JP4647248B2 - 保守部品管理プログラムおよび保守部品管理装置 - Google Patents

保守部品管理プログラムおよび保守部品管理装置 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置を構成する部品であって取り外し可能な部品の保守のために、情報処理装置に搭載されている部品の品名、型番、仕様などの個別情報を管理する保守部品管理プログラムに関する。特に、本発明は、情報処理装置での修理や増設などによる部品の変更を監視し、変更された部品に対応させて個別情報を管理する保守部品管理プログラムに関する。
パーソナルコンピュータ(PC)やサーバなどの情報処理装置には、多様な種類や型式の電子部品が搭載されている。現在では、顧客の使用目的に合わせて、PCやサーバに搭載される部品はカスタマイズされて出荷されることが一般的である。カスタマイズされている場合には、同じ型番の情報処理装置であっても内部に搭載されている部品の組み合わせがそれぞれ異なった状態で工場出荷されることになる。また、現在では、PCやサーバを使用している間に、ユーザによって、メモリ、ハードディスク装置、I/O装置などの搭載部品の交換や増設が頻繁に行われる。
このような搭載部品の多様な組み合わせが生じる状況下で、不適切な電子部品の組み込みを防止するためのハードウエア管理システムが提示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されたシステムは、情報処理装置にハードウェア障害が生じた際の電子部品交換に備えて、実装可能なハードウエアの固有情報を予め管理装置に格納し、さらにハードウエアに予め固有情報を格納しておく。そして、ハードウエアが実装された場合に、管理装置の固有情報とハードウエアの固有情報とを照合して、照合できなかった場合にはそのハードウエアを不適切であると判断するものである。
特開平7−219806号公報
同じ本体の情報処理装置内部で搭載部品の組み合わせがそれぞれ異なった状態で工場出荷されたり、ユーザによって出荷後に部品の交換や増設が行われたりすることが一般的となっている現在の状況では、情報処理装置が故障なく稼働している場合は何ら問題がないが、いったん故障が発生した場合に、その情報処理装置に搭載されている部品がどのようなものであるかを即時に把握することは困難である。
例えば、ハードウエアの障害発生によって部品交換が必要となった場合に、情報処理装置に搭載された部品を特定するために、情報処理装置の出荷情報や納入情報などを調査する時間が必要である。そのため、調査時間の分だけ修理完了までの所要時間が長くなることになる。
また、納入後にユーザ自身で搭載部品の交換や増設を行っている場合には、納入場所まで出向いて修理対象となっている情報処理装置を実際に確認しなければ、どのような部品が搭載されているかを確かめることができず、さらに修理完了までの時間が長くなるという問題が生じる。
したがって、工場出荷後の部品交換や増設などにかかわらず、情報処理装置の最新の搭載部品についての情報を把握して保守作業に活用できるようにすることが必要である。
しかし、特許文献1に開示されたシステムでは、電子部品の交換作業時に、実装するハードウエアの適もしくは不適を判断するものであって、その情報処理装置に現在どのような部品が搭載されているかを情報処理装置ごとに管理することができない。
また、予め、実装可能なハードウエアの固有情報を管理装置に格納しておく必要があるため、固有情報を管理装置に格納した後に供給されているような新たなハードウエアについて考慮されていない。そのため、管理装置に固有情報が格納されたハードウエアが搭載可能な部品の範囲内であって、そのようなハードウエアを保守部品の範囲と仮定したとしても、適切な部品の範囲が限定されているために、工場出荷後に交換や増設がされた部品の特定を行うことができない。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、カスタマイズされた工場出荷や工場出荷後の部品交換や増設などで生じる情報処理装置内の搭載部品の状況の変化に対応した最新状態における搭載部品の固有情報を管理して保守作業に活用し、もって保守作業の短縮化を図ることである。
また、本発明の目的は、情報処理装置でハードウエア障害が発生した場合に、障害情報をもとに障害が発生していると考えられる搭載部品(被疑部品)を推定し、被疑部品の固有情報を抽出して保守作業に活用し、もって保守作業の短縮化を図ることである。
上記目的を達成するために、本発明は、情報処理装置に搭載される部品として、各部品の固有情報を部品内に格納できる部品を利用し、さらに、部品の交換や増設の作業では必ず扉が開閉されることに着目し、装置の扉の所定の開閉状態もしくは開閉状態の変化を契機として装置内に搭載された部品の固有情報を取得し、常に最新の状況を反映した部品情報を保持できるようにするものである。
本発明の一実施態様として開示するプログラム、情報処理装置に搭載された部品を管理する処理を、部品の仕様を示す仕様情報と部品固有の識別情報とを含む部品固有情報を格納するデータ格納領域を有する部品が搭載される情報処理装置に設けられ、該情報処理装置の部品交換用の開口部の扉の開閉状態を監視する扉状態監視部と、
前記情報処理装置に搭載されている部品の部品固有情報が記録された部品情報を記憶する部品情報記憶部とを備えるコンピュータに、以下の処理を実行させるためのプログラムである。
すなわち、本発明にかかるプログラムは、前記コンピュータに、前記扉状態監視部から、前記情報処理装置の扉の開または閉のいずれかの状態へ変化した旨の通知を受信する扉状態変化検出処理と、前記通知の受信を契機に、前記情報処理装置内に搭載された各部品のデータ格納領域から部品固有情報を読み出し、全部品の部品固有情報を取得する部品固有情報取得処理と、前記部品情報記憶部に記憶されている前記部品情報に記録されている部品固有情報と、前記取得した全ての部品固有情報とを照合する部品情報照合処理と、前記部品情報照合処理において、前記取得した全ての部品固有情報と前記読み出した部品情報に記録された部品固有情報とが一致しない場合に、前記取得した全部品固有情報を用いて前記部品情報に記録されている部品固有情報を更新する部品情報更新処理と、前記部品情報更新処理において、前記取得された部品固有情報であって前記部品情報の更新において追加されたものについて、該部品固有情報に対応する部品のデータ格納領域の部品固有情報と異なる領域に、前記情報処理装置を識別する情報である装置情報を書き込む装置情報書き込み処理とを、実行させる。
本発明によれば、前記コンピュータは、情報処理装置の扉の開または閉のいずれかの状態へ変化した旨の通知を受信すると、この通知の受信を契機に、情報処理装置内に搭載された各部品から部品固有情報を取得して、部品情報記憶部に記憶されている部品情報に記録されている部品固有情報と、取得した部品固有情報の全てとを照合する。照合の結果、取得した全ての部品固有情報と読み出した部品情報に記録された部品固有情報とが一致しない場合に、取得した全部品固有情報を用いて前記部品情報に記録されている部品情報を更新する。さらに、取得された部品固有情報であって前記部品情報の更新において追加されたものについて、その部品固有情報に対応する部品のデータ格納領域の部品固有情報と異なる領域に、情報処理装置を識別する情報である装置情報を書き込む。
具体的には、部品情報に含まれる固有情報と一致するものを情報処理装置内の部品から取得できなかった場合に、部品情報の該当する固有情報を削除する。また、情報処理装置内の部品から取得された固有情報が部品情報に含まれていなかった場合に、該当する固有情報を部品情報に追加する。
これにより、情報処理装置に搭載されている部品が交換や増設によって変化した場合でも、最新の搭載部品に関する固有情報を把握することができる。よって、保守作業において、情報処理装置に搭載されている部品の調査や確認に費やす時間や負担を削減することができる。
また、本発明は、上記の処理を行うプログラムにおいて、さらに、前記部品情報更新処理において更新された部品情報を、所定の保守管理サーバへ送信する処理を、コンピュータに実行させるものである。
これにより、保守管理サーバでは、情報処理装置の最新の搭載部品に関する固有情報を含む部品情報を取得することができる。よって、保守管理サーバでは、保守対象の情報処理装置で部品の交換、増設、取り外しなどがされた場合に、保守担当者からの連絡を待たずに、直ちに情報処理装置の搭載部品の状況を把握することができ、保守作業の所要時間を短縮することができる。
または、本発明は、前記部品情報更新処理において、前記部品情報に前記固有情報が追加された場合に、前記追加された固有情報に対応する部品に、前記部品が搭載されている情報処理装置を示す装置情報を送出する装置情報送信処理を、コンピュータに実行させるものである。
これにより、情報処理装置に搭載された部品に、搭載された情報処理装置を特定する情報が格納される。よって、情報処理装置から当該部品を取り外された部品に格納された装置情報を読み取るだけで、その部品がどの情報処理装置に搭載されているかを知ることができ、保守作業の時間を短縮することができる。
または、本発明は、1)前記情報処理装置で生じる障害と前記障害が発生する部品との関係を示す障害部品関連情報を備えて、前記情報処理装置で発生した障害を示す障害情報を受け取ると、前記障害部品関連情報を参照し、前記障害情報をもとに障害発生の疑いがある被疑部品を推定する被疑部品判定処理と、2)前記障害情報と前記被疑部品とを所定の保守管理サーバへ送信する被疑部品情報送信処理とを、コンピュータに実行させるためのものである。
これにより、保守管理サーバは、障害情報とともに交換の可能性がある部品をある程度絞り込むことができ、代替部品の準備時間などを短縮することができる。
または、本発明は、1)前記被疑部品判定処理では、前記部品情報記憶部から、前記被疑部品の部品情報を抽出する処理を、2)前記被疑部品情報送信処理では、前記被疑部品の部品情報を所定の保守管理サーバへ送信する処理を、コンピュータに実行させるためのものである。
これにより、保守管理サーバは、障害情報とともに交換の可能性がある部品を特定することができ、すぐに代替部品を準備することができる。
なお、本発明を実現する処理プログラムは、コンピュータが読み取り可能な、可搬媒体メモリ、半導体メモリ、ハードディスクなどの適当な記録媒体に格納することができ、これらの記録媒体に記録して提供され、または、通信インタフェースを介して種々の通信網を利用した送受信により提供されるものである。
以上のように、本発明によれば、カスタマイズされた工場出荷や工場出荷後の部品交換や増設などで生じる情報処理装置内の搭載部品の状況の変化を、装置の扉の開閉状態の変化で検出し、最新の搭載状態における部品の固有情報を管理することができる。かかる固有情報を含む部品情報を保守作業に活用し、保守作業の時間短縮化や負担軽減化を図ることができる。
また、情報処理装置内でハードウエア障害が発生した場合に、障害情報をもとに障害が発生していると考えられる搭載部品(被疑部品)を推定し、被疑部品の固有情報を抽出して保守管理サーバに通知することができる。保守管理サーバでは、通知された被疑部品の部品情報を保守作業に活用し、保守作業の時間短縮化や負担軽減化を図ることができる。
図1は、本発明を実施するための最良の形態における構成例を示す図である。
本発明の保守部品管理装置10は、納入先へ設定される情報処理装置1内に設けられる。情報処理装置1は、装置本体部(CPU/メモリ)100の他、保守部品管理装置10、管理情報記憶部20、ICタグ読み書き装置30、独立電源40を備える。
保守部品管理装置10は、情報処理装置1に搭載された部品130に関する情報を、最新の搭載状況にもとづいて管理し、最新の搭載状況における部品130の情報を、保守管理サーバ2へ送信するものである。また、保守部品管理装置10は、情報処理装置1から障害情報を受け取った場合に、障害発生が疑われる部品130もしくは障害発生の可能性がある部品130を被疑部品として特定し、被疑部品に関する情報を保守管理サーバ2へ送信する。
管理情報記憶部20は、保守部品管理装置10で用いる情報を記憶するものである。管理情報記憶部20には、情報処理装置1に搭載されている各部品130の部品名、仕様などを示す固有情報をもとに生成された部品情報と、情報処理装置1の装置名、仕様、製造年月などを示す装置情報と、情報処理装置1が納品された利用者(顧客)に関する顧客情報、情報処理装置1の保守管理の担当者を示す担当情報などが記憶される。
ICタグ読み書き装置30は、情報処理装置1に格納された部品130の情報格納部131のデータを、例えば所定周波数の電波などを用いて非接触で読み書きするものである。ICタグ読み書き装置30は、例えばISO/IEC14443、ISO/IEC15693などの規格に準拠したデータ通信を行って、通信距離が1m以内におけるICタグへのデータ書き込み処理を行い、また、例えばRCS STD−1などの規格に準拠したデータ通信を行って、通信距離が5m以内でのデータの読み取りを行うように動作するものとする。データの書き込み動作の範囲が比較的狭い範囲であるのは、複数台の情報処理装置1がある場合に、他の装置への影響を考慮したものであり、データの読み込み動作の範囲が書き込み範囲に比べて広い範囲であるのは、ICタグ131の読み落としを防ぐためである。
独立電源40は、装置本体部100の電源供給装置が停止した場合に、保守部品管理装置10へ別途電源を供給するものである。
情報処理装置1には、装置本体部(CPU/メモリ)100として、増設メモリ、I/Oボード、ハードディスク装置などの部品130が搭載される。部品130は、装着および取り外しが可能なユニットであって保守対象単位である。
部品130は、情報格納部(ICタグ)131を備える。ICタグ131は、非接触型のデータ格納デバイスであって、例えば、所定の周波数の電波を用いてデータの読み書きを行うデータ格納デバイスであるRFID(Radio Frequency IDentification)を用いて実現される。
ICタグ131には、装置部品自身の部品名、仕様を特定するための型式番号や版番号などの情報、製造年月、部品固有の番号などの固有情報が工場出荷時に格納される。なお、ICタグ131には、その部品130が情報処理装置1に搭載された後、ICタグ読み書き装置30を通じて、保守部品管理装置10によって、情報処理装置1を特定するための装置情報が書き込まれる。
また、情報処理装置1は、情報処理装置1の開口部の扉の開閉状態を監視する扉状態監視手段140、ネットワークNを通じて保守部品管理センタに備えられた保守管理サーバ2とデータ通信を行うデータ通信手段150、および情報処理装置1のハードウェア障害すなわち部品130の障害を検出する障害検出手段160を備える。
図2は、保守部品管理装置10の構成例を示す図である。保守部品管理装置10は、センサ情報取得部11、部品情報照合部12、部品情報更新部13、装置情報更新部14、部品情報送信部15、障害情報取得部16、被疑部品判定部17、被疑部品情報送信部18を備える。
センサ情報取得部11は、情報処理装置1の扉状態監視手段140から扉の開閉の状態を示す扉状態情報を取得し、部品情報照合部12へ扉の状態(開状態/閉状態)を通知する処理手段である。
部品情報照合部12は、センサ情報取得部11から扉の状態が通知されると、ICタグ読み書き装置30を通じて取得した各部品130のICタグ131に格納された部品ごとの固有情報と、管理情報記憶部20の部品情報とを照合する処理手段である。
部品情報更新部13は、部品情報照合部12での照合結果に従って、管理情報記憶部20に記憶された部品情報を更新する処理手段である。部品情報更新部13は、管理情報記憶部20の部品情報の内容が、部品130のICタグ131から取得した固有情報のすべてと一致するように更新する。
装置情報更新部14は、情報処理装置1に搭載された各部品130のICタグへ、管理情報記憶部20に格納された装置情報の書き込みを指示する処理手段である。装置情報更新部14は、管理情報記憶部20の部品情報に固有情報が追加された場合に、追加された固有情報に対応する部品130のICタグ131への装置情報の書き込み依頼をICタグ読み書き装置30に送出する。
部品情報送信部15は、管理情報記憶部20の部品情報が更新された場合に、保守管理サーバ2への更新された部品情報の送信依頼を情報処理装置1のデータ通信手段150へ要求する処理手段である。
障害情報取得部16は、情報処理装置1の障害検出手段160からハードウェア障害の障害情報を取得し、被疑部品判定部17に通知する処理手段である。
被疑部品判定部17は、障害と部品130との関係を示す障害部品関連情報を備えて、障害情報取得部16から障害情報が通知されると、通知された障害情報をもとに、障害が生じている疑いがある部品130もしくは障害が生じる可能性がある部品130を推定し、推定した部品130を被疑部品として被疑部品情報送信部18に通知する処理手段である。
被疑部品情報送信部18は、管理情報記憶部20から、被疑部品判定部17が判定した被疑部品の部品情報である被疑部品情報を抽出し、データ通信手段150を介して保守管理サーバ2へ通知する処理手段である。
図3は、部品130のICタグ131に格納される情報および、管理情報記憶部20に格納される情報の例を示す図である。
ICタグ131には、予め部品の固有情報が格納され、部品130が情報処理装置1へ搭載された後に、搭載された情報処理装置1の装置情報が格納される。
部品情報は、例えば以下のようなデータである:
「品名(部品の名称):CPU 1.6GHz、
仕様(部品の仕様を特定する情報):CA101、
製造年月:2003(年)/04(月)、
部品番号(部品を特定する番号):#100」。
部品情報21は、情報処理装置1に搭載された、保守対象のすべての部品130の固有情報をもとにした部品の内容を特定する情報である。部品情報21は、品名(部品名)、仕様、製造年月、部品番号、版数、実装位置、登録年月日のデータ項目からなる各部品ごとのレコードで構成される。
実装位置は、ICタグ読み書き装置30が、ICタグ131のデータを読み込んだ時に取得されるICタグ131の位置情報をもとに設定される。また、登録年月日は、情報処理装置1が読み込み動作を行った日である。
装置情報22は、情報処理装置1を特定する情報である。装置情報22は、例えば以下のようなデータである:
「装置ID(装置名称などの識別情報):GP500M1、
仕様(装置の仕様を特定する情報):CA3000、
製造年月:2003(年)/10(月)、
号機(装置を識別する番号):#100、
版数(仕様の改訂を特定する情報):A2」。
なお、装置情報は、部品130が情報処理装置1に搭載されると、ICタグ131に格納される。
顧客情報23は、情報処理装置1が納入設定される利用者を特定する情報である。顧客情報23は、例えば以下のようなデータである:
「顧客名:A株式会社、
住所(納入場所):東京都…、
連絡先(電話):03−xxxx−xxxx、
識別情報(顧客を識別する情報):KEIRI」。
担当情報24は、情報処理装置1の保守担当者を特定する情報である。担当情報24は、例えば以下のようなデータである:
「担当社名:X株式会社、
担当部署:第1課、
連絡先(電話):03−yyyy−yyyy、
連絡先(メール):xxx@xxx.co.jp」。
次に、本発明の処理動作を、工場出荷および装置納入時、部品の交換・増設時、およびハードウェア障害発生時に分けて説明する。
〔工場出荷および装置納入時〕
情報処理装置1に搭載される部品130のICタグ131には、予め、その部品の品名、仕様、製造年月、部品番号などの固有情報が格納されている。工場出荷時において、情報処理装置1に、利用者の要求仕様にもとづいて必要な部品130が搭載される。
保守部品管理装置10の部品情報更新部13は、ICタグ読み書き装置30を通じて、搭載されたすべての部品130のICタグ131から、各部品130の固有情報を取得して部品情報21を生成し、管理情報記憶部20に格納する。また、情報処理装置1の装置情報22が、管理情報記憶部20に格納されると、装置情報更新部14は、ICタグ読み書き装置30を通じて、搭載された部品130のICタグ131へ装置情報22を書き込む。
そして、顧客(利用者)の納入場所へ情報処理装置1が設定される場合に、顧客情報23および担当情報24が管理情報記憶部20に格納される。これらの情報の格納処理は、納入担当者の手動操作によって、入力装置から入力されるか、もしくは、予め記憶媒体に格納されて用意されたデータを複写することにより行われる。
さらに、部品情報送信部15は、管理情報記憶部20に格納されている部品情報21、装置情報22、顧客情報23、担当情報24を、情報処理装置1のデータ通信手段150を通じて、保守管理サーバ2へ送信する。保守管理サーバ2では、受信したこれらの情報を顧客ごとにデータベースによって管理する。
これにより、保守部品管理装置10および保守管理サーバ2は、顧客のカスタマイズを反映した部品情報を保持しておくことができる。
〔部品の交換・増設時〕
納入先において情報処理装置1が運用されている間に、部品130の交換や増設があったと仮定する。部品130の交換や増設の場合には、必ず情報処理装置1の扉が開けられて作業が行われることになる。そこで、本発明では、扉の所定の開閉状態もしくは開閉状態の変化を、処理動作の契機とする。
情報処理装置1の扉が開けられて、部品130が交換されたとする。部品情報装置1の扉状態監視手段140は、扉が「開状態」であることを検出し、保守部品管理装置10に通知する。なお、部品交換作業時に電源切断が行われている場合には、保守部品管理装置10に、独立電源40から電源が供給される。
保守部品管理装置10のセンサ情報取得部11は、扉の「開状態」が通知されると、部品情報照合部12に「開状態」を通知する。すると、部品情報照合部12は、ICタグ読み書き装置30にICタグ131のデータの読み取りを要求する。そして、ICタグ読み書き装置30は、情報処理装置1内のすべての部品130のICタグ131から固有情報を読み出し、読み出したICタグの位置を実装位置とし、固有情報および実装位置を部品情報照合部12へ渡す。
すると、部品情報照合部12は、管理情報記憶部20の部品情報21を読み出し、ICタグ読み書き装置30から取得した固有情報と部品情報21とを比較する。そして、部品情報21のレコードにはあるが該当する固有情報が取得できなかったレコードは、すでに取り外されて搭載されていない部品130のレコードであると判定する。また、取得した固有情報であるが部品情報21のレコードに該当するものがない固有情報は、新たに搭載された部品130のものと判定する。そしてこれらの判定結果を部品情報更新部13へ通知する。
部品情報更新部13は、部品情報照合部12から判定結果を受け取ると、固有情報と部品情報21とが一致するように部品情報を更新する。すなわち、部品情報21のレコードにはあるが、該当する固有情報(同一内容である固有情報)が取得できなかったレコードを、部品情報21から削除する。また、取得した固有情報であって部品情報21のレコードに該当するレコード(同一内容であるレコード)がない固有情報をもとに新たなレコードを生成し、部品情報21に追加する。なお、追加対象の固有情報の品名および実装位置が、削除対象のレコードのものと同じであれば、削除対象レコードを、新しく生成した追加対象レコードで上書きする。そして、レコードを削除または追加して更新した部品情報21を管理情報記憶部20に書き戻す。
例えば、図3に示す部品情報21が格納されている場合に、「品名=HDD、仕様=CA300、製造年月2003/08、部品番号=#201、版数=C3、実装位置=1C02」のレコードに対応する固有情報が取得されなかったとする。部品情報更新部13は、図4(A)に示すように、当該レコードを削除する。さらに、「品名=HDD、仕様=CA300、製造年月2003/09、部品番号=#250、版数=C4」を内容とし、「実装位置=1C02」である固有情報を取得したとする。部品情報更新部13は、取得した固有情報から新しいレコードを生成して、削除したレコードを更新し、登録年月日を更新する。
また、図4(B)に示すように、取得した固有情報であって部品情報21のレコードに該当するものがなく、また削除対象のレコードと内容が一致しない固有情報がある場合は、固有情報から新たなレコードを生成し部品情報21に追加する。
ここで、部品交換または部品増設の作業が終了して情報処理装置1の扉が閉められると、扉状態監視手段140は、扉が「閉状態」であることを検出し、保守部品管理装置10へ通知する。センサ情報取得部11は、扉の「閉状態」が通知されると、部品情報照合部12へ「閉状態」を通知する。なお、ここで、情報処理装置1の本体電源が投入されていれば、独立電源40からの電力供給を通常のものに切り替える。
部品情報照合部12は、部品情報21の内容を確認するために、ICタグ読み書き装置30にICタグ131のデータの読み取りを要求し、ICタグ読み書き装置30から取得したすべての部品130の固有情報と管理情報記憶部20の部品情報21とを比較する。そして、両者が一致すれば確認処理を終了する。一方、両者が不一致であれば、その判定結果を部品情報更新部13へ通知する。
部品情報更新部13は、前述した処理と同様の処理により、固有情報と部品情報21とが一致するように部品情報を更新する。
そして、取得した固有情報のすべてが部品情報21のレコードと一致した場合に、装置情報更新部14は、部品情報21に該当するレコードがない固有情報の取得元である部品130のICタグ131へ、ICタグ読み書き装置30を介して、装置情報22を書き込む。
さらに、部品情報送信部15は、管理情報記憶部20に格納されている更新された部品情報21を、データ通信手段150を介して保守管理サーバ2へ送信する。ここで、管理情報記憶部20に格納されている他の情報が更新されている場合に、最新の情報も送信する。
これにより、利用者側で部品交換や増設が行われた場合でも、保守部品管理装置10および保守管理サーバ2は、最新の部品搭載状況を反映した部品情報21を保持することができる。よって、保守担当者は、部品情報21を確認するだけで、情報処理装置1にどのような部品130が搭載されているかを知ることができる。
ここでは、扉状態監視手段140は、扉状態情報として扉の開閉の状態を通知し、保守部品管理装置10は、部品交換作業などの開始を示す情報処理装置1の扉の「開状態」を契機として、交換や増設された部品130を検出して部品情報21の更新を行い、その後に作業終了を示す扉の「閉状態」を契機として、部品130の搭載状況の確認を行い保守管理サーバ2へ通知するものとしたが、「閉状態」を契機として、直ちに更新された最新の部品情報21を保守管理サーバ2へ通知してもよい。
また、扉状態検出手段140は扉の開状態から閉状態へ変化を検出して保守部品管理装置10に通知するようにしてもよい。この場合に、保守部品管理装置10は、部品交換作業などの終了を示す「開状態から閉状態へ変化」を契機として、交換や増設がされた部品130を検出して部品情報21の更新を行い、保守管理サーバ2へ通知するような処理動作を行う。
〔ハードウェア障害発生時〕
納入先において情報処理装置1が運用されている間に、ハードウェア障害が発生したと仮定する。
情報処理装置1の障害検出手段160は、ハードウェア障害を検出すると、所定のエラーメッセージなどの障害情報を保守部品管理装置10に通知する。
保守部品管理装置10の障害情報取得部16は、障害情報が通知されると、障害情報を被疑部品判定部17へ通知する。
被疑部品判定部17は、予め備えておいた障害関連部品情報を参照して、通知された障害が発生している疑いのある部品もしくは障害が発生する可能性がある部品を一または複数推定し、障害情報ごとに推定した部品(被疑部品)の品名を設定した被疑部品情報を生成し、被疑部品情報送信部18に通知する。
障害関連部品情報は、例えば、障害の種類ごとに障害が発生する可能性がある部品を発生の蓋然性が高い順に定義しておくデータテーブルとする。または、障害の種類に応じて発生が疑われる部品の推定規則を示す規則情報であってもよい。
図5は、被疑部品情報の例を示す図である。被疑部品情報は、通知された障害情報ごとに、障害発生の疑いがあると推定した部品の品名が所定の数だけ設定される。なお、被疑部品判定部17は、障害情報と障害関連部品情報とをもとに、障害が発生している部品130が特定できた場合には、その品名に特定フラグを付与するようにしてもよい。
例えば、障害情報がメモリエラーであれば、障害発生が疑われる部品130として「メモリ」が推定される。なお、メモリエラーは、メモリでのみ発生する障害であるので、「メモリ」には特定フラグが付与される。また、障害情報がファイルエラーであれば、障害関連部品情報にもとづいて、障害が発生する可能性が高い順に、「HDD」、「CPU」、「メモリ」が推定される。
被疑部品情報送信部18は、被疑部品情報を受け取ると、被疑部品の品名をキーに管理情報記憶部20の部品情報21を検索し、該当するレコードを抽出して、被疑部品詳細情報を生成する。
図6は、被疑部品詳細情報の例を示す図である。被疑部品詳細情報は、被疑部品として推定された部品ごとに、品名、仕様、製造年月、部品番号、版数、実装位置のデータが設定される。なお、同じ品名で複数の部品が抽出された場合には、各部品情報ごとに被疑部品詳細情報のレコードを生成してもよく、または被疑部品についての部品情報のみでレコードを生成してもよい。また、障害発生が特定されていることを示す判定欄を設けて、被疑部品情報において特定フラグが付与された部品130の部品情報に「特定」を設定するようにしてもよい。
そして、被疑部品情報送信部18は、被疑部品情報および被疑部品詳細情報を添付した障害情報を通知するメールを作成して、データ通信手段150を通じて保守管理サーバ2へ通知する。
保守管理サーバ2は、被疑部品情報および被疑部品詳細情報が添付された障害発生の通知メールを受信すると、被疑部品詳細情報をもとに障害発生により交換の可能性がある部品130の仕様を知ることができるため、障害発生の通知を受けて直ちに交換部品の手配の準備を行うことができる。
図7〜図9は、本発明の処理の流れを示す図である。
図7は、部品の交換または増設が行われた場合の処理の流れを示す図である。ここでは、扉状態情報として「開状態」または「閉状態」が通知されるとする。
保守部品管理装置10のセンサ情報取得部11は、扉状態情報を受信すると(ステップS100)、扉状態が「開状態」か「閉状態」かを判定する(ステップS101)。
扉が「開状態」であれば、部品情報照合部12は、管理情報記憶部20から部品情報21を読み込む(ステップS102)。さらに、ICタグ読み書き装置30を介して、ICタグ131から固有情報を取得する(ステップS103)。そして、部品情報21と固有情報とを照合し(ステップS104)、部品情報21のレコードと固有情報とが合致するかどうかを判定する(ステップS105)。
部品情報21と固有情報とが合致しない場合に、部品情報更新部13は、合致する固有情報が存在しない部品情報21のレコードを削除し(ステップS106)、合致するレコードが存在しない固有情報を部品情報21に追加する(ステップS107)。なお、部品情報21と固有情報とが合致するか、または、ステップS107の処理を行ったら、ステップS101の処理へ戻る。
そして、ステップS101の処理で、扉が「閉状態」であれば、部品情報照合部12は、ICタグ131の固有情報を取得し(ステップS108)、さらに、部品情報21と固有情報とを照合し(ステップS109)、部品情報21のレコードと固有情報とが合致するかどうかを判定する(ステップS110)。
そして、部品情報21と固有情報とが合致しない場合に、ステップS106の処理へ進み、部品情報21と固有情報とが合致する場合に、ステップS111の処理へ進む。
ステップS111では、部品情報更新部13は、更新された部品情報21を管理情報記憶部20へ書き戻し、装置情報更新部14は、ICタグ読み書き装置30を介して、部品情報21に追加された部品130のICタグ131へ、管理情報記憶部20の装置情報を書き込む(ステップS112)。さらに、部品情報送信部15は、最新の部品情報21を保守管理サーバ2へ送信する(ステップS113)。
なお、ステップS101の処理で扉が「閉状態」であれば、ステップS108〜ステップS110の処理を行わずに、直ちにステップS111の処理を行ってもよい。
図8は、部品の交換または増設が行われた場合の処理の流れを示す図である。ここでは、扉状態情報として「開状態から閉状態への変化」が通知されるとする。
保守部品管理装置10のセンサ情報取得部11は、扉状態情報を受信すると(ステップS200)、部品情報照合部12は、管理情報記憶部20から部品情報21を読み込み(ステップS201)、ICタグ読み書き装置30を介して、ICタグ131から固有情報を取得する(ステップS202)。そして、部品情報21と固有情報とを照合し(ステップS203)、部品情報21のレコードと固有情報とが合致するかどうかを判定する(ステップS204)。
部品情報21と固有情報とが合致しない場合に、部品情報更新部13は、合致する固有情報が存在しない部品情報21のレコードを削除し(ステップS205)、合致するレコードが存在しない固有情報を部品情報21に追加する(ステップS206)。なお、部品情報21と固有情報とが合致する場合には、ステップS207の処理へ進む。
そして、部品情報更新部13は、更新された部品情報21を管理情報記憶部20へ書き戻し(ステップS207)、装置情報更新部14は、ICタグ読み書き装置30を介して、部品情報21に追加された部品130のICタグ131へ管理情報記憶部20の装置情報を書き込み(ステップS208)、部品情報送信部15は、最新の部品情報21を保守管理サーバ2へ送信する(ステップS209)。
図9は、ハードウェア障害が発生した場合の処理の流れを示す図である。
障害情報取得部16は、障害検出手段160から障害情報を受信すると(ステップS300)、被疑部品判定部17は、障害が発生した疑いのある部品または可能性のある部品(被疑部品)を推定し、被疑部品情報を生成する(ステップS301)。そして、被疑部品情報送信部18は、管理情報記憶部20の部品情報21から被疑部品の部品情報を抽出して、被疑部品詳細情報を生成し(ステップS302)、障害情報、被疑部品情報、被疑部品詳細情報を保守管理サーバ2へ送信する(ステップS303)。
以上、本発明をその実施の形態により説明したが、本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可能であることは当然である。
例えば、保守部品管理装置10の被疑部品判定部17および被疑部品情報送信部18において生成される被疑部品情報および被疑部品詳細情報を、保守管理サーバ2で生成するようにしてもよい。すなわち、保守管理サーバ2は、障害関連部品情報を備えておき、情報処理装置1から障害発生を通知するメールを受信すると、障害情報をもとに被疑部品を推定し、納入先ごとの部品情報を管理したデータベースを参照して情報処理装置1の部品情報21をもとに、被疑部品の部品情報を抽出し、交換部品の手配などを行う。
本発明の形態および実施例の特徴を列記すると以下のとおりである。
(付記1) 各部品の仕様を示す固有情報を含む部品情報を記憶する部品情報記憶部を備え、情報処理装置に搭載された部品であって固有情報を格納するデータ格納領域を持つ部品を管理する保守部品管理処理を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記情報処理装置の扉の所定の開閉状態もしくは開閉状態の変化を受け付けた場合に、前記情報処理装置内に搭載された各部品から固有情報を取得する固有情報取得処理と、
前記固有情報の全てと前記部品情報記憶部の部品情報とを照合し、前記部品情報の内容が前記固有情報に一致するように前記部品情報を更新して前記部品情報記憶部に格納する部品情報更新処理とを、
コンピュータに実行させるための保守部品管理プログラム。
(付記2) 前記部品情報更新処理において更新された部品情報を、所定の保守管理サーバへ送信する処理を、
コンピュータに実行させるための前記付記1記載の保守部品管理プログラム。
(付記3) 前記部品情報更新処理において、前記部品情報に前記固有情報が追加された場合に、前記追加された固有情報に対応する部品に、前記部品が搭載されている情報処理装置を示す装置情報を送出する装置情報送信処理を、
コンピュータに実行させるための前記付記1記載の保守部品管理プログラム。
(付記4) 前記情報処理装置で生じる障害と前記障害が発生する部品との関係を示す障害部品関連情報を備えて、前記情報処理装置で発生した障害を示す障害情報を受け取ると、前記障害部品関連情報を参照し、前記障害情報をもとに障害発生の疑いがある被疑部品を推定する被疑部品判定処理と、
前記障害情報と前記被疑部品とを所定の保守管理サーバへ送信する被疑部品情報送信処理とを、
コンピュータに実行させるための前記付記1記載の保守部品管理プログラム。
(付記5) 前記被疑部品判定処理では、前記部品情報記憶部から、前記被疑部品の部品情報を抽出する処理を、
前記被疑部品情報送信処理では、前記被疑部品の部品情報を所定の保守管理サーバへ送信する処理を、
コンピュータに実行させるための前記付記4記載の保守部品管理プログラム。
(付記6) 前記部品のデータ格納領域は、無線データ通信によるアクセスが可能なものであって、
前記固有情報取得処理では、前記部品のデータ格納領域に対して、無線データ通信により前記固有情報を読み出し、または装置情報を書き込む処理を、
コンピュータに実行させるための前記付記1記載の保守部品管理プログラム。
(付記7) 情報処理装置に搭載された部品であって固有情報を格納するデータ格納領域を持つ部品を管理する保守部品管理装置であって、
各部品の仕様を示す固有情報を含む部品情報を記憶する部品情報記憶部と、
前記情報処理装置の扉の所定の開閉状態もしくは開閉状態の変化を受け付ける処理手段と、
前記扉の所定の開閉状態もしくは開閉状態の変化を受け付けた場合に、前記情報処理装置内に搭載された各部品から固有情報を取得する処理手段と、
前記固有情報の全てと前記部品情報記憶部の部品情報とを照合する処理手段と、
前記部品情報の内容が前記固有情報に一致するように前記部品情報を更新して前記部品情報記憶部に格納する処理手段とを備える
ことを特徴とする保守部品管理装置。
本発明を実施するための最良の形態における構成例を示す図である。 保守部品管理装置の構成例を示す図である。 部品のICタグに格納される情報および管理情報記憶部に格納される情報の例を示す図である。 部品情報の更新を説明するための図である。 被疑部品情報の例を示す図である。 被疑部品詳細情報の例を示す図である。 部品の交換または増設が行われた場合の処理の流れを示す図である。 部品の交換または増設が行われた場合の処理の流れを示す図である。 ハードウェア障害が発生した場合の処理の流れを示す図である。
符号の説明
1 情報処理装置
10 保守部品管理装置
11 センサ情報取得部
12 部品情報照合部
13 部品情報更新部
14 装置情報更新部
15 部品情報送信部
16 障害情報取得部
17 被擬部品判定部
18 被擬部品情報送信部
20 管理情報記憶部
30 ICタグ読み書き装置
40 独立電源
100 装置本体部
130 部品
131 情報格納部(ICタグ)
140 扉状態監視手段
150 デ─タ通信手段
160 障害検出手段
2 保守管理サーバ

Claims (5)

  1. 情報処理装置に搭載された部品を管理する処理を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    部品の仕様を示す仕様情報と部品固有の識別情報とを含む部品固有情報を格納するデータ格納領域を有する部品が搭載される情報処理装置に設けられ、該情報処理装置の部品交換用の開口部の扉の開閉状態を監視する扉状態監視部と、
    前記情報処理装置に搭載されている部品の部品固有情報が記録された部品情報を記憶する部品情報記憶部とを備えるコンピュータに、
    前記扉状態監視部から、前記情報処理装置の扉の開または閉のいずれかの状態へ変化した旨の通知を受信する扉状態変化検出処理と、
    前記通知の受信を契機に、前記情報処理装置内に搭載された各部品のデータ格納領域から部品固有情報を読み出し、全部品の部品固有情報を取得する部品固有情報取得処理と、
    前記部品情報記憶部に記憶されている前記部品情報に記録されている部品固有情報と、前記取得した全ての部品固有情報とを照合する部品情報照合処理と、
    前記部品情報照合処理において、前記取得した全ての部品固有情報と前記読み出した部品情報に記録された部品固有情報とが一致しない場合に、前記取得した全部品固有情報を用いて前記部品情報に記録されている部品固有情報を更新する部品情報更新処理と、
    前記部品情報更新処理において、前記取得された部品固有情報であって前記部品情報の更新において追加されたものについて、該部品固有情報に対応する部品のデータ格納領域の部品固有情報と異なる領域に、前記情報処理装置を識別する情報である装置情報を書き込む装置情報書き込み処理とを、
    実行させるための保守部品管理プログラム。
  2. 前記部品情報更新処理において部品固有情報が更新された部品情報を、所定の保守管理サーバへ送信する部品情報送信処理を、
    前記コンピュータに実行させるための請求項1記載の保守部品管理プログラム。
  3. 前記部品が有する前記データ格納領域は、無線データ通信によるアクセスが可能なものであり、
    前記固有情報取得処理において、無線データ通信により前記データ格納領域から前記部品固有情報を読み出す処理を、
    前記装置情報書き込み処理において、無線データ通信により前記データ格納領域へ前記装置情報を書き込む処理を、
    前記コンピュータに実行させるための請求項1または請求項2に記載の保守部品管理プログラム。
  4. 情報処理装置に搭載された部品を管理する保守部品管理装置であって、
    部品の仕様を示す仕様情報と部品固有の識別情報とを含む部品固有情報を格納するデータ格納領域を有する部品が搭載される情報処理装置に設けられ、該情報処理装置の部品交換用の開口部の扉の開閉状態を監視する扉状態監視部と、
    前記情報処理装置に搭載されている部品の部品固有情報が記録された部品情報を記憶する部品情報記憶部と、
    前記扉状態監視部から、前記情報処理装置の扉の開または閉のいずれかの状態へ変化した旨の通知を受信する扉状態変化検出部と、
    前記通知の受信を契機に、前記情報処理装置内に搭載された各部品のデータ格納領域から部品固有情報を読み出し、全部品の部品固有情報を取得する部品固有情報取得部と、
    前記部品情報記憶部に記憶されている前記部品情報に記録されている部品固有情報と、前記取得した全ての部品固有情報とを照合する部品情報照合部と、
    前記部品情報照合部の処理において、前記取得した全ての部品固有情報と前記読み出した部品情報に記録された部品固有情報とが一致しない場合に、前記取得した全部品固有情報を用いて前記部品情報に記録されている部品固有情報を更新する部品情報更新部と、
    前記部品情報更新部の処理において、前記取得された部品固有情報であって前記部品情報に追加されたものについて、該部品固有情報に対応する部品のデータ格納領域の部品固有情報と異なる領域に、前記情報処理装置を識別する情報である装置情報を書き込む装置情報書き込み部とを備える
    ことを特徴とする保守部品管理装置。
  5. 前記部品が有する前記データ格納領域が、無線データ通信によるアクセスが可能なものであり、
    前記固有情報取得部は、無線データ通信により前記データ格納領域から前記部品固有情報を読み出す処理を行い、
    前記装置情報書き込み部は、無線データ通信により前記データ格納領域へ前記装置情報を書き込む処理を行う、
    ことを特徴とする請求項4に記載の保守部品管理装置。
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