JP4570426B2 - 戸板取付具 - Google Patents

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Description

本発明は、クローゼットや部屋の間仕切り等である建物の開口部に、折戸又は開き戸の戸板を開閉自在に取り付ける際に用いる戸板取付具に関する。
クローゼットや部屋の間仕切り等、建物の開口部に、折戸又は開き戸の戸板を開閉自在に取り付ける戸板取付具は、開口部上縁に固着したガイドレールへの嵌め込み作業性を高めるとともに、開口寸法のバラつきによるガイドレールの高さ位置の誤差を吸収するため、ガイドレールの溝内に嵌入させる凸部材をガイドレールに向けて付勢状態で下向きに押込可能に設ける場合が一般的である。
例えば、特許文献1に見られるアウターセットタイプ(かぶせ組付タイプ)の折戸の戸板取付具は、折戸裏面に位置固定される取付具本体(ランナー本体)に、円柱状の凸部材(ランナーガイド)をスプリングによって上方に付勢しながら、下方へ押込可能に突出させている。更に、取付具本体には、凸部材の後端部に形成された切欠部に係合する止めねじが設けられていて、凸部材の先端を押し下げによって凸部材をガイドレール(レール)に嵌入した後、止めねじによって凸部材の上下動を拘束して、折戸のふらつきやガイドレールからの離脱を防止している。
実公平05-18459号公報(2頁〜3頁、図8)
特許文献1が提案する戸板取付具は、構造上又は作業上にいくつかの問題点があった。まず、構造上の問題点として、開口寸法のバラつきによりガイドレールの高さに誤差が生じた場合、凸部材は取付具本体に対して上下移動してその誤差を吸収するが、これにより取付具本体に設けた止めねじと凸部材の切欠部との相対位置が変化して、止めねじが係合できなくなる問題点がある。この問題点を解消するため、切欠部を上下に複数段設けることが提案されているが、必ずしも止めねじとの位置は一致しないし、無理矢理一致させると凸部材とガイドレールの間に隙間ができガタ付きが生じてしまう。
また、子供がぶら下がったり、人がもたれかかったりする等して大きな力が作用して戸板が変形する(撓む)場合や、地震の揺れでガイドレールと戸板との間隔が瞬間的に広がる場合に、凸部材は止めねじによって戸板との相対位置が固定されているため、戸板側に引っ張られ、凸部材がガイドレールから離脱してしまう危険性が問題となる。このほか、作業上の問題点としては、止めねじを締め込んだり緩めたりする作業が面倒で、止めねじの緩みや締め忘れも起こり得る問題がある。
このように、従来の戸板取付具には、なお作業上の問題点及び構造上の問題点が残っており、改善が望まれていた。そこで、戸板取付具のガイドレールからの脱落による戸板の転倒を確実に防止でき、かつ建物の開口部へ簡単に戸板を取り付けることのできる戸板取付具を開発するため、検討した。
検討の結果開発したものが、建物の開口部上縁に固着したガイドレールへ下方から嵌入部位を嵌入する凸部材と、戸板に取り付ける旋回軸とからなり、前記旋回軸を中心に戸板を建物の開口部に対して開閉自在にする戸板取付具において、凸部材は、上方に付勢状態で昇降自在に弾支され、ガイドレールの下縁フランジに向けて進退する脱落防止材を嵌入部位に設けてなり、この嵌入部位をガイドレールに嵌入した状態で脱落防止材を下縁フランジに向けて進出させ、この脱落防止材をガイドレールの下縁フランジに係合することにより、凸部材がガイドレールから下方に脱落することを防止したことを特徴とする戸板取付具である。これは、旋回軸の旋回中心線から半径方向に離れた位置でこの旋回軸と凸部材とを連結するアウターセットタイプの戸板取付具でもよいし、旋回軸の旋回中心線上でこの旋回軸と凸部材とを連結するインナーセットタイプの戸板取付具でもよい。
脱落防止材は、移動片及び係合片からなる断面L字状で、(1)凸部材に保持された調整ネジに移動片を螺合し、調整ネジに対する移動片の螺合位置に応じて、係合片をガイドレールの下縁フランジから嵌入部位に後退又は嵌入部位からガイドレールの下縁フランジに向けて進出させる構成、又は(2)移動片及び係合片からなる断面L字状で、バネ部材で付勢した移動片を凸部材に取り付け、係合片を嵌入部位からガイドレールの下縁フランジに向けて突出させてなり、バネ部材を弾性変形させて移動片を変位させることにより係合片をガイドレールの下縁フランジから嵌入部位に後退させ、バネ部材を復元させて移動片を復帰させることにより嵌入部位からガイドレールの下縁フランジに向けて進出させる構成を示すことができる。
上記(2)の構成は、更に(a)バネ部材で付勢した移動片をガイドレールの下縁フランジに向けて進退自在に凸部材に取り付け、係合片を嵌入部位からガイドレールの下縁フランジに向けて突出させてなり、バネ部材を圧縮又は伸長させて係合片をガイドレールの下縁フランジから嵌入部位に後退させ、バネ部材を復元させて嵌入部位からガイドレールの下縁フランジに向けて進出させる構成、又は(b)バネ部材で付勢した移動片をガイドレールの下縁フランジに向けて傾倒自在に凸部材に取り付け、係合片を嵌入部位からガイドレールの下縁フランジに向けて突出させてなり、バネ部材を弾性変形させて移動片を傾倒させることにより係合片をガイドレールの下縁フランジから嵌入部位に後退させ、バネ部材を復元させて移動片を起立させることにより嵌入部位からガイドレールの下縁フランジに向けて進出させる構成を具体的に示すことができる。
上記(2)の脱落防止材は、係合片の上面を該係合片の進出方向に向けて下り勾配の傾斜ガイド面とし、凸部材の嵌入部位をガイドレールに嵌入させる際に、前記傾斜ガイド面をガイドレールの下縁フランジに当接させることによりバネ部材の付勢に抗して移動片を変位させ、係合片をガイドレールの下縁フランジから嵌入部位に後退させるとよい。また、同じく上記(2)の脱落防止材は、移動片と連動する解除操作部を凸部材に設けてなり、凸部材の嵌入部位をガイドレールに嵌入させる際に、前記解除操作部を変位させることによりバネ部材の付勢に抗して移動片を変位させ、係合片をガイドレールの下縁フランジから嵌入部位に後退させるとよい。各解除操作部は、移動片に直接設けてもよいし、凸部材に設けて移動片を進退又は傾倒させるように連動させてもよい。
本発明により、戸板の転倒を確実に防止でき、建物の開口部へ簡単に戸板を取り付けることのできる戸板取付具を提供できるようになる。ガイドレールに嵌入する凸部材に脱落防止材を設けたので、脱落防止材は常に一定の安定したガイドレールとの係合状態を実現する。これから、従来見られた止めねじと凸部材の切欠部との位置が合わない心配がなくなり、無理に位置合わせした場合に生じていた凸部材とガイドレールとの間のガタ付きを発生させない効果を有する。更に、凸部材は通常、幾分押込まれて付勢状態でガイドレールに嵌入されているから、戸板に負荷が掛かって変形した場合でも、追従する範囲内であれば凸部材は付勢力によって嵌入状態が維持されるし、仮に追従範囲を超えても、脱落防止材の係合力によって脱落強度が高まる。
具体的には、調整ネジを完全に締め込むだけの操作、あるいは何も特別に操作をしなくても、ガイドレールへの脱落防止材の確実な係合が実現できるようになり、従来見られた止めねじと凸部材の切欠部との位置を合わせる作業を不要とする効果も有する。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。図1は本例の戸板取付具1を取り付けた固定側及び移動側の戸板2,3からなるアウターセットタイプの折戸4を建物の開口部5に取りつけた扉開閉装置の側面図、図2は同扉開閉装置の折戸4を閉じた状態を表した平面図、図3は同扉開閉装置の折戸4を開いた状態の上端面6側を表した平面図、図4は同扉開閉装置の折戸4を開いた状態の下端面7側を表した平面図、図5は固定側の戸板2に取り付けた戸板取付具1の正面図、図6は移動側の戸板3に取り付けた戸板取付具1の側面図、図7は図6中A−A断面図、図8は戸板取付具1の分解斜視図、図9は戸板取付具1の戸板2に対する取付関係を表した分解斜視図、図10は戸板2の開閉操作と旋回ピン8との関係(a)戸板取付具1装着時、(b)折戸4閉鎖時及び(c)折戸4開放時それぞれを表した断面図、図11はガイドレール9に戸板取付具1の凸部材10を嵌入させているところの状態を表した断面図、図12はガイドレール9に戸板取付具1の凸部材10から脱落防止材11を突出させた状態を表した断面図である。
本例の扉開閉装置は、図1〜図4に見られるように、屈曲関係で連結した固定側及び移動側の戸板2,3からなるアウターセットタイプ(かぶせ組付けタイプ)の折戸4を建物の開口部5に取りつけた構成である。本例では、開口部5上縁にのみガイドレール9を設け、開口部5下端縁は床面12のままにしている。固定側の戸板2は、図5に見られるように、裏面側に位置する戸板取付具1の案内部13を、前記ガイドレール9に締着した固着補助具14に嵌入して拘束し、下端面を開口部5側縁下端位置に固着する旋回受具15により軸支して取り付けて、旋回のみ可能にする。
移動側の戸板3は、図6に見られるように、上端面6に取り付けた戸板取付具1の凸部材10を前記ガイドレール9に直接嵌入し、ガイドレール9に沿って移動しながら旋回する。すなわち、本例の扉開閉装置は、折戸4全体としては固定側の戸板2の旋回受具15で支持されるとともに固着補助具14により傾倒を防止された状態で旋回し、移動側の戸板3がガイドレール9に案内された状態で折戸4全体として屈曲しながら開閉する構成である。
戸板取付具1は、図7〜図9に見られるように、旋回軸となる旋回ピン8を各戸板2,3の上端面6に枢着する取付部16と、ガイドレール9へ下方から嵌入する凸部材10を上方へ付勢して弾支した案内部13とからなる。本例の取付部16は、各戸板2,3の角部上端面へ一体に嵌合する取付基部17と、旋回ピン8を突設する平板状のピン基部18とから構成し、前記取付基部17にキー溝19を有する軸孔20を穿孔している。
取付基部17は、旋回ピン8が貫通する深さで軸孔20を穿孔した樹脂製ブロック体で、予め各戸板2,3の角部上端面へ取り付けた状態で戸板内の空間にウレタン樹脂を注入発泡させ接着一体化する。加えて、戸板内にある表面側と裏面側の鋼鈑の突き合わせリブ21に設けた切欠22と係合する差し込み溝23内の係合突起24により、取付基部17の上端面6からの確実な抜け止めを図っている。
図示は省略するが、上端面6を塞ぐ型材(図9参照)の下面側に潜り込む突片を、隣接する取付基部17の側面から突設して押さえ込む構造にしておくと、取付基部17のより確実な抜け止めを図ることができる。軸孔20には、点対称位置に一対のキー溝19,19を刻設しており、軸孔20下端に対して軸孔20断面と同形状の挿通孔25を設けた金属製の抜止板26を嵌め込んでいる。
金属製の抜止板26は、樹脂製の取付基部17に比べ、係合する旋回ピン8の係止ピン27との擦れ合いによる磨耗や、旋回ピン8に引き抜き荷重が掛かった際の係止ピン27による破損がなく、前記係止ピン27との係合を安定して保つことができる。
ピン基部18は、案内部13の案内本体28から戸板に向かって前方に延設して水平に折り曲げた板面で、旋回ピン8を垂下させる基礎となる部位である。旋回ピン8は、取付基部17に穿孔した軸孔20より深い位置(正確には軸孔20及び金属製抜止板26の厚みの合計より深い位置)に係止ピン27を貫通させ、側面から係止ピン27の両端を突出させている。戸板取付具1は、各戸板2,3角部の上端面6に嵌合した取付基部17に対して相対的に、前記旋回ピン8からピン基部18及び案内部13までが一体となって旋回する。
案内部13は、上記板材からなるピン基部18を延設する外形箱型の金属製案内本体28と、この案内本体28へ昇降自在に嵌め込んだ樹脂ブロックの凸部材10とからなり、案内本体28及び凸部材10の間に上方へ反発するコイルスプリング29を介装し、凸部材10を上方へ付勢することにより弾支している。本例の凸部材10は、ガイドレール9へ嵌入する嵌入部位となる一対の凸突起30,30を上面に一体に形成した構成である。
案内本体28は、コイルスプリング29の下端を係合する支持突起34を底面から切り起こし、凸部材10の昇降方向を規制する平行レール35,35と、凸部材10の逸脱を防止する拘束ピン36の差込孔とを、それぞれ側面に一体成形している。
凸部材10は、コイルスプリング29を遊嵌状態で嵌め込むスプリング孔37を底面から上方に向けて穿孔し、側面には案内本体28の平行レール35,35に規制されるレール溝38を設けると共に、案内本体28の側面縁部を抱きかかえるガイドフランジ39,39を設け(図7参照)、案内本体28の差込孔から差し込んだ拘束ピン36を挿通させる上下方向の長孔である拘束溝40を貫設している。凸部材10は、案内本体28の平行レールにレール溝38,38が従うことで昇降方向が規制され、案内本体28から差し込んだ拘束ピン36を拘束溝40に挿通させることで昇降範囲が規制されている。
本例の戸板取付具1の戸板2,3の上端面6への取り付けは、軸孔20に旋回ピン8を抜止状態で差し込むだけである。このため、取付に際しては軸孔20に対して旋回ピン8が抜き差し自在で、通常の扉開閉装置使用時には軸孔20に対して旋回ピン8が抜止状態にある必要がある。具体的には、軸孔20に刻設したキー溝19と旋回ピン8から突出する係止ピン27との水平面内における位置関係を特定して、前記取付及び抜止の選択を実現する。
戸板取付具1の案内部13は、ガイドレール9に凸部材10先端を一対の凸突起30,30により回転不能に嵌入するから、ガイドレール9に対して向きを固定することになる。このため、折戸4の開閉操作により各戸板2,3を折り畳むと、案内部13に対して各戸板2,3の向きが変化し、案内部13に従う旋回ピン8は戸板2,3に従う取付基部17の軸孔20に対して旋回する。この戸板2,3の開閉操作に従う旋回ピン8の軸孔20に対する通常旋回範囲は、戸板2,3の向きの変化から、およそ0度(各戸板2,3が直線状に並ぶ閉状態)〜90度(各戸板2,3を折り畳んだ開状態)である。
そこで、本例のキー溝19と係止ピン27とは、図10(a)に見られるように、通常旋回範囲外である135度(案内部13と戸板2,3との開度135度)の位置関係で一致させて、旋回ピン8を軸孔20に差し込むようにしている。これにより、戸板2,3の開閉操作に従う旋回ピン8の通常旋回範囲では、図10(b)及び図10(c)に見られるように、キー溝19と係止ピン27とが一致することはなく、抜け止めを図ることができる。
折戸4全体は固定側の戸板2の下端面7に取り付けた旋回受具15で軸支持しており、戸板取付具1は折戸4の開閉に際して傾倒し、開口部5から逸脱しないようにする働きが主であるため、キー溝19から外れた位置における取付基部17への係止ピン27の係合だけであっても、戸板2,3に対する戸板取付具1の取付強度に問題はない。
戸板取付具1の取付を終えた各戸板2,3は折り畳んだ状態とし、開口部5下縁(本例では床面12)に載せた状態で戸板2,3を引き起こし、戸板2の下端面7を旋回受具15に軸支させておいてから案内部13をガイドレール9直下へ持ってくる。ここで、コイルスプリング29により上方へ付勢して弾支した凸部材10は、常態として凸突起30,30を突出させ、そのままではガイドレール9に嵌入できないが、案内本体28に対して凸部材10を作業者の手によって押し下げることで凸突起30,30をガイドレール9直下にまで持っていき、そのまま凸突起30,30を押し下げていた負荷を外すことで、自律的に凸部材10が復帰して凸突起30,30をガイドレール9に嵌入できる(図11及び図12参照)。
凸部材10は、コイルスプリング29の付勢により上方に向けて付勢されており、ガイドレール9の下縁フランジ41に凸突起30以外の前後の部位を当接する。このため、戸板2の下端面7(旋回受具15)側での高さ調整を必要としない。固定側の戸板2側の凸部材10は、図5から明らかなように、凸突起30,30のガイドレール9への嵌入に加え、固着補助具14への嵌入によって左右位置も規制される。
こうして凸部材10の凸突起30,30をガイドレール9に嵌入できれば、開口部6への戸板2,3の取付は完了する。本発明は、取付完了後の戸板2,3の取付安定性を確保するため、ガイドレール9に嵌入した嵌入部位である凸突起30,30の間からガイドレール9に脱落防止材11を係合させて、凸部材10がガイドレール9から抜け落ちないようにしている。
本例の脱落防止材11は、図8及び図12に見られるように、移動片42及び係合片43からなる断面L字状をした樹脂片である。この脱落防止材11は、凸突起30,30間の凹部31に移動片42の部分を嵌め込み、凹部31の前壁46から後壁47に向けて水平方向に貫設した挿入孔48へ摺動可能に差し込んだ取付ピン32に前記移動片42を取付けている。これにより、取付ピン32が進退する範囲で脱落防止材11全体が水平方向に進退可能となり、係合片43のみを凸突起30,30間から水平方向に突出できる。移動片42は、移動片42に形成した雌ネジ部44と取付ピン32に形成した雄ネジ部49とを螺合させて、取付ピン32に対して取り付けている。
脱落防止材11は、脱落防止材11の係合方向へと付勢するコイルスプリング33を、取付ピン32の後端から後壁47側の挿入孔48内にわたって介装している。これにより、脱落防止材11の移動片42は、常態として凹部31の前壁46に密着している。本例では、この移動片42が前壁46に密着する位置を、脱落防止材11がガイドレール9に係合する位置=係合位置に設定し、前記位置で、係合片43をガイドレール9の下縁フランジ41に係合させる。また、取付ピン32は、図11に見られるように、脱落防止材11が係合位置にあるとき、取付ピン32の前端側を凸部材10から突出させて解除操作部50とし、解除操作部50をコイルスプリング33の付勢に抗して押し込むことにより、係合片43の係合が解除できる位置まで脱落防止材11を水平移動できるようにしている。したがって、戸板2,3を取り外すときには、解除操作部50を押し込んだ状態のまま凸部材10を少し引き下げ脱落防止材11の係合を解除すれば、あとは解除操作部50から手を離して凸部材10を更に引き下げるだけでよい。
また、脱落防止材11の係合片43は、上面を進出方向に向けて下り勾配の傾斜ガイド面45に形成し、凸部材10をガイドレール9へ嵌入させる際に、傾斜ガイド面45をガイドレール9に当接させることで、脱落防止材11を自動的に水平移動できるようにしている。ガイドレール9への係合位置にある脱落防止材11は、凸部材10の凸突起30,30をガイドレール9に嵌入させるに際し、ガイドレール9に干渉する。しかし、ガイドレール9に当接する係合片43の上面は傾斜ガイド面45に形成されているから、凸部材10の上方移動に伴って、脱落防止材11が傾斜ガイド面45の傾斜に沿って係合位置から退く方向(図11中左方向)に自動的に移動できる。このとき、取付ピン32は凸部材10の挿入孔48に摺動可能に差し込んでいるだけなので、脱落防止材11の移動を阻害しない。
こうして係合片43が下縁フランジ41を乗り越えると、コイルスプリング33の復元力によって脱落防止材11が係合方向(図11中右方向)に復帰して、ガイドレール9の下縁フランジ41に向けて突出させた係合片43を、ガイドレール9の下縁フランジ41に係合させることができる。凸部材10は、凸突起30,30の前後面がガイドレール9の下縁フランジ41,41の先端に当接して位置規制されているため、脱落防止材11と下縁フランジ41との係合関係は解除されることはなく、ガイドレール9から凸部材10が抜け落ちて戸板2,3が外れる虞れがなくなる。
開き戸の扉開閉装置を構成するには、上述の例(図1〜図12参照)と全く同じ構造の戸板取付具1を戸板2の上端面6側の側端部に枢着する。すなわち、上述の折戸の扉開閉装置の例の移動側の戸板3を省いて固定側の戸板2だけの構造とし、固定側の戸板2は全く同じ構造にすればよい。これは、折戸及び開き戸の違いなく、部材を共通化できることを意味する。これにより、製品コストを引き下げることができるほか、同一建物内で折戸と開き戸を建て付ける場合の部材管理や取り付けの手間を大幅に減らすことが可能となる。
本発明の戸板取付具1は、ガイドレール9からの凸部材10の抜け落ちを防止できればよいから、例えば図13に見られるように、ガイドレール9の直下に戸板2を配置するインナーセットタイプの折戸や開き戸の戸板2の開口部5への取り付けに用いることもできる。
インナーセットタイプの折戸や開き戸の場合は、開口部5の上縁に目隠し用の框51を設けて、その裏側にガイドレール9を取付けることにより、ガイドレール9及び凸部材10が前記框51でほとんど隠すことができる。図13に示す戸板取付具1は、上述の例(図1〜12参照)と異なり、案内本体28の構成を省き、凸部材10の下面から直接旋回ピン8を下方に向けて突設し、各戸板2,3の角部上端面へ一体に嵌合する取付基部17に、旋回軸としての旋回ピン8を枢着した構造である。旋回ピン8の枢着は、軸孔20に刻設したキー溝19と旋回ピン8から突出する係止ピン27との水平面内における位置関係を特定して、軸孔20に対する旋回ピン8の取付及び抜止の選択を実現するのは、上述の例と同じである。このほか、取付基部17における軸孔20の上面には、旋回ピン8と一体に昇降する凸部材10の下降代を確保するための窪み52が形成してあって、本例では、旋回ピン8に遊嵌したコイルスプリング29を、取付基部17の窪み52との間に介装することで、凸部材10全体を上方へ付勢状態で弾支している。
本例の脱落防止材11は、上述の例とほぼ同じ構造でよいが、框51との干渉を避けるため凸部材10の前後方向の厚みを小さく設定するため、脱落防止材11を付勢しているコイルスプリング33の長さを小さく抑えると共に、取付ピン32の雄ネジ部49にコイルスプリング33を外挿している。この場合、凹部31の後壁47側に設けたピン挿入孔48の入り口付近に段差を形成しておいて、この段差部分と移動片42との間にコイルスプリング33を介装させる。
図14は、ガイドレール9に戸板取付具1の凸部材10から別例の脱落防止材11を突出させた状態を表した断面図である。本例の脱落防止材11も、移動片42及び係合片43からなる断面L字状の樹脂成形品であるが、加えて、移動片42の下端から水平な取付片53を後壁47の方向に延設し、ビス54で凹部31の底面に位置固定的に取り付けられている。本例の脱落防止材11は、取付片53及び移動片42の折曲げ部位を薄く形成してバネ部材とし、取付片53に対して移動片42を付勢しており、凸部材10をガイドレール9へ嵌入させる際に、傾斜ガイド面45がガイドレール9の下縁フランジ41に当接して移動片42を自動的に傾倒させ(図14中仮想線参照)、下縁フランジ41を乗り越えて起立状態に復帰する移動片42に従って変位する係合片43を前記下縁フランジ41に係合する。移動片42の上下中間位置には、前面(図14中右方向)へ向けて中空円筒状に突設された解除操作部50を備えており、解除操作部50を指で押すと移動片42が傾倒して係合片43の係合が解除できるようになっている。従って、本例の凹部31には上述の例に設けた前壁46は設けずに、解除操作部50を露出させている。
図15はガイドレール9に別例の脱落防止材11を取り付けた戸板取付具1の凸部材10を嵌入させているところの状態を表した断面図、図16はガイドレール9に戸板取付具1の凸部材10から別例の脱落防止材11を突出させた状態を表した断面図である。本例の脱落防止材11は、移動片42及び係合片43からなる断面L字状をした金属片である。この脱落防止材11は、凸突起30,30間の凹部31に嵌め込み、凸部材10の前壁46から後壁47にわたって貫設した挿入孔48へ水平方向に差し込んだ調整ネジ55に移動片42の雌ネジ部44を螺合し、係合片43のみを凸突起30,30間から水平方向に突出可能にしている。
本例の場合、調整ネジ55は凸部材10に遊嵌状態で挿入孔48に差し込んでいるのみで、調整ネジ55に螺合する脱落防止材11の移動片42を凹部31に嵌め入れて、調整ネジ55の捩じ込みによる脱落防止材11の供回りを防止している。脱落防止材11は、調整ネジ55を右に回すと、相対的にガイドレール9の下縁フランジ41に向けて移動片42を移動させて係合片43を突出させる(図15中右方向)。このとき、移動片42が前壁46に当接するまで調整ネジ55を前壁46に押し付けながら完全に締め込むようにすれば、移動片42を安定に位置固定できる。
本例の戸板取付具を取り付けた固定側及び移動側の戸板からなるアウターセットタイプの折戸を建物の開口部に取りつけた扉開閉装置の側面図である。 同扉開閉装置の折戸を閉じた状態を表した平面図である。 同扉開閉装置の折戸を開いた状態の上端面側を表した平面図である。 同扉開閉装置の折戸を開いた状態の下端面側を表した平面図である。 固定側の戸板に取り付けた戸板取付具の正面図である。 移動側の戸板に取り付けた戸板取付具の側面図である。 図6中A−A断面図である。 戸板取付具の分解斜視図である。 戸板取付具の戸板に対する取付関係を表した分解斜視図である。 戸板の開閉操作と旋回ピンとの関係(a)戸板取付具装着時、(b)折戸閉鎖時及び(c)折戸開放時それぞれを表した断面図である。 ガイドレールに戸板取付具の凸部材を嵌入させているところの状態を表した断面図である。 ガイドレールに戸板取付具の凸部材から脱落防止材を突出させた状態を表した断面図である。 ガイドレールに別例の戸板取付具の凸部材から別例の脱落防止材を突出させた状態を表した断面図である。 ガイドレールに戸板取付具の凸部材から別例の脱落防止材を突出させた状態を表した断面図である。 ガイドレールに別例の脱落防止材を取り付けた戸板取付具の凸部材を嵌入させているところの状態を表した断面図である。 ガイドレールに戸板取付具の凸部材から別例の脱落防止材を突出させた状態を表した断面図である。
符号の説明
1 戸板取付具
2 固定側の戸板
3 移動側の戸板
5 建物の開口部
8 旋回ピン
9 ガイドレール
10 凸部材
11 脱落防止材
13 案内部
16 取付部
17 取付基部
18 ピン基部
28 案内本体
29 コイルスプリング
30 凸突起
31 凹部
32 取付ピン
33 コイルスプリング
34 支持突起
41 下縁フランジ
42 移動片
43 係合片
44 雌ネジ部
45 傾斜ガイド面
46 前壁
47 後壁
48 挿入孔
49 雄ネジ部
50 解除操作部
52 窪み
53 取付片
54 ビス
55 調整ネジ

Claims (7)

  1. 建物の開口部上縁に固着したガイドレールへ下方から嵌入部位を嵌入する凸部材と、戸板に取り付ける旋回軸とからなり、前記旋回軸を中心に戸板を建物の開口部に対して開閉自在にする戸板取付具において、
    凸部材は、上方に付勢状態で昇降自在に弾支され、ガイドレールの下縁フランジに向けて進退する脱落防止材を嵌入部位に設けてなり、該嵌入部位をガイドレールに嵌入した状態で脱落防止材を下縁フランジに向けて進出させ、該脱落防止材をガイドレールの下縁フランジに係合することにより、凸部材がガイドレールから下方に脱落することを防止したことを特徴とする戸板取付具。
  2. 凸部材は、旋回軸の旋回中心線から半径方向に離れた位置で該旋回軸と連結した請求項1記載の戸板取付具。
  3. 凸部材は、旋回軸の旋回中心線上で該旋回軸と連結した請求項1記載の戸板取付具。
  4. 脱落防止材は、移動片及び係合片からなる断面L字状であり、凸部材に保持された調整ネジに移動片を螺合し、調整ネジに対する移動片の螺合位置に応じて、係合片をガイドレールの下縁フランジから嵌入部位に後退又は嵌入部位からガイドレールの下縁フランジに向けて進出させる請求項1記載の戸板取付具。
  5. 脱落防止材は、移動片及び係合片からなる断面L字状であり、バネ部材で付勢した移動片を凸部材に取り付け、係合片を嵌入部位からガイドレールの下縁フランジに向けて突出させてなり、バネ部材を弾性変形させて移動片を変位させることにより係合片をガイドレールの下縁フランジから嵌入部位に後退させ、バネ部材を復元させて移動片を復帰させることにより嵌入部位からガイドレールの下縁フランジに向けて進出させる請求項1記載の戸板取付具。
  6. 脱落防止材は、係合片の上面を該係合片の進出方向に向けて下り勾配の傾斜ガイド面とし、凸部材の嵌入部位をガイドレールに嵌入させる際に、前記傾斜ガイド面をガイドレールの下縁フランジに当接させることによりバネ部材の付勢に抗して移動片を変位させ、係合片をガイドレールの下縁フランジから嵌入部位に後退さる請求項5記載の戸板取付具。
  7. 脱落防止材は、移動片と連動する解除操作部を凸部材に設けてなり、凸部材の嵌入部位をガイドレールに嵌入させる際に、前記解除操作部を変位させることによりバネ部材の付勢に抗して移動片を変位させ、係合片をガイドレールの下縁フランジから嵌入部位に後退させる請求項5記載の戸板取付具。
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