JP4522941B2 - アーチ橋の解体撤去方法 - Google Patents

アーチ橋の解体撤去方法 Download PDF

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Description

本願発明は、アーチ橋を解体して架設位置から撤去するアーチ橋の解体撤去方法に関するものである。
アーチ橋の解体撤去作業は、アーチ橋の老朽化に伴って行われたり、あるいは、アーチ橋が跨道橋として架設されている場合に本線道路の拡幅工事等に伴って行われたりする。
この解体撤去作業においては、支保工を設置してアーチ橋を複数箇所において切断した後、これらを大型クレーン等を用いて架設位置から撤去する方法が一般に採用されている。
なお「特許文献1」には、アーチ橋の補剛桁および鉛直材を解体撤去した後、そのアーチリブの両端部に位置するアーチアバットに門型鉄塔を設置して、アーチリブを両側から斜吊りするとともに、トラッククレーンでアーチリブの一部を仮吊りした状態で、このアーチリブを切断して、仮吊りした部分をトラッククレーンで架設位置から撤去する方法が記載されている。
特開2005−83186号公報
アーチリブを解体する際には、アーチリブが完成状態にあるときとは異なり、アーチリブが構造的に非常に不安定な状態となる。このため、アーチリブの施工時と同様の架設材が必要となり、アーチ橋の解体撤去条件によっては、新設橋の工事費以上の解体撤去費用が必要となってしまう、という問題がある。
そして、上記従来の一般的な解体撤去方法においては、アーチ橋が山岳橋である場合には、支保工の設置費用が多く掛かってしまうとともに大型クレーンが必要となり、また、アーチ橋が跨道橋である場合には、本線道路の通行止め期間が長期化してしまうとともに特殊な撤去作業車が必要となる、という問題がある。
なお、上記「特許文献1」に記載された解体撤去方法は、斜吊り張出し架設工法によるアーチリブの施工時とは逆の手順でアーチリブの解体撤去を行うものであり、架設費用と同等以上の解体撤去費用が必要となってしまう、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、アーチ橋を解体して架設位置から撤去する作業を、短期間でかつ安価に行うことができるアーチ橋の解体撤去方法を提供することを目的とするものである。
本願発明は、アーチリブを所定の鉛直軸線回りに旋回させることにより架設位置からの撤去を行うようにするとともに、これを実現するために所定の工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係るアーチ橋の解体撤去方法は、
アーチ橋を解体して架設位置から撤去するアーチ橋の解体撤去方法において、
上記アーチ橋の補剛桁および鉛直材の少なくとも一部を解体した後、
上記アーチ橋のアーチリブを、該アーチリブの一端部近傍部位において切断するとともに、該一端部に位置するアーチアバットの近傍に、鉛直軸線回りに回転可能な支承治具を設置して、この支承治具により上記アーチリブを支持するようにし、
次に、上記アーチリブの上方に外ケーブルを配置して、該外ケーブルの先端部を上記アーチリブの他端部近傍部位に定着するとともに、該外ケーブルの基端部を上記一端部側の所定位置に設置された定着用治具に定着し、そして、この外ケーブルを緊張した後、上記アーチリブを上記外ケーブルの先端部の定着位置よりも上記他端部側において切断し、
その後、上記アーチリブを、上記鉛直軸線回りに上記一端部側の地盤近傍まで旋回させる、ことを特徴とするものである。
上記「補剛桁および鉛直材」の解体は、そのすべてに対して行うようにしてもよいし、その一部に対してのみ行うようにしてもよい。後者の場合には、アーチリブの旋回に支障を生じない範囲内であれば、その解体の対象となる具体的な部分は特に限定されるものではない。
上記「定着用治具」は、アーチリブの一端部側の所定位置に設置されるが、外ケーブルの基端部を定着することが可能なものであれば、その具体的な構成は特に限定されるものではなく、また、上記「所定位置」についても、その具体的な位置は特に限定されるものではない。
上記アーチリブの鉛直軸線回りの「旋回」は、アーチリブの一端部側の地盤近傍まで旋回が行われるようになっていれば、その具体的な旋回角度は特に限定されるものではない。
上記構成に示すように、本願発明に係るアーチ橋の解体撤去方法は、アーチ橋の補剛桁および鉛直材の少なくとも一部を解体した後、アーチリブをその一端部近傍部位において切断するとともに、この一端部に位置するアーチアバットの近傍に、鉛直軸線回りに回転可能な支承治具を設置して、この支承治具によりアーチリブを支持するようにし、次に、アーチリブの上方に外ケーブルを配置して、その先端部をアーチリブの他端部近傍部位に定着するとともに、その基端部を上記一端部側の所定位置に設置された定着用治具に定着し、そして、この外ケーブルを緊張した後、アーチリブを外ケーブルの先端部の定着位置よりも上記他端部側において切断し、その後、アーチリブを、上記鉛直軸線回りに上記一端部側の地盤近傍まで旋回させるようになっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、アーチリブを鉛直軸線回りに旋回させることにより架設位置からの撤去を行うようになっているので、支保工の設置を不要とすることができる。そしてこれにより、従来の解体撤去方法に比して、アーチ橋の解体撤去費用を大幅に削減することができるとともに、その解体撤去所要期間を大幅に短縮することができる。
しかも、外ケーブルの緊張配置により、アーチリブの切断後にもそのアーチ機能が保持されるので、アーチリブの旋回中これを構造的に安定した状態に維持することができる。そしてこれにより、解体撤去作業の安全性を確保することができる。
このように本願発明によれば、アーチ橋を解体して架設位置から撤去する作業を、安全性を確保した上で、短期間でかつ安価に行うことができる。
しかも本願発明においては、架設位置での解体作業を最小限に抑えた上で、この架設位置からアーチ橋を撤去することができるので、アーチ橋の直下の条件にほとんど左右されずに解体撤去作業を行うことができる。そしてこれにより、アーチ橋が跨道橋である場合には、本線道路の通行止め期間を従来に比して大幅に短縮することができる。
上記構成において、アーチ橋の補剛桁および鉛直材のうち、上記一端部側のアーチアバット上に配置された鉛直材および上記補剛桁における該鉛直材の上端近傍部位から上記一端部側の橋台までの部分を解体せずに残しておき、その補剛桁の上面における鉛直材の上端面近傍部位に上記定着用治具を設置するようにすれば、この定着用治具の設置のために新たな構造物を構築する必要をなくすことができる。そしてこれにより、アーチ橋の解体撤去費用を一層削減することができるとともに、その解体撤去所要期間を一層短縮することができる。しかも、このようにした場合、定着用治具を、アーチリブの旋回中心となる鉛直軸線の近傍に設置することができるので、アーチリブの旋回中、外ケーブルを所期の緊張配置状態に維持することが容易に可能となる。
上記構成において、アーチ橋の鉛直材のうち、アーチリブの他端部近傍部位に配置された鉛直材の下端部を解体せずに残しておき、この鉛直材の下端部に外ケーブルの先端部を定着するようにすれば、この外ケーブルの先端部の定着を確実かつ容易に行うことができるとともに、定着部の新設による解体撤去費用の発生を抑えることができる。
上記構成において、アーチ橋の鉛直材のうち、アーチリブの一端部とその中央部との間に配置された鉛直材を解体せずに残しておき、この鉛直材の上端部にピロンを設置して、このピロンの上端部に外ケーブルを係止するようにすれば、外ケーブルの緊張配置を、アーチリブのアーチ機能保持をより確実に図り得るように該外ケーブルを偏向させた状態で行うことができる。
上記構成において、定着用治具に、水平面内においてトランペット状に拡がる外ケーブル挿通用の溝または孔を形成しておくようにすれば、アーチリブを旋回させる際に、外ケーブルに局部的な過負荷をかけてしまうおそれをなくすことができる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係るアーチ橋の解体撤去方法の適用対象となるアーチ橋10を、その橋軸直交方向から見た状態で示す側面図である。
同図に示すように、このアーチ橋10は、80〜90m程度の橋長を有するとともに50〜60m程度のアーチ支間長を有する上路式のコンクリートアーチ橋であって、本線道路2を跨ぐ跨道橋として架設されている。
すなわち、このアーチ橋10は、本線道路2の両側の傾斜地盤4L、4Rに埋設された1対の深礎12L、12Rの上端面に設置された1対のアーチアバット14L、14Rの間に、アーチリブ16が架設されるとともに、各アーチアバット14L、14Rおよびアーチリブ16の上面に6つの鉛直材18L1、18L2、18L3、18R1、18R2、18R3が橋軸方向に所定間隔をおいて配置されており、これら6つの鉛直材18L1、18L2、18L3、18R1、18R2、18R3の上端面に、上床版を構成する補剛桁20が配置された構成となっている。そして、この補剛桁20の橋軸方向両端部は、本線道路2の両側の傾斜地盤4L、4Rの上部に設置された1対の橋台22L、22Rに支持されている。
その際、このアーチ橋10においては、その補剛桁20が、同図において左側の橋台22Lから右側の橋台22Rへ向けてやや下向きに傾斜するように延びており、また、1対のアーチアバット14L、14Rは、左側のアーチアバット14Lに対して右側のアーチアバット14Rがやや下方に位置するようにして配置されている。
6つの鉛直材18L1、18L2、18L3、18R1、18R2、18R3のうち、鉛直材18L1は、アーチリブ16の一端部側(同図において左端部側)のアーチアバット14L上に配置されており、鉛直材18L2は、アーチリブ16の一端部近傍部位に配置されており、鉛直材18L3は、この鉛直材18L2よりもアーチリブ16の中央部寄りに配置されており、一方、鉛直材18R1は、アーチリブ16の他端部側(同図において右端部側)のアーチアバット14R上に配置されており、鉛直材18R2は、アーチリブ16の他端部近傍部位に配置されており、鉛直材18R3は、この鉛直材18R2よりもアーチリブ16の中央部寄りに配置されている。
次に、このアーチ橋10を解体して架設位置から撤去する方法について説明する。
図2〜6は、この解体撤去方法の工程(STEP1〜5)を示す側面図であり、図7は、その最終工程(STEP6)を示す平面図である。
まず、図2に示すように、アーチ橋10の補剛桁20および6つの鉛直材18L1、18L2、18L3、18R1、18R2、18R3のうち、同図に破線で示す部分を解体する。
すなわち、左側に位置する3つの鉛直材18L1、18L2、18L3については、鉛直材18L1とアーチリブ16の中央部寄りの鉛直材18L3とを残したまま、その間の鉛直材18L2を解体する。一方、右側に位置する3つの鉛直材18R1、18R2、18R3については、鉛直材18R1とアーチリブ16の中央部寄りの鉛直材18R3とを解体するとともに、その間に位置する鉛直材18R2の下端部18R2a以外の部分を解体する。
また、補剛桁20におけるアーチリブ16の左側部分については、その中央部近傍からアーチアバット14L上の鉛直材18L1のやや右側までの部分を解体する。一方、補剛桁20におけるアーチリブ16の右側部分については、その中央部近傍から右端部までの部分を解体する。これにより、補剛桁20において、アーチリブ16の中央部と一体化している部分を中央残存部分20aとして残すとともに、アーチアバット14L上の鉛直材18L1のやや右側から左端部までの部分を左側残存部分20bとして残すようにする。
次に、図3に示すように、補剛桁20の左側残存部分20bの上面における鉛直材18L1の上端面近傍部位に定着用治具102を設置するとともに、鉛直材18L3の上端部および補剛桁20の中央残存部分20aの上面右端部に、ピロン104、106をそれぞれ設置する。その際、鉛直材18L3の上端部に設置されるピロン104は、補剛桁20の中央残存部分20aの上面右端部に設置されるピロン106に比して背の高いものを用いる。
次に、図4に示すように、アーチリブ16を、その一端部近傍部位において切断するとともに、このアーチリブ16の一端部に位置するアーチアバット14Lの近傍に、鉛直軸線Ax回りに回転可能な支承治具108を設置して、この支承治具108によりアーチリブ16を支持するようにする。この支承治具108は、アーチアバット14Lの右側に隣接するようにして傾斜地盤4Lに設置された地盤側ブロック110と、アーチリブ16の切断面に固定されたリブ側ブロック112との間に配置する。
次に、図5に示すように、アーチリブ16の上方に外ケーブル114を配置して、この外ケーブル114の先端部を鉛直材18R2の下端部18R2aに定着するとともに、この外ケーブル114の基端部を定着用治具102に定着する。また、傾斜地盤4Lにおける橋台22Lの背面部分に、複数のグランドアンカ116を打ち込んでおき、これらグランドアンカ116により、定着用治具102、補剛桁20の左側残存部分20bおよび橋台22Lを介して、外ケーブル114の緊張力に抵抗させるようにする。
次に、図6に示すように、外ケーブル114を緊張した後、アーチリブ16を鉛直材18R2よりも他端部側において切断する。その際、この切断位置は、アーチリブ16の他端部側の切断残存部16aの解体を容易に行い得るようにするため、アーチリブ16の他端部に近接した位置に設定する。
最後に、図7に示すように、アーチリブ16を、鉛直軸線Ax回りに傾斜地盤4L近傍まで約90°旋回させる。
この旋回は、アーチリブ16の他端部側の切断小口にワイヤ118の先端部を係止して、このワイヤ118を傾斜地盤4L側から巻き上げることにより行う。この巻上げは、傾斜地盤4Lにおいてアーチ橋10からその橋軸直交方向にある程度離れた位置に設置されたウインチ(図示せず)の駆動により行う。
このようにしてアーチリブ16を旋回させる際に、このアーチリブ16から外ケーブル114を介して定着用治具102に作用するモーメント荷重により鉛直材18L1が転倒してしまうおそれをなくすため、この鉛直材18L1における旋回側の側面にステー120を予め設置しておくようにする。
なお、このアーチリブ16の旋回は、本線道路2を一時的に通行止めにして(例えば夜間通行止めにして)行う。
その後、傾斜地盤4Lにおいて、この傾斜地盤4L近傍まで旋回したアーチリブ16を解体するとともに、鉛直材18L1および補剛桁20の左側残存部分20bを解体し、また、傾斜地盤4Rにおいて、アーチリブ16の切断残存部16aを解体する。
図8は、図6のVIII部詳細図であり、図9は、図6のIX部詳細図であり、図10は、図7のX部詳細図である。
図8および10に示すように、補剛桁20の左側残存部分20bの上面に対する定着用治具102の設置は、この定着用治具102を楔状のスペーサ122を介して複数のPC鋼棒124で左側残存部分20bに締付固定することにより行う。
この定着用治具102には、水平面内においてトランペット状に拡がる外ケーブル挿通孔102aを形成しておく。そして、この外ケーブル挿通孔102aの大径開口側の端面をアーチリブ16の旋回角度範囲の略中心へ向けるようにして、定着用治具102の設置を行うようにする。
また、この定着用治具102における外ケーブル挿通孔102aの小径開口側の端面には、ジャッキ126を装着しておき、このジャッキ126を用いて外ケーブル114の緊張力導入を行うようにする。また、鉛直材18L3の上端部に設置されたピロン104の上端部には、外ケーブル114を挿通させるための偏向管128を装着しておく。なお、この偏向管128と同様の偏向管を、ピロン106の上端部にも装着しておく。
図8に示すように、支承治具108としては、ピン支承構造を有するものを用い、その下部構造部を複数のアンカボルト130で地盤側ブロック110に固定するとともに、その上部構造部を複数の埋込みボルト132でリブ側ブロック112に固定しておく。
図9に示すように、鉛直材18R2の下端部18R2aに対する外ケーブル114の先端部の定着は、この下端部18R2aの右側の側面に楔状の切欠き部18R2a1を形成するとともに、この切欠き部18R2a1に開口する外ケーブル挿通孔18R2a2をアーチリブ16のアーチ軸と略平行に形成しておき、この外ケーブル挿通孔18R2a2に外ケーブル114の先端部を挿通させた状態で、定着具134を用いて行う。
以上詳述したように、本実施形態に係るに係るアーチ橋の解体撤去方法は、アーチ橋10の補剛桁20および鉛直材18L1、18L2、18L3、18R1、18R2、18R3の一部を解体した後、アーチリブ16をその一端部近傍部位において切断するとともに、この一端部に位置するアーチアバット14Lの近傍に、鉛直軸線Ax回りに回転可能な支承治具108を設置して、この支承治具108によりアーチリブ16を支持するようにし、次に、アーチリブ16の上方に外ケーブル114を配置して、その先端部をアーチリブ16の他端部近傍部位に定着するとともに、その基端部を上記一端部側の所定位置に設置された定着用治具102に定着し、そして、この外ケーブル114を緊張した後、アーチリブ16を外ケーブル114の先端部の定着位置よりも上記他端部側において切断し、その後、アーチリブ16を、鉛直軸線Ax回りに上記一端部側の傾斜地盤4L近傍まで旋回させるようになっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、アーチリブ16を鉛直軸線Ax回りに旋回させることにより架設位置からの撤去を行うようになっているので、支保工の設置を不要とすることができる。そしてこれにより、従来の解体撤去方法に比して、アーチ橋10の解体撤去費用を大幅に削減することができるとともに、その解体撤去所要期間を大幅に短縮することができる。
しかも、外ケーブル114の緊張配置により、アーチリブ16の切断後にもそのアーチ機能が保持されるので、アーチリブ16の旋回中これを構造的に安定した状態に維持することができる。そしてこれにより、解体撤去作業の安全性を確保することができる。
このように本実施形態によれば、アーチ橋10を解体して架設位置から撤去する作業を、安全性を確保した上で、短期間でかつ安価に行うことができる。
しかも本実施形態においては、架設位置での解体作業を最小限に抑えた上で、この架設位置からアーチ橋10を撤去することができるので、アーチ橋10の直下の条件にほとんど左右されずに解体撤去作業を行うことができる。そしてこれにより、本実施形態のようにアーチ橋10が跨道橋である場合には、本線道路2の通行止め期間を従来に比して大幅に短縮することができる。
また本実施形態においては、アーチ橋10の補剛桁20および鉛直材18L1、18L2、18L3、18R1、18R2、18R3のうち、上記一端部側のアーチアバット14L上に配置された鉛直材18L1および補剛桁20における該鉛直材18L1の上端近傍部位から上記一端部側の橋台22Lまでの部分を解体せずに残しておき、その補剛桁20の左側残存部分20bの上面における鉛直材18L1の上端面近傍部位に定着用治具102を設置するようになっているので、この定着用治具102の設置のために新たな構造物を構築する必要をなくすことができる。そしてこれにより、アーチ橋10の解体撤去費用を一層削減することができるとともに、その解体撤去所要期間を一層短縮することができる。しかも、このようにすることにより、定着用治具102をアーチリブ16の旋回中心となる鉛直軸線Axの近傍に設置することができるので、アーチリブ16の旋回中、外ケーブル114を所期の緊張配置状態に維持することが容易に可能となる。
さらに本実施形態においては、アーチリブ16の他端部近傍部位に配置された鉛直材18R2の下端部18R2aを解体せずに残しておき、この下端部18R2aに外ケーブル114の先端部を定着するようになっているので、この外ケーブル114の先端部の定着を確実かつ容易に行うことができるとともに、定着部の新設による解体撤去費用の発生を抑えることができる。
また本実施形態においては、アーチリブ16の一端部とその中央部との間における該中央部寄りの位置に配置された鉛直材18R3を解体せずに残しておき、この鉛直材18R3の上端部にピロン104を設置して、このピロン104の上端部に外ケーブル114を係止するようになっているので、外ケーブル114の緊張配置を、アーチリブ16のアーチ機能保持をより確実に図り得るように該外ケーブル114を偏向させた状態で行うことができる。
その際、本実施形態においては、補剛桁20の中央残存部分20aの上面右端部にもピロン106を設置するとともに、鉛直材18L3の上端部に設置されるピロン104として、このピロン106に比して背の高いものを用いるようになっているので、外ケーブル114の緊張配置をアーチ機能保持に一層適した状態で行うことができる。
さらに本実施形態においては、定着用治具102に、水平面内においてトランペット状に拡がる外ケーブル挿通孔102aを形成しておくようになっているので、アーチリブ16を旋回させる際に、外ケーブル114に局部的な過負荷をかけてしまうおそれをなくすことができる。
ところで、上記実施形態においては、アーチリブ16を旋回させる際の鉛直軸線Axを、その一端部側に位置するアーチアバット14Lの近傍に位置設定する場合について説明したが、このようにする代わりに、鉛直軸線Axを、アーチリブ16の他端部側に位置するアーチアバット14Rの近傍に位置設定することも可能であり、このようにした場合にも上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記実施形態においては、その解体撤去方法の適用対象となるアーチ橋10が、アーチリブ16の両端部の高さが異なるアーチ橋である場合について説明したが、上記実施形態の解体撤去方法を、アーチリブ16の両端部の高さが同じアーチ橋にも適用可能であることはもちろんである。
さらに、上記実施形態においては、その解体撤去方法の適用対象となるアーチ橋が、コンクリートアーチ橋である場合について説明したが、鋼製アーチ橋等に対しても同様に適用可能である。
本願発明の一実施形態に係るアーチ橋の解体撤去方法の適用対象となるアーチ橋を、その橋軸直交方向から見た状態で示す側面図 上記解体撤去方法の工程(STEP1)を示す側面図 上記解体撤去方法の工程(STEP2)を示す側面図 上記解体撤去方法の工程(STEP3)を示す側面図 上記解体撤去方法の工程(STEP4)を示す側面図 上記解体撤去方法の工程(STEP5)を示す側面図 上記解体撤去方法の工程(STEP6)を示す平面図 図6のVIII部詳細図 図6のIX部詳細図 図7のX部詳細図
符号の説明
2 本線道路
4L、4R 傾斜地盤
10 アーチ橋
12L、12R 深礎
14L、14R アーチアバット
16 アーチリブ
16a 切断残存部
18L1、18L2、18L3、18R1、18R2、18R3 鉛直材
18R2a 下端部
18R2a1 切欠き部
18R2a2 外ケーブル挿通孔
20 補剛桁
20a 中央残存部分
20b 左側残存部分
22L、22R 橋台
102 定着用治具
102a 外ケーブル挿通孔
104、106 ピロン
108 支承治具
110 地盤側ブロック
112 リブ側ブロック
114 外ケーブル
116 グランドアンカ
118 ワイヤ
120 ステー
122 スペーサ
124 PC鋼棒
126 ジャッキ
128 偏向管
130 アンカボルト
132 埋込みボルト
134 定着具
Ax 鉛直軸線

Claims (5)

  1. アーチ橋を解体して架設位置から撤去するアーチ橋の解体撤去方法において、
    上記アーチ橋の補剛桁および鉛直材の少なくとも一部を解体した後、
    上記アーチ橋のアーチリブを、該アーチリブの一端部近傍部位において切断するとともに、該一端部に位置するアーチアバットの近傍に、鉛直軸線回りに回転可能な支承治具を設置して、この支承治具により上記アーチリブを支持するようにし、
    次に、上記アーチリブの上方に外ケーブルを配置して、該外ケーブルの先端部を上記アーチリブの他端部近傍部位に定着するとともに、該外ケーブルの基端部を上記一端部側の所定位置に設置された定着用治具に定着し、そして、この外ケーブルを緊張した後、上記アーチリブを上記外ケーブルの先端部の定着位置よりも上記他端部側において切断し、
    その後、上記アーチリブを、上記鉛直軸線回りに上記一端部側の地盤近傍まで旋回させる、ことを特徴とするアーチ橋の解体撤去方法。
  2. 上記アーチ橋の補剛桁および鉛直材のうち、上記一端部側のアーチアバット上に配置された鉛直材および上記補剛桁における該鉛直材の上端近傍部位から上記一端部側の橋台までの部分を解体せずに残しておき、
    上記定着用治具を、上記補剛桁の上面における上記鉛直材の上端面近傍部位に設置する、ことを特徴とする請求項1記載のアーチ橋の解体撤去方法。
  3. 上記アーチ橋の鉛直材のうち、上記アーチリブの他端部近傍部位に配置された鉛直材の下端部を解体せずに残しておき、
    上記外ケーブルの先端部を、この鉛直材の下端部に定着する、ことを特徴とする請求項1または2記載のアーチ橋の解体撤去方法。
  4. 上記アーチ橋の鉛直材のうち、上記アーチリブの一端部と該アーチリブの中央部との間に配置された鉛直材を解体せずに残しておき、
    この鉛直材の上端部にピロンを設置して、上記外ケーブルを該ピロンの上端部に係止する、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のアーチ橋の解体撤去方法。
  5. 上記定着用治具に、水平面内においてトランペット状に拡がる外ケーブル挿通用の溝または孔を形成しておく、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のアーチ橋の解体撤去方法。
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