JP4442522B2 - 感熱記録体 - Google Patents
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Description
一方、本発明において使用することができる珪素変性ポリビニルアルコールは、分子内に珪素原子を含有するものであれば特に限定はないが、通常分子内に含有される珪素原子がアルコキシル基、アシロキシル基或いは加水分解等により得られる水酸基またはそのアルカリ金属塩等の反応性置換基を有しているものを使用することが好ましい。このような分子内に珪素原子を含む変性ポリビニルアルコールの製造法の詳細は、特開昭58−193189号公報や特開昭61−074887号公報に記載されている。但し、本発明に使用する珪素変性ポリビニルアルコールの製造方法はこれら公知の公報に記載された方法に限定されるものではなく、その他の方法で製造されたものであっても良い。
また染料前駆体を溶剤に溶解した後、この溶液を水中で上記水溶性高分子を安定化剤として乳化分散後、この乳化液から溶剤を蒸発させ染料前駆体を固体微粒子化して使用することもできる。いずれの場合も固体微粒子状態で使用する染料前駆体の分散粒子の平均粒子径は、適切な発色感度を得るために0.2〜3.0μmであることが好ましく、より好ましくは0.3〜1.0μmである。
(下塗り層用塗液の調製)
吸油量110ml/100gの焼成カオリン88部、スチレン−ブタジエン系ラテックス(固形分濃度:50%)20部、カルボキシメチルセルロース(商品名:セロゲン7A、第一工業製薬社製)の5%水溶液20部、ポリアクリル酸ナトリウムの20%水溶液5部及び水190部を均一に混合攪拌して下塗層用塗液を得た。
3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン10部、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン15部、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの15%水溶液10部、及び水30部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が1μmになるまで粉砕した。
4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン15部、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの15%水溶液10部、及び水30部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が1.5μmになるまで粉砕した。
A液55部、B液165部、微粒子状無水シリカ25部、軽質炭酸カルシウム5部、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部、ジアセトン変性ポリビニルアルコール(商品名:DF−17、鹸化度98.5mol%、重合度1700、日本酢ビポバール社製)の10%水溶液80部、アジピン酸ジヒドラジドの30%水分散液10部、ステアリン酸亜鉛の30%分散液10部、及び水55部を混合攪拌して感熱記録層用塗液を調製した。
アセトアセチル変性ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセファイマーZ−200、日本合成化学工業社製)10%液100部、カオリン200部、ステリン酸亜鉛30%分散体(商品名:ハイドリンZ−7、中京油脂社製)10部及び水100部を均一に混合攪拌して保護層用塗液を得た。
坪量78g/m2 の上質紙の片面に、下塗層用塗液、感熱記録層用塗液、保護層用塗液をそれぞれ乾燥後の塗布量が8g/m2、4g/m2、2g/m2 となるようにロッドブレードコーターにて塗布、乾燥した後、スーパーカレンダー処理を行い感熱記録体を得た。
実施例1の感熱記録層用塗液の調製において、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部及びジアセトン変性ポリビニルアルコール(商品名:DF−17、鹸化度98.5mol%、重合度1700、日本酢ビポバール社製)の10%水溶液80部の代わりに、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液20部及びジアセトン変性ポリビニルアルコール(商品名:DF−17、鹸化度98.5mol%、重合度1700、日本酢ビポバール社製)の10%水溶液100部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の感熱記録層用塗液の調製において、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部及びジアセトン変性ポリビニルアルコール(商品名:DF−17、鹸化度98.5mol%、重合度1700、日本酢ビポバール社製)の10%水溶液80部の代わりに、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液80部及びジアセトン変性ポリビニルアルコール(商品名:DF−17、鹸化度98.5mol%、重合度1700、日本酢ビポバール社製)の10%水溶液40部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の感熱記録層用塗液の調製において、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部の代わりに、部分鹸化珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1230、鹸化度90mol%、重合度1600、クラレ社製)の10%水溶液40部を使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の感熱記録層用塗液の調製において、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部及びジアセトン変性ポリビニルアルコール(商品名:DF−17、鹸化度98.5mol%、重合度1700、日本酢ビポバール社製)の10%水溶液80部の代わりに、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部及びジアセトン変性ポリビニルアルコール(商品名:DF−17、鹸化度98.5mol%、重合度1700、日本酢ビポバール社製)の10%水溶液30部およびジアセトン変性ポリビニルアルコール(商品名:DF−05、鹸化度98.5mol%、重合度500、日本酢ビポバール社製)の10%水溶液50部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1における感熱記録層用塗液の調製において、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部及びジアセトン変性ポリビニルアルコール(商品名:DF−17、鹸化度98.5mol%、重合度1700、日本酢ビポバール社製)の10%水溶液80部の代わりに、ジアセトン変性ポリビニルアルコール(商品名:DF−17、鹸化度98.5mol%、重合度1700、日本酢ビポバール社製)の10%水溶液120部を使用した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1における感熱記録層用塗液の調製において、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部及びジアセトン変性ポリビニルアルコール(商品名:DF−17、鹸化度98.5mol%、重合度1700、日本酢ビポバール社製)の10%水溶液80部の代わりに、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液120部を使用した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1における感熱記録層用塗液の調製において、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部の代わりに、未変性ポリビニルアルコール(商品名:PVA−217、鹸化度88mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1における感熱記録層用塗液の調製において、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部の代わりに、アセトアセチル変性部分鹸化ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセハイマーZ−320、鹸化度92mol%、重合度2000、日本合成化学工業社製)の10%水溶液40部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1における感熱記録層用塗液の調製において、珪素変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、鹸化度98.5mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部の代わりに、カルボキシ変性部分鹸化ポリビニルアルコール(商品名:KL−318、鹸化度88mol%、重合度1700、クラレ社製)の10%水溶液40部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
感熱記録用シミュレーター〔TH-PDM、大倉電機社製〕を用い、印加エネルギー0.27mJ/dot にて記録し、記録部の記録濃度をマクベス濃度計(RD914、アンバーフィルター使用)で測定した。
上記で記録したベタ印字部を下記の基準で目視評価した。
○:白抜けが全く観察されない。
○':白抜け部分がわずかに観察される。
×:白抜け部分が観察される。
前述のロッドブレードによる感熱記録層塗工の際の塗工適性(カスレの発生)を評価した。
○:カスレの発生が全く観察されない。
○':カスレの発生がわずかに観察される。
×:カスレの発生が観察される。
Claims (3)
- 支持体上に、無色乃至は淡色の塩基性染料と顕色剤を含有する感熱記録層を設けた感熱記録体において、該感熱記録層中に珪素変性ポリビニルアルコール及びジアセトン変性ポリビニルアルコールを含有し、感熱記録層中の珪素変性ポリビニルアルコール100質量部に対し、ジアセトン変性ポリビニルアルコールの含有量が100〜800質量部であり、珪素変性ポリビニルアルコール及びジアセトン変性ポリビニルアルコールの鹸化度が95%より大きいことを特徴とする感熱記録体。
- 前記珪素変性ポリビニルアルコール及びジアセトン変性ポリビニルアルコールの重合度が300〜3000である、請求項1に記載の感熱記録体。
- 少なくとも感熱記録層がブレード法により塗布して形成された、請求項1または2に記載の感熱記録体。
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