JP4624915B2 - 回転ロールの洗浄機構及び回転ロールの洗浄方法 - Google Patents

回転ロールの洗浄機構及び回転ロールの洗浄方法 Download PDF

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Description

本発明は,ノズルから基板に塗布液が吐出される前に,ノズルから塗布液が供給される回転ロールの洗浄機構と,その回転ロールの洗浄方法に関する。
例えば,液晶ディスプレイの製造プロセスのフォトリソグラフィ工程では,ガラス基板上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布処理が行われている。
このレジスト塗布処理は,通常レジスト塗布処理ユニットにおいて行われ,例えばステージ上にガラス基板が載置され,そのガラス基板の上面をノズルが移動しながらレジスト液を吐出することにより行われている。
ところで,上述したようなレジスト塗布処理ユニットでは,塗布時のノズルの吐出状態を安定させるため,塗布前にノズルの先端部を回転ロールの上部表面に近づけ,回転ロールを回転させながら,ノズルから回転ロールにレジスト液を試し出しする処理が行われる。
また,レジスト液で汚れた回転ロールをそのままにしておくと,次の試し出しの際にノズルが汚れるので,試し出しの終了後に,回転ロールを洗浄する処理が行われる。従来より,この回転ロールの洗浄処理は,タンクに貯留された洗浄液内に回転ロールの下部を浸漬し,回転ロールを回転させることによって行われていた(特許文献1参照)。
特開平10−76205号公報
しかしながら,上述したようにタンクに洗浄液を貯留して回転ロールを洗浄する場合,回転ロールが入るような容積の大きいタンクに洗浄の度に毎回洗浄液を入れ替える必要があるので,洗浄液の使用量が著しく多くなっていた。このため,レジスト塗布処理ユニットのランニングコストが高くなっていた。
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,回転ロールを洗浄する洗浄液の使用量を低減し,レジスト塗布処理ユニットなどの塗布処理ユニットのランニングコストを低減することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は,ノズルから基板に塗布液が吐出される前に,ノズルから塗布液が供給される回転ロールの洗浄機構であって,回転ロールの下面をその下面の形状に沿って覆い,当該回転ロールの下面との間に洗浄液を貯留する洗浄液貯留部材と,前記洗浄液貯留部材と回転ロールとの間に洗浄液を供給する洗浄液供給口と,前記洗浄液貯留部材を前記回転ロールの表面に沿った円周方向に移動させて傾ける移動機構と,を有し,前記回転ロールは,筺体に収容され,前記筺体の上面には,蓋体が形成され,前記蓋体には,前記ノズルを回転ロールの上部の表面に近接するための開口部が形成され,前記回転ロールと前記蓋体との間には,前記筺体の外部の気体を前記開口部から筺体の内部に導入するための通気口が形成され,前記筺体には,筺体の内部の気体を排気する排気口が形成され,前記洗浄液貯留部材の前記回転ロールの表面に対向する面は,円弧状に湾曲しており,その円弧状の面に,前記洗浄液供給口が形成され,前記移動機構は,前記筺体内において洗浄液貯留部材を回転ロールの下面側から一の方向側に移動させて傾けることができ,前記排気口は,前記洗浄液貯留部材の前記一の方向と反対側の筺体の側壁に形成され,前記移動機構により,前記洗浄液貯留部材が前記円周方向に移動した際に,前記洗浄液貯留部材と回転ロールとの間の隙間と,前記通気口とが接続されることを特徴とする。
本発明によれば,洗浄液貯留部材と回転ロールとの間の隙間に洗浄液を供給して,回転ロールを洗浄できるので,洗浄液の使用量を低減でき,コストを低減できる。
前記洗浄液供給口は,前記洗浄液貯留部材を傾ける方向の前記円弧状の面の端部に形成されていてもよい。
前記通気口を形成する前記蓋体の回転ロール側の面は,回転ロールの表面の形状に沿って湾曲していてもよい。
前記洗浄液貯留部材を傾ける前記一の方向側にある前記蓋体と前記回転ロールとの間の通気口は,その反対側にある蓋体と回転ロールとの間の通気口よりも広く形成されていてもよい。
前記筺体の下面には,洗浄液の排出口が形成されていてもよい。
前記洗浄液貯留部材は,撥水性材料により形成されていてもよい。
別の観点による本発明は,請求項1〜のいずれかに記載の回転ロールの洗浄機構を用いた回転ロールの洗浄方法であって,洗浄液貯留部材を回転ロールの下面側に配置し,洗浄液貯留部材と回転ロールの表面との間に洗浄液を貯留する第1の工程と,前記洗浄液貯留部材の洗浄液と前記回転ロールの表面とを接触させながら,前記回転ロールを回転させる第2の工程と,前記洗浄液貯留部材を回転ロールの表面に沿って円周方向に移動させ傾けて,洗浄液貯留部材から洗浄液を落下させる第3の工程と,前記回転ロールの表面に気流を形成し,前記回転ロールを乾燥する第4の工程と,を有することを特徴とする。
前記第1の工程において,前記洗浄液貯留部材の中心位置が回転ロールの最下点からずれるように,前記洗浄液貯留部材を傾けて配置し,前記第2の工程において,前記洗浄液貯留部材と回転ロールとの間に洗浄液を供給し続けるようにしてもよい。
前記第2の工程において,前記洗浄液貯留部材を前記回転ロールに対して揺動させてもよい。
前記第3の工程において,前記洗浄液貯留部材と回転ロールの表面との間に洗浄液を供給してもよい。
前記第3の工程において,前記洗浄液貯留部材と回転ロールの表面との間に下降気流を形成してもよい。
前記第3の工程において,回転ロールの回転方向側に前記洗浄液貯留部材を傾けるようにしてもよい。
前記第4の工程において,前記第3の工程の洗浄液貯留部材の傾き状態を維持し,その洗浄液貯留部材の傾き方向と反対側から回転ロールの周辺雰囲気を排気して,回転ロールの表面に気流を形成してもよい。
前記第4の工程において,前記回転ロールを回転させてもよい。
本発明によれば,回転ロールの洗浄処理における洗浄液の使用量を低減できるので,例えば塗布処理ユニットのランニングコストを低減できる。
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる回転ロールの洗浄機構が搭載された塗布現像処理装置1の構成の概略を示す平面図である。
塗布現像処理装置1は,図1に示すように例えば複数のガラス基板Gをカセット単位で外部に対して搬入出するためのカセットステーション2と,フォトリソグラフィ工程の中で枚葉式に所定の処理を施す各種処理ユニットが配置された処理ステーション3と,処理ステーションに3に隣接して設けられ,処理ステーション3と露光装置4との間でガラス基板Gの受け渡しを行うインターフェイスステーション5とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には,カセット載置台10が設けられ,当該カセット載置台10は,複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在になっている。カセットステーション2には,搬送路11上をX方向に向かって移動可能な基板搬送体12が設けられている。基板搬送体12は,カセットCに収容されたガラス基板Gの配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり,X方向に配列された各カセットC内のガラス基板Gに対して選択的にアクセスできる。
基板搬送体12は,Z軸周りのθ方向に回転可能であり,後述する処理ステーション3側のエキシマUV照射ユニット20や第6の熱処理ユニット群34の各ユニットに対してもアクセスできる。
処理ステーション3は,例えばY方向(図1の左右方向)に延びる2列の搬送ラインA,Bを備えている。この搬送ラインA,Bにおいては,コロ搬送やアームによる搬送などにより,ガラス基板Gを搬送できる。処理ステーション3の正面側であるX方向負方向側(図1の下側)の搬送ラインAには,カセットステーション2側からインターフェイスステーション5側に向けて順に,例えばガラス基板G上の有機物を除去するエキシマUV照射ユニット20,ガラス基板Gを洗浄するスクラバ洗浄ユニット21,第1の熱処理ユニット群22,第2の熱処理ユニット群23,ガラス基板Gにレジスト液を塗布するレジスト塗布処理ユニット24,ガラス基板Gを減圧乾燥する減圧乾燥ユニット25及び第3の熱処理ユニット群26が直線的に一列に配置されている。
第1及び第2の熱処理ユニット群22,23には,ガラス基板Gを加熱する複数の加熱処理ユニットとガラス基板Gを冷却する冷却処理ユニットが多段に積層されている。第1の熱処理ユニット群22と第2の熱処理ユニット群23との間には,このユニット群22,23間ガラス基板Gの搬送を行う搬送体27が設けられている。第3の熱処理ユニット群26にも同様に,加熱処理ユニットと冷却処理ユニットが多段に積層されている。
処理ステーション3の背面側であるX方向正方向側(図1の上方側)の搬送ラインBには,インターフェイスステーション5側からカセットステーション2側に向けて順に,例えば第4の熱処理ユニット群30,ガラス基板Gを現像処理する現像処理ユニット31,ガラス基板Gの脱色処理を行うi線UV照射ユニット32,第5の熱処理ユニット群33及び第6の熱処理ユニット群34が直線状に一列に配置されている。
第4〜第6の熱処理ユニット群30,33,34には,それぞれ加熱処理ユニットと冷却処理ユニットが多段に積層されている。また,第5の熱処理ユニット群33と第6の熱処理ユニット群34との間には,このユニット群33,34間ガラス基板Gの搬送を行う搬送体40が設けられている。
搬送ラインAの第3の熱処理ユニット群26と搬送ラインBの第4の熱処理ユニット群30との間には,このユニット群26,30間のガラス基板Gの搬送を行う搬送体41が設けられている。この搬送体41は,後述するインターフェイスステーション5のエクステンション・クーリングユニット60に対してもガラス基板Gを搬送できる。
搬送ラインAと搬送ラインBとの間には,Y方向に沿った直線的な空間50が形成されている。空間50には,ガラス基板Gを載置して搬送可能なシャトル51が設けられている。シャトル51は,処理ステーション3のカセットステーション2側の端部からインターフェイスステーション5側の端部まで移動自在であり,処理ステーション3内の各搬送体27,40,41に対してガラス基板Gを受け渡すことができる。
インターフェイスステーション5には,例えば冷却機能を有しガラス基板Gの受け渡しを行うエクステンション・クーリングユニット60と,ガラス基板Gを一時的に収容するバッファカセット61と,外部装置ブロック62が設けられている。外部装置ブロック62には,基板Gに生産管理用のコードを露光するタイトラーと,ガラス基板Gの周辺部を露光する周辺露光装置が設けられている。インターフェイスステーション5には,上記エクステンション・クーリングユニット60,バッファカセット61,外部装置ブロック62及び露光装置4に対して,ガラス基板Gを搬送可能な基板搬送体63が設けられている。
この塗布現像処理装置1においては,カセットステーション2から搬入されたガラス基板Gが,洗浄処理,熱処理,レジスト塗布処理,乾燥処理などを順に行いながら,搬送ラインAを通ってインターフェイスステーション5に搬送される。そして,ガラス基板Gがインターフェイスステーション5から露光装置4に搬送され,露光装置4で露光処理が終了したガラス基板Gが,熱処理,現像処理,熱処理などを行いながら,搬送ラインBを通ってカセットステーション2に戻される。
次に,回転ロールの洗浄機構を有するレジスト塗布処理ユニット24の構成について説明する。
レジスト塗布処理ユニット24には,例えば図2及び図3に示すように搬送ラインAに沿ったY方向に長いステージ70が設けられている。ステージ70の上面には,図3に示すように多数のガス噴出口71が形成されている。ステージ70の幅方向(X方向)の両側には,Y方向に延びる一対の第1のガイドレール72が形成されている。第1のガイドレール72には,ガラス基板Gの幅方向の端部を保持して第1のガイドレール72上を移動する一対の保持アーム73がそれぞれ設けられている。ガス噴出口71からガスを噴出することにより,ガラス基板Gを浮上させ,その浮上したガラス基板Gの両端部を保持アーム73により保持して,ガラス基板Gを搬送ラインAに沿って移動させることができる。
レジスト塗布処理ユニット24のステージ70上には,ガラス基板Gにレジスト液を吐出するノズル80が設けられている。ノズル80は,例えば図3及び図4に示すようにX方向に向けて長い略直方体形状に形成されている。ノズル80は,例えばガラス基板GのX方向の幅よりも長く形成されている。ノズル80の下端部には,図4に示すようにスリット状の吐出口80aが形成されている。ノズル80の上部には,レジスト液供給源81に通じるレジスト液供給管82が接続されている。
図3に示すようにノズル80の両側には,Y方向に延びる第2のガイドレール83が形成されている。ノズル80は,第2のガイドレール83上を移動するノズルアーム84によって保持されている。ノズル80は,ノズルアーム84の駆動機構により,第2のガイドレール83に沿ってY方向に移動できる。また,例えばノズルアーム84には,昇降機構が設けられており,ノズル80は,所定の高さに昇降できる。かかる構成により,ノズル80は,ガラス基板Gにレジスト液を吐出する吐出位置Eと,それよりY方向負方向側にある後述する回転ロール90及び待機部91との間を移動できる。
図2及び図3に示すようにノズル80の吐出位置Eよりも上流側,つまりノズル80の吐出位置EのY方向負方向側には,ノズル80の試し出しが行われる回転ロール90が設けられている。回転ロール90は,回転軸をX方向に向けて,例えばノズル80よりも長く形成されている。この回転ロール90の最上部にノズル80の吐出口80aを近接させ,回転ロール90を回転させながら,吐出口80aから回転ロール90にレジスト液を吐出することにより,ノズル80の吐出口80aにおけるレジスト液の付着状態を整えて,レジスト液の吐出状態を安定させることができる。
回転ロール90のさらに上流側には,ノズル80の待機部91が設けられている。この待機部91には,例えばノズル80を洗浄する機能やノズル80の乾燥を防止する機能が設けられている。
回転ロール90には,回転ロール90を洗浄する洗浄機構100が設けられている。以下,この回転ロール90の洗浄機構100について説明する。
回転ロール90は,例えば図5に示すように筐体110に収容されている。筐体110は,例えば回転ロール90の軸方向に沿って長い略直方体形状に形成され,回転ロール90の全体を収容している。筐体110の上面には,板状の蓋体111が形成されている。蓋体111の中央部には,図3に示すように回転ロール90の軸方向に沿ったスリット状の開口部111aが形成されている。開口部111aは,少なくともノズル80よりも長く,回転ロール90の両端部間に亘って形成されている。図5に示すように回転ロール90の上部は,開口部111a内に位置している。開口部111aにノズル80を移動させることにより,ノズル80の吐出口80aを回転ロール90の最上部に近接させて,ノズル80から回転ロール90にレジスト液を供給することができる。
回転ロール90の上部は,蓋体111と同程度の高さに位置し,蓋体111の開口部111a側の内側面111bと回転ロール90の表面との間には,通気口112が形成されている。蓋体111の内側面111bは,回転ロール90の表面の形状に沿った円弧状に形成されており,通気口112の隙間は,一定に形成されている。通気口112の隙間は,例えば1mm以下,好ましくは200〜300μm程度に設定されている。通気口112により,筐体110の外部の気体を筐体110の内部に導入することができる。回転ロール90に対してノズル80の吐出位置E側(Y方向正方向側)にある通気口112aは,逆側(Y方向負方向側)の通気口112bよりも広く設定されている。これにより,回転ロール90に対してY方向正方向側の通気口112aからより多くの気体を流入できる。
回転ロール90の下側には,洗浄液を貯留する洗浄液貯留部材としての洗浄液貯留容器120が設けられている。洗浄液貯留容器120は,例えば図6に示すように円筒を軸方向に切断した略船型の形状を有している。洗浄液貯留容器120は,例えば撥水性を有するもの,例えばフッ素系の樹脂や,金属表面にフッ素樹脂をコーティングしたものにより形成されている。洗浄液貯留容器120は,例えば回転ロール90の表面に対向する円弧面120aと,その円弧面120aの両側を塞ぐ側面120bを備えている。円弧面120aは,回転ロール90の表面形状に沿って湾曲した薄板状に形成され,回転ロール90の表面を例えば70〜90°程度覆っている。図5に示す円弧面120aと回転ロール90の表面との隙間Dは,例えば上述の蓋体111の通気口112aの隙間と同じ例えば1mm以下,より好ましくは200μm〜300μm程度に設定されている。
洗浄液貯留容器120の円弧面120aには,レジスト液の溶剤などの洗浄液を吐出する洗浄液供給口130が形成されている。洗浄液供給口130は,例えば円弧面120aの中心よりもずれた位置,例えばY方向正方向側の端部に形成されている。洗浄液供給口130は,例えば図6に示すように回転ロール90の軸方向に沿って一列に複数並べて形成されている。
洗浄液供給口130は,図5に示すように配管131によって,洗浄液供給装置132に接続されている。洗浄液供給装置132からの洗浄液の供給により,洗浄液供給口130から回転ロール90と円弧面120aとの間に洗浄液を供給し,洗浄液貯留容器120に洗浄液を貯留できる。
洗浄液貯留容器120には,例えば図7に示すようにこの洗浄液貯留容器120を回転ロール90の円周方向に移動させる移動機構140が設けられている。例えば回転ロール90の軸には,回転ロール90と独立して回転可能なプーリ141が取り付けられる。プーリ141には,連接棒142によって洗浄液貯留容器120が固定されている。プーリ141は,ベルト143によってモータの駆動軸144に接続されている。駆動軸144を回転させることにより,ベルト143を介してプーリ141が回転し,それに伴い洗浄液貯留容器120を回転ロール90の周方向に回転できる。これにより,洗浄液貯留容器120を回転ロール90の下面から上方側に移動させて傾け,洗浄液貯留容器120内の洗浄液を落下させることができる。例えば洗浄液貯留容器120の回転方向,回転角度などの動作は,駆動軸144のモータの動作を制御する制御部145により制御されている。なお,本実施の形態において,移動機構140は,プーリ141,連接棒142,ベルト143,駆動軸144及び制御部145により構成されている。
図5に示すように筐体110のY方向負方向側の側壁110aには,排気口150が形成されている。排気口150は,側壁110aの上部,例えば蓋体111に近い,少なくとも回転ロール90の軸よりも高い位置に形成されている。排気口150は,例えば排気管151によって,真空ポンプなどの負圧発生装置152に接続されている。負圧発生装置152により,排気口150から筐体110内の気体を強制的に排気し,その排気による負圧により,通気口112から気体を流入させ,回転ロール90の表面に気流を形成して,回転ロール90を乾燥させることができる。
筐体110の底部には,排出口160が形成されている。排出口160は,例えば排出管161を通じて工場排液部に接続されている。
なお,洗浄液供給装置132,負圧発生装置152などの動作の制御は,例えば上述の制御部145によって行われており,洗浄液供給口130からの洗浄液の吐出のタイミングや吐出圧,排気口150からの排気のタイミングや排気圧などは,制御部145によって制御されている。
次に,以上のように構成された回転ロール90の洗浄機構100の動作を,ガラス基板Gのレジスト塗布処理のプロセスと共に説明する。
例えばガラス基板Gがレジスト塗布処理ユニット24のステージ70上に搬送される前に,図2に示すようにノズル80が待機部91から回転ロール90上に移動し,図5に示すようにノズル80の吐出口80aが回転ロール90の最上部に近接される。このとき回転ロール90の収容されている筐体110では,排気口150から弱い排気が行われ,筐体110内には,通気口112から排気口150に向かう緩やかな気流が形成されている。
次に,回転ロール90が回転方向F側に回転され,ノズル80の吐出口80aから回転ロール90の表面にレジスト液が吐出されて,レジスト液が試し出しされる。こうして,吐出口80aにおけるレジスト液の付着状態が整えられ,ノズル80の吐出状態が安定する。なお,この試し出し時には,洗浄液貯留容器120は,回転ロール90の下面側に待機し,洗浄液供給口130から洗浄液は吐出されていない。
ノズル80の吐出口80aにおけるレジスト液の付着状態が整えられた後,ノズル80の吐出が停止され,ノズル80は図2に示すように所定の吐出位置Eに移動する。ノズル80が吐出位置Eに移動した後,ガラス基板Gがレジスト塗布処理ユニット24のステージ70上を搬送ラインAに沿って移動される。ガラス基板Gがノズル80の下方を通過する際に,ノズル80からレジスト液が吐出され,ガラス基板Gの表面の全面にレジスト液が塗布される。
一方,ノズル80が回転ロール90の最上部から吐出位置Eに移動した後,回転ロール90の洗浄が開始される。先ず,図8に示すように洗浄液供給口130から洗浄液貯留容器120上にレジスト液の溶剤である洗浄液Hが供給され,貯留される。供給された洗浄液Hは,洗浄液貯留容器120と回転ロール90との隙間Dに充填される。その後,隙間Dの洗浄液Hと接触した状態で,回転ロール90が回転方向F側に回転され,回転ロール90の表面のレジスト液が洗浄される。回転ロール90は,例えば2回程度回転される。なお,この洗浄時においても,排気口150からの弱い排気が引き続き行われる。
洗浄後,例えば回転ロール90が引き続き回転された状態で,洗浄液貯留容器120が,図9に示すように移動機構140により回転ロール90の回転方向F側に例えば90°程度回転されて,傾けられる。このとき,洗浄液貯留容器120は,回転方向F側の先端部が蓋体111の下面に接するまで回転され,蓋体111の通気口112aと洗浄液貯留容器120の隙間Dが接続されて回転ロール90の表面に沿った流路が形成される。洗浄液貯留容器120が傾けられたことにより,洗浄液貯留容器120の汚れた洗浄液Hが落下し除去される。また,これと同時に,洗浄液貯留容器120の洗浄液供給口130から新しい洗浄液Hが供給され,洗浄液貯留容器120の汚れた洗浄液Hが新しい洗浄液Hによって洗い落とされる。洗浄液貯留容器120から筐体110の底部に落下した洗浄液Hは,排出口160から排出される。なお,この洗浄液の除去時には,回転ロール90は停止されていてもよい。
洗浄液貯留容器120が傾けられ,洗浄液Hが除去された後,回転ロール90が回転された状態で,排気口150からの排気が強められる。これにより,図10に示すように筐体110の外部から多くの気体が通気口112を通って筐体110内に流入し,回転ロール90の表面に沿って流れる強い気流が形成される。この気流により,回転ロール90が乾燥される。上述したように蓋体111の通気口112aと洗浄液貯留容器120の隙間Dが接続されているため,通気口112aから筐体110内に導入された気体は,通気口112aと洗浄液貯留容器120の隙間Dを通って,回転ロール90の表面を回転方向Fと逆回りに誘導され,回転ロール90の回りを3/4回転程度流れて,排気口150から排気される。また,通気口112aは,通気口112bよりも広く形成されているので,この通気口112aから流入する,回転方向Fと逆回りの気流が,通気口112bから流入する気流よりも強くなる。
回転ロール90が乾燥されると,排気口150からの排気が弱められ,洗浄液貯留容器120が回転ロール90の下面側に戻されて,回転ロール90の洗浄処理が終了する。
以上の実施の形態によれば,回転ロール90の下面側に,回転ロール90の下面の形状に沿った形状の洗浄液貯留容器120が設けられ,その洗浄液貯留容器120と回転ロール90の表面との間に洗浄液Hを溜めて回転ロール90の洗浄を行ったので,従来のようにタンクに洗浄液を貯留する場合に比べて,洗浄液Hの使用量を飛躍的に低減できる。また,洗浄液貯留容器120を回転ロール90の円周方向に移動可能にしたので,洗浄液貯留容器120を傾けて,洗浄液貯留容器120の汚れた洗浄液Hを除去することができる。
洗浄液貯留容器120の円弧面120aに,洗浄液供給口130が形成されているので,洗浄液貯留容器120と回転ロール90との狭小な隙間Dに適正に洗浄液Hを供給できる。
洗浄液貯留容器120の傾斜方向側(回転ロール90の回転方向F側)の端部に洗浄液供給口130が形成されたので,洗浄液貯留容器120を傾けた際に,洗浄液貯留容器120の高い位置から新しい洗浄液Hを流し,汚れた洗浄液Hを洗い落とすことができる。なお,上記実施の形態では,洗浄液供給口130が洗浄液貯留容器120に複数形成されていたが,洗浄液供給口130は,洗浄液貯留容器120の長手方向に沿ってスリット状に形成されていてもよい。
筐体110の蓋体111と回転ロール90との間に通気口112が形成され,筐体110の側壁110aに,排気口150が形成されたので,回転ロール90の表面に沿って流れる気流を形成し,その気流によって回転ロール90を乾燥できる。
通気口112を形成する蓋体111の内側面111bは,回転ロール90の表面の形状に沿って湾曲しているので,開口部111aから導入された気体を回転ロール90の表面に沿って流すことができる。また,洗浄液貯留容器120を傾けた際に,洗浄液貯留容器120の隙間Dと通気口112aを接続することができるので,通気口112aと洗浄液貯留容器120の隙間Dにより回転ロール90の表面に沿った流路を形成できる。この結果,開口部111aから流入した気流を回転ロール90の表面に沿って誘導し,回転ロール90の表面を効果的に乾燥させることができる。
洗浄液貯留容器120の傾斜方向と反対側の筐体110の側壁110aに,排気口150が形成されたので,通気口112aと洗浄液貯留容器120の隙間Dによって誘導された気体をさらに回転ロール90のY方向負方向側の表面まで誘導することができる。この結果,回転ロール90の表面の広い部分に,回転ロール90の回転方向Fと逆方向の気流が形成され,回転ロール90の表面と気流との相対速度が増すので,回転ロール90の乾燥を促進できる。
また,回転ロール90のY方向負方向側の通気口112bよりもY方向正方向側の通気口112aの幅が広く形成されたので,回転ロール90を回転方向Fと逆方向に流れる強い気流が形成される。この結果,回転ロール90の乾燥をさらに促進できる。
筐体110の下面に排出口160が形成されたので,洗浄液貯留容器120から落下した洗浄液Hを排出できる。また,洗浄液貯留容器120が撥水性材料により形成されたので,洗浄液貯留容器120が傾けられたときに,洗浄液Hを適正に除去することができる。
以上の実施の形態において,洗浄液Hの貯留された洗浄液貯留容器120上で回転ロール90を回転させ,回転ロール90を洗浄する際に,洗浄液供給口130から洗浄液Hを供給し続けてもよい。こうすることにより,洗浄液貯留容器120と回転ロール90との隙間Dに,常に新しい洗浄液Hが供給され,回転ロール90の洗浄を効果的に行うことができる。また,この例において,回転ロール90の洗浄の際に,図11に示すように洗浄液貯留容器120の中心位置が回転ロール90の最下点からずれるように,洗浄液貯留容器120を傾けて配置してもよい。この洗浄液貯留容器120の傾斜動作は,例えば移動機構140により行ってもよい。この場合,洗浄液供給口130から供給された洗浄液Hが,洗浄液貯留容器120の低い方の端部から流れ出る。これにより,洗浄液貯留容器120上に洗浄液Hの流れが形成され,この洗浄液Hの流れにより回転ロール90の汚れを効果的に落とすことができる。特に,洗浄液供給口130が形成されている回転方向F側に洗浄液貯留容器120を傾斜させた場合には,洗浄液貯留容器120と回転ロール90との隙間Dに,回転ロール90の回転方向Fと逆方向に向かう洗浄液Hの流れが形成される。それ故,回転ロール90と洗浄液Hの相対速度が増して,回転ロール90の表面の洗浄がさらに効果的に行われる。
以上の実施の形態において,洗浄液Hの貯留された洗浄液貯留容器120上で回転ロール90を回転させ,回転ロール90を洗浄する際に,図12に示すように洗浄液貯留容器120を回転ロール90の表面に沿って揺動させてもよい。この洗浄液貯留容器120の揺動は,例えば移動機構140により行ってもよい。この場合,回転ロール90の汚れを効果的に落とすことができる。
以上の実施の形態において,洗浄液貯留容器120を傾けて隙間Dの洗浄液Hを除去する際に,洗浄液供給口130から洗浄液Hを供給していたが,例えばその洗浄液Hの供給の後に,排気口150からの排気を強めて,洗浄液貯留容器120と回転ロール90との隙間Dに,強い下降気流を形成してもよい。こうすることにより,洗浄液貯留容器120の洗浄液Hが確実に除去される。また,この場合,必ずしも洗浄液供給口130から洗浄液Hを供給する必要はなく,気流のみで,隙間Dの洗浄液Hを除去してもよい。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態で記載した移動機構140は,プーリ141,駆動軸144やベルト143を用いて洗浄液貯留容器120を回転させるものであったが,他の構成であってもよい。例えば図13に示すように,シリンダ170のピストン171と洗浄液貯留容器120とを連接棒172によって接続し,洗浄液貯留容器120と回転ローラ90の軸とを連接棒173によって接続する。そして,ピストン171の往復移動により,洗浄液貯留容器120を回転ローラ90回りに回転移動させる。
また,以上の実施の形態では,洗浄液貯留容器120を回転ロール90の回転方向F側に傾斜させていたが,反対側に傾斜させてもよい。この場合,排気口150を筐体110のY方向正方向側の側壁に設けてもよい。さらに,本発明を,レジスト液の試し出しが行われる回転ロールの洗浄に対して適用していたが,現像液などの他の塗布液の試し出しが行われる回転ロールの洗浄に適用してもよい。また,洗浄液Hも溶剤に限られず,純水など他の液体であってもよい。本発明は,ガラス基板G以外の他のFPD(フラットパネルディスプレイ)やフォトマスク用のマスクレチクル,半導体ウェハなどの他の基板に塗布液を塗布する場合にも適用できる。
本発明は,回転ロールを洗浄する洗浄液の消費量を低減する際に有用である。
本実施の形態における塗布現像処理装置の構成の概略を示す平面図である。 レジスト塗布処理ユニットの構成の概略を示す縦断面の説明図である。 レジスト塗布処理ユニットの構成の概略を示す平面図である。 ノズルの説明図である。 回転ロールの洗浄機構の構成の概略を示す縦断面の説明図である。 洗浄液貯留容器の斜視図である。 洗浄液貯留容器の移動機構の構成を模式的に示す説明図である。 洗浄液貯留容器上に洗浄液を供給した際の回転ロールの洗浄機構の縦断面の説明図である。 洗浄液貯留容器を傾けた際の回転ロールの洗浄機構の縦断面の説明図である。 乾燥時の回転ロールの洗浄機構の縦断面の説明図である。 洗浄液貯留容器を傾けて配置した場合の回転ロールの洗浄機構の縦断面の説明図である。 洗浄液貯留容器を揺動させた場合の回転ロールの洗浄機構の縦断面の説明図である。 洗浄液貯留容器の移動機構の他の構成例を示す説明図である。
符号の説明
1 塗布現像処理装置
24 レジスト塗布処理ユニット
90 回転ロール
110 筐体
111 蓋体
111a 開口部
112 通気口
120 洗浄液貯留容器
130 洗浄液供給口
150 排気口
D 隙間
H 洗浄液
G ガラス基板

Claims (14)

  1. ノズルから基板に塗布液が吐出される前に,ノズルから塗布液が供給される回転ロールの洗浄機構であって,
    回転ロールの下面をその下面の形状に沿って覆い,当該回転ロールの下面との間に洗浄液を貯留する洗浄液貯留部材と,
    前記洗浄液貯留部材と回転ロールとの間に洗浄液を供給する洗浄液供給口と,
    前記洗浄液貯留部材を前記回転ロールの表面に沿った円周方向に移動させて傾ける移動機構と,を有し,
    前記回転ロールは,筺体に収容され,前記筺体の上面には,蓋体が形成され,
    前記蓋体には,前記ノズルを回転ロールの上部の表面に近接するための開口部が形成され,前記回転ロールと前記蓋体との間には,前記筺体の外部の気体を前記開口部から筺体の内部に導入するための通気口が形成され,
    前記筺体には,筺体の内部の気体を排気する排気口が形成され,
    前記洗浄液貯留部材の前記回転ロールの表面に対向する面は,円弧状に湾曲しており,その円弧状の面に,前記洗浄液供給口が形成され,
    前記移動機構は,前記筺体内において洗浄液貯留部材を回転ロールの下面側から一の方向側に移動させて傾けることができ,
    前記排気口は,前記洗浄液貯留部材の前記一の方向と反対側の筺体の側壁に形成され,
    前記移動機構により,前記洗浄液貯留部材が前記円周方向に移動した際に,前記洗浄液貯留部材と回転ロールとの間の隙間と,前記通気口とが接続されることを特徴とする,回転ロールの洗浄機構。
  2. 前記洗浄液供給口は,前記洗浄液貯留部材を傾ける方向の前記円弧状の面の端部に形成されていることを特徴とする,請求項1に記載の回転ロールの洗浄機構。
  3. 前記通気口を形成する前記蓋体の回転ロール側の面は,回転ロールの表面の形状に沿って湾曲していることを特徴とする,請求項1または2に記載の回転ロールの洗浄機構。
  4. 前記洗浄液貯留部材を傾ける前記一の方向側にある前記蓋体と前記回転ロールとの間の通気口は,その反対側にある蓋体と回転ロールとの間の通気口よりも広く形成されていることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の回転ロールの洗浄機構。
  5. 前記筺体の下面には,洗浄液の排出口が形成されていることを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載の回転ロールの洗浄機構。
  6. 前記洗浄液貯留部材は,撥水性材料により形成されていることを特徴とする,請求項1〜5のいずれかに記載の回転ロールの洗浄機構。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の回転ロールの洗浄機構を用いた回転ロールの洗浄方法であって,
    洗浄液貯留部材を回転ロールの下面側に配置し,洗浄液貯留部材と回転ロールの表面との間に洗浄液を貯留する第1の工程と,
    前記洗浄液貯留部材の洗浄液と前記回転ロールの表面とを接触させながら,前記回転ロールを回転させる第2の工程と,
    前記洗浄液貯留部材を回転ロールの表面に沿って円周方向に移動させ傾けて,洗浄液貯留部材から洗浄液を落下させる第3の工程と,
    前記回転ロールの表面に気流を形成し,前記回転ロールを乾燥する第4の工程と,を有することを特徴とする,回転ロールの洗浄方法。
  8. 前記第1の工程において,前記洗浄液貯留部材の中心位置が回転ロールの最下点からずれるように,前記洗浄液貯留部材を傾けて配置し,
    前記第2の工程において,前記洗浄液貯留部材と回転ロールとの間に洗浄液を供給し続けることを特徴とする,請求項7に記載の回転ロールの洗浄方法。
  9. 前記第2の工程において,前記洗浄液貯留部材を前記回転ロールに対して揺動させることを特徴とする,請求項7または8のいずれかに記載の回転ロールの洗浄方法。
  10. 前記第3の工程において,前記洗浄液貯留部材と回転ロールの表面との間に洗浄液を供給することを特徴とする,請求項7〜9のいずれかに記載の回転ロールの洗浄方法。
  11. 前記第3の工程において,前記洗浄液貯留部材と回転ロールの表面との間に下降気流を形成することを特徴とする,請求項7〜10のいずれかに記載の回転ロールの洗浄方法。
  12. 前記第3の工程において,回転ロールの回転方向側に前記洗浄液貯留部材を傾けることを特徴とする,請求項7〜11のいずれかに記載の回転ロールの洗浄方法。
  13. 前記第4の工程において,前記第3の工程の洗浄液貯留部材の傾き状態を維持し,その洗浄液貯留部材の傾き方向と反対側から回転ロールの周辺雰囲気を排気して,回転ロールの表面に気流を形成することを特徴とする,請求項7〜12のいずれかに記載の回転ロールの洗浄方法。
  14. 前記第4の工程において,前記回転ロールを回転させることを特徴とする,請求項7〜13のいずれかに記載の回転ロールの洗浄方法。
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