JP4604354B2 - 情報入出力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、外部インターフェースと情報処理装置との間のパケットの入出力を行う情報入出力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、外部インターフェースとしてのIEEE1394規格のインターフェース(以下、1394インターフェースという。)から所定の信号処理を行う情報処理システム(以下、システムという。)へのパケットの入出力が行われていた。
【0003】
このような場合を考慮して、システムと外部インターフェースとの間にFIFO(First In First Out memory)を用いてタイミングを制御するのが一般的であった。
【0004】
ここで、1394インターフェース側のFIFOを有する前段のブロックの1394IC(集積回路)の現在の状態や、前段のブロックの1394ICの認識している1394インターフェース上の状態などを、後段のブロックであるマイクロコンピュータやICが1394インターフェース側のFIFOからパケットを読み出すと同様に通信により読み出すことも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のパケットの入出力の制御では、パケットが1394インターフェース側のFIFOに到着した時間と、後段のブロックであるマイクロコンピュータまたはICが1394インターフェース側のFIFOと通信を行ってパケットを読み出したり、FIFOを有する前段の1394ICが知っている情報を読み出す時間とには、時間的なずれが生じるという不都合があった。
【0006】
このように、パケットが到着する時間軸と、パケットや1394ICの認識している状態を読み出す時間が異なるため、パケットを受け取った時点の1394ICの状態や、パケットを受け取った時点の1394ICが認識している1394インターフェースのバス上の状態などを、後段のブロックであるマイクロコンピュータまたはICがパケット毎に認識することは難しかったという不都合があった。
【0007】
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、前段のブロックが知っていて、後段のブロックが知らない情報を、パケットに付加して伝達することにより、後段のブロックに情報を伝達すると共に、転送効率を向上させる情報入出力装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報入力装置は、受信したパケットを出力する出力部と、該出力部と接続された入力部と、を有する情報入出力装置において、適用される。
【0009】
特に、本発明の情報入出力装置は、出力部は、入力部から出力される制御情報に基づいてパケットに関する情報である付加情報を生成して、該付加情報をパケットに付加して入力部に出力する制御手段を備え、入力部は、制御手段が生成する付加情報の種類を指定するための制御情報を生成し、該制御情報を制御手段に出力する設定制御部と、制御手段から入力される付加情報が付加されたパケットに対して信号処理をする信号処理手段と、を備えるものである。
【0010】
従って本発明によれば以下の作用をする。
出力部から入力部へ付加情報を伝達する場合の作用を説明する。
【0011】
まず、入力部の設定制御部は、どのような付加情報をパケットに付加して欲しいかを設定するための制御情報を、出力部の制御手段に供給することにより、制御手段が生成する付加情報の設定を制御する。
【0014】
出力装置の制御手段は、制御情報に応じた付加情報を生成し、この付加情報をパケットに付加して、入力部の信号処理手段に伝達する。
【0015】
入力部の信号処理手段は、パケットと共に伝達される付加情報に基づいて、動作が制御される。
【0016】
これにより、上述した付加情報を用いて、出力部が受信したすべてのパケットがどのタイミング(時間)で到来したのかを入力部が認識し、上述した付加情報を用いて、入力部はパケットの到来するタイミングを解析したり、パケットの到来するタイミングに応じたより緻密なシステム側の制御などを行うことができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本実施の形態の情報入出力装置は、前段のブロックから後段のブロックに通信によりパケットを伝達する際に、前段のブロックが知っていて、後段のブロックが知らない情報を、パケットに付加して伝達することにより、後段のブロックに情報を伝達するものである。
【0018】
なお、パケットを処理する後段のブロックは、後述するようにパケットの種類に応じて、図1に示すようにマイクロコンピュータで処理しても、後述する図4および図5で示すようにICで処理しても良い。図1では、マイクロコンピュータが処理する場合を例にとって説明している。図4および図5で説明するように、後段のブロックがIC内部または外部のICの場合は、図1のマイクロコンピュータが行っている動作は、後段のブロックのICの外部に設けられたマイクロコンピュータが行うことになる。
【0019】
以下に、本実施の形態の情報入出力装置について説明する。
図1は、本実施の形態の情報入出力装置が適用されるシステムの構成を示す図である。図1に示すシステムは、図中右方向の矢印は情報伝達方向を示していて、1394インターフェース側から入力されたパケットをマイクロコンピュータに伝達して信号処理を施してさらにシステム側に伝達する場合を示している。逆に、図中図示しない左方向はシステム側から伝達されたパケットをマイクロコンピュータで信号処理を施して1394インターフェース側に伝達する場合を示している。ここでは、まず前者の情報伝達方向の場合について説明する。
【0020】
図1において、1394インターフェースバス1上から、前段のブロックである1394IC2がパケットを受信し、さらに後段のブロックであるマイクロコンピュータ(マイコン)3がパケットを信号処理する場合について説明する。なお、本実施の形態は、1394インターフェースバス1上からのパケットの受信に限らず、時間軸の異なるブロック間でのパケットの受け渡しを行う場合すべてに適用可能である。
【0021】
まず、図1に示す本実施の形態の情報入出力装置の構成について説明する。
情報入出力装置は、外部インターフェースとしてのIEEE1394規格の1394インターフェースバス1と、前段のブロックとしてパケットの送受信におけるフィジカルレイヤおよびリンクレイヤの処理などを行う1394IC2と、後段のブロックとしてパケットに対して信号処理を行うマイクロコンピュータ3と、前段のブロック2と後段のブロック3とを接続してデータの伝達を可能にするデータバス4と、後段のブロック3からのシステム側へのデータの伝達を可能にするデータバス5とを有して構成される。
【0022】
また、後段のブロック3から前段のブロック2へ後述する付加情報に関する動作を制御するための制御信号Cを供給可能に構成されている。
【0023】
ここで、後段のブロック3は、制御信号Cを介して前段のブロック2に対して付加情報の設定を制御する設定制御部10と、前段のブロック2からデータバス4を介して伝達される付加情報に基づいて後段のブロック3の動作を制御する動作制御部11とを有して構成される。
【0024】
また、前段のブロック2は、制御信号Cを介して前段のブロック2から付加情報の動作設定をする動作設定部6と、制御信号Cを介して前段のブロック2から付加情報の検出をする情報検出部7と、制御信号Cを介して前段のブロック2から付加情報をパケットに付加すると共に、制御信号Cを介して前段のブロック2から付加情報をパケットと共に後段のブロック3に伝達する情報付加部8とを有して構成される。
【0025】
ここで、1394インターフェースバス1を介して、前段のブロック2に供給されるパケットは、1394インターフェースバス上を流れているパケット12およびパケットフッター13である。前段のブロック2の情報付加部8は、受信したパケット本体14のフッター15の後に1394ICの付加情報16を付加するように構成される。ここで、パケット本体14にフッター15を付けると同時に、フッター15の後に付加情報16を付けて1394ICのFIFOに入れるので、パケットと同時に付加情報は伝達されるように構成される。
【0026】
このように構成された本実施の形態の情報入出力装置は、以下のような動作をする。
図2は、付加情報に関する動作を示すフローチャートである。
図2において、ステップS1で、設定制御を行う。具体的には、後段のブロック3から前段のブロック2へ付加情報に関する動作を制御するための制御信号Cを供給することにより、後段のブロック3の設定制御部10は、制御信号Cを介して前段のブロック2に対して付加情報の設定を制御する。
【0027】
ステップS2で、動作設定を行う。具体的には、前段のブロック2の動作設定部6は、制御信号Cを介して後段のブロック3から付加情報の動作設定をする。
【0028】
図3は、設定モードに応じた情報を示す図である。ここでは、3ビットの設定モードを示すが、これに限らず4ビット以上またはこれ以外の設定方法でも設定可能である。
図3は制御信号Cが3ビットの場合の設定モードを示している。図3において、設定モード21に対する検出情報28の内容を例示している。設定モード21が22で示すように「000」のとき、検出情報28は29で示すように「情報を付加しない」を示している。設定モード21が23で示すように「001」のとき、検出情報28は30で示すように「パケットスピード」を示している。「パケットスピード」は、100Mbps,200Mbps,400Mbpsなどそのパケットがどのスピードで来たかという情報を付加する。設定モード21が24で示すように「010」のとき、検出情報28は31で示すように「パケット到着時刻」を示している。設定モード21が25で示すように「100」のとき、検出情報28は32で示すように「パケット到着時点のバスナンバー」を示している。設定モード21が26で示すように「111」のとき、検出情報28は33で示すように「上記情報のすべてを付加する」を示している。
【0029】
また、動作設定を行う制御信号Cによる設定モードのビットは、前段のブロック2である1394ICのハードウエア上で動作設定ポートに入力する制御信号CをハイレベルHまたはローレベルLにすることにより選択するようにしても良いし、制御信号Cにより前段のブロック2である1394ICの動作設定レジスタに対して上述した設定モードのビットに対応するデータを書き込むようにして選択するようにしても良い。
【0030】
なお、上述した情報に限らず、前段のブロック2が認識していて、パケットに含まれていないすべての情報は、後段のブロックに伝達することができる情報である。
【0031】
ステップS3で、情報検出を行う。ここで言う情報とは、1394インターフェースバス1上から前段のブロック2である1394ICがパケットを受信した瞬間に、前段のブロック2である1394ICが認識していて、後段のブロック3であるマイクロコンピュータ3が認識していない情報すべてである。
【0032】
ステップS4で、情報付加を行う。具体的には、前段のブロック2の情報付加部8は、制御信号Cを介して前段のブロック2において指定された付加情報をパケットに付加する。図1に示すように、1394インターフェースバス1を介して、前段のブロック2に供給されるパケットは、1394インターフェースバス上を流れているパケット12およびパケットフッター13である。前段のブロック2の情報付加部8は、受信したパケット本体14のフッター15の後に1394ICの付加情報16を付加する。ここで、パケット本体14にフッター15を付けると同時に、フッター15の後に付加情報16を付けて1394ICのFIFOに入れるので、パケットと同時に付加情報は伝達される。
【0033】
上述した付加情報の伝達では、受信したパケット本体14に続くフッター15の後に1394ICの付加情報16を付加して、前段のブロック2の付加情報伝達部9が後段のブロック3に伝達する例を示したが、フッターの後に限らず、付加情報を付加する前段のブロック2の付加情報伝達部9と後段のブロック3とで互いに認識されていて、同意がとれている場合であって、互いに受信したパケット本体14と1394ICの付加情報16とを区別することができれば、例えば受信したパケット本体14とフッター15の間に付加するなど、1394ICの付加情報16をどのような態様で付加して伝達しても良い。
【0034】
また、1394ICの付加情報16の量が多すぎると、同一時間内に前段のブロック2の付加情報伝達部9が後段のブロック3に伝達することができる受信したパケット本体14の大きさが小さくなってしまうので、1394ICの付加情報16の量が多い場合には、設定モードに基づいて後段のブロック3が得たい情報を選択することができるようになされている。
【0035】
ステップS5で、動作制御を行う。具体的には、後段のブロック3の動作制御部11は、前段のブロック2からデータバス4を介して伝達される付加情報に基づいて後段のブロック3の動作を制御する。上述した図3において、設定モード21を24で示すように「010」に選択して、検出情報28を31で示すように「パケット到着時刻」に設定したとき、前段のブロック2である1394IC上の24.576MHzのカウンターの精度によりパケットの受信時刻を後段のブロック3におけるパケット処理に用いることができる。
【0036】
これにより、上述した付加情報を用いて、前段のブロック2である1394ICが受信したすべてのパケットがどのタイミング(時間)で到来したのかを後段のブロック3が認識することができるようになった。従って、上述した付加情報を用いて、後段のブロック3はパケットの到来するタイミングを解析したり、パケットの到来するタイミングに応じたより緻密なシステム側の制御を行うことが可能となった。
【0037】
なお、上述した設定モードによる付加情報の動作制御では、前段のブロック2である1394ICの時計情報に着目する例を示したが、これに限らず、パケットに含まれない情報で、前段のブロック2である1394ICが認識している情報は、上述したモード設定により、すべて後段のブロック3にパケットと同時に伝達することができる。
【0038】
なお、後段のブロック3に伝達された付加情報は、後段のブロック3で受信したパケット本体14を処理する際に利用した後に、取り除くようにしても良いし、さらに、データバス5介してシステム側のさらに後段のブロックに伝達するようにしても良い。
【0039】
上述した本実施の形態によれば、以前は後段のブロックが認識することができなかった、パケットが到着したまさにその時点での前段のブロック2である1394ICの状態や、パケットが到着したまさにその時点での前段のブロック2である1394ICが認識している1394インターフェースバス1上の状態などを後段のブロック3が認識することができるようになった。
【0040】
これにより、後段のブロック3でパケットを受信したタイミングを解析したり、パケットを受信した時点の1394インターフェースバス1上の状態などのさまざまな情報を用いて、より緻密なシステムの制御を行うことができる。
【0041】
このように、本実施の形態によれば、前段のブロックから後段のブロックに通信によりパケットを伝達する際に、前段のブロックのみが知っていて、後段のブロックが知らない情報を、パケットに付加して伝達するようにしたので、これにより、後段のブロックが知り得なかった、パケットが到着したまさにその時点の前段のブロックのみが知っている情報を、後段のブロックが知ることが可能になった。
【0042】
またこれに限らず、後者の情報伝達方向のように、システム側から伝達されたパケットをマイクロコンピュータで信号処理を施して1394インターフェース側に伝達する場合に適用しても良い。
【0043】
この後者の情報伝達方向の場合には、後段のブロック3はデータバス5を介してシステム側から供給されるパケットに付加情報を付加し、付加情報が付加されたパケットを前段のブロック2に伝達する。
【0044】
そして、前段のブロック2は、付加情報による動作の制御をした後に、伝達された付加情報を削除してパケットのみを1394インターフェースバス1へ情報伝送することができる。また、これに限らず、後段のブロック3はシステム側から供給されるパケットに付加情報を付加して前段のブロック2に伝達し、前段のブロック2は付加情報により伝送に関する制御をして、付加情報を削除するようにしてもよい。
【0045】
なお、この場合、付加情報は、後段のブロック3が知っていて、前段のブロック2が知らない情報である。
【0046】
次に、図4に示すように、IC内の後段のブロックがパケットを処理する場合について説明する。図4はIC内の後段のブロックがパケットを処理する場合の情報入出力装置の構成を示すブロック図である。
【0047】
まず、図4に示す本実施の形態の情報入出力装置の構成について説明する。
情報入出力装置は、外部インターフェースとしてのIEEE1394規格の1394インターフェースバス41と、パケット42の送受信におけるフィジカルレイヤおよびリンクレイヤの処理などを行う1394IC43と、制御信号C1、C2、C3により1394IC43の制御を行うマイクロコンピュータ(マイコン)55とを有して構成される。また、マイクロコンピュータ(マイコン)55を、1394IC43に内蔵するようにしてもよい。
【0048】
1394IC43は、前段のブロックとしてICの設定を行うレジスタ44と、前段のブロックとして付加情報が付加されたパケットを一時的に保持するFIFO49と、後段のブロックとして付加情報によりパケットに対して信号処理を行うパケット処理部53と、前段のブロックと後段のブロックとを接続してデータの伝達を可能にするデータバス52と、後段のブロックからのシステム側へのデータの伝達を可能にするデータバス54とを有して構成される。
【0049】
前段のブロックとしてのレジスタ44は、ICの知っている情報を格納する情報格納部45と、動作設定部46と、情報検出部47と、情報付加部48とを有して構成される。
【0050】
ここで、マイクロコンピュータ(マイコン)55は、制御信号C1、C2を介して前段のブロックとしてのFIFO49に対して付加情報の設定を制御する設定制御部と、前段のブロックとしてのFIFO49からデータバス52を介して伝達される付加情報に基づいて後段のブロックとしてのパケット処理部53の動作を制御する動作制御部とを有して構成される。
【0051】
このように構成された本実施の形態の情報入出力装置は、以下のような動作をする。
図2において、ステップS1で、設定制御を行う。具体的には、マイクロコンピュータ(マイコン)55から前段のブロックとしてのレジスタ44へ付加情報に関する動作を制御するための制御信号C1を供給することにより、マイクロコンピュータ(マイコン)55は、制御信号C1を介してレジスタ44に対して付加情報の設定を制御する。
【0052】
ステップS2で、動作設定を行う。具体的には、前段のブロックとしてのレジスタ44の動作設定部46は、制御信号C1を介してマイクロコンピュータ(マイコン)55から付加情報の動作設定をする。
【0053】
ここで、動作設定を行う制御信号C1による設定モードのビットは、前段のブロックである1394IC43のFIFO49に対するハードウエア上で動作設定ポートに入力する制御信号C1をハイレベルHまたはローレベルLにすることにより選択するようにしても良いし、制御信号C1により前段のブロックである1394IC43のFIFO49に対する動作設定レジスタ44に上述した設定モードのビットに対応するデータを書き込むようにして選択するようにしても良い。
【0054】
なお、上述した情報に限らず、前段のブロックが認識していて、パケットに含まれていないすべての情報は、後段のブロックに伝達することができる。
【0055】
ステップS3で、情報検出を行う。具体的には、前段のブロックとしてのレジスタ44の情報検出部47は、制御信号C1を介して、検出しているすべての付加する情報のうち、どの情報を出力する制御をするかを検出する。この付加情報は、1394インターフェースバス41上から前段のブロック2である1394IC43のFIFO49がパケットを受信した瞬間に、前段のブロックであるFIFO49を有する1394IC43が認識していて、後段のブロックであるパケット処理部53が認識していない情報すべてである。
【0056】
ステップS4で、情報付加を行う。具体的には、前段のブロックのレジスタ44の情報付加部48は、制御信号C1を介して指定された付加情報をパケットに付加する。図4に示すように、1394インターフェースバス41を介して、前段のブロックであるFIFO49に供給されるパケット42、50は、1394インターフェースバス上を流れているパケット42,50である。前段のブロックのレジスタ44の情報付加部48は、受信したパケット本体(P1,P2,P3)50の後に1394IC43の付加情報(A1,A2,A3)51を付加する。ここで、パケット50の後に付加情報51を付けて1394IC43のFIFO49に入れるので、パケット50と同時に付加情報51は後段のブロックであるパケット処理部53に伝達される。
【0057】
ステップS5で、動作制御を行う。具体的には、マイクロコンピュータ(マイコン)55の動作制御部は、制御信号C2,C3を介して前段のブロックのFIFO49からデータバス52を介して伝達される付加情報51に基づいて後段のブロックのパケット処理部53の動作を制御する。
【0058】
これにより、上述した付加情報を用いて、前段のブロックである1394IC43のFIFO49が受信したすべてのパケットがどのタイミング(時間)で到来したのかを後段のブロックのパケット処理部53が認識することができるようになった。従って、上述した付加情報を用いて、後段のブロックのパケット処理部53はパケットの到来するタイミングを解析したり、パケットの到来するタイミングに応じたより緻密なシステム側の制御を行うことが可能となった。
【0059】
また、特定のパケットをFIFO49からマイコン55が取り出し、パケット処理することもできる。その際にも付加情報は利用可能である。
【0060】
次に、図5に示すように、IC外の後段のブロックがパケットを処理する場合について説明する。図5はIC外の後段のブロックがパケットを処理する場合の情報入出力装置の構成を示すブロック図である。
【0061】
まず、図5に示す本実施の形態の情報入出力装置の構成について説明する。
情報入出力装置は、外部インターフェースとしてのIEEE1394規格の1394インターフェースバス61と、パケット62の送受信におけるフィジカルレイヤおよびリンクレイヤの処理などを行う1394IC63と、後段のブロックとして付加情報によりパケットに対して信号処理を行うパケット処理部73と、制御信号C11、C12、C13により1394IC63およびパケット処理部73の制御を行うマイクロコンピュータ(マイコン)75とを有して構成される。
【0062】
1394IC63は、前段のブロックとしてICの設定を行うレジスタ64と、前段のブロックとして付加情報が付加されたパケットを一時的に保持するFIFO69と、前段のブロックと後段のブロックとを接続してデータの伝達を可能にするデータバス72とを有して構成される。後段のブロックのパケット処理部73は、後段のブロックからのシステム側へのデータの伝達を可能にするデータバス74を有して構成される。
【0063】
前段のブロックとしてのレジスタ64は、ICの知っている情報を格納する情報格納部65と、動作設定部66と、情報検出部67と、情報付加部68とを有して構成される。
【0064】
ここで、マイクロコンピュータ(マイコン)75は、制御信号C11、C12を介して前段のブロックとしてのFIFO69に対して付加情報の設定を制御する設定制御部と、制御信号C13を介して前段のブロックとしてのFIFO69からデータバス72を介して伝達される付加情報に基づいて後段のブロックとしてのパケット処理部73の動作を制御する動作制御部とを有して構成される。
【0065】
このように構成された本実施の形態の情報入出力装置は、以下のような動作をする。
図2において、ステップS1で、設定制御を行う。具体的には、マイクロコンピュータ(マイコン)75から前段のブロックとしてのレジスタ64へ付加情報に関する動作を制御するための制御信号C11を供給することにより、マイクロコンピュータ(マイコン)75は、制御信号C11を介してレジスタ64に対して付加情報の設定を制御する。
【0066】
ステップS2で、動作設定を行う。具体的には、前段のブロックとしてのレジスタ64の動作設定部66は、制御信号C11を介してマイクロコンピュータ(マイコン)75から付加情報の動作設定をする。
【0067】
ここで、動作設定を行う制御信号C11による設定モードのビットは、前段のブロックである1394IC63のFIFO69に対するハードウエア上で動作設定ポートに入力する制御信号C11をハイレベルHまたはローレベルLにすることにより選択するようにしても良いし、制御信号C11により前段のブロックである1394IC63のFIFO69に対する動作設定レジスタ64に上述した設定モードのビットに対応するデータを書き込むようにして選択するようにしても良い。
【0068】
なお、上述した情報に限らず、前段のブロックが認識していて、パケットに含まれていないすべての情報は、後段のブロックに伝達することができる。
【0069】
ステップS3で、情報検出を行う。具体的には、前段のブロックとしてのレジスタ64の情報検出部67は、制御信号C11を介して、検出しているすべての付加する情報のうち、どの情報を出力する制御をするかを検出する。この付加情報は、1394インターフェースバス61上から前段のブロックである1394IC63のFIFO69がパケットを受信した瞬間に、前段のブロックであるFIFO69を有する1394IC63が認識していて、後段のブロックであるパケット処理部73が認識していない情報すべてである。
【0070】
ステップS4で、情報付加を行う。具体的には、前段のブロックのレジスタ64の情報付加部68は、制御信号C11を介して指定された付加情報をパケットに付加する。図5に示すように、1394インターフェースバス61を介して、前段のブロックであるFIFO69に供給されるパケット62、70は、1394インターフェースバス上を流れているパケット62、70である。前段のブロックのレジスタ64の情報付加部68は、受信したパケット本体(P11,P12,P13)70の後に1394IC63の付加情報(A11,A12,A13)71を付加する。ここで、パケット70の後に付加情報71を付けて1394IC63のFIFO69に入れるので、パケット70と同時に付加情報71はIC73のパケット処理部に伝達される。
【0071】
ステップS5で、動作制御を行う。具体的には、マイクロコンピュータ(マイコン)75の動作制御部は、制御信号C12,C13を介して、前段のブロックのFIFO69からデータバス72を介して伝達される付加情報71に基づいて後段のブロックのパケット処理部73の動作を制御する。
【0072】
これにより、上述した付加情報を用いて、前段のブロックである1394IC63のFIFO69が受信したすべてのパケットがどのタイミング(時間)で到来したのかを後段のブロックのパケット処理部73が認識することができるようになった。従って、上述した付加情報を用いて、後段のブロックのパケット処理部73はパケットの到来するタイミングを解析したり、パケットの到来するタイミングに応じたより緻密なシステム側の制御を行うことが可能となった。
【0073】
また、特定のパケットをFIFO69からマイコン75が取り出し、パケット処理することもできる。その際にも付加情報は利用可能である。
【0074】
また、上述した図1に示すマイコンがパケットを処理する場合、図4に示したIC内の後段のブロックがパケットを処理する場合、図5に示したIC外の後段のブロックがパケットを処理する場合における前段のブロックにおける1394IC内のFIFOの構成は、複数に構成するようにしても良い。図6は、前段のブロックのFIFOの他の構成を示す図である。
【0075】
具体的には、図1において前段のブロック2の1394IC内のFIFOを図6に示すFIFO(1)およびFIFO(2)のように2段に構成し、図4において前段のブロックの1394IC43内のFIFO49を図6に示すFIFO(1)およびFIFO(2)のように2段に構成し、図5において前段のブロックの1394IC63内のFIFO69を図6に示すFIFO(1)およびFIFO(2)のように2段に構成することにより、前段のブロックの付加情報の処理と後段のブロックのパケット処理との間に時間ずれがある場合にもそれぞれ独立した処理を行うことができる。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、以前は後段のブロック(入力部)の信号処理手段が認識することができなかった、パケットが到着したまさにその時点での前段のブロック(出力部)の制御手段の状態や、パケットが到着したまさにその時点での前段のブロックの制御手段が認識しているインターフェースバス上の状態などを後段のブロックの信号処理手段が認識することができ、これにより、後段のブロックの信号処理手段でパケットを受信したタイミングを解析したり、パケットを受信した時点のインターフェースバス上の状態などのさまざまな情報を用いて、より緻密なシステムの制御を行うことができるという効果を奏する。
【0082】
さらに、後段のブロック(入力部)の設定制御部は、制御情報を介して前段のブロック(出力部)の制御手段に対して付加情報の設定を制御することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のマイコンがパケットを処理する場合の情報入出力装置の適用されるシステムの構成を示すブロックおよびバス上を流れているパケットのイメージ図である。
【図2】付加情報に関する動作を示すフローチャートである。
【図3】設定モードに応じた情報を示す図である。
【図4】IC内の後段のブロックがパケットを処理する場合の情報入出力装置の適用されるシステムの構成を示すブロック図である。
【図5】IC外の後段のブロックがパケットを処理する場合の情報入出力装置の適用されるシステムの構成を示すブロック図である。
【図6】前段のブロックのFIFOの他の構成を示す図である。
【符号の説明】
1……1394インターフェースバス、2……前段のブロック、3……後段のブロック、4……データバス、5……データバス、6……動作設定部、7……情報検出部、8……情報付加部、10……設定制御部、11……動作制御部、12……1394インターフェースバス上を流れているパケット、13……パケットフッター、14……受信したパケット本体、15……パケットフッター、16……1394ICの付加情報、21〜27……設定モード、28〜34……検出情報、41……1394インターフェースバス、42……パケット、43……1394IC、44……レジスタ、45……ICの知っている情報格納部、46……動作設定部、47……情報検出部、48……情報付加部、49……FIFO、50……パケット、51……付加情報、52……データバス、53……パケット処理部、54……データバス、55……マイコン(マイクロコンピュータ)、61……1394インターフェースバス、62……パケット、63……1394IC、64……レジスタ、65……ICの知っている情報格納部、66……動作設定部、67……情報検出部、68……情報付加部、69……FIFO、70……パケット、71……付加情報、72……データバス、73……IC(パケット処理部)、74……データバス、75……マイコン(マイクロコンピュータ)、
Claims (2)
- 受信したパケットを出力する出力部と、該出力部と接続された入力部と、を有する情報入出力装置において、
上記出力部は、
上記入力部から出力される制御情報に基づいて上記パケットに関する情報である付加情報を生成して、該付加情報を上記パケットに付加して上記入力部に出力する制御手段を備え、
上記入力部は、
上記制御手段が生成する上記付加情報の種類を指定するための上記制御情報を生成し、該制御情報を上記制御手段に出力する設定制御部と、
上記制御手段から入力される上記付加情報が付加されたパケットに対して信号処理をする信号処理手段と、を備える
ことを特徴とする情報入出力装置。 - 請求項1記載の情報入出力装置において、
上記入力部は、上記付加情報により、上記信号処理手段の動作を制御する動作制御部をさらに備える
ことを特徴とする情報入出力装置。
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