JP4545428B2 - 電動モータ - Google Patents

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Description

本発明は、第1と第2の金属部品がインサート成形により固定される樹脂製のカバー本体を備え、電動モータに設けられるケース体を閉塞するモータカバーに関する。
車両に設けられるワイパ装置やパワーウインド装置、サンルーフ装置等の駆動源としては、通常、車両に搭載されたバッテリなどの電源により作動する電動モータが用いられている。これらの装置に電動モータを適応させるためには、モータの回転を所要の回転数にまで減速することが必要となる。そのため、このような用途に用いられる電動モータは、減速機構が取り付けられて減速機構付きの電動モータとして1つのユニットとされている。
このような電動モータは、通常、減速機構を収容するためのバスタブ状に形成されたケース体を有しており、ケース体の開口部はモータカバーにより閉塞されるようになっている。また、ケース体の内部にモータ本体の作動を制御する制御基板等を収容したものが知られており、この場合、モータカバーには制御基板に搭載されるFET等の電子部品の熱を外部に放出するためのアルミニウム製のヒートシンクが固定されている。
モータカバーは、通常、樹脂製とされており、ヒートシンクをインサート成形によりモータカバーの樹脂部分つまりカバー本体に固定するようにしている。また、制御基板とモータ本体、あるいは制御基板と電源端子とを接続するために、モータカバーには銅板等により形成される給電用のターミナルが固定されるが、これらのターミナルも、たとえば特許文献1に示されるようなインサート成形により、モータカバーに固定されるようになっている。つまり、カバー本体を成形する成形型の内部にヒートシンクと各ターミナルを配置し、次いで成形型の内部に溶融した樹脂材料を流し込むことによりヒートシンクとターミナルが樹脂製のカバー本体に一体的に固定されるようになっている。
ところで、制御基板がヒートシンクに対向するようにカバー内に配置される場合には、制御基板に接続されるターミナルの制御基板側の端子部をヒートシンク上に配置することが必要となる。そのため、インサート成形時に樹脂材料が流し込まれる溝状の流入部をヒートシンクに設け、ターミナルの一方の端子部をこの流入部に配置した状態でインサート成形するようにしている。これにより、ターミナルの制御基板側の端子部は流入部に流し込まれる樹脂材料により流入部に固定され、つまり、ヒートシンク上に位置決めされることになる。
特開2000−61947号公報
しかしながら、インサート成形時に射出された樹脂材料は冷えて硬化するにつれて徐々にその体積を収縮させるので、これにインサートされるヒートシンクやターミナルの位置が樹脂材料の収縮により引かれて正規の位置に対してずれる場合がある。特に、ヒートシンクに形成される流入部の幅が広い場合には、流入部に流し込まれた樹脂材料は流入方向に大きく収縮することになるので、流入部に配置されたターミナルの端子部は収縮の方向に引っ張られてその位置が大きくずれることになる。
そのため、ターミナルの端子部と制御基板との接続が困難となり、このモータカバーの組付け作業性を悪化させることになっていた。
さらに、場合によってはターミナルの端子部が流入部からずれてヒートシンクに接触して、ショート等の不具合を生じる恐れもあった。
本発明の目的は、樹脂製のカバー本体にインサート成形により固定される2つの金属部品の位置ずれを防止して、このモータカバーの組付け作業性を向上させることにある。
本発明の電動モータは、制御基板により作動が制御されるモータ本体と、前記モータ本体に固定され、前記制御基板を収容するケース体と、前記モータ本体と前記制御基板とを電気的に接続する給電用のターミナルと、前記制御基板に対向して配置され、前記ケース体の内部の熱を外部に放出するヒートシンクと、前記給電用のターミナルと前記ヒートシンクとが互いに離間した状態でインサート成形により固定される樹脂製のカバー本体を備え、前記ケース体を閉塞するモータカバーとを有し、前記ヒートシンクには、直線状且つ溝状に形成され前記カバー本体をインサート成形するときに樹脂材料が流し込まれる流入部と、前記流入部に対して分岐して形成され前記流入部を介して前記樹脂材料が流し込まれる溝状の分岐部とが設けられ、前記給電用のターミナルは、直線状の本体部が前記流入部に配置されるとともに、前記本体部に対して曲げて形成された前記制御基板に接続される先端部が前記分岐部に配置されて、前記樹脂材料により前記流入部と前記分岐部とに固定されることを特徴とする。
本発明の電動モータは、前記分岐部の長手方向軸線に垂直な断面の面積を前記流入部の長手方向軸線に垂直な断面の面積より小さく形成したことを特徴とする。
本発明によれば、第1の金属部品に流入部に対して分岐して形成される分岐部を設け、第2の金属部品の一部を第1の金属部品に対して離間した状態で分岐部に配置するようにしたので、流入部に流し込まれた樹脂材料が収縮しても、第2の金属部品の一部は分岐部に流し込まれた樹脂材料により分岐部に固定されてその位置ずれが抑制される。特に、分岐部を流入部より小さく形成した場合には、分岐部に流入した樹脂材料は流入部における樹脂材料より早く硬化するので、さらに第2の金属部品の位置ずれを抑制することができる。したがって、第2の金属部品の位置を修正するなどの後工程が不要となり、このモータカバーの組付け作業性を向上させることができる。
また、本発明によれば、第2の金属部品の位置ずれが抑制されるので、第2の金属部品が第1の金属部品に接することを防止することができる。特に、第1の金属部品がヒートシンクであり、第2の金属部品が電動モータへの給電用のターミナルである場合には、ヒートシンクとターミナルとの間に樹脂が介在することにより、ヒートシンクとターミナルとの接触によるショートを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるモータカバーが設けられた減速機構付き電動モータをワイパ装置に適用した場合を示す説明図であり、図1に示す車両11にはフロントガラス12に付着した雨や前車の飛沫等を拭き取って運転者の視界を確保するためにワイパ装置13が設けられている。
ワイパ装置13は車両11に回転自在に支持された2つのワイパ軸14a,14bを有しており、ワイパ軸14aには運転席側つまりDR側のワイパアーム15aが固定され、ワイパ軸14bには助手席側つまりAS側のワイパアーム15bが固定されている。また、DR側のワイパアーム15aの先端部には運転席側つまりDR側のワイパブレード16aが装着され、AS側のワイパアーム15bの先端部には助手席側つまりAS側のワイパブレード16bが装着されており、それぞれのワイパブレード16a,16bはワイパアーム15a,15bに内装された図示しないスプリングにより押え力が加えられてフロントガラス12に弾圧的に接触するようになっている。
各ワイパ軸14a,14bを駆動するために、このワイパ装置13にはワイパモータとも呼ばれる電動モータとしての減速機構付き電動モータ17が設けられている。減速機構付き電動モータ17はリンク機構18を介して各ワイパ軸14a,14bに接続されており、リンク機構18のクランクアーム18aを回転駆動することによりワイパ軸14a,14bを所定の角度範囲で揺動するようになっている。そして、ワイパ軸14a,14bが揺動することによりワイパブレード16a,16bがフロントガラス12上の上反転位置と下反転位置との間の払拭範囲12a,12bを揺動して、フロントガラス12が払拭されるようになっている。
図2は図1に示す減速機構付き電動モータの詳細を示す斜視図であり、図3は図2におけるa−a線に沿う一部切り欠き断面図である。
図2に示すように、減速機構付き電動モータ17はモータ本体21と減速機22とを有しており、この場合、モータ本体21としては所謂ブラシ付き電動モータが用いられている。図3に示すように、モータ本体21は鋼材等の導体により底付き円筒状に形成されるヨーク21aとヨーク21aから突出する回転軸21bを備えており、車両11に搭載される図示しないバッテリ(電源)からの直流電流により作動して、回転軸21bを回転させるようになっている。
なお、図示する場合にはモータ本体21はブラシ付き電動モータとなっているが、これに限らず、ブラシレス直流モータなど他の形式の電動モータを用いてもよい。
減速機22は締結部材23によりヨーク21aに固定されるバスタブ状のケース体24を有しており、図3に示すように、このケース体24の内部には減速機構25が収容されている。減速機構25はウォーム26とウォーム26に噛み合うウォームホイル27とを有するウォームギヤ機構となっており、ウォーム26はケース体24の内部に突出する回転軸21bの外周に一体的に形成されて回転軸21bとともに回転するようになっている。一方、ウォームホイル27はケース体24に形成されたボス部24aに回転自在に支持される出力軸31の基端部に固定されており、この出力軸31とともにケース体24の内部で回転自在となっている。これにより、回転軸21bが回転すると、その回転は減速機構25により所定の回転数にまで減速されて出力軸31から出力される。
出力軸31の先端部はケース体24から外部に突出しており、その先端部には前述のクランクアーム18aが固定されるようになっている。これにより、モータ本体21が作動すると、その回転が減速機構25と出力軸31を介してクランクアーム18aに伝達されてワイパ軸14a,14bが揺動する。
図2に示すように、ケース体24にはモータカバー32がクリップ33により固定されている。つまり、この減速機構付き電動モータ17に設けられるケース体24の開口部はモータカバー32により閉塞されるようになっている。このモータカバー32は蓋状に形成された樹脂製のカバー本体34を有しており、このカバー本体34には複数のフィン35aを備えた第1の金属部品としてのヒートシンク35がインサート成形により固定されている。ヒートシンク35はアルミニウム合金により形成されており、その外面はモータカバー32の裏側と表側とに露出している。
図3に示すように、ケース体24の内部にはヒートシンク35と対向するように制御基板41が収容されており、モータ本体21の作動制御はこの制御基板41により行われるようになっている。制御基板41は基板41a上にCPUやメモリ、FET等の複数の電子部品41bにより形成される制御回路を備えた所謂マイクロコンピュータとしての機能を有するものとなっており、図示しないワイパスイッチからの指令信号に応じて車両11に搭載された図示しないバッテリ等からの直流電流をモータ本体21に供給してモータ本体21の作動を制御するようになっている。
制御基板41はヒートシンク35に固定されており、また、制御基板41に搭載されるFET等の電子部品41bはヒートシンク35の裏面に接着されている。これにより、これらの電子部品41bが発生する熱はヒートシンク35により外部に放出されるようになっている。つまり、ヒートシンク35はケース体24の内部の熱を外部に放出するようになっている。なお、符号42は減速機構25と制御基板41とを隔離するための隔離板である。
図4は図2に示すモータカバーの詳細を示す斜視図である。図4に示すように、カバー本体34には制御基板41とカバー本体34に一体的に形成されるカプラ43に設けられる図示しない接続端子とを接続する3つの電源ターミナル44〜46がインサート成形により固定されており、制御基板41はこれらの電源ターミナル44〜46やカプラ43の接続端子を介して車両11に搭載される図示しないバッテリ等の電源やワイパスイッチ等に接続されるようになっている。
また、カバー本体34には第2の金属部品としての2つの給電ターミナル47,48がインサート成形により固定されている。給電ターミナル47はモータ本体21の図示しない給電端子に接続される端子部47aと、制御基板41に接続される端子部47bとを備えており、給電ターミナル48はモータ本体21の図示しない給電端子に接続される端子部48aと、制御基板41に接続される端子部48bとを備えており、制御基板41とモータ本体21とはこれらの給電ターミナル47,48により電気的に接続されるようになっている。つまり、これらの給電ターミナル47,48は制御基板41からモータ本体21への給電を行う給電用のターミナルとなっている。
図5はインサート成形される前のヒートシンクとターミナルの詳細を示す斜視図であり、図6はインサート成形後の給電ターミナルの状態を示す断面図である。
図5に示すように、ヒートシンク35には直線状に形成された流入部51と、流入部51からその流れ方向に対して直交する方向に曲げて形成される、つまり、流入部51から分岐する5つの分岐部52〜56が設けられている。これらの流入部51や分岐部52〜56はヒートシンク35に溝状に形成されており、カバー本体34をインサート成形するとき、つまり、カバー本体を成形する図示しない成形型に溶融した樹脂材料が射出されたときには、その樹脂材料の一部が流入部51に流し込まれ、また、分岐部52〜56には流入部51を介して樹脂材料が流し込まれるようになっている。この場合、分岐部52〜56の長手方向軸線つまり流入部における流れ方向に直交する軸線に垂直な断面積はそれぞれ流入部51の長手方向軸線つまり流入方向に向く軸線に垂直な断面積より小さく形成されており、これにより、分岐部52〜56は流入部51より小さく形成されている。
一方、給電ターミナル47は銅板を所定の形状に折り曲げて形成されており、一対の端子部47a,47bはその両先端部に設けられている。一方の端子部47aが設けられる先端部はカバー本体34側に配置されており、他方の端子部47bが設けられる先端部は分岐部52に配置されている。また、両端子部47a,47bの間の本体部47cは流入部51に沿って配置されている。同様に、給電ターミナル48は銅板を所定の形状に折り曲げて形成されており、一対の端子部48a,48bはその両先端部に設けられている。一方の端子部48aは端子部47aに並べてカバー本体34側に配置されており、他方の端子部48bが設けられる先端部は分岐部53に配置されている。また、両端子部48a,48bの間の本体部48cは流入部51に沿って配置されている。なお、これらの給電ターミナル47,48はヒートシンク35に接触しないように流入部51や分岐部52,53に対して所定の隙間を空けて互いに絶縁状態となるように配置されている。
図6に示すように、流入部51や分岐部52,53に給電ターミナル47,48が配置された状態で樹脂材料のインサート成形が行われると、流入部51に流し込まれた樹脂材料が硬化してカバー本体34には直線状の埋め込み部57が形成される。また、流入部51を介して分岐部52〜56に流し込まれる樹脂材料が硬化することによりカバー本体34には5つの係止部62〜66が形成される。2つの分岐部52,53に配置される給電ターミナル47,48の先端部は、これらの分岐部52,53に形成される係止部62,63に埋め込まれて分岐部52,53において固定され、これにより、係止部62,63から制御基板41に向けて突出する各給電ターミナル47,48の端子部47b,48bは分岐部52,53に位置決めされることになる。
また、図4に示すように、各係止部62〜66にはヒートシンク35に対して制御基板41側に突出する突出部72〜76が一体的に形成されており、制御基板41に搭載される電子部品41b等はこれらの突起部72〜76の間に配置されるようになっている。つまり、これらの突起部72〜76は電子部品41bを位置決めする機能を有している。
ここで、図6に示すように、流入部51に流し込まれた樹脂材料が硬化して埋め込み部57が形成される過程においては、流入部51に流入した樹脂材料がその流れ方向に徐々に収縮することにより、給電ターミナル47,48は図中矢印で示す方向に引かれることになる。
しかし、このモータカバー32では、給電ターミナル47,48の先端部は流入部51に対して直交方向に分岐して形成された分岐部52,53に配置されているので、流入部51における樹脂材料が流れ方向に収縮しても、分岐部52,53に形成される係止部62,63が分岐部52,53に係止されることにより先端部の移動は抑制される。したがって、給電ターミナル47,48の先端部に設けられた端子部47b,48bの樹脂材料の収縮による位置ずれは抑制され、端子部47b,48bは制御基板41に対して所定の位置に保持される。
このように、このモータカバー32では、樹脂材料が流し込まれる流入部51に対して分岐して形成される分岐部52,53をヒートシンク35に設け、給電ターミナル47,48の一部つまり先端部を分岐部52,53に、ヒートシンク35から離間した状態で配置するようにしたので、流入部51における樹脂材料の収縮による給電ターミナル47,48の端子部47b,48bの位置ずれを抑制することができる。したがって、端子部47b,48bは制御基板41に対して所定の位置に固定されることになるので、その位置を修正するなどの後工程が不要となり、給電ターミナル47,48と制御基板41との接続を容易にして、このモータカバー32の組付け作業性を向上させることができる。また、端子部47b,48bが位置ずれを生じてヒートシンク35に接触することがないので、給電ターミナル47,48とヒートシンク35が接触してショートを生じることを防止することができる。
さらに、このモータカバー32では、分岐部52〜56の長手方向軸線に垂直な断面の面積は流入部51の長手方向軸線に垂直な断面の面積より小さく形成されているので、分岐部52〜56に流入した樹脂材料は流入部51における樹脂材料よりも早く硬化することになる。つまり、流入部51における樹脂材料が収縮しきる前に係止部62,63が硬化して分岐部52,53に係止されることになるので、樹脂材料の収縮による端子部47b,48bの位置ずれはさらに抑制されることになる。
このように、このモータカバー32では、分岐部52〜56の断面積を流入部51の断面積より小さく形成したので、分岐部52〜56に形成される係止部62〜66は流入部51における樹脂材料より早く硬化することになり、分岐部52,53に配置される給電ターミナル47,48の端子部47b,48bの位置ずれをさらに抑制することができる。
一方、給電ターミナル47,48が配置されない3つの分岐部54〜56に形成される係止部64〜66もそれぞれ流入部51における樹脂材料より早く硬化し、それぞれ分岐部54〜56に係止されて流入部51に形成される埋め込み部57の移動を抑制している。つまり、このモータカバー32では、直線状に形成される流入部51に対して両側に複数の分岐部52〜56が分岐して形成されているので、これらの分岐部52〜56における樹脂材料が硬化して分岐部52〜56に係止されることにより流入部51における樹脂材料の収縮による埋め込み部57自体の移動が抑制される。これにより、埋め込み部57に埋め込まれる給電ターミナル47,48の収縮による位置ずれがさらに抑制されることになる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態においては、本発明は減速機構25を収容するケース体24を閉塞するモータカバー32に適用されているが、これに限らず、たとえば、モータ本体21のヨーク21aの開口部を閉塞するフロントブラケットであってヒートシンクとターミナルとを有するものなど、電動モータに設けられるケース体を閉塞するものであれば他の形態であってもよい。
また、前記実施の形態においては、第1の金属部品はヒートシンク35であり、第2の金属部品は給電ターミナル47,48とされているが、これに限らず、モータカバーにインサート成形により固定される金属部品であれば、他の金属部品としてもよい。
さらに、前記実施の形態においては分岐部52〜56は流入部51に対して直交する方向に分岐しているが、分岐方向はこれに限られない。
本発明の一実施の形態であるモータカバーが設けられた減速機構付き電動モータをワイパ装置に適用した場合を示す説明図である。 図1に示す減速機構付き電動モータの詳細を示す斜視図である。 図2におけるa−a線に沿う一部切り欠き断面図である。 図2に示すモータカバーの詳細を示す斜視図である。 インサート成形される前のヒートシンクとターミナルの詳細を示す斜視図である。 インサート成形後の給電ターミナルの状態を示す断面図である。
符号の説明
11 車両
12 フロントガラス
12a,12b 払拭範囲
13 ワイパ装置
14a,14b ワイパ軸
15a DR側のワイパアーム
15b AS側のワイパアーム
16a DR側のワイパブレード
16b AS側のワイパブレード
17 減速機構付き電動モータ
18 リンク機構
18a クランクアーム
21 モータ本体
21a ヨーク
21b 回転軸
22 減速機
23 締結部材
24 ケース体
24a ボス部
25 減速機構
26 ウォーム
27 ウォームホイル
31 出力軸
32 モータカバー
33 クリップ
34 カバー本体
35 ヒートシンク(第1の金属部品)
35a フィン
41 制御基板
41a 基板
41b 電子部品
42 隔離板
43 カプラ
44〜46 電源ターミナル
47,48 給電ターミナル(第2の金属部品)
47a,47b,48a,48b 端子部
47c,48c 本体部
51 流入部
52〜56 分岐部
57 埋め込み部
62〜66 係止部
72〜76 突出部

Claims (2)

  1. 制御基板により作動が制御されるモータ本体と、
    前記モータ本体に固定され、前記制御基板を収容するケース体と、
    前記モータ本体と前記制御基板とを電気的に接続する給電用のターミナルと、
    前記制御基板に対向して配置され、前記ケース体の内部の熱を外部に放出するヒートシンクと、
    前記給電用のターミナルと前記ヒートシンクとが互いに離間した状態でインサート成形により固定される樹脂製のカバー本体を備え、前記ケース体を閉塞するモータカバーとを有し、
    前記ヒートシンクには、直線状且つ溝状に形成され前記カバー本体をインサート成形するときに樹脂材料が流し込まれる流入部と、前記流入部に対して分岐して形成され前記流入部を介して前記樹脂材料が流し込まれる溝状の分岐部とが設けられ、
    前記給電用のターミナルは、直線状の本体部が前記流入部に配置されるとともに、前記本体部に対して曲げて形成された前記制御基板に接続される先端部が前記分岐部に配置されて、前記樹脂材料により前記流入部と前記分岐部とに固定されることを特徴とする電動モータ
  2. 請求項1記載の電動モータにおいて、前記分岐部の長手方向軸線に垂直な断面の面積を前記流入部の長手方向軸線に垂直な断面の面積より小さく形成したことを特徴とする電動モータ
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