JP4502819B2 - 半導体デバイスの裏面の処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、完全にパッケージングされたダイ(die)としてのMOSFETデバイスまたはウェハ−ウェハ断片形状のMOSFETデバイスの裏面側を薄くする装置および方法に関する。
超大規模集積回路(ULSI)、バイポーラCMOS混成デバイス(BICMOS)、微小電気機械システム(MEMS)等を含めた先進的な半導体技術では、たとえば、シリコン、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、歪みシリコン接合、シリコン・ゲルマニウム、ゲルマニウム、ガリウム・ヒ素、等の様々な半導体材料を使用する。これらの先進的な半導体技術では、ますます縮小する構造体寸法、より薄いゲート誘電体膜厚、および高誘電率(高k)ゲート層を必要とし、それに加えて、歪みシリコン・シャロー接合(strained silicon shallow junction)、埋め込み酸化膜SOI膜(静電容量を低下させるために埋め込み酸化膜が絶えずより薄くなる)、ボンディングされたウェハ基板等が複雑になる。
デバイス測定、デバイス・チップのリペア、デバイス設計検証、デバイスの電気的および物理的特徴付け(characterization)のために、デバイスの機能性および保全性を保持しながら、後工程(BEOL)での層剥離(unlayering)により前工程(FEOL)デバイス構造にアクセスすることが困難なので、調査中のデバイスへの裏面からのアクセス、すなわちチップ・ダイ基板の層剥離が必然となる。さらに、モジュール基板にフリップ・チップ・ダイが取り付けられているので、調査中のモジュールの完全な機能を維持するためにこの裏面からの手法が必要となる。
FEOLデバイスに裏面からアクセスするための従来の技法は、シリコン基板を全体に薄くし、それに続き、所望のFEOLデバイスにアクセスするために反応性イオン・エッチングやプラズマ・エッチングなどの湿式エッチングによって埋め込み酸化物層を除去することを含む。この湿式エッチング手法は、たとえば、脱イオン水とフッ化水素酸の混合物の塗布と、それに続く、高温に加熱されたセシウム水酸化物の塗布によりBEOLの層剥離を行って、FEOLデバイスにアクセスするために埋め込み酸化物層が露出するように、デバイスの裏面から基板層を除去するものである。代替の従来BEOL剥離手法では、FEOLデバイスにアクセスするために、集束イオン・ビーム顕微鏡(FIB:focused ion beam microscopy)法を用いて、デバイスの裏面からデバイスを層剥離してシリコン基板内および埋め込み酸化物層内に窓(window)を開ける。
しかし、FEOLデバイスへアクセスするために裏面層剥離を行うこれらの湿式エッチングおよびFIBの従来手法には、いくつかの問題がある。
たとえば、BEOLの層剥離におけるある種の湿式エッチング化学反応が制御不能な結果、しばしば、除去を意図しない埋め込み酸化物層および下地の各層がともに浸食されてしまう。湿式化学反応には、しばしばデバイス上に残留物として残される各イオン種(ionic species)も関与する。これらの湿式化学反応の残留物は、層剥離されるデバイス内にリーク経路または短絡あるいはその両方を生じさせることがある。さらに、湿式エッチング化学反応はしばしば、調査中のデバイスの当該領域の周囲の層をアンダーカットし、その結果、これらのアンダーカットによって、接合領域が悪影響を受け、歪みシリコン接合が改変され、かつ層剥離されるデバイスの電気的および物理的特性が変わる。さらに、湿式エッチャントの制御できない性質のために、埋め込み酸化物層の除去が不均一になり、その結果、埋め込み酸化物層が完全には除去されない領域、およびデバイス領域が露出されまたはオーバー・エッチングされた他の領域が残される。
従来のFIB顕微鏡を使用する手法を用いた、FEOLデバイスにアクセスするための裏面剥離(backside layering)にもいくつかの限界および欠点がある。たとえば、30keV〜50keVの電圧などの高加速ビーム電圧は、調査対象のデバイスの局所的領域を帯電させ、その結果薄いゲート酸化膜または高誘電率膜が損傷を受けることがある。液体ガリウム源に関連するFIBに使用されるガリウム・イオンは原子番号が大きいので、処理デバイスと相互作用し、その結果、デバイス中にリーク経路またはショートあるいはその両方が生じ、あるいは、デバイス特性たる閾値電圧が変わることがある。FIB処理に使用される、XeF、Br、Clなどのガスのエッチング化学反応も、望ましくないリーク経路、短絡、およびFIB処理を受けるデバイスの閾値電圧特性のシフトをもたらすことがある。
したがって、埋め込み酸化膜の厚さが、埋め込み酸化膜の膜厚1100オングストローム〜550オングストローム(または未満)のデバイスなどのように、技術の進歩に伴い減少し続けるにつれて、FEOLデバイスに高エネルギー加速FIBビームが近接するので、FEOLデバイスにアクセスするために埋め込み酸化膜の裏面から窓を開口する能力が制限される。さらに、処理デバイスの領域上のFIBビームが入射する部位で高原子番号のイオン・ビームによって生じる熱によって、電気特性が容易に改変され、変化し、あるいは修正され、かつ処理すべきFEOLデバイスの歪みシリコン接合領域が影響を受けることがある。
従来の裏面剥離に関連する上記の諸問題に加えて、FEOLデバイスにアクセスするための従来のトップダウン(topdown)剥離技法に関連する他の諸問題は、多数のBEOL相互接続レベル、たとえば、8層以上の銅相互接続層が、トップダウン処理にかけられるデバイス上に存在するとき、さらに目立ってくる。低弾性率の(modulus)物理特性を持つものなどBEOL低k(すなわちk<2.5)中間誘電体膜と、化学的機械研磨(CMP)処理中にエッチ・ストップ層として用いるハード・マスク膜層の存在があいまって、FEOL構造にアクセスするために回路側から層剥離するどんな試みも複雑になる。
たとえば、化学エッチング除去および加熱による従来の裏面剥離処理後のSOI−MOSFETの結果を図1、図2に示す。SOI領域の埋め込み酸化物層を除去するための化学エッチング剥離が等方的化学エッチング浸食をもたらす結果、MOSFETの活性な(active)注入(implant)領域123の、まとめて200として図示する、アンダーカット、損傷、および非平面のエッチング除去が生じる。この等方的化学エッチング浸食は、また活性なシリコン注入接合領域を越えて埋め込み酸化物層126の損傷部分201まで延びる。図2に、このような従来の化学エッチング除去の層剥離の結果生じる、図1のMOSFETのアンダーカットされ損傷された注入領域の領域全体を裏面から見た図を示す。さらに、従来の裏面層剥離処理は、一般に、浅いトレンチ絶縁膜と活性なシリコン注入領域との間のライナ領域(liner:内側を被う)も浸食する。従来の化学的等方的なエッチング法を行うと、その結果、活性なシリコン注入領域にまで下に延びる相互接続の周りの周辺領域が選択的にエッチングされる。これは、注入領域のアンダーカット200および損傷201をもたらし、その結果、図1、2のSOI−MOSFETが、後の、サブミクロン原子間力顕微鏡法による接触測定、非接触容量測定、またはサブミクロン・タングステン線による接触プローブ(probing)のどんな電気的特徴付けにも機能しなくなる。
さらに、裏面を薄くするためのレーザ併用(laser assisted)化学エッチングを使用する代替法は、シリコン膜またはポリシリコン膜の層剥離に限定され、一般に、シリコン酸化膜、埋め込み酸化物層、浅いトレンチ絶縁膜(一般的には、酸化膜またはテトラオルソシリケート膜)、ならびに、ゲルマニウム、ガリウム・ヒ素、およびシリコン・ゲルマニウム材料を含めた基板材料の層剥離には不十分である。
FEOLデバイスにアクセスする他の技法には、それだけには限定されないが、放射型(emission)顕微鏡法、赤外波長撮像法、光誘導電圧改変(LIVA)法、熱誘導電圧改変(TIVA)法、光ビーム誘導抵抗変化(OBIRCH)法、光ビーム誘起電流光ビーム誘起電流(OBIC)法など非接触の半導体裏面解析法を利用する技法が含まれる。これらの非接触解析法は、裏面撮像を可能にするために高濃度にドープされた基板材料の裏面を薄くすることに依存している。しかし、このような裏面撮像は、活性シリコン(すなわち、シャロー接合(shallowjunction)注入領域)に対する完全な裏面層剥離またはタングステン相互接続ビアの露出を必要とせず、したがってそれらの電気的な特徴付けが達成できない。
したがって、デバイスの幾何形状のサイズが縮小するにつれて、デバイスの保全性、信頼性、および機能性を維持しながら、その電気的特徴付けをするために、より小さいFEOLデバイスにアクセスするための裏面層剥離のさらなる改善が求められる。
したがって、従来技術の問題点および欠点を念頭において、本発明の目的は、部位特有の(sitespecific)MOSFETデバイスの電気的プローブまたは電気的特徴付けあるいはその両方を実施する前にダイ(die)またはウェハ(wafer)の裏面層剥離を行うための方法および装置であって、ゲート膜、特に膜厚2nm未満のゲート膜または高誘電率(すなわち、約10より高い)ゲート膜あるいはその両方を損傷あるいは破断させる(rupture)ことを回避する方法および装置を提供することである。
本発明の別の目的は、それだけには限定されないが、シリコン酸化膜、埋め込み酸化物層、浅いトレンチ絶縁膜(たとえば、酸化膜、テトラオルソシリケート膜)、ゲルマニウム、ガリウム・ヒ素、シリコン・ゲルマニウム材料、ならびに、バルク・シリコン、ボンディングされたSOI基板材料、歪みシリコン、およびシャロー接合(約80nm未満のもの)を含む基板層を含めた被膜のダイ/ウェハ裏面の層剥離を行う方法および装置を提供することである。
本発明の別の目的および利点は、従来のFIB顕微鏡法処理の高加速ビーム電位(>1KeV〜300KeV)に伴う表面のアモルファス化の損傷によって誘導されるどんな影響もなくす装置および方法を提供することである。
本発明の別の目的は、ダイまたはウェハの裏面から見た、あるいは層剥離したとき、不均一で不規則なFEOLの構造体または層あるいはその両方を補償する、平面状の層剥離法を提供することである。
本発明の別の目的は、RFプラズマ源または集束イオン・ビーム装置に関連する帯電により誘導されるどんな損傷も回避する装置および方法を提供することである。
本発明の別の目的および利点は、一部は自明であり、一部は本明細書から明白になるであろう。
当業者には明白になる上記の他の諸目的および各利点は、第1の態様において、処理チャンバ内に裏面を有する半導体を準備することによって半導体デバイスの裏面を処理する方法を対象とする、本発明によって実現される。半導体の裏面内に窓を形成し、次いで、このような処理チャンバ内で平行イオン・プラズマ(collimated ion plasma)を発生させる。この平行イオン・プラズマを処理チャンバ内の遮蔽板(shield)の開口を通過させることによって、窓内部のみで半導体に接触するようにこの平行イオン・プラズマを集束させる(focused)。次いで、集束された平行イオン・プラズマを、半導体層を均一に除去するために窓内部のみで半導体に接触させ、その結果、裏面の窓に一致する半導体上の位置に半導体の構造体が露出される。
本発明は、別の態様では、回転/傾斜用(tilting)ステージを有する処理チャンバを設けることによって半導体デバイスの裏面処理をする方法を少なくとも対象としている。裏面に絶縁体層の上に基板層を有する半導体をこのチャンバ内に準備する。この半導体の絶縁体層は、その内部に複数の半導体の構造体を含む。この半導体をチャンバ内の回転/傾斜用ステージ上に置き、次いで半導体の裏面で基板内に延びる窓を形成する。平行イオン・プラズマをチャンバ内で発生させ、次いで、平行イオン・プラズマを集束させるために、裏面の窓内部のみで半導体に接触するように処理チャンバ内で遮蔽板の開口を通過させる。集束された平行イオン・プラズマをステージ上で半導体を同時に回転し傾斜させながら、窓内部でこの半導体と接触させる。これによって、どんな残された基板層、ならびに、その後の処理ステップのために複数の半導体の構造体のうちの選択された構造体を露出させるための窓内部の絶縁体層も、均一に除去できるようになる。
別の態様では、本発明は少なくとも、半導体デバイスの裏面処理を行うシステムを対象としている。このシステムは内部に半導体を有する処理チャンバを備える。この半導体は、複数の層、および裏面に位置する窓を有する。イオン源ならびに少なくとも第1、第2コリメータ(collimator)が、処理チャンバ内にある。処理チャンバ内で各コリメータは、イオン源と半導体の間にある。開口を有する遮蔽板がチャンバ内の各コリメータと半導体の間にあり、したがって、このシステムは、裏面の窓内部でのみ半導体と接触するように開口を介して集束される平行イオン・プラズマを発生させる。これによって、窓を介して露出される複数の半導体層のうちの選択された層を均一に除去することが可能となり、その結果、有利なことに、半導体のFEOL構造体をプローブする(probing:検証)ために露出させる。
新規で本発明の特徴的な要素と思われる本発明の諸態様を特に添付の特許請求の範囲に記載する。各図は、単に図示の目的のためのものにすぎず、実寸に比例していない。しかし、発明自体は、構成および操作方法のどちらに関しても、以下の詳細な説明を添付の各図面とともに参照することによって、最もよく理解することができる。
本発明の好ましい実施形態を説明する際、本明細書では図3ないし8を参照する。これらの図では、本発明の同等の要素(feature)を同じ番号で示している。本発明の各要素は、各図面で必ずしも実寸に比例して示されていない。
本発明は、完全にパッケージングされたダイ(die)またはウェハ−ウェハ断片形状(fragmentform)のどちらかの半導体デバイスの裏面を薄くする装置および方法を対象とする。本発明では、本発明に従って処理する構造の裏面は、半導体デバイス、ウェハ、ウェハ断片、ダイ、パッケージングされたダイ等の裏面でよい。
本発明の装置および方法は、好ましくは、MOSFETデバイスの電気的な機能性を維持しながら、パッケージングされたダイまたはウェハ断片形状の部位特有のMOSFETデバイスの裏面を薄くすることすなわち層剥離のために使用される。これらのMOSFETデバイスには、それだけには限定されないが、サブ130ナノメートルのノード(node)のCMOS−BICMOS、SiGe、ガリウム・ヒ素技術が含まれ得る。これらの技術で必要とされる基板材料には、バルク・シリコン、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、歪み(strained)シリコン(SE)、ポリシリコン、酸化シリコン、シリコン・ゲルマニウム、ゲルマニウム、ガリウム・ヒ素、埋め込み酸化物層、浅いトレンチ絶縁膜等が含まれ得る。
さらに、本発明は、後でその電気的特徴付けをするために、異種材料からなる非平面状FEOL構造被膜の裏面剥離に使用することができ、あるいは部位特有のMOSFETデバイスの裏面を選択的に層剥離(delayering)できるようにするためにも使用することができる。これらの異種の非平面状被膜には、それだけには限定されないが、タングステン、窒化チタン、窒化シリコン、高濃度ドープ・シリコン、埋め込み酸化膜、浅いトレンチ絶縁膜、高密度プラズマ堆積酸化膜、高密度プラズマ堆積窒化膜、化学的気相堆積によるテトラオルソシリケート膜等が含まれ得る。
部位特有のMOSFETデバイスのこの裏面層剥離の重要な特徴は、このデバイスがこの部位特有のMOSFETデバイスの電気的保全性を維持し、それによってその後の電気的特徴付けおよび物理的解析が可能になることである。たとえば、本発明は、有利なことに、その後の、MOSFETデバイスを備える露出されたFEOL構造の、接触式の原子間力顕微鏡法(AFM)や走査型プローブ顕微鏡(SPM)などのサブミクロン接触探査、ならびに非接触探査(AFMおよびSPM)を可能にする。本裏面層剥離手法を使用するMOSFETデバイス内の電気的異常の測定は、有利なことに、プロセス・シミュレーション・モデルのさらなる改良、MOSFETデバイス設計の最適化、ならびに信頼性および工程歩留まりの向上を可能にする。
本発明を理解し易くするために、図3ないし8を参照するが、当然のことながら、前述の発明は、上記で論じたような様々な異なる半導体技術に適用できる。
図3、4を参照すると、層剥離、すなわち破線16内部に示すような部位特有のMOFETデバイスの層除去の対象となる裏面12を有するMOSFETデバイス10および部位特有のMOFETデバイスの立体分解図が図示されている。この層剥離の対象となる裏面12は、チップ、ダイ、ウェハ断片すなわち切断されたウェハ等の裏面でよい。図4にこの半導体デバイスの裏面から検討した(裏面を上方とした)より詳細な図として示すように、破線16内部の部位特有のMOFETデバイスは、それだけには限定されないが、たとえば、相互接続プラグ(plug)またはビア20、活性領域(active area)23および浅い注入トレンチ(shallow implant trench)絶縁体接合部24を含めた、絶縁体層内のいくつかの前工程(FEOL)半導体の構造体を有する、シリコンなどの基板層28および埋め込み酸化物層26などの絶縁体層26を少なくとも含む。浅い注入接合部24は、ゲート膜厚を好ましくは約2nm未満に維持しながら、約80nm未満の深さまたは厚さに注入することが好ましく、ゲート酸化膜、ゲート窒化膜、高誘電率材料等を含む材料でよい。
さらに、図4に、本発明がMOSFETデバイスの非平面状FEOL膜を裏面層剥離するのに特に有用な、MOSFETデバイスの前工程(FEOL)膜の非平面の特徴(nature)を、デバイスの裏面から検討した図を示す。このFEOL膜の非平面状の特徴には、たとえば、浅い注入トレンチ絶縁体接合部24が活性領域23の平面を越えて延びること、ならびに相互接続ビア20が活性領域23の平面を越えて延びることが含まれる。当然のことながら、MOSFETデバイスの他の非平面状FEOL構造体には、それだけには限らないが、活性領域23を越えて延びるトレンチ絶縁体接合部24間に存在するライナ(liner)材料(図示せず)、活性領域23を越えて延びるビア20を囲む周辺ライナ(これも図示せず)等が含まれる。
上記で論じたように、裏面層剥離のための従来の手法は、裏面層剥離を受けるデバイスのこれらの非平面状構造体/膜を層剥離する際に困難に直面する。FEOL構造体/膜を形成する様々な材料も、従来の手法で均一に層剥離する場合、重大な課題をもたらす。さらに、裏面層剥離の従来の手法は、一般に、プラズマ帯電効果によりゲート誘電体薄膜を破断することができる高周波(すなわち、13.56MHz)のRFプラズマ・エネルギーを必要とする。本発明は、MOSFETデバイスの電気的機能性を維持しながら、処理すべき部位特有のMOSFETの平面状および非平面状構造体/膜、ならびに相異なる材料の膜/構造体を均一に裏面層剥離する方法および装置を提供することによって、裏面層剥離のための従来の手法に伴うこれらの問題を克服する。
図5および6を参照すると、本発明によれば、MOSFETデバイス10が、イオン・ミリング・チャンバ、レーザ併用化学エッチング(LCE)チャンバ、コンピュータ数値制御(CNC)ミリング・チャンバなど、裏面処理用の処理チャンバ100内に置かれている。好ましくは、処理チャンバ100は、イオン・ミリング・チャンバである。任意選択でMOSFET10の裏面12を全体的に薄くすることもできる。これは、処理チャンバ100内に入れる前にMOSFET10の裏面12を全体的に薄くすること、あるいは、その代わりに処理チャンバ100内でMOSFET10の裏面12を全体的に薄くすることによっても実現できる。
処理チャンバ100内に入れた後、MOSFETデバイスの裏面、好ましくはMOSFETデバイス10の薄くした裏面に開口すなわち窓30を形成する。MOSFETを薄くしておく場合、処理チャンバ100内での連続的な処理ステップによって、薄くしたMOSFET内部で、薄くすることおよび窓の形成をともに実施することができる。好ましい実施形態では、イオン・ミリング・チャンバ100内でミリングによってMOSFETを薄くし、次いで、同じミリング・チャンバ内で薄くしたMOSFETの裏面に窓30を形成する。
図3、4に示すように、好ましくはMOSFET10の裏面12でのレーザ併用化学エッチングまたはコンピュータ数値制御ミリングによる局所的サイト・ミリングによって、MOSFETデバイス10の基板層28内に窓を形成する。窓30は、MOSFETの裏面で基板層28内部に約30%〜約80%、好ましくは基板層28内に約30%〜約50%延びる深さまでミリングすることができる。すなわち、窓30は、基板層28を貫通せず、したがって、下地の埋め込み酸化物層26またはゲート膜あるいはその両方と接触しない。その後に電気的、物理的特徴付けを行うために、基板層28内で部位特有のMOSFETデバイス上の破線16内にこの窓30をミリングする。好ましい実施形態では、MOSFET10の裏面の薄くした基板層28内に、埋め込み酸化物層26の上面から約50μm〜約300μm、好ましくは約50μm〜約100μmの範囲の深さに窓を形成する。さらに処理する前に、任意選択で、残留シリコンを除去してもよい。たとえば、高温のセシウム水酸化物を使用してどんな単結晶シリコンも選択的に除去することができる。
本発明の本質的な特徴は、このさらなる処理がMOSFET裏面での窓30内でのみ行われ、その結果、本発明によって、有利なことに処理する半導体デバイスの保全性、強度、および信頼性の維持が可能になる。さらに、上記で論じたこの窓30内の裏面層剥離は、基板層28全体(窓30内だけでなく)を除去して埋め込み酸化物層26を露出させる従来の裏面層剥離法に伴い引き起こされるどんなストレスのリスクをも回避する。
本発明によれば、MOSFET10の裏面に窓を形成した後、MOSFET10の裏面12の窓30内でのみ平行イオン・ビーム・ミリングを実施することによって、MOSFET10の裏面のFEOL構造体または膜あるいはその両方を露出させるこの裏面層剥離、特に非平面状FEOL膜の層剥離が進行する。
その際、図5および6に示すように、本発明による処理中、MOSFETデバイス10を、処理チャンバ100内で温度制御された回転/傾斜用ステージ90上に置く。このステージ90は、本発明の均一な裏面層剥離処理中、約−30℃〜約150℃、好ましくは約−5℃〜約80℃の範囲の温度に制御することができる。この処理中、必要に応じて本発明の化学反応併用イオン・ミリングの速度を加速または減速するために、ステージ90の温度をこれらの範囲で変えることができる。
チャンバ100内で処理すべきMOSFETデバイスの表面領域の上方のある位置にイオン源40を配置することもできる。このイオン源は、それだけには限定されないが、たとえば、アルゴン、ヘリウム、ネオン、キセノン等の不活性イオン・ビーム44を発生するソースでよい。少なくとも2つ、好ましくは3つのコリメータ51、52、53も処理チャンバ100内に配置することができる。コリメータ51、52、53は複数の開口を持つ格子(grid)を備え、それによって、発生したイオン・ビームが、それを集束させるコリメータのそれぞれを通過できるように、コリメータ51、52、53上の開口が互いに整合(位置合わせ)される。各コリメータは、モリブデンまたは焼結カーボン材料からなるものでよい。処理チャンバ100内には、MOSFETデバイス10の上方のある位置または上方のある距離に、開口62を備える遮蔽板60もあり、その結果、平行イオン・ビーム44’は、その開口を通過し、MOSFETデバイスの窓30内でのみMOSFETデバイスと接触するように集束する。
この裏面層剥離法では、イオン源40が、約100eV(またはそれ未満)〜約650eVのエネルギーを有する入射ビームなどの低エネルギー(など低エネルギーの)不活性イオン・ビームを発生させる。RFパルス・スイッチ電源を使用して、低エネルギー不活性イオン・ビームを発生させ、それによって従来の処理技法に伴うどんなプラズマ帯電の問題も実質的に回避される。たとえば、約30KeV〜約50KeVのエネルギーを有するものなどの従来の高エネルギー・イオン層剥離処理では、本発明で回避される高エネルギー・イオン・ビームに伴う誘導結合プラズマ源の結果、処理すべきデバイス内でプラズマ電荷の蓄積が一般的に誘導される。
これらの不活性なイオン・ビーム44を発生させた後、励起されたプラズマ、すなわち不活性イオン・ビーム44を図5および6に示すような閉領域(confined area)内に閉じ込めるために、チャンバ100内の磁石75’をイオン源にほぼ接近した距離に配置する。この磁石は、約0.8V〜約2ボルトの範囲の電圧を有することができる。次いで、この不活性イオン・ビーム44を、互いに整合した格子を有するコリメータに向かって引き寄せる。各コリメータは、フィラメントまたは非フィラメント・カソード方式(design)、あるいは、RF発生プラズマ方式などのカソード方式でよい。
その際、コリメータ51、52、53は、それぞれ異なる約100eV〜約650eVまでの範囲の電圧Va、Vb、Vcを有する。具体的には、不活性イオン・ビーム44が発生され、コリメータ51、52、53に向かって引き寄せられ、連続してコリメータ51、52、53を通過する。システムが3つのコリメータを備える場合、イオンは第1電圧(Va)にある第1コリメータ51に向かって引き寄せられる。不活性イオン・ビーム44のうちの選択されたものが第1コリメータ51の格子開口を通過し、第1および第3コリメータ51、53の電圧(Va、Vc)より高い電圧(Vb)の第2コリメータ52に向かって引き寄せられる。次いで、この平行イオンが第2コリメータ52の格子開口を通過して、グラウンド(Vc)すなわちゼロ電位の第3コリメータ53に向かう。すなわち、コリメータ51、52、53を使用する場合、この第2コリメータは加速格子である。しかし、システムが2つのコリメータ51、52のみを備える場合は、電圧Va、Vbは、Vaが加速格子で、Vbがグラウンドになる。
平行イオン44’は、加速された速度で最後のコリメータの整合した格子開口を通過し、次いで、遮蔽板60内の開口62を通過する。開口62を有するこの遮蔽板60は、本発明には不可欠である。というのは、この遮蔽板が平行イオン・ビーム44’を集束させ、したがって、本発明によるさらなる裏面層剥離を行う場合に、ビーム44’が窓30内部のみでMOSFETと接触するからである。
あるいは、図6に示すように、コリメータ51、52、53を通過させる前に、低エネルギー不活性イオン・ビーム44を、ガス・ノズルまたは供給ノズルなどのガス源80からのガス85と混合することもできる。化学反応併用イオン・ビーム・エッチング(CAIBE)の場合、コンピュータ制御され質量流量(mass flow)の制御されたガス流を供給するために、このガス源は、イオン・ビーム44の経路内部に延びることが好ましい。その結果得られる平行イオン・ビーム44’とガス85の組合せ44”は、窓30内のMOSFETの相異なる半導体材料の非平面性に加えて、このような相異なる半導体材料の裏面層剥離処理を可能にするのに役立つ。このガス流は、CF、SF、CHF、またはCFガスなどの塩素化またはフッ素化ガスであることが好ましく、約200SCCM(0.338Pa m/s)未満の流速で処理チャンバ内部に導入され、デバイスの裏面12から異種材料を化学反応併用イオン・ミリングで除去する。すなわち、これらのガスの化学反応は、不活性イオン・ビームと相互作用して、下記でさらに論じる回転し傾斜する試料上の埋め込み酸化物材料の層を選択的に除去する。
したがって、本発明では、平行イオン・ビーム44’も平行イオン・ビームとガスの組合せ44”も、平行で整合した導電性格子、好ましくは直径約8cmを越えるコリメータ51、52、53を備えるカソード源またはRFエネルギー源を使用して発生させる。得られた平行イオン44’、44”は、低エネルギー(すなわち、約100eV〜約650eVの範囲)であり、ビーム直径が約8cmを越え、可変なガウス分布をもつ300μA/cmなどの高電流密度を有する。
次に、図5に示すような平行イオン・ビーム44’またはその代わりに図6に示すような平行イオン・ビームとガス85の組合せ44”を遮蔽板60の開口62を通過させて、ガスを含むまたは含まない平行イオン・ビームを窓30内部のみに集束させる。すなわち、約100eV(またはそれ未満)〜約650eVの範囲のエネルギーなどの低エネルギーの不活性な平行イオン・ビームを、非平面状構造体を含めて基板層を層剥離するために窓30内部で基板層28のみに接触するように、遮蔽用開口62を通ってMOSFETデバイスの裏面に局所的に当てる。その際、遮蔽板60は、窓30に隣接するMOSFETの露出した表面領域がこの低エネルギー不活性入射ビームに暴露されず接触しないように保護する。
低エネルギー不活性平行イオン・ビームおよびガスを窓30内部のみに集束させる遮蔽板60に加えて、MOSFETが取り付けられる温度制御された回転/傾斜用ステージ90が、イオン・ビーム/CAIBEの組合せにより窓30内部の基板層を完全に平面的に除去するのを、さらに促進させる。この傾斜/回転用ステージ90は、MOSFETを完全に回転させ充分に傾斜させることができ、その結果、それを層剥離する場合、窓30内部のみで、任意の非平面状構造体も含めて全ての露出した表面領域にイオン・ビームおよびガスが直接かつ全体に接触することができるようになる。温度制御された回転/傾斜用ステージは、処理するデバイスの局所的発熱を著しく低下させ、その結果、デバイスの局所的発熱に伴うデバイス特性への望ましくない影響、たとえば、歪みシリコン接合特性または相互接続に対する望ましくない変化などを含めた影響を回避することができる。
ガス85を含む、または含まない平行イオン・ビームが、90°未満、好ましく、約8°〜約24°の範囲の入射角でMOSFETの表面の窓内に接触する。ステージが回転し傾斜するにつれて、ガス85を含む、または含まない平行イオン・ビームがMOSFETに接触する入射角を、本発明による処理中に変化させることができる。
平行にされたイオン・ビーム44’、44”の入射角は、薄くしたデバイス10の裏面に形成する窓の深さに応じて変わる。本発明のこの態様では、イオン・ビームの、処理する窓30内部のMOSFETに対する入射角が大きくなるほど、より深い窓30が基板層28内に形成される。同様に、入射角度が小さくなるほど、より浅い窓30が基板層28内に形成される。さらに、窓30内部の層剥離を制御する光学的エンド・ポイント(end point)検出用のコンピュータ制御された光ファイバ・ルビー結晶の光分光計の使用を含めることによって、この裏面層剥離法を機能強化することができる。
任意選択で、チャンバ100内に、さらに第2開口68を有する第2遮蔽板66を設けて、遮蔽板60の開口62を通過して放射されるより大きい平行イオン・ビームをMOSFETに接触させるためのより小さい直径の平行イオン・ビームにデフォーカス(defocus)させることによって、窓30内部の材料除去を促進させることもできる。たとえば、遮蔽板66に、格子直径約1mm〜約100mmの開口68を設けて、窓30内部のMOSFET10に接触させる前に開口62を通過して放射されるより大きい8cmの平行イオン・ビームをデフォーカスさせることができる。
図7および8に示すように、デバイス10を層剥離して、図2に示す従来技術の損傷領域に比べて薄いゲート膜などのデバイス構造の損傷を伴わずに、MOSFET10の共形の平行イオンで活性領域23までミリングされた表面70をもたらした。図2に比べてデバイス上のイオン種の残留が回避されるように、所期の異方性または等方性基板材料が除去される。FEOLビアを、露出させた後、デバイスの裏面から露出したMOSFETの構造体の、AFM接触プローブ、AFM非接触容量プローブ測定、サブミクロン・タングステン・フィラメント・プローブ、線形な閾値電圧の測定、飽和電圧測定を含むさらなる裏面処理にかけて、次の電気的特徴付けを容易にすることもできる。
すなわち、本発明によれば、この低エネルギー不活性イオン・ミリングは、デバイス10の埋め込み酸化物材料の層を選択的に除去する。この層を、同時に、温度制御したステージ90によって冷却しかつ90上で回転し傾斜させて、最終的にMOEFETデバイス10の裏面層剥離の平面性が実現される。この裏面層剥離の平面性は、低エネルギー不活性イオンと相互作用するガスの化学反応を使用する化学反応併用イオン・ビーム・エッチング(CAIBE:chemical assisted ion beam etching)を使って、あるいは使わずに達成することができる。高電流密度の低エネルギー・イオン・ビームによる本発明の裏面層剥離は、従来のデバイス10を加熱させる層剥離手法に伴う歪みシリコン接合、薄いゲート酸化膜、および高k誘電体ゲート膜への望ましくない損傷作用を回避し、かつ従来の金属イオン源高加速ビーム・システムに伴う、金属イオン注入、表面アモルファス化の損傷、およびガリウム表面汚れの問題も回避する。
本発明は、有利なことに、任意選択でCAIBEと組み合わせて低エネルギー不活性イオン・ビーム・ミリングを行って、基板層を選択的に除去し、それによってさらなる処理のためにFEOL構造体または膜あるいはその両方を露出させることにより、従来の層剥離処理に伴う任意の非等方的な特性(characteristics)を回避する。このCAIBE/平行低エネルギー不活性イオン・ミリングにより、薄いゲート膜すなわち厚2nm未満のゲートの損傷を伴わずに、基板の層を活性なシリコン注入接合のレベル(層)までうまく除去することができる。これによって、活性シリコン注入接合領域を越えて延びるタングステン・ビアなどのFEOL構造体も露出する。その際、本発明の重要な特徴は、入射ガリウム・イオン・ビームが発生する熱や従来技術の図1、2に示すような歪みシリコン接合領域を損傷させるBr、XeF、Clガスなどの湿式エッチング化学反応の制御されない等方的エッチング浸食効果などが生じる従来の処理技法と比べて、デバイスの活性領域の歪みシリコン接合領域に影響を与えないことである。
さらに、MOSFETデバイスの裏面層剥離に使用するとき、本発明の方法および装置は、従来の裏面層剥離技法に伴う完全なダイの機能性を維持するという問題を克服し、かつ、最新技術における、裏面を薄くすることによって部位特有のMOSFETデバイスにアクセスする必要性を満たす。本発明は、それだけには限らないが、高加速電圧荷電粒子ビーム、高加速ビームからのMOSFETゲート誘電体薄膜に対する高帯電または損傷あるいはその両方、RFプラズマ/反応性イオン・エッチングで誘導されるゲート誘電体薄膜の帯電または破断(rupturing)に伴う問題を含めてFIB顕微鏡法に伴う裏面を薄くする従来の手法に伴う問題を克服し、かつ、ガリウム、インジウム、およびアルミニウム・イオンなどの高エネルギー・イオンを基板または接合FEOL構造内へ注入することによる影響を回避する。
すなわち、本発明は、従来のFIB顕微鏡法処理の高加速ビーム電位(>1KeV〜300KeV)に伴う表面アモルファス化損傷によって誘導される悪影響をなくし、かつ、RFプラズマ源に伴う帯電によって誘導される損傷、あるいは、ガリウム、インジウム、またはアルミニウム・イオンを使用するものなどのFIBシステムに伴う損傷を回避する。本発明は、露出表面領域の汚れ、アンダーカット、電荷蓄積、およびMOSFETデバイスの表面構造に対するイオン注入またはアモルファス化あるいはその両方による損傷を回避する。それらは全て、一般的に、例えば約30KeVおよびさらに高いエネルギーを有する高加速電圧の、正に帯電した集束イオン・ビームを使用する、図1、2にその結果を示すような、従来の層剥離法に関連している。
さらに、本発明の重要な特徴は、本発明に従って層剥離を受けるMOSFETデバイスで直面するどんな非平面状構造体にも対処し、デバイスの裏面から効率的に薄くすることを対象としていることである。本発明は、それだけには限らないが、タングステン、窒化タングステン、窒化シリコン、高濃度ドープ・シリコン、埋め込み酸化膜、薄いトレンチ絶縁体膜、高密度プラズマ堆積酸化膜、高密度プラズマ堆積窒化膜、化学的気相堆積テトラオルソシリケート膜、およびそれらの組合せを含めた非平面状膜材料の任意の組合せなど、MOSFET上にある異なる非平面状構造体または膜を薄くすることさえできる。すなわち、本発明の方法および装置は、ダイ/ウェハの裏面から電気的特徴付けを行う、FEOL−MOSFETデバイスの、直接アクセス方式サブミクロン接触プローブ、接触AFMプローブ、およびSPMプローブを可能にするために、相異なる材料および非平面状FEOL膜に対処する。
本発明の本質的な特徴は、さらなる処理がMOSFETデバイスの裏面、基板層内の窓30内部で行われ、その結果、本発明が、有利なことに、処理する半導体デバイスの保全性、強度、および信頼性を維持できることである。さらに、この、窓30内部でのみ行う裏面層剥離処理は、上記で論じた、基板層28全体(窓30内部だけでない)を除去して下にある埋め込み酸化物層26を露出させる従来の裏面層剥離法に伴う、誘導された応力のリスクも回避する。
本発明を特定の好ましい実施形態に関して具体的に説明してきたが、上記の説明に照らせば、多くの代替形態、修正形態、変形形態が当業者には明らかであることは明白である。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の範疇および精神内の範囲に含まれる、このようなどんな代替形態、修正形態、変形形態も包含することを企図している。
化学的エッチャント(エッチング液)が、活性なシリコン注入接合領域を越えて広がり、相互接続ビアの周囲の領域を選択的にエッチングし、その結果、構造的、電気的に損傷されたMOSFETデバイスがもたらされる、SOI領域の埋め込み酸化物層を除去するための従来の化学的なエッチング層剥離法によって処理されたSOI−MOSFETの断面図である。 アンダーカットされ損傷を受け、その結果、調査中のMOEFETデバイスがその後のどんな電気的特徴付けに対しても機能しなくなる、様々なMOSFETデバイスの注入領域の全体の領域を示している、図1の層剥離された従来技術のSOI−MOSFETを裏面から見た図である。 本発明に従って処理される部位特有のMOEFETデバイスの上の裏面に窓が形成されている、部位特有のMOEFETデバイスの露出された分解組立断面図を伴う、半導体デバイスの裏面層剥離領域の斜視図である。 本発明の「窓」すなわち開口が部位特有のMOEFETデバイスの上および埋め込み酸化物層の上に直接形成されていることを示す、分解組立図で示した図3の部位特有のMOEFETの断面図である。 図3および4の窓内部でMOSFETデバイスの裏面に低エネルギーで不活性な平行イオン・ビームが照射された、本発明の層剥離ステップの斜視図である。 図3および4の窓内部でMOSFETデバイスの裏面に化学反応併用イオン・ビーム・エッチングとの組合せで低エネルギーで不活性な平行イオン・ビームが照射された、本発明の層剥離ステップの断面図である。 薄いゲート膜などのデバイス構造を損傷させることなくデバイスをその活性領域まで層剥離させる、本発明による非平面状構造体の裏面層剥離、ならびに、後で電気的特徴付けを行うためにFEOLビアを露出させる、MOSFETデバイスの裏面層剥離を完了した後の、図5および6のMOSFETデバイスを示す断面図である。 本発明によるデバイスの機能性を維持しながらも、活性なシリコン(注入領域)領域のアンダーカットがないことを示す、図7のMOSFETデバイスの非平面状表面の本発明による共形裏面層剥離の結果を示す裏面層剥離された概略図である。
符号の説明
10 MOSFET(デバイス)
12 MOSFETの裏面
16 破線
20 相互接続プラグまたはビア
23 活性領域
24 浅い注入トレンチ絶縁体接合
26 埋め込み酸化物層
28 基板層
30 開口、窓
40 イオン源
44 不活性イオン・ビーム
44’ 平行イオン(・ビーム)
44” 平行イオン・ビームとガスの組合せ
51 第1コリメータ
52 第2コリメータ
53 第3コリメータ
60 遮蔽板
62 遮蔽板内の開口
66 第2遮蔽板
68 第2開口
70 ミリングされたMOSFETの表面
75’ 磁石
80 ガス源
85 ガス
90 温度制御された回転/傾斜ステージ
100 処理チャンバ

Claims (14)

  1. 半導体デバイスの裏面の処理方法であって、
    回転および傾斜用ステージを有する処理チャンバを準備するステップと、
    基板層を裏面に有する半導体デバイスを準備するステップであって、前記半導体デバイスは前記裏面を上にした配置において前記基板層の上に絶縁体層を有し、前記絶縁体層は内部に前記半導体デバイスを構成する複数の構造体を含むステップと、
    前記処理チャンバ内の前記回転および傾斜用ステージ上に前記半導体デバイスを、前記裏面を上にして載置するステップと、
    前記処理チャンバ内で前記半導体デバイスの前記裏面の前記基板層内に延びる凹部を形成するステップと、
    前記処理チャンバ内で100eV乃至650eVの範囲のエネルギーを有する平行イオンプラズマを発生させるステップと、
    前記処理チャンバ内で、前記平行イオンプラズマと前記半導体デバイスの間に開口を有する遮蔽板を設けるステップと、
    前記平行イオンプラズマを、前記処理チャンバ内の前記遮蔽板の前記開口を通過させることによって、前記凹部に集束させるステップと、
    前記半導体デバイスの前記凹部を、集束された前記平行イオンプラズマと接触させて、前記ステージ上で前記半導体デバイスを回転および傾斜させながら、後の処理ステップのために前記凹部の残留基板層および前記絶縁体層を均一に除去し、前記複数の構造体のうちの選択された構造体を露出させるステップとを含む、処理方法。
  2. 前記凹部を形成する前に前記半導体デバイスの前記裏面を薄くするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数の構造体が複数の相異なる材料の構造体を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記相異なる材料が、タングステン、窒化タンタル、窒化シリコン、ドープされたシリコン、埋め込み酸化膜、浅いトレンチ絶縁体膜、高密度プラズマ堆積酸化膜、高密度プラズマ堆積窒化膜、CVDテトラオルソシリケート膜およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記複数の構造体のうちの選択された構造体が非平面である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記凹部が、前記基板層の元厚の30%乃至80%の範囲の深さまで前記基板層内に延びる、請求項1に記載の方法。
  7. 前記回転および傾斜用ステージが、−30℃乃至150℃の範囲の温度に制御される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記後の処理ステップが、前記選択された構造体の電気的特徴付けまたは物理的解析を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記処理チャンバ内で前記平行イオンプラズマを発生させる前記ステップが、
    前記処理チャンバ内にイオン源を設けるステップと、
    前記処理チャンバ内に第1コリメータおよび第2コリメータを設けるステップと、
    前記イオン源からイオンプラズマを発生させるステップと、
    前記イオンプラズマを前記第1および第2コリメータを通過させて、前記平行イオンプラズマを発生させるステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記イオン源が、アルゴン、ヘリウム、ネオン、およびキセノンからなる群から選択される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記平行イオンプラズマを発生させるために処理チャンバ内に第3のコリメータを設けるステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  12. 前記イオンプラズマを、前記第1および第2コリメータを通過させる前に、制御するための磁石をさらに含む、請求項9に記載の方法。
  13. 前記凹部の内部のみで前記半導体デバイスに化学反応併用イオンエッチングを行うために前記平行イオンプラズマにガスを混合されるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記平行イオンプラズマを、8°乃至24°の範囲の入射角で前記凹部の内部のみに接触させる、請求項1に記載の方法。
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