JP4418406B2 - 高強度コークス用原料の製造方法 - Google Patents

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本発明は、粘結補填材をコークス用原料炭に配合し、高強度コークス用原料を製造する方法に関する。
高炉操業において、還元材のコークスには、炉内の通気性を確保するため、所要の強度が求められる。高強度のコークスを製造するためには、コークス用原料炭として、良質の強粘結炭を必要とするが、良質の強粘結炭は、長期にわたり資源的に枯渇状態にある。
それ故、これまで、低品質の非微粘結炭を原料炭として高強度コークスを製造する方法が、数多く提案されている。
低品質の非微粘結炭を原料炭として用いる場合、その粘結性を補填するため、粘結補填材を添加、混合する。例えば、粘結補填材として、タール、ピッチ、石油系粘結材等を使用する(特許文献1〜3、参照)。
特許文献1には、アスファルト等の石油系重質留分を原料炭に添加し、粘結炭の配合割合を削減して、非微粘結炭の配合割合を増加させ、良質なコークスを製造する方法が開示されている。
また、特許文献2には、ブタン、ペンタン又はヘキサンを溶剤として単独で又は混合して使用し石油系重質油から得た軟化点100℃以上の脱れきアスファルトを、原料炭に、2〜10重量部添加、配合するコークスの製造方法が開示されている。
しかし、これらの製造方法では、コークス強度の指標DI150 15は、高炉用コークスに最低限必要な84.5レベル以上を確保できない。また、非微粘結炭の配合比率は、特許文献1では0%、特許文献2では9〜13%と低い。
そこで、本出願人は、高炉用の高強度コークスの製造を目指し、特許文献3で、非微粘結炭を0〜60wt%含む原料炭に、粘結補填材としてタール重質留分を添加する高炉用コークスの製造方法を提案した。
この製造方法において、タールを200〜350℃で蒸留してヘキサン可溶分(HS)を20wt%以下、ヘキサンに不溶でトルエンに可溶な成分(HITS)を40〜80wt%、トルエンに不溶な成分(TI)を0〜40wt%に調整したタール重質留分を用いると、非微粘結炭の配合比率が40〜60%という高い範囲において、DI150 15が83〜84という高い高炉用コークスの製造が可能である。
このように、タール、ピッチ、石油系粘結材、石油系の重質留分(石油の精製工程で発生する残渣、脱れきアスファルト)や、タール重質留分は、コークスの強度を増進する粘結補填材として有効に作用する。
高強度コークスを製造するための強粘結炭は高価でかつ不足しつつあり、劣質な非微粘結炭を使用しつつ強度の高いコークスを製造するためには、これら粘結補填材の特性を知り、該特性に応じた効率的な使用体系を確立する必要がある。
石炭化学と工業(三共出版(株)、昭和52年版、p.315) 特開昭59−179586号公報 特開平9−241653号公報
本発明は、上記必要性に鑑み、高炉用の高強度コークスの製造において、系統的な使用体系のもとで、粘結補填材を作用別に分別して、性状別にグループ化した原料炭に配合し、コークス製造用の粘結補填材としてより有効に活用する高強度コークス用原料の製造方法を提供することを課題とする。
原料炭に占める非微粘結炭の割合が増加すると、原料炭としての粘結性は低下するので、高強度コークスを製造するために、この粘結性の低下を補填する粘結補填材を原料炭に配合する。
前述したように、タール、ピッチ、石油系粘結材、石油系の重質留分(例えば、脱れきアスファルト)や、タール重質留分は、コークスの強度を増進する粘結補填材として有効に作用する。
しかし、原料炭として、多量の非微粘結炭を用いる場合や、各種銘柄の非微粘結炭を多種配合して用いる場合、粘結補填材の強度増進効果を充分に引き出し、所要レベル(DI150 15で85以上)のコークス強度を確保するためには、粘結補填材の性状を知り、原料炭の性状に合致する粘結補填材を選択して配合する必要がある。
そこで、本発明者は、原料炭を石炭性状別に分別し、粘結補填材を配合した時に発現する強度増進効果と、粘結補填材構成成分の含有量との相関を鋭意調査した。
その結果、本発明者は、原料炭の石炭性状に対応し、適切な成分組成の粘結補填材を選択して配合すれば、粘結補填材の強度増進作用が最大限機能し、DI150 15で、85以上の高強度コークスを製造できることを見いだした。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、その要旨は以下のとおりである。
(1)原料炭に粘結補填材を配合して高強度コークス用原料を製造する方法において、
(a)原料炭を、予め、石炭性状別に複数の原料炭グループに分別し、
(b)粘結補填材を、ヘキサンに可溶な成分(HS成分)、ヘキサンに不溶でトルエンに可溶な成分(HITS成分)、及び、トルエンに不溶な成分(TI成分)の含有量に基づき、コークス強度増進作用別に、前記原料炭グループの分別数にあわせて、複数の粘結補填材グループに分別し、
(c)前記粘結補填材グループ、該グループのコークス強度増進作用が得られる石炭性状の原料炭グループとの相関に従って、粘結補填材を原料炭に混合し、さらに、
(d1)粘結補填材を混合した複数の粘結補填材混合原料炭を、配合する
ことを特徴とする高強度コークス用原料の製造方法。
(2)原料炭に粘結補填材を配合して高強度コークス用原料を製造する方法において、
(a)原料炭を、予め、石炭性状別に複数の原料炭グループに分別し、
(b)粘結補填材を、ヘキサンに可溶な成分(HS成分)、ヘキサンに不溶でトルエンに可溶な成分(HITS成分)、及び、トルエンに不溶な成分(TI成分)の含有量に基づき、コークス強度増進作用別に、前記原料炭グループの分別数にあわせて、複数の粘結補填材グループに分別し、
(c)前記粘結補填材グループ、該グループのコークス強度増進作用が得られる石炭性状の原料炭グループとの相関に従って、粘結補填材を原料炭に混合し、さらに、
(d2)該粘結補填材を混合した複数の粘結補填材混合原料炭を、混練するか、又は、混練後、成型し、その後、配合する
ことを特徴とする高強度コークス用原料の製造方法。
)前記原料炭が、非微粘結炭を、20質量%を超えて含むものであることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の高強度コークス用原料の製造方法。
)前記石炭性状として全膨張率(全膨張率の加重平均)及び/又は揮発分含有率を用い、原料炭を分別することを特徴とする前記(1)〜()のいずれかに記載の高強度
コークス用原料の製造方法。
)前記粘結補填材が、タール、タール中重質留分、石炭系ピッチ、石油系重質留分、石油系ピッチであることを特徴とする前記(1)〜()のいずれかに記載の高強度コークス用原料の製造方法。
本発明によれば、系統的な使用体系のもとで、粘結補填材を有効に活用し、DI150 15で85以上の高強度コークスを製造し得るコークス用原料を製造することができる。
本発明について、詳細に説明する。粘結補填材は、主として、ヘキサンに可溶な成分(以下「HS成分」ということがある)、ヘキサンに不溶でトルエンに可溶な成分(以下「HITS成分」ということがある)、及び、トルエンに不溶な成分(TI成分)と、その他、不可避的残留成分からなる。
高強度を確保するうえで、コークスの気孔構造においては、(a)気孔サイズが適切であること、(b)気孔形状が丸みを帯びていること、及び、(c)コークス壁が厚いことが重要であるところ、本発明者は、一般的に上記各成分が次の作用をなすことを実験的に確認した。
(A)HS成分(軽質成分)は、乾留過程でガス化し、軟化溶融した石炭中の気泡の成長及び合体を促進して、気孔サイズを適切な大きさまで大きくする(気孔拡大作用)。
(B)HITS成分(中間質成分)は、乾留過程で軟化溶融した石炭の粘性を低下させ、気泡の形状を丸みのある形状とする(気孔丸状化作用)。
(C)TI成分(重質成分)は、殆ど残渣となるが、コークス壁を厚くする(壁厚増大作用)。
図1は、粘結補填材の主要3成分、即ち、HS成分、HITS成分、及び、TI成分の組成を各辺にとった組成図である。
本発明者は、原料炭の性状に応じて、粘結補填材を適宜選択して適量を添加すれば、顕著な強度増進効果が得られるのではないかと発想し、まず、揮発分が多い原料炭と、粘結性(JISで規定する膨張性)が低い原料炭において、粘結補填材添加で得られる強度増進効果について調査した。その結果、次ぎのことが判明した。
(x)揮発分の多い原料炭に対して、壁厚増大作用をなすTI成分(重質成分)が多く、気孔拡大作用をなすHS成分(軽質成分)が少ない粘結補填材を添加すると、コークス強度が向上する。
(y)粘結性(JISで規定する膨張性)が低い原料炭に対して、気孔丸状化作用をなすHITS成分(中間質成分)が多い粘結補填材を添加すると、コークス強度が向上する。
そして、本発明者は、例えば、原料炭を、図2に示すように揮発分(VM(%))と膨張性(TD(%))で分類し、粘結補填材を、図1に例示するように、HS成分、HITS成分、及び、TI成分の組成で分類(図1では、(1)〜(9)に分類)し、原料炭(a)に対しては粘結補填材(1)を、(b)に対しては粘結補填材(2)を添加すれば、顕著な強度増進作用が得られることを見いだした。
しかし、粘結補填材の成分組成による分別は、図1に示す例に限られるものではない。粘結補填材において、どの強度増強作用が支配的かは成分組成によるので、原料炭の性状別分別数にあわせ、粘結補填材も成分組成別に分別して配合する。
本発明は、粘結補填材を、原料炭の性状に合わせ系統的に分別し、この分別粘結補填材を、高強度コークス用原料の製造体系に組み入れたことを特徴とする。
工業的なコークス製造プロセスにおいては、複数種類の性状の異なる原料炭を混合(ブレンド)して配合炭を調整し、その後、コークス炉に装入してコークスを製造することが一般的に行われているが、配合炭を調整する際、配合炭に対し粘結補填材を添加することが、一般的である。
そこで、発明者らは、上記知見に基づき、原料炭性状に応じて最適な粘結補填材を添加した後に配合すれば、よりコークス強度が向上するのではないかと発想した。
そこで、表1に示す2種類の粘結補填材S、K0、表2に示す2種類の原料炭A、Bを用いてコークスを製造し、その強度を測定した。
粘結補填材SとK0は、それぞれ、図1に示す(5)と(9)に分類され、また、原料炭AとBは、それぞれ、図2に示す(e)と(i)に分類される。
まず、試験1では、粘結補填材SとK0を1:1で混合し、この粘結補填材を、原料炭AとBを1:1の比率で混合した配合炭に3%添加し、乾留後のコークス強度を測定した。ここで、原料炭Bは非微粘結炭なので、配合炭中における非微粘結炭比率は50%である。
また、試験2では、原料炭Aに粘結補填材Sを3%添加し、また、原料炭Bに粘結補填材K0を3%添加し、その後、両者を1:1の比率で混合し、乾留後のコークス強度を測定した。
製造したコークスのDI150 15を表3に示す。表3より、原料炭に粘結補填材を選択的に添加した試験2で得られるコークス強度が、試験1で得られるコークス強度より高いことがわかる。
Figure 0004418406
Figure 0004418406
Figure 0004418406
これは、揮発分が高く膨張性が低い原料炭Bに、粘結補填材K0を選択的に添加することで、原料炭Bから生じるコークス組織の壁厚がより厚くなり、気孔がより丸くなるためである。
事前に、原料炭に粘結補填材を選択的に混合しても、配合処理過程において、別の種類の原料炭や、粘結補填材と混ざり合い、粘結補填材の選択的添加による効果が発現しないのではないかとの懸念があったが、石炭粒子の表面に粘結補填材が付着し、他の原料炭と配合しても、粘結補填材の付着・混合状態が維持されるので、上記効果を得ることができた。
したがって、粘結補填材の選択的添加による効果をより顕著に得るためには、ハンドリング過程で、石炭粒子の表面から、粘結補填材が剥離するのを防止することが重要であるが、そのためには、原料炭に粘結補填材を添加した後、加熱して混練することが好ましく、さらに、加熱、混練後、混練物を成型することが、より好ましい。
ここで、図3〜図5に、本発明の高強度コークス用原料の製造体系を示す。原料炭が、石炭性状別に、原料炭グループC1、C2、…Cn-1、Cnに分別されている。
粘結補填材Sは、組成別に、S1〜Snに分別されており、所定の石炭性状との相関に従って、混合工程2において、原料炭グループC1、C2、…Cn-1、Cnのいずれかに配合される。
図3に、原料炭グループCiに、粘結補填材Siを混合する場合の製造体系を示す。混合工程2を経た後、それぞれの原料炭は、混練工程3を経て、塊成工程4で塊成化され、最終混合工程2zで、所定の比率で配合され、コークス炉1に送給される。なお、混練工程3では、原料炭を加熱してもよい。
各工程の前後には、必要に応じてホッパーなどの貯留工程を設置してもよい。また、混練工程3、塊成工程4は、必要に応じ、適宜設ければよく、所望のコークス強度が得られる限り、なくてもかまわない。
図4に、混合工程2、混練工程3、及び、塊成工程4を共有化して簡素化した場合の製造体系を示す。必要とされる原料炭グループCiと、その性状に応じて選択した粘結補填材Siを混合、混練、塊成して、粘結補填材混合原料炭グループCSiを製造し、それぞれを貯留する。
その後、1種以上の粘結補填材混合原料炭グループCSiを、所定の比率で、最終混合工程2zにおいて混合し、コークス炉1に送給する。図3に示す製造体系と比較すると、混合工程2、混練工程3、塊成工程4、及び、最終混合工程2zに要する設備の数を減らすことが可能である。
実際の製造プロセスを構築する場合は、図3に示す製造体系と、図4に示す製造体系の中間の体系を採用することが好ましい。
粘結補填材Sの組成が連続的に変化する場合は、図5に示すように、連続的に粘結補填材を分別して使用する製造体系を構築することも可能である。
粘結補填材Sは、精製工程から、送給経路7を通して、直接、配合工程へ送給されるが、送給経路7の途中にサンプリング装置6を配置し、このサンプリング装置6により、粘結補填材Sの組成を測定する。
粘結補填材Sの組成信号は、粘結補填材配合制御装置5に送信されて、粘結補填材Sは、所定の石炭性状との相関に従って、原料炭グループC1、C2、…Cn-1、Cnのいずれかに配合される。粘結補填材と配合された原料炭(高強度コークス用原料)は、適宜の量、配合され、その後、コークス炉へ送給される。
また、粘結補填材配合制御装置5は、原料炭配合制御装置8からの原料炭量の信号を受けて、粘結補填材の配合量が、原料炭グループ毎の適正範囲に収まるように制御する。図中に、原料炭の分別・送給経路を示さなかったが、原料炭配合制御装置8が、粘結補填材配合制御装置5から原料炭増量信号を受けて、粘結補填材の配合量が適正範囲に収まるよう、特定の原料炭グループの量を増加してもよい。
本発明は、成分組成で分別された粘結補填材を適宜選択して、分別された原料炭に配合することにより、コークス強度の増進を図るものであるから、非微粘結炭の配合量に制限はないし、また、原料炭の粒度分布、性状にも制限はない。
本発明は、非微粘結炭の配合量が20質量%を超える場合においても、強度増進効果を奏するものである。
次に、本発明の実施例について説明するが、実施例の条件は、本発明の実施可能性及び効果を確認するために採用した一条件例であり、本発明は、この一条件例に限定されるものではない。本発明は、本発明の要旨を逸脱せず、本発明の目的を達成する限りにおいて、種々の条件を採用し得るものである。
(実施例)
表4に示す9種類の粘結補填材、表5に示す9種類の原料炭を用い、コークス用原料を製造した。粘結補填材と原料炭を、それぞれ、図1及び図2の分類に基づいて分別し、表6に示す条件で適時配合して、コークス用原料を製造した。
表6に示すように、2種類の原料炭と、2種類の粘結補填材を用いてコークス用原料を製造したが、表中、粘結補填材混合方法が「混合」と記載されている場合は、2種類の粘結補填材を1:1で混合し、この粘結補填材を、2種類の原料炭を1:1の比率で混合した配合炭に3%添加した。
また、表中、粘結補填材混合方法が「Gr別」と記載されている場合は、原料炭の性状に適した粘結補填材(同じ番号のもの)を、まず3%添加し、その後、両者を1:1の比率で混合した。
また、発明例1−2では、混合後に加温して混練した。また、発明例1−3では、加温して混練した後、塊成化した。
表6に、製造したコークスのDI150 15を併せて示す。表6から、いずれの配合ケースにおいても、発明例では、比較例に比べDI150 15が向上しており、DI150 1585.5以上の強度レベルを達成していることがわかる。
Figure 0004418406
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前述したように、本発明によれば、系統的な使用体系のもとで、粘結補填材を有効に活用して、DI150 15で85.5以上の高強度コークスを製造し得るコークス用原料を製造することができる。
したがって、本発明は、石油化学産業、鉄鋼産業上だけでなく、環境保護上も利用可能性の高いものである。
粘結補填材の主要3成分、即ち、HS成分、HITS成分、及び、TI成分の組成を各辺にとった組成図である。 原料炭の石炭性状による分類例を示す図である。 本発明の高強度コークス用原料の製造体系を示す図である。 本発明の高強度コークス用原料の別の製造体系を示す図である。 本発明の高強度コークス用原料の別の製造体系を示す図である。
符号の説明
1 コークス炉
2 混合工程
2z 最終混合工程
3 混練工程
4 塊成工程
5 粘結補填材配合制御装置
6 サンプリング装置
7 送給経路
8 原料炭配合制御装置
1、C2、Cn-1、Cn 原料炭グループ
1、S2、Sn-1、Sn 粘結補填材グループ

Claims (5)

  1. 原料炭に粘結補填材を配合して高強度コークス用原料を製造する方法において、
    (a)原料炭を、予め、石炭性状別に複数の原料炭グループに分別し、
    (b)粘結補填材を、ヘキサンに可溶な成分(HS成分)、ヘキサンに不溶でトルエンに可溶な成分(HITS成分)、及び、トルエンに不溶な成分(TI成分)の含有量に基づき、コークス強度増進作用別に、前記原料炭グループの分別数にあわせて、複数の粘結補填材グループに分別し、
    (c)前記粘結補填材グループ、該グループのコークス強度増進作用が得られる石炭性状の原料炭グループとの相関に従って、粘結補填材を原料炭に混合し、さらに、
    (d1)粘結補填材を混合した複数の粘結補填材混合原料炭を、配合する
    ことを特徴とする高強度コークス用原料の製造方法。
  2. 原料炭に粘結補填材を配合して高強度コークス用原料を製造する方法において、
    (a)原料炭を、予め、石炭性状別に複数の原料炭グループに分別し、
    (b)粘結補填材を、ヘキサンに可溶な成分(HS成分)、ヘキサンに不溶でトルエンに可溶な成分(HITS成分)、及び、トルエンに不溶な成分(TI成分)の含有量に基づき、コークス強度増進作用別に、前記原料炭グループの分別数にあわせて、複数の粘結補填材グループに分別し、
    (c)前記粘結補填材グループ、該グループのコークス強度増進作用が得られる石炭性状の原料炭グループとの相関に従って、粘結補填材を原料炭に混合し、さらに、
    (d2)該粘結補填材を混合した複数の粘結補填材混合原料炭を、混練するか、又は、混練後、成型し、その後、配合する
    ことを特徴とする高強度コークス用原料の製造方法。
  3. 前記原料炭が、非微粘結炭を、20質量% を超えて含むものであることを特徴とする請求項1または2に記載の高強度コークス用原料の製造方法。
  4. 前記石炭性状として全膨張率(全膨張率の加重平均)及び/又は揮発分含有率を用い、原料炭を分別することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の高強度コークス用原料の製造方法。
  5. 前記粘結補填材が、タール、タール中重質留分、石炭系ピッチ、石油系重質留分、石油系ピッチであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の高強度コークス用原料の製造方法。
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