JP4568880B2 - Nc工作機械の加工制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、予め数値指定された送り経路に沿ってエンドミルを送り移動させて被加工物を所定形状に加工するNC工作機械において、エンドミルの摩耗及び損傷を低減しつつ、高能率での加工を可能とするNC工作機械の加工制御システムに関する。
エンドミルを工具とするNC(Numerical Control )工作機械は、各種の工業製品の外形加工に広く用いられている。この加工は、CAD(Computer Aided Design)システムによる形状設計の結果として与えられる加工形状に応じて、使用する工具、加工手順、夫々の手順における作業内容を定める工程設計をまず行い、次いで、この工程設計の結果に従って工具の送り経路を、経路上の各部での送り速度を含めて設定するNCプログラムを作成して、このNCプログラムにに従ってNC工作機械に加工動作を行わせる手順により実行される。
本願出願人は、以上の如きNC工作機械によるエンドミル加工の知能化を図ることを目的とし、エンドミルの摩耗及び損傷を低減しながら、加工能率の可及的な向上を達成し得るNCプログラムの作成方法を提案している(特許文献1、2参照)。
この方法は、工程設計の結果を予め定めた複数種の固定サイクルの組み合わせに置き換え、夫々の固定サイクル内にて仮定された送り経路上にてエンドミルに加わる切削抵抗を、切削状態を表す数学モデル(加工プロセスモデル)を用いて予測演算し、演算された予測値が適正値に収束する送り経路を夫々の送り速度を含めて決定する方法である。この方法によれば、加工領域の全般に亘って最適な送り経路及び送り速度の設定がなされたNCプログラムを、オペレータの経験に頼ることなく作成することができ、このNCプログラムに従ってNC工作機械に加工動作を行わせることにより、エンドミルの損傷、摩耗を低減して長寿命化を図りながら、高い加工能率と高い加工精度とを併せて達成することができる。
更に本願出願人は、特願2004−307397において、前述した工程設計に必要となる固定サイクルの選定及び組み合わせを、総合的な加工コストを最適化すべく決定する工程設計方法を提案しており、この工程設計方法を前述したNCプログラムの作成方法と併せて実行する工程設計装置、及び作成されたNCプログラムに従ってNC工作機械に加工動作を行わせるサーボ制御装置を含めた加工制御システムを備えることにより、与えられた加工形状に従って最適な条件下にてエンドミル加工を実施する知能化されたNC工作機械を提供することができる。
特開2002−233930号公報 特開2003−263208号公報
さて、以上の加工制御システムにおいて、特許文献1、2に開示されたNCプログラムの作成に際しては、切削抵抗の予測演算に用いられる加工プロセスモデルが、エンドミル及び被加工物の組み合わせによって定まる複数の係数を含んでおり、これらの係数値が正確に与えられることが必要である。これらの係数値は、種々の組み合わせに対して予め求めてデータベース化しておき、個々の加工においては、エンドミル及び被加工物の組み合わせに応じて必要な係数値を選定して使用される。
ところが、例えば、汎用の工作機械であるマシニングセンタにおいて実施される各種の工業製品の部品加工は、エンドミル及び被加工物の組み合わせが多岐に亘っており、これら全ての組み合わせに対して適用可能なデータベースを用意することは現実的ではなく、更に、工業製品の製造に使用される被加工物の材料特性、及び加工に使用されるエンドミルの特性には、許容範囲内での不可避のバラつきが存在するため、データベース化された係数値を用い得たとしても切削抵抗の予測値に誤差が発生することは避けられない。
従って、前記加工制御システムは、一品物の金型加工等、エンドミル及び被加工物の組み合わせが既知であり、これらの特性を含めた加工条件が厳密に管理された加工においては顕著な効果が得られる一方、工業製品の部品加工に適用した場合、切削抵抗の予測誤差の影響により過大な送り速度が選定されて、エンドミルの摩耗及び損傷、並びに加工精度の低下を招来する虞れがあり、逆に過小な送り速度が選定されて加工能率の向上機会を逸する虞れがある。また部品加工においては、工具としてのエンドミルを複数回繰り返して使用するのが一般的であり、このような場合、エンドミルに発生する摩耗の影響により前記切削抵抗の予測精度が更に低下し、前述した問題が一層助長される虞れがある。
このような問題は、実際の加工中にエンドミルに加わる負荷を検出し、この検出結果に基づくフィードバック制御を実施して、適正な切削抵抗を維持すべく送り速度をオンラインにて変更することが有効である。しかしながら、前述した固定サイクルには、隅加工サイクル、トロコイド溝加工サイクル等、サイクル内での切削抵抗の変動が大きい加工が含まれており、このようなサイクル中に応答に時間を要するフィードバック制御を実施しても適正な切削抵抗を維持することは難しく、チッピング、折損等の重大な工具損傷を引き起こす虞れがある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、予め定めた固定サイクルの組み合わせにより表現されたNCプログラムに従って行われる加工中にエンドミルに実際に加わる切削抵抗を求め、この結果にフィードフォワード制御を実施することにより、多岐に亘る加工条件下にてエンドミルの摩耗及び損傷の低減と加工能率の向上とを併せて達成し得るNC工作機械の加工制御システムを提供することを目的とする。
本発明の第1発明に係るNC工作機械の加工制御システムは、エンドミルを用いて被加工物に所定の加工を行わせるべく、前記被加工物の加工領域を予め定めた固定サイクルの組み合わせに置き換え、各固定サイクル内での前記エンドミルの送り経路及び送り速度を、前記エンドミルに加わる切削抵抗の予測値を最適化すべく定めてなるNCプログラムを作成し、該NCプログラムに従って与えられる制御指令に応じてNC工作機械に加工動作を行わせるNC工作機械の加工制御システムにおいて、前記被加工物の加工中に前記エンドミルに実際に加わる切削抵抗を算出する実抵抗算出手段と、前記制御指令をフィードフォワード補正するフィードフォワード制御要素と、該フィードフォワード制御要素の制御ゲインを、前記実抵抗算出手段による算出結果に基づいて変更する手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、NCプログラムに従ってNC工作機械に与えられる制御指令を、被加工物の加工に際してエンドミルに実際に加わる切削抵抗に応じてゲイン調整されるフィードフォワード制御要素により補正し、被加工物の公称の物性及びエンドミルの平均的な特性に基づいて演算された切削抵抗の予測値を用いて作成されたNCプログラムに含まれる誤差成分を、実際の加工条件に応じて遅れなく安定して排除する。
また第2発明に係るNC工作機械の加工制御システムは、第1発明における実抵抗算出手段が、前記NC工作機械の駆動用モータのモータ電流の検出値を用いて前記切削抵抗を算出することを特徴とする。
この発明においては、NC工作機械の内部センサにより検出される駆動用モータの電流検出値を用い、専用のセンサを必要とせずに実切削抵抗を算出する。
本発明に係るNC工作機械の加工制御システムにおいては、NCプログラムに従ってNC工作機械を動作させるための制御指令を、エンドミルの実切削抵抗に基づいて制御ゲインを調整されるフィードフォワード制御要素により補正するから、多岐に亘る加工条件下にてNCプログラムに含まれる誤差成分を遅れなく安定して排除し、エンドミルの摩耗及び損傷の低減と加工能率の向上とを併せて達成することできる。
また実切削抵抗の算出にNC工作機械の駆動用モータの電流検出値を用るから、専用の検出手段が不要であり、汎用の工作機械に対して広範に適用することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る加工制御システムの構成を示すブロック図であり、工程設計装置1及びサーボ制御装置2を備え、工具としてエンドミルEを用いるNC工作機械3に加工動作を行わせるべく構成されている。
工程設計装置1は、演算処理部としてのCPU10、工程設計の手順を記憶させてあるROM11、各種の変数値を一時記憶するRAM12、及び工程設計に際して参照されるデータベース13を備えるコンピュータとして構成されており、キーボード、マウス等の入力操作部14をオペレータによる操作可能に備え、また、工程設計の各段階における各種の表示を行わせるべく、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示部15を備えている。
サーボ制御装置2は、工程設計装置1により作成されるNCプログラムに従ってNC工作機械3を動作させるサーボアンプであり、図示しない入出力インターフェイスを介して工程設計装置1にオンライン接続されている。工程設計装置1からサーボ制御装置2へは、制御コマンド及び制御パラメータが与えられており、またサーボ制御装置2から工程設計装置1へは、フィードバックデータが与えられている。
NC工作機械3は、基台としてのベッド30上に水平面内にて互いに直交する2方向(X方向及びY方向)への移動自在に支持された加工テーブル31と、前記ベッド30の一側に立設されたコラム32に加工テーブル30の上方に面して鉛直方向(Z方向)への移動自在に支持された加工ヘッド33を備えており、工具としてのエンドミルEは、加工ヘッド33から垂下された主軸34の下端に、適宜の取付け手段を介して着脱自在に取り付けてある。
加工テーブル31は、テーブル送りモータにより駆動される送りねじ軸(図示せず)の回転に応じてX,Y両方向に送り移動せしめられ、また加工ヘッド33は、工具送りモータにより駆動される送りねじ軸(図示せず)の回転に応じてZ方向に送り移動せしめられる。更に主軸34は、主軸モータに連結されており、該主軸モータの回転に応じて下端に取付けられたエンドミルEと共に軸回りに回転駆動されるようになしてある。
なお図中には、テーブル送りモータ、工具送りモータ及び主軸モータを単一の駆動モータ35として示してある。この駆動モータ35には、加工中の工具負荷の検出手段として用いられるモータ電流センサ36が付設されており、該モータ電流センサ36による各モータのモータ電流の検出値は、サーボ制御装置2に与えられている。
以上の如く構成されたNC工作機械3による加工は、対象となる被加工物5を加工テーブル31上に固定し、加工ヘッド33の主軸34にエンドミルEを取り付けた後、該エンドミルEを主軸モータにより回転駆動すると共に、テーブル送りモータの回転によるX,Y方向の送りと、工具送りモータの回転によるZ方向の送りとにより、加工テーブル31上の被加工物5に対してエンドミルEを相対移動させて実施される。
図1に示す工程設計装置1は、CADシステム4にオンライン接続されている。CADシステム4においては、被加工物5の加工によって製造される加工製品の設計がなされ、この設計の結果としてCADシステム4から出力される被加工物5の加工前後の形状データが工程設計装置1に与えられている。
工程設計装置1においては、CADシステム4から与えられる被加工物5の加工前後の形状データを用い、該被加工物5の加工手順を定める工程設計がなされる。この工程設計は、夫々の手順において使用工具を選定し、作業内容を定め、CLデータを作成するまでの過程を含んでいる。更に工程設計装置1においては、以上の如き工程設計の結果と、入力操作部14の操作により入力される加工条件とに基づいてNCプログラムの作成がなされる。
なお図1においては、工程設計装置1とCADシステム4との間の情報の授受をオンラインにて行わせる構成としてあるが、これらをオフラインに構成し、相互間の情報の授受を、磁気ディスク、光ディスク等の適宜の記録媒体を介して行わせることも可能である。また工程設計装置1にCADシステム4を含め、加工製品の形状設計から工程設計を経てNCプログラムを作成するまでを一貫して行わせるCNC(Computerised Numerical Control)システムとして構成してもよい。
工程設計装置1における工程設計は、特願2004−307397に提案した方法に従ってなされる。この方法は、エンドミル加工により実行可能な複数種の固定サイクル、及びこれらの固定サイクルの組み合わせにより加工し得る加工フィーチャを予め定めておき、CADシステム4から与えられる被加工物5の加工前後の形状差から加工領域を抽出した後、この加工領域を加工フィーチャの組み合わせに置き換え、夫々の加工フィーチャに固定サイクルを割付け、総合的な加工コストが最適化される加工フィーチャの組み合わせ及び固定サイクルの集合を最適工程として決定する方法である。
ここで固定サイクルとは、加工前後の形状に応じてパスパターンが一義に決定でき、加工条件に応じてピッチ及び送り速度を設定することによりNCプログラムの作成をなし得る加工サイクルである。図2は、エンドミル加工における固定サイクル及び固定サイクルに準じて取り扱われる準固定サイクルの説明図である。
図2(a)に示す固定サイクルは、渦巻き穴加工サイクルである。これは、ドリル加工等により形成された下穴H0 を所望の直径を有する仕上げ穴Hに繰り広げるべく使用される。エンドミルEは、下穴H0 の内周に当接させた初期位置から、外側に向けて適宜のピッチにて拡がる渦巻き曲線形の送り経路PWに沿って送り移動せしめられる。
図2(b)に示す固定サイクルは、トロコイド溝加工サイクルである。これは、円形断面の下穴G0 を、これよりも小径のエンドミルEを用いて径方向一側に延長し、下穴G0 の直径に対応する幅を有する長円形の長溝Gを形成すべく使用される。エンドミルEは、適宜のピッチにて一側に進行するトロコイド曲線状の送り経路PWに沿って送り移動せしめられ、夫々のパスにおいて移動方向の下流側を三日月形に切除する。
図2(c)に示す固定サイクルは、ヘリカル穴加工サイクルである。これは、ドリル加工等により形成された円形断面の下穴H0 を、これと同径の深底の仕上げ穴Hに拡張すべく使用される。エンドミルEは、下穴H0 の内周に当接させた初期位置から、図中に矢符により示す如く、深さ方向(Z方向)に適宜のピッチにて進行する螺旋形の送り経路PWに沿って送り移動せしめられる。
図2(d)に示す固定サイクルは、隅加工サイクルである。これは、加工領域の隅部Cを所望の径を有するR形状に加工すべく使用され、前記R形状以下の半径を有するエンドミルEを用い、図中に白抜矢符にて示す如く隅部Cに近付く向きに適宜のピッチの送りを加えつつ、図中に矢符にて示す如く隅部Cに沿って往復移動させて行われる。
図2(e),(f)は、純粋な固定サイクルではないが、特願2004−307397号に提案された方法において固定サイクルに準じて取り扱われている準固定サイクルを示している。図2(e)に示す準固定サイクルは、側面加工サイクルである。これは、被加工物の側面Sに沿ってエンドミルEを送り移動させ、適宜のピッチ毎の切削を行わせるものであり、被加工物に設けられた凹所の内面を切削し、凹所を外側に拡張する用途において、渦巻き穴加工サイクル及びトロコイド溝加工サイクルに組み合わせて実施される。
図2(f)に示す固定サイクルは、全幅溝加工サイクルである。これは、エンドミルEを径方向の一側に向けて送り移動させ、被加工物を送り方向上流側の全幅にて切削し、前記エンドミルEの直径Dに等しい幅Wを有する溝を形成する加工サイクルである。
工程設計装置1において行われる工程設計の手順については、加工フィーチャの種類、加工領域の分割手順及び固定サイクル(準固定サイクルを含む)の割り付け手順を含めて特願2004−307397に詳しく述べられており、本願における詳細な説明は省略する。
以上の工程設計の過程においては、夫々の固定サイクルにおける送り経路及び送り速度の設定がなされたNCプログラムの作成までがなされる。このNCプログラムの作成は、特許文献1、2に開示されているように、夫々の固定サイクル内にて送り経路上にてエンドミルに加わる切削抵抗を切削状態を表す加工プロセスモデルを用いて予測演算し、演算された予測値が適正値に収束する送り経路を夫々の送り速度を含めて決定する手順によりなされる。切削抵抗の予測演算に用いる加工プロセスモデルは、入力操作部14の操作により入力される加工条件に基づいてデータベース13を参照し、必要な係数値を選定して構成される。
工程設計装置1は、このNCプログラムに従ってサーボ制御装置2に制御コマンドを出力し、サーボ制御装置2は、前記制御コマンドに従ってNC工作機械3の駆動モータ35を駆動制御する動作をなし、これにより加工テーブル31上の被加工物5が加工される。
図3は、サーボ制御装置2の内部構成を示すブロック線図である。図示の如くサーボ制御装置2は、比例要素20とフィードバック要素21とを備えると共に、フィードフォワード要素22を備えてなる。工程設計装置1から与えられる動作指令は、比例要素20の上流側の減算器23に与えられ、またフィードフォワード要素22に与えられている。
前記減算器23には、NC工作機械3の駆動モータ35に付設されたモータ電流センサ36による各モータのモータ電流の検出値が、フィードバック要素21を経て所定の次元に変換されて与えられており、減算器23において前記動作指令との偏差が求められ、この偏差が比例要素20に入力され、所定のゲインを乗じて出力される構成となっている。なおモータ電流制御36によるモータ電流の検出値は、フィードバックデータとして工程設計装置1にも与えられている。
比例要素20の出力は、加算器24に与えられている。この加算器24には、フィードフォワード要素22の出力が与えられている。フィードフォワード要素22の出力は、工程設計装置1から与えられる動作指令に後述の如く設定されるFFゲインを乗じた値となっており、加算器24において比例要素20の出力に加算され、この加算値がNC工作機械3に制御出力として与えられる。
フィードフォワード要素22には、工程設計装置1から出力される制御パラメータが与えられており、フィードフォワード要素22におけるFFゲインは、この制御パラメータに応じて設定される。以上の如きFFゲインの設定に用いる制御パラメータは、工程設計装置1において、前述の如くフィードバックデータとして与えられているモータ電流センサ36によるモータ電流の検出値を用いて決定される。
図4は、以上の如きFFゲインの設定に用いる制御パラメータの決定手順を示すフローチャートである。この手順は、サーボ制御装置2からの制御指令に従ってNC工作機械3が加工動作を開始した後に適宜のタイミングにて実施される。まず工程設計装置1は、加工が開始されたか否かを判定し(ステップ1)、加工が開始されたと判定された場合(ステップ1:YES)、フィードバックデータとして与えられるモータ電流センサ36によるモータ電流の検出値を所定のサンプリング周期にて複数回取込み(ステップ2、3)、取込みを完了した後(ステップ3:YES)、これらの電流検出値を用いてエンドミルEに加わる実切削抵抗を算出する(ステップ4)。
ステップ1での加工開始は、例えば、オペレータによる図示しない運転開始スイッチのオン操作により判定することができ、またモータ電流センサ36からのフィードバックデータの有無により間接的に判定することもできる。ステップ4での実切削抵抗の算出は、例えば、取込まれた電流検出値に予め設定された換算係数を乗じることによりなされる。
なお、NC工作機械3の適宜部位に設けた専用のセンサにより切削抵抗を直接的に検出し、この検出値を実切削抵抗として用いるようにしてもよいが、NC工作機械3の内部センサとしてのモータ電流センサ36の検出値を用いることによりセンサ数の削減を図ることができる。
次いで工程設計装置1は、ステップ4において算出された実切削抵抗を用い、サーボ制御装置2のフィードフォワード要素22におけるFFゲインの設定に用いる制御パラメータを決定し(ステップ5)、この制御パラメータをサーボ制御装置2に出力して(ステップ6)制御パラメータの決定動作を終える。
図5は、エンドミルEによる被加工物5の切削状態を示す模式図であり、(a)は、直線部5aの切削状態を示し、(b)は、内側円弧部5bの切削状態を示している。図5(a)に示す直線部5aの切削は、これと平行をなして設定された送り経路6上に軸心を沿わせたエンドミルEが、図中に矢符により示す向きに回転しつつ白抜矢符により示す向きに送り移動せしめられる間に、径方向の切り込み深さ(=Rd )分を逐次削り取ることによりなされる。このときエンドミルEには、送り移動の方向の切削抵抗(=Fy )と送り移動の方向と直交する方向の切削抵抗(=Fx )との合力が、送り経路6を含む2次元平面(XY平面)内での切削抵抗(=Fxy)として加わる。
エンドミルEに加わる切削抵抗Fx ,Fy は、軸方向の切り込み量Ad の長さ範囲内の各断面において略同じであり、これらの合力として与えられる切削抵抗Fxyは、前記切り込み量Ad が一定であるという加工条件下においては、図中にtm として示す切削前の最大切りくず厚さと、同じくLとして示す切りくず長さとを説明変数とする2変数の応答曲面に基づいて求めることができる。ここで、図5(a)に示す直線部5aの切削状態において、最大切りくず厚さtm と切りくず長さLとは、幾何学的な関係から下式により求められる。
L=R・Aen …(1)
m =fz ・sinAen …(2)
これらの式中のRは、エンドミルEの半径(mm)である。またfz は、エンドミルEの周上に並ぶ切刃1枚当りの送り量(mm/刃)であり、工程設計装置1による工程設計の結果として定められる送り経路6上でのエンドミルEの送り速度(mm/min )、回転数及び切刃の刃数を乗じて与えられる。更にAenは、平面切削関与角、具体的には、切削中のエンドミルEの周面が被加工物5に接触する部分のエンドミルEの中心B上での中心角(rad)であり、エンドミルEの半径Rと径方向の切り込み深さRd とを用いて下式により算出される。
en=cos-1{(R−Rd )/R} …(3)
一方、図5(b)に示す内側円弧部5bの切削状態において、最大切りくず厚さtm と切りくず長さLとは、図5(b)に示す幾何学的な関係から下式により求められる。
L=R・Aen …(4)
m =fz ・sin(Aen−α) …(5)
これらの式中のR,Aenは、(1),(2)式中のそれらと同じである。(5)式中のαは、切削中のエンドミルEの周面が被加工物5に接触する部分が、送り経路6の中心Oの周りに形成する中心角(rad)であり、図5(b)中に示す如く、エンドミルEの中心Bと切削点Aとが前記中心Oの周りに作る角度として与えられる。またfz は、エンドミルEの周上に並ぶ切刃1枚当りの送り量(mm/刃)であるが、このfz は、図5(b)に示すような内側円弧部5bの切削においては、被加工物5との接触部分での送り量fzeよりも小さくなる。
更に、被加工物5の加工後の円弧半径をR0 (mm)とするとき、図5(b)中の幾何学的関係により、Aenとαとの間に下式の関係が成り立つ。
(R0 −Rd ) =(R0 −R)+R −2(R0 −R)Rcos(π−Aen) …(6)
sinα=R・sinAen/(R0 −Rd ) …(7)
いま、切削に関与する切刃の数が、エンドミルEの位相及び回転角の如何に拘らず常に1枚であるとすると、該当する切刃について、直線切削の場合には(1),(2)式により、円弧切削の場合には(3),(4)式により求められるL,tm がエンドミルEに加わる切削抵抗Fxyを支配することとなり、この切削抵抗Fxyは、正規化された最大切りくず厚さtm 及び切りくず長さLを説明変数とする2変数の応答曲面を示す下式により予測演算することができる。
xy=C0 +C1 m +C2 L+C11m 2 +C222 +C12m L …(8)
なおこの式(4)で表される切削抵抗予測モデルは、加工条件が想定された一定の範囲内で変動したときでも、十分な予測精度を発揮しなくてはならない。そのためには、想定される範囲内で均等に分布するように加工条件を複数通りに変え、夫々の加工条件に対して得られた実切削抵抗Fxyを用い、例えば、最小二乗法により式(8)中のC0 〜C12を同定する必要がある。ここで固定サイクルでは、仕上げ形状のみがユーザから与えられ、加工時のエンドミルEの送り経路はパターン化されるため、モデル同定を効率的に行うためには、工程設計装置1において加工条件を種々に変えた専用のサイクルを設定するのが望ましい。
ここでは例として、図2(a)に示された渦巻穴加工サイクルにおける工具経路及び加工条件の設定手法を示す。同様の手法は他の固定サイクルについても適用可能である。
最初に、エンドミルE及び被加工物5の与えられた組み合わせに対して、直線切削における標準条件に対応する最大切りくず厚さtm の標準値tm (1)及び切りくず長さLの標準値L(1)を、式(1)〜(3)を用いて決定する。次に、これらの標準値を基準として、加工条件の変動を考慮して同定条件tm (1)〜tm (N)、L(1)〜L(N)を決定する。ここで、Nは同定のための実験数であり、渦巻穴加工サイクルにおいて周毎に加工条件を変える場合には、Nは周数となる。
図2(a)に示された渦巻穴加工固定サイクルの内側からk周目(=1〜N)のサイクルに対し、変数tm (k)、L(k)の値が上記のように与えられたとき、k周目のサイクルにおける加工後の円弧半径をR0 (k)(mm)、送り速度f(k)(mm/sec) は、図5(b)における幾何学的な関係から、次式を用いて求められる。
Figure 0004568880
ここで、Aen(k)は、k周目加工時の切削関与角(rad)、α(k)は、k周目の加工時におけるエンドミルEの被加工物5との接触部の中心角度(rad)、fze(k)は、k周目における1刃当りの送り量(mm/刃) であり、またnは、エンドミルEの周上に並ぶ刃数、Sは、主軸の回転数( sec-1)である。
このように決定される渦巻穴加工サイクルの加工条件の設定例を表1及び図6に示す。図6中の太線は、加工目標となる輪郭線であり、図中の細線は、エンドミルEの中心軌跡を示している。
Figure 0004568880
ステップ5において工程設計装置1は、以上の手順により(8)式中の係数C0 〜C12を求める。前記(8)式は、工程設計に際して切削抵抗の予測値を算出するためにも用いられており、工程設計装置1は、前述の如く求められた係数C0 〜C12と、工程設計において切削抵抗の予測演算に用いられた係数値との差を求め、この差分に相当する制御パラメータをサーボ制御装置2に与える。
このように決定されサーボ制御装置2与えられる制御パラメータは、前述の如く、フィードフォワード要素22におけるゲイン設定に用いられる。これによりフィードフォワード要素22の出力は、NCプログラムに従う加工動作を行わせるべく工程設計装置から与えられる動作指令を、エンドミルEと被加工物5との間にて実際に発生する切削抵抗に基づいて補正した値となり、この出力が加算器24において比例要素20の出力に加算されてNC工作機械3に制御出力として与えられるから、工程設計装置1におけるNCプログラムの作成が、誤差を有する切削抵抗の予測値に基づいてなされている場合においても、この誤差分が補正されてNC工作機械3に制御出力として与えられることとなり、この制御指令に従うNC工作機械3の動作により、被加工物5を、多岐に亘る加工条件下にてエンドミルEの摩耗及び損傷を抑えながら、可及的に高い加工能率での加工を行わせることが可能となる。
特にフィードフォワード要素22は、図2(b)に示すトロコイド溝加工サイクル,図2(c)に示すヘリカル穴加工サイクル、図2(d)に示す隅加工サイクル等、サイクル内での切削抵抗の変動が大きい加工において有効に作用し、該フィードフォワード要素22のゲイン設定が切削抵抗の実測値に応じて変更されるから、安定した動作を補償することができる。
なおサーボ制御装置2に備えられたフィードバック要素21は、エンドミルEの経時的な摩耗等に起因して緩やかに生じる加工状態の変化を補正すべく作用し、フィードフォワード要素22との相乗作用により、被加工物5の加工領域の全般に亘って最適な条件下での加工を行わせることができる。
本発明に係る加工制御システムの構成を示すブロック図である。 エンドミル加工における固定サイクル及び固定サイクルに準じて取り扱われる準固定サイクルの説明図である。 サーボ制御装置の内部構成を示すブロック線図である。 FFゲインの設定に用いる制御パラメータの決定手順を示すフローチャートである。 エンドミルによる被加工物の切削状態を示す模式図である。 渦巻穴加工サイクルの加工条件の設定例を示す図である。
符号の説明
1 工程設計装置
2 サーボ制御装置
3 NC工作機械
5 被加工物
21 フィードバック要素
22 フィードフォワード要素
36 モータ電流センサ

Claims (2)

  1. エンドミルを用いて被加工物に所定の加工を行わせるべく、前記被加工物の加工領域を予め定めた固定サイクルの組み合わせに置き換え、各固定サイクル内での前記エンドミルの送り経路及び送り速度を、前記エンドミルに加わる切削抵抗の予測値を最適化すべく定めてなるNCプログラムを作成し、該NCプログラムに従って与えられる制御指令に応じてNC工作機械に加工動作を行わせるNC工作機械の加工制御システムにおいて、
    前記被加工物の加工中に前記エンドミルに実際に加わる切削抵抗を算出する実抵抗算出手段と、
    前記制御指令をフィードフォワード補正するフィードフォワード制御要素と、
    該フィードフォワード制御要素の制御ゲインを、前記実抵抗算出手段による算出結果に基づいて変更する手段と
    を備えることを特徴とするNC工作機械の加工制御システム。
  2. 前記実抵抗算出手段は、前記NC工作機械の駆動用モータのモータ電流の検出値を用いて前記切削抵抗を算出する請求項1記載のNC工作機械の加工制御システム。
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