JP4540503B2 - 湿式電気掃除機用吸引ノズル - Google Patents
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このような湿式電気掃除機には、下記特許文献1のように、吸引ノズルの先端部と噴射ノズルの噴射口との間に該噴射ノズルから噴射される洗浄液を遮蔽する遮蔽板が設けられることもある。かかる湿式電気掃除機では、吸引ノズルを被洗浄物から離しているときに、噴射ノズルから噴射される洗浄液を遮蔽板により遮蔽して、洗浄液が吸引ノズルから飛散しないようにすることができる。
しかし、特許文献1記載の湿式電気掃除機における吸引ノズルでは、遮蔽板自体、遮蔽板と吸引ノズルの内壁面との間等に付着した付着物を除去し難い構造となっている。
しかし、特許文献1には、そのような観点で吸引ノズルの構造を工夫することについては言及されていない。
本実施形態の吸引ノズル11は、図1及び図2に示すように、被洗浄物に噴射ノズル51から洗浄液Wを噴射し、該被洗浄物の汚れを水分と空気と共に吸引する湿式電気掃除機用の吸引ノズルである。
吸引ノズル11は、図3に示すように、屈曲した全体形状を有する中空体である。その先端部11Dは開口し、被洗浄物との接触面となっている。その後端部も開口し、吸引ホース12との連結部(ホース連結部79)となっている。
吸引ノズル11は、図4に示すように、先端部11D側の前方部11Aと、吸引ホース12側の後方部11Bと、前方部11Aと後方部11Bとの間の中央部11Cとに分割されるようになっている。そして、それらは連結されるが、嵌合により連結するのが簡便であり、好ましい。本実施形態では、前方部11Aにおける筒状の後端嵌合部64の内側に、中央部11Cにおける筒状の前端嵌合部82を嵌合させて、前方部11Aと中央部11Cとが連結されるようになっており、また、中央部11Cにおける筒状の後端嵌合部89の内側に、後方部11Bにおける筒状の前端嵌合部72を嵌合させて、中央部11Cと後方部11Bとが連結されるようになっている。
前方部11Aは、吸引ノズル11における先端部11D側の部位で、図5に示すように、全体形状が略筒形状で、後端嵌合部64と連通する筒状の前方本体63を有している。
後方部11Bは、図1及び図2に示すように、吸引ノズル11における吸引ホース12に連結される部位である。後方部11Bは、図4に示すように、側面視で屈曲した後方本体73を主体として構成されている。
後方部11Bの下方には、図4及び図9に示すように、送液チューブ52との連結部であるチューブ連結部55が配されている。また、図4、図9及び図10に示すように、チューブ連結部55と噴射ノズル51とを連通する屈曲管路54が、後方部11Bの外周下部を貫通して設けられている。
噴射ノズル51は、図1、図4及び図10に示すように、屈曲管路54及びチューブ連結部55を介して、送液チューブ52に連結されており、送液チューブ52から送給される洗浄液を噴射口51Aから被洗浄物に向けて噴射できるようになっている。
噴射ノズル51は、噴射口51Aを交換することにより、円錐状、放射状、平面的な扇状に噴射または噴霧したり、洗浄液を勢いよく直線状に噴射することができる。
円錐状又は扇状に噴射する噴射口における放射角度は、例えば90°〜150°、好ましくは110°〜130°である。
中央部11Cは、図3及び図4に示すように、前方部11Aと後方部11Bとの間の部位で、図6に示すように、全体形状が略筒形状である。中央部11Cは、筒状の中央本体83と前端部81側の前端嵌合部82と後端部90側の後端嵌合部89とを有している。
前端嵌合部82には、前方部11Aの後端嵌合部64が嵌合されるようになっており、後端嵌合部89には、後方部11Bの前端嵌合部72が嵌合されるようになっている。
遮蔽板53は、図7及び図8に示すように、中央部11Cの後端部90側の面が、後端部90から中央部11Cの前端部81に向けて凹に湾曲している。詳細には、遮蔽板53における中央部11Cの後端部90側の面は、その全体形状が椀状となっている。
遮蔽板53は、椀状の板本体53Cを主体として構成されており、遮蔽板53における中央部11Cの前端部81側の面も丸みを帯びている。
コ字状部分53Dには、ピストン86(後述)と連結される棒状部分53Bが延設されている。棒状部分53Bは、図10に示すように、中央部11Cの上壁面に設けられた軸部貫通穴87を貫通している。棒状部分53Bの周囲にはコイルばね88が設けられている。
ピストン86は、遮蔽板53の棒状部分53Bの頭部に連結され、ピストンガイドの役目を果たすガイド凸状体85内に収容されている。ピストン86は、遮蔽板53が負圧状態下にあっても、引っ掛かり等によりで下方に移動しない場合に、ピストン86を押して遮蔽板53を強制的に下方に移動させるためのものである。
また、電動ファン15が作動中であっても、遮蔽板53は、吸引ノズル11が被洗浄物と非接触の状態では、図9(a)及び図10(a)に示すように、コイルばね88の作用により上昇するようになっており、この状態においては、図11(a)に示すように、噴射ノズル51から噴射されている洗浄液Wを遮蔽板53によって遮蔽することができる。
尚、この流通切欠部84は、本実施形態のように、略筒形状の前方部11Aと組み合わせて使用する場合には、直接的に機能せず、図13に示すような幅広形状で、前方部11Aと中央部11Cとの嵌合状態下において流通切欠部84と連通する中空拡開部66を備えた前方部11A’と組み合わせて使用したときに機能する。詳細については後述する。
ここで、図3に示すように、前方部11Aと中央部11Cとを連結させると、中央部11Cにおけるピストン86をガイドするガイド凸状体85が、前方部11Aの後端嵌合部64の上部に形成されたピストン切欠部65に嵌る。また、中央部11Cと後方部11Bとを連結させると、後方部11Bにおける前端嵌合部72の係合凸条72Aが、中央部11Cにおける後端嵌合部89の係合溝89Aに係合する。
電動ファン15が作動していないときは、図9(a)及び図10(a)に示すように、遮蔽板53の板本体53Cは、コイルばね88の作用により、噴射ノズル51の噴射口51Aと対向する位置に配置し、噴射口51Aを遮るようになっている。
電動ファン15が作動し、吸引ノズル11を被洗浄物に接触させたときは、吸引ノズル11内が所定の負圧状態になるため、この状態においては、遮蔽板53は下方に引っ張られて所定位置に移動し、図9(b)及び図10(b)に示すように、噴射ノズル51の噴射口51Aと遮蔽板53の導通部53Aとが側面から見ると重なった位置になる。
前記吸引ホース12は、図1及び図2に示すように、吸引ノズル11と前記汚水タンク14とを連通するホースであり、吸引ノズル11から吸引される汚れ、水分及び空気の混合流Aを汚水タンク14内に導通するものである。
吸引ホース12としては、従来より湿式電気掃除機用として用いられている吸引ホースを特に制限なく使用することができ、例えば、蛇腹状のホース、外側が蛇腹状で内側が平滑管状のホース、平滑管状のホース等が挙げられる。本形態の湿式電気掃除機においては、ホースの曲がり易さを確保しつつ、ホース内面の汚水の付着を防止する観点から、外側が蛇腹状で内側が平滑管状のホースを用いている。
電動ファン15が作動していないときは、図9(a)及び図10(a)に示すように、遮蔽板53の板本体53Cは、コイルばね88の作用により、噴射口51Aと対向する位置に配置している。
そして、洗浄液が付着した被洗浄物からは、その汚れが前方部11Aのブラシ67で掻き出されること等により除去され、除去された汚れは、水分及び空気と共に吸引ノズル11から吸引される。
このように、洗浄液Wが噴射されている状態であっても、吸引ノズル11内が所定の負圧にならなければ、洗浄液Wは、遮蔽板53の板本体53Cによって遮られて、吸引ノズル11内で吸引ホース12側へ吸引されるため、吸引ノズル11から外部に飛散することはない。
また、遮蔽板53自体、遮蔽板53と吸引ノズル11の内壁面との間、遮蔽板53と噴射ノズル51との間、噴射ノズル51の噴射口51A、吸引ノズル11の内壁面等を露出させるため、これらの部分の清掃が容易であると共に、噴射口51Aにセットされるノズルチップの交換も容易である。更に、ノズルチップを外し、噴射ノズル51内部に詰まった異物(洗浄液内に混入していたもの)の除去も容易である。
例えば、図12に示すように、横断面が略半円形状の半筒状の形状を有している遮蔽板53’を用いることができる。
従って、前方部は、図5に示すような略筒形状のものに制限されず、例えば、図13に示すような幅広形状の前方部11A’でもよい。
中空拡開部66は、略半円弧状の中空断面を有しており、後端嵌合部64の両側部及び前方本体63に接続する部位ではそれらに連通している。一対の中空拡開部66の中空部分は、前方部11Aと中央部11Cとの嵌合状態下において、中央部11Cの前端嵌合部82の両側部に形成された一対の流通切欠部84に対応してそれぞれ配置されるようになっている。
その他の構成は、図5に示す略筒形状の前方部11Aと同様であるため、対応する部位には同じ符号を付し、説明を省略する。
前述した実施形態においては、吸引ノズル11が前方部11A、中央部11C及び後方部11Bに3分割されるようになっているが、本発明においては、更に分割されるようになっていてもよい。
遮蔽板53及びその導通部53A、板本体53C等の形状は、遮蔽板53の機能を達成できれば種々の形状とすることができる。
遮蔽板53における中央部11Cの後端部90側の端縁は、必ずしも、中央部11Cと後方部11Bとの嵌合状態下において、噴射ノズル51の噴射口51Aよりも中央部11Cの後端部90側に位置していなくてもよい。遮蔽板53における中央部11Cの後端部90側の面は、必ずしも湾曲していなくてもよい。
噴射ノズル51の噴射口51Aは、必ずしも後方部11Bの前端部71から突出していなくてもよい。遮蔽板53の板本体53Cが中央部11Cの前端部81から突出していてもよい。
11A 前方部
11B 後方部
11C 中央部
11D 先端部
12 吸引ホース
12A 一端部
12B 他端部
14 汚水タンク
14A 導入口
14B 排出部
15 電動ファン
15A 吸引部
15B 排気部
16 フィルタ
51 噴射ノズル
51A 噴射口
52 送液チューブ
53 遮蔽板
53A 導通部
53B 棒状部分
53C 板本体
53D コ字状部分
53E 端縁
54 屈曲管路
55 チューブ連結部
61 先端部
62 軟質部材
62A 通気機構
63 前方本体
64 後端嵌合部
65 ピストン切欠部
66 中空拡開部
67 ブラシ
68 後端部
71 前端部
72 前端嵌合部
72A 係合凸条
73 後方本体
79 ホース連結部
81 前端部
82 前端嵌合部
83 中央本体
84 流通切欠部
85 ガイド凸状体
86 ピストン
87 軸部貫通穴
88 コイルばね
89 後端嵌合部
89A 係合溝
90 後端部
A 混合流
B 汚水
C 空気
C’ 混合流Aから汚水Bをほぼ分離した空気
W 洗浄液
Claims (8)
- 吸引ホースに連結され、被洗浄物に噴射ノズルから洗浄液を噴射し且つ該被洗浄物の汚れを水分と空気と共に吸引する、噴射ノズル及び遮蔽板を内部に備えた湿式電気掃除機用の吸引ノズルであって、
前記吸引ホース側の後方部と、前記吸引ノズルの先端部側の前方部と、該後方部と該前方部との間の中央部とに分割され、該前方部の後端部に該中央部の前端部が連結され、該中央部の後端部に該後方部の前端部が連結されるようになっており、
前記後方部の内部には、前記噴射ノズルが配置されており、前記中央部の内部には、前記噴射ノズルから噴射された洗浄液を遮蔽する遮蔽板が配置されており、前記噴射ノズルの噴射口は、前記後方部の前端部から突出している湿式電気掃除機用吸引ノズル。 - 前記遮蔽板は、前記中央部と前記後方部との嵌合状態下において、該中央部の内部における該中央部の前端部と前記噴射ノズルの噴射口との間に設けられている請求項1記載の湿式電気掃除機用吸引ノズル。
- 前記遮蔽板における前記中央部の後端部側の面は、該後端部から該中央部の前端部に向けて凹に湾曲している請求項1又は2に記載の湿式電気掃除機用吸引ノズル。
- 前記遮蔽板における前記中央部の後端部側の面は、その全体形状が椀状となっている請求項3記載の湿式電気掃除機用吸引ノズル。
- 前記遮蔽板における前記中央部の後端部側の端縁は、該中央部と前記後方部との嵌合状態下において、側面視で、前記噴射ノズルの噴射口よりも該中央部の後端部側に位置している請求項3又は4に記載の湿式電気掃除機用吸引ノズル。
- 前記遮蔽板には、前記噴射ノズルから噴射された洗浄液を導通する導通部が、該遮蔽板が下降したときに該遮蔽板と該噴射ノズルとが接触しない形状で設けられている請求項1〜5の何れかに記載の湿式電気掃除機用吸引ノズル。
- 前記中央部の上部には、前記遮蔽板に連結したピストン及び該ピストンをガイドするガイド凸状体が設けられており、前記前方部の後端部の上部には、ピストン切欠部が設けられており、該ピストン切欠部には、該前方部と前記中央部との嵌合状態下において、該中央部の前記ガイド凸状体が嵌るようになっている請求項 1〜6の何れかに記載の湿式電気掃除機用吸引ノズル。
- 前記遮蔽板における前記中央部の前端部側の面は、該中央部の後端部から前端部に向けて凸形状となっている請求項1〜7の何れかに記載の湿式電気掃除機用吸引ノズル。
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