JP4654688B2 - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷装置等の画像形成装置で用いられる現像装置に係り、特に、一成分現像剤を用いた現像装置及びこれを用いた画像形成装置の改良に関する。
従来における電子写真方式等の画像形成装置で用いられる現像装置としては、トナーのみからなる一成分現像剤(トナー)を用いた一成分現像方式と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いる二成分現像方式とが知られている。中でも、一成分現像方式の現像装置は、キャリアとの混合、撹拌、トナー濃度の制御が不要であるため、装置の小型化、低コスト化が可能であり、更に、現像剤の交換作業などが不要なため、主としてメンテナンスフリーが要望されるプリンタにおいて使用されることが多くなってきている。
従来、一成分現像方式においては、現像ロール上に所定のトナー量及びトナー帯電量を備えたトナー層を形成する一般的な方式としては、発泡体からなるトナー供給ロールを現像ロールに押し付け、この押圧力にて形成されたニップ域内で、現像ロール上に多量のトナーを付着させ、その後規制ブレードによってトナーの層厚を規制し、同時に摩擦帯電を行う方法(接触トナー供給方式)が採られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、このような方式では、トナー供給ロールを現像ロールに圧接し、その接触部では互いに反対方向に移動させているため、トナー供給量の制御はある程度容易であるが、トナー供給時に過大なストレスがトナーに付与され、トナー表面の外添剤粒子が剥離したり、あるいは内部に埋め込まれたりして、結果的にトナー粒子の流動性、凝集性、帯電特性等が初期とは変化するようにもなり、画質が劣化する。
また、トナー供給ロールによる摩擦帯電により、帯電部材による帯電前にてトナーが予め帯電してしまい、帯電部材による帯電制御を一様に行うことが困難となる。そのため、帯電時に帯電むらを生じ、現像特性のばらつきによる画質劣化が懸念される。
更にまた、現像装置の駆動トルクが大きくなり、画像のバンディングの原因にもなる。更には、トナー供給ロールの発泡体内部にトナー粒子が入り込んで、発泡体の硬さが変化し、その結果トナー供給能力が低下したり、この供給能力の低下による画像濃度の低下等を来す。
特開2001−75357号公報(発明の実施の形態、図2) 特開平9−274376号公報(実施例1、図2) 特開平9−311539号公報(発明の実施の形態、図1)
このような問題を解決するために、現像ロールとトナー供給ロールとを離間配置した方式(非接触トナー供給方式)が提案されている(例えば特許文献2,3参照)。
確かに、このような方式にあっては、トナー供給ロールと現像ロールとを離間配置させていることから、トナー供給ロールから現像ロールへトナーを供給する際のトナーへのストレス付与や摩擦帯電は小さくなる。
しかしながら、トナー供給ロールと現像ロールとの間にギャップがあるため、このギャプでのトナーの充填度合の違いが現像ロール上のトナー層厚に直接影響し易く、均一な薄層を形成し難い。そこで、現像ロール上で均一なトナー薄層を形成するには、前記ギャップ部位にトナーを多く供給し、後段の帯電部材の配設部位にて層厚規制する方式や前記ギャップに至る前にトナーに対して事前層厚規制を行い、しかる後、薄層に規制されたトナーを現像ロールに供給する方式が考えられる。
確かに、このような非接触トナー供給方式は、接触トナー供給方式に比べれば、トナー供給ロールから現像ロールへのトナー供給時に摩擦帯電がない分、帯電前の現像ロール上のトナー帯電量は少なく抑えられる。しかし、非接触トナー供給方式のうち、前者の方式にあっては、ギャップへのトナー供給量が多くなる分、ギャップでのトナー相互の摩擦による帯電量も大きくなり、また、現像ロール上に形成されるトナー層も厚くなることから、帯電部材による帯電時に帯電むらの要因になり易い。
更に、帯電部材によるトナーの層厚規制を行う必要があることから、帯電部材によるトナーの層厚規制時にトナーに対してストレスが必然的に付与されることになる。特に、この現象は帯電部材へのトナー供給量が多いと一層顕著になる。つまり、帯電部材前のトナー供給量が多いと、帯電部材でせき止めるトナー量そのものが多くなることから、帯電部材を通過するトナーと帯電部材との間の摺擦抵抗が増え、その分、トナーに対するストレスが大きくなる。極端な場合には、トナーが帯電部材に固着する虞があり、この場合にはトナー粒子の通過が阻害される結果、画像に白スジを発生させたり、帯電部材に固着して硬くなった固形物が、現像ロールの表面に窪み状の傷を形成してしまい、その傷にトナー粒子が目詰まりして画像に黒スジが発生するという懸念もある。その他、現像ロール表面にトナー成分がフィルムミングして、トナーの帯電量に変動を来し画像にかぶりが発生する懸念もある。
一方、後者の方式(事前層厚規制方式)にあっては、例えばトナー供給ロール上のトナーを層厚規制ブレードにて事前規制し、トナー供給ロール上のトナーを減らして現像ロールに供給しようとすると、層厚規制ブレードによる事前規制時にトナー相互の摩擦が増え、帯電されたトナーが現像ロールに供給されるため、現像ロール上に形成されるトナー層の層厚は薄くなるが、その表面電位は高くなってしまい、帯電部材による帯電時の帯電むらに繋がる虞がある。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、帯電部材による帯電前の現像剤層の帯電量を抑え、帯電むらによって現像剤の帯電状態が不均一になることを防ぎ、長期に亘って安定した現像特性を備えた現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供するものである。
すなわち、本発明の基本的構成は、図1に示すように、静電潜像が担持される像担持体1に対向し且つ回転可能で表面に現像剤Gを担持する現像剤担持体2と、この現像剤担持体2に離間配置されると共に当該現像剤担持体2との間に現像剤担持体2への現像剤供給を促す供給バイアス4が印加され且つ表面に担持された現像剤Gを現像剤担持体2に供給する現像剤供給部材3と、この現像剤供給部材3より現像剤担持体2の現像剤搬送方向下流側に配設されると共に現像剤担持体2との間に現像剤Gを帯電する帯電バイアス6が印加され且つ現像剤担持体2上の現像剤Gの帯電規制を行う帯電部材5と、帯電部材5による帯電前の現像剤層の表面電位を絶対値で10V以下に調整する現像剤層調整手段7とを備えることを特徴とするものである。
このような技術的手段において、本発明に係る現像装置は、一成分現像剤(現像剤)Gを使用するものであり、現像剤担持体2は現像剤Gを担持できるものであればよく、ドラム状、ベルト状を含む。また、効果的に現像を行う観点からは、現像剤担持体2は像担持体1と接触配置される態様が好ましいが、非接触であっても差し支えない。更に、現像剤担持体2としては弾性体であっても剛体であってもよく、例えば可撓性チューブであっても差し支えない。
また、現像剤供給部材3は、現像剤Gを担持搬送できるものであれば特に限定されないが、現像剤担持体2と離間配置される観点から、安定したギャップを維持できる剛性ロール状が好ましい。そして、現像剤担持体2と現像剤供給部材3との間に現像剤担持体2への現像剤供給を促す供給バイアス4が印加されることで、現像剤担持体2への現像剤Gの供給を安定に行うことが可能になる。
更に、本発明においては、現像剤担持体2と現像剤供給部材3との回転方向は、両者の対向部位で互いに異なる方向(Against方向)であっても同方向(With方向)であってもよい。
また、帯電部材5は、現像剤担持体2との間で現像剤Gに対し、帯電を付与できるものであればよく、現像剤担持体2に対し接触する態様、離間する態様のいずれでもよい。
更に、帯電バイアス6は、現像剤Gを帯電するものであればその制御方式は問わず、例えば定電流制御方式や定電圧制御方式が挙げられる。
そして、特に、本発明においては、現像剤層調整手段7によって現像剤供給部材3から供給される現像剤Gが、帯電部材5による帯電前の現像剤担持体2上の現像剤層の表面電位を絶対値(以降、本件でいう表面電位は、絶対値で表し、特に必要な場合には「絶対値」を記載する)で10V以下になるように調整することで、帯電部材5での帯電制御が容易になり、現像剤Gの均一な帯電制御が可能になる。
一方、例えば現像剤担持体2へ現像剤供給部材3を接触させる方式のように、現像剤層の表面電位が10Vを超えるようになると、現像剤層中の現像剤粒子への不均一な帯電が想定され、帯電部材5での均一な帯電制御が困難になり易い。また、現像剤Gの層厚自体も厚くなることから、帯電部材5での現像剤Gへの層厚規制を必要とし、現像剤Gへの余分なストレスを付与させるようになり易い。
また、現像剤層調整手段7としては、現像剤担持体2上へ供給される現像剤量が10g/m以下となるように調整することが好ましく、この場合、現像剤量を少なくすることで、現像剤Gの表面電位も小さくなり、更に、帯電部材5による現像剤Gの層厚規制を殆ど不要にすることができ、現像剤Gへのストレス付与も一層小さくできるようになる。そのため、一層安定した現像特性が可能になり、高画質な画像形成を維持することができる。
そして、本発明における現像剤層調整手段7としては、現像剤担持体2に印加される現像バイアスに重畳される供給バイアス4が、その1周期中に、現像剤供給部材3と現像剤担持体2との間で現像剤Gの移動が促され且つ電圧変動の大きな交流電圧のみを作用させる作用領域と、現像剤供給部材3と現像剤担持体2との間で現像剤Gの移動が抑えられ且つ交流電圧及び直流電圧のかかっていない非作用領域と、を含むものであり、このような供給バイアス4を現像剤担持体2と現像剤供給部材3との間に印加することで、現像剤供給部材3から現像剤担持体2へ供給される現像剤Gへの不要な摩擦帯電を防ぎ、更に、現像剤量をも制御し易くなる。
また、現像剤層調整手段7として、本発明では、この供給バイアス4の1周期に占める作用領域の時間の割合(デューティ比)を、0.3以下にしている。この場合、現像剤担持体2へ供給される現像剤G相互の摩擦が少なくなり、現像剤層の表面電位を小さくすることができ、更に、供給される現像剤量を10g/m以下にすることが容易になり、現像剤層の表面電位も一層小さくなる。
更にまた、現像剤層調整手段7によって、1周期に占める作用領域の時間の割合(デューティ比)を、0.07以下にすることが一層好ましく、この場合、現像剤担持体2への現像剤量を7g/m以下にすることができ、一層所望の現像剤薄層が形成できるようになる。
ここで、供給バイアス4に近似した先行技術としては、例えば特許文献3にて示される技術があるが、本発明の供給バイアス4とは全く相違するものである。
特許文献3には、現像剤担持体上のゴーストを防止する目的で、現像剤担持体に現像バイアスとしてブランクパルス(交流電圧と直流電圧を重畳して印加する区間(振幅部)と、これに続いて直流電圧のみを印加する区間(ブランク部)の全体を1サイクルとして、このサイクルを繰り返すバイアス)を印加する非接触現像方式が開示されている。そして、このとき、現像剤供給部材には一定電圧を印加するか、上述のブランクパルスを印加するようになっている。
この特許文献3記載の技術は、潜像担持体と現像剤担持体の間の現像バイアスをブランクパルスにすることにより、現像されるトナーの帯電量が偏る現像選択性を解消し、現像ゴーストを防止しようとするものであり、潜像担持体へ現像付着するトナーの挙動を改善しようとしたものである。したがって、現像剤担持体へ供給され付着するトナーの挙動を改善するものではない。まして、現像剤供給部材から現像剤担持体に供給される現像剤量を低く抑制し、均一化することに着目したものではない。例えば、現像剤供給部材から現像剤担持体に供給される現像剤量が不足することに対しては、現像剤供給部材と現像剤担持体との間の電界作用によって防止することは記載されているが、現像剤量を低く抑制する技術については何ら示唆されていない。このように、現像剤担持体へ供給される現像剤の帯電量(表面電位)や供給量に関しては何ら示されていない。更に、上述のブランクパルスでは、常に直流電圧が重畳されていることから、現像剤担持体に供給される現像剤の帯電量は少なくないものと想定される。よって、この方式は、本件とは異なるものである。
また、本発明においては、現像剤担持体2と現像剤供給部材3とのギャップを50〜400μmの範囲内に設定することが好ましく、ギャップがこの範囲内であれば、例えばギャップ内での現像剤G相互の不要な摩擦等を抑制でき、一層表面電位が小さい現像剤層を現像剤担持体2上に供給することができるようになる。仮に、ギャップが50μm未満では、現像剤Gがギャップに詰まり易くなり、現像剤G相互の摩擦も増え不均一で表面電位の大きい現像剤層となり易く、厚い現像剤層になり易い。また、400μmでは、現像剤供給部材3から現像剤担持体2への現像剤Gの供給そのものが困難となり、供給バイアス4を工夫して現像剤担持体2上に現像剤Gを供給したとしても、表面の均一性に欠けた薄い現像剤層になり易い。
更に、本発明では、上述のごとく、表面電位が小さい現像剤Gを供給する観点から、現像剤供給部材3上の現像剤付着量が50〜100g/mであり、現像剤担持体2上の現像剤付着量が7g/m以下であることが好ましい。このようにすれば、現像剤供給部材3と現像剤担持体2とのギャップでの現像剤G相互の不要な摩擦を防ぐことが可能になり、現像剤担持体2上での現像剤層の表面電位を小さくすることが可能になり、更に、現像剤層を均一な薄層にすることができるようになる。そのため、帯電部材5では主に帯電付与のみを行えばよいようになり、一層帯電むらを抑止した帯電制御を行うことができ、また、帯電部材5による現像剤Gへのストレス付与を一層少なくすることができる。
また、本発明における帯電部材5としては、現像剤Gへのストレスを低減させる観点から、現像剤担持体2の回転方向下流側が自由端側となるようにして現像剤担持体2にフィルム状部材を配置した態様、あるいは、現像剤担持体2に接触又は近接配置され且つ現像剤担持体2との対向部で互いに同方向に回転する回転部材を配置した態様となっている。尚、フィルム状部材としては、シート状やチューブ状の態様が挙げられる。
更に、本発明では、帯電部材5を現像剤担持体2上の現像剤Gと離間する位置に配設することも可能で、この場合、現像剤Gへのストレス付与をなくすことができるようになる。
そして、帯電部材5の少なくとも現像剤担持体2に対向する表面には、導電剤としてイオン伝導性物質にて抵抗調整され、体積抵抗率が1×10Ω・cm以上且つ1×1011Ω・cm以下の表面層を備えることが好ましく、このようにすれば、帯電時の異常放電等の発生を抑制し、現像剤Gの帯電均一性が向上する。また、イオン伝導性物質を用いることで、例えばカーボンブラック等の電子伝導性物質を用いた場合に比べ、表面層での導電剤の分散性が大幅に良くなり、現像剤Gに対する均一な帯電電界を印加することが可能になり、帯電時の安定性が一層向上する。
更に、帯電部材5には、現像剤担持体2との間で定電流制御された帯電バイアス6が印加されるようにすることが好ましく、定電流制御された帯電バイアス6を印加することで、帯電制御が一層安定し、現像特性の安定性を一層向上させることができる。
そして、現像剤担持体2上の現像剤量は、前記帯電部材5との対向部位を通過しても70%以上の現像剤量が確保されるようにすれば、帯電部材5による現像剤Gへのストレス付与を小さくする観点から好ましい。
また、本発明においては、現像剤担持体2の表面粗さを算術平均粗さRaが0.7μm以下となるようにすることが好ましく、現像剤担持体2の表面粗さを小さくすることで、現像後の現像剤担持体2上に残る残留現像剤を現像剤担持体2から容易に剥離することができ、現像剤供給部材3からの現像剤Gの安定した供給が一層可能になり、現像剤担持体2での現像剤Gの薄層形成が一層安定して行われるようになる。仮に、算術平均粗さRaが0.7μm以上であると、現像剤担持体2表面からの残留現像剤の剥離性能が劣り、現像履歴を解消することが困難となる。その結果、ゴースト画像が出易くなる。
更に、本発明による画像形成装置の態様としては、静電潜像が担持される像担持体1と、この像担持体1上の静電潜像を現像する現像装置として、上述の現像装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、現像剤担持体と、この現像剤担持体との間で現像剤を供給する供給バイアスが印加された現像剤供給部材とを離間配置させ、供給バイアスとして、現像剤担持体に印加される現像バイアスに重畳され、その1周期中に、現像剤供給部材と現像剤担持体との間で現像剤の移動が促され且つ電圧変動の大きな交流電圧のみを作用させる作用領域と、現像剤供給部材と現像剤担持体との間で現像剤の移動が抑えられ且つ交流電圧及び直流電圧のかかっていない非作用領域と、を含み、更に、作用領域の1周期に占める時間の割合が0.3以下のものを採用し、また、現像剤担持体との間で現像剤を帯電する帯電バイアスが印加された帯電部材を現像剤担持体に対向配置させ、帯電部材として、現像剤担持体の回転方向下流側が自由端側となるようにして現像剤担持体にフィルム状部材を配置したり、現像剤担持体に接触又は近接配置され且つ現像剤担持体との対向部で互いに同方向に回転する回転部材を用い、帯電部材による帯電前の現像剤層の表面電位を10V以下(絶対値)に調整するようにしたので、帯電部材による現像剤への均一な帯電量を付与することが容易になり、安定した現像特性が得られると共に、安定した画質の維持を図ることができる。
また、現像剤供給部材から現像剤担持体へ供給される現像剤量を10g/m以下にするようにしたので、帯電部材での現像剤層厚規制を不要とし、一層安定した帯電制御が可能になると共に、帯電部材による現像剤へのストレス付与を防ぐことができ、安定した現像特性を維持することが可能になる。
このため、長期に亘って良好な画質を維持できる現像装置を提供することが可能になり、更に、これらの現像装置を用いることで、長期に亘って安定した画像が形成できる画像形成装置を容易に構築することができるようになる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は、本発明が適用された実施の形態1の画像形成装置を示す。
同図において、符号21は、矢印方向に回転する有機感光体からなる静電潜像が担持される感光体であり、この感光体21は帯電ロール等の帯電装置22によって帯電され、レーザ書き込み装置又はLEDアレイ等を有する露光装置23によって静電潜像が書き込まれる。この書き込まれた静電潜像は、光の当たった部分の感光体21の表面電位が低下し、光の当たっていない高電位部分とのコントラストによる電位画像として形成される。
また、現像装置30は、現像ハウジング31内に一成分現像剤であるトナーを収容し、現像剤担持体としての現像ロール32にトナーを担持させ、この現像ロール32に直流電圧に交流電圧が重畳された現像バイアスをバイアス電源33から印加することで、現像ロール32を静電潜像の高電位部と低電位部との中間電位に保持し、静電潜像の画像部を帯電されたトナーにて現像するようにしたものである。
更に、現像ロール32の背後には、現像ロール32と離間した位置にトナーを現像ロール32へ供給するトナー供給ロール34が設けられ、トナーがトナー供給ロール34から現像ロール32へ供給されるようになっている。
また、転写装置26は、例えば感光体21に接触配置される転写ロールにて構成され、バイアス電源27によって感光体21上で現像されたトナー像が引き付けられる方向の転写バイアスが印加され、感光体21上のトナー像を記録材28に転写するようにしたものである。
更に、転写後に感光体21上に残留したトナーは、例えばドクターブレード式のクリーニング装置29によって除去される。
更にまた、感光体21上のトナー像が転写された記録材28は、定着装置50に搬送され、この定着装置50によってトナー像は記録材28に定着される。定着装置50は、例えばヒートロール方式で、加熱ロール51と加圧ロール52とを有し、この加熱ロール51と加圧ロール52との間に記録材28を通過させることによりトナー像が記録材28に定着されるようになっている。
ここで、本件発明の特徴点である現像装置30について、図3に基づいて詳細に説明する。同図において、現像装置30は、感光体21に向かって開口する現像ハウジング31を有し、この現像ハウジング31の開口に面する位置に、感光体21とギャップをもって現像ロール32を回動自在に収容している。
本実施の形態での現像ロール32は、例えばステンレス(SUS)の表面を鏡面仕上げした直径30mmの金属製ロールで構成され、算術平均粗さRaが0.145μm、最大高さRyが1.801μm、十点平均粗さRzが1.118μmの表面粗さとなっている。尚、表面粗さの測定は、JIS B0601−1994に準拠し、(株)東京精密製Surfcom1400Aにて、ロールの円周方向に沿って測定長1.5mm、カットオフ波長0.25mm、測定速度0.3mm/secの条件で測定した。
この現像ロール32の背後には、現像ロール32と100μmのギャップをもって離間した位置に、現像ロール32に現像剤としてのトナーを供給するため、例えば直径20mmで表面が現像ロール32同様の鏡面仕上げを施されたSUSロールからなるトナー供給ロール34が配設されている。また、現像ロール32の周速を220mm/sec、トナー供給ロール34の周速を440mm/secとし、現像ロール32とトナー供給ロール34とは両者の対向部位で互いに同方向(With方向)に回転するように構成されている。尚、トナー供給ロール34としては、現像ロール32にトナーを供給できるものであればベルト状の態様であっても差し支えない。
そして、トナー供給ロール34と現像ロール32との間にはバイアス電源35が接続され、トナー供給ロール34から現像ロール32へのトナー供給を行う供給バイアスが印加されるようになっている。
また、このトナー供給ロール34の背後には、トナーを収容するトナーホッパ36が設けられ、例えば図示外のアジテータによってトナーが撹拌され、トナー供給ロール34側へトナーが搬送されるようになっている。尚、図中符号37は、トナー供給ロール34上のトナーを掻き落とすためのPET(ポリエステル)シート等の掻き取り部材であり、トナー供給ロール34に付着したトナーを掻き取り、トナー供給ロール34上のトナー量が一定に維持されるようになっている。
更に、本実施の形態では、現像ロール32と対向する位置で、現像ロール32とトナー供給ロール34との対向部位のトナー搬送方向下流側に、現像ロール32上のトナーの帯電を行う帯電部材としての帯電シート41が配設されている。
本実施の形態における帯電シート41は、イオン伝導性物質を分散させた50μm厚のポリフッ化ビニリデン(PVDF)よりなる体積抵抗率1×1010Ω・cmのフィルム部材41aを一部が現像ハウジング31に固定された導電性支持体41bに片側固定したもので、フィルム部材41aの自由端側を現像ロール32の回転方向下流側となるようにして現像ロール32に接触させている。このとき、現像ロール32とフィルム部材41aとの接触ニップ幅(現像ロール32の周長方向)は約10mmであった。
また、本実施の形態では、帯電シート41の導電性支持体41bと現像ロール32との間に帯電バイアスを印加するため、バイアス電源43が接続されており、このバイアス電源43によって定電流制御された帯電バイアスが印加されるようになっている。
尚、使用されるイオン伝導性物質としては、過塩素酸塩(例えば過塩素酸リチウム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸アンモニウム等)や四級アンモニウム塩等が挙げられる。
ここで、本実施の形態におけるトナー供給ロール34と現像ロール32との間に印加される供給バイアスについて説明する。
図4は、本実施の形態における供給バイアスの電圧波形の一例を示すもので、台形波(矩形波)の大きな電圧変動がある作用時間(作用領域に相当)と、その後に続く電圧ゼロの非作用時間(非作用領域に相当)とで1周期をなす電圧波形となっている。そして、この電圧波形が加わるように、バイアス電源35が構成されている。尚、トナー供給ロール34には、現像ロール32へ印加される現像バイアスに重畳された波形として加えられる。
すなわち、本実施の形態では、トナー供給ロール34から現像ロール32へのトナー飛翔を台形波の大きな変動がある作用時間に行い、1周期に占める作用時間の割合(デューティ比)を変えることで現像ロール32へ供給されるトナー量を制御できるようにしている。また、トナーが不要な帯電をすることもない。仮に、この作用時間を連続させると、供給されるトナー量が多くなりすぎて所定の供給量に制御することが困難となる。
本実施の形態では、1周期が0.5msec、デューティ比が0.07の供給バイアスを用いている。尚、供給バイアスとしては、図4に示す台形波(矩形波)に限らず、作用時間と非作用時間をもっていれば、例えば正弦波や三角波であってもよい。
そして、本実施の形態において使用した一成分トナーは、所謂粉砕法で作製した体積中心粒径8.9μmの不定形トナーで、凝集度24%、圧縮度47%のものである。
ここで、体積中心粒径は、コールターカウンタ(コールター社製)にて測定した値である。
また、トナーの凝集度は、パウダーテスターP−100(ホソカワミクロン社製)を使用し、目開きが75μm、45μm、25μmの3種類(最上段からの順番)のふるいを用いて、最上段のふるいにトナー10gを載せ、振幅1mmで30秒間振動させた後の各段のふるいに残ったトナー重量を求めることで行った。そして、夫々のふるいに次のような重み付けを行い((a)〜(c)のように重み付けする)、それらの合計値を凝集度(%)として算出した。
(a)((上段のふるいに残ったトナー重量)/(投入トナー重量))×100
(b)((中段のふるいに残ったトナー重量)/(投入トナー重量))×100×3/5
(c)((下段のふるいに残ったトナー重量)/(投入トナー重量))×100×1/5
更に、トナーの圧縮度は、パウダーテスターP−100(ホソカワミクロン社製)を使用し、ゆるみ見かけ比重Aと、固め見かけ比重Pとを測定し、次式で求めた。
圧縮度(%)=100(P−A)/P
ここで、ゆるみ見かけ比重Aと固め見かけ比重Pとは、次の方法によって測定した。
(1)ゆるみ見かけ比重A
直径5cm、高さ5.2cm、内容量100mLのカップにトナーが山盛りになるまでの時間が、おおよそ20〜30秒くらいになるように流出速度を調整しながら、測定用トナーを上部シュートから流出させてカップに山盛りに盛る。すばやく金属ブレードでカップ表面をすり切って電子天秤で秤量する。このとき、「カップ内のトナー質量÷100」がゆるみ見かけ比重Aとなる。
(2)固め見かけ比重P
ゆるみ見かけ比重で使用した測定用カップに、付属のキャップを継ぎ足す。トナーをキャップの上部まで静かに入れ、カップを180回タップさせる。タッピングが終了した時点でキャップを外し、カップに山盛りになっている余分なトナーを金属ブレードですり切って電子天秤で秤量する。このとき、「カップ内のトナー質量÷100」が固め見かけ比重Pとなる。
尚、トナーの凝集度及び圧縮度の測定は、25〜26℃、40〜50%RHの環境下で行った。
次に、本実施の形態に係る、特に現像装置30の作動について図3を基に説明する。
同図において、トナーホッパ36内でアジテータ(図示せず)によって撹拌されたトナーは、トナー供給ロール34へ供給される。このとき、トナー供給ロール34上には厚みむらや付着むらがあり、トナー量もおおよそ50〜100g/mと多くのトナーが付着していた。尚、付着量は雰囲気の温湿度、トナーホッパ36内のトナー量等に応じて変動する。このとき、付着量の測定は、トナー供給ロール34上及び現像ロール32上のいずれの場合も、所定面積のテープにてトナーを剥離して計量する方法を用いた。
そして、トナー供給ロール34上に付着したトナーは、トナー供給ロール34と現像ロール32との対向ギャップに達すると、バイアス電源35による供給バイアスによりギャップ内で往復振動する。この往復振動は、トナーのうち、ごく僅かに帯電している粒子に作用する静電力によって生じているものと考えられる。尚、この対向ギャップに至るまで、トナーには積極的な帯電(摩擦帯電)は施されていないことから、このごく僅かの帯電は、トナーホッパ36の内壁やアジテータとトナー粒子との摺擦、トナー粒子間での摩擦等によってごく小さい摩擦帯電電荷を帯びているものと推測される。
通常、トナー粒子がトナーホッパ36の内壁やアジテータと摺擦することでは、その材料による単一電荷を帯びるが、トナー粒子間での摩擦では両極性電荷を帯びることから、供給バイアスの交番電界作用により一部のトナー粒子が現像ロール32側に付着すること となる。
このとき、供給バイアスの小さい交番電界により、トナー粒子がギャップ間で往復振動を行う結果、現像ロール32上に付着したトナーは均一な薄層を構成する。また、供給バイアスのデューティ比が小さく、非作用時間を長く取っていることから、現像ロール32上に付着したトナーの帯電量も少なくて済む。仮に、供給バイアスとして直流電界のみを印加すると、現像ロール32上に形成されるトナー層は帯電量が多く、厚みむらの大きな不均一な層が形成されることになる。
すなわち、現像ロール32とトナー供給ロール34との間に印加された供給バイアスによって、現像ロール32へ帯電量の少ない所定量のトナーが供給され、現像ロール32上には均一で表面電位の小さなトナー薄層が形成されるようになる。
このとき、本実施の形態では、供給バイアスとして、図4に示す電圧波形のバイアスが印加されているが、このようなバイアスを印加するには、例えばCPU等を基にした波形発生回路を用い、現像バイアスとしては直流成分と交流成分を重畳したものをバイアス電源33に、更に、供給バイアスとしては図4のような波形を合成した後バイアス電源35に印加するようにすればよい。
更に、このとき、本実施の形態では、トナーの凝集度が24%、圧縮度が47%となっているため、現像ロール32とトナー供給ロール34とのギャップでのトナー流動性が良好に保たれ、現像ロール32へのトナー供給がスムーズに行われると共に、トナー粒子相互の摩擦も低減され、現像ロール32上に形成されるトナー薄層は、一層表面電位が小さく、均一性が優れるものとなる。
本実施の形態では、現像ロール32上に供給されるトナー薄層は、均一で、トナー量が約7g/m、トナー層の表面電位が約5Vの層とすることができ、帯電シート41ではトナー層を特に層厚規制する必要もなく、定電流制御された帯電バイアスが印加された帯電シート41によって、所定の帯電量が容易に付与されることとなる。その後、この所定の帯電量が付与された均一なトナー薄層が、感光体21と現像ロール32との対向部位である現像領域にて現像に供される。その結果、常時安定した現像特性が維持できるようになる。本実施の形態では、帯電シート41の前後でのトナー量は、約7g/mから約6g/mに減少したのみで、このことからも帯電シート41による層厚規制によってトナーがせき止められる量は非常に少なく、トナーへ与えるストレスが非常に小さいことが理解される。
尚、現像ロール32上のトナー薄層の帯電量を抑える(表面電位を小さくする)ために、例えばトナー供給ロール34上のトナーに対し、除電を施すようにしても、差し支えない。
また、本実施の形態では、帯電シート41による定電流制御では、この定電流値を最適値に制御することでトナーの帯電量を所望の値に制御することができるようになる。そのため、例えば環境変動等によりトナーの帯電量が所望の値よりも増減したときには、定電流値を変動させてトナーの帯電量を増減させ所望の値に復帰させることもできる。更に、帯電シート41の少なくとも表面は、導電剤としてイオン伝導性物質を使用した樹脂層で形成されているため、帯電時のトナーに与える電界を一様にすることができ、一層安定した帯電量をトナーに付与することができる。
そして、現像領域では、現像ロール32上に均一に形成されたトナー薄層が感光体21側の静電潜像に沿って現像されるが、トナー消費量は潜像に沿って行われるため箇所毎に異なる。その結果、現像を終えた後の現像ロール32上には消費されなかったトナーが残留している。そして、この現像ロール32上に残留したトナーは現像ロール32の回転に伴ってそのまま搬送され、トナー供給ロール34との対向ギャップに到達する。本実施の形態では、現像ロール32表面の粗さを小さくしていることから、現像ロール32とトナー供給ロール34とのギャップ間で飛翔するトナーによって、現像ロール32上の残留トナーは容易に剥離されるようになる。その結果、現像ロール32上に残った現像履歴は解消され、この現像ロール32上には新たなトナーのみが供給されるようになり、一層均一なトナー薄層が形成されるようになる。
更に、トナー供給ロール34上で現像ロール32側に供給されなかったトナーは、掻き取り部材37によって掻き取られ、トナー供給ロール34上に供給されるトナー量も常時安定する。そのため、現像ロール32へ供給されるトナー量の安定性が一層維持されることとなる。
本実施の形態では、現像ロール32の表面粗さを算術平均粗さRaが0.145μmのものを使用したが、更に、現像ロール32の表面粗さを変えて上述同様の評価を行い、現像ロール32の算術平均粗さRaが、0.7μm以下であれば、現像履歴が解消されることが確認された。また、現像ロール32の表面粗さを小さくすることで、トナー供給ロール34からトナーを供給する際、現像ロール32上でのトナー同士の余分な摩擦を防ぐ効果もあり、一層現像ロール32上のトナーの帯電量を小さくすることが可能になる。
また、本実施の形態では、供給バイアスとして図4に示す台形波(矩形波)を使用したが、これに限らず、作用時間と非作用時間をもっていれば、例えば図5に示すような波形であっても差し支えないが、本発明では、図4のような波形を用いている
図5に示す波形は、作用時間では片側(本例ではマイナス電圧)にのみ三角波の電圧Vが印加され、非作用時間では、作用時間の三角波の面積に等しい面積を有する三角波の電圧Vが作用時間とは異なるプラス電圧側に形成されている。
このような電界を供給バイアスとして印加したときの作用について、負帯電トナーを使用したときを想定し、図3の現像装置30を基に説明する。
今トナーホッパ36内の負帯電トナーは、殆ど帯電していないが、個々のトナー粒子では僅かにマイナスに帯電していたり、プラスに帯電したりしており、トナーホッパ36内にはこれらのトナー粒子が混在している。また、トナー供給ロール34に担持される段階では、トナー粒子同士が接触し、一方がマイナスに他方がプラスに帯電する。
このような各種の帯電量をもつトナー粒子が存在しているときに、現像ロール32とトナー供給ロール34との間に、図5の供給バイアスを印加する(トナー供給ロール34側にマイナス側のピークが大きい)と、マイナスに帯電したトナー粒子が現像ロール32側に強く引き付けられ、プラスに帯電したトナー粒子が現像ロール32側に向かう力を小さくすることができる。
そのため、現像ロール32上のトナーは、マイナスに帯電したトナー粒子が多くなり、極性を揃え易くなる。そして、現像ロール32上に供給されたトナーの帯電量は、例えば供給バイアスとして図4の台形波を使用した場合に比べ、若干大きくなるが、数V程度と小さく、また、極性が揃った方向で確保されることから、その後の帯電シート41での帯電を行う際に、例えば接触圧(線圧)をより一層小さくしてトナーへのストレスを低減させるようにしても、目標のトナー帯電量を安定して得ることができるようになる。結果的に、長寿命化が可能な現像装置30を提供することが可能になる。
◎実施の形態2
図6は、本発明が適用された実施の形態2に係る現像装置30の概要を示す。同図において、本実施の形態は、実施の形態1の現像装置30(図3参照)と略同様に構成されるが、帯電部材として実施の形態1の帯電シート41の代わりに帯電ロール42を使用している点が異なる。尚、実施の形態1と同様な構成要素には同様の符号を付し、ここでは詳細な説明は省略する。
本実施の形態における帯電ロール42は、直径14.9mmのSUSロールに、導電剤としてイオン伝導性物質を使用し、体積抵抗率を1×1010Ω・cmとしたPVDFチューブを被覆したもので、現像ロール32とのギャップは、0〜50μmになるように配置した。ここで、ギャップが0〜50μmとは、現像ロール32及び帯電ロール42の寸法公差と取り付け公差により、帯電ロール42が1周したときに、この0〜50μmの範囲内でギャップが変動したことを意味している。
また、帯電ロール42は、現像ロール32の周速に対し、0.5の周速比で対向部位で同方向に回転(With方向)させるようにしている。
更に、帯電ロール42の現像ロール32と略反対側には、帯電ロール42上の付着トナーを掻き取る、例えばPET(ポリエステル)シートからなる掻き取り部材44が設けられ、帯電ロール42表面をクリーニングすることで常に安定した帯電バイアスが印加され、現像ロール32上のトナー層への安定した帯電制御が行われるようになっている。
本実施の形態では、帯電ロール42の前後でのトナー量は、約7g/mから約5〜6g/mに変化し、実施の形態1の帯電シート41(図3参照)に比べ若干トナー規制量が多くなった。
しかしながら、帯電ロール42で通過を規制されたトナー量は14〜29%程度であり、従来法であるブレード規制では、例えば、トナー供給ロールによって供給され現像ロール上に付着した30〜50g/m程度のトナー層が、ブレード通過後に5g/m程度になるように規制されており、通過を規制されたトナー量が83〜90%にも達する点を考慮すると、本実施の形態での規制量が圧倒的に少ないことが分かる。
したがって、帯電ロール42によるトナーへのストレス付与は、従来に比べ、大幅に小さくなることが理解される。
また、本実施の形態では、帯電ロール42として、SUSロール上にPVDFチューブを被覆する構成としたが、これに限らず、例えば可撓性チューブを中空体に被せる構成としてもよい。
これは、例えば、PVDFのチューブ内面に導電層を設けた可撓性チューブとし、このチューブの両端内面にはチューブを固定するための回転支持体を設け、可撓性チューブ表面を現像ロール32に圧接するようにすればよい。このように、可撓性チューブを現像ロール32に圧接する構成にしても、可撓性を備えているため、トナーに与えるストレスは小さくなり、また、帯電時のニップ域を広く(現像ロール32の周長方向)保つことができ、安定した帯電制御が可能になる。
◎実施の形態3
図7は、本発明が適用された実施の形態3に係る現像装置30の概要を示す。同図において、本実施の形態は、実施の形態1の現像装置30(図3参照)とは異なり、現像ロール32が可撓性を備えた態様となっている。実施の形態1と同様な構成要素には同様の符号を付し、ここでは詳細な説明は省略する。尚、本実施の形態の現像装置30が適用される画像形成装置は、実施の形態1と異なり、現像ロール32と感光体21との配置及びその回転方向が実施の形態1と異なるが、基本的構成は同じであるため、ここでは省略する。
本実施の形態における現像装置30は、図7に示すように、感光体21に向かって開口する現像ハウジング31を有し、この現像ハウジング31の開口に面し且つ感光体21と対向して接触する位置に、現像ロール32を回動自在に収容している。
本実施の形態における現像ロール32は、体積抵抗率を1×10Ω・cmとした厚さ100μmのPVDFの可撓性チューブ61内に可撓性チューブ61の形状保持を行う摺動部材62を固定的に設け、更に、その可撓性チューブ61の両端部には、可撓性チューブ61を内面から押圧するリング状の支持部材63を設けた構造を採っている。このとき、可撓性チューブ61の表面は算術平均粗さRaが0.172μmとなっている。
この現像ロール32の背後には、現像ロール32と離間配置され、現像ロール32にトナーを供給するトナー供給ロール34が配設されている。本実施の形態におけるトナー供給ロール34は、ステンレス等の金属製ロールで構成され、現像ロール32との間にはトナー供給ロール34から現像ロール32側へトナーを供給するための図示外の供給バイアス(実施の形態1と同様であり、例えば図4に示すもの)が印加されている。
また、このトナー供給ロール34の背後には、トナーを収容するトナーホッパ36が設けられ、アジテータ38の回転によってトナーが撹拌されるようになっている。このアジテータ38は、プラスチック製のシャフト38aにポリエステルフィルム等の樹脂フィルムの羽根38bを装着した構成をしており、現像動作時にシャフト38aの回転によって羽根38bが回転することで、トナーホッパ36内のトナーを撹拌すると共に、トナー供給ロール34へトナーを供給するようになっている。
尚、符号31aは、現像ハウジング31の一部に設けられ、トナーホッパ36内のトナーが直接現像ロール32に触れないように仕切る仕切壁であり、この仕切壁31aによって、現像ロール32上に供給されたトナー薄層に余分のトナーが降りかからないようにしている。
更に、本実施の形態においては、現像ロール32とトナー供給ロール34との対向部位より現像ロール32の回転方向下流側に、現像ロール32上のトナー層に対しトナー帯電量を規制する帯電ロール47が配置されている。この帯電ロール47は、SUS等の金属製ロール上に導電剤としてイオン伝導性物質を使用し、体積抵抗率を1×1010Ω・cmとした100μm厚のPVDFチューブが被覆されており、現像ロール32に対しWith方向に回転(互いの対向部位では同方向に回転)すると共に、現像ロール32に対し所定量食い込んだ状態で維持されている。また、この帯電ロール47のシャフトには図示外のバイアス電源が接続され、現像ロール32との対向部位で現像ロール32上のトナー層に有効な帯電量を付与するための定電流制御された帯電バイアスが印加されるようになっている。そのため、この帯電ロール47によって、トナー帯電量及びトナー量が適正に規制されたトナー層が現像ロール32上に形成されるようになり、感光体21と現像ロール32との対向部位である現像領域で安定した接触現像が行われるようになっている。
ここで、特に、現像ロール32と帯電ロール47との圧接状態について、詳細に説明する。図8は、現像ロール32の内部断面を示したもので、現像ロール32の内部の摺動部材62には、帯電ロール47と対向する位置に凹部(図中Aで示す部分)を備え、現像ロール32の可撓性チューブ61と帯電ロール47との安定した圧接が十分確保されるように、可撓性チューブ61が変形可能なスペースが確保されている。
また、この現像ロール32と帯電ロール47との関係は、図9の断面図に示すようになっている。すなわち、帯電ロール47の軸47aに装着されたゴム等の弾性コロからなる押圧部材48に対し、現像ロール32の可撓性チューブ61を挟んで対向する位置に当該可撓性チューブ61を支持する支持部材63を設け、帯電ロール47の回転に伴い押圧部材48と可撓性チューブ61との摩擦力によって可撓性チューブ61が摺動部材62の周りを回転するようになっている。
更に、本実施の形態では、現像ロール32と感光体21との対向部位より現像ロール32の回転方向下流側で、現像ロール32とトナー供給ロール34との対向部位より上流側には、現像ロール32上のトナーを回収するトナー回収ロール49が設けられ残留トナーを回収できるようになっている。尚、トナー回収ロール49には、現像ロール32からのトナー回収を効率的に行うように、図示外の回収バイアスが印加されるようになっている。
次に、このような実施の形態に係る、特に現像装置30の作動について、図7〜9を基に説明する。
トナーホッパ36内でアジテータ38によって撹拌されたトナーは、アジテータ38の羽根38bの回転によってトナー供給ロール34側に供給される。トナー供給ロール34上に担持されたトナーは、トナー供給ロール34の回転に伴い搬送され、現像ロール32との対向部位に到達する。この対向部位での現像ロール32とトナー供給ロール34との機械的な摺擦力や供給バイアスによる電界作用により、トナー供給ロール34上のトナーは現像ロール32側へ供給される。
このとき、現像ロール32とトナー供給ロール34とはAgainst方向(両者の対向部位で互いに反対方向)に回転しており、更に、適切なギャップが維持されていることから、トナー供給ロール34から現像ロール32へのトナー供給量が安定する。尚、例えばWith方向(両者の対向部位で互いに同方向)の回転であれば、トナーの供給量が不安定になり易くなる。
本実施の形態では、実施の形態1と同様のトナーを使用しており、現像ロール32へ供給されたトナーは、表面電位が約5Vであり、付着量が約7g/mの均一なトナー薄層を形成することができる。
現像ロール32へ供給されたトナーは、帯電ロール47によって所定の帯電制御が行われ、現像ロール32上には所定のトナー帯電量で且つ所定のトナー量のトナー薄層が形成される。このとき、現像ロール32の可撓性チューブ61と帯電ロール47とは、可撓性チューブ61に内包された摺動部材62の凹部(図中Aで示す部分)によって、可撓性チューブ61と帯電ロール47とのニップ形状が安定し、トナーの帯電制御が一層安定して行われるようになる。
そして、この現像ロール32上で十分帯電制御されたトナー薄層が、現像ロール32と感光体21との対向部位の現像領域に搬送される。
現像領域では、図示外の現像バイアスにより接触現像が行われ、感光体21上の静電潜像が現像され顕像化される。また、現像ロール32上に現像されずに残った残留トナーは、現像ロール32上をそのまま搬送され、トナー回収ロール49にて容易に回収される。このとき、可撓性チューブ61の表面粗さが小さいこともあり、可撓性チューブ61(現像ロール32)から残留トナーを容易に回収することができ、現像履歴によるゴースト等の発生を抑止できるようになる。
◎実施の形態4
図10は、本発明が適用された実施の形態4に係る現像装置30の概要を示す。同図において、本実施の形態は、実施の形態1における現像装置30と略同様に構成されるが、トナー供給ロール34と現像ロール32とが互いに対向する部位で反対方向(Against方向)に回転する点、トナー供給ロール34の上流側に補助供給ロール71が追加されている点が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様な構成要素には同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、補助供給ロール71は、トナー供給ロール34と離れた位置に設けられ、トナー供給ロール34へトナーを供給するものであり、トナー供給ロール34同様SUSの表面を鏡面仕上げした金属製ロールで構成されている。そして、トナー供給ロール34と補助供給ロール71との間にバイアス電源72が接続され、バイアス電源35と同様の電圧波形が印加されるようになっている。
そのため、補助供給ロール71からトナー供給ロール34上に供給されたトナー層は、事前規制されたトナー層となり、トナー供給ロール34上には、ある程度薄く、均一なトナー層が形成されるようになる。また、このとき、事前規制されたトナー層は、帯電量やストレスが小さく抑えられた層となる。
そして、この事前規制されたトナー層は、トナー供給ロール34と現像ロール32との対向部位にて、バイアス電源35による供給バイアスによって、現像ロール32側へ所定量のトナーが供給される。このとき、本実施の形態では、トナー供給ロール34上のトナー層が事前規制されていることから、実施の形態1より一層容易に現像ロール32上でのトナー薄層を形成することができる。
現像ロール32上に形成されたトナー薄層は、実施の形態1同様、帯電量が抑えられ、帯電シート41による図示外の帯電バイアスによって所定の帯電が行われても、帯電むらのないトナー薄層となる。したがって、本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を奏する。
尚、本実施の形態では、補助供給ロール71として、トナー供給ロール34と離間配置した金属製ロールを使用したが、これに限らず、補助供給ロール71として、例えば弾性発泡体、ブラシロール、ゴムロール、可撓性チューブロールを使用し、これらをトナー供給ロール34に軽く接触させるような態様であっても、トナー供給ロール34上のトナー帯電量が抑えられ、現像ロール32上のトナー帯電量が表面電位として10V以下になるようになっていれば差し支えない。
◎実施例1
本実施例は、実施の形態1の構成にて、供給バイアスのデューティ比を変えたときの現像ロール上に供給されたトナー薄層のトナー供給量及びトナー層表面電位を測定したものである。尚、使用したトナーは、実施の形態1と同様に、粉砕法で作製した体積中心粒径8.9μm、凝集度24%、圧縮度47%のものとした。
また、現像ロールは直径30mmのSUSロールで周速を220mm/sec、トナー供給ロールは直径20mmのSUSロールで周速を440mm/sec、現像ロールとトナー供給ロールとのギャップを100μmとした。
そして、現像ロールとトナー供給ロールとの間へ印加する供給バイアスとしては、図4の電圧波形で、ピーク間電圧Vppが1.5kV、1周期が0.5msecとなるように調整した。また、帯電シートには、帯電バイアスとして現像ロールの軸方向有効長8cm当たり−10μAとなるように、定電流を付加した(これにより、トナー帯電量は約−30μC/gとなる)。
結果は、図11に示すように、トナー供給量はデューティ比に比例して増加する傾向が確認された。また、トナー層表面電位は、デューティ比0.6程度までは0〜5V程度であったが、それを超えると急激に変化し、トナー層の表面電位(絶対値)が増加する傾向が確認された。
本実施例では、トナー供給時にトナーに対する積極的な摩擦力は加えておらず、トナーの帯電量はかなり小さいものと推測され、結果もそれを反映したものであった。
この結果から、現像ロールでのトナー供給量(トナー付着量に相当)を6〜14g/m程度と薄層にした場合には、トナー層表面電位は0〜+5V程度と小さくなることから、このような薄層のトナー層を供給することで、供給されたトナーは殆ど帯電していないレベルと判断して差し支えないことが確認された。また、トナー供給量が14g/mを超えると、トナー層厚が厚くなることも手伝って、トナー層表面電位(絶対値)が急に大きくなり、帯電時への影響が懸念されるようになる。
そして、特に、トナー供給量を10g/m以下にすることで、トナー層表面電位も小さく確保され、帯電時の均一な帯電制御が一層可能になり、トナーへのストレスも一層低減させることができるということが理解される。
更に、本実施例では、トナー層表面電位が10V(具体的には−10V)の状態でも、トナーの帯電制御、画質について評価を行い、この状態であっても均一な帯電がなされることを確認した。
その後、更に、現像ロールとトナー供給ロールとのギャップを50〜400μmとして、上記と同様の評価を行ったところ、同様の効果が得られることが確認された。
以上のことから、本件によれば、十分均一なトナー薄層が形成され、その後の均一な帯電制御が可能であり、トナーへのストレス付与も小さいことが理解された。
◎実施例2
本実施例は、実施の形態1の構成にて、帯電シートに印加する定電流値と、帯電シートによって帯電制御された現像ロール上のトナー薄層の帯電量との関係を測定したものである。このとき、トナーは実施例1と同一のものを使用した。
結果は、図12に示すように、印加電流に比例してトナーの帯電量が大きくなる(負帯電トナーを使用したことから帯電量の絶対値が大きくなる)ことが確認された。このことから、本実施例によれば、帯電シートの定電流値を変えることで0〜−60μC/gの帯電量制御が容易になされることが確認された。
以上のことから、本件における現像ロール上のトナー薄層の帯電制御が十分有効であることが理解される。
◎実施例3
本実施例は、実施の形態1の構成にて、帯電シートの体積抵抗率とトナー帯電との関係について評価確認したものである。
帯電シートの定電流値は、−10μA(現像ロールの軸方向長さ8cm当たりに流す電流)として行い、実施例1のトナーを使用した。
帯電シートのフィルム材としては、導電材として電子伝導性のカーボンブラックを使用した体積抵抗率1×10Ω・cmと、1×10Ω・cmの2種と、イオン伝導性物質を使用した体積抵抗率1×10Ω・cm、1×1010Ω・cm、1×1011Ω・cm、1×1012Ω・cmの4種の計6種のPVDFシートとした。
その結果、カーボンブラックを使用した1×10Ω・cmと1×10Ω・cmのものでは、トナーの帯電量が−5μC/g以下と小さく、実用性がないものであり、帯電時に局部的な電流のリークが発生して帯電シートと現像ロール間での均一な放電が確保されなかったものと推測された。また、イオン伝導性物質を使用したもののうち、体積抵抗率が1×1012Ω・cmのものでは、トナーの帯電量が小さく、実用性がないものとなった。この場合は、帯電シートと現像ロール間での有効な放電が発生しなかったものと推測された。尚、その他の体積抵抗率の帯電シートでは、トナーへの良好な帯電がなされたことが確認された。
このことから、帯電シートの体積抵抗率として1×10〜1×1011Ω・cmの範囲が好ましいことが分かる。
更に、帯電シートの代わりに帯電ロールとした実施の形態2の構成にて、同様の評価を行った。このとき、帯電ロールの表面に被覆されているPVDFチューブとして、上述の6種のPVDFシートと同様の体積抵抗率のチューブを作製し、評価した。
その結果、カーボンブラックを使用した1×10Ω・cmと1×10Ω・cmの帯電ロールでは、トナーの帯電量が小さく、実用性がないものであった。また、イオン伝導性物質を使用した1×1012Ω・cmのものも、トナーの帯電量は小さく、実用性がないものであった。尚、その他の体積抵抗率の帯電ロールでは、トナーへの良好な帯電がなされたことが確認された。
以上のことから、本実施例において、帯電シート、帯電ロールの区別なく、帯電部材の表面に体積抵抗率を1×10〜1×1011Ω・cmとする樹脂層が構成されることが好ましいことが理解される。
◎実施例4
本実施例は、現像ロール上にトナーの薄層を形成する際、層の均一性と使用するトナーの圧縮度との関係を評価確認したものである。
評価は、実施の形態1の構成にて、トナー供給ロールから現像ロールへ供給され、現像ロール上に形成されたトナー層の均一性を目視で評価した。
使用したトナーは、次の(1)〜(7)に示すものとした。
尚、後述する形状係数とは、光学顕微鏡(ミクロフォトFXA:ニコン社製)で撮影した拡大写真をイメージアナライザLUZEX3(NIRECO社製)により画像解析を行い、次の式にて算出した値である。
形状係数={(トナー径の絶対最大長)/トナーの投影面積}×(π/4)×100
すなわち、形状係数は、トナーの投影面積と、それに外接する円の面積の比で表され、真球の場合100となり、真球の形状が崩れるにつれ増加するようになる。尚、求める形状係数は、トナー粒子複数個に対する平均値を代表値としている。
(1)所謂粉砕トナーで、体積中心粒径(D50)が7.9μmの不定形トナーであり、圧縮度が51%のもの。
(2)粉砕トナーで、体積中心粒径が8.9μmの不定形トナーであり、圧縮度が47%のもの。
(3)所謂重合トナーで、体積中心粒径が6.7μm、形状係数が138のトナーであり、圧縮度が46%のもの。
(4)重合トナーで、体積中心粒径が5.8μm、形状係数が132のトナーであり、圧縮度が44%のもの。
(5)重合トナーで、体積中心粒径が6.5μm、形状係数が123のトナーであり、圧縮度が42%のもの。
(6)重合トナーで、体積中心粒径が6.9μm、形状係数が119のトナーであり、圧縮度が36%のもの。
(7)重合トナーで、体積中心粒径が6.1μm、形状係数が123のトナーであり、圧縮度が23%のもの。
結果は、図13に示すように、使用するトナーの体積中心粒径や形状(球形か不定形かによる)に関係なく、圧縮度が36〜47%の範囲であれば、現像ロール上に形成されるトナー層は均一であることが確認された。また、このとき、トナー層の付着量は10g/m以下であり、表面電位も10V以下であった。すなわち、このように使用するトナーの圧縮度を選定することで、トナー供給ロールと現像ロールとのギャップでのトナー流動性が適正に確保され、現像ロール上に形成されるトナー層は一層均一な薄層となる。そして、その後の帯電制御が一層容易になると共に、帯電時のトナーへ与えるストレスも小さくできることが理解される。
その後、更に、トナーの圧縮度について、23%から51%の中で上記同様の評価を行ったところ、35%以上で50%未満であれば、上記同様の効果が得られることが確認された。
◎実施例5
本実施例は、現像ロール上にトナーの薄層を形成する際、使用するトナーの体積中心粒径及び凝集度と層の均一性の関係を評価確認したものである。
評価は、実施の形態1の構成にて、トナー供給ロールから現像ロールへ供給され、現像ロール上に形成されたトナー層の均一性を目視で評価した。
使用したトナーは、次の(8)〜(18)に示すものとした。
(8)所謂重合トナーで、体積中心粒径が6.5μm、形状係数が123のトナーであり、凝集度が4.5%のもの。
(9)重合トナーで、体積中心粒径が6.9μm、形状係数が119のトナーであり、凝集度が4.5%のもの。
(10)重合トナーで、体積中心粒径が6.7μm、形状係数が138のトナーであり、凝集度が5.0%のもの。
(11)重合トナーで、体積中心粒径が5.8μm、形状係数が132のトナーであり、凝集度が6.7%のもの。
(12)重合トナーで、体積中心粒径が6.1μm、形状係数が123のトナーであり、凝集度が12%のもの。
(13)所謂粉砕トナーで、体積中心粒径が10.0μmの不定形トナーであり、凝集度が15%のもの。
(14)粉砕トナーで、体積中心粒径が7.2μmの不定形トナーであり、凝集度が21%のもの。
(15)粉砕トナーで、体積中心粒径が7.9μmの不定形トナーであり、凝集度が23%のもの。
(16)粉砕トナーで、体積中心粒径が8.9μmの不定形トナーであり、凝集度が24%のもの。
(17)粉砕トナーで、体積中心粒径が9.5μmの不定形トナーであり、凝集度が25%のもの。
(18)粉砕トナーで、体積中心粒径が10.0μmの不定形トナーであり、凝集度が39%のもの。
結果は、図14に示すように、現像ロール上に形成されるトナー層の均一性は、使用するトナーの凝集度の大小によって決まるのではないことが判明した。
そこで、体積中心粒径と凝集度との関係をプロットすると、図15のようになり、図の直線によって現像ロール上のトナー層が均一な層となるかどうかが分かれることが推測された。そして、この直線は、図から、体積中心粒径をx(μm)、凝集度をy(%)とすると、y=5.5x−23の関係になった。
すなわち、体積中心粒径が5.8〜10.0μmにおいて、凝集度がこの関係式を超える場合には、現像ロール上に形成されるトナー層が不均一になることが確認された。また、このとき形成されたトナー層では、均一な帯電が行われ、良好な画像が得られることが確認された。
その後、更に、トナーの凝集度について、体積中心粒径を約4.5〜11μmの範囲で上記同様の評価を行ったところ、上記同様、体積中心粒径において関係式を超えない範囲の凝集度であれば、同様の効果が得られることが確認された。
◎比較例
本比較例は、帯電部材としてフィルムシートを使用した従来方式でのトナー付着量を評価確認するために行ったものである。
従来方式としては、例えば、特開昭63−155065号公報によれば、規制部材は、内部に空間を備え一端が開放された支持枠体の開放部位にシート状部材を張り渡し、この開放部位に対応する部分を現像ロール側に押し付けることで、トナーの層厚規制並びに帯電量規制を行う方式が示されている。ここで、シート状部材としては、ステンレス等の金属やプラスチック等からなる0.2mm以下のものが使用され、例えばマイナストナーに対してはポリアミド(PA)のシートがよく、このことにより、トナーに対する安定した押圧力が与えられ、均一な薄層規制を行いつつ十分な帯電(摩擦帯電)をトナーに与えることができるとしている。
また、特許第2982384号公報によれば、図16に示すように、トナーの層厚規制と帯電量規制とを行う規制部材103を、金属やプラスチックからなるシート状部材で構成し、この部材の一方を支持し、他方を自由端として配設し、更に、この部材の現像ロール102への接触部から自由端までを現像ロール102に沿って静電吸着させ、自由端がトナー搬送方向下流側になるように配置させる方式が示されている。そして、シート状部材のヤング率をE(g/cm)、断面2次モーメントをI(cm)、曲率半径をρ(cm)としたとき、M=EI/ρ(g・cm)で示される曲げモーメントMが、0.001≦M≦20を満たすようにすることで、現像ロール102と規制部材103との間をトナーが通過する間に、通過トナーの現像ロール102への付着量が規制されると共に所定の帯電がなされるとしている。尚、図中符号101は潜像が担持される感光体である。
そして、具体的には、規制部材103としては、片面にアルミ蒸着を施した50μm厚のポリアミド(PA)フィルムを支持部位より20mmの長さで配置し、アルミ蒸着が施されていない絶縁面を現像ロール102側に接触させるようにしている。そして、規制部材103に−700Vを印加させて規制部材103を現像ロール102側に静電吸着させるようになっている。その結果、トナー付着量は約0.5mg/cm(5g/m)までであり、トナー帯電量は約−20μC/gで良好な画像が得られるとしている。
しかしながら、一般に、規制部材の板厚が厚いと、トナーへのストレス付与が問題となる。すなわち、トナーに加わる圧力は板厚の三乗で効いてくるため、板厚を薄くする方がトナーへのストレスを大幅に小さくすることができる。そのため、本比較例では、板厚を薄くする方向で、評価を行った。
図17に示すように、本比較例での構成は、感光体81に対向配置される現像ロール82には、片面にアルミ蒸着を施した25μm厚のPETフィルム84を2枚のアルミ板からなる支持枠85にて支持し、現像ロール82との接触ニップ幅(現像ロール82の周長方向)が約5mmになるようになっている。尚、支持枠85は、現像ハウジングに設けられたブラケット86に固定されている。
このような構成において、発泡体からなるトナー供給ロール83を現像ロール82に圧接させ、PETフィルム84の蒸着面を現像ロール82側にしたり、反対に絶縁面を現像ロール82側にしたりして、トナーへの層厚規制効果を確認した。
結果は、トナー供給ロール83から現像ロール82に供給された時点でのトナー層は薄層とはいえず、表面が不均一で、付着量も平均約40g/mであり、PETフィルム84を通過した後は、PETフィルム84の表裏によらず、いずれも約37g/mとなった。
更に、図18に示すような構成についても評価を行った。尚、図17と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここでは説明を省略する。
この構成では、片面にアルミ蒸着を施した12.5μmのPETフィルム84を使用し、現像ロール82との間に600Vの電位差を与え(現像ロール82側が正になるように)、静電吸着するようにした。このとき、PETフィルム84と現像ロール82との接触ニップ幅(現像ロール82の周長方向)は約10mmであった。
そして、この構成では、PETフィルム84を通過したトナーは、約38g/mであった。
一般的には、現像ロール上に形成されるトナー層としては、現像に要する付着量として4〜7g/m程度の薄い層が必要とされる。このことから、本比較例で示したような構成では、トナー層が厚くなりすぎ、実用性がないものと判断された。
尚、本比較例では、帯電部材としてのPETフィルム84に侵入する前のトナー量が多いことから、特にその表面電位について確認をしていないが、現像ロール82上にはトナー供給ロール83と摩擦して供給する方式を採っているため、表面電位も大きいものと判断される。そのため、PETフィルム84での帯電制御の安定性が懸念される。
本発明に係る現像装置の概要を示す説明図である。 本発明が適用された実施の形態1の画像形成装置を示す説明図である。 実施の形態1の現像装置を示す説明図である。 実施の形態1の供給バイアスの波形を示す説明図である。 実施の形態1の供給バイアスの他の波形を示す説明図である。 実施の形態2に係る現像装置の概要を示す説明図である。 実施の形態3に係る現像装置の概要を示す説明図である。 実施の形態3の現像装置の要部を示す説明図である。 実施の形態3の現像装置の要部断面図である。 実施の形態4に係る現像装置の概要を示す説明図である。 実施例1の結果を示す説明図である。 実施例2の結果を示す説明図である。 実施例4の結果を示す説明図である。 実施例5の結果を示す説明図である。 実施例5の結果を示すグラフである。 現像装置の従来例を示す説明図である。 比較例の現像装置の要部を示す説明図である。 比較例の他の現像装置の要部を示す説明図である。
符号の説明
1…像担持体,2…現像剤担持体,3…現像剤供給部材,4…供給バイアス,5…帯電部材,6…帯電バイアス,7…現像剤層調整手段,G…現像剤

Claims (12)

  1. 静電潜像が担持される像担持体に対向し且つ回転可能で表面に現像剤を担持する現像剤担持体と、
    この現像剤担持体に離間配置されると共に当該現像剤担持体との間に現像剤担持体への現像剤供給を促す供給バイアスが印加され且つ表面に担持された現像剤を現像剤担持体に供給する現像剤供給部材と、
    この現像剤供給部材より現像剤担持体の現像剤搬送方向下流側に配設されると共に現像剤担持体との間に現像剤を帯電する帯電バイアスが印加され且つ現像剤担持体上の現像剤の帯電規制を行う帯電部材と、
    帯電部材による帯電前の現像剤層の表面電位を絶対値で10V以下に調整する現像剤層調整手段とを備え
    前記帯電部材は、前記現像剤担持体の回転方向下流側が自由端側となるようにして前記現像剤担持体にフィルム状部材を配置したものであり、
    前記現像剤層調整手段は、現像剤担持体に印加される現像バイアスに重畳される前記供給バイアスが、その1周期中に、前記現像剤供給部材と前記現像剤担持体との間で現像剤の移動が促され且つ電圧変動の大きな交流電圧のみを作用させる作用領域と、前記現像剤供給部材と前記現像剤担持体との間で現像剤の移動が抑えられ且つ交流電圧及び直流電圧のかかっていない非作用領域と、を含み、更に、前記作用領域の前記1周期に占める時間の割合が0.3以下のものであることを特徴とする現像装置。
  2. 静電潜像が担持される像担持体に対向し且つ回転可能で表面に現像剤を担持する現像剤担持体と、
    この現像剤担持体に離間配置されると共に当該現像剤担持体との間に現像剤担持体への現像剤供給を促す供給バイアスが印加され且つ表面に担持された現像剤を現像剤担持体に供給する現像剤供給部材と、
    この現像剤供給部材より現像剤担持体の現像剤搬送方向下流側に配設されると共に現像剤担持体との間に現像剤を帯電する帯電バイアスが印加され且つ現像剤担持体上の現像剤の帯電規制を行う帯電部材と、
    帯電部材による帯電前の現像剤層の表面電位を絶対値で10V以下に調整する現像剤層調整手段とを備え
    前記帯電部材は、前記現像剤担持体に接触又は近接配置され且つ前記現像剤担持体との対向部で互いに同方向に回転する回転部材を配置したものであり、
    前記現像剤層調整手段は、現像剤担持体に印加される現像バイアスに重畳される前記供給バイアスが、その1周期中に、前記現像剤供給部材と前記現像剤担持体との間で現像剤の移動が促され且つ電圧変動の大きな交流電圧のみを作用させる作用領域と、前記現像剤供給部材と前記現像剤担持体との間で現像剤の移動が抑えられ且つ交流電圧及び直流電圧のかかっていない非作用領域と、を含み、更に、前記作用領域の前記1周期に占める時間の割合が0.3以下のものであることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    現像剤層調整手段は、現像剤供給部材から現像剤担持体へ供給される現像剤量を10g/m以下に調整するものであることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    現像剤担持体と現像剤供給部材とのギャップが50μm乃至400μmの範囲内に設定されることを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    現像剤層調整手段は、供給バイアスの1周期に占める作用領域の時間の割合を、0.07以下にするものであることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項記載の現像装置において、
    現像剤供給部材上での現像剤付着量が50g/m乃至100g/mの範囲内であり且つ現像剤担持体上での現像剤付着量が7g/m以下であることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    現像剤供給部材は、剛性材料で構成されることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    帯電部材の少なくとも現像剤担持体に対向する表面には、電導剤としてイオン伝導性物質にて抵抗調整され、体積抵抗率が1×10Ω・cm以上且つ1×1011Ω・cm以下の表面層を備えることを特徴とする現像装置。
  9. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    現像剤担持体上の現像剤量は、前記帯電部材との対向部位を通過しても70%以上の現像剤量が確保されることを特徴とする現像装置。
  10. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    帯電部材には、現像剤担持体との間で定電流制御された帯電バイアスが印加されることを特徴とする現像装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の現像装置において、
    現像剤担持体の表面粗さは、算術平均粗さRaを0.7μm以下とするものであることを特徴とする現像装置。
  12. 静電潜像が担持される像担持体と、
    この像担持体上の静電潜像を現像する請求項1乃至11のいずれかに記載の現像装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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