JP4648416B2 - クリーナ用粘着式ローラーの制作装置 - Google Patents

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Description

この発明は、クリーナ用粘着式ローラーに引き出す方向即ち下流側からローラーを巻き込む方向即ち上流側に向ってかつローラーの軸方向の片側から他の側へ向けて切り目をいれ、ローラーの軸方向の他の側へ行き着く前に切り目を止めることを特徴とするクリーナ用粘着式ローラーの制作装置において、上記の切り目をより簡便な方法で入れるための技術に関するものである。
従来この種のクリーナ用粘着式ローラーの制作装置においては、ローラーの軸に平行な水平方向に直線または段階状に点線の切込みを入れる装置はあるが、クリーナ用粘着式ローラーに引き出す方向即ち下流側からローラーを巻き込む方向即ち上流側に向ってかつローラーの軸方向の片側から他の側へ向けて切り目をいれ、ローラーの軸方向の他の側へ行き着く前に切り目を止めることを特徴とするクリーナ用粘着式ローラーに上記の切り目を入れる装置は存在していない。
上記の切れ目は、円周方向に回転しつつ、かつ軸方向に斜めに入り深さを一定に保つ必要があることから、仮に現代の通常の技術で実現しようとするならば、ＮＣマシーンまたは歯車機構を使用して、ローラーの回転と刃物の水平移動をシンクロさせる方法が考えられるが、複雑で高価である。
クリーナ用粘着式ローラーは安価であるため、製作コストを極端に低減させる必要がある。
本発明は、上記の課題を解決するために発明したもので、クリーナー用粘着式ローラーを軸パイプを軸にしてフリーに回転可能とし、クリーナー用粘着式ローラーを軸方向に押し出す押し出し具を設け、クリーナー用粘着式ローラーを押し出すことにより上記の切り目を入れる刃物を有し、この刃物に上記切れ目の角度に対応した角度を持たせると共に、軸パイプを押し出し具側の軸パイプ支持具の方向へ引き抜いてクリーナー用粘着式ローラーを取り出し可能としたものです。上記構成では、クリーナー用粘着式ローラーを後ろから押し出すだけのより簡便な方法で刃物を使用して上記の切り目を入れるもので、クリーナー用粘着式ローラーをフリーに回転させながら、刃物の角度に従ってクリーナー用粘着式ローラーの曲面に沿って、円周方向に回転しつつ、かつ軸方向に斜めに入る切り込み線を入れた後、軸パイプを押し出し具側の軸パイプ支持具の方向へ引き抜いてクリーナー用粘着式ローラーを容易に取り出すことができる。
また、スラストベアリングをクリーナー用粘着式ローラーと押し出し具の間に挟むようにして使用することにより、刃物の角度に従ってクリーナー用粘着式ローラーがフリーにかつ自動的に回転しながら上記の切り目を入れることを特徴とするものである。スラストベアリングは、市場にも販売されている通り、スラストベアリングの一端面と他面が軸方向に押し出される時に、両面が独立してフリーに回転する構造を有するもので、クリーナー用粘着式ローラーを押し出し具によって前方に押し出した時にクリーナー用粘着式ローラーをフリーに回転可能とするためのものです。
本発明により、ＮＣマシーンまたは歯車機構を使用して、ローラーの回転と刃物の水平移動をシンクロさせる複雑で高価な方法を使用することなく、ローラーを後ろから押し出すだけのより簡便な方法で刃物を使用して上記の切り目を入れることができることから、より安価な制作装置となり、安価なクリーナ用粘着式ローラーにより安価な方法で、上記の切り目を入れることができる。
以下、本発明のクリーナ用粘着式ローラーの制作装置の最良の形態について、図面を参照して説明する。
図１は、本発明の一例としてクリーナ用粘着式ローラーの制作装置の全体図を示す斜視図である。
軸パイプ支持具１及び９は軸パイプ２を支え、軸パイプ２はクリーナ用粘着式ローラ５とスラストベアリング６の中心を通してそれらを支えるとともに、クリーナ用粘着式ローラ５とスラストベアリング６は軸パイプ２の上をフリーに滑らせたり回転させたりすることができる。また、軸パイプ２はクリーナ用粘着式ローラ５を取り付けたり外したりする際に、軸パイプ支持具９の方から抜き取ることができる。
ローラー押し出し用ハンドル支持具７はローラー押し出し用ハンドル８を支持するとともに、ローラー押し出し用ハンドル８はローラー押し出し用ハンドル支持具７を中心に軸パイプ２の軸方向に前後させることができる。
図２は、刃物３がクリーナ用粘着式ローラ５の片側端部に差し掛かり、切り目を入れ始める状況を示すクリーナ用粘着式ローラーの制作装置の斜視図である。
図３は、刃物３がクリーナ用粘着式ローラ５の中央部に差し掛かり、切り目１０が入るとともに、クリーナ用粘着式ローラー５が軸パイプ２の周りでフリーにかつ自動的に右回転している状況を示すクリーナ用粘着式ローラーの制作装置の斜視図である。
図４は、刃物３がクリーナ用粘着式ローラ５の他の側へ行き着く前に切り目を止めた状況を示すクリーナ用粘着式ローラーの制作装置の斜視図である。
図５は、刃物３がクリーナ用粘着式ローラ５の他の側へ行き着く前に切り目を止めた時点でローラー押し出し用ハンドル８を戻し、スラストベアリング６がクリーナ用粘着式ローラ５と離れた状況を示すクリーナ用粘着式ローラーの制作装置の斜視図である。
この後、クリーナ用粘着式ローラ５を取り出すために、軸パイプ２を軸パイプ支持具９の方向へ引き抜き軸パイプ支持具１から軸パイプ２を切り離すことができる。
今日では、クリーナ用粘着式ローラーの軸に平行な水平方向に直線または段階状に点線の切込みを入れる装置はあるが、クリーナ用粘着式ローラーに引き出す方向即ち下流側からローラーを巻き込む方向即ち上流側に向ってかつローラーの軸方向の片側から他の側へ向けて切り目をいれ、ローラーの軸方向の他の側へ行き着く前に切り目を止めることを特徴とするクリーナ用粘着式ローラーに上記の切り目を入れる装置は存在していない。
上記の切れ目は、円周方向に回転しつつ、かつ軸方向に斜めに入り深さを一定に保つ必要があることから、仮に現代の技術で実現しようとするならば、ＮＣマシーンまたは歯車機構を使用して、ローラーの回転と刃物の水平移動をシンクロさせる方法が考えられるが、複雑で高価である。ところが、クリーナ用粘着式ローラーは安価であるため、製作コストを極端に低減させる必要がある。
本発明は、ローラーを後ろから押し出すだけのより簡便な方法で刃物を使用して上記の切り目を入れることができるため、オートメーション化を図る際に安価な装置を提供することができることから、産業上の利用価値が極めて高いものである。
本発明の一例として全体図を示す斜視図である。 刃物３がクリーナ用粘着式ローラ５の片側端部に差し掛かり、切り目を入れ始める状況を示すクリーナ用粘着式ローラーの制作装置の斜視図である。 刃物３がクリーナ用粘着式ローラ５の中央部に差し掛かり、切り目１０が入るとともに、クリーナ用粘着式ローラー５が軸パイプ２の周りでフリーにかつ自動的に右回転している状況を示すクリーナ用粘着式ローラーの制作装置の斜視図である。 刃物３がクリーナ用粘着式ローラ５の他の側へ行き着く前に切り目を止めた状況を示すクリーナ用粘着式ローラーの制作装置の斜視図である。 刃物３がクリーナ用粘着式ローラ５の他の側へ行き着く前に切り目を止めた時点でローラー押し出し用ハンドル８を戻し、スラストベアリング６がクリーナ用粘着式ローラ５と離れた状況を示すクリーナ用粘着式ローラーの制作装置の斜視図である。
符号の説明
１；軸パイプ支持具
２；軸パイプ
３；刃物
４；刃物支持具
５；クリーナ用粘着式ローラー
６；スラストベアリング
７；ローラー押し出し用ハンドル支持具
８；ローラー押し出し用ハンドル
９；軸パイプ支持具
１０；切り目

Claims (2)

  1. クリーナー用粘着式ローラーに引き出す方向即ち下流側からクリーナー用粘着式ローラーを巻き込む方向即ち上流側に向ってかつクリーナー用粘着式ローラーの軸方向の片側から他の側に向けて切り目を入れ、クリーナー用粘着式ローラーの軸方向の他の側へ行き着く前に切り目を止めることを特徴とするクリーナー用粘着式ローラーの制作装置において、クリーナー用粘着式ローラーを軸パイプを軸にしてフリーに回転可能とし、クリーナー用粘着式ローラーを軸方向に押し出す押し出し具を設け、クリーナー用粘着式ローラーを押し出すことにより上記の切り目を入れる刃物を有し、この刃物に上記切れ目の角度に対応した角度を持たせると共に、軸パイプを押し出し具側の軸パイプ支持具の方向へ引き抜いてクリーナー用粘着式ローラーを取り出し可能としたことを特徴とするクリーナー用粘着式ローラーの制作装置。
  2. 請求項１のクリーナー用粘着式ローラーの制作装置において、スラストベアリングがクリーナー用粘着式ローラーと押し出し具の間に挟まれていることを特徴とするクリーナー用粘着式ローラーの制作装置。
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