JP4610254B2 - 研米機 - Google Patents

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Description

本発明は、研米ブラシを使って研米処理する研米機に関する。
研米ブラシを使って研米処理(米粒表面の糠層を除去する処理)する研米機では、軸線回りに回転する研米ブラシ及び研米ブラシの外周側に離間して配置された円筒金網状の除糠筒を含んで構成されている。
ここで、下記特許文献1乃至3には従来の除糠筒が開示されているが、そのいずれにおいても、除糠筒の内周面に設けられた突起にリード角が付けられており、そのリード角は米粒を流れの方向に誘導するものとなっている。つまり、従来の除糠筒の内周面に設けられる突起には米粒をその流れ方向へ誘導する機能しかないものであった。このため、米粒が突起に沿って搬送されていく過程で、米粒に対する研米作用が充分に得られず、低コストな構成、つまり簡単な構成で研米性能の更なる向上が求められていた。
特開平6−327987号公報 特開2002−210378号公報 特開平6−238178号公報
本発明は上記事実を考慮し、簡単な構成で、研米性能を向上させることができる研米機を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る研米機は、装置高さ方向を軸方向として配置され、駆動力が付与されることにより軸線回りに回転する回転主軸と、この回転主軸の外周部に配置されて回転主軸と一体に回転し、外周部に研米用のブラシが植毛された研米ブラシと、この研米ブラシの外周側に離間して配置されると共に当該研米ブラシとの間に研米処理室を形成し、更に多数の除糠穴が形成された筒状の除糠筒と、を含んで構成された研米機であって、前記除糠筒の内周面には、周方向に対して交差する斜め方向に沿って突条かつ平行に形成された複数の斜め突起及びこれらの斜め突起と交差する方向に沿って突条かつ平行に形成された複数の平行突起が設けられている、ことを特徴としている。
請求項2記載の本発明に係る研米機は、請求項1記載の発明において、前記複数の斜め突起及び前記複数の平行突起は一体に形成されており、当該一体に形成された突起体を前記除糠筒の内周面に溶接した、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、駆動力が付与されると、回転主軸がその軸線回りに回転し、回転主軸の外周部に配置された研米ブラシが一体に回転する。これにより、研米ブラシと除糠筒との間に形成された研米処理室へ送り込まれた米粒の表面の糠層が削り取られる。なお、研削処理時に発生した糠粉は、除糠筒に形成された多数の除糠穴から除糠筒外へ排出される。
ここで、本発明では、除糠筒の内周面に周方向に対して交差する方向に沿って各々突条に形成された複数の斜め突起が平行に形成されているため、米粒はこれらの斜め突起に沿って搬送されながら研米処理される。のみならず、本発明では、複数の斜め突起と交差する方向に沿って各々突条に形成された複数の平行突起を設けたので、米粒が斜め突起に沿って移動していく過程で平行突起を乗り越える際に自らの自転運動が活発になる。すなわち、本発明によれば、複数の平行突起を設けたことにより、米粒の攪拌作用が得られる。
今仮に米粒を研米処理室へ上から下へ流し込むと、米粒は重力により下向きに落下する。このとき、斜め突起は米粒が重力で急に落下するのを抑制するように作用するため、米粒の滞留時間が長くなり、上述した平行突起の攪拌作用との相乗効果により、研米作用が向上する。
逆に米粒を研米処理室へ下から上へ流し込むと、米粒は重力により研米処理室を上昇し難くなる。このため、米粒に対する負荷が大きくなり、米粒が受ける損傷も大きくなる。ところが、このとき斜め突起が米粒が重力で落下するのを抑制するように(即ち、米粒の上昇を助けるように)作用するため、米粒は研米処理室内を上昇し易くなる。このため、米粒に対する負荷及び滞留時間が適度になり、上述した平行突起の攪拌作用との相乗効果により、研米作用が向上する。
このように本発明に係る研米機では、同じ除糠筒を使って双方向に対応でき、しかも研米作用を向上させることができる。
また、本発明によれば、除糠筒の内周面に斜め突起に加えて縦方向に平行な平行突起を設ける構成であるため、研米性能を上げるために高価で複雑な構成を研米機に付加する必要はない。従って、研米機の構造が複雑化することもない。
請求項2記載の本発明によれば、複数の斜め突起及び複数の平行突起は一体に形成されており、当該一体に形成された突起体を除糠筒の内周面に溶接することとしたので、除糠筒製作時の作業工数を大幅に削減することができる。つまり、例えば、斜め突起を一本ずつ除糠筒の内周面に溶接して取り付ける場合、斜め突起をそれぞれ除糠筒の内周面に位置決めした状態で個別に溶接することとなるが、その場合、作業工数が増えて作業が煩雑になる。しかし、本発明のように予め複数の斜め突起を複数の平行突起と一体に形成することとすれば、一体形成された突起体を除糠筒の内周面に対して位置決めすればすべての突起を同時に除糠筒の内周面に固定することができるので、除糠筒製作時の作業工数が大幅に削減される。
また、複数の斜め突起及び複数の平行突起を予め一体に形成することにより品質管理が容易になるため、高精度に各突起を除糠筒の内周面に取り付けることができる。
以上説明したように、請求項1記載の研米機は、除糠筒の内周面に、周方向に対して交差する斜め方向に沿って突条かつ平行に形成された複数の斜め突起及びこれらの斜め突起と交差する方向に沿って突条かつ平行に形成された複数の平行突起を設けたので、研米処理の過程で米粒の攪拌作用が得られ、その結果、簡単な構成で、研米性能を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る研米機は、請求項1記載の発明において、複数の斜め突起及び複数の平行突起が一体に形成されており、当該一体に形成された突起体を除糠筒の内周面に溶接することとしたので、除糠筒製作時の作業工数の削減及び品質管理の向上を図ることができ、その結果、研米機全体のコスト削減及び研米精度の向上を同時に達成することができるという優れた効果を有する。
以下、図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態に係る竪形の乾式研米機10について説明する。
図1には、本実施形態に係る乾式研米機10の全体構成を示す縦断面図が示されている。この図に示されるように、乾式研米機10は、高さ方向に長い箱状のケーシング12を備えている。このケーシング12の下部側には駆動機構部14及び送穀処理部16が配設されており、又ケーシング12の上部側には研米処理部18及び排出部20が配設されている。以下、この順に各部の概要を説明する。
駆動機構部14は、乾式研米機10の高さ方向を軸方向としてケーシング12の略中央部に配置された回転主軸22と、この回転主軸22の下端部に固定された従動プーリ24と、この従動プーリ24とベルトを介して連結された図示しない駆動プーリと、この駆動プーリを駆動回転させる図示しない駆動モータと、を主要部として構成されている。
なお、従動プーリ24は、ケーシング12の下端部に装着されたハウジング26内に収容されている。また、ハウジング26の頂壁部26Aはケーシング12の下端開放部に被嵌されてケーシング12の底壁部を構成する部分でもあるが、この頂壁部26Aの上面には回転主軸22の下端側を回転自在に軸支する鼓形状の軸受28が配設されている。さらに、回転主軸22の上端側は、後述する排出部20のハウジング54の頂壁部54Aの上面に設置された軸受30に回転自在に軸支されている。
送穀処理部16は、外周部に螺条32Aが設けられた円筒形状の送穀ロール32と、この送穀ロール32の外周側に離間して配置された円筒形状の送穀筒34と、この送穀筒34と送穀ロール32との間に形成され米粒(精米)が投入される送穀室36と、を主要部として構成されている。
送穀ロール32は回転主軸22の外周部に固定されており、回転主軸22が軸線回りに回転(回転方向は図1の回転主軸22を下から見て時計方向)すると、送穀ロール32も回転主軸22と一体に回転する。また、送穀筒34の側部下端側には、投入樋38の下端部が接続されている。投入樋38は所定角度傾斜した状態で送穀筒34の側部に連通されており、その入口部にあたる投入口40はケーシング12の外方に突出状態で配置されている。
研米処理部18は、回転主軸22の軸方向に沿って連続的に配置された複数の研米ブラシ42と、この研米ブラシ42の外周側に離間して配置された本実施形態の要部たる円筒金網状の除糠筒44と、研米ブラシ42と除糠筒44との間に形成され送穀処理部16から送られてきた米粒を研米処理する研米処理室46と、除糠筒44の外周部に同心円状に配置された円筒形状のカバー48と、除糠筒44とカバー48との間に形成された糠室50と、を主要部として構成されている。
各研米ブラシ42は、環状に形成されて回転主軸22に固定される本体部42Aと、この本体部42Aの外周部に植毛された多数のブラシ42Bと、を含んで構成されている。なお、ブラシ42Bは、一例として6ナイロンΦ0.2mmが好適であり、1本1本はストレートではなく縮れているので抜け難く、可撓性がある。また、上記構成の研米ブラシ42は、複数段積み重ねて使用される。
また、カバー48の所定位置には糠排出管52の一端部が接続されている。糠排出管52の他端部はケーシング12の側壁を貫通しており、図示しないホースを介してブロワと接続されている。
排出部20は、研米処理部18の上端部に被嵌されるハウジング54と、このハウジング54の側部から延出された排出樋56と、を主要部として構成されている。ハウジング54の底壁部54Aには研米処理室46と連通された開口部58が形成されており、当該開口部58の周縁部が除糠筒44及びカバー48の各上端部に載置されて固定されている。また、ハウジング54の頂壁部54Aは、最上段の研米ブラシ42よりも所定距離だけ上方側に離間して配置されている。さらに、排出樋56は、ハウジング54の側部と連通され、かつケーシング12の外方にて斜め下方へ傾斜した状態で配置されている。排出樋56の下端部は真下を向いており、この部分が排出口60とされている。
ここで、本実施形態に係る乾式研米機10の要部である除糠筒44について詳細に説明する。
図2に示されるように、上述した円筒金網状の除糠筒44は、各々半円筒形状に形成された左右一対の除糠筒本体62を合わせてボルト及びナット等の固定具で固定することにより構成されている。さらに、除糠筒本体62は、薄肉の金属板によって構成された金網64と、この金網64の内周面に固着される突起体66と、によって構成されている。
図3には、金網64が単体で示されている。この図に示されるように、金網64は、半円筒状に形成された主部64Aと、この主部64Aの両端部に形成された所定幅の取付部64Bと、によって構成されている。主部64Aには、細長い除糠穴68が打ち抜きにより多数形成されている。なお、各除糠穴68は、除糠筒44の周方向に対して所定の角度(一例として45度)傾斜されている。また、除糠穴68は研米処理室46内に発生した糠粉を隣接する糠室50へ排出することを主目的として設けられているが、それ以外にも米粒の糠層を研削する効果等がある。なお、取付部64Bには、所定の間隔でボルト挿通孔70が形成されている。
一方、図4には、金網64の内周面に取り付けられる金属製の突起体66が単体で示されている。この図に示されるように、突起体66は、除糠筒44の周方向に対して所定の傾斜角度で交差する斜め方向に沿って突条に形成された複数の斜め突起72と、これらの斜め突起72を縦方向に繋ぐと共に斜め突起72と同様に突条に形成された複数の平行突起74と、によって構成されている。複数の斜め突起72は互いに平行に等間隔に配置されており、又複数の平行突起74も互いに平行に等間隔に配置されている。
上記構成の突起体66は、前述した金網64よりも厚肉に形成されている。また、製作に際しては、まず母材からレーザ加工で突起体66の平面展開形状を切り取った後、金網64の内周面に密着するように円筒状に曲げ加工することにより製作されている。従って、突起体66は一部品として構成されている。
上記突起体66は、金網64の内周面に溶接により固着されている。より具体的には、まず最初に、突起体66を金網64の内周面にスポット溶接で点溶接し、その後、要所をTIG(ティグ)溶接することにより取り付けられている。
(本実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図示しない操作盤を操作することにより、駆動機構部14の駆動モータが作動し、駆動プーリがその軸線回りに駆動回転される。このため、駆動プーリとベルトを介して連結された従動プーリ24が回転し、回転主軸22をその軸線回り(図1の回転主軸22を下から見て時計方向)に回転させる。これにより、回転主軸22と一体化された送穀ロール32及び複数段の研米ブラシ42が同一方向へ駆動回転される。
この状態で、精米処理された米粒が投入口40から投入される。投入された米粒は投入樋38に沿って送穀室36内へ流し込まれた後、送穀ロール32の螺条32Aによって装置上方側へと搬送され、研米処理部18の研米処理室46内へ送り込まれる。
研米処理部18では、研米ブラシ42の多数のブラシ42Bが米粒の表面を擦ることにより、米粒の表面に残っている糠層が削り取られていく。このとき発生した糠粉は、除糠筒44の除糠穴68から糠室50へ排出された後、図示しないブロワの吸引力によって糠排出管52から機外へ排出される。
上記の如くして研米処理された米粒(研米)は、排出部20のハウジング54の開口部58を通って排出樋56へ送られ、排出口60から排出される。以上により、製品たる研米(無洗米)が出来上がる。
ここで、本実施形態に係る乾式研米機10では、研米処理部18に設置される除糠筒44の内周面に複数の斜め突起72及び複数の平行突起74から成る突起体66を設けたので、以下の作用が得られる。
すなわち、除糠筒44の周方向に対して交差する方向に沿って各々突条に形成された複数の斜め突起72が平行に形成されているため、所謂リード角が付けられているのと同じになり、米粒はこれらの斜め突起72に沿って螺旋状に搬送されながら研米処理される。のみならず、本実施形態では、複数の斜め突起72と交差する方向(縦方向)に沿って各々突条に形成された複数の平行突起74を設けたので、米粒が斜め突起72に沿って移動していく過程で平行突起74を乗り越える際に自らの自転運動が活発になる。つまり、本実施形態によれば、複数の平行突起74を設けたことにより、研米処理室46内における米粒の攪拌作用が得られる。
この状態で、本実施形態に係る乾式研米機10のように米粒(精米)を研米処理室46の下側から送り込むと、米粒は重力により研米処理室46を上昇し難くなる。このため、米粒に対する負荷が大きくなり、米粒が受ける損傷も大きくなる。ところが、このとき斜め突起72が米粒が重力で落下するのを抑制するように(即ち、米粒の上昇を助けるように)作用するため、米粒は研米処理室46内を上昇し易くなる。このため、米粒に対する負荷及び滞留時間が適度になり、上述した平行突起74の攪拌作用との相乗効果により、研米作用が向上する。
さらに、本実施形態に係る乾式研米機10では、除糠筒44の内周面に斜め突起72に加えて平行突起74を設ける構成であるため、研米性能を上げるために高価で複雑な構成を乾式研米機に付加する必要はない。従って、乾式研米機の構造が複雑化することもない。
総括すると、本実施形態に係る乾式研米機10によれば、簡単な構成で、研米性能を向上させることができる。
また、本実施形態に係る乾式研米機10では、複数の斜め突起72及び複数の平行突起74が一体形成されて一つの突起体66を成しており、この突起体66を除糠筒44の内周面に溶接することとしたので、除糠筒44の製作時の作業工数を大幅に削減することができる。つまり、例えば、斜め突起を一本ずつ除糠筒の内周面に溶接して取り付ける場合、斜め突起をそれぞれ除糠筒の内周面に位置決めした状態で個別に溶接することとなるが、その場合、作業工数が増えて作業が煩雑になる。しかし、本実施形態のように予め複数の斜め突起72を複数の平行突起74と一体に形成することとすれば、サブアッセンブリ化された突起体66を除糠筒44の内周面に対して位置決めすればすべての突起72、74を同時に除糠筒44の内周面に固定することができるので、除糠筒44の製作時の作業工数が大幅に削減される。
また、複数の斜め突起72及び複数の平行突起74を予め一体に形成することにより品質管理が容易になるため、高精度に各突起72、74を除糠筒44の内周面に取り付けることができる。
その結果、本実施形態によれば、除糠筒44の製作時の作業工数の削減及び品質管理の向上を図ることができ、乾式研米機10全体のコスト削減及び研米精度の向上を同時に達成することができる。
〔実施形態の補足説明〕
上述した本実施形態に係る乾式研米機10では、平行突起74が縦方向に直線状に延びる構成を採ったが、これに限らず、種々の構成を採ることができる。例えば、図5に示される除糠筒80(除糠筒本体82)では、突起体83の一方を構成する複数の斜め突起72については前述した図2に示される除糠筒44と同様に構成されているが、突起体83の他方を構成する平行突起84は隣り合う斜め突起72を垂直に繋ぐように形成されている。従って、平行突起84は、全体としては縦方向にジグザグ状に延びる構成となっている。このような構成を採っても、前述した作用・効果は同様に得られる。また、図5に示される除糠筒80では、斜め突起72に対して平行突起84が垂直に配置されているが、必ずしも垂直である必要はない。つまり、平行突起が斜め突起に対して鋭角に交差しても鈍角に交差してもよく、研米方法等によって任意の角度に設定される。
また、上述した本実施形態に係る乾式研米機10では、精米を研米処理室46の下から上へ流す構成を採ったが、本発明は逆の場合にも有効である。すなわち、今仮に米粒(精米)を研米処理室46へ上から下へ流し込むと、米粒は重力により下向きに落下する。このとき、斜め突起72は米粒が重力で急に落下するのを抑制するように作用するため、米粒の滞留時間が長くなり、上述した平行突起74の攪拌作用との相乗効果により、研米作用が向上する。従って、本実施形態で用いた除糠筒44は、双方向に対応することができる。
さらに、上述した本実施形態に係る乾式研米機10では、除糠筒44、80の金網64に細長い長穴状の除糠穴68を形成したが、これに限らず、楕円穴等、他の穴形状を採用してもよい。
また、上述した本実施形態に係る乾式研米機10では、除糠筒44、80を周方向に二分割する構成を採ったが、これに限らず、三分割以上に分割する構成を採ってもよい。
さらに、上述した本実施形態に係る乾式研米機10では、円筒形状の除糠筒44、80を用いたが、これに限らず、多角筒形状にしてもよい。
本実施形態に係る乾式研米機の全体構成を示す縦断面図である。 図1に示される乾式研米機の要部に係る除糠筒の片側を示す斜視図である。 除糠筒の金網を単体で示す斜視図である。 斜め突起及び平行突起から成る突起体を単体で示す斜視図である。 除糠筒の変形例を示す図2に対応する斜視図である。
符号の説明
10 乾式研米機
14 駆動機構部
22 回転主軸
42 研米ブラシ
42B ブラシ
44 除糠筒
46 研米処理室
66 突起体
68 除糠穴
72 斜め突起
74 平行突起
80 除糠筒
83 突起体
84 平行突起

Claims (2)

  1. 装置高さ方向を軸方向として配置され、駆動力が付与されることにより軸線回りに回転する回転主軸と、
    この回転主軸の外周部に配置されて回転主軸と一体に回転し、外周部に研米用のブラシが植毛された研米ブラシと、
    この研米ブラシの外周側に離間して配置されると共に当該研米ブラシとの間に研米処理室を形成し、更に多数の除糠穴が形成された筒状の除糠筒と、
    を含んで構成された研米機であって、
    前記除糠筒の内周面には、周方向に対して交差する斜め方向に沿って突条かつ平行に形成された複数の斜め突起及びこれらの斜め突起と交差する方向に沿って突条かつ平行に形成された複数の平行突起が設けられている、
    ことを特徴とする研米機。
  2. 前記複数の斜め突起及び前記複数の平行突起は一体に形成されており、当該一体に形成された突起体を前記除糠筒の内周面に溶接した、
    ことを特徴とする請求項1記載の研米機。
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