JP4640359B2 - フォールトトレラントコンピュータ、フォールトトレラントコンピュータにおける同期制御方法 - Google Patents

フォールトトレラントコンピュータ、フォールトトレラントコンピュータにおける同期制御方法 Download PDF

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本発明は、複数のCPUユニットが同一のクロックを入力して全く同じ動作を同期して行うロックステップ方式のフォールトトレラントコンピュータ、フォールトトレラントコンピュータにおける同期制御方法に関する。
ロックステップ方式のフォールトトレラントコンピュータは、複数のCPUユニットと、IOユニットとを有している。IOユニットは、一般に、複数のCPUユニットから発行されたIO命令を比較する比較装置を有しており、複数のCPUユニットから同時にIO命令が到達した場合に複数のCPUユニットの動作が同期していると判断してIO処理を行い、各CPUユニットが故障しない限り同期していることを保証していた。
しかし、近年のプロセッサの高速化に伴い、同一のクロックを入力しても複数のCPUユニット間で動作が完全に同期しない、いわゆる「同期外れ」が発生するようになり、複数のCPUユニットから発行されたIO命令のIOユニットへの到達時間に時間的な差異が生じてしまう場合があった。
このようなCPUユニットの故障に起因しない「同期外れ」は、CPUユニットでの動作には時間的な差異があるものの、ソフトウェアプログラム上では同じ動作がなされていることが分かっている。
しかし、従来のフォールトトレラントコンピュータでは、このようなCPUユニットの故障に起因しない「同期外れ」が発生した場合、CPUユニットの縮対状態や再組み込みの動作が発生してしまうという弊害が生じていた。
このような弊害を解決する技術として、例えば、特許文献1には、複数のCPUユニットから発行されたIO命令のIOユニット(特許文献1では「IOコントローラ」に相当)への到達時間に時間的な差異が生じるような場合、IOユニットへのIO命令の転送を一時保留し、以降の一定時間内に他のCPUユニットから一致するIO命令が到達すれば、そのIO命令をIOユニットに転送する技術が開示されている。
特開2004−110803号公報
しかし、特許文献1に開示された技術においては、複数のCPUユニットから発行されたIO命令のIOユニットへの到達時間に時間的な差異が生じるような場合、IOユニットへのIO命令の転送を全て一時保留させてしまうため、性能低下という問題が生じるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、CPUユニットの故障に起因しない「同期外れ」が発生した場合に、性能低下を引き起こすことなく、CPUユニットの縮対状態や再組み込みの動作が発生することを回避できるフォールトトレラントコンピュータ、フォールトトレラントコンピュータにおける同期制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明のフォールトトレラントコンピュータは、
IO命令を発行する複数のCPUユニットと、前記IO命令に基づいてIO処理を行うIOユニットと、を有してなるフォールトトレラントコンピュータにおいて、
前記複数のCPUユニットの各々から発行されるIO命令を入力し、入力されたIO命令が一致するか否かを比較し、一致すれば一致信号を出力し、不一致であれば不一致信号を出力するIO比較部と、
前記IO比較部から不一致信号が出力された場合、先に入力されたIO命令の発行元のCPUユニットの信頼性を表す優先度が前記複数のCPUユニットの中で最も高いか否かを判定し、最も高ければ高優先信号を出力し、最も高くなければ低優先信号を出力するFT制御部と、
前記IO比較部から一致信号が出力された場合、前記IOユニットにIO命令を転送し、前記IO比較部から不一致信号が出力された場合、前記FT制御部から高優先信号が出力されれば、前記IOユニットにIO命令を転送するIO制御部と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明のフォールトトレラントコンピュータにおける同期制御方法は、
IO命令を発行する複数のCPUユニットと、前記IO命令に基づいてIO処理を行うIOユニットと、前記複数のCPUユニットにて発行されたIO命令を前記IOユニットに転送する転送制御を行うFT制御回路と、を有するフォールトトレラントコンピュータにおける同期制御方法であって、
前記FT制御回路内のIO比較部が、前記複数のCPUユニットの各々から発行されるIO命令を入力し、入力されたIO命令が一致するか否かを比較し、一致すれば一致信号を出力し、不一致であれば不一致信号を出力するIO命令比較ステップと、
前記FT制御回路内のFT制御部が、前記IO比較部から不一致信号が出力された場合、先に入力されたIO命令の発行元のCPUユニットの信頼性を表す優先度が前記複数のCPUユニットの中で最も高いか否かを判定し、最も高ければ高優先信号を出力し、最も高くなければ低優先信号を出力する優先度判定ステップと、
前記FT制御回路内のIO制御部が、前記IO比較部から一致信号が出力された場合、前記IOユニットにIO命令を転送し、前記IO比較部から不一致信号が出力された場合、前記FT制御部から高優先信号が出力されれば、前記IOユニットにIO命令を転送するIO命令転送ステップと、を有することを特徴とする。
上記のように構成された本発明によれば、複数のCPUユニットから発行されたIO命令の到達時間に時間的な差異が生じた場合、先に到達したIO命令の発行元のCPUユニットの優先度が他のCPUユニットよりも高ければ、そのIO命令をIOユニットに転送する。
したがって、IOユニットへのIO命令の転送を全て一時保留させる従来技術と比較して、性能低下という問題が生じることなく、CPUユニットの縮対状態や再組み込みの動作が発生することを回避することが可能となる。
本発明によれば、CPUユニットの故障に起因しない「同期外れ」により、複数のCPUユニットから発行されたIO命令のIOユニットへの到達時間に時間的な差異が生じるような場合でも、CPUユニットの縮対状態や再組み込みの動作が発生することを回避することができるという効果が得られる。また、これに伴い、フォールトトレラントコンピュータの平均故障間隔(MTBF:Mean Time Between Failure)を短くすることがなくなるという効果も得られる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1を参照すると、本実施形態のフォールトトレラントコンピュータは、CPUユニット(運用系)1、CPUユニット(待機系)2、FT制御回路3、およびIOユニット7を有している。
CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2は、同一のクロックを入力して全く同じ動作を同期して行うものであり、IOユニット7におけるIO処理を制御するためのIO命令を発行する。
IOユニット7は、CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2にて発行されたIO命令を基にIO処理を行う。
FT制御回路3は、CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2にて発行されたIO命令をIOユニット7に転送するか、または一時転送を保留するかの転送制御を行う。
FT制御回路3は、IO比較部4、FT制御部5、およびIO制御部6を有している。
IO比較部4は、CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2の各々から発行されるIO命令を入力し、入力されたIO命令が一致するか否かを比較し、一致すれば一致信号を出力し、不一致であれば不一致信号を出力する。
FT制御部5は、IO比較部4から不一致信号が出力された場合、IO命令の発行元のCPUユニット(運用系)1またはCPUユニット(待機系)2の優先度(信頼性を表す度数)が他のCPUユニットよりも高いか否かを判定し、高ければ高優先信号を出力し、高くなければ低優先信号を出力する。
IO制御部6は、IO比較部4から一致信号が出力された場合、IOユニット7にIO命令を転送し、IO比較部4から不一致信号が出力された場合、FT制御部5から高優先信号が出力されれば、IOユニット7にIO命令を転送する。
また、IO制御部6は、IO比較部4から不一致信号が出力された場合、FT制御部5から低優先信号が出力されれば、IO命令の転送を一時保留し、一定時間内にIO比較部4から一致信号が出力された場合に限り、その一致信号が出力された時点でIOユニット7にIO命令を転送する。
ここで、IO比較部4、FT制御部5、およびIO制御部6の動作について、さらに詳細に説明する。
CPUユニット(運用系)1にて発行されたIO命令aおよびCPUユニット(待機系)2にて発行されたIO命令bは、IO比較部4に入力される。
IO比較部4は、CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2の各々から入力されたIO命令a,bが一致するか否かを比較し、その比較結果に応じた一致信号cまたは不一致信号fを出力する。
このとき、CPUユニット(運用系)1とCPUユニット(待機系)2とが同期していれば、CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2から同じIO命令が同期して入力されるため、IO命令は一致する。他方、CPUユニット(運用系)1とCPUユニット(待機系)2間に「同期外れ」が発生していれば、CPUユニット(運用系)1またはCPUユニット(待機系)2の一方からのみIO命令が入力されるため、IO命令は不一致となる。
IO比較部4は、比較結果が一致する場合、つまりCPUユニット(運用系)1とCPUユニット(待機系)2とが同期している場合、IO制御部6へ、一致信号cを出力すると共に、CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2の双方から入力された同じIO命令a,bをIO命令dとして転送する。IO制御部6は、IO比較部4から一致信号cが出力されると、IO比較部4から転送されてきたIO命令dを取り込み、取り込んだIO命令dをIO命令eとしてIOユニット7に転送する。
一方、IO比較部4は、比較結果が不一致となる場合、つまりCPUユニット(運用系)1とCPUユニット(待機系)2間に「同期外れ」が発生している場合、FT制御部5へ不一致信号fを出力すると共に、IO制御部6へCPUユニット(運用系)1またはCPUユニット(待機系)2の一方から入力されたIO命令aまたはbをIO命令dとして転送する。FT制御部5は、IO比較部4から不一致信号fが出力されると、IO比較部4からIO制御部6へ転送されたIO命令dの発行元のCPUユニット(運用系)1またはCPUユニット(待機系)2の優先度が他のCPUユニットよりも高いか否かを判定し、その判定結果に応じた高優先/低優先信号gを出力する。
IO制御部6は、FT制御部5から出力された高優先/低優先信号gを基に、IO比較部4から転送されてきたIO命令dをIOユニット7へ転送するか、または一時転送を保留するかを判定する。
IO制御部6は、FT制御部5から高優先信号gが出力された場合、IO比較部4から転送されてきたIO命令dを取り込み、取り込んだIO命令dをIO命令eとしてIOユニット7に転送する。さらに、IO制御部6は、取り込んだIO命令dを、再度IO命令hとしてIO比較部4へ転送し、IO比較部4は、IO命令hを他方のCPUユニットから遅れて入力されるIO命令と一致するまで保持し続ける。もし、IO制御部6は、一定時間内にIO比較部4から一致信号cが出力されなければ、OSや管理ソフトウェア等への障害通知を行う。
また、IO制御部6は、FT制御部5から低優先信号gが出力された場合、IO比較部4から転送されてきたIO命令dを取り込み、取り込んだIO命令dを、再度IO命令hとしてIO比較部4へ転送し、IO比較部4は、IO命令hを他方のCPUユニットから遅れて入力されるIO命令と一致するまで保持し続ける。以降、IO比較部4は、一定時間内に他方のCPUユニットから遅れて到達するIO命令と一致すると、IO制御部6へ一致信号cを出力すると共に、IO命令dを転送する。IO制御部6は、一定時間内にIO比較部4から一致信号cが出力されると、IO命令dを取り込み、IO命令dをIO命令eとしてIOユニット7に転送する。もし、IO制御部6は、一定時間内にIO比較部4から一致信号cが出力されなければ、OSや管理ソフトウェア等への障害通知を行う。
以下、本実施形態のフォールトトレラントコンピュータにおいて、FT制御回路3にIO命令が入力された時の動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2の各々から発行されたIO命令がFT制御回路3のIO比較部4に入力されると(ステップ101)、IO比較部4は、CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2の各々から発行されたIO命令が一致するか否かを比較し、その比較結果に応じた一致信号または不一致信号を出力する(ステップ102)。
ステップ102でIO比較部4から一致信号が出力された場合は、CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2の双方から入力された同じIO命令を、IO比較部4からIO制御部6経由でIOユニット7に転送し(ステップ103)、処理を終了する。
一方、ステップ102でIO比較部4から不一致信号が出力された場合は、FT制御部5は、IO比較部4へ入力されたIO命令の発行元のCPUユニット(運用系)1またはCPUユニット(待機系)2の優先度が他のCPUユニットよりも高いか否かを判定し、その判定結果に応じた高優先信号または低優先信号を出力する(ステップ104)。
ステップ104でFT制御部5から高優先信号が出力された場合は、IO命令の発行元の一方のCPUユニットから入力されたIO命令を、IO比較部4からIO制御部6経由でIOユニット7に転送するとともに、そのIO命令のIO比較部4への登録を行う(ステップ105)。以降、IO比較部4は、ステップ105で登録したIO命令と、他方のCPUユニットから遅れて入力されるIO命令とが一致するか否かを比較し(ステップ106)、一致した場合は処理を終了する。ステップ105でIO命令の登録を行ってから一定時間経過しても、その登録したIO命令と一致するIO命令が他方のCPUユニットから入力されない場合は(ステップ107)、IO制御部6からOSや管理ソフトウェア等に対する障害通知を行い、処理を終了する。
また、ステップ104でFT制御部5から低優先信号が出力された場合は、IOユニット7へのIO命令の転送を一時保留して、IO命令のIO比較部4への登録を行う(ステップ108)。以降、IO比較部4は、ステップ108で登録したIO命令と、他方のCPUユニットから遅れて入力されるIO命令とが一致するか否かを比較し(ステップ109)、一致した場合は登録したIO命令をIOユニット7に転送し(ステップ110)、処理を終了する。ステップ108でIO命令の登録を行ってから一定時間経過しても、その登録したIO命令と一致するIO命令が他方のCPUユニットから入力されない場合は(ステップ111)、IO制御部6からOSや管理ソフトウェア等に対する障害通知を行い、処理を終了する。
ここで、ステップ104におけるFT制御部5による判定動作について説明する。
FT制御部5は、CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2の各々について障害の履歴情報を保持しており、この履歴情報を基にIO命令の発行元のCPUユニットの優先度が他のCPUユニットよりも高いか否かを判定する。例えば、IO命令の発行元のCPUユニットの障害履歴が、他のCPUユニットよりも少ない場合に、他のCPUユニットよりも優先度が高いと判定し、高優先信号を出力する。
また、FT制御部5は、上記のように履歴情報を用いて一次判定を行った後、IO命令の発行元のCPUユニットに搭載されるCPUが故障しているか否かを診断し、その診断結果を基に二次判定を行うこととしても良い。例えば、二次判定においては、CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2の各々に診断回路を個別に持たせ、その診断回路が自己のCPUユニットに搭載されるCPUの故障監視を行う。FT制御部5は、診断回路における故障監視結果を参照することで、CPUが故障しているか否かの判定を行う。そして、一次判定の結果、IO命令の発行元のCPUユニットが他のCPUユニットよりも優先度が高いと判定し、かつ、二次判定の結果、IO命令の発行元のCPUユニットが故障していないと判定した場合に限り、高優先信号を出力する。言い換えれば、一次判定の結果、IO命令の発行元のCPUユニットが他のCPUユニットよりも優先度が高いと判定しても、二次判定の結果、IO命令の発行元のCPUユニットが故障していると判定すれば、高優先信号を出力せず、OSや管理ソフトウェア等への障害通知等を行う。
上述したように本実施形態においては、FT制御回路3は、CPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2から発行されたIO命令の到達時間に時間的な差異が生じた場合、先に到達したIO命令の発行元のCPUユニットの優先度が他のCPUユニットよりも高ければ、そのIO命令をIOユニット7に転送する。
したがって、IOユニットへのIO命令の転送を全て一時保留させる従来技術と比較して、性能低下という問題が生じることなく、CPUユニットの縮対状態や再組み込みの動作が発生することを回避することができる。また、これに伴い、フォールトトレラントコンピュータの平均故障間隔を短くすることがなくなる。
なお、本実施形態においては、2つのCPUユニット(運用系)1およびCPUユニット(待機系)2を示しているが、CPUユニットの数は複数であれば特に制限は無く、また、1つのIOユニット7を示しているが、IOユニット7の数は特に制限は無い。もし、CPUユニットを3つ以上設ける場合、FT制御部5は、IO命令の発行元のCPUユニットの優先度が最も高いか否かを判定し、最も高ければ高優先信号を出力し、最も高くなければ低優先信号を出力すれば良い。
また、本実施形態においては、従来技術のように、IOユニット7は、比較装置を有している必要はなく、FT制御回路3から到達したIO命令に基づき、即座にIO処理を実行すれば良い。
本発明の一実施形態のフォールトトレラントコンピュータの構成を示す図である。 図1に示したフォールトトレラントコンピュータの動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 CPUユニット(運用系)
2 CPUユニット(待機系)
3 FT制御回路
4 IO比較部
5 FT制御部
6 IO制御部
7 IOユニット

Claims (6)

  1. IO命令を発行する複数のCPUユニットと、前記IO命令に基づいてIO処理を行うIOユニットと、を有してなるフォールトトレラントコンピュータにおいて、
    前記複数のCPUユニットの各々から発行されるIO命令を入力し、入力されたIO命令が一致するか否かを比較し、一致すれば一致信号を出力し、不一致であれば不一致信号を出力するIO比較部と、
    前記IO比較部から不一致信号が出力された場合、先に入力されたIO命令の発行元のCPUユニットの信頼性を表す優先度が前記複数のCPUユニットの中で最も高いか否かを判定し、最も高ければ高優先信号を出力し、最も高くなければ低優先信号を出力するFT制御部と、
    前記IO比較部から一致信号が出力された場合、前記IOユニットにIO命令を転送し、前記IO比較部から不一致信号が出力された場合、前記FT制御部から高優先信号が出力されれば、前記IOユニットにIO命令を転送するIO制御部と、を有し、
    前記IO制御部は、前記IO比較部から不一致信号が出力された場合、前記FT制御部から低優先信号が出力されれば、IO命令の転送を一時保留し、一定時間内に前記IO比較部から一致信号が出力された場合に限り、当該一致信号が出力された時点で前記IOユニットにIO命令を転送する、フォールトトレラントコンピュータ。
  2. 前記FT制御部は、前記複数のCPUユニットの各々の障害履歴情報を保持し、先に入力されたIO命令の発行元となるCPUユニットの障害履歴情報に基づいて当該CPUユニットの優先度が最も高いか否かを判定する、請求項に記載のフォールトトレラントコンピュータ。
  3. 前記複数のCPUユニットの各々は、
    CPUと、
    自己のCPUユニット内のCPUの故障を監視する診断回路と、を有し、
    前記FT制御部は、先に入力されたIO命令の発行元となるCPUユニットの優先度が最も高いと判定した場合、当該CPUユニット内の前記診断回路における監視結果に基づき当該CPUユニット内のCPUが故障しているか否かを判定し、当該CPUが故障していないと判定した場合に限り、前記高優先信号を出力する、請求項1または2に記載のフォールトトレラントコンピュータ。
  4. IO命令を発行する複数のCPUユニットと、前記IO命令に基づいてIO処理を行うIOユニットと、前記複数のCPUユニットにて発行されたIO命令を前記IOユニットに転送する転送制御を行うFT制御回路と、を有するフォールトトレラントコンピュータにおける同期制御方法であって、
    前記FT制御回路内のIO比較部が、前記複数のCPUユニットの各々から発行されるIO命令を入力し、入力されたIO命令が一致するか否かを比較し、一致すれば一致信号を出力し、不一致であれば不一致信号を出力するIO命令比較ステップと、
    前記FT制御回路内のFT制御部が、前記IO比較部から不一致信号が出力された場合、先に入力されたIO命令の発行元のCPUユニットの信頼性を表す優先度が前記複数のCPUユニットの中で最も高いか否かを判定し、最も高ければ高優先信号を出力し、最も高くなければ低優先信号を出力する優先度判定ステップと、
    前記FT制御回路内のIO制御部が、前記IO比較部から一致信号が出力された場合、前記IOユニットにIO命令を転送し、前記IO比較部から不一致信号が出力された場合、前記FT制御部から高優先信号が出力されれば、前記IOユニットにIO命令を転送するIO命令転送ステップと、を有し、
    前記IO命令転送ステップでは、前記IO比較部から不一致信号が出力された場合、前記FT制御部から低優先信号が出力されれば、IO命令の転送を一時保留し、一定時間内に前記IO比較部から一致信号が出力された場合に限り、当該一致信号が出力された時点で前記IOユニットにIO命令を転送する、同期制御方法。
  5. 前記FT制御部が、前記複数のCPUユニットの各々の障害履歴情報を保持するステップをさらに有し、
    前記優先度判定ステップでは、先に入力されたIO命令の発行元となるCPUユニットの障害履歴情報に基づいて当該CPUユニットの優先度が最も高いか否かを判定する、請求項に記載の同期制御方法。
  6. 前記複数のCPUユニットの各々が、自己のCPUユニット内のCPUの故障を監視するステップをさらに有し、
    前記優先度判定ステップでは、先に入力されたIO命令の発行元となるCPUユニットの優先度が最も高いと判定した場合、当該CPUユニットにおけるCPUの監視結果に基づき当該CPUユニット内のCPUが故障しているか否かを判定し、当該CPUが故障していないと判定した場合に限り、前記高優先信号を出力する、請求項4または5に記載の同期制御方法。
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