JP4604625B2 - 圧電型マイクロ流体制御器 - Google Patents

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Description

本発明は、微小な流路を流れる流体の流れ方を制御する流体制御装置として広く用いられる。
従来、微小な流路を流れる流体の流れ方を制御する流体制御装置としてはインクジェットヘッドがよく知られている。インクジェットヘッドにおいては流体を一方向のみに送液する役割をもち、この送液を行うための代表的な動力は圧力であり、流路中に圧力差が発生すると流体は圧力の高い方から低い方へ流れることは周知の原理である。そしてこの圧力差を発生させる方法として、図12にあるように流路15の一部を弾性的に形状が変化するダイアフラム16によって構成して、このダイアフラム16を圧電素子17などにより変形させて、流路15の入出力間で圧力差を発生させるものが知られている。
特開2003−46160号公報
しかし前記従来の方法は、流路内壁の一部を弾性的に変化するダイアフラムとして構成し、このダイアフラムが変形する方向と垂直な面上に圧電素子を貼り付け・構成する必要があり、このようにダイアフラムに圧電素子を貼り付けた上、ダイアフラムを流路内壁の一部として構成すると、このダイアフラムが構成された部分において流路の内壁が極めて壊れやすい構造となる。
そして上記課題を解決するため、本発明では、第一の基板と、この第一の基板の上面側から形成した少なくとも一つ以上の流路を有し、この上面側に第二の基板が当接されることで、これら流路が入出力部を除いて外部より遮断される流体制御器であって、上記流路の横壁の一部に平行に隣接して第一のスリットが設けられることで、流路内壁の一部を弾性的に変化するダイアフラムとして構成し、さらに少なくとも一対の第一の電極と圧電体と第二の電極で構成される圧電素子を、上記ダイアフラムの板厚方向と平行である側面上に上記流路側もしくは上記第一のスリット側のどちらかに偏在して設けられた構成とする。
本発明の流体制御器である流体ポンプは、外力によって壊れやすいダイアフラムが、外部より遮断された流路の内部に閉じこめることができるので、より安定した流体制御器とすることができる。さらに、ダイアフラムの板厚方向と平行な面に圧電素子を設けることで、上記構造を製造する過程を簡便にする。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態における流体ポンプについて、図面を参照して説明する。
図1は本実施の形態1における流体制御装置である流体ポンプの、分解斜視図、図2は同断面図、図3は同一部拡大断面図である。
これら図1に示すように、シリコンよりなる第一の基板1の上面に流路7が構成されている。この上面側にはガラスよりなる第二の基板2が当接されており上記流路7は外部へ接続される開口部8を除いて、外部から遮断されている。さらに、流路7に平行に第一のスリット9が形成されており、これによって流路7の横壁の一部が弾性的に変形するダイアフラム3が構成される。そしてさらにこのダイアフラム3の板厚方向と平行なダイアフラム側面13上に、第一の電極4、圧電体5、第二の電極6よりなる圧電素子14が設けられているが、この圧電素子14が設けられる位置は図3に示すようにダイアフラム側面13上に流路7側もしくは第一のスリット9側のどちらかに偏在して形成されている。
上記構造により、本発明の流体ポンプは、弾性的に変形するダイアフラム3が外部より遮断された領域にあるので、破壊されることが少ない。なお、第二の基板2には凹部10が設けられており、第一の基板1に当接する際に圧電素子14およびダイアフラム16の変形を妨げない。また、圧電素子14がダイアフラム側面13に設けるため、簡便な方法でこの流体ポンプを製造することができるのである。
次に、本発明の流体ポンプの動作について図面を用いて説明する。図7および図8は圧電素子14の第一の電極4および第二の電極6に所定の電圧を印可した様子を、それぞれ、断面図、上面図で示している。既に述べたように圧電素子14はダイアフラム側面13上において、流路7側に偏在して形成されている。これによって、圧電素子14が逆圧電効果により変形した場合、ダイアフラム3とのユニモルフ構造によってダイアフラム3にはねじれ変形が生じ、図7のように、ダイアフラム3は第一のスリット9側へ変形する。圧電素子14へ印可する電圧を交流にすると、ダイアフラム3はこの交流電圧に応じて、第一のスリット9と流路7側へ交互に変形を繰り返す。こうすることにより流路7内に流体がある場合に圧力差を流路7の両端の開口部8間で生じさせることができ、流体を流すことができるようになるのである。
このとき、圧電素子14はダイアフラム側面13上において流路7側へ偏在させたが、第一のスリット9側に偏在させても同じことができる。
さらに、上記例では図2のようにダイアフラム3の下部は第一の基板1へ固着されているが、図4のように空隙12設けてダイアフラム3をより自由な変形が可能なようにすることもでき、こうすればダイアフラム3より大きく変形し、流路7内における圧力差をより大きく発生させることができるようになる。
さらに、本実施の形態の別の方法として、図5のように圧電素子が少なくとも第一の電極4と圧電体5が流路7に平行な方向でダイアフラム側面13の中央で分割された状態で形成することもでき、こうすれば、ダイアフラム側面13に2つの圧電素子が構成されることとなり、それぞれの圧電素子に互いに逆位相の交流電圧を加えると逆圧電効果によって逆方向へ変位するのでダイアフラム3との間で倍もフル構造を取ることができ、ダイアフラム3の変形はさらに大きなものとなる。
さらに、本実施の形態の別の方法として、図6のように、ダイアフラム側面13上において圧電素子が少なくとも第一の電極4と圧電体5が流路7垂直な方向に分割された状態で形成することもでき、この場合は、ダイアフラム側面13に2つの圧電素子が構成されることとなり、それぞれの圧電素子に互いに逆位相の交流電圧を加えると逆圧電効果によって逆方向へ変位するので、 図9のようにダイアフラム3を2次モードで変形させることができ、流路内で発生する圧力差に精密な勾配を設けたいときに有効である。
(実施の形態2)
実施の形態2について図面を用いて説明する。図10は実施の形態2による流体制御装置の上面図である。実施の形態2では図に示すように第一の基板1、第二のスリット11が第一のスリット9と流路11を接続するように設けられている。これにより、ダイアフラム3はより自由な変形が可能となり、より大きな圧力差を流路内に発生させることができるのである。なお、第二のスリット11が設けられたことにより、流路内の流体が第二のスリット11側へ流れ込むこととなるるので流体の流れが滞る場合があるが、図11のように第二のスリット11と第一のスリット9が成す角度が鋭角になるようにすることで、ダイアフラム3が流路7側へ移動した際には流路7との接続部が狭くなるので、流体は流れ込みにくくなり、ダイアフラム3が第一のスリット9側へ変形した場合においても、第一のスリットが狭くなるので、やはり流体が流れ込みにくくなり、より安定した流体の流れを実現することができる。
以上のように本発明にかかる流体制御器では、流路の一部を構成するダイアフラムが壊れにくい構成とすることができ、流体の流れを安定して制御する流体ポンプなどに応用できる。
本発明の実施の形態1による流体制御装置の分解斜視図 同断面図 同一部拡大断面図 本発明の別の実施例による断面図 本発明の別の実施例による断面図 本発明の別の実施例による上面図 本発明の使用方法を示す断面図 同上面図 同上面図 実施の形態2による流体制御装置の上面図 同上面図 従来の流体制御装置の断面図
符号の説明
1 第一の基板
2 第二の基板
3 ダイアフラム
4 第一の電極
5 圧電体
6 第二の電極
7 流路
8 開口部
9 第一のスリット
10 凹部
11 第二のスリット
12 空隙
13 ダイアフラム側面
14 圧電素子
15 流路
16 ダイアフラム
17 圧電素子

Claims (6)

  1. 第一の基板と、この第一の基板の上面側から形成した少なくとも一つ以上の流路を有し、この上面側に第二の基板が当接されることで、これら流路が入出力部を除いて外部より遮断される流体制御器であって、上記流路の横壁に平行に第一のスリットが設けられることで、上記流路の横壁の一部を弾性的に変形するダイアフラムで構成するものとし、このダイアフラムの板厚方向に平行な側面に少なくとも一対の第一の電極と圧電体と第二の電極で構成された圧電素子が、上記側面内で上記流路側もしくは上記第一のスリット側のどちらかに偏在して設けられた、流体ポンプ。
  2. 第一の基板と、この第一の基板の上面側から形成した少なくとも一つ以上の流路を有し、この上面側に第二の基板が当接されることで、これら流路が入出力部を除いて外部より遮断される流体制御器であって、上記流路の横壁に平行に第一のスリットが設けられることで、上記流路の横壁の一部を弾性的に変形するダイアフラムで構成するものとし、このダイアフラムの板厚方向に平行である側面に少なくとも一対の第一の電極と圧電体と第二の電極で構成された圧電素子が、前記第一の電極と前記圧電体が前記ダイアフラムの側面の中央において流路に平行な方向で分割された流体ポンプ。
  3. 前記ダイアフラムの下部に空隙が設けられた、請求項1あるいは請求項2記載の流体ポンプ。
  4. 前記圧電素子の、前記第一の電極と前記圧電体が前記ダイアフラムの側面において流路に垂直な方向で分割された請求項1あるいは請求項2記載の流体ポンプ。
  5. 前記第一スリットと前記流路を接続する、第二のスリットが設けられた、請求項1あるいは請求項2記載の流体ポンプ。
  6. 前記第一のスリットと前記第二のスリットが構成する角度が鋭角を構成する、請求項5記載の流体ポンプ。
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