JP4441066B2 - 粉体塗装ガン及び粉体塗料の塗装方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉体塗料を噴射するための粉体塗装ガン及び粉体塗料の塗装方法に関し、特に、該粉体塗装ガンの内部に形成された粉体塗料搬送経路によって搬送される該粉体塗料を粉体塗料噴射口から均一に分散させて噴射することを可能とする粉体塗装ガン及び粉体塗料の塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、粉体塗料を使用して、例えば、自動車のボンネットやドアなどの被塗装物に塗装を行う場合、静電放電方式の粉体塗装ガンが広く使用されている。この種の粉体塗装ガンとしては、例えば、特開昭62−269766号公報に開示されている粉体塗装ガンが知られている。
【0003】
この粉体塗装ガンは、粉体塗料噴射口の直前に静電印加用電極が配設されており、この静電印加用電極からイオンを発生させ、このイオンによって粉体塗料が帯電され、該粉体塗料を被塗装物に対して噴射することにより、該粉体塗料を該被塗装物に付着させるものである。前記粉体塗装ガン本体の内部空間の略中央部には、粉体塗料を搬送するための搬送経路が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記粉体塗装ガンにおける粉体塗料の搬送経路は、該粉体塗装ガンの軸方向に延在する略円筒状の経路であるため、例えば、粉体塗料がブロック状態(塊の状態)で搬送されてきた場合、そのままの状態で粉体塗料噴射口から噴射されてしまい、被塗装物に塗装むらが生じてしまうという不具合が生じている。
【0005】
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、粉体塗装ガンの内部に形成された搬送経路によって搬送される粉体塗料が、例えば、ブロック状態で搬送されてきた場合でも、該ブロック状態を確実に解消することにより、粉体塗料噴射口から該粉体塗料を均一に分散させて噴射可能となり、被塗装物に均一に塗装を施すことができる粉体塗装ガン及び粉体塗料の塗装方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、本体内部に設けられた粉体塗料搬送経路から粉体塗料噴出口に導かれた粉体塗料を噴射する際、静電印加用電極からイオンを発生させ、該イオンによって粉体塗料を帯電させる粉体塗装ガンにおいて、前記粉体塗料搬送経路は、第1の粉体塗料搬送経路と、該第1の粉体塗料搬送経路及び前記粉体塗料噴出口に連通して該第1の粉体塗料搬送経路より拡径した第2の粉体塗料搬送経路と、を有し、前記第2の粉体塗料搬送経路内には、前記第1の粉体塗料搬送経路に対向する部分が略円形状の平坦面に形成された粉砕部材が配設され、前記粉砕部材は、回転羽根が固着された回転軸に螺着され、前記回転羽根の回転作用下に回転自在であるとともに、前記第1の粉体塗料搬送経路の直径をd1とし、前記平坦面の直径をd2としたとき、d1≦d2の関係を満足することを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、本体内部に設けられた粉体塗料搬送経路から粉体塗料噴出口に導かれた粉体塗料を噴射する際、静電印加用電極からイオンを発生させ、該イオンによって粉体塗料を帯電させる粉体塗装ガンにおいて、前記粉体塗料搬送経路は、第1の粉体塗料搬送経路と、該第1の粉体塗料搬送経路及び前記粉体塗料噴出口に連通して該第1の粉体塗料搬送経路より拡径した第2の粉体塗料搬送経路と、を有し、前記第2の粉体塗料搬送経路内には、前記第1の粉体塗料搬送経路に対向して略円形状の凹部を形成した粉砕部材が配設され、前記粉砕部材は、回転羽根が固着された回転軸に螺着され、前記回転羽根の回転作用下に回転自在であることを特徴とする。
【0008】
さらに、本発明は、本体内部に設けられた粉体塗料搬送経路から粉体塗料噴出口に導かれた粉体塗料を噴射する際、静電印加用電極からイオンを発生させ、該イオンによって粉体塗料を帯電させる粉体塗装ガンにおいて、前記粉体塗料搬送経路は、第1の粉体塗料搬送経路と、該第1の粉体塗料搬送経路及び前記粉体塗料噴出口に連通して該第1の粉体塗料搬送経路より拡径した第2の粉体塗料搬送経路と、を有し、前記第1の粉体塗料搬送経路と対向するように前記第2の粉体塗料搬送経路内に設けられた粉砕部材と、該粉砕部材と一体に回転可能に設けられ、かつ前記粉体塗料搬送経路を流れる空気とは別の空気を動力源として回転する回転羽根と、を備えることを特徴とする。
【0009】
上記の構成を有する粉体塗装ガンにおいて、前記回転羽根に空気を導くための吸入口と、前記吸入口から前記回転羽根に導かれた空気を前記第2の粉体塗料搬送経路に導く経路と、をさらに備えると好ましい。
【0010】
また、本発明は、第1の粉体塗料搬送経路から第2の粉体塗料搬送経路を介して粉体塗料噴射口に導かれた粉体塗料を噴射して塗装を行う粉体塗料の塗装方法において、前記粉体塗料が前記第1の粉体塗料搬送経路と前記第2の粉体塗料搬送経路との連結部を通過する際、該第2の粉体塗料搬送経路内に配設された粉砕部材を前記第1及び第2の粉体塗料搬送経路を流れる空気とは別の空気にて回転させながら、該粉体塗料を該第1の粉体塗料搬送経路から該第2の粉体塗料搬送経路に搬送することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、粉体塗装ガンの本体内部には、第1の粉体塗料搬送経路と該第1の粉体塗料搬送経路に連通し、該第1の粉体塗料搬送経路より拡径した第2の粉体塗料搬送経路が設けられるとともに、該第2の粉体塗料搬送経路内には該第1の粉体塗料搬送経路に対向する部分が略円形状の平坦面に形成された粉砕部材が配設される。これにより、第1の粉体塗料搬送経路によって搬送されてきた粉体塗料は第2の粉体塗料搬送経路に搬送される際、該第2の粉体塗料搬送経路内に配設される粉砕部材に形成された略円形状の平坦面に衝突する。この場合、前記粉体塗料が、例えば、ブロック状態で搬送されてきた場合でも、前記平坦面に衝突した衝撃で該ブロック状態を確実に解消して粉体にすることが可能となる。
【0012】
しかも、第1の粉体塗料搬送経路の直径d1と略円形状の平坦面の直径d2とは、d1≦d2の関係を満足するよう形成されるため、ブロック状態で搬送されてきた粉体塗料を全て前記平坦面に衝突させることができる。従って、粉体塗料は、前記第2の粉体塗料搬送経路の先端に位置する粉体塗料噴射口から確実に粉体として噴射されることになり、被塗装物に対して均一に塗装を施すことが可能となる。
【0013】
さらに、本発明によれば、粉砕部材の第1の粉体塗料搬送経路に対向する部分が略円形状の凹部に形成されている。これにより、第1の粉体塗料搬送経路によって搬送されてきた粉体塗料を確実に凹部内に取り込むことができる。従って、例えば、粉体塗料がブロック状態で搬送されてきた場合でも、凹部内に取り込まれた粉体塗料が該凹部内に衝突した際の衝撃によって、前記ブッロク状態を確実に解消することが可能となる。
【0014】
さらにまた、前記粉砕部材を回転させることにより、粉砕部材に衝突した粉体塗料が、該粉砕部材から放射状に飛び出して第2の粉体塗料搬送経路内に均一に分散して進入することになる。これにより、粉体塗料噴射口から均一に粉体塗料が噴射され、被塗装物に対して均一に塗装を施すことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る粉体塗装ガンにつき、該粉体塗装ガンに設けられる粉体塗料噴射口から粉体塗料を噴射して塗装を行う粉体塗料の塗装方法との関係において、好適な実施の形態を挙げ、添付の図1〜図8を参照しながら以下詳細に説明する。
【0016】
本発明の第1の実施の形態に係る粉体塗装ガン10は、図1に示すように、外周面に沿うように切欠部14が形成される環状の外筒本体12と、該切欠部14に外嵌され、図1において下方に延在する略円筒状の外筒カバー16とを有し、該外筒カバー16の先端部18は連続的に湾曲縮径している。また、前記外筒本体12内には、略円柱状のガンケーシング20の一端部22が挿入され、該ガンケーシング20を囲繞するようにイオントラップ24を構成するイオントラップ本体26が該外筒本体12の後端部28に装着される。このイオントラップ24の構成については、後で詳述する。
【0017】
ガンケーシング20の一端部22には下方に指向した突出部30が形成されるとともに、該ガンケーシング20の略中央部には管部材である第1の粉体塗料搬送経路32が該ガンケーシング20の底面34から突出して設けられる。さらに、前記第1の粉体塗料搬送経路32の外方には、粉体塗料の付着を防止するために前記突出部30の一部を切り欠くように管部材である第1の付着防止エア経路36が設けられる。この第1の付着防止エア経路36は、付着防止エア供給源(図示せず)に接続される。
【0018】
前記ガンケーシング20の底面34には、前記第1の粉体塗料搬送経路32を囲繞する第1の内部材38が固着され、該第1の内部材38に形成される凹部40には、第2の内部材42の凸部44が嵌合するとともに、該凸部44は該第1の粉体塗料搬送経路32の一端部に形成されるねじ46に螺合されている(図2参照)。この第2の内部材42の図2における下方には、環状の第3の内部材48が係着される。前記第2の内部材42の略中央部には、前記第1の粉体塗料搬送経路32に連通する略円錐状の第1の開口部50が形成され、前記第3の内部材48の略中央部には、該第1の開口部50と連通する略円筒状の第2の開口部52が形成される。
【0019】
前記第1の開口部50と前記第2の開口部52には、図2に示すように、粉体塗料搬送経路形成部材54と、該粉体塗料搬送経路形成部材54に設けられる第1の凸部56に形成されたねじ57に螺着される粉砕部材58とが挿通される。この粉砕部材58の第1の粉体塗料搬送経路32に対向する部分は、略円形状の平坦面60に形成される。この場合、第1の粉体塗料搬送経路32の直径をd1とし、略円形状の平坦面60の直径をd2としたとき、d1≦d2の関係を満足するように形成される(図2参照)。
【0020】
一方、図1に示すように、前記粉体塗料搬送経路形成部材54の前記粉砕部材58が螺着されていない側には、第2の凸部62が設けられ、該第2の凸部62に形成されるねじ63にOリング64を介して内筒66が螺着される。さらに、前記粉体塗料搬送経路形成部材54には、分散エアを供給するための管部材である第1の分散エア経路68が横断するように貫通形成される。前記第1の分散エア経路68は、図1から諒解されるように、前記粉体塗料搬送経路形成部材54の略中央部に形成される孔部70に連通する。
【0021】
前記内筒66には厚肉部72が形成され、この厚肉部72を境界にして、該厚肉部72と前記粉体塗料搬送経路形成部材54との間において前記孔部70と連通する第1の室74と、第2の室76とが形成される。しかも、前記内筒66の厚肉部72に形成されるねじ78に、分散チップ80の根元部82に形成されるねじ84が螺着される。この根元部82内には中空部86が形成され、この中空部86を介して前記第1の室74と前記第2の室76とが連通される。さらに、前記根元部82を囲繞し、前記第2の室76を閉塞するように分散エア形成部材88が前記内筒66の先端に固着される。この分散エア形成部材88には、前記根元部82の軸に対して所定間隔離間して形成される分散エア噴出口90が複数設けられる。なお、図1中、参照符号92及び94は、Oリングを示す。
【0022】
第1の内部材38の一端面に、第2の内部材42、第3の内部材48及び第1の分散エア経路68を囲繞し、該第1の分散エア経路68に係合される混合エアピース96が固着される。この混合エアピース96と、前記第2の内部材42及び前記第3の内部材48とによって、該第2の内部材42及び該第3の内部材48を周回する第2の分散エア経路98が形成され、該第2の分散エア経路98は前記第1の内部材38に設けられる分散エア供給口100に連結されるとともに、前記第1の分散エア経路68に連結される。この分散エア供給口100は、分散エア供給源(図示せず)に接続される。また、粉体塗料搬送経路形成部材54は、該粉体塗料搬送経路形成部材54に横貫する軸101を介して前記混合エアピース96に支持される。
【0023】
さらに、前記混合エアピース96の外側には、前記第1の内部材38の外周面に爪部104が嵌合する環状の第1の抑制エアピース102が外筒カバー16の軸方向に延在して設けられ、該第1の抑制エアピース102の厚肉の先端部106には、環状の第2の抑制エアピース108の爪部110がOリング112を介して固着される。図1から諒解されるように、第1の抑制エアピース102は混合エアピース96を囲繞するように、第2の抑制エアピース108は内筒66を囲繞すように配置されている。従って、粉体塗料搬送経路形成部材54、粉砕部材58及び内筒66を周回するように、粉体塗料噴出口115を含む第2の粉体塗料搬送経路114が形成される。同様に、前記混合エアピース96を周回するように混合エア経路116が形成され、該混合エア経路116は、第1及び第2の水平経路部118及び120を介して前記第2の粉体塗料搬送経路114に連通される。この混合エア経路116の第2の粉体塗料搬送経路114と連通していない側は、混合エア供給源(図示せず)に接続される。
【0024】
第2の抑制エアピース108の先端外周には第3の抑制エアピース122が外嵌され、該第2の抑制エアピース108の先端面には内筒66の軸に対して所定間隔離間して8個の電極カバー124が埋設される。前記8個の前記電極カバー124には、ピン状の静電印加用電極126が下方に指向してそれぞれ植設され、8本の静電印加用電極126の後端側は電極リング128に連結される(図1及び図3参照)。この電極リング128は、前記第2の抑制エアピース108に埋め込まれるリード線130を介して高電圧発生器(図示せず)に電気的に接続されている。このリード線130の一部は、保護カバー132によって保護されている。
【0025】
第1の抑制エアピース102、第2の抑制エアピース108及び第3の抑制エアピ−ス122を囲繞するように環状の付着防止エアピース134が内筒66の軸方向に延在して第1の内部材38の外周面に固着される。この付着防止エアピース134は、薄肉部136と厚肉部138と該厚肉部138から互いに接近する方向に所定の角度傾斜したテーパ部140とを有する。図1から諒解されるように、前記付着防止エアピース134のテーパ部140に外筒カバー16の先端部18が固着されている。これにより、粉体塗料が噴射された際、該粉体塗料が外筒カバー16の半径方向外方に必要以上に拡散するのを抑制するための抑制エアを供給する抑制エア経路142が形成される。同様に、前記外筒カバー16の内壁面に接するように、該外筒カバー16の半径方向に周回して第2の付着防止エア経路144が形成される。この第2の付着防止エア経路144は、水平経路146を介してガンケーシング20に設けられる第1の付着防止エア経路36に連通する。
【0026】
イオントラップ24を構成するイオントラップ本体26の肩部にはテーパ部147が形成され、該イオントラップ本体26の外周面は外筒本体12の外周面と面一であり、該イオントラップ本体26には、該外筒本体12の軸を中心に所定角度離間した8個の孔部148が該イオントラップ本体26の半径方向に形成される。各孔部148内には、先端側が前記外筒本体12の外周面から突出するピン状のイオントラップ電極150がそれぞれ配設され、該イオントラップ電極150の後端側は電極リング152に連結される(図1及び図3参照)。この電極リング152は、ガンケーシング20内に配設されるリード線154を介して接地されている。また、前記電極リング152は、前記イオントラップ本体26内に設けられる環状の電極カバー156に隣接している。
【0027】
第1の実施の形態に係る粉体塗装ガン10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその作用及び効果について説明する。
【0028】
先ず、粉体塗料を噴射するのに先立って、粉体塗装ガン10における8本の静電印加用電極126が連結される電極リング128に接続された高電圧発生器(図示せず)により高電圧を発生して該静電印加用電極126に印加する。これにより、前記静電印加用電極126からイオンが発生する。このとき、外筒本体12の後端部28に装着されるイオントラップ本体26に設けられるイオントラップ電極150は接地レベルにあるため、前記静電印加用電極126からの電気力線は該イオントラップ電極150に集中し、前記静電印加用電極126で発生したイオンの多くは前記電気力線に沿って移動して該イオントラップ電極150にトラップされる。
【0029】
この状態で、粉体塗料が粉体塗料噴射口115から噴射される。具体的には、粉体塗料供給装置(図示せず)から供給された粉体塗料が、第1及び第2の粉体塗料搬送経路32及び114を介して粉体塗料噴射口115から放射状に噴射される。このとき、前記第1の粉体塗料搬送経路32によって搬送された粉体塗料は、該第1の粉体塗料搬送経路32と前記第2の粉体塗料搬送経路114との連結部において、該第1の粉体塗料搬送経路32に対向する粉砕部材58の略円形状の平坦面60に衝突する。その際、例えば、前記粉体塗料がブロック状態(塊の状態)で搬送されてきた場合でも、前記平坦面60に衝突した衝撃で確実に該ブロック状態が解消される。しかも、第1の粉体塗料搬送経路32の直径d1と略円形状の平坦面60の直径d2とは、d1≦d2の関係を満足しているため、ブロック状態で搬送されてきた粉体塗料を全て前記平坦面60に衝突させることができ、該粉体塗料を粉体として次の第2の粉体塗料搬送経路114に搬送することができる。
【0030】
さらに、前記第2の粉体塗料搬送経路114においては、混合エア供給源(図示せず)から供給される混合エアが、混合エア経路116及び該混合エア経路116に連通する水平経路部118及び120を介して該第2の粉体塗料搬送経路114内に導入されている。これにより、前記第2の粉体塗料搬送経路114を通過中の粉体塗料が該第2の粉体塗料搬送経路114内において旋回され、粉体塗料噴射口115に至るまでには該第2の粉体塗料搬送経路114内を均一に分散された状態となる。
【0031】
そして、前記粉体塗料噴射口115から噴射された粉体塗料は、静電印加用電極126から発生するイオンによって帯電され、該粉体塗料が被塗装物に付着することにより該被塗装物に塗装が施される。
【0032】
それと同時に、分散エア供給源(図示せず)から供給される分散エアが、分散エア供給口100、第1及び第2の分散エア経路68及び98を介して分散エア噴出口90から噴出される。前記分散エア噴出口90から噴出された分散エアは、分散チップ80に衝突して方向転換し放射状外方に噴出される。これにより、粉体塗料噴射口115から放射状に噴射されたイオンが帯電された粉体塗料は、放射状外方へと分散される。しかも、抑制エア供給源(図示せず)から供給される抑制エアが、抑制エア経路142を介して噴出されるため、前記分散エアによって放射状外方へと分散された粉体塗料は、過度の分散が抑制されることになる。さらに、付着防止エア供給源(図示せず)から供給される付着防止エアが、第1及び第2の付着防止エア経路36及び144を介して付着防止エア噴出口(図示せず)から噴出されることにより、外筒本体12及び外筒カバー16の外周面に粉体塗料が付着するのを阻止する。
【0033】
なお、静電印加用電極126から発生したイオンにより帯電される粉体塗料は、該静電印加用電極126とイオントラップ電極150との間に形成される電界から該イオントラップ電極150へ向かう静電気引力を受けるが、抑制エア経路142を介して噴出される抑制エアにより、該イオントラップ電極150に引き寄せられることが抑制される。
【0034】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る粉体塗装ガン200について、図4を参照しながら説明する。この第2の実施の形態に係る粉体塗装ガン200において、第1の実施の形態に係る粉体塗装ガン10における構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略し、以下同様とする。
【0035】
この第2の実施の形態に係る粉体塗装ガン200は、前記第1の実施の形態に係る粉体塗装ガン10と略同様の構成を有するが、第1の粉体塗料搬送経路32と第2の粉体塗料搬送経路114との連結部において、該第1の粉体塗料搬送経路32に対向する粉砕部材58の略円形状の平坦面60に凹部202が形成される点で異なっている(図4参照)。
【0036】
第2の実施の形態に係る粉体塗装ガン200によれば、第1の粉体塗料搬送経路32によって搬送されてきた粉体塗料が第2の粉体塗料搬送経路114に搬送される際、該第1の粉体塗料搬送経路32に対向する粉砕部材58に形成された凹部202内に該粉体塗料を確実に取り込むことができる。これにより、例えば、粉体塗料がブロック状態で搬送されてきた場合でも、該粉体塗料を凹部202内に取り込み、該凹部202内に衝突した衝撃で確実に前記ブッロク状態を解消することが可能となる。
【0037】
次に、本発明の第3の実施の形態に係る粉体塗装ガン300について、図5及び図6を参照しながら説明する。なお、この第3の実施の形態に係る粉体塗装ガン300は、第1の実施の形態に係る粉体塗装ガン10と比較して、粉砕部材58に回転手段が接続される点で異なっている。
【0038】
第3の実施の形態に係る粉体塗装ガン300は、図5及び図6に示すように、粉体塗料搬送経路形成部材54の一端部に凹部302が形成され、該凹部302内に回転手段306が収容される。この回転手段306は、前記凹部302の底面308側に位置し、該凹部302の内壁面310に固定される略円盤状の加圧空気吸入板312と、回転軸314の一端部316に固着され、該加圧空気吸入板312と対向する複数の羽根318aを有する回転羽根318と、該回転軸314を軸支する軸受320と、該軸受320の該回転羽根318が固着されていない側に固着される略円盤状の加圧空気排出板322とを有する。前記加圧空気吸入板312には螺旋状に配置される複数の加圧空気吸入孔324が形成され、前記軸受320には前記回転軸314を囲繞するように複数の孔部326が穿孔され、前記加圧空気排出板322には該回転軸314に対して所定間隔離間して形成された複数の略円形状の開口部328が設けられる。
【0039】
一方、前記回転軸314の他端部330は前記凹部302内から突出し、該他端部330にはねじ332が形成される。このねじ332に、粉砕部材58に形成されるねじ334が螺合される。さらに、粉体塗料搬送経路形成部材54と粉砕部材58との間には、回転軸314を周回する空隙部336が形成される。この空隙部336は第2の粉体塗料搬送経路114に連通する。また、前記粉砕部材58を回転させるための駆動源となる加圧空気は、加圧空気供給源(図示せず)から前記粉体塗料搬送経路形成部材54を支持する軸101に形成される吸入口338を介して前記凹部302内に導入される。すなわち、前記吸入口338と前記凹部302とは、連通している。
【0040】
前記粉体塗装ガン300によって被塗装物に塗装を施す場合、粉体塗料を該粉体塗装ガン300に供給する前に、加圧空気供給源(図示せず)から粉体塗料搬送経路形成部材54を支持する軸101に形成される吸入口338に加圧空気を供給する。前記加圧空気は前記吸入口338から粉体塗料搬送経路形成部材54に形成される凹部302内に導入され、回転手段306を構成する加圧空気吸入板312に螺旋状に形成される複数の加圧空気吸入孔324を通過する。これにより、回転羽根318に設けられる複数の羽根318aが、回転軸314の半径方向に押圧されることになり、該回転軸314が回転するに至る。従って、前記回転軸314の他端部330に螺着される粉砕部材58も回転することになる。なお、凹部302と回転羽根318との間を通過した加圧空気は、軸受320に穿孔される孔部326及び加圧空気排出板322に設けられる開口部328を通過し、空隙部336を介して第2の粉体塗料搬送経路114に導出される。
【0041】
この状態で、第1の粉体塗料搬送経路32によって搬送された粉体塗料は、該第1の粉体塗料搬送経路32と前記第2の粉体塗料搬送経路114との連結部において、該第1の粉体塗料搬送経路32に対向する粉砕部材58の略円形状の平坦面60に衝突し、その後、該粉砕部材58の回転作用下に該粉体塗料が該平坦面60から放射状に飛び出して該第2の粉体塗料搬送経路114内に均一に分散される。これにより、粉体塗料噴射口115から粉体塗料が均一に噴射されることになり、被塗装物に対して均一に塗装を施すことが可能となる。
【0042】
次に、本発明の第4の実施の形態に係る粉体塗装ガン400について、図7を参照しながら説明する。この第4の実施の形態に係る粉体塗装ガン400は、前記第3の実施の形態に係る粉体塗装ガン300と略同様の構成を有するが、第1の粉体塗料搬送経路32と第2の粉体塗料搬送経路114との連結部において、該第1の粉体塗料搬送経路32に対向する粉砕部材58の略円形状の平坦面60に凹部402が形成される点で異なっている。すなわち、粉砕部材58における第1の粉体塗料搬送経路32と対向する略円形状の平坦面60に凹部402が形成されている。
【0043】
従って、第1の粉体塗料搬送経路32によって搬送されてきた粉体塗料が、例えば、ブロック状態であっても、該粉体塗料を粉砕部材58に形成された凹部402内に取り込むことができるとともに、該凹部402内に衝突した衝撃で前記ブロック状態を確実に解消して粉体にすることが可能となる。しかも、前記粉砕部材58は回転しているため、ブロック状態が解消して粉体となった粉体塗料が放射状に飛び出して第2の粉体塗料搬送経路114内に均一に分散される。つまり、粉体塗料噴射口115から粉体塗料が均一に噴射されることになり、被塗装物に対して均一に塗装を施すことができる。
【0044】
次に、本発明の第5の実施の形態に係る粉体塗装ガン500について、図8を参照しながら説明する。この第5の実施の形態に係る粉体塗装ガン500は、前記第3及び前記第4の実施の形態に係る粉体塗装ガン300及び400と略同様の構成を有するが、粉砕部材58の第1の粉体塗料搬送経路32と対向する部分が略円錐状に形成される点で異なっている。この第5の実施の形態に係る粉体塗装ガン500を用いれば、例えば、第1の粉体塗料搬送経路32によって搬送されてきた粉体塗料がブロック状態であった場合でも、略円錐状の粉砕部材58の先端の尖鋭部により該粉体塗料の前記ブロック状態が解消されて確実に粉体にすることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、粉体塗装ガンに形成される第1の粉体塗料搬送経路と、該第1の粉体塗料搬送経路に対向する部分が略円形状の平坦面である粉砕部材を周回するように形成される第2の粉体塗料搬送経路とによって粉体塗料が搬送される。この場合、前記第1の粉体塗料搬送経路によって搬送されてきた粉体塗料が、前記第2の粉体塗料搬送経路内に進入する際、該第1の粉体塗料搬送経路と対向する粉砕部材の略円形状の平坦面に衝突する。これにより、前記粉体塗料が、例えば、ブロック状態で搬送されてきた場合でも、前記平坦面に衝突した衝撃で該ブロック状態を確実に粉砕して粉体にすることが可能となる。
【0046】
しかも、第1の粉体塗料搬送経路の直径d1と略円形状の平坦面の直径d2とは、d1≦d2の関係を満足するよう形成されるため、ブロック状態で搬送されてきた粉体塗料を確実に前記平坦面に衝突させることができる。従って、粉体塗料が前記第2の粉体塗料搬送経路の先端に位置する粉体塗料噴射口から噴射されるときには、該粉体塗料は確実に粉体として噴射され、被塗装物に対して均一に塗装を施すことが可能となる。
【0047】
さらに、粉砕部材の第1の粉体塗料搬送経路に対向する部分が略円形状の凹部に形成される場合、該第1の粉体塗料搬送経路によって搬送されてきた粉体塗料を確実に凹部内に取り込むことができる。これにより、ブロック状態で搬送されてきた粉体塗料であっても、該粉体塗料を凹部内に取り込み、該凹部内に衝突した衝撃で前記ブッロク状態を確実に解消することが可能となる。
【0048】
さらにまた、前記粉砕部材を回転手段の作用下に回転自在にすることにより、粉砕部材に衝突した粉体塗料が、該粉砕部材から放射状に飛び出して第2の粉体塗料搬送経路内に均一に分散して進入することになる。これにより、粉体塗料噴射口から均一に粉体塗料が噴射され、被塗装物に対して均一に塗装を施すことが可能となるという特有の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る粉体塗装ガンを示す一部省略縦断面説明図である。
【図2】図1における粉体塗装ガンの第1の粉体塗料搬送経路と第2の粉体塗料搬送経路との連結部を示す一部省略拡大縦断面説明図である。
【図3】図1における矢印A方向からの矢視説明図である。
【図4】第2の実施の形態に係る粉体塗装ガンの要部を示す一部省略拡大縦断面説明図である。
【図5】第3の実施の形態に係る粉体塗装ガンの要部を示す一部省略拡大縦断面説明図である。
【図6】図5における粉体塗装ガンの回転手段を分解した状態を示す一部省略拡大斜視図である。
【図7】第4の実施の形態に係る粉体塗装ガンの要部を示す一部省略拡大縦断面説明図である。
【図8】第5の実施の形態に係る粉体塗装ガンの要部を示す一部省略拡大縦断面説明図である。
【符号の説明】
10、200、300、400、500…粉体塗装ガン
40、202、302、402…凹部
32…第1の粉体塗料搬送経路 50…第1の開口部
52…第2の開口部 54…粉体塗料搬送経路形成部材
58…粉砕部材 60…平坦面
114…第2の粉体塗料搬送経路 126…静電印加用電極
306…回転手段 314…回転軸
318…回転羽根
Claims (5)
- 本体内部に設けられた粉体塗料搬送経路から粉体塗料噴出口に導かれた粉体塗料を噴射する際、静電印加用電極からイオンを発生させ、該イオンによって粉体塗料を帯電させる粉体塗装ガンにおいて、
前記粉体塗料搬送経路は、第1の粉体塗料搬送経路と、
該第1の粉体塗料搬送経路及び前記粉体塗料噴出口に連通して該第1の粉体塗料搬送経路より拡径した第2の粉体塗料搬送経路と、を有し、
前記第2の粉体塗料搬送経路内には、前記第1の粉体塗料搬送経路に対向する部分が略円形状の平坦面に形成された粉砕部材が配設され、
前記粉砕部材は、回転羽根が固着された回転軸に螺着され、前記回転羽根の回転作用下に回転自在であるとともに、
前記第1の粉体塗料搬送経路の直径をd1とし、前記平坦面の直径をd2としたとき、d1≦d2の関係を満足することを特徴とする粉体塗装ガン。 - 本体内部に設けられた粉体塗料搬送経路から粉体塗料噴出口に導かれた粉体塗料を噴射する際、静電印加用電極からイオンを発生させ、該イオンによって粉体塗料を帯電させる粉体塗装ガンにおいて、
前記粉体塗料搬送経路は、第1の粉体塗料搬送経路と、
該第1の粉体塗料搬送経路及び前記粉体塗料噴出口に連通して該第1の粉体塗料搬送経路より拡径した第2の粉体塗料搬送経路と、を有し、
前記第2の粉体塗料搬送経路内には、前記第1の粉体塗料搬送経路に対向して略円形状の凹部を形成した粉砕部材が配設され、
前記粉砕部材は、回転羽根が固着された回転軸に螺着され、前記回転羽根の回転作用下に回転自在であることを特徴とする粉体塗装ガン。 - 本体内部に設けられた粉体塗料搬送経路から粉体塗料噴出口に導かれた粉体塗料を噴射する際、静電印加用電極からイオンを発生させ、該イオンによって粉体塗料を帯電させる粉体塗装ガンにおいて、
前記粉体塗料搬送経路は、第1の粉体塗料搬送経路と、
該第1の粉体塗料搬送経路及び前記粉体塗料噴出口に連通して該第1の粉体塗料搬送経路より拡径した第2の粉体塗料搬送経路と、を有し、
前記第1の粉体塗料搬送経路と対向するように前記第2の粉体塗料搬送経路内に設けられた粉砕部材と、
該粉砕部材と一体に回転可能に設けられ、かつ前記粉体塗料搬送経路を流れる空気とは別の空気を動力源として回転する回転羽根と、を備えることを特徴とする粉体塗装ガン。 - 請求項3記載の粉体塗装ガンにおいて、
前記回転羽根に空気を導くための吸入口と、
前記吸入口から前記回転羽根に導かれた空気を前記第2の粉体塗料搬送経路に導く経路と、をさらに備えることを特徴とする粉体塗装ガン。 - 第1の粉体塗料搬送経路から第2の粉体塗料搬送経路を介して粉体塗料噴射口に導かれた粉体塗料を噴射して塗装を行う粉体塗料の塗装方法において、
前記粉体塗料が前記第1の粉体塗料搬送経路と前記第2の粉体塗料搬送経路との連結部を通過する際、
該第2の粉体塗料搬送経路内に配設された粉砕部材を前記第1及び第2の粉体塗料搬送経路を流れる空気とは別の空気にて回転させながら、該粉体塗料を該第1の粉体塗料搬送経路から該第2の粉体塗料搬送経路に搬送することを特徴とする粉体塗料の塗装方法。
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