JP4595716B2 - 搬送装置 - Google Patents

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本発明は、複数の直動案内機構を組み合わせて構成された搬送装置に関する。
旋盤等の加工装置のチャックへのワークの着脱に際して、ベルトコンベア等に載置されたワークをチャックまで搬送したり、ワークの加工後にチャックからベルトコンベア等に搬送したりする装置として、ボールねじ機構等により構成された直動案内機構を組合せて構成された装置がある。図12は、互いに直交して配設された2つの直動案内機構により構成された搬送装置の一例を示している。
同図12に示す搬送装置50の基台51には、ボールねじ機構を有して構成された水平直動案内機構52が固定されている。水平直動案内機構52には、水平移動ユニット53が水平方向に直動可能に支持されている。水平移動ユニット53は、基台51に配設された第1サーボモータ54によって、水平直動案内機構52に沿って水平方向に往復動されるようになっている。
一方、水平移動ユニット53には、ボールねじ機構を有して構成された上下直動案内機構55が固定されている。上下直動案内機構55には、ワークWを保持するバキュームチャック56aの設けられたチャックユニット56が、上下方向に直動可能に支持されている。チャックユニット56は、水平移動ユニット53に配設された第2サーボモータ57によって、上下直動案内機構55に沿って上下方向に往復動されるようになっている。
搬送装置50の水平直動案内機構52の下方には、ワークWを運ぶベルトコンベアBCが配置されている。また搬送装置50の基台51の下方には、旋盤Lが配置されており、そのチャックCHは、搬送装置50の側方に位置されている。
以上のように構成された搬送装置50における旋盤Lへの着脱に係るワークWの搬送は、次の手順(1)〜(4)を通じて行われる。
(1)まずチャックユニット56を最上方に移動させた状態で、ワークWの載置されたベルトコンベアBCの上方に、水平移動ユニット53を移動させる。そして同図12に示すように、チャックユニット56を下方に移動させて、バキュームチャック56aにワークWを吸着保持させる。
(2)続いて図13に示すように、チャックユニット56を最上方に移動させた後、水平移動ユニット53を、水平直動案内機構52に沿って旋盤LのチャックCH側の側方へ移動させる。
(3)ワークWが旋盤LのチャックCHの上方に位置する位置まで水平移動ユニット53が移動されると、図14に示すように、上下直動案内機構55に沿ってチャックユニット56を下降させ、ワークWをチャックCHまで搬送する。そしてワークWをチャックCHにセットした後、ワークWをバキュームチャック56aから脱離させる。
(4)旋盤LでのワークWの加工が完了すると搬送装置50は、上記(1)〜(3)とは逆の手順で、ワークWを旋盤LのチャックCHからベルトコンベアBC上に搬送する。
ところで、図12に例示した搬送装置50では、その上下直動案内機構55自体が、水平移動ユニット53と共に、水平直動案内機構52に沿って水平方向に移動されるようになっている。また移動可能に配設された上下直動案内機構55の全長は、少なくともその上下直動案内機構55に沿ったチャックユニット56の最大移動長よりも大きくする必要がある。
そのため、上下直動案内機構55に沿ったチャックユニット56の上下方向の移動長を大きくすれば、水平移動中の上下直動案内機構55および水平移動ユニット53と他の部品等との干渉を避けるために、搬送装置50の内部に多大な移動空間を確保しなければならなくなり、搬送装置50が大型化してしまう。すなわち、自身も移動する直動案内機構を備える搬送装置では、その移動する直動案内機構のストロークの増大は、搬送装置内部の同直動案内機構の移動空間の増大を伴うことから、基台に固定された直動案内機構のストロークを増大した場合に比べ、搬送装置の大型化に与える影響の度合が大きくなる。そしてその結果、隣接して設置される設備や作業者の作業スペース、天井などへの干渉が問題となって、設置性の悪化を招いてしまうことになる。
本発明はこうした実状に鑑みてなされたものであって、その解決しようとする課題は、搬送物の搬送範囲の拡大による搬送装置の大型化を好適に抑制することのできる搬送装置を提供することにある。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の搬送装置では、当該搬送装置の基台に固定された第1直動案内機構と、その第1直動案内機構によって直動可能に支持された第2直動案内機構と、その第2直動案内機構によって、該第2直動案内機構の移動方向と交差する方向に直動可能に支持された第3直動案内機構と、その第3直動案内機構によって、該第3直動案内機構の移動方向と同方向に直動可能に支持されて搬送物を保持するチャックと、を備えるようにした。
このように構成された搬送装置では、第1直動案内機構の案内方向(以下、U方向と記載する)と、それと交差方向(以下、V方向と記載する)との2方向に搬送物Wを搬送することができる。こうした搬送装置での上記U方向への搬送物の搬送は、第1直動案内機構を通じて行われる。一方、上記V方向への搬送物の搬送は、第1直動案内機構上に支持されて上記U方向に移動可能に配設された、第2および第3の2つの直動案内機構を通じて行われる。このようにこの搬送装置では、2つの直動案内機構を用いて上記V方向への搬送を行うようにすることで、搬送物の搬送範囲を拡大しつつも、内部に確保の必要な空間の増大を抑え、搬送装置の大型化を抑えることができるようにしている。
そして、上記チャックを、第3直動案内機構に回動可能に軸支するようにすれば、搬送中に搬送物の向きを変更することが可能となる。またそうした搬送物の向きの変更を通じて、上記U方向に移動される構造全体の上記V方向における長さを更に縮小することが可能にもなる。
例えば図1に示す本発明の搬送装置の一構成例では、第2直動案内機構(2)上の第3直動案内機構(3)の移動を通じて、第2直動案内機構(2)のストロークS1だけ、上記V方向に搬送物(W)を搬送することができる。更に第3直動案内機構(3)上のチャック(4)の移動を通じて、上記V方向に搬送物(W)を、第3直動案内機構(3)のストロークS2分、更に搬送することができる。
こうした搬送装置では、第2および第3直動案内機構(2,3)を互いにスライドさせることで、それら全体の上記V方向の長さが伸縮されるようになる。そこでそうしたスライドにより、第2および第3直動案内機構(2,3)全体の長さを短縮した状態で、上記U方向への搬送物(W)の搬送を行うこととすれば、上記V方向の搬送物(W)の搬送距離を長くしても、搬送物(W)の上記U方向の搬送のために搬送装置内部に確保しなければならない移動空間の増大は、比較的小さいものに留まるようになる。このように上記構成によれば、搬送物の搬送範囲の拡大による搬送装置の大型化を好適に抑制することができる。
また上記搬送装置では、チャックの回動軸とは別に、第3直動案内機構に回動可能に軸支された更なる回動軸と、チャックの回動軸と前記更なる回動軸とが連動して回動するようにそれら回動軸を駆動連結する動力伝達機構と、上記更なる回動軸にその軸心から一定の距離を保持しながら一体回動可能に連結されたカムフォロワと、第2直動案内機構に一体移動可能に固定されたカムと、を更に備えるようにしている。そしてそのカムを、第3直動案内機構上のチャックの移動位置によって、同チャックの回動軸心の移動軌道との間隔を変化させつつ、カムフォロワを案内するように形成するようにしている。
このように構成された搬送装置では、上記V方向へのチャックの移動中、そのチャックの上記更なる回動軸に連結されたカムフォロワは、第2直動案内機構に固定されたカムによって案内される。カムは、上記V方向におけるチャックの移動位置により、チャックの回動軸心Oの移動軌道との間隔dを、すなわち第3直動案内機構上のチャックの移動方向と垂直な方向における上記移動軌道との距離を変化させつつ、上記カムフォロワPを案内するように形成されている。一方、カムフォロワPは、チャックの回動軸心Oから一定の距離Lを保持しつつ、一体回動可能に連結されている。ここで図2に、上記回転軸心OとカムフォロワPとの幾何学的関係を示すように、上記間隔dが変化すれば、回転軸心O回りのカムフォロワPの回転角度θが変化する。これにより、別途の動力源を新規に追加せ
ずとも、上記V方向へのチャックの移動に伴って、上記更なる回転軸が回動され、チャックおよび搬送物の向きが変更されるようになる。こうして更なる回動軸が回動されると、動力伝達機構を介して、チャックの回動軸が連動して回動され、チャックおよび搬送物の向きが変更されるようになる。そのため、別途の動力源を追加することなく、搬送中に搬送物の向きを変更することができる。ちなみにこのように搬送装置を構成した場合には、カムフォロワをチャックの回動軸から離間した位置に配設することができ、チャックの回動軸の移動軌道から離間した位置にカムを配設することが可能となる。そのため、チャックの回動軸やカム等の配置の自由度が高まるようになる。
えば請求項4に記載のように、第2直動案内機構を水平方向に直動可能に第1直動案内機構に支持させ、第3直動案内機構およびチャックを上下方向に直動可能に第2および第3直動案内機構にそれぞれ支持させるようにすれば、上下方向の搬送物の搬送距離を長くしつつも、搬送装置の全高の増加を好適に抑制することができるようになる。
こうした構成において、請求項2に記載の搬送装置では、第2直動案内機構上の第3直動案内機構の移動、および同第3直動案内機構上の前記チャックの移動を、同一の動力源により連動して行うようにしている。上記搬送装置での第2直動案内機構上の第3直動案内機構の移動と、第3直動案内機構上のチャックの移動とは同一方向のものであるため、個別に制御せずとも、搬送物の搬送は可能である。そうした2つの移動を、単一の動力源で行っているため、より簡易な構成で本発明を具現とすることができる。例えば第2および第3直動案内機構をボールねじ機構により構成した場合には、請求項3に記載のようにそれら第2および第3直動案内機構の送りねじ軸をそれぞれ同一の動力源に駆動連結することで、単一の動力源による上記両移動の駆動を実現することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を、図3〜図1を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る搬送装置は、製造ラインの旋盤加工ユニットに設置され、該旋盤加工ユニットにおいて加工されるワークの搬送を行う装置として構成されている。図3に示すように旋盤加工ユニットには、旋削中にワークWを保持するチャックCHがその側方に位置されるように旋盤Lが設置されている。旋盤Lの上面11の上には、未加工のワークWを搬入するベルトコンベアBC1と、加工済みのワークWを次の工程に搬出するベルトコンベアBC2とが配設されており、それら2つのベルトコンベアBC1,BC2の間には、加工後の検査時にワークWが載置される検査台Tが配設されている。更に両ベルトコンベアBC1,BC2の側方には、検査の結果、加工不良の認められたワークWを製造ラインから排除するためのシュータSHが配設されている。
本実施形態の搬送装置10は、こうした旋盤加工ユニットにおいて、上記ベルトコンベアBC1,BC2、旋盤LのチャックCH、検査台T、シュータSH間のワークWの搬送を行う。こうした搬送装置10は、同図3にその正面構造が示されるように大きくは、支柱12〜14を介して旋盤Lの上面11に固定された基台15、その基台15に対して水平方向に移動可能な水平移動ユニット20、その水平移動ユニット20に対してそれぞれ上下方向に移動可能な中間移動ユニット27およびチャックユニット40を備えて構成されている。この搬送装置10の搬送物であるワークWは、搬送中はチャックユニット40に設けられたバキュームチャック49に保持されるようになっている。
ちなみにバキュームチャック49は、位置決めピンとバキュームポンプに接続されたバキュームノズルとを備えて構成されている。そしてバキュームノズル周辺の負圧化によってワークWがバキュームチャック49に吸着保持されるとともに、同バキュームノズル周辺の負圧化の解除によってバキュームチャック49からワークWが脱離されるようになっている。
こうした搬送装置10の水平移動ユニット20は、第1ボールねじ機構16とリニアレールガイド機構19との2つの直動案内機構を介して、基台15に対して水平方向に直動可能に支持されている。第1ボールねじ機構16は、軸心が水平となるように配設された送りねじ軸と、その送りねじ軸を回転可能に軸支する軸受と、送りねじ軸上にその軸線に沿って移動可能に配設されたスライディングナットとを備えて構成されている。またリニアレールガイド機構19は、水平方向に延伸されたガイドレールと、そのガイドレール上を該レールに沿って移動可能に配設されたスライディングブロックとを備えて構成されており、基台15の上記第1ボールねじ機構16の下方に配設されている。第1ボールねじ機構16の軸受けとリニアレールガイド機構19のガイドレールとは、基台15に固定されている。また水平移動ユニット20は、その上部において第1ボールねじ機構16のスライディングナットに、その下部においてリニアレールガイド機構19のスライディングブロックに、それぞれ一体となって移動可能に固定されている。
なお基台15には、第1ボールねじ機構16の送りねじ軸を回転駆動する第1サーボモータ18が固定されている。第1サーボモータ18の回転軸は、送りねじ軸と一体回転可能に連結されている。こうした第1サーボモータ18により、第1ボールねじ機構16の送りねじ軸が回転されると、その送りねじ軸に沿ってスライディングナットが移動して、水平移動ユニット20が水平方向に移動されるようになる。なおこの搬送装置10では、第1ボールねじ機構16とリニアレールガイド機構19との、平行に配置された2つの直動案内機構にて水平移動ユニット20を支持しているため、その移動時に生じる振動やがたつきは好適に抑制されるようになっている。
一方、上記中間移動ユニット27は、第2ボールねじ機構22を介して、水平移動ユニット20に対して上下方向に直動可能に支持されている。この第2ボールねじ機構22は、軸心が上下方向に延伸されるように配設された送りねじ軸と、その送りねじ軸を回転可能に軸支する軸受、および送りねじ軸上にその軸線に沿って移動可能に配設されたスライディングナットを備えて構成されている。第2ボールねじ機構22の軸受は、水平移動ユニット20に固定されている。また中間移動ユニット27は、第2ボールねじ機構22のスライディングナットに、一体となって移動可能に固定されている。
なお第2ボールねじ機構22の送りねじ軸の上端には、プーリ23が一体回転可能に固定されている。また、水平移動ユニット20には、第2サーボモータ24が設けられ、その回転軸には一体回転可能にプーリ25が固定されている。これら両プーリ23,25には第1伝達ベルト26が係回されており、それによって第2サーボモータ24の回転軸と第2ボールねじ機構22の送りねじ軸とが駆動連結されている。第2サーボモータ24の回転力が、プーリ25、第1伝達ベルト26、及びプーリ23を介して第2ボールねじ機構22の送りねじ軸に伝達されて同送りねじ軸が回転されると、その送りねじ軸に沿ってスライディングナットが移動して、中間移動ユニット27が上下方向に移動するようになる。
また上記チャックユニット40は、第3ボールねじ機構28を介して、中間移動ユニット27に上下方向に直動可能に支持されている。この第3ボールねじ機構28も、上記第2ボールねじ機構22と同様に、軸心が上下方向に延伸されるように配設された送りねじ軸と、その送りねじ軸を回転可能に軸支する軸受、および送りねじ軸上にその軸線に沿って移動可能に配設されたスライディングナットを備えて構成されている。第3ボールねじ機構28の軸受は、中間移動ユニット27に固定され、またそのスライディングナットには、チャックユニット40が一体となって移動可能に固定されている。
図4に示す搬送装置10の平面構造に見られるように、水平移動ユニット20には、上記第2ボールねじ機構22の送りねじ軸に固定されたプーリ23と第2サーボモータ24の回転軸に固定されたプーリ25との2つのプーリに加え、更に第1仲介プーリ30が回転可能に軸支されている。そして上記第1伝達ベルト26は、この第1仲介プーリ30にも巻き掛けられている。そのため、第2サーボモータ24の発生する回転力は、プーリ25、第1伝達ベルト26を介して第1仲介プーリ30にも伝達されるようになっている。
図5に示す搬送装置10の側面構造に見られるように、水平移動ユニット20には、第3ボールねじ機構28の送りねじ軸と平行に配置された仲介回転軸32が回転可能に軸支されている。そして仲介回転軸32の上端に、上記第1仲介プーリ30が一体回転可能に固定されている。仲介回転軸32上には、その軸方向に移動可能、且つ一体回転可能に第2仲介プーリ33が配設されている。この第2仲介プーリ33は、中間移動ユニット27の上部に回転可能に軸支されており、その中間移動ユニット27の移動に伴って上下動するようになっている。一方、第3ボールねじ機構28の送りねじ軸の上端には、プーリ29が一体回転可能に固定されている。このプーリ29と上記第2仲介プーリ33とには、第2伝達ベルト31が巻き掛けられている。
このように本実施形態の搬送装置10では、第1伝達ベルト26、仲介回転軸32、第2伝達ベルト31等を介して、上記第3ボールねじ機構28の送りねじ軸も上記第2サーボモータ24の回転軸に駆動連結されている。そして第3ボールねじ機構28上でのチャックユニット40の上下方向の移動と、上述した第2ボールねじ機構22上での中間移動ユニット27の上下方向の移動とが、第2サーボモータ24という同一の動力源により連動して行われるようになっている。そしてそれらの移動を通じて、ワークWを保持する上記バキュームチャック49が上下方向に移動されるようになっている。
次に本実施形態の搬送装置10における上記バキュームチャック49の上下方向への移動の態様を図6を併せ参照して説明する。
図6(a)は、チャックユニット40がその上下方向の可動範囲の最上方位置に位置するときの状態を示している。なおこの搬送装置10では、同図に示すように、このときの第2ボールねじ機構22の下端と第3ボールねじ機構28の下端とは、同一の高さに位置するようになっている。
さて、この状態で第2サーボモータ24を回転させると、その回転力は第1伝達ベルト26を介してプーリ23に伝達される。このときの第2ボールねじ機構22では、上記プーリ23の固定されたその送りねじ軸が回転し、送りねじ軸上をスライディングナットが下方に移動するようになる。そしてその結果、第2ボールねじ機構22のスライディングナットに固定された中間移動ユニット27が下方に移動されるようになる。
一方、このときの第2サーボモータ24の回転は、第1伝達ベルト26を介して第1仲介プーリ30にも伝達される。これにより、仲介回転軸32が回転され、更に第2仲介プーリ33、第2伝達ベルト31およびプーリ29を介して、第3ボールねじ機構28の送りねじ軸にも回転が伝達される。そして第3ボールねじ機構28の送りねじ軸が回転されると、同送りねじ軸上をスライディングナットが下方に移動するようになる。その結果、図6(b)に示すように、中間移動ユニット27が下方に移動されるのと同時並行して、その下方移動した中間移動ユニット27に対してチャックユニット40が更に下方移動されるようになる。
なお図6(c)は、チャックユニット40がその上下方向の可動範囲の最下方位置に位置するときの状態が示されている。この搬送装置10では、そのチャックユニット40の上下方向の最大可動範囲は、第2ボールねじ機構22のストロークと、第3ボールねじ機構28のストロークとの合計分、すなわち両ボールねじ機構22,28における送りねじ軸上でのスライディングナットの最大可動範囲の合計分となる。
なお本実施形態の搬送装置10では、プーリ23,29,30,33のベルト巻き掛け半径は、すべて等しく設定されている。また第2ボールねじ機構22と第3ボールねじ機構28とで、送りねじ軸のねじのピッチ、およびチャックユニット40の最上方位置から最下方位置までの送りねじ軸上でのスライディングナットの移動量が同一とされている。そのため、この搬送装置10では、最上方位置と最下方位置と間のチャックユニット40の移動に際して、その移動に要する第2および第3送りねじ機構22,28の各スライディングの移動が同時に完了するようになっている。
ところで本実施形態の搬送装置10では、上記チャックユニット40において、バキュームチャック49が回動可能に軸支されており、その回動を通じてワークWの保持面の向きが、ひいてはワークWの向きが変更されるようになっている。次にこうしたワークWの向きの変更に係る構成について説明する。
図7(a)には、チャックユニット40がその上下方向の可動範囲の最下方位置に位置したときの、チャックユニット40およびその周辺部の状態が示されている。同図に示すように、バキュームチャック49は、チャックユニット40の下方部に回動可能に軸支された回動軸45に固定されている。この回動軸45の一端には、プーリ46が一体回転可能に固定されている。
こうしたチャックユニット40の上方部には、回動軸42が回動可能に軸支されている。この回動軸42の一方の端部にはプーリ43が一体回転可能に固定されており、そのプーリ43と上述したもう一方の回動軸45のプーリ46とには、第3伝達ベルト47が巻き掛けられており、互いに回転力を伝達可能に駆動連結されている。なおこの搬送装置10では、それら両プーリ43,46のベルト巻き掛け半径は等しくされており、両プーリ43,46のいずれか一方が回動すると、その回動角度と同じ角度だけ、他方のプーリが回動されるようになっている。
また回動軸42の上記プーリ43とは反対側の端部にはアーム44が固定されている。アーム44は、同回動軸42の径方向に延伸されている。そしてアーム44には、上記回動軸42の軸心からオフセット量DWだけ離間した位置にカムフォロワ44aが設けられている。すなわち、カムフォロワ44aは、回動軸42の軸心周りを、オフセット量DWの半径を持つ円弧状の軌跡を描いて移動可能に配設されている。
カムフォロワ44aは、カムプレート48に形成されたカム溝48aに係合されるようになっている。このカムプレート48は、上記水平移動ユニット20(図3、図5等参照)に固定されている。
カム溝48aのカムプレート48の下方部分(A)は、チャックユニット40の上下方向の移動に際して、カムフォロワ44aの設けられたアーム44の固定された回動軸42の軸心の移動軌道Sに沿って、上下方向に延伸されている。一方、カム溝48aのカムプレート48の上方部分(C)は、上記移動軌道Sから上記オフセット量DWだけ水平方向に離間した位置にて、上下方向に延伸されている。そしてカム溝48aの上記下方部分(A)と上方部分(C)との中間部分(B)は、上下方向から傾斜した方向に延伸されており、これによりカム溝48aがその全長に亘って連続して繋げられている。
さて図7(a)に示されるように、チャックユニット40がその可動範囲の最下位置にあるときには、カムフォロワ44aはカム溝48aの上記下方部分(A)に係合している。このときのカムフォロワ44aは、上記移動軌道S上に位置している。このときのバキュームチャック49はその保持面が側方に向いた状態となっている。
ここで、図7(b)に示すように、同図の矢印FAで示される上方にチャックユニット40が移動されると、カムフォロワ44aもカム溝48aに沿って上方に移動する。カムフォロワ44aが、カム溝48aの上記下方部分(A)に位置されている間は、バキュームチャック49の向きはそのまま維持される。
チャックユニット40が更に上方へ移動され、カムフォロワ44aがカム溝48aの上記中間部分(B)まで移動されると、図7(c)に示すように、カム溝48aに沿ってカムフォロワ44aが上記移動軌道Sから水平方向に離間されるようになる。そしてその変位に応じて回動軸42は、同図の反時計回り方向に回動されるようになる。なお、カム溝48a内でのカムフォロワ44aの位置と上記移動軌道Sとの間隔d(0≦d≦DW)と、図7(a)の状態を基準とした回動軸42の回動の角度θAとの関係は、下式の通りとなり、上記間隔dが大きくなるほど、上記回動の角度θAは大きくなる。

sinθA=d/[オフセット量DW]

こうして回動軸42が回動されると、その回転は、第3伝達ベルト47を介してプーリ46に伝達され、それによりバキュームチャック49の固定された回動軸45が、回動軸42の回動角度θAと同じ角度だけ回動される。そしてその結果、バキュームチャック49が回動軸45の軸心回りに、同図の反時計回り方向へと上記角度θAだけ回動され、その保持面の向きが変更されるようになる。
そして更にチャックユニット40が上方へ移動され、カムフォロワ44aがカム溝48aの上記上方部分(C)まで移動するようになる。このときの上記回動軸42の移動軌道Sからカムフォロワ44aの位置までの間隔dは、回動軸42周りの同カムフォロワ44aの移動軌跡の半径(オフセット量DW)と等しくなることから、図7(d)に示すように、上記回動軸42の回動の角度θAは90°に達するようになる。その結果、バキュームチャック49は、その保持面が下方に向いた姿勢となる。以後、チャックユニット40が更に上方に移動しても、カムフォロワ44aの係合部分におけるカム溝48aの上記移動軌道Sとの間隔dはそのままであることから、バキュームチャック49の向きもそのまま維持される。
このようにこの搬送装置10では、第3ボールねじ機構28上でのチャックユニット40の移動位置によって、バキュームチャック49の回動軸心の移動軌道Sとの間隔dを変化するようにカム溝48aを形成している。そしてバキュームチャック49の回動軸45と連動して回動可能に駆動連結された回動軸42に、その軸心から一定の距離を保持しながら一体回動可能に連結されたカムフォロワ44aを、そうしたカム溝48aに案内させることで、バキュームチャック49の向きを変更するようにしている。
以上のように構成された搬送装置10における旋盤Lへの着脱にかかるワークWの搬送は、次の手順(A)〜(D)を通じて行われる。
(A)まずチャックユニット40を最上方に移動させた状態で、ワークWの載置されたベルトコンベアBC1の上方にバキュームチャック49が位置される位置へ、水平移動ユニット20を移動させる。そして図8に示すように、チャックユニット40を下方に移動させて、バキュームチャック49にワークWを吸着保持させる。
(B)続いて図9に示すように、第2サーボモータ24を回転させて中間移動ユニット27及びチャックユニット40を最上方に移動させた後、第1サーボモータ18を回転させて水平移動ユニット20を第1ボールねじ機構16に沿って旋盤LのチャックCH側の側方、すなわち同図9における右側へ移動させる。
(C)ワークWが旋盤LのチャックCHの上方に位置するまで水平移動ユニット20が移動すると、図10に示すように、第2サーボモータ24を回転させて、第2ボールねじ機構22上での中間移動ユニット27を下方移動、及び第3ボールねじ機構28上でのチャックユニット40を下方移動を行わせ、チャックCHの位置までワークWを下降させる。そしてワークWをチャックCHにセットした後、ワークWをバキュームチャック49から脱離させる。
(D)旋盤LでのワークWの加工が完了すると搬送装置10は、上記(A)〜(C)とは逆の手順で、ワークWを旋盤LのチャックCHから検査台T上に搬送する。そして検査台T上で加工後のワークWの検査を行い、加工不良が認められなければ、検査台Tから搬出用のベルトコンベアBC2にワークWを搬送し、加工不良が見つかれば、検査台TからシュータSHへとワークWを搬送する。
なお、こうした本実施形態では、第1ボールねじ機構16およびリニアレールガイド機構19が上記第1直動案内機構に、第2ボールねじ機構22が上記第2直動案内機構に、第3ボールねじ機構28が上記第3直動案内機構にそれぞれ相当する構成となっている。またこの搬送装置10では、カム溝48aが上記「第3直動案内機構に一体移動可能に固定されたカム」に、回動軸42が上記「チャックの回動軸とは別に、第3直動案内機構に回動可能に軸支された更なる回動軸」にそれぞれ相当している。またこの搬送装置10では、プーリ43とプーリ46とに巻き掛けられている第3伝達ベルト47が、回動軸42,45を駆動連結する動力伝達機構に相当する。
以上説明した本実施の形態の搬送装置によれば、以下のような効果を奏することができる。
(1)第2ボールねじ機構22上を中間移動ユニット27を移動させるとともに、その中間移動ユニット27に固定された第3ボールねじ機構28上をチャックユニット40を移動させることで、搬送物であるワークWを保持するバキュームチャック49を上下方向に移動させるようにした。そしてこれにより、ワークWの上下方向への最大搬送範囲を、第2ボールねじ機構22のストロークと第3ボールねじ機構28のストロークとの合計分、確保するようにしている。一方、ワークWを水平方向に搬送する際には、中間移動ユニット27及びチャックユニット40を最上位置まで移動させ、第2および第3ボールねじ機構22,28を互いにスライドさせることで、水平方向に移動される構造全体の上下方向の長さを短縮するようにした。このため、上下方向のワークWの搬送距離を長くしても、ワークWの水平方向の搬送のために搬送装置10内部に確保しなければならない移動空間の増大は、比較的小さいものに留まるようになる。そのため、ワークWの搬送範囲の拡大による搬送装置10の大型化を好適に抑制することができるようになる。
(2)中間移動ユニット27を支持する第2ボールねじ機構22の送りねじ軸、及びチャックユニット40を支持する第3ボールねじ機構28の送りねじ軸を、共に第2サーボモータ24によって回転駆動するようにした。このため、中間移動ユニット27及びチャックユニット40は、単一の動力源にて上下方向に移動されるようになり、搬送装置10としての構成を簡素化することができるようになる。
(3)バキュームチャック49と連動して回動する回動軸42にカムフォロワ44aを設けた。そして、第3ボールねじ機構28上でのチャックユニット40の移動位置によって、同チャックユニット40の回動軸42の軸心の移動軌道Sとの間隔dが変化するように形成されたカム溝48aに、そうしたカムフォロワ44aを案内させるようにした。このため、別途の動力源を追加することなく、チャックユニット40の上下方向の移動に連動して、バキュームチャック49の姿勢を変更させることができる。またそうした姿勢変更を通じて、水平方向へのワークWの移動時にバキュームチャック49が、その保持面が下方に向く姿勢となるため、水平方向に移動される上記構造全体の上下方向における長さを更に縮小することができるようにもなる。
(4)チャックユニット40の移動に伴うカムフォロワ44aの回動を、プーリ43、第3伝達ベルト47、及びプーリ46を介して、バキュームチャック49が固定された回動軸45に伝達するようにした。このため、カムフォロワ44aの回動軸42から離間した位置にバキュームチャック49の回動軸45を配設することができるようになり、バキュームチャック49の回動軸45やカム溝48a等の配置の自由度を高めることができるようにもなる。
(比較例)
以下、上記実施の形態に対する比較例を、図11を参照して説明する。
・バキュームチャック49の回動軸45とカムフォロワ44aの回動軸42とを、特に別の位置に配置する必要がないような場合には、図11(a)に示すように、バキュームチャック49とカムフォロワ44aの設けられたアーム44とを同一の回動軸42’に固定するようにするようにしても良い。この場合にも、図11(a)〜(c)に示すように、チャックユニット40の上下方向への移動に応じて、カム溝48aによってそのカム溝48a内のカムフォロワ44aの位置と回動軸42’の上下方向の移動軌道S’との間隔dが変化され、回動軸42’が回動されるようになる。そのため、こうした場合にも、上記実施形態と同様にワークWの姿勢を変更させることができる。またこうした場合には、そうしたワークWの姿勢の変更を、より少ない部品点数で実現することができる。
(変形例)
なお、上記実施の形態、比較例を適宜変更し、例えば次のような形態とすることもできる。
・カム溝48aの形状を適宜変更して、ワークWの姿勢変更の態様を変更するようにしてもよい。
・カム溝48aにカムフォロワ44aに倣わせる、いわゆる溝カム以外のカムを用いて、同様のワークWの姿勢変更を行うようにすることもできる。要は、チャックユニット40の上下方向の移動位置によって、上記回動軸心の移動軌道Sとカムフォロワ44aとの間隔を変化させるように同カムフォロワ44aを案内するように形成されたカムであれば、上記実施形態と同様のワークWの姿勢変更を行うことができる。
・上記のようなカムを用いた機構に代えて、例えばサーボモータ等のような、バキュームチャック49の回動させる専用の動力源を設置して、ワークWの姿勢変更を行うようにしてもよい。こうした場合には、チャックユニット40の上下方向の移動位置とは関係なく、バキュームチャック49の向きを変更することができる。
・搬送中のワークWの姿勢変更が特に必要でないのであれば、チャックユニット40にバキュームチャック49を回動可能とせずに、完全に固定してしまうようにしてもよい。こうした場合には、バキュームチャック49を回動させるための構造は当然ながら不要となる。
・ワークWを保持するチャックとして、バキュームチャック以外のチャックを採用してもよい。
・水平移動ユニット20、中間移動ユニット27およびチャックユニット40の移動のための動力源として、エアシリンダ等のサーボモータ以外の動力源を採用するようにしてもよい。
・上記中間移動ユニット27の移動とチャックユニット40の移動とを同一の動力源で行うようにしていたが、それぞれ別々の駆動源で行うようにしてもよい。この場合、第2ボールねじ機構22上での中間移動ユニット27の移動と、第3ボールねじ機構28上でのチャックユニット40の移動とを、互いに連動することなく、個別に行わせることができる。
・第1ボールねじ機構16、第2ボールねじ機構22や第3ボールねじ機構28に代えて、例えばリニアガイド等のボールねじ機構以外の直動案内機構を採用するようにしてもよい。またリニアレールガイド機構19も他の直動案内機構に変更してもよい。ちなみに、ボールねじ機構を、支持対象の駆動機構を具備しない他の直動案内機構に変更する場合には、支持対象を直動駆動するための機構を別途に追加する必要がある。
・第1ボールねじ機構16とリニアレールガイド機構19との2つの直動案内機構を用いて水平移動ユニット20を直動可能に支持するようにしていたが、移動中の水平移動ユニット20の安定支持が可能であれば、水平移動ユニット20を単一の直動案内機構のみにより支持するようにしてもよい。また上記2つの機構だけでは、十分に水平移動ユニット20を安定支持することができない場合には、並列に位置された3つ以上の直動案内機構で水平移動ユニット20を支持させるようにしてもよい。
・また単一の直動案内機構ではそれに支持される構造を十分に支持しきれない場合などには、中間移動ユニット27やチャックユニット40の直動支持を、並列配置された複数の直動案内機構によって行うようにしてもよい。
・本発明に係る搬送装置は、旋盤加工ユニットで旋削加工されるワークWの搬送以外の搬送物の搬送にも適用することができる。要は、複数の直動案内機構による、交差する2乃至はそれ以上の方向への直動案内を通じて搬送物を搬送する搬送装置であれば、本発明を適用することができる。
本発明にかかる搬送装置の構成を模式的に示す模式図。 本発明にかかるチャックの動作を幾何学的に示す模式図。 本発明にかかる搬送装置の一実施の形態についてその構成を示す正面図 同実施の形態にかかる搬送装置の平面図。 同実施の形態にかかる搬送装置の側面図。 (a)〜(c)は、同実施の形態にかかる搬送装置において、チャックユニットの上下方向の移動態様を示す模式図。 (a)〜(d)は、同実施の形態にかかる搬送装置によるワークの姿勢変更の態様を示す模式図。 同実施の形態にかかる搬送装置の動作態様を示す正面図。 同実施の形態にかかる搬送装置の動作態様を示す正面図。 同実施の形態にかかる搬送装置の動作態様を示す正面図。 (a)〜(c)は、比較例にかかる搬送装置によるワークの姿勢変更の態様を示す模式図。 従来の搬送装置の動作態様を示す正面図。 従来の搬送装置の動作態様を示す正面図。 従来の搬送装置の動作態様を示す正面図。
符号の説明
1…第1直動案内機構、2…第2直動案内機構、3…第3直動案内機構、4…チャック、10…搬送装置、12〜14…支柱、15…基台、16…第1ボールねじ機構、18…第1サーボモータ、19…リニアガイド機構、20…水平移動ユニット、22…第2ボールねじ機構、23、25、29、43、46…プーリ、24…第2サーボモータ、26…第1伝達ベルト、27…中間移動ユニット、28…第3ボールねじ機構、30…第1仲介プーリ、31…第2伝達ベルト、32…仲介回転軸、33…第2仲介プーリ、40…チャックユニット、42、42’、45…回動軸、44…アーム、44a・・・カムフォロワ、47・・・第3伝達ベルト、48…カムプレート、48a…カム溝、49…バキュームチャック、L…旋盤、CH…チャック、BC、BC1、BC2…ベルトコンベア、T…検査台、SH…シュータ。

Claims (4)

  1. 搬送装置の基台に固定された第1直動案内機構と、
    その第1直動案内機構によって直動可能に支持された第2直動案内機構と、
    その第2直動案内機構によって、該第2直動案内機構の移動方向と交差する方向に直動可能に支持された第3直動案内機構と、
    その第3直動案内機構によって、該第3直動案内機構の移動方向と同方向に直動可能かつ回動可能に軸支されて搬送物を保持するチャックと、
    前記チャックの回動軸とは別に、前記第3直動案内機構に回動可能に軸支された更なる回動軸と、
    前記チャックの回動軸と前記更なる回動軸とが連動して回動するようにそれら回動軸を駆動連結する動力伝達機構と、
    前記更なる回動軸にその軸心から一定の距離を保持しながら一体回動可能に連結されたカムフォロワと、
    前記第2直動案内機構に一体移動可能に固定されたカムと、
    を備えるとともに、
    前記カムは、前記第3直動案内機構上での前記チャックの移動位置によって、同チャックの回動軸心の移動軌道との間隔を変化させつつ、前記カムフォロワを案内するように形成されてなる
    ことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記第2直動案内機構上での前記第3直動案内機構の移動、および同第3直動案内機構上での前記チャックの移動は、同一の動力源により連動して行われる請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第2直動案内機構および第3直動案内機構はそれぞれ、ボールねじ機構により構成されており、それら第2および第3直動案内機構の送りねじ軸はそれぞれ同一の動力源に駆動連結されてなる請求項1に記載の搬送装置。
  4. 前記第2直動案内機構は、水平方向に直動可能に前記第1直動案内機構に支持され、
    前記第3直動案内機構および前記チャックは、上下方向に直動可能に前記第2および第
    3直動案内機構にそれぞれ支持されてなる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置。
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