JP4497300B2 - インク流路を形成する可撓性帯状部材の保持装置および記録装置 - Google Patents

インク流路を形成する可撓性帯状部材の保持装置および記録装置 Download PDF

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本発明は、主走査方向に往復駆動されるキャリッジに設けられたインクジェット記録ヘッドと、前記キャリッジから独立して設けられるインクカートリッジと、前記インクジェット記録ヘッドと前記インクカートリッジとを連通する為のインク流路が形成された可撓性帯状部材と、を備えた記録装置において、前記可撓性帯状部材を前記キャリッジに保持する可撓性帯状部材の保持装置およびこれを備えた記録装置に関する
記録装置或いは液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタがある。インクジェットプリンタは、インクジェット記録ヘッドをキャリッジに備え、当該キャリッジは主走査方向に延びるガイド手段(例えば、ガイド軸)に案内されながら主走査方向に往復駆動される。
ここで、キャリッジには、インクカートリッジを搭載するものと、インクカートリッジを搭載しないものとがある。インクカートリッジを搭載するものは、インクカートリッジを搭載した状態で主走査方向に往復動し、キャリッジ内部で、インクジェット記録ヘッドへとインクを供給する。インクカートリッジを搭載しないものは、インクカートリッジがキャリッジから独立してインクジェットプリンタの本体(基体)側に設けられ、インクカートリッジとインクジェット記録ヘッドとは、インク供給用のチューブによって連通される。従って、インク供給用チューブは、キャリッジの動作に追従して変形可能な様に可撓性(弾性)を有するものが用いられる(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−226084号公報
ところで、上述した従来技術の様に複数本のインク供給用チューブを用い、当該複数本のインク供給用チューブを束ねる構成を採用せず、可撓性を有する帯状部材に複数のインク流路を形成してこれを用いる構成を採用することも可能である。しかし、この様な構成の場合、可撓性帯状部材は一方向(平面方向)にのみ可撓性を有することから、キャリッジから延出する可撓性帯状部材の引き回しが困難となり易く、特に、可撓性帯状部材がその平面を水平面に沿う様にしてキャリッジから延出する場合には、キャリッジの移動動作に追従する様に、その平面が垂直面に沿う様に姿勢を変換させる必要が生じ、これに伴って帯状部材をキャリッジに保持する為の構成が煩雑となり易く、コストアップを招く要因となる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その課題は、インクジェット記録ヘッドとインクカートリッジとを結ぶ複数のインク流路を可撓性帯状部材で形成する構成において、キャリッジから延出する前記可撓性帯状部材の引き回しおよび保持構成を構造簡単にして低コスト化を図り、更に、小さいスペースで前記可撓性帯状部材の引き回しを行える様にすることにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、主走査方向に往復駆動されるキャリッジに設けられたインクジェット記録ヘッドと、前記キャリッジから独立して設けられるインクカートリッジと、前記インクジェット記録ヘッドと前記インクカートリッジとを連通するインク流路が形成された可撓性帯状部材と、を備えた記録装置において、前記可撓性帯状部材を前記キャリッジに保持する可撓性帯状部材の保持装置であって、前記可撓性帯状部材に、平面視略コの字形の形状によって成された方向反転部が形成され、前記可撓性帯状部材を前記キャリッジから略水平姿勢で延出させるとともに、前記方向反転部をコの字形の形状の中央で折り曲げる様に屈曲させ、且つ、当該屈曲部から前記インクカートリッジへ延びる側を前記キャリッジへ延びる側と交差する様に屈曲させた状態を保持することにより、前記可撓性帯状部材の姿勢を水平姿勢から垂直姿勢に変換する姿勢変換部を有していることを特徴とする。
上記第1の態様によれば、インク流路が形成された可撓性帯状部材をキャリッジに保持する保持装置は、可撓性帯状部材をキャリッジから略水平姿勢で延出させるとともに、前記方向反転部をコの字形の形状の中央で折り曲げる様に屈曲させ、且つ、当該屈曲部からインクカートリッジへ延びる側をキャリッジへ延びる側と交差する様に屈曲させた状態を保持することにより、可撓性帯状部材の姿勢を水平姿勢から垂直姿勢に変換する姿勢変換部を有していることから、この様にコの字形の形状を折り曲げることによって簡単に可撓性帯状部材の姿勢を変換することができ、また、キャリッジから延出する可撓性帯状部材の引き回しおよび保持構成を構造簡単にして低コストに得ることができる。加えて、コの字形の形状を折り曲げることで姿勢変換可能であるので、姿勢変換の為に可撓性帯状部材を大きく取り回す必要がなく、小さいスペースにおいて可撓性帯状部材の姿勢変換を行うことが可能となる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記姿勢変換部が、前記可撓性帯状部材の屈曲部を収容するとともに前記インクカートリッジへ延びる方向を規制するホルダ部と、当該ホルダ部の開口を覆うとともに、前記可撓性帯状部材の屈曲形状を保持する凸形状を備えた蓋体とを備えて構成されていることを特徴とする。
上記第2の態様によれば、姿勢変換部が、可撓性帯状部材の屈曲部を収容するとともにインクカートリッジへ延びる方向を規制するホルダ部と、当該ホルダ部の開口を覆うとともに、可撓性帯状部材の屈曲形状を保持する凸形状を備えた蓋体とによって構成されているので、この様な簡単な構成によって可撓性帯状部材の姿勢変換および該変換部(屈曲部)の保持を行うことができる。
本発明の第3の態様は、上記第2の態様において、前記蓋体が前記ホルダ部にスナップ式に装着されることを特徴とする。
上記第3の態様によれば、前記蓋体が前記ホルダ部にスナップ式に装着されることから、可撓性帯状部材の引き回しおよび保持の際の作業性をより一層容易とすることができる。
本発明の第4の態様は、上記第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記可撓性帯状部材に、長手方向と直交する方向に突出する爪部が一体的に設けられ、当該爪部が前記可撓性帯状部材を略水平に保持する水平保持部に形成された係合穴に嵌入することによって前記可撓性帯状部材を略水平に保持することを特徴とする。
上記第4の態様によれば、可撓性帯状部材が爪部を有し、当該爪部が可撓性帯状部材を略水平に保持する水平保持部に形成された係合穴に前記爪部が嵌入することによって保持されることから、別途専用の構成部品を必要とせずに、可撓性帯状部材を前記水平部に安価に保持することができる。
本発明の第5の態様は、上記第4の態様において、前記記録装置の制御部と前記インクジェット記録ヘッドとを結ぶフレキシブルフラットケーブルを、前記可撓性帯状部材と前記水平保持部との間で挟持することを特徴とする。
上記第5の態様によれば、可撓性帯状部材とこれを水平に保持する水平保持部との間でフレキシブルフラットケーブル(以下「FFC」と言う)を挟持することから、FFCの保持部品を別途必要とせず、低コストにFFCを引き回し、そして保持することができる。
本発明の第6の態様は、上記第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記姿勢変換部が、前記可撓性帯状部材において前記垂直姿勢に変換された範囲に形成される湾曲部の数および湾曲方向を、前記キャリッジの動作に拘わらず一定とすることを特徴とする。
上記態様によれば、前記姿勢変換部が、前記可撓性帯状部材において前記垂直姿勢に変換された範囲に形成される湾曲部の数および湾曲方向を、前記キャリッジの動作に拘わらず一定とするので、前記可撓性帯状部材に局所的な繰り返し応力が形成されるような事態を回避することができ、前記可撓性帯状部材の機能低下や破損等を防止することができる。
本発明の第7の態様は、キャリッジに設けられた記録ヘッドと、前記キャリッジから独立して設けられるインクカートリッジと、前記記録ヘッドと前記インクカートリッジとを連通するインク流路が形成された可撓性帯状部材と、を備えた記録装置において、前記可撓性帯状部材を前記キャリッジに保持する可撓性帯状部材の保持装置であって、前記可撓性帯状部材を前記キャリッジから略水平姿勢で延出させ、且つ、前記可撓性帯状部材の姿勢を水平姿勢から垂直姿勢に変換する姿勢変換部を有していることを特徴とする。本態様によれば、キャリッジから延出する可撓性帯状部材の引き回しおよび保持構成を構造簡単にして低コストに得ることができる。
また本発明の第8の態様は、第1のまたは第7の態様において、前記姿勢変換部が、前記可撓性帯状部材の屈曲部を収容するホルダ部と、当該ホルダ部の開口を覆う蓋体と、を備えて構成されていることを特徴とする。本態様によれば、姿勢変換部が、ホルダ部と、当該ホルダ部の開口を覆う蓋体とによって構成されているので、この様な簡単な構成によって可撓性帯状部材の姿勢変換および該変換部(屈曲部)の保持を行うことができる。
また本発明の第9の態様は、第1、第7、第8の態様のいずれかにおいて、前記可撓性帯状部材に、長手方向と直交する方向に突出する爪部が設けられ、当該爪部が前記可撓性帯状部材を略水平に保持する水平保持部に形成された係合穴に嵌入していることを特徴とする。本態様によれば、別途専用の構成部品を必要とせずに、可撓性帯状部材を前記水平保持部に安価に保持することができる。
本発明の第10の態様は、キャリッジに設けられた記録ヘッドと、前記キャリッジから独立して設けられるインクカートリッジと、前記記録ヘッドと前記インクカートリッジとを連通するインク流路が形成された可撓性帯状部材と、を備えた記録装置であって、前記可撓性帯状部材が、上記第1から第の態様のいずれかに係る前記可撓性帯状部材の保持装置によって前記キャリッジに保持されていることを特徴とする。
上記第10の態様によれば、記録装置は上記第1から第の態様のいずれかに係る前記可撓性帯状部材の保持装置を備えているので、上述した第1から第の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第11の態様は、上記第10の態様において、前記垂直姿勢に変換されて前記姿勢変換部から延出する前記可撓性帯状部材及び前記フレキシブルフラットケーブルを、前記記録装置の基体側に保持する基体側保持装置を備え、前記可撓性帯状部材及び前記フレキシブルフラットケーブルが、前記可撓性帯状部材の保持装置及び前記基体側保持装置から、キャリッジ移動方向に対して同じ側に延出することで、前記可撓性帯状部材の保持装置と前記基体側保持装置との間で略U字形の形状を成していることを特徴とする。
本発明の第12の態様は、上記第11の態様において、前記可撓性帯状部材及び前記フレキシブルフラットケーブルが前記基体側保持装置から延出する際に、前記可撓性帯状部材と前記フレキシブルフラットケーブルとの間に、前記キャリッジの移動方向と交差する方向にクリアランスを形成することを特徴とする。本態様によれば、前記可撓性帯状部材と前記フレキシブルフラットケーブルとの間にクリアランスが形成される、つまり、両者が離間した状態となるので、前記キャリッジの移動動作に伴って前記可撓性帯状部材と前記フレキシブルフラットケーブルの湾曲状態がそれぞれ不均一に変化しても、両者が干渉せず、両者の干渉による不具合の発生を防止することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
先ず、図1乃至図8を参照しながら本発明に係る「記録装置」、「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の概略構成について説明する。ここで、図1はプリンタ1の外観斜視図、図2はプリンタ1の側断面概略図、図3はプリンタ1の装置本体の主要構成要素を示す斜視図、図4はリニアエンコーダを構成するリニアスケールの取付構造を示す図、図5および図6はインクカートリッジユニットのスライド動作を示す為の斜視図(ハウジング3を一部切り欠いた図)、図7はインクカートリッジ16からキャリッジ13へ至るインク流路を示す斜視図である。
図1に示す様に、プリンタ1はボックス形の形状を成し、大凡、ビデオテープレコーダー程の大きさに成されていて、テレビラック等へ収納された状態で使用されることを想定して構成されている。外観は図示する様にボックス形のハウジング3の前面にフロントカバー8が設けられて大略構成され、フロントカバー8は、手前側に向けて開いた状態(使用状態:図示せず)と図示する様に閉じた状態(非使用状態)とを回動自在に設けられ、開いた状態では、記録が行われた記録用紙の排出や、ディスクトレイ33(図2参照)の出し入れ動作が可能となる。フロントカバー8の下部には給紙トレイ30が着脱自在に設けられ、手前側に引き出して取り外すことにより、記録紙をセットすることができる。フロントカバー8の上方にはインクカートリッジユニット15(詳細は後述)が設けられ、ハウジング3とともにプリンタ1の上面を形成する。また、インクカートリッジユニット15には、複数のインクカートリッジ16(図3参照)がプリンタ1の幅方向に並列して着脱自在に設けられている。
続いて、図2を参照しながらプリンタ1の内部構成について概説する。プリンタ1は、上述した様に装置底部に給紙トレイ30を着脱自在に備えている。給紙トレイ30には複数枚の記録用紙Pが堆積状態にセット可能となっていて、その底部には、ホッパ31が設けられている。ホッパ31は揺動軸31aを中心に揺動可能に設けられ、図示しない駆動手段の駆動力を受けて揺動し、即ちセットされた記録用紙Pを下方から押し上げることにより、上部に設けられた給送ローラ28に記録用紙Pの束を圧接させる。
給送ローラ28は側面視略D形の形状を成し、外周は高摩擦部材(例えば、ゴム材)によって形成されている。記録用紙Pの給送時には給送ローラ28の円弧部分に圧接した最上位の記録用紙Pが、給送ローラ28の回転によって、下流側(図2の右側)へ給送される。また、給送ローラ28の下部には、給送ローラ28の円弧部分と圧接する摩擦分離手段(図示せず)が設けられていて、当該摩擦分離手段と給送ローラ28との間で記録用紙Pを挟圧することにより、給送されるべき最上位の記録用紙Pと、重送されようとする次位以降の記録用紙Pとを分離する。
給送ローラ28の下流側には搬送用モータ(図示せず)によって回転駆動される搬送駆動ローラ21と、該ローラに接して従動回転する搬送従動ローラ22とが設けられ、これらローラによって記録用紙Pをニップし且つ搬送駆動ローラ21が回転駆動されることにより、記録用紙Pが記録ヘッド14の下へ搬送される。
搬送駆動ローラ21の下流側には記録ヘッド14とプラテン20とが上下に対向する様に設けられ、搬送された記録用紙Pは、プラテン20によって下から支持された状態において、記録ヘッド14から「液体」としてのインク滴が吐出されることにより、記録が行われる。記録ヘッド14はキャリッジ13の底部に設けられているが、主走査方向に往復動する当該キャリッジ13にはインクカートリッジが搭載されておらず、キャリッジ13の主走査領域の上部に、上述した様に複数のインクカートリッジ16が、主走査方向に並列して着脱自在に配設されている。そして、後に詳説するインク流路を介してキャリッジ13に搭載された記録ヘッド14へとインクが供給される様になっている。
キャリッジ13は、主走査方向に延びる主キャリッジガイド軸11及び副キャリッジガイド軸12によって主走査方向にガイドされる。主キャリッジガイド軸11はキャリッジ13の後部を挿通し、副キャリッジガイド軸12はキャリッジ13の前部を下から支持して、これによって記録ヘッド14と記録用紙Pとの間の距離が規定される。ここで、キャリッジ13の主走査方向における位置は、リニアエンコーダによって検出する様に構成されている。リニアエンコーダは、主走査方向に長い符号板25(図3参照)と、符号板25において主走査方向に複数形成された透光部(図示せず)に対して発光する発光部(図示せず)および前記透光部を通過した光を受光する受光部(図示せず)を備えた検出部によって構成され、前記透光部を通過する光によって形成される立ち上がり信号と立ち下がり信号とを出力し、キャリッジ13の主走査方向における絶対位置を検出する。
ここで、符号板25は、図3に示す様に、プリンタ1の基体を構成するサイドフレーム右4とサイドフレーム左5との間に掛架され、サイドフレーム右4の側では、図4に示すテンション付与手段によってテンションが付与されている。図4(A)において、符号26は符号板25を取り付けるホルダ部材であり、図4(B)に示す様に符号板25に形成された穴25bによってホルダ部材26に形成されたフック26bに掛止する様になっている。ホルダ部材26は両側面に符号板25の長手方向に延びるリブ26a、26aを有し、サイドフレーム右4には、リブ26を案内するガイド溝4b、4bが形成されていて、これによってホルダ部材26は符号板25の長手方向にスライド可能となっている。また、サイドフレーム右4にはばね受け部4aが形成され、当該ばね受け部4aとホルダ部材26の間には圧縮ばね27が配設され、ホルダ部材26をサイドフレーム右4の外側に付勢している。従ってこの様なテンション付与手段により、符号板25にテンションが付与される。
続いて、図2に戻って記録ヘッド14の下流側には搬送用モータ(図示せず)によって回転駆動される排出駆動ローラ23と該ローラに接して従動回転する排出従動ローラ24とが設けられ、これらローラによって記録用紙Pをニップし且つ排出駆動ローラ23が回転駆動されることにより、記録用紙Pがプリンタ1外部へ排出される。
一方、DVD(Digital Versatile Disk)等に代表される光ディスクDをセット可能なディスクトレイ33は、給紙トレイ30の上方に配置されている。ディスクトレイ33の側端には図示しないラックが形成され、該ラックと噛合する図示しないピニオン歯車の回動により、ほぼ水平に真っ直ぐに移動できる様に構成されている。光ディスクDへの記録実行時には、上記移動手段によってトレイ先端が搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とにニップされるまで搬送された後、搬送駆動ローラ21の回転による駆動力を受けて、記録ヘッド14の下へ所定のピッチで搬送され、記録ヘッド14によって記録が実行される。
以上がプリンタ1の概略であり、以下、図5乃至図13を参照しながら、キャリッジ13(記録ヘッド14)とインクカートリッジ16との間を結ぶインク流路について詳説する。
先ず、インクカートリッジユニット(以下「ユニット」と略称する)15について図5乃至図7をもとに説明する。ここで、図5および図6はプリンタ1内部の斜視図、図7はユニット15およびインクカートリッジ16と、キャリッジ13に設けられた記録ヘッド14とを結ぶインク流路の斜視図である。
ユニット15は、図1を参照しながら説明した様にプリンタ1の前方側上部に設けられ、図5に示す様に、複数色毎に独立したインクカートリッジ16a乃至16f(以下適宜これらをまとめて「インクカートリッジ16」と言う)を、プリンタ1の幅方向に並列に備えている。
インクカートリッジ16は着脱自在に設けられ、交換時には、プリンタ1の後方側に向けて押し込むことで、ロック状態が解除されるとともに図示しない付勢手段の付勢力によって手前側に所定量進出する(飛び出す)様に構成されている。また、装着時には、前記付勢手段の付勢力に抗してプリンタ1の後方側に向けて押し込むことにより、ロック状態となるとともにインクカートリッジ16における図示を省略するインク供給口に、ユニット15において各インクカートリッジ毎に設けられた図示を省略する液体供給針が差し込まれた装着状態となる様に構成されている。尚、上述した様なプッシュオン式によりインクカートリッジ16の取り外し及び装着の双方を行う様に構成せず、取り外しの際にはプリンタ1の手前側に引き抜くことによりユニット15から外れ、装着時にはプリンタ1の後方側に向けて押し込むことで装着状態となる様に構成しても構わない。
ここで、図5に示す様に、ユニット15はキャリッジ13の主走査領域の上部に設けられているが、キャリッジ13の下部は記録用紙Pを搬送する用紙搬送経路となっているので、例えば、紙ジャム等が発生した場合に用紙を除去する等の、異常発生時の復旧作業が行い難い状態となっている。そこで、プリンタ1は、ユニット15(インクカートリッジ16)をキャリッジ13の主走査領域の上部から退避させる退避手段を備えている。
図5において符号17、18で示すつまみはユニット退避つまみであり、該ユニット退避つまみ17、18をプリンタ1の側方にスライドさせることにより、ユニット15の保持状態が解除されて、図5から図6への変化に示す様にユニット15が退避位置に退避する。そして、これにより、キャリッジ13の主走査領域の上部領域を確保することができ、用紙搬送経路に異常が発生した際の復旧作業を容易に行うことが可能となっている。
ところで、インクカートリッジ16はキャリッジ13に搭載されていないので、インクカートリッジ16と、キャリッジ13に設けられた記録ヘッド14とを結ぶインク流路は、キャリッジ13の主走査方向への往復動作と、ユニット15の退避位置と非退避位置との間のスライド動作とに対応する為に、変形容易に構成される必要がある。そこで、図7に示す様に、エラストマーから成る帯状部材36(符号36b、36cは帯状部材36の特定の経路部分を示している)に、各色毎に対応したインク流路を形成して、インクカートリッジ16とキャリッジ13(記録ヘッド14)とを結ぶインク流路が形成されている。従って、帯状部材36cは、ユニット15が退避位置へスライドしても符号36c’で示す様に変形し、また、帯状部材36bは、キャリッジ13が主走査方向へ往復動作しても符号36b’で示す様に変形することが可能となっている。
以上により、用紙搬送経路に異常が発生した場合でも、ユニット15を退避位置へ退避させることにより、復旧処理作業を容易に行うことが可能となっている。
続いて、帯状部材36について図8および図9をもとに詳説する。ここで、図8は帯状部材36の断面図、図9は帯状部材36の平面図である。
帯状部材36は、耐インク性を有する材料から成り、弾性(可撓性)を有し、本実施形態ではスチレン系エラストマー(例えば、SEPS:スチレンエチレンプロピレンスチレンブロック共重合)を用いているが、耐インク性を有するとともに弾性(可撓性)を発揮する材料であればどの様なものでも良く、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)やSBR(スチレンブタジエンゴム)等を用いることも可能である。
次に、帯状部材36には、複数のインク流路を形成すべく図8に示す様に複数の溝34a乃至34fが形成されており(図9(A)で示す破線は当該溝を示している)、当該溝が形成された面にはフィルム35が貼着され、これによってインク流路が形成されている。フィルム35は本実施形態においてはPP(ポリプロピレン)製を用いてこれを帯状部材36に熱溶着しているが、これについても、帯状部材36に貼着可能であり耐インク性を有するものであればどの様なものでも構わない。
そして、帯状部材36は、図9に示す様なループ形の形状に一体成形される。より詳しくは、端部50がインクカートリッジ16の側に、端部51がキャリッジ13の側に接続され、端部50から出発したインク流路は、平面視において略コの字形の形状を成す第1方向反転部39により、当該第1方向反転部39からインクカートリッジ16へ向かう経路部分36bとキャリッジ13へ向かう経路部分36aとが平行に延びる様に方向反転される。また、同様にこれに続くインク流路は、平面視において略コの字形の形状を成す第2方向反転部40により、当該第2方向反転部40からインクカートリッジ16へ向かう経路部分36cと、第2方向反転部40からキャリッジ13へ向かう経路部分36bとが平行に延びる様に方向反転される。
この様な形状によって一体的に形成された帯状部材36は、図3に示す2つの保持装置即ちキャリッジ側保持装置37および基体側保持装置38により、図7に示した様な取り回しが行われ、そして保持される。以下では先ず、帯状部材36をキャリッジ13(主走査方向に動く可動部としてのキャリッジ13)に保持するキャリッジ側保持装置37について図10および図11を参照しながら詳説する。ここで、図10はキャリッジ側保持装置37の分解斜視図、図11(A)はキャリッジ側保持装置37の斜視図、図11(B)は帯状部材36の屈曲部を収容する「姿勢変換部」としてのホルダ部42の斜視図である。
図3に示す様に、キャリッジ側保持装置37は、記録ヘッド14へインクを供給する帯状部材36をキャリッジ13に保持するとともに、平坦面が水平面に沿う姿勢(以下「水平姿勢」と言う)でキャリッジ13から延出する帯状部材36を、キャリッジ13の主走査方向への動作に追従して変形可能とする様に、平坦面が垂直面に沿う姿勢(以下「垂直姿勢」と言う)となる様に、その姿勢を変換する機能を果たす。
具体的には、図10においてキャリッジ側保持装置37は保持部材400と蓋体45とを備えて構成されている。保持部材400は、帯状部材36を水平姿勢に保持する水平保持部41と、帯状部材36を屈曲させた際の屈曲部を収容するとともにインクカートリッジ側へ延びる経路部分36bの延出方向を規制するホルダ部42とを有している。
帯状部材36をキャリッジ側保持装置37で保持するには、図10に示す様にキャリッジ13から水平姿勢で主走査方向と直交する方向に延出する帯状部材36を、符号Aで示す線即ち第1方向反転部39のコの字形状の中央で折り曲げる様に屈曲させ、且つ、当該屈曲部からインクカートリッジ16へ延びる経路部分36bを、キャリッジ13へ延びる経路部分36aと交差する様に屈曲させる。尚、図10に示す破線は、第1方向反転部39を屈曲させる前の状態を示すものであり、図11(B)において符号A、Bで示す屈曲部は、図10における折り曲げ線A、Bにそれぞれ対応している。
ホルダ部42は、図11(B)に示す様にこの様にして屈曲させた屈曲部を収容する箱形の形状を有していて、更に、インクカートリッジ16へ延びる経路部分36bの延出方向を規制すべく、帯状部材36を挟み入れる溝44を有している。また、ホルダ部42の開口を覆う蓋体45は、図10に示す様に上記屈曲部の屈曲形状を保持する為の凸部45aを有し、蓋体45をホルダ部42に取り付けることにより、図11(B)において符号Cで示す空間に凸部45aが嵌りこみ、これにより、上記屈曲形状が保持される。尚、蓋体45には穴45bが形成されていて、ホルダ部42に形成された掛止爪43が穴45bにスナップフィット式に掛止することによって、容易に取付可能となっている。
また、帯状部材36において第1方向反転部39の近傍には、図9に示す様に長手方向と直交する複数の爪部36dが帯状部材36に一体的に形成されていて、該爪部36dが、図11(B)に示す様に水平保持部41において爪部36dの位置に対応する様に形成された係合穴41aに嵌入する様にして掛止することで、第1方向反転部39からキャリッジ13へ延びる経路部分36aが、この様な簡単な構成で低コストに、水平姿勢に保持される。
ここで、図11(A)、(B)に示す様に、水平保持部41と帯状部材36との間に、記録ヘッド14とプリンタ1の制御部(図示せず)とを結ぶフレキシブルフラットケーブル(以下「FFC」と言う)32を挟持可能となっていて、これにより、FFC32の保持部品を別途設ける必要がなく、低コストにFFC32を引き回すことができ、且つ、省スペース化に資すことができる。
以上により、キャリッジ側保持装置37は、帯状部材36をキャリッジ13から水平姿勢で延出させるとともに、第1方向反転部39をコの字形の形状の中央で折り曲げる様に屈曲させ、且つ、当該屈曲部からインクカートリッジ16へ延びる経路部分36bをキャリッジ13へ延びる経路部分36aと交差する様に屈曲させた状態を保持することにより、帯状部材36の姿勢を水平姿勢から垂直姿勢に変換する「姿勢変換部」としてのホルダ部42を有していることから、この様にコの字形の形状を折り曲げることによって簡単に帯状部材36の姿勢を変換することができ、キャリッジ13から延出する帯状部材36の引き回しおよび保持構成を簡易にすることができる。加えて、コの字形の形状を折り曲げることで姿勢変換可能であるので、姿勢変換の為に帯状部材36を大きく取り回す必要がなく、小さいスペースにおいて帯状部材36の姿勢変換を行うことが可能となっている。
続いて、帯状部材36をプリンタ1の装置本体側(基体側)に保持する基体側保持装置38について図12および図13を参照しながら詳説する。ここで、図12および図13は基体側保持装置38の斜視図である。
図12(A)に示す様に、基体側保持装置38は、帯状部材36を装置本体の基体を構成する後部フレーム6に保持するとともに、キャリッジ側保持装置37から垂直姿勢で延出する帯状部材36(符号36bで示す経路部分)を、主走査方向と直交する方向にスライドするユニット15のスライド動作に追従させる為に水平姿勢(符号36cで示す経路部分)に変換する機能を果たす。
具体的には、基体側保持装置38は後部フレーム6に取り付けられる保持部材47を備えて構成されている。保持部材47は、帯状部材36を垂直姿勢に保持する垂直保持部47aと、帯状部材36を湾曲させた際に湾曲部を収容するとともにインクカートリッジ側へ延びる経路部分の延出方向を変換する、略箱形の形状を有する収容部48とを有している。
帯状部材36を基体側保持装置38で保持するためには、図13に示す様に、先ず第2方向反転部40を、符号C、D、Eで示す線で折り曲げる様にして湾曲させる。即ち、インクカートリッジ16へ向かう経路部分36cと、キャリッジ13へ向かう経路部分(符号36b’で示す部分)とが平行に延びた状態を維持しながら矢印Aで示す方向に湾曲させる。この状態では、キャリッジ13へ向かう経路部分は、破線および符号36b’’で示す様になる。尚この状態では、帯状部材36は弾性を有しているので、折れ線C、D、Eで完全に折れ曲がる様には屈曲せず、緩やかに湾曲した状態となる。
この状態で、湾曲部を収容部48に収容し、そしてキャリッジ13へ向かう経路部分36b’’を符号Fで示す線で折り曲げる様にして湾曲させる。即ち、経路部分36b’’を符号Bで示す方向に折り曲げる様にすると、図13の実線で示す様になる。即ち、キャリッジ13へ延びる経路部分36bが垂直姿勢で収容部48へ入り、そして収容部48内で姿勢変換され、インクカートリッジ16へ延びる経路部分36cが水平姿勢となる。尚、図13で示す破線は、第2方向反転部40を湾曲させる前の状態を示すものであり、符号C、Dで示す湾曲部は、折り曲げ線C,Dにそれぞれ対応している。
ここで、収容部48の内部では、帯状部材36の自己復帰習性により、湾曲部分が開こうとするので、湾曲部分が収容部48の内部に圧接し、これによって、湾曲部分が収容部48内に保持される。従ってこれにより、帯状部材36を保持するに際して多くの構成要素を必要とせず、少ない構成要素によって低コストに帯状部材36を保持することができる。また、収容部48において帯状部材36の姿勢を垂直姿勢から水平姿勢に変化させることもできるので、帯状部材36の取り回しに大きな空間を必要とせず、省スペース化に資すことができる。加えて、収容部48内部には図12(B)で示す様に爪部48aが形成されている。従って、爪部48aが帯状部材36の湾曲部を係止させることにより、帯状部材36の自己復帰習性による保持力を補助してより確実に前記湾曲部を収容部48内に保持することができる。
続いて、図14乃至図18を参照しながら、姿勢変換部の他の実施形態について説明する。ここで、図14は上述した蓋体45及びホルダ部42が適用された場合におけるキャリッジ13の主走査領域の平面図、図15(A)、(B)は、それぞれ上記蓋体45の他の実施形態である、蓋体145及び蓋体245の斜視図、図16(A)は蓋体145が適用された他の実施形態に係る姿勢変換部の平面図、図16(B)は同斜視図、図17(A)は蓋体245が適用された他の実施形態に係る姿勢変換部の平面図、図17(B)は同斜視図、図18は蓋体145或いは蓋体245が適用されたキャリッジ側保持装置37’の場合におけるキャリッジ主走査領域の平面図である。
尚、図14及び図18では説明の便宜上、主走査方向への移動動作によって主走査領域の右端部或いは左端部に位置することとなるキャリッジ13を、1つの図に描いている。
図14に示す様に、既に説明した蓋体45及びホルダ部42が適用された場合には、ホルダ部42からキャリッジ13の移動方向(図14では左側)に延出する帯状部材36の経路部分36bは、キャリッジ13からやや離れる方向(図14の上方向)に向く様に、その延出方向が規制される様になっている。これは、この様にすることによって、経路部分36bの極端な膨らみ(図14の下方向への膨らみ)を防止して、経路部分36bがプリンタ1内部の別の構成要素と接触することを防止する為である。
ここで、この様に構成することで経路部分36bには、キャリッジ13がホームポジション側(図14の右側)にあるときに、符号Cで示す湾曲部が形成される。一方、キャリッジ13がホームポジションとは反対側(図14の左側)に移動すると、当該符号Cで示す湾曲部は解消される。従ってキャリッジ13の主走査方向への往復動作によって、帯状部材36には、局所的に繰り返し応力が発生することになる。この様に局所的に繰り返し応力が発生すると、帯状部材36は図8を示しながら既に説明したようにフィルム35が貼着されて成されているので、前記繰り返し応力によって帯状部材36の破損(フィルム35の剥離)が発生してしまう虞がある。
図15に示す蓋体145或いは蓋体245は、この様な繰り返し応力の発生を防止する為のものである。
先ず、図15(A)に示す蓋体145は、突起145aと突起145bとの間で形成された溝145cに、図16に示す様に帯状部材36を嵌め入れることで、帯状部材36の経路部分36bの延出方向及び、ホルダ部42内部における帯状部材36の姿勢を規制する。尚、本実施形態においては、上述した蓋体45及びホルダ部42とは異なりホルダ部42ではなく蓋体145の側で、ホルダ部42内部における帯状部材36の姿勢を規制する。
この実施形態においては、符号C及びCで示す屈曲部を形成することで、経路部分36bを極力キャリッジ13から離れる側(図16(A)の上側)から延出させて、これによって経路部分36bの極端な膨らみを防止する様になっている。
そしてまたこの構成においては、経路部分36bは図16(A)に示すようにキャリッジ13に近接する方向(図の下方向)に僅かに向く様にその延出方向が規制される。するとこれにより、図18に示すようにキャリッジ13の動作に拘わらず、キャリッジ13が主走査領域のいずれの場所にあっても、垂直姿勢に変換された経路部分36bに形成される湾曲部の数及びその湾曲方向(図では符号Cで示す部分の1箇所のみ)を一定とすることができる。従ってこれにより、経路部分36bに局所的な繰り返し応力が発生せず、帯状部材36を構成するフィルム35の剥離を防止することができる。
次に、図15(B)に示す蓋体245は、上記蓋体145と同様に、突起245aと突起245bとの間で形成された溝245cに、図17に示す様に帯状部材36を嵌め入れることで、帯状部材36の経路部分36bの延出方向及び、ホルダ部42内部における帯状部材36の姿勢を規制する。この実施形態においては、これまでの実施形態とは異なり、第1方向反転部(符号139で示す)はL字形の形状を成しており(これまでの実施形態では、コの字形の形状:図9の符号39で示す第1方向反転部)、符号Cで示す屈曲部を形成することで、帯状部材36を延出させる。この実施形態では、第1方向反転部139がL字形の形状を成していることで、上述した実施形態の様にキャリッジ13の移動方向と直交する方向(図17の上下方向)に幅をとらずに帯状部材36を延出させることができ、これによって経路部分36bを極力キャリッジ13から離れる側(図17(A)の上側)から延出させて、経路部分36bの極端な膨らみを防止できる。
そしてこの構成においては、上述した蓋体145の場合と同様に、図17(A)に示すように経路部分36bはキャリッジ13に近接する方向(図の下方向)に僅かに向く様にその延出方向が規制される。従ってこの場合も同様に、図18に示すようにキャリッジ13の動作に拘わらず、キャリッジ13が主走査領域におけるいずれの場所にあっても、垂直姿勢に変換された経路部分36bに形成される湾曲部の数及びその湾曲方向(図では符号Cで示す部分の1箇所のみ)を一定とすることができる。従ってこれにより、経路部分36bに局所的な繰り返し応力が発生せず、帯状部材36の破損、即ち機能低下を防止することができる。
続いて、図19乃至図27を参照しながら、本実施形態に係るプリンタ1における、他の特徴的な構成について説明する。ここで、図19はキャリッジ主走査領域の平面図、図20は保持部材47の平面図である。また、図21はキャリッジ13を上方から視た斜視図、図22はキャリッジ13を下方から視た斜視図、図23(A)は接地部材52の正面図、図23(B)は接地部材52の側面図である。更に、図24はフロントカバー8の側断面図、図25はフロントカバー8の内部を示す斜視図、図26はユニット15の斜視図、図27はユニット15の平面図である。
先ず、図19及び図20を参照しながら、帯状部材36の経路部分36b及びFFC32を、プリンタ1の基体となる後部フレーム6に保持する保持部材47の、その他の特徴的な構成について説明する。帯状部材36の経路部分36b及びFFC32は、キャリッジ側保持装置37及び基体側保持装置38から、キャリッジ13の移動方向に対して同じ側(図14の左側)に延出することで、キャリッジ側保持装置38と基体側保持装置37との間で略U字形の形状を成すように引き回される。
この様な構成において、図19の符号47’に示す保持部材の様に、基体側保持装置38即ち保持部材47から延出する際に、帯状部材36とFFC32との間にクリアランスを形成しないと、帯状部材36とFFCとの間の経路差によって、図示する様にFFC32に帯状部材36から離れて湾曲する湾曲部が形成される(符号32a及び32a’で示す部分)。
より詳しくは、キャリッジ13が最も80桁側(図19の左側)に位置するときは、帯状部材36の経路部分36bに、FFC32がぴったりと密着した状態となっている。この状態からキャリッジ13が0桁側(図19の右側)に移動すると、経路部分36b及びFFC32は、例えば符号36b’及び32’で示す様な状態となる。ここで、キャリッジ13が最も80桁側に位置した状態から0桁側へ移動する際に、経路部分36bの湾曲部Cの曲率(曲率の変化の程度)と、FFC32の湾曲部Cの曲率(曲率の変化の程度)が一致しない場合に、FFC32の長さが僅かに余る(経路差が生じる)と、これによって符号32a’に示す様にFFC32には局所的な湾曲部32aが形成される。尚、経路部分36bの湾曲部Cの曲率(曲率の変化の程度)と、FFC32の湾曲部Cの曲率(曲率の変化の程度)が一致しない場合の例としては、例えば経路部分36bにおいてFFC32の密着面とは反対側の面に、剛性の高い材料(例えば、上述したフィルム35)が配置されている場合があり、この場合は、曲げの基準となるフィルム35と、FFC32との間に距離があることから、両者の曲率の変化の程度は一致しないことになる。
そして、キャリッジ13が更に0桁側に移動すると、これに従ってFFC32に形成される局所的な湾曲部は、符号32a’で示す様に更に顕著となる。そして、キャリッジ13が更に0桁側に移動すると、やがて局所的に形成された湾曲部32a’は湾曲部Cに吸収されて消滅するが、このとき(湾曲部32a’が直線状態となるとき)に、FFC32の湾曲状態が変化する耳障りな音(「パチン」音)が発生してしまう。キャリッジ13は記録動作中頻繁に主走査領域内を往復動作することから、記録動作中には、前記耳障りな音が定期的に発生し、ユーザに不快感を与えることになる。
そこでこの様な問題を解消する為に、保持部材47は、帯状部材36とFFC32を延出させる際に、図20に示すように帯状部材36とFFC32との間に、キャリッジ13の移動方向と交差する方向(図20の上下方向)にクリアランスGを形成する様に成されている。従ってこの様に帯状部材36とFFC32とを離すことにより、キャリッジ13の移動動作に伴って、帯状部材36とFFC32との間に経路長の差が生じても、これを吸収することができ、局所的な湾曲部が形成されるのを防止することができ、従って上記耳障りな音の発生を防止することができる。
次に、図21乃至図23を参照しながら、キャリッジ13の特徴的な構成について説明する。
図21に示すように、キャリッジ13の右側側壁には、切り欠き部(窓部)13aが形成されている。これは、キャリッジ13についての情報を表示する表示ラベル50を外部から視認可能とする為の切り欠き部であるが、この様に切り欠き部13aを形成することで、キャリッジ13の移動動作に伴ってインクミストがキャリッジ13内部に侵入する虞がある。キャリッジ13内部には、FFC32の電気的接点であるコネクタ51が配置されているので、インクミストが侵入することで、接触不良を招く虞がある。そこでこの様な不具合の発生を防止する為に、切り欠き部13aからのインクミストの侵入を防止する防止手段としてのプレート49が設けられていて、当該プレート49により、インクミストのキャリッジ13内部への侵入を防止している。
次に、キャリッジ13の組立時には、キャリッジ13内部に配設される記録ヘッド14と、帯状部材36とが予めアッセンブリされた上で、当該Assyがキャリッジ13本体に取り付けられる。ここで、帯状部材36はキャリッジ13内部で水平姿勢であるため、キャリッジ13内部で広く面積を占有し、図21では図示を省略するキャリッジ13上部を構成する部材の組み付け性が低下する。そこで、図21に示す様に帯状部材36にはねじ挿通穴36eを形成し、当該ねじ挿通穴36eによって、キャリッジ13の組立容易性を確保している。
次に、図22に示すようにキャリッジ13の底部には、記録ヘッド14と主キャリッジガイド軸11とを接続して記録ヘッド14の接地を行う接地部材52が設けられている。接地部材52は、図23に示す様にキャリッジ13の底部に固定される基部52aと、当該基部52aから立ち上がる支持部52c、52cと、主キャリッジガイド軸11と摺接する接触部52bと、基部52aから記録ヘッド14へ延びる舌片52dと、を備えて構成されている。ここで、接触部52bが主キャリッジガイド軸11に片当たりした状態(面接触ではなく点接触した状態)となると、接触(接地)不良を起こすとともに、不快な引っ掻き音が発生する虞がある。そこで、支持部52c、52cを、図示するようにキャリッジ13の移動方向(図23(A)の左右方向)に、接触部52bの幅寸法に対して充分な間隔を置いて、接触部52bに向けて立ち上がるように形成している。従ってこれにより、接触部52bは安定して支持されるので、キャリッジ13の移動動作に際して接触部52bが主キャリッジガイド軸11に片当たりした状態(面接触ではなく点接触した状態)となるようなことがなく、接触不良や異音の発生を防止できるようになっている。
次に、図24乃至図27を参照しながら、インクカートリッジ16及びユニット15に係る特徴的な構成について説明する。
先ず、図24及び図25に示すように、フロントカバー8の内側には、各インクカートリッジ16a〜16fに対応する位置に、インクカートリッジ16a〜16fに向かって突出するようなリブ53a〜53f(図24では符号57で示す)が形成されている。リブ53a〜53fは、図24(A)に示すようにインクカートリッジ16が正しく装着された状態では、インクカートリッジ16と干渉しないが、インクカートリッジ16が正しく装着されておらず、当該インクカートリッジ16が装置前方(図24では左側)に一定量突き出た状態では、図24(B)に示すようにインクカートリッジ16と干渉する。
ここで、フロントカバー8には磁石が設けられ、磁力によって閉じた状態(図1の状態)が保持される様に構成されているが、上述の様にインクカートリッジ16が装置前方に一定量突き出た状態では、リブ53a〜53fとインクカートリッジ16a〜16fが干渉することで、フロントカバー8がインクカートリッジ16から押し戻し力を受け、その結果フロントカバー8が閉まらず、装置手前側に倒れて完全に開いた状態、或いは、半開き状態(フロントカバー8の上部先端8bと、ユニット15との間に符号Cで示す間隔が形成される状態)となる。
一方、フロントカバー8には、フロントカバー8の開閉状態を検出するセンサ(図示せず)が設けられていて、インクカートリッジ16が正しく装着されていない為にフロントカバー8が完全に開いた状態或いは半開きの状態となると、これを検出することが可能となっている。
従ってこれにより、プリンタ1の制御部は、フロントカバー8の開閉状態によってインクカートリッジ16の装着状態に問題がある可能性を検知することができ、状況に応じた適切な制御を実行することができる。例えば、フロントカバー8の開状態を検出した際には、インクカートリッジ16に設けられ、インク残量等のインクに関する情報を保持するICチップ(図示せず)への書き込み制御を中止する様にすれば、前記ICチップに記憶された情報を常に正しい状態に保持することができる。また、インクカートリッジ16が正しく装着されていないにもかかわらず、記録動作(インク吐出動作)を実行する様な事態を防止することができ、つまりインクの空吐出を防止して適切な記録結果を得ることができる。
次に、図26及び図27に示すように、ユニット15の上面後方(図27では上方)の両端部には、接地部材54及び55が設けられている。接地部材54及び55は、ハウジング3の内部上面に設けられた図示しない接触部と接触することによって、ユニット15に搭載された電気回路の接地を行う部材であるとともに、ばね性を発揮する材料によって形成され、ハウジング3の内部上面に向けて突出する様に形成されている。従ってこれにより、ユニット15は装着状態においてがたつき無く、且つ左右に安定して保持される。つまり、ユニット15の接地手段と安定化手段(付勢手段)を兼ねているので、構造簡単にして且つ低コストに装置を構成することができる。
次に、図27に示すようにユニット15をガイドするガイド部材56及び57において、ガイド部材56の側には、ユニット15の開閉状態を検出するセンサ58が設けられている。即ち、ユニット15は、図5を参照しながら説明したようにユニット待避つまみ56、57を操作することによって、図5から図6への変化に示すようにキャリッジ13の主走査領域上部から待避することができる様になっていて、このようにキャリッジ13の上部領域を開放可能とすることで、紙ジャム等の異常発生時の復旧処理作業を容易にしている。しかし、この様な開放状態においてキャリッジ13が動作すると、紙ジャム状態がより一層顕著となったり、装置の破損を招く等の問題がある。そこで、センサ58によってユニット58の状態を検出することで、ユニット58の待避状態(図6の状態)においてキャリッジ13が動作しない様に制御することができ、上記問題の発生を防止することが可能となる。
本発明に係るプリンタの外観斜視図である。 本発明に係るプリンタの側断面概略図である。 本発明に係るプリンタの装置本体の斜視図である。 リニアスケールの取付構造を示す図である。 インクカートリッジユニットの斜視図である。 インクカートリッジユニットの斜視図である。 インク流路を示す斜視図である。 インク流路を形成する帯状部材の断面図である。 インク流路を形成する帯状部材の平面図である。 キャリッジ側保持装置の分解斜視図である。 ホルダ部の斜視図である。 基体側保持装置の斜視図である。 基体側保持装置の斜視図である。 キャリッジ主走査領域の平面図である。 他の実施形態に係る蓋体の斜視図である。 (A)は他の実施形態に係る姿勢変換部の平面図、(B)は同斜視図。 (A)は他の実施形態に係る姿勢変換部の平面図、(B)は同斜視図。 キャリッジ主走査領域の平面図である。 キャリッジ主走査領域の平面図である。 保持部材の平面図である。 キャリッジを上方から視た斜視図である。 キャリッジを下方から視た斜視図である。 (A)は接地部材の正面図、(B)は接地部材の側面図である。 フロントカバーの側断面図である。 フロントカバーの内部を示す斜視図である。 インクカートリッジホルダの斜視図である。 インクカートリッジホルダの平面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、3 ハウジング、4 サイドフレーム右、5 サイドフレーム左、6 後部フレーム、8 フロントカバー、11 主キャリッジガイド軸、12 副キャリッジガイド軸、13 キャリッジ、14 記録ヘッド、15 インクカートリッジユニット、16 インクカートリッジ、17、18 ユニット退避つまみ、20 プラテン、21 搬送駆動ローラ、22 搬送従動ローラ、23 排紙駆動ローラ、24 排紙従動ローラ、25 符号板、26 ホルダ部材、27 ばね、28 給紙ローラ、30 給紙カセット、31 ホッパ、32 フレキシブルフラットケーブル(FFC)、33 ディスクトレイ、34a〜34f インク流路、35 フィルム、36 可撓性帯状部材、37 キャリッジ側保持装置、38 基体側保持装置、400 保持部材、41 水平保持部、42 姿勢変換部、45 蓋体、45a 凸部、47 保持部材、48 収容室、49 プレート、51 コネクタ、52 接地部材、53(53a〜53f) リブ、54、55 接地部材、56、57 ガイド部材、58 センサ、D ディスク、P 記録用紙

Claims (13)

  1. 主走査方向に往復駆動されるキャリッジに設けられたインクジェット記録ヘッドと、
    前記キャリッジから独立して設けられるインクカートリッジと、
    前記インクジェット記録ヘッドと前記インクカートリッジとを連通するインク流路が形成された可撓性帯状部材と、を備えた記録装置において、前記可撓性帯状部材を前記キャリッジに保持する可撓性帯状部材の保持装置であって、
    前記可撓性帯状部材に、平面視略コの字形の形状によって成された方向反転部が形成され、
    前記可撓性帯状部材を前記キャリッジから略水平姿勢で延出させるとともに、前記方向反転部をコの字形の形状の中央で折り曲げる様に屈曲させ、且つ、当該屈曲部から前記インクカートリッジへ延びる側を前記キャリッジへ延びる側と交差する様に屈曲させた状態を保持することにより、前記可撓性帯状部材の姿勢を水平姿勢から垂直姿勢に変換する姿勢変換部を有している、
    ことを特徴とする可撓性帯状部材の保持装置。
  2. 請求項1に記載の可撓性帯状部材の保持装置において、前記姿勢変換部が、前記可撓性帯状部材の屈曲部を収容するとともに前記インクカートリッジへ延びる方向を規制するホルダ部と、
    当該ホルダ部の開口を覆うとともに、前記可撓性帯状部材の屈曲形状を保持する凸形状を備えた蓋体と、
    を備えて構成されていることを特徴とする可撓性帯状部材の保持装置。
  3. 請求項2に記載の可撓性帯状部材の保持装置において、前記蓋体が前記ホルダ部にスナップ式に装着される、
    ことを特徴とする可撓性帯状部材の保持装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の可撓性帯状部材の保持装置において、前記可撓性帯状部材に、長手方向と直交する方向に突出する爪部が一体的に設けられ、
    当該爪部が前記可撓性帯状部材を略水平に保持する水平保持部に形成された係合穴に嵌入することによって前記可撓性帯状部材を略水平に保持する、
    ことを特徴とする可撓性帯状部材の保持装置。
  5. 請求項4に記載の可撓性帯状部材の保持装置において、前記記録装置の制御部と前記インクジェット記録ヘッドとを結ぶフレキシブルフラットケーブルを、前記可撓性帯状部材と前記水平保持部との間で挟持する、
    ことを特徴とする可撓性帯状部材の保持装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の可撓性帯状部材の保持装置において、前記姿勢変換部が、前記可撓性帯状部材において前記垂直姿勢に変換された範囲に形成される湾曲部の数および湾曲方向を、前記キャリッジの動作に拘わらず一定とする、
    ことを特徴とする可撓性帯状部材の保持装置。
  7. キャリッジに設けられた記録ヘッドと、
    前記キャリッジから独立して設けられるインクカートリッジと、
    前記記録ヘッドと前記インクカートリッジとを連通するインク流路が形成された可撓性帯状部材と、を備えた記録装置において、前記可撓性帯状部材を前記キャリッジに保持する可撓性帯状部材の保持装置であって、
    前記可撓性帯状部材に、平面視略コの字形の形状またはL字形の形状によって成された方向反転部が形成され、
    前記可撓性帯状部材を前記キャリッジから略水平姿勢で延出させるとともに、前記方向反転部を折り曲げる様に屈曲させた状態を保持することにより、前記可撓性帯状部材の姿勢を水平姿勢から垂直姿勢に変換する姿勢変換部を有している、
    ことを特徴とする可撓性帯状部材の保持装置。
  8. 請求項7に記載の可撓性帯状部材の保持装置において、前記方向反転部の屈曲が、前記インクカートリッジへ延びる側を前記キャリッジへ延びる側と交差する様に屈曲されて形成されている、
    ことを特徴とする可撓性帯状部材の保持装置。
  9. 請求項1、7、8のいずれか1項に記載の可撓性帯状部材の保持装置において、前記姿勢変換部が、前記可撓性帯状部材の屈曲部を収容するホルダ部と、
    当該ホルダ部の開口を覆う蓋体と、
    を備えて構成されていることを特徴とする可撓性帯状部材の保持装置。
  10. 請求項1、7、8、9、のいずれか1項に記載の可撓性帯状部材の保持装置において、前記可撓性帯状部材に、長手方向と直交する方向に突出する爪部が設けられ、
    当該爪部が、前記可撓性帯状部材を略水平に保持する水平保持部に形成された係合穴に嵌入していることを特徴とする可撓性帯状部材の保持装置。
  11. キャリッジに設けられた記録ヘッドと、
    前記キャリッジから独立して設けられるインクカートリッジと、
    前記記録ヘッドと前記インクカートリッジとを連通するインク流路が形成された可撓性帯状部材と、を備えた記録装置であって、
    前記可撓性帯状部材が、請求項1から10のいずれか1項に記載された前記可撓性帯状部材の保持装置によって前記キャリッジに保持されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  12. 請求項11に記載の記録装置において、前記垂直姿勢に変換されて前記姿勢変換部から延出する前記可撓性帯状部材及び前記フレキシブルフラットケーブルを、前記記録装置の基体側に保持する基体側保持装置を備え、
    前記可撓性帯状部材及び前記フレキシブルフラットケーブルが、前記可撓性帯状部材の保持装置及び前記基体側保持装置から、キャリッジ移動方向に対して同じ側に延出することで、前記可撓性帯状部材の保持装置と前記基体側保持装置との間で略U字形の形状を成している、
    ことを特徴とする記録装置。
  13. 請求項12に記載の記録装置において、前記可撓性帯状部材及び前記フレキシブルフラットケーブルが前記基体側保持装置から延出する際に、前記可撓性帯状部材と前記フレキシブルフラットケーブルとの間に、前記キャリッジの移動方向と交差する方向にクリアランスを形成する、
    ことを特徴とする記録装置。
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