JP4416107B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機に関する。
一般によく知られた「セブン機」と称されるパチンコ遊技機では、スタート入賞口(始動入賞口ともいう)に入賞すると、乱数抽選によって大当たり判定が行われ、この判定結果に基づき、図柄変動された後、当たり図柄が表示される。大当たり入賞(特賞入賞)が発生すると、機種毎に定められた大当たり遊技が実行される。大当たり遊技として、大当たり入賞口が開放される。そして、例えば特許文献1に示すように遊技者が任意に図柄変動時間を短縮可能にしたパチンコ遊技機がある。この種のパチンコ遊技機では、抽選結果を早く知りたいと望む遊技者の要望に応えることができる。
特開2000−317077号公報
しかしながら、このようなパチンコ遊技機においては、遊技者が任意に変動時間を短縮するだけに留まっており、遊技者の操作によりそれ以上の情報が得られるものでもない。
本発明は上記した背景をもとになされたもので、変動時間の短縮機能を利用して大当たり期待度を遊技者が知り得るパチンコ遊技機を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために本発明パチンコ遊技機は、所定のスタート条件の成立に応じて当たりか否かの抽選を実行する当否抽選手段と、
この当否抽選手段による抽選結果に基づいて、変動態様の異なる複数の変動区間から構成される図柄変動を実行した後、最終的に抽選結果を示す図柄を表示する図柄変動表示手段と、
この図柄変動表示手段が特定の図柄を表示した場合に当たり状態を発生する当たり発生手段と、を備えたパチンコ遊技機であって、
遊技者が操作する操作手段と、
複数の変動区間のうち1つ以上を省略して図柄変動を短縮するパターン、及び短縮なしのパターンを含む複数の短縮パターンを設定する短縮パターン設定手段と、
この短縮パターン設定手段により設定された複数の短縮パターンの中から、当否抽選による抽選結果に応じた確率で短縮パターンを抽選する短縮パターン抽選手段と、を備え、
変動区間は、図柄変動の速度を変えることにより変動態様が異なるように複数設定され、
これら変動区間の1つもしくは複数の組み合わせによりリーチの種類が複数設定され、
短縮パターン設定手段は、複数の変動区間のうち1つ以上を省略して図柄変動を短縮するパターン、及び短縮なしのパターンを含み複数のリーチ短縮パターンを設定し、
短縮パターン抽選手段は、複数のリーチ毎に、短縮パターン設定手段により設定された複数のリーチ短縮パターンの中から、当否抽選手段による抽選結果に応じた確率でリーチ短縮パターンを抽選し、
図柄変動表示手段は、リーチ状態において操作手段が操作されたときに、短縮パターン抽選手段により抽選されたリーチ短縮パターンに従って図柄変動を短縮することを特徴とする。
上記本発明のパチンコ遊技機は、変動態様が異なる変動区間の1つ以上が省略され図柄変動が実行されることで時間短縮が行われる。そして、図柄変動を短縮するパターン、及び短縮なしのパターンを含む複数の短縮パターンが設定される。この短縮パターンの中から、当否抽選結果に応じた確率で短縮パターンを抽選している。遊技者が操作して時間短縮が行われたとき、短縮パターンを見ることで抽選結果における当たりとなる期待度を知り得ることができる。変動時間の短縮機能を利用して当たり期待度を表すことが可能となる。
また上記のように、図柄変動の速度が変えられた変動区間の組み合わせにより複数のリーチが設定されている。そして、図柄変動を短縮するパターン、及び短縮なしのパターンを含み複数のリーチ短縮パターンを設定される。複数のリーチ毎に、このリーチ短縮パターンの中から、当否抽選結果に応じた確率で短縮パターンを抽選している。例えば図柄変動の速度が高速な変動区間、続いて図柄変動の速度が低速な変動区間、その後停止するリーチにおいて、当たりの場合に、短縮なしのパターンの選択率を高く設定すれば、リーチ状態において操作手段が操作されたときに、時間短縮なしのリーチの変動表示が行われれば、当たり期待度が大きいことを遊技者が知り得ることができる。また、ハズレの場合に、例えば変動区間を省略した即停止のパターンの選択率を高く設定すれば、リーチ状態において操作手段が操作されたときに、図柄変動の速度が高速な変動区間及び図柄変動の速度が低速な変動区間をともに省略して短縮したリーチの変動表示が行われれば、遊技者は当たりとなる期待度が小さいことを知り得ることが可能となる。図柄変動時間の短縮機能を利用して当たり期待度を表すことができる。
また、本発明のパチンコ遊技機では、所定のスタート条件の成立に応じて当たりか否かの抽選を実行する当否抽選手段と、
この当否抽選手段による抽選結果が当たりの場合に、当たり情報を累積的にストックする当たりストック手段と、
所定の放出条件が成立したか否かを判定する放出条件判定手段と、
この放出条件判定手段による判定結果に基づいて、変動態様の異なる複数の変動区間から構成される図柄変動を実行した後、最終的に判定結果を示す図柄を表示する図柄変動表示手段と、
この図柄変動表示手段が特定の図柄を表示した場合に、当たりストック手段がストックしている当たり情報を放出して当たり状態を発生する当たり発生手段と、を備えたパチンコ遊技機であって、
遊技者が操作する操作手段と、
複数の変動区間のうち1つ以上を省略して図柄変動を短縮するパターン、及び短縮なしのパターンを含む複数の短縮パターンを設定する短縮パターン設定手段と、
この短縮パターン設定手段により設定された複数の短縮パターンの中から、放出条件判定手段による判定結果に応じた確率で短縮パターンを抽選する短縮パターン抽選手段と、を備え、
図柄変動表示手段は、操作手段が操作されたときに、短縮パターン抽選手段により抽選された短縮パターンに従って図柄変動を短縮することを特徴とする。
上記のパチンコ遊技機では、ストック機として、当たり情報をストックし、所定の放出条件が成立したときに当たりを放出する設定としている。そして、変動態様が異なる変動区間の1つ以上が省略されて図柄変動を短縮するパターン、及び短縮なしのパターンを含む複数の短縮パターンが設定される。この短縮パターンの中から、放出判定結果に応じた確率で短縮パターンを抽選している。例えばストックを放出する図柄変動の実行回数に達するまでに、実行する予定の図柄変動の回数に応じた確率で抽選をする。このようにすれば、遊技者が操作して時間短縮が行われたとき、短縮パターンを見ることでストック放出までの期間が長いか、あるいは短いかを遊技者が知り得ることができる。変動時間の短縮機能を利用して当たり発生が近いか否かを表すことが可能となる。
具体的には、放出条件として、図柄変動表示手段による図柄変動の実行回数が所定数に達することが設定され、
短縮パターン抽選手段は、図柄変動の実行回数が所定数に達するまでに実行する予定の図柄変動の回数に応じた確率で短縮パターンを抽選することを特徴とするとしている。このように、ストックを放出する図柄変動の実行回数に達するまでに実行する予定の図柄変動の回数、例えば「151回以上」とか、「150回以内」とかに応じた確率で短縮パターンを抽選する。これにより、遊技者の操作によって時間短縮が行われたとき、遊技者が実行される短縮パターンを見ることでストック放出までの期間が長いか、あるいは短いかを推測することができる。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態につき、図面に示すパチンコ遊技機の実施例を参照して説明する。図1は、本発明のパチンコ遊技機1の正面模式図である。パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明ガラス扉2と、台枠の内側に配置されてガラス扉2によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3は、円状の遊技領域を形成している。遊技盤3の下方には、玉供給皿4が設けられている。玉供給皿4に準備された玉は、ハンドル5を含んで構成される玉発射機構によって遊技盤3に向けて発射される。遊技盤3に達した玉は、その遊技盤3の面上を落下する。
遊技盤3の面上には、その中央付近に液晶表示部6が配設されている。液晶表示部6には、3つのキャラクタ(数字)で構成された図柄が可変表示される図柄表示部11が設けられている。液晶表示部6の下方には、スタート入賞口7が配置されている。そのスタート入賞口7の下方には、当該パチンコ遊技機1が大当たりしたときに開放するアタッカー(大入賞口)8と、玉を回収するためのアウト口9が設けられている。玉供給皿4の前面左側に遊技者が操作する図柄変動の短縮可能な短縮スイッチ10(操作手段)が設けられている。
次に、図2に示すのは、パチンコ遊技機1の遊技制御装置20の構成を示すブロック図である。遊技制御装置20は、メイン基板21、このメイン基板21に搭載されたCPU22、遊技プログラムを格納したROM23、RAM24、入出力回路25、CPU22からの制御信号の出力が接続される表示制御基板26、音声制御基板27、ランプ制御基板28、払出制御基板29、発射制御基板30、この遊技制御装置20に電源を供給する電源回路31を含み構成される。
玉の通過を検知したとき検知信号を出力する検知スイッチとして、スタート入賞検出器32、アタッカー入賞検出器33が入出力回路25を介してCPU22に接続されている。遊技者が操作したとき信号を出力する短縮スイッチ10が入出力回路25を介してCPU22に接続されている。アタッカー開放用ソレノイド34が入出力回路25を介してCPU22に接続されており、アタッカー8を開閉するときに制御される。表示制御基板26ではCPU22からの制御信号が入力され、該制御信号に応じて液晶表示部6の図柄表示部11の表示を制御する。また、音声制御基板27では音声信号を作成し、音声信号が増幅されスピーカ40から音声が出力される。ランプ制御基板28ではCPU22からの制御信号が入力され制御信号に応じてランプ41を制御する。また、払出制御基板29では制御信号に応じて賞球や貸球の払出装置42を制御する。発射制御基板30では同様に玉の発射装置43を制御する。
CPU22(当否抽選手段)は、所定のスタート条件の成立に応じて当たりか否かの抽選を実行する機能を有する。図柄表示部11(図柄変動表示手段)は、変動態様が異なる複数の変動区間から図柄変動が構成され、当否抽選手段による抽選結果に基づいて、図柄変動した後、最終的に抽選結果を表示する機能を有している。CPU22(当たり発生手段)は、図柄表示部11が特定の図柄を表示した場合に当たり状態を発生する機能を有している。CPU22(短縮パターン設定手段)は、複数の変動区間のうち1つ以上を省略して図柄変動を短縮するパターン、及び短縮なしのパターンを含む複数の短縮パターンを設定する機能を有している。また、CPU22(短縮パターン抽選手段)は、短縮パターン設定手段により設定された複数の短縮パターンの中から、当否抽選による抽選結果に応じた確率で短縮パターンを抽選する機能を有している。図柄表示部11(図柄変動表示手段)は、短縮スイッチ10(操作手段)が操作されたときに、短縮パターン抽選手段により抽選された短縮パターンに従って図柄変動を短縮する機能を有している。
図3(a)は、液晶表示部6の表示例を示す。中央に図柄表示部11、下方に保留玉表示部12を設けている。この保留玉表示部12では、スタート入賞口7の入賞により得られる抽選結果を保留情報としてRAM24に記憶し、記憶された保留数を表示するものである。図3(a)において4個を表し、大当たり抽選結果があと4回得られることを示している。本実施例では保留玉の上限は4個に設定されている。また、図柄表示部11の上方には、メッセージ表示部13が設けられている。メッセージ表示部13では、例えばリーチもしくは大当たりが発生した場合等に、その旨を遊技者に伝えるメッセージが表示される。
大当たり抽選について説明する。スタート入賞口7に付設されたスタート入賞検出器32により玉を検知すると、入賞検知信号がCPU22に伝送される。CPU22に入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、CPU22が大当たり判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が大当たり乱数に一致するか否かを判定することにより大当たりの抽選を行っている。抽選処理で乱数値が大当たり乱数である場合、大当たり条件成立となる。図柄表示部11に、例えば「777」などの特定図柄が停止図柄として表示される。
次に、図4に示すフローチャートに従って図柄変動処理のフローについて説明する。ステップS1において、保留玉があるか否かを判定する。YESの場合、ステップS2において、保留情報を読み込む。続いてステップS3において、図柄変動を開始する。次に、ステップS4において、3つの図柄のうち左図柄が停止タイミングか否かを判定する。YESの場合、ステップS5において、左図柄の変動を停止する。続いてステップS6において、右図柄が停止タイミングか否かを判定する。YESの場合、ステップS7において、右図柄の変動を停止する。
次に、ステップS8において、リーチか否かを判定する。リーチとは図3(a)に示すように、左図柄と右図柄とが停止した時点で大当たりに発展する可能性がある状態をいう。NOの場合、ステップS17において、中図柄の変動を停止する。YESの場合(左右図柄が揃うゾロ目の状態の場合)、ステップS9において、メッセージ表示部13にリーチ発生を遊技者に伝えるメッセージを表示する(図3(a)参照)。
本実施例では、リーチの種類を次のように設定している。図柄変動態様が異なる複数(本実施例では3つ)の変動区間の組み合わせにより3種類のリーチを設定している。
リーチ1:変動区間A→停止
リーチ2:変動区間A→変動区間B→停止
リーチ3:変動区間A→変動区間B→変動区間C→停止
そして、各変動区間の図柄変動態様は次のように設定している。
変動区間A:高速で図柄がスクロールする。
変動区間B:低速で図柄がスクロールする。
変動区間C:コマ送りで図柄がスクロールする。
次に、表1はリーチの選択テーブルを示す。各リーチにおいて、大当たり抽選結果におけるハズレ(ハズレリーチ)の場合と当たり(当たりリーチ)の場合との選択率が異なるように設定されている。
Figure 0004416107
表1に示すように、ハズレの選択率は、リーチ1の場合64/128、リーチ2の場合40/128、リーチ3の場合24/128と設定されている。リーチ1は、ハズレが多い設定となっている。当たりの選択率は、リーチ1の場合24/128、リーチ2の場合40/128、リーチ3の場合64/128と設定されている。リーチ3は、当たりが多い設定となっている。この選択抽選は、専用カウンタを用いて行われる。大当たり抽選でリーチとなった場合、専用カウンタから乱数を取得する。乱数値の範囲として「0〜127」とし、取得した乱数により、リーチ1〜3に上記選択率で振り分けるようにしている。
次に、ステップS10において、中図柄が停止タイミングか否かを判定する。NOの場合、ステップS11において、短縮スイッチ10がON(操作あり)か否かを判定する。短縮スイッチ10は、リーチ発生中に有効となるように設定されている。YESの場合、ステップS12において、短縮パターンを読み込む。
短縮パターンについて説明する。表2はリーチの短縮テーブルを示す。各短縮パターンにおいて、大当たり抽選結果におけるハズレ(ハズレリーチ)の場合と当たり(当たりリーチ)の場合との選択率が表2に示すように設定されている。
Figure 0004416107
表2に示すように、リーチ1の場合、短縮パターンはなしとし、ハズレの選択率及び当たりの選択率は、ともに128/128と設定されている。リーチ1は、短縮スイッチ10を押しても短縮はしない。リーチ2において、ハズレの選択率は、短縮パターン(1)変動区間Bへ移行の場合(変動区間Aを省略の場合)に32/128、短縮パターン(2)即停止の場合(変動区間A及び変動区間Bを省略の場合)に64/128、短縮パターン(3)短縮なしの場合に32/128と設定されている。リーチ2において、当たりの選択率は、短縮パターン(1)変動区間Bへ移行の場合(変動区間Aを省略の場合)に20/128、短縮パターン(2)即停止の場合(変動区間A及び変動区間Bを省略の場合)に4/128、短縮パターン(3)短縮なしの場合に104/128と設定されている。リーチ2は、短縮なしの場合に当たりの選択率が最も高く設定されている。
リーチ3において、ハズレの選択率は、短縮パターン(1)変動区間Bへ移行の場合(変動区間Aを省略の場合)に20/128、短縮パターン(2)変動区間Cへ移行の場合(変動区間A及び変動区間Bを省略の場合)に32/128、短縮パターン(3)即停止の場合(変動区間A、変動区間B及び変動区間Cを省略の場合)に64/128、短縮パターン(4)短縮なしの場合に12/128と設定されている。リーチ3において、当たりの選択率は、短縮パターン(1)変動区間Bへ移行の場合(変動区間Aを省略の場合)に20/128、短縮パターン(2)変動区間Cへ移行の場合(変動区間A及び変動区間Bを省略の場合)に10/128、短縮パターン(3)即停止の場合(変動区間A、変動区間B及び変動区間Cを省略の場合)に4/128、短縮パターン(4)短縮なしの場合に94/128と設定されている。リーチ3は、リーチ2と同様に短縮なしの場合に当たりの選択率が最も高く設定されている。この選択抽選は、前述同様に専用カウンタを用いて行われる。乱数値の範囲として「0〜127」とし、取得した乱数により、リーチ1〜3の短縮パターン毎に上記選択率で振り分けるようにしている。
そして、短縮スイッチ10が操作されたときに、短縮パターンによって大当たり期待度が報知される。例えばリーチ2において短縮パターン(3)短縮なしの場合、大当たりとなる確率が高く、大当たりとなる期待度が大きい設定となっている。短縮スイッチ10を押して、時間短縮が行われないとき、大当たりの可能性が高い。遊技者は大当たり期待度をある程度推測できる。また、例えばリーチ3においては、短縮パターン(4)短縮なしの場合、大当たりとなる確率が高く、大当たりとなる期待度が大きい設定となっている。一方、例えばリーチ2において短縮パターン(2)即停止の場合、当たりとなる期待度が小さい設定となっている。短縮スイッチ10の操作による図柄変動の短縮機能を利用して大当たり期待度を表すことができる。従って、例えばリーチ3の図柄変動が時間短縮なしで行われた場合、すなわち変動区間Aから変動区間B、そして変動区間Cへと図柄の変動速度が高速から低速、そしてコマ送りへと変わる場合には、大当たり期待度が大きいことがわかる。遊技者は短縮パターンを見て大当たり期待度を推測できる。
次に、ステップS13において、短縮可か否かを判定する。リーチ状態において、変動区間Aの図柄変動中であれば短縮可能となる。変動区間B及び変動区間Cの図柄変動中の場合、短縮は不可となるように設定されている。YESの場合、ステップS14において、即停止か否かを判定する。YESの場合(即停止の場合)、ステップS17において、中図柄の変動を停止する。ステップS14においてNOの場合、ステップS16において、リーチパターンを変更する。変動区間Bもしくは変動区間Cへの移行が行われる。その後、ステップS10へ移行し、中図柄停止タイミングか否かを判定する。YESの場合、ステップS17において、中図柄の変動を停止する。
なお、ステップS11においてNOの場合(短縮スイッチ10の操作なし)、ステップS15において、パターン変更タイミングか否を判定する。予めパターンの変更タイミングは設定されている。例えば変動区間Aの図柄変動開始後、10秒後に変動区間Bに変更される。また、変動区間Bの図柄変動開始後、10秒後に変動区間Cに変更される。YESの場合、ステップS16において、リーチパターンの変更が行われる。その後、前述同様にステップS10へ移行し、中図柄停止タイミングか否かを判定する。YESの場合、ステップS17において、中図柄の変動を停止する。ステップS15においてNOの場合(変更タイミングではない場合)、ステップS10へ移行し、前述のステップが繰り返される。
また、ステップS13においてNOの場合(短縮不可の場合)、ステップS15において、パターン変更タイミングか否かを判定する。YESの場合、ステップS16において、リーチパターンを変更する。その後、ステップS10へ移行し、中図柄停止タイミングか否かを判定する。YESの場合、ステップS17において、中図柄の変動を停止する。
左図柄、右図柄及び中図柄の停止により図柄表示部11に最終的な抽選結果を表す停止図柄を表示する。図3(b)においては、図柄表示部11に「777」と表示し、大当たり発生を表している。あわせてメッセージ表示部13にその旨を遊技者に伝えるメッセージを表示する。
このように、図柄変動の速度が変えられた変動区間の組み合わせにより複数のリーチが設定されている。例えばリーチ2の変動表示のように、図柄変動の速度が高速な変動区間A、続いて図柄変動の速度が低速な変動区間B、その後停止する場合において、当たりの選択率が、短縮なしに高く設定されている。リーチ状態において短縮スイッチ10が操作されたときに、時間短縮なしのリーチの変動表示が行われれば、当たり期待度が大きいことを遊技者が知り得ることができる。また、抽選結果がハズレの選択率が、即停止の場合に高く設定されている。リーチ状態において操作手段が操作されたときに、図柄変動の速度が高速な変動区間A及び図柄変動の速度が低速な変動区間Bをともに省略して短縮したリーチの変動表示が行われれば、遊技者は当たりとなる期待度が小さいことを知り得ることができる。これにより、遊技者が操作して短縮機能が働いたとき、短縮パターンを見ることで抽選結果における大当たりとなる期待度を知り得ることができる。変動時間の短縮機能を利用して大当たり期待度を表すことが可能となる。
なお、本実施例では、リーチの発生中のみ短縮スイッチ10を有効化したが、リーチの発生前においても短縮スイッチ10を有効化してもよい。例えば図柄変動を開始した時点から短縮スイッチ10を有効化し、全ての図柄が変動している状態で短縮スイッチ10が操作されたときは、リーチが発生するまでの変動区間を短縮することができる。また、抽選結果がリーチに発展しないハズレの場合は即座に全ての図柄変動を停止するとよい。あるいは短縮スイッチ10が操作される毎に左図柄、中図柄、右図柄の順で1つずつ図柄を停止するようにしてもよい。
また、本実施例では、図柄変動中の抽選結果に応じた確率で短縮パターンを選択するようにしたが、保留玉の抽選結果に応じた確率で短縮パターンを選択するようにしてもよい。このようにすれば、保留玉の大当たり期待度を報知することが可能となる。4個の保留玉について、このように行うことができる。
また、図柄変動を短縮することが可能な期間中は、その旨を遊技者に報知するようにしてもよい。例えば遊技盤の面上に発光手段を設けて点灯、あるいは点滅させて報知することができる。
(実施例2)
次に、本発明の第2実施例について、図5〜図8に基づいて説明する。第2実施例のパチンコ遊技機は、ストック機として、当たり情報をストックし、図柄変動の実行回数が所定放出回数に達したときに当たりを放出する設定としている。前述の図1に示すパチンコ遊技機の正面模式図は、第2実施例にそのまま適用できるので説明は省略する。
図5は、第2実施例のパチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図である。前述の図2に示すブロック図と異なる部分について説明する。表示制御基板26ではCPU22からの制御信号が入力され、該制御信号に応じて液晶表示部6の図柄表示部11、保留玉表示部12、メッセージ表示部13及びスタート回数表示部14の表示を制御する。
CPU22(当否抽選手段)は、所定のスタート条件の成立に応じて当たりか否かの抽選を実行する機能を有する。RAM24(当たりストック手段)は、当否抽選結果が当たりの場合に、当たり情報を累積的にストックする機能を有している。CPU22(放出条件判定手段)は、所定の放出条件が成立したか否かを判定する機能を有している。図柄表示部11(図柄変動表示手段)は、放出条件判定手段による判定結果に基づいて、変動態様の異なる複数の変動区間から構成される図柄変動を実行した後、最終的に判定結果を示す図柄を表示する機能を有している。CPU22(当たり発生手段)は、図柄表示部11が特定の図柄を表示した場合にRAM24がストックしている当たり情報を放出して当たり状態を発生する機能を有している。
CPU22(短縮パターン設定手段)は、複数の変動区間のうち1つ以上を省略して図柄変動を短縮するパターン、及び短縮なしのパターンを含む複数の短縮パターンを設定する機能を有している。CPU22(短縮パターン抽選手段)は、短縮パターン設定手段により設定された複数の短縮パターンの中から、放出条件判定手段による判定結果に応じた確率で短縮パターンを抽選する機能を有している。図柄表示部11(図柄変動表示手段)は、短縮スイッチ10(操作手段)が操作されたときに、短縮パターン抽選手段により抽選された短縮パターンに従って図柄変動を短縮する機能を有している。
図6は、液晶表示部6の表示例を示す。前述の図3に示す液晶表示部6の表示例と異なる部分について説明する。液晶表示部6の下方左側にスタート回数表示部14が設けられている。図柄変動の実行回数が表示されるものである。図6において、「123」と表示されている。
次に、図7及び図8に示すフローチャートに従って制御フローについて説明する。図7はスタート入賞処理のフローを示している。ステップS21において、スタート入賞口7に玉の入賞があったか否かを判定する。YESの場合(入賞あり)、ステップS22において、保留玉が上限個数(4個)に達しているか否かを判定する。NOの場合(上限に達していない)、ステップS23において、大当たり抽選を実行する。大当たり抽選については前述の通りで、説明を省略する。
第2実施例では、大当たりに当選(内部当選ともいう)した場合、大当たりをストックして所定の放出条件が成立した場合に放出する(大当たりを発生させる)ようにしている。大当たり情報はRAM24に累積的にストックされる。ステップS24において、大当たりか否かを判定する。YESの場合(大当たりの場合)、ステップS25において、ストックフラグが「1」か否かを判定する。NOの場合(ストックフラグが「1」でない、すなわちストック数がゼロで初ストックの場合)、ステップS26において、スタート天井値を決定する。
RAM24にストックしている大当たりを放出する放出条件として、図柄変動表示の実行回数を累積的にRAM24で計数し、計数された数量が所定数量に達した場合、放出条件成立としている。RAM24にストックしている大当たりの放出条件が成立する数量として、天井値が設定されている。図柄変動表示の実行回数とは、当否抽選結果の1つの処理内容を変動表示する回数を1回とカウントするものである。
天井値の決定方法について説明する。RAM24のストック数がゼロの状態で初ストックしたときを契機として、CPU22が行う天井値抽選で天井値を決定している。天井値の抽選は、専用のカウンタを用いて行う。天井値テーブルが設定され、始値(例えば「5」)から終値(例えば「900」)の間でランダムに決定されるスタート数のことを天井値という。例えば「123」と決定される。スタート回数(図柄変動表示回数)が「123」に達した場合、放出条件成立となる。スタート回数表示部14の表示数が「123」を表示する(図6参照)。
次に、ステップS27において、ストックフラグを「1」とする。続いて、ステップS28において、ストックカウンタを「+1」インクリメントする。RAM24でストック数がカウントされ記憶される。なお、ステップS25において、YESの場合(ストックフラグが「1」の場合)、ステップS28に移行し、ストックカウンタを「+1」インクリメントする。
次に、ステップS29において、表示図柄が決定される。なお、ステップS24において、NOの場合(大当たりでない)、ステップS29に移行し、表示図柄が決定される。当否抽選結果に基づいて、図柄表示部11に確定表示される停止図柄が決定される。ただし、大当たりの場合、ストックされ、ハズレの保留玉として記憶されるようにしている。
次に、ステップS30において、保留玉情報をインクリメントする。RAM24で当否抽選結果(ステップS23)で決定された保留玉の情報を記憶する。ただし、大当たりの場合、ストックされ、ハズレの保留玉として記憶されることになる。保留玉表示部12の表示数が1個増える。
次に、図8に示すフローチャートに従って図柄変動処理のフローについて説明する。ステップS41において、保留玉があるか否かを判定する。YESの場合、ステップS42において、保留情報を読み込む。
第2実施例では、スタート回数(図柄変動表示回数)が天井値(放出回数)に到達した場合(放出条件が成立した場合)、保留玉情報を大当たり情報に書き換える。すなわち大当たりでない保留玉を強制的に大当たりに書き換える作業を行う。従って、当初の表示図柄が書き換えられる。書き換えられた結果はRAM24に記憶される。図柄表示部11では、当初の表示図柄が書き換えられ、RAM24にストックされている大当たりを放出する条件成立を示す(書き換えられた結果)図柄が表示される。第2実施例では、内部当選した大当たりを全てストックするようにしており、この書き換え処理を行わない限り、大当たりの保留玉は存在しない設定としている。つまり、図柄変動表示回数が放出回数に到達しない限り、全てハズレの保留玉に設定される。
続いてステップS43において、図柄変動を開始する。次に、ステップS44において、3つの図柄のうち左図柄が停止タイミングか否かを判定する。YESの場合、ステップS45において、左図柄の変動を停止する。続いてステップS46において、右図柄が停止タイミングか否かを判定する。YESの場合、ステップS47において、右図柄の変動を停止する。
次に、ステップS48において、リーチか否かを判定する。リーチとは図6(a)に示すように、左図柄と右図柄とが停止した時点で大当たりに発展する可能性がある状態をいう。NOの場合、ステップS57において、中図柄の変動を停止する。YESの場合(左右図柄が揃うゾロ目の状態の場合)、ステップS49において、メッセージ表示部13にリーチ発生を遊技者に伝えるメッセージを表示する(図6(a)参照)。
本実施例では、リーチの種類を次のように設定している。図柄変動態様が異なる複数(本実施例では3つ)の変動区間の組み合わせにより3種類のリーチを設定している。
リーチ1:変動区間A→停止
リーチ2:変動区間A→変動区間B→停止
リーチ3:変動区間A→変動区間B→変動区間C→停止
そして、各変動区間の図柄変動態様は次のように設定している。
変動区間A:高速で図柄がスクロールする。
変動区間B:低速で図柄がスクロールする。
変動区間C:コマ送りで図柄がスクロールする。
次に、表3はリーチの選択テーブルを示す。各リーチにおいて、図柄変動の実行回数が所定数(例えば「123」)に達するまでに実行する予定の図柄変動の回数、例えば「放出まで残り151回以上」の場合と「放出まで残り150回以内」の場合との選択率が異なるように設定されている。
Figure 0004416107
表3に示すように、「放出まで残り151回以上」の選択率は、リーチ1の場合64/128、リーチ2の場合40/128、リーチ3の場合24/128と設定されている。リーチ1は、「放出まで残り151回以上」の選択率が多い設定となっている。「放出まで残り150回以内」の選択率は、リーチ1の場合24/128、リーチ2の場合40/128、リーチ3の場合64/128と設定されている。リーチ3は、「放出まで残り150回以内」の選択率が多い設定となっている。この選択抽選は、専用カウンタを用いて行われる。大当たり抽選でリーチとなった場合、専用カウンタから乱数を取得する。乱数値の範囲として「0〜127」とし、取得した乱数により、リーチ1〜3に上記選択率で振り分けるようにしている。
次に、ステップS50において、中図柄が停止タイミングか否かを判定する。NOの場合、ステップS51において、短縮スイッチ10がON(操作あり)か否かを判定する。短縮スイッチ10は、リーチ発生中に有効となるように設定されている。YESの場合、ステップS52において、短縮パターンを読み込む。
短縮パターンについて説明する。表4はリーチの短縮テーブルを示す。各短縮パターンにおいて、図柄変動の実行回数が所定数(例えば「123」)に達するまでに実行する予定の図柄変動の回数、例えば「放出まで残り151回以上」の場合と「放出まで残り150回以内」の場合との選択率が異なるように設定されている。
Figure 0004416107
表4に示すように、リーチ1の場合、短縮パターンはなしとし、「放出まで残り151回以上」の選択率及び「放出まで残り150回以内」の選択率は、ともに128/128と設定されている。リーチ1は、短縮スイッチ10を押しても短縮はしない。リーチ2において、「放出まで残り151回以上」の選択率は、短縮パターン(1)変動区間Bへ移行の場合(変動区間Aを省略の場合)に32/128、短縮パターン(2)即停止の場合(変動区間A及び変動区間Bを省略の場合)に64/128、短縮パターン(3)短縮なしの場合に32/128と設定されている。リーチ2において、「放出まで残り150回以内」の選択率は、短縮パターン(1)変動区間Bへ移行の場合(変動区間Aを省略の場合)に20/128、短縮パターン(2)即停止の場合(変動区間A及び変動区間Bを省略の場合)に4/128、短縮パターン(3)短縮なしの場合に104/128と設定されている。リーチ2は、短縮なしの場合に「放出まで残り150回以内」の選択率が最も高く設定されている。
リーチ3において、「放出まで残り151回以上」の選択率は、短縮パターン(1)変動区間Bへ移行の場合(変動区間Aを省略の場合)に20/128、短縮パターン(2)変動区間Cへ移行の場合(変動区間A及び変動区間Bを省略の場合)に32/128、短縮パターン(3)即停止の場合(変動区間A、変動区間B及び変動区間Cを省略の場合)に64/128、短縮パターン(4)短縮なしの場合に12/128と設定されている。リーチ3において、「放出まで残り150回以内」の選択率は、短縮パターン(1)変動区間Bへ移行の場合(変動区間Aを省略の場合)に20/128、短縮パターン(2)変動区間Cへ移行の場合(変動区間A及び変動区間Bを省略の場合)に10/128、短縮パターン(3)即停止の場合(変動区間A、変動区間B及び変動区間Cを省略の場合)に4/128、短縮パターン(4)短縮なしの場合に94/128と設定されている。リーチ3は、リーチ2と同様に短縮なしの場合に「放出まで残り150回以内」の選択率が最も高く設定されている。この選択抽選は、前述同様に専用カウンタを用いて行われる。乱数値の範囲として「0〜127」とし、取得した乱数により、リーチ1〜3の短縮パターン毎に上記選択率で振り分けるようにしている。
そして、短縮スイッチ10が操作されたときに、短縮パターンによって当たり放出が近いか否かが報知される。例えばリーチ2において短縮パターン(3)短縮なしの場合、当たりが近く発生する確率が高い設定となっている。短縮スイッチ10を押して、時間短縮が行われないとき、当たり放出までの期間が短い可能性が高い。遊技者は当たり放出が近いか否かをある程度推測できる。また、例えばリーチ3においては、短縮パターン(4)短縮なしの場合、当たりが近く発生する確率が高い設定となっている。一方、例えばリーチ2において短縮パターン(2)即停止の場合、当たり放出までの期間が長い可能性が高い設定となっている。短縮スイッチ10の操作による図柄変動の短縮機能を利用して当たり放出までの期間が長いか、短いかを表すことができる。従って、例えばリーチ3の図柄変動が時間短縮なしで行われた場合、すなわち変動区間Aから変動区間B、そして変動区間Cへと図柄の変動速度が高速から低速、そしてコマ送りへと変わる場合には、当たり放出が近いことがわかる。遊技者は短縮パターンを見て当たり放出までの期間が長いか、短いかを推測できる。
次に、ステップS53において、短縮可か否かを判定する。リーチ状態において、変動区間Aの図柄変動中であれば短縮可能となる。変動区間B及び変動区間Cの図柄変動中の場合、短縮は不可となるように設定されている。YESの場合、ステップS54において、即停止か否かを判定する。YESの場合(即停止の場合)、ステップS57において、中図柄の変動を停止する。ステップS54においてNOの場合、ステップS56において、リーチパターンを変更する。変動区間Bもしくは変動区間Cへの移行が行われる。その後、ステップS50へ移行し、中図柄停止タイミングか否かを判定する。YESの場合、ステップS57において、中図柄の変動を停止する。
なお、ステップS51においてNOの場合(短縮スイッチ10の操作なし)、ステップS55において、パターン変更タイミングか否を判定する。予めパターンの変更タイミングは設定されている。例えば変動区間Aの図柄変動開始後、10秒後に変動区間Bに変更される。また、変動区間Bの図柄変動開始後、10秒後に変動区間Cに変更される。YESの場合、ステップS56において、リーチパターンの変更が行われる。その後、前述同様にステップS50へ移行し、中図柄停止タイミングか否かを判定する。YESの場合、ステップS57において、中図柄の変動を停止する。ステップS55においてNOの場合(変更タイミングではない場合)、ステップS50へ移行し、前述のステップが繰り返される。
また、ステップS53においてNOの場合(短縮不可の場合)、ステップS55において、パターン変更タイミングか否かを判定する。YESの場合、ステップS56において、リーチパターンを変更する。その後、ステップS50へ移行し、中図柄停止タイミングか否かを判定する。YESの場合、ステップS57において、中図柄の変動を停止する。
左図柄、右図柄及び中図柄の停止により図柄表示部11に最終的な放出条件判定結果を示す停止図柄を表示する。すなわち図柄変動の実行回数が所定の放出回数に達したか否かの判定が行われ、達した場合に放出条件成立となる。保留玉の書き換えが行われる。当たりに書き換えられた保留情報に基づいて停止図柄を表示する。放出判定において、達していない場合にはハズレの保留情報に基づいて停止図柄を表示する。図6(b)においては、図柄表示部11に「777」と表示し、放出条件が成立して大当たりが発生したことを表している。放出条件の成立にあわせてメッセージ表示部13にその旨を遊技者に伝えるメッセージを表示する。
このように、当たり情報をストックし、図柄変動の実行回数が所定の放出回数に達したときに当たりを放出するようにしている。そして、変動態様が異なる変動区間の1つ以上が省略されて図柄変動を短縮するパターン、及び短縮なしのパターンを含む複数の短縮パターンが設定される。この短縮パターンの中から、放出判定結果に応じた確率で短縮パターンを抽選している。ストックを放出する図柄変動の実行回数に達するまでに、実行する予定の図柄変動の回数、例えば「151回以上」とか、「150回以内」とかに応じた確率で抽選する。これにより、遊技者が操作して時間短縮が行われたとき、短縮パターンを見ることでストック放出までの期間が長いか、あるいは短いかを遊技者が知り得ることができる。変動時間の短縮機能を利用して当たり発生が近いか否かを表すことが可能となる。
なお、実行予定の図柄変動の回数は、実施例における「151回以上」、「150回以内」に限定されるものではない。当たり放出までの期間が長い場合と、短い場合とが任意に設定できる。
また、当たり放出条件として、実施例では図柄変動の実行回数が所定数に達したときとしているが、その他の条件を設定してもよい。例えば発射玉数が所定数に達すること、あるいは発射玉数と払出玉数との差である差玉数が所定数に達することを条件としてもよい。そして、所定数に達するまでに実行する予定の発射玉数に応じた確率で短縮パターンの抽選を行うようにしてもよい。
本発明のパチンコ遊技機の正面図。 本発明のパチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 液晶表示部の表示例を示す説明図。 図柄変動処理を示すフローチャート。 第2実施例のパチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 第2実施例の液晶表示部の表示例を示す説明図。 第2実施例のスタート入賞処理を示すフローチャート。 第2実施例の図柄変動処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
6 液晶表示部
7 スタート入賞口
10 短縮スイッチ(操作手段)
11 図柄表示部(図柄変動表示手段)
14 スタート回数表示部
22 CPU(当否抽選手段、当たり発生手段、短縮パターン設定手段、短縮パターン抽選手段、放出条件判定手段)
24 RAM(当たりストック手段)

Claims (3)

  1. 所定のスタート条件の成立に応じて当たりか否かの抽選を実行する当否抽選手段と、
    この当否抽選手段による抽選結果に基づいて、変動態様の異なる複数の変動区間から構成される図柄変動を実行した後、最終的に前記抽選結果を示す図柄を表示する図柄変動表示手段と、
    この図柄変動表示手段が特定の図柄を表示した場合に当たり状態を発生する当たり発生手段と、を備えたパチンコ遊技機であって、
    遊技者が操作する操作手段と、
    前記複数の変動区間のうち1つ以上を省略して図柄変動を短縮するパターン、及び短縮なしのパターンを含む複数の短縮パターンを設定する短縮パターン設定手段と、
    この短縮パターン設定手段により設定された複数の短縮パターンの中から、前記当否抽選による抽選結果に応じた確率で短縮パターンを抽選する短縮パターン抽選手段と、を備え、
    前記変動区間は、図柄変動の速度を変えることにより変動態様が異なるように複数設定され、
    これら変動区間の1つもしくは複数の組み合わせによりリーチの種類が複数設定され、
    前記短縮パターン設定手段は、前記複数の変動区間のうち1つ以上を省略して図柄変動を短縮するパターン、及び短縮なしのパターンを含み複数のリーチ短縮パターンを設定し、
    前記短縮パターン抽選手段は、複数のリーチ毎に、前記短縮パターン設定手段により設定された複数のリーチ短縮パターンの中から、前記当否抽選手段による抽選結果に応じた確率でリーチ短縮パターンを抽選し、
    前記図柄変動表示手段は、リーチ状態において前記操作手段が操作されたときに、前記短縮パターン抽選手段により抽選されたリーチ短縮パターンに従って図柄変動を短縮することを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 所定のスタート条件の成立に応じて当たりか否かの抽選を実行する当否抽選手段と、
    この当否抽選手段による抽選結果が当たりの場合に、当たり情報を累積的にストックする当たりストック手段と、
    所定の放出条件が成立したか否かを判定する放出条件判定手段と、
    この放出条件判定手段による判定結果に基づいて、変動態様の異なる複数の変動区間から構成される図柄変動を実行した後、最終的に前記判定結果を示す図柄を表示する図柄変動表示手段と、
    この図柄変動表示手段が特定の図柄を表示した場合に、前記当たりストック手段がストックしている当たり情報を放出して当たり状態を発生する当たり発生手段と、を備えたパチンコ遊技機であって、
    遊技者が操作する操作手段と、
    前記複数の変動区間のうち1つ以上を省略して図柄変動を短縮するパターン、及び短縮なしのパターンを含む複数の短縮パターンを設定する短縮パターン設定手段と、
    この短縮パターン設定手段により設定された複数の短縮パターンの中から、前記放出条件判定手段による判定結果に応じた確率で短縮パターンを抽選する短縮パターン抽選手段と、を備え、
    前記図柄変動表示手段は、前記操作手段が操作されたときに、前記短縮パターン抽選手段により抽選された短縮パターンに従って図柄変動を短縮することを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 前記放出条件として、前記図柄変動表示手段による図柄変動の実行回数が所定数に達することが設定され、
    前記短縮パターン抽選手段は、前記図柄変動の実行回数が前記所定数に達するまでに実行する予定の図柄変動の回数に応じた確率で短縮パターンを抽選することを特徴とする請求項記載のパチンコ遊技機。
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