JP4493731B2 - セッコウボード生成物の製造方法 - Google Patents
セッコウボード生成物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4493731B2 JP4493731B2 JP52890498A JP52890498A JP4493731B2 JP 4493731 B2 JP4493731 B2 JP 4493731B2 JP 52890498 A JP52890498 A JP 52890498A JP 52890498 A JP52890498 A JP 52890498A JP 4493731 B2 JP4493731 B2 JP 4493731B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gypsum
- wax
- calcium sulfate
- slurry
- hemihydrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/14—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/20—Resistance against chemical, physical or biological attack
- C04B2111/27—Water resistance, i.e. waterproof or water-repellent materials
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は改善された複合材料に関し;特に、建築用生成物を作るのに特に有用な改善された耐水性を有する複合セッコウボード生成物に関する。特に、本発明は、ボード製造工程の間の、セッコウ及び木繊維へのワックス乳剤の添加により強化された耐水性を有する改善されたセッコウ/木繊維建築用ボードに関する。
【従来の技術】
セッコウ(硫酸カルシウム二水和物)の一定の特性は、工業及び建築用生成物;特にセッコウ壁ボードの製造用途用に、それをごく一般的なものとする。それは潤沢で一般的に高価ではない原材料であり、無水化及び再水和の工程を経て、有用な形状にキャストされ、成形され若しくは他の方法で形成されうる。それはまた、不燃であり、湿気にさらされた場合にも寸法は比較的安定している。しかしながら、それは比較的低い引っ張り強度と曲げ強度を有して、もろい、結晶性の材料であるため、その用途は一般に、非構造用、非荷重支持及び非衝撃吸収性の用途に限定される。
セッコウ壁ボードは;即ちプラスターボード若しくはドライウォールとしても知られるが、複数の紙カバーシートの間に挟み込まれた再水和セッコウ芯からなり、室内壁及び天井用途に広く使用されている。そのセッコウ芯のもろさと、くぎ及びねじの低い保持特性のため、それによる通常のドライウォールは重いつり下げ荷重を支持すること、若しくは大きな衝撃を吸収することはできない。
従って、セッコウプラスター及び建築用生成物の引っ張り、曲げ、くぎ及びねじの保持強度並びに耐衝撃性を改善するための手段は、長い間、そして今もなお、強く求められている。
また建築用生成物中で広く使用され、容易に入手できて供給可能なもう一つの材料は、特に木及び紙繊維形状のリグノセルロース材料である。例えば、材木に加えて、パーティクルボード、ファイバーボード、ウォーターボード、合板及び”ハード”ボード(高密度ファイバーボード)は建築産業で使用される加工リグノセルロース材料生成物の幾つかの形態である。かかる材料はセッコウに比べより高い引っ張り及び曲げ強度を有する。しかしながら、それらは一般に、コスト的により高く、耐燃焼性が劣り、湿気にさらされた場合に往々にして膨張又は反りを生じやすい。従って、セルロース材料から作られた建築用生成物の使用を制限する特性を改善するための提供可能な手段もまた望まれている。
セッコウとセルロース繊維、特に木繊維の好ましい特性を結合する以前の検討は非常に限定された成果しか挙げていない。セルロース繊維(若しくはその材料用の他の繊維)をセッコウプラスター及び/又はプラスターボード芯に添加する検討は、繊維とセッコウの間の有意な結合の達成が今までは不可能であったために、一般に殆ど若しくは全く強度の増大を生み出していない。米国特許第4,328,178号;第4,239,716号;第4、392,896号及び第4,645,548号は、再水和セッコウボード等に対して補強材として役立つように、スタッコ(硫酸カルシウム半水和物)のスラリー中に木繊維若しくは他の天然繊維が混合された最近の例を開示する。
米国特許第4,734,163号は、生の若しくはか焼されてないセッコウが細かく粉砕され、5−10%の紙パルプと湿潤混合される製法を開示する。マッシュは部分的な脱水をされ、ケークを形成し、圧力ロールにより水/固体比率が0.4以下になるまで更に脱水される。ケークはグリーンボードへと切断され、それらは角を落とし切断されたあと、二枚のスチール板の間に積み重ねられ、オートクレーブ中に入れられる。セッコウを硫酸カルシウムアルファ半水和物に変化させるためにオートクレーブ中の温度は約140℃まで上げられる。容器ボードの続く徐冷の間に、半水和物は二水和物(セッコウ)に戻るために再水和し、ボードの完全な状態を与える。ボードはその後乾燥され必要な仕上げがなされる。
Baigへの米国特許第5,320,677号は、合成生成物及び生成物を製造するための製造方法を開示し、その中でセッコウ粒子と木繊維との希釈スラリーは、セッコウを硫酸カルシウムアルファ半水和物に変化させるために加圧下で加熱される。木繊維は表面に細孔若しくは穴を有し、アルファ半水和物結晶は木繊維の穴及び細孔の内部、上及び周囲で生ずる。加熱されたスラリーはその後、好ましくは紙製造装置と同様の装置を用いて、濾過ケークを形成するために脱水され、半水和物をセッコウに再水和するのに十分なように冷却する前に、濾過ケークは望みの外形のボードへとプレスされる。プレスされた濾過ケークは冷却され、その半水和物は寸法的に安定な、強く有用な建築用ボードを形成するためにセッコウへと再水和される。そのボードはその後面取りされ乾燥される。特許第5,320,677号に開示された製造方法は、セッコウのか焼が木繊維の存在下で行なわれ、一方セッコウは希釈スラリーの形態にあり、そのためスラリーが繊維を液に浸し、溶解されたセッコウを繊維の穴の中に運び、か焼がその場で穴の中及び回りで針状硫酸カルシウムアルファ半水和物結晶を形成する点で、それ以前の方法と区別することができる。
普通のセッコウ壁ボード、セッコウタイル、セッコウブロック、セッコウキャスト等のこれら従来技術による生成物は、比較的に耐水性が低い。例えば、普通のセッコウ壁ボードが水に浸される場合、そのボードは素早くかなりの量の水を吸収し、その強度の大部分を損なってしまう。実際の試験は、セッコウボード芯材料からなる2”×4”の筒が約70°Fで水に浸された場合、その筒は40分間の浸漬後に36%の水吸収を示すことを実証している。セッコウ生成物の耐水性改善のために、多くの検討が過去になされてきた。これらの検討は、硫酸カルシウム半水和物スラリー中の金属石鹸、アスファルト、ワックス、樹脂他のような耐水性材料の組み込みを含んでいる。これらはまた、仕上げのされたセッコウ生成物を耐水性樹脂フィルム若しくはコーティングで被覆する検討を含んでいる。防水加工物質の添加によって一体加工された耐水セッコウに対する過去の検討の一の特定の例は、King及びCampへの特許第2,198,776号に開示される。これは、溶融材料のスラリーへのスプレーによる水性スラリー中へのパラフィン、ワックス、アスファルト等の組み込みを示す。
米国特許第2,432,963号は、ワックス1部当たり約1部から約10部のアスファルトの相対比を有する、パラフィンワックス等のワックスとアスファルトとの乳剤の、水性プラスタースラリーへの添加を開示する。アスファルトは常温でパラフィンワックス及び同様のワックスに対し比較的に不良な溶媒であるので、高温で形成された溶液は冷却によりアスファルト−ワックス表面に微小ワックス結晶を析出させる傾向があり、それによって著しい防水特性が得られる。
米国特許第2,526,537号は、かかるアスファルト−ワックス結合への硫酸カリウムの添加を開示する。米国特許第5,437,722号はまた、セッコウ成分との使用のためのパラフィンワックスベースの乳剤を開示する。
本発明の目的は、米国特許第5,320,677号に開示された生成物のタイプの強度と寸法的な安定性を有し、改善された耐水性を有するセッコウ−木繊維ボード生成物を提供することである。
本発明は、水性ワックス乳剤を硫酸カルシウム材料とホスト粒子の水性スラリーに加え、該乳剤は該スラリーが維持される条件下で安定であり;該ワックス含有スラリーを濾過ケークを形成するために、平らな多孔性の成形表面上へ通し;該多孔性表面を通して該濾過ケークから水の実質的な部分を除去し、ボードを形成し、更に水を除去するために該濾過ケークをプレスし;残りの遊離水を除去し、該ボードの芯が該ワックスを溶融するのに十分な温度に達するようにするために該ボードを乾燥する;ことからなる、セッコウボード生成物の製造方法を提供する。
本発明は、水性ワックス乳剤を硫酸カルシウム材料とホスト粒子の水性スラリーに加え、該スラリーは硫酸カルシウム半水和物結晶が維持される温度にある一方、該乳剤は硫酸カルシウム半水和物結晶が維持される条件下で安定であり;濾過ケークを形成するために、該濾過ケークの温度が、硫酸カルシウム半水和物が硫酸カルシウム二水和物へと素早く再水和する温度以下に低下する前に、該ワックス含有スラリーを平らな多孔性の成形表面上へ通し;該多孔性表面を通して該濾過ケークから水の実質的な部分を除去して、該濾過ケークを再水和が始まる温度まで冷却し、ボードを形成し、余分な水を除去するために該濾過ケークをプレスして、それによって該熱い粒子の回りの硫酸カルシウム半水和物結晶がその場で硫酸カルシウム二水和物結晶へと再水和し;残りの遊離水を除去し、該ボードの芯が該ワックスを溶融するのに十分な温度に達するようにするために該ボードを乾燥する;ことからなる、セッコウボード生成物の製造方法を更に提供する。
関連する目的は、ワックス乳剤が、木繊維等のより高い強度を有する別の物質を伴う硫酸カルシウム半水和物の加熱された水性スラリーに加えられ、ここで該加熱されたワックス含有スラリーは、セッコウボード生成物を提供するために加工される成形された濾過ケークを形成するために平坦な多孔性の成形表面上を通される、かかるセッコウ建築用生成物を製造する方法を提供することである。
本発明の特別な目的は、釘及びネジの引き抜きに対する耐性を含む均一に良好な強度をその広がりの範囲に渡って有し;寸法的に安定であり;より高い耐水性であって、即ち、水に晒された場合でもその強度を維持し;難燃性であり;実用的なコストで生成されうる;紙無しの壁ボードを提供することである。
主な目的は、本発明に従い、ワックス乳剤を、硫酸カルシウム半水和物とより強い材料のホスト粒子との加熱スラリーへ添加し、その加熱スラリーを半水和物がセッコウへと完全に再水和される前に、ボードを形成するように脱水されてプレスされる濾過ケークを形成するために多孔性の平坦な成形表面上を通すことにより実現される。主な目的は、本発明に従い、好ましくは、ワックス乳剤を、より強い材料からなるホスト粒子の穴の中及び回りに針状アルファ半水和物結晶を生成する条件下で既にか焼された粉砕セッコウの希釈スラリーに添加し、そのスラリーをワックス乳剤の最小限の喪失と共に脱水される濾過ケークを形成するために多孔性の平坦な成形表面を通すことにより実現される。濾過ケークは、半水和物が完全にセッコウへと再水和される前にボードを形成するためにプレスされ、その後ボードはボード中でワックスを溶融する条件下で乾燥される。ワックス乳剤の添加はボードの耐水性を改善するのみではなく、そのボードはその強度を維持し、そしてある場合においては、ワックスの添加は生成物の強度を改善することが見出されている。
ここで使用される用語”セッコウ”は、安定な二水和物状態にある硫酸カルシウム;即ち、CaSO4・2H2Oを意味し,天然発生の材料、合成により誘導された同等物、及び硫酸カルシウム半水和物(スタッコ)若しくは無水物の水和により形成された二水和物材料を含む。
ここで使用される用語”硫酸カルシウム材料”はその形態、すなわち硫酸カルシウム無水物、硫酸カルシウム半水和物、硫酸カルシウム二水和物及びそれらの混合物の何れかをとる硫酸カルシウムを意味する。
用語”ホスト粒子”は、セッコウ以外の物質からなる繊維、チップ若しくはフレーク等の巨視的粒子の何れかを含むように意味される。一般にスラリー液に不溶である該粒子は、スラリー溶剤によって入り込まれてその中で硫酸カルシウム結晶が形成されうる、凹み、ひび、裂け目、中空の中心部、若しくは他の表面欠陥の何れかの;その中に入りやすい穴もまた有する必要がある。より多く、より良く穴が分布されるほど、セッコウとホスト粒子との間の物理結合はより大きく、より形態的に安定になることは明白であり;かかる穴は粒子の相当な部分に存在することもまた望ましい。ホスト粒子の物質は、セッコウに欠けている望ましい特性、そして好ましくは、少なくともより高い引っ張り及び曲げ強度を有する必要がある。リグノ−セルロース繊維、特に木繊維は本発明の複合材料及び製法に特に良く適合するホスト粒子の一例である。従って、”ホスト粒子”として称される材料及び/又は粒子を限定する意図無しに、木繊維は、便宜上より広い意味の用語の代わりにこの後度々使用される。
ここで使用され、時折”GWF”と略称される、用語”セッコウ/木繊維”は、セッコウとホスト粒子,例えば木繊維との混合物を含むように意味されて、それはボードを生成するのに使用され、この時セッコウの少なくとも一部はホスト粒子の穴の中及び回りに配置された針状硫酸カルシウム二水和物結晶の形態にあり、この時二水和物結晶は該粒子の穴の中及び回りで針状硫酸カルシウム半水和物結晶の水和によりその場で形成される。GWFボードは好ましくは米国特許第5,320,677号の製造方法によって生成される。
ここで使用される用語”ワックス乳剤”は、一以上の界面活性剤の使用により乳化された一以上のワックスの水性乳剤を意味する。ワックス乳剤は、完成された生成物に耐水性を付与するように適合された一若しくは複数のワックスからなる必要がある。ワックスは生成物を作り上げるセッコウ及び木繊維に対して不活性である必要がある。ワックスは、か焼工程から硫酸カルシウムアルファ半水和物/木繊維スラリーが現れる温度及び圧力の条件下で、安定な乳剤の形態をとる必要がある。より重要なことは、ワックス乳剤が半水和物の結晶化を調整するのに使用される多様な添加物、又はセッコウの再水和が生じるように工程を調整するために使用される多様な促進剤若しくは抑制剤の存在下で安定である必要があることのみでなく、ワックス乳剤がそれら添加物の作用を妨害しない必要があることである。最も重要なことは、スラリーから除去される水に伴うワックスの喪失を避けるため、高い割合のワックスが、ほとんどの水を除去するようスラリーが脱水され濾過ケークが形成される工程の間に、セッコウ/木繊維粒子に粘着する必要があることである。ワックスの融点は、生成物の最終乾燥の間にボードによって到達される中心温度より低い必要がある。好ましい実施例において、第四級アミン等のカチオン性界面活性剤が、ワックス乳剤が熱スラリーに加えられる時にワックス乳剤中に含有される。
製造工程において、未か焼セッコウ及びホスト粒子は、その後セッコウをか焼してそれを硫酸カルシウムアルファ半水和物へと変えるために加圧下で加熱される希釈スラリーを形成するのに十分な液体と共に混合される。本発明の微細な機構は完全には理解されていないが、希釈スラリー溶剤はホスト粒子を浸し、溶解された硫酸カルシウムをその穴中に運ぶと解されている。半水和物はその結果、核になり、結晶、主に針状結晶をホスト粒子の穴の中及び回りでその場で形成する。結晶調整剤は必要な場合にスラリーに添加されうる。得られた複合物は硫酸カルシウム結晶と物理的に絡み合わされたホストである。この絡み合いは硫酸カルシウムとより強いホスト粒子との間の良好な結合を作るのみでなく、半水和物が続いて二水和物(セッコウ)へと再水和される時にホスト粒子からの硫酸カルシウムの拡散を防止する。
かかる複合物粒子の大部分は、最終硬化の前に、固められ、ボードにプレスされ、キャストされ、形をつけられ、成形され、若しくは望みの形状に他の方法で形成されうる物質の塊を形成する。最終硬化の後、複合材料は切断され、のみで削られ、のこぎりで切られ、ドリルで穴を開けられ、そして他の方法で機械にかけられうる。更に、それは、ホスト粒子の物質により付与された一定の強化(特に強度と丈夫さ)に加え、セッコウの望ましい耐燃焼性と寸法の安定性を示す。
本発明の好ましい実施例によれば、ホスト粒子は紙繊維である。本発明に従う複合セッコウ/木繊維材料の製造方法は(全固形分を基礎とする)約0.5重量%から約30重量%の間、好ましくは3重量%から20重量%の間の木繊維を、粉砕されているが、か焼されていないセッコウの各補足物と共に混合することにより始まる。乾燥混合物は、約70−95重量%の水を有する希釈スラリーを形成するのに十分な液体、好ましくは水と組み合わされる。スラリーは圧力容器中、セッコウを硫酸カルシウム半水和物に変えるのに十分な温度で加熱される。繊維のかたまりを壊し、全ての粒子が懸濁状態を維持するように、穏やかな攪拌若しくは混合によりスラリーを絶え間なく揺り動かすことが望ましい。半水和物が溶液から析出して針状の半水和物結晶を形成した後、スラリーがオートクレーブから出される時に生成物スラリー上の圧力は減じられ、ワックス乳剤が加えられ。まだ熱い間に、濾過ケークを形成し、可能な限り量の未結合水を除去するために、スラリーはヘッドボックスを通って、紙生成作業に使用されるタイプ等の連続するフェルト地のコンベヤ上へと出される。ワックス乳剤はスラリーに加えられる。スラリーが濾過ケークが形成されるフェルト地のコンベヤ上へとヘッドボックスを通過される前に、促進剤、抑制剤、重量減少フィラー他などの工程改良若しくは特性強化添加物と共に、ワックス乳剤はスラリーに加えられる。水のおよそ90%が、フェルト地のコンベヤにより濾過ケークから除去されうる。水除去に続いて、濾過ケークは再水和が始まる温度まで冷却される。しかしながら、温度を、許容可能な時間内に再水和を達成するのに十分なまでに低くするために、さらに追加の外部冷却を施す必要がある。
広範囲の再水和が起こる前に、濾過ケークは、好ましくは所望の厚さ及び/又は密度のボードへと湿潤プレスされる。ボードが特別な表面テクスチャー若しくはラミネート表面仕上げを付与される必要のあるものの場合、それは好ましくは製造工程のこの段階の間若しくはこれに続いて生じる。生成物の完全な状態を保持するために好ましくは圧力を徐々に増加しながらなされる湿潤プレスの間に二つのことが起きる。余分な水、例えば約50−60%の残留水は除去される。余分な水の除去に続いて、濾過ケークは更に、素早い再水和が起こる温度まで冷却される。硫酸カルシウム半水和物はセッコウへと水和し、針状硫酸カルシウム半水和物結晶は木繊維の中及び回りでその場でセッコウ結晶に変えられる。幾分かの再水和の後、必要ならば、ボードは切断され、面取りされえて、その後完全な水和の後、乾燥のために炉へと送られる。好ましくは、表面のセッコウを再か焼することを避けるように乾燥温度は十分低く、そして少なくとも簡単にボードの中心温度がワックスの融点を超えるようにするように十分高く維持される。
耐水性において最大限の改善を達成するために、スラリーが濾過ケークへと成形されて脱水される時間の温度と化学的環境の中で、GWFスラリー中で安定なワックス乳剤を使用することはとても重要である。ワックス乳剤の安定性は、ワックス乳剤中でのカチオン性乳化剤の使用により著しく強化される。十分に安定ではないワックス乳剤は劣った耐水性を有するGWFボードを生成することが見出されている。かかる乳剤はまた、濾過ケークから分離し、装置上に堆積する傾向が有る。乳剤用に選択されたワックスは、ボードが乾燥されるのに従い、溶融し、GWFボードじゅうに完全に分散するのに十分な低い融点を有する必要がある。
前記の製法に従い作られた複合セッコウ/木繊維ボードは、従来技術によるボード、例えば米国特許第5,320,677号の製造方法によって形成されたボードにより提供される所望の特徴の共同作用的結合の他に、改善された耐水性を有するGWFボードを提供する。本発明のボードは改善された耐水性を有するため、それは通常のプラスターボード及び従来技術のセッコウ/木繊維ボードを超える、釘及びネジの引き抜き抵抗性を含む改善された強度を供える。さらに、それは密度と厚さの範囲を超えて生成されうる。
本発明のこれら及び他の特徴及び利点は、以下のより詳細な本発明の検討を理解する当業者にとって明らかである。
【発明の実施の形態】
基本的な製造方法は、希釈水性スラリーを形成するために、か焼されてないのセッコウとホスト粒子(例えば、木若しくは紙繊維)を水と混合することから始まる。セッコウのソースは、生鉱石又は排煙脱硫若しくはリン酸プロセスの副生成物からなる。セッコウは比較的に高純度のもの、即ち好ましくは少なくとも約92−96%であり、細かく、例えば92−96%までがマイナス100メッシュ若しくはそれより小さく粉砕される必要がある。より大きい粒子は変化時間を長くする。セッコウは、乾燥粉体として又は水性スラリーを経ての何れかにより導入されうる。
ホスト粒子は好ましくは、廃紙、木パルプ、ウッドフレーク及び/又は他の植物繊維ソースに由来するセルロース繊維である。繊維は、その物理的形態が溶解された硫酸カルシウムの侵入を受け入れる近づき易い裂け目若しくは穴を提供するような多孔性の、中空の、裂け目を有する、及び/又は荒い表面の物であることが好ましい。何れにしても、例えば木パルプであるソースはまた、かたまりを壊し、オーバーサイズの材料とアンダーサイズの物を分離し、ある場合には、強度抑制物質及び/又はセッコウのか焼に不利な影響を与える不純物;ヘミ−セルロース、酢酸等、を前除去する従来処理を必要とする。
粉砕セッコウ及び木繊維は、約5−30重量%の固体を含むスラリーを形成するのに十分な水と混合されるが、約5−20重量%の固体を含むスラリーが好ましい。スラリー中の固体は約0.5重量%から30重量%の木繊維、そして好ましくは約3%から20%の木繊維からなる必要があり、残余は主にセッコウである。
[半水和物への変化]
スラリーは連続攪拌若しくは混合装置の備えられた圧力容器中に導入される。必要な場合、結晶化を刺激する若しくは遅らせるため、又はか焼温度を低くするために、有機酸等の結晶調整剤はこの地点でスラリーに添加されうる。蒸気が、容器の内部の温度を約212°F(100℃)と約350°F(177℃)の間に上げ、自然発生的な圧力に上げるために容器内に注入され;この時低い側の温度は、硫酸カルシウム二水和物が適当な時間内に半水和物状態にか焼するおおよそ実施上の最低であり;高い側の温度は、幾分かの硫酸カルシウム半水和物を無水物に変えてしまう大きな危険無しに半水和物をか焼するためのほぼ最高の温度である。オートクレーブ温度は好ましくは約285°F(140℃)から305°F(152℃)の範囲内である。
スラリーがこれらの条件下で十分な時間の間、例えば15分間の間処理されるとき、半水和物分子に変えるのに十分な水が硫酸カルシウム二水和物分子から追い出される。懸濁状の粒子を維持するために絶え間ない動揺により促された溶液は、ホスト繊維中の開いた穴を液に浸し、浸透する。溶液の飽和が達成されるのに従い、半水和物は核になり、穴の中、上及び回り並びにホスト繊維の壁に沿って結晶を形成し始める。
オートクレービング操作の間、溶解された硫酸カルシウムは木繊維中の穴の中に浸透し、続いて針状半水和物結晶として穴の内部、上及び回り並びに木繊維の表面で析出すると解される。変化が完了するとき、オートクレーブ上の圧力は減少され、ワックス乳剤を含む所望の添加物が、通常はヘッドボックスで導入され、スラリーは脱水コンベヤ上に排出される。促進剤、抑制剤、防腐剤、燃焼抑制剤及び増強剤を含む通常の添加物は工程中のこの地点でスラリーに添加される。
(硫酸カルシウム半水和物のセッコウへの水和を促進するための)特定の促進剤等の一定の添加物は、ワックス乳剤によって達成される耐水性改良のレベルに大きく影響することが見出されている。その結果、カリは、ミョウバン及び他の材料を超える促進剤として好まれている。
[ワックス乳剤]
本発明は、生成物全体に分散された少なくとも約1重量%のワックスを有する生成物を形成するのに十分なワックスの、スラリーへの安定な乳剤形態での添加を広く意図している。本発明は、パラフィンワックスがワックス乳剤を作り上げるのに好ましいものの、何れかのワックス若しくはワックスの組み合わせの使用を意図している。本発明中使用されるワックス乳剤はパラフィン炭化水素、モンタンワックス、ポリビニルアルコール及び水の組み合わせから成り;乳剤の形成を助けるための乳化剤及び乳剤の安定化を助けるための安定化剤を含んで、乳剤中で通常使用される添加物を含みうる。この型の適当な非イオン性ワックス乳剤は、Aqualite 71の商標名の下、Bakor,Inc.から入手可能であり、それは167°F(75℃)の融点を有すると報告されたワックス成分を含む。以下の市販のパラフィンワックスもまた使用されうる。
ConocoによるGypseal II
BakorによるAqualite 70
Deforrest EnterprisesによるDeWax PAR−40
MichelmanによるMICHEM 955
パラフィンワックスは好ましくは40℃から80℃の融点を有する。融点が80℃より高い場合、通常のセッコウ壁ボードの製造において高い乾燥温度を用いることが必要となり、これは壁ボードの低耐水性をもたらす。融点が40℃より低い場合、得られるセッコウボードの質は劣悪なものとなる。
亜炭ワックスとしても知られるモンタンワックスは固い、天然産のワックスであり、色はうす黒から琥珀色である。それは水に溶けないが、四塩化炭素、ベンゼン及びクロロホルム等の溶媒には溶ける。モンタンワックスは、パラフィン炭化水素100重量部当たり、約1から200重量部、好ましくは約1から50重量部の量で使用される。
ポリビニルアルコールは通常、ポリビニルアセテートの加水分解によって調製され、好ましくは実質的に完全な加水分解をされたポリビニルアセテートである。好適には、少なくとも90%が加水分解されたポリビニルアセテートである必要があり、好ましくは97から100%が加水分解されたポリビニルアセテートである。好適には、ポリビニルアルコールは、約60℃から約95℃の上昇された温度で水に溶けるが、冷水には溶けない。ポリビニルアルコールは、パラフィン炭化水素100重量部当たり、約1から50、好ましくは1から20重量部の量で使用される。ポリビニルアルコールは、耐水性強化の他に接着性を付与する。
乳剤の水性ビヒクルを形成する水は、乳剤の35から80重量%、好ましくは50から60重量%の量で通常は使用される。
乳剤を形成するためにワックスに添加されうる通常の乳化剤は、アルキルフェノキシポリ(エチレンオキシ)エタノール、ソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤、けん化脂肪酸等のアニオン性界面活性剤、並びに以下で検討されるカチオン性界面活性剤を含み、それらは通常、乳剤の0.1から5重量%の量で使用される。ワックス乳剤に添加されうる通常の安定化剤は、乳剤の0.1から1重量%の量で通常は使用されるアルカリ金属若しくは水酸化アンモニウムを含む。
本発明において、好ましくはカチオン性乳化剤が乳剤中に含まれる。カチオン性乳化剤は唯一の乳化剤でありえ、またそれは他の乳化剤との組み合わせにより使用されうる。特に好ましいカチオン性乳化剤は、商標名G−265の下でICI Surfactantsにより販売されている第四級アミン界面活性剤である。他の有用なカチオン性乳化剤は第四級アンモニウムクロライドTomah Q−17−2(Tomah Products,Inc.により販売)及びEthoquad C/25(AKZO Chemicals,Inc.により販売)を含む。Q−17−2の化学式は以下のようである。
【化1】
ワックス乳剤中の唯一の乳化剤若しくは他の通常の乳化剤との組み合わせとしての上記のカチオン性界面活性剤の添加は、本発明のボードを製造するために使用される高温下でワックス乳剤の安定を促進する。ある条件下で、カチオン性界面活性剤を含有しないワックス乳剤はワックス粒子を破壊して固まらせてしまい、それは成形装置への濾過ケークの固着をもたらし、そして得られるボードの耐水性を制限することが見出されている。正に帯電されたワックス/カチオン性界面活性剤は負に帯電された木繊維表面に引きつけられるため、カチオン性界面活性剤の添加は濾過ケーク中及び得られるボード中のワックスの保持を改善すると理論付けられている。
ワックス乳剤は、パラフィン炭化水素とモンタンワックスとを溶融した状態にまで加熱し、それらを共に混合することにより調製されうる。乳化剤及び安定化剤を含むポリビニルアルコールの熱い水溶液は、パラフィンとモンタンワックスとの熱いブレンドと共に、コロイドミルを通され、得られた乳剤は冷却される。
乳剤を製造するための他の型の装置及び製法が使用されうる。
ワックス乳剤はセッコウ/木繊維の水性スラリーに加えられ、セッコウ100重量部当たり0.5から20重量部、そして好ましくは1から3重量部のワックス固体を提供する割合でスラリーと混合される。発泡剤、分散剤及び硬化促進剤等の他の材料がスラリー中に含まれうる。スラリーに加えられた乳剤からの65から90%の間のワックスはセッコウ/木繊維生成物上に保持され、その残りは製造工程の脱水段階で損なわれることが見出されている。スラリーに加えられるワックス乳剤のワックス固体含有量は重要ではない。
濾過ケークの形成及び工程の脱水段階の前にワックス乳剤にスラリーと完全に混合するための十分な時間を提供するため、ワックス乳剤は好ましくは、それがオートクレーブから出された後、望ましくはヘッドボックスの前で、スラリーに加えられる。ワックス乳剤が加えられる時のスラリーの温度は重要ではないが、スラリーの条件下でワックスが安定であることは重要である。幾つかの実施例において、スラリーの温度は硫酸カルシウム半水和物結晶を維持するのに十分な高さでありうる。何れかの場合、ワックス乳剤がセッコウ−木繊維スラリーと混合される時に、ワックス乳剤はスラリーの温度で安定である必要があり、そしてワックス乳剤は促進剤等のスラリー中に存在する添加物の存在下で安定を維持する必要がある。ワックス乳剤は脱水及びボード形成段階を通してまた、安定を維持する必要があるが、高い割合のワックスが脱水及びボード形成を通して濾過ケーク中に保持されることが重要である。
[脱水]
熱いワックス含有スラリーは、濾過ケークを生成するためにスラリーを平坦な多孔性成形表面上に分散するヘッドボックスを通される。濾過ケークは、スラリーがオートクレーブから出される時に水の蒸発によって、及び好ましくは真空により促進されてスラリー中の水が多孔性成形表面を通過することよって脱水される。脱水は濾過ケークの冷却をもたらすが、追加の外部冷却が脱水段階の間に適用されうる。生成物スラリーの温度がまだ比較的高い間、そして半水和物がセッコウに実質的に変化する前に、可能な限り量の水が除去される。90%程度のスラリー水が脱水装置中で除去され、およそ35重量%の水からなる濾過ケークを得る。この段階では、濾過ケークは再水和可能な硫酸カルシウム半水和物結晶と絡み合った木繊維からなり、まだ、独立の合成物繊維若しくは団塊へと解体され、成形され、キャストされ、又はより高い密度へと圧縮されうる。
濾過ケークの形成、濾過ケークの脱水は、好ましくはこの開示を行なう米国特許第5,320,677号において開示されるタイプの紙生成装置を用いて実施される。
[プレスと再水和]
脱水された濾過ケークは、半水和物の実質的な再水和が起こる前に、更に水含有量を減らし、濾過ケークを所望の形状、厚み及び/又は密度に固めるために数分間湿潤プレスされる。脱水段階でのバルクの水の抽出は濾過ケーク温度の低下に大きく寄与するが、追加の外部冷却が、必要な時間内に所望の際水和温度に到達するために必要とされる。濾過ケークの温度は、比較的素早い再水和が起きうるように、好ましくは約120°F(49℃)より低く下げられる。再水和はアルファ半水和物結晶を、木繊維と物理的に絡み合わされている場所で針状セッコウ結晶へと結晶化する。
促進剤、抑制剤、結晶調整剤、若しくはスラリー中に提供された他の添加物に依存し、水和は単に数分から一時間以上を要する。針状半水和物結晶の木繊維との絡み合い、そして濾過ケークからのほとんどのキャリア液体の除去のため、硫酸カルシウムの移動は避けられ、均一な複合物を得る。再水和は半水和物結晶の二水和物結晶への再結晶をその場で、即ち木繊維の穴の内部及び回りで達成し、それによって複合物の均一性を保持している。結晶成長はまた、木繊維の補強により強度が増大された、全体が結晶性のかたまりを形成するために隣接する繊維上の硫酸カルシウム結晶と結合する。
水和が完了するとき、残っている遊離の水を除去するために、複合物のかたまりを直ちに乾燥することが望ましい。さもなければ、吸湿性の木繊維は、後で蒸発する未結合水を保持し、若しくは吸収さえもする傾向がある。過剰な水が追い出される前に硫酸カルシウムコーティングが完全に固められた場合、未結合水が蒸発をする時に繊維は収縮してセッコウから引き抜かれうる。従って、最適な結果のために、温度が水和の始まるレベル以下に低下する前に、複合物のかたまりから可能な限りの量の過剰な遊離水を除去することが望ましい。
[乾燥]
プレスされたボードは、通常約30重量%の遊離水を含有しており、最終生成物中の遊離水含有量を約0.5%以下に減少するために、比較的高い温度でその後直ちに乾燥される。ワックスを完全に溶融するために、乾燥段階の間、最終生成物の内部温度を短時間に十分高く上げることが重要である。明らかに、セッコウをか焼しやすい乾燥条件は避けられるべきである。乾燥を、生成物が少なくとも170°F(77℃)の中心温度、好ましくは約170°F(77℃)と200°F(93℃)の間の中心温度に到達する条件で実施するのが望ましいことが見出されている。固められて乾燥されたボードは切断され、別に所望の仕様に仕上げられうる。
最終的に固められた時、新規な複合材料はその二つの成分の両方によって与えられた所望の特性を示す。木繊維はセッコウマトリックスの強度、特に曲げ強度を増大し、一方セッコウは木繊維を保護する被膜及びバインダーとして作用し、耐燃焼性を付与し、湿気による膨張を減少する。
【実施例】
以下の例は、本発明の改善された耐水性を有するセッコウ/木繊維生成物の調製と評価を説明するのに役立つが、これらの例は説明の目的のために記述されること、及び改善された耐水性を有する多くの他のセッコウ木繊維生成物が適当な変形により作られうることが理解される。
[例1]
標準GWFボード生成物が以下のように製造された。:92重量%の未か焼FGDセッコウ(排煙脱硫の副生成物)と、8重量%の波形加工された紙繊維パルプとの混合物が、15重量%の固形分を含むスラリーを形成するために十分な水と共に攪拌オートクレーブに加えられる。得られたスラリーは圧力下で約295°Fまで15分間加熱され、セッコウがアルファ半水和物を形成するように、か焼されるようにする。
スラリー中の圧力は、スラリーがオートクレーブから取り出される時に開放される。生じる水の蒸発はスラリーを約180から212°Fに冷却する。促進剤がスラリーに加えられ、それはその後成形ラインのヘッドボックスに導かれる。
促進剤は、セッコウの重量を基礎として、2重量%のK2SO4(カリ)と2重量%の糖コートカルシウム二水和物(例えば、米国特許第3,813,312号に記述されている)である。スラリーは多孔性コンベヤ上に配され、その上で濾過ケークが形成される。濾過ケークは、約80%の水を除く真空脱水装置を通過させられ、スラリー/濾過ケークは約120°Fの温度に達する。セッコウへの半水和物の最適な水和のため、さらに水を除去しボードを95°Fまで冷却するさらなる真空処理を受けて、濾過ケークはおよそ0.3インチ厚のボードへとプレスされる。再水和の後、ボードはパネルへと切断され、パネルは、ボードの中心を短時間の間に約200°Fに達するようにする条件の下で乾燥される。以下で報告されるように、得られたパネルはその後試験される。
[例2]
安定化されたワックス乳剤は以下のように調製される。溶液が、10重量部のカチオン性界面活性剤(G−265)を90重量部の水と攪拌しながら混合することにより形成される。この溶液はワックス乳剤(Bakor−Aqualite 71)に100から1000の重量比で加えられる。これは、
Aqualiteの活性成分37%
カチオン性界面活性剤1%
水62%
を含む安定化されたワックス乳剤を提供する。
[例3]
例1に従い調製されたボードは、例2のワックス乳剤が各1ポンドのセッコウに対して3重量%のワックス固体を提供するのに十分な量で、ヘッドボックスの前にスラリーに加えられたことを除いて、同様の条件により作られたボードと比較された。両方のボードのサンプルは水吸収、密度及び強度について評価された。以下に報告されたその試験の結果は、水吸収が著しく減少されたことのみでなく、ワックス乳剤の添加によりボードの強度が改善されたことを示す。
【表1】
水吸収、密度及び強度の測定は5つのボードそれぞれの14の試料により実施され、70回の測定の平均が表1に報告されている。表1に報告された水吸収は、2時間の間の試料の完全な浸漬に基づく、ASTM試験のC−473法に従い決定された。浸漬前後の各試料の重量は重量増加を計算するために使用された。
密度は、測定体積によって測定重量を除することにより決定され、一方強度は、ASTM D1037試験法に従う破壊係数(”MOR”)として決められた。
[例4]
市販のワックス乳剤(BakorのAqualite 71)が各1ポンドのセッコウに対して2重量%のワックス固体を提供するのに十分な量で、ヘッドボックスの前に、スラリーに加えられたことを除いて、例1に従いボードが調製された。得られたボードの分析は、セッコウの重量を基にしておよそ1.7重量%のワックスが完成られた乾燥ボード中に保持されることを示した。
ここで示され記述された発明の形態は、説明としてのみ考慮すべきものである。多数の改良が、本発明の趣旨と添付の請求項の範囲から逸脱すること無くそこに形成されうることは当業者にとって明白である。
Claims (12)
- ワックスを含む水性ワックス乳剤を、硫酸カルシウム半水和物とホスト粒子とを含む水性スラリーに、該硫酸カルシウム半水和物が維持される温度に維持しながら加える工程と、
該水性ワックス乳剤が加えられた水性スラリーを、前記硫酸カルシウム半水和物が水和する温度以下に低下する前に、平坦な多孔性成形表面に通して、水の実質的な部分が除去された濾過ケークを形成する工程と、
該濾過ケークを前記硫酸カルシウム半水和物の再水和が始まる温度まで冷却する工程と、
該冷却された濾過ケークをプレスして、ボードを形成すると共に、水を除去する工程と、
該ボードを乾燥して、残留する遊離水を除去すると共に、該ボードの芯が該ワックスを溶融するのに十分な温度に到達させる工程を含み、
該水性ワックス乳剤は、カチオン性界面活性剤を含むことを特徴とするセッコウボード生成物の製造方法。 - 前記水性スラリーに加えられる前記水性ワックス乳剤の量は、硫酸カルシウムの重量に基づいて、1%以上のワックス固体を提供するのに十分な量であることを特徴とする請求項1記載のセッコウボード生成物の製造方法。
- 前記水性スラリーに加えられる前記水性ワックス乳剤の量は、硫酸カルシウムの重量に基づいて、1〜3%のワックス固体を提供するのに十分な量であることを特徴とする請求項2記載のセッコウボード生成物の製造方法。
- 前記水性ワックス乳剤は、第四級アミンカチオン性界面活性剤を含むことを特徴とする請求項1記載のセッコウボード生成物の製造方法。
- 前記水性ワックス乳剤は、パラフィンワックスを含むことを特徴とする請求項1記載のセッコウボード生成物の製造方法。
- 前記水性ワックス乳剤は、パラフィンワックス、モンタンワックス及びポリビニルアルコールの混合物を含むことを特徴とする請求項5記載のセッコウボード生成物の製造方法。
- 前記水性スラリーは、粉砕された前記硫酸カルシウム半水和物と、本体の実質的な部分に穴を有する分離したリグノセルロースホスト粒子とを含むことを特徴とする請求項1記載のセッコウボード生成物の製造方法。
- 前記ホスト粒子は、化学的に精製された木パルプ、機械的に精製された木パルプ及び熱機械的に精製された木パルプからなる群から選択された木繊維であることを特徴とする請求項1記載のセッコウボード生成物の製造方法。
- 前記水性スラリー中の固体は、0.5〜30重量%の木繊維を含むことを特徴とする請求項7記載の方法。
- 前記水性スラリー中の固体は、3〜20重量%の木繊維を含むことを特徴とする請求項9記載のセッコウボード生成物の製造方法。
- 前記冷却された濾過ケークをプレスして、前記ホスト粒子の周りの前記硫酸カルシウム半水和物をその場で再水和することを特徴とする請求項1記載のセッコウボード生成物の製造方法。
- 粉砕されたセッコウ、水及び前記ホスト粒子を混合して、混合液を調製する工程をさらに含み、
前記ホスト粒子は、穴を有し、
連続的な揺動と共に圧力容器中で、セッコウを針状硫酸カルシウムアルファ半水和物にか焼するのに十分な温度まで前記混合液を加熱する工程と、
該針状硫酸カルシウムアルファ半水和物が前記ホスト粒子の穴の中及び周りで形成するまで、前記混合液の温度を維持し、前記水性スラリーを調製する工程をさらに含み、
前記冷却された濾過ケークをプレスして、前記ホスト粒子の穴の中及び周りの前記針状硫酸カルシウムアルファ半水和物を再水和することを特徴とする請求項1記載のセッコウボード生成物の製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/771,185 US6010596A (en) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | Gypsum wood fiber product having improved water resistance |
US08/771,185 | 1996-12-20 | ||
PCT/US1997/023275 WO1998028239A1 (en) | 1996-12-20 | 1997-12-16 | Gypsum wood fiber product having improved water resistance |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000505774A JP2000505774A (ja) | 2000-05-16 |
JP4493731B2 true JP4493731B2 (ja) | 2010-06-30 |
Family
ID=25090981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52890498A Expired - Lifetime JP4493731B2 (ja) | 1996-12-20 | 1997-12-16 | セッコウボード生成物の製造方法 |
Country Status (22)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6010596A (ja) |
EP (1) | EP0910555B1 (ja) |
JP (1) | JP4493731B2 (ja) |
KR (1) | KR100695023B1 (ja) |
CN (1) | CN1082495C (ja) |
AR (1) | AR010836A1 (ja) |
AU (1) | AU717741B2 (ja) |
BG (1) | BG62481B1 (ja) |
BR (1) | BR9707564A (ja) |
CA (1) | CA2246488C (ja) |
CZ (1) | CZ289228B6 (ja) |
DE (1) | DE69720454T2 (ja) |
EG (1) | EG21292A (ja) |
ES (1) | ES2191209T3 (ja) |
HK (1) | HK1019440A1 (ja) |
HU (1) | HU225260B1 (ja) |
IL (1) | IL125768A (ja) |
NO (1) | NO320023B1 (ja) |
NZ (1) | NZ331080A (ja) |
PL (1) | PL187442B1 (ja) |
SK (1) | SK283376B6 (ja) |
WO (1) | WO1998028239A1 (ja) |
Families Citing this family (57)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2789678B1 (fr) * | 1999-02-12 | 2001-03-30 | Lafarge Platres | Element de construction a base de platre resistant a l'eau, et procede de fabrication |
AU2001284330A1 (en) * | 2000-09-04 | 2002-03-22 | Symons, Michael Windsor | Method for the production of a hydraulic binder foam |
US6585820B2 (en) * | 2001-07-06 | 2003-07-01 | Fleet Capital Corporation | Water-resistant gypsum formulations |
US6699915B2 (en) * | 2001-09-03 | 2004-03-02 | W.R. Grace & Co.-Conn. | Foamed fireproofing composition and method |
MY128602A (en) * | 2001-09-03 | 2007-02-28 | Grace W R & Co | Foamed fireproofing composition and method |
US7767010B2 (en) * | 2002-01-16 | 2010-08-03 | Smt, Inc. | Flame retardant and microbe inhibiting methods and compositions |
US8715540B2 (en) * | 2002-01-16 | 2014-05-06 | MG3 Technologies Inc. | Aqueous and dry duel-action flame and smoke retardant and microbe inhibiting compositions, and related methods |
US6893752B2 (en) | 2002-06-28 | 2005-05-17 | United States Gypsum Company | Mold-resistant gypsum panel and method of making same |
US7294189B2 (en) * | 2002-10-09 | 2007-11-13 | Hexion Specialty Chemicals, Inc. | Wax emulsion preservative compositions and method of manufacture |
CA2501509C (en) * | 2002-10-10 | 2013-01-08 | Hrd Corp | An additive to render gypsum board moisture resistant |
CN100430453C (zh) * | 2002-10-11 | 2008-11-05 | 氦克逊特种化学品公司 | 用于防水石膏产品的添加剂 |
US6932863B2 (en) * | 2002-11-06 | 2005-08-23 | Haggai Shoshany | Gypsum product and method therefor |
US6902615B2 (en) | 2002-11-06 | 2005-06-07 | Haggai Shoshany | Gypsum product and method therefor |
EP1560891A4 (en) * | 2002-11-13 | 2010-10-13 | Hexion Specialty Chemicals Inc | EMULSIONS FOR COMPOSITES |
US7696253B2 (en) * | 2002-12-20 | 2010-04-13 | Hexion Specialty Chemicals, Inc. | Water-resistant additives for gypsum wood fiber products |
RU2360883C2 (ru) * | 2003-03-19 | 2009-07-10 | Юнайтед Стейтс Джипсум Компани | Акустическая панель, содержащая переплетенную фиксированную матрицу из затвердевшего гипса, и способ ее изготовления |
US7056582B2 (en) * | 2003-04-17 | 2006-06-06 | Usg Interiors, Inc. | Mold resistant acoustical panel |
CN100387540C (zh) * | 2003-06-05 | 2008-05-14 | 氦克逊特种化学品公司 | 石膏产品及其生产方法 |
US7273579B2 (en) * | 2004-01-28 | 2007-09-25 | United States Gypsum Company | Process for production of gypsum/fiber board |
US7238402B2 (en) * | 2004-03-10 | 2007-07-03 | Johns Manville | Glass fibers and mats having improved surface structures in gypsum boards |
WO2006036294A1 (en) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Hexion Specialty Chemicals, Inc. | Wax emulsion preservative compositions and method of manufacture |
US20060272764A1 (en) * | 2005-06-02 | 2006-12-07 | Smith William P | Enhanced Gypsum Wallboard |
US9802866B2 (en) | 2005-06-09 | 2017-10-31 | United States Gypsum Company | Light weight gypsum board |
US11306028B2 (en) | 2005-06-09 | 2022-04-19 | United States Gypsum Company | Light weight gypsum board |
US11338548B2 (en) | 2005-06-09 | 2022-05-24 | United States Gypsum Company | Light weight gypsum board |
US9840066B2 (en) | 2005-06-09 | 2017-12-12 | United States Gypsum Company | Light weight gypsum board |
US7413603B2 (en) * | 2005-08-30 | 2008-08-19 | United States Gypsum Company | Fiberboard with improved water resistance |
US20070246683A1 (en) * | 2006-04-24 | 2007-10-25 | David Paul Miller | Reduced dusting gypsum composites and method of making them |
US7374610B2 (en) * | 2006-04-25 | 2008-05-20 | Hexion Specialty Chemicals, Inc. | Wax emulsions for gypsum products |
US20080179775A1 (en) * | 2007-01-31 | 2008-07-31 | Usg Interiors, Inc. | Transfer Plate Useful in the Manufacture of Panel and Board Products |
US7897660B2 (en) * | 2007-10-29 | 2011-03-01 | Eastman Chemical Company | Incorporation of a resin dispersion to improve the moisture resistance of gypsum products |
US7918950B2 (en) | 2007-12-20 | 2011-04-05 | United States Gypsum Company | Low fiber calcination process for making gypsum fiberboard |
AU2009225652B2 (en) * | 2008-03-19 | 2014-08-28 | Momentive Specialty Chemicals Inc. | Modifier for concrete and cement formulations and methods of preparing the same |
CA2742932A1 (en) * | 2008-11-07 | 2010-05-14 | Henry Company Llc | Wax emulsion for use in building products |
TWI500602B (zh) * | 2008-12-12 | 2015-09-21 | Henry Co Llc | 用於製造石膏牆板之鈦和鋯混合物及乳化液 |
TWI486510B (zh) * | 2009-01-26 | 2015-06-01 | Henry Co Llc | 減少石膏牆板製造時之能量的混合物和乳液 |
US8404040B2 (en) * | 2009-07-07 | 2013-03-26 | Momentive Specialty Chemicals Inc. | Curing or sealing compositions for concrete and cement formulations and processes for using the same |
FR2948930B1 (fr) * | 2009-08-07 | 2012-01-27 | Chryso | Agent anti-pellicule de surface |
WO2011130338A1 (en) * | 2010-04-13 | 2011-10-20 | T.I.P. Traditional Industries Intellectual Property Ltd. | Water repellent materials for wood products |
CN102844283A (zh) | 2010-04-15 | 2012-12-26 | 亨利有限责任公司 | 用于为石膏组合物提供强度的混合物和乳液 |
WO2012115688A1 (en) | 2011-02-24 | 2012-08-30 | Henry Company Llc | Aqueous wax emulsions having reduced solids content for use in gypsum compositions and building products |
JP2014512443A (ja) * | 2011-04-17 | 2014-05-22 | ヘンリー カンパニー エルエルシー | 建材に使用するためのワックスエマルション |
US8932401B2 (en) * | 2011-08-22 | 2015-01-13 | Momentive Specialty Chemicals Inc. | Sizing and rheology agents for gypsum stucco systems for water resistant panel production |
US8968466B2 (en) * | 2011-08-22 | 2015-03-03 | Momentive Specialty Chemicals Inc. | Sizing and rheology agents for gypsum stucco systems for water resistant panel production |
CN102580396B (zh) * | 2012-02-07 | 2014-04-09 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种浆态床f-t合成工艺中固体催化剂和浆液的分离方法 |
EP2814786A1 (en) | 2012-02-17 | 2014-12-24 | United States Gypsum Company | Gypsum products with high efficiency heat sink additives |
CH706380A1 (de) * | 2012-04-13 | 2013-10-15 | Fluid Solids Ag C O Studio Beat Karrer | Abbaubares Material aus biologischen Komponenten. |
US10399899B2 (en) | 2012-10-23 | 2019-09-03 | United States Gypsum Company | Pregelatinized starch with mid-range viscosity, and product, slurry and methods related thereto |
US9540810B2 (en) | 2012-10-23 | 2017-01-10 | United States Gypsum Company | Pregelatinized starch with mid-range viscosity, and product, slurry and methods related thereto |
US9828441B2 (en) | 2012-10-23 | 2017-11-28 | United States Gypsum Company | Method of preparing pregelatinized, partially hydrolyzed starch and related methods and products |
US8974925B1 (en) | 2013-10-15 | 2015-03-10 | United States Gypsum Company | Gypsum board |
CA2959739C (en) | 2014-09-26 | 2023-10-03 | Henry Company, Llc | Powders from wax-based colloidal dispersions and their process of making |
US10113094B2 (en) | 2014-10-30 | 2018-10-30 | Henry Company, Llc | Phase-change materials from wax-based colloidal dispersions and their process of making |
CA2961666A1 (en) | 2014-12-11 | 2016-06-16 | Henry Company, Llc | Phase-change materials from wax-based colloidal dispersions and their process of making |
US10309771B2 (en) | 2015-06-11 | 2019-06-04 | United States Gypsum Company | System and method for determining facer surface smoothness |
US9663943B2 (en) * | 2015-09-23 | 2017-05-30 | Weyerhaeuser Nr Company | Building products with fire-resistant claddings |
CN113121190B (zh) * | 2021-04-26 | 2023-03-24 | 泰山石膏有限公司 | 一种纤维石膏板及其制备方法 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2526537A (en) * | 1946-11-16 | 1950-10-17 | United States Gypsum Co | Water-resistant gypsum products and method of making |
US3822340A (en) * | 1972-03-27 | 1974-07-02 | Franklin Key | Calcium sulfate whisker fibers and the method for the manufacture thereof |
US4239716A (en) * | 1977-05-30 | 1980-12-16 | Nippon Hardboard Co. Ltd. | Gypsum moldings as building materials and methods manufacturing the said gypsum moldings |
GB1603625A (en) * | 1978-04-06 | 1981-11-25 | Cape Boards & Panels Ltd | Fibre reinforced articles |
DD160516A3 (de) * | 1980-08-06 | 1983-08-17 | Hans Schmidt | Verfahren zur herstellung eines hydrophoben gipses fuer gipskartonplatten |
JPS61115988A (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-03 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 撥水剤組成物 |
DE3730585A1 (de) * | 1987-09-11 | 1989-03-23 | Pfleiderer Ind Gmbh & Co Kg | Verfahren und vorrichtung zum herstellen von gipsfaserplatten |
EP0444153B1 (en) * | 1988-11-18 | 1995-02-01 | United States Gypsum Company | Composite material and method of producing |
JP2676879B2 (ja) * | 1989-02-22 | 1997-11-17 | 三菱化学株式会社 | 撥水剤および撥水性石膏組成物 |
JP2640281B2 (ja) * | 1990-04-07 | 1997-08-13 | 日本石油株式会社 | 撥水性組成物 |
EP0599872A4 (en) * | 1991-08-13 | 1994-07-13 | Australian Gypsum | Water-resistant building material. |
CA2116483C (en) * | 1994-02-25 | 1997-07-22 | Lionel Borenstein | Water-resistant gypsum compositions and emulsion for making same |
-
1996
- 1996-12-20 US US08/771,185 patent/US6010596A/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-12-16 DE DE69720454T patent/DE69720454T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-12-16 EP EP97951730A patent/EP0910555B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-16 CZ CZ19982606A patent/CZ289228B6/cs not_active IP Right Cessation
- 1997-12-16 BR BR9707564A patent/BR9707564A/pt not_active IP Right Cessation
- 1997-12-16 PL PL97328331A patent/PL187442B1/pl not_active IP Right Cessation
- 1997-12-16 SK SK1102-98A patent/SK283376B6/sk not_active IP Right Cessation
- 1997-12-16 CN CN97192347A patent/CN1082495C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-16 HU HU0003204A patent/HU225260B1/hu not_active IP Right Cessation
- 1997-12-16 NZ NZ331080A patent/NZ331080A/en not_active IP Right Cessation
- 1997-12-16 CA CA 2246488 patent/CA2246488C/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-16 AU AU55295/98A patent/AU717741B2/en not_active Ceased
- 1997-12-16 ES ES97951730T patent/ES2191209T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-16 IL IL12576897A patent/IL125768A/en not_active IP Right Cessation
- 1997-12-16 JP JP52890498A patent/JP4493731B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-16 WO PCT/US1997/023275 patent/WO1998028239A1/en active IP Right Grant
- 1997-12-16 KR KR1019980706433A patent/KR100695023B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1997-12-19 AR ARP970106064 patent/AR010836A1/es active IP Right Grant
- 1997-12-20 EG EG137397A patent/EG21292A/xx active
-
1998
- 1998-08-12 BG BG102686A patent/BG62481B1/bg unknown
- 1998-08-18 NO NO19983781A patent/NO320023B1/no not_active IP Right Cessation
-
1999
- 1999-09-06 HK HK99103866A patent/HK1019440A1/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4493731B2 (ja) | セッコウボード生成物の製造方法 | |
JP4493732B2 (ja) | セッコウボード生成物の製造方法 | |
RU2101252C1 (ru) | Сырьевая смесь для получения композиционного материала, композиционный материал, способ приготовления сырьевой смеси для получения композиционного материала и способ производства гипсоволокнистых плит | |
JPH0866985A (ja) | 石膏・セルロースフアイバの音響タイル配合物 | |
TWI464132B (zh) | 用於製造石膏纖維板之低纖維煅燒方法 | |
US20080160294A1 (en) | Multiple layer gypsum cellulose fiber composite board and the method for the manufacture thereof | |
MXPA98006687A (en) | Gypsum wood fiber product having improved water resistance | |
US20190016636A1 (en) | One-step climate stablizing accelerator manufacturing and gypsum-fiber composite board manufactured therefrom | |
IL94388A (en) | Composite gypsum material and its production |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071113 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20080213 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20080324 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090324 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090610 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100309 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100407 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |