用いた場合、これが液晶に溶出して液晶
を汚染してしまい、液晶の配向乱れによると思われる色むら等の表示不良が生じやすいと
いう問題点があった。
特開2001−133794号公報 特開2003−119248号公報 特開2003−119249号公報
本発明は、上記現状に鑑み、滴下工法による液晶表示素子の製造にシール剤として用いた
場合でも信頼性に優れ、液晶汚染を引き起こしにくく色むらが少ない高品位な画像の液晶
表示素子を製造することができる液晶表示素子用硬化性樹脂組成物、該液晶表示素子用硬
化性樹脂組成物からなる液晶表示素子用シール剤、上下導通材料及び液晶表示素子を提供
することを目的とする。
本発明は、光熱硬化性樹脂と、下記式(1)に示す骨格及び下記式(2)に示す骨格を有
する単官能(メタ)アクリレートと、熱硬化剤及び/又は光ラジカル重合開始剤とを含有
する液晶表示素子用シール剤である。
Figure 0004656890
式(1)中、Xは、H又はCHを表す。
Figure 0004656890
式(2)中、Yは、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、2−メチル吉草酸、ピバル酸、カプロン酸、イソカプロン酸、ヘプタン酸、安息香酸、グリコール酸、グリセリン酸、乳酸、メバロン酸、2−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシフェニル酪酸、サリチル酸、コメン酸、α−レゾルシル酸、β−レゾルシル酸、γ−レゾルシル酸、ゲンチシン酸、プロトカテク酸、ジヒドロキシ安息香酸、又は、o−オルセリン酸に由来する構造を有する置換基を表す。
以下に本発明を詳述する。
本発明者らは、鋭意検討の結果、高極性基を有する単官能(メタ)アクリレートを液晶表
示素子用硬化性樹脂組成物に含有させることにより、硬化物の架橋度が低下し、硬化収縮
が緩和され、接着力が向上できる一方、このような高極性基を有する単官能(メタ)アク
リレートは、液晶中に溶出することがなく、液晶汚染に起因する色むら等の表示不良をも
防止できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物は、光熱硬化性樹脂を含有する。
上記光熱硬化性樹脂としては、光照射、加熱により架橋、硬化するものであれば特に限定
されず、例えば、エポキシ樹脂の一部を(メタ)アクリル酸で変性した部分アクリル化エ
ポキシ樹脂等が挙げられる。
上記部分アクリル化エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂の
部分(メタ)アクリル化樹脂;ビスフェノールF型エポキシ樹脂の部分(メタ)アクリル
化樹脂;フェノールノボラック型エポキシ樹脂の部分(メタ)アクリル化樹脂;クレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂の部分(メタ)アクリル化樹脂;ビフェニル型エポキシ樹脂
の部分(メタ)アクリル化樹脂;ナフタレン型エポキシ樹脂の部分(メタ)アクリル化樹
脂;エーテル型エポキシ樹脂の部分(メタ)アクリル化樹脂;スルフィド型エポキシ樹脂
の部分(メタ)アクリル化樹脂等が挙げられる。
本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物は、上記式(1)に示す骨格及び上記式(2)
に示す骨格を有する単官能(メタ)アクリレートを含有する。
単官能(メタ)アクリレートは、上記光熱硬化性樹脂が架橋、硬化する際の硬化収縮を有
効に緩和することができる。更に、上記式(1)に示す骨格及び上記式(2)に示す骨格
を有することで、極性が高くなるため未硬化の状態でも液晶に溶出しにくく、更に、硬化
の際には上記光熱硬化性樹脂と反応して固定されることから、硬化後も液晶を汚染するこ
とがない。
上記式(1)に示す骨格及び上記式(2)に示す骨格を有する単官能(メタ)アクリレー
トとしては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂のアクリル酸及びヒドロキシ酸エ
ステル化合物、ビスフェノールF型エポキシ樹脂のメタクリル酸及びプロピオン酸エステ
ル化合物等が挙げられる。このような化合物で市販されているものとしては、例えば、E
B3702、EB3411(以上、ダイセルユーシービー社製)等が挙げられる。
上記式(1)に示す骨格としては、例えば、エポキシ樹脂の片末端をアクリル酸又はメタ
クリル酸でエステル変性することにより得られる骨格等が挙げられる。
上記エポキシ樹脂としては、エポキシ基を有するものであれば特に限定されず、例えば、
エピコート828、エピコート834(以上、ジャパンエポキシレジン社製)等のビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂;エピコート806、エピコート807(以上、ジャパンエポ
キシレジン社製)等のビスフェノールF型エポキシ樹脂;EXA−1514(以上、大日
本インキ社製)等のビスフェノールS型エポキシ樹脂;エピコートYX−4000、YX
−6640、YX−6677(以上、ジャパンエポキシレジン社製)等のビフェニル型エ
ポキシ樹脂;HP−4032(以上、大日本インキ社製)等のナフタレン型エポキシ樹脂
;YSLV−120TE(以上、東都化成社製)等のエーテル型エポキシ樹脂;YSLV
−80DE(以上、東都化成社製)等のスルフィド型エポキシ樹脂等が挙げられる。
上記式(2)に示す骨格としては、例えば、原子数が20以下の置換基であるYにカルボ
キシル基が付与した構造の単官能カルボン酸と、エポキシ樹脂の片末端をエステル変性す
ることによって得られる骨格等が挙げられる。
上記Yにカルボキシル基が付加された構造の単官能カルボン酸としては、液晶汚染防止の
観点から、例えば、上記Yにカルボキシル基が付加された構造の脂肪酸、ヒドロキシ酸等
が好適に用いられる。具体的には、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸
、吉草酸、イソ吉草酸、2−メチル吉草酸、ピバル酸、カプロン酸、イソカプロン酸、ヘ
プタン酸、安息香酸、グリコール酸、グリセリン酸、乳酸、メバロン酸、2−ヒドロキシ
酪酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシフェニル酪酸、サリチル酸
、コメン酸、α−レゾルシル酸、β−レゾルシル酸、γ−レゾルシル酸、ゲンチシン酸、
プロトカテク酸、ジヒドロキシ安息香酸、o−オルセリン酸等が挙げられる。中でも、液
晶汚染防止の観点から、極性基を含むヒドロキシ酸等が好ましい。
上記式(2)におけるYは、原子数が20以下の置換基である。
上記式(2)におけるYの原子数が20を超えると、本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物の極性が大きく低下して、液晶に対して相溶しやすくなり、その結果液晶汚染を引き起こす。
なかでも、上記式(2)におけるYは炭素数が4以下であり、かつ、脂肪族骨格を有する置換基であることが好ましい。
上記式(2)におけるYをこのような構造とすることにより、硬化収縮を抑制することができるため、更に接着性に優れ、液晶汚染を引き起こしにくい液晶表示素子用硬化性樹脂組成物とすることができる。
炭素数が4以下であり、かつ、脂肪族骨格を有するYにカルボキシル基が付加された構造の単官能カルボン酸としては特に限定されず、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、2−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、グリコール酸、グリセリン酸、乳酸等が挙げられる。
上記単官能(メタ)アクリレートの含有量の好ましい下限は、上記光熱硬化性樹脂100
重量部に対して、10重量部であり、上限は30重量部である。10重量部未満であると
、本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物の接着性が低下することがあり、30重量部
を超えると、樹脂の極性が大きく低下し、液晶汚染を引き起こすことがある。
本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物は、更に、熱硬化剤を含有する。
上記熱硬化剤は、加熱により液晶表示素子用硬化性樹脂組成物中のエポキシ基や(メタ)
アクリル基を反応させ、架橋させるためのものであり、硬化後の液晶表示素子用硬化性樹
脂組成物の接着性、耐湿性を向上させる役割を有する。上記熱硬化剤としては、融点が1
00℃以上の潜在性熱硬化剤が好適に用いられる。融点が100℃以下の熱硬化剤を使用
すると保存安定性が著しく悪くなることがある。
このような熱硬化剤としては、1,3−ビス[ヒドラジノカルボノエチル−5−イソプロ
ピルヒダントイン]等のヒドラジド化合物、ジシアンジアミド、グアニジン誘導体、1−
シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、N−[2−(2−メチル−1−イミダゾリル
)エチル]尿素、2,4−ジアミノ−6−[2’−メチルイミダゾリル−(1’)]−エ
チル−s−トリアジン、N,N’−ビス(2−メチル−1−イミダゾリルエチル)尿素、
N,N’−(2−メチル−1−イミダゾリルエチル)−アジポアミド、2−フェニル−4
−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメ
チルイミダゾール等のイミダゾール誘導体、変性脂肪族ポリアミン、テトラヒドロ無水フ
タル酸、エチレングリコールービス(アンヒドロトリメリテート)等の酸無水物、各種ア
ミンとエポキシ樹脂との付加生成物等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種類
以上が用いられてもよい。
上記熱硬化剤としては、固体熱硬化剤粒子の表面が微粒子により被覆されている被覆熱硬
化剤も好適である。このような被覆熱硬化剤を用いれば、予め熱硬化剤を配合していても
高い保存安定性を有する液晶表示素子用硬化性樹脂組成物が得られる。
本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物は、光ラジカル重合開始剤を含有する。
上記光ラジカル重合開始剤としては特に限定されないが、反応性二重結合と光反応開始部
とを有するものが好適である。このような光ラジカル重合開始剤を用いれば、本発明の液
晶表示素子用硬化性樹脂組成物に充分な反応性を付与することができるとともに、液晶中
に溶出して液晶を汚染することがない。なかでも、反応性二重結合と水酸基及び/又はウ
レタン結合とを有するベンゾイン(エーテル)類化合物が好適である。なお、ベンゾイン
(エーテル)類化合物とは、ベンゾイン類及びベンゾインエーテル類を表す。
上記反応性二重結合としては、アリル基、ビニルエーテル基、(メタ)アクリル基等の残
基が挙げられるが、反応性の高さから(メタ)アクリル残基が好適である。このような反
応性二重結合を有することにより、本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物の耐候性が
向上する。
上記ベンゾイン(エーテル)類化合物は、水酸基とウレタン結合とのどちらか1つを有し
ていればよく、両方を有していてもよい。上記ベンゾイン(エーテル)類化合物が水酸基
とウレタン結合のいずれも有していない場合には、液晶に溶出してしまうことがある。
上記ベンゾイン(エーテル)類化合物において、上記反応性二重結合及び水酸基及び/又
はウレタン結合は、ベンゾイン(エーテル)骨格のどの部分に位置していてもよいが、下
記一般式(3)で表される分子骨格を有するものが好適である。かかる分子骨格を有する
化合物を、光ラジカル重合開始剤として用いれば、残存物が少なくなり、アウトガスの量
を少なくすることができる。
Figure 0004656890
式中、Rは水素、炭素数4以下の脂肪族炭化水素残鎖を表す。Rが炭素数4を超える脂肪
族炭化水素残鎖であると、光ラジカル重合開始剤を配合したときの保存安定性は増加する
ものの、置換基の立体障害により反応性が低下することがある。
一般式(3)で表される分子骨格を有するベンゾイン(エーテル)類化合物としては、例
えば、下記一般式(4)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0004656890
式中、Rは水素又は炭素数4以下の脂肪族炭化水素残基を表し、Xは炭素数13以下の2
官能イソシアネート誘導体の残基を表し、Yは炭素数4以下の脂肪族炭化水素残基又は残
基を構成する炭素と酸素の原子数比が3以下の残基を表す。Xが炭素数13を超える2官
能イソシアネート誘導体の残基であると、液晶に溶解しやすくなることがあり、Yが炭素
数4を超える脂肪族炭化水素基又は炭素と酸素の原子数比が3を超える残基であると、液
晶に溶解しやすくなることがある。
上記光ラジカル重合開始剤としては、他にも例えば、ベンゾフェノン、2,2−ジエトキ
シアセトフェノン、ベンジル、ベンゾイルイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタ
ール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、チオキサントン等を用いることが
できる。これらの光ラジカル重合開始剤は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよ
い。
本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物は、シランカップリング剤を含有していてもよ
い。シランカップリング剤を含有することにより、本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組
成物を液晶表示素子用シール剤として用いた場合に、シール剤と基板との接着性を向上さ
せることができる。
上記シランカップリング剤としては特に限定されないが、基板等との接着性向上効果に優
れ、硬化性樹脂と化学結合することにより液晶材料中への流出を防止するとができること
から、例えば、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアネートプロ
ピルトリメトキシシラン等や、スペーサー基を介してイミダゾール骨格とアルコキシシリ
ル基とが結合した構造を有するイミダゾールシラン化合物からなるもの等が好適に用いら
れる。これらのシランカップリング剤は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい
本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物は、応力分散効果による接着性の改善、線膨張
率の改善等の目的でフィラーを含有してもよい。上記フィラーとしては特に限定されず、
例えば、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化錫、酸
化チタン、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム
、石膏、珪酸カルシウム、タルク、ガラスビーズ、セリサイト活性白土、ベントナイト、
窒化アルミニウム、窒化珪素等の無機フィラー等が挙げられる。
本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物を製造する方法としては特に限定されず、上記
光熱硬化性樹脂、式(1)に示す骨格及び上記式(2)に示す骨格を有する単官能(メタ
)アクリレート、熱硬化剤、光ラジカル重合開始剤、及び、必要に応じて添加する添加剤
等を、従来公知の方法により混合する方法等が挙げられる。このとき、イオン性の不純物
を除去するために層状珪酸塩鉱物等のイオン吸着性固体と接触させてもよい。
本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物は、上述の構成よりなることから、液晶表示素
子用シール剤として用いた場合に、極めて信頼性に優れ、また、液晶汚染を引き起こしに
くく、色むらが少ない高品位な画像の液晶表示素子を製造することができる。
本発明の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物からなる液晶表示素子用シール剤もまた、本発
明の1つである。
本発明の液晶表示素子用シール剤は、硬化後おけるガラス転移温度の好ましい下限が80
℃、好ましい上限が150℃である。80℃未満であると、本発明の液晶表示素子用シー
ル剤を用いて液晶表示素子を製造した場合に、耐湿性(耐高温高湿性)に劣ることがあり
、150℃を超えると、剛直に過ぎ基板との密着性に劣ることがある。
なお、上記ガラス転移温度は、DMA法により昇温速度5℃/分、周波数10Hzの条件
で測定した値である。ただし、DMA法によるガラス転移点温度の測定には大量の試料を
要することから、少量の試料しか得られない場合にはDSC法により昇温速度10℃/分
の条件で測定を行うことが好ましい。一般に、DSC法によって測定したガラス転移点温
度は、DMA法によって測定したガラス転移点温度よりも30℃程度低くなる。したがっ
て、DSC法によってガラス転移点温度を測定する場合には、本発明の液晶表示素子用シ
ール剤は、硬化後におけるガラス転移温度の好ましい下限が50℃、好ましい上限が12
0℃である。
本発明の液晶表示素子用シール剤に、導電性微粒子を配合することにより、上下導通材料
を製造することができる。このような上下導通材料を用いれば、液晶を汚染することなく
透明基板の電極を導電接続することができる。
本発明の液晶表示素子用シール剤と、導電性微粒子とを含有する上下導通材料もまた、本
発明の1つである。
上記導電性微粒子としては特に限定されず、金属ボール、樹脂微粒子の表面に導電金属層
を形成したもの等を用いることができる。なかでも、樹脂微粒子の表面に導電金属層を形
成したものは、樹脂微粒子の優れた弾性により、透明基板等を損傷することなく導電接続
が可能であることから好適である。
本発明の液晶表示素子用シール剤及び/又は本発明の上下導通材料を用いてなる液晶表示
素子もまた、本発明の1つである。
本発明によれば、滴下工法による液晶表示素子の製造にシール剤として用いた場合にでも
、信頼性に優れ、液晶汚染を引き起こしにくく色むらが少ない高品位な画像の液晶表示素
子を製造することができる液晶表示素子用硬化性樹脂組成物、該液晶表示素子用硬化性樹
脂組成物からなる液晶表示素子用シール剤、上下導通材料及び液晶表示素子を提供できる
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
(実施例1)
ビスフェノールA型エポキシアクリレート(ダイセルユーシービー社製、EB3700)
60重量部、エポキシ変性脂肪酸エステル樹脂(ダイセルユーシービー社製、EB370
2)20重量部、ビスフェノールA型部分アクリル化エポキシ樹脂(ダイセルユーシービ
ー社製、UVAC1561)20重量部、更に、光ラジカル重合開始剤(チバ・スペシャ
ルティ・ケミカルズ社製、IR−651)2重量部を70℃に加熱して光ラジカル重合開
始剤を溶解させた後、遊星式攪拌装置で混合攪拌した。次に、球状シリカ(アドマテック
ス社製、SO−C1)20重量部、熱硬化剤(大塚化学社製、ADH)15重量部を配合
し、遊星式攪拌装置で混合攪拌した後、セラミックス三本ロールを用いて充分に混合し、
分散させて液晶表示素子用硬化性樹脂組成物を得た。
(比較例1)
ビスフェノールA型ジアクリレート(ダイセルユーシービー社製、EB1150)60重
量部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン社製、エピコート82
8EL)40重量部、更に、光ラジカル重合開始剤(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ
社製、IR−651)2重量部を配合し、これを70℃に加熱して光ラジカル重合開始剤
を溶解させた後、遊星式攪拌装置にて混合攪拌した。球状シリカ (アドマテックス社製
、SO−C1) 20重量部、熱硬化剤(大塚化学社製、ADH)15重量部を配合し、
遊星式攪拌装置にて混合攪拌後、セラミックス3本ロールにて分散させて液晶表示素子用
硬化性樹脂組成物を得た。
実施例1及び比較例1で作製した液晶表示素子用硬化性樹脂組成物について、以下の方法
により評価を行った。
結果を表1に示した。
(1)接着力の評価
得られた液晶表示素子用硬化性樹脂組成物に対して、5μmのシリカビーズスペーサーを
1重量%配合し、混合した溶液を無アルカリガラス試験片(コーニング社製:♯1737
)に微小滴下した。その後、同じガラス試験片を十字型になるように乗せ、紫外線(30
00mJ;100mW×30秒)を照射してギャップを固定し、120℃、1時間加熱し
て液晶表示素子用硬化性樹脂組成物を硬化させて試験片を作製した。
得られた試験片を上下に配したチャックで引っ張り(5mm/sec)、接着強度を測定
した。
(2)液晶汚染性の評価
得られた液晶表示素子用硬化性樹脂組成物をディスペンサー用シリンジに充填・脱泡後、
2枚の配向膜が塗布されたITO付きガラス基板の一方に塗布した。次いで、液晶(チッ
ソ社製、JC−5004LA)の微小滴をガラス基板の枠内全面に滴下塗布し、直ちにも
う一方の透明基板を重ね合わせて、液晶表示素子用硬化性樹脂組成物を硬化させて簡易セ
ルを得た。このセルに電極を付けた後、5Vの直流電圧を印加して表示状態を観察した。
簡易セルの液晶に生じる色むらを目視にて観察し、以下の基準により評価した。
○:色むらがない
×:色むらがかなりある
Figure 0004656890
本発明によれば、滴下工法による液晶表示素子の製造にシール剤として用いた場合にでも
、信頼性に優れ、液晶汚染を引き起こしにくく色むらが少ない高品位な画像の液晶表示素
子を製造することができる液晶表示素子用硬化性樹脂組成物、該液晶表示素子用硬化性樹
脂組成物からなる液晶表示素子用シール剤、上下導通材料及び液晶表示素子を提供できる

Claims (5)

  1. 光熱硬化性樹脂と、下記式(1)に示す骨格及び下記式(2)に示す骨格を有する単官能(メタ)アクリレートと、熱硬化剤及び/又は光ラジカル重合開始剤とを含有することを特徴とする液晶滴下工法用液晶表示素子用シール剤。
    Figure 0004656890
    式(1)中、Xは、H又はCHを表す。
    Figure 0004656890
    式(2)中、Yは、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、2−メチル吉草酸、ピバル酸、カプロン酸、イソカプロン酸、ヘプタン酸、安息香酸、グリコール酸、グリセリン酸、乳酸、メバロン酸、2−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシフェニル酪酸、サリチル酸、コメン酸、α−レゾルシル酸、β−レゾルシル酸、γ−レゾルシル酸、ゲンチシン酸、プロトカテク酸、ジヒドロキシ安息香酸、又は、o−オルセリン酸に由来する構造を有する置換基を表す。
  2. 式(2)におけるYが、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、2−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、グリコール酸、グリセリン酸、又は、乳酸に由来する構造を有する置換基であることを特徴とする請求項1記載の液晶滴下工法用液晶表示素子用シール剤。
  3. 光熱硬化性樹脂100重量部に対して、式(1)に示す骨格及び式(2)に示す骨格を有する単官能(メタ)アクリレートを10〜30重量部含有することを特徴とする請求項1又は2記載の液晶滴下工法用液晶表示素子用シール剤。
  4. 請求項1、2又は3記載の液晶滴下工法用液晶表示素子用シール剤と、導電性微粒子とを含有することを特徴とする上下導通材料。
  5. 請求項1、2若しくは3記載の液晶滴下工法用液晶表示素子用シール剤及び/又は請求項4記載の上下導通材料を用いてなることを特徴とする液晶表示素子。
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