JP4497283B2 - 電気化学表示装置およびその製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電気化学表示装置の要部の構成を表すものである。この電気化学表示装置は、アクティブマトリクス駆動により制御される金属の電気化学反応による析出および溶解を利用して画像表示を行うものであり、第1電極11を有する第1基板10と第2電極(共通電極)13を有する第2基板12とが対向配置された構成を有するものである。第1基板10と第2基板12との間は、第1基板10側から順に第1電解質層14A、多孔質性樹脂隔膜15および第2電解質層14Bを含む積層構造となっている。なお、第1電極11の上面を含む第1基板10および第2電極13の対向面と多孔質性樹脂隔膜15との間には間隙形成材16が散布されている。第1基板10は所謂駆動基板であり、各第1電極11に対応してスイッチング素子としてのTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)17が設けられている。なお、第1基板10と第2基板12との対向面の周縁領域は、封止樹脂18によって封止されている。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る電気化学表示装置の要部の構成を表すものである。この電気化学表示装置は、パッシブマトリクス駆動により制御される金属の電気化学反応による析出および溶解を利用して画像表示を行うものであり、第1電極11および第2電極12がそれぞれストライプ状に形成され、互いに交差していることを除き、基本構造および各構成要素の材料、更に製造工程などは第1の実施の形態と実質的に同じである。従って、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図11は、上述した多孔質性樹脂隔膜15を有し、且つ、電極間距離が50μmの表示装置を用いたときの測定結果を表したものであり、横軸は繰り返し動作のサイクル数を、縦軸は反射率/100をそれぞれ示す。反射率測定は、室温下で全画素一括に繰り返し白黒表示をさせて行った。
(比較例1)
一方、比較例として、図12には、多孔質性樹脂隔膜15を設置せず電極間距離が同一の50μmとなるようにした表示装置を用いて同一条件で測定を行った。
図13には、電極間距離を110μmに広げ、且つ同一の多孔質性樹脂隔膜15を備えた表示装置を用いた場合の結果を示した。他の条件に関しては、実施例1と同様にした。
(比較例2)
一方、図14には、電極間距離を110μmに広げ、多孔質性樹脂隔膜15を設置していない表示装置の場合の結果を示した。他の条件に関しては、実施例1と同様にした。
(比較例3)
更に、図15には、電極間距離を多孔質性樹脂隔膜15の膜厚と同一の30μmに設定した、当然ながら多孔質性樹脂隔膜15を設置していない本実施例の中で最も寿命のマージンが少ない場合の測定結果を示した。他の条件に関しては、実施例1と同様にした。
Claims (12)
- 第1電極を有する第1基板と、
前記第1基板側の第1電極に対向して第2電極を有する第2基板と、
前記第1基板と第2基板と間の対向領域全面に設けられたポリプロピレンからなる多孔質性樹脂隔膜と、
酸化還元反応により析出または溶解可能な析出溶解材料を含むと共に、前記多孔質性樹脂隔膜と前記第1基板および第2基板それぞれとの間に設けられた電解質層とを備え、
前記析出溶解材料の析出および溶解反応を利用して画像表示を行う
電気化学表示装置。 - 前記多孔質性樹脂隔膜の膜厚は、30μm以上60μm以下である
請求項1記載の電気化学表示装置。 - 前記多孔質性樹脂隔膜は、その両面が紫外線オゾン処理あるいはプラズマ処理が施されている
請求項1記載の電気化学表示装置。 - 前記第1電極と前記第2電極との間の電極間距離は、30μm以上120μm以下である
請求項1記載の電気化学表示装置。 - 前記第1基板と前記多孔質性樹脂隔膜との間、および、前記第2基板と前記多孔質性樹脂隔膜との間の少なくとも一方に電極間距離を保持するための複数の間隙形成材を有する 請求項1記載の電気化学表示装置。
- 前記第1基板および前記第2基板のいずれか一方の対向面に、前記第1電極および前記第2電極のいずれの電極とも独立した第3電極を備えている
請求項1記載の電気化学表示装置。 - 第1電極を有する第1基板と、前記第1基板側の第1電極に対向して第2電極を有する第2基板との間に電解質層を挟持した構造を有する電気化学表示装置の製造方法であって、
前記第1基板上に前記第1電極側から順に第1電解質層、ポリプロピレンからなる多孔質性樹脂隔膜および第2電解質層を含む積層構造を形成する工程
を含む電気化学表示装置の製造方法。 - 前記第1電極を有する第1基板上に第1電解質層、多孔質性樹脂隔膜および第2電解質層をこの順に形成したのち、前記第2電解質層上に第2電極を有する第2基板を貼り合わせる工程
請求項7記載の電気化学表示装置の製造方法。 - 前記第1基板上に電解質を塗布して第1電解質層を形成したのち、前記第1電解質層上に前記多孔質性樹脂隔膜を配設し、前記多孔質性樹脂隔膜上に電解質を塗布して第2電解質層を形成する
請求項8記載の電気化学表示装置の製造方法。 - 前記第1基板の第1電極上に間隙形成材を塗布し、前記第1電極と前記多孔質性樹脂隔膜との間に間隙形成材を介在させる工程と、
前記第2基板の第2電極上に間隙形成材を塗布し、前記第2電極と前記多孔質性樹脂隔膜との間に間隙形成材を介在させる工程と
を含む請求項9記載の電気化学表示装置の製造方法。 - 前記多孔質性樹脂隔膜を配設する前に、前記多孔質性樹脂隔膜の両面に紫外線オゾン処理あるいはプラズマ処理を施す工程
を含む請求項9記載の電気化学表示装置の製造方法。 - 前記第1基板と前記第2基板の各々の対向面に間隙形成材を塗布する工程と、
前記間隙形成材が塗布された第1基板と第2基板とを、前記多孔質性樹脂隔膜を挟持するように貼り合わせる工程と、
前記間隙形成材により前記第1基板および前記第2基板と前記多孔質性樹脂隔膜との間に形成された空間領域に電解質を注入し前記第1電解質層および第2電解質層を形成する工程と
を含む請求項7記載の電気化学表示装置の製造方法。
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