JP4553528B2 - 暖房装置の電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、温風暖房装置等の暖房装置の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
温風暖房装置等の暖房装置では、通常、商用電源等の交流電源を主電源として用いている。そして、この種の暖房装置では、交流電源の電圧をトランスを介して降圧し、その降圧した電圧(トランスの二次コイルに発生する電圧)を直流に整流した後、マイコン等により構成された制御回路にその電源電圧として給電するようにしたものが一般に知られている。
【0003】
一方、近年では、各種電機機器の省電力化の要求が高まっており、これは、前記暖房装置においても同様である。従って、例えば、暖房装置の運転スイッチがOFF操作されて該暖房装置の運転を休止している状態における電力消費をできるだけ削減することが望まれている。
【0004】
このような省電力化の要求を考慮すると、暖房装置の運転休止状態では、前記制御回路を含めて全ての電子機器への給電を遮断してしまうことが好ましいと考えられる。
【0005】
ところが、暖房装置では、例えば所謂タイマー運転による自動起動を行なったりする関係上、暖房装置の運転休止状態でも、制御回路の電源電圧を完全に遮断してしまうことは困難である場合が多い。また、タイマー運転を行なわないような機種であっても、暖房装置の運転休止状態で使用者が装置の各種設定操作を行うことや、時計、装置機能等の表示を行なうことが望まれる場合も多々あり、このような要望を満たすためには、暖房装置の運転休止状態で制御回路への電源電圧を完全に遮断することはできない。
【0006】
このため、従来の暖房装置では、暖房装置の運転休止状態においても、制御回路の電源電圧を交流電源からトランスを介して給電するようにしていた。
【0007】
しかしながら、かかる暖房装置では、制御回路の電源電圧が常時、交流電源からトランスを介して該制御回路に供給されるため、トランスやその二次コイル側の整流回路の抵抗成分等における電力損失(所謂ジュール熱による損失)が、該暖房装置の運転休止状態においても比較的大きなものとなり、これが暖房装置の省電力化の妨げとなっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、運転休止状態における省電力化を効果的に図ることができ、また、暖房装置の使用勝手も良好なものとすることができる暖房装置の電源装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の暖房装置の電源装置はかかる目的を達成するために、交流電源の電圧が一次コイルに付与されるトランスと、該トランスの二次コイルに発生する電圧を整流して直流の電源電圧を生成する直流電源電圧生成回路と、該直流電源電圧生成回路から電源電圧を受電して暖房装置の運転制御を行なう制御回路とを備えた暖房装置の電源装置において、前記交流電源から前記トランスの一次コイルへの通電経路に設けられ、暖房装置の運転スイッチのON操作及びOFF操作に応じてそれぞれ閉成、開成する主電源接点スイッチと、該主電源接点スイッチが閉成状態であるときに、その旨を示す信号を前記制御回路に付与する主電源ON信号出力回路と、前記主電源接点スイッチに並列に接続され、前記制御回路からの所定の指令信号に応じて導通・遮断するスイッチ素子と、前記直流電源電圧生成回路に接続して設けられ、前記主電源接点スイッチが閉成状態であるとき、又は前記スイッチ素子が導通状態であるときに該制御回路用の電源電圧が充電される蓄電器とを備え、前記主電源接点スイッチが開成状態であるときに、あらかじめ定めた所定の時間間隔毎に所定時間づつ前記スイッチ素子を導通させる手段を前記制御回路に備えたことを特徴とするものである。
【0010】
かかる本発明の電源装置によれば、暖房装置の運転スイッチをOFF操作して、該暖房装置の運転を休止した状態では、前記主電源接点スイッチが開成するため、基本的には、前記交流電源からトランスの一次コイルに電流が流れず、該トランスの二次コイルに電圧が発生しない。従って、該トランスの二次コイルや前記直流電源電圧生成回路に電流が流れず、該トランスや直流電源電圧生成回路での電力消費が生じない。一方、このとき、前記制御回路には、直流電源電圧生成回路からは電源電圧が供給されないこととなるが、主電源接点スイッチの閉成状態(前記運転スイッチのON状態)で充電された前記蓄電器から電源電圧が供給され、これにより該制御回路は、各種制御処理を行なうことが可能となる。そして、該制御回路は、蓄電器の充電電圧を電源電圧として作動しているとき(主電源接点スイッチの開成状態)には、所定の時間間隔毎に、所定時間づつ前記スイッチ素子を導通させる。この所定時間のスイッチ素子の導通状態では、前記交流電源から該スイッチ素子を介してトランスの一次コイルに電流が流れて該トランスの二次コイルに電圧が発生するため、前記直流電源電圧生成回路が直流の電源電圧を生成するようになる。従って、前記スイッチ素子を導通させている時間においては、制御回路には交流電源を元電源とする直流電源電圧生成回路から電源電圧が供給されると同時に、前記蓄電器が該直流電源電圧生成回路を介して充電される。そして、前記所定時間が経過して、前記スイッチ素子が制御回路により再び遮断状態とされたときには、制御回路は再び蓄電器の充電電圧を電源電圧として作動し得る状態となる。
【0011】
このようにして、本発明の電源装置では、暖房装置の運転休止状態では、蓄電器の充電のためにスイッチ素子を導通状態に制御するタイミングを除いて、基本的にはトランスや直流電源電圧生成回路に電流が流れないため、それらによる交流電源の電力の消費が無くなり、暖房装置の省電力を効果的に図ることができる。そして、暖房装置の運転休止状態での制御回路の主たる電源となる蓄電器は、定期的に前記スイッチを導通状態とすることで充電されるため、制御回路には、常時必要な電源電圧が供給されることとなり、暖房装置の運転休止状態でも所要の制御処理を実行することができる。
【0012】
尚、前記スイッチ素子は、できるだけ少ない電力で導通・遮断を行なうことが可能なものを使用することが好ましい。具体的には、該スイッチ素子としては、半導体スイッチ素子を用いること好適であり、例えば、フォトトライアックを介して導通・遮断制御が可能な双方向サイリスタを用いることが好適である。また、前記蓄電器は、例えば充電可能な二次電池でもよいが、コンデンサを用いることが好適である。
【0013】
かかる本発明では、前記制御回路が、前記スイッチ素子をその駆動用回路を介して導通させるものであるときには、前記主電源接点スイッチが閉成状態であるとき、又は前記スイッチ素子が導通状態であるときに前記スイッチ素子の駆動用回路に給電する電源電圧が充電される第2の蓄電器が前記直流電源電圧生成回路に接続して設けられていることが好ましい。
【0014】
これによれば、前記制御回路用の電源電圧が充電される前記蓄電器の充電電力が、前記スイッチ素子を導通させる際に、該スイッチ素子の駆動用回路によって消費されることがなく、該駆動用回路は、前記第2の蓄電器の充電電力を用いて動作することとなる。この結果、暖房装置の運転休止状態で前記制御回路が前記スイッチ素子を導通させる前記時間間隔をさらに長くしたり、あるいは、その導通の一回当たりの継続時間(前記所定時間)をさらに短くすることが可能となり、暖房装置の省電力化をさらに高めることができる。尚、前記第2の蓄電器は、充電可能な二次電池でもよいが、コンデンサを用いることが好適である。
【0015】
また、本発明では、前記トランスの二次コイルが、前記直流電源電圧生成回路に給電する第1の二次コイルと、前記制御回路からの所定の指令信号に応じて前記暖房装置の運転用の電動アクチュエータに通電するアクチュエータ駆動回路に給電する第2の二次コイルとを備える場合には、前記第2の二次コイルから前記アクチュエータ駆動回路への通電経路には、該通電経路を開閉する副電源接点スイッチが備えられ、前記主電源接点スイッチ及び副電源接点スイッチは、前記運転スイッチのON/OFF操作に応じて、互いに同時に開閉する二極スイッチにより構成されていることが好ましい。
【0016】
これによれば、主電源接点スイッチの開成状態では、副電源接点スイッチも開成状態となるため、仮に前記蓄電器の充電電圧の不足等により万が一、制御回路の作動が不安定なものとなって、該制御回路が誤って前記スイッチ素子を導通させつつ前記電動アクチュエータに通電するように前記アクチュエータ駆動回路を制御させるように作動しても、該アクチュエータ駆動回路や電動アクチュエータには、電力が供給されない。従って、該電動アクチュエータが暖房装置の運転休止状態で誤って作動してしまうような事態を確実に回避できる。また、これらの主電源接点スイッチ及び副電源接点スイッチを構成する二極スイッチは、機械的に開閉するスイッチであるため、該スイッチの開閉には電力を消費しない。従って、運転スイッチがON操作されたときに、蓄電器の充電電圧が比較的低いものとなっていても、主電源接点スイッチ及び副電源接点スイッチが確実に閉成状態となり、このとき、交流電電側からトランス及び直流電源電圧生成回路を介して必要な電源電圧が供給される制御回路の制御処理により、暖房装置の運転を支障なく開始することができる。
【0017】
尚、例えば灯油等の液体燃料を気化して燃焼させる気化式燃焼装置を熱源として具備する暖房装置では、前記電動アクチュエータは、液体燃料を気化器に供給する電磁ポンプであることが適している。
【0018】
また、本発明の電源装置では、前記制御回路に、前記暖房装置の運転機能の設定操作を行うためのキー操作器が接続されている場合において、該制御回路は、前記主電源接点スイッチが開成状態で且つ前記スイッチ素子の遮断状態において前記キー操作器が操作されたとき、前記スイッチ素子を所定時間導通させる手段を備えていることが好ましい。
【0019】
すなわち、暖房装置の運転休止状態(主電源接点スイッチの閉成状態)で、且つ前記スイッチ素子が遮断状態となっているときに、使用者が前記キー操作器を操作して、何らかの運転機能の設定を行なう場合には、一般には、前記制御回路の消費電力が単なる待機状態のときよりも増えるものの、このときには、前記スイッチ素子を所定時間導通させるので、制御回路には、交流電源側から電力が供給されると同時に、蓄電器が充電される。従って、暖房装置の運転休止状態で、制御回路が使用する蓄電器の蓄電電力が少なくて済む。この結果、暖房装置の運転休止状態でキー操作器の操作がなされるような状況以外の通常的な運転休止状態において、該スイッチ素子の導通を行なうべき時間間隔を長めに設定することが可能となり、ひいては、暖房装置の運転休止状態における省電力化をさらに向上させることができる。また、キー操作器の操作時に蓄電器の充電電圧が比較的低いものとなっていても、制御回路に交流電源側から電力が供給されるので、該制御回路は支障なく、キー操作器の操作に応じた処理を適正に実行することができる。従って、使用者は支障なく所望の設定操作を行うことができ、暖房装置の良好な使用性を確保できる。
【0020】
また、本発明の電源装置では、前記制御回路に、前記暖房装置の運転情報を表示する表示器が接続されている場合において、該制御回路は、前記主電源接点スイッチが開成状態で且つ前記スイッチ素子が遮断状態であるときには、前記表示器を非表示状態に制御し、前記主電源接点スイッチの開成状態で前記キー操作器の操作に応じて前記スイッチ素子を導通させるときには、該スイッチ素子の導通と並行して、前記表示器による少なくとも一つ以上の表示を行なわしめる手段を備えていることが好適である。
【0021】
これによれば、暖房装置の運転休止状態で、前記キー操作器の操作に応じて前記スイッチ素子を導通させたときには、前記制御回路が交流電源側から必要な電力を受けつつ、前記表示器による表示が行なわれるので、使用者は、キー操作器による設定内容等を確認しながら、該キー操作器の操作を行うことが可能となる。また、暖房装置の運転休止状態における前記スイッチ素子の遮断状態では、表示器を非表示状態とするので、蓄電器の消費電力を極力小さなものとすることができる。従って、前記スイッチ素子の導通を行なうべき時間間隔を長めに設定することが可能となり、ひいては、暖房装置の運転休止状態における省電力化をさらに向上させることができる。
【0022】
さらに、本発明の電源装置では、前記トランスの一次コイルに交流電源の電圧が付与された状態で前記交流電源の電圧の周期に同期した計時用パルス信号を生成して前記制御回路に入力するパルス信号生成回路が前記直流電源電圧生成回路に接続して設けられている場合には、前記制御回路には、前記コンデンサの充電電圧を電源として発振可能な発振回路を接続しておき、該制御回路は、前記主電源接点スイッチが開成状態で且つ前記スイッチ素子を遮断している状態では、前記発振回路の発振信号に基づき計時し、前記主電源接点スイッチの閉成状態又は前記スイッチ素子の導通状態では、前記パルス信号生成回路の計時用パルス信号に基づき計時することが好ましい。
【0023】
すなわち、商用電源や家庭用電源等の交流電源は、一般に、その周波数の精度が高いため、暖房装置では、その時計機能やタイマー機能等に用いる前記計時用パルス信号を生成する前記パルス信号生成回路を備えるものが多い。この場合、本発明では、暖房装置の運転休止状態で、前記スイッチ素子が遮断状態となっている状態では、前記直流電源電圧生成回路に給電するトランスの二次コイルに交流電源の電圧に同期した交流電圧が発生しないため、前記パルス信号生成回路は、交流電源の周期に同期した計時用パルス信号を生成することができない。このため、本発明では、前記発振回路(例えば水晶発振回路)を備えておき、前記制御回路は、主電源接点スイッチが開成状態で且つスイッチ素子を遮断している状態では、前記発振回路の発振信号に基づき計時し、主電源接点スイッチの閉成状態又はスイッチ素子の導通状態では、前記パルス信号生成回路の計時用パルス信号に基づき計時する。これにより、暖房装置の運転休止状態においても支障なく計時を行なうことが可能となると共に、主電源接点スイッチの閉成状態又はスイッチ素子の導通状態では常にパルス信号生成回路の計時用パルス信号を用いて計時を行なうことで、計時誤差を最小限に留めることができる。
【0024】
また、本発明では、前記暖房装置が、その熱源としての燃焼装置に燃焼用空気を供給する燃焼ファンの駆動用モータを具備すると共に、該駆動用モータが、前記制御回路により制御されるモータ用スイッチ素子を介して前記交流電源に接続されている場合には、前記制御回路は、前記運転スイッチのOFF操作により前記主電源接点スイッチが開成されたときに、前記燃焼ファンによるポストパージを行なうべく該運転スイッチのOFF操作後、所定時間は、前記主電源接点スイッチと並列する前記スイッチ素子と前記モータ用スイッチ素子とを導通せしめることが好ましい。
【0025】
すなわち、熱源として燃焼装置を備える暖房装置では、運転スイッチがOFF操作されて該暖房装置の運転を停止する際には、一般に、運転スイッチのOFF操作後、所定時間、前記燃焼ファンを作動させるポストパージ処理が行なわれる。そして、燃焼ファンの作動においては、前記モータ用スイッチ素子(例えばリレースイッチ)を制御回路の制御により導通させた状態で、該燃焼ファンの駆動用モータに交流電源から電力が供給される。この場合、前記ポストパージにおいて、仮に前記スイッチ素子(主電源接点スイッチと並列するスイッチ素子)を遮断状態にしておくと、制御回路は、前記蓄電器の充電電圧を電源電圧として、前記モータ用スイッチ素子を導通状態に制御しなければならないこととなり、暖房装置の運転休止状態の開始時に該蓄電器の蓄電電力を消費してしまう。特に、該モータ用スイッチ素子が例えばリレースイッチに構成されている場合には、ポストパージの際の蓄電器の蓄電電力の消費が大きなものとなる。そこで、本発明では、ポストパージの際には、前記主電源接点スイッチと並列する前記スイッチ素子を、前記モータ用スイッチ素子と共に導通させておく。これにより、ポストパージの際には、制御回路には、交流電源側から電力が供給されることとなり、暖房装置の運転休止状態の開始の際に蓄電器の蓄電電力が消耗されてしまうような事態を回避することができる。この結果、暖房装置の運転休止状態で前記スイッチ素子を導通状態に制御する時間間隔を長めに設定することが可能となり、ひいては、暖房装置の省電力化をさらに効果的に図ることができる。
【0026】
尚、ポストパージ中に駆動するものは、暖房装置の機能によって、対流用ファンの駆動モータや温水暖房用の循環ポンプ等の場合もある。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を図1及び図2を参照して説明する。図1は本実施形態に係わる暖房装置の概要構成を模式的に示す説明図、図2は図1の暖房装置の電源装置の回路構成図である。
【0028】
図1を参照して、本実施形態における暖房装置1は、例えばFF式の温風暖房装置であり、その外装ケース2内に、灯油等の液体燃料の気化ガスを燃焼させる気化式燃焼装置3と、該外装ケース2が設置される室内の空気を対流させつつ温風を送風する送風ファン17aとを具備している。
【0029】
気化式燃焼装置3は、バーナ4、気化器5、点火電極6等を収容した燃焼室7と、この燃焼室7に燃焼用空気を供給する燃焼ファン8と、定油面器9から液体燃料を気化器5に供給する電磁ポンプ10とを備えており、電磁ポンプ10の作動により気化器5に供給される液体燃料を該気化器5に内蔵された電熱ヒータ11の熱により気化すると共に、その気化ガスと燃焼ファン8から供給される燃焼用空気とを該気化器5内で混合してバーナ4に供給し、その混合気をバーナ4にて燃焼させるようにしている。尚、バーナ4の点火は、該バーナ4に混合気を供給しつつ、点火電極6に火花放電を発生させることにより行なわれる。また、定油面器9には図示を省略する外部の燃料タンクから液体燃料が供給されるようになっている。
【0030】
前記燃焼室7から屋外に至る排気路12が導出され、この排気路12には、外装ケース2内で室内空気との熱交換を行なうための熱交換部13が設けられている。そして、この熱交換部13に臨んで前記送風ファン17aが設けられ、該送風ファン17aは、外装ケース2の吸気口14から室内空気を吸入し、それを熱交換部13を介して外装ケース2の吹出し口15から室内に送風するようにしている。
【0031】
尚、前記燃焼ファン8及び送風ファン17aは、その駆動用の電動モータ16,17をそれぞれ備えている。以下、電動モータ16をバーナモータ16、電動モータ17を送風モータ17と称する。
【0032】
次に図2を参照して、本実施形態の暖房装置1は、その運転制御を、CPU、RAM、ROMにより構成された制御回路としてのマイクロコンピュータ20(以下、マイコン20という)により行なうものである。そして、暖房装置1は、このマイコン20やこれに関連した各種回路、前記電磁ポンプ10等の電動アクチュエータにそれらの動作用電源を供給する電源装置21を備えている。
【0033】
該電源装置21は、家庭用あるいは商用の交流電源22を元電源(電力供給源)とするものであり、交流電源22の電圧を降圧するトランス23と、前記外装ケース2に設けられる暖房装置1の運転スイッチ24のON/OFF操作に応じて開閉する二つの接点スイッチ25,26とを具備している。
【0034】
前記運転スイッチ24は、例えばロックタイプの押しボタンスイッチであり、該運転スイッチ24のON/OFF操作に応じて機械的に開閉する二つの電気接点を上記接点スイッチ25,26として有する二極スイッチを構成するものである。
すなわち、運転スイッチ24のON操作(押し操作)に応じて同時に前記接点スイッチ25,26が閉成し、また、運転スイッチ24のOFF操作(押し込み状態の解除操作)に応じて同時に前記接点スイッチ25,26が開成するようになっている。尚、接点スイッチ25,26はそれぞれ本発明における主電源接点スイッチ、副電源接点スイッチに相当するものであり、以下、それぞれを主電源接点スイッチ25、副電源接点スイッチ26と称する。
【0035】
前記トランス23は、一次コイル23aと二つの二次コイル23b,23cを備えており、その一次コイル23aが交流電源22にヒューズ27及び前記主電源接点スイッチ25を介して接続されている。そして、主電源接点スイッチ25には、本発明におけるスイッチ素子としての双方向サイリスタ28が並列に接続されている。従って、トランス23の一次コイル23aには、主電源接点スイッチ25の閉成状態又は双方向サイリスタ28の導通状態において交流電源22の電圧が付与され、このとき、該交流電源22の電圧を降圧してなる交流電圧が各二次コイル23b,23cに発生する。
【0036】
また、トランス23の一次コイル23a側では、前記気化器5の電熱ヒータ11と前記点火電極6に火花放電を発生させるイグナイタ29とがそれぞれリレースイッチ30,31を介して交流電源22に接続されている。従って、電熱ヒータ11及びイグナイタ29には、それぞれリレースイッチ30,31を導通状態に制御することで、それらの動作用電力が交流電源22から供給されるようになっている。
【0037】
さらに、前記燃焼ファン8のバーナモータ16及び送風ファン17aの送風モータ17がそれぞれに専用のリレースイッチ32,33と、両モータ16,17に共通のリレースイッチ34とを介して交流電源22に接続されている。従って、バーナモータ16及び送風モータ17には、リレースイッチ34を導通状態に制御した状態で、それぞれに対応するリレースイッチ32,33を導通状態に制御することで、それらの動作用電力が交流電源22から供給されるようになっている。
【0038】
尚、前記バーナモータ16に係わる前記リレースイッチ32,34は本発明におけるモータ用スイッチ素子に相当するものである。
【0039】
前記トランス23の二次コイル23b側には、該二次コイル23bに発生する交流電圧から前記マイコン20や後述の各種回路の動作用の二種類の直流電源電圧Vc,Vdを生成する直流電源電圧生成回路35が設けられている。
【0040】
前記直流電源電圧生成回路35は、二次コイル23bに接続された全波整流回路36を具備し、二次コイル23bに発生する交流電圧を該全波整流回路36により全波整流してなる脈流の直流電圧をコンデンサ37により平滑化することで略一定レベルの直流電源電圧Vcを生成すると共に、該直流電源電圧Vcから定電圧レギュレータ38及びコンデンサ39を介して一定レベルの直流電源電圧Vd(<Vc)を生成するようにしている。そして、該直流電源電圧生成回路35は、前記直流電源電圧Vcを前記コンデンサ37の一端に導通する第1給電部40から給電可能とし、また、前記直流電源電圧Vcを定電圧レギュレータ38の出力側に接続されたダイオード41の出力部に導通する第2給電部42から給電可能としている。
【0041】
ここで、第1給電部40の直流電源電圧Vcは、詳細を後述するリレー駆動回路58等の動作用電源電圧として使用される電圧であり、第2給電部42の直流電源電圧Vdは、前記マイコン20や、詳細を後述するスイッチ素子制御信号生成回路54、パルス信号生成回路56、発振回路57等の動作用電源電圧として使用される電圧である。そして、第2給電部42には、本発明における蓄電器としてのコンデンサ43(以下、補助電源コンデンサ43という)が接続されており、該補助電源コンデンサ43にはトランス23の一次コイル23aに交流電源22の電圧が付与された状態で直流電源電圧生成回路35が生成する直流電源電圧Vdが充電される。また、第2給電部42には、マイコン20の電源入力部20aが接続されており、これにより、マイコン20は、直流電源電圧生成回路35が生成する直流電源電圧Vdあるいは補助電源コンデンサ43の充電電圧を電源として動作可能とされている。尚、補助電源コンデンサ43は、比較的大きな容量を有するコンデンサである。また、該補助電源コンデンサ43の代わりに二次電池(充電可能な電池)を使用してもよい。
【0042】
前記トランス23の二次コイル23cには、前記主電源接点スイッチ25が閉成状態であるとき(運転スイッチ24がON操作されているとき)にその旨を示す信号を生成する主電源ON信号出力回路44と、本発明における電動アクチュエータとしての前記電磁ポンプ10を駆動するためのアクチュエータ駆動回路45とが前記副電源接点スイッチ26を介して接続されている。
【0043】
前記主電源ON信号出力回路44は、運転スイッチ24のON操作に伴う主電源接点スイッチ25及び副電源接点スイッチ26の閉成状態で二次コイル23cに発生する交流電圧が副電源接点スイッチ26を介して付与されたときに、該交流電圧に同期して間欠的に通電されて発光する発光ダイオード46aを具備しており、該発光ダイオード46aの間欠的な発光信号を、主電源スイッチ25の閉成状態を示す信号として出力するものである。
【0044】
この場合、前記発光ダイオード46aと併せてフォトカプラ46を構成するフォトトランジスタ46bが、前記マイコン20に接続されており、該フォトトランジスタ46bは、直流電源電圧生成回路35の第2給電部42から抵抗47を介して通電可能に設けられていると共に、前記発光ダイオード46aの間欠的な発光に応じて間欠的に導通するように設けられている。これにより、マイコン20には、主電源接点スイッチ25及び副電源接点スイッチ26の閉成状態において、その旨を示す信号が主電源ON信号生成回路44からフォトカプラ46を介して入力される。
【0045】
アクチュエータ駆動回路45は、二次コイル23cに発生する交流電圧を全波整流する全波整流回路48と、この全波整流回路48の出力を平滑化してほぼ一定レベルの直流電圧を生成するコンデンサ49とを具備し、該コンデンサ49により得られる直流電圧をスイッチングトランジスタ50を介して電磁ポンプ10に供給して該電磁ポンプ10を作動させるものである。そして、スイッチングトランジスタ50の導通・遮断を行なうために、該トランジスタ50のベースに接続されたフォトトランジスタ51bを備えている。
【0046】
この場合、上記フォトトランジスタ51bと併せてフォトカプラ51を構成する発光ダイオード51aが前記マイコン20にバッファ52を介して接続されており、該フォトトランジスタ51bは、直流電源電圧生成回路35の第1給電部40から抵抗53を介して通電可能に設けられている。従って、マイコン20がバッファ52を介してフォトカプラ51の発光ダイオード51aの通電、ひいては、該発光ダイオード51aの発光を制御することで、フォトトランジスタ51b及びスイッチングトランジスタ50を介して電磁ポンプ10の通電が制御され、これにより、該電磁ポンプ10の作動が制御される。
【0047】
本実施形態の電源装置21は、さらに、前記双方向サイリスタ28を制御するためのスイッチ素子制御信号生成回路54及びスイッチ素子駆動回路55と、トランス23の二次コイル23bに発生する交流電圧の周期(=交流電源22の電圧の周期)に同期したパルス信号を生成するパルス信号生成回路56と、一定周期のパルス信号を発振する発振回路57と、前記リレースイッチ30〜34を駆動するためのリレー駆動回路58とを備えている。
【0048】
前記スイッチ素子制御信号生成回路54は、マイコン20にバッファ59を介して接続された発光ダイオード60aを具備するものであり、該発光ダイオード60aは、直流電源電圧生成回路35の第2給電部42から抵抗61を介して通電可能に設けられ、その通電、ひいては、該発光ダイオード60aの発光がマイコン20によりバッファ59を介して制御される。
【0049】
前記スイッチ素子駆動回路55は、上記発光ダイオード60aと光学的にカップリングされたフォトトライアック60bと、該フォトトライアック60bに直列接続された一対の抵抗62,63から成り、前記双方向サイリスタ28に並列に接続されている。そして、抵抗62,63の中点を双方向サイリスタ28のゲートに接続している。
【0050】
従って、マイコン20によりバッファ59を介して発光ダイード60aの通電を行わしめて該発光ダイオード60aを発光させると、フォトトライアック60bが導通状態となり、このとき、スイッチ素子駆動回路55に交流電源22から交流電流が通電される。そして、このとき、抵抗62,63の中点から双方向サイリスタ28のゲートに付与される電圧によって、該双方向サイリスタ28が導通状態に保持される。
【0051】
前記パルス信号生成回路56は、コンパレータ64を具備するものであり、該コンパレータ64の一方の入力部(負入力端子)には、前記直流電源電圧生成回路35の全波整流回路36の出力部に接続された一対の分圧抵抗65,66の中点から、該全波整流回路36の出力に比例したレベルの脈流状の直流電圧が付与され、他方の入力部(正入力端子)には、前記直流電源電圧生成回路35の第2給電部42に接続された一対の分圧抵抗67,68の中点から、所定レベル(一定レベル)の直流電圧が付与される。かかるパルス信号生成回路56では、トランス23の一次コイル23aに交流電源22の電圧が付与されて二次コイル23bに交流電圧が発生している状態で、コンパレータ64の負入力端子に入力される脈流状の直流電圧が該コンパレータ64の正入力端子に入力される一定レベルの直流電圧に対して、交流電源22の電圧に同期して上下に変化するため、該コンパレータ64の出力は、交流電源22の周期に同期したパルス信号となる。そして、コンパレータ64の出力部はマイコン20に接続されており、該コンパレータ64から出力されるパルス信号がマイコン20における計時用の信号として入力される。
【0052】
前記発振回路57は、水晶体69を有する水晶発振回路であり、前記直流電源電圧生成回路35の第2給電部42の直流電源電圧Vd(=補助電源コンデンサ43の充電電圧)を電源として発振するものである。そして、該発振回路57は、マイコン20に接続されており、その発振信号(パルス信号)をマイコン20における予備的な計時用信号として該マイコン20に入力する。
【0053】
前記リレー駆動回路58は、前記各リレースイッチ30〜34にそれぞれ対応する複数(本実施形態では5個)の励磁コイル70を備えており、各励磁コイル70は、前記直流電源電圧生成回路35の第1給電部40から通電可能に設けられ、その通電がマイコン20によりバッファ71を介して制御される。このリレー駆動回路58では、マイコン20の制御により励磁コイル70に通電せしめることにより、該励磁コイル70に対応するリレースイッチ30〜34が電磁力により閉成して導通状態となる。
【0054】
また、マイコン20には、暖房装置1の前記外装ケース2に設けられるキー操作器72及び表示器73が接続されている。キー操作器72は、複数のキースイッチ74を具備している。これらのキースイッチ74は、例えば暖房装置1のセーブ運転やタイマー運転を設定するためのスイッチ、現在時刻や、タイマー運転の運転時刻を調整するためのスイッチ、暖房装置1の運転時の目標室温を設定するためのスイッチ等である。そして、該キー操作器72は、前記直流電源電圧生成回路35の第2給電部42の直流電源電圧Vdを電源として各キースイッチ74の操作信号(ON/OFF信号)を生成し、それをマイコン20に入力する。
【0055】
前記表示器73は、暖房装置1の運転状態等を例えばLEDや液晶(LCD)、蛍光表示管(VFD)を用いて表示するものであり、例えば、暖房装置1の運転中であるか否か、セーブ運転中であるか否か、タイマー運転中であるか否かを示す表示や、現在時刻もしくはタイマ運転の設定時刻、目標室温の設定値の表示等がマイコン20の制御により行なわれるようになっている。
【0056】
尚、図2中、参照符号75を付したものは、マイコン20の制御処理を行なうためのクロック信号を生成する水晶発振回路である。
【0057】
次に、本実施形態の装置、特に電源装置21の作動を説明する。
【0058】
運転スイッチ24がON操作され、前記主電源接点スイッチ25及び副電源接点スイッチ26が閉成している状態では、マイコン20を含めた各回路には、交流電源22から電力が供給される。そして、この状態で、マイコン20が、あらかじめ定められたプログラムや、前記キー操作器72による設定情報等に基づいて、前記電磁ポンプ10等への給電を制御し、暖房装置1の所要の運転(前記気化式燃焼装置3の燃焼運転や送風ファン17aの作動)を行わしめる。
【0059】
尚、この状態では、直流電源電圧生成回路35が前記第2給電部42に生成する直流電源電圧Vdが前記補助電源コンデンサ43に充電される。また、マイコン20は、主電源接点スイッチ25及び副電源接点スイッチ26の閉成状態であることを前記主電源ON信号生成回路44から前記フォトトランジスタ46bを介して与えられる信号により認識しており、この状態では、マイコン20は、前記双方向サイリスタ28を前記スイッチ素子制御信号生成回路54及びスイッチ素子駆動回路55を介して遮断状態に制御する。また、この状態では、マイコン20は、交流電源22の電圧の周期に同期して前記パルス信号生成回路56が生成するパルス信号に基づいて、時刻把握のための計時動作を行なう。
【0060】
一方、使用者が暖房装置1の運転を休止すべく運転スイッチ24をOFF操作すると、主電源接点スイッチ25及び副電源接点スイッチ26が開成状態になり、前記主電源ON信号生成回路44が、主電源接点スイッチ25の閉成状態を示す信号を出力しなくなるため、その旨をマイコン20はフォトトランジスタ46bの出力を介して認識する。
【0061】
このとき、マイコン20は、運転スイッチ24のOFF操作により主電源接点スイッチ25の閉成状態となったことを認識してからあらかじめ定めた所定時間(例えば5分)が経過するまでの期間、前記双方向サイリスタ28を前記スイッチ素子制御信号生成回路54及びスイッチ素子駆動回路55を介して導通状態に制御する(発光ダイオード60aに通電させる)。また、上記所定時間の期間、前記リレースイッチ32,33,34をリレー駆動回路58を介して導通状態に制御して、前記バーナモータ16及び送風モータ17に交流電源22から給電せしめ、前記燃焼ファン8及び送風ファン17aを作動させる。これにより、燃焼室3や外装ケース2の内部のポストパージが行なわれる。
【0062】
このポストパージにおいては、双方向サイリスタ28が導通状態に制御されるため、交流電源22からトランス23の一次コイル23a及び二次コイル23bを介して直流電源電圧生成回路35に電力が供給される。このため、該直流電源電圧生成回路35は、前記直流電源電圧Vc,Vdを生成する。従って、該直流電源電圧Vc,Vdを電源電圧として使用して動作する前記リレー駆動回路58やマイコン20等の各回路は、交流電源22から電力が供給される。このため、前記ポストパージに際して、前記補助電源コンデンサ43の蓄電電力が消費されることはない。また、このポストパージにおいては、交流電源22の電力を用いてパスル信号生成回路56が該交流電源22の電圧に同期したパルス信号を生成するので、マイコン20は、そのパルス信号に基づいて計時動作を行なう。
【0063】
上述のようなポストパージの処理が終了すると、マイコン20は、前記リレースイッチ32,33,34に対応するリレー駆動回路58の励磁コイル70への通電を遮断せしめて該リレースイッチ32,33,34を開成させ、これによりバーナモータ16及び送風モータ17への給電を遮断して、燃焼ファン8及び送風ファン17aを停止させる。従って、暖房装置1は運転休止状態となる。
【0064】
また、同時に、マイコン20は、双方向サイリスタ28をスイッチ素子制御信号生成回路54及びスイッチ素子駆動回路55を介して遮断状態に制御する(発光ダイオード60aへの通電を遮断する)。さらに、マイコン20は表示器73への電力供給を遮断する。
【0065】
これにより、トランス23の一次コイル23aに交流電源22の電圧が付与されなくなり、前記直流電源電圧生成回路35には、前記直流電源電圧Vc,Vdを生成するための電力が供給されなくなる。このため、該直流電源電圧生成回路35の第1給電部40から動作用電源を受ける前記リレー駆動回路58や、前記アクチュエータ駆動回路45を制御するための発光ダイオード51aは動作不能となる。また、パルス信号生成回路56には、直流電源電圧生成回路35の全波整流回路36の出力が与えられなくなるため、該パルス信号生成回路56はパルス信号を出力しなくなる。さらに、表示器73は非表示状態(消灯状態)となる。
【0066】
一方、直流電源電圧生成回路35の第2給電部42には、補助電源コンデンサ43が接続されて充電されているため、該第2給電部42から動作用電源を受けるマイコン20や前記発振回路42には、補助電源コンデンサ43からその充電電圧(≒Vd)が供給される。そして、マイコン20は、前記パルス信号生成回路56の出力の代りに、発振回路57の発振信号に基づいて計時動作を継続し、また、キー操作器72からの出力を監視する(マイコン20が待機状態となる)。尚、前記双方向サイリスタ28を導通させる際に第2給電部42からの給電を要する前記スイッチ素子制御信号生成回路54や、前記キースイッチ74の操作信号をマイコン20に出力する際に第2給電部42からの給電を要する前記キー操作器72には、補助電源コンデンサ43の充電電圧を必要時に供給し得る状態となる。
【0067】
上述のようにして暖房装置1が運転休止状態になると、マイコン20は、暖房装置1の運転スイッチ24が使用者によりON操作され、あるいは、前記キー操作器72のいずれかのキースイッチ74が使用者により操作されない限り、所定の時間間隔毎に、所定時間づつ(例えば1時間毎に1分間づつ)、前記双方向サイリスタ28をスイッチ素子制御信号生成回路54及びスイッチ素子駆動回路55を介して導通状態に制御する(発光ダイオード60aに通電せしめる)。これにより、交流電源22の電圧が双方向サイリスタ28を介してトランス23の一次コイル23aに付与され、トランス23の二次コイル23b側の直流電源電圧生成回路35が前記第1及び第2給電部40,42にそれぞれ直流電源電圧Vc,Vdを生成する状態となると共に、前記パルス信号生成回路56が交流電源22の電圧の周期に同期した計時用のパルス信号を生成する状態となる。
【0068】
このとき、主電源接点スイッチ25が開成状態で且つ双方向サイリスタ28が遮断状態とされている間にマイコン20や発振回路57等が消費する補助電源コンデンサ43の電力が直流電源電圧生成回路35の第2給電部42から補充され、該補助電源コンデンサ43が満充電状態に充電される。従って、暖房装置1の運転休止状態では、補助電源コンデンサ43は、定期的に蓄電電力が補充されて充電される。
【0069】
また、このときマイコン20は、発振回路57の発振信号に基づく計時動作を中断し、パルス信号生成回路56が生成する本来の計時用のパルス信号に基づいて計時動作を行なう。
【0070】
このようにして、暖房装置1の運転休止状態では、基本的には、交流電源22から各回路に電力は供給されなくなるが、マイコン20や発振回路57には、補助電源コンデンサ43からそれらの電源電力が供給され、マイコン20は待機状態となると共に、発振回路57の発振信号を代用的に用いて計時動作を行なう。
そして、定期的に短時間だけマイコン20が双方向サイリスタ28を導通状態に制御することで、補助電源コンデンサ43の充電(蓄電電力の補充)が行なわれると共に、マイコン20によるパルス信号生成回路56のパルス信号に基づく計時動作が行なわれる。
【0071】
尚、暖房装置1の運転休止状態では、運転スイッチ24はOFF操作状態であるので前記副電源接点スイッチ26は、双方向サイリスタ28が導通状態及び遮断状態のいずれの状態であっても、常に開成状態となっている。従って、前記主電源ON信号生成回路44やアクチュエータ駆動回路45に電力が供給されることはない。
【0072】
また、本実施形態の暖房装置1の電源装置21では、暖房装置1の運転休止状態において、上述のようにマイコン20が定期的に双方向サイリスタ28を導通状態に制御する他、マイコン20は、キー操作器72のキースイッチ74が使用者により操作された場合にも、一時的に双方向サイリスタ28を導通状態に制御する。
【0073】
すなわち、例えば、使用者が現在時刻やタイマー運転用の時刻の確認や設定等を行なうために、キースイッチ74を操作し、その操作信号がキー操作器72からマイコン20に与えられると、該マイコン20は、所定時間(例えば1分)の間、双方向サイリスタ28を導通状態に制御する。同時に、マイコン73は、上記所定時間の間、表示器73に電力を供給して、該表示器73による表示を行わしめる。尚、このとき、表示器73には、例えば操作されたキースイッチ74に対応する事項のみを表示させるようにしてもよいが、それ以外の事項も併せて表示させるようにしてもよい。
【0074】
これにより、直流電源電圧生成回路35やマイコン20、表示器73等の回路に交流電源22の電力が供給されつつ、キー操作器72の操作に応じた処理がマイコン20により行われる。尚、このとき、パルス信号生成回路56は、交流電源22の電圧の周期に同期したパルス信号を生成するため、マイコン20は、該パルス信号に基づいて計時動作を行なう。
【0075】
以上のようにして、本実施形態の暖房装置1では、暖房装置1の運転休止状態では、補助電源コンデンサ43に定期的に充電する場合や、キー操作器72が操作された場合を除いて、補助電源コンデンサ43からマイコン20や発振回路57等の必要最低限の回路にその動作用の電源を供給し、交流電源22の電力を直流電源生成回路35等の各種回路に供給しないため、交流電源22のエネルギーが無駄に消費されることがなく、暖房装置1の省電力化を効果的に図ることができる。
【0076】
そして、定期的に短時間だけ、双方向サイリスタ25を導通状態に制御して、交流電源22の電力をトランス23を介して直流電源電圧生成回路35に供給し、補助電源コンデンサ43を充電するため、暖房装置1の運転休止状態におけるマイコン20や発振回路57の動作を支障なく行なうことができる。また、運転スイッチ24のOFF操作直後のポストパージの際や、キー操作器72の操作によるマイコン20の制御処理及び表示器73の表示を行なう状況、すなわち、マイコン20の制御処理動作や、表示器73の表示等のためにそれらの電力消費が比較的大きなものとなる状況では、双方向サイリスタ28を導通状態に制御して、交流電源22の電力を使用するので、補助電源コンデンサ43の蓄電電力の消費を必要最低限に抑えることができる。この結果、該補助電源コンデンサ43の充電を行なうサイクルをできるだけ長くしたり、あるいは、各サイクルにおける双方向サイリスタ28の導通時間をできるだけ短くすることができ、ひいては、暖房装置1の運転休止状態における交流電源22の電力使用量をできるだけ小さいものとして、暖房装置1の省電力化の効果を高めることができる。
【0077】
また、マイコン22は、交流電源22の電圧の周期に同期したパルス信号をパルス信号生成回路56が生成することができない状態(双方向サイリスタ28の遮断状態)では、代用的に発振回路57の発振信号に基づく計時を行うが、双方向サイリスタ28を導通させてパルス信号生成回路56がパルス信号を生成する状態では、常に、該パルス信号に基づいて計時動作を行なうため、その計時誤差を最小限に留めることができ、従って、現在時刻やタイマー運転に係わる時刻の精度を十分に確保することができる。
【0078】
さらに、暖房装置1の運転休止状態では、基本的には電力消費を抑えるために表示器73を非表示状態とするが、キー操作器72が操作されたときには、双方向サイリスタ28を導通状態として、交流電源22の電力を使用しつつ表示器73の表示を行なうので、暖房装置1の運転休止状態であっても、使用者は、表示器73の表示を確認しながら、キー操作器72の操作を行うことができ、暖房装置1の使用勝手を向上させることができる。
【0079】
また、本実施形態では、運転スイッチ24に二極スイッチを用いて、該二極スイッチにより主電源接点スイッチ25及び副電源接点スイッチ26を構成したので、主電源接点スイッチ25の開成状態では、常に副電源接点スイッチ26も開成状態となる。このため、暖房装置1の運転休止状態で、万が一、補助コンデンサ43の充電電圧の不足等によりマイコン20の誤作動が生じても、電磁ポンプ10にその動作用の電力が供給されることはなく、暖房装置1の気化式燃焼装置3のバーナ4に誤って燃料が供給されてしまうような事態を確実に回避できる。
【0080】
尚、以上説明した実施形態では、補助電源コンデンサ43の蓄電電力の消費をできるだけ少なくするために前記ポストパージの際に、双方向サイリスタ28を導通状態に制御したが、該双方向サイリスタ28を遮断状態に制御したまま、ポストパージを行なうようにすることも可能である。この場合、前記バーナモータ16や送風モータ17に係わる前記リレースイッチ32〜34の励磁コイル70に通電するために補助電源コンデンサ43の電力を使用することも可能であるが、ポストパージの際の補助電源コンデンサ43の電力消費を抑える上では、前記リレースイッチ32〜34及びそれに対応する励磁コイル70の代りに、例えば双方向サイリスタ及びこれを制御するためのフォトトライアック等の半導体スイッチ素子を用いることが好適である。
【0081】
次に本発明の第2実施形態を図3を参照して説明する。図3は本実施形態の電源装置の回路構成図である。尚、本実施形態の電源装置は、前記図1に示した暖房装置に係る電源装置である。また、本実施形態の電源装置は、前記第1実施形態のもの(図2のもの)と一部の構成のみが相違するものである。従って、前記第1実施形態と同一の構成部分については、該第1実施形態と同一の参照符号を用い、説明を省略する。
【0082】
本実施形態の電源装置は前記第1実施形態のものと次の点で相違している。すなわち、本実施形態では、前記直流電源電圧生成回路35のダイオード41の出力側の第2給電部42には、前記第1実施形態における補助電源コンデンサ43の代わりに、ダイオード76,77をそれぞれ介して補助電源コンデンサ78,78’が接続されている。これらの補助電源コンデンサ78,78’は、本発明における蓄電器に相当するものであり(補助電源コンデンサ78’は第2の蓄電器に相当する)、トランス23に交流電源22の電圧が付与された状態で第2給電部42に生成される直流電源電圧Vdと略同レベルの直流電源電圧Vd’,Vd’’がそれぞれ充電される。尚、補助電源コンデンサ78は、前記第1実施形態の補助コンデンサ43と同様、比較的大きな容量のコンデンサであるが、補助電源コンデンサ78’は、比較的容量の小さなコンデンサである。
【0083】
この場合、補助電源コンデンサ78は、その充電電圧を、暖房装置1の運転休止中(詳しくはトランス23に交流電源22の電圧が付与されていない状態)に、該補助電源コンデンサ78とダイオード76との間の中点の第3給電部79から供給可能とされ、また、補助電源コンデンサ78’は、その充電電圧を、暖房装置1の運転休止中に、該補助電源コンデンサ78’とダイオード77との間の中点の第4給電部80から供給可能とされている。
【0084】
さらに詳細には、前記補助電源コンデンサ78,78’のうち、補助電源コンデンサ78’は、その充電電圧を第4給電部80からスイッチ素子制御信号生成回路54に供給可能されている。この場合、第2給電部42と補助電源コンデンサ78’との間に存するダイオード77によって、補助電源コンデンサ78の充電電圧が、スイッチ素子制御信号生成回路54以外の回路に供給されることはない。また、補助電源コンデンサ78は、その充電電圧を第3給電部79からマイコン20の電源入力部20aと、予備的計時用の発振回路57と、キー操作器72とに供給可能としている。この場合、第2給電部42と補助電源コンデンサ78の間に存する前記ダイオード76によって、補助電源コンデンサ78の充電電圧がスイッチ素子制御信号生成回路54やパルス信号生成回路56に供給されることはない。尚、本実施形態では、前記主電源ON信号生成回路44に係わるフォトトランジスタ46bに第3給電部79から通電可能とされているが、前記主電源接点スイッチ25及び副電源接点スイッチ26は開成状態に維持される暖房装置1の運転休止中に、上記フォトトランジスタ46bに補助電源コンデンサ78の充電電圧が供給されることはない。以上説明した以外の構成は、前記第1実施形態のものと全く同一である。
【0085】
かかる本実施形態の暖房装置1では、その運転中及び運転休止中のいずれの状態であっても、マイコン20の制御処理は前記第1実施形態と全く同一である。
この場合、暖房装置1の運転休止状態では、マイコン20や発振回路79、キー操作器72の動作用電源は、補助電源コンデンサ78から供給され、これにより、マイコン20は、前記第1実施形態と同様に、定期的に、あるいはキー操作器72の操作に応じて、双方向サイリスタ28を導通状態に制御する処理を実行できる。但し、本実施形態では、双方向サイリスタ28を導通させるために、通電する必要のある前記スイッチ素子制御信号生成回路54の発光ダイオード60aには、マイコン20等の電源となる補助電源コンデンサ78とは別の補助電源コンデンサ78’から通電される。
【0086】
従って、補助電源コンデンサ78は、基本的にはマイコン20自身の制御処理を行うための専用的なものとなり、暖房装置1の運転休止中における補助電源コンデンサ78の電力消費をさらに低減することができる。この結果、双方向サイリスタ28を定期的に導通状態に制御するに際して、その制御を行う時間間隔(周期)を長くすることができる。あるいは、双方向サイリスタ28の1回当たりの継続的な導通時間を短くすることができる。このため、暖房装置1の運転休止中に交流電源22から通電を行う時間をさらに低減することができ、暖房装置1の省電力化をさらに高めることができる。また、補助電源コンデンサ78’は、スイッチ素子制御信号生成回路54の通電専用のものとなるため、その容量は比較的小さくてよく、小型で安価なものを使用することができる。
【0087】
尚、以上説明した第1及び第2実施形態では、本発明におけるスイッチ素子として双方向サイリスタ28を用いたが、他の半導体スイッチや、リレースイッチ等を用いてもよい。
【0088】
また、前記第1及び第2実施形態では、蓄電器としてコンデンサ43,78,78’を用いたが、電池(二次電池)を用いるようにしてもよい。
【0089】
また、前記第1及び第2実施形態では、気化式燃焼装置3を熱源として備えたFF式の温風暖房装置を例にとって説明したが、例えば、他の形式の燃焼装置3を熱源として備えた暖房装置であってもよく、さらには、温水暖房装置、あるいは、温風暖房装置の燃焼装置の燃焼熱により熱交換器を介して温水路の温水を加熱するような複合式の暖房装置においても本発明を適用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の電源装置を備えた暖房装置の概要構成を模式的に示す説明図。
【図2】図1の暖房装置の電源装置の第1実施形態の回路構成図。
【図3】図1の暖房装置の電源装置の第2実施形態の回路構成図。
【符号の説明】
1…暖房装置、3…気化式燃焼装置、8…燃焼ファン、10…電磁ポンプ(電動アクチュエータ)、16…バーナモータ(駆動用モータ)、20…マイクロコンピュータ(制御回路)、21…電源装置、22…交流電源、23…トランス、24…運転スイッチ、25…主電源接点スイッチ、26…副電源接点スイッチ、28…双方向サイリスタ(スイッチ素子)、32,34…リレースイッチ(モータ用スイッチ素子)、35…直流電源電圧生成回路、43,78,78’…コンデンサ(蓄電器)、44…主電源ON信号生成回路、45…アクチュエータ駆動回路、56…パスル信号生成回路、57…発振回路、72…キー操作器、73…表示器。
Claims (7)
- 交流電源の電圧が一次コイルに付与されるトランスと、該トランスの二次コイルに発生する電圧を整流して直流の電源電圧を生成する直流電源電圧生成回路と、該直流電源電圧生成回路から電源電圧を受電して暖房装置の運転制御を行なう制御回路とを備えた暖房装置の電源装置において、
前記交流電源から前記トランスの一次コイルへの通電経路に設けられ、暖房装置の運転スイッチのON操作及びOFF操作に応じてそれぞれ閉成、開成する主電源接点スイッチと、
該主電源接点スイッチが閉成状態であるときに、その旨を示す信号を前記制御回路に付与する主電源ON信号出力回路と、
前記主電源接点スイッチに並列に接続され、前記制御回路からの所定の指令信号に応じて導通・遮断するスイッチ素子と、
前記直流電源電圧生成回路に接続して設けられ、前記主電源接点スイッチが閉成状態であるとき、又は前記スイッチ素子が導通状態であるときに該制御回路用の電源電圧が充電される蓄電器とを備え、
前記主電源接点スイッチが開成状態であるときに、あらかじめ定めた所定の時間間隔毎に所定時間づつ前記スイッチ素子を導通させる手段を前記制御回路に備えたことを特徴とする暖房装置の電源装置。 - 前記制御回路は、前記スイッチ素子をその駆動用回路を介して導通させるものであり、
前記主電源接点スイッチが閉成状態であるとき、又は前記スイッチ素子が導通状態であるときに前記スイッチ素子の駆動用回路に給電する電源電圧が充電される第2の蓄電器が前記直流電源電圧生成回路に接続して設けられていることを特徴とする請求項1記載の暖房装置の電源装置。 - 前記トランスの二次コイルは、前記直流電源電圧生成回路に給電する第1の二次コイルと、前記制御回路からの所定の指令信号に応じて前記暖房装置の運転用の電動アクチュエータに通電するアクチュエータ駆動回路に給電する第2の二次コイルとを備えると共に、前記第2の二次コイルから前記アクチュエータ駆動回路への通電経路には、該通電経路を開閉する副電源接点スイッチが備えられ、前記主電源接点スイッチ及び副電源接点スイッチは、前記運転スイッチのON/OFF操作に応じて、互いに同時に開閉する二極スイッチにより構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の暖房装置の電源装置。
- 前記制御回路には、前記暖房装置の運転機能の設定操作を行うためのキー操作器が接続されており、該制御回路は、前記主電源接点スイッチが開成状態で且つ前記スイッチ素子の遮断状態において前記キー操作器が操作されたとき、前記スイッチ素子を所定時間導通させる手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の暖房装置の電源装置。
- 前記制御回路には、前記暖房装置の運転情報を表示する表示器が接続されており、該制御回路は、前記主電源接点スイッチが開成状態で且つ前記スイッチ素子が遮断状態であるときには、前記表示器を非表示状態に制御し、前記主電源接点スイッチの開成状態で前記キー操作器の操作に応じて前記スイッチ素子を導通させるときには、該スイッチ素子の導通と並行して、前記表示器による少なくとも一つ以上の表示を行なわしめる手段を備えていることを特徴とする請求項4記載の暖房装置の電源装置。
- 前記トランスの一次コイルに交流電源の電圧が付与された状態で前記交流電源の電圧の周期に同期した計時用パルス信号を生成して前記制御回路に入力するパルス信号生成回路が前記直流電源電圧生成回路に接続して設けられていると共に、前記制御回路には、前記蓄電器の充電電圧を電源として発振可能な発振回路が接続されており、該制御回路は、前記主電源接点スイッチが開成状態で且つ前記スイッチ素子を遮断している状態では、前記発振回路の発振信号に基づき計時し、前記主電源接点スイッチの閉成状態又は前記スイッチ素子の導通状態では、前記パルス信号生成回路の計時用パルス信号に基づき計時することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の暖房装置の電源装置。
- 前記暖房装置は、その熱源としての燃焼装置に燃焼用空気を供給する燃焼ファンの駆動用モータを具備すると共に、該駆動用モータは、前記制御回路により制御されるモータ用スイッチ素子を介して前記交流電源に接続されており、前記制御回路は、前記運転スイッチのOFF操作により前記主電源接点スイッチが開成されたときに、前記燃焼ファンによるポストパージを行なうべく該運転スイッチのOFF操作後、所定時間は、前記主電源設定スイッチと並列する前記スイッチ素子と前記モータ用スイッチ素子とを導通せしめることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の暖房装置。
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