JP4556379B2 - 電動機およびその製造方法 - Google Patents

電動機およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4556379B2
JP4556379B2 JP2003042084A JP2003042084A JP4556379B2 JP 4556379 B2 JP4556379 B2 JP 4556379B2 JP 2003042084 A JP2003042084 A JP 2003042084A JP 2003042084 A JP2003042084 A JP 2003042084A JP 4556379 B2 JP4556379 B2 JP 4556379B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
stator
manufacturing
core
electric motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003042084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004254421A (ja
Inventor
能成 浅野
成幸 高岡
誠一郎 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2003042084A priority Critical patent/JP4556379B2/ja
Publication of JP2004254421A publication Critical patent/JP2004254421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4556379B2 publication Critical patent/JP4556379B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁性粉体を利用した電動機およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インバータ駆動の永久磁石同期電動機など、磁束波形に高調波が多く含まれるような電動機に圧粉鉄心を採用すると渦電流損を低減できることが知られている。このような技術を応用した一例として、鉄心を積層鋼板から圧粉鉄心に変更して渦電流損を低減した電気機器がある(特許文献1参照。)。なお、この圧粉鉄心とは、様々な工夫を施された磁性粉体を成形してなる鉄心である。
【0003】
ところで、このような圧粉鉄心は、渦電流損を低減できるという特徴だけではなく、様々な形状をとることができるという特徴をも有する。例えば、磁性粉体から一定の曲率をもつ圧粉鉄心を作製して電線の損傷を防止するという技術が紹介されている(特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−102406号公報(第6−34項、図10)
【0005】
【特許文献2】
特開2001−157390号公報(第3−5項、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように電線の損傷を防止できたというだけで、この圧粉鉄心が様々な形状をとることができるという特徴を有効に活用したとは言い難い。この特徴をより有効に活用すれば、従来から議論されてきた様々な重要な問題、例えば、コイルの導体の占積率の向上、コイルエンドの除去あるいは電動機の剛性向上などに対する問題、を解消することができるはずである。
【0007】
本発明の課題は、圧粉鉄心が様々な形状をとることができるという特徴を利用して、従来から議論されてきた様々な問題を解消し、従来にない優れた電動機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の電動機の製造方法は、固定子および回転子の少なくとも一方に、磁性粉体の成形温度より低い温度で分解する樹脂に絶縁性無機粉体を分散させている絶縁性無機粉体含有樹脂層を備える電線から構成されるコイルを有する電動機の製造方法であって、コイル固定工程と磁性粉体成形工程とを備える。コイル固定工程では、コイルが固定子および回転子の少なくとも一方の金型の決められた位置に仮固定あるいは本固定される。磁性粉体成形工程では、少なくとも1つのコイルの全部あるいは大部分が覆われるように磁性粉体が成形される。
【0009】
ここでは、コイルが、絶縁性無機粉体含有樹脂層を備える電線から構成される。このため、磁性粉体成形工程において、樹脂が分解され、かつ、その分解物が気化すれば、電線が無機物質で被覆されたコイルを得ることができる。なお、このように工夫された電線は、シリコーン樹脂などのケイ素を骨格の一部に含む樹脂からなる無機巻線を構成する電線(例えば、特開2000−11768参照。)よりも安価に製造できる。このため、電動機の製造コストを抑制できる。また、先のコイルを構成する電線は、無機巻線を構成する電線よりも巻線性に優れる。したがって、電動機の製造時間を短く抑えることができる。
【0010】
請求項2に記載の電動機の製造方法は、請求項1に記載の電動機の製造方法であって、磁性粉体成形工程では、コイルの全部あるいは大部分を覆うように磁性粉体が成形され、それと同時に電線の絶縁性無機粉体含有樹脂層に含まれる樹脂が分解される。
【0011】
ここでは、磁性粉体成形工程で、コイルの全部あるいは大部分を覆うように磁性粉体が成形され、それと同時に電線の絶縁性無機粉体含有樹脂層に含まれる樹脂が分解される。このため、磁性粉体成形工程において、樹脂の分解物が気化すれば、電線が無機物質で被覆されたコイルを得ることができる。また、無機物質被覆電線の作製を、磁性粉体成形工程中に行うことができる。したがって、電動機の製造にかかる工程数を増やさずにすむ。
【0012】
請求項3に記載の電動機の製造方法は、請求項1に記載の電動機の製造方法であって、磁性粉体成形工程の後に、樹脂分解工程をさらに備える。樹脂分解工程では、電線の絶縁性無機粉体含有樹脂層に含まれる樹脂が分解される。
【0013】
ここでは、樹脂分解工程で、電線の絶縁性無機粉体含有樹脂層に含まれる樹脂が分解される。このため、無機粉体を分散する樹脂の耐熱性が圧粉鉄心の最適温度範囲よりも高い場合でも、電線が無機物質で被覆されたコイルを得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
[電動機の製造方法]
A.固定子の製造方法
(1)コイル作製工程
ここでは、電線を所定の形状に巻回して、図2に示すような空芯コイル31を作製する。この際、巻枠を回しながら電線25を巻回すると、電線25を整列巻することができる。なお、ここで使用する電線25は、その断面形状が円である丸線である。
【0015】
(2)コイル配置工程
ここでは、図3に示すように、空芯コイル31を金型35の所定の位置に配置し、互いに隣接する空芯コイル31の間に非磁性体(望ましくは非導電体)からなるスペーサ32を挟む。なお、図3において、金型35は破線で示されている。このスペーサ32は、隣接する空芯コイル31に流れる電流の方向が同一ではない場合に、互いに隣接する空芯コイル31の内部にある固定子極歯部間において磁束が短絡するのを防止する。また、このスペーサ32は、空芯コイル31の位置を決める役目も果たす。
【0016】
(3)磁性粉体成形工程
ここでは、空芯コイル31およびスペーサ32を所定の位置に配置した金型35に、磁性粉体を充填し、その磁性粉体を圧縮成形する。この際、空芯コイル31の変形、あるいは空芯コイル31およびスペーサ32の位置ずれを防止する工夫が必要である。例えば、空芯コイル31をピンで支えた状態で磁性粉体を充填し、磁性粉体が完全に固まる前にピンを抜き、ピンのあった位置にさらに磁性粉体を充填するなどが考えられる。ここで、ピンを抜くタイミングは、磁性粉体が完全に固まらず、かつ、ピンによる保持を失った後も空芯コイル31が移動しない状態に至ったときである。
【0017】
(4)焼結工程
ここでは、磁性粉体の成形体、すなわち固定子を焼結炉に入れ、磁性粉体の溶融点以下の温度でその成形体を焼結する。図4には、焼結工程を終えて完成した固定子10を示す。この固定子10は、内部に空芯コイル31を埋め込んだ略円筒形の圧粉鉄心そのものである。
【0018】
B.回転子の製造方法
回転子は、従来の方法で製造されてもよいし上述した方法により製造されてもよい。なお、回転子が上述した方法により製造される場合、永久磁石などを同時に埋め込んでもよい。
【0019】
C.電動機の製造方法
回転子を固定子内に挿入し、必要な結線を行う。
【0020】
[本実施の形態に係る電動機の製造方法により製造可能な電動機]
本製造方法で製造可能な電動機は、モータの形態から見た分類によれば、ラジアルギャップ型電動機(内転式)、ラジアルギャップ型電動機(外転式)および、アキシャルギャップ型電動機(外転型の回転子を有するタイプ。)などである。また、モータの駆動原理から見た分類によれば、インバータ駆動永久磁石同期電動機、インバータ駆動同期リラクタンス電動機、かご型導体つき永久磁石同期電動機、かご型導体つき同期リラクタンス電動機、整流子付電動機(巻線界磁型)、整流子付電動機(永久磁石界磁型)、誘導電動機、スイッチトリラクタンス電動機、およびステッピングモータなどである。なお、これらは一例であって、本発明を限定するものではない。
【0021】
[本実施の形態に係る製造方法で製造された電動機の動作説明]
第1実施形態に係る製造方法で製造された電動機の斜視図を図1に示す。なお、本図を含め、すべての図面において、渡り線およびリード線は省略される。通常のコイルは3相スター結線であり、同相のコイルは並列または直列で接続される。また、リード線の数は、それぞれの相への給電するために3本必要であり、場合によっては中性点も含めた4本になる。
【0022】
本実施の形態に係る電動機100において、PWMインバータにより整流された3相正弦波または矩形波の電流が空芯コイル31に流れると、固定子10の内周に回転磁界が発生する。この結果、固定子内周に発生する回転磁界と、わずかな空隙を持って対向している回転子20に設けられた永久磁石21の磁束および逆突極性を有する回転子鉄心22のインダクタンス変化とが相互作用して、マグネットトルク(固定子の回転磁界と永久磁束の磁束との相互作用)およびリラクタンストルク(固定子の回転磁界と回転子の位置によるインダクタンスの変化の相互作用)が発生する。そして、マグネットトルクおよびリラクタンストルクの発生により回転子20が回転する。なお、この場合、永久磁石を用いてインバータ駆動すると、特に、PWM制御をしたとき、電流波形に高調波が多くのることになる。さらに、永久磁石の磁束の変化は基本的に高調波を含んでおり、また、磁束密度が高いため、鉄損が高くなる。また、インバータ駆動の場合、スイッチングによる電流変化が高調波を多く含む。またPWM駆動では、キャリア周波数の変動成分が重畳される。
【0023】
[本実施の形態に係る製造方法で製造された電動機100の特徴]
(1)
本実施の形態に係る製造方法で製造された電動機100は、その固定子10が空芯コイル31を包含する圧粉鉄心そのものである。ところで、式1には、渦電流損を表す式を示した。電動機100に圧粉鉄心が用いられると、式1の比例定数Keddyが小さくなることが知られている。つまり、本実施の形態に係る電動機では、渦電流損Weddyを低減することができる。
【0024】
[式1]
eddy=ΣKeddy・Bn 2・(n・f)2
ただし、Bn:n次の磁束密度の振幅、f:基本周波数、Keddy:鉄心の材質に固有の定数
n:基本波に対する次数。Σはn=1〜∞までの総和をとる。
【0025】
(2)
本実施の形態に係る製造方法で製造された電動機100の固定子は、図5に示すように、空芯コイル31の回りや隙間に磁性粉体が入り込んで圧粉鉄心が形成されるため、空芯コイル31の導体の占積率がほぼ100%となる。このため、電動機100を小型化することができる。
【0026】
(3)
本実施の形態に係る製造方法で製造された電動機100は、コイルエンドの突出がなくなるため、他の機器との取り付けが容易になる。また、コイルエンド自体が完全に絶縁されていれば、沿面距離や絶縁距離を確保する必要もなくなる。
【0027】
(4)
従来の固定子鉄心にはスロットがあるため、固定子を円環としてみたときに強度が低くなり、円環振動に起因する振動が発生しやすかった。しかし、本実施の形態に係る製造方法で製造された電動機100の固定子10にはスロットがないため、固定子10の強度が向上し、振動・騒音も低減できる。
【0028】
<第1実施形態の変形例>
(1)
第1実施形態に係る固定子10の製造方法では、コイル作製工程において電線25を所定の形状に巻回して単純な空芯コイル31を作製したが、この空芯コイル31をさらに樹脂などでモールドしてもよい。なお、図8には、空芯コイル31を樹脂でモールドしたコイルモールド品51を示す。このように空芯コイル31を樹脂でモールドすると、磁性粉体成形工程において、空芯コイル31が変形しにくくなる。また、この樹脂に鉄粉を混ぜておくと、透磁率を向上させることができる。なお、この樹脂は、耐熱性エンジニアリングプラスチックであることが好ましい。汎用樹脂などでは焼結工程において樹脂が軟化、溶融あるいは分解するおそれがあり、空芯コイル31の位置を保持できない可能性があるためである。また、モールド材料は、絶縁性を有する材料であればよく、セラミックなどであってもかまわない。渦電流による損失を防ぐためである。また、同様にして回転子20を製造してもよい。
【0029】
(2)
第1実施形態に係る固定子10の製造方法では、コイル配置工程においてスペーサ32を用いて空芯コイル31の位置決めを行ったが、これに代えて、次に示すような工夫をしてもよい。
【0030】
空芯コイル31を金型35に配置する前に、全ての空芯コイル31を所定の位置に配置して樹脂などで固め、図9に示すような一体型コイルモールド品61を作製する。なお、この場合、スペーサはなくてもかまわない。そして、一体型コイルモールド品61の全部または大部分を覆うように磁性粉体を成形する。このようにすれば、空芯コイル31の形状および空芯コイル31の位置を安定させることができる。また、磁性粉体成形工程において空芯コイル31が変形したり移動したりするのを防ぐことができる。なお、磁束の短絡を防止するには、一体型コイルモールド品61の作製時に内部方向へ突起部61tを設ければよい。図10には、このようにして作製した固定子60を示す。ここで、一体型コイルモールド品61の軸方向端部の高さを固定子鉄心62の高さと同一にすれば、不要な漏洩磁束を防止することができる。なお、図9および図10において、渡り線及びリード線は省略されているが、渡り線も同時にモールドしてもよい。また、同様にして回転子20を製造してもよい。
【0031】
(3)
第1実施形態に係る固定子10の製造方法では、コイル作製工程において電線25を所定の形状に巻回して単純な空芯コイル31を作製したが、図11に示すように、鉄心72を取り囲むようにコイル71を作製してもよい(以下、このコイルの鉄心を圧粉鉄心によりできた鉄心と区別するために、「コイル芯」と呼ぶ。)。なお、このコイル芯には、圧粉鉄心より磁気特性が優れた材料を用いるのが好ましい。特に、磁束密度特性、すなわち飽和磁束密度や透磁率の高い材料がよい。その例として、電磁鋼板を積層した鉄心が挙げられる。このコイル芯の部分は、主として巻線電流により磁束が発生する部分であり、主たる磁路となるためである。また、コイル芯は、図11に示すようにコイル71にほぼ隠れる程度の鉄心72であってもよいし、図12に示すようにコイル71内部から突出して回転子20に対向する部分まで延設された鉄心73であってもよい。コイル芯は、電線25の巻線性を考慮した場合、固定子10が極歯毎に分割されていることが理想的であるが、極歯毎に分割されていなくてもかまわない。すなわち、電線25の巻線性が良好な程度の形状であればよい。なお、このようなコイル芯を採用すると、磁性粉体成形工程においてコイル71が変形にくい。また、同様にして回転子20を製造してもよい。
【0032】
(4)
第1実施形態に係る固定子10の製造方法では、コイル作製工程において電線25を所定の形状に巻回して単純な空芯コイル31を作製したが、この後、空芯コイル31に圧力を加え、所望の形状に整形してもかまわない。例えば、図13に示すように空芯コイル31を整形すると、互いに隣接するコイル81同士を密着させた状態で金型85に配置することができる。なお、図13において、金型85は破線で示されている。また、空芯コイル31をこのような形状に整形する場合、空隙側の面と隣接するコイル81と接する面とを基準として空芯コイル31の内側から圧力をかけて整形するのが好ましい。ところで、このような整形は、極数が多い場合ほど容易になる。例えば、図14に示す固定子80は、9極の極歯を有する。このため、1極あたりの外周部の角度が40°となる。例えば、6極の場合は1極あたりの角度が60°となるため空芯コイル31の整形は困難となる。図14に示す固定子80には、互いに隣接するコイル81の間に溝部83を設けている。この溝部83は、互いに隣接するコイル81の内部にある極歯部間で磁束が短絡するのを防止する役目を果たす。第1実施形態における固定子10の製造方法ではスペーサ32を用いていたが、このように金型の形状を工夫することにより磁束の漏れを防止することもできる。
【0033】
(5)
第1実施形態に係る固定子10の製造方法では、電線25としてその断面形状が円である丸線を使用していたが、これに代えて、断面形状が角丸の長方形あるいは扁平形である平角線を採用してもかまわない。電線25として平角線を用いた場合、ほとんど隙間のない空芯コイル31を作製することができる。なお、平角線を採用する場合は、平角線がねじれないよう、巻枠またはコイル芯を回しながら巻回するのが好ましい。
【0034】
(6)
第1実施形態に係る製造方法で製造された電動機100の固定子10の軸方向の長さは回転子20の軸方向の長さと同じであったが、図7に示す電動機105のように回転子57の軸方向の長さを固定子55の軸方向の長さよりも短くしてもかまわない(回転子20は、互いに隣接するコイルの内部にある固定子極歯部にのみ対向していればよい。)。このようにすれば、コイルエンドに相当する部分の一部または全ては回転子57に対向しないこととなる。このため、磁束発生に有効な部分のみが回転子57と対向することになる。したがって、回転子57を小型化することができる。しいては、永久磁石59も小さくなり、コストを削減することができる。さらに、回転子57の軸に直結される駆動対象を固定子55内部に収納することもできる。このようにすれば、機器全体をさらに小型化することができる。ここで、例えば、駆動対象が導電性を有する材料からなっていても、コイルが完全に固定子鉄心内部に埋設されて絶縁されていれば、絶縁空間距離を考慮する必要はなく、純粋に機械的な干渉のみ考慮して駆動対象を配置することができる。また、軸受を回転子に近づけたり軸受長を長くしたりすれば、軸受ピッチが小さくなるので軸強度も増大する。
【0035】
(7)
第1実施形態に係る電動機100の製造方法では、固定子10を作製するために金型35を用いたが、図6に示すように圧縮機のパイプ43を金型の一部として、圧縮機のパイプ43内部で固定子鉄心42を成形、焼結して、そのまま固定子鉄心42をパイプ43に固定してもかまわない。このようにすれば、固定子の圧縮機への勘合の工数が削減できる。また、固定子の外周やパイプの内周の寸法精度も考慮する必要がなくなる。さらに、パイプ43内部に接触している部分の固定子鉄心をコイル41のある部分より長くすれば、パイプ43と固定子鉄心42との接触面積が大きくなり、これらの締結力が増大するとともに、パイプ43の剛性も向上するので、振動、騒音が低減される。また、図17には、本発明に係る電動機を圧縮機120に搭載した図を示した。ここで、図面に記載した番号は、図1の番号に対応している。ここでは、電動機の固定子10をフロントヘッド130やシリンダ部140にボルトなどにより固定してもかまわない。
【0036】
(8)
第1実施形態に係る固定子10の製造方法では、コイル作製工程において電線25を所定の形状に巻回して空芯コイル31を作製したが、このとき、テンションを高くして電線25を巻回してもかまわない。このようにすれば、さらに占積率を向上させることができる。この場合、空芯コイル31の断面が六角形になる場合があるが、本発明に係る電動機100には影響を及ぼさない。
【0037】
(9)
第1実施形態に係る固定子10の製造方法では、コイル作製工程後、コイル配置工程に移ったが、その間に空芯コイル31を圧縮して所望の形状に整形してもかまわない。このようにすれば、空芯コイル31の位置決めなどの精度を向上させることができる。
【0038】
(10)
第1実施形態に係る固定子10の製造方法は、コイル作製工程、コイル配置工程、磁性粉体整形工程および焼結工程から構成されていたが、必要に応じて、再圧工程、機械加工工程または熱処理工程などを設けてもよい。
【0039】
<第2実施形態>
[電動機の製造方法]
A.固定子の製造方法
(1)コイル作製工程
ここでは、電線を所定の形状に巻回して、図2に示すような空芯コイル31を作製する。
【0040】
(2)コイル整形工程
ここでは、空芯コイル31の形状を図13に示すような形状に整形する。
【0041】
(3)コイル配置工程
ここでは、図15に示す固定子片95に対応するような金型の所定の位置に整形した空芯コイル91を1つ配置する。
【0042】
(4)磁性粉体成形工程
ここでは、空芯コイル31を所定の位置に配置した金型に磁性粉体を充填し、
その磁性粉体を圧縮成形する。
【0043】
(5)焼結工程
ここでは、磁性粉体の成形体、すなわち固定子片95を焼結炉に入れ、磁性粉体の溶融点以下の温度でその固定子片95を焼結する。図15には、焼結後の固定子片95を示す。この固定子片95は、内部に1つの空芯コイル31を埋め込んだ圧粉鉄心そのものである。
【0044】
(6)固定子片95の結合工程
ここでは、固定子片95を結合し、図16のような固定子90を作製する。なお、固定子片95は、固定子90として組みあがったときに、互いに隣接するコイル81の間に溝部93ができるように設計するのが好ましい。互いに隣接するコイル81の内部にある固定子極歯部間で磁束が短絡するのを防止するためである。
【0045】
B.回転子の製造方法
回転子は、従来の方法で製造されてもよいし第1実施形態に示した方法により製造されてもよい。
【0046】
C.電動機の製造方法
回転子を固定子内に挿入し、必要な結線を行う。
【0047】
[第2実施形態に係る電動機の製造方法の特徴]
本実施形態に係る固定子90の製造方法では、固定子片95を製造してそのそれらを結合して固定子90とする。このため、磁性粉体の成形の金型が小型化できる。したがって、製造設備を小型化できる。また、成形の寸法精度も良好となる。
【0048】
<第2実施形態の変形例>
第2実施形態に係る固定子90の製造方法は、コイル作製工程、コイル整形工程、コイル配置工程、磁性粉体成形工程、焼結工程および固定子片95の結合工程から構成されていたが、必要に応じて、再圧工程、機械加工工程または熱処理工程などを設けてもよい。
【0049】
<本発明に係る電動機の製造方法において要求される電線の例>
本発明に係る固定子の製造方法には、焼結工程が設けられている。焼結温度は、特に限定されることはないが、およそ摂氏200度から摂氏300度が好ましいとされている。したがって、本発明に係る電動機の製造方法に用いられる電線は、この環境に耐え得るものでなければならない。以下、この環境に耐え得る能力のある電線を紹介する。
【0050】
(1)絶縁性樹脂被覆電線
絶縁性樹脂被覆電線とは、絶縁性を有する樹脂からなる被覆層を有する電線をいう。この樹脂には、ポリイミド樹脂やポリアミドイミド樹脂などがある。国際電気標準会議(IEC)や米国NEMA規格などにおいてこれらの樹脂の耐熱クラスは摂氏240度および摂氏220度と位置づけられている。ちなみに、これは国際電気標準会議(IEC)や米国NEMA規格において標準化された方法によって測定された20000時間の連続使用可能温度である。したがって、このような電線を本発明に係る電動機の製造方法に採用することができる。
【0051】
(2)無機物質被覆絶縁電線
無機材料からなる絶縁層を備える電線、セラミック電線などは、摂氏200度以上の耐熱性がある。このため、このような電線も本発明に架かる電動機の製造方法に採用することが可能である。なお、このような電線は、過酷な使用条件下では絶縁性樹脂被覆電線よりも長い寿命を有することが多い。
【0052】
(3)プレセラミックス電線
プレセラミック電線とは、磁性粉体の成形体の焼結温度より低い温度で分解する樹脂に絶縁性を有する無機粉体を分散させた被覆層を備えている電線である。このプレセラミック電線は、高温で処理して樹脂分を分解させると、無機粉体のみが導体上に残存して皮膜化し、無機物質被覆絶縁電線を得られるというものである。なお、この無機物質とは、セラミックなどの絶縁性を有する無機物質をいう。このプレセラミックス電線は、その製造コストがシリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂あるいはポリカルボシランなど、高温で処理されるとセラミック化する物質が導体上に被覆されているセラミックス電線などの製造コストよりも低いという点で好ましい。また、このプレセラミック電線に潤滑性を付与した樹脂層を設けることができれば、コイル作製も高速に行うことができる。
【0053】
このプレセラミック電線を第1実施形態または第2実施形態に示した電動機の製造方法に適用すれば、磁性粉体成形時の焼結温度で樹脂分は分解し、またその分解物は気化するため、最終的な絶縁層の厚みを薄くすることができる。このため、絶縁層を除いた導体の占積率を向上させることができる。また、成形体の焼結工程後、電線の導体上には絶縁性無機材料のみが残るので、絶縁性無機粉体の添加量を最適化すれば、導体間の絶縁性を確保しつつ絶縁層の厚みをさらに薄くすることができる。このため、電線の仕上がり外径を小さくすることができる。なお、樹脂の分解は、焼結工程時に行うのが好ましい。より高い温度にて樹脂を分解させる必要がある場合は、コイル作製工程後、焼結工程前にするとよい。
【0054】
【発明の効果】
請求項1に係る電動機の製造方法では、磁性粉体成形工程において、樹脂が分解され、かつ、その分解物が気化すれば、電線が無機物質で被覆されたコイルを得ることができる。このように工夫された電線は、シリコーン樹脂などのケイ素を骨格の一部に含む樹脂からなる無機巻線を構成する電線(例えば、特開2000−11768参照。)よりも安価に製造できる。このため、電動機の製造コストを抑制できる。また、先のコイルを構成する電線は、無機巻線を構成する電線よりも巻線性に優れる。したがって、電動機の製造時間を短く抑えることができる。
【0055】
請求項2に係る電動機の製造方法では、磁性粉体成形工程において、樹脂の分解物が気化すれば、電線が無機物質で被覆されたコイルを得ることができる。また、無機物質被覆電線の作製を、磁性粉体成形工程中に行うことができる。したがって、電動機の製造にかかる工程数を増やさずにすむ。
【0056】
請求項3に係る電動機の製造方法では、無機粉体を分散する樹脂の耐熱性が圧粉鉄心の最適温度範囲よりも高い場合でも、電線が無機物質で被覆されたコイルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る電動機100の斜視図。
【図2】空芯コイル31の斜視図。
【図3】第1実施形態に係る固定子10の製造方法のコイル配置工程において空芯コイル31とスペーサ32とを金型35に配置した様子を表した図。
【図4】第1実施形態に係る固定子10の斜視図。
【図5】第1実施形態に係る固定子10の横断面図。
【図6】圧縮機のパイプ43に取り付けられた第1実施形態の変形例(7)に係る電動機の縦断面図。
【図7】回転子57の軸方向の長さが固定子55の軸方向の長さよりも短い電動機105の斜視図。
【図8】コイルモールド品51の斜視図。
【図9】一体型コイルモールド品61の斜視図。
【図10】一体型コイルモールド品61を利用した固定子60の斜視図。
【図11】鉄心72を有するコイル71の斜視図。
【図12】回転子20に対向する部分が設けられた鉄心73を有するコイル71の斜視図。
【図13】第1実施形態の変形例(4)に係る整形された空芯コイル81を金型85に配置した様子を表した図。
【図14】第1実施形態の変形例(4)に係る固定子80の斜視図。
【図15】第2実施形態に係る固定子片95の斜視図。
【図16】第2実施形態に係る固定子90の斜視図。
【図17】第1実施形態の変形例(7)に係る圧縮機120の縦断面図。
【図18】従来の固定子の上面図。
【符号の説明】
10,55,60,80,90 固定子
41,71 コイル
20,57 回転子
21,59 永久磁石
22 回転子鉄心
25 電線
31 空芯コイル
32 スペーサ
33,42,62 固定子鉄心
35,85 金型
43 パイプ
51 コイルモールド品
61 一体型コイルモールド品
61t 突起部
72 鉄心
73 回転子20に対向する部分が設けられた鉄心
81,91 整形されたコイル
83,93 溝部
95 磁性粉体からなる固定子片
100,105 電動機

Claims (3)

  1. 固定子(10,55,60,80,90)および回転子(20,57)の少なくとも一方に、磁性粉体の成形温度より低い温度で分解する樹脂に絶縁性無機粉体を分散させている絶縁性無機粉体含有樹脂層を備える電線(25)から構成されるコイル(31,41,71,81,91)を有する電動機(100,105)の製造方法であって、
    前記コイルを前記固定子および前記回転子の少なくとも一方の金型(35,85)の決められた位置に仮固定あるいは本固定するコイル固定工程と、
    少なくとも1つの前記コイルの全部あるいは大部分を覆うように磁性粉体を成形する磁性粉体成形工程と、
    を備える、電動機(100,105)の製造方法。
  2. 前記磁性粉体成形工程では、前記コイル(31,41,71,81,91)の全部あるいは大部分を覆うように磁性粉体が成形され、それと同時に前記電線(25)の前記絶縁性無機粉体含有樹脂層に含まれる樹脂が分解される、
    請求項1に記載の電動機(100,105)の製造方法。
  3. 前記磁性粉体成形工程の後に、前記電線(25)の前記絶縁性無機粉体含有樹脂層に含まれる樹脂を分解させる樹脂分解工程をさらに備える、
    請求項1に記載の電動機(100,105)の製造方法。
JP2003042084A 2003-02-20 2003-02-20 電動機およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4556379B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003042084A JP4556379B2 (ja) 2003-02-20 2003-02-20 電動機およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003042084A JP4556379B2 (ja) 2003-02-20 2003-02-20 電動機およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004254421A JP2004254421A (ja) 2004-09-09
JP4556379B2 true JP4556379B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=33025458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003042084A Expired - Fee Related JP4556379B2 (ja) 2003-02-20 2003-02-20 電動機およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4556379B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4500649B2 (ja) * 2004-11-02 2010-07-14 住友電気工業株式会社 電磁部材の製造方法
JP4878183B2 (ja) * 2005-03-18 2012-02-15 株式会社日立産機システム 多相クローポール型モータ
JP4706470B2 (ja) * 2005-12-28 2011-06-22 トヨタ自動車株式会社 ステータコア及びそれを用いた回転電機
JP2009195069A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Seiko Instruments Inc ステータ、回転電機およびステータの製造方法
JP5468215B2 (ja) * 2008-06-09 2014-04-09 ダイキン工業株式会社 空気調和機及び空気調和機の製造方法
WO2015140970A1 (ja) * 2014-03-19 2015-09-24 株式会社安川電機 回転電機及び回転電機の製造方法
JP2017046462A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 セイコーエプソン株式会社 電機子、界磁子、電機子の製造方法、界磁子の製造方法および電動機械
KR102189243B1 (ko) * 2019-05-30 2020-12-16 이상경 카트리지를 이용한 고정자 및 그를 포함하는 bldc 모터
JP2022127931A (ja) * 2021-02-22 2022-09-01 山洋電気株式会社 モータの電機子構造及びその製造方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60187244A (ja) * 1984-03-02 1985-09-24 Takahashi Yoshiteru 突極形モ−タ用有コアコイルの製造方法
JPS6323523A (ja) * 1986-07-14 1988-01-30 Seiko Epson Corp コイル一体磁性材射出成形継鉄を有する電動モ−タ
JPH044739A (ja) * 1990-04-19 1992-01-09 Tdk Corp モータ用ステータ及びモータ
JPH069347U (ja) * 1992-07-01 1994-02-04 株式会社高岳製作所 モ−タ
JPH08308187A (ja) * 1995-04-27 1996-11-22 Yaskawa Electric Corp モールドモータの電機子の製造方法
JPH09294342A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Toyota Motor Corp モータコアおよびこれの製造方法
JPH10234145A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Toshiba Corp インナーロータ形モータのステータ
JP3054582U (ja) * 1998-06-01 1998-12-08 シナノケンシ株式会社 ステッピングモータ
JP2002512499A (ja) * 1998-04-21 2002-04-23 ホガナス アクチボラゲット 誘導機の固定子
JP2002222616A (ja) * 2001-01-24 2002-08-09 Tohoku Pioneer Corp セラミック絶縁被覆電線、自己融着性セラミック絶縁被覆電線、コーティング用組成物、コイルおよびスピーカー用ボイスコイル
JP2003009444A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Mosutetsuku:Kk ステーター用コア部材、ステーターコア捲き線部材、スペーサー、コイル製造方法、コイル製造装置、及び成形機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4827085B1 (ja) * 1969-12-18 1973-08-18

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60187244A (ja) * 1984-03-02 1985-09-24 Takahashi Yoshiteru 突極形モ−タ用有コアコイルの製造方法
JPS6323523A (ja) * 1986-07-14 1988-01-30 Seiko Epson Corp コイル一体磁性材射出成形継鉄を有する電動モ−タ
JPH044739A (ja) * 1990-04-19 1992-01-09 Tdk Corp モータ用ステータ及びモータ
JPH069347U (ja) * 1992-07-01 1994-02-04 株式会社高岳製作所 モ−タ
JPH08308187A (ja) * 1995-04-27 1996-11-22 Yaskawa Electric Corp モールドモータの電機子の製造方法
JPH09294342A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Toyota Motor Corp モータコアおよびこれの製造方法
JPH10234145A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Toshiba Corp インナーロータ形モータのステータ
JP2002512499A (ja) * 1998-04-21 2002-04-23 ホガナス アクチボラゲット 誘導機の固定子
JP3054582U (ja) * 1998-06-01 1998-12-08 シナノケンシ株式会社 ステッピングモータ
JP2002222616A (ja) * 2001-01-24 2002-08-09 Tohoku Pioneer Corp セラミック絶縁被覆電線、自己融着性セラミック絶縁被覆電線、コーティング用組成物、コイルおよびスピーカー用ボイスコイル
JP2003009444A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Mosutetsuku:Kk ステーター用コア部材、ステーターコア捲き線部材、スペーサー、コイル製造方法、コイル製造装置、及び成形機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004254421A (ja) 2004-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101333887B1 (ko) 터보 압축기 시스템
CN1874114B (zh) 旋转电机、定子线圈的制造方法及电动助力转向用电动机
CN103329399B (zh) 非晶质定子及利用该非晶质定子的电动马达
US20100253169A1 (en) Electric machine
US11482905B2 (en) Stator having housing-integrated bus bars and internal cooling jacket
KR20100134678A (ko) 자속 집중 극체를 구비한 영구 자석 회전자
JPH0837769A (ja) 電気的整流が施された直流機
JPS61251466A (ja) 高エネルギ−強度を有する磁石を用いたサ−ボモ−タ
WO2005101614A1 (ja) 回転子及びその製造方法
CN109075681A (zh) 电动机及空气调节机
JP2009022088A (ja) 回転電機、及びこの製造方法
US8222787B2 (en) Electric machine
CN113394936A (zh) 轴向磁通电机的磁体、极靴和槽开口
CN104620474B (zh) 旋转电机的定子
JP4556379B2 (ja) 電動機およびその製造方法
CN108028564A (zh) 转子、配备转子的旋转电机、以及转子的制造方法
US7843092B2 (en) Core and method for producing core
JP2010081715A (ja) 回転電機
US20080284273A1 (en) Lead frame
JP2010183692A (ja) モータ用磁石とipmモータ用ロータ、およびipmモータ
CN212366946U (zh) 轴向磁通旋转感应电机及用于轴向磁通旋转电机的定子
JP2019126143A (ja) 回転電機
JP2006187091A (ja) コア、電機子、モータ及び圧縮機並びにそれらの製造方法
US20210111601A1 (en) Rotor for a Brushless Direct-Current Motor, Particularly for an Electric Motor of the Inner Rotor Type, and Electric Motor Comprising Such a Rotor
CN114301194B (zh) 定子、定子的制作方法、电机和电动汽车

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090316

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100712

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees