JP4457020B2 - 交通情報提供方法及び装置 - Google Patents
交通情報提供方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4457020B2 JP4457020B2 JP2005005493A JP2005005493A JP4457020B2 JP 4457020 B2 JP4457020 B2 JP 4457020B2 JP 2005005493 A JP2005005493 A JP 2005005493A JP 2005005493 A JP2005005493 A JP 2005005493A JP 4457020 B2 JP4457020 B2 JP 4457020B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- traffic
- travel time
- road section
- road
- link
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Alarm Systems (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
道路の通行規制は、交通事故の発生、自然災害の発生、気象条件の変化などに起因して行われるものである。
この道路の通行規制の内容としては、例えば、通行止め規制、速度制限規制、車線を交互に片方通行のみにする規制、チェーン装着などがある。
ドライバは、通行規制のあった道路区間について、実際に通行できるのか、通行できないのかについては、旅行時間データに基づいて判断することになる。
そこで、ドライバにとって、実際の通行の善し悪しも知りたいところである。
道路区間の旅行時間のデータは、無効値又は不明値に変わることがある。これは通行規制が行われれば、実質的に旅行時間データが収集できないからであると考えられる。
そこでクライアント機器は、当該通行規制のあった道路区間の旅行時間データを知ることができれば、迂回経路計算などに役立てることができる。
また、本発明の交通情報提供方法は、外部から提供される道路区間の旅行時間データと通行規制データとを取得し、通行規制のある道路区間が存在する場合に、当該道路区間の旅行時間と、当該道路区間の過去の非渋滞時の旅行時間との差又は比を算出し、この差又は比がしきい値を超えた場合に、当該道路区間を通行困難と判定して、クライアント機器に知らせることを特徴とする。
前記「当該道路区間の過去の非渋滞時の旅行時間」を「当該道路区間の過去の渋滞時の旅行時間」と置き換えてもよい。この場合、閾値も、非渋滞時の旅行時間を渋滞時の旅行時間に置き換えて算出する。
また、前記通行規制のある道路区間の、外部から提供される旅行時間データに無効値が設定されている場合に、有効値に書き換えて、当該道路区間の旅行時間として、クライアント機器に知らせることとすれば、クライアント機器のユーザは、元々知ることができなかったはずの通行規制のある道路区間の旅行時間を知ることができる。したがって、迂回経路計算等に役立てることができる。
本発明の交通情報提供装置は、前記本発明の交通情報提供方法と同一発明にかかる交通情報提供装置である。
この明細書では、道路を交差点等ごとに区切った各区間を道路区間又は「リンク」という。リンクには、リンク番号が割り当てられていて、この番号の割り当ては、道路情報提供装置、道路交通情報センター、車載装置で共通しているものとする。したがって、リンク番号を伝達すれば、同一リンクと互いに認識することができる。
道路情報提供装置1は、道路交通情報センター2と通信回線を通して接続されている。また、道路情報提供装置1は、道路を走行する車両の車載装置3と、無線回線、空間光通信回線等を通じて接続されている。
道路情報提供装置1の設置場所は車載装置3と通信できる場所であれば、任意である。例えば、車載装置3との間で、光通信やDSRC(Dedicated Short Range Communication)といった、狭い範囲の通信を行うのであれば、道路に所定距離ごとに設置するのが好ましい。車載装置3との間で、FM多重通信、携帯電話等を使って広帯域の通信を行うのであれば、その無線電波の届く範囲ごとに一台設置すればよい。
リンク情報取得部11は、道路交通情報センター2から、リンク旅行時間データと、リンク通行規制データとを取得する。
また、リンク通行規制データは、リンクに通行規制が行われた場合に取得される。これを通行規制イベントという。リンク通行規制データは、表2に示すとおり、通行規制イベント番号、規制内容、原因内容、リンク列数、およびそれらのリンク番号のデータを含む。
リンク列数は、規制開始から規制終了リンクのリンク列数である。通行規制された各リンクごとに地図区分コード、リンク種別、リンク番号のデータが付属する。
また、通行規制のイベントが発生するごとに、通行規制のあったリンクをファイル15に記憶するとともに、処理周期ごとに各リンクごとに旅行時間の変化率を算出し、ファイル16に記憶する。
図2は、リンク旅行時間の一日の変化を示すグラフである。このグラフに示されている最小値と最大値とが、「非渋滞時旅行時間」と「渋滞時旅行時間」である。
ただし、通行規制があれば、その通行規制されたリンクの、その日の「非渋滞時旅行時間」と「渋滞時旅行時間」は使用しない。
リンク情報解析部13は、通行規制がなされたリンクについて、次のような解析処理を行う。
以下、この解析処理を、フローチャート(図3)を用いて説明する。まず、リンク情報取得部11が、道路交通情報センター2からリンク旅行時間データと、リンク通行規制データとを取得すると、通行規制のあったリンクはファイル15に記憶され、旅行時間の変化率がファイル16に記憶され、リンクの旅行時間実測データがメモリ17に記憶される(ステップS1)。この処理は、既に説明したとおりである。
そして、これらの求めた結果に基づいて、当該通行規制されたリンクが通行困難かどうかを判定する。その判定基準は次のとおりである。
前記通行規制の発生したリンクについて、その旅行時間の変化率と、前記閾値とを比較して、旅行時間の変化率が閾値を超えているのであれば、そのリンクは通行不可と判定する。この判定を「判定1」という。
そして前記通行規制の発生したリンクについて、その通行規制開始時点の旅行時間と、非渋滞旅行時間と差又は比を、前記閾値とを比較して、旅行時間の差が閾値を超えているのであれば、そのリンクは通行不可と判定する。この判定を「判定2」という。
なお、前記判定2において、非渋滞旅行時間の代わりに、渋滞旅行時間を用いてもよい。渋滞旅行時間を用いれば、閾値は変わるが、判定方法は同一である。
そして、これらの通行困難又は可能と判断したリンクの情報と、置換したリンク旅行時間の情報とをそれぞれファイル20,21に書き込み(図1参照)、外部インターフェイス14を通して、車載装置3に、通行困難又は可能なリンクの情報と、当該リンクの旅行時間の情報とを送信する。
図4は、車載装置3の画面に「走行予定の高速道路上で事故による通行不良が発生しています」という表示を行った例を示す画面図である。これによりドライバは、通行規制のあったリンクについて、実際に通行できないことを知って、迂回するかどうかを決定することができる。
また車載装置3は、当該通行規制のあったリンクの旅行時間を知ることができるので、例えば現在時刻から、当該通行規制のあったリンクを通過するまでにかかる所要時間を算出して表示することができる。ドライバは、当該通行規制のあったリンクが通行できる場合でも、この所要時間を見て、迂回するかどうかを決定するときの参考情報とすることができる。また、図4に示したように、車載装置3で「経路を再探索します」と、迂回経路の探索を行うこともできる。
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではない。例えば、道路情報提供装置1から車載装置3に送信する情報として、前記通行規制のあったリンクの周囲のリンクについても、その旅行時間情報を送信してもよい。通行規制のために周囲のリンクの旅行時間も変化することがあり、その周囲のリンクの旅行時間を送信すれば、車載装置は、迂回経路計算を正確に行うことができるようになるからである。その他、本発明の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
2 道路交通情報センター
3 車載装置
11 リンク情報取得部
12 統計データ作成部
13 リンク情報解析部
14 外部インターフェイス
15,16 ファイル
17,18,19 ディスクメモリ
20,21 ファイル
Claims (10)
- 外部から提供される道路区間の旅行時間データと通行規制データとを取得し、
通行規制のある道路区間が存在する場合に、当該道路区間の通行規制に至るまでの旅行時間の変化率を算出し、
当該通行規制に至るまでの旅行時間の変化率がしきい値を超えた場合に、当該道路区間を通行困難と判定して、クライアント機器に知らせることを特徴とする交通情報提供方法。 - 外部から提供される道路区間の旅行時間データと通行規制データとを取得し、
通行規制のある道路区間が存在する場合に、当該道路区間の旅行時間と、当該道路区間の過去の非渋滞時の旅行時間との差又は比を算出し、
この差又は比がしきい値を超えた場合に、当該道路区間を通行困難と判定して、クライアント機器に知らせることを特徴とする交通情報提供方法。 - 外部から提供される道路区間の旅行時間データと通行規制データとを取得し、
通行規制のある道路区間が存在する場合に、
当該道路区間の旅行時間と、当該道路区間の過去の渋滞時の旅行時間との差又は比を算出し、
この差又は比がしきい値を超えた場合に、当該道路区間を通行困難と判定して、クライアント機器に知らせることを特徴とする交通情報提供方法。 - 前記通行規制のある道路区間の旅行時間をクライアント機器に知らせる請求項1から請求項3のいずれかに記載の交通情報提供方法。
- 前記通行規制のある道路区間の、外部から提供される旅行時間データに無効値が設定されている場合に、有効値に書き換えて、当該道路区間の旅行時間として、クライアント機器に知らせる請求項4記載の交通情報提供方法。
- 前記有効値は、当該道路区間の、過去の渋滞時の旅行時間である請求項5記載の交通情報提供方法。
- 前記通行規制のあったリンクの周囲のリンクについても、その旅行時間情報を送信する請求項1から請求項6のいずれかに記載の交通情報提供方法。
- 外部から提供される道路区間の旅行時間データと通行規制データとを取得する取得手段と、
通行規制のある道路区間が存在する場合に、当該道路区間の通行規制に至るまでの旅行時間の変化率を算出する算出手段と、
当該通行規制に至るまでの旅行時間の変化率がしきい値を超えた場合に、当該道路区間を通行困難と判定して、クライアント機器に知らせる報知手段とを備えることを特徴とする交通情報提供装置。 - 外部から提供される道路区間の旅行時間データと通行規制データとを取得する取得手段と、
通行規制のある道路区間が存在する場合に、当該道路区間の旅行時間と、当該道路区間の過去の非渋滞時の旅行時間との差又は比を算出する算出手段と、
算出された差又は比がしきい値を超えた場合に、当該道路区間を通行困難と判定して、クライアント機器に知らせる報知手段とを備えることを特徴とする交通情報提供装置。 - 外部から提供される道路区間の旅行時間データと通行規制データとを取得する取得手段と、
通行規制のある道路区間が存在する場合に、当該道路区間の旅行時間と、当該道路区間の過去の渋滞時の旅行時間との差又は比を算出する算出手段と、
算出された差又は比がしきい値を超えた場合に、当該道路区間を通行困難と判定して、クライアント機器に知らせる報知手段とを備えることを特徴とする交通情報提供装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005493A JP4457020B2 (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | 交通情報提供方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005493A JP4457020B2 (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | 交通情報提供方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006195657A JP2006195657A (ja) | 2006-07-27 |
JP4457020B2 true JP4457020B2 (ja) | 2010-04-28 |
Family
ID=36801712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005005493A Expired - Fee Related JP4457020B2 (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | 交通情報提供方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4457020B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103258421A (zh) * | 2012-02-15 | 2013-08-21 | 日立(中国)研究开发有限公司 | 用于提供交通信息服务的中心服务器以及方法 |
GB201400382D0 (en) * | 2014-01-10 | 2014-02-26 | Tomtom Dev Germany Gmbh | Methods and systems for detecting a closure of a navigable element |
CN109325617B (zh) * | 2018-09-04 | 2021-07-27 | 青岛海信网络科技股份有限公司 | 一种城市交通状态预测方法及装置 |
WO2023170914A1 (ja) * | 2022-03-11 | 2023-09-14 | 日本電気株式会社 | 緊急車両通行支援装置、緊急車両通行支援方法、及び、緊急車両通行支援プログラムが格納された記録媒体 |
-
2005
- 2005-01-12 JP JP2005005493A patent/JP4457020B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006195657A (ja) | 2006-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20190347739A1 (en) | Risk Based Automotive Insurance Rating System | |
US7343242B2 (en) | Traffic status detection with a threshold method | |
JP4861355B2 (ja) | 道路交通情報システム | |
KR101920479B1 (ko) | 혼잡 관련된 세그먼트 데이터 생성 | |
JP4539666B2 (ja) | 渋滞状況演算システム | |
US9786161B2 (en) | Methods and systems for estimating road traffic | |
JP5489489B2 (ja) | 道路通行課金システム及び道路通行課金方法 | |
JP4295130B2 (ja) | 交通情報システム | |
JP2008152467A (ja) | 情報作成システム | |
US11662215B2 (en) | Method, apparatus, and computer program product for anonymizing trajectories | |
KR20160033214A (ko) | 차량용 정보 제공 시스템, 차량용 정보 제공 방법, 및 프로그램 | |
JP4010316B2 (ja) | 違法駐車取締りシステムおよび方法 | |
JP4457020B2 (ja) | 交通情報提供方法及び装置 | |
JP2020135674A (ja) | 交通リスク情報出力システム、及び、交通リスク情報出力プログラム | |
JP2019191802A (ja) | 渋滞度判定装置、渋滞度判定方法、及びコンピュータプログラム | |
EP3570180B1 (en) | Information communication system, information communication method, and server | |
Catbagan et al. | Evaluation of performance measures for two-lane expressways in Japan | |
KR101572582B1 (ko) | 네비게이션 장치, 교통 예측 서비스 장치, 교통 예측 서비스 시스템 및 그 방법 | |
JP6135448B2 (ja) | 情報提供システム、情報提供方法、及び情報提供プログラム | |
JP4321143B2 (ja) | 車両検知方法、車両検知システム、車両検知装置、車両検知用プログラム | |
JP2012018497A (ja) | 交通情報通知システム及び方法 | |
JP2011053964A (ja) | 緊急車両支援システム及び緊急車両支援方法 | |
JP2020094959A (ja) | 経路探索装置、経路探索方法、及び経路探索プログラム | |
CN114387796A (zh) | 用于检测车辆错误行进路线的系统和方法 | |
JP2008040605A (ja) | 交通情報提供装置、交通情報提供システム、異常データの検出方法およびデータ収集方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20070829 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100121 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100208 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4457020 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140212 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |