JP4422047B2 - 電子部品の搬送用パレット及びこれを用いた電子部品の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、複数のリード端子を有する電子部品を搬送する電子部品の搬送用パレット及びこの搬送用パレットを用いた電子部品の製造方法に関する。
搬送パレットの一例として、電子部品の周囲をとり囲み位置決め固定するとともに当該搬送テープに連続して配置されるワークセット部を有し、該ワークセット部は、複数のリード線を有する電子部品の回転方向の位置決め部を備え、接着テープに固着されるように構成している搬送テープが知られている。(例えば、特許文献1参照)
また、搬送パレットの他の一例として、圧電振動子の搬送パレットの例では、リード端子を備えた気密端子は、搬送パレットに装着されたバネによって、アウターリードの一端を固定されている。アウターリードを固定した前記搬送パレットは、加熱される工程、真空中での工程を経て搬送、位置合せされ、接合、周波数調整、封止作業などが行われている。(例えば、特許文献2、図1参照)
特許第2855673号公報 特開平8−316761公報 (図1)
しかし、電子部品の小型化とともに電子部品の諸特性と精度そしてその信頼性が益々重要視されてきた近年では、従来の搬送パレットでは、種々の課題を有し、以下に一方向の複数のリード端子を有する図29に示す圧電振動子6の製造工程を例に説明する。
1.圧電振動子製造工程には、リード端子を備えた気密端子1の位置合せを必要とする工程が多く、各工程に必要な位置合せ精度を更に高精度にして必要な精度を満たす必要がある。
2.圧電振動子製造工程には加熱工程を伴い、搬送パレットに用いられる材質の耐熱性と、加熱工程における搬送パレットと他の製造治具との線膨張係数の差を少なくして線膨張係数の差によるパレット位置合せ誤差を小さくする必要がある。
3.金属製シリンダ状有底筒体の封止管5を封入する、加熱された真空中での工程においては、ガスの発生による真空中での悪影響がないようにする必要がある。
4.圧電振動子製造の複数の工程を通じて、繰返し行われる位置合せ作業と製造の装置間搬送に絶え得る耐磨耗性を満たす必要がある。
特許文献1(特許第2855673号公報)に記載されている搬送テープは、圧電振動子製造工程の場合には以下のような課題となる。
1.位置精度;ワークセット部の寸法は、圧電振動子6の長さと幅と10〜100μm大きい寸法としている。しかし、ワークセット部の寸法精度を制約する要因として、リードフレーム加工精度、ワークセット部曲げ加工精度、圧電振動子6外形精度があげられる。そして、これら複数の加工公差を加味しての長さと幅を大きい寸法に設定しなければならず、必要な高精度を満たすには課題となる。
2.回転精度;ワークセット部にアウターリード3を押付けて圧電振動子6の回転方向の位置規制がなされている。しかし、圧電振動子6から突出する位置のアウターリード3の半径が、圧電振動子6外形に対して小さ過ぎるため、ワークセット部にアウターリード3をのせ、圧電振動子6の自重又は下部からの吸着によって発生される力だけでは、アウターリードの半径を基準に、圧電振動子自身が回転しなく位置規制されないことがある。また、数十グラム位の荷重でアウターリード3が塑性変形してしまうため、アウターリード3の回転精度を外力によって規制することはアウターリード3の変形を伴うことがある。
3.工程準備作業用途;圧電振動子6としての完成工程後、搬送テープに収容され、次の工程において取り出し作業が行われ、搬送テープの役割が完了する。搬送テープの有用される工程は一つの工程に限られ用途が限定される。
4.加熱真空工程用途;加熱された真空を伴う工程では、圧電振動子6の固定に接着テープが使用されていることから、アウトガスの発生しない材質の接着テープに限られ、この工程に使用する場合には課題を有している。
5.搬送テープ上測定;搬送テープの材質は、リン青銅等の金属で、プレス等で板を曲げ加工したものであり、曲げ加工されたワークセット部にアウターリード3をのせるため、電気的諸特性の測定工程などには絶縁処理を施す必要がある。
一方、特許文献2(特開平8−316761号公報)の図1に示されている搬送パレット51は、図31に示すように、装着された固定用板バネ52によって、アウターリード3の一端を固定され、加熱される工程、真空中での工程を経て位置合せされ、接合、周波数調整、封止作業などが行われるが、以下の課題を有している。
1.上下の平面で固定用板バネ52によって挟み込むため、挟み込むアウターリード3の位置を規定している治具精度に依存される。
2.個々のアウターリード3を固定用板バネ52によって挟み込む構成にしているため、搬送パレット51形状は固定用板バネ52を保持する複雑な形状となって、プラスチックなどの成型方法によることになり、アウターリード3の位置は成形の精度に依存する。
3.プラスチックなどの成型方法による搬送パレットであるため、ガスの発生による加熱真空中での悪影響が課題となっている。
以上のことから、給材装置上では再度の位置精度出し工程を不用とはしているが、位置合せの位置精度と回転精度を高精度にして、複数の工程に渡って有用する目的には十分ではなく、複数工程の搬送パレットの機能を満たすには課題を有している。
本発明の目的は、上記課題を解消して、一方向に複数のリード端子を有する電子部品の諸特性と精度そしてその信頼性を確保するため、製造工程内の加工工程、加熱工程、電気的諸特性の測定工程などに必要な高精度の位置合せと加熱、真空に対応した電子部品の搬送用パレット及びこれを用いた電子部品の製造方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、下記に記した手段により解決することができる。
第1の発明によれば、電子部品の搬送用パレットは、一方向の複数のリード端子を有する電子部品の搬送位置合せするための搬送用パレットであって、長辺の一辺に複数の切り込み部を有する長方形薄板状の形状からなり、少なくとも2箇所を対にして切り込み部の配列された構成として、前記切り込み部の幅は前記電子部品の前記リード端子の径と略等しく、前記対の前記切り込み部の間隔は前記電子部品の幅より大きいことを特徴とするものである。
第1の発明の構成によれば、長辺の一辺に複数の切り込み部を有する長方形薄板状の形状からなり、少なくとも2箇所を対にして切り込み部の配列された構成として、前記リード端子の径と略等しい切り込み部の間に挟持されることにより、前記電子部品は搬送用パレットから移動し得ないように拘束され、保持される。
前記搬送用パレットの一辺に複数の切り込み部を複数形成する方法は、例えばダイサー、スライサーなどの数ミクロンの加工精度が得られる汎用の精密加工機械を利用して形成することが容易な形状であり、前記切り込み部の間に一方向の複数のリード端子を挟持することにより、前記リード端子の高精度の位置合せを行うための必要な位置精度を満たすことができる。
前記対の前記切り込み部の間隔は前記電子部品の幅より大きいことにより、前記リード端子の回転角度と位置を幅の広い位置で規制して前記電子部品の回転角度精度を向上させることができる。
そして、個々の電子部品をまとめて一度に容易に搬送移動することができ、長方形薄板状の単純な形状から、搬送用パレットの脱着も容易にすることができるものであり、搬送用パレットの位置合わせが容易にかつ安定させやすく自動化対応に適している。
また、前記リード端子を切り込み部から抜き去ることにより、容易にそれぞれの搬送用パレットを交換、再利用することができる。
第2の発明によれば、電子部品の搬送用パレットは、第1の発明の構成において、前記搬送用パレットの前記長方形薄板の厚み寸法は、前記電子部品の前記リード端子径よりも大きく、前記リード端子径の2倍以下であることを特徴とするものである。
第2の発明の構成によれば、前記搬送用パレットの前記長方形薄板の厚み寸法は、前記電子部品の前記リード端子径よりも大きくして前記長方形薄板の必要強度をもち、前記リード端子径の2倍以下であることにより、前記電子部品の厚み両側方向に対して、前記リード端子径の1/2倍以下づつの厚み寸法差となる。このことにより、前記電子部品の厚み両側方向に前記リード端子の略径寸法においての加工作業などをする必要のある製造工程には好適である。
第3の発明によれば、電子部品の搬送用パレットは、第1又は第2の発明の構成において、前記搬送用パレットの前記長方形薄板の少なくとも1つのコーナー位置の外形形状は、他のコーナー位置の外形形状と形状が異なることを特徴とするものである。
第3の発明の構成によれば、前記搬送用パレットの前記長方形薄板の少なくとも1つのコーナー位置の外形形状は、他のコーナー位置の外形形状と形状が異なることにより、繰返し行われる位置合せ作業と製造の装置間搬送する複数工程及び繰返し再利用する場合において、前記パレットの方向姿勢の識別をすることができる。
第4の発明によれば、電子部品の搬送用パレットは、第1乃至第3の発明のうち何れか1つの発明の構成において、前記電子部品の搬送用パレットの材料は、セラミック材料であることを特徴とするものである。
第4の発明の構成によれば、前記パレットの材料は、セラミック材料であることにより、前記複数切り込み部の位置精度を維持して前記複数切り込み部間は電気的絶縁を保つことができ絶縁性を必要とされる工程に利用することができる。また、セラミック材料であることにより、加熱工程が多い耐熱性を要求される工程や、製造工程が長く、繰返し行われる位置合せ作業と製造の装置間搬送に絶え得る耐磨耗性も要求される前記圧電振動子製造工程にも好適である。
第5の発明によれば、電子部品の搬送用パレットは、第1乃至第4の発明のうち何れか1つの発明の構成において、前記電子部品の搬送用パレットの材料は、ジルコニア系のセラミック材料であることを特徴とするものである。
第5発明の構成によれば、前記パレットの材料は、ジルコニア系のセラミック材料であることにより、加熱工程における前記パレットと他の製造治具との線膨張係数の差を少なくして線膨張係数の差による前記パレット位置合せ誤差を最少に抑えることができ、加熱工程の製造治具との相対位置精度を必要とする工程には好適である。
また、曲げ、衝撃強度に強く、表面平滑性に良く、電子部品の自動搬送、自動供給時の安定性が得られると共に、位置決め時の安定性に優れ、小型の搬送用パレットに好適である。
第6の発明によれば、電子部品の搬送用パレットを用いた製造方法は、第1乃至第5の発明のうち何れか1つの発明の構成において、電子部品のリード端子が挟持された前記搬送用パレット上で、電子部品の前記リード端子をフォーミングすることを特徴とするものである。
第6の発明の構成によれば、高精度の前記搬送用パレット上で、電子部品の位置と回転角度精度の向上されたリード端子をフォーミングすることにより、前記リード端子のフォーミング精度と安定性が得られる。
第7の発明によれば、電子部品の搬送用パレットを用いた製造方法は、第6の発明の構成において、前記搬送用パレットに挟持された電子部品の複数のリード端子に接触端子を当接させて電気的テストを行うことを特徴とするものである。
第7の発明の構成によれば、電子部品製造工程での複数のリード端子位置決めを高精度に行い、電気的諸特性の測定などを同時により多く、一括的に測定して一個当たりでは短時間で遂行する場合には好適である。
第8の発明によれば、電子部品の搬送用パレットを用いた製造方法は、第6の発明の構成において、前記搬送用パレットに挟持された電子部品の複数のリード端子を外部の複数の接合する電極端子へ重ねて、フォーミングされた前記リード端子の位置と精度を転写して接合することを特徴とするものである。
第8の発明の構成によれば、前記搬送用パレットに挟持された電子部品の複数のリード端子を外部の複数の接合する電極端子へ重ねて、フォーミングされた前記リード端子の位置と精度を転写して接合することにより、個々の電子部品をまとめて一度に容易に搬送移動して、高精度に得られた搬送用パレット上の前記リード端子の位置合わせが容易に精度良くかつ安定させることができ、自動化対応に適している。
以上述べたように、本発明によれば、一方向の複数のリード端子を有する電子部品の製造工程内の加工工程、加熱工程、電気的諸特性の測定工程などに必要な高精度の位置合せと加熱、真空に対応して、電子部品の諸特性と精度そしてその信頼性を確保した電子部品の搬送用パレット及びこれを用いた電子部品の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、表面実装型圧電振動子の本発明の実施形態としての製造方法を簡単に示すフローチャートであり、本実施形態の理解のために、まず、これらの工程を簡単に説明する。
1.圧電振動子準備工程:圧電材料に対して研磨と切断工程を行って水晶片を形成し、その表面及び裏面に振動片としての動作をさせるために必要な電極膜を形成して圧電振動片を形成する。圧電振動子の搬送用パレットに搭載した気密端子に圧電振動片を接合する。そして封止管内に封止され、圧電振動子として完成された圧電振動子の搬送用パレットを準備する。
2.リードフレーム準備工程:圧電振動子のアウターリードが接合される電極端子を形成しているリードフレームを準備する。
3.アウターリードと電極端子の接合工程:電極端子を形成するリードフレームへ圧電振動子のアウターリードを接合する。
4.樹脂モールド工程:リードフレーム上の圧電振動子を所定の成形材料により樹脂モールドして表面実装型圧電振動子を形成する。
5.電極端子部切断工程:電極端子部にノッチ溝を入れ、電極端子にはんだメッキを施した後、ダミー端子部を残してリードフレームから電極端子部を切断する。
6.電気的テスト工程:リードフレームから電気的に独立されたリードフレーム上の表面実装型圧電振動子に電気的接触端子を当接させて電気的テスト行う。
これらの各工程を経て、表面実装型圧電振動子が製品として完成する。上記各工程ついて、以下にその製造方法をさらに詳しく説明する。
[圧電振動子準備工程]
図2乃至図5は、気密端子が搭載される本実施形態の圧電振動子の搬送用パレットの例を説明するための概略斜視図であり、図2は、搬送用パレット全体を示す概略斜視図、図3は、図2の搬送用パレットを詳細に説明するための部分拡大斜視図、図4は、搬送用パレットの長方形薄板に気密端子が保持された状態を示す部分拡大斜視図、図5は、搬送用パレットに気密端子が保持された状態の全体を示す概略斜視図である。
また、図6は、圧電振動片整列治具と搬送用パレットとの位置合せを説明するための概略斜視図、図7は、本実施形態の電気的測定を説明するための実施例概略斜視図、図8は、本実施形態の搬送用パレットに保持された圧電振動子の概略全体斜視図である。
圧電振動子の製造工程では、気密端子1の位置合せと搬送の手段として、気密端子1のアウターリード3を保持させた圧電振動子の搬送用パレットを用いている。
図2に示すように、本実施形態の圧電振動子の搬送用パレット10は、長方形薄板状の形状をした搬送用パレット10の長辺の一辺に複数の切り込み部11を有している。切り込み部11は、図3に示すように、少なくとも2箇所を対にして配列されている。そして、切り込み部11の幅Aはアウターリード3の径Bと略等しく、切り込み部11の対の間隔Cは圧電振動子の幅Dより大きくしている。
搬送用パレット10は、数μmの加工精度が得られる汎用の精密加工機械である例えばダイサーを用い、搬送用パレット10の一辺に複数の切り込み部11を複数形成し、切り込み部11の間にアウターリード3を挟持させ,本実施形態の工程に必要なパレット10の形状と、複数切り込み部11及びアウターリード3の位置を高精度なものにしている。
アウターリード3は、図4に示すように、複数の切り込み部11幅を僅かに小さくしての圧入、または僅かに大きくしてのカシメ、接着などの方法により挟持、保持される。
本実施形態例では、搬送用パレット10の形状精度、切り込み部11の幅精度、切り込み部11の累積ピッチ精度は5μm以内でできている。図3に示す切り込み部11の幅A寸法は0.16mm、アウターリード3の径Bは0.18mmと略等しくしている。切り込み部11の対の間隔C寸法は1.5mm、圧電振動子の幅D寸法は1.1mm、インナーリード2の間隔Eは0.3mmとして、切り込み部11の対の間隔C寸法は圧電振動子の幅D寸法よりも大きく、インナーリード2の間隔E0.3mmの5倍としていることにより、インナーリード2の回転角度精度をアウターリード3回転角度位置の1/5に抑えられている。
このことによって、前述精密加工機械の加工精度で得られる高精度レベルに、気密端子1のアウターリード3及び気密端子1内側のインナーリード2の位置精度が搬送用パレット10内において高精度に確保される。
搬送用パレット10の材料はセラミック材料からなり、複数切り込み部11の位置精度を維持して複数切り込み部11間は電気的絶縁を保つことができ、本実施例である接合対象インナーリード2を電気的に独立させ、また、圧電振動片4の駆動電圧を印加することにより所定の周波数を得る測定工程に好適である。
そして搬送用パレット10は、図5に示すように、保持された個々の気密端子1をまとめて一度に容易に搬送移動することができ、長方形薄板状の単純な形状から、搬送用パレットの脱着も容易にすることができるものであり、搬送用パレット10の位置合せが容易にかつ安定させやすく本実施形態の接合工程の自動化対応に適している。また、繰返し行われる位置合せ作業と製造の装置間搬送に絶え得る耐磨耗性、そして加熱、真空に対応して要求される圧電振動子の搬送用パレット10への圧電振動子製造の複数工程にも好適である。
アウターリード3は、図4に示すように、アウターリード3の中央部3aを外側へ向け、切り込み部11幅の寸法に成形されて挿入される。そして、アウターリードの回転角度と、パレットの複数溝の位置精度が高い精度で得られることから、アウターリード曲げの必要な形状に成形することができ、接合に必要な中央部の位置を精度良くすることができる。
このようにして、図5に示す圧電振動子の搬送用パレット10に高い精度で搭載された気密端子1内側のインナーリード2を、図6に示すように、圧電振動片4が整列されている整列治具12に対して、インナーリード2位置精度の確保されたパレット10を位置合せするとともに、圧電振動片4に対して、インナーリード2を当接し、そのインナーリード2へ圧電振動片4が加熱、接合される。
つぎに、上述の所定の周波数を得る周波数調整工程では、加熱された炉を通過させた後、図7に示すように、真空中において測定端子13が設けられた測定ブロック14上に、アウターリード3が挟持された圧電振動子の搬送用パレット10を配置して、測定端子13を圧電振動子のアウターリード3に当接させる。圧電振動片4の駆動電圧が印加することにより所定の周波数を得ることを繰返し周波数調整がなされ、そして封止管5を気密端子1に封入され、図8に示すように、圧電振動子準備工程として、搬送用パレット10に保持された状態の圧電振動子6が完成される。
[リードフレーム準備工程]
つぎに、図9から図13は、圧電振動子6のアウターリード3が接合される電極端子とダミー端子とを形成している本実施形態の表面実装型圧電振動子用リードフレーム概略斜視図及びリードフレームを説明するための概略図、図14は、本実施形態の表面実装型圧電振動子がリードフレーム上に樹脂モールドされた概略斜視図、図15は、アウターリードとリードフレームとの接合工程を説明するための概略斜視図、図16は、本実施形態の電気的テストを説明するための実施例概略斜視図である。
後述するアウターリードと電極端子の接合工程、樹脂モールド工程、電極端子部切断工程、そして電気的テスト工程、それぞれの工程にリードフレームが深く関わって重要な位置付けにあり、そのリードフレームの準備について詳しく説明する。
図9は、本発明に係る表面実装型圧電振動子用リードフレーム20の概略斜視図である。
図9において、22はサイドフレームであり、リードフレーム20の幅方向に一対になって配置され、リードフレーム20の搬送位置決めに利用される位置決め孔21が、リードフレーム20の長手方向に一つ以上有している。一対のサイドフレーム22の間には、セクションバー23が一対のサイドフレーム22間を橋絡してリードフレーム20の骨格を構成している。位置決め孔21は、セクションバー23の間隔毎に設けられている。
図10は、図9の平面図である。図10において、フレームエリア26は、一対のサイドフレーム22と、一対のサイドフレーム22間を橋絡するセクションバー23とで仕切られたエリアである。サイドフレーム22とセクションバー23で仕切られたフレームエリア26内には、セクションバー23から延びる複数の第1のリード部24が所定の間隔で配列されている。第1のリード部24の間隔は、後述する表面実装型圧電振動子31の外形形状幅よりわずかに大きい間隔である。同じフレームエリア26内には、第1のリード部24と対峙してセクションバー23から延びる複数の第2のリード部25が、複数の第1のリード部24と同間隔で配列されている。複数の第1のリード部24と複数の第2のリード部25は、それぞれの配列方向がリードフレーム20の幅方向となっている。複数の第1のリード部24と複数の第2のリード部25との対峙方向はリードフレーム20の長手方向となっている。
本実施形態のリードフレーム20は、例えば厚さが0.15mmの板状をした銅系合金等の導電金属からなる平板材にプレス加工を施し、サイドフレーム22、セクションバー23、第1及び第2のリード部24,25をプレスして形成した後、所定の曲げ加工を施すことによって形成される。
サイドフレーム22とセクションバー23で仕切られたフレームエリア26内には、図10に示すように、個々のリード部を支えるための枠フレームがなく第1及び第2のリード部24,25のみが備えられているだけである。従って、フレームエリア26は大きな面積を占めたエリアとなり、フレームエリア26内を最大に活用できる。
図11は、図10のA部拡大斜視図である。図11において、セクションバー23から延びる複数の第1のリード部24は、互いに隣接する第1のリード部24の先端が繋げられている。それらの繋げられた先端の中央部には第1の突出部27が形成されている。第1の突出部27には垂直部がさらに形成されている。第1のリード部24の先端部と、それらの繋げられた先端の中央部の第1の突出部27は、後の製造工程を経て、後述する表面実装型圧電振動子のダミー端子となる。
セクションバー23から延びる複数の第2のリード部25は、第1の突出部27に対峙するように第2の突出部28が形成されている。複数の第2のリード部25は、複数の第1のリード部24とは異なり、互いに隣接する第2の突出部28は独立して形成されている。第2の突出部28は、垂直部と水平部とがさらに形成され、クランク状に曲げられて形成されている。互いに隣接して独立して形成されている第2の突出部28は、後の製造工程を経て、後述する表面実装型圧電振動子31の電極端子33となる。
次に、図12を参照して本実施形態のリードフレーム20について説明する。図12は、図10に示したリードフレーム20におけるB部の拡大平面図である。
図12に示すように、第1のリード部24とフレームエリア26を挟んでリードフレーム20の長手方向に対峙する第2のリード部25との中心を結ぶ複数の中心線上には、第1のリード部24及び第2のリード部25のそれぞれに対応して複数の貫通孔29が設けられている。また、この貫通孔29は、リードフレーム20の長手方向位置として、セクションバー23と第1のリード部24との交点にあたる位置、及びセクションバー23と第2のリード部25との交点にあたる位置にそれぞれ設けられている。
この複数の貫通孔29を予めこの位置に設けた理由は、後工程である電極端子部切断工程において、この貫通孔29を終点とする少なくともこの貫通孔29の直径以下の幅寸法のスリット加工を行うためである。
一端が閉じている形状のスリット加工の場合は、形状の閉じている側の切断刃具に局部的負担がかかり、切断刃具の寿命に影響を与え継続しての加工が困難となる。このことから、リードフレーム20の第1のリード部24先端中央部から貫通孔29までの間にスリット加工を施す場合、貫通孔29を設けることにより、切断刃具に局部的負担がかかることなくスリット加工を継続して行えることになるからである。このスリット加工については、後の電極端子部切断工程の説明において改めて詳述することとする。
これにより、長さ寸法に対して1/3から1/5と幅寸法の小さいことに特徴を持つ表面実装型圧電振動子31を図14に示すように、リードフレーム20の長手方向に向かせ、リードフレーム20の幅方向に配列させることにより、表面実装型圧電振動子31を高密度のマトリックス状に配置することができるリードフレーム20となる。
本実施形態の表面実装型圧電振動子用リードフレーム20の電極端子33とアウターリード3との接合工程においては、図15に示し後述するように、リードフレーム20の電極端子33の配列と同一の位置に配列することにより、搬送用パレット長方形薄板10の一度の位置合せで、配列された複数のアウターリード3が同時にして高精度に位置合せされる。そして、接合する電極端子33へ重ねてアウターリード3の位置を転写して接合することにより、同時にして高精度にかつ安定して接合することができるリードフレーム20となる。
本実施形態の表面実装型圧電振動子用リードフレーム20の樹脂モールド工程においては、図14に示し後述するように、キャビティ間を一つの平面で連接させたキャビティ間平面とすることにより、隣接キャビティ間を狭ピッチとして、サイドフレーム22の方向とした第1及び第2のリード部24、25及び長手方向キャビティとすることにより、表面実装型圧電振動子をスペース効率良く配列させ、セクションバー23上に配置する一つのランナーから第1のリード部間と第2のリード部間とに向けて設けた射出成形口とを含むことによって、無駄フレームのない最少構成のセクションバー23上に、キャビティ当たりのランナー長さを最少にしてキャビティ密度と樹脂使用率を最大にしたモールド構造がとれるリードフレーム20となる。
また、第1及び第2のリード部24,25及びキャビティ長手方向はサイドフレーム22の方向に、圧電振動子配列はセクションバー23方向とすることによって、サイドフレーム22の長手方向に発生していたモールドの中心ずれを表面実装型圧電振動子に影響受けにくい長手方向に向け、表面実装型圧電振動子の中心ずれによる第1及び第2のリード部切断工程のリード切断による樹脂カケ発生をなくすことができる樹脂モールド構造がとれるリードフレーム20となる。
本実施形態の表面実装型圧電振動子用リードフレーム20は、後述する電極端子33部切断工程において、貫通孔29を終点としたスリット30加工を施すことにより、繋がる箇所の溝形成面の拡張がスリット30に吸収されてリードフレーム20の幅方向に反りを生じない。
本実施形態の表面実装型圧電振動子用リードフレーム20の電気的テスト工程においては、図16に示し後述するように、2方向の端子をもち一方を電極端子33としての機能する端子、他方を電気的に完全に独立されたダミー端子32として、無駄フレームのない最少構成のセクションバー23上に狭ピッチにしてリードフレーム20全体ではマトリックス状に高密度配列することができ、電気的テスト測定ブロック34上の当接させる電気的接触端子35数を最大化させるリードフレーム20となる。
以上のように、上述の方法により、表面実装型圧電振動子用リードフレーム20は、アウターリード3と電極端子33の接合工程などの位置合せを行うための必要な位置精度を満たし、樹脂モールド工程の樹脂カケ発生をなくし、樹脂モールド金型が複雑になることなく、キャビティ密度を高めて金型精度を維持し、切断工程のリードフレーム変形をなくし、電気的テスト工程の表面実装型圧電振動子の電気的テストがリードフレーム上で測定可能なリードフレームとなっている。
[アウターリードと電極端子の接合工程]
図15は、本実施形態の接合工程を説明するための全体概略斜視図、図17、図18は、図15のアウターリード3とリードフレーム20との接合工程を説明するための概略断面図及び斜視図、図19は、本実施形態のアウターリード3とパレット10から分離する工程を説明するための概略斜視図、図20は、本実施形態の接合工程での完成形状を説明するための概略斜視図である。
リードフレーム準備工程で説明したように、リードフレーム20の構成を要約すると、図12に示すフレームエリア26内には、セクションバー23から適宜の間隔で延びる複数の第1のリード部24と、第1のリード部と対峙して同間隔で延びる複数の第2のリード部25とを備えて、第1のリード部24先端は隣接するリード部と繋がって中央部に第1の突出部27を、第2のリード部25先端は2つに分岐して第2の突出部28を形成している。第1の突出部27には垂直部を形成し、図13に示し後述するスリット加工形状30を形成後、表面実装型圧電振動子31のダミー端子32となる。第2のリード部24先端の2つに分岐した第2の突出部28は垂直部と水平部とからなるクランク状に曲げられて形成し、後の製造工程を経て表面実装型圧電振動子31の電極端子33となる。セクションバー23は、搬送用パレット長方形薄板10、樹脂モールド時のランナー配置としての用途として幅に余裕をもっているため従来のリードフレームに比べ、後述するスリット加工形状30を形成するまで、相対的にリードフレーム20の強度、剛性が高く、ダミー端子32と電極端子33の形状位置精度が維持されている。
図17に示すように、ダミー端子32は、水平に延びる部分32aと、水平に延びる部分32aから垂直に延びる部分32bを備えている。ダミー端子32と対峙している電極端子33は、リードフレーム20のセクションバー23から水平に延びる部分33aと、水平に延びる部分33aから垂直に延びる部分33bと、垂直に延びる部分33b上端から水平に延びる部分33cを備えている。また、水平に延びる部分33a、32aは、樹脂モールド後は実装基板の外部電極と接続されるようになる表面実装型圧電振動子の下部電極端子33a、32aとして構成される。
この接合工程では、圧電振動子6をリードフレーム20の表面実装型圧電振動子31の配列用空間であるフレームエリア26に配置し、正しく位置合せして、アウターリード3をリードフレーム20の上部電極端子33cに載せて、アウターリード3と上部電極端子33cを下部接合電極36で受けて上部電極37と挟んで電圧印加して接合する。
まず、図15に示すように、リードフレーム20のサイドフレーム22には、複数の位置決め孔21がそれぞれ一定間隔で設けられている。リードフレーム20の位置決め治具には、リードフレーム20の複数の位置決め孔21に対応して、リードフレーム20の位置決め用ピンが一定間隔で起立するよう設けられる(図示せず)。リードフレーム20の位置決め用ピンを複数の位置決め孔21に挿入することによって、リードフレーム20が位置合せされる。
つぎに、圧電振動子6をリードフレーム20の表面実装型圧電振動子31の配列用空間であるフレームエリア26に配置する。
理解のために、従来の圧電振動子6単体毎に移載する方法では、圧電振動子6位置合せには、アウターリード3の回転角度、アウターリード3と電気的導通を成す接合箇所3a、そしてアウターリード3の切断端末位置の位置合せすることは困難であり、前述3つの位置合せを正しく満たす必要があった。
すなわち、2本を対とした上部電極端子33cに対する2本を対としたアウターリード3との回転角度差と、上部電極端子33cの中央部と上部電極端子33cの接合すべき箇所とをアウターリード3を曲げて成形して必要な接合箇所3aを一致させる位置合せと、上部電極端子33cから圧電振動子6外形までの間にアウターリード3の端末を収めるとの、3つの位置合せがあり、正しく位置合せして接合することができないという不都合があった。
そこで、本実施形態では、圧電振動子6のアウターリード3の回転角度と位置精度が確保された圧電振動子搬送用パレット10を位置合せ手段として用いる方法により、アウターリード3とリードフレーム20とを位置合せする。
図15に示すように、搬送用パレット10とリードフレーム20との位置を定めるために、リードフレーム20位置決め治具には、リードフレーム20の位置決め用ピン(図示せず)と同一基準の搬送用パレット10位置合せ基準が設けられている。搬送用パレット10位置合せ基準に搬送用パレット10を当接させることによって、搬送用パレット10とリードフレーム20の同一基準の位置合せがされる。
アウターリード3が挟持、保持されているパレット10は、前述の圧電振動子準備工程で説明したように、正しく位置合せするために必要なパレット10の形状精度と位置精度を満たしている。すなわち、
1.前述汎用の精密加工機械で加工された加工精度で得られるレベルにパレット10の形状精度にされており、気密端子1のアウターリード3の位置精度を確保されている。
2.図3に示す、気密端子1から突出する位置のインナーリード2と同半径のアウターリード3の半径Eが、圧電振動子6の封止管5外形Dに対して小さいことに比べて、アウターリード3の保持する配置の切り込み部11の間隔Cが前述のように、封止管3外形Dよりも大きくした寸法であることにより、アウターリード3の回転角度と中央接合箇所3aの位置が規制されている。
3.アウターリード3と接合するリードフレーム20は、変形に対して、高められた剛性によって高精度なリードフレーム20であることから、複数の位置決め孔21に位置決め用のガイドピン等を利用して位置決めすることによって、位置合せ精度が得られ、電極端子33とを接合する工程においては、アウターリード3と電極端子33とを安定した接合が得られる条件を満たしている。
4.また、ダミー端子32と電極端子33は圧電振動子6の配列が同一方向であるため、リードフレーム20に対する搬送用パレット10の位置合せが容易であり、移載用治具等を用いた機械処理を行う場合には好適である。
以上のことから、搬送用パレット10は、アウターリード3の回転角度、アウターリード3と電気的導通を成す接合部などのアウターリード3中央箇所3a、そしてアウターリード3先端切断端末箇所の3つの位置合せに利用することが可能となる。
圧電振動子6の円筒状の側面に対応したR面とした従来方法の位置決め手段を必要とせず、リードフレーム20に対するアウターリード3と圧電振動子6とを、正しく位置決めする手段とすることができる。また、アウターリード3の端末を必要な位置精度で収めることができることから、表面実装型圧電振動子31の長手方向の小型化に効果を奏する。
リードフレーム20の電極端子33の配置と、搬送用パレット10に搭載された圧電振動子6のアウターリード3の配置は、図15に示すように、同一の配列にしている。リードフレーム20の電極端子33の配置と、搬送用パレット10のアウターリード3の配置は、同一の配列であることにより、リードフレーム20と搬送用パレット10で保証された安定した位置精度をそのまま転写することができ、精度と安定した姿勢を確保した接合準備がなされる。
この状態で図17及び18に示すように、圧電振動子6外側のアウターリード3と電気的導通を成す上部電極端子33cの下部に下部接合電極36を当接させ、アウターリード3の上から当接した上部接合電極37との間を加圧して、下部接合電極36と上部接合電極37に電圧を加えることによりアウターリード3と上部電極端子33cとが接合される。
つぎに、図19に示すように、アウターリード3と電極端子33との接合後は、アウターリード3の、接合位置と搬送用パレット10との間に対して、レーザー装置38からレーザー光39を照射して切断し、リードフレーム20と接合によって一体となっていた圧電振動子6を搬送用パレット10から分離する。
圧電振動子6のアウターリード3をリードフレーム20上に正しく位置決めして接合させた後に、リードフレーム20を基準としたアウターリード3の切断位置に、レーザー光39を照射して切断し、図20に示すように、圧電振動子6を搬送用パレット10から分離することから、アウターリード3の切断位置は、圧電振動子6の長さ方向寸法のバラツキと、バラツキを含めたアウターリード3の切断精度のバラツキの影響を受けることなく、アウターリード3の端末を必要な位置精度で収められる。
また圧電振動子6をリードフレーム20に正しく位置合わせすることができることによって、電気的接続を確実とするとともに圧電振動子6の周囲に適切に樹脂モールド部を形成することができる。
以上のように、上述の方法により、2本を対とした上部電極端子33cに対するアウターリード3との回転角度は、長方形薄板の複数の切り込み部11に規制され、アウターリード3位置精度の必要な位置精度を満たし、アウターリード3の回転角度差と、長方形薄板の複数切り込み部11の位置精度が高い精度で得られることから、アウターリード曲げの必要な形状に成形することができ、必要な接合箇所を一致させられる。リードフレーム20の電極端子33の配置と、長方形薄板のアウターリード3の配置は、同一の配列であることにより、リードフレーム20と長方形薄板で保証された安定した位置精度を確保することができ、安定した接合が得られる。リードフレーム20を基準としてレーザー光39を照射して切断分離することができることから、アウターリード3の端末を必要な位置精度で収められる。
[樹脂モールド工程]
つぎに、図21に示す圧電振動子6を収容した状態で樹脂モールド成形用の上金型40と下金型41を閉じて、成形材料を注入して樹脂モールド部42を形成して、図22に示すリードフレーム20上でマトリックス状に高密度樹脂モールドする工程を説明する。
図21は、本実施形態の表面実装型圧電振動子31の樹脂モールド構造を示す概略断面図であり、図22は、本実施形態のリードフレーム20上に樹脂モールドされた表面実装型圧電振動子31の概略斜視図であり、図23は、本実施形態の樹脂モールド構造を説明するための概略平面図である。
本実施形態の樹脂モールド構造は、図20に示すリードフレーム20上の電極端子33と接合された圧電振動子6及びダミー端子32を、図21に示す上金型40と下金型41を閉じて成形材料でモールドして、図22に示す樹脂モールド部42を形成する。
本実施形態の樹脂モールド構造に用いられるリードフレーム20は、サイドフレーム22と、セクションバー23で仕切られた表面実装型圧電振動子31配列用フレームエリア26には、従来のリードフレーム補強用としてのフレームバーなどはないため、そこには表面実装型圧電振動子31を一つの平面で、複数並べて配列する樹脂モールド構造とすることができる。
すなわち、図21に示すように、樹脂モールドの上金型40は、表面実装型圧電振動子31を囲む外周の形状部43を形成する隣接キャビティ42間の平面44が、一つの平面で連接させている。ダミー端子32と電極端子33のリード部及びキャビティ長手方向はサイドフレーム22の方向に、圧電振動子配列はセクションバー方向とするリードフレーム20に対して、隣接キャビティ間の平面44が一つの平面で連接している樹脂モールドの上金型40は、サイドフレーム22と、セクションバー23で仕切られたリードフレーム20の表面実装型圧電振動子31配列用フレームエリア26の間に入り込み、樹脂モールドの下金型41に接して表面実装型圧電振動子31を囲む外周形状部43を形成する。そして、図22に示すように、リードフレーム20上の樹脂モールドされた表面実装型圧電振動子31ができあがる。
つぎに、ダミー端子32と電極端子33のリード部及びキャビティ長手方向はサイドフレームの方向に、圧電振動子配列はセクションバー方向とすることによって、樹脂モールド構造の樹脂モールドするランナー45は、図23に示すように、リードフレーム20長手方向に対して直角方向に、図24に示すように、セクションバー23の中央にして両側の表面実装型圧電振動子31へ樹脂を供給する配列にしている。射出成形口46の配置は、ランナー45両側の一方を表面実装型圧電振動子31の電極端子33側を、他方を電極端子33の反対側のダミー端子32側に形成している。
樹脂モールドするランナー45をリードフレーム20長手方向に対して直角方向に配置することにより、樹脂モールドするランナー45を中央にして両側に表面実装型圧電振動子31の本体長手方向に配列されている。
これにより、表面実装型圧電振動子31を囲む外周形状部43の周囲には従来のリードフレーム補強用としてのフレームバーなどがないリードフレーム20を構成していることから、樹脂モールドする上金型40、または下金型41は従来のセクションバー62、リード端子を支持するためのフレーム63を跨いだ構造をすることもなく、樹脂モールドするランナー45をスペース効率良く配置して、キャビティ密度を高めてフレームエリア26内に配置される表面実装型圧電振動子31の密度を高められて金型精度を維持することができる。
ここで、図25を参照して表面実装型圧電振動子31について説明する。
図25は、図23の樹脂モールドされた表面実装型圧電振動子31部の拡大平面図であり、Lは表面実装型圧電振動子31の長さ寸法、Mは表面実装型圧電振動子31の幅寸法、Nは隣接する表面実装型圧電振動子31間の寸法、Pは隣接する表面実装型圧電振動子31間のピッチ寸法を示す。本実施形態例では、表面実装型圧電振動子31の長さ寸法Lは6.9mmであり、表面実装型圧電振動子31の幅寸法Mは1.4mmである。表面実装型圧電振動子31間ピッチ寸法Pは2.0mmである。表面実装型圧電振動子31の高さ寸法(図示せず)は高さ寸法1.4mmである。表面実装型圧電振動子31の長さ寸法Lに比べ、幅寸法Mが約1/5と狭い幅となっている。ピッチ寸法Pを狭くし高密度に配列して実施している。
樹脂モールド成形用の金型41とリードフレーム20の線膨張係数の差から起因される樹脂モールド成形用の金型41とリードフレーム20とのずれは、表面実装型圧電振動子31の長さ方向に現れやすい。
サイドフレームの長手方向に発生していたモールドの中心ずれを表面実装型圧電振動子に影響受けにくい長手方向に向けることによって、表面実装型圧電振動子31の外形形状が、切断する電極端子33の端部50が図29に示すように、斜面形状となっているため、切断するパンチがモールド樹脂に接触する影響を避けることができる。したがって、表面実装型圧電振動子31の中心ずれによるダミー端子32及び電極端子33のリード部切断工程のリード切断による樹脂カケ発生をなくすことができる。
本実施形態の樹脂モールド構造は、長さ寸法に対して1/3から1/5の小さい幅寸法の特徴をもつ表面実装型圧電振動子31を、2方向の端子をもち一方を電極端子33としての機能する端子、他方を電気的に完全に独立されたダミー端子32として、無駄フレームのない最少構成のセクションバー23上に狭ピッチにしてリードフレーム20全体ではマトリックス状に高密度樹脂モールドすることができ、電気的テスト工程においての当接させる電気的接触端子数を最大化させる樹脂モールド構造には好適である。
以上のように、上述の方法により、成形材料により樹脂モールドする工程に起因するリード端子部切断工程の樹脂カケを生じることなく、また樹脂モールド金型が複雑になることなく、キャビティ密度を高めて、複数の表面実装型圧電振動子を同時により多く測定して、テスト作業を一括的に短時間で遂行して低コストとすることができる表面実装型圧電振動子の樹脂モールド構造となる。
[電極端子部切断工程]
樹脂モールド工程の次は、電極端子部切断工程である。電極端子部切断工程の説明は、図12及び図13に一度戻って行うこととする。
図12に示すように、本実施形態のリードフレーム20には、第1及び第2のリード部24及び25それぞれの中心を結ぶ中心線上に複数の貫通孔29が予め形成されている。電極端子部切断工程では、まず、この貫通孔29を終点とするフレームエリア26に開口するスリットを、貫通孔29の数に合わせて加工形成する。
図13は、リードフレーム20に複数のスリット30が加工形成された状態を示した平面図である。図13では、リードフレーム20の形状を分かり易くするために、既に整列固定されている表面実装型圧電振動子31については、その外形線のみを破線で示してある。
図13に示すように、スリット30の幅寸法は、少なくとも整列固定されている表面実装型圧電振動子31間の隙間寸法より小さく、かつ貫通孔29の直径よりも小さい。
一端が閉じているスリット30の形状加工の場合は、形状の閉じている側の切断刃具に局部的に負担がかかり、切断刃具の寿命に影響を与え継続しての加工が困難となる。しかしながら、リードフレーム20の第1のリード部24の先端中央部から貫通孔29までの間にスリット30の加工を施しても、貫通孔29が設けられているため、切断刃具に局部的負担がかかることなくスリット加工を継続して行えることになる。これと同様に、第2のリード部25の先端中央部から貫通孔29までの間にスリット30の加工を施しても、切断刃具に局部的負担がかかることなくスリット加工を継続して行えることになる。
スリット30の加工目的は、図12に示すようにセクションバー23に支えられている第1及び第2のリード部24及び25先端部の、後にダミー端子32と電極端子33となる箇所の裏面に、断面V字状のノッチ溝47を形成する場合があるためである。このノッチ溝47の目的は、後の切断時に加える荷重の低減であるが、このノッチ溝47を形成する際にスリット30がない場合には、リードフレーム20のノッチ溝47形成面が拡張されノッチ溝47形成面側への反りを生じることがある。
リードフレーム20の第1のリード部24先端中央部から貫通孔29までの間に、スリット30加工を施すことによって、ノッチ溝47を形成した時のリードフレーム20の変形が、細くなった第1及び第2のリード部24及び25の局部的な変形として吸収され、リードフレーム20全体としてのノッチ溝47形成面側への反りを防ぐことができる。
図12に示すように、第1及び第2のリード部24及び25先端の隣接するリード部と繋がっている箇所にノッチ溝47を形成しようとすると、その弊害として、繋がる箇所の溝形成面が拡張され、溝形成面側のリードフレーム20の幅方向に反りを生じることがある。リードフレーム20に反りが生じると、リードフレーム20の搬送と位置合せを機械処理で行う場合には、このような事態となると、後の工程を適切に進行することができない。そのために、図13に示すようにスリット加工30を施し、繋がる箇所のノッチ溝47形成面の拡張がスリット30によって吸収されてリードフレーム20の幅方向に反りを生じないようにしている。このような理由からノッチ溝47を形成する前に、この電極端子部切断工程内でスリット30を形成する。
つぎに、下部電極端子33bからスリット加工部までの間に、図12に示すように、のノッチ溝47を裏面から形成する。ノッチ溝47を形成した後、はんだメッキを施す。
はんだメッキ後、ダミー端子32を残してリードフレーム20から電極端子33を切断する。図25に示すように、切断は、リードフレーム20の表面にノッチ溝47に対応する位置で端子切断部50を形成して電極端子33をリードフレーム20から電気的に独立させる。
さらに、ダミー端子32を残してノッチ溝47に対応する位置で電極端子33を切断することにより、後述するリードフレーム20上での電気的テストが可能となる。
[電気的テスト工程]
図26は、本実施形態の電気的テストの例を説明するための概略斜視図、図27は、図26を説明するための部分拡大図である。尚、図26及び図27においては、前工程で加工されたリードフレーム20のスリット30を省略している。
前述の図9に示すように、リードフレーム20準備工程では、長さ寸法に対して1/3から1/5の小さい幅寸法をもつ表面実装型圧電振動子31を、2方向の端子をもち一方を電極端子33としての機能する端子、他方を電気的に完全に独立されたダミー端子32として、無駄フレームのない最少構成のセクションバー23上に狭ピッチにしてリードフレーム20全体ではマトリックス状に高密度配列することができ、当接させる電気的接触端子35数を最大化できるリードフレーム20となっている。
つぎに、前述の図15に示すように、アウターリード3と電極端子33の接合工程は、リードフレーム20の電極端子33の配置と、搬送用パレット10のアウターリード3の配置は、リードフレーム20と搬送用パレット10で保証された安定した位置精度を確保され、安定した接合が得られている。
続いて、前述の図21に示すように、樹脂モールド工程は、樹脂モールド金型40、41が複雑になることなく、隣り合う表面実装型圧電振動子31のキャビティ密度を高めて、電気的接触端子35を同時により多く当接させ測定して、テスト作業を一括的に遂行できる表面実装型圧電振動子31の配置をした樹脂モールド構造となっている。
このような製造工程となっていることによって、リードフレーム20上に形成する複数の表面実装型圧電振動子31の電極端子33に電気的接触端子35をより多く一括的に当接させることが可能となり、諸性能特性を保証する測定項目と測定精度によるその測定時間が増えてきて、そのテスト時間に多くを費やしている表面実装型圧電振動子31のテスト作業を、同時により多く一括的に短時間で測定遂行できるようにして、諸性能特性の測定項目と測定精度を保証する測定時間に割り当て、信頼性や品質を保証するには、リードフレーム準備工程、接合工程、樹脂モールド工程のそれぞれに上述のことが盛り込まれて可能となっている。
図16に示すリードフレーム20上でマトリックス状に高密度樹脂モールドされた複数の表面実装型圧電振動子の電極端子33列に対し、図25に示すように切り離して端子切断部50を形成する。端子切断部50が形成された表面実装型圧電振動子31は、リードフレーム20上で端子切断部50により電気的に完全に独立された状態にして、図26及び図27に示すように電気的テスト測定ブロック34上の電気的接触端子35を当接させる。
電気的接触端子35に駆動電圧を印加させて表面実装型圧電振動子31を発振させる。そして、リードフレーム20上に形成する表面実装型圧電振動子31の電気的テストを遂行する。すなわち、表面実装型圧電振動子31は、リードフレーム20上で電気的に完全に独立された電極端子33に所定の電気を通電されることによって表面実装型圧電振動子7の電極不良品または良品であるかを電気的にテストすることができる。
そして、電気的テスト結果に対して、表面実装型圧電振動子31の外形面にレーザーマーカーによって、直列等価静電容量としての負荷容量と周波数偏差等の種類に分けた識別マークを印字する。
直列等価静電容量としての負荷容量と周波数偏差等の種類に分けた表面実装型圧電振動子31の識別ができるようになる。
識別された個々の表面実装型圧電振動子31は、その後、テープ等に搭載する工程では、前記電気的テストにかかる測定時間よりはるかに速く処理することができるため、諸特性が高精度等の各種ユーザーの用途にも、短時間で電気的テスト工程を処理される。
また、一括的に当接された電気的接触端子35は、一つ置きの表面実装型圧電振動子31に対して、発振させる駆動電圧の印加レベルを交互に変化させて、一つ置きの複数の表面実装型圧電振動子31を交互に測定する。
このように交互に測定するようにすることにより、リードフレーム20上に狭ピッチで配列された複数の表面実装型圧電振動子31に対して、電気的接触端子35当接を繰り返すことなく電気的接触端子35を当接させたままで、表面実装型圧電振動子31のテスト作業の測定個数を更に倍増させることができる。
そして、測定個数を倍増させることで大幅に表面実装型圧電振動子31測定時間を短縮できることから、諸性能特性の測定項目と測定精度を保証する測定時間に割り当てることができ、信頼性や品質を保証する表面実装型圧電振動子31を製造することができる。
測定終了後、電極端子33を切断して個々の表面実装型圧電振動子31に分離する。その後、直列等価静電容量としての負荷容量と周波数偏差等の種類に分けた識別マークに応じて、テーピングされ、出荷される。
以上のように、上述の方法により、2方向のリード端子をもち長さ寸法に対して1/3から1/5小さい幅寸法の特徴を生かして、前記セクションバー上に狭ピッチにしてリードフレーム上ではマトリックス状に高密度配列された表面実装型圧電振動子に対して、セクションバー上で当接させる電気的接触端子を最大化させ、同時により多く一括的に測定して一個当たりでは短時間で遂行される。
そして、高密度配列化された複数の表面実装型圧電振動子に対して、電気的接触端子当接を繰り返すことなくまた隣接する振動子の周波数影響を受けることなく、電気的接触端子を当接させたままで、表面実装型圧電振動子の同時により多くのテスト作業を遂行し、前記短縮時間を諸性能特性測定項目と測定精度を保証する測定時間に割り当て、信頼性や品質を高められる。
本実施形態としての表面実装型圧電振動子の製造工程を簡単に示すフローチャート。 本実施形態の圧電振動子の搬送用パレットを説明するための概略斜視図。 図2の圧電振動子の搬送用パレットを詳細に説明するための概略斜視図。 本実施形態の搬送用パレットの長方形薄板に保持された気密端子の概略拡大斜視図。 本実施形態の搬送用パレットに保持された気密端子の概略全体斜視図。 圧電振動片整列治具と搬送用パレットとの位置合わせを説明するための概略斜視図。 本実施形態の電気的測定を説明するための実施例概略斜視図。 本実施形態の搬送用パレットに保持された圧電振動子の概略全体斜視図。 本実施形態の表面実装型圧電振動子用リードフレーム概略斜視図。 図9のリードフレームを説明するための概略平面図。 図10のリードフレームのA部拡大斜視図。 図10のリードフレームのB部拡大平面図。 図10のリードフレームを説明するためのB部拡大平面図。 本実施形態の表面実装型圧電振動子がリードフレーム上に樹脂モールドされた概略斜視図。 アウターリードとリードフレームとの接合工程を説明するための概略斜視図。 本実施形態の電気的テストを説明するための実施例概略斜視図。 本実施形態の接合工程を説明するための概略断面図。 本実施形態の接合工程を説明するための概略斜視図。 本実施形態のアウターリードをパレットから分離する工程を説明するための概略斜視図。 本実施形態の接合工程での完成形状を説明するための概略斜視図。 本実施形態の表面実装型圧電振動子の樹脂モールド構造概略断面図。 本実施形態のリードフレーム上に樹脂モールドされた表面実装型圧電振動子の概略斜視図。 本実施形態の樹脂モールド構造を説明するための概略平面図。 図23の樹脂モールド構造を説明するための概略平面図。 本実施形態のリードフレーム切断部を説明するための実施例概略斜視図。 本実施形態の電気的テストを説明するための実施例概略斜視図。 図26を説明するための概略拡大斜視図。 圧電振動子を説明するための概略斜視図。 表面実装型圧電振動子を説明するための概略斜視図。 図29を説明するための概略断面図。 従来の圧電振動子用パレットを示す斜視図。
符号の説明
1 気密端子
2 インナーリード
3 アウターリード
3a アウターリードの中央部、接合箇所
4 圧電振動片
5 封止管
6 圧電振動子
7 マウント電極
10 本実施形態の圧電振動子搬送用パレット
11 切り込み部
12 圧電振動片整列治具
13 測定端子
14 測定ブロック
20 本実施形態の表面実装型圧電振動子用リードフレーム
21 位置決め孔
22 サイドフレーム
23 セクションバー
24 第1のリード部
25 第2のリード部
26 フレームエリア
27 第1の突出部
28 第2の突出部
29 貫通孔
30 スリット加工形状
31 表面実装型圧電振動子
32 ダミー端子
33 電極端子
33a 下部電極端子
33b 電極端子垂直部
33c 上部電極端子
33d 上部電極端子の接合すべき箇所
34 電気的テスト測定ブロック
35 電気的接触端子
36 下部接合電極
37 上部接合電極
38 レーザー装置
39 レーザー光
40 上金型
41 下金型
42 樹脂モールド部
43 表面実装型圧電振動子を囲む外周形状部
44 隣接キャビティ間の平面
45 ランナー
46 射出成形口
47 ノッチ溝
50 端子切断部
51 従来の圧電振動子搬送用パレット
52 従来の圧電振動子搬送用パレットの固定バネ

Claims (8)

  1. 一方向の複数のリード端子を有する電子部品の搬送位置合せするための搬送用パレットであって、長辺の一辺に複数の切り込み部を有する長方形薄板状の形状からなり、少なくとも2箇所を対にした切り込み部の配列された構成として、前記切り込み部の幅は前記電子部品の前記リード端子の径と略等しく、前記対の前記切り込み部の間隔は前記電子部品の幅より大きいことを特徴とする電子部品の搬送用パレット。
  2. 前記搬送用パレットの前記長方形薄板の厚み寸法は、前記電子部品の前記リード端子径よりも大きく、前記リード端子径の2倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の搬送用パレット。
  3. 前記搬送用パレットの前記長方形薄板の少なくとも1つのコーナー位置の外形形状は、他のコーナー位置の外形形状と形状が異なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品の搬送用パレット。
  4. 前記電子部品の搬送用パレットの材料は、セラミック材料であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載の電子部品の搬送パレット。
  5. 前記電子部品の搬送用パレットの材料は、ジルコニア系のセラミック材料であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち何れか1項に記載の電子部品の搬送用パレット。
  6. 電子部品のリード端子が挟持された前記搬送用パレット上で、電子部品の前記リード端子をフォーミングすることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち何れか1項に記載の搬送用パレットを用いた電子部品の製造方法。
  7. 前記搬送用パレットに挟持された電子部品の複数のリード端子に接触端子を当接させて電気的テストを行うことを特徴とする請求項6に記載の搬送用パレットを用いた電子部品の製造方法。
  8. 前記搬送用パレットに挟持された電子部品の複数のリード端子を外部の複数の接合する電極端子へ重ねて、フォーミングされた前記リード端子の位置と精度を転写して接合することを特徴とする請求項6に記載の搬送用パレットを用いた電子部品の製造方法。
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