JP4620723B2 - 広帯域無線接続通信システムでピンポン現象によるサービス遅延を最小化するハンドオーバーシステム及び方法 - Google Patents

広帯域無線接続通信システムでピンポン現象によるサービス遅延を最小化するハンドオーバーシステム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は広帯域無線接続通信システムに関するもので、特に、ピンポン現象によるサービス遅延を最小化するハンドオーバーシステム及び方法に関するものである。
次世代通信システムである4世代(4th Generation:以下、“4G”とする)通信システムで、約10Mbpsの伝送速度を有する多様なサービス品質(Quality of Service:以下、“QoS”とする)を有するサービスをユーザーに提供するための活発な研究が進んでいる。最近で、4G通信システムでは、無線近距離通信ネットワーク(Local Area Network:以下、“LAN”とする)システム及び無線都市地域ネットワーク(Metropolitan Area Network:以下、“MAN”とする)システムのような広帯域無線接続(Broadband Wireless Access:BWA)通信システムに移動性(mobility)とサービス品質(QoS)を保証する形態で高速サービスを支援するための研究が活発になされている。その代表的な通信システムが、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16a通信システム及びIEEE802.16e通信システムである。
IEEE802.16a通信システム及びIEEE802.16e通信システムは、無線MANシステムの物理チャンネル(physical channel)に広帯域伝送ネットワークを支援するために直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:以下、“OFDM”とする)方式/直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access:以下、“OFDMA”とする)方式を適用する。IEEE802.16a通信システムは、現在加入者端末機(Subscriber Station:以下、“SS”とする)が固定された状態、すなわちSSの移動性を全く考慮しない状態及び単一セル構造だけを考慮している。これに対して、IEEE802.16e通信システムは、IEEE802.16a通信システムにSSの移動性を考慮するシステムである。ここで、移動性を有するSSは、MSS(Mobile Subscriber Station)と称する。
このIEEE802.16e通信システムの構造は、図1を参照して詳細に説明する。
図1は、一般的なIEEE802.16e通信システムの構造を概略的に示す。
図1を参照すると、IEEE802.16e通信システムは、多重セル構造、すなわちセル100とセル150を有する。また、IEEE802.16e通信システムは、セル100を管理する基地局(Base Station:BS)110と、セル150を管理する基地局140と、複数のMSS111,113,130,151,153とを含む。そして、基地局110,140とMSS111,113,130,151,153との間の信号送受信は、OFDM/OFDMA方式を使用して遂行される。ここで、MSS111,113,130,151,153の中でMSS130は、セル100とセル150との境界領域、すなわちハンドオーバー(handover)領域に位置する。したがって、MSS130が基地局110と信号を送受信する中に基地局140が管理するセル150に移動すると、そのMSS130に対するサービング基地局(serving BS)が基地局110から基地局140に変更される。
図2は、一般的なIEEE802.16e通信システムで、MSSの要求によるハンドオーバー過程を示す信号フローチャートである。
図2を参照すると、サービング基地局210は、MSS200に移動加入者端末機の隣接基地局広告(Mobile Neighbor Advertisement:以下、“MOB_NBR_ADV”とする)メッセージを送信する(ステップ211)。このMOB_NBR_ADVメッセージは、下記の<表1>に示すような構造を有する。
Figure 0004620723
<表1>に示すように、MOB_NBR_ADVメッセージは、複数のIE、すなわち送信されるメッセージのタイプを示す“Management Message Type”と、ネットワーク識別子(Identifier:ID)を示す“Operator ID”と、構成(configuration)が変更される数を示す“Configuration Change Count”と、隣接基地局の個数を示す“N_NEIGHBORS”と、前記隣接基地局の識別子を示す“Neighbor BS-ID”と、前記隣接基地局の物理チャンネル周波数を示す“Physical Frequency”と、前記情報以外に前記隣接基地局に関連したその他の情報を示す“TLV Encoded Neighbor Information”とを含む。
MSS200は、MOB_NBR_ADVメッセージを受信することによって隣接基地局に関する情報を獲得することが可能である。また、MSS200が隣接基地局及びサービング基地局210から送信されるパイロットチャンネル信号のキャリア対干渉雑音比(Carrier to Interference and Noise Ratio:以下、“CINR”とする)をスキャニングしようとするときに、このサービング基地局210に移動加入者端末機スキャン要求(Mobile Scanning Interval Allocation Request:以下、“MOB_SCN_REQ”とする)メッセージを送信する(ステップ213)。このMOB_SCN_REQメッセージは、<表2>に示すような構造を有する。
Figure 0004620723
<表2>に示すように、MOB_SCN_REQメッセージは、複数のIE、すなわち送信されるメッセージのタイプを示す“Management Message Type”と、隣接基地局から送信されるパイロット信号のCINRをスキャニングしようとするスキャン区間を示す“Scan Duration”と、スキャニング動作を始めるフレームを示す“Start Frame”とを含む。“Scan Duration”は、フレーム単位で構成される。<表2>で、MOB_SCN_REQメッセージの管理メッセージタイプは現在決定されない状態である(“Management Message Type”=undefined)。ここで、MSS200がスキャン要求をする時点は、パイロットチャンネル信号のCINRスキャニング動作と直接的な関連がないため、ここではその具体的な説明を省略する。
一方、MOB_SCN_REQメッセージを受信したサービング基地局210は、MSS200がスキャニングする情報を含み、スキャニング区間が0でない移動加入者端末機スキャン応答(Mobile Scanning Interval Allocation Response:以下、“MOB_SCN_RSP”とする)メッセージをMSS200に送信する(ステップ215)。このMOB_SCN_RSPメッセージの構造は、下記の<表3>に示すようである。
Figure 0004620723
<表3>に示すように、MOB_SCN_RSPメッセージは、複数のIE、すなわち送信されるメッセージのタイプを示す“Management Message Type”と、MOB_SCN_REQメッセージを伝送したMSSの接続識別子(Connection ID:以下、“CID”とする)と、スキャン区間の“Duration”と、スキャン動作を始める時点とを含む。<表3>で、MOB_SCN_RSPメッセージが伝送される管理メッセージタイプは、現在決定されない状態で(Management Message Type=undefined)、スキャン区間はMSSがパイロットCINRスキャニングを遂行する区間を示す。その区間の値が0である場合に、MSS200のスキャニング要求が拒否されることを示す。
スキャニング情報を含むMOB_SCN_RSPメッセージを受信したMSS200は、MOB_NBR_ADVメッセージの受信を通じて認識された隣接基地局及びサービング基地局210に対してMOB_SCN_RSPメッセージに含まれているパラメーター、すなわちスキャン区間により、パイロットチャンネル信号のCINRスキャニングを遂行する(ステップ217)。
隣接基地局及びサービング基地局210から受信されるパイロットチャンネル信号のCINRをスキャニング完了した後に、MSS200は、現在MSS200が属しているサービング基地局を変更することを決定すると(ステップ219)、すなわち、MSS200が現在のサービング基地局を基地局210と相互に異なる新たな基地局に変更することを決定する。すると、MSS200は、サービング基地局210にMSSハンドオーバー要求(Mobile Subscriber Station HandOver Request:以下、“MOB_MSSHO_REQ”とする)メッセージを送信する(ステップ221)。ここで、MSS200が現在属しているサービング基地局でない新たな基地局、すなわちMSS200がハンドオーバーして新たなサービング基地局となる可能性のある基地局を“ターゲット基地局”と称する。また、MOB_MSSHO_REQメッセージ構造は、下記の<表4>に示すようである。
Figure 0004620723
<表4>に示すように、MOB_MSSHO_REQメッセージは、複数のIE、すなわち送信されるメッセージのタイプを示す“Management Message Type”と、MSS200がサービング基地局及び複数の隣接基地局のパイロットチャンネル信号のCINRスキャニングの結果とを含む。<表4>で、“N_Recommended”は、MSSが隣接基地局の各々に対してパイロットチャンネル信号のCINRをスキャニング結果に基づいて、予め設定したCINR以上のサイズを有するパイロットチャンネル信号を送信した隣接基地局の個数を示す。その結果、“N_Recommended”は、MSS200がハンドオーバーするように推薦する隣接基地局の個数を示す。MOB_MSSHO_REQメッセージは、N_Recommendedで示す隣接基地局の各々に対するIDと、隣接基地局の各々に対するパイロットチャンネル信号のCINRと、前記隣接基地局がMSSに提供されると予想されるサービスレベルと、隣接基地局をターゲット基地局として選択されてハンドオーバーを始めると予想される時刻(Estimated HO Time)とを含む。
MSS200から送信されたMOB_MSSHO_REQメッセージを受信すると、サービング基地局210は、受信したMOB_MSSHO_REQメッセージのN_Recommended情報を用いてMSS200がハンドオーバー可能なターゲット基地局リストを検出する(ステップ223)。説明の便宜上、ハンドオーバー可能なターゲット基地局のリストは、“ハンドオーバー可能ターゲット基地局リスト”と呼ばれる。図2で、ハンドオーバー可能ターゲット基地局リストに第1のターゲット基地局220及び第2のターゲット基地局230が存在すると仮定する。また、ハンドオーバー可能ターゲット基地局リストは、複数のターゲット基地局を含むことが可能である。サービング基地局210は、ハンドオーバー可能ターゲット基地局リストに属するターゲット基地局、すなわち第1のターゲット基地局220及び第2のターゲット基地局230にハンドオーバー通知(以下、“HO_PRE_NOTIFICATION”とする)メッセージを送信する(ステップ225,227)。このHO_PRE_NOTIFICATIONメッセージは、下記の<表5>に示すような構造を有する。
Figure 0004620723
<表5>に示すように、HO_PRE_NOTIFICATIONメッセージは、複数のIE、すなわちバックボーンネットワーク(backbone network)で基地局との間に交換されるメッセージに共通的に含まれる“Global Header”と、第1のターゲット基地局220又は第2のターゲット基地局230にハンドオーバーしようとするMSS200の識別子(MSS ID)と、MSS200がハンドオーバーの開始時点として予想される時刻を示す“Estimated Time to HO”と、MSS200から新たなサービング基地局となるターゲット基地局に要求される帯域幅情報を示す“Required BW(BandWidth)”と、MSS200に提供されるサービスレベル情報を示す“Required QoS”とを含む。MSS200が要求する帯域幅及びサービスレベルは、上記の<表4>に説明したMOB_NSSHO_REQメッセージに記録した予想されるサービスレベル情報と同一である。
HO_PRE_NOTIFICATIONメッセージと同一のバックボーンネットワークで基地局との間に交換されるメッセージに共通的に含まれる“Global Header”は、下記の<表6>に示すような一般的な構造を有する。
Figure 0004620723
<表6>に示すように、“Global Header”は、複数のIE、すなわち送信されるメッセージのタイプを示す“Message Type”と、送信されるメッセージを伝送する送信基地局を示す“Sender BS-ID”と、送信されるメッセージを受信する受信基地局を示す“Target BS-ID”と、送信されるメッセージに含まれたレコードの対象となるMSSの個数を示す“Num Records”とを含む。
第1のターゲット基地局220と第2のターゲット基地局230は、サービング基地局210からHO_PRE_NOTIFICATIONメッセージを受信すると、このHO_PRE_NOTIFICATIONメッセージに対する応答メッセージであるハンドオーバー通知応答(“HO_PRE_NOTIFICATION_RESPONSE”)メッセージをサービング基地局210に送信する(ステップ229,231)。このHO_PRE_NOTIFICATION_RESPONSEメッセージの構造は、下記の<表7>に示すようである。
Figure 0004620723
<表7>に示すように、HO_PRE_NOTIFICATION_RESPONSEメッセージは、複数のIE、すなわち<表6>に示したように、バックボーンネットワークで基地局との間に交換されるメッセージに共通的に含まれる“Global Header”と、ターゲット基地局にハンドオーバーしようとするMSSの識別子(MSS ID)と、ターゲット基地局がMSSのハンドオーバーの要求に よりハンドオーバーを遂行することが可能であるか否かに対する応答(ACK/NACK)と、各ターゲット基地局にMSSがハンドオーバーしたときに、ターゲット基地局の各々が提供できる帯域幅及びサービスレベル情報とを含む。
一方、第1のターゲット基地局220及び第2のターゲット基地局230からHO_PRE_NOTIFICATION_RESPONSEメッセージを受信したサービング基地局210は、受信されたHO_PRE_NOTIFICATION_RESPONSEメッセージを分析し、MSS200がハンドオーバーしたときにMSS200によって要求される帯域幅とサービスレベルを最適に提供可能なターゲット基地局をMSS200がハンドオーバーする最終ターゲット基地局として選択する。一例として、第1のターゲット基地局220が提供できるサービスレベルは、MSS200が要求したサービスレベルより低く、第2のターゲット基地局230が提供できるサービスレベルはMSS200が要求したサービスレベルと同一であると仮定する場合に、サービング基地局210は、第2のターゲット基地局230をMSS200がハンドオーバーする最終ターゲット基地局として選択する。したがって、サービング基地局210は、第2のターゲット基地局230にHO_PRE_NOTIFICATION_RESPONSEメッセージに対する応答メッセージとしてハンドオーバー通知確認(HO_CONFIRM)メッセージを送信する(ステップ233)。このHO_CONFIRMメッセージは、下記の<表8>に示すような構造を有する。
Figure 0004620723
<表8>に示すように、HO_CONFIRMメッセージは複数のIE、すなわち上記の<表6>に示したように、バックボーンネットワークで基地局との間に交換されるメッセージに共通的に含まれる“Global Header”と、選択されたターゲット基地局にハンドオーバーしようとするMSSの識別子(MSS ID)と、この選択されたターゲット基地局にMSSがハンドオーバーしたときにターゲット基地局から提供されることができる帯域幅及びサービスレベル情報とを含む。
また、サービング基地局210は、MSS200にMOB_MSSHO_REQメッセージに対する応答メッセージとして基地局ハンドオーバー応答(MOB_BSHO_RSPメッセージを送信する(ステップ235)。ここで、MOB_BSHO_RSPメッセージは、MSS200がハンドオーバーするターゲット基地局に関する情報を含む。このMOB_BSHO_RSPメッセージは、下記の<表9>に示すような構造を有する。
Figure 0004620723
<表9>に示すように、MOB_BSHO_RSPメッセージは、複数のIE、すなわち送信されるメッセージのタイプを示す“Management Message Type”と、ハンドオーバー手順の開始時点として予想される時間(Estimated HO time)と、サービング基地局が選択したターゲット基地局に対する結果とを含む。また、MOB_BSHO_RSPメッセージのN_Recommendedは、ハンドオーバー可能なターゲット基地局リスト上のターゲット基地局のうち、MSSが要求した帯域幅及びサービスレベルを満たすターゲット基地局の個数を示す。このMOB_BSHO_RSPメッセージは、N_Recommendedで示すターゲット基地局の各々に対する識別子と、ターゲット基地局の各々がMSSに提供すると予想されるサービスレベルとを含む。図2で、MOB_BSHO_RSPメッセージは、ハンドオーバー可能なターゲット基地局リストに存在するターゲット基地局の中で最終的に第2のターゲット基地局230の1個のターゲット基地局情報のみを含む。しかしながら、ハンドオーバー可能なターゲット基地局のリストに存在するターゲット基地局の中に、MSS200が要求する帯域幅及びサービスレベルを提供することが可能なターゲット基地局が複数個である場合に、MOB_BSHO_RSPメッセージは複数のターゲット基地局に関する情報を含む。
さらに、MOB_BSHO_RSPメッセージを受信したMSS200は、MOB_BSHO_RSPメッセージに含まれているN_Recommended情報を分析し、MSS200がハンドオーバーするターゲット基地局を選択する。ハンドオーバーするターゲット基地局を選択したMSS200は、サービング基地局210にMOB_BSHO_RSPメッセージに対する応答メッセージとして移動加入者端末機ハンドオーバー指示(MOB_HO_IND)メッセージを送信する(ステップ237)。このMOB_HO_INDメッセージの構造は、下記の<表10>に示すようである。
Figure 0004620723
<表10>に示すように、MOB_HO_INDメッセージは、複数のIE、すなわち送信されるメッセージのタイプを示す“Management Message Type”と、MSSが選択した最終ターゲット基地局へのハンドオーバーを決定するか、或いは取り消し又は拒否するかを示す“HO_IND_type”と、ハンドオーバーすることを決定した場合に、MSSが選択した最終ターゲット基地局の識別子を示す“Target_BS_ID”と、MOB_HO_INDメッセージを認証するための“HMAC Tuple”とを含む。HO_IND_typeで、MSSが最終ターゲット基地局にハンドオーバーを遂行することに決定したときに、MSSは、HO_IND_typeが00に設定されたMOB_HO_INDメッセージを伝送する。MSSが最終ターゲット基地局にハンドオーバーを取消すことに決定するときに、MSSは、HO_IND_typeが01に設定されたMOB_HO_INDメッセージを伝送する。MSSが最終ターゲット基地局にハンドオーバーを拒否することに決定するときに、MSSは、HO_IND_typeが10に設定されたMOB_HO_INDメッセージを伝送する。HO_IND_typeが10に設定されたMOB_HO_INDメッセージを受信したサービング基地局210は、ハンドオーバー可能ターゲット基地局リストを新たに作成した後に、MSS200にMOB_BSHO_RSPメッセージを再伝送する。
HO_IND_typeが00に設定されたMOB_HO_INDメッセージを受信したサービング基地局210は、MSSがMOB_HO_INDメッセージに含まれているターゲット基地局、すなわち第2のターゲット基地局230にハンドオーバーすることを認識する。その後、サービング基地局210は、MSS200が現在セットアップされている接続情報を解除し、或いはMSS200が最終選択されたターゲット基地局、すなわち第2のターゲット基地局230からハンドオーバー手順が全く終了したことを示す通報を受信するまで、予め設定した時間でMSS200とセットアップされている接続情報を維持する(ステップ239)。このように、サービング基地局210にMOB_HO_INDメッセージを伝送した後に、MSS200は、第2のターゲット基地局230と残りのハンドオーバー動作を遂行する。
図3は、一般的なIEEE802.16e通信システムで基地局要求によるハンドオーバー過程を示す信号フローチャートである。
図3の説明に先立ち、まず、基地局の要求によるハンドオーバーが発生する場合は、基地局が過負荷(overload)されて隣接基地局に基地局負荷を分散させるための負荷分散(load sharing)が必要である場合、或いはMSSのアップリンク状態変化に対応するための場合である。図3を参照すると、サービング基地局310は、MSS300にMOB_NBR-ADVメッセージを送信する(ステップ311)。MSS300は、MOB_NBR_ADVメッセージを受信することによって隣接基地局に関する情報を獲得することができる。
サービング基地局310は、サービング基地局310が管理しているMSS300のハンドオーバーに対する必要性を検出するようになると(ステップ313)、隣接基地局にHO_PRE_NOTIFICATIONメッセージを送信する(ステップ315,317)。ここで、HO_PRE_NOTIFICATIONメッセージは、MSS300の新たなサービング基地局となるターゲット基地局がMSS300に提供しなければならない帯域幅及びサービスレベルに関する情報を含む。図3では、サービング基地局310の隣接基地局が第1のターゲット基地局320及び第2のターゲット基地局330であると仮定する。
HO_PRE_NOTIFICATIONメッセージを受信した後に、第1のターゲット基地局320及び第2のターゲット基地局330の各々は、このHO_PRE_NOTIFICATIONメッセージに対する応答メッセージとしてHO_PRE_NOTIFICATION_RESPONSEメッセージをサービング基地局310に送信する(ステップ319,321)。 HO_PRE_NOTIFICATION_RESPONSEメッセージは、上記の<表7>に示したように、ターゲット基地局がサービング基地局310によって要求されたハンドオーバーを遂行することがが可能であるかを示す応答(ACK/NACK)と、MSS300に提供可能な帯域幅及びサービスレベル情報とを含む。
サービング基地局310は、第1のターゲット基地局320と第2のターゲット基地局330から HO_PRE_NOTIFICATION_RESPONSEメッセージを受信すると、MSS300が要求する帯域幅とサービスレベルを提供することが可能なターゲット基地局を選択する。一例として、第1のターゲット基地局320によって提供可能なサービスレベルはMSS300が要求するサービスレベルより低く、第2のターゲット基地局330によって提供可能なサービスレベルはMSS300が要求するサービスレベルと同一であると仮定すると、サービング基地局310は、第2のターゲット基地局330をMSS300がハンドオーバー可能な最終ターゲット基地局として選択する。ハンドオーバー可能なターゲット基地局として第2のターゲット基地局330を選択したサービング基地局310は、ハンドオーバー可能なターゲット基地局リストを含む基地局ハンドオーバー要求(Mobile BS HandOver Request:以下、“MOB_BSHO_REQ”とする)メッセージをMSS300に伝送する(ステップ323)。このとき、ハンドオーバー可能なターゲット基地局リストには、複数のターゲット基地局を含むことが可能である。このMOB_BSHO_REQメッセージの構造は、下記の<表11>に示すようである。
Figure 0004620723
<表11>に示すように、MOB_BSHO_REQメッセージは、複数のIE、すなわち送信されるメッセージタイプを示す“Management Message Type”と、サービング基地局310によって選択されたターゲット基地局に関する情報を含む。<表11>で、“N_Recommended”は、サービング基地局310がハンドオーバー可能なターゲット基地局として選択された隣接基地局の個数を示す。また、MOB_BSHO_REQメッセージは、N_Recommendedで示す隣接基地局の各々に対する識別子(ID)と、隣接基地局がMSSに提供することが可能な帯域幅及びサービスレベルに関する情報とを含む。
このMOB_BSHO_REQメッセージを受信したMSS300は、サービング基地局310によってハンドオーバーが要求されたことを認知し、MOB_BSHO-REQメッセージに含まれているN_Recommended情報を参照してハンドオーバーを遂行する最終ターゲット基地局を選択する。最終ターゲット基地局を選択する前に、MSS300は、サービング基地局310及び隣接基地局から送信されるパイロットチャンネル信号のCINRをスキャニングしようとする場合に、サービング基地局310にMOB_SCN_REQメッセージを送信する(ステップ325)。ここで、MSS300がスキャン要求をする時点は、パイロットチャンネル信号のCINRスキャニング動作と直接的な関連がないため、その具体的な説明は 省略する。MOB_SCN_REQメッセージを受信したサービング基地局310は、MSS300がスキャニングする情報を含むMOB_SCN_RSPメッセージをMSS300に送信する(ステップ327)。スキャニング情報を含むMOB_SCN_RSPメッセージを受信したMSS300は、MOB_NBR_ADVメッセージの受信を通じて認識された隣接基地局と、MOB_BSHO_REQメッセージの受信を通じて認識されたハンドオーバー可能なターゲット基地局と、サービング基地局310に対して、MOB_SCN_RSPメッセージに含まれたパラメーター、すなわちスキャン区間によりパイロットチャンネル信号のCINRスキャニングを遂行する(ステップ329)。
MSS300はハンドオーバーする最終ターゲット基地局を選択した後に、MOB_BSHO-REQメッセージに対する応答メッセージであるMSSハンドオーバー応答(MOB_MSSHO_RSP)メッセージをサービング基地局310に送信する(ステップ331)。このMOB_MSSHO_RSPメッセージの構造は、下記の<表12>に示すようである。
Figure 0004620723
<表12>に示すように、MOB_MSSHO_RSPメッセージは、複数のIE、すなわち送信されるメッセージタイプを示す“Management Message Type”と、ハンドオーバー手順を始めると予想される時間“Estimated HO Time”と、MSSが選択したターゲット基地局に関する情報とを含む。<表12>で、“N_Recommended”は、MSSがハンドオーバー可能なターゲット基地局として選択した隣接基地局の個数を示す。さらに、MOB_MSSHO_RSPメッセージは、N_Recommendedで示す隣接基地局の各々に対する識別子と、隣接基地局からMSSが提供可能なサービスレベルに関する情報とを含む。
サービング基地局310は、MSS300によって最終ターゲット基地局として選択された隣接基地局にHO_PRE_NOTIFICATION_RESPONSEメッセージに対する応答メッセージとしてHO_CONFIRMメッセージを送信する(ステップ333)。最終ターゲット基地局を選択したMSS300は、サービング基地局310にHO_IND_typeが00に設定されたMOB_HO_INDメッセージを送信する(ステップ335)。HO_IND_typeが00に設定されたMOB_HO_INDメッセージを受信すると、サービング基地局310は、MSS300がMOB_HO_INDメッセージに含まれている最終ターゲット基地局にハンドオーバーすることを再認識する。その後、サービング基地局310は、MSS300と現在設定されている接続情報を解除し、或いは最終選択したターゲット基地局、すなわち第2のターゲット基地局330からハンドオーバー手順が完了したという通報を受信するまで、予め設定した設定時間でMSS300との接続情報を維持する(ステップ337)。このように、サービング基地局310にMOB_HO_INDメッセージを送信した後に、MSS300は第2のターゲット基地局330と残りのハンドオーバー動作を遂行する。
図4は、一般的なIEEE802.16e通信システムで、MSSのハンドオーバーによるネットワーク再進入過程を示す信号フローチャートである。
図4を参照すると、MSS400は、最終ターゲット基地局450に接続切り替えを遂行し、最終ターゲット基地局450とダウンリンク同期を獲得する。その後、MSS400は、最終ターゲット基地局450に送信するDL(DownLink)_MAPメッセージを受信する(ステップ411)。DL_MAPメッセージは、最終ターゲット基地局450のダウンリンクに関連したパラメーターを含むメッセージである。また、MSS400は、最終ターゲット基地局450から送信されるUL(UpLink)_MAPメッセージを受信する(ステップ413)。UL_MAPメッセージは、最終ターゲット基地局450のアップリンクに関連したパラメーターを含むメッセージである。また、このUL_MAPメッセージは、最終ターゲット基地局450がハンドオーバーを遂行するMSS400の高速アップリンクレンジング(FAST_UL_RANGING)を支援するために割り当てられた高速アップリンクレンジング情報エレメント(FAST_UL_RANGING_IE)を含む。最終ターゲット基地局450がMSS400にFAST_UL_RANGING_IEを割り当てる理由は、MSS400がハンドオーバーを遂行するときに発生する可能性のある遅延を最小化するためである。したがって、MSS400は、FAST_UL_RANGING_IEによりコンテンションフリー(contention-free)方式で最終ターゲット基地局450と初期レンジング(initial ranging)が遂行可能になる。ここで、UL_MAPメッセージに含まれるFAST_UL_RANGING_IEは、下記の<表13>に示すようである。
Figure 0004620723
<表13>でFAST_UL_RANGING_IEは、レンジング機会を獲得するMSSの媒体接続制御(Medium Access Control:以下、“MAC”とする)アドレスと、FAST_UL_RANGINGに対する開始オフセット値を含む領域情報を提供するUIUC(Uplink Interval Usage Code)と、MSS400に割り当てられたコンテンションフリー方式のレンジング機会区間のオフセット/シンボルの個数/サブチャンネルの個数などに関する情報を含む。MSS400のMACアドレスは、図2及び図3に示したハンドオーバー過程で、バックボーンネットワークでサービング基地局と最終ターゲット基地局との間に交換されるHO_PRE_NOTIFICATIONメッセージ、HO_PRE_NOTIFICATION_RESPONSEメッセージ、及びHO_CONFIRMメッセージのようなメッセージを通じて最終ターゲット基地局450に通報される。
UL_MAPメッセージを受信したMSS400は、FAST_UL_RANGING_IEにより最終ターゲット基地局450にレンジング要求(RNG_REQ)メッセージを送信する(ステップ415)。RNG_REQメッセージを受信した最終ターゲット基地局450は、MSS400にレンジングのための周波数、時間及び送信電力を補正するための情報を含むレンジング応答(RNG_RSP)メッセージを送信する(ステップ417)。
初期レンジングを完了したMSS400と最終ターゲット基地局450は、MSS400に対する再認証動作(MSS RE_AUTHORIZATION)を遂行する(ステップ419)。再認証動作の遂行の際に、MSS400が以前に属しているサービング基地局と最終ターゲット基地局450との間に交換されたセキュリティコンテキスト(security context)が変更されない場合に、最終ターゲット基地局450はセキュリティコンテキストをそのまま使用する。ここで、MSS400のセキュリティコンテキスト情報を提供するバックボーンネットワークメッセージであるMSS情報応答(MSS_INFO_RSP)メッセージは、下記の<表14>に示すような構造を有する。
Figure 0004620723
Figure 0004620723
<表14>で、MSS_INFO_RSPメッセージは、 サービング基地局に登録されているMSSのID情報と、各MSSに関するセキュリティ関連情報(Security Association Information)のようなセキュリティコンテキスト情報と、各MSSに対するネットワークサービス情報と、各MSSの機能(capability)情報とを含む。
最終ターゲット基地局450とMSS400に対する再認証動作が完了すると、MSS400は、最終ターゲット基地局450に登録要求(REG_REQ)メッセージを送信する(ステップ421)。REG_REQメッセージは、MSS400の登録情報を含む。最終ターゲット基地局450は、MSS400にREG_REQメッセージに対する応答メッセージである登録応答(REG_RSP)メッセージを送信する(ステップ423)。最終ターゲット基地局450は、MSS400から受信したREG_REQメッセージに含まれているMSS400の登録情報を検出し、MSS400がハンドオーバーを遂行したMSSであることを認識する。したがって、最終ターゲット基地局450は、MSS400の以前サービング基地局の接続設定情報と最終ターゲット基地局450の接続設定情報をマッピングさせる。最終ターゲット基地局450は、実際に受信可能なサービスフローを再設定するために使用されるTLV(Type Length Variable)値を含め、MSS_INFO_RSPメッセージをMSS400に送信する。サービング 基地局と最終ターゲット基地局450で、接続設定に関するマッピング情報を含むTLVの構造は、下記の<表15>に示すようである。
Figure 0004620723
<表15>で、REG_RSPメッセージに含まれるTLVは、MSS400がハンドオーバーを遂行する前にサービング基地局で使用した接続識別子(CID)と、ハンドオーバーを遂行した後に最終ターゲット基地局450で使用するCID情報を提供する。また、TLVは、ハンドオーバー以前にサービング基地局が提供したサービスフローと異なるサービスを最終ターゲット基地局450が提供する場合に、変更されたサービスパラメーターに関する情報を含む。
MSS400は、最終ターゲット基地局450とのネットワーク再進入手順を完了し、最終ターゲット基地局450を通じて正常な通信サービスを遂行する(ステップ425)。
上述したように、IEEE802.16e通信システムで、現在サービング基地局との通信を維持することが不可能な程度でサービング基地局のパイロット信号のCINRが減少する場合に、MSSは、自分の要求或いは基地局の要求によりサービング基地局とは相互に異なる隣接基地局、すなわち最終ターゲット基地局にハンドオーバーを遂行する。しかしながら、IEEE802.16e通信システムで、MSSが最終ターゲット基地局とネットワークの再進入動作を遂行する中に、最終ターゲット基地局から送信されるパイロット信号のCINRが減少し、最終ターゲット基地局を通じる通信サービスが不可能になる場合に、MSSはサービング基地局に接続を切り替えることができる。
また、MSSが最終ターゲット基地局とのハンドオーバーの遂行中にピンポン現象のため、サービング基地局に変更した後に、更にサービング基地局を通じる通信サービスを再開するためには、サービング基地局との初期接続設定手順、すなわちネットワーク再進入動作を遂行しなければならない。したがって、MSSがハンドオーバーを遂行する中に頻繁にピンポン現象が発生する場合に、MSSはネットワーク再進入動作も頻繁に遂行するようになり、それによってサービスに遅延をもたらすという問題点を有する。また、ネットワーク再進入動作の頻繁な遂行は、シグナリングロード(signaling load)を増加させ、システム全体の性能を低下させるという問題点を有する。
したがって、上記した従来技術による問題点を解決するために、本発明の目的は、広帯域無線接続通信システムでハンドオーバーの際にピンポン現象の発生を予め認知してピンポン現象を防止するためのハンドオーバーシステム及び方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、広帯域無線接続通信システムでピンポン現象の発生時に通信サービスの遅延を最小化するハンドオーバーシステム及び方法を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明は、移動加入者端末機にサービスを提供しているサービング基地局と、前記サービング基地局と隣接したターゲット基地局とを含む広帯域無線接続通信システムで、前記移動加入者端末機のハンドオーバー方法であって、前記サービング基地局と前記移動加入者端末機との間に接続情報が維持されているか否かを示すリソース維持タイプフィールドを含むハンドオーバー要求メッセージを前記サービング基地局から受信する段階と、前記サービング基地局が前記リソース維持タイプフィールド値により接続情報を維持しているかを認知する段階と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、移動加入者端末機にサービスを提供しているサービング基地局と、前記サービング基地局と隣接したターゲット基地局とを含む広帯域無線接続通信システムで、前記移動加入者端末機のハンドオーバー方法であって、前記サービング基地局にハンドオーバーを要求する段階と、前記サービング基地局から前記サービング基地局と移動加入者端末機との間に維持される接続情報を設定するか否かを示すリソース維持タイプフィールドを含むハンドオーバー応答メッセージを受信する段階と、前記サービング基地局が前記リソース維持タイプフィールドの値により前記接続情報を維持するか否かを認知する段階と、を有することを特徴とする。
本発明は、移動加入者端末機にサービスを提供するサービング基地局と、前記サービング基地局に隣接したターゲット基地局を含む広帯域無線接続通信システムで、前記サービング基地局によるハンドオーバー遂行方法であって、前記移動加入者端末機に前記サービング基地局と移動加入者端末機との間に維持される接続情報を設定するか否かを示すリソース維持タイプフィールドを含むハンドオーバー要求メッセージを送信する段階と、前記移動加入者端末機からハンドオーバー指示メッセージを受信する段階と、前記リソース維持タイプフィールドの値によって接続情報を維持する段階と、を有することを特徴とする。
さらに、本発明は、移動加入者端末機にサービスを提供するサービング基地局と、前記サービング基地局に隣接したターゲット基地局を含む広帯域無線接続通信システムで、前記サービング基地局によるハンドオーバー遂行方法であって、前記移動加入者端末機からハンドオーバー要求メッセージを受信する段階と、前記移動加入者端末機に前記移動加入者端末機との接続情報を維持しているか否かを示すリソース維持タイプフィールドを送信する段階と、前記移動加入者端末機からハンドオーバー指示メッセージを受信する段階と、前記リソース維持タイプフィールドの値により接続情報を維持する段階と、を有することを特徴とする。
本発明は、移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機と通信を遂行するサービング基地局と、複数の隣接基地局とを含む広帯域無線接続通信システムで、ピンポン現象によるサービス遅延を最小化するハンドオーバー方法であって、a)前記サービング基地局から前記隣接基地局のうち任意の隣接基地局である最終ターゲット基地局にハンドオーバーすべきであることを検出すると、前記サービング基地局にハンドオーバーを要求する段階と、b)前記ハンドオーバー要求に対応して前記サービング基地局から受信される前記最終ターゲット基地局として選択される少なくとも2個の候補ターゲット基地局に関する情報を検出する段階と、c)前記候補ターゲット基地局の各々から送信される基準信号のキャリア対干渉雑音比(Carrier to Interference and Noise Ratio:CINR)を測定する段階と、d)前記測定したCINR値を予め設定されている第1のしきい値と比較し、前記比較結果、前記第1のしきい値未満のCINR値が存在する場合に、前記第1のしきい値未満のCINR値を有する基準信号を送信する第1の候補ターゲット基地局を前記候補ターゲット基地局から除く段階と、e)前記第1の候補ターゲット基地局を除いた候補ターゲット基地局の中で前記最終ターゲット基地局を決定し、前記サービング基地局に前記最終ターゲット基地局にハンドオーバーすることを通報する段階と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機が通信を遂行するサービング基地局と、複数の隣接基地局を有する広帯域無線接続通信システムで、ピンポン現象によるサービス遅延を最小化するハンドオーバー方法であって、a)前記サービング基地局から、前記サービング基地局が前記隣接基地局のうちの任意の隣接基地局である最終ターゲット基地局として選択する少なくとも2個の候補ターゲット基地局情報が含まれるハンドオーバー要求を受信し、前記情報を検出する段階と、b)前記候補ターゲット基地局の各々から送信される基準信号のキャリア対干渉雑音比(CINR)を測定する段階と、c)前記測定したCINR値を予め設定されている第1のしきい値と比較し、前記比較結果、前記第1のしきい値未満のCINR値が存在する場合に、前記第1のしきい値未満のCINR値を有する基準信号を送信する第1の候補ターゲット基地局を前記候補ターゲット基地局から除く段階と、d)前記第1の候補ターゲット基地局を除いた候補ターゲット基地局の中で前記最終ターゲット基地局を決定し、前記サービング基地局に前記最終ターゲット基地局にハンドオーバーすることを通報する段階と、を有することを特徴とする。
本発明は、移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機が通信を遂行するサービング基地局と、複数の隣接基地局を有する広帯域無線接続通信システムで、ピンポン現象によるサービス遅延を最小化するハンドオーバー方法であって、a)前記サービング基地局は、前記移動加入者端末機が前記隣接基地局の特定隣接 基地局であるターゲット基地局にハンドオーバーすることを示す通報を受信すると、前記移動加入者端末機の接続情報を削除し、或いは予め設定した時間で保有する段階と、b)前記移動加入者端末機が前記ターゲット基地局とネットワーク再進入手順を遂行する中にピンポン現象の発生を認知すると、前記サービング基地局に接続を切り替える段階と、c)前記サービング基地局からハンドオーバー要求又はハンドオーバー応答メッセージを受信する段階と、d)前記それぞれのメッセージを受信することにより、前記メッセージの各々に含まれた前記移動加入者端末機に関する接続情報を維持するか否かを検出して認知する段階と、e)前記サービング基地局が前記移動加入者端末機に関する接続情報を維持している場合に、初期レンジング手順のみを遂行し、前記サービング基地局と通信を再開する段階と、を有することを特徴とする。
本発明は、移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機が通信を遂行するサービング基地局と、複数の隣接基地局とを含む広帯域無線接続通信システムで、ピンポン現象によるサービス遅延を最小化するハンドオーバーシステムであって、前記サービング基地局から前記隣接基地局のうちの任意の隣接基地局である最終ターゲット基地局にハンドオーバーすべきであることを検出すると、前記サービング基地局にハンドオーバーを要求し、前記ハンドオーバー要求に対応して前記サービング基地局から受信される前記最終ターゲット基地局として選択される少なくとも2個の候補ターゲット基地局に関する情報を検出し、前記候補ターゲット基地局の各々から送信される基準信号のキャリア対干渉雑音比(CINR)を測定し、前記測定したCINR値を予め設定されている第1のしきい値と比較し、前記比較結果、前記第1のしきい値未満のCINR値が存在する場合に、前記第1のしきい値未満のCINR値を有する基準信号を送信する第1の候補ターゲット基地局を前記候補ターゲット基地局から除き、前記第1の候補ターゲット基地局を除いた候補ターゲット基地局のうちの前記最終ターゲット基地局を決定し、前記サービング基地局に前記最終ターゲット基地局にハンドオーバーすることを通報する移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機のハンドオーバー要求を受信し、これに対応して前記移動加入者端末機が最終ターゲット基地局として選択される少なくとも2個の候補ターゲット基地局に関する情報を送信し、前記移動加入者端末機から最終ターゲット基地局にハンドオーバーすることを示す通報を受信するサービング基地局と、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機が通信を遂行するサービング基地局と、複数の隣接基地局を有する広帯域無線接続通信システムで、ピンポン現象によるサービス遅延を最小化するハンドオーバーシステムであって、前記サービング基地局から、前記サービング基地局で前記隣接基地局のうちの任意の隣接基地局である最終ターゲット基地局として選択される少なくとも2個の候補ターゲット基地局情報が含まれるハンドオーバー要求を受信してこれを検出し、前記候補ターゲット基地局の各々から送信する基準信号のキャリア対干渉雑音比(CINR)を測定し、前記測定したCINR値を予め設定されている第1のしきい値と比較し、前記比較結果、前記第1のしきい値未満のCINR値が存在する場合に、前記第1のしきい値未満のCINR値を有する基準信号を送信する第1の候補ターゲット基地局を前記候補ターゲット基地局から除き、前記第1の候補ターゲット基地局を除いた候補ターゲット基地局のうち前記最終ターゲット基地局を決定し、前記サービング基地局に前記最終ターゲット基地局にハンドオーバーすることを通報する移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機のハンドオーバーを要求し、これに対応して前記移動加入者端末機から最終ターゲット基地局に関する情報を受信するサービング基地局と、を含むことを特徴とする。
さらに、本発明は、移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機にサービスを提供するサービング基地局と、前記サービング基地局に隣接したターゲット基地局とを含む広帯域無線接続通信システムで、ハンドオーバーを遂行するシステムであって、前記サービング基地局にハンドオーバーを要求し、前記サービング基地局から予め設定された接続情報を維持するか否かを示すリソース維持タイプフィールドを含むハンドオーバー応答メッセージを受信し、前記リソース維持タイプフィールドの値により、前記サービング基地局が接続情報を維持するか否かを認知する移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機からハンドオーバー要求メッセージを受信し、前記移動加入者端末機に前記移動加入者端末機の接続情報を維持するか否かを示すリソース維持タイプフィールドを含むハンドオーバー応答メッセージを送信し、前記移動加入者端末機からハンドオーバー指示メッセージを受信し、前記リソース維持タイプフィールドの値により接続情報を維持するサービング基地局と、を含むことを特徴とする。
なお、本発明は、移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機にサービスを提供するサービング基地局と、前記サービング基地局に隣接したターゲット基地局とを含む広帯域無線接続通信システムで、ハンドオーバーを遂行するシステムであって、前記サービング基地局から前記サービング基地局との接続情報が維持されるか否かを示すリソース維持タイプフィールドが含まれたハンドオーバー要求メッセージを受信し、前記サービング基地局が前記リソース維持タイプフィールドの値に対応して接続情報を維持しているか否かを認知する移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機に前記移動加入者端末機と接続情報が維持されるか否かを示すリソース維持タイプフィールドが含まれたハンドオーバー要求メッセージを送信し、前記移動加入者端末機からハンドオーバー指示メッセージを受信し、前記リソース維持タイプフィールドの値により接続情報を維持するサービング基地局と、を含むことを特徴とする。
本発明は、OFDM/OFDMA方式を使用する広帯域無線接続通信システムであるIEEE802.16e通信システムで、MSSは、サービング基地局と複数のターゲット基地局との間に頻繁なハンドオーバーが発生する、すなわちピンポン現象が発生する可能性がある状況を予め認知できる。すなわち、PP_THRESHOLDを設定し、PP_THRESHOLDより低いCINR値を有する基地局にハンドオーバーの遂行を防止する。したがって、MSSは、ピンポン現象が発生可能な状況を最大限防止することができる効果を有する。また、基地局が、MSSの接続情報をチャンネル状態に柔軟に維持又は削除可能にすることによって、MSSが接続情報を維持している最終ターゲット基地局とハンドオーバーを遂行する場合に、初期レンジングのみを遂行するネットワーク再進入手順を遂行することによって、迅速に通信サービスを再開することが可能である効果を有する。
以下、本発明の望ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
下記に、本発明に関連した公知の機能又は構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断された場合に、その詳細な説明を省略する。
本発明は、広帯域無線接続(Broadband Wireless Access:BWA)通信システムであるIEEE802.16e通信システムにおいて、移動加入者端末機(Mobile Subscriber Station:以下、“MSS”とする)がハンドオーバーしようとするターゲット基地局(target Base Station)とハンドオーバー(handover)動作を遂行する中にピンポン現象(pingpong effect)が発生することを認知し、それによるサービス遅延を最小化する方式を提案する。すなわち、本発明は、MSSがターゲット基地局とハンドオーバー動作を遂行する中に、ターゲット基地局へのハンドオーバーを取消し、サービング基地局に接続切り替え時にピンポン現象の発生を認知してこのピンポン現象を防止する方式を提案する。また、サービング基地局は、MSSの接続情報をチャンネル状態により維持することによって、MSSがハンドオーバーによる接続設定を迅速に遂行する方式を提案する。ここで、IEEE802.16e通信システムは、直交周波数分割多重(OFDM)方式及び直交周波数分割多重接続(OFDMA)方式を使用する広帯域無線接続通信システムである。IEEE802.16e通信システムは、OFDM/OFDMA方式を使用するために複数の副搬送波を用いて物理チャンネル信号を送信し、それによって高速データ送信が可能で、多重セル構造を支援してMSSの移動性を支援する通信システムである。
図5は、本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、ハンドオーバーによるピンポン現象が発生する場合にMSSの概略的な動作過程を示すフローチャートである。
図5を参照すると、ステップ502で、MSSは、MSSにサービスを提供している基地局、すなわちサービング基地局にMSSハンドオーバー要求(Mobile Subscriber Station HandOver Request:以下、“MOB_MSSHO_REQ”とする)メッセージを送信し、これに対する応答として基地局ハンドオーバー応答(Base Station HandOver Response:以下、“MOB_BSHO_RSP”とする)メッセージを受信する。また、MSSは、サービング基地局から基地局ハンドオーバー要求(MOB_BSHO_REQ)メッセージを受信し、これに対する応答としてMSSハンドオーバー応答(MOB_MSSHO_RSP)メッセージを送信する。その次に、ステップ504に進行する。ステップ504で、MSSは、サービング基地局と送受信するハンドオーバー要求又は応答メッセージに含まれたハンドオーバー可能な最終ターゲット基地局候補リスト情報を検出して認知し、ステップ506に進行する。ステップ506で、MSSは、ハンドオーバー可能な最終ターゲット基地局候補の各々に対してキャリア対干渉雑音比(Carrier to Interference and Noise Ratio:以下、“CINR”とする)を測定する。その後、ステップ508で、MSSは、後述するピンポン現象の発生を認知するか否かによりハンドオーバー指示タイプ(MOB_HO_IND_type)を決定し、ステップ510に進行する。ステップ510で、MSSは、決定されたタイプ情報が含まれたMOB_HO_INDメッセージをサービング基地局に送信する。
図6は、本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、ハンドオーバー状況が発生したときにピンポン現象の発生を認知するか否かによるMSSの動作過程を示すフローチャートである。
図6を参照すると、ステップ602で、MSSは、ハンドオーバーを遂行すべき状況の発生を検出すると、隣接基地局に対するカウンター初期値iが‘0’に設定され、ハンドオーバー取り消しフラグ(HO_CANCEL_FLAG)を‘0’に設定し、ステップ604に進行する。すなわち、MSSは、ハンドオーバー可能な最終ターゲット基地局候補リストに属する隣接基地局の各々に対してCINR値を測定するための初期化手順を遂行する。HO_CANCEL_FLAGは、ハンドオーバー可能な最終ターゲット基地局候補リストに属する隣接基地局の中で、サービング基地局を除いた他の隣接基地局が最終ターゲット基地局として選択されない場合を知らせるためのフラグである。ステップ604で、MSSは、サービス品質(QoS)及びCINRを複合的に考慮して良い順に整列された隣接基地局の中で、一定条件を満たす最終ターゲット基地局候補リストに属する基地局の各々に対してCINR値をすべて測定したか否かを判定する。その結果、CINR値が測定されない基地局が存在する場合、すなわち、i<N_Neighborsである場合に、ステップ606に進行する。
ステップ606で、MSSは、整列された最終ターゲット基地局候補のうち、上位に整列された基地局からCINR値(以下、“CINR_BS”とする)が予め設定したピンポンしきい値(PP_THRESHOLD)未満であるか否かを検査する。ここで、PP_THRESHOLDは、MSSが属したサービング基地局からサービング基地局以外の他の基地局にハンドオーバーすることを判断するしきい値であるハンドオーバーしきい値(HO_THRESHOLD)よりは大きい値に設定される。言い換えれば、このPP_THRESHOLDは、MSSが信頼性のあるターゲット基地局にハンドオーバーするように設定される。すなわち、PP_THRESHOLDは、ピンポン現象による不必要なハンドオーバーを防止するために設定される。その検査結果、CINR_BSがPP_THRESHOLD未満である場合に、MSSはステップで608に進行する。
ステップ608で、MSSは、CINR_BS値がPP_THRESHOLD未満であるため、隣接基地局を最終ターゲット基地局候補リストから削除し、ステップ610に進行する。ステップ610で、MSSは、i値を1ずつ増加させてリストの次の順番の基地局に対してステップ 604からの過程を反復遂行する。もし、ステップ606で、隣接基地局のCINRがPP_THRESHOLD以上である場合、すなわちCINR_BS≧PP_THRESHOLDである場合に、ステップ612に進行する。ステップ612で、MSSは、基地局が隣接基地局である、サービング基地局であるかを判定する。その結果、基地局がサービング基地局である場合に、MSSは、ステップ614でHO_CANCEL_FLAGを‘1’に設定し、ステップ610を遂行する。その反面、基地局が隣接基地局である場合に、ステップ616に進行する。ステップ616で、MSSは、現在まで設定されたHO_CANCEL_FLAGが‘1’であるか否かを判定する。その結果、HO_CANCEL_FLAGが‘1’でない場合にステップ618に進行する。一方、HO_CANCEL_FLAGが‘1’である場合にステップ620に進行する。ステップ618で、MSSは、基地局をハンドオーバーする最終ターゲット基地局に決定し、ステップ622に進行する。ステップ622で、MSSは、現在サービング基地局にMOB_HO_IND_typeメッセージ(type=00)を送信し、決定された最終ターゲット基地局にハンドオーバーすることを知らせる。ステップ620で、MSSがHO_CANCEL_FLAGを‘0’に再設定し、基地局を最終ターゲット基地局として決定し、ステップ622に進行する。
ステップ606で、MSSが、サービング基地局を含む最終ターゲット候補リストに含まれたすべての基地局に対してCINRを測定した結果に基づいて、PP_THRESHOLD値を超える基地局を検出しない場合に、ステップ604からステップ624に進行する。ステップ624で、MSSは、現在HO_CANCEL_FLAGが‘1’に設定されるかを判定する。その結果、HO_CANCEL_FLAGが‘1’に設定された場合、ステップ626に進行する。ステップ626で、MSSは、サービング基地局にHO_IND_typeが‘01’、すなわちハンドオーバー取り消し(HO_CANCEL)情報が含まれるHO_INDメッセージを送信してハンドオーバー取り消しを通報する。ステップ624で、HO_CANCEL_FLAGが‘1’に設定されない場合に、ステップ628に進行する。すなわち、ステップ628で、MSSは、サービング基地局にHO_IND_typeが‘01’、すなわちハンドオーバー拒絶(HO_REJECT)情報が含まれたHO_INDメッセージを送信し、ハンドオーバー拒絶をこのサービング基地局に通報する。
上述したように、MSSは、ハンドオーバー可能な最終ターゲット基地局候補リストに属する隣接基地局を最適のハンドオーバー条件を有する基地局から整列するため、MSSがピンポン現象の発生を認知するか否かの手順を通じてサービング基地局を除いた他の隣接基地局のうちの一つを最終ターゲット基地局として選択する場合に、選択されたターゲット基地局は、ピンポン現象の認知可否の手順を遂行しないまた他の隣接基地局より良い条件を有する基地局に該当するため、サービング基地局にHO_RELEASEオプションを含むMOB_HO_INDメッセージを送信し、最終ターゲット基地局として選択された隣接基地局へのハンドーバーを遂行することに決定可能である。
図7は、本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、MSSがピンポン現象を認知するための基地局別CINR値の関係を示す。
図7を参照して、MSSがピンポン現象を認知するために必要なCINR値及びしきい値について説明する。PP_THRESHOLD700は、ハンドオーバー後に正常な通信サービスを受信するのに適合したCINR値のしきい値を意味する。HO_THRESHOLD750は、ハンドオーバー可能なターゲット基地局を選択するためにMSSで予め定められたCINR値のしきい値を意味する。一方、参照番号710はサービング基地局のCINR値を示し、参照番号720は第1の隣接基地局のCINR値を示し、参照番号730は第2の隣接基地局のCINR値を示す。すなわち、MSSが任意の基地局に対して測定したCINR値がPP_THRESHOLDより低く、HO_THRESHOLDより高い場合に、ピンポン現象が 発生することが可能である。
図7に示す各基地局別CINR値の関係を説明する。参照番号702で、MSSが測定したサービング基地局のCINR値710はHO_THRESHOLD750より小さく、第1の隣接基地局のCINR720及び第2の隣接基地局のCINR値730がサービング基地局CINR値710より大きいため、第1の隣接基地局及び第2の隣接基地局は、ハンドオーバー可能なターゲット基地局として選択されることが可能である。しかしながら、第1の隣接基地局及び第2の隣接基地局は、各CINRの値がPP_THRESHOLDより小さいため、最終ターゲット基地局に選択されない。もし、MSSがPP_THRESHOLDを無視し、第2の隣接基地局にハンドオーバーの遂行中に第2の隣接基地局のCINR値を更に測定すると、HO_THRESHOLDより小さくなる可能性が高い。これは、MSSが他の基地局に再びハンドオーバーを遂行するべきピンポン現象が発生されることを意味する。
次に、ステップ704で、MSSは、サービング基地局のCINR値710と第1の隣接基地局のCINR値720を測定した結果、CINR値がHO_THRESHOLDより大きく測定され、第2の隣接基地局のCINR値730はHO_THRESHOLDより小さく測定されることがわかる。参照番号704でも、PP_THRESHOLDより大きく測定されるCINR値に該当する基地局がないため、最終ターゲット基地局は存在しない。
次に、参照番号706で、MSSは、第1の隣接基地局のCINR値720、サービング基地局のCINR値710、第2の隣接基地局のCINR値730の大きさ順に各CINR値が測定され、これらすべてはHO_THRESHOLDより大きく測定されることがわかる。この場合にも、参照番号704と同一にPP_THRESHOLDより大きく測定されるCINR値に該当する基地局がないため、最終ターゲット基地局は存在しない。
参照番号708で、MSSは、第1の隣接基地局のCINR値720を測定した結果、PP_THRESHOLDより大きく、第2の隣接基地局のCINR値730及びサービング基地局のCINR値710を測定した結果、PP_THRESHOLDよりは小さく、HO_THRESHOLDよりは大きいことがわかる。したがって、MSSは、ハンドオーバーする最終ターゲット基地局として第1の隣接基地局を選択することが可能である。
図8は、本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、ハンドオーバーによるネットワーク再進入手順の遂行中にピンポン現象が発生する場合にMSSの動作過程を示すフローチャートである。
図8を参照すると、ステップ802で、MSSは、図2及び図3のハンドオーバーに関連した一連の手順を通じて、最終ターゲット基地局とネットワーク再進入手順を遂行する中にステップ804に進行する。ステップ804で、MSSは最終ターゲット基地局のCINR値を測定し、ステップ806に進行する。ステップ806で、MSSは、測定した最終ターゲット基地局のCINR値、すなわちCINR_BSとPP_THRESHOLDとを比較する。その比較結果、CINR_BSがPP_THRESHOLDより大きい場合に、ステップ802に戻って、最終ターゲット基地局とのネットワーク再進入の手順を連続して遂行する。一方、ステップ806の結果、CINR_BSがPP_THRESHOLDより小さい場合に、ステップ808に進行する。ステップ808で、PP_THRESHOLDよりCINR_BS値が小さいため、MSSは、ピンポン現象が発生可能であることを認知し、これに対応する手順である図6の過程を遂行する。
図9は、本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、ハンドオーバーによるネットワーク再進入手順の遂行中に発生するピンポン現象を認知するための各基地局別CINR値の関係を示す。
図9を参照すると、参照番号902で、MSSが測定した最終ターゲット基地局のCINR値920はPP_THRESHOLDより大きく、サービング基地局CINR値910はHO_THRESHOLDより小さい。したがって、MSSは、最終 ターゲット基地局とハンドオーバーを遂行する。参照番号904及び906で、MSSが最終ターゲット基地局のCINR値920を測定した結果、PP_THRESHOLDより大きく、サービング基地局のCINR値910はHO_THRESHOLDより大きい。したがって、MSSは、最終ターゲット基地局とハンドオーバーを遂行する。参照番号908で、MSSがサービング基地局と最終ターゲット基地局のCINR値を測定した結果、これら値はすべてPP_THRESHOLDよりは小さく、HO_THRESHOLDよりは大きい。したがって、MSSは、最終ターゲット基地局とハンドオーバーして通信を遂行することが不可能で、以後に他の基地局にハンドオーバーしなければならないピンポン現象が発生可能であることを認知する。
図10は、本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、MSSがサービング基地局が接続情報を維持しているかを認知する過程を示すフローチャートである。
図10を参照すると、ステップ1002で、MSSは、サービング基地局からMOB_BSHO_REQ又はMOB_BSHO_RSPメッセージを受信し、ステップ1004に進行する。ここで、従来技術で説明したように、サービング基地局は、MSSが送信したMOB_HO_INDメッセージ(“HO_IND_Type=00”)を受信した後に、MSSと接続情報を削除し、或いは最終ターゲット基地局からハンドオーバー手順が完了したことを示す通報を受信するまで接続情報を一定時間維持できる。サービング基地局がMSSとの接続情報を削除した場合に、サービング基地局は、MSSが最終ターゲット基地局とネットワークの再進入手順を遂行する中に発生するピンポン現象のため、またサービング基地局に接続を切り替えるときに、MSSに関する情報を有していない。従って、サービング 基地局とMSSは、一般的な初期の通信手順を遂行する。また、MSSは、サービング基地局がMSSに関する接続情報を削除し、一定時間そのまま接続情報を維持していることを判定可能であると、MSSは、各場合に応じて手順を遂行し、それによってピンポン現象によるオーバーヘッドを縮小することができる。
本発明では、上記したように、MSSからMOB_HO_IND(“HO_IND_type=00”)メッセージを受信したサービング基地局が、MSSの接続情報を削除し、或いは一定時間間この接続情報を維持しているかをMSSに通報することによって、サービング基地局との再接続設定で発生可能なサービス遅延を最小化する方式を提供する。下記に、この方式を<表16>及び<表17>を参照して説明する。
<表16>と<表17>は、本発明で提案する修正されたハンドオーバーメッセージのフォーマットである。修正されたハンドオーバーメッセージは、既存のハンドオーバー手順の遂行時にMSSとサービング基地局との間にやりとりするハンドオーバーメッセージのうち、サービング基地局が送信するMOB_BSHO_RSPとMOB_BSHO_REQメッセージにMSSに対するリソース接続情報の維持或いは削除に関する情報(Resource_Remain_Type)及びリソース保有時間(Resource_Retain_Time)情報を追加したものである。
Figure 0004620723
<表16>に示すように、本発明で新しく提案するMOB_BSHO_RSPメッセージは、既存のMOB_BSHO_RSPメッセージにResource_Remain_TypeフィールドとResource_Retain_Timeフィールドを新しく追加した構造である。Resource_Remain_Typeフィールドは、サービング基地局がMSSに関する情報を削除するか、或いは維持するかに対する情報を提供する。<表16>に示すように、Resource_Remain_Typeフィールド値が‘0’であると、サービング基地局は、MSSに関する接続情報を削除する。一方、Resource_Remain_Typeフィールド値が‘1’であると、サービング基地局は、MSSに関する接続情報をResource_Retain_Timeフィールド時間の間に維持する。上記の一定時間に関する情報は、Resource_Retain_Timeフィールドにフレーム単位で保存される。例えば、MSSが‘1’に設定されたResource_Remain_Typeと‘10’に設定されたResource_Retain_TimeのOB_BSHO_RSPメッセージを受信すると、サービング基地局は、MOB_HO_INDメッセージ(“HO_IND_type=00”)を受信した後に、10フレームの間はMSSに関する接続情報を削除せずに維持する。もし、MSSが‘1’に設定されたResource_Remain_Typeと‘0’に設定されたResource_Retain_TimeのMOB_BSHO_RSPメッセージを受信すると、MSSはサービング基地局との登録手順を遂行する中に予め交渉された時間でMSSに関する接続情報を削除することなく維持することを認知する。ここで、Resource_Retain_Timeフィールドはフレーム単位を有し、フレーム単位は時間単位と同じ意味を有する。例えば、1フレーム単位は、20msの時間単位に変換可能である。
サービング基地局は、MSSとの登録手順を遂行する中に予め交渉されたMSSの接続情報の維持時間を変更する必要がある場合に、一例としてサービング基地局のバッファ容量が不足してターゲット基地局にハンドオーバーしようとするMSSの接続情報を予め定められた時間だけ維持しにくい場合、或いはサービング基地局のバッファ状況が以前登録手順の遂行時より良くなり、ハンドオーバーしようとするMSSの接続情報を予め設定した時間より長く維持することが可能な場合に、MOB_BSHO_RSPメッセージ又はMOB_BSHO_REQメッセージのResource_Retain_Time値を0でない任意の値に設定可能である。
下記の<表17>は、本発明で新しく提案するMOB_BSHO_REQメッセージ構造を示す。
Figure 0004620723
<表17>に示すように、MOB_BSHO_REQメッセージは、MOB_BSHO_RSPメッセージと同様に、既存のMOB_BSHO_REQメッセージに接続情報を削除又は一定時間維持することを知らせるResource_Remain_Typeフィールドと、接続情報を一定時間維持するとした場合の一定時間を知らせるResource_Retain_Timeフィールドを追加した構造である。サービング基地局は、MOB_BSHO_RSPメッセージと同一にResource_Retain_Timeフィールド値をMSSとの登録手順を遂行する中に予め交渉された時間をそのまま適用すると、‘0’に設定する。また、サービング基地局は、任意に接続情報維持時間を決定すると、‘0’でなく任意の値にResource_Retain_Timeフィールド値を設定する。
一方、サービング基地局がハンドオーバーを遂行したMSSの接続情報を維持している場合に、ピンポン現象によるハンドオーバーの遂行だけでなく、MSSがサービング基地局とハンドオーバー手順を遂行する中にドロップ状況の発生時にMSSがドロップ復旧(drop-recovery)に要求されるターゲット基地局を発見し、ドロップ復旧対象ターゲット基地局との通信サービスを遂行する場合にも有用に使用される。すなわち、サービング基地局がMSSとの接続情報を維持している情報をMSSが認知していると、ドロップ復旧対象ターゲット基地局にサービング基地局からMSS自分の接続情報をバックボーンネットワークを通じて受信することが可能であることを通報することによって、ドロップ復旧手順を短時間に遂行することができる。
図10を参照して、ステップ1004で、MSSは、サービング基地局が送信したMOB_BSHO_REQ又はMOB_BSHO_RSPメッセージに含まれたResource_Remain_Typeフィールドに記録された値により次のステップを進行する。もし、Resource_Remain_Typeフィールドに‘0’が記録された場合に、ステップ1006に進行する。ステップ1006で、MSSは、サービング基地局が該当MSSの接続情報を削除することを認知する。ステップ1004で、Resource_Remain_Typeフィールドに‘1’が記録された場合に、ステップ1008に進行する。ステップ1008で、MSSは、MOB_BSHO_REQ又はMOB_BSHO_RSPメッセージに含まれたResource_Retain_Timeフィールドに‘0’が記録されているかをチェックする。その結果、Resource_Retain_Timeフィールドに‘0’が記録された場合に、ステップ1010に進行する。ステップ1010で、MSSは、サービング基地局との登録手順を遂行する中に予め交渉した時間でサービング基地局が自分の接続情報を維持することを認知する。一方、ステップ1008で、MSSは、Resource_Retain_Timeフィールドに‘0’でなく任意の値が記録された場合に、ステップ1012に進行する。ステップ1012で、MSSは、サービング基地局がResource_Retain_Timeフィールドに記録された時間で自分の接続情報を維持することを認知する。したがって、サービング基地局がMSSの接続情報を維持している間に、MSSが他のターゲット基地局と通信する中に、更にサービング基地局にハンドオーバーする場合に、ネットワーク再進入手順のレンジング手順だけを遂行してサービング基地局と通信を再開することが可能である。
図11は、本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、サービング基地局のMSS接続情報の維持可否によるMSSのハンドオーバー動作過程を示すフローチャートである。
図11を参照すると、ステップ1102で、MSSは、最終ターゲット基地局とネットワーク再進入手順の遂行中にステップ1104に進行する。ステップ1104で、MSSは最終ターゲット基地局のCINR値がPP_THRESHOLDより小さい場合、すなわちピンポン現象が発生可能であるかを判定する。その結果、MSSがピンポン現象が発生しないと認知した場合に、ステップ1102に戻って、ネットワーク再進入手順を連続的に遂行する。もし、ピンポン現象が発生すると認知した場合に、MSSはステップ1106に進行する。ステップ1106で、MSSは、再びサービング基地局に切り替え、すなわちハンドオーバーを遂行することを決定してステップ1108に進行する。ステップ1108で、MSSは、サービング基地局が自分の接続情報を維持しているかを判定する。ここで、MSSは、サービング基地局から受信したMOB_BSHO_RSPメッセージ或いはMOB_BSHO_REQメッセージを通じて獲得した情報(Resource_Remain_Type)を用いて接続情報を維持するか否かを判定する。その結果、サービング基地局がMSSの接続情報を維持している場合に、ステップ1110に進行する。
ステップ1110で、MSSは、サービング基地局と同期を獲得してステップ1112に進行する。ステップ1112で、サービング基地局と同期獲得を終了したMSSは、初期レンジングのためのRNG_REQメッセージにサービング基地局との通信に使用した基本接続識別子(Basic CID)を含めてサービング基地局に送信する。次に、ステップ1114で、MSSは、サービング基地局からRNG_REQメッセージの送信に対応するRNG_RSPメッセージを受信し、ステップ1116に進行する。ステップ1116で、MSSは、サービング基地局で維持している接続情報を用いて基本容量の交渉と、認証と、登録に関連した手順を省略し、サービング基地局と通信を再開することが可能である。
一方、ステップ1108で、サービング基地局がMSSの接続情報を削除した場合に、ステップ1118に進行する。ステップ1118で、MSSは、サービング基地局と同期し、ステップ1120に進行する。ステップ1120で、MSSは、サービング基地局にRNG-REQメッセージを伝送して初期レンジング手順を遂行する。その後、ステップ1122を遂行する。ここで、MSSから伝送されたRNG-REQメッセージは、一般的な初期レンジング手順と同様に0x0000に設定されたCIDを含む。ステップ1122で、MSSは、サービング基地局からRNG_RSPメッセージを受信し、ステップ1124に進行する。ステップ1124で、MSSは、既存のネットワーク再進入手順、すなわち基本容量の交渉と、認証と、登録に関連した手順をサービング基地局と遂行し、ステップ1126に進行する。ステップ1126で、ネットワーク再進入手順を終了したMSSは、サービング基地局と通信を再開する。
RNG-REQメッセージに含まれる基本CIDに対するRNG_REQメッセージは、下記の<表18>に示すようなエンコーディング構造を有する。
Figure 0004620723
<表18>に示すように、基本(Basic)CIDに対するRNG_REQメッセージエンコーディングは、RNG_REQメッセージに設定されたTLV(Type Length Value)のタイプが基本CIDであることを示すタイプ(Type)と、この基本CIDの長さ(2バイト)を知らせる長さ(Length)と、基本CIDが意味することを示す値(Value)とを含む。基本CIDは、MSSがサービング基地局と通信するときに使用した基本CID情報である。ここで、タイプフィールドの値は、臨時値6を有し、以後に変更が可能である。
以上、本発明の詳細な説明においては具体的な実施形態に関して説明したが、形式や細部についての様々な変更が可能であることは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。したがって、本発明の範囲は、前述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。
一般的なIEEE802.16e通信システムの構造を概略的に示す図である。 一般的なIEEE802.16e通信システムで、MSSの要求によるハンドオーバー過程を示す信号フローチャートである。 一般的なIEEE802.16e通信システムで、基地局の要求によるハンドオーバー過程を示す信号フローチャートである。 一般的なIEEE802.16e通信システムで、MSSのハンドオーバーによるネットワーク再進入過程を示す信号フローチャートである。 本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、ハンドオーバーによるピンポン現象が発生する場合にMSSの概略的な動作過程を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、ハンドオーバー状況の発生時にピンポン現象を認知するか否かによるMSSの動作過程を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、MSSがピンポン現象を認知するための基地局別CINR値の関係を示す図である。 本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、ハンドオーバーによるネットワーク再進入手順の遂行中にピンポン現象が発生する場合に、MSSの動作過程を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、ハンドオーバーによるネットワーク再進入手順の遂行中に発生するピンポン現象を認知するための各基地局別CINR値の関係を示す図である。 本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、MSSがサービング基地局が接続情報を維持しているかを認知する過程を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるIEEE802.16e通信システムで、サービング基地局のMSS接続情報を維持するか否かによるMSSのハンドオーバー動作過程を示すフローチャートである。
符号の説明
100、150 セル
110、140 基地局(BS)
111、113、130、151、153 移動加入者端末機(MSS)
MOB_MSSHO_REQ MSSハンドオーバー要求メッセージ
MOB_BSHO_RSP 基地局ハンドオーバー応答メッセージ
MOB_BSHO_REQ 基地局ハンドオーバー要求メッセージ
MOB_MSSHO_RSP MSSハンドオーバー応答メッセージ

Claims (15)

  1. 移動加入者端末機にサービスを提供しているサービング基地局と、前記サービング基地局と隣接したターゲット基地局とを含む広帯域無線接続通信システムで、前記移動加入者端末機のハンドオーバー方法であって、
    前記サービング基地局と前記移動加入者端末機との間に接続情報が維持されているか否かを示すリソース維持タイプフィールド及び前記リソース維持タイプフィールドが接続情報の維持を示す場合に前記サービング基地局が接続情報を維持している時間区間値を示すリソース保有時間フィールドを含むハンドオーバー要求メッセージを前記サービング基地局から受信する段階と、
    前記サービング基地局が前記リソース維持タイプフィールド値により接続情報を維持しているかを認知する段階と、
    前記リソース維持タイプフィールドが前記接続情報を維持することを示す場合の時間区間値に対応する期間、前記サービング基地局が前記接続情報を維持するであろうことを認知する段階と、
    ハンドオーバーの遂行を報告する情報を含みかつ前記サービング基地局がハンドオーバー指示メッセージを受信した時点から前記接続情報の維持が始まることを示す前記ハンドオーバー指示メッセージを前記サービング基地局に送信する段階と、
    前記ハンドオーバー指示メッセージを送信することによって前記サービング基地局との接続を解除する段階と、
    前記ターゲット基地局にハンドオーバーする間に前記サービング基地局に再進入を決定する段階と、
    前記サービング基地局が接続情報を維持している場合に、前記接続情報を用いて前記サービング基地局と通信を再開する段階と、を有する
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記時間区間値は、サービング基地局と移動局との間に登録を遂行するときに決められた予め交渉した(pre-negotiated)時間を示すシステム維持時間を示す
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 移動加入者端末機にサービスを提供しているサービング基地局と、前記サービング基地局と隣接したターゲット基地局とを含む広帯域無線接続通信システムで、前記移動加入者端末機のハンドオーバー方法であって、
    前記サービング基地局にハンドオーバー要求メッセージを要求する段階と、
    前記サービング基地局と移動加入者端末機との間に維持される接続情報を設定するか否かを示すリソース維持タイプフィールド及び前記リソース維持タイプフィールドが接続情報の維持を示す場合に前記サービング基地局が接続情報を維持している時間区間値を示すリソース保有時間フィールドを含むハンドオーバー応答メッセージを前記サービング基地局から受信する段階と、
    前記サービング基地局が前記リソース維持タイプフィールドの値により前記接続情報を維持するか否かを認知する段階と、
    前記リソース維持タイプフィールドが前記接続情報を維持することを示す場合の時間区間値に対応する期間、前記サービング基地局が前記接続情報を維持するであろうことを認知する段階と、
    ハンドオーバーの遂行を報告する情報を含みかつ前記サービング基地局がハンドオーバー指示メッセージを受信した時点から前記接続情報の維持が始まることを示す前記ハンドオーバー指示メッセージを前記サービング基地局に送信する段階と、
    前記ハンドオーバー指示メッセージを送信することによって前記サービング基地局との接続を解除する段階と、
    前記ターゲット基地局にハンドオーバーする間に前記サービング基地局に再進入を決定する段階と、
    前記サービング基地局が接続情報を維持している場合に、前記接続情報を用いて前記サービング基地局と通信を再開する段階と、を有する
    ことを特徴とする方法。
  4. 前記時間区間値は、前記サービング基地局と移動加入者端末機との間に登録の遂行時に決められた予め交渉した時間を示すシステム保有時間を示す
    ことを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 移動加入者端末機にサービスを提供するサービング基地局と、前記サービング基地局に隣接したターゲット基地局を含む広帯域無線接続通信システムで、前記サービング基地局によるハンドオーバー遂行方法であって、
    前記サービング基地局と移動加入者端末機との間に維持される接続情報を設定するか否かを示すリソース維持タイプフィールド及び前記リソース維持タイプフィールドが接続情報の維持を示す場合に前記サービング基地局が接続情報を維持している時間区間値を示すリソース保有時間フィールドを含むハンドオーバー要求メッセージを前記移動加入者端末機に送信する段階と、
    前記移動加入者端末機から、該移動加入者端末機によるハンドオーバーの遂行を報告する情報を含むハンドオーバー指示メッセージを受信する段階と、
    前記ハンドオーバー指示メッセージを送信することによって前記移動加入者端末機との接続を解除する段階と、
    前記リソース維持タイプフィールドが前記接続情報を維持することを示す場合の時間区間値に対応する期間、前記接続情報を維持する段階と、
    前記サービング基地局が前記移動加入者端末機の再進入時に接続情報を維持している場合に、前記接続情報を用いて前記移動加入者端末機と通信を再開する段階と、を有する
    ことを特徴とする方法。
  6. 前記リソース維持タイプフィールドの値が接続情報維持を示す場合に、前記移動加入者端末機からハンドオーバー指示メッセージを受信した時点から接続情報維持を始める
    ことを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 前記ハンドオーバー指示メッセージは、ハンドオーバー指示タイプが前記サービング基地局との接続の解除を示す、すなわちHO_IND_type=00を含む
    ことを特徴とする請求項5記載の方法。
  8. 前記時間区間値は、前記サービング基地局と移動加入者端末機との間に登録の遂行時に決められた予め交渉した時間を示すシステム保有時間を示す
    ことを特徴とする請求項5記載の方法。
  9. 前記接続情報は、リソース維持タイプフィールドの値が前記接続情報の維持を示さない場合に削除される
    ことを特徴とする請求項5記載の方法。
  10. 移動加入者端末機にサービスを提供するサービング基地局と、前記サービング基地局に隣接したターゲット基地局を含む広帯域無線接続通信システムで、前記サービング基地局によるハンドオーバー遂行方法であって、
    前記移動加入者端末機からハンドオーバー要求メッセージを受信する段階と、
    前記移動加入者端末機との接続情報を維持しているか否かを示すリソース維持タイプフィールド及び前記リソース維持タイプフィールドが接続情報の維持を示す場合に前記サービング基地局が接続情報を維持している時間区間値を示すリソース保有時間フィールドを含むハンドオーバー応答メッセージを前記移動加入者端末機に送信する段階と、
    前記移動加入者端末機から移動加入者端末機によるハンドオーバーの遂行を報告する情報を含むハンドオーバー指示メッセージを受信する段階と、
    前記ハンドオーバー指示メッセージを受信することによって前記移動加入者端末機との接続を解除する段階と、
    前記リソース維持タイプフィールドが前記接続情報を維持することを示す場合の時間区間値に対応する期間、前記接続情報を維持する段階と、
    前記サービング基地局は、前記移動加入者端末機の再進入時に前記移動加入者端末機の接続情報を維持している場合に、前記接続情報を用いて前記移動加入者端末機と通信を再開する段階と、を有する
    ことを特徴とする方法。
  11. 前記リソース維持タイプフィールドの値が接続情報の維持を示す場合に、前記移動加入者端末機からハンドオーバー指示メッセージを受信した時点から接続情報の維持を始める
    ことを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記ハンドオーバー指示メッセージは、ハンドオーバー指示タイプが前記サービング基地局との接続の解除を示す、すなわちHO_IND_type=00を含む
    ことを特徴とする請求項10記載の方法。
  13. 前記時間区間値は、前記サービング基地局と移動加入者端末機との間に登録遂行時に予め交渉した時間を示すシステム保有時間を示す
    ことを特徴とする請求項10記載の方法。
  14. 移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機にサービスを提供するサービング基地局と、前記サービング基地局に隣接したターゲット基地局とを含む広帯域無線接続通信システムで、ハンドオーバーを遂行するシステムであって、
    前記サービング基地局にハンドオーバー要求メッセージを送信し、予め設定された接続情報を維持するか否かを示すリソース維持タイプフィールド及び前記リソース維持タイプフィールドが接続情報の維持を示す場合に前記サービング基地局が接続情報を維持している時間区間値を示すリソース保有時間フィールドを含むハンドオーバー応答メッセージを前記サービング基地局から受信し、前記リソース維持タイプフィールドの値により、前記サービング基地局が接続情報を維持するか否かを認知し、前記リソース維持タイプフィールドが前記接続情報を維持することを示す場合の時間区間値に対応する期間、前記サービング基地局が前記接続情報を維持するであろうことを認知し、ハンドオーバーの遂行を報告する情報を含みかつ前記サービング基地局がハンドオーバー指示メッセージを受信した時点から前記接続情報の維持が始まることを示す前記ハンドオーバー指示メッセージを前記サービング基地局に送信し、前記ハンドオーバー指示メッセージを送信することによって前記サービング基地局との接続を解除し、前記ターゲット基地局にハンドオーバーする間に前記サービング基地局に再進入を決定し、前記サービング基地局が接続情報を維持している場合に、前記接続情報を用いて前記サービング基地局と通信を再開する移動加入者端末機と、
    前記移動加入者端末機から前記ハンドオーバー要求メッセージを受信し、前記移動加入者端末機の接続情報を維持するか否かを示すリソース維持タイプフィールド及び前記リソース維持タイプフィールドが接続情報の維持を示す場合に前記サービング基地局が接続情報を維持している時間区間値を示すリソース保有時間フィールドを含むハンドオーバー応答メッセージを前記移動加入者端末機に送信し、前記移動加入者端末機から該移動加入者端末機によるハンドオーバーの遂行を報告する情報を含むハンドオーバー指示メッセージを受信し、前記ハンドオーバー指示メッセージを受信することによって前記移動加入者端末機との接続を解除し、前記リソース維持タイプフィールドが前記接続情報を維持することを示す場合の時間区間値に対応する期間、前記接続情報を維持し、前記移動加入者端末機の再進入時に前記サービング基地局が接続情報を維持している場合に、前記接続情報を用いて前記移動加入者端末機との通信を再開するサービング基地局と、を含む
    ことを特徴とするシステム。
  15. 移動加入者端末機と、前記移動加入者端末機にサービスを提供するサービング基地局と、前記サービング基地局に隣接したターゲット基地局とを含む広帯域無線接続通信システムで、ハンドオーバーを遂行するシステムであって、
    前記サービング基地局との接続情報が維持されるか否かを示すリソース維持タイプフィールド及び前記リソース維持タイプフィールドが接続情報の維持を示す場合に前記サービング基地局が接続情報を維持している時間区間値を示すリソース保有時間フィールドが含まれたハンドオーバー要求メッセージを前記サービング基地局から受信し、前記サービング基地局が前記リソース維持タイプフィールドの値に対応して接続情報を維持しているか否かを認知し、前記リソース維持タイプフィールドが前記接続情報を維持することを示す場合の時間区間値に対応する期間、前記サービング基地局が前記接続情報を維持するであろうことを認知し、ハンドオーバーの遂行を報告する情報を含みかつ前記サービング基地局がハンドオーバー指示メッセージを受信した時点から前記接続情報の維持が始まることを示す前記ハンドオーバー指示メッセージを前記サービング基地局に送信し、前記ハンドオーバー指示メッセージを送信することによって前記サービング基地局との接続を解除し、前記ターゲット基地局にハンドオーバーする間に前記サービング基地局に再進入を決定し、前記サービング基地局が接続情報を維持している場合に、前記接続情報を用いて前記サービング基地局と通信を再開する移動加入者端末機と、
    前記移動加入者端末機と接続情報が維持されるか否かを示すリソース維持タイプフィールド及び前記リソース維持タイプフィールドが接続情報の維持を示す場合に前記サービング基地局が接続情報を維持している時間区間値を示すリソース保有時間フィールドが含まれたハンドオーバー要求メッセージを前記移動加入者端末機に送信し、前記移動加入者端末機から該移動加入者端末機によるハンドオーバーの遂行を報告する情報を含むハンドオーバー指示メッセージを受信し、前記ハンドオーバー指示メッセージを受信することによって前記移動加入者端末機との接続を解除し、前記リソース維持タイプフィールドが前記接続情報を維持することを示す場合の時間区間値に対応する期間、前記接続情報を維持し、前記移動加入者端末機の再進入時に前記サービング基地局が接続情報を維持している場合に、前記接続情報を用いて前記移動加入者端末機との通信を再開するサービング基地局と、を含む
    ことを特徴とするシステム。
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