JP4574332B2 - 光学装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献3のように本体の中央部に合焦環を配置した望遠鏡において、本体の下部に三脚座を設け、その三脚座の位置が望遠鏡の重心位置より対物側に構成されているものが知られている。
すなわち、本発明の光学装置は、光学系を保持した光学系保持部材と、前記光学系を覆うカバーケースとを備え、前記光学系保持部材と前記カバーケースとは当接部で嵌め合わされて固定され、これにより前記光学系を覆う防水構造が形成された光学装置であって、
前記光学系保持部材は、前記カバーケースよりも高い剛性の材質で構成され、
前記光学系保持部材には、三脚座ネジ本体を取り付けるための固定手段が構成され、
前記固定手段は、前記光学系保持部材における前記カバーケースとの当接部よりも前記光学系保持部材の外周側であって、前記光学装置全体のほぼ重心位置に設けられており、
前記光学系保持部材における前記カバーケースとの当接部には、防水シールが前記カバーケースの突起部によって前記光学系保持部材の溝部内で圧縮され挟み込まれており、
前記防水シールは、ポアソン比が0.4以上の材質で、且つ、気体透過係数が10g/m2・24H以下であるゴム部材で構成されていることを特徴としている。
本発明の実施の形態においては、この光学装置をより具体的には、1対の対物レンズ、1対の接眼レンズ、複数のプリズムで構成された1対のプリズムユニット、振れ補正光学機構が保持された光学系保持部材と、これらの光学系を覆うカバーケースとを有し、これらの光学系保持部材とカバーケースとを当接部で防水シールを介して嵌め合わせて固定し、これにより前記光学系を覆う閉鎖された空間領域が形成された防水型双眼鏡を構成し、前記カバーケースをプラスチック材で形成すると共に、前記光学系保持部材をカバーケースよりも高い剛性のアルミダイキャスト・マグネシウムダイキャストなどの材質で形成し、三脚座ネジ本体を取り付けるための固定手段を光学系保持部材におけるカバーケースとの当接部よりも光学系保持部材の外周側であって、前記光学装置全体のほぼ重心位置に設けるようにする。
本発明の実施例では、上記した本発明を適用して防水型双眼鏡を構成した。
図1は本実施例の三脚座ネジ部を通過する断面での側面からみた防水型双眼鏡の断面図である。
また、図2は本実施例の光軸を通過する上面から見た防水型双眼鏡の断面図であり、図3は本実施例の防水型双眼鏡の全体斜視図である。
図1〜図3において、1は光学保持部材、L1は対物レンズ群、L2は振れ補正光学系、L3はプリズムユニット、L4は接眼レンズ群である。光学保持部材1には、対物レンズ群L1、振れ補正光学系L2、プリズムユニットL3と接眼レンズ群L4を構成した接眼ユニットが各部材を介して取り付けられている。
ここで、光学保持部材1は、高剛性を必要とする部材であることから、アルミダイキャスト・マグネシウムダイキャストなどの材質で作られている。
フォーカスつまみ5を回すことにより、対物台2が光軸方向で前後し、観察対象の像に対してピントをあわせることが可能となっている。
6は対物鏡筒であり、対物鏡筒6は対物台2にネジにより固定されており、対物鏡筒6には対物レンズ群L1が所定のレンズ間隔を持ち且つ光軸を共にして固定されている。
接眼レンズ群L4は、接眼鏡筒7に溶着による加締めにて所定のレンズ間隔を持ち且つ光軸を共にして固定されている。
これにより、観察者の左右の目の視度が異なっている場合に、調整を行うことが可能となる。
この構造は、左右のどちらかに構成されていれば良く、どちらか1方は固定された構造を持っていれば成立する。本実施例の場合は、左右とも同じ構成を持っておりどちらか1方は製造誤差上の光学調整を行った後に接着やネジによる固定を行う方法をとっている。
プリズムに入射した対物レンズ群L1の光軸の光線は、プリズムユニット内で折れ曲がり接眼レンズ群L4の光軸へ出射される。
接眼ユニット400内のプリズムホルダー11には、ギアプレート12がネジにより取り付けられており、接眼ユニット400の左右が、このギアベースで結合しており、接眼ユニット400を対物レンズ群L1の光軸を中心に回転させると左右の接眼ユニット400が連動して回転する構成となっている。
この構成により、観察者が双眼鏡を覗くときに観察者の目幅に合った位置へ接眼ユニット400を調整することが可能である。
本体21にはVAP素子(不図示)が収容されている。VAP素子は、2枚の透明板の間がベローズにより液密的に接続され、その中に所定の屈折率を有する透明液体が収容されている。
VAP素子は保持枠に保持され、この保持枠に形成されたコイル部と本体21に形成されたマグネット部とで電磁アクチュエータを構成し、その駆動により左右の各VAP素子の対物側の透明板がピッチ(垂直)方向に傾けられ接眼側の透明板がヨー(水平)方向に傾けられる。これによりVAP素子を通過する光線が偏向させられる。
また、本体21には双眼鏡本体の垂直方向の振れを検出する振れ検出センサ22と双眼鏡本体の水平方向の振れを検出する振れ検出センサ23が取り付けられたメイン基板24が固定されている。
メイン基板24には、CPUが実装されており、振れ検出センサ22・23にて検出された双眼鏡の振れ量を演算して、VAP素子を電磁アクチュエーターにて所定量駆動させ、振れ補正を行う。
ユニットのカバーケース13は、ポリカーボネイト・ABSなどのプラスチック材料でつくられており、軽量化が計られている。
電池BOX15には、電池蓋17が蓋ロック18と共に設けられ、電池蓋17と電池BOX15との間には、シールゴム19が設けられており、電池蓋17を閉め、蓋ロック18でロックしたときに電池BOX15内に水が入らないようにシーリングされている。
電池BOX15には端子が設けられ、端子からはリード線によってメイン基板24に電源を供給し、防振機構を駆動する。
シールゴム16・19・30の材質は、ブチルゴムが用いられており、ブチルゴムのポアソン比は0.4以上、望ましくは0.49程度の材質で、気体透過係数は10g/m2・24H以下であるゴム部材で構成される。
その際、望ましくは4.8g/m2・24Hのものが用いられる。
以上の構成により、不意に外力等が双眼鏡本体に加わった場合にも、ユニットのカバーケース13と光学保持部材1との間から、水などの侵入を確実に防止することが可能となる。
三脚座ネジ本体31には、フランジ部が形成されており、このフランジ部の部分が顎部1cにネジ(図示省略)で固定されている。
三脚座ネジ本体31は、下カバー32によって覆われ、三脚座のネジ穴だけが露出する構成となっている。この構成により、三脚座ネジ本体31のネジ穴の位置は、双眼鏡全体のほぼ重心位置に設定されている。
上カバー33は、ユニットのカバーケース13にネジにて固定されており、下カバー32は、ネジによって電池BOX15に固定され、保護ガラス14の物体側で上カバー33と噛み合わせ固定されている。
ユニットのカバーケース13には左右の外装ゴム34・35、上カバー33を固定するネジを隠し、且つ双眼鏡を保持したときに指先がかかる位置に設けられた左右の指かけゴム36・37が両面テープと接着剤によって固定されている。
上カバー33、下カバー32、外装ゴム34・35、指かけゴム36・37で双眼鏡の外観を構成している。
L2:振れ補正光学系
L3:プリズムユニット
L4:接眼レンズ群
1:光学保持部材
2:対物台
3:ネジ
4:フォーカス軸
5:フォーカスつまみ
6:対物鏡筒
7:接眼鏡筒
8:接眼ホルダー
9:カムフォロア
10:視度調リング
11:プリズムホルダー
12:ギアプレート
13:ユニットのカバーケース
14:保護ガラス
15:電池BOX
16:シールゴム
17:電池蓋
18:蓋ロック
19:シールゴム
20:可変頂角プリズム(VAP)ユニット
21:本体
22:振れ検出センサ
23:振れ検出センサ
24:メイン基板
30:シールゴム
31:三脚座ネジ
32:下カバー
33:上カバー
34・35:外装ゴム
36・37:指かけゴム
100:対物鏡筒ユニット
200:振れ補正ユニット
400:接眼ユニット
Claims (2)
- 光学系を保持した光学系保持部材と、前記光学系を覆うカバーケースとを備え、前記光学系保持部材と前記カバーケースとは当接部で嵌め合わされて固定され、これにより前記光学系を覆う防水構造が形成された光学装置であって、
前記光学系保持部材は、前記カバーケースよりも高い剛性の材質で構成され、
前記光学系保持部材には、三脚座ネジ本体を取り付けるための固定手段が構成され、
前記固定手段は、前記光学系保持部材における前記カバーケースとの当接部よりも前記光学系保持部材の外周側であって、前記光学装置全体のほぼ重心位置に設けられており、
前記光学系保持部材における前記カバーケースとの当接部には、防水シールが前記カバーケースの突起部によって前記光学系保持部材の溝部内で圧縮され挟み込まれており、
前記防水シールは、ポアソン比が0.4以上の材質で、且つ、気体透過係数が10g/m2・24H以下であるゴム部材で構成されていることを特徴とする光学装置。 - 前記光学系保持部材には、1対の対物レンズ、1対の接眼レンズ、複数のプリズムで構成された1対のプリズムユニット、振れ補正光学機構が保持されていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
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