JP4580308B2 - スピン注入を用いて磁気ラム素子を駆動させる方法、及び磁気ラム素子 - Google Patents

スピン注入を用いて磁気ラム素子を駆動させる方法、及び磁気ラム素子 Download PDF

Info

Publication number
JP4580308B2
JP4580308B2 JP2005234722A JP2005234722A JP4580308B2 JP 4580308 B2 JP4580308 B2 JP 4580308B2 JP 2005234722 A JP2005234722 A JP 2005234722A JP 2005234722 A JP2005234722 A JP 2005234722A JP 4580308 B2 JP4580308 B2 JP 4580308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
tunnel junction
junction structure
magnetic tunnel
magnetic field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005234722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006054046A (ja
Inventor
元 哲 鄭
奇 南 金
弘 植 鄭
基 泰 鄭
哉 ▲げん▼ 朴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2006054046A publication Critical patent/JP2006054046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4580308B2 publication Critical patent/JP4580308B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/14Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using thin-film elements
    • G11C11/15Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using thin-film elements using multiple magnetic layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C5/00Details of stores covered by group G11C11/00
    • G11C5/02Disposition of storage elements, e.g. in the form of a matrix array
    • G11C5/025Geometric lay-out considerations of storage- and peripheral-blocks in a semiconductor storage device
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N50/00Galvanomagnetic devices
    • H10N50/10Magnetoresistive devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

本発明は、半導体記憶素子の駆動方法に関するもので、特に、スピン注入を用いて磁気ラム素子を駆動させる方法、及びこれに用いられる磁気ラム素子に関する。
磁気ラム素子は、低電圧及び高速で動作できる不揮発性記憶素子として広く使われている。前記磁気ラム素子の単位セルにおいて、データは磁気抵抗体(magnetic resistor)の磁気トンネル接合構造体(magnetic tunnel junction structure;MTJ structure)内に保存される。前記磁気トンネル接合(MTJ)構造体は第1及び第2強磁性層(ferromagnetic layers)及びそれらの間に介在されたトンネリング絶縁層(tunneling insulation layer)を含む。自由層(free layer)とも言われる前記第1強磁性層の磁気分極(magnetic polarization)は前記磁気トンネル接合(MTJ)構造体に印加される外部磁界(external magnetic field)を利用して変化させることができる。前記外部磁界は前記磁気トンネル接合構造体の周りを流れる電流によって誘導されることがあって、前記自由層の磁気分極は固定層(pinned layer)とも言われる前記第2強磁性層内の固定された磁気分極に平行するか反平行(anti−parallel)することもある。前記外部磁界を生成させるための電流は前記磁気トンネル接合構造体の周りに配置されたデジットライン(digit line)及びビットライン(bit line)と呼ばれる導電層によって流れる。
量子力学に基づくスピントロニックス(spintronics)によると、前記自由層及び固定層内の磁気スピンが互いに平行するように配列された場合、前記磁気トンネル接合構造体を介して流れるトンネリング電流は最大値を示す。一方、前記自由層及び固定層内の磁気スピンが互いに反平行に配列された場合、前記磁気トンネル接合構造体を介して流れるトンネリング電流は最小値を示す。従って、前記磁気ラムセルのデータは前記自由層内の磁気スピンの方向によって決められる。
前記磁気トンネル接合構造体の殆んどは、平面から見た場合、長方形状または楕円形状を有する。これは、前記自由層内の磁気スピンが前記自由層の長さ方向に平行の場合、前記自由層内の磁気スピンは安定した状態を有するからである。
前記磁気ラム素子は複数の磁気トンネル接合構造体を含む。前記複数の磁気トンネル接合構造体は、製造工程によって不均一のスイッチング特性を示されることがある。この場合、前記磁気トンネル接合構造体内に必要とするデータを保存させるための外部磁界は互いに異なる場合もある。これによって、前記磁気トンネル接合構造体のスイッチング特性が不均一であるほど、前記磁気ラム素子の書込みマージン(writing margin)、すなわちプログラムマージン(programming margin)はさらに減少される。特に、前記磁気トンネル接合構造体が高集積化のために縮小される場合、前記書込みマージンは激しく減少される。すなわち、前記磁気トンネル接合構造体の中のいずれか一つに選択的に必要とするデータを保存させるための書込み動作(プログラム動作)の間、前記選択された磁気トンネル接合構造体に電気的に接続されたビットライン及び/またはデジットラインを共有する選択されなかった磁気トンネル接合構造体内に、必要としないデータが記入されてしまう。すなわち、従来の書込み方法によると、前記選択された磁気トンネル接合構造体内にデータを保存させる間に、前記選択されなかった磁気トンネル接合構造体内に必要としないデータが保存される書込みエラー、すなわちプログラムエラーが発生することもある。
さらに、従来の磁気ラムセルは、上述のように前記磁気トンネル接合構造体の周りに配置されたデジットラインを備える。一般的に、前記デジットラインは前記磁気トンネル接合構造体の下部に配置され、前記磁気トンネル接合構造体は前記デジットラインと重複する下部電極を有する。この場合、前記下部電極は前記デジットラインの下部に配置されたアクセストランジスタのドレイン領域に電気的に接続されなければならない。従って、前記下部電極は前記ドレイン領域上に形成されるコンタクトプラグと接触するために水平方向に向けて延長されなければならない。すなわち、前記デジットラインの存在により前記磁気ラムセルの平面積を減少させることには限界がある。
近来、前記書込みエラー及び低い集積度を解決するためにスピン注入メカニズムを適用するのに適した磁気ラム素子が提案されている。例えば、前記スピン注入メカニズムの適用に適した磁気ラム素子が特許文献1に「電流誘導された磁気のスイッチング素子及びこれを備えるメモリ(current−induced magnetic switching device and memory including the same)」という題目でサン(Sun)によって開示されている。さらに、前記スピン注入メカニズムの適用に適した、また他の磁気ラム素子が特許文献2に「メモリ機能を有する3層の積層された磁気スピン分極素子(three−layered stacked magnetic spin polarization device with memory)」という題目でルードンなど(Redon etal。)によって開示されている。
米国特許第6、130、814号明細書 米国特許第6、603、677B2号明細書
本発明が解決しようする技術的課題は、集積度を低下することなく書込みマージンを改善させることができる磁気ラム素子の駆動方法及びこれに用いられる磁気ラム素子を供給することにある。
本発明が解決しようする他の技術的課題は、集積度を低下することなく書込み電流を減少させることができる磁気ラム素子の駆動方法及びこれに用いられる磁気ラム素子を供給することにある。
本発明は、基板上に磁気トンネル接合構造体を有するメモリセルを備える磁気ラム素子を駆動させる方法であって、前記磁気トンネル接合構造体を介して書込み電流パルスを印加する段階と、前記磁気トンネル接合構造体に書込み磁界パルスを印加する段階と、を含み、前記書込み電流パルスは前記書込み磁界パルスよりも先に印加されて、前記書込み磁界パルスは前記書込み電流パルスよりも先に終了されることを特徴とする磁気ラム素子の駆動方法である
前記磁気トンネル接合構造体は磁気抵抗体を備えることができる。従って、前記書込み電流パルスは前記磁気トンネル接合構造体を介して第1方向に供給されて前記磁気抵抗体が相対的に高い抵抗を有するようにプログラムされることができる。また、前記書込み電流パルスは前記磁気トンネル接合構造体を介して第2方向に供給されて前記磁気抵抗体が相対的に低い抵抗を有するようにプログラムされることができる。
前記メモリセルは、前記磁気トンネル接合構造体と共通ソースラインとの間に接続されたアクセストランジスタを備えることができ、前記磁気トンネル接合構造体は前記アクセストランジスタとビットラインの間に接続することができる。さらに、前記書込み電流パルスは前記アクセストランジスタをターンオンさせて前記ビットラインと前記共通ソースラインの間に電圧差を印加することによって供給することができる。さらに、前記磁気ラム素子は前記ビットラインから離隔された磁界導電性ラインを備えることができ、前記書込み磁界パルスは前記磁界導電性ラインによって磁界電流パルスを加えることによって供給することができる。前記ビットラインは前記磁界導電性ラインと前記磁気トンネル接合構造体との間に位置することができる。
前記磁気トンネル接合構造体は、前記基板の表面に平行な長さと、前記基板の表面に平行であり、前記長さに垂直な幅とを有することができる。前記長さは前記幅よりも大きくすることができ、前記磁界導電性ラインは前記磁気トンネル接合構造体の前記長さと平行にすることができる。前記磁気トンネル接合構造体の長さ及び前記磁界導電性ラインは前記ビットラインに平行にさせることもできる。一方、前記磁気トンネル接合構造体の長さ及び前記磁界導電性ラインは前記ビットラインを横切るように配置されることができる。
前記磁気トンネル接合構造体は固定強磁性層、自由強磁性層及びこれらの間のトンネリング絶縁層を備える磁気抵抗体を含むことができる。また、前記固定強磁性層及び前記自由強磁性層の少なくとも一つは合成反強磁性層(synthetic anti−ferromagnetic layer;SAF layer)を含むことができる。前記書込み電流パルス及び前記書込み磁界パルスの供給の後、前記磁界トンネル接合構造体を横切って読出し信号が供給されて前記読出し信号を基にして前記磁気トンネル接合構造体のプログラムの状態が決められる。前記読出し信号は前記書込み電流パルスを供給する間、前記磁気トンネル接合構造体を横切って発生された書込み電圧よりも低い読出し電圧を前記磁気トンネル接合構造体に印加することで供給されることができる。
また、他の本発明は、基板上のビットラインとアクセストランジスタとの間に接続された磁気トンネル接合構造体を有するメモリセルと共に、前記メモリセルに隣接し前記ビットラインから隔離された磁界導電性ラインを備える磁気ラム素子を駆動させる方法であって、前記ビットライン、前記磁気トンネル接合構造体及び前記アクセストランジスタを介して書込み電流パルスを印加する段階と、前記磁界導電性ラインに磁界電流パルスを加えて前記磁気トンネル接合構造体に加えられる書込み磁界パルスを生成させる段階とを含み、前記書込み電流パルスは前記磁界電流パルスよりも先に印加されて前記磁界電流パルスは前記書込み電流パルスよりも先にターンオフされることを特徴とする磁気ラム素子の駆動方法である
前記磁気トンネル接合構造体は磁気抵抗体を備えることができる。従って、前記書込み電流パルスは前記磁気トンネル接合構造体を介して第1方向に流れる電流を供給し、前記磁気抵抗体が相対的に高い抵抗を有するようにプログラムすることができる。また、前記書込み電流パルスは前記磁気トンネル接合構造体を介して第2方向に流れる電流を供給して前記磁気抵抗体が相対的に低い抵抗を有するようにプログラムすることができる。前記アクセストランジスタは前記磁気トンネル接合構造体と共通ソースラインの間に接続され、前記書込み電流パルスは前記アクセストランジスタをターンオンさせ、前記ビットラインと前記共通ソースラインの間に電圧差を印加することで供給されることができる。さらに、前記ビットラインは前記磁界導電性ラインと前記磁気トンネル接合構造体の間に位置することができる。
前記磁気トンネル接合構造体は前記基板の表面に平行な長さと、前記基板の表面に平行であり、前記長さに垂直な幅とを有することができる。前記長さは前記幅よりも大きくでき、前記磁界導電性ラインは前記磁気トンネル接合構造体の前記長さと平行にすることができる。前記磁気トンネル接合構造体の長さ及び前記磁界導電性ラインは前記ビットラインに平行にすることができる。一方、前記磁気トンネル接合構造体の長さ及び前記磁界導電性ラインは前記ビットラインを横切るように配置することもできる。
前記磁気トンネル接合構造体は固定強磁性層、自由強磁性層、及びこれらの間のトンネリング絶縁層を備える磁気抵抗体を含むことができる。また、前記固定強磁性層及び前記自由強磁性層の少なくとも一つは合成反強磁性層を含むことができる。前記書込み電流パルス及び前記書込み磁界パルスの供給の後、前記磁界トンネル接合構造体を横切って読出し信号が供給され、前記読出し信号を基にして前記磁気トンネル接合構造体のプログラムの状態が決められる。前記読出し信号は前記磁気トンネル接合構造体に読出し電圧を印加することで供給されることができる。前記読出し電圧は前記書込み電流パルスが供給される間に前記磁気トンネル接合構造体に誘導される書込み電圧よりも低い。
また、他の本発明は、基板上のアクセストランジスタと、前記基板から離隔されたビットラインと、前記ビットラインと前記アクセストランジスタとの間に接続された磁気トンネル接合構造体と、前記磁気トンネル接合構造体に隣接し、前記ビットラインから隔離された磁界導電性ラインと、前記アクセストランジスタ、前記ビットライン及び前記磁界導電性ラインに接続された制御器と、を含み、前記制御器は、前記ビットライン、前記磁気トンネル接合構造体及び前記アクセストランジスタを介して流れる書込み電流パルスを供給しながら、前記磁界導電性ラインを介して流れる磁界電流パルスを加えて、前記磁気トンネル接合構造体に印加される書込み磁界パルスを生成させるように構成されて、前記制御器は、前記磁界電流パルスを印加する前に前記書込み電流パルスを印加するように構成されて前記書込み電流パルスを終了させる前に前記磁界電流パルスを終了させるように構成されたことを特徴とする磁気ラム素子である。
前記磁気トンネル接合構造体は磁気抵抗体を備えることができる。従って、前記制御器は前記磁気トンネル接合構造体を介して第1方向に流れる前記書込み電流パルスを供給して前記磁気抵抗体が相対的に高い抵抗を有するようにプログラムさせることができる。また、前記制御器は前記磁気トンネル接合構造体を介して第2方向に流れる前記書込み電流パルスを供給して前記磁気抵抗体が相対的に低い抵抗を有するようにプログラムさせることができる。前記アクセストランジスタは前記磁気トンネル接合構造体と共通ソースラインの間に接続されて、前記制御器は前記アクセストランジスタをターンオンさせ、前記ビットラインと前記共通ソースラインの間に電圧差を印加して前記書込み電流パルスを生成させることができる。前記ビットラインは前記磁界導電性ラインと前記磁気トンネル接合構造体との間に位置することができる。
前記磁気トンネル接合構造体は前記基板の表面に平行な長さと、前記基板の表面に平行であり、前記長さに垂直な幅とを有することができる。前記長さは前記幅よりも大きくできる。前記磁界導電性ラインは前記磁気トンネル接合構造体の前記長さと平行できる。前記磁気トンネル接合構造体の長さ及び前記磁界導電性ラインは前記ビットラインに平行とすることができる。一方、前記磁気トンネル接合構造体の長さ及び前記磁界導電性ラインは前記ビットラインを横切るように配置できる。
前記磁気トンネル接合構造体は固定強磁性層、自由強磁性層及びこれらの間のトンネリング絶縁層を備える磁気抵抗体を含むことができる。また、前記固定強磁性層及び前記自由強磁性層の少なくとも一つは合成反強磁性層を含むことができる。前記制御器は前記書込み電流パルス及び前記書込み磁界パルスの供給の後、前記磁界トンネル接合構造体を介して流れる読出し信号を供給し、前記読出し信号を基にして前記磁気トンネル接合構造体のプログラムの状態が決められる。前記読出し信号は前記磁気トンネル接合構造体に読出し電圧を印加することで供給できる。前記読出し電圧は前記書込み電流パルスが供給される間、前記磁気トンネル接合構造体に誘導される書込み電圧よりも低い。
本発明によるまた他の実施形態によると、集積回路基板上の複数の磁気トンネル接合構造体を有する磁気ラム素子のプログラム及び/または読出し方法を供給する。前記磁気ラム素子をプログラムさせる際、前記磁気トンネル接合構造体のどれか一つが選択され、前記選択された磁気トンネル接合構造体を介して流れるメイン書込み電流が供給される。
前記メイン書込み電流は前記選択された磁気トンネル接合構造体の自由層から前記選択された磁気トンネル接合構造体の固定層を向けて流れる正の書込み電流であるか、または前記選択された磁気トンネル接合構造体の固定層から前記選択された磁気トンネル接合構造体の自由層を向けて流れる負の書込み電流とすることができる。前記メイン書込み電流が供給される間、前記選択された磁気トンネル接合構造体に磁化困難磁界が印加される。その結果、前記選択された自由層内の磁気分極は前記選択された固定層内の磁気分極に平行するか、または反平行するように配列される。
本発明のいくつかの実施形態で、前記メイン書込み電流を供給することは前記選択された磁気トンネル接合構造体の一端に電気的に接続されたスイッチング素子をターンオンさせることと、前記選択された磁気トンネル接合構造体の他の端に電気的に接続されたビットラインにメイン書込み信号を印加することを含むことができる。この場合、前記選択された磁気トンネル接合構造体及びそれに接続された前記スイッチング素子を介して前記正の書込み電流または前記負の書込み電流が流れる。
他の実施形態で、前記固定層及び前記自由層のうち少なくとも前記自由層は第1強磁性層、第2強磁性層及びこれらの間の反強磁性カップリングスペーサ層を備える合成反強磁性層とすることができる。
また他の実施形態で、前記磁化困難磁界は前記選択された磁気トンネル接合構造体に隣接した補助配線で補助書込み電流を加えることで発生することができる。前記補助配線は前記選択された磁気トンネル接合構造体の長さ方向に平行するように配置することができる。
本発明のまた他の実施形態によると、前記プログラム方法は集積回路基板上に配列された複数の平行なワードラインの中のいずれか一つに選択的にワードライン信号を印加して前記選択されたワードラインに接続されたアクセスMOSトランジスタをターンオンさせることを含む。前記ワードライン信号を印加する間に前記ワードラインを横切る複数のビットライン中のいずれか一つに選択的にメイン書込み信号を印加する。その結果、前記選択されたビットライン及び前記選択されたワードラインに電気的に接続されて前記ターンオンされたアクセスMOSトランジスタの中のいずれか一つに電気的に直列接続された磁気トンネル接合構造体を介してメイン書込み電流が流れる。前記メイン書込み電流は前記磁気トンネル接合構造体の自由層から前記磁気トンネル接合構造体の固定層を向けて流れる正の書込み電流であるか、または前記選択された固定層から前記選択された自由層を向けて流れる負の書込み電流である。前記メイン書込み信号を印加する間に前記選択されたビットラインに隣接しながら平行なサブビットラインに補助書込み信号を印加して前記磁気トンネル接合構造体の磁化困難磁界を生成させる。前記選択された自由層内の磁気分極は前記正の書込み電流または前記負の書込み電流が流れる間、前記選択された自由層内の磁気分極に平行するか、または反平行するように配列される。
本発明のまた他の実施形態によると、前記プログラム方法は集積回路基板上に配列された複数の平行なワードラインの中のいずれか一つに選択的にワードライン信号を印加して前記選択されたワードラインに接続されたアクセスMOSトランジスタをターンオンさせることを含む。前記ワードライン信号を印加する間、前記ワードラインを横切る複数のビットラインの中からいずれか一つに選択的にメイン書込み信号を印加する。その結果、前記選択されたビットライン及び前記選択されたワードラインに電気的に接続された磁気トンネル接合構造体を介してメイン書込み電流が流れることができる。すなわち、前記ターンオンされたアクセスMOSトランジスタの中のいずれか一つと前記選択されたビットラインとの間に電気的に直列接続されていて選択された磁気トンネル接合構造体を介してメイン書込み電流が流れることができる。
前記メイン書込み電流は前記磁気トンネル接合構造体の自由層から前記磁気トンネル接合構造体の固定層を向けて流れる正の書込み電流であるか、または前記選択された固定層から前記選択された自由層を向けて流れる負の書込み電流とすることができる。前記メイン書込み信号を印加する間、前記選択されたビットラインを横切って前記磁気トンネル接合構造体に隣接したデジットラインに補助書込み信号を印加して前記磁気トンネル接合構造体の磁化困難磁界を生成させる。前記選択された自由層内の磁気分極は前記正の書込み電流または前記負の書込み電流が流れる間、前記選択された自由層内の磁気分極に平行するか、または反平行するように配列される。
本発明の実施形態によると、スピン注入メカニズムを用いて磁気ラムセルを選択的にスイッチングさせるために前記選択された磁気ラムセルの磁化困難磁界を生成させて前記選択された磁気ラムセルのトンネル接合構造体を通るメイン書込み電流を加える。その結果、前記選択された磁気ラムセルの磁化困難磁界の支援によって前記選択された磁気ラムセルをスイッチングさせるのに必要とする前記メイン書込み電流を著しく減少させることができる。
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳しく説明する。しかし、本発明はここで説明される実施形態に限定されるものでなく他の形態として具体化されることもある。むしろ、ここで紹介される実施形態は開示された発明が完成されていることを示すと共に、当業者に本発明の思想を十分に伝達するために提供されるものである。図面において、層及び領域の厚みは明確性をあたえるために誇張されたものである。明細書全体にかけて同一の参照番号は、同一の構成要素を示す。
図1は本発明の実施形態による書込み方法を適用するのに適した磁気ラムセルアレイ領域の一部を示す平面図であり、図2及び図3はそれぞれ図1のI−I’及びII−II’線の断面図である。また、図4は図1に示す磁気ラムセルアレイ領域の等価回路図である。
図1、図2、図3及び図4を参照すると、集積回路基板1の所定領域に素子分離膜3が供給されて第1ないし第3活性領域3a、3b、3cを限定する。前記活性領域3a、3b、3cの両端にそれぞれ第1及び第2ドレイン領域7d’、7d”が供給されて、前記第1ドレイン領域7d’及び第2ドレイン領域7d”の間に共通ソース領域7sが供給される。前記第1ドレイン領域7d’と前記共通ソース領域7sとの間の第1チャンネル領域の上部に第1ゲート電極5aが配置されて、前記第2ドレイン領域7d”と前記共通ソース領域7sとの間の第2チャンネル領域の上部に第2ゲート電極5bが配置される。前記第1及び第2ゲート電極5a、5bはそれぞれ前記活性領域3a、3b、3cを横切るように延長されて第1及び第2ワードライン55a、55bの役目ができる。すなわち、前記活性領域3a、3b、3cのそれぞれに前記共通ソース領域7sを共有する一対のスイッチング素子、すなわち第1及び第2アクセスMOSトランジスタTA1、TA2が供給される。この場合、前記第1アクセスMOSトランジスタTA1は前記第1ドレイン領域7d’、前記共通ソース領域7s及び前記第1ワードライン55aを含み、前記第2アクセスMOSトランジスタTA2は前記第2ドレイン領域7d”、前記共通ソース領域7s及び前記第2ワードライン55bを含む。
前記第1及び第2アクセスMOSトランジスタTA1、TA2を有する基板上に第1下部層間絶縁膜9が供給される。前記共通ソース領域7sは前記第1下部層間絶縁膜9を貫通するソースコンタクトホール9sによって露出され、前記共通ソースラインコンタクトホール9sはソースコンタクトプラグ11sで埋められる。前記ソースコンタクトプラグ11sは前記活性領域3a、3b、3cを横切る共通ソースライン13sで覆われる。すなわち、前記共通ソースライン13sは前記ソースコンタクトプラグ11sを介して前記共通ソース領域7sに電気的に接続される。
前記共通ソースライン13sを有する基板上に第1上部層間絶縁膜15が供給される。前記第1下部層間絶縁膜9及び第1上部層間絶縁膜15は第1層間絶縁膜16を構成する。前記第1ドレイン領域7d’は前記第1層間絶縁膜16を貫通する第1ドレインコンタクトホール16d’によって露出されて、前記第2ドレイン領域7d”は前記第1層間絶縁膜16を貫通する第2ドレインコンタクトホール16d”によって露出される。前記第1ドレインコンタクトホール16d’及び第2ドレインコンタクトホール16d”はそれぞれ第1及び第2ドレインコンタクトプラグ17d’、17d”で埋められる。すなわち、前記第1ドレインコンタクトプラグ17d’はそれぞれ前記第1ドレイン領域7d’に電気的に接続されて、前記第2ドレインコンタクトプラグ17d”はそれぞれ前記第2ドレイン領域7d”に電気的に接続される。
前記第1層間絶縁膜16上に前記第1ドレインコンタクトプラグ17d’及び第2ドレインコンタクトプラグ17d”をそれぞれ覆う第1磁気抵抗体45a及び第2磁気抵抗体45bが供給される。前記第1磁気抵抗体45aのそれぞれは第1下部電極19a、第1上部電極43a及びこれらの間の第1磁気トンネル接合構造体41aを含むことができ、前記第1磁気のトンネル接合構造体41aは第1固定層29a、第1自由層39a及びこれらの間の第1トンネリング絶縁層31aを含むことができる。さらに、前記第1磁気トンネル接合構造体41aは前記第1固定層29aに接触する第1ピニング層21aを含むことができる。前記第1磁気抵抗体45aの前記各層19a、21a、29a、31a、39a、43aは多様な順に積層できる。例えば、前記第1下部電極19aは前記第1ドレインコンタクトプラグ17d’に接触するように配置されることができ、前記第1ピニング層21a、第1固定層29a、第1トンネリング絶縁層31a及び第1自由層39aは前記第1下部電極19a上に順に積層できる。
前記第2磁気抵抗体45bも第2下部電極19b、第2上部電極43b及びこれらの間の第2磁気トンネル接合構造体41bを含むことができ、前記第2磁気のトンネル接合構造体41bは第2固定層29b、第2自由層39b及びこれらの間の第2トンネリング絶縁層31bを含むことができる。さらに、前記第2磁気トンネル接合構造体41bは前記第2固定層29bに接触する第2ピニング層21bを含むことができる。前記第2磁気抵抗体45bの各層19b、21b、29b、31b、39b、43bは前記第1磁気抵抗体45aと同一形態を有するように積層されることができる。
前記第1自由層39aに含まれる各層は単一強磁性層(a single layer of ferromagnetic material)とすることができる。一方、前記第1自由層39aに含まれる各層は図2及び図3に示されたように順に積層された第1下部強磁性層33a、第1反強磁性カップリングスペーサ層(anti−ferromagnetic coupling spacer layer)35a及び第1上部強磁性層37aを有する合成反強磁性層(synthetic anti−ferromagnetic layer;SAF layer)とすることができる。同様に、前記第2自由層39bに含まれる各層は単一強磁性層であるか、または図2及び図3に示されたように順に積層された第2下部強磁性層33b、第2反強磁性カップリングスペーサ層35b及び第2上部強磁性層37bを有する合成反強磁性層とすることができる。
さらに、前記第1固定層29aに含まれる各層も単一強磁性層、または図2及び図3に示されたように順に積層された第1下部強磁性層23a、第1反強磁性カップリングスペーサ層25a及び第1上部強磁性層27aを有する合成反強磁性層とすることができ、前記第2固定層29bに含まれる各層も単一強磁性層または図2及び図3に示されたように順に積層された第2下部強磁性層23b、第2反強磁性カップリングスペーサ層25b及び第2上部強磁性層27bを有する合成反強磁性層とすることができる。
前記第1層間絶縁膜16上に前記第1及び第2磁気抵抗体45a、45bを覆う第2層間絶縁膜47が供給される。前記第1磁気抵抗体45a、すなわち前記第1上部電極43aは前記第2層間絶縁膜47を貫通する第1ビットラインコンタクトホール47aによって露出することができ、前記第2磁気抵抗体45b、すなわち前記第2上部電極43bは前記第2層間絶縁膜47を貫通する第2ビットラインコンタクトホール47bによって露出することができる。前記第2層間絶縁膜47上に第1ないし第3ビットライン49a、49b、49cが配置される。前記第1ビットライン49aは前記第1活性領域3aの上部の第1及び第2上部電極43a、43bを露出させる前記第1及び第2ビットラインコンタクトホール47a、47bを介して前記第1活性領域3a上の第1及び第2磁気抵抗体45a、45bに電気的に接続され、前記第2ビットライン49bは前記第2活性領域3bの上部の第1及び第2上部電極43a、43bを露出させる前記第1及び第2ビットラインコンタクトホール47a、47bを介して前記第2活性領域3b上の第1及び第2磁気抵抗体45a、45bに電気的に接続される。同様に、前記第3ビットライン49cは前記第3活性領域3cの上部の第1及び第2上部電極43a、43bを露出させる前記第1及び第2ビットラインコンタクトホール47a、47bを介して前記第3活性領域3c上の第1及び第2磁気抵抗体45a、45bに電気的に接続される。前記ビットライン49a、49b、49cは前記ワードライン55a、55bの上部を横切るように配置することができる。
一方、前記磁気抵抗体45a、45bのそれぞれは平面で見た場合、長さL及び前記長さLよりも小さい幅Wを有する長方形状、または楕円形状を有することができる。この場合、前記磁気抵抗体45a、45bは図1に示されたように前記ビットライン49a、49b、49cに平行するように配列させることが好ましい。
前記ビットライン49a、49b、49c及び前記第2層間絶縁膜47上に第3層間絶縁膜51が供給されて、前記第3層間絶縁膜51上に第1ないし第3補助配線(auxiliary interconnection lines)、例えば第1ないし第3サブビットライン53a、53b、53cが供給できる。前記第1ないし第3サブビットライン53a、53b、53cはそれぞれ前記第1ないし第3ビットライン49a、49b、49cの上部に配置することができる。すなわち、前記サブビットライン53a、53b、53cは前記ビットライン49a、49b、49c及び前記磁気抵抗体45a、45bに平行に配置される。
図5は本発明の実施形態による書込み方法、すなわちプログラム方法を説明するためのタイミングダイヤグラムである。
図1ないし図5を参照すると、前記ワードライン55a、55bの中から選択されたいずれか一つと前記ビットライン49a、49b、49cの中から選択されたいずれか一つにそれぞれ第1及び第2書込み信号、すなわちワードライン信号φ及びメイン書込み信号φを印加する。前記ワードライン信号φは、所定の時間T間、前記アクセスMOSトランジスタTA1、TA2のスレッショルド電圧よりも高いワードライン電圧Vを有する電圧パルス信号とすることができる。従って、前記選択されたワードラインに接続されたアクセスMOSトランジスタは前記ワードライン電圧Vが印加される間にターンオンされる。また、前記メイン書込み信号φはワードライン信号φが印加される間に前記選択されたビットラインに電流を加える電流パルス信号とすることができる。その結果、前記選択されたワードライン及び前記選択されたビットラインに接続された磁気ラムセルが選択され、前記選択された磁気ラムセルの磁気トンネル接合構造体及びこれに直列接続されたアクセスMOSトランジスタを介して電流が流れる。例えば、前記第1ワードライン55a及び前記第2ビットライン49bにそれぞれ前記ワードライン信号φ及びメイン書込み信号φを印加すると、前記第1ワードライン55a及び第2ビットライン49bに接続された磁気ラムセルCが選択され、前記選択された磁気ラムセルCの磁気トンネル接合構造体41aを介してメイン書込み電流が流れる。
前記メイン書込み電流は前記選択された磁気トンネル接合構造体41aの自由層39aからそれの固定層29aに向けて流れる正の書込み電流+IW1とするか、または前記選択された固定層29aから前記選択された自由層39aに向けて流れる負の書込み電流−IW1とすることができる。すなわち、本実施形態で、前記正の書込み電流+IW1は図2及び図3に示すように前記選択された磁気トンネル接合構造体41a内で負のz軸方向に向けて流れて、前記負の書込み電流−IW1は図2及び図3に示すように正のz軸方向に向けて流れる。すなわち、前記正の書込み電流+IW1が流れる間、電子は前記正のz軸方向に向けて流れて、前記負の書込み電流−IW1の流れる間、電子は前記負のz軸方向に向けて流れる。
プログラム動作(書込み動作)の間に前記共通ソースライン13sが接地された場合、前記正の書込み電流+IW1は前記選択されたビットライン、すなわち前記第2ビットライン49bに正の第1プログラム電圧+VP1を印加することによって発生する。同様に、前記プログラム動作(書込み動作)の間に前記共通ソースライン13sが接地された場合、前記負の書込み電流−IW1は前記選択されたビットライン、すなわち前記第2ビットライン49bに負の第1プログラム電圧−VP1を印加することによって発生する。
前記正の書込み電流+IW1が前記選択された磁気トンネル接合構造体41aを介して流れると、前記選択された固定層29aを通過する電子の殆んどは、前記選択された固定層29a内の固定された磁気分極と同一の磁化方向を示すスピンを有するように変化する。例えば、前記選択された固定層29a内の多数の磁気分極がアップスピン(up−spin)を有する場合、前記選択された固定層29aを通る電子の殆んどはアップスピンを有するように変化する。特に、前記選択された固定層29aが上述のように合成反強磁性層なら、前記電子の殆んどは前記合成反強磁性固定層の前記上部強磁性層27aと同一の磁化方向を示すスピンを有するように変化する。
前記アップスピン電子は前記トンネリング絶縁層31aを通って前記選択された自由層39aに達する。前記選択された自由層39aに達する前記アップスピン電子の数は前記正の書込み電流(+IW1)の電流密度と比例する。従って、前記正の書込み電流密度を増やせると、前記選択された自由層39aは初期の磁化方向にかかわらず、前記選択された固定層29a内の固定された磁気分極に平行な多数の磁気分極を有することができる。これは前記選択された自由層39a内に注入された前記アップスピン電子に因る。前記選択された自由層39aが上述のように合成反強磁性層である場合、前記正の書込み電流+IW1は前記合成反強磁性自由層の前記下部強磁性層33a内の磁気分極を前記選択された固定層29a内の固定された磁気分極に平行にする。
前記選択された固定層29a及び前記選択された自由層39aのすべてが図2及び図3に示されたように合成反強磁性層の場合、前記正の書込み電流+IW1は前記合成反強磁性自由層の前記下部強磁性層33a内の磁気分極を、前記合成反強磁性固定層29aの前記上部強磁性層27a内の固定された磁気分極に平行にする。すなわち、前記正の書込み電流密度が特定の電流密度よりも大きければ、前記選択された磁気トンネル接合構造体41aは最小抵抗値を有するようにスイッチングすることができる。
前記負の書込み電流−IW1が前記選択された磁気トンネル接合構造体41aを介して流れると、前記選択された自由層39a内に電子が注入される。前記電子はアップスピン電子及びダウンスピン電子を含む。前記選択された固定層29a内の固定された磁気分極の殆んどがアップスピンを有するなら、前記選択された自由層39a内に注入された前記アップスピン電子だけが前記選択されたトンネリング絶縁層31aを通って前記選択された固定層29aに達し、前記選択された自由層39a内に注入された前記ダウンスピン電子は前記選択された自由層39a内に蓄積される。前記選択された自由層39a内に注入される前記アップスピン電子及び前記ダウンスピン電子の数も前記負の書込み電流−IW1の電流密度に比例する。従って、前記負の書込み電流密度を増やすと、前記選択された自由層39aは初期の磁化方向にかかわらず、前記選択された固定層29aの磁化方向に反平行する多数の磁気分極を有することができる。すなわち、前記負の書込み電流密度が特定の電流密度よりも大きい場合、前記選択された磁気トンネル接合構造体41aは最大抵抗値を有するようにスイッチングできる。
上述のように前記スピン注入メカニズムを用いて前記選択された磁気ラムセルをスイッチングさせるためには、前記書込み電流密度が前記特定の電流密度よりも大きくなければならない。この場合、前記アクセスMOSトランジスタは前記特定の電流密度よりも大きい書込み電流を生成させることができる電流駆動能力を有しなければならない。すなわち、前記スピン注入メカニズムを用いて前記選択された磁気ラムセルにプログラムさせる場合、前記アクセスMOSトランジスタを縮小させるのには限界もある。すなわち、磁気ラム素子の集積度を改善させるのに限界があると言うことになる。従って、本発明の実施形態は前記選択された磁気ラムセルをうまくスイッチングさせるのに必要とする前記書込み電流密度を低減することができる書込み方法(プログラム方法)を提供するために前記メイン書込み信号に加えて補助信号を印加することを採択した。
図1ないし図5を再び参照すると、本発明の実施形態によるプログラム方法は前記ワードライン信号φ及び前記メイン書込み信号φの印加に加えて前記選択された磁気トンネル接合構造体41aの磁化困難磁界(hard magnetic field)Hhを生成させるための補助書込み信号(auxiliary writing signal)φを印加することを含む。前記磁化困難磁界Hhは前記選択された磁気トンネル接合構造体41aを横切る方向、すなわち前記選択された磁気トンネル接合構造体41aの幅W方向に平行な磁界である。従って、前記磁化困難磁界Hhは前記選択された磁気トンネル接合構造体41aに隣接しながら平行するように配置された補助配線を介して流れる補助書込み電流IW2によって誘導できる。
具体的に、前記補助書込み電流IW2は、図2及び図3に示されたように前記選択された磁気トンネル接合構造体41aの上部に配置された前記第2サブビットライン53bに第2プログラム電圧VP2を印加することによって発生することができる。前記補助書込み電流IW2は前記メイン書込み電流+IW1または−IW1の方向にかかわらず、正のx軸方向または負のx軸方向に向けて流れることができる。前記補助書込み電流IW2が前記正のx軸方向に向けて流れる場合、前記選択された磁気トンネル接合構造体41a内で前記磁化困難磁界Hhは正のy軸方向に平行である。これとは反対に、前記補助書込み電流IW2が前記負のx軸方向に向けて流れる場合、前記選択された磁気トンネル接合構造体41a内で前記磁化困難磁界Hhは負のy軸方向に平行である。
前記メイン書込み電流が流れる間、前記磁化困難磁界Hhが発生すると、前記選択された磁気トンネル接合構造体41aは前記磁化困難磁界Hhの存在により簡単にスイッチングされることができる。例えば、前記正の書込み電流+IW1が流れる間、前記磁化困難磁界Hhが発生すると、前記選択された自由層39a内の磁気分極は前記正の書込み電流+IW1が減少しても前記磁化困難磁界Hhの支援で前記選択された固定層29a内の磁気分極に平行するように配列することができる。同様に、前記負の書込み電流−IW1が流れる間、前記磁化困難磁界Hhが発生すると、前記選択された自由層39a内の磁気分極は前記正の書込み電流−IW1が減少しても前記磁化困難磁界Hhの支援で前記選択された固定層29a内の磁気分極に反平行するように配列することができる。すなわち、前記磁化困難磁界Hhは前記選択された磁気トンネル接合構造体41aを成功的にスイッチングさせるのに必要とする最小メイン書込み電流を減少する。
前記メイン書込み信号φは前記ワードライン電圧Vが印加される前にターンオンできる。また、前記メイン書込み電流+IW1または−IW1は前記ワードライン信号φがターンオフされた後にも一定期間、持続的に印加することができる。さらに、前記補助書込み信号φは前記メイン書込み電流+IW1または−IW1が加えられた後にターンオンすることができる。さらに、前記補助書込み信号φは前記メイン書込み電流+IW1または−IW1の供給が中断される前にターンオフされることが好ましい。これは前記メイン書込み信号φがターンオフされた後にも前記補助書込み電流IW2が持続的に加えられると前記選択された自由層39a内の磁気分極が不安定な状態を有するからである。
一方、前記選択された磁気ラムセルCにプログラムさせる間、前記選択されなかった(非選択)ワードライン、すなわち前記第2ワードライン55bには前記アクセスMOSトランジスタTA1、TA2のスレッショルド電圧よりも低い電圧を印加して前記第2ワードライン55bに接続された前記第2アクセスMOSトランジスタTA2をターンオフさせる。例えば、前記第2ワードライン55bは前記プログラム動作の間、接地されることができる。さらに、前記選択されなかったビットライン、すなわち前記第1及び第3ビットライン49a、49cは前記プログラム動作の間にフローティングされるか、または前記共通ソースライン13sと同一の電位を有することができる。
前記複数の磁気ラムセルの中から選択されたいずれか一つに保存されたデータを読み出す方法は前記選択された磁気ラムセルの磁気トンネル接合構造体の両端に読出し電圧Vを印加することで成り立つ。例えば、前記選択された磁気ラムセルCに保存されたデータを読み出すためには、前記第1ワードライン55aに図5に示すワードライン電圧Vを印加して前記第1ワードライン55aに接続された第1アクセスMOSトランジスタTA1をターンオンさせ、前記共通ソースライン13s及び前記第2ビットライン49bにそれぞれの接地電圧及び前記読出し電圧Vを印加する。その結果、前記選択された磁気ラムセルCの磁気トンネル接合構造体を介して読出し電流が流れ、前記読出し電流の量によって前記選択された磁気ラムセルのデータが論理「0」または論理「1」に判別される。この場合、前記読出し電圧は前記読出し電流がメイン書込み電流よりも小さいように十分低い電圧でなければならない。
前記書込み方法及び読出し方法は、次の表1に記載されたように要約することができる。
Figure 0004580308
上述の実施形態による書込み方法及び読出し方法は、図1ないし図4に示す磁気ラムセルを有する半導体素子に限定されなく、多様な他の形態を有する磁気ラム素子に適用することができる。例えば、前記書込み方法は、図6ないし図9に示された磁気ラムセルアレイ領域を有する半導体素子にも適用することができる。
図6は図5を参照して説明された書込み方法を適用するのに適した他の磁気ラムセルアレイ領域の一部を示す平面図であり、図7及び図8はそれぞれ図6のIII−III’及びIV−IV’線の断面図である。また、図9は図6で示す磁気ラムセルアレイ領域の等価回路図である。
図6ないし図9で、集積回路基板1から第1層間絶縁膜16までのすべての構造は図1ないし図4を参照して説明されたものと同様である。また、前記第1層間絶縁膜16を貫通する第1及び第2ドレインコンタクトプラグ17d’、17d”も図1ないし図4を参照して説明されたものと同様な構造を有する。前記第1層間絶縁膜16上に第1及び第2磁気抵抗体45a’、45b’が供給される。前記第1磁気抵抗体45a’はそれぞれ前記第1ドレインコンタクトプラグ17d’を覆うように配置され、前記第2磁気抵抗体45b’はそれぞれ前記第2ドレインコンタクトプラグ17d”を覆うように配置される。
前記第1及び第2磁気抵抗体45a’、45b’は図1ないし図4を参照して説明された前記第1及び第2磁気抵抗体45a、45bのように平面図で示された場合、長方形状または楕円形状を有することができる。すなわち、前記第1及び第2磁気抵抗体45a’、45b’のそれぞれは幅W及び長さLを有することができる。しかしながら、前記第1及び第2磁気抵抗体45a’、45b’は図6ないし図8に示されたように前記ワードライン55a、55bに平行するように配列される。すなわち、前記第1及び第2磁気抵抗体45a’、45b’はy軸に平行するように配置される。前記第1及び第2磁気抵抗体45a’、45b’は図1ないし図3を参照して説明された前記第1及び第2磁気抵抗体45a、45bと同一の積層構造を有することができる。
前記第1及び第2磁気抵抗体45a’、45b’を有する基板上に図1ないし図3を参照して説明された前記第2層間絶縁膜47、前記第1ないし第3ビットライン49a、49b、49c及び前記第3層間絶縁膜51が供給される。すなわち、前記第1ビットライン49aは前記第1活性領域3a上に形成された前記第1及び第2磁気抵抗体45a’、45b’に電気的に接続され、前記第2ビットライン49bは前記第2活性領域3b上に形成された前記第1及び第2磁気抵抗体45a’、45b’に電気的に接続される。同様に、前記第3ビットライン49cは前記第3活性領域3c上に形成された前記第1及び第2磁気抵抗体45a’、45b’に電気的に接続される。
前記第3層間絶縁膜51上に図1ないし図4に示す前記サブビットライン53a、53b、53cの替わりに第1及び第2デジットライン61a、61bが供給される。前記第1及び第2デジットライン61a、61bは前記ビットライン49a、49b、49cの上部を横切るように配置される。すなわち、前記第1及び第2デジットライン61a、61bは前記磁気抵抗体45a’、45b’に平行に配置される。また、前記第1デジットライン61aは前記第1磁気抵抗体45a’の上部に位置することができ、前記第2デジットライン61bは前記第2磁気抵抗体45b’の上部に位置することができる。従って、前記第1デジットライン61aを介して流れる電流は前記第1磁気抵抗体45a’の磁化困難磁界Hhを発生させることができ、前記第2デジットライン61bを介して流れる電流は前記第2磁気抵抗体45b’の磁化困難磁界Hhを発生させることができる。
図5を再び参照して、図6ないし図9に示す磁気ラムセルの中のいずれか一つを選択的にプログラムさせる方法を簡単に説明する。まず、前記ワードライン55a、55bの中から選択されたいずれか一つと前記ビットライン49a、49b、49cの中から選択されたいずれか一つにそれぞれ前記ワードライン信号φ及び前記メイン書込み信号φを印加する。その結果、前記選択されたワードライン及び前記選択されたビットラインに接続された磁気ラムセルが選択される。例えば、前記第1ワードライン55a及び前記第2ビットライン49bにそれぞれ前記ワードライン信号φ及び前記メイン書込み信号φを印加すると、前記第1ワードライン55a及び第2ビットライン49bに接続された磁気ラムセルC’が選択され、前記選択された磁気ラムセルC’の磁気抵抗体41a’を介して前記正の書込み電流+IW1または前記負の書込み電流−IW1が流れる。
さらに、前記ワードライン信号φ及び前記メイン書込み信号φが印加される間、前記第1デジットライン61aに前記補助書込み信号φ、すなわち前記補助書込み電流IW2を印加すると、前記選択された磁気抵抗体41a’の磁化困難磁界Hhが発生する。この場合、前記磁化困難磁界Hhは、前記選択された磁気抵抗体41a’内で正のx軸方向または負のx軸方向に平行である。その結果、前記メイン書込み信号φが前記正の書込み電流+IW1である場合、前記選択された磁気抵抗体41a’は最小抵抗値を有するようにスイッチングでき、前記メイン書込み信号φが前記負の書込み電流−IW1である場合、前記選択された磁気抵抗体41a’は最大抵抗値を有するようにスイッチングできる。
(実験例)
図10は本発明の実施形態による書込み方法が適用された磁気ラムセルのスイッチングループを示すグラフである。図10において、横軸は前記磁気ラムセルの磁気抵抗体を通るメイン書込み電流を発生させるために前記磁気ラムセルに電気的に接続されたビットラインに印加されるビットライン電圧Vを示し、縦軸は前記ビットライン電圧Vによる前記磁気抵抗体の電気的な抵抗Rを示す。前記磁気ラムセルは図6ないし図9を参照して説明されたものと同一構造を有するように形成された。すなわち、前記磁気ラムセルは前記ビットラインの上部を横切るデジットラインを有するように形成され、前記磁気抵抗体は前記デジットラインに平行するように形成された。
前記磁気抵抗体は、平面図から見た場合は、0.35μmの幅及び0.85μmの長さを有するように形成された。前記ビットライン電圧Vが印加される間、前記デジットラインには常に12mAのデジットライン電流(すなわち、補助書込み電流)が加えられた。また、前記磁気抵抗体の磁気トンネル接合構造体はピニング層、合成反強磁性固定層、トンネリング絶縁層及び合成反強磁性自由層を順に積層させて形成した。前記ピニング層は150Åの厚さを有する白金マンガン層(PtMn layer)で形成してあって、前記合成反強磁性固定層は15Åの厚さを有する下部コバルト鉄層(CoFe layer)、8Åの厚さを有するルテニウム層及び15Åの厚さを有する上部コバルト鉄層(CoFe laye)を順に積層させて形成した。前記トンネリング絶縁層は12Åの厚さを有するアルミニウム酸化膜で形成してあって、前記合成反強磁性自由層は30Åの厚さを有する下部ニッケル鉄層(NiFe layer)、8Åの厚さを有するルテニウム層及び15Åの厚さを有する上部ニッケル鉄層(NiFe layer)を順に積層させて形成した。すなわち、前記合成反強磁性固定層の前記上部コバルト鉄層は前記トンネリング絶縁層(アルミニウム酸化膜)の下部面に接触するように形成してあって、前記合成反強磁性自由層の前記下部ニッケル鉄層は前記トンネリング絶縁層(アルミニウム酸化膜)の上部面に接触するように形成された。
説明の便宜のために、前記自由層(下部ニッケル鉄層)内の磁気分極が前記固定層(上部コバルト鉄層)内の磁気分極に平行の場合、前記磁気抵抗体が論理「0」状態を有すると定義することもできる。また、前記自由層(下部ニッケル鉄層)内の磁気分極が前記固定層(上部コバルト鉄層)内の磁気分極に反平行の場合、前記磁気抵抗体が論理「1」状態を有すると定義することができる。
図10を参照すると、前記磁気抵抗体が論理「1」の状態を有する際、前記磁気抵抗体は0ボルトに近い低いビットライン電圧Vで約2000オームのオフ抵抗値(off−resistance)Roffを示した。正のメイン書込み電流を生成させるために前記ビットライン電圧Vを正の方向で増加させた際、前記磁気抵抗体の抵抗Rは曲線101に沿って減少した。前記ビットライン電圧Vが約+0.7ボルトに達した時、前記磁気抵抗体は約1250オームの抵抗を示した後にスイッチングされた。すなわち、前記磁気抵抗体に1.88mA/μmの低い電流密度を有する正のメイン書込み電流が加えられた時、前記磁気抵抗体は論理「0」状態を有するようにスイッチングされた。前記論理「0」状態を有する磁気抵抗体の抵抗Rは正のビットライン電圧+Vで曲線102に沿って変化した。すなわち、前記論理「0」状態を有する磁気抵抗体は0ボルトに近い低いビットライン電圧Vで約1700オームのオン抵抗値(on−resistance)Ronを示した。一方、前記論理「0」状態を有する磁気抵抗体に1.88mA/μmよりも大きい電流密度を有する正のメイン書込み電流が加えられても、前記磁気抵抗体は論理「0」状態を持続的に保持した。
続いて、前記論理「0」状態を有する磁気抵抗体に負のビットライン電圧−Vを印加した時、前記磁気抵抗体の抵抗Rは曲線103に沿って減少した。前記ビットライン電圧Vが約−0.9ボルトに達した際、前記磁気抵抗体は約1250オームの抵抗を示した後、論理「1」状態を有するようにスイッチングされた。すなわち、前記磁気抵抗体に約2.42mA/μmの低い電流密度を有する負のメイン書込み電流が加えられた際、前記磁気抵抗体は論理「1」状態を有するようにスイッチングされた。前記論理「1」状態を有する磁気抵抗体の抵抗Rは負のビットライン電圧−Vで曲線104に沿って変化した。前記論理「1」状態を有する磁気抵抗体は0ボルトに近い低いビットライン電圧Vで前述のように約2000オームのオフ抵抗値(off−resistance)Roffを再び示した。一方、前記論理「1」状態を有する磁気抵抗体に2.42mA/μmよりも大きい電流密度を有する負のメイン書込み電流が加えられても、前記磁気抵抗体は論理「1」状態を持続的に維持した。
図10の測定結果を示す磁気ラムセル内に保存されたデータを読出す方法は表1に記載のように前記磁気ラムセルに電気的に接続されたワードラインにハイレベルを有するワードライン電圧Vを印加して前記磁気ラムセルに電気的に接続されたビットラインに読出し電圧Vを印加することで成り立つ。この場合、前記読出し電圧Vは可能な限り0ボルトに近い低い電圧であることが好ましい。これは、図10のグラフから分かるように前記読出し電圧(すなわち、ビットライン電圧)が0ボルトに近接するほど前記磁気ラムセル(すなわち、磁気抵抗体)のオフ抵抗Roffとオン抵抗Ronとの差値が増加するからである。すなわち、前記読出し電圧(すなわち、ビットライン電圧)が減少することによって前記磁気ラムセルの感知マージン(sensing margin)を増加できる。例えば、図10の測定結果を示す磁気ラムセルの場合、前記読出し電圧として約0.1ないし0.2ボルトの低いビットライン電圧が採択されている。この場合、前記磁気抵抗体のオフ抵抗Roffとオン抵抗Ronとの差は少なくとも250オームであることもあり、前記磁気ラムセルの感知マージンを極大化させることができる。
図11は本発明の実施形態による書込み方法において磁気抵抗体の磁化困難磁界の生成に必要とされる補助書込み信号及びスピン注入に必要とされるメイン書込み信号の相関関係を示すグラフである。図11において、横軸は磁化困難磁界を生成するための補助書込み電流IW2を示し、左側の縦軸はビットライン電圧Vを示し、右側の縦軸は前記ビットライン電圧Vに相応するメイン書込み電流IW1を示す。図11で示されたデータは図10のスイッチング特性を示す磁気抵抗体を用いて測定された。
図11を参照すると、前記補助書込み電流IW2、すなわちデジットライン電流が増えることによって、前記磁気抵抗体をスイッチングさせるための前記ビットライン電圧V、すなわち前記メイン書込み電流IW1は減少された。例えば、前記デジットライン電流が約6mAから12mAに増えた時、前記磁気抵抗体をスイッチングさせるための前記メイン書込み電流は約1.3mAから0.3mAに減少された。
本発明の実施形態によるプログラム方法を適用するのに適した磁気ラム素子の一部を示す平面図である。 図1のI−I’線の断面図である。 図1のII−II’線の断面図である。 図1の磁気ラム素子の等価回路図である。 本発明の実施形態によるプログラム動作を説明するためのタイミングダイヤグラムである。 本発明の実施形態によるプログラム動作を適用するのに適した他の磁気ラム素子の一部を示す平面図である。 図6のIII−III’線の断面図である。 図6のIV−IV’線の断面図である。 図6の磁気ラム素子の等価回路図である。 本発明の実施形態によるプログラム動作が適用された磁気抵抗体のスイッチングループを示すグラフである。 本発明の実施形態によるプログラム動作において磁化困難磁界(の生成に要求される補助書込み信号とスピン注入に要求されるメイン書込み信号との間の相関関係を示すグラフである。
符号の説明
1:集積回路基板、
3a、3b、3c:第1、第2、及び第3活性化領域、
5a、5b:第1及び第2ゲート電極、
7d’、7d”:第1及び第2ドレイン領域、
7s:共通ソース領域、
9:第1下部層間絶縁膜、
9s:共通ソースラインコンタクトホール、
11s:ソースラインコンタクトプラグ、
13s:共通ソースライン、
15:第1上部層間絶縁膜、
16:第1層間絶縁膜、
16d’、16d”:第1及び第2ドレインコンタクトホール、
17d’、17d”:第1及び第2ドレインコンタクトプラグ、
19a、19b:第1及び第2下部電極、
21a、21b:第1及び第2ピニング層、
23a、23b、33a、33b:第1及び第2下部強磁性層、
25a、25b、35a、35b:第1及び第2反磁性性カップリングスペーサ層、
27a、37a、37b:第1及び第2上部強磁性層、
29a、29b:第1及び第2固定層、
31a、31b:第1及び第2トンネル絶縁層、
39a、39b:第1及び第2自由層、
41a、41b:第1及び第2磁気トンネル接合構造体、
43a、43b:第1及び第2上部電極、
45a、45a’:第1磁気抵抗体、
45b、45b’:第2磁気抵抗体、
47:第2層間絶縁膜、
47a、47b:第1及び第2ビットラインコンタクトホール、
49a、49b、49c:第1、第2、及び第3ビットライン、
51:第3層間絶縁膜、
53a、53b、53c:第1、第2、及び第3サブビットライン、
55a、55b:第1及び第2ワードライン、
61a、61b:第1及び第2デジットライン。

Claims (34)

  1. 基板上に磁気トンネル接合構造体を有するメモリセルを備える磁気ラム素子を駆動させる方法であって、
    前記磁気トンネル接合構造体を介して書込み電流パルスを印加する段階と、
    前記磁気トンネル接合構造体に書込み磁界パルスを印加する段階と、を含み、
    前記書込み電流パルスは前記書込み磁界パルスよりも先に印加されて、前記書込み磁界パルスは前記書込み電流パルスよりも先に終了されることを特徴とする磁気ラム素子の駆動方法。
  2. 前記磁気トンネル接合構造体は、磁気抵抗体を備えて、前記書込み電流パルスは前記磁気トンネル接合構造体を介して第1方向に流れる電流を供給して前記磁気抵抗体が相対的に高い抵抗を有するようにプログラムするか、または前記磁気トンネル接合構造体を介して第2方向に流れる電流を供給して前記磁気抵抗体が相対的に低い抵抗を有するようにプログラムすることを特徴とする請求項1に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  3. 前記メモリセルは前記磁気トンネル接合構造体と共通ソースラインとの間に接続されたアクセストランジスタを備え、前記磁気トンネル接合構造体は前記アクセストランジスタとビットラインとの間に接続され、前記書込み電流パルスは前記アクセストランジスタをターンオンさせて前記ビットラインと前記共通ソースラインとの間に電圧差を印加することによって供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  4. 前記磁気ラム素子は前記ビットラインから離隔された磁界導電性ラインを含み、前記書込み磁界パルスを供給する段階は、前記磁界導電性ラインに磁界電流パルスを加える段階を含むことを特徴とする請求項に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  5. 前記ビットラインは、前記磁界導電性ラインと前記磁気トンネル接合構造体との間に配置されることを特徴とする請求項に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  6. 前記磁気トンネル接合構造体は、前記基板の表面に平行な長さと、前記長さに対して垂直であり前記基板の表面に平行な幅とを有し、
    前記長さは前記幅よりも大きく前記磁界導電性ラインは前記磁気トンネル接合構造体の前記長さに平行であることを特徴とする請求項またはに記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  7. 前記磁界導電性ライン及び前記磁気トンネル接合構造体の長さは、前記ビットラインに平行であることを特徴とする請求項に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  8. 前記磁界導電性ライン及び前記磁気トンネル接合構造体の長さは、前記ビットラインに垂直であることを特徴とする請求項に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  9. 前記磁気トンネル接合構造体は、固定強磁性層、自由強磁性層及びこれらの間のトンネリング絶縁層を有する磁気抵抗体を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  10. 前記固定強磁性層及び前記自由強磁性層の少なくとも一つは合成強磁性層を含むことを特徴とする請求項に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  11. 前記書込み電流パルス及び前記書込み磁界パルスの印加の後に前記磁気トンネル接合構造体に読出し信号を印加する段階と、
    前記読出し信号を基にして前記磁気トンネル接合構造体のプログラム状態を決める段階をさらに含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  12. 前記読出し信号を印加する段階は、前記磁気トンネル接合構造体に読出し電圧を印加する段階を含み、前記読出し電圧は前記書込み電流パルスが供給される間、前記磁気トンネル接合構造体に誘導される書込み電圧よりも低いことを特徴とする請求項11に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  13. 基板上のビットラインとアクセストランジスタとの間に接続された磁気トンネル接合構造体を有するメモリセルと共に、前記メモリセルに隣接し前記ビットラインから隔離された磁界導電性ラインを備える磁気ラム素子を駆動させる方法であって、
    前記ビットライン、前記磁気トンネル接合構造体及び前記アクセストランジスタを介して書込み電流パルスを印加する段階と、
    前記磁界導電性ラインに磁界電流パルスを加えて前記磁気トンネル接合構造体に加えられる書込み磁界パルスを生成させる段階とを含み、
    前記書込み電流パルスは前記磁界電流パルスよりも先に印加されて前記磁界電流パルスは前記書込み電流パルスよりも先にターンオフされることを特徴とする磁気ラム素子の駆動方法。
  14. 前記磁気トンネル接合構造体は、磁気抵抗体を備えて、前記書込み電流パルスは前記磁気トンネル接合構造体を介して第1方向に流れる電流を供給して前記磁気抵抗体が相対的に高い抵抗を有するようにプログラムするか、または前記磁気トンネル接合構造体を介して第2方向に流れる電流を供給して前記磁気抵抗体が相対的に低い抵抗を有するようにプログラムすることを特徴とする請求項13に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  15. 前記アクセストランジスタは、前記磁気トンネル接合構造体と共通ソースラインとの間に接続され、
    前記書込み電流パルスを印加する段階は、
    前記アクセストランジスタをターンオンさせる段階と、
    前記ビットラインと前記共通ソースラインとの間に電圧差を印加する段階とを含むことを特徴とする請求項13または14に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  16. 前記ビットラインは前記磁界導電性ラインと前記磁気トンネル接合構造体との間に配置されることを特徴とする請求項1315のいずれか一項に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  17. 前記磁気トンネル接合構造体は、前記基板の表面に平行な長さと、前記長さに対して垂直で前記基板の表面に平行な幅とを有し、
    前記長さは前記幅よりも大きく、前記磁界導電性ラインは前記磁気トンネル接合構造体の前記長さに平行であることを特徴とする請求項1316のいずれか一項に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  18. 前記磁界導電性ライン及び前記磁気トンネル接合構造体の長さは、前記ビットラインに平行であることを特徴とする請求項17に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  19. 前記磁界導電性ライン及び前記磁気トンネル接合構造体の長さは、前記ビットラインに垂直であることを特徴とする請求項17に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  20. 前記磁気トンネル接合構造体は、固定強磁性層、自由強磁性層及びこれらの間のトンネリング絶縁層を有する磁気抵抗体を含むことを特徴とする請求項1319のいずれか一項に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  21. 前記固定強磁性層及び前記自由強磁性層の少なくとも一つは、合成強磁性層を含むことを特徴とする請求項20に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  22. 前記書込み電流パルス及び前記書込み磁界パルスの印加の後に前記磁気トンネル接合構造体に読出し信号を印加する段階と、
    前記読出し信号を基にして前記磁気トンネル接合構造体のプログラム状態を決める段階とをさらに含むことを特徴とする請求項1321のいずれか一項に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  23. 前記読出し信号を印加する段階は、前記磁気トンネル接合構造体に読出し電圧を印加する段階をさらに含み、
    前記読出し電圧は、前記書込み電流パルスが供給される間、前記磁気トンネル接合構造体に誘導される書込み電圧よりも低いことを特徴とする請求項22に記載の磁気ラム素子の駆動方法。
  24. 基板上のアクセストランジスタと、
    前記基板から離隔されたビットラインと、
    前記ビットラインと前記アクセストランジスタとの間に接続された磁気トンネル接合構造体と、
    前記磁気トンネル接合構造体に隣接し、前記ビットラインから隔離された磁界導電性ラインと、
    前記アクセストランジスタ、前記ビットライン及び前記磁界導電性ラインに接続された制御器と、を含み、
    前記制御器は、前記ビットライン、前記磁気トンネル接合構造体及び前記アクセストランジスタを介して流れる書込み電流パルスを供給しながら、前記磁界導電性ラインを介して流れる磁界電流パルスを加えて、前記磁気トンネル接合構造体に印加される書込み磁界パルスを生成させるように構成されて、
    前記制御器は、前記磁界電流パルスを印加する前に前記書込み電流パルスを印加するように構成されて前記書込み電流パルスを終了させる前に前記磁界電流パルスを終了させるように構成されたことを特徴とする磁気ラム素子。
  25. 前記磁気トンネル接合構造体は磁気抵抗体を備えて、前記制御器は前記磁気トンネル接合構造体を介して第1方向に流れる前記書込み電流パルスを供給して前記磁気抵抗体が相対的に高い抵抗を有するようにプログラムするか、または前記磁気トンネル接合構造体を介して第2方向に流れる前記書込み電流パルスを供給して前記磁気抵抗体が相対的に低い抵抗を有するようにプログラムすることを特徴とする請求項24に記載の磁気ラム素子。
  26. 前記アクセストランジスタは、前記磁気トンネル接合構造体と共通ソースラインとの間に接続されて、前記制御器は前記アクセストランジスタをターンオンさせて前記ビットラインと前記共通ソースラインとの間に電圧差を印加することによって前記書込み電流パルスを供給するように構成されたことを特徴とする請求項24または25に記載の磁気ラム素子。
  27. 前記ビットラインは、前記磁界導電性ラインと前記磁気トンネル接合構造体との間に配置されたことを特徴とする請求項2426のいずれか一項に記載の磁気ラム素子。
  28. 前記磁気トンネル接合構造体は、前記基板の表面に平行な長さと、前記基板の表面に平行で、前記長さに垂直な幅とを有し、
    前記長さは前記幅よりも大きくて、前記磁界導電性ラインは前記磁気トンネル接合構造体の前記長さと平行であることを特徴とする請求項2427のいずれか一項に記載の磁気ラム素子。
  29. 前記磁気トンネル接合構造体の長さ及び前記磁界導電性ラインは、前記ビットラインに平行であることを特徴とする請求項28に記載の磁気ラム素子。
  30. 前記磁気トンネル接合構造体の長さ及び前記磁界導電性ラインは、前記ビットラインを横切るように配置されたことを特徴とする請求項28に記載の磁気ラム素子。
  31. 前記磁気トンネル接合構造体は、固定強磁性層、自由強磁性層及びこれらの間のトンネリング絶縁層を備える磁気抵抗体を含むことを特徴とする請求項2430のいずれか一項に記載の磁気ラム素子。
  32. 前記固定強磁性層及び前記自由強磁性層の少なくとも一つは、合成反強磁性層を含むことを特徴とする請求項31に記載の磁気ラム素子。
  33. 前記制御器は、前記書込み電流パルス及び前記書込み磁界パルスの印加の後に前記磁界トンネル接合構造体を介して流れる読出し信号を供給しながら前記読出し信号を基にして前記磁気トンネル接合構造体のプログラム状態を決めるように構成されたことを特徴とする請求項2432のいずれか一項に記載の磁気ラム素子。
  34. 前記読出し信号は、前記磁気トンネル接合構造体に読出し電圧を印加することによって供給されて、前記読出し電圧は前記書込み電流パルスが供給される間、前記磁気トンネル接合構造体に誘導される書込み電圧よりも低いことを特徴とする請求項33に記載の磁気ラム素子。
JP2005234722A 2004-08-12 2005-08-12 スピン注入を用いて磁気ラム素子を駆動させる方法、及び磁気ラム素子 Active JP4580308B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020040063641A KR100835275B1 (ko) 2004-08-12 2004-08-12 스핀 주입 메카니즘을 사용하여 자기램 소자를 구동시키는방법들

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006054046A JP2006054046A (ja) 2006-02-23
JP4580308B2 true JP4580308B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=36166536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005234722A Active JP4580308B2 (ja) 2004-08-12 2005-08-12 スピン注入を用いて磁気ラム素子を駆動させる方法、及び磁気ラム素子

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7164598B2 (ja)
JP (1) JP4580308B2 (ja)
KR (1) KR100835275B1 (ja)
CN (1) CN1747060B (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100500456B1 (ko) * 2003-08-13 2005-07-18 삼성전자주식회사 플래쉬 메모리 소자의 제조방법 및 그에 의해 제조된플래쉬 메모리 소자
KR100615089B1 (ko) * 2004-07-14 2006-08-23 삼성전자주식회사 낮은 구동 전류를 갖는 자기 램
US7372722B2 (en) * 2003-09-29 2008-05-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods of operating magnetic random access memory devices including heat-generating structures
US7369428B2 (en) 2003-09-29 2008-05-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods of operating a magnetic random access memory device and related devices and structures
JP4575136B2 (ja) * 2004-12-20 2010-11-04 株式会社東芝 磁気記録素子、磁気記録装置、および情報の記録方法
TWI292231B (en) * 2005-09-21 2008-01-01 Ind Tech Res Inst Simulating circuit for magnetic tunnel junction device
US8089803B2 (en) * 2005-10-03 2012-01-03 Nec Corporation Magnetic random access memory and operating method of the same
US7301801B2 (en) * 2005-10-28 2007-11-27 International Business Machines Corporation Tuned pinned layers for magnetic tunnel junctions with multicomponent free layers
JP5193419B2 (ja) 2005-10-28 2013-05-08 株式会社東芝 スピン注入磁気ランダムアクセスメモリとその書き込み方法
US7257019B2 (en) * 2005-11-17 2007-08-14 Macronix International Co., Ltd. Systems and methods for a magnetic memory device that includes a single word line transistor
US7515457B2 (en) * 2006-02-24 2009-04-07 Grandis, Inc. Current driven memory cells having enhanced current and enhanced current symmetry
JP4799218B2 (ja) * 2006-03-03 2011-10-26 株式会社東芝 スピン注入書き込み型磁気記憶装置
US20080055792A1 (en) * 2006-03-07 2008-03-06 Agency For Science, Technology And Research Memory cells and devices having magnetoresistive tunnel junction with guided magnetic moment switching and method
US20070246787A1 (en) * 2006-03-29 2007-10-25 Lien-Chang Wang On-plug magnetic tunnel junction devices based on spin torque transfer switching
EP1863034B1 (en) * 2006-05-04 2011-01-05 Hitachi, Ltd. Magnetic memory device
KR100885184B1 (ko) 2007-01-30 2009-02-23 삼성전자주식회사 전기장 및 자기장에 의해 독립적으로 제어될 수 있는 저항특성을 갖는 메모리 장치 및 그 동작 방법
US8058697B2 (en) * 2007-03-26 2011-11-15 Magic Technologies, Inc. Spin transfer MRAM device with novel magnetic synthetic free layer
JP5157268B2 (ja) * 2007-06-13 2013-03-06 株式会社日立製作所 スピン蓄積磁化反転型のメモリ素子及びスピンram
KR101258268B1 (ko) 2007-07-26 2013-04-25 삼성전자주식회사 비휘발성 메모리 소자의 낸드형 저항성 메모리 셀 스트링들및 그 제조방법들
JP5312782B2 (ja) 2007-12-20 2013-10-09 株式会社船井電機新応用技術研究所 ナノギャップスイッチング素子の駆動方法及びナノギャップスイッチング素子を備える記憶装置
US8013406B2 (en) * 2008-01-02 2011-09-06 The Hong Kong University Of Science And Technology Method and apparatus for generating giant spin-dependent chemical potential difference in non-magnetic materials
US8564079B2 (en) * 2008-04-21 2013-10-22 Qualcomm Incorporated STT MRAM magnetic tunnel junction architecture and integration
US8085581B2 (en) * 2008-08-28 2011-12-27 Qualcomm Incorporated STT-MRAM bit cell having a rectangular bottom electrode plate and improved bottom electrode plate width and interconnect metal widths
JP5412640B2 (ja) * 2008-11-13 2014-02-12 ルネサスエレクトロニクス株式会社 磁気メモリ装置
KR101623882B1 (ko) * 2009-04-29 2016-05-25 삼성전자주식회사 자기 메모리 소자
US8547736B2 (en) * 2010-08-03 2013-10-01 Qualcomm Incorporated Generating a non-reversible state at a bitcell having a first magnetic tunnel junction and a second magnetic tunnel junction
US8711612B1 (en) * 2010-12-03 2014-04-29 Magsil Corporation Memory circuit and method of forming the same using reduced mask steps
US8723281B2 (en) 2011-03-23 2014-05-13 Avalanche Technology Inc. Access transistor with a buried gate
KR101886382B1 (ko) * 2011-12-14 2018-08-09 삼성전자주식회사 정보 저장 소자 및 그 제조 방법
FR2989832B1 (fr) * 2012-04-18 2014-12-26 Centre Nat Rech Scient Source de courant polarisee en spins
KR102244098B1 (ko) * 2014-03-25 2021-04-26 인텔 코포레이션 자벽 로직 디바이스들 및 인터커넥트
CN107564930A (zh) * 2016-07-06 2018-01-09 中电海康集团有限公司 一种基于源极合金电阻的磁性随机存取存储器及源极合金电阻制造工艺
CN107564931A (zh) * 2016-07-06 2018-01-09 中电海康集团有限公司 一种基于共源电阻技术的磁性随机存取存储器及其共源结构制造工艺
KR102368428B1 (ko) * 2017-06-29 2022-03-02 삼성전자주식회사 가변 저항 메모리 소자 및 그 제조방법
CN111293136A (zh) * 2018-12-07 2020-06-16 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 基于二维器件的三维mram存储结构及其制作方法
US11521664B2 (en) * 2019-08-30 2022-12-06 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Memory device with tunable probabilistic state
CN111406326B (zh) * 2020-02-19 2021-03-23 长江存储科技有限责任公司 磁性存储结构和器件
CN113534021B (zh) * 2021-07-09 2022-05-10 福州大学 一种测量三维拓扑绝缘体中电流诱导自旋极化的方法
US12062713B2 (en) * 2021-11-26 2024-08-13 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Memory device and forming method thereof

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001156357A (ja) * 1999-09-16 2001-06-08 Toshiba Corp 磁気抵抗効果素子および磁気記録素子
JP2002358775A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Sony Corp 磁気メモリ装置
JP2003123464A (ja) * 2001-10-18 2003-04-25 Canon Inc 磁気メモリ装置
JP2003151260A (ja) * 2001-11-13 2003-05-23 Mitsubishi Electric Corp 薄膜磁性体記憶装置

Family Cites Families (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6130814A (en) * 1998-07-28 2000-10-10 International Business Machines Corporation Current-induced magnetic switching device and memory including the same
US6163477A (en) * 1999-08-06 2000-12-19 Hewlett Packard Company MRAM device using magnetic field bias to improve reproducibility of memory cell switching
JP2001084758A (ja) 1999-09-17 2001-03-30 Fujitsu Ltd 強磁性トンネル接合ランダムアクセスメモリ、スピンバルブランダムアクセスメモリ、単一強磁性膜ランダムアクセスメモリ、およびこれらをつかったメモリセルアレイ
JP3593652B2 (ja) * 2000-03-03 2004-11-24 富士通株式会社 磁気ランダムアクセスメモリ装置
DE10053965A1 (de) 2000-10-31 2002-06-20 Infineon Technologies Ag Verfahren zur Verhinderung unerwünschter Programmierungen in einer MRAM-Anordnung
US6385082B1 (en) * 2000-11-08 2002-05-07 International Business Machines Corp. Thermally-assisted magnetic random access memory (MRAM)
US6724674B2 (en) * 2000-11-08 2004-04-20 International Business Machines Corporation Memory storage device with heating element
FR2817999B1 (fr) * 2000-12-07 2003-01-10 Commissariat Energie Atomique Dispositif magnetique a polarisation de spin et a empilement(s) tri-couche(s) et memoire utilisant ce dispositif
KR100520175B1 (ko) 2000-12-12 2005-10-10 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의 제조방법
JP3920564B2 (ja) 2000-12-25 2007-05-30 株式会社東芝 磁気ランダムアクセスメモリ
US6603678B2 (en) * 2001-01-11 2003-08-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Thermally-assisted switching of magnetic memory elements
JP2002208682A (ja) * 2001-01-12 2002-07-26 Hitachi Ltd 磁気半導体記憶装置及びその製造方法
US6724651B2 (en) * 2001-04-06 2004-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Nonvolatile solid-state memory and method of driving the same
JP4405103B2 (ja) 2001-04-20 2010-01-27 株式会社東芝 半導体記憶装置
JP2002334972A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Sony Corp 磁気メモリ装置
KR100429199B1 (ko) * 2001-05-11 2004-04-28 주식회사 하이닉스반도체 자기 저항 메모리 장치
US6385083B1 (en) * 2001-08-01 2002-05-07 Hewlett-Packard Company MRAM device including offset conductors
US6430085B1 (en) * 2001-08-27 2002-08-06 Motorola, Inc. Magnetic random access memory having digit lines and bit lines with shape and induced anisotropy ferromagnetic cladding layer and method of manufacture
US6545906B1 (en) * 2001-10-16 2003-04-08 Motorola, Inc. Method of writing to scalable magnetoresistance random access memory element
US6720597B2 (en) * 2001-11-13 2004-04-13 Motorola, Inc. Cladding of a conductive interconnect for programming a MRAM device using multiple magnetic layers
FR2832542B1 (fr) * 2001-11-16 2005-05-06 Commissariat Energie Atomique Dispositif magnetique a jonction tunnel magnetique, memoire et procedes d'ecriture et de lecture utilisant ce dispositif
JP4033690B2 (ja) * 2002-03-04 2008-01-16 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置
US6927072B2 (en) * 2002-03-08 2005-08-09 Freescale Semiconductor, Inc. Method of applying cladding material on conductive lines of MRAM devices
KR20040003479A (ko) 2002-07-03 2004-01-13 삼성전자주식회사 자기 랜덤 액세스 메모리 디바이스의 셀 구조 및 그제조방법
JP4016101B2 (ja) 2002-08-22 2007-12-05 国立大学法人大阪大学 磁性メモリ、磁性メモリアレイ、磁性メモリの記録方法、及び磁性メモリの読み出し方法
JP4219134B2 (ja) * 2002-09-03 2009-02-04 株式会社ルネサステクノロジ 薄膜磁性体記憶装置
US6791865B2 (en) * 2002-09-03 2004-09-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Memory device capable of calibration and calibration methods therefor
US6744651B2 (en) * 2002-09-20 2004-06-01 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Local thermal enhancement of magnetic memory cell during programming
JP3866641B2 (ja) 2002-09-24 2007-01-10 株式会社東芝 磁気記憶装置およびその製造方法
KR100536592B1 (ko) 2002-11-01 2005-12-14 삼성전자주식회사 자기 메모리 및 그 제조 방법
JP2004164766A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Renesas Technology Corp 不揮発性記憶装置
US6771534B2 (en) * 2002-11-15 2004-08-03 International Business Machines Corporation Thermally-assisted magnetic writing using an oxide layer and current-induced heating
JP3866649B2 (ja) * 2002-11-28 2007-01-10 株式会社東芝 磁気ランダムアクセスメモリ
KR20050083986A (ko) 2002-11-28 2005-08-26 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 자기저항 메모리 셀을 갖는 매트릭스와 이를 포함하는비휘발성 메모리 및 자기저항 소자 기록 방법
JP4294307B2 (ja) * 2002-12-26 2009-07-08 株式会社ルネサステクノロジ 不揮発性記憶装置
JP4170108B2 (ja) * 2003-02-20 2008-10-22 株式会社ルネサステクノロジ 磁気記憶装置
KR100568512B1 (ko) * 2003-09-29 2006-04-07 삼성전자주식회사 열발생층을 갖는 자기열 램셀들 및 이를 구동시키는 방법들

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001156357A (ja) * 1999-09-16 2001-06-08 Toshiba Corp 磁気抵抗効果素子および磁気記録素子
JP2002358775A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Sony Corp 磁気メモリ装置
JP2003123464A (ja) * 2001-10-18 2003-04-25 Canon Inc 磁気メモリ装置
JP2003151260A (ja) * 2001-11-13 2003-05-23 Mitsubishi Electric Corp 薄膜磁性体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20060034117A1 (en) 2006-02-16
US7164598B2 (en) 2007-01-16
JP2006054046A (ja) 2006-02-23
KR20060014907A (ko) 2006-02-16
CN1747060B (zh) 2011-07-13
KR100835275B1 (ko) 2008-06-05
CN1747060A (zh) 2006-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4580308B2 (ja) スピン注入を用いて磁気ラム素子を駆動させる方法、及び磁気ラム素子
US10923648B2 (en) Memory cell, memory array, method of forming and operating memory cell
US7369428B2 (en) Methods of operating a magnetic random access memory device and related devices and structures
US9508923B2 (en) Magnetic memory using spin orbit interaction
JP5077732B2 (ja) 磁気メモリセル、磁気ランダムアクセスメモリ、半導体装置及び半導体装置の製造方法
KR100548997B1 (ko) 다층박막구조의 자유층을 갖는 자기터널 접합 구조체들 및이를 채택하는 자기 램 셀들
US6269018B1 (en) Magnetic random access memory using current through MTJ write mechanism
TWI803724B (zh) 自旋軌道轉矩mram中的共用自旋軌道轉矩寫入線
JP4987616B2 (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ及び抵抗ランダムアクセスメモリ
KR100885184B1 (ko) 전기장 및 자기장에 의해 독립적으로 제어될 수 있는 저항특성을 갖는 메모리 장치 및 그 동작 방법
WO2016159017A1 (ja) 磁気抵抗効果素子、磁気メモリ装置、製造方法、動作方法、及び集積回路
US7307874B2 (en) Methods of operating magnetic random access memory devices including magnets adjacent magnetic tunnel junction structures
CN101925960A (zh) 具有单独读取和写入路径的磁性隧道结装置
JP2001217398A (ja) 強磁性トンネル接合素子を用いた記憶装置
JP2004311942A (ja) 基準セルを有する磁気ラム素子及びその構造体
JP2004297049A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ
KR20060045767A (ko) 자기 메모리 및 그 기록 방법
JP5146846B2 (ja) 磁気メモリセル及び磁気ランダムアクセスメモリ
US7257019B2 (en) Systems and methods for a magnetic memory device that includes a single word line transistor
KR100678471B1 (ko) 자기램 소자의 구동 방법
US7203089B1 (en) Systems and methods for a magnetic memory device that includes two word line transistors
JP2006134363A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ
WO2006059641A1 (ja) 磁気メモリ
US7061795B2 (en) Magnetic random access memory device
WO2005020327A1 (ja) 磁気記憶セルおよび磁気メモリデバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100827

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4580308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250