JP4579642B2 - 木材破砕機 - Google Patents

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Description

本発明は、間伐材、廃木材等の大きな木材を細かく破砕するのに好適に用いられる木材破砕機に関する。
一般に、森林での間伐作業によって発生する間伐材や抜根、木材の剪定作業によって発生する剪定枝材、木造家屋の解体作業によって発生する廃木材等の木材は、例えば発酵処理等を施すことにより肥料等として再利用される。そして、これら間伐材、剪定枝材、廃木材等の大きな木材を、作業現場において肥料等に適した小片状に破砕するため、木材破砕機が好適に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−346427号公報
この種の従来技術による木材破砕機は、前,後方向に自走可能となった走行体と、該走行体に設けられ破砕すべき木材が投入される箱形状のホッパと、該ホッパの内側に配設され該ホッパに投入された木材を搬送する搬送コンベヤと、該搬送コンベヤによって搬送された木材を上方から押え込む押付装置と、これらの搬送装置と押付装置とにより導入された木材をロータによって破砕する破砕装置とを備えている。
ここで、ホッパは、例えば破砕作業中に十分な量の木材等を搬送コンベヤ上に溜めておくことができるように、搬送コンベヤを取囲む大きな箱状体として形成され、その上部側が開口している。このため、走行体上に搭載されたホッパの上端部は、例えば地面から2m程度の高い位置となっている。
そして、木材破砕機の運転時には、ホッパに木材を投入すると、この木材は、搬送コンベヤ、押付装置によって破砕装置の位置へと順次導入され、破砕装置のロータによって細かく破砕された後に、排出コンベヤ等によって木材破砕機の外部へと排出される。これにより、容積の大きな木材から肥料等に好適な小片状の木材チップを生成することができる。
この場合、木材破砕機を使用していると、例えば搬送コンベヤの周囲に木材の破片等が溜まったり、破砕装置のロータに木材が詰まることがある。このため、作業現場等では、作業者が定期的にホッパ上に上って搬送コンベヤや破砕装置の状態を点検し、必要に応じて清掃、修理、部品交換等のメンテナンス作業を行うようにしている。
ところで、上述した従来技術の木材破砕機では、大きな箱形状のホッパを走行体上に搭載する構成としている。この場合、車両のメンテナンスを行うときには、例えば作業者等が身長と同程度かそれ以上の高さをもつホッパに対して、掴まるのに適切な部位を探しながら上る必要があり、またホッパから下りるときにも、同様の動作が必要となる。
このため、従来技術では、例えば搬送コンベヤや破砕装置のメンテナンス作業を行うときに、ホッパへの昇降動作が面倒なものとなり、これによって作業全体の手間や労力が増えるため、メンテナンス性が低下するという問題がある。
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ホッパへの昇降動作を容易に行うことができ、点検、修理等の作業を円滑に実施できると共に、メンテナンス性を向上できるようにした木材破砕機を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明は、左,右のクローラ位置で幅寸法Wを有する自走可能な走行体と、該走行体上に前,後方向に延びて設けられたベースフレームと、該ベースフレームの前部側に設けられ破砕すべき木材が投入される箱形状のホッパと、該ホッパの内側に配設され該ホッパに投入された前記木材を搬送する搬送装置と、該搬送装置によって搬送された前記木材を上方から押え込む押付装置と、前記ベースフレームの長さ方向の中央部に設けられ前記搬送装置と押付装置とにより導入された前記木材を破砕する破砕装置とを備えてなる木材破砕機に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記押付装置よりも前記木材の搬送方向の手前側である前記ベースフレームの前部側でかつ前記ホッパの側面部には、ラダーによって形成され前記ホッパと地面との間で作業者等が昇降する昇降装置を設け、前記昇降装置は、前記ホッパの側面部に固定して設けられた固定ラダーと、該固定ラダーの下部側を中心として前記固定ラダーに重なり合う折畳み位置と前記固定ラダーから下向きに伸展した伸展位置との間で回動可能に設けられた可動ラダーとにより構成し、前記昇降装置は、前記固定ラダーを前記ホッパの側面部に取付けた状態では、前記走行体の幅寸法W内に収まると共に地面から前記ホッパの上端までの範囲内に収まる構成とし、かつ前記可動ラダーを伸展位置とした状態では、当該可動ラダーの下端側は地面よりも上側に離間した位置まで伸展する構成としたことにある。
さらに、請求項の発明によると、前記昇降装置には、前記可動ラダーが前記折畳み位置と伸展位置のうち何れの位置にあるかを検出する検出手段と、該検出手段によって前記可動ラダーが伸展位置にあると検出したときに前記搬送装置と破砕装置とを停止する停止手段とを設ける構成としている。
請求項1の発明によれば、例えば車両のメンテナンスを行う作業者等は、固定ラダーと可動ラダーからなる昇降装置に足をかけて簡単な動作でホッパに上ることができる。これにより、例えばホッパ上で搬送装置や破砕装置の点検等を行うときには、昇降装置によって地面とホッパとの間を容易に昇降できるので、この昇降動作を含めて作業全体を効率よく行うことができ、作業の手間を軽減してメンテナンス性を向上させることができる。
また、ホッパに設けた昇降装置を走行体の幅寸法内に収めることができ、例えば車両の走行時には、昇降装置が走行体から側方に食み出して走行の邪魔になるのを避けることができる。従って、木材破砕機に昇降装置を搭載した状態でも、これを周囲の障害物等に接触させることなく、車両を円滑に走行させることができる。
また、昇降装置をホッパの上端と地面との間に収めることができ、例えばホッパに木材を投入するときには、昇降装置がホッパから上側に食み出して投入作業の邪魔になるのを避けることができる。従って、木材破砕機に昇降装置を搭載した状態でも、例えば投入作業を行う機械や投入される木材等が昇降装置に接触するのを防止でき、木材の投入作業を円滑に行うことができる。
また、昇降装置を使用しないときには、可動ラダーを地面から十分に離れた折畳み位置に保持でき、作業者が破砕作業中等の不適切なタイミングで昇降装置に足をかけて昇降するのを防止することができる。また、昇降装置を折畳むことによって小型化できるので、狭い配置スペース等でも昇降装置を容易に配置でき、例えば走行体の幅寸法やホッパの高さ内に昇降装置を無理なく収めることができる。
一方、昇降装置を使用するときには、可動ラダーを伸展位置とすることによって下向きに伸展させることができるので、作業者等は、地面に近い位置で昇降装置に容易に足をかけることができ、昇降動作をスムーズに行うことができる。
さらに、請求項の発明によれば、昇降装置を折畳み可能に形成することにより、請求項の場合と同様の作用効果を得ることができる。また、検出手段は、可動ラダーが折畳み位置と伸展位置のうち何れの位置にあるかを検出できるので、作業者等が可動ラダーを伸展位置で使用するときには、停止手段によって搬送装置と破砕装置とを強制的に停止させることができる。
これにより、オペレータは、例えばホッパ内を直接見ることができなくても、各装置が停止状態となることによってホッパ内に作業者がいることを確実に認識でき、作業者の存在を考慮して適切に対処することができる。また、例えばメンテナンス作業後に木材の破砕作業を行うときには、作業者がホッパから下りて昇降装置を折畳まない限り、オペレータは搬送装置や破砕装置を作動させることができないので、例えばホッパ内に作業者がいるのに破砕作業を開始しようとしたり、オペレータがホッパの位置まで行ってその内部を確認するような無駄な動作を省くことができる。従って、オペレータと作業者との連係性を高めて作業を円滑に進めることができる。
以下、本発明の実施の形態として、例えば自走式の木材破砕機を例に挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
図中、1は自走式の木材破砕機を示し、この木材破砕機1は、例えば森林での間伐作業によって発生する間伐材や抜根、樹木の剪定作業によって発生する剪定枝材、木造家屋の解体作業によって発生する廃木材等の木材を細かく破砕し、肥料等として再利用可能な小片状の木材チップを生成するものである。そして、木材破砕機1は、後述の走行体2、ホッパ6、搬送コンベヤ7、押付装置8、破砕装置9、排出コンベヤ11、昇降装置21等によって構成されている。
2は自走可能なクローラ式の走行体で、該走行体2は、車両の前,後方向に延びて形成され左,右両側に駆動輪3Aと遊動輪3B(左側のみ図示)とがそれぞれ設けられたトラックフレーム3と、車両の左,右両側に位置して該トラックフレーム3の駆動輪3Aと遊動輪3Bとに巻回された左,右のクローラ(履帯)4,4等とによって構成されている。
ここで、木材破砕機1は、図2に示す如く、車両の幅方向(左,右方向)に対して各クローラ4の位置で最大の幅寸法Wをもつように形成され、ホッパ6、コンベヤ7,11、昇降装置21等は、この幅寸法W内に収容されている。また、走行体2は、後述する走行レバー13の操作に応じて前,後方向に直進走行したり、左,右方向に旋回走行する。
5は走行体2のトラックフレーム3に設けられたベースフレームで、該ベースフレーム5は、トラックフレーム3上に固定され、車両の前,後方向に延びている。そして、ベースフレーム5の長さ方向の一側(前部側)には後述のホッパ6、搬送コンベヤ7等が配設され、ベースフレーム5の中央部には後述の押付装置8、破砕装置9等が配設されている。また、ベースフレーム5の長さ方向の他側(後部側)には、後述の排出コンベヤ11、建屋カバー12、操作装置14等が配設されている。
6はベースフレーム5の前部側に設けられたホッパで、該ホッパ6は、破砕すべき木材を投入するものであり、図1、図2に示す如く、上側及び後側が開口した四角形の箱形状に形成されている。また、ホッパ6は、ベースフレーム5に固定された底面部6Aと、該底面部6Aの周縁に立設され、後述の搬送コンベヤ7を前側,左側,右側からそれぞれ取囲む3辺の側面部6B,6C,6Dとによって構成されている。
この場合、各側面部6B,6C,6Dは、上,下方向にほぼ垂直に延びて形成され、全体として略コ字状に配置されている。また、各側面部6B〜6Dと搬送コンベヤ7との間には、図2、図8に示す如く、搬送コンベヤ7に向けて下向きに傾斜した傾斜面部6Eがそれぞれ設けられている。
また、ホッパ6は、図4に示す如く、走行体2上にベースフレーム5を介して搭載されている。これにより、ホッパ6の底面部6Aは、地面を基準として、例えば数十cm〜1m程度となる高さH1の位置に配設され、各側面部6B〜6Dの上端6Fは、例えば1.5〜2.5m程度となる高さH2の位置に配設されている。さらに、ホッパ6の幅寸法は、図2に示す如く、走行体2の幅寸法Wよりも小さく形成されている。
そして、ホッパ6は、例えば間伐材、抜根、剪定枝材等の大きさが異なる木材が、油圧ショベル等(図示せず)を用いて上端6F側から投入されることにより、この木材を、各側面部6B〜6Dによって搬送コンベヤ7上に保持しつつ、傾斜面部6Eに沿って搬送コンベヤ7に供給するものである。
7はホッパ6内に設けられた搬送装置としての搬送コンベヤで、該搬送コンベヤ7は、図2、図3に示す如く、ホッパ6の前部側から後述の破砕装置9に向けて前,後方向に延びるチェーンベルト7Aを有し、このチェーンベルト7Aは、後述の搬送用モータ17(図7参照)によって駆動される無限軌道を形成している。
そして、搬送コンベヤ7は、チェーンベルト7Aを周回させることにより、ホッパ6内に投入された木材をチェーンベルト7A上に積載し、この木材を破砕装置9に向けて図3中の矢示A方向に搬送するものである。
8は搬送コンベヤ7の上側に位置して破砕装置9の近傍に設けられた押付装置で、該押付装置8は、搬送コンベヤ7によって搬送されてくる木材を上方から押え込み、この木材を搬送コンベヤ7との間に挟込んだ状態で破砕装置9に向けて導入するものである。
ここで、押付装置8は、後述する破砕装置9の支持フレーム9Aに固定されたピン8Aと、基端側が該ピン8Aによって上,下方向に揺動可能に支持され、先端側が搬送コンベヤ7に向けて延びた揺動アーム8Bと、該揺動アーム8Bの先端側に回転可能に支持された押付ローラ8Cとによって大略構成されている。
そして、押付ローラ8Cは、後述の押付用モータ18によって搬送コンベヤ7の搬送方向(矢示A方向)と同じ方向に回転駆動され、この状態で自重によって搬送コンベヤ7との間に木材を挟込むことにより、高速回転する破砕ロータ9Bに木材を適度な力で押付ける。また、押付装置8の揺動アーム8Bと破砕装置9の支持フレーム9Aとの間には、例えば破砕ビット9Dや後述する剪断刃装置10のメンテナンス作業を行うときに、押付装置8を上方に持上げる持上げシリンダ8Dが設けられている。
9はベースフレーム5の長さ方向の中央部に設けられた破砕装置で、該破砕装置9は、搬送コンベヤ7と押付装置8とによって押え込まれた状態で導入されてくる木材を細かく破砕し、小片状の木材チップを生成するものである。そして、破砕装置9は、図3に示す如く、ベースフレーム5に固定された支持フレーム9Aと、該支持フレーム9Aによって回転可能に支持された略円筒状の破砕ロータ9Bとによって大略構成されている。
ここで、破砕ロータ9Bは、後述の破砕用モータ19によって矢示B方向に駆動され、回転軸9Cを中心として高速で回転する。また、破砕ロータ9Bの外周側には、螺旋状に延びる多数の破砕ビット9D(3個のみ図示)が配置されている。そして、破砕装置9は、搬送コンベヤ7と押付装置8とによって破砕ロータ9Bに押付けられた木材を、各破砕ビット9Dによって細かく破砕し、小片状の木材チップを生成することができる。
また、破砕ロータ9Bの下側には、例えば半円弧状の板材等からなる分級板9Eが破砕ロータ9Bの外周側に沿って配置され、この分級板9Eには、多数の小孔9Fが網目状に形成されている。そして、破砕ロータ9Bによって生成された木材チップのうち、分級板9Eの小孔9Fよりも小さいチップは、小孔9Fを通過することにより下方に落下し、後述の排出コンベヤ11に導出される。また、小孔9Fを通過できない大きな木材チップは、後述の剪断刃装置10によって細かく砕かれた後に、排出コンベヤ11に導出される。
10は破砕ロータ9Bの上側に位置して支持フレーム9Aに設けられた剪断刃装置で、該剪断刃装置10は、破砕装置9と協働して木材チップを細かく剪断するものである。そして、剪断刃装置10は、破砕装置9の支持フレーム9Aに固定されたピン10Aと、該ピン10Aによって揺動可能に支持されたブラケット10Bと、該ブラケット10Bに固定され、破砕装置9の各破砕ビット9Dの径方向外側に微小な隙間をもって配置された剪断刃(アンビル)10Cと、ブラケット10Bと破砕装置9の支持フレーム9Aとの間に設けられたシアピン10Dとによって大略構成されている。
そして、剪断刃10Cは、破砕装置9の各破砕ビット9Dとの間に木材チップを挟込んで剪断し、木材チップをさらに細かく破砕するものである。この場合、例えば釘等の硬い異物が破砕ビット9Dと剪断刃10Cとの間に挟込まれたときには、シアピン10Dが破砕ロータ9Bの回転力を受けるようになって切断される。この結果、ブラケット10Bと剪断刃10Cとは、ピン10Aを中心として破砕ビット9Dから離れる方向(図3中の矢示C方向)に揺動するので、破砕ビット9Dや剪断刃10Cの損傷を抑える構成となっている。
11はベースフレーム5の後部側に設けられた排出コンベヤで、該排出コンベヤ11は、図1、図2に示す如く、破砕装置9の下側から車両の後方に向けて斜め上向きに傾斜しつつ、前,後方向に延びるベルト11Aを有し、このベルト11Aは、後述の排出用モータ20(図7参照)によって駆動される無限軌道を形成している。そして、排出コンベヤ11は、破砕装置9により破砕されて分級板9Eを通過した木材チップをベルト11A上に積載して搬送し、この木材チップを木材破砕機1の外部に排出するものである。
12は破砕装置9の後側に位置してベースフレーム5上に設けられた建屋カバーで、該建屋カバー12内には、後述のエンジン15、油圧ポンプ16等が収容されている。また、建屋カバー12の近傍には、オペレータが車両を走行させるときに搭乗する運転台12Aが設けられ、この運転台12Aには、オペレータが操作して車両を走行させる走行レバー13が設けられている。
14は例えば建屋カバー12の下側で車両の左側面部に設けられた操作装置で、該操作装置14は、図1、図7に示す如く、例えば複数のスイッチ(図示せず)がカバー内に配置された操作パネル等からなり、後述のコントローラ28に接続されている。そして、車両のオペレータは、操作装置14の各スイッチを操作することにより、搬送コンベヤ7、押付装置8、破砕装置9、排出コンベヤ11等の作動状態を制御することができる。
ここで、図7を参照しつつ、木材破砕機1の駆動系統について説明すると、15は車両の動力源となるエンジン、16は該エンジン15によって駆動される油圧ポンプを示している。そして、油圧ポンプ16の吐出側には、車両に搭載された走行モータ(図示せず)と、後述のモータ17,18,19,20とが制御弁等を介して接続され、これらのモータ17〜20等には、油圧ポンプ16から吐出される圧油が給排される。
17は搬送コンベヤ7のチェーンベルト7Aを駆動する搬送用モータで、該搬送用モータ17は油圧モータ等からなり、搬送コンベヤ7の近傍で車両に搭載されている。また、18は押付装置8の押付ローラ8Cを回転駆動する押付用モータ、19は破砕装置9の破砕ロータ9Bを回転駆動する破砕用モータ、20は排出コンベヤ11のベルト11Aを駆動する排出用モータをそれぞれ示し、これらのモータ18〜20も同様に、車両の各部位に搭載されているものである。
次に、21は例えばベースフレーム5の前部側でホッパ6の左側面部6Cに設けられた折畳み式の昇降装置を示し、該昇降装置21は、図1に示す如く、例えば作業者等が足をかけてホッパ6に昇降するラダーとして形成され、後述の固定ラダー22、可動ラダー24、リミットスイッチ27、遮断弁29等によって構成されている。そして、昇降装置21は、作業者が手動で可動ラダー24を上,下方向に回動させることにより、図4に示す折畳み位置と、図6に示す伸展位置のうち何れか一方の位置に保持される。
ここで、例えば車両の走行、木材の破砕作業等を行うときには、可動ラダー24が折畳み位置に保持され、この折畳み位置では、固定ラダー22と可動ラダー24とが互いに重なり合った状態でほぼ同じ高さ位置に配置されている。
この状態で、昇降装置21は、図2に示す如く、走行体2から側方に食み出すことによって車両の走行時に邪魔にならないように、走行体2の幅寸法W内に収まる大きさに形成されている。また、昇降装置21は、図4に示す如く、ホッパ6から上側に食み出すことによって木材の投入時に邪魔にならないように、高さ方向に対して地面からホッパ6の上端6Fの高さH2までの範囲内に収まる位置に取付けられている。
また、折畳み位置では、後述するラダー22,24のステップ22D,22E,24D,24E等が、ホッパ6の底面部6Aの高さH1よりも高い位置、即ち地面から十分に離れることによって足を簡単にかけられない位置に保持される。これにより、車両の走行、木材の破砕作業等を行うときには、オペレータが気付かないうちに作業者等が昇降装置21に不用意に足をかけて昇降するのを防止することができる。
一方、例えば車両のメンテナンス作業等を行うときには、図6、図9に示す如く、可動ラダー24が伸展位置に回動される。この伸展位置では、可動ラダー24が折畳み位置(固定ラダー22)から下向きに伸展した状態となり、ステップ24D,24Eがホッパ6の底面部6Aよりも地面に近い位置に保持される。このため、作業者等は、ラダー22,24に足をかけることによってホッパ6に容易に昇降することができる。
22は例えば押付装置8よりも木材の搬送方向の手前側であるベースフレーム5の前部側に位置してホッパ6の左側面部6Cに固定して設けられた固定ラダーで、該固定ラダー22は昇降装置21の上段側を構成するものである。そして、固定ラダー22は、後述のボルト26等を用いてホッパ6の左側面部6Cに締着された上,下2箇所の取付部22Aと、該各取付部22Aの間に上,下方向に延びて設けられ、互いに車両の前,後方向に離間した一対の手摺部22Bと、該各手摺部22Bの下部側に固着された2個のブラケット板22Cと、該各ブラケット板22Cの間に固着された例えば2個のステップ22D,22Eとによって大略構成されている。
この場合、各手摺部22Bは、例えば略コ字状のパイプ材等を用いて形成され、長さ方向の両側が各取付部22Aに固着されている。また、手摺部22Bの長さ方向の中間部は、ホッパ6の左側面部6Cから側方に離れた位置で上,下方向に延び、作業者等がラダー22,24を昇降するときに把持し易い構成となっている。また、各手摺部22Bには、その両端側を連結して上,下方向に延びる補強梁22F(一方のみ図示)がそれぞれ固着されている。
また、各ブラケット板22Cは互いに対向して配置され、これらのブラケット板22Cには、図9に示す如く、他の金属板等を用いて例えば2個のストッパ22Gが設けられている。これらのストッパ22Gは、後述する可動ラダー24の補強板24Bに当接することにより、可動ラダー24を伸展位置に保持するものである。
また、ステップ22Dは、例えば上部側に滑り止めの凹凸部が形成された金属板等からなり、各ブラケット板22Cの間及び各補強梁22Fの間に固着されている。さらに、ステップ22Eは、例えば上面側に滑り止めのマット等が設けられた金属板等からなり、各手摺部22Bの間及び各補強梁22Fの間に固着されている。そして、これらのステップ22D,22Eは上,下方向に間隔をもって配置され、昇降装置21の上段側(例えば3段目,4段目)のステップを構成している。
23は固定ラダー22と可動ラダー24とを折畳み可能に連結する連結軸で、該連結軸23は、固定ラダー22の各ブラケット板22Cの間に可動ラダー24を回動可能に取付けている。これにより、可動ラダー24は、連結軸23を中心として回動することにより、折畳み位置と伸展位置との間で移動される。
24は昇降装置21の下段側を構成する可動ラダーで、該可動ラダー24は、図5、図8に示す如く、車両の前,後方向に間隔をもって上,下方向に延びた一対の支持パイプ24Aと、該各支持パイプ24Aの下端側に固着された例えば2枚の補強板24B,24Cと、各支持パイプ24Aの間に固着され、互いに上,下方向に離間した例えば2個のステップ24D,24Eとによって大略構成されている。
ここで、支持パイプ24Aは、例えば直線状のパイプ材等によって形成され、その基端側が連結軸23によって固定ラダー22の各ブラケット板22Cの間に回動可能に連結されている。また、補強板24B,24Cは、各支持パイプ24Aを直径方向で挟む位置に配置され、各支持パイプ24Aの下端側を互いに連結している。この場合、一方の補強板24Bは、伸展位置で固定ラダー22のストッパ22Gに当接するものである。
また、ステップ24Dは、例えば2枚の細長い金属板等からなり、これらの金属板は、各支持パイプ24Aを挟む位置で当該パイプの間に固着されると共に、各支持パイプ24Aの先端側(伸展位置での下端側)を互いに連結している。さらに、ステップ24Eは、ステップ24Dとほぼ同様の2枚の金属板等からなり、各支持パイプ24Aの長さ方向中間部に固着されて当該パイプの間を連結している。
これらのステップ24D,24Eは、昇降装置21の下段側(例えば1段目,2段目)のステップを構成している。そして、可動ラダー24が伸展位置に回動されたときには、上段側のステップ22D,22Eと、下段側のステップ24D,24Eとがほぼ一定の間隔で上,下方向に並んだ状態となり、全体として例えば4段の梯子が形成される。
一方、中間位置のステップ24Eには、作業者等が可動ラダー24を回動させるときに把持する取手24Fと、可動ラダー24が折畳み位置にあるときに後述のリミットスイッチ27に当接する突起部24Gとが設けられている。
25は可動ラダー24を折畳み位置でロックする例えば2本のロックレバーで、該各ロックレバー25は、図5に示す如く、例えば可動ラダー24のステップ24Eに固着された略筒状のレバー支持部25Aによって摺動可能に支持され、固定ラダー22の手摺部22Bに固着された略筒状のレバー係合部25Bに対して係合,離脱可能となっている。
そして、可動ラダー24を折畳み位置に回動したときには、図5に示す如く、各ロックレバー25の先端側をレバー係合部25Bに係合させる。これにより、可動ラダー24の回動動作をロックレバー25によって規制できるので、可動ラダー24を折畳み位置にロックした状態で車両の走行や木材の破砕作業等を円滑に行うことができる。
また、昇降装置21を使用するときには、各ロックレバー25の先端側をレバー係合部25Bから引抜いて離脱させ、両者の係合状態を解除することにより、可動ラダー24を下向きに引張って伸展位置に回動させることができる。なお、図6等において、26は固定ラダー22の上,下の取付部22Aをホッパ6の左側面部6Cにそれぞれ締着する複数本のボルト(上側のみ図示)である。
27は可動ラダー24の位置を検出する検出手段としてのリミットスイッチで、該リミットスイッチ27は、図7ないし図9に示す如く、例えば固定ラダー22のステップ22Eの裏面側に固定して設けられ、後述するコントローラ28の入力側に接続されている。
ここで、リミットスイッチ27は、上,下方向に回動されることにより当該スイッチの開,閉状態が切換えられるレバー27Aを有している。このレバー27Aは、例えば昇降装置21が折畳まれているときに、可動ラダー24の突起部24Gに押動されて上向きに回動した状態となっている。また、可動ラダー24が伸展位置に回動されたときには、図9に示す如く、突起部24Gから離れたレバー27Aが戻しばね(図示せず)等によってほぼ水平となる位置に回動され、リミットスイッチ27の開,閉状態が切換えられる。
このように、リミットスイッチ27は、可動ラダー24が折畳み位置と伸展位置のうち何れの位置にあるかを検出し、可動ラダー24の位置に応じた検出信号をコントローラ28に出力するものである。
28は木材破砕機1に搭載されたマイクロコンピュータ等からなるコントローラで、該コントローラ28の入力側には、図7に示す如く、操作装置14、リミットスイッチ27等が接続され、コントローラ28の出力側には後述の遮断弁29等が接続されている。そして、コントローラ28は、操作装置14の操作内容に応じて搬送コンベヤ7、押付装置8、破砕装置9、排出コンベヤ11等を作動させる。
また、コントローラ28は、リミットスイッチ27によって可動ラダー24の位置を検出し、検出結果に応じて遮断弁29を切換える。これにより、搬送コンベヤ7、押付装置8、破砕装置9及び排出コンベヤ11を駆動する各モータ17,18,19,20は、可動ラダー24が折畳み位置にあるときに作動可能な状態となり、可動ラダー24が伸展位置に回動されたときには、作動を禁止された状態となる。
29はコントローラ28と共に停止手段を構成する遮断弁で、該遮断弁29は、例えば電磁パイロット式の2位置切換弁等によって構成されている。そして、遮断弁29は、油圧ポンプ16の吐出側と各モータ17〜20との間に設けられ、コントローラ28から入力される信号に応じて、これらの間を接続,遮断するものである。
この場合、可動ラダー24が折畳み位置にあるときには、コントローラ28によって遮断弁29が接続位置に保持され、各モータ17〜20は、遮断弁29等を介して油圧ポンプ16の吐出側に接続されている。これにより、車両のオペレータは、操作装置14等を操作して搬送コンベヤ7、押付装置8、破砕装置9及び排出コンベヤ11を作動させ、木材の破砕作業を行うことができる。
また、可動ラダー24が伸展位置に回動されたときには、コントローラ28によって遮断弁29が遮断位置に切換えられ、各モータ17〜20は、遮断弁29によって油圧ポンプ16から遮断される。これにより、例えば作業者がホッパ6上でメンテナンス作業等を行うときには、オペレータが操作装置14を操作したとしても、搬送コンベヤ7、押付装置8、破砕装置9及び排出コンベヤ11が停止した状態に保持される。
本実施の形態による木材破砕機1は上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
まず、オペレータが車両を走行させたり、木材の破砕作業等を行うときには、昇降装置21の可動ラダー24をロックレバー25によって折畳み位置にロックする。そして、オペレータは、走行レバー13を操作することにより、走行体2の各クローラ4を前進側または後退側に駆動し、木材破砕機1を作業現場等に向けて走行させることができる。
そして、作業現場では、オペレータが操作装置14によって始動操作を行うと、油圧ポンプ16から遮断弁29を経由して各モータ17,18,19,20に圧油が給排され、搬送コンベヤ7、押付装置8、破砕装置9及び排出コンベヤ11が作動するので、木材の破砕作業を行うことができる。
この破砕作業では、まず油圧ショベル等(図示せず)を用いてホッパ6内に破砕すべき木材を投入する。これにより、木材は、図3中の矢示Aに示す如く、搬送コンベヤ7のチェーンベルト7Aによってホッパ6から破砕ロータ9Bに向けて連続的に搬送される。そして、破砕ロータ9Bの近傍に達した木材は、押付装置8によって上方から押え込まれ、その押付ローラ8Cと搬送コンベヤ7(チェーンベルト7A)との間に挟込まれた状態で、これらの部材によって破砕ロータ9Bに押付けられる。
このとき、破砕ロータ9Bは矢示B方向に高速で回転しているので、その外周側に設けられた各破砕ビット9Dによって木材が破砕され、小片状の木材チップが生成されると共に、各破砕ビット9Dと剪断刃装置10の剪断刃10Cとの間でも木材チップの剪断が行われる。このように生成された細かい木材チップは、分級板9Eの小孔9Fを通過し、排出コンベヤ11のベルト11Aによって木材破砕機1の外部に排出される。
また、木材破砕機1を使用していると、例えば搬送コンベヤ7の周囲に木材の破片等が溜まったり、破砕装置9の破砕ビット9Dに木材が詰まることがあるため、破砕作業時には、ホッパ6に上って搬送コンベヤ7や破砕装置9のメンテナンス作業を行う場合がある。
この場合、作業者等は、図6、図9に示す如く、まず昇降装置21のロックレバー25を解除した後に、可動ラダー24を折畳み位置から伸展位置に回動させると、そのステップ24D,24Eがホッパ6の底面部6Aよりも地面に近い位置となるので、例えば1段目のステップ24Dに容易に足をかけることができる。
これにより、作業者は、固定ラダー22の手摺部22Bに掴まりつつ、各ラダー22,24のステップ22D,22E,24D,24Eに足をかけて地面とホッパ6上との間をスムーズに昇降することができ、搬送コンベヤ7や破砕装置9の点検、清掃等をホッパ6上で効率よく行うことができる。
また、可動ラダー24が伸展位置に回動されたときには、この動作がリミットスイッチ27によって検出され、遮断弁29によって油圧ポンプ16から各モータ17,18,19,20への圧油供給が遮断されることにより、搬送コンベヤ7、押付装置8、破砕装置9及び排出コンベヤ11が一斉に停止する。
そして、例えばメンテナンス作業を終えた作業者がホッパ6から下りて昇降装置21を折畳んだときには、この動作がリミットスイッチ27によって検出され、各モータ17〜20への圧油供給が再開されることにより、木材の破砕作業を行うことができる。
かくして、本実施の形態によれば、ホッパ6の左側面部6Cに折畳み式の昇降装置21を設ける構成としたので、例えば車両のメンテナンスを行う作業者等は、昇降装置21のステップ22D,22E,24D,24Eに足をかけて簡単な動作でホッパ6に上ることができる。これにより、例えばホッパ6上で搬送コンベヤ7や破砕装置9の点検等を行うときには、昇降装置21によって地面とホッパ6との間を容易に昇降できるので、この昇降動作を含めて作業全体を効率よく行うことができ、作業にかかる手間を軽減してメンテナンス性を向上させることができる。
この場合、昇降装置21を走行体2の幅寸法W内に収まるように形成したので、例えば車両の走行時には、昇降装置21が走行体2から側方に食み出して走行の邪魔になるのを避けることができる。従って、木材破砕機1に昇降装置21を搭載した状態でも、これを周囲の障害物等に接触させることなく、車両を円滑に走行させることができる。
また、昇降装置21を地面からホッパ6の上端6Fの高さH2までの範囲内に収まる位置に配設したので、例えばホッパ6に木材を投入するときには、昇降装置21がホッパ6から上側に食み出して投入作業の邪魔になるのを避けることができる。従って、例えば投入作業を行う油圧ショベル等の機械や、投入される木材等が昇降装置21に接触するのを防止でき、木材の投入作業を円滑に行うことができる。
また、昇降装置21を固定ラダー22と可動ラダー24とによって折畳み可能に形成したので、昇降装置21を使用しないときには、可動ラダー24を地面から十分に離れた折畳み位置に保持することができる。これにより、折畳み位置では、全てのステップ22D,22E,24D,24Eをホッパ6の底面部6Aの高さH1よりも高い位置に配置できるので、作業者が破砕作業中等の不適切なタイミングで昇降装置21に足をかけて昇降するのを防止することができる。
しかも、可動ラダー24を折畳むことによって昇降装置21を小型化できるので、狭い配置スペース等でも昇降装置21を容易に配置でき、例えば走行体2の幅寸法Wやホッパの高さH2内に昇降装置21を無理なく収めることができる。
一方、昇降装置21を使用するときには、可動ラダー24を伸展位置に回動して下向きに延ばすことができるので、作業者等は地面に近い位置で可動ラダー24に容易に足をかけることができ、昇降動作をスムーズに行うことができる。
また、昇降装置21には、リミットスイッチ27と遮断弁29とを設けたので、作業者等が可動ラダー24を延ばして伸展位置で使用するときには、この動作をリミットスイッチ27によって確実に検出でき、遮断弁29によって搬送コンベヤ7、押付装置8、破砕装置9、排出コンベヤ11等の各装置を強制的に停止させることができる。
これにより、オペレータは、例えばホッパ6内を直接見ることができなくても、各装置が停止状態となることによってホッパ6内に作業者がいることを確実に認識でき、例えば作業者に声をかけたり、メンテナンス作業が終わるまで待機することにより、適切に対処することができる。
また、例えばメンテナンス作業後に木材の破砕作業を行うときには、作業者がホッパ6から下りて昇降装置21を折畳まない限り、オペレータは破砕作業用の各装置を作動させることができないので、例えばホッパ6内に作業者がいるのに破砕作業を開始しようとしたり、オペレータがホッパ6の位置まで行ってその内部を確認するような無駄な動作を省くことができる。従って、オペレータと作業者との連係性を高めて作業を円滑に進めることができる。
なお、前記実施の形態では、例えば2本のラダー22,24を有する折畳み式の昇降装置21を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば1本のラダーをホッパ6に固定的に設ける構成としてもよく、また3本以上のラダーが折畳み可能となった折畳み式の昇降装置を用いる構成としてもよい。また、本発明は、折畳み式の昇降装置21に限らず、固定ラダーに対して可動ラダーが長さ方向にスライドして伸縮する伸縮式のラダーを用いてもよい。
また、実施の形態では、昇降装置21に4段のステップ22D,22E,24D,24Eを配置する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば3段以下、または5段以上のステップを配置する構成としてもよい。
また、実施の形態では、可動ラダー24の基端側を固定ラダー22に取付ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、可動ラダーは、例えば固定ラダーの下側でホッパ6の側面部6Cに回動可能に取付ける構成としてもよい。
また、実施の形態では、昇降装置21をホッパ6の左側面部6Cに設ける構成としたが、本発明の昇降装置はこれに限らず、例えばホッパ6の前側の側面部6B、右側面部6D等に設ける構成としてもよい。
さらに、実施の形態では、自走式の木材破砕機1を例に挙げ、そのホッパ6の底面部6Aには底面部6Aを設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば走行体2をもたず、トレーラ等によって運搬される非自走式の木材破砕機や、ホッパ6が底面部をもたない枠状の箱体として構成された木材破砕機に適用してもよい。
本発明の実施の形態による木材破砕機を一部破断して示す正面図である。 木材破砕機を上側からみた平面図である。 搬送コンベヤ、押付装置、破砕装置等を拡大して示す図1中の要部拡大断面図である。 昇降装置の近傍を拡大して示す図1中の要部拡大図である。 昇降装置を折畳んだ状態で示す正面図である。 昇降装置が伸展した状態を図4と同様位置からみた要部拡大図である。 木材破砕機の駆動系統を概略的に示す構成図である。 昇降装置等を図5中の矢示VIII−VIII方向からみた断面図である。 昇降装置が伸展した状態を図8と同様位置からみた断面図である。
符号の説明
1 木材破砕機
2 走行体
3 トラックフレーム
4 クローラ
5 ベースフレーム
6 ホッパ
6A 底面部
6B,6C,6D 側面部
6F 上端
7 搬送コンベヤ(搬送装置)
8 押付装置
9 破砕装置
10 剪断刃装置
11 排出コンベヤ
17,18,19,20 モータ
21 昇降装置
22 固定ラダー
22D,22E,24D,24E ステップ
23 連結軸
24 可動ラダー
25 ロックレバー
27 リミットスイッチ(検出手段)
28 コントローラ
29 遮断弁(停止手段)
W 幅寸法
H1,H2 高さ

Claims (2)

  1. 左,右のクローラ位置で幅寸法Wを有する自走可能な走行体と、該走行体上に前,後方向に延びて設けられたベースフレームと、該ベースフレームの前部側に設けられ破砕すべき木材が投入される箱形状のホッパと、該ホッパの内側に配設され該ホッパに投入された前記木材を搬送する搬送装置と、該搬送装置によって搬送された前記木材を上方から押え込む押付装置と、前記ベースフレームの長さ方向の中央部に設けられ前記搬送装置と押付装置とにより導入された前記木材を破砕する破砕装置とを備えてなる木材破砕機において、
    前記押付装置よりも前記木材の搬送方向の手前側である前記ベースフレームの前部側でかつ前記ホッパの側面部には、ラダーによって形成され前記ホッパと地面との間で作業者等が昇降する昇降装置を設け、
    前記昇降装置は、前記ホッパの側面部に固定して設けられた固定ラダーと、該固定ラダーの下部側を中心として前記固定ラダーに重なり合う折畳み位置と前記固定ラダーから下向きに伸展した伸展位置との間で回動可能に設けられた可動ラダーとにより構成し、
    前記昇降装置は、前記固定ラダーを前記ホッパの側面部に取付けた状態では、前記走行体の幅寸法W内に収まると共に地面から前記ホッパの上端までの範囲内に収まる構成とし、かつ前記可動ラダーを伸展位置とした状態では、当該可動ラダーの下端側は地面よりも上側に離間した位置まで伸展する構成としたことを特徴とする木材破砕機。
  2. 前記昇降装置には、前記可動ラダーが前記折畳み位置と伸展位置のうち何れの位置にあるかを検出する検出手段と、該検出手段によって前記可動ラダーが伸展位置にあると検出したときに前記搬送装置と破砕装置とを停止する停止手段とを設けてなる請求項1に記載の木材破砕機。
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