JP4441996B2 - 帯状材料の接合装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、タイヤ構成材料として使用するカーカス部材等の未加硫帯状材料を接合する接合装置にかかわり、更に詳しくは帯状材料の接合端末部を成形ドラム上で正確に突き合わせ接合出来ると共に、自動貼りを可能とした帯状材料の接合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タイヤ成形工程において、未加硫のカーカス等の帯状材料を突き合わせ接合(バットスプライスと呼称されている)するために円筒状の成形ドラムに巻付ける作業が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、帯状材料を成形ドラムに巻付ける際、部材の長さの微妙な違いにより、端末部が重なったり(ラップ)、開(オープン)に成り易く、従って、その後において人手による修正作業が必要とならざるを得なかった。
【0004】
また、カーカス部材の突き合わせ接合装置として、ジッパー装置と呼称されるものがあるが、このジッパー装置は、受けローラ上で開いた二枚のカーカス部材の両端を傘歯状の二本のローラによって引き寄せながら圧着させる装置で、カーカス部材は予長さが必要で、予長さ分は均して納めるために、スプライス周辺部材(圧着周辺部)は密になり、これをタイヤ成形機の成形ドラム上でこれを実施するためには、圧着スタート部は、カーカス部材をスプライスした状態から始めるため、作業者がジッパー装置にセットする必要があり、人手による設定が必要で多くの手間と時間がかかると言った問題があった。
【0005】
更に、ジッパー装置では、両端部が開いた状態から引き寄せながら圧着して行くために、圧着状態にバラツキが発生し、品質的に問題があった。
【0006】
この発明の目的は、帯状材料の接合端末部を正確に安定した状態で突き合わせ接合でき、しかも人手を介することなく自動貼りを行うことが出来る帯状材料の接合装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するため、この発明の帯状材料の接合装置は、ヒンジを介して開閉可能に構成した少なくとも二分割以上に分割された成形ドラムと、該成形ドラム上の接合部上で突き合わせた帯状材料の端末部を圧着させて接合させる圧着手段とから成り、前記成形ドラムの接合当接部を、櫛歯状の凹凸係合部に構成したことを要旨とするものである。
【0008】
前記成形ドラムの接合部近傍を、ヒンジを介して開閉可能に構成したり、前記圧着手段を、傘歯状の一対のローラで構成するものである。
【0009】
この発明は、上記のように構成され、ヒンジを介して開閉可能に構成した少なくとも二分割以上に分割された成形ドラムと、該成形ドラム上の接合部上で突き合わせた帯状材料の端末部を圧着させて接合させる圧着手段とから成り、前記成形ドラムの接合当接部を、櫛歯状の凹凸係合部に構成したので、成形ドラム上において帯状材料の接合端末部の自動貼りを容易に行うことが出来、また端末部を正確に貼合わせることが出来、更に確実で安定した突き合わせ接合を行うことが出来るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づきこの発明の実施の形態を説明する。
【0011】
図1は、この発明にかかる帯状材料の接合装置1の第1実施形態の正面図、図2は図1の接合部の一部拡大平面図を示し、前記接合装置1は、ヒンジ2を介して開閉可能に構成した二分割された円筒状の成形ドラム3と、成形ドラム3上の接合部4a,4b上で突き合わせた帯状材料Wの端末部を圧着させて接合させる圧着手段5とから構成されている。
【0012】
なお、円筒状の成形ドラム3は、上記の実施形態では180°の位置で二分割され、ヒンジ2を介して連結されているが、この実施形態に限定されず、二分割以上に分割された成形ドラムを使用することも可能である。
【0013】
前記成形ドラム3の接合部4a,4bの当接部は、図2に示すように、櫛歯状の凹凸係合部10a,10bに形成され、成形ドラム3の開時には、凹凸係合部10a,10bが交差して完全な空間部とならないように構成されている。
【0014】
なお、二分割された成形ドラム3のヒンジ2を支点として開閉させる開閉手段としては、成形ドラム3内に図示しないシリンダー等を設置させて開閉させるようにするものである。
【0015】
また、圧着手段5としては、図1に示すような傘歯状の一対のローラ6a,6b(トーインローラ)で構成し、この一対のローラ6a,6bは、成形ドラム3の接合部4a,4bに対して外部から接近離反できるものを使用する。
【0016】
次に、カーカス部材等の未加硫の帯状材料の接合方法を、図3(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0017】
まず、図3(a)に示すように、成形ドラム3の接合部4a,4bの当接部を2〜3mm程度のクリアランスhを設けた状態で、該成形ドラム3上に予め定尺切断された未加硫の帯状材料Wの接合端末部Waが前記接合部4a,4bにおいて開状態となるように貼付ける。
【0018】
このような状態から、図3(b)に示すように、成形ドラム3を図示しないシリンダー等で閉作動させて接合部4a,4bを当接させると、成形ドラム3は真円状態となり、これと同時に帯状材料Wの接合端末部Waは、成形ドラム3の接合部4a,4bにより引き寄せられながら突き合わされて密着し、仮接合された状態となる。
【0019】
このような状態から、図3(c)に示すように、上述した傘歯状の一対のローラ6a,6bから成る圧着手段5を成形ドラム3の接合部4a,4bまで移動させて圧着させ、圧着手段5をドラム幅方向に順次移動させて突き合わせた帯状材料Wの接合端末部Waを圧着させて接合するのである。
【0020】
このように、成形ドラム3上に帯状材料Wを貼付けた時、帯状材料Wの接合端末部Waは確実に開いた状態で貼ることになるので、自動貼りが可能となり、また成形ドラム3の閉作動により帯状材料Wの接合端末部Waを突き合わせるので、端末部を正確に突き合わせることが出来る。更に接合端末部Waを仮圧着した後に圧着手段5で圧着するので、確実で安定した突き合わせ接合が可能となるものである。
【0021】
次に、図4及び図5(a),(b),(c)は、この発明の第2実施形態を示し、上記第1実施形態と同様な構成は、同一符号を付して説明は省略する。この実施形態は、成形ドラム3の接合部近傍を、ヒンジ7a,7bを介して開閉可能な分割片8a,8bで構成し、この分割片8a,8bの接合当接部9a,9bは、上記第1実施形態と同様に、櫛歯状の凹凸係合部10a,10bに形成され、成形ドラム3の開時には、凹凸係合部10a,10bが交差して完全な空間部とならないように構成されている。
【0022】
上記、分割片8a,8bの開閉は、上記第1実施形態と同様に、図示しないシリンダー等で行うものである。
【0023】
そして、この第2実施形態における未加硫の帯状材料の接合方法は、第1実施形態と同様に、図5(a)に示すように、成形ドラム3の分割片8a,8bの接合当接部9a,9bを2〜3mm程度のクリアランスhを設けた状態で、該成形ドラム3上に予め定尺切断された未加硫の帯状材料Wの接合端末部Waが前記分割片8a,8bにおいて開状態となるように貼付ける。
【0024】
このような状態から、図5(b)に示すように、分割片8a,8bを図示しないシリンダー等で閉作動させて分割片8a,8bの接合当接部9a,9bを当接させると、成形ドラム3は真円状態となり、これと同時に帯状材料Wの接合端末部Waは、成形ドラム3の分割片8a,8bにより引き寄せられながら突き合わされて密着し、仮接合された状態となる。
【0025】
このような状態から、図5(c)に示すように、上述した傘歯状の一対のローラ6a,6bから成る圧着手段5を成形ドラム3の分割片8a,8bまで移動させて圧着させ、圧着手段5をドラム幅方向に順次移動させて突き合わせた帯状材料Wの接合端末部Waを圧着させて接合するのである。
【0026】
なお、その他の構成及び作用は、上記第1実施形態と同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
【0027】
【発明の効果】
この発明は、上記のように構成し、ヒンジを介して開閉可能に構成した少なくとも二分割以上に分割された成形ドラムと、該成形ドラム上の接合部上で突き合わせた帯状材料の端末部を圧着させて接合させる圧着手段とから成り、前記成形ドラムの接合当接部を、櫛歯状の凹凸係合部に構成したので、成形ドラム上に帯状材料を貼付けた時、帯状材料の接合端末部は確実に開いた状態で貼ることになるので、自動貼りが容易となり、また成形ドラムの閉作動により帯状材料の接合端末部を突き合わせるので、端末部を正確に突き合わせることが出来、更に接合端末部を仮圧着した後に圧着手段で圧着するので、確実で安定した突き合わせ接合が出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる帯状材料の接合装置の第1実施形態の正面図である。
【図2】図1の接合部の一部拡大平面図である。
【図3】(a)〜(c)は、この発明の第1実施形態における帯状材料の接合方法の工程説明図である。
【図4】この発明にかかる帯状材料の接合装置の第2実施形態の正面図である。
【図5】(a)〜(c)は、この発明の第2実施形態における帯状材料の接合方法の工程説明図である。
【符号の説明】
1 接合装置
2 ヒンジ
3 成形ドラム
4a,4b 接合部
5 圧着手段
6a,6b 傘歯状の一対のローラ
7a,7b ヒンジ
8a,8b 分割片
9a,9b 接合当接部
10a,10b 凹凸係合部
h クリアランス
W 帯状材料
Wa 接合端末部
Claims (3)
- ヒンジを介して開閉可能に構成した少なくとも二分割以上に分割された成形ドラムと、該成形ドラム上の接合部上で突き合わせた帯状材料の端末部を圧着させて接合させる圧着手段とから成り、前記成形ドラムの接合当接部を、櫛歯状の凹凸係合部に構成したことを特徴とする帯状材料の接合装置。
- 前記成形ドラムの接合部近傍を、ヒンジを介して開閉可能に構成した請求項1に記載の帯状材料の接合装置。
- 前記圧着手段が、傘歯状の一対のローラで構成した請求項1または2に記載の帯状材料の接合装置。
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