JP4519279B2 - 高温超伝導デバイス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超伝導膜に良好に密着した電極を有する高温超伝導デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、高温超伝導デバイスは、MgO基板(室温〜77〔K〕に於いて、熱収縮率1.3×10-3)或いはLaAlO3 基板(室温〜77〔K〕に於いて、熱収縮率1.0×10-3)などの上に形成される。
【0003】
これ等の基板は熱収縮率が小さい為、デバイスを収容するパッケージには、熱収縮率が近い材料であるインバー(熱収縮率0.5〜1.0×10-3)を用いることが多いのであるが、インバーは鉄とニッケルの合金であることから質量が大きく、冷凍機への熱負荷も大きくなる。
【0004】
冷却温度を50〔K〕〜80〔K〕軽度とする場合では、冷凍機の消費電力と冷却能力とは殆ど比例関係にあり、熱負荷が大きいデバイスを冷凍機に実装した場合、冷凍機の消費電力を大きくしなければならず、そして、冷凍能力が追いつかない場合には冷却温度が上昇し、臨界状態になって超伝導状態が消失し、デバイスとして機能しなくなってしまう。
【0005】
このようなことから、熱負荷が小さい材質で作製したパッケージを用いて高温超伝導デバイスを構成することが重要であり、その為、質量が小さいパッケージ材としてアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金などを用いることが考えられる。
【0006】
然しながら、前記材料は、室温〜77〔K〕の間で熱収縮率が大きく、例えばアルミニウムやアルミニウム合金では4×10-3〜5×10-3程度であり、高温超伝導膜が形成してあるMgO基板などとの間で熱収縮率差に起因する応力がデバイス電極と同軸コネクタとの接合部に加わること、また、基板と電極との間の熱収縮に依って電極が剥離し、電気的な接続が失われるので、デバイス電極と基板或いは高温超伝導膜との密着性は重要である。
【0007】
通常、接合に用いるデバイス電極は高温超伝導膜上に形成され、その場合、超伝導特性の劣化が少ない電極材としては、AgやAuが知られているが、これ等を単に抵抗加熱蒸着法、或いは、スパッタリング法などを適用して電極として形成した場合、電極と基板や超伝導膜との密着性が悪いことから、温度変化に依って熱収縮差に起因する応力で剥離する。
【0008】
また、電極と高温超伝導膜との接続を確実にする為、半田付けに依って接続した場合、半田の中に電極材が拡散する、いわゆる半田食われ現象が起こってしまう。
【0009】
半田食われ現象に対抗するには、電極の膜厚を増加させることも考えられようが、半田中の電極材拡散量が増加し、半田自体の機械的性質を変化させ、接合部を破壊する原因となるおそれがある。
【0010】
図6は高温超伝導デバイスに於ける電極の剥離や半田食われを説明する要部説明図であり、(A)は室温に於ける高温超伝導デバイスを、(B)は液体窒素温度に於ける高温超伝導デバイスを、また、(C)は半田食われ現象をそれぞれ示している。
【0011】
図に於いて、1は基板、2は高温超伝導膜、3はAuやAgからなる電極、4は半田、5は半田の中に取り込まれた電極材をそれぞれ示している。
【0012】
(A)に見られるように、室温では、電極3が高温超伝導膜2に良好に接続されていても、(B)に見られるように、液体窒素温度では、高温超伝導膜2と電極3との熱収縮差に起因して剥離が発生する。
【0013】
(C)に見られるように、高温超伝導膜2と電極3との接続に半田4を用いた場合、半田4の中に電極3が電極材5として拡散し、超伝導接合が破壊されてしまう。
【0014】
ところで、高温超伝導膜と電極との間に電気伝導性酸化物膜を形成し、電極としてAu、Ag、Pd、Ptなどを用いる技術が公知(要すれば、「特開平7−211950号公報」、を参照)であり、本発明に於いても、高温超伝導膜と電極との間に電気伝導性酸化物膜や誘電体膜などの被膜を介在させる点で類似するので、ここで相違点を明確にしておくことは有益と思われる。
【0015】
前記公知技術に於いては、電極に同軸コネクタを半田で接続した場合、例えばAuやAgを用いた場合、電極の剥離や半田食われが発生し、また、PdやPtを用いた場合、半田接合性が悪いので接合不良が起こる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、高温超伝導膜と電極とを接続した場合、室温及び低温の環境下で接続が剥離しないように、また、電極の半田食われが発生しないようにして、高温超伝導デバイスの信頼性を向上しようとする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明では、YBa Cu 7−x 膜と電極とが積層形成され高温超伝導デバイスであって、該積層形成により該YBa Cu 7−x 膜の主面と該電極とに生じる界面に、該YBa Cu 7−x 膜の構成物質と該電極の一部を構成するチタンとの加熱反応で生成されたチタン化合物が介在してなることが基本になっている。
【0018】
前記本発明に依れば、高温超伝導膜と電極との界面に誘電性のチタン化合物を介在させることで両者の密着性を改善され、また、電極としては、Pd、Pt、Niなど拡散性が小さい材料を成膜し、その上の最表層には、半田接合性に優れているAg、Auなどの材料を成膜することで、従来の技術の問題点は全て解消することができる。
【0019】
前記手段を採った場合、直流での室温に於ける接触抵抗は0.5〔mm〕□の電極面積で200〔Ω〕〜300〔Ω〕以上を示すのであるが、2〔GHz〕に於いて、同軸コネクタと電極との接合部も含めた動作温度70〔K〕に於ける伝送損失は0.1〔dB〕程度にすることができる。
【0020】
本発明に依る電極は、密着性が良好で、且つ、半田食われが起こり難いことから、電極と同軸コネクタとを接続する方法の選択肢が拡がり、半田接続は勿論のこと、ワイヤ・ボンディング法、TAB(tape automated bonding)法の導入が可能であり、また、超伝導膜と電極との密着性が良好であることから、超伝導デバイスをアルミニウム合金やマグネシウム合金のような大きな熱収縮差をもつパッケージに実装する場合であっても、半田接合が可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の実施の形態1を説明する為の高温超伝導デバイスの要部切断側面図であり、以下、その製造プロセスについて説明する。尚、図に於いては、高温超伝導デバイスの左側半部を示し、右側半部は省略してある。
【0022】
図1(A)参照
1−(1)
レーザ蒸着法を適用することに依り、単結晶MgOからなる基板11の表裏両面に厚さが100〔nm〕〜2000〔nm〕のYBCO(YBa2 Cu3 7-x )からなる高温超伝導膜12A及び12Bを形成する。
【0023】
ここで用いる成膜技術としては、レーザ蒸着法の他にスパッタリング法を採用することも可能である。
【0024】
1−(2)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、及び、エッチャントをリン酸或いは塩酸を希釈した水溶液とするウエット・エッチング法を適用することに依り、高温超伝導膜12Aをライン・パターンにエッチングする。尚、高温超伝導膜のエッチングには、Arイオンをエッチング・ガスとするドライ・エッチング法を適用することもできる。
【0025】
1−(3)
ライン・パターンの両端に於ける電極形成予定部分に開口をもったメタル・マスクを位置合わせし、Arイオンを用いたミリングを行って、高温超伝導膜12Aの表面を改質する。
【0026】
このイオン・ミリングの条件は、例えばイオン加速電圧200〔V〕、ビーム電流5〔mA〕、時間10〔分〕であり、また、この改質は高温超伝導膜12Aの表面に荒れを発生させる。
【0027】
1−(4)
高温超伝導膜12Aの両端に於ける電極形成予定部分に開口もつメタル・マスクを位置合わせし、真空蒸着法を適用することに依り、高温超伝導膜12Aにコンタクトするように基板11側から順に厚さが1000〔Å〕のチタン膜13A、厚さが3000〔Å〕のパラジウム膜13B、厚さが2000〔Å〕の銀膜13Cを積層形成して電極13とすると共に高温超伝導膜12B側の全面にも同じ金属層を蒸着してグランド電極14とする。
【0028】
図1(B)参照
1−(5)
電極13に直径100〔μm〕、融点156〔℃〕のインジウムはんだボールを用いて温度200〔℃〕のホットプレート上で予備半田を形成してからアルミニウム合金パッケージ(ここでは省略、図2を参照)にセットする。
【0029】
前記した予備半田を施す為に200〔℃〕の熱処理を加えたことで、チタン膜13Aと高温超伝導膜12Aとが反応し、例えばチタン酸バリウムなどのチタン化合物20が生成され、それに依って電極13と高温超伝導膜12Aとの密着性は飛躍的に向上する。
【0030】
図2参照
2−(1)
前記のように加工した基板11をアルミニウム合金パッケージ15にセットしてから、同軸コネクタに於けるAu/Be−Cuからなる中心導体16の先端にインジウム半田をディップ・コーティングし、これもアルミニウム合金パッケージ15にセットする。尚、17は中心導体16とアルミニウム合金パッケージ15との間で所要のインピーダンスを示す絶縁物である。
【0031】
2−(2)
アルミニウム合金パッケージ15を温度100〔℃〕のホット・プレート上に載置して予熱し、温度350〔℃〕に加熱した半田ごてを接続部に当てることで本加熱を行い、インジウム半田に依って超伝導デバイスの電極13と同軸コネクタの中心導体16とを接続する。尚、アルミニウム合金パッケージはマグネシウム合金パッケージに代替することができ、マグネシウム合金は、アルミニウム系材料に比較して比重が小さく(純マグネシウム:1.7〔Mg/m3 〕、純アルミニウム:2.7〔Mg/m3 〕)、冷凍機への熱負荷を低減することができる。
【0032】
前記のようにして得られた電極13と中心導体16との接続体に於ける伝送特性を70〔K〕に於いて測定したところ、通常の同軸コネクタを突き当てただけで接触させた場合と変わりなく、また、70〔K〕と室温とを繰り返しても伝送特性の変化は認められなかった。
【0033】
尚、電極13と中心導体16との接続には、両者に純インジウム半田を供給しておき、パッケージに実装する際、電極13上のインジウムと中心導体16上のインジウムを接触させるだけで、それ等インジウムに依って容易に電気接続することができ、その電気特性は、溶融接合した場合と比較して変わりない値にすることが可能であり、従って、接合時の加熱が不要な常温接合を実現できる。
【0034】
図3は本発明の実施の形態2を説明する為の高温超伝導デバイスの要部切断側面図であり、図1及び図2に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0035】
実施の形態2がさきに説明した実施の形態1と相違するところは、同軸コネクタの中心導体16を電極13と接続する場合、中心導体16の先端を折り曲げ、電極13上に垂直に起立する状態にして接続したことであり、このような構成にすることで、接続部に於ける応力集中を中心導体16のバネ性で吸収させることができる。
【0036】
図4は本発明の実施の形態3を説明する為の高温超伝導デバイスの要部切断側面図である。尚、図1乃至図3に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0037】
実施の形態3が他の実施の形態と相違するところは、電極13が厚さ100〔nm〕のチタン膜、厚さ300〔nm〕のパラジウム膜、厚さ200〔nm〕の金膜からなっていて、この電極13と同軸コネクタの中心導体16とを幅250〔μm〕、厚さ30〔μm〕で純度4Nのアルミニウム・テープ18を用いて接続した点にある。
【0038】
その接続には、荷重100〔gforce〕、出力1.4〔W〕、時間100〔msec〕の条件を採用した超音波ボンディングを適用し、室温で実施している。
【0039】
接続後にアルミニウム・テープ18を引っ張って接続部を評価したところ、アルミニウム・テープ18の部分で破断が発生し、ボンディング部分や電極13と超伝導膜12Aとの接続部での剥離は発生せず、良好な接続が行われていることを確認できた。
【0040】
図5は本発明の実施の形態4を説明する為の高温超伝導デバイスの要部切断側面図である。尚、図1乃至図4に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0041】
実施の形態4が実施の形態3と相違するところは、実施の形態3に於いて、電極13と中心導体16とを結んだアルミニウム・テープ18に代えて、直径25〔μm〕の金線19を用い、実施の形態3と全く同様にして,電極13及び中心導体16の双方に超音波ボンディングした点にある。
【0042】
接続後に金線19を引っ張って接続部を評価したところ、金線19の部分で破断が発生し、ボンディング部分や電極13と超伝導膜12Aとの接続部での剥離は発生せず、良好な接続が行われていることを確認できた。
【0043】
本発明に於いては、前記説明した実施の形態を含め、多くの形態で実施することができ、以下、それを付記として例示する。
【0044】
(付記1)
YBa Cu 7−x 膜と電極とが積層形成された高温超伝導デバイスであって、
該積層形成により該YBa Cu 7−x 膜の主面と該電極とに生じる界面に、該YBa Cu 7−x 膜の構成物質と該電極の一部を構成するチタンとの加熱反応で生成されたチタン化合物が介在してなること
を特徴とする高温超伝導デバイス。
【0045】
(付記2)
YBa Cu 7−x 膜と電極とが積層形成され、該電極と接続する同軸コネクタを有する高温超伝 導デバイスであって、
該積層形成により生じる該YBa Cu 7−x 膜の主面と該電極との界面に介在し、該YBa Cu 7−x 膜の構成物質と該電極の一部を構成するチタンとの加熱反応で生成されたチタン化合物を有し、
該電極と該同軸コネクタの中心導体とが純インジウム、インジウム−錫、インジウム−鉛、インジウム−銀のインジウム系金属からなる半田で接続されていること
特徴とする高温超伝導デバイス。
【0047】
(付記
YBa Cu 7−x 膜がライン・パターンからなり、ライン・パターンのYBa Cu 7−x 膜の両端に在る改質した表面上に順に積層形成された厚さ100〔nm〕〜300〔nm〕のチタン膜、厚さ100〔nm〕〜200〔nm〕の白金或いはパラジウム或いはニッケル或いは銅の何れかの膜、厚さが50〔nm〕〜300〔nm〕の金或いは銀の何れかの膜からなる電極を特徴とする(付記1)または(付記2)に記載の高温超伝導デバイス。
【0048】
(付記
ライン・パターンのYBa Cu 7−x 膜の両端に在る改質した表面がイオン・ミリング法、逆スパッタリング法、反応性イオン・エッチング法の何れかで形成されたものであること
を特徴とする(付記3)記載の高温超伝導デバイス。
【0050】
(付記
電極と同軸コネクタの中心導体とを接続する半田材が蒸着、ボール状半田の溶融、ペースト印刷、ディップ、メッキなどの手段で形成されたものであることを特徴とする(付記2)記載の高温超伝導デバイス。
【0051】
(付記
電極と同軸コネクタの中心導体とを接続するアルミニウム・テープを備えてなることを特徴とする(付記2)記載の高温超伝導デバイス。
【0052】
(付記
電極と同軸コネクタの中心導体とを接続する金線を備えてなることを特徴とする(付記2)記載の高温超伝導デバイス。
【0053】
(付記
同軸コネクタの中心導体先端を折り曲げて電極表面に直立した状態で接続されてなることを特徴とする(付記2)記載の高温超伝導デバイス。
【0054】
(付記
電極と同軸コネクタの中心導体或いは何れか一方の表面にインジウムをコーティングして圧着してなることを特徴とする(付記2)記載の高温超伝導デバイス。
【0055】
【発明の効果】
本発明に依る高温超伝導デバイスに於いては、YBa Cu 7−x 膜と電極とが積層形成された高温超伝導デバイスであって、該積層形成により該YBa Cu 7−x 膜の主面と該電極とに生じる界面に、該YBa Cu 7−x 膜の構成物質と該電極の一部を構成するチタンとの加熱反応で生成されたチタン化合物が介在し、また、電極の材料として、拡散性が小さい材料及び半田接合性に優れた材料を併用している。
【0056】
前記構成を採ることに依り、室温及び低温の環境下で高温超伝導膜と電極との接続は剥離することがなくなり、また、電極材の半田食われは発生しないので、高温超伝導デバイスの信頼性を向上する。
【0057】
前記したところが因子となって、電極と同軸コネクタとを接続する方法の選択肢が拡がり、半田接続は勿論のこと、ワイヤ・ボンディング法、TAB法の導入も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を説明する為の高温超伝導デバイスの要部切断側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1を説明する為の高温超伝導デバイスの要部切断側面図である。
【図3】本発明の実施の形態2を説明する為の高温超伝導デバイスの要部切断側面図である。
【図4】本発明の実施の形態3を説明する為の高温超伝導デバイスの要部切断側面図である。
【図5】本発明の実施の形態4を説明する為の高温超伝導デバイスの要部切断側面図である。
【図6】高温超伝導デバイスに於ける電極の剥離や半田食われを説明する要部説明図である。
【符号の説明】
11 基板
12A、12B 高温超伝導膜
13 電極
13A チタン膜
13B パラジウム膜
13C 銀膜
14 グランド電極
15 アルミニウム合金パッケージ
16 中心導体
17 絶縁物
18 アルミニウム・テープ
19 金線
20 チタン化合物

Claims (3)

  1. YBa Cu 7−x 膜と電極とが積層形成された高温超伝導デバイスであって、
    該積層形成により該YBa Cu 7−x 膜の主面と該電極とに生じる界面に、該YBa Cu 7−x 膜の構成物質と該電極の一部を構成するチタンとの加熱反応で生成されたチタン化合物が介在してなること
    を特徴とする高温超伝導デバイス。
  2. YBa Cu 7−x 膜と電極とが積層形成され、該電極と接続する同軸コネクタを有する高温超伝導デバイスであって、
    該積層形成により生じる該YBa Cu 7−x 膜の主面と該電極との界面に介在し、該YBa Cu 7−x 膜の構成物質と該電極の一部を構成するチタンとの加熱反応で生成されたチタン化合物を有し、
    該電極と該同軸コネクタの中心導体とが純インジウム、インジウム−錫、インジウム−鉛、インジウム−銀のインジウム系金属からなる半田で接続されていること
    を特徴とする高温超伝導デバイス。
  3. 該同軸コネクタの中心導体の表面にインジウムをコーティングしてなることを特徴とする請求項2に記載の高温超伝導デバイス。
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