JP4626211B2 - 波動歯車装置、伝達比可変装置、及び波動歯車装置の製造方法 - Google Patents

波動歯車装置、伝達比可変装置、及び波動歯車装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、波動歯車装置、伝達比可変装置、及び波動歯車装置の製造方法に関するものである。
従来、サーキュラスプラインと、その内側においてサーキュラスプラインと噛み合うように同軸配置される筒状のフレクスプラインと、フレクスプラインを非円形に撓ませてその外歯をサーキュラスプラインの内歯に部分的に噛み合わせるとともに、その非円形形状を回転させる波動発生器とを備えた波動歯車装置がある(特許文献1参照)。
波動歯車装置は、上記波動発生器を回転させることで、フレクスプラインの固定端側(2つのフレクスプラインを有するものはステータ側)に対してサーキュラスプラインを高い減速比で相対回転させることができる。そして、その外形が極めて小さいという特徴を有していることから、近年、精密機械や車両用操舵装置の伝達比可変装置等、多種多様な用途に用いられるようになっている。
特許第2718540号明細書
ところで、従来、波動歯車装置を構成する各スプラインは、切削加工により金属ブロックから削り出すことにより形成される。このため、その金属接触による歯当たり音や振動の発生が避けられないものとなっている。
しかし、上記のごとく、波動歯車装置の用途は拡大の一途を辿っており、近年では、その基本性能に加えて、高い静粛性が求められるようになっている。特に、伝達比可変装置においては、その作動音及び振動がステアリングシャフトやハウジング等を介して車室に伝播しその放射ノイズが搭乗者に不快感を与えるおそれがある。そのため、こうした作動音や振動の低減が重要な課題の一つとなっている。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、静粛性の高い波動歯車装置、伝達比可変装置、及び波動歯車装置の製造方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、サーキュラスプラインと、前記サーキュラスプラインの内側において該サーキュラスプラインと噛み合うように同軸配置される筒状のフレクスプラインと、前記フレクスプラインを非円形に撓ませて該フレクスプラインの外歯を前記サーキュラスプラインの内歯に部分的に噛み合わせるとともに、前記撓められたフレクスプラインの非円形の形状を回転させる波動発生器とを備えた波動歯車装置であって、各スプラインの歯面には化学研磨処理が施された後に、無電解メッキ処理が施されること、を要旨とする。
上記構成によれば、各スプラインの歯面に残るツールマークを除去して同歯面の表面を平滑化することができ、その結果、波動歯車装置の作動音及び振動を低減することができる。加えて、各スプラインの歯面に残るツールマークをメッキ皮膜にて被覆することにより歯面の平滑化を図ることができ、その結果、波動歯車装置の作動音及び振動を低減することができる。また、処理溶液への通電を行わないため、複数の突起物を有する歯面においても、そのメッキ皮膜の膜厚を均一なものとすることができる。更に、化学研磨処理で除去しきれないツールマークをメッキ皮膜にて被覆することとすれば、歯面の更なる平滑化を図ることができるとともに、メッキ皮膜を薄くして高い皮膜強度を確保することができ、加えて処理時間の短縮化を図ることもできる。尚、皮膜強度と摺動抵抗の低減、及びその処理コストのバランスを考慮した場合、メッキ皮膜の候補として、例えばNi−P合金やNi−B合金等を挙げることができる。
請求項に記載の発明は、前記無電解メッキ処理は、メッキ皮膜中に滑材を分散させる無電解複合メッキ処理であること、を要旨とする。
上記構成によれば、歯面の摺動抵抗を更に低減することができる。尚、摺動抵抗を効果的に低減可能な滑材としては、その候補として、例えばPTFE等を挙げることができる。
請求項に記載の発明は、ステアリングホイールの操舵角に基づく操舵輪の第1の舵角にモータ駆動に基づく前記操舵輪の第2の舵角を上乗せすることにより前記ステアリングホイールの操舵角に対する操舵輪の伝達比を可変させる伝達比可変装置であって、請求項1または請求項2に記載の波動歯車装置を備えること、を要旨とする。
上記構成によれば、静粛性の高い伝達比可変装置を提供することが可能になる。
請求項に記載の発明は、波動歯車装置を構成する各スプラインの歯面に化学研磨処理を施した後、無電解複合メッキ処理を施すことにより、前記歯面に滑材が分散されたメッキ皮膜を形成する波動歯車装置の製造方法であること、を要旨とする。
上記構成によれば、各スプラインの歯面に残るツールマークをメッキ皮膜にて被覆することにより歯面の平滑化を図ることができるとともに、メッキ皮膜中に分散された滑材により、その摺動抵抗の更なる低減を図ることができる。その結果、製造容易且つ低コストにて静粛性の高い波動歯車装置を製造することができるようになる。
本発明によれば、静粛性の高い波動歯車装置、伝達比可変装置、及び波動歯車装置の製造方法を提供することにある。
以下、本発明を伝達比可変装置の波動歯車装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のステアリング装置1の概略構成図である。同図に示すように、ステアリングホイール(ステアリング)2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック5に連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック5の往復直線運動に変換される。そして、このラック5の往復直線運動により操舵輪6の舵角、即ちタイヤ角が可変することにより、車両の進行方向が変更されるようになっている。
また、ステアリング装置1は、モータ7を駆動源としてステアリングホイール2の舵角(操舵角)に対する操舵輪6の舵角(タイヤ角)の比率、即ち伝達比(ギヤ比)を可変させる伝達比可変装置8を備えている。
本実施形態では、ステアリングシャフト3は、ステアリング2が連結された第1シャフト9とラックアンドピニオン機構4に連結される第2シャフト10とからなり、これら第1シャフト9及び第2シャフト10は、伝達比可変装置8を介して連結されている。
図2に示すように、伝達比可変装置8は、駆動源としてのモータ7と、差動機構としての波動歯車装置11とを備えており、第1シャフト9の回転を第2シャフト10に伝達するとともにモータ7の回転を減速して第2シャフト10に伝達する。そして、ステアリング操作に伴う第1シャフト9の回転に、モータ駆動に基づく回転を上乗せして第2シャフト10に伝達することにより、ラックアンドピニオン機構4に入力されるステアリングシャフト3の回転を増速(又は減速)し、これにより操舵角に対する操舵輪6の伝達比を可変させるようになっている。
詳述すると、モータ7を収容するハウジング12は、略有底筒状に形成されており、モータ7は、その出力軸7aとハウジング12とが同軸になるように同ハウジング12内に固定されている。また、ハウジング12の上壁部12aには、同ハウジング12と同軸となる位置に筒状の嵌合部13が設けられており、同嵌合部13は、その軸方向外側(図中上方向)に向かって延設されている。そして、ハウジング12は、その嵌合部13と第1シャフト9の一端とが嵌合されることにより同第1シャフト9に固定され、これにより、第1シャフト9とともに一体回転するようになっている。
また、ハウジング12の上壁部12aには、スパイラルケーブル装置14が設けられている。スパイラルケーブル装置14は、ハウジング12とともに一体回転する内筒体14aと、該内筒体14aの外側において同内筒体14aと相対回転可能に設けられた外筒体14bとを有しており、内筒体14aの周囲には、同内筒体14aと外筒体14bとを電気的に接続するFFC(フレキシブルフラットケーブル)14cが巻回されている。そして、ハウジング12の回転に伴う内筒体14aの回転により同内筒体14aと外筒体14bとの間でFFC14cが巻き絞め又は巻き広げられることにより、所定の回転範囲(許容回転範囲)においてモータ7とECU15とが電気的に接続されるようになっている。
一方、図3(a)(b)に示すように、波動歯車装置11は、ステータギヤ21と、該ステータギヤ21と異なる歯数が設定されるとともに該ステータギヤ21と同軸に並置されるドリブンギヤ22と、ステータギヤ21及びドリブンギヤ22の内側に該両ギヤと噛み合うように同軸配置される筒状のフレキシブルギヤ23とを備えている。
図2に示すように、ステータギヤ21は、ハウジング12と同軸となるように同ハウジング12に固定されており、ドリブンギヤ22は、連結部材25を介して第2シャフト10と同軸に連結されている。また、図3(a)(b)に示すように、フレキシブルギヤ23は、楕円状に撓められた状態でステータギヤ21及びドリブンギヤ22の内側に配置されており、その外歯23aはステータギヤ21の内歯21a及びドリブンギヤ22の内歯22aとそれぞれ部分的に噛合されている。そして、ハウジング12とともにステータギヤ21が回転し、そのステータギヤ21の回転がフレキシブルギヤ23を介してドリブンギヤ22に伝達されることにより、ステアリング操作に伴う第1シャフト9の回転が第2シャフト10に伝達されるようになっている。
また、波動歯車装置11は、フレキシブルギヤ23の内側に配置される波動発生器27を有している。波動発生器27は、モータ7の出力軸7aに連結されており、同モータ7に駆動されてフレキシブルギヤ23の内側を回転することにより、上記撓められたフレキシブルギヤ23の楕円形状、即ちステータギヤ21及びドリブンギヤ22との噛合部を回転させる。そして、ステータギヤ21とドリブンギヤ22と間の歯数差に基づいて、ドリブンギヤ22が波動発生器27の回転と逆方向に回転することにより、モータ7の回転が減速されて第2シャフト10に伝達されるようになっている。
尚、本実施形態では、ステータギヤ21及びフレキシブルギヤ23の歯数は「102」、ドリブンギヤ22の歯数は「100」に設定されている。そして、これにより、波動歯車装置11の減速比は「50:1」となっている。
(各ギヤの特徴)
次に、波動歯車装置を構成する各ギヤの特徴について説明する。
図4のフローチャートに示すように、波動歯車装置を構成するステータギヤ21及びドリブンギヤ22、並びにフレキシブルギヤ23には、先ず、切削加工により歯面30(内歯21a,22a、又は外歯23a)が形成される(ステップ101)。そして、本実施形態では、各ギヤの歯面30に、化学研磨処理が施され(ステップ102)、その後、同歯面30に無電解メッキ処理(化学メッキ処理)が施される(ステップ103)。
尚、化学研磨処理は、化学薬品(化学研磨剤)を用いて対象物表面を超微小に溶解する処理方法であり、無電解メッキ処理は、通電を行うことなく、溶液中での還元反応を利用して対象物の表面に金属を析出させるメッキ処理方法である。
本実施形態では、ステータギヤ21及びドリブンギヤ22は、鉄系の鋳物材であるFCD800により、フレキシブルギヤ23は、ニッケル・クロム・モリブデン鋼であるSNCM439Uにより形成されており、化学研磨処理は、上記各ギヤを一過酸化水素−二フッ化アンモニウム系、又は硝酸−硫酸系の化学研磨剤中に浸漬することにより行われる。
また、本実施形態では、ステータギヤ21及びドリブンギヤ22、並びにフレキシブルギヤ23の歯面30には、無電解メッキ処理として、メッキ皮膜中に滑材を分散させる無電解複合メッキ処理(無電解コンポジットメッキ)が施される。
具体的には、各ギヤの無電解複合メッキ処理は、滑材としてのPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)微粒子が分散された処理溶液中に各ギヤを浸漬することにより行われる。そして、基材となる各ギヤの歯面30に、メッキ皮膜となるNi−P(ニッケル−リン)合金又はNi−B(ニッケル−ホウ素)合金とともにPTFE微粒子を共析させることにより、Ni−P又はNi−Bマトリックス中にPTFE微粒子32が分散されたメッキ皮膜31を形成する(図5参照)。
(作用)
次に、上記のように構成された波動歯車装置の作用について説明する。
上記のごとく、切削加工によりステータギヤ21及びドリブンギヤ22の内歯21a,22a及びフレキシブルギヤ23の外歯23aを形成した場合、これら各ギヤの歯面30には、その加工に用いた工具跡、即ちツールマークが残る。そして、このツールマークによる各ギヤ間の噛み合わせのバラツキ、及びその摺動抵抗が、波動歯車装置11の作動音及び振動の一因となっている。
本実施形態では、この点を踏まえ、各ギヤの歯面30に、化学研磨処理及び無電解複合メッキ処理を施すことにより、同各ギヤの歯面30に残るツールマークを除去する。そして、歯面30(の表面)の平滑化(レベリング)及びその摺動抵抗の低減を図ることにより、作動音及び振動を低減するようになっている。
即ち、化学研磨処理にてツールマークを除去することにより歯面30が平滑化される。そして、この化学研磨処理で除去しきれないツールマークをメッキ皮膜にて被覆することで歯面30が更に平滑化される。また、メッキ皮膜をNi−P合金又はNi−B合金とすることで、その摺動抵抗の低減が可能となり、同メッキ皮膜に分散されたPTFEにより更に摺動抵抗が低減される。その結果、波動歯車装置11の作動音及び振動が低減されるようになっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)ステータギヤ21及びドリブンギヤ22、並びにフレキシブルギヤ23の歯面30には、化学研磨処理が施される。これにより、各ギヤの歯面30に残るツールマークを除去して同歯面30の表面を平滑化することができ、その結果、波動歯車装置11の作動音及び振動を低減することができる。
(2)ステータギヤ21及びドリブンギヤ22、並びにフレキシブルギヤ23の歯面30には、化学研磨処理後に、無電解メッキ処理が施される。これにより、化学研磨処理で除去しきれないツールマークをメッキ皮膜にて被覆することにより歯面30の更なる平滑化を図ることができる。また、無電解メッキ処理を用いるため、複数の突起物を有する歯面30においても、そのメッキ皮膜の膜厚を均一なものとすることができる。加えて、化学研磨処理後に行うことでメッキ皮膜を薄くして高い皮膜強度を確保することができる。
(3)歯面30に形成されるメッキ皮膜はNi−P合金又はNi−B合金であるため、高い皮膜強度を確保することができるとともに、その摺動抵抗の低減を図ることができる。
(4)ステータギヤ21及びドリブンギヤ22、並びにフレキシブルギヤ23の各歯面30には、無電解メッキ処理として、メッキ皮膜中に滑材を分散させる無電解複合メッキ処理が施される。従って、歯面30の摺動抵抗の更なる低減を図ることができる。
(5)滑材はPTFEであるため、効果的に歯面30の摺動抵抗を低減することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を伝達比可変装置の波動歯車装置に具体化したが、伝達比可変装置以外の波動歯車装置に適用してもよい。
・本実施形態では、サーキュラスプラインとしてステータギヤ21及びドリブンギヤ22を、フレクスプラインとしてフレキシブルギヤ23を備えた所謂フラット型の波動歯車装置11に具体化した。しかし、これに限らず、フレキシブルギヤ23をカップ状に形成しステータギヤ21の機能を持たせた所謂カップ型の波動歯車装置に具体化してもよい。
・本実施形態では、ステータギヤ21及びドリブンギヤ22、並びにフレキシブルギヤ23の歯面30には、先ず、化学研磨処理が施され、その後、無電解メッキ処理が施されることとした。しかし、これに限らず、各ギヤの歯面30には、化学研磨処理又は無電解メッキ処理の何れかを施すこととしてもよい。尚、一般に、歯面30に残るツールマークは7〜8μmの高さ(Rmax)を有している。そのため、上記のように歯面30に化学研磨処理又は無電解メッキ処理の何れかを施す場合には、化学研磨処理においては同ツールマークを十分に除去することが可能な処理時間を確保する、また無電解メッキ処理においては同ツールマークを十分に被覆することができるメッキ皮膜(10μm)を形成することが望ましい。
・本実施形態では、歯面30には無電解複合メッキ処理が施されることとしたが、この無電解メッキ処理は、メッキ皮膜中に滑材を分散させない通常の無電解メッキ処理としてもよい。
・本実施形態では、歯面30に形成されるメッキ皮膜をNi−P合金又はNi−B合金としたが、Ni−P−B合金等、その他のニッケル合金としてもよく、更に無電解ニッケルメッキに限らず、無電解メッキであれば、無電解クロムメッキ等の硬質メッキを施すこととしてもよい。
・本実施形態では、滑材としてPTFEを用いたが、セラミック等の硬質粒子を滑材としてメッキ皮膜中に分散させる構成としてもよい。
ステアリング装置の概略構成図。 伝達比可変装置の断面図。 (a)波動歯車装置のA−A断面図、(b)波動歯車装置のB−B断面図。 波動歯車装置を構成する各ギヤの製造方法を示すフローチャート。 歯面に形成されるメッキ皮膜の模式図。
符号の説明
2…ステアリングホイール(ステアリング)、6…操舵輪、7…モータ、8…伝達比可変装置、11…波動歯車装置、21…ステータギヤ、21a…内歯、22…ドリブンギヤ、22a…内歯、23…フレキシブルギヤ、23a…外歯、27…波動発生
器、30…歯面、31…メッキ皮膜、32…PTFE微粒子。

Claims (4)

  1. サーキュラスプラインと、前記サーキュラスプラインの内側において該サーキュラスプラインと噛み合うように同軸配置される筒状のフレクスプラインと、前記フレクスプラインを非円形に撓ませて該フレクスプラインの外歯を前記サーキュラスプラインの内歯に部分的に噛み合わせるとともに、前記撓められたフレクスプラインの非円形の形状を回転させる波動発生器とを備えた波動歯車装置であって、
    各スプラインの歯面には化学研磨処理が施された後に、無電解メッキ処理が施されること、
    を特徴とする波動歯車装置。
  2. 請求項に記載の波動歯車装置において、
    前記無電解メッキ処理は、メッキ皮膜中に滑材を分散させる無電解複合メッキ処理であること、を特徴とする波動歯車装置。
  3. ステアリングホイールの操舵角に基づく操舵輪の第1の舵角にモータ駆動に基づく前記操舵輪の第2の舵角を上乗せすることにより前記ステアリングホイールの操舵角に対する操舵輪の伝達比を可変させる伝達比可変装置であって、
    請求項1または請求項2に記載の波動歯車装置を備えること、を特徴とする伝達比可変装置。
  4. 波動歯車装置を構成する各スプラインの歯面に化学研磨処理を施した後、無電解複合メッキ処理を施すことにより、前記歯面に滑材が分散されたメッキ皮膜を形成すること、
    を特徴とする波動歯車装置の製造方法。
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