JP4444186B2 - 視認性を向上させた表示装置 - Google Patents

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本発明は、人間の視覚特性を生かし、利用操作時の視認性を向上させる表示装置及びその応用に関する。
従来、利用者が携帯端末装置等、LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)等からなる表示装置を操作して、装置の表示画面内の特定位置を選択する場合、カーソルを移動させ、特定位置をフォーカス選択して視認性を高めている。この場合、利用者の視認性を高めるために、フォーカス選択されたアイコン等のオブジェクトのみを認識し、選択オブジェクトを白黒反転表示、拡大表示、等の強調表示を用いて強調する表示技術が実施されている。
図8は、上述した表示技術の一例を示す。図8(a)は、スクロール操作前において、「データBOX」のアイコンが選択されている状態の表示画面を示し、図8(b)は、その上のアイコンである「モード」のアイコンを、カーソルをスクロールさせることにより選択した後の表示画面の例を示す。図8(a)では、選択されていない「モード」のアイコンは、表示画面上において強調されることなく表示されている。そして、図8(b)のように「モード」アイコンに、カーソルの位置を合わせ選択すると、選択されたモード」アイコンは、図8(b)に示すように、視認性を高めるため、白黒強調表示、拡大表示等の強調表示が施される。
上述した技術に加え、新たな選択オブジェクトのフォーカス、強調技術が要望されている。特に、上述した技術においては、現在選択のオブジェクトの表示方法のみを意識したものであるが、利用者にとっては、過去の視認状態からの移行の後に現在選択のオブジェクトを視認する。従って、現在選択のオブジェクトを強調表示するにあたっては、そのような利用者の視線変化をも考慮することが好ましいと考えられる。
本発明は、現在の選択対象(オブジェクト)のみならず、前回の選択対象からの移行をも考慮した選択表示態様を提供することにより、利用者の視認性を向上させることができる表示装置及びその応用を提供する。
本発明の表示装置は、表示部と、当該表示部内の所定領域を選択し、かつその大きさを変化させる制御部とを備え、前記制御部は、前記所定領域を選択すると、その領域を拡大して表示させるとともに、選択された所定領域内に配置され、当該所定領域の属性を示す注視対象についてはその大きさおよび前記表示部内における位置を選択前と同じ位置とする構成としている。
この構成では、注視対象を表示する位置および大きさを変えないことにより、選択領域の移動(カーソル移動)時の視認の連続性を保ち、良好な視認性を確保し得る表示装置が実現される。
また、本発明の表示装置は、表示部と、当該表示部内の所定領域を選択する制御部とを備え、該制御部は、第1の選択領域と、前記第1の選択領域の選択後に選択された第2の選択領域の間の選択移動方向を判定し、前記第1の選択領域内に配置され、該第1の選択領域の属性を表示する注視対象の第1の選択領域内の相対位置と、前記第2の選択領域内に配置され、該第2の選択領域の属性を表示する注視対象の第2の選択領域内の相対位置との間の移動方向が、前記選択移動方向に実質的に一致するよう、前記第2の選択領域の注視対象の表示位置を制御する。
この構成においては、視線の移動方向と注視対象の移動方向を一致させることにより、選択領域の移動時の視認の連続性を保ち、良好な視認性を確保し得る表示装置が実現される。
また、前記注視対象としては、選択領域の属性を表現する文字または記号または図形などが含まれる。また、前記所定領域が、メニュー画面を構成するように所定領域を決めることができる。
上述の表示装置は、情報処理装置に適用されるが、その応用例は特に限定されない。
さらに本発明は、表示部を備えた表示装置の制御方法を提供する。該方法は、当該表示部内の所定領域を選択するステップと、選択された前記所定領域の大きさを変化させるステップと、前記選択された所定領域内に配置され、当該選択された所定領域の属性を表示する注視対象の大きさおよび前記表示部内における表示位置を選択前と同じ位置とするステップを含む。
さらに本発明は、表示部を備えた表示装置の制御方法を提供する。該方法は、当該表示示部内の第1の選択領域を選択するステップと、前記第1の選択領域の選択ステップの後、当該表示部内の第2の選択領域を選択するステップと、前記第1の選択領域と、前記第2の選択領域の間の選択移動方向を判定するステップと、前記第1の選択領域内に配置され、該第1の選択領域の属性を表示する注視対象の第1の選択領域内の相対位置と、前記第2の選択領域内に配置され、該第2の選択領域の属性を表示する注視対象の第2の選択領域内の相対位置との間の移動方向が、前記選択移動方向に実質的に一致するよう、前記第2の選択領域の注視対象の表示位置を制御するステップと、を含む。
上述した方法をコンピュータに実行させるためのプログラムも本発明に含まれる。このようなコンピュータは、通常表示装置の制御部として構成され、プログラムは制御部内又は他の記憶媒体に記憶される。
本発明によれば、選択領域の移動時、カーソルのスクロール時において、利用者の視線を引き付けやすい注視対象の表示位置を適切に表示するため、表示装置の良好な視認性を確保することが可能となる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明による表示装置を用いた情報処理装置の一例である携帯端末装置の構成を説明するブロック図である。携帯端末装置は、制御部10と、操作部12と、表示部14と、発光部16と、振動部18と、無線部20と、パターン記憶部22と、メニュー位置テーブル23と、音源部24と、各構成要素に駆動電源を供給する電源部26とを備える。尚、本発明における表示装置は、携帯端末装置のうち少なくとも表示部14と、制御部10の部分を含むものである。
無線部20は、無線回路、整合回路等より構成され、データ送受信するためのアンテナA1と接続され、他の携帯端末装置との間で無線データ通信する。操作部12は、キーボード、操作ボタン、押下キー、十字キー等、利用者が所望の操作を入力する部分により構成され、利用者は操作部12を介して、データ入力、データ操作を行なう。表示部14はLCD等より構成され、利用者の操作部12に応じた表示パターンで画像表示を行なう。表示部14は、メインLCDとサブLCDの組み合わせ等、複数のディスプレイにより構成することもできる。
音源部24は一つ又は複数のスピーカを含んで構成され、着信時の発呼等を行なうとともに、利用者の操作部12の操作に応じた鳴動パターンで鳴動する。発光部16はLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)等の光源より構成され、着信時に発光するとともに、利用者の操作部12の操作に応じた発光パターンで発光する。振動部18は、バイブレータを含んで構成され、マナーモード下で着信時に振動するとともに、利用者の操作部12の操作に応じた振動パターンで振動する。
パターン記憶部22は不揮発性メモリ等より構成され、操作部12の操作に対応した表示部14の表示パターンを記憶した表示DB(DataBase;データベース)、操作部12の操作に対応した音源部24の鳴動パターンを格納した音源DB、操作部12の操作に対応した振動部18の振動パターンを格納した振動DB、操作部12の操作に対応した発光部16の発光パターンを格納した発光DBを記憶している。また、メニュー位置テーブル23は、携帯端末装置の表示装置に表示するメニューの識別番号、名称、位置情報、文字開始位置情報等の情報をテーブル形式で記憶保持する。尚、パターン記憶部22、メニュー位置テーブル23は、後述する制御部10に含まれてもよい。
図2は、制御部10の構成の一例を説明するブロック図である。制御部10は、表示変更方向判定部30と、選択領域記憶部34と、表示領域記憶部32とを含む。選択領域記憶部34は、カーソルにより前回選択(フォーカスともいう)されたオブジェクト(対象物)に対応する選択領域と、今回選択、フォーカスされたオブジェクトに対応する選択領域の情報を含み、主として選択領域の位置情報を含む。表示変更方向判定部30は、選択領域記憶部34に記憶された前回選択領域と今回選択領域に基づき、カーソルの移動方向すなわち選択領域移動方向を判定する。この方向は利用者の視認対象の移動方向に対応する。また、表示領域記憶部32は、現在選択されることにより拡大された選択領域の表示領域に関する情報を含む。
続いて本発明の表示装置による表示態様を、図3、図4を用いて示す。図3、図4に示すように、一例として表示部14には、上から順に「電話」、「メール」、「カメラ」、「モード」、「ツール」、「設定」の各メニューが縦方向に配列されている。各メニューは、選択領域、選択オブジェクトになり得る。ユーザは操作部12のカーソルキー等を操作することにより、いずれかのメニューを選択することができる。選択対象となったメニューは強調して表示され、この強調された部分は現在(今回)の選択領域にも該当する。また、各メニューには各々の内容を表示する情報として、文字(「電話」等)と図形(機能を連想させるアニメーション)が表示されている。また、図3(a)、図3(b)、図4(a)、図4(b)各々において表示部14が2つずつ示されているが、左側はカーソル操作前の前回表示の状態を示し、右側はカーソル操作後の現在表示の状態を示す。前回の選択領域は「第1の選択領域」とも呼ばれ、現在の選択領域は、「今回の選択領域」、「第2の選択領域」とも呼ばれる。
そして、図3は、メニューの選択過程において、各メニュー内容を表示する文字の位置を固定したまま、選択されたメニューの表示が拡大される例を示している。図3(a)は下から上方向に向かってカーソルを移動した場合の表示の例であり、図3(b)は上から下方向に向かってカーソルを移動した場合の表示の例である。図3(a)のように、前回の「モード」の位置から、現在の「カメラ」の位置にカーソルを移動させると、「カメラ」の表示領域は拡大するが、太枠線で示すように、「カメラ」の文字位置は、前回と現在とで変化せず、固定されたままである。すなわち、文字の表示位置が、そのオブジェクトの拡大にもかかわらず同じ位置を維持したままで、下から上方向に向かってカーソルが移動したことがわかる。同様に、図3(b)のように、前回の「カメラ」の位置から、現在の「モード」の位置にカーソルを移動させると、「モード」の表示領域は拡大するが、太枠線で示すように、「モード」の文字位置は、前回と今回とで変化せず、固定されたままである。すなわち、文字の表示位置がそのオブジェクトの拡大にもかかわらず同じ位置を維持したままで、上から下方向に向かってカーソルが移動したことがわかる。
このように、選択領域が移動し、新しい選択領域の大きさが変化しても(特に拡大しても)、文字の表示位置を固定しておくことにより、カーソル移動時の画面変化の連続性を保ち、より優れた視認性を確保することが可能となる。ここで、文字自体の大きさ、文字色の種類、文字色の濃淡等を変化させることは任意である。また、人間の目では実際に視認できない程度の量で文字が移動する場合も、ここでいう文字位置の固定に含まれる。すなわち、実質的に文字位置が固定されている場合も本発明に含まれる。
一方、図4は、メニューの選択過程において、各メニュー内容を表示する文字の位置を、カーソルが移動する方向、すなわち利用者の目の動きに合わせた位置に配置するとともに、選択されたメニューの表示が拡大される例を示している。図4(a)は下から上方向に向かってカーソルを移動した場合の表示の例であり、図4(b)は上から下方向に向かってカーソルを移動した場合の表示の例である。図4(a)のように、前回の「モード」の位置から、現在の「カメラ」の位置にカーソルを移動させると、「カメラ」の表示領域は拡大するが、太枠線で示すように、「モード」、「カメラ」という文字位置の変化、移動方向は、カーソルの移動方向に一致している。すなわち、視認対象の移動方向に合わせて、下から上方向に向かってカーソルが移動したことがわかる。特に、図4(b)のように、前回の「モード」の位置から、現在の「ツール」の位置にカーソルを移動させると、「ツール」の表示領域は拡大するが、太枠線で示すように、「モード」、「ツール」という文字位置の変化、移動方向は、カーソルの移動方向に一致している。すなわち、「モード」の文字は「モード」のアイコンの上方に表示されているが、「ツール」の文字は「ツール」のアイコンの下方に表示されている。「上方」、「下方」というのは、当該アイコン内での相対位置を示す例である。従って本例では、視認対象の移動方向である上から下方向に合わせて、アイコン内の文字の相対位置が、上から下方向に移動している。
このように、選択領域が移動したとき、選択領域内の文字の相対位置の移動方向をカーソルの移動方向と一致させることにより、カーソル移動時の画面変化の連続性を保ち、より優れた視認性を確保することが可能となる。ここで、文字自体の大きさ、文字色の種類、文字色の濃淡等を変化させることは任意である。また、人間の目では実際に視認できない程度の量の分、文字の相対位置の移動方向がカーソルの移動方向と一致しない場合も、ここでいう一致に含まれる。すなわち、実質的に文字の移動方向とカーソルの移動方向が一致している場合も本発明に含まれる。
図3、図4の例では、表示位置の制御対象が文字の例を示した。すなわち本例では文字が、メニュー内で利用者の視線を最も引き寄せる部分、すなわち選択領域内の注視対象である。そして選択領域の属性を表示し、注視対象である文字の位置を図3、図4の様に制御することにより、視認性を向上させるものである。ただし、注視対象としては文字に限られず、図形、記号等であってもよく、利用者の視線を最も引き寄せる部分であればよく、そのような部分に対し、本発明の制御を施せばよい。
次に図5、図6を用いて本発明下の制御をより詳しく説明する。尚、図5、図6の例は図3、図4の例とは異なり、拡大された選択メニューが隣接する他の未選択メニューを完全に覆う形態を採用している。例えば図6(a)においては選択により拡大された「メニュー2」が「メニュー1」を覆い、図6(b)においては選択により拡大された「メニュー3」が「メニュー2」を覆っている。すんわち、拡大された選択メニューが、隣接して上方に存在するメニューを完全に覆っている。ただし、この違いは選択領域の拡大のさせ方の違いに起因するものであり、注視対象の位置の制御は基本的に、図3及び図4の例と、図5及び図6の例で異なるところはない。
図5は、メニュー位置テーブル23を説明する図であり、図5(a)は、図3、図4と同様、メニュー画面の表示例(メニュー表示情報40)を示し、図5(b)は、メニュー位置テーブル23の具体例を示す。携帯端末装置の表示部14に表示するメニュー表示情報40は、テーブル形式でメニュー位置テーブル23に記憶保持される。メニュー表示情報40は、各メニュー毎に、アイコン等の絵柄を示す「○○」と、「メニュー1」、・・・、「メニューn」のような各個別のメニュー(本例ではメニュー1〜メニュー6)を表現する文字を含む。各メニューは、メニュー表示情報40の表示領域の左上位置データ42−1、文字開始位置データ42−2、右下位置データ42−3をそれぞれ含む。メニュー位置テーブル情報44は、表示する各メニューの識別番号ID44−1、名称(文字に対応)44−2、左上位置44−3(左上位置データ42−1に対応)、右下位置44−4(右下位置データ42−3に対応)、文字開始位置情報44−5(文字開始位置データ42−2に対応)を含む。
例えば、識別番号ID44−1が「1」の表示メニューは、「メニュー1」の名称44−2と、横方向「0」位置、縦方向「60」の位置座標である「(0,60)」を示すメニュー表示情報の左上位置44−3と、横方向「240」、縦方向「100」の位置座標である「(240,100)」を示すメニュー表示情報の右下位置44−4と、横方向「60」位置、縦方向「170」の位置座標である「(60,70)」を示す表示文字の文字開始位置情報44−5とを含む。同様に、同図で例示する識別番号ID44−1が「2」乃至「6」のそれぞれに対応して表示する各メニューについても、例えば、各々「メニュー2」、「メニュー3」、「メニュー4」、「メニュー5」、「メニュー6」の名称44−2と、各々(0,60)、(0,100)、(0,140)、(0,180)、(0,220)、(0,260)の左上位置44−3と、各々(240,100)、(240,140)、(240,180)、(240,220)、(240,260)、及び(240,300)の右下位置44−4と、各々(60,70)(60,110)、(60,150)、(60,190)、(60,230)、(60,270)の文字開始位置情報44−5を有する。
図6は、選択領域記憶部34及び表示領域記憶部32に記憶される、前回及び現在の選択領域に関する情報を示したものであり、図6(a)は前回選択の位置情報及び表示情報を説明する図であり、図6(b)は今回選択の位置情報及び表示情報を説明する図である。表示変更方向判定部30は、カーソルの移動方向及び表示変更方向を判定する。例えば、カーソルを下から上方向に移動させて位置合わせすると、選択された表示領域は拡大されるが、選択領域記憶部34には前回及び現在の選択領域の位置情報が記憶される。この二つの情報を比較することにより、表示変更方向判定部30は、カーソルの移動方向、すなわち選択領域の移動方向を判定する。図4の例では、この移動方向考慮して、制御部10は選択領域内の注視対象の配置位置を決定する。一方、図3の例では、制御部10は、表示変更方向判定部30の判定と特に関係なく、選択後の注視対象の位置を決定する(選択前と同じ)。
図6(a)は前回「メニュー2」を選択していた場合の状態を示す図である。選択領域記憶部34は、領域の横方向の長さA、縦方向の長さBの領域長情報、左上位置データ(ax,ay)、右下位置データ(bx,by)、等の位置情報を含む領域情報を有する。また、「メニュー3」は、左上位置データ(cx,cy)、右下位置データ(dx,dy)の領域情報を有する。ここで、現在(今回)、「メニュー3」を選択した場合、axがcxより小さい、つまりax<cxである場合は、カーソルが下側の方向への移動を意味する。この場合、図6(b)に示すように、現在選択のメニューの右下位置を、フォーカス前の位置データ(dx,dy)に合わせる。したがって、フォーカス時の左上位置の位置データは(dx−A,cy)となる。前回選択領域及び現在選択領域を規定する各位置データは、選択領域記憶部34に記憶される。また、表示領域記憶部32は、今回の選択領域の表示位置情報として、左上位置データ (dx−A,cy)、右下位置データ(dx,dy)等を記憶する。
図6(b)に示すように、選択領域であるメニュー3を表示する「メニュー3」の文字の位置は、図6(a)における位置と変わっておらず、図3と同様の注視対象の位置制御が行なわれていると考えられる。また、図6(a)の注視対象である「メニュー2」の文字と、図6(b)の注視対象である「メニュー3」の文字の移動方向は、選択領域の移動方向と一致しているため、図4と同様の注視対象の位置制御が行なわれていると考えられる。
同様に、axがcxより大きい、つまりax>cxである場合はカーソルが上側の方向へ移動することを意味する。この場合、今回メニューの左上位置を、フォーカス前(cx,cy)に合わせる。従って、表示領域記憶部32は、今回選択によって決定すべき表示位置として左上位置(cx,cy)を記憶する。
図7は、携帯端末装置の制御部10が実行する制御の流れの一例を説明するフローチャートである。まず制御部10は、表示部14に現在カーソルの位置を示す初期画面状態を設定する(ステップS1)。次いで、利用者が操作部12を操作し、表示部14のカーソルを移動操作を行なうと、制御部10はカーソル移動の制御処理を実行し(ステップS2)、移動後のカーソル位置K1を検出する(ステップS3)。さらに制御部10は、パターン記憶部22のメニュー位置テーブル23から、移動前カーソル位置K0の識別番号ID44−1、名称44−2、左上位置44−3、右下位置44−4、文字開始位置情報44−5を含むメニュー位置テーブル情報44を読み出す(ステップS4)。次いで、制御部10は、メニュー位置テーブル23のカーソル位置K0のメニュー位置テーブル情報と(前回カーソル位置情報)、カーソル位置K1のメニュー位置テーブル情報(現在カーソル位置情報)を、選択領域記憶部34に保存する(ステップS5)。
次いで、前回カーソル位置K0の左上位置データ(ax、ay)と現在のカーソル位置K1の左上位置データ(cx、cy)とを比較し、カーソルの移動方向を判定する(ステップS6)。axがcxより小さい、つまりax<cxである場合はカーソルが下側の方向へ移動したと判断する。axがcxより大きい、つまりax>cxである場合はカーソルが上側の方向へ移動したと判断する。次いで、パターン記憶部22が有する表示DB、音源DB、振動DB、発光DB、等のDBから、カーソルの移動方向に対応して使用されるDBを検索する(ステップS7)。次いで、カーソルの移動方向に対応するように表示部14、発光部16、振動部18、音源部24の機能を実行する(ステップS8)。その後、継続して処理するのであれば(YES)、ステップS2に戻り、処理を継続する(ステップS9;YES)。処理終了(NO)であれば、一連の処理を終了する(ステップS9;NO)。
尚、パターン記憶部22に格納された表示DBとして、操作部12の操作に対応して、表示するアイコンや背景等の表示パターンを変えるような構成にしてもよい。また、音源DBとして、操作部12の操作に対応して、キー操作確認音等の鳴動音を変えることにより移動方向を表現し、操作を誘導するような構成にしてもよい。更には、振動DBとして、操作部12の操作に対応してバイブレータの振動パターンを変えることにより移動方向を表現し、操作を誘導するような構成にしてもよい。更には、発光DBとして、操作部12の操作に対応してLED等の発光パターンを変えることにより、視覚的に操作を誘導するような構成にしてもよい。
また、表示部14のカーソルが初期位置に戻った際、表示パターン、振動パターン、鳴動パターン、発光パターンを変えることにより、初期位置に戻ったことを明示する機能を持たせることもできる。
以上説明したように、本発明の表示装置によれば、注視対象を表示する位置を選択前と選択後の間で実質的に固定するか、選択領域の移動方向にあわせて注視方向の選択領域内の相対位置を移動させる。このような制御により、視認性を向上させることが可能となる。
以上、本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明によれば、選択領域の移動時、カーソルのスクロール時において、利用者の視線を引き付けやすい注視対象の表示位置を適切に制御した表示装置が提供され、利用者の視認性を向上させる。
本発明の表示装置を利用した携帯端末装置の構成を説明するブロック図。 制御部の構成を説明するブロック図。 カーソル移動過程において、注視対象である文字の表示位置を固定した表示の例であり、(a)は下から上方向に向かってカーソルを移動した場合の表示の例であり、(b)は上から下方向に向かってカーソルを移動した場合の表示の例を示す図。 カーソル移動過程において、注視対象である文字の表示位置をカーソル移動に合致させる表示の例であり、(a)は下から上方向に向かってカーソルを移動した場合の表示の例であり、(b)は上から下方向に向かってカーソルを移動した場合の表示の例を示す図。 パターン記憶部が有するメニュー位置テーブルの例を説明する図であり、(a)はメニュー画面の表示例であり、(b)はメニュー位置テーブルの具体例を示す図。 選択領域の位置情報を概念的に説明する図であり、(a)は前回の選択領域の位置情報を概念的に示す図であり、(b)は現在の選択領域の位置情報を概念的に示す図。 携帯端末装置の制御部が実行する制御の流れを説明するフローチャート。 従来の表示装置における、選択領域の表示例を示す図であり、(a)は、前回選択の表示例であり、(b)は現在選択の表示例を示す図。
符号の説明
10 制御部
12 操作部
14 表示部
15 発光部
18 振動部
20 無線部

Claims (7)

  1. 表示部と、
    前記表示部内の所定領域から1つの選択領域を選択すると該選択領域を拡大して表示させる制御部と、を備え、
    該制御部は、
    第1の選択領域と、前記第1の選択領域の選択後に選択された第2の選択領域の間の選択移動方向を判定し、
    前記第1の選択領域内に配置され、該第1の選択領域の属性を表示する注視対象の第1の選択領域内の相対位置と、前記第2の選択領域内に配置され、該第2の選択領域の属性を表示する注視対象の第2の選択領域内の相対位置との間の移動方向が、前記選択移動方向一致するよう、前記第2の選択領域における注視対象の表示位置を制御する表示装置。
  2. 複数の選択領域を表示する表示部と、
    前記表示部内の所定領域から1つの選択領域を選択すると該選択領域を拡大して表示させるとともに、選択領域に配置された、属性を表示する注視対象の大きさは変更しない制御部と、を備え、
    該制御部は、
    第1の選択領域と、前記第1の選択領域の選択後に選択された第2の選択領域の間の選択移動方向を判定し、
    前記選択移動方向が上方向の場合には、前記第2の選択領域内における該第2の選択領域の属性を表示する注視対象の相対位置を上部に配置し、
    前記選択移動方向が下方向の場合には、前記第2の選択領域内における該第2の選択領域の属性を表示する注視対象の相対位置を下部に配置するよう前記第2の選択領域における注視対象の表示位置を制御する表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の表示装置であって、前記注視対象が文字を含む、表示装置。
  4. 請求項1または2に記載の表示装置であって、前記所定領域が、メニューを構成する表示装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の表示装置と、
    前記処理領域を選択するための操作を入力する操作部と、を備える情報処理装置。
  6. 表示部を備えた表示装置の制御方法であって、
    当該表示部内の第1の選択領域を選択するステップと、
    前記第1の選択領域の選択ステップの後、当該表示部内の第2の選択領域を選択するステップと、
    前記第1の選択領域と、前記第2の選択領域の間の選択移動方向を判定するステップと、
    前記第1の選択領域内に配置され、該第1の選択領域の属性を表示する注視対象の第1の選択領域内の相対位置と、前記第2の選択領域内に配置され、該第2の選択領域の属性を表示する注視対象の第2の選択領域内の相対位置との間の移動方向が、前記選択移動方向一致するよう、前記第2の選択領域の注視対象の表示位置を制御するステップと、
    を備える制御方法。
  7. 表示部を備えた表示装置を制御するためのプログラムであって、当該プログラムは、
    当該表示部内の第1の選択領域を選択する手順と、
    前記第1の選択領域の選択手順の後、当該表示部内の第2の選択領域を選択する手順と、
    前記第1の選択領域と、前記第2の選択領域の間の選択移動方向を判定する手順と、
    前記第1の選択領域内に配置され、該第1の選択領域の属性を表示する注視対象の第1の選択領域内の相対位置と、前記第2の選択領域内に配置され、該第2の選択領域の属性を表示する注視対象の第2の選択領域内の相対位置との間の移動方向が、前記選択移動方向一致するよう、前記第2の選択領域の注視対象の表示位置を制御する手順と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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