JP4494772B2 - 光学機器用オートフォーカス装置 - Google Patents

光学機器用オートフォーカス装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4494772B2
JP4494772B2 JP2003502558A JP2003502558A JP4494772B2 JP 4494772 B2 JP4494772 B2 JP 4494772B2 JP 2003502558 A JP2003502558 A JP 2003502558A JP 2003502558 A JP2003502558 A JP 2003502558A JP 4494772 B2 JP4494772 B2 JP 4494772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
measurement
light receiving
autofocus
aperture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003502558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004528605A (ja
Inventor
クザルネツキー ノルベルト
シェリュブル トーマス
マック ステファン
俊郎 黒沢
ハゲマン エッカード
Original Assignee
カール ツアイス エスエムエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カール ツアイス エスエムエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング filed Critical カール ツアイス エスエムエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Publication of JP2004528605A publication Critical patent/JP2004528605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4494772B2 publication Critical patent/JP4494772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/002Scanning microscopes
    • G02B21/0024Confocal scanning microscopes (CSOMs) or confocal "macroscopes"; Accessories which are not restricted to use with CSOMs, e.g. sample holders
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/002Scanning microscopes
    • G02B21/0024Confocal scanning microscopes (CSOMs) or confocal "macroscopes"; Accessories which are not restricted to use with CSOMs, e.g. sample holders
    • G02B21/0036Scanning details, e.g. scanning stages
    • G02B21/004Scanning details, e.g. scanning stages fixed arrays, e.g. switchable aperture arrays
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/002Scanning microscopes
    • G02B21/0024Confocal scanning microscopes (CSOMs) or confocal "macroscopes"; Accessories which are not restricted to use with CSOMs, e.g. sample holders
    • G02B21/0052Optical details of the image generation
    • G02B21/006Optical details of the image generation focusing arrangements; selection of the plane to be imaged
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/24Base structure
    • G02B21/241Devices for focusing
    • G02B21/245Devices for focusing using auxiliary sources, detectors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane

Description

本発明は光学機器用、特に顕微鏡用のオートフォーカス装置に関する。
オートフォーカス装置は、観察対象物または検査対象物を観察機器に対してできる限り正確なポジションに、特に観察機器の焦点に設定しなければならない場合に使用されている。一般に知られている多数のオートフォーカス装置では独自の照明光源が使用されているが、その場合、その光は対象物に向けられて、対象物との相互作用に基づき基準位置からの距離または偏差の測定のための評価対象にされる。基準位置からの距離または偏差が分かれば、位置の自動修正が行える。
US5248876 WO01/37025
現状技術からは、下記性能パラメータに関して本質的に異なる光学機器用オートフォーカス装置が公知である:
・光軸方向(以下z軸と称す)の分解能
・捕捉領域または作業領域の深度
・位置修正移動のための方向信号の生成可能性および
・達成可能な測定速度。
距離測定にしばしば利用される三角測量法は、確かに比較的大きな捕捉領域が可能であるが、しかしz軸方向の分解能に関しては約300nm程度に制限されるため、例えば半導体構成素子(ウェハ)の光学検査には適していない。この場合では捕捉領域数μmで約50nm程度の分解能を必要とするからである。
例えばCDプレーヤに使用されるオートフォーカス装置は、確かに同じく比較的大きな捕捉領域を持つ上に、高いz方向の分解能も維持できるが、しかしそれは測定表面が非常に良好な反射特性を有している場合だけであって、そうでない場合は特にz方向の分解能が大きく低下する。
上記オートフォーカス装置の場合では、通例レーザ光が検査対象物に向けられる。しかし光学機器メインシステムの波長スペクトルがオートフォーカスシステムの波長スペクトルと大きく異なれば、焦点合わせの際にシステム上の誤差が発生することになる。この誤差は、とりわけ検査対象物の素材特性およびミクロ構造、例えば表面コーティングに依存する。
上記の状況より、本発明では簡易構造でありながら高いフォーカシング精度および高いフォーカシング速度の達成できるオートフォーカス装置を製作することを基本課題に置いている。
この課題は、照明光が、結像光学系を通じて、結像光学系の光軸に対して垂直に、あるいはそうでなくても少なくともほぼ垂直な方向に移動する対象物に向けられているオートフォーカス装置の場合では、照明光源と結像光学系間の照明光路内に、対象物の移動方向と同様の方向に伸びている少なくとも1つの絞り開口部を持つ絞り装置を配置すること、測定光路内に、対象物の移動方向と符合する方向に並んでいる、別々に評価可能な個々の受光領域を持つ、対象物測定位置から来る測定光のための受光装置を配置すること、絞り開口部を照明光路の光軸に対して、あるいは並列受光領域を測定光路の光軸に対して0°<α<90°傾斜させること、それにより絞り開口部の像を受光領域に対して傾斜させることによって、およびその際、測定位置がフォーカスポジションか、その近くにあって、かつ受光領域における測定結果の逐次読出しを指示する同期制御装置が存在する場合には、特徴的な測定値が受光領域で計測されるように、受光装置と絞り開口部を相互調整下で位置設定することによって解決される。
ただし、受光領域(e)の読出し時間(t)における測定位置がポジション(p)で、受光領域(e)の読出し時間(t)における測定位置がポジション(p)であり、以下も同様とする。また、受光領域で読み出された測定値と保存されている設定目標値とを比較して、それより光学機器用の信号を生成する評価装置が配備されているものとする。
評価装置は、読み出された測定値と保存されている設定目標値間に差がある場合に、対象物に対して結像光学系の焦点面方向への移動を指示する調整装置の調整信号を生成させる目的で構成されているのが好ましい。
結像光学系は、光学機器に対して別な命令信号を発するための装置として、例えば撮像装置などに対する始動機能を持つ装置として構成することもできる。
絞り装置が照明光の光軸に対して傾斜しているため、あるいは受光装置が測定光の光軸に対して傾斜しているため、受光装置においては対象物の移動方向に符合した方向に展開する強度分布が得られるが、それは結像光学系に対する測定位置のポジションを特徴的に表わしている。
測定位置の移動軌道は、特定の仮想平面と交わるが、その仮想平面−光学系にミラーとして挿入された−の位置は、この仮想平面が絞り装置の特定領域と対応受光領域との光学的共役をもたらすこと、および移動測定位置がこの仮想平面に接触したときに、受光領域において特徴的な測定値が読み取れることを条件に決定される。
このように、本発明に基づくオートフォーカス装置によれば、ただ1つのスリット状開口部または配列個別絞りを用いて対象物の同一位置を複数回測定することが可能なので、焦点位置の判定にあたり複数情報が得られることになる。このような複数回測定は、検査対象物の表面が裂け目の多い構造である場合には特に有利である。
単一または複数の対象物を連続的に送り出す装置が、同期制御装置と連結配備されていれば有利になる。その場合、送り装置は結像光学系の光軸と直角を成していなければならない。
これ迄説明してきた本発明に基づく装置は、移動する対象物または測定箇所を焦点位置で測定した場合の測定値の掌握に特に適している。結像光学系と対象物を相対移動させる操作方式は、ここでは「動的」操作方式と言うことにする。その場合、対象物の動きは、例えば連続式またはステップ式の送り移動とすることができる。
それに対し、結像光学系とは相対的静止状態にある対象物の測定位置における像情報が得られる「静止」操作方式には、本発明に基づく装置のうち以下に説明するタイプが良く適している。
この種オートフォーカス装置の場合、照明光は結像光学系を通じて静止対象物の表面に向けられている。照明光源と結像光学系間の光路内には、主要方向Vの方に伸びている少なくとも1つの絞り開口部を持つ絞り装置が配備されている。測定位置から来る測定光に対しては、主要方向Vに対応する方向V’に並列した、別々に評価し得る受光領域を持つ受光装置が配備されている。
その他の特徴として、絞り開口部が、照明光路の光軸と、あるいは並列受光領域が、測定光路の光軸と0°<α<90°の角度を形成しているので、絞り装置の像は角度α分傾斜して受光領域に入るが、受光領域では、絞り開口部の部分領域が対応受光領域と共役関係にあるとき最大光度の測定光が当たることになる。光軸と対象物間の距離の変更に移動装置が備えられているほか、距離の変更中に測定光が受光領域において、予備設定した比較値に相当する測定値を生じさせた場合に、焦点位置到達に関する情報を発する評価装置が配備されている。
ここでも特徴的な測定値の読取りが可能なのは、−光学系にミラーとして挿入された−仮想平面により絞り装置の特定領域と対応受光領域との光学的共役がもたらされることでその位置が決定される仮想平面の中に測定位置が入っている場合である。
このようにして、測定位置がフォーカスポジションに達するまでは、結像光学系の焦点に対する選択測定箇所の相対的位置変更を指示することができる。
さらに、このオートフォーカス装置は、対象物表面と結像光学系との実距離がzのときに、強度最高値の測定光が当たる受光領域を、評価装置でまず求めるように構成することもできる。次にこの受光領域のポジションと、距離zが焦点距離に一致したときにのみ強度最高値の測定光が当たる予備設定受光領域のポジションとの差を求める。この差から移動行程に相当する調整量が得られる。
移動装置に、例えば電動装置が装備されていれば、強度最高値の測定光が予備設定受光領域に当たって焦点位置に達し、フォーカシングが完了するまで、調整量に基づき距離zの変更を指示することができる。
受光装置は、「動的」操作方式用オートフォーカス装置の場合でも、「静的」操作方式用オートフォーカス装置の場合でも、並置された多数の個別センサから成る並列受光器として構成することができる。ただし、それぞれの受光領域を個別センサに対応させる。この場合、並列受光器に縦方向に入射して、それに覆い被さる「照明光線」が生成されるように、絞り装置を構成して光路内に設置するのが有利であり、またそれは可能である。
本発明に基づく装置で機能上重要なのは、絞り開口部または受光装置と、それぞれが配置されている光路の光軸とで0°<α<90°の角度を形成することである。また、絞り装置も受光装置も双方共に光路に対して傾斜させることも考えられるが、しかしその場合では絞り装置の像に対しても、受光装置の像に対しても、離反傾斜角を予備設定する必要がある。
例えば、絞り開口部が照明光路の光軸に対して垂直方向に配置され、他方、並列受光器が測定光路の光軸とα=45°の角度を形成している構成が有効であると実証された。
絞り開口部は、例えばスリット状開口部として形成することができる。その場合、スリット状開口部の分割区分が各センサに割り当てられる。これに代わり、絞り開口部は並列した多数の個別孔を持つピンホール絞りとして形成することもできる。その場合、各センサに、例えば部分領域としての個別絞りが割り当てられる。
並列受光器としては、CCD配列を配備することができるが、その場合では、CCD配列におけるそれぞれ1つまたは複数のピクセルが個別センサまたは受光領域に対応している。
上で説明した実施態様のオートフォーカス装置を顕微鏡との関係で適用する場合、フォーカシング方向に関しては50nm程度の分解能が達成される。その場合、有効な信号の掌握範囲は数μm程度のレベルまで可能である。
特別な適用に合わせたオートフォーカス装置の実施態様例として、絞り装置には平行に並んだ複数のスリット状開口部または配列個別絞りを設けることができ、それによって、受光装置に達する複数の「照明光線」を生成させることが可能になる。この実施例では、受光装置には、それぞれ多数の並列個別センサを持つ、互いに平行に配列された複数の受光器を装備させることができる。その場合、評価用として、既述の通り、個別センサをスリット状開口部の部分領域または各個別絞りにそれぞれ割り当てることができる。
また、ポジション敏感な平面受光器形態の受光装置を構成して、平面受光器の部分面をそれぞれスリット状開口部または個別絞りの部分領域に光学観点から割り振ることも考えられる。
焦点位置の評価のために、測定した強度または明度に直接立ち帰ることも、それより例えば、強度分布の最大値を決定することのできる信号を求めることも原則として可能である。もちろん局部強度の代わりに、局部コントラスト値を測定して、後続加工の基礎におくことも考えられる。
本発明に基づくオートフォーカス装置は、例えばセパレート式光学システムとして、顕微鏡に装着することができる。なお、当オートフォーカス用光学システムと顕微鏡メインシステムとは別々の構成素子群として形成されている。
しかしそれとは違って、例えばオートフォーカス装置の絞りを照明光源と顕微鏡結像光学系間の照明光路内に、しかも照明フィールド絞りのほぼ辺縁領域に配置することによって、機能上重要な光学構成素子群を、オートフォーカス目的にも、顕微鏡光路用にも、共同利用することができ、より有利である。この場合は、照明光源および結像光学系が複数回利用されるので、それによりシステム構成素子の数を減らすことができ、とりわけコンパクトな構造形態が達成される。
照明光源を共同利用すれば、オートフォーカス装置を光学メインシステムと同じ波長領域で操作できるという別な利点もある。それにより、波長の違いを原因とするシステム誤差が回避され、その結果非常に高いフォーカシング精度が保証される。
図1の実施例では、例えばその構造が公知である顕微鏡内に統合されたオートフォーカス装置1が示されている。当顕微鏡はウェハの表面構造を検査するためのものである。もちろんこの種のオートフォーカス装置1を持つ顕微鏡は、同様の微細表面構造を有するその他対象物表面の検査にも利用できる。
オートフォーカス装置1は照明光源2を有しているが、それには、例えば可視スペクトル領域の光を発するセパレート光源または顕微鏡の照明光源が使用できる。
そのほか、同じく有利なことに、顕微鏡の結像光学系と同一物で、照明光源2の光がそれを通って対象物Oの測定位置Mに向けられている結像光学系3が配備されている。
ここで説明している実施例では、対象物Oは連続的に移動するので、測定位置Mは結像光学系3の光軸に対して絶えずそのポジションを変え、そのため時間の変動t、t、…tと共にポジションp、p…pも変化する。したがって、この種の方法は「動的」操作方式と称する。
対象物Oで反射した光は、結像光学系3に戻り、結像光学系3を通過した後、ビームスプリッタ5の光線分離層4により、配列受光器6の方へ転向される。光線分離または光線絞りの原理はそれ自体公知であり、したがってここで詳しく説明しない。
照明光源2とビームスプリッタ5間の光路内には、例えば、顕微鏡装置に属する照明フィールド絞り7が設置されるが、本発明では、その領域内に、スリット状開口部しか示されていないスリット絞り8が配置されている。本発明に基づくオートフォーカスの原理を分かりやすく図解するために、図1ではスリット絞り8は簡略化して同軸ポジションで描いてある。
オートフォーカス装置1が組み込まれている顕微鏡装置では、照明光路が許容できない程度まで妨害されることのないように、上例とは違って、スリット絞り8を照明フィールド7周辺部の偏心位置に設置した方がより有利である。
照明光源2から来た光の一部はスリット絞り8により、その中心が配列受光器6の配置方向と関係する「照明光線」を形成するが、それについては以下で詳しく説明する。
スリット絞り8のスリット状開口部と配列受光器6は、スリット状開口部によって生成された「照明光線」が、配列受光器6に垂直方向に到達するように、およびもし平面Eに対して傾斜したミラー面を対象物に代えて然るべく位置に設置した場合には、照明光線が配列受光器を少なくとも大部分は覆い隠すような位置関係になるように相互間で配置構成されている。例えば、多数の並列個別センサ、いわゆる「ピクセル」から成る配列受光器6は、スリット絞り8の像との関係では、これとの角度がα=45°を成すように傾斜させている。
さらに、スリット絞り8と配列受光器6は、測定位置Mの移動軌道がポジションpで、絞り装置の特定領域と対応受光領域との光学的共役をもたらす仮想平面と交わった場合に、対象物O表面から戻ってきた「照明光線」成分が最高の明度で配列受光器6受光領域eの中心に当たるように、あるいは受光領域eの中心で最大コントラストを持つ光構造を生成するように相互間で位置設定されている。
これは、測定位置Mが結像光学系3の焦点にあるか否かの判定基準に利用される。この場合、受光領域eは配列受光器6の複数のピクセルから、好ましくは単一ピクセルから形成することができる。
測定位置Mがポジションpにあれば、スリット絞り8の部分領域bからの光は比較的低明度で配列受光器6の受光領域eに当たるか、あるいはその位置において、受光領域eの場合に比べ低コントラストの光構造を生成する。
それは、配列受光器6が光線入射方向に対して傾斜しているので、受光領域eがフォーカスポジションから外れるからである。換言すれば、スリット絞り8の部分領域bは、焦点を外した状態で配列受光器6の受光領域e(例えば、配列受光器6の1ピクセル)に結像する。
同状況下では、スリット状開口部の部分領域bから来たポジションpの光についても同様で、配列受光器6の受光領域eで生成される光構造は、ポジションp、受光領域eの場合に比べて明度またはコントラストが劣っている。それは、配列受光器6が傾斜しているので部分領域bも焦点を外した状態で配列受光器6の受光領域eに結像するからである。
言い換えれば、配列受光器6はスリット絞り8に対して傾斜配置されているので、絞りの各部分領域について、この部分領域が配列受光器の対応受光領域と共役関係になる、結像装置光軸に対し垂直配置されている平面対象物のz方向位置が存在する。
スリット絞り8の部分領域b、bが、それぞれ配列受光器6の受光領域e、eへ焦点ズレ結像する際の違いは、図1から分かるように、部分領域bが焦点の外側に結像するのに対し、反対側の部分領域bは焦点の内側に結像するところにある。配列受光器6を逆方向に傾斜させることも同様に考えられるが、その場合では上の関係が逆になる。ここで言う焦点外側および焦点内側の概念は焦点ズレの意である。
つまり、スリット絞り8と配列受光器6は、スリット絞り8の部分領域b、b、bが、それぞれ配列受光器6の対応受光領域e、e、e上に結像するような関係に配置されている。ところがスリット絞り8が傾斜しているので、受光領域e、e、e間では測定位置Mまでの光路長が異なり、そのため、ただスリット絞りの部分領域b、b、bと配列受光器の受光領域e、e、eとが、それぞれ結像光学系3の焦点位置に関連する測定位置Mの軸方向ポジションの依存下で、光学上共役関係にあるという結果になる。この場合常に観察対象は、それぞれ対応の部分領域、受光領域および測定位置ポジションだけである。すなわち、評価は測定位置Mから来た光だけを対象とする。
なお、スリット絞り8のスリット幅は、配列受光器6のピクセルの大きさに少なくともほぼ一致しているので、列方向に垂直な方向に共焦点条件が生れる。その結果として、ピクセル毎に測定した光強度は、ポジションp、p、pに対応する受光領域e、e、e間の比較では、e、eにおいてはeよりも弱くなる。
部分領域b、b、bおよび受光領域e、e、eは、ただ説明のための例として選んだに過ぎないことを強く明言しておく。評価では、図2に描かれているように、配列受光器の全体を通して強度曲線を求めることができる。
以下では、検査対象物Oが移動すると想定する。
移動方向Rは、光軸に垂直な方向で、図1の図平面上にある、例えばX座標方向と一致しているものとする。対象物Oは、観察対象である測定位置Mを設置するための、例えば梯子型突出部を有している。
以下では、例えばポジションp、pおよびpを観察するが、それらは、対象物の移動時点t、tおよびtにおける測定位置Mである。
時点tにおける測定位置Mのポジションpは、スリット絞り8の部分領域bのポジションおよび配列受光器6の受光領域eのポジションに対応している。したがって、測定位置Mの当ポジションで反射した光は、配列受光器6の受光領域eに焦点外側の位置として焦点ズレ結像する。
対象物Oをさらにシフトさせると測定位置Mはポジションpに達する。そのとき、受光領域eと部分領域bは互いに共役関係にある。配列受光器6の受光領域eの個別センサは、測定光強度最高値の信号を発し、同時に、測定位置Mがフォーカスポジションにあることに関して情報を提供する。評価装置12により、ポジションpがフォーカスポジションとして割り当てられる。それは、受光領域eにおいてtの時点で最高値が測定されるからである。
x方向にさらにシフトさせると、測定位置Mはポジションpに達する。その場合、スリット絞り8の部分領域bは、配列受光器6の受光領域eに焦点の内側で焦点ズレ結像する。
ポジションp、pおよびpに対応するピクセルでの測定強度は、x方向での移動時に測定位置が到達するそれぞれのポジションに依存しており、図2に強度曲線として描いてある。
配列受光器6の各ピクセルに、したがってまた、その強度値にも測定位置Mのxポジションを割り当てることができる。その場合、xポジションは、上述の通り、それぞれ対をなすスリット絞り8および配列受光器6の部分領域b/e、b/e、b/eと相関関係にある。
図1には、例えば、対象物Oの設置されたテーブル(図には描かれていない)と連結する移動装置11の存在が示されている。
評価装置12とも移動装置11とも結合している同期制御装置13が、それぞれt、t、tの時点で、または測定位置Mがそれぞれp、p、pに来たときに、対応受光領域の測定値読出しを可能にしているので、評価装置12では測定位置の各ポジションにおける測定値の分類整理を行うことができる。
図2に示されたx軸方向の強度分布は、対象物Oが、測定位置Mの移動軌道を含む平面内にあるミラー面であれば、等級ファクタを除き、配列受光器6における傾斜方向に沿って生じる強度分布に対応する。
配列受光器のピクセルが典型的な大きさで約10μmおよび傾斜角がα=45°の場合、倍率約80倍で通常の大きさの中間像とすれば、対象物空間については強度曲線にして約5nmの軸方向走査となる。
上記実施例の説明では、スリット絞りのタイプとしてはただ1つのスリット状開口部を持つ絞り装置および受光装置のタイプとしては1列型受光器を基礎にした。
しかし図3に描かれているように、それとは違って、スリット絞り8として複数の並列スリット状開口部を持つ絞り装置の構成された実施態様も考えられる。それに合わせて、複数列配置された個別センサまたは平面分布個別センサを持つ受光装置、あるいはそれ自体が平面検出器として構成されている受光装置を利用することができる。
また絞り装置は、図4に示されているように、平面分布した多数の個別絞りから構成することもできる。その場合、各個別絞り9’は受光装置のピクセルに正確に合わせて配置することができる。それにより、オートフォーカス装置にとって非常に高い分解能が得られることになる。
最後に、本発明に基づくオートフォーカス装置のまた別な実施例として、特に「静的」操作方式における、すなわち対象物移動のない測定におけるオートフォーカスに適した装置について述べる。
図5に基づいて以下に説明するが、この実施例では、照明光源2から放射された照明光が、結像光学系3を通って静止対象物Oの表面に向けられており、その照明光源2と結像光学系3間の光路内にはスリット絞り8が設置されている。
そのほか、測定位置Mから来る測定光用として配列受光器6が設置されているが、これには、絞り開口部の伸長方向と一致する方向で並列する、別々に評価可能な受光領域e、e…eが配置されている。
並列受光領域e、e…eは測定光路の光軸A’と、例えば、α=45°の角度を形成していて、その場合、受光装置と絞り装置は、予備設定された受光領域eと対応スリット状開口部の部分領域bとが光学上共役関係になったときに、当該受光領域e上で測定光が最高の明度を発するように相互間で位置設定されている。
図にはない対象物固定台と結合する移動装値14は、光軸A方向における対象物Oの距離zの変更に用いられる。ここでも、最後に評価装置12が配備されている。それは、例えば、距離zの変更において測定光が選択受光領域eで明度最高の信号を誘起したときに、焦点位置到達についての情報を発信する。
移動装置14によるシフトで距離zが変化すれば、配列受光器6が傾斜していることから配列受光器6に沿って最大値の位置シフトが起きる。したがって、図2に描かれた曲線の最大値ポジションは、測定位置Mと結像光学系3との距離を測る尺度となる。
評価装置12では、まず第一に、対象物Oの表面から結像光学系3までの実距離をzとして、そのとき強度最高値の測定光が当たる受光領域(e、e…e)を求める。次に、そうして得られた受光領域e、e…eと、対象物表面が結像光学系3の焦点面にある場合にのみ、強度最高値の測定光が当たる予備設定受光領域eとの各ポジション間の差を求める。
続いて、評価装置12では、この差から調整量(S)が決定され、移動装値14の駆動部にアウトプットされる。この調整量(S)に依存して距離(z)の変更が指示されるが、それは強度最高値の測定光が予備設定した受光領域eに当たるまで、つまり対象物表面が焦点面に来るまで続けられる。
配列受光器6によって得られた信号と保存されている設定目標値との比較、その差の算出、比較結果の調整信号への変換および調整機能を持つ調整装置へのアウトプットを可能にする方法および装置は現状技術から公知であり、したがってここでは詳しくは説明しないことにする。
強度値から焦点位置を判定するに当たっては、「動的」操作方式の場合でも、「静的」操作方式の場合でも、測定強度をそのまま使用するのではなく、まずは別な比較値に形を変えることができる。例えば、強度値から、その最高値が測定ポジションの間に来ることもある補整曲線をまず算定することも可能である。
後者の場合、例えば1回の測定で検査対象物Oにおける異なった測定位置に対応する個々の受光領域e、eあるいはeの強度値を求めて、既述の通り後続操作に利用する。この測定位置が相互間で十分に接近していれば、多くの目的に満足できるオートフォーカス精度が達成される。この場合ではデータ収集に比較的少ない測定量しか必要としないので、配列受光器の代わりに、コスト的に有利な平面CCDマトリックス付き2次元受光器を使用することもできる。
図1および図5に基づく既述の両実施例では、配列受光器6は測定光路の光軸A’に対して傾斜した位置であるが、それに対しスリット絞り8は光軸Aに垂直に配置されている。別の実施例として、スリット絞り8も光軸Aに垂直な位置からずらして傾斜させることができる。さらに、スリット絞り8だけを光軸Aに対して傾斜させ、配列受光器6は光軸A’に対して傾斜させず垂直に配置させることも可能である。常に決定的な重要ファクタになるのは、受光領域が対応絞り開口部の像に対し傾斜していることである。
最後に挙げた例では、受光装置が顕微鏡の光学メインシステム用検出器としても使用できるという利点が得られる。その場合、スリット絞り8は、対象物Oの観察がオートフォーカス装置1またはスリット絞り8によって大きく妨害されることのないように、したがって、それが像フィールドのごく僅かな部分だけを占めるように、光路内に配置する。
変化形態のものも含め本発明に基づくオートフォーカス装置は、例えば、プロジェクタなど他の光学機器にも使用することができる。いずれの場合でも高いフォーカシング速度と共に高いフォーカシング精度が達成される。
特に「動的」操作方式、すなわち対象物の移動を伴う操作方式に適しているオートフォーカス装置の概要図 オートフォーカス装置の光軸に対して垂直方向に移動する測定位置の強度分布 複数のスリット状開口部を持つ絞り装置の模式図 複数列の配列個別絞りを持つ絞り装置の模式図 特に「静的」操作方式、すなわち対象物の移動のない操作方式に適しているオートフォーカス装置の概要図
符号の説明
1 オートフォーカス装置
2 照明光源
3 結像光学系
4 光線分離層
5 ビームスプリッタ
6 配列受光器
7 照明フィールド絞り
8 スリット絞り
11 移動装置
12 評価装置
13 同期制御装置
14 移動装値
M 測定位置
O 対象物

Claims (13)

  1. 照明光が、結像光学系(3)により結像光学系(3)の光軸(A)に対して少なくともほぼ垂直な方向(R)に移動する対象物(O)に向けられている照明光源(2)と、
    結像光学系(3)間の照明光路内に、対象物(O)の移動方向(R)と符合する方向(R’)に伸びている、少なくとも1つの絞り開口部を持つ絞り装置が配置され、
    測定光路内に、対象物(O)の移動方向(R)と符号する方向(R’’)に並置された、別々に評価可能な個別受光領域の装備された、対象物(O)の測定位置(M)から来る測定光用としての受光装置が配備され、
    絞り開口部が照明光路の光軸(A)に対し、または並列受光領域(e、e…e)が測定光路の光軸(A’)に対し、0°<α<90°の角度で傾斜しており、そのため絞り装置の像が受光領域(e、e…e)に対し角度α分傾斜して受光領域(e、e…e)に達するようになっていて、その場合、受光装置と絞り開口部は、測定位置(M)がフォーカスポジションまたはその近くに来たときに受光領域において特徴的な測定値が計測されるように、相互調整下で配置され、
    受光領域(e、e…e)における測定結果の逐次読出しを指示する同期制御装置(13)が配備されている、さらに
    受光領域(e、e…e)で読み出された測定値と保存されている設定目標値とを比較して、その値に差がある場合に、対象物を移動させる移動装置(R)に対して結像光学系(3)の焦点面へ向けて対象物(O)のシフトを指示する調整装置の調整信号を生成する評価装置(12)が配備されている、
    光学機器用、特に顕微鏡用のオートフォーカス装置。
  2. 測定位置(M)を含む1つまたは複数の対象物(O)を(R)の方向へ連続シフトさせるための同期制御装置(13)と連結している装置が装備されていることを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  3. 受光装置が、多数の並列個別センサから成る配列受光器(6)として構成されていて、その場合それぞれの受光領域(e、e…e)が個別センサに相当すること、および
    絞り装置の絞り開口部によって生成された「照明光線」が配列受光器(6)に縦方向に入射して、それに覆い被さる形になるように、絞り装置が光路内で配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のオートフォーカス装置。
  4. 絞り開口部が、照明光路の光軸(A)に対して垂直に、配列受光器(6)が、測定光路の光軸(A’)に対してα=45°の傾斜角で配置されていることを特徴とする請求項3に記載のオートフォーカス装置。
  5. 絞り開口部が、一列のスリット状開口部として形成されていて、スリット状開口部の分割区分された絞り領域(b、b…b)が、配列受光器(6)の各個別センサに割り当てられていることを特徴とする請求項4に記載のオートフォーカス装置。
  6. 絞り開口部が、並列する多数の個別絞りから成るピンホール絞りとして形成されていて、個別絞りの形態を取る絞り領域(b、b…b)が、配列受光器(6)の各個別センサに割り当てられていることを特徴とする請求項4に記載のオートフォーカス装置。
  7. 配列受光器(6)として配列CCDが配備されていて、その配列CCDの各ピクセルが個別センサに相当することを特徴とする請求項1から6のうちの1つに記載のオートフォーカス装置。
  8. 絞り装置が、平行に並んだ複数のスリット状開口部または列をなす個別絞りを有し、それにより受光装置に入射する複数の「照明光線」を生成すること、および受光装置が、それぞれ並列に並んだ多数の個別センサを持つ互いに平行に配置された複数の配列受光器を有していて、個別センサが、それぞれ1つずつ絞り領域に割り当てられていることを特徴とする請求項1から7のうちの1つに記載のオートフォーカス装置。
  9. 受光装置が、ポジション敏感な平面受光器として構成されていて、平面受光器の受光領域(e、e…e)が、それぞれ1つずつスリット状開口部の絞り領域(b、b…b)または個別ピンホール絞りに割り当てられていることを特徴とする請求項1から8のうちの1つに記載のオートフォーカス装置。
  10. 受光装置として連続測定式CCDカメラが配備されていることを特徴とする請求項1から9のうちの1つに記載のオートフォーカス装置。
  11. 強度測定値からコントラスト値を導き出すための評価装置(12)が構成されていて、コントラスト値が調整量(S)の算出基礎に置かれ、その場合コントラストの生成目的に複数の個別センサに対しそれぞれ1つずつピンホール絞りが割り当てられていることを特徴とする請求項1から10のうちの1つに記載のオートフォーカス装置。
  12. 絞り装置が、共焦点顕微鏡の光学メインシステムの照明光路内に設置されていること、受光装置が、共焦点顕微鏡における光電子センサの一部であること、および/またはオートフォーカス装置の照明光源が、同時に共焦点顕微鏡のメイン結像システム用照明光源でもあることを特徴とする請求項1から11のうちの1つに記載のオートフォーカス装置。
  13. 測定光路内で受光装置の前に拡大用または縮小用光学系が設置されていることを特徴とする請求項1から12のうちの1つに記載のオートフォーカス装置。
JP2003502558A 2001-06-05 2002-06-04 光学機器用オートフォーカス装置 Expired - Fee Related JP4494772B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10127284A DE10127284A1 (de) 2001-06-05 2001-06-05 Autofokussiereinrichtung für ein optisches Gerät
PCT/EP2002/006083 WO2002099501A1 (de) 2001-06-05 2002-06-04 Autofokussiereinrichtung für ein optisches gerät

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004528605A JP2004528605A (ja) 2004-09-16
JP4494772B2 true JP4494772B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=7687267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003502558A Expired - Fee Related JP4494772B2 (ja) 2001-06-05 2002-06-04 光学機器用オートフォーカス装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6825454B2 (ja)
EP (1) EP1393116B1 (ja)
JP (1) JP4494772B2 (ja)
AT (1) ATE314671T1 (ja)
DE (2) DE10127284A1 (ja)
WO (1) WO2002099501A1 (ja)

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10101624A1 (de) * 2001-01-16 2002-07-18 Zeiss Carl Jena Gmbh Anordnung zur Scharfeinstellung für Mikroskope
DE10217404A1 (de) * 2002-04-18 2003-11-06 Leica Microsystems Autofokusverfahren für ein Mikroskop und System zum Einstellen des Fokus für ein Mikroskop
DE10362244B4 (de) * 2003-04-29 2014-06-26 Carl Zeiss Microscopy Gmbh Verfahren zur Bestimmung der Fokusposition und der Verkippung der Fokusebene bei der Abbildung einer Probe
DE10319182B4 (de) 2003-04-29 2008-06-12 Carl Zeiss Jena Gmbh Verfahren und Anordnung zur Bestimmung der Fokusposition bei der Abbildung einer Probe
US7030351B2 (en) * 2003-11-24 2006-04-18 Mitutoyo Corporation Systems and methods for rapidly automatically focusing a machine vision inspection system
CN100478733C (zh) * 2004-06-17 2009-04-15 皇家飞利浦电子股份有限公司 光谱系统和用于确定所关心容积位置的方法
HUP0401802A2 (en) * 2004-09-02 2006-03-28 3D Histech Kft Focusing method object carriers on fast-moving digitalization and object carrier moving mechanics, focusing optic, optical distance-measuring instrument
DE102005022125A1 (de) * 2005-05-12 2006-11-16 Carl Zeiss Microlmaging Gmbh Lichtrastermikroskop mit Autofokusmechanismus
DE102005050338A1 (de) 2005-10-20 2007-05-03 Siemens Ag Verfahren zum Überprüfen eines Ventils
US7684048B2 (en) 2005-11-15 2010-03-23 Applied Materials Israel, Ltd. Scanning microscopy
US7297910B2 (en) * 2005-12-30 2007-11-20 General Electric Company System and method for utilizing an autofocus feature in an automated microscope
DE102006027836B4 (de) 2006-06-16 2020-02-20 Carl Zeiss Microscopy Gmbh Mikroskop mit Autofokuseinrichtung
DE102007017598A1 (de) * 2007-04-13 2008-10-16 Carl Zeiss Microimaging Gmbh Verfahren und Anordnung zum Positionieren eines Lichtblattes in der Fokusebene einer Detektionsoptik
US8059336B2 (en) * 2007-05-04 2011-11-15 Aperio Technologies, Inc. Rapid microscope scanner for volume image acquisition
DE102007055530A1 (de) * 2007-11-21 2009-05-28 Carl Zeiss Ag Laserstrahlbearbeitung
US9229209B2 (en) 2008-01-21 2016-01-05 Carl Zeiss Smt Gmbh Autofocus device and autofocusing method for an imaging device
DE102008005356B4 (de) * 2008-01-21 2017-01-26 Carl Zeiss Smt Gmbh Autofokusvorrichtung und Autofokussierverfahren für eine Abbildungsvorrichtung
DE102008005355B4 (de) * 2008-01-21 2016-10-06 Carl Zeiss Smt Gmbh Autofokusvorrichtung und Autofokussierverfahren für eine Abbildungsvorrichtung
DE102008015885A1 (de) * 2008-03-26 2009-10-01 Synentec Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Autofokussierung von optischen Geräten, insbesondere von Mikroskopen
EP2110696B1 (en) * 2008-04-15 2013-10-16 Sensovation AG Method and apparatus for autofocus
US8130904B2 (en) 2009-01-29 2012-03-06 The Invention Science Fund I, Llc Diagnostic delivery service
US8041008B2 (en) 2009-01-29 2011-10-18 The Invention Science Fund I, Llc Diagnostic delivery service
CA2755164C (en) * 2009-03-11 2014-02-25 Sensovation Ag Autofocus method and autofocus device
US8304704B2 (en) 2009-07-27 2012-11-06 Sensovation Ag Method and apparatus for autofocus using a light source pattern and means for masking the light source pattern
BR112012015931A2 (pt) 2009-12-30 2021-03-02 Koninklijke Philips Eletronics N.V. método para formar imagem microscopicamente de uma amostra com um escaner, microscópio de escaneamento para formação de imagem de uma amostra, uso de um sensor de disposição bidimensional e disposição para formação de imagem de um corte trasnversal oblíquio de uma amostra
GB201113071D0 (en) * 2011-07-29 2011-09-14 Ffei Ltd Method and apparatus for image scanning
DE102011082414A1 (de) * 2011-09-09 2013-03-14 Carl Zeiss Sms Gmbh Autofokuseinrichtung und Autofokussierverfahren für eine Abbildungsvorrichtung
DE102011086018A1 (de) 2011-11-09 2013-05-16 Carl Zeiss Ag Verfahren und Anordnung zur Autofokussierung eines Mikroskops
ES2953897T3 (es) 2012-05-02 2023-11-16 Leica Biosystems Imaging Inc Enfoque en tiempo real en imagenología de exploración lineal
DE102013103971A1 (de) 2013-04-19 2014-11-06 Sensovation Ag Verfahren zum Erzeugen eines aus mehreren Teilbildern zusammengesetzten Gesamtbilds eines Objekts
WO2015091300A1 (en) * 2013-12-16 2015-06-25 Koninklijke Philips N.V. Scanning imaging system with a novel imaging sensor with gaps for electronic circuitry
US10007102B2 (en) 2013-12-23 2018-06-26 Sakura Finetek U.S.A., Inc. Microscope with slide clamping assembly
NL2012874B1 (en) * 2014-05-23 2016-03-15 Delmic B V Method for positioning a focal plane of a light imaging device and apparatus arranged for applying said method.
CA3000053C (en) 2015-09-24 2023-07-04 Leica Biosystems Imaging, Inc. Real-time focusing in line scan imaging
CN108700411B (zh) * 2016-03-09 2023-04-21 浜松光子学株式会社 测定装置、观察装置、及测定方法
JP2018017970A (ja) 2016-07-29 2018-02-01 オリンパス株式会社 光シート顕微鏡、及び、光シート顕微鏡の制御方法
MA45841A (fr) 2016-08-05 2019-06-12 Saint Gobain Pare-brise composite comprenant un dispositif d'affichage
US11280803B2 (en) 2016-11-22 2022-03-22 Sakura Finetek U.S.A., Inc. Slide management system
GB201704770D0 (en) 2017-01-05 2017-05-10 Illumina Inc Predictive focus tracking apparatus and methods
JP6743788B2 (ja) 2017-09-14 2020-08-19 横河電機株式会社 変位センサ
US11356594B1 (en) 2019-08-29 2022-06-07 Kla Corporation Tilted slit confocal system configured for automated focus detection and tracking
US10895727B1 (en) 2019-10-19 2021-01-19 SequLITE Genomics US, Inc. Microscope for locating structures on the inner surface of a fluidic channel
DE102020120190A1 (de) * 2020-07-30 2022-02-03 Carl Zeiss Microscopy Gmbh Verfahren zum detektieren von emissionslicht, detektionsvorrichtung und laser-scanning-mikroskop

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0355510A (ja) * 1989-07-25 1991-03-11 Sumitomo Cement Co Ltd 共焦点型光学顕微鏡
JP2660613B2 (ja) * 1991-08-23 1997-10-08 富士写真フイルム株式会社 共焦点走査型顕微鏡
US5239170A (en) * 1991-10-23 1993-08-24 Karl Suss America, Incorporated Autofocus method and apparatus for imaging microscopy using a predetermined visual imaging feature
US5248876A (en) * 1992-04-21 1993-09-28 International Business Machines Corporation Tandem linear scanning confocal imaging system with focal volumes at different heights
JPH0787378A (ja) * 1993-09-09 1995-03-31 Topcon Corp 合焦検出装置
JPH0821961A (ja) * 1994-07-08 1996-01-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 顕微鏡の自動焦点装置
JPH0894938A (ja) * 1994-09-21 1996-04-12 Sony Corp 共焦点顕微鏡並びに光記録再生装置
IL111229A (en) * 1994-10-10 1998-06-15 Nova Measuring Instr Ltd Autofocusing microscope
JP3438855B2 (ja) * 1997-01-23 2003-08-18 横河電機株式会社 共焦点装置
JPH10227971A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Nikon Corp 焦点位置検出装置
DE19713362A1 (de) * 1997-03-29 1998-10-01 Zeiss Carl Jena Gmbh Konfokale mikroskopische Anordnung
JPH11118446A (ja) * 1997-10-14 1999-04-30 Takaoka Electric Mfg Co Ltd 2次元配列型共焦点光学装置
US6677565B1 (en) * 1998-08-18 2004-01-13 Veeco Tucson Inc. High speed autofocus and tilt for an optical imaging system
JP2000275027A (ja) * 1999-03-23 2000-10-06 Takaoka Electric Mfg Co Ltd スリット共焦点顕微鏡とそれを用いた表面形状計測装置
JP2000352661A (ja) * 1999-06-14 2000-12-19 Olympus Optical Co Ltd 合焦装置
AU2421101A (en) 1999-11-16 2001-05-30 Agilent Technologies Inc. Confocal imaging
JP3688185B2 (ja) * 2000-05-08 2005-08-24 株式会社東京精密 焦点検出装置及び自動焦点顕微鏡

Also Published As

Publication number Publication date
EP1393116A1 (de) 2004-03-03
US20040129858A1 (en) 2004-07-08
JP2004528605A (ja) 2004-09-16
EP1393116B1 (de) 2005-12-28
WO2002099501A1 (de) 2002-12-12
US6825454B2 (en) 2004-11-30
DE50205448D1 (de) 2006-02-02
ATE314671T1 (de) 2006-01-15
DE10127284A1 (de) 2002-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4494772B2 (ja) 光学機器用オートフォーカス装置
US6974938B1 (en) Microscope having a stable autofocusing apparatus
US9606071B2 (en) Defect inspection method and device using same
US6594006B1 (en) Method and array for detecting the position of a plane scanned with a laser scanner
US20040021936A1 (en) Microscope with and automatic focusing device
US6088083A (en) Optical image recording arrangement and method of using the same
US6879440B2 (en) Autofocus module and method for a microscope-based system
JPH11211439A (ja) 表面形状計測装置
JP2004509360A (ja) 共焦点オートフォーカシングのための配置構成
US6812446B2 (en) Autofocus module for microscope-based systems
CN102043352B (zh) 调焦调平检测装置
US20070041090A1 (en) Confocal laser scanning microscope
US6486964B2 (en) Measuring apparatus
US20030164440A1 (en) Autofocussing device for optical instruments
JPH10318718A (ja) 光学式高さ検出装置
JP2005070225A (ja) 表面画像投影装置及び表面画像投影方法
CN114719765A (zh) 用于半导体检验及计量的线扫描刀口高度传感器
JPS63131116A (ja) 共焦点顕微鏡
US6875972B2 (en) Autofocus module for microscope-based systems
JP2003241102A (ja) レーザ走査顕微鏡
JP2001318302A (ja) 焦点検出装置及び自動焦点顕微鏡
JP4603177B2 (ja) 走査型レーザ顕微鏡
US9958257B2 (en) Increasing dynamic range of a height sensor for inspection and metrology
JP2017009514A (ja) 突起検査装置及びバンプ検査装置
US9091525B2 (en) Method for focusing an object plane and optical assembly

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050608

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080408

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090817

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091013

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees