JP4433107B2

JP4433107B2 - Endoscope angle control wire guide device

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Publication number: JP4433107B2
Application number: JP23124099A
Authority: JP
Inventors: 修二小見; 光夫近藤
Original assignee: Fujifilm Corp
Current assignee: Fujifilm Corp
Priority date: 1999-08-18
Filing date: 1999-08-18
Publication date: 2010-03-17
Anticipated expiration: 2019-08-18
Also published as: JP2001054501A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療用等として用いられる内視鏡において、挿入部のアングル操作を行うためのアングル操作装置において、プーリから引き出された操作ワイヤが平行となるように案内する内視鏡のアングル操作ワイヤ案内装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、医療用等として用いられる内視鏡は、体腔内等に挿入される挿入部と、この挿入部の基端部が連設される本体操作部と、この本体操作部から引き出され、少なくとも光源装置に着脱可能に接続されるユニバーサルコードとから大略構成される。内視鏡は、その挿入部を患者の体内等に挿入して、体腔内壁の検査や診断を行い、また必要に応じて鉗子や高周波処置具等を用いた治療等も行えるようになっている。
【０００３】
挿入部は先端硬質部及びアングル部を有し、内視鏡の観察機構、つまり照明窓及び観察窓が先端硬質部に設けられ、また必要に応じて鉗子等の処置具を導出する処置具導出口も先端硬質部に開口させて設けられる。アングル部は内視鏡観察機構等を装着した先端硬質部を所望の方向に向けるためのもので、本体操作部からの遠隔操作によりアングル部を上下、または上下，左右に湾曲させる、所謂アングル操作を行える構成となっている。さらに、挿入部におけるアングル部から本体操作部までの部位には、所定の長さを有する軟性部を介在させる。
【０００４】
アングル操作を行うために、アングル部の先端部（または先端硬質部）には操作ワイヤが連結して設けられる。操作ワイヤはアングル部内において、少なくとも上下一対設けられており、一方の操作ワイヤを引っ張り、他方を押し出すように操作すると、アングル部は上下方向に湾曲する。また、上下及び左右に各一対の操作ワイヤを設けた場合には、上下の対の操作ワイヤの押し引きにより上下方向に湾曲し、また左右の対の操作ワイヤを押し引きすると左右に湾曲する。これらの操作ワイヤは挿入部から本体操作部内にまで延在されて、この本体操作部に設けたアングル操作装置にそれぞれ対となる２本の操作ワイヤが同時に押し引き操作可能に連結される。
【０００５】
アングル操作装置は、各操作ワイヤの基端部が巻回されるプーリを備え、このプーリを回動させることにより操作ワイヤが押し引きされる。そして、プーリには回動軸が連結して設けられ、この回動軸は本体操作部のケーシングから外部にまで導出されて、ノブやレバー等からなり、術者等が本体操作部を把持する手の指等で操作されるアングル操作手段が連結される。操作ワイヤは挿入部内ではワイヤ挿通部材に挿通させ、このワイヤ挿通部材は本体操作部の内部にまで延在させて、この本体操作部内において、所定の位置に固定的に装着した保持金具等に接続・固定される。
【０００６】
操作ワイヤの引き回し経路において、まずアングル部内では、一対からなる操作ワイヤが１８０°の位置関係となるように位置決め部材により規制され、また挿入部の内部ではワイヤ挿通部材に挿通されているので、押し引き方向以外の動きは規制される。さらに、プーリには、その外周面に円周状または円弧状の凹溝に係合される。そして、ワイヤ挿通部材の固定端とプーリとは所定の間隔だけ離間させている。従って、操作ワイヤにおけるプーリへの巻回部からワイヤ挿通部材に挿通されるまでの間は格別の規制がなされない非規制部となる。このように、操作ワイヤを所定の間だけ非規制状態とするのは、操作ワイヤに生じる弛みを吸収するためである。
【０００７】
而して、アングル部を上下方向に湾曲させる場合には、操作ワイヤはアングル部内では上下２本設けられるが、アングル操作により上方の操作ワイヤを引っ張ると、この操作ワイヤのアングル部内での長さ寸法が短縮されてアングル部が上方に湾曲することになる。操作ワイヤは下方にも設けられているので、アングル部が湾曲した時には、この操作ワイヤは湾曲部分の外側に位置するために、アングル部内での操作ワイヤの長さに不足が生じる。一方の操作ワイヤがプーリに巻き込まれると同時に他方の操作ワイヤが送り出されるので、その不足分の長さが補われる。
【０００８】
ここで、送り出し側の操作ワイヤに不足が生じるが、この長さの不足はアングル部内に発生するものであり、しかも不足分を補うのは本体操作部に設けたプーリからである。プーリとアングル部とは離れた位置にあり、その間では操作ワイヤがワイヤ挿通部材内に挿通されていることから、たとえアングル部内で操作ワイヤの長さに不足が生じてある程度の張力が作用している状態となっているにしても、摺動抵抗等によりプーリからの送り出し量が直ちにアングル部にまで伝達されないことがある。そうなると、プーリの出口部分に操作ワイヤの余長分が集中して、操作ワイヤが無理に曲げられたり、この出口部分に詰まって、プーリの円滑な動きが損なわれ、甚だしい場合には、プーリがロックしてしまうおそれもある。以上のような不都合を防止するために、操作ワイヤのプーリからの引き出し部分から所定の長さだけ非規制状態とし、この非規制部において余長の弛み吸収機能を持たせる。
【０００９】
この余長分の長さの吸収は、基本的には、操作ワイヤを２分割して、両ワイヤを伸び縮み可能に連結することにより行われる。ただし、この操作ワイヤの連結部の伸び縮みだけで、発生する余長を完全に吸収するには無理があり、このために操作ワイヤがその連結部の位置で曲がる等により余長分がプーリの出口部に集中しないようにしている。そして、操作ワイヤを押し引きした時に、この連結部も移動することから、少なくとも最大湾曲角までアングル部を湾曲させた時にも、連結部がプーリやワイヤ挿通部材に接触しない程度の長さ分が非規制状態に置かれる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、アングル操作は、通常、本体操作部を把持する手の指、具体的には親指で操作できるようになっており、従ってアングル操作を行う際には、本体操作部は残りの４本の指で握持しなければならないから、アングル操作手段の動きが重いと、つまり操作負荷が大きいと、その操作が困難になるだけでなく、操作時の負荷が極端に大きいと、本体操作部を安定的に保持できなくなってしまう。そこで、アングル操作時における負荷の低減を図るためには、プーリの外径を大きくすれば良いのであるが、単にプーリの外径を大きくしたとしても、必ずしもアングル操作の負荷低減を図ることはできる訳ではない。
【００１１】
プーリへの巻回部からワイヤ挿通部材までの間には、前述したように、操作ワイヤは非規制状態となっている。従って、プーリの直径を大きくすると、このプーリへの巻回部からワイヤ挿通部材への導入部までの間に操作ワイヤに大きな角度を持つことになり、この非規制領域の操作ワイヤの経路は斜めになる。操作ワイヤはプーリの外周面に円周方向に形成した凹溝に係合しているが、操作ワイヤの引っ張り時には凹溝から離間する方向に張力が作用することになり、その結果操作ワイヤはプーリに導く通路を構成する壁面や、ワイヤ挿通部材の端部に強く押し付けられた状態で移動することになる。その結果、摺動抵抗が増大することになって、操作ワイヤの円滑な動きが損なわれ、操作ワイヤの断線その他損傷等が生じるおそれがある等の問題点がある。
【００１２】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、操作負荷の低減を図るために、操作ワイヤが巻回されるプーリの直径を大きくしても、操作ワイヤの円滑な動きを確保し、操作時の摺動抵抗を低減できるようにすることにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、先端硬質部にアングル部を連設した挿入部の基端部を本体操作部に連設し、前記アングル部の先端または先端硬質部に少なくとも一対の操作ワイヤを取り付けて、これらの操作ワイヤの他端を前記本体操作部内に延在させて、所定角度往復回動操作可能なプーリに巻回させ、このプーリを回動させることにより対となる操作ワイヤの一方がプーリに巻き取られ、他方がプーリから送り出させることによって、前記アングル部の湾曲操作を行うようにした内視鏡であって、前記プーリを前記本体操作部のケーシングに所定角度往復回動可能に支持させるために、このケーシングにプーリ支持アセンブリを装着し、このプーリ支持アセンブリには前記一対の操作ワイヤの挿通路を形成し、挿通路に両操作ワイヤがほぼ平行に導出されるようにガイドするために、前記各挿通路には、外周面に前記操作ワイヤが当接するガイドローラを設け、前記ガイドローラの上端部には回転軸が装着されて、この回転軸は前記挿通路を構成する上面に回転可能に支持させ、このガイドローラの下端部は前記挿通路の下面に摺動可能に当接させる構成としたことをその特徴とするものである。
【００１４】
ここで、操作ワイヤの挿通路は、具体的には、例えばプーリ支持アセンブリのワイヤ引き出し部と、このプーリ支持アセンブリに取り付けたベースプレートとから構成することができる。そして、回転軸はワイヤ引き出し部の上面に形成した軸支孔に回転可能に挿入させ、ガイドローラの他端面はベースプレートの表面に当接させることができる。そして、ガイドローラに当接させた操作ワイヤを引っ張った時に、この操作ワイヤが係合するガイドローラを確実に回転させるには、操作ワイヤはガイドローラの回転中心軸に対して直交する方向に延在されていなければならない。ただし、プーリと操作ワイヤが挿通されるワイヤ挿通部材との間の高さ位置が異なっていると、操作ワイヤのガイドローラへの係合部が斜めになる。これを防止するには、プーリから引き出された操作ワイヤがほぼ直進する状態に保持する弾性支持部材をプーリ支持アセンブリに装着する等の構成を採用すれば良い。また、ガイドローラの外周面にプーリからの操作ワイヤの延在方向が最も小径となる縮径部を形成すると、操作ワイヤのガイドローラへの係合部は常にガイドローラの回転中心軸と直交する状態になるように調芯作用を発揮することになる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の一形態について説明する。而して、図１に内視鏡の概略構成を示す。同図において、１は本体操作部、２はこの本体操作部１に連設した挿入部である。挿入部２は、先端側から、先端硬質部２ａ，アングル部２ｂ及び軟性部２ｃを順次連設することにより構成されるものであって、先端硬質部２ａの先端面（または先端側面）に照明窓と観察窓とからなる内視鏡観察機構が設けられている。また、これらに加えて、鉗子等の処置具を導出させる処置具出口等が設けられている。アングル部２ｂは先端硬質部２ａを所望の方向に向けるためのものであって、本体操作部１からの遠隔操作で上下に湾曲可能となっている。軟性部２ｃは体腔内等の挿入経路に沿って任意の方向に曲がる可撓構造のものから構成される。
【００１６】
本体操作部１は術者等が手で把持して操作を行うためのものである。通常は、術者は本体操作部１を片手で把持され、かつ本体操作部１を把持した手の指で各種の操作手段を操作できる構成としている。本体操作部１は、基端側から順に本体ケース部１ａ，把持ケース部１ｂ，分岐ケース部１ｃとの３つの機構部に分けられる。先端側の分岐ケース部１ｃは、挿入部２への連設部を構成し、処置具を導入するための処置具導入部３を分岐させている。このように、本体操作部１は分解可能とする必要があるが、前述した３分割方式以外にも各種の分割方式を適宜採用することができる。
【００１７】
内視鏡の操作手段としては、アングル部２ｂを上下方向に湾曲操作するためのアングル操作手段４を備えている。また、本体ケース部１ａには他の操作部材、例えば吸引制御用のバルブ、または送気送水バルブからなる制御バルブの操作ボタン５，フリーズスイッチ６等が設けられる。さらに、本体ケース部１ａの後端下部位置にはＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）スイッチ７（図３参照）が取り付けられている。なお、これらのスイッチは本体操作部１に必ず装着しなければならないものではなく、例えばフットスイッチを用いたり、またモニタ装置，ＶＴＲ自体に設ける等の構成とした場合には、本体操作部１には設けられないし、さらに本体操作部１に設けるにしても、その位置は任意である。そして、本体操作部１にはこれら以外の操作手段を設けるようにすることもできる。
【００１８】
本体操作部１からはユニバーサルコード１０と、流体配管１１とが引き出されている。ユニバーサルコード１０の他端は光源コネクタ１２に連結され、この光源コネクタ１２からはケーブル１３が引き出されており、このケーブル１３の先端は電気コネクタ１４に連結されている。従って、光源コネクタ１２は光源装置に着脱可能に接続され、また電気コネクタ１４は、光源装置と一体または別個の機器として設けたプロセッサに着脱可能に接続されることになる。なお、光学式内視鏡として構成される場合には、ケーブル１３及び電気コネクタ１４は設けられない。また、流体配管はユニバーサルコード内に挿通させても良い。
【００１９】
図２乃至図４に本体操作部１の断面を示す。これらの図から明らかなように、本体操作部１を構成するケーシングは、軽量化を図るためにプラスチックから形成されており、しかも分解できるようにするために、３つの機構部を構成する本体ケース部１ａ，把持ケース部１ｂ，分岐ケース部１ｃはそれぞれ独立の部材で構成され、相互に連結する状態にアセンブルされる。これらのうち、本体ケース部１ａは厚肉のものからなり、把持ケース部１ｂ及び分岐ケース部１ｃの肉厚はそれより薄くなっている。これによって、本体操作部１の全体をより軽量化することができ、しかも小型でコンパクトなものとしている。本体ケース部１ａを厚肉に形成したのは、種々の操作手段が装着されている等の関係からであり、この本体操作部１における強度部材とし機能し、把持ケース部１ｂ及び分岐ケース部１ｃは本体ケース部１ａに連結されるようにアセンブルされる。そして、本体ケース部１ａには内部に広い空間を確保するために、把持ケース部１ｂへの連設部から膨出する形状となっている。
【００２０】
本体操作部１のケーシングをアセンブルするために、ケース連結部材２０が本体操作部１内に設けられる。ケース連結部材２０は、共に金属等のように高い強度を有する部材からなる連結板２１と保持筒体２２とから構成される。連結板２１は本体ケース部１ａ内から把持ケース部１ｂ内にまで延在されている。そして、把持ケース部１ｂと分岐ケース部１ｂとの間の連結部において、連結板２１は保持筒体２２に連結されている。この保持筒体２２は分岐ケース部１ｃの先端からさらに所定の長さだけ突出する位置まで延在されている。ここで、これら連結板２１及び保持筒体２２は共に本体操作部１の骨組みとなる強度部材である。
【００２１】
ケース連結部材２０における連結板２１は本体ケース部１ａに固定される。このために、図５に示したように、本体ケース部１ａの内面から突出する状態に支柱２３が複数本（本実施の形態では３本）立設されている。ケース連結部材２０は、これらの支柱２３の端面に当接させた上でねじ２４を用いて固定され、もって連結板２１は本体ケース部１ａに対して着脱可能となり、かつ取り付け状態では極めて安定した状態に固定される。連結板２１と保持筒体２２とを連結・固着することにより一体化されたケース連結部材２０となる。この連結構造は、図６に示したように、一対からなる連結板片２５，２５が用いられる。これら連結板片２５は、一側部が連結板２１の表面に沿う平面形状となり、この平面形状の部位から反転するようにして保持筒体２２の内面に沿う湾曲形状となっている。そして、連結板片２５はねじによって平面形状の部分が連結板２１に、湾曲形状の部分が保持筒体２２に固着される。
【００２２】
以上のようにして連結板２１に連設された保持筒体２２は、把持ケース部１ｂを本体ケース部１ａに圧接する状態に組み付け、また分岐ケース部１ｃを把持ケース部１ｂに圧接した状態に組み付けるためのものである。さらに、挿入部２の本体操作部１からの導出部の基端部分を覆い、この挿入部２の本体操作部１からの導出部分の折れ止め機能を発揮するカバーゴム２６の止着部としても機能するものである。
【００２３】
このために、保持筒体２２は概略円筒形となった第１，第２の筒部２２ａ，２２ｂと、これら第１，第２の筒部２２ａ，２２ｂ間に設けた連結部２２ｃとから構成され、第１，第２の筒部２２ａ，２２ｂの外周面にはねじが設けられている。また、把持ケース部１ｂ及び分岐ケース部１ｃの先端側の内面には段差が形成されている。把持ケース部１ｂは本体ケース部１ａに連結した状態で、第１の筒部２２ａに形成したねじ部にねじリング２７を螺合させて、このねじリング２７を把持ケース部１ｂの段差に圧接させることにより固定される。さらに、このようにして本体ケース部１ａに対して固定された把持ケース部１ｂの端部には分岐ケース部１ｃの基端部が当接され、この分岐ケース部１ｃの先端部における段差には、第２の筒部２２ｂのねじ部に螺合させたねじリング２８を圧接させることにより分岐ケース部１ｃは把持ケース部１ｂに連結固定される。第２の筒部２２ｂは、分岐ケース部１ｃから所定長さ突出しており、この突出部に挿入部２の軟性部２ｃが固定される。
【００２４】
このように、ケース連結部材２０を設け、このケース連結部材２０により把持ケース部１ｂ，分岐ケース部１ｃを本体ケース部１ａ側に引き込むようにして連結することによって、これら把持ケース部１ｂ及び分岐ケース部１ｃを極めて薄肉のものとすることができる。一方、強度部材である厚肉のケーシングからなる本体ケース部１ａからはユニバーサルコード１０及び流体配管１１が引き出され、またアングル操作手段４と、それにより操作されるアングル操作装置３０が装着され、操作ボタン５，フリーズスイッチ６及びＶＴＲスイッチ７も装着されている。さらには、操作ボタン５により制御される制御バルブ（図示せず）も本体ケース部１ａ内に大きく入り込む状態に装着される。
【００２５】
本体ケース部１ａには様々な部材が設けられる関係から、図４から明らかなように、一側側部が開口した筐体３０と、この筐体３０に接合される蓋体３１とからなるシェル構造となし、蓋体３１を筐体３０から分離することによって、本体ケース部１ａ内に各種の機構を着脱したり、また保守点検、部品の修理や交換等のメンテナンスを行ったりすることができる。筐体３０は本体ケース部１ａの上面部と下面部及び一方側の側面を形成するものであり、本体ケース部１ａに装着される各操作手段はこの筐体３０側に設けられている。
【００２６】
前述した各機構のうち、アングル操作装置４０は本体ケース部１ａの筐体３０に取り付けられる。アングル操作装置４０は、挿入部２を構成するアングル部２ｂを湾曲操作するものであり、これによって先端硬質部２ａを所望の方向に向けることができるようになる。なお、本実施の形態においては、アングル部２ｂを上下に湾曲させる構成としたものを示すが、上下及び左右に湾曲させることができるように構成することもできる。
【００２７】
アングル操作装置４０は、図７及び図８から明らかなように、先端がアングル部２ｂの先端部または先端硬質部２ａに連結した一対の操作ワイヤ４１，４１が巻回されるプーリ４２と、このプーリ４２に連結した回動軸４３とを有し、この回動軸４３は筐体３０の側面に開設した挿通孔３０ａから外部に導出されて、操作レバーからなるアングル操作手段４に連結されている。プーリ４２の外周面には円周状または所定角度の円弧状となるように、上下一対の凹溝４２ａ，４２ｂが形成されており、一対からなる操作ワイヤ４１は所定の長さ分が巻回されて、その端部が固定されている。また、アングル操作手段４は概略Ｌ字状のレバーからなり、その曲成部は本体ケース部１ａの下面に回り込ませている。
【００２８】
プーリ４２及びその回動軸４３は筐体３０に固定して設けたプーリ支持アセンブリ４４に支持されている。プーリ支持アセンブリ４４は、回動軸４３を回動可能に貫通させる軸支部４５と、この軸支部４５に連設され、プーリ４２の大半の角度分を覆うプーリハウジング部４６と、プーリ４２から引き出される操作ワイヤ４１の通路を形成するワイヤ引き出し部４７とから構成され、またプーリハウジング４６の下面にはベースプレート４８が取り付けられている。さらに、筐体３０の挿通孔３０ａ内壁と、回動軸４３の外周面との間をシールするシールユニット４９を備えている。そして、ワイヤ引き出し部４７は、両端の外端壁４７ａ，４７ａと、中間部の隔壁４７ｂとを備え、これら外端壁４７ａと隔壁４７ｂとの間に操作ワイヤ４１の挿通路４７ｃ，４７ｃが形成される。
【００２９】
ところで、操作ワイヤ４１は、プーリ４２に巻回されている第１のワイヤ４１ａと、この第１のワイヤ４１ａに連結され、先端がアングル部２ｂに至る第２のワイヤ４１ｂとに分割されており、これら両ワイヤ４１ａ，４１ｂの先端は端部ループを形成して止着部材５０に固定されている。そして、この端部ループを形成する際に、一方の端部ループ内に他方のワイヤの先端を挿通させた上で端部を止着することによって、両端部ループが相互に連結される。このように、操作ワイヤ４１を２分割して連結するのは弛み吸収機能を発揮させるためであり、両端部ループ間の連鎖部により操作ワイヤ４１の余長を吸収する構成となっており、このループ連鎖部が弛み吸収部５１である。なお、弛み吸収機構はこれ以外にも様々な構成のものを採用できる。
【００３０】
操作ワイヤ４１は、その第２のワイヤ４１ｂの大半はワイヤ挿通部材の内部に挿通されてコントロールケーブルを構成し、操作ワイヤ４１を引っ張った時に、アングル部２ｂは引っ張り量に応じた角度で湾曲する。ワイヤ挿通部材は、例えば密着コイルや軟性樹脂のスリーブから構成され、また内視鏡の内部において曲がらない部位においては硬質パイプで構成することもできる。通常は、軟性部２ｃの内部ではワイヤ挿通部材は密着コイルで構成し、この密着コイルは軟性部２ｃのアングル部２ｂへの連設部に固定的に保持する。そして、当然、アングル部２ｂ内では操作ワイヤ４１のみが延在される。この密着コイルはそのまま軟性部２ｃから本体操作部１に延在するか、または軟性部２ｃと本体操作部１との間でスリーブまたは硬質パイプに連結される。
【００３１】
５２はワイヤ挿通部材であって、このワイヤ挿通部材５２の端部は、本体操作部１の内部において固定的に保持され、この固定部から操作ワイヤ４１が導出されて、アングル操作装置４０を構成するプーリ４２に巻回される。従って、この操作ワイヤ４１におけるこの間の部分は非規制状態に保たれ、もって操作ワイヤ４１の余長分の弛みを吸収する作用を遺憾なく発揮される。このために、操作ワイヤ４１における非規制部の長さは、第１のワイヤ４１ａと第２のワイヤ４１ｂとを連結する弛み吸収部５１の移動距離に依存するものであり、少なくともアングル部２ｂを最大湾曲角にまで湾曲させた時であっても、弛み吸収部５１がプーリ４２に巻き込まれたり、またワイヤ挿通部材５２と接触しないように保持できる長さを持たせなければならない。
【００３２】
ワイヤ挿通部材５２の端部は保持金具５３に固定され、かつ操作ワイヤ４１はこの保持金具５３を貫通した後には、他の部材による規制が実質的にない非規制状態にして延在させて、プーリ４２に巻回される。そして、ワイヤ挿通部材５２が固定される保持金具５３は支持杆５４に連結して設けられ、この支持杆５４の他端はプーリ支持アセンブリ４４に固定されている。さらに、支持杆５４には、概略コ字状をしたワイヤカバー５５が左右両側から嵌合させて、ねじ等の手段で着脱可能に固定される。これによって、操作ワイヤ４１における非規制部分はワイヤカバー５５により形成されるトンネル状の通路内に位置し、弛み吸収のための動きを可能とし、しかもループ部分や止着部材５０等が他の挿通部材、例えばライトガイドや信号ケーブル等と接触するのを防止できる。
【００３３】
以上のことから、プーリ４２に巻回されている操作ワイヤ４１は、まずプーリ支持アセンブリ４４を構成するワイヤ引き出し部４７において、その挿通路４７ｃから外部に導出され、支持杆５４とワイヤカバー５５との間に形成されるトンネル状の通路を通ってワイヤ挿通部材５２内に延在される。２本設けられているワイヤ挿通部材５２，５２は、保持金具５３の左右に連結されるが、この２本のワイヤ挿通部材５２，５２の配置間隔は、挿入部２の内径と同じか、またはこの内径より多少広いか狭いか、いずれにしろワイヤ挿通部材５２，５２の間隔と挿入部２の内径とにあまり大きな差がないようにする。これによって、ワイヤ挿通部材５２を本体操作部１から挿入部２の内部にほぼ真直ぐな状態で延在できるようになり、アングル操作時にワイヤ挿通部材５２に過大な負荷が作用するのを防止することができる。操作ワイヤ４１の非規制部分はワイヤカバー５５に覆われている。従って、ワイヤカバー５５により形成されるトンネル状通路の通路断面積をできるだけ小さくしてコンパクト化するために、操作ワイヤ４１はこの部位では、支持杆５４にほぼ平行に延在させるようにする。
【００３４】
プーリ支持アセンブリ４６のワイヤ引き出し部４７からの操作ワイヤ４１の導出位置は、このワイヤカバー５５内における操作ワイヤ４１の延在部の延長線乃至その近傍とする。そして、図７及び図８から明らかなように、ワイヤ引き出し部４７における挿通路４７ｃ内で操作ワイヤ４１の方向付けをするために、外端壁４７ａには開口部５６を形成して、この開口部５６内にガイドローラ５７を回転可能に装着している。このガイドローラ５７は、図９に示したように、概略円筒形の部材からなり、その上端部には回転軸５８が連結して設けられ、この回転軸５８はワイヤ引き出し部４７の開口部５６を形成する壁面のうち、上面側に設けた軸支孔５９に挿入されている。また、ガイドローラ５７の下端面は、ベースプレート４８の表面に当接している。
【００３５】
ここで、ガイドローラ５７の配設位置は、ワイヤ引き出し部４７に形成した挿通路４７ｃにあれば格別の制限はないが、両ガイドローラ５７，５７の間隔は保持金具５３へのワイヤ挿通部材５２，５２間の間隔とほぼ一致している。これによって、操作ワイヤ４１はプーリ４２への巻回部から、ガイドローラ５７によってワイヤ挿通部材５２のほぼ延長線方向に方向転換させた上で、ワイヤカバー５５内のトンネル状通路に導かれるようになる。
【００３６】
従って、操作ワイヤ４１のプーリ４２からの導出方向は、プーリ４２の外径等により決定されるのではなく、ガイドローラ５７の位置により決定付けられる。このために、プーリ４２の外径寸法を大きくしても、操作ワイヤ４１の引っ張り時に、当接するのはガイドローラ５７であり、操作ワイヤ４１の引っ張りに応じてガイドローラ５７が回転する。つまり、操作ワイヤ４１に作用するのはころがり摩擦であり、ワイヤ引き出し部４７に設けた挿通路４７ｃの周囲の壁面に摺接する摺動抵抗より、その抵抗が著しく低減される。また、ワイヤカバー５５内では、操作ワイヤ４１はほぼワイヤ挿通部材５２の延長線の位置に配置されているので、操作ワイヤ４１のワイヤ挿通部材５２への導入部で摺動することがなくなる。この結果、本体操作部１の把持ケース部１ｂを片手で把持して、その親指でアングル操作手段４を操作する際において、このアングル操作手段４に作用させる力が軽減されることになり、アングル操作を容易に行えると共に、他の４本の指で握持される本体操作部１が不安定になるようなこともない。
【００３７】
このように、プーリ支持アセンブリ４４から一対の操作ワイヤ４１，４１をガイドローラ５７，５７によりワイヤ挿通部材５２，５２の配設位置のほぼ延長線方向から引き出すことができるようになると、操作ワイヤ４１の引っ張り時の抵抗が小さくなるだけでなく、プーリ４２の外径を大きくして、アングル操作手段４による操作負荷をさらに軽減できる。
【００３８】
しかも、プーリ４２の回動中心をワイヤ挿通部材５２，５２の中間位置の延長線に配置する必要がなくなり、例えば図１０に示したように、ワイヤ挿通部材５２，５２の中間部の延長線Ｘに対して、プーリ４２の中心位置ＯをΔＤだけ左右方向に変位させるようにしても良い。ワイヤ挿通部材５２の位置は、挿入部２の本体操作部１への接続部に依存するものであり、従ってその位置を動かすことはできないが、プーリ４２の位置、つまりアングル操作装置４０の位置をワイヤ挿通部材５２の位置に規制されず、任意の位置に配置できることは、本体操作部１内における各部材の配置レイアウトを調整する上で、極めて有利である。特に、アングル操作装置４０が設置されている本体ケース部１ａの内部は、把持ケース部１ｂ等とは異なり、このアングル操作装置４０に加えて、制御バルブが設けられ、さらにユニバーサルコード１０及び流体配管１１が接続されており、ユニバーサルコード１０に向かうライトガイドや信号ケーブル、また流体配管１１に向かう流体流路は、この接続部近傍で曲げられることから、本体ケース部１ａの内部には広いスペースを確保し、しかも細かく分割されたスペースではなく、まとまった大きなスペースが必要になる。アングル操作装置４０は、ワイヤ挿通部材５２の位置、つまり挿入部２の接続位置に影響を受けることなく、任意の位置に装着できると、本体ケース部１ａの内部におけるスペースの確保の点で極めて有利になる。
【００３９】
さらに、前述したように、本体ケース部１ａ内において、より大きなスペースが必要なのは、この本体ケース部１ａにおける蓋体３１側の位置であり、このためにはアングル操作装置４０はできるだけ筐体３０側に変位した位置に配置するのが望ましい。そうすると、プーリ４２の位置とワイヤ挿通部材５２の位置との間に段差が生じることになり、操作ワイヤ４１の非規制部分は、この段差に相当する角度だけ傾斜した状態となる。そうなると、操作ワイヤ４１のガイドローラ５７への当接部分は、このガイドローラ５７の回転中心軸に対して直交する方向ではなく斜め方向となり、操作ワイヤ４１の引っ張り時に、この操作ワイヤ４１はガイドローラ５７と摺動するようになり、ガイドローラ５７の円滑な回転が阻害される。
【００４０】
従って、操作ワイヤ４１の延在方向はガイドローラ５７の軸線と直交する方向となっていなければならないが、この直進性を確保するには、プーリ支持アセンブリ４４を構成するベースプレート４８を弾性金属板から構成し、操作ワイヤ４１の延在方向に向けて所定の長さだけ張り出させている。そして、このベースプレート４８における張り出し部分をばね状板片部６０となし、このばね状板片部６０の途中位置に、操作ワイヤ４１の延在方向と直交する方向において、この操作ワイヤ４１をプーリ４２からほぼ真直ぐな方向に延在させるように押し上げるように支持するための突条６１を形成する。
【００４１】
ここで、ばね状板片部６０は、支持杆５４の左右両側の側面に沿って延在されるようになっており、従って、図１１に示したように、ベースプレート４８からのばね状板片部６０の張り出し部には所定の深さに及ぶ切り込みが形成される。また、この突条６１はプレス手段等により形成され、その上面部は操作ワイヤ４１の延在方向に向けて凸曲面形状となっている。しかも、格別大きな荷重が作用しない状態では、突条６１の上面はプーリ４２の凹溝４２ａから導出された操作ワイヤ４１に当接して、操作ワイヤ４１がプーリ４２のほぼ延長線の位置、つまりプーリ４２からほぼ真直ぐに延在されるように支持している。
【００４２】
これによって、保持金具５３に取り付けたワイヤ挿通部材５２と、プーリ４２との高さの違い、つまり段差が存在するのにも拘らず、操作ワイヤ４２は、ワイヤ引き出し部４７から所定長さ導出された位置までは、ばね状板片部６０の突条６１に支持されて、ガイドローラ５７の回転中心軸と直交する方向になるように、つまりほぼ直進状態に保持される。これにより操作ワイヤ４１の引っ張り時における抵抗が著しく低減されるようになり、極めて軽い操作力でアングル操作手段４の操作を行える。また、摩耗の低減により操作ワイヤ４１が摩耗したり、損傷したりするおそれは極端に少なくなる。
【００４３】
ここで、ガイドローラはその周胴部が円筒形状としたが、操作ワイヤにこのガイドローラの軸線方向に位置ずれするおそれがある場合には、図１２に示したように、上下方向における中間部分が連続的に縮径されたガイドローラ５７′を用いることができる。そして、このガイドローラ５７′における最もくびれた最小径部５７ａ′の高さ位置をプーリ４２における凹溝４２ａの延長線の位置に配置する。これによって、ガイドローラ５７′に係合する操作ワイヤ４１が上下方向にずれるような力が作用しても、この操作ワイヤ４１が自動的に調芯されるようになって、操作ワイヤ４１の引っ張り時にガイドローラ５７′は円滑かつ確実に回転することになる。
【００４４】
従って、アングル操作装置４０を構成するプーリ４２の位置は、全く独自に設定できるようになり、本体ケース部１ａ内の他の部材との関係で最も合理的な位置に配置できるようになり、無駄なデッドスペースが生じないように各部材を配置できる。その結果、本体操作部１の小型化、コンパクト化が図られる。
【００４５】
【発明の効果】
本発明は以上のように、一対の操作ワイヤをプーリから引き出して、プーリ支持アセンブリに設けた挿通路を通過させるに当って、ガイドローラにより両操作ワイヤがほぼ平行に引き出すようにガイドする構成としたので、操作負荷の低減を図るために、操作ワイヤが巻回されるプーリの直径を大きくしても、操作ワイヤの円滑な動きを確保することができ、操作時の負荷なり抵抗を低減できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の一形態を示す内視鏡の全体構成図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】図２のＢ−Ｂ断面図である。
【図４】図２のＣ−Ｃ断面図である。
【図５】連結板の取付構造を示す断面図である。
【図６】連結板と保持筒体との連結構造を示す断面図である。
【図７】アングル操作装置の縦断面図である。
【図８】アングル操作装置の横断面図である。
【図９】ガイドローラの装着部を示す断面図である。
【図１０】プーリとワイヤ挿通部材との配置関係の他の例を示す構成説明図である。
【図１１】ばね状板片部を一体的に設けたベースプレートの平面図である。
【図１２】ガイドローラの他の構成例を示す外観図である。
【符号の説明】
１本体操作部２挿入部
４アングル操作手段２０ケース連結部材
２１連結板４０アングル操作装置
４１操作ワイヤ４１ａ第１のワイヤ
４１ｂ第２のワイヤ４２プーリ
４３回動軸４４プーリ支持アセンブリ
４５軸支部４６プーリハウジング部
４７ワイヤ引き出し部４８ベースプレート
５１弛み防止部５２ワイヤ挿通部材
５３保持金具５４支持杆
５５ワイヤカバー５６開口部
５７，５７′ ガイドローラ５８回転軸
６０ばね状板片部６１突条[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an angle operation of an endoscope for guiding an operation wire drawn from a pulley to be parallel in an angle operation device for performing an angle operation of an insertion portion in an endoscope used for medical purposes or the like. The present invention relates to a wire guide device.
[0002]
[Prior art]
In general, an endoscope used for medical purposes or the like is drawn out from an insertion portion that is inserted into a body cavity or the like, a main body operation portion that is connected to a base end portion of the insertion portion, and at least a main body operation portion. A universal cord is detachably connected to the light source device. Endoscopes can be inserted into the patient's body, etc. to examine and diagnose the inner wall of the body cavity, and can also be treated with forceps, a high-frequency treatment instrument, etc. as necessary. .
[0003]
The insertion portion has a distal end rigid portion and an angle portion, and an endoscope observation mechanism, that is, an illumination window and an observation window are provided in the distal end rigid portion, and a treatment instrument guide for deriving a treatment instrument such as forceps as necessary. The outlet is also provided in the distal end hard part. The angle part is for directing the hard tip part equipped with an endoscope observation mechanism, etc. in a desired direction. The angle part is bent up and down or up and down and left and right by remote control from the main body operation part. It is the composition which can do. Furthermore, a soft part having a predetermined length is interposed in a part from the angle part to the main body operation part in the insertion part.
[0004]
In order to perform an angle operation, an operation wire is connected to the tip portion (or the tip hard portion) of the angle portion. In the angle portion, at least a pair of upper and lower operation wires are provided, and when one operation wire is pulled and the other is pushed out, the angle portion bends in the vertical direction. Further, when a pair of operation wires are provided on the upper and lower sides and the left and right, they are bent in the vertical direction by pushing and pulling the upper and lower pairs of operation wires, and are bent to the left and right when the pair of left and right operation wires are pushed and pulled. These operation wires are extended from the insertion portion to the inside of the main body operation portion, and two paired operation wires are connected to the angle operation device provided in the main body operation portion so that they can be pushed and pulled simultaneously.
[0005]
The angle operating device includes a pulley around which a base end portion of each operation wire is wound, and the operation wire is pushed and pulled by rotating the pulley. The pulley is provided with a rotating shaft connected to the pulley. The rotating shaft is led out from the casing of the main body operation unit to the outside, and includes a knob, a lever, etc., and the operator holds the main body operation unit. An angle operating means operated by a finger of a hand is connected. The operation wire is inserted into the wire insertion member in the insertion portion, and this wire insertion member extends to the inside of the main body operation portion, and is connected to a holding metal fitting fixedly attached at a predetermined position in the main body operation portion.・ Fixed.
[0006]
In the routing route of the operation wire, first, in the angle portion, the pair of operation wires are regulated by the positioning member so as to have a positional relationship of 180 °, and the insertion portion is inserted through the wire insertion member. Movements other than the pulling direction are restricted. Further, the pulley is engaged with a circumferential or arcuate groove on its outer peripheral surface. The fixed end of the wire insertion member and the pulley are separated by a predetermined distance. Therefore, it becomes a non-restricted portion where no special restriction is made until the wire is inserted into the wire insertion member from the winding portion of the operation wire around the pulley. Thus, the reason why the operation wire is brought into the non-restricted state only for a predetermined period is to absorb slack generated in the operation wire.
[0007]
Thus, when the angle portion is bent in the vertical direction, two operation wires are provided in the angle portion, and when the upper operation wire is pulled by the angle operation, the length of the operation wire in the angle portion is increased. The dimension is shortened and the angle portion is curved upward. Since the operation wire is also provided below, when the angle portion is curved, the operation wire is located outside the curved portion, and therefore the length of the operation wire in the angle portion is insufficient. Since one operation wire is wound around the pulley and the other operation wire is sent out at the same time, the length of the shortage is compensated.
[0008]
Here, a shortage occurs in the operation wire on the delivery side, but this shortage of length occurs in the angle portion, and the shortage is compensated by a pulley provided in the main body operation portion. Since the pulley and the angle part are separated from each other, and the operation wire is inserted into the wire insertion member between the pulley and the angle part, there is a shortage of the length of the operation wire in the angle part, and some tension is applied. Even in such a state, the amount of feed from the pulley may not be immediately transmitted to the angle portion due to sliding resistance or the like. If this happens, the excess length of the operation wire concentrates on the outlet part of the pulley and the operation wire is forcibly bent or clogged with this outlet part, impairing the smooth movement of the pulley. There is also a risk of locking. In order to prevent the inconvenience as described above, a predetermined length is set in a non-restricted state from a portion of the operation wire pulled out from the pulley, and an extra length slack absorbing function is provided in the non-restricted portion.
[0009]
The absorption of the extra length is basically performed by dividing the operation wire into two parts and connecting both wires so that they can expand and contract. However, it is impossible to completely absorb the generated surplus length only by the expansion / contraction of the connecting portion of the operation wire.For this reason, the surplus length is reduced due to the bending of the operation wire at the position of the connecting portion. I try not to concentrate on the exit. Since the connecting portion moves when the operation wire is pushed and pulled, the length of the connecting portion does not contact the pulley or the wire insertion member even when the angle portion is bent at least to the maximum bending angle. Be placed in a non-regulated state.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the angle operation is normally performed with a finger of the hand holding the main body operation unit, specifically, the thumb, and therefore, when performing the angle operation, the main body operation unit has the remaining four units. Since it must be held with a finger, if the movement of the angle operating means is heavy, that is, if the operating load is large, not only will the operation be difficult, but if the operating load is extremely large, It will not be possible to hold it stably. Therefore, in order to reduce the load during the angle operation, it is only necessary to increase the outer diameter of the pulley. However, even if the outer diameter of the pulley is simply increased, it is not always possible to reduce the load of the angle operation. Not a translation.
[0011]
As described above, the operation wire is in a non-regulated state between the winding portion around the pulley and the wire insertion member. Therefore, when the diameter of the pulley is increased, the operation wire has a large angle from the winding portion to the pulley to the introduction portion to the wire insertion member, and the path of the operation wire in the non-regulated area is oblique. become. The operation wire is engaged with a groove formed in the circumferential direction on the outer peripheral surface of the pulley, but when the operation wire is pulled, a tension acts in a direction away from the groove, so that the operation wire is connected to the pulley. It moves in a state where it is strongly pressed against the wall surface constituting the passage leading to the wire and the end of the wire insertion member. As a result, there is a problem that the sliding resistance increases, the smooth movement of the operation wire is impaired, and the operation wire may be broken or otherwise damaged.
[0012]
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to reduce the operation load even if the diameter of the pulley around which the operation wire is wound is increased. It is intended to ensure smooth movement and reduce sliding resistance during operation.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, the present invention provides a base end portion of an insertion portion in which an angle portion is connected to a distal end hard portion, which is connected to a main body operation portion, and at least a pair of the distal end or the distal end hard portion of the angle portion. These operation wires are attached, the other ends of these operation wires are extended into the main body operation unit, wound around a pulley that can be reciprocally rotated by a predetermined angle, and this pulley is rotated to form a pair. An endoscope in which one of the operation wires is wound around a pulley and the other is fed out from the pulley to perform the bending operation of the angle portion, and the pulley is attached to the casing of the main body operation portion at a predetermined angle. A pulley support assembly is attached to the casing to support reciprocating rotation, and an insertion path for the pair of operation wires is formed in the pulley support assembly. To guide the wire is substantially parallel to derive said each insertion path, the operation wire on the outer peripheral surface provided in contact with the guide rollers, the guide rollers At the top of A rotating shaft is mounted, and this rotating shaft constitutes the insertion path. The upper surface of the guide roller is rotatably supported. It is characterized in that it is configured to be slidably contacted.
[0014]
Here, specifically, the insertion path of the operation wire can be constituted by, for example, a wire drawing portion of a pulley support assembly and a base plate attached to the pulley support assembly. The rotation shaft can be rotatably inserted into a shaft support hole formed on the upper surface of the wire lead-out portion, and the other end surface of the guide roller can be brought into contact with the surface of the base plate. Then, it was brought into contact with the guide roller In order to reliably rotate the guide roller with which the operation wire is engaged when the operation wire is pulled, the operation wire must be extended in a direction perpendicular to the rotation center axis of the guide roller. However, when the height position between the pulley and the wire insertion member through which the operation wire is inserted is different, the engaging portion of the operation wire to the guide roller is inclined. In order to prevent this, a configuration in which an elastic support member that holds the operation wire pulled out from the pulley in a substantially straight state is attached to the pulley support assembly may be employed. In addition, when the diameter-reduced portion where the extending direction of the operation wire from the pulley is the smallest diameter is formed on the outer peripheral surface of the guide roller, the engaging portion of the operation wire to the guide roller is always orthogonal to the rotation center axis of the guide roller. The alignment action is exhibited so as to be in a state.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Thus, FIG. 1 shows a schematic configuration of the endoscope. In the figure, reference numeral 1 denotes a main body operation unit, and 2 denotes an insertion unit provided continuously to the main body operation unit 1. The insertion portion 2 is configured by sequentially connecting the distal end hard portion 2a, the angle portion 2b, and the flexible portion 2c from the distal end side, and illuminates the distal end surface (or distal end side surface) of the distal end hard portion 2a. An endoscope observation mechanism including a window and an observation window is provided. In addition to these, a treatment tool outlet or the like for leading a treatment tool such as forceps is provided. The angle portion 2b is for directing the distal end hard portion 2a in a desired direction, and can be bent up and down by remote operation from the main body operation portion 1. The flexible part 2c is formed of a flexible structure that bends in an arbitrary direction along an insertion path such as in a body cavity.
[0016]
The main body operation unit 1 is used by an operator or the like to hold and operate with a hand. Usually, the surgeon is configured to be able to hold the main body operation unit 1 with one hand and operate various operation means with fingers of the hand holding the main body operation unit 1. The main body operation unit 1 is divided into three mechanical parts, a main body case part 1a, a gripping case part 1b, and a branch case part 1c in order from the base end side. The branch case portion 1c on the distal end side constitutes a connecting portion to the insertion portion 2, and branches the treatment instrument introduction portion 3 for introducing the treatment instrument. As described above, the main body operation unit 1 needs to be disassembled, but various division methods other than the above-described three division methods can be appropriately employed.
[0017]
As the operation means of the endoscope, an angle operation means 4 for bending the angle portion 2b in the vertical direction is provided. The main body case section 1a is provided with other operation members, for example, a control valve operation button 5, a freeze switch 6 and the like including a valve for suction control or an air / water supply valve. Further, a VTR (video tape recorder) switch 7 (see FIG. 3) is attached to the lower position of the rear end of the main body case portion 1a. Note that these switches are not necessarily attached to the main body operation unit 1. For example, when a foot switch is used or the monitor device or the VTR itself is configured, Is not provided, and even if it is provided in the main body operation unit 1, its position is arbitrary. The main body operation unit 1 may be provided with other operation means.
[0018]
A universal cord 10 and a fluid pipe 11 are drawn from the main body operation unit 1. The other end of the universal cord 10 is connected to a light source connector 12, and a cable 13 is drawn from the light source connector 12, and the tip of the cable 13 is connected to an electrical connector 14. Accordingly, the light source connector 12 is detachably connected to the light source device, and the electrical connector 14 is detachably connected to a processor provided as an apparatus that is integral with or separate from the light source device. Note that the cable 13 and the electrical connector 14 are not provided when configured as an optical endoscope. Further, the fluid piping may be inserted into the universal cord.
[0019]
2 to 4 show cross sections of the main body operation unit 1. As is apparent from these drawings, the casing constituting the main body operation unit 1 is made of plastic in order to reduce the weight, and in order to be disassembled, the main body case constituting the three mechanisms. The part 1a, the gripping case part 1b, and the branch case part 1c are formed of independent members, and are assembled in a state of being connected to each other. Among these, the main body case portion 1a is thick, and the thicknesses of the gripping case portion 1b and the branch case portion 1c are thinner than that. As a result, the entire main body operation unit 1 can be further reduced in weight, and is small and compact. The main body case portion 1a is formed thick because it has various operating means attached thereto, and functions as a strength member in the main body operation portion 1, and includes a gripping case portion 1b and a branch case portion 1c. Are assembled to be connected to the main body case 1a. And in order to ensure a large space inside, the main body case part 1a has a shape that bulges from a continuous part to the gripping case part 1b.
[0020]
In order to assemble the casing of the main body operation unit 1, a case connecting member 20 is provided in the main body operation unit 1. The case connecting member 20 includes a connecting plate 21 and a holding cylinder 22 each made of a member having high strength such as metal. The connecting plate 21 extends from the main body case portion 1a to the holding case portion 1b. The connecting plate 21 is connected to the holding cylinder 22 at the connecting portion between the gripping case portion 1b and the branch case portion 1b. The holding cylinder 22 is extended from the front end of the branch case 1c to a position protruding a predetermined length. Here, both the connecting plate 21 and the holding cylinder 22 are strength members that form the framework of the main body operation unit 1.
[0021]
The connecting plate 21 in the case connecting member 20 is fixed to the main body case portion 1a. For this purpose, as shown in FIG. 5, a plurality of (three in this embodiment) support columns 23 are erected so as to protrude from the inner surface of the main body case 1a. The case connecting member 20 is fixed by using screws 24 after being brought into contact with the end surfaces of these columns 23, so that the connecting plate 21 can be attached to and detached from the main body case portion 1a and is extremely stable in the attached state. Fixed to state. The case connecting member 20 is integrated by connecting and fixing the connecting plate 21 and the holding cylinder 22. This connection structure uses a pair of connection plate pieces 25, 25 as shown in FIG. Each of the connecting plate pieces 25 has a planar shape along the surface of the connecting plate 21 at one side, and has a curved shape along the inner surface of the holding cylinder 22 so as to be reversed from the planar portion. The connecting plate piece 25 is fixed to the connecting plate 21 by a screw and a curved portion to the holding cylinder 22 by screws.
[0022]
The holding cylinder 22 connected to the connecting plate 21 as described above is assembled so that the gripping case portion 1b is pressed against the main body case portion 1a, and the branch case portion 1c is pressed against the gripping case portion 1b. It is for assembly. Further, the base portion of the lead-out portion of the insertion portion 2 from the main body operation portion 1 is covered, and the cover rubber 26 is secured as a fastening portion that exhibits the function of preventing the bending of the lead-out portion of the insertion portion 2 from the main body operation portion 1. It functions.
[0023]
For this purpose, the holding cylinder 22 is constituted by first and second cylindrical portions 22a and 22b having a substantially cylindrical shape, and a connecting portion 22c provided between the first and second cylindrical portions 22a and 22b. In addition, screws are provided on the outer peripheral surfaces of the first and second cylindrical portions 22a and 22b. Further, a step is formed on the inner surfaces of the gripping case portion 1b and the branch case portion 1c on the distal end side. In a state where the gripping case portion 1b is connected to the main body case portion 1a, a screw ring 27 is screwed into a screw portion formed in the first cylindrical portion 22a, and the screw ring 27 is pressed against a step of the gripping case portion 1b. It is fixed by. Further, the base end portion of the branch case portion 1c is brought into contact with the end portion of the gripping case portion 1b fixed to the main body case portion 1a in this manner, and the step at the distal end portion of the branch case portion 1c The branch case portion 1c is connected and fixed to the gripping case portion 1b by pressing the screw ring 28 screwed into the screw portion of the second cylindrical portion 22b. The second cylindrical portion 22b protrudes from the branch case portion 1c by a predetermined length, and the flexible portion 2c of the insertion portion 2 is fixed to the protruding portion.
[0024]
As described above, the case connecting member 20 is provided, and the case connecting member 20 connects the gripping case portion 1b and the branch case portion 1c so as to be pulled toward the main body case portion 1a. The part 1c can be made extremely thin. On the other hand, the universal cord 10 and the fluid piping 11 are drawn out from the main body case portion 1a made of a thick casing which is a strength member, and the angle operating means 4 and the angle operating device 30 operated thereby are mounted. Button 5, freeze switch 6 and VTR switch 7 are also mounted. Furthermore, a control valve (not shown) controlled by the operation button 5 is also mounted so as to enter the main body case portion 1a.
[0025]
Since the main body case portion 1 a is provided with various members, as is apparent from FIG. 4, a shell including a housing 30 whose one side portion is open and a lid body 31 joined to the housing 30. By having the structure and separating the lid 31 from the casing 30, various mechanisms can be attached to and detached from the main body case 1a, and maintenance such as maintenance and inspection, parts repair and replacement can be performed. . The housing 30 forms an upper surface portion and a lower surface portion of the main body case portion 1a and a side surface on one side, and each operation means attached to the main body case portion 1a is provided on the housing 30 side.
[0026]
Among the mechanisms described above, the angle operating device 40 is attached to the housing 30 of the main body case 1a. The angle operating device 40 operates to bend the angle portion 2b constituting the insertion portion 2, so that the distal end hard portion 2a can be directed in a desired direction. In the present embodiment, the angle portion 2b is configured to bend up and down. However, the angle portion 2b can be configured to be bent up and down and left and right.
[0027]
As is apparent from FIGS. 7 and 8, the angle operating device 40 includes a pulley 42 around which a pair of operation wires 41, 41 whose ends are connected to the tip of the angle portion 2 b or the tip hard portion 2 a are wound, The rotary shaft 43 is connected to a pulley 42. The rotary shaft 43 is led out through an insertion hole 30a provided in a side surface of the housing 30, and is connected to an angle operation means 4 including an operation lever. Yes. A pair of upper and lower concave grooves 42a and 42b are formed on the outer peripheral surface of the pulley 42 so as to have a circular shape or an arc shape with a predetermined angle, and the pair of operation wires 41 are wound by a predetermined length. And its ends are fixed. Further, the angle operating means 4 is composed of a substantially L-shaped lever, and its bent portion is wound around the lower surface of the main body case portion 1a.
[0028]
The pulley 42 and its rotating shaft 43 are supported by a pulley support assembly 44 fixed to the housing 30. The pulley support assembly 44 is pulled out from the pulley 42, a shaft support portion 45 that allows the rotation shaft 43 to pass therethrough, a pulley housing portion 46 that is connected to the shaft support portion 45 and covers most of the angle of the pulley 42. And a base plate 48 is attached to the lower surface of the pulley housing 46. Furthermore, a seal unit 49 that seals between the inner wall of the insertion hole 30 a of the housing 30 and the outer peripheral surface of the rotation shaft 43 is provided. The wire lead-out portion 47 includes outer end walls 47a and 47a at both ends and an intermediate partition wall 47b, and insertion paths 47c and 47c for the operation wire 41 are formed between the outer end wall 47a and the partition wall 47b. Is done.
[0029]
By the way, the operation wire 41 is divided into a first wire 41a wound around the pulley 42 and a second wire 41b connected to the first wire 41a and having a distal end reaching the angle portion 2b. The tips of both the wires 41a and 41b are fixed to the fastening member 50 by forming end loops. And when forming this end part loop, after inserting the front-end | tip of the other wire in one end part loop and fixing an end part, both end part loops are mutually connected. In this way, the operation wire 41 is divided into two parts and connected in order to exhibit the slack absorption function, and the extra length of the operation wire 41 is absorbed by the chain portion between the loops at both ends. The loop chain part is the slack absorbing part 51. In addition to this, the slack absorbing mechanism can employ various configurations.
[0030]
Most of the second wire 41b of the operation wire 41 is inserted into the wire insertion member to form a control cable, and when the operation wire 41 is pulled, the angle portion 2b is bent at an angle corresponding to the pulling amount. . The wire insertion member is formed of, for example, a close coil or a soft resin sleeve, and may be formed of a hard pipe at a portion that does not bend inside the endoscope. Normally, the wire insertion member is constituted by a close coil inside the soft portion 2c, and this close coil is fixedly held in a portion connected to the angle portion 2b of the soft portion 2c. Of course, only the operation wire 41 extends in the angle portion 2b. This tight coil extends as it is from the soft part 2 c to the main body operation part 1, or is connected to a sleeve or a hard pipe between the soft part 2 c and the main body operation part 1.
[0031]
Reference numeral 52 denotes a wire insertion member, and an end portion of the wire insertion member 52 is fixedly held inside the main body operation unit 1, and the operation wire 41 is led out from the fixed unit to constitute the angle operation device 40. The pulley 42 is wound around. Therefore, the portion between the operation wires 41 is kept in an unregulated state, and the function of absorbing the slack of the excess length of the operation wires 41 is fully exhibited. For this reason, the length of the non-restricting portion in the operation wire 41 depends on the moving distance of the slack absorbing portion 51 that connects the first wire 41a and the second wire 41b, and at least the angle portion 2b. Even when it is bent to the maximum bending angle, the slack absorbing portion 51 must be long enough to be wound around the pulley 42 and not to come into contact with the wire insertion member 52.
[0032]
The end of the wire insertion member 52 is fixed to the holding metal 53, and after the operation wire 41 has penetrated the holding metal 53, the operation wire 41 is extended in a non-restricted state substantially not restricted by other members, It is wound around the pulley 42. The holding metal fitting 53 to which the wire insertion member 52 is fixed is connected to the support rod 54, and the other end of the support rod 54 is fixed to the pulley support assembly 44. Furthermore, a substantially U-shaped wire cover 55 is fitted to the support rod 54 from both the left and right sides, and is detachably fixed by means such as screws. As a result, the non-restricted portion of the operation wire 41 is located in the tunnel-shaped passage formed by the wire cover 55, and can move to absorb slackness, and the loop portion, the fastening member 50, and the like can be inserted into other passages. Contact with a member such as a light guide or a signal cable can be prevented.
[0033]
From the above, the operation wire 41 wound around the pulley 42 is first led out from the insertion passage 47c in the wire lead portion 47 constituting the pulley support assembly 44, and the support rod 54, the wire cover 55, Is extended into the wire insertion member 52 through a tunnel-shaped passage formed therebetween. The two wire insertion members 52, 52 are connected to the left and right of the holding metal 53, and the arrangement interval of the two wire insertion members 52, 52 is the same as the inner diameter of the insertion portion 2, or In any case, the gap between the wire insertion members 52 and 52 and the inner diameter of the insertion portion 2 should not be so large. Accordingly, the wire insertion member 52 can be extended from the main body operation unit 1 into the insertion unit 2 in a substantially straight state, and an excessive load is prevented from acting on the wire insertion member 52 during the angle operation. Can do. A non-restricted portion of the operation wire 41 is covered with a wire cover 55. Therefore, in order to make the cross-sectional area of the tunnel-shaped passage formed by the wire cover 55 as small as possible and make it compact, the operation wire 41 is made to extend substantially parallel to the support rod 54 at this portion.
[0034]
The lead-out position of the operation wire 41 from the wire lead-out portion 47 of the pulley support assembly 46 is an extension line of the extension portion of the operation wire 41 in the wire cover 55 or the vicinity thereof. As apparent from FIGS. 7 and 8, in order to orient the operation wire 41 in the insertion passage 47c in the wire lead-out portion 47, an opening 56 is formed in the outer end wall 47a. A guide roller 57 is rotatably mounted in the portion 56. As shown in FIG. 9, the guide roller 57 is formed of a substantially cylindrical member, and a rotation shaft 58 is connected to an upper end portion of the guide roller 57, and the rotation shaft 58 is an opening portion 56 of the wire drawing portion 47. Is inserted into a shaft support hole 59 provided on the upper surface side. The lower end surface of the guide roller 57 is in contact with the surface of the base plate 48.
[0035]
Here, the arrangement position of the guide roller 57 is not particularly limited as long as it is in the insertion path 47 c formed in the wire drawing portion 47, but the interval between the guide rollers 57 and 57 is the wire insertion member 52 to the holding metal 53. , 52 substantially coincides with the interval between them. Thus, the operation wire 41 is guided from the winding portion around the pulley 42 to the tunnel-shaped passage in the wire cover 55 after the guide roller 57 changes the direction of the operation wire 41 in the substantially extending direction of the wire insertion member 52. Become.
[0036]
Accordingly, the direction in which the operation wire 41 is led out from the pulley 42 is determined not by the outer diameter of the pulley 42 but by the position of the guide roller 57. For this reason, even when the outer diameter of the pulley 42 is increased, the guide roller 57 contacts when the operation wire 41 is pulled, and the guide roller 57 rotates according to the pull of the operation wire 41. That is, it is rolling friction that acts on the operation wire 41, and the resistance is remarkably reduced by the sliding resistance that is in sliding contact with the wall surface around the insertion passage 47 c provided in the wire lead-out portion 47. In the wire cover 55, the operation wire 41 is disposed substantially at the position of the extension line of the wire insertion member 52, so that it does not slide at the introduction portion of the operation wire 41 to the wire insertion member 52. As a result, when the gripping case portion 1b of the main body operating portion 1 is gripped with one hand and the angle operating means 4 is operated with the thumb, the force acting on the angle operating means 4 is reduced. The operation can be easily performed, and the main body operation unit 1 held by the other four fingers does not become unstable.
[0037]
As described above, when the pair of operation wires 41, 41 can be pulled out from the pulley support assembly 44 by the guide rollers 57, 57 from the substantially extending direction of the wire insertion members 52, 52, the operation wires 41 are arranged. In addition to reducing the resistance during pulling, the outer diameter of the pulley 42 can be increased to further reduce the operation load caused by the angle operating means 4.
[0038]
Moreover, it is not necessary to arrange the rotation center of the pulley 42 at the extension line at the intermediate position of the wire insertion members 52, 52. For example, as shown in FIG. On the other hand, the center position O of the pulley 42 may be displaced in the left-right direction by ΔD. The position of the wire insertion member 52 depends on the connection portion of the insertion portion 2 to the main body operation portion 1, and therefore the position cannot be moved, but the position of the pulley 42, that is, the position of the angle operation device 40 is determined. The ability to arrange the wire insertion member 52 at any position without being restricted by the position of the wire insertion member 52 is extremely advantageous in adjusting the arrangement layout of each member in the main body operation unit 1. In particular, the inside of the main body case portion 1a in which the angle operation device 40 is installed is different from the gripping case portion 1b and the like, in addition to the angle operation device 40, a control valve is provided, and further, the universal cord 10 and the fluid piping 11 is connected, and the light guide and signal cable toward the universal cord 10 and the fluid flow path toward the fluid pipe 11 are bent in the vicinity of the connection portion. Therefore, a large space is provided inside the main body case portion 1a. It is necessary to secure a large space, not a finely divided space. If the angle operating device 40 can be mounted at any position without being affected by the position of the wire insertion member 52, that is, the connection position of the insertion portion 2, it is extremely advantageous in terms of securing a space inside the main body case portion 1 a. become.
[0039]
Further, as described above, a larger space is required in the main body case portion 1a in the position on the lid body 31 side in the main body case portion 1a. For this purpose, the angle operating device 40 is located on the housing 30 side as much as possible. It is desirable to arrange at a position displaced in If it does so, a level | step difference will arise between the position of the pulley 42, and the position of the wire penetration member 52, and the non-regulation part of the operation wire 41 will be in the state inclined only by the angle corresponded to this level | step difference. Then, the contact portion of the operation wire 41 with the guide roller 57 is not in a direction perpendicular to the rotation center axis of the guide roller 57 but in an oblique direction. When the operation wire 41 is pulled, the operation wire 41 is 57, and the smooth rotation of the guide roller 57 is hindered.
[0040]
Therefore, the extending direction of the operation wire 41 must be a direction orthogonal to the axis of the guide roller 57. In order to ensure this straightness, the base plate 48 constituting the pulley support assembly 44 is made of an elastic metal plate. It is configured and protrudes by a predetermined length in the extending direction of the operation wire 41. The projecting portion of the base plate 48 is formed as a spring-like plate piece 60, and the operation wire 41 is connected to the pulley 42 at a position midway along the spring-like plate piece 60 in a direction perpendicular to the extending direction of the operation wire 41. A ridge 61 is formed to support it so as to push it up so as to extend in a substantially straight direction.
[0041]
Here, the spring-like plate piece portion 60 extends along the left and right side surfaces of the support rod 54. Therefore, as shown in FIG. 11, the spring-like plate piece from the base plate 48 is provided. A notch extending to a predetermined depth is formed in the projecting portion of the portion 60. Further, the protrusion 61 is formed by pressing means or the like, and the upper surface portion thereof has a convex curved shape toward the extending direction of the operation wire 41. In addition, in a state where a particularly large load does not act, the upper surface of the protrusion 61 abuts on the operation wire 41 led out from the concave groove 42a of the pulley 42, and the operation wire 41 is located at a position substantially extending from the pulley 42, that is, the pulley It supports so that it may extend substantially straight from 42.
[0042]
As a result, the operation wire 42 is led out from the wire lead-out portion 47 by a predetermined length despite the difference in height between the wire insertion member 52 attached to the holding metal 53 and the pulley 42, that is, there is a step. Up to this position, it is supported by the ridges 61 of the spring-like plate piece 60 and is held in a direction orthogonal to the rotation center axis of the guide roller 57, that is, substantially straight. As a result, the resistance when the operating wire 41 is pulled is remarkably reduced, and the angle operating means 4 can be operated with an extremely light operating force. Further, the risk of the operation wire 41 being worn or damaged due to the reduction in wear is extremely reduced.
[0043]
Here, the guide roller has a cylindrical body, but if there is a risk of the operation wire being displaced in the axial direction of the guide roller, the intermediate portion in the vertical direction is continuous as shown in FIG. A guide roller 57 'having a reduced diameter can be used. Then, the height position of the most constricted minimum diameter portion 57 a ′ in the guide roller 57 ′ is arranged at the position of the extension line of the concave groove 42 a in the pulley 42. As a result, even if a force that causes the operation wire 41 engaged with the guide roller 57 ′ to shift in the vertical direction is applied, the operation wire 41 is automatically aligned, and the operation wire 41 is pulled. Sometimes the guide roller 57 'rotates smoothly and reliably.
[0044]
Accordingly, the position of the pulley 42 constituting the angle operating device 40 can be set completely independently, and can be arranged at the most reasonable position in relation to other members in the main body case portion 1a. Each member can be arranged so that no dead space occurs. As a result, the main body operation unit 1 can be reduced in size and size.
[0045]
【The invention's effect】
In the present invention, as described above, when the pair of operation wires are pulled out from the pulley and passed through the insertion passage provided in the pulley support assembly, the guide rollers guide the both operation wires so as to be pulled out almost in parallel. Therefore, even if the diameter of the pulley around which the operation wire is wound is increased in order to reduce the operation load, smooth operation of the operation wire can be ensured, and resistance during operation can be reduced. There are effects such as.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of an endoscope showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG.
3 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a mounting structure of a connecting plate.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a connection structure between a connection plate and a holding cylinder.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view of the angle operating device.
FIG. 8 is a cross-sectional view of the angle operating device.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a guide roller mounting portion;
FIG. 10 is a configuration explanatory view showing another example of the arrangement relationship between the pulley and the wire insertion member.
FIG. 11 is a plan view of a base plate integrally provided with spring-like plate pieces.
FIG. 12 is an external view showing another configuration example of the guide roller.
[Explanation of symbols]
1 Main body operation part 2 Insertion part
4 Angle operation means 20 Case connecting member
21 connecting plate 40 angle operating device
41 Operation wire 41a First wire
41b Second wire 42 Pulley
43 Rotating shaft 44 Pulley support assembly
45 Shaft support 46 Pulley housing
47 Wire drawer 48 Base plate
51 Loosening prevention part 52 Wire insertion member
53 Holding bracket 54 Support rod
55 Wire cover 56 Opening
57, 57 'Guide roller 58 Rotating shaft
60 Spring-like plate piece 61 Projection

Claims

The base end portion of the insertion portion in which the angle portion is connected to the distal end hard portion is connected to the main body operation portion, and at least a pair of operation wires are attached to the distal end of the angle portion or the distal end hard portion. One end of the pair of operation wires is wound around the pulley by extending the end into the main body operation portion, wound around a pulley capable of reciprocating rotation by a predetermined angle, and rotating the pulley. In an endoscope in which the bending operation of the angle portion is performed by sending it out from the pulley,
In order to support the pulley to the casing of the main body operation unit so as to be able to reciprocate by a predetermined angle, a pulley support assembly is attached to the casing, and an insertion path for the pair of operation wires is formed in the pulley support assembly.
In order to guide the operation wires so that both operation wires are led out substantially parallel to the insertion passages, each insertion passage is provided with a guide roller that abuts the operation wires on the outer peripheral surface,
A rotating shaft is attached to the upper end portion of the guide roller. The rotating shaft is rotatably supported on the upper surface of the insertion path, and the lower end portion of the guide roller is slidable on the lower surface of the insertion path. An angle operation wire guide device for an endoscope, characterized in that it is configured to abut.

The insertion path includes a wire pull-out portion of the pulley support assembly and a base plate attached to the pulley support assembly, and the rotation shaft is rotatably inserted into a shaft support hole formed on an upper surface of the wire pull-out portion. The angle operation wire guide device for an endoscope according to claim 1, wherein the other end surface of the guide roller is in contact with the surface of the base plate.

The endoscope according to claim 1 or 2, wherein the pulley support assembly is provided with an elastic support member that supports the operation wire in a direction leading from the pulley to a substantially straight state. Angle operation wire guide device.

The angle operation of the endoscope according to claim 1 or 2, wherein an outer peripheral surface of the guide roller includes a reduced diameter portion in which a direction in which the operation wire is led out from the pulley is the smallest. Wire guide device.