JP4437044B2 - 環状ランプの箱詰め用保持具およびそれを用いた梱包装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蛍光灯などの環状ランプを箱に入れて運搬などを行う場合にランプの揺動、破損などを防止するための環状ランプの箱詰め用保持具およびそれを用いた梱包装置に関する。
従来から、蛍光灯などの環状ランプを箱に入れて運搬などを行う場合にランプの揺動、破損などを防止するために、図16〜図18に示すような環状ランプの箱詰め用保持具が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の保持具20には、紙板材の打ち抜き加工により、小径ランプLsが載置される基部21の左右両側に、基部21に対して上向き階段状に折り曲げられるランプ規制部22が設けられている。
また、ランプ規制部22は、基部21に対して上向き垂直に折り曲げられる主部22aと、この主部22aの上端から水平に延びる水平部22bから成り、主部22aの前後方向中間部に、基部21に対して水平に連続するフラップ23および窓孔24を形成するための切り込み25が設けられている。なお、線26、27は、ランプ規制部22を上向き階段状に折り曲げるための折り目である。
基部21、およびランプ規制部22の主部22aの前後方向寸法は大径ランプLrの内径寸法と同等に形成され、基部21の前後両端21a、およびランプ規制部主部22aの前後両端22a1が、大径ランプLrに内接する大径ランプ保持部となっている。
これに対し、ランプ規制部22の水平部22bは大径ランプLrから前後および左右方向にはみ出し、外箱32に入れた状態で外箱32の内面に接する寸法に形成されている。
また、この水平部22bにおける前後方向中間部で、かつ左右方向の端部近くの部分に、支持片28を形成するための切り込み29が設けられている。なお、線30、31は、この支持片28を下向きに折り曲げるための切り目である。
この従来の保持具20を使用するときは、図17、図18に示すように、ランプ規制部22を上向き階段状に折り曲げて窓孔24を形成し、小径ランプLsの左右両側部をこの窓孔24内に差し込む。この状態で、小径ランプLsはランプ規制部22の水平部22bとフラップ23との間に挟み込まれて上下方向の動きを止められ、左右方向にはランプ規制部主部22aにより、また前後方向には窓孔24によってそれぞれ動きを止められて安定良く保持される。
一方、大径ランプ保持部21a、22a1を大径ランプLrの前後両側に嵌め込むとともに、両側の支持片28を大径ランプLrの下側に潜り込ませることによって大径ランプLrを4個所で保持する。
そして、この状態で図18に示すように保持具20とともにランプLs、Lrを外箱32に入れて箱詰め作業が完了する。この箱詰め状態で、ランプ規制部22の水平部22bが外箱32の内面に接することにより大径ランプLrと外箱32の内面との間に隙間が確保され、外部からの衝撃などによる大径ランプLrの破損などが防止される。
特開平10−181784号公報
しかし、上記従来の保持具には、次のような問題があった。
(1) 上記保持具を用いて箱詰めした場合、外部から衝撃が加わると、図18のA方向、B方向に内部の大径ランプLrが移動し、衝撃が大きい場合には大径ランプLrが外箱内面に接触してランプ破損などが発生するおそれがある。また、このランプ破損を防止するためには、大径ランプLrの寸法バラツキを考慮した上で、大径ランプLrと外箱内面との間の隙間を大きくする必要があるため、外箱の大きさが大きくなってしまう。
(2) 上記構造の保持具では、上記ランプ規制部22の上下左右への移動により保持具全体の形状が変形しやすく、箱詰めする際に保持具が箱の開口端につかえてスムーズな箱詰め作業が困難になる。
(3) 上記構造の保持具では、ランプを保持具に差し込むときは、小径ランプLsを差し込んだ後に大径ランプLrを差し込まなければならず、作業が繁雑となる。また、ランプを保持具から取り外すときも、例えば、小径ランプLsのみ使用したい場合であっても、大径ランプLrを取り外した後でないと、小径ランプLsを取り外すことができず不便である。
発明は、環状ランプが載置される基部と、前記基部に対してほぼ垂直に形成され前記基部に対する環状ランプの水平方向の動きを規制するランプ規制部と、前記ランプ規制部に連続し、前記基部との間で前記環状ランプを上下方向に挟み込む一対のフラップとを備えた環状ランプの箱詰め用保持具であって、
前記一対のフラップが、相互に折り重ねられて接触し、
相互に折り重ねられた前記フラップの両端部が、少なくとも2つの辺から形成され、前記2つの辺がほぼ直角をなし、
前記フラップの両端部が、前記ランプ規制部の外周縁部よりも外側に配置されていることを特徴とする環状ランプの箱詰め用保持具を提供する。
また、本発明は、上記記載の環状ランプの箱詰め用保持具と、前記保持具が挿入される外箱とを備えた環状ランプの梱包装置であって、
前記保持具のフラップの両端部が、前記外箱の主面の対角線上の両端部に配置されることを特徴とする環状ランプの梱包装置を提供する。
(1) 本発明の保持具は、請求項に記載の構成を有することにより、保持具の事前組み立てが不要となり、ランプの導入工程と並行して保持具を組み立てることができるため、ランプの梱包作業が簡素化できる。また、相互に折り重ねられた上記フラップの両端部が、少なくとも2つの辺から形成され、上記2つの辺がほぼ直角をなしているので、保持具を外箱に挿入した際に上記フラップの両端部を外箱の主面の対角線上の両端部に配置することが可能となり、フラップの両端部を外箱の隅部に隙間なく固定することができる。これにより、外部から衝撃が加わっても、外箱内で保持具が移動することがなくなるため、ランプと外箱内面との隙間を小さくしてもランプの破損を防止できる。このため、外箱の大きさを従来よりも小さくすることができる。なお、外箱の主面とは、環状ランプの円形部が対面する面をいう。
(2) 本発明の保持具は、請求項に記載の構成を有することにより、小径ランプと大径ランプの2種類のランプを保持できる。
(3) 本発明の保持具は、請求項に記載の構成を有することにより、大径ランプの保持をより確実にすることができる。
(4) 本発明の保持具は、請求項に記載の構成を有することにより、小径ランプ、大径ランプおよび最小径ランプの3種類のランプを保持できる。
(5) 本発明の保持具は、請求項に記載の構成を有することにより、小径ランプ、大径ランプおよび最小径ランプの3種類のランプを保持し、さらに後述する梱包装置に手提げ穴を形成するための折り返し部を設けても、その折り返し部が上記ランプに当たらない。
(6) 本発明の梱包装置は、請求項に記載の構成を有することにより、フラップの両端部を外箱の隅部に隙間なく固定することができ、外部から衝撃が加わっても、外箱内で保持具が移動することがなくなるため、ランプと外箱内面との隙間を小さくしてもランプの破損を防止できる。このため、外箱の大きさを従来よりも小さくできる。
(7) 本発明の梱包装置は、請求項に記載の構成を有することにより、保持具の取り出しが容易になる。即ち、上記保持具は、フラップが外箱の内面に接した状態で挿入されるため、外箱から取り出し難い傾向にあるが、取り出しフックを設けることにより、保持具の取り出しが容易になる。
(8) 本発明の梱包装置は、請求項に記載の構成を有することにより、保持具の取り出しが容易となる。
(9) 本発明の梱包装置は、請求項に記載の構成を有することにより、外箱の運搬が容易となる。なお、前述のとおり、外箱の主面とは、環状ランプの円形部が対面する面をいう。
(10) 本発明の梱包装置は、請求項10に記載の構成を有することにより、手提げ穴の形成が容易となる。
(11) 本発明の梱包装置は、請求項11に記載の構成を有することにより、折り返し部が対面する外箱内面の内側に接触しても、確実に手提げ穴に手の指を挿入することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の環状ランプの箱詰め用保持具の組み立て前の一例を示す展開平面図である。本実施形態の保持具10は、段ボールなどの紙板材の打ち抜き加工により形成され、小径ランプLsが載置される基部11と、基部11に対してほぼ垂直に形成されて基部11に対する小径ランプLsの水平方向の動きを規制するランプ規制部12と、一対のフラップ13とランプ規制部12とを形成するための切り込み14とを備えている。また、一対のフラップ13は、基部11の外側に設けられてランプ規制部12に連続している。基部11は、ほぼ長円状に形成されたランプ載置部11aと、張り出し部11bとを備えている。なお、線12a、12bは、ランプ規制部12をほぼ垂直に折り曲げるための折り目である。
ランプ規制部12の内周縁部には、小径ランプLsを保持する小径ランプ保持部15a、15b、15c、15dが設けられている。小径ランプ保持部15a〜15dに小径ランプLsを保持させるために、小径ランプ保持部15aと15dとの距離、および小径ランプ保持部15bと15cとの距離は、それぞれ小径ランプLsの外径寸法とほぼ同寸法に形成されている。また、小径ランプ保持部15a〜15dの形状は、小径ランプLsの形状に合わせて形成してある。
ランプ規制部12の外周縁部には、小径ランプLsよりも径の大きい大径ランプLrに内接して大径ランプLrを保持する大径ランプ保持部16a、16b、16c、16dが設けられている。また、大径ランプ保持部16a、16cには、大径ランプLrの内径部が食い込むための切り込み17が設けられている。なお、この切り込み17は、大径ランプ保持部16aまたは16bのいずれか一方、および大径ランプ保持部16cまたは16dのいずれか一方の2個所に設ければよい。
切り込み17に大径ランプLrの内径部を食い込ませるために、大径ランプ保持部16aと16dとの距離、および大径ランプ保持部16bと16cとの距離は、大径ランプLrの内径寸法のバラツキを考慮した上で、それぞれ大径ランプLrの内径寸法より若干大きく形成されている。また、大径ランプ保持部16b、16dの形状は、大径ランプLrの形状に合わせて形成し、大径ランプ保持部16a、16cの形状は、ほぼストレートに形成してある。
フラップ13の先端部13aは、3つの辺13a1、13a2、13a3から形成され、その内の2つの辺13a1と13a3とはほぼ直角をなしている。これは、後述する外箱18の隅部へ保持具10を固定するためである。また、フラップ13の先端部13aは、大径ランプLrの外径位置よりも外側に配置されている。
基部11のランプ載置部11aは、小径ランプLsを中心部に載置した場合に、小径ランプLsがはみ出すことのない寸法に形成されている。これにより、保持具10を組み立てた際に基部11と小径ランプLsとが一体となって保持具10の補強部となり、外力が加わっても保持具10が変形することがなく、大径ランプLrが大径ランプ保持部16a〜16dから外れることがない。
また、図1に示したフラップ13の寸法L1、L3および基部11の寸法L2は、L1=L2=L3としてあり、L1、L2、L3は小径ランプLsの外径寸法のほぼ1/3の大きさに設定してある。
本実施形態の保持具10を使用するときは、図2に示すようにランプ規制部12を垂直に折り曲げて、小径ランプ保持部15a〜15dと一対のフラップ13の内側に小径ランプLsを載置するとともに、大径ランプLrを大径ランプ保持部16a〜16dに保持させる。この状態で、大径ランプLrは、切り込み17に食い込み、安定良く保持される。
この際、小径ランプLs、大径ランプLrを同時に保持具10に導入してもよいし、いずれかのランプを先に導入してもよいが、通常は大径ランプLrから導入される。大径ランプLrから導入すると、次に小径ランプLsを導入する際に小径ランプLsの位置決めが容易となるからである。いずれにしても、保持具10の両面からそれぞれ小径ランプLs、大径ランプLrを容易に導入できるので、ランプ導入作業の機械化が可能となる。
次に、図3に示すようにフラップ13をそれぞれ折り重ねて接触させる。この状態で、小径ランプLsは、ランプ規制部12の間に挟み込まれて水平方向の動きが止められ、かつフラップ13により上下方向の動きが止められ、安定良く保持される。なお、小径ランプLsの口金Ls1と大径ランプLrの口金Lr1とは、フラップ13と重ならない位置に配置される。口金Ls1、Lr1の外径は、ランプ管の外径より大きいため、フラップ13と重なるとフラップ13を変形させるおそれがあるからである。
そして、この状態で図4に示すように保持具10とともにランプLs、Lrを外箱18に挿入して箱詰め作業が完了する。
この箱詰め状態で、フラップ13の両端部は外箱18の対角線上の両端部に配置され、外箱18内に確実に固定される。これにより、保持具10が外箱18内で揺動することがなくなり、大径ランプLrと外箱18の内面との隙間が変動することもなくなる。このため、大径ランプLrの寸法バラツキを考慮して上記隙間を設定することで、大径ランプLrと外箱18の内面との接触が避けられ、外部からの衝撃などによる大径ランプLrの破損などが防止される。
ランプを使用するときは、外箱18から保持具10を取り出し、必要なランプを保持具10から容易に外すことができる。例えば、小径ランプLsのみを使用したい場合、または大径ランプLrのみを使用したい場合でも、他方のランプをそのまま保持しておいても、必要なランプのみを外すことができるので便利である。
なお、本実施形態では、ランプを保持した保持具10を外箱18に一つだけ挿入した例を示したが、外箱18の大きさを変更することにより、複数の保持具10を同時に挿入することもできる。
(実施形態2)
本実施形態は、図5に示すように、大径ランプLrを除いた以外は、実施形態1と同様である。この状態で、小径ランプLsは、ランプ規制部12の間に挟み込まれて水平方向の動きが止められ、かつフラップ13により上下方向の動きが止められ、安定良く保持される。また、小径ランプLsのみを保持する場合でも、本実施形態の保持具10は、実施形態1と同様に外箱18に確実に固定することができる。なお、本実施形態では、大径ランプ保持部16a〜16dの形成を省略することができる。
(実施形態3)
本実施形態は、図6に示すように、小径ランプLsを除いた以外は、実施形態1と同様である。この状態で、大径ランプLrは大径ランプ保持部16a〜16dに保持されるとともに、切り込み17に食い込み、安定良く保持される。大径ランプLrのみを保持する場合でも、本実施形態の保持具10は、実施形態1と同様に外箱18に確実に固定することができ、外部からの衝撃などによる大径ランプLrの損傷などが防止される。
(実施形態4)
本実施形態は、図7に示すようにフラップ13の端部の一辺に保持具10の取り出しフック13bを設けた以外は、実施形態1と同様である。これにより、図8に示すように保持具10の外箱18からの取り出しが容易となる。図8では、取り出しフック13bは、外箱18の端部から突出した状態に配置される。
(実施形態5)
本実施形態は、図9に示すように外箱18の端部に保持具10の取り出し指穴18aを設けた以外は、実施形態1と同様である。これにより、保持具10の外箱18からの取り出しが容易となる。
(実施形態6)
本実施形態は、図10に示すように外箱18の外面に手提げ穴を形成するための折り返し部19を設けた以外は、実施形態1と同様である。折り返し部19は、外箱18の内部に折り返すことができるように、切り込み19aと支持部19bとから成る。また、折り返し部19は、折り返した際に内部の保持具10またはランプLs、Lrに当たらない位置である外箱18の主面の一辺側に偏移して形成される。さらに、折り返し部19は、指の入れ易さ、およびランプの取り出し時に折り返し部19が抵抗にならないように、図10に示すように、切り込み19aが外箱18の主面の上記一辺側に形成されているとともに、その反対側に支持部19bが形成されていることが好ましい。
(実施形態7)
図11は、本発明の環状ランプの箱詰め用保持具の組み立て前の他の一例を示す展開平面図である。本実施形態の保持具40は、段ボールなどの紙板材の打ち抜き加工により形成され、小径ランプLsが載置される基部41と、基部41に対してほぼ垂直に形成されて基部41に対する小径ランプLsの水平方向の動きを規制するランプ規制部42a、42b、42c、42dと、一対のフラップ43とランプ規制部42a〜42dとを形成するための切り込み44aと打ち抜き部44bとを備えている。また、一対のフラップ43は、基部41の両側に設けられてランプ規制部42a〜42dに連続している。さらに、一対のフラップ43は、それぞれ外側に張り出している補強部43b、43cを備えている。補強部43b、43cは、打ち抜き部44bを設けることにより低下したフラップ43の強度を補強するためのものである。但し、フラップ43の厚さ、材質などによっては補強部43b、43cは必ずしも必要ない。なお、線421、422は、ランプ規制部42a〜42dをほぼ垂直に折り曲げるための折り目である。
ランプ規制部42a〜42dの内周縁部には、小径ランプLsを保持する小径ランプ保持部45a、45b、45c、45dが設けられている。小径ランプ保持部45a〜45dに小径ランプLsを保持させるために、小径ランプ保持部45aと45dとの距離、および小径ランプ保持部45bと45cとの距離は、それぞれ小径ランプLsの外径寸法とほぼ同寸法に形成されている。また、小径ランプ保持部45a〜45dの形状は、小径ランプLsの形状に合わせて形成してある。
ランプ規制部42a〜42dの外周縁部には、小径ランプLsよりも径の大きい大径ランプLrに内接して大径ランプLrを保持する大径ランプ保持部46a、46b、46c、46dが設けられている。また、大径ランプ保持部46a、46bまたは46c、46dには、実施形態1と同様に大径ランプLrの内径部が食い込むための切り込みを設けてもよい。
本実施形態では、さらにランプ規制部47a、47b、47c、47dが設けられ、そのランプ規制部47a〜47dの内側には、小径ランプLsよりも径の小さい最小径ランプLtに外接して最小径ランプLtを保持する最小径ランプ保持部48a、48b、48c、48dが設けられている。なお、線471、472は、ランプ規制部47a〜47dを斜めに折り曲げるための折り目である。
また、ランプ規制部47a〜47dの両側には、それぞれ打ち抜き部49a、49b、49c、49d、50a、50b、50c、50dが設けられている。さらに、一対のフラップ43の内側には、基部41およびランプ規制部47a〜47dに連続する一対の折り返し部51が設けられている。なお、線51a、51b、51cは、折り返し部51を折り返すための折り目である。
ランプ規制部42a、42b、42c、42dの大きさおよびランプ規制部47a、47b、47c、47dの大きさは、それぞれ小径ランプLsの円形部の中心および最小径ランプLtの円形部の中心が大径ランプLrの円形部の中心上から偏移して配置されるように設定されている。具体的には図11に示すように、ランプ規制部42a〜42dの横幅の寸法をそれぞれL42a、L42b、L42c、L42dとすると、L42a<L42b<L42c<L42dに設定されている。また、ランプ規制部47a〜47dの横幅の寸法をそれぞれL47a、L47b、L47c、L47dとすると、L47a<L47c<L47b<L47dに設定されている。もちろん、小径ランプLsの円形部の中心および最小径ランプLtの円形部の中心を、大径ランプLrの円形部の中心上に配置する実施形態とすることもできる。その場合には、L42a=L42b=L42c=L42dに設定するとともに、L47a=L47c=L47b=L47dに設定すればよい。
フラップ43の先端部43aは、3つの辺43a1、43a2、43a3から形成され、その内の2つの辺43a1と43a3とはほぼ直角をなしている。これは、実施形態1と同様に後述する外箱52の隅部へ保持具40を固定するためである。また、フラップ43の先端部43aは、大径ランプLrの外径位置よりも外側に配置されているのも実施形態1と同様である。
本実施形態の保持具40を使用するときは、折り返し部51を基部41側に折り返すことにより、図12に示すようにホルダー53を形成するとともに、ランプ規制部47a〜47dを斜めに折り曲げる。さらに、ランプ規制部42a〜42dを垂直に折り曲げる。次に、図13に示すように、最小径ランプLtを最小径ランプ保持部48a〜48dとホルダー53の間に保持させ、小径ランプLsを小径ランプ保持部45a〜45dとランプ規制部47a〜47dの間に保持させ、さらに大径ランプLrを大径ランプ保持部46a〜46dに保持させる。
次に、図14に示すようにフラップ43をそれぞれ折り重ねて接触させる。この状態で、小径ランプLsは、ランプ規制部42a〜42dとランプ規制部47a〜47dの間に挟み込まれて水平方向の動きが止められ、かつフラップ43により上下方向の動きが止められ、安定良く保持される。また、最小径ランプLtは、ランプ規制部47a〜47dとホルダー53の間に挟み込まれて水平方向の動きが止められ、かつフラップ43により上下方向の動きが止められ、安定良く保持される。なお、大径ランプLrの口金Lr1、小径ランプLsの口金Ls1、および最小径ランプLtの口金Lt1は、フラップ43と重ならない位置に配置されるのは実施形態1と同様である。
図14において、大径ランプLrの円形部の中心は、フラップ43の両端部を通る線C−C上に位置している。また、小径ランプLsの円形部の中心および最小径ランプLtの円形部の中心は、大径ランプLrの円形部の中心を通って斜めに延びる線D−D上に偏移して位置している。なお、図14では、大径ランプLrの円形部の中心を線C−C上に配置したが、最小径ランプLtの円形部の中心を線C−C上に配置する実施形態とすることもできる。
そして、この状態で図15に示すように保持具40とともにランプLr、Ls、Ltを外箱52に挿入して箱詰め作業が完了する。
この箱詰め状態で、フラップ43の両端部は外箱52の対角線上の両端部に配置され、外箱52内に確実に固定される。これにより、保持具40が外箱52内で揺動することがなくなり、大径ランプLrと外箱52の内面との隙間が変動することもなくなる。このため、大径ランプLrの寸法バラツキを考慮して上記隙間を設定することで、大径ランプLrと外箱52の内面との接触が避けられ、外部からの衝撃などによる大径ランプLrの破損などが防止される。
また、外箱52には手提げ穴を形成するための折り返し部54が、外箱52の主面の一辺側に偏移して設けられている。この場合でも、大径ランプLrに対して小径ランプLsおよび最小径ランプLtが偏移しているため、折り返し部54を外箱52の内側に折り返してもランプLr、Ls、Ltには当たらない。
本実施形態では、3本の環状ランプを保持させた例を示したが、実施形態1または実施形態2、実施形態3と同様に2本または1本の環状ランプを保持させることもできる。但し、例えば大径ランプLrと小径ランプLsの2本の環状ランプを用いる場合でも、2本の環状ランプが近接している場合には、2本の環状ランプの円形部の中心をそれぞれ異なる位置に配置することが好ましい。これにより、外箱52に手提げ穴を形成するための折り返し部54を外箱52の主面の一辺側に偏移して設けた場合でも、折り返し部54を外箱52の内側に折り返しても2本の環状ランプには当たらないからである。
なお、ホルダー53にランプ保持部をさらに設けることにより、より径の小さい環状ランプを保持させることもできる。これにより、4本以上の環状ランプを保持させることができる。
本実施形態では、さらに実施形態4と同様にして、保持具40に取り出しフックを設けることもできる。また、取り出しフックを設けない場合でも、実施形態5と同様にして、外箱52に取り出し指穴を設けることもできる。
以上説明したように本発明は、蛍光灯などの環状ランプを箱に入れて運搬などを行う場合にランプの揺動、破損などを防止するための環状ランプの箱詰め用保持具およびそれを用いた梱包装置を提供することができ、その工業的価値は大である。
本発明の実施形態1の保持具の組み立て前の展開平面図である。 本発明の実施形態1の保持具に小径ランプと大径ランプとを導入した状態の斜視図である。 本発明の実施形態1の保持具に小径ランプと大径ランプとを保持した状態の斜視図である。 本発明の実施形態1の保持具を外箱に挿入した状態の断面図である。 本発明の実施形態2の保持具の斜視図である。 本発明の実施形態3の保持具の斜視図である。 本発明の実施形態4の保持具の斜視図である。 本発明の実施形態4の保持具を外箱に挿入した状態の断面図とその要部斜視図である。 本発明の実施形態5の梱包装置の斜視図である。 本発明の実施形態6の梱包装置の斜視図である。 本発明の実施形態7の保持具の組み立て前の展開平面図である。 本発明の実施形態7の保持具の組み立て中の平面図である。 本発明の実施形態7の保持具に大径ランプと小径ランプと最小径ランプとを導入した状態の平面図である。 本発明の実施形態7の保持具に大径ランプと小径ランプと最小径ランプとを保持した状態の平面図である。 本発明の実施形態7の保持具を外箱に挿入した状態の断面図である。 従来の保持具の組み立て前の展開平面図である。 従来の保持具にランプを保持した状態の斜視図である。 従来の保持具を外箱に挿入した状態の断面図である。
符号の説明
10、20、40 保持具
11、21、41 基部
12、22、42a、42b、42c、42d ランプ規制部
13、23、43 フラップ
13a、43a フラップの先端部
13b 取り出しフック
14、44a 切り込み
15a、15b、15c、15d 小径ランプ保持部
45a、45b、45c、45d 小径ランプ保持部
16a、16b、16c、16d 大径ランプ保持部
46a、46b、46c、46d 大径ランプ保持部
47a、47b、47c、47d ランプ規制部
48a、48b、48c、48d 最小径ランプ保持部
17 切り込み
18、32、52 外箱
18a 取り出し指穴
19 折り返し部
19a 切り込み
19b 支持部
53 ホルダー
54 折り返し部
Lr 大径ランプ
Ls 小径ランプ
Lt 最小径ランプ

Claims (11)

  1. 環状ランプが載置される基部と、前記基部に対してほぼ垂直に形成され前記基部に対する環状ランプの水平方向の動きを規制するランプ規制部と、前記ランプ規制部に連続し、前記基部との間で前記環状ランプを上下方向に挟み込む一対のフラップとを備えた環状ランプの箱詰め用保持具であって、
    前記一対のフラップが、相互に折り重ねられて接触し、
    相互に折り重ねられた前記フラップの両端部が、少なくとも2つの辺から形成され、前記2つの辺がほぼ直角をなし、
    前記フラップの両端部が、前記ランプ規制部の外周縁部よりも外側に配置されていることを特徴とする環状ランプの箱詰め用保持具。
  2. 前記ランプ規制部の外周縁部に、前記環状ランプよりも径の大きい大径環状ランプに内接して前記大径環状ランプを保持する大径ランプ保持部がさらに設けられ、前記フラップの両端部が、前記大径環状ランプの外径位置よりも外側に配置されている請求項に記載の環状ランプの箱詰め用保持具。
  3. 前記大径ランプ保持部に、前記大径環状ランプの内径部が食い込むための切り込みがさらに設けられている請求項に記載の環状ランプの箱詰め用保持具。
  4. 前記ランプ規制部の内側に、前記環状ランプよりも径の小さい最小径環状ランプに外接して前記最小径環状ランプを保持する最小径ランプ保持部がさらに設けられている請求項1〜のいずれかに記載の環状ランプの箱詰め用保持具。
  5. 前記環状ランプの円形部の中心および前記最小径環状ランプの円形部の中心が、前記大径環状ランプの円形部の中心上から偏移して配置されるように、前記ランプ規制部および前記最小径ランプ保持部の大きさが設定されている請求項に記載の環状ランプの箱詰め用保持具。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の環状ランプの箱詰め用保持具と、前記保持具が挿入される外箱とを備えた環状ランプの梱包装置であって、
    前記保持具のフラップの両端部が、前記外箱の主面の対角線上の両端部に配置されることを特徴とする環状ランプの梱包装置。
  7. 前記フラップの端部に、さらに取り出しフックが設けられている請求項に記載の環状ランプの梱包装置。
  8. 前記外箱の主面の端部に、さらに取り出し指穴が設けられている請求項に記載の環状ランプの梱包装置。
  9. 前記外箱の主面に、さらに手提げ穴が設けられている請求項のいずれかに記載の環状ランプの梱包装置。
  10. 前記手提げ穴が、前記外箱の主面に設けられた折り返し部を前記外箱の内部に折り返すことにより形成される請求項に記載の環状ランプの梱包装置。
  11. 前記折り返し部が、前記外箱の主面の一辺側に偏移して形成され、前記折り返し部を形成するための切り込みが、前記外箱の主面の前記一辺側に形成されているとともに、その反対側に支持部が形成されている請求項10に記載の環状ランプの梱包装置。
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