JP4404700B2 - 車両用電動油圧パワーステアリング装置 - Google Patents

車両用電動油圧パワーステアリング装置 Download PDF

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Description

この発明は、車両のハンドル操作力をアシストして、ハンドル操作力を軽減する車両用電動油圧パワーステアリング装置に関するものである。
従来のパワーステアリング装置には、油圧式と電気式があり、油圧式の多くは油ポンプがエンジンによって駆動される。しかし、この方式においては、アシストを必要としない直進走行時においても油ポンプがエンジンによって常時駆動されることになるので、エンジン馬力の損失が大きい問題がある。一方、電気式においては、前述した油ポンプを不要にでき、必要時にのみ電動モータが起動されて、パワーアシストされる構成であるので、エンジン馬力の損失が少ない利点がある。また、この油圧式と電気式の中間的なパワーステアリング装置として、油圧式における油圧生成駆動源としてのエンジンの代わりに電動機を利用し、ハンドル操舵に対して、アシストが必要な時に、電動機の駆動力でパワーアシストする電動油圧式もある。
図24は従来の車両用電動油圧パワーステアリング装置を示す構成図であり、例えば、特許文献1に示されている。図において、1aはステアリング機構1を構成する例えばラックとピニオン式のステアリングギアである。ステアリングギア1aは、ケーシング2内に車幅方向に延びるラック3およびそのラック3と噛合うピニオンギア4を内蔵して構成される(詳しくは、例えば、特許文献2に記載されている。)。そして、ピニオンギア4がトーションバー5を介して、ステアリングギア1aの入力軸6に連結されている。
ラック3の一方の端部は、ステアリングロッド7、タイロッド8、ナックル9を介して、左側の前輪10に連結されている。他方の端部は、パワーシリンダ装置12(ピストン機構に相当)、ステアリングロッド11、タイロッド13、ナックル14を介して右側の前輪10に連結されている。
ケーシング2の上部から突出した入力軸6は、ステアリングジョイント16と、例えば、二分割式のステアリングシャフト17を介して、ハンドル18に連結されている。これにより、ハンドル18を操作(回転)すると、この変位がステアリングシャフト17、トーションバー5、ピニオンギア4、ラック3、ステアリングロッド7,11を経て、ナックル9,14に伝わり、左右の前輪10,10を操作した方向に操舵するようになっている。なお、17aはステアリングコラムである。
ステアリングギア1aの入力軸6とピニオンギア4との間にはロータリバルブ19(給排バルブ)が設けられている。ロータリバルブ19は、周知(例えば特許文献2)のように、ピニオンギア4に筒状のアウターバルブ19aを設け、入力軸6にアウターバルブ19aと組み合う筒状のインナーバルブ19bを設けている。つまり、ロータリバルブ19はハンドル18からのハンドル力によって、トーションバー5が捩れると、アウターバルブ19aとインナーバルブ19bの間に相対的な変位が発生する構成となっている。
このロータリバルブ19に形成されている流入ポート部20が、流路21を介して、電動油圧ポンプ22の吐出部に接続され、流出ポート部23が流路24を介して、電動油圧ポンプ22の吸込部に接続されている。すなわち、電動油圧ポンプ22は、ポンプ部22aに駆動用電動機22bを直結し、ポンプ部22aの吸込部にリザーバ22cを接続した構造となっていて、ポンプ部22aの吐出ポートに流路21を接続し、リザーバ22cの吸込ポートに流路24を接続している。
また電動油圧ポンプ22の電動機22bは、車両に搭載のバッテリおよびオルタネータを並列に接続して構成される電源回路(いずれも図示せず)に接続されていて、その電源回路からの電力を電源として電動油圧ポンプ22を作動させるようにしてある。ロータリバルブ19に形成されている一対の出力ポート部26a,26bは、流路27a,27bを介して、パワーシリンダ装置12に接続されている。
すなわち、パワーシリンダ装置12は、ステアリングロッド11とつながるピストンロッド28を、自動車のフレームなどに固定したシリンダ29内に貫通させ、このピストンロッド28の一部にシリンダ29内を左右(車幅方向)に仕切る摺動自在なピストン30を設けて、構成される。このピストン30で仕切られたピストン両側(左右)の室31a,31b(圧力受室)が、一対の入力ポート部32a,32bおよび流路27a,27bを介して、上記出力ポート部26a,26bに接続されている。
こうして構成される油圧回路34により、ハンドル18が中立状態のときには、ロータリバルブ19を通じて、電動油圧ポンプ22で発生する油圧を両室31a,31bへ、ニュートラル圧として供給するようにしてある。またハンドル18を操舵したときには、その操舵に応じたロータリバルブ19のアウターバルブ19aとインナーバルブ19bとの相対的な変位の給・排動作にしたがった油圧、すなわち操舵(ハンドル力および操舵方向)に応じた油圧を室31aあるいは31bへ供給するようにしてあり、室31a,31bで発生する油圧でハンドル力をアシストしながら、前輪10,10を操舵できるようにしている。
また、電動油圧ポンプ22の電動機22bには、駆動回路36を介して、マイクロコンピュータおよびその周辺回路から構成されたコントロールユニット37が接続されている。このコントロールユニット37には、車両の車速を検知する車速センサ38、ステアリング機構1の操舵トルク、例えばハンドル18で発生する操舵トルクを検知する操舵トルクセンサ39が接続されている。そして、これら電子機器の接続で構成される回路により、操舵時には車速、操舵状態に応じて所定のアシスト力をパワーシリンダ装置12に発生させ、非操舵時には、全車速域に渡り電動油圧ポンプ22の運転を停止させるようにしている。
そして、コントロールユニット37は、ハンドル18が操作されたか否かを判別する機能として、操舵トルクセンサ39からの出力信号(操舵トルク)Tssと、設定された閾値(トルク閾値)T10とを対比して大小を判別する機能が設定されている。すなわちTss>T10のとき「操舵」、Tss<T10のとき「非操舵」としている。操舵と判断したときには、油圧駆動用電動機22bが駆動され、必要な油圧を発生し、ハンドル操舵に対してアシストするようにしている。また、非操舵と判断したときには、全車速域に渡り油圧駆動用電動機22bの運転を停止させるようにして、電動油圧ポンプの省電力化を図っている。
特開平5−270425号公報(第3−4頁、図1) 特開平4− 95574号公報(第1−2図) 特開昭63−25178号公報
このようにして、従来の車両用電動油圧パワーステアリング装置は、非操舵には、油圧駆動用電動機の運転を停止させるようにして、電動油圧ポンプの省電力化を図っているが、さらなる省電力化(燃費の改善)を図ることが求められる。
そこで、この発明は、車両用電動油圧パワーステアリング装置の操舵性を損なうことなしに、車速又は運転条件によって、操舵と判断するトルク閾値を変えることにより、さらなる燃費の改善を図ることを目的とするものである。
この発明に係わる車両用電動油圧パワーステアリング装置は、ハンドルの操作にしたがって操舵輪を操舵方向に操舵するステアリング機構と、電動機を駆動源として駆動される電動油圧ポンプと、往復動可能なピストンの両側に圧力受室を設け、上記ピストンの変位にしたがって、上記ステアリング機構を操舵方向にアシストするピストン機構と、上記電動油圧ポンプと上記ピストン機構の各圧力受室とを、上記ステアリング機構の操舵に応じて給・排動作する給排バルブを介して接続し、上記ステアリング機構の操舵にしたがってアシスト力を各圧力受室に発生させる油圧回路と、車速センサと、上記ステアリング機構の操舵トルクを検知するトルクセンサと、舵角センサと、上記車速センサ,上記トルクセンサ,及び上記舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じた制御信号を算出し、上記制御信号に基づいて、上記電動油圧ポンプを駆動する上記電動機の回転数を制御するコントロールユニットとを備え、上記操舵トルクが設定するトルク閾値を超えたときに上記電動油圧ポンプの上記電動機の駆動を開始するものであって、設定する上記トルク閾値を上記車速センサの出力信号による車速によって変えるようにしたものである。
また、この発明に係わる車両用電動油圧パワーステアリング装置は、ハンドルの操作にしたがって操舵輪を操舵方向に操舵するステアリング機構と、電動機を駆動源として駆動される電動油圧ポンプと、往復動可能なピストンの両側に圧力受室を設け、上記ピストンの変位にしたがって、上記ステアリング機構を操舵方向にアシストするピストン機構と、上記電動油圧ポンプと上記ピストン機構の各圧力受室とを、上記ステアリング機構の操舵に応じて給・排動作する給排バルブを介して接続し、上記ステアリング機構の操舵にしたがってアシスト力を各圧力受室に発生させる油圧回路と、車速センサと、上記ステアリング機構の操舵トルクを検知するトルクセンサと、舵角センサと、上記車速センサ,上記トルクセンサ,及び上記舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じた制御信号を算出し、上記制御信号に基づいて、上記電動油圧ポンプを駆動する上記電動機の回転数を制御するコントロールユニットとを備え、上記操舵トルクが設定するトルク閾値を超えたときに上記電動油圧ポンプの上記電動機の駆動を開始するものであって、設定する上記トルク閾値を上記車速センサ,上記トルクセンサ,及び上記舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じて算出した運転条件によって変えるようにしたものである。
さらに、上記電動油圧ポンプの上記電動機の駆動を開始するに当たっては、上記電動機の回転立上り速度勾配dN/dtf(但しNは回転数、tfは時間)を上記車速センサ,上記トルクセンサ,及び上記舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じて算出した運転条件によって変えるようにしたものである。
この発明の車両用電動油圧パワーステアリング装置によれば、車速によって、操舵と判断するトルク閾値を変えることにより、操舵性を損なうことなしに、燃費の改善を図ることができる。
また、この発明の車両用電動油圧パワーステアリング装置によれば、車速センサ,トルクセンサ,及び舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じて算出した運転条件によって、操舵と判断するトルク閾値を変えることにより、操舵性を損なうことなしに、燃費の改善を図ることができる。
さらに、上記電動機の回転立上り速度勾配を車速センサ,トルクセンサ,及び舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じて算出した運転条件によって変えることにより、フィーリングの悪化を伴わずに燃費の改善を図ることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1である車両用電動油圧パワーステアリング装置を示す構成図である。図において、図24と同一符号は、同一または相当部分を示し、その説明は図24のものを援用する。図1でトルクセンサ39は、ハンドル18で発生する操舵トルクを検出するもので、ハンドル18に連結された入力軸6に設けられ、その出力信号はコントロールユニット37に導入されている。図24に対して、図1では、さらに、舵角センサ40を設けて、ハンドル18の操作舵角を検出してその出力信号をコントロールユニット37に導入している。さらに、コントロールユニット37は、車速センサ38,トルクセンサ39,及び舵角センサ40の出力信号をもとに、電動油圧ポンプ22を駆動する電動機22bについて、特有な制御を行っている。なお、ロータリバルブ19(給排バルブ)は、機械式バルブの他に、電磁方向切換弁であってもよい。
電磁方向切換弁は、例えば、特許文献3に記載されている。
この発明では、操舵トルクが設定するトルク閾値を超えたときに電動油圧ポンプを駆動する上記電動機の駆動を開始するものであって、設定する上記トルク閾値を車両の運転条件、例えば、速度に応じて変えるようにしている。このようにすることにより、ハンドル操舵したとしても、操舵トルクが、操舵性を損なうことのないように設定したトルク閾値以上にならないと油圧ポンプ駆動用電動機は駆動されないので、無駄なエネルギーの消費が無い。
あるいは、この発明は、設定する上記トルク閾値を運転条件に応じて変えると共に、上記電動機の回転立上り速度勾配を車両の運転条件、例えば、速度に応じて変えるようにしている。
実施の形態におけるトルク閾値(例えば、1.2N・m〜2.5N・m)の変化は、例えば、一般走行(一般道を低〜高速で走行)中の車速が高速の場合には、トルク変動が小さいので、トルク閾値を大きく設定(例えば、2N・m)し、わずかな操舵トルクの変動では、油圧ポンプ駆動用電動機が動作しないように、トルク閾値を設定する。また、一般走行中の車速が低速の場合には、トルク変動が大きいので、トルク閾値を小さく設定(例えば、1.2N・m)し、わずかな操舵トルクの変動でも、油圧ポンプ駆動用電動機が動作するようなトルク閾値とする。また、トルク閾値は、操舵速度の速(遅)によって、車速で設定したトルク閾値を中心に小(大)に変動させ、よりアシストし易く(よりアシストしにくく)しもよい。
また、実施の形態において、油圧ポンプ駆動用電動機の駆動を開始するに当たって、電動機の回転立上り速度勾配は、設定したトルク閾値に反比例して変動させる。つまり、一般走行中の車速が高速の場合には、小さくし、車速が低速の場合には、大きくする。
このように、車速と操舵速度によって、トルク閾値を変化させ、油圧ポンプ駆動用電動機の回転立上り速度勾配は、その時のトルク閾値によって、トルク閾値が小さい場合(低速のとき)は電動機の回転立上り速度勾配は大きく、トルク閾値が大きい場合(高速のとき)は、小さくして、ゆっくり立上げる。そうすることによって、フィーリングの悪化を伴わずに燃費向上を図ることができる。
図2はこの発明の高速・中速・低速をまとめた一般走行の様子を、時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係で示す図である。一般走行で、ハンドル18を操作すると操舵トルクTssが上昇し、操舵トルクTssが設定されたトルク閾値Tfを超えると、電動油圧ポンプ22を駆動する電動機22bの駆動が開始される。モータ回転数Nが上昇するにつれて、ハンドル18の操作にアシスト力が加わり、操舵トルクTssの上昇は抑えられる。操舵トルクが減少しだして、操舵トルクTssがトルク閾値Tfを下まわると、電動機22bは所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopでstand-by回転数に落ち着くか又は停止する。一般走行中に、再びハンドル18を操作すると、上記動作を繰返す。なお、電動機22bの目標回転数は、車速Vvと操舵速度で決まる値で、一般的には、車速が低い程高く、操舵速度が高い程高い。
図13,図14は、この発明の高速・中速走行時の制御を示すフローチャートである。先ず、イグニッションキーの操作により、車両のエンジンが正常に起動されると、車速センサ38で車速Vvを検出する(S0)。次に、その車速Vvが60km/h以上の場合(S1;Yes)は、舵角センサ40で操舵角θを検出し、内部時計をもとに操舵速度Vs[deg/s]を算出する(S5)。また、ステップS1で、車速Vvが60km/h未満の場合(S1;No)
は、ステップS2へ進み、ここで、車速が30km/h以上か判定する。ここで、車速が30km/h以上の場合(S2;Yes)は、舵角センサ40で操舵角θを検出し、内部時計をもとに操舵速度Vs[deg/s]を算出する(S6)。また、ステップS2で、車速が30km/h未満の場合(S2;No)は、ステップS3へ進み、ここで、車速が0km/h以上か判定する。
ステップS5で算出した操舵速度Vsが、図14のステップS7で、360deg/s以上の場合(S7;Yes)は、図16のKへ進む。また、ステップS7で操舵速度Vsが360deg/s未満の場合(S7;No)は、ステップ8の判定条件Y(3分間に5
回以上操舵角±θを検出、但しθは所定角度)にて、No判定の場合(S8;No)は、高速走行と判定し、トルク閾値Tfを決定する。ステップS8の判定条件Yで、Yesの判定の場合(S8;Yes)は、図17のMへ進む。
図14で、高速走行の場合は、トルク閾値Tfを2N・mと設定し、トルクセンサ39で操舵トルクTssを検出する。そして、ステップS9にて、トルク閾値Tfと操舵トルクTssを比較し、操舵トルクTssが大きければ(S9;Yes)、駆動回路36を介して、電動機22bに駆動指令を出す。この時の駆動指令は、回転立上り速度勾配dN/dtf(但し、Nは回転数、tfは時間)を小さくし、ステップS0に戻る。逆に、操舵トルクTssがトルク閾値Tfより小さければ(S9;No)、図23のWに進み、モータ回転数減速指令又は停止指令を経て、所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopを出し(時間tstopは所定の設定時間)、ステップS0に戻る。
図3はこの発明の高速走行の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。高速走行で、ハンドル18を操作すると操舵トルクTssが上昇し、操舵トルクTssがトルク閾値Tfを超えると、電動油圧ポンプ22を駆動する電動機22bの駆動が開始される。モータ回転数Nが上昇するにつれて、ハンドル18の操作にアシスト力が加わり、操舵トルクTssの上昇は抑えられる。操舵トルクが減少しだして、操舵トルクTssがトルク閾値Tfを下まわると、電動機22bは所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopで短時間にstand-by回転数に落ち着くか又は停止する。このとき短時間にstand-by回転数に落ち着かせるか又は停止させるのは、省エネルギー化のためである。高速走行中に、再びハンドル18を操作すると、上記動作を繰返す。
高速走行の場合は、トルク閾値Tfは高い値(例えば、2N・m)に設定され、電動機22bの回転立上り速度勾配dN/dtfは小さく設定される。
次に中速走行の場合、図13のステップS6で操舵速度Vsを算出した後は、ステップS10の判定条件Z(トルクセンサのトルク出力信号の片振幅が2N・m以上を10秒以上感知した場合)で、感知する場合(S10;Yes)は、図18のN、悪路走行と判断する。感知しない場合(S10;No)は、ステップS11の判定条件Yにて、No判定の場合(S11;No)は、中速走行と判定し、トルク閾値Tmを決定する。ステップS11の判定条件Yで、Yesの判定の場合(S11;Yes)は、図17のMへ進む。
図14で中速走行の場合は、トルク閾値Tmを1.5N・mと設定し、トルクセンサ39で操舵トルクTssを検出する。そして、ステップS12にて、トルク閾値Tmと操舵トルクTssを比較し、操舵トルクTssが大きければ(S12;Yes)、駆動回路36を介して、電動機22bに駆動指令を出す。この時の駆動指令は、回転立上り速度勾配dN/dtfを中程度にし、ステップS0に戻る。逆に、操舵トルクTssがトルク閾値Tmより小さければ(S12;No)、図23のWに進み、モータ回転数減速指令又は停止指令を経て、所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopを出し、ステップS0に戻る。
図4はこの発明の中速走行の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。中速走行で、ハンドル18を操作すると操舵トルクTssが上昇し、操舵トルクTssがトルク閾値Tmを超えると、電動油圧ポンプ22を駆動する電動機22bの駆動が開始される。モータ回転数Nが上昇するにつれて、ハンドル18の操作にアシスト力が加わり、操舵トルクTssの上昇は抑えられる。操舵トルクが減少しだして、操舵トルクTssがトルク閾値Tmを下まわると、電動機22bは所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopで短時間にstand-by回転数に落ち着くか又は停止する。このとき短時間にstand-by回転数に落ち着かせるか又は停止させるのは、省エネルギー化のためである。中速走行中に、再びハンドル18を操作すると、上記動作を繰返す。
中速走行の場合は、トルク閾値Tmは中程度の値(例えば1.5N・m)に設定され、電動機22bの回転立上り速度勾配dN/dtfは中程度に設定される。
図15は、この発明の低速走行と極低速走行時の制御を示すフローチャートである。先ず、図13のステップS3で、車速が0km/h以上の場合(S3;Yes)、図15のステップS13で、車速が5km/h未満かどうか判定し、車速が5km/h以上の場合(S13;No)、ステップS15にて舵角センサ40で操舵角θを検出し、内部時計をもとに操舵速度Vsを算出した後は、ステップS16の判定条件Zで、感知する場合(S16;Yes)は、図18のN、悪路走行と判断する。感知しない場合(S16;No)は、ステップS17の判定条件Yにて、No判定の場合(S17;No)は、低速走行と判定し、トルク閾値Tsを決定する。ステップS17の判定条件Yで、Yesの判定の場合(S17;Yes)は、図17のMへ進む。
図15で低速走行の場合は、トルク閾値Tsを1.2N・mと設定し、トルクセンサ39で操舵トルクTssを検出する。そして、ステップS19にてトルク閾値Tsと操舵トルクTssを比較し、操舵トルクTssが大きければ(S19;Yes)、駆動回路36を介して、電動機22bに駆動指令を出す。この時の駆動指令は、回転立上り速度勾配dN/dtfを大きくし、ステップS0に戻る。逆に、操舵トルクTssがトルク閾値Tsより小さければ(S19;No)、図23のWに進み、モータ回転数減速指令又は停止指令を経て、所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopを出し、ステップS0に戻る。
図5はこの発明の低速走行の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。低速走行で、ハンドル18を操作すると、操舵トルクTssが上昇し、操舵トルクTssがトルク閾値Tsを超えると、電動油圧ポンプ22を駆動する電動機22bの駆動が開始される。モータ回転数Nが上昇するにつれて、ハンドル18の操作にアシスト力が加わり、操舵トルクTssの上昇は抑えられる。操舵トルクが減少しだして、操舵トルクTssがトルク閾値Tsを下まわると、電動機22bは所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopで短時間にstand-by回転数に落ち着くか又は停止する。このとき短時間にstand-by回転数に落ち着かせるか又は停止させるのは、省エネルギー化のためである。低速走行中に、再びハンドル18を操作すると、上記動作を繰返す。
低速走行の場合は、トルク閾値Tsは小の値(例えば1.2N・m)に設定され、電動機22bの回転立上り速度勾配dN/dtfは大に設定される。
このように、実施の形態1では、設定する上記トルク閾値を車両の運転条件、例えば、速度の上昇によって、大きくするようにしたので、操舵性を損なうことなしに、燃費の改善を図ることができる。
また、実施の形態1では、電動機の回転立上り速度勾配は、低速のときは大きく、高速のときは、小さくして、ゆっくり立上げる。そうすることによって、操舵性を損なうことなく、フィーリングの悪化を防ぐことができる。
実施の形態2.
実施の形態1において、油圧ポンプ駆動用電動機が目標回転数に達し、油圧ポンプを駆動している時に、必要な操舵トルクが設定したトルク閾値より小さくなった場合は、油圧ポンプ駆動用電動機の回転数を所定の回転数であるStand-by(待機)状態又は、停止状態まで下げ、且つ、その回転数までの時間を運転条件によって変えるものである。例えば、一般走行中は、実施の形態1で設定したトルク閾値を操舵トルクが下回った場合、素早く油圧ポンプ駆動用電動機の回転数を所定の回転数まで落す。そうすることによって、無駄なエネルギーの消費がなくなる。
実施の形態3.
次に、図15のステップS13で、車速が5km/h未満の場合(S13;Yes)、ステップS14にて舵角センサ40で操舵角θを検出し、内部時計をもとに操舵速度Vsを算出した後で、トルク閾値Tsを決定する。トルク閾値を1.2N・mと設定し、極低速走行と判定する。トルクセンサ39で操舵トルクTssを検出する。そして、ステップS18にて、トルク閾値Tsと操舵トルクTssを比較し、操舵トルクTssが大きければ(S18;Yes)、駆動回路36を介して、電動機22bに駆動指令を出す。この時の駆動指令は、回転立上り速度勾配dN/dtfを小さくし、ステップS0に戻る。逆に、操舵トルクTssがトルク閾値Tsより小さければ(S18;No)、図23のWに進み、モータ回転数減速指令又は停止指令を経て、所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopを出し、ステップS0に戻る。
極低速(0〜5km/h)走行のときは、操舵アシストが早めにかかるように、低速走行と同様に、トルク閾値を低め(例えば、1.2N・m)に設定し、電動機の回転立上り速度勾配を、低速走行のときに比べて、小さくする。そうすることで、油圧の急激な上昇によって起こるアシストトルク過剰による操舵初期が重く、途中から軽くなるという操舵トルクの抜けが発生しない。従って、操舵フィーリングの悪化防止になる。また、実施の形態2のように、必要な操舵トルクがトルク閾値を下回った場合に、急激に油圧ポンプ駆動用電動機の回転数を落すと、ポンプの動作音が定常音から変動し、不快に聞こえるので、時間をかけて油圧ポンプ駆動用電動機の回転数を所定の回転数であるStand-by(待機)状態又は、停止状態まで下げる。
図6はこの発明の極低速走行の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。極低速走行で、ハンドル18を操作すると操舵トルクTssが上昇し、操舵トルクTssがトルク閾値Tsを超えると、電動油圧ポンプ22を駆動する電動機22bの駆動が開始される。モータ回転数Nが上昇するにつれて、ハンドル18の操作にアシスト力が加わり、操舵トルクTssの上昇は抑えられる。操舵トルクが減少しだして、操舵トルクTssがトルク閾値Tsを下まわると、電動機22bは所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopで停止する。極低速走行中に、再びハンドル18を操作すると、上記動作を繰返す。
極低速走行の場合は、トルク閾値Tsは小の値(例えば1.2N・m)に設定され、電動機22bの回転立上り速度勾配dN/dtfは小に設定される。電動機22bの立下がりは、所定の停止時間tstopを長く設定している。
実施の形態4.
高速走行中の急激なハンドル操舵、いわゆる高速危険回避のときは、操舵アシストが早めにかかるように、トルク閾値を低め(1.2N・m)に設定し、電動機の回転立上り速度勾配を大きくする。そうすることで、素早い操舵アシストができる。高速危険回避においては、フィーリングよりも素早い動きが必要とされるので、素早い操舵アシストを重視する。なお、高速走行中の急激なハンドル操舵の定義は、操舵速度360度/秒以上の時で、同時にブレーキをかけた時である。
図16は、この発明の高速危険回避時の制御を示すフローチートである。図13,図14のステップS5で算出した操舵角θが、ステップS7で360deg/s以上の場合(S7;Yes)は、図16のステップS30でブレーキを踏んでいるかどうかを判定し、踏んでいれば(S30;Yes)、高速走行中の危険回避と判断し、トルク閾値Tfを1.2N・mと設定し、操舵トルクTssを検出する。そして、ステップS31で、トルク閾値Tfと操舵トルクTssを比較し、操舵トルクTssが大きければ(S31;Yes)、モータ駆動指令を出す。この時の駆動指令は、回転立上り速度勾配dN/dtfを大きくし、ステップS0に戻る。逆に、操舵トルクTssがトルク閾値Tfより小さければ(S31;No)、図23のWに進み、モータ回転数減速指令又は停止指令を経て、所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopを出し、ステップS0に戻る。
図7はこの発明の高速危険回避の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。高速危険回避で、ハンドル18を操作すると操舵トルクTssが上昇し、操舵トルクTssがトルク閾値Tfを超えると、電動油圧ポンプ22を駆動する電動機22bの駆動が開始される。モータ回転数Nが上昇すると、ハンドル18の操作にアシスト力が加わり、操舵トルクTssの上昇は抑えられる。操舵トルクが減少しだして、操舵トルクTssがトルク閾値Tfを下まわると、電動機22bは所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopで停止する。
高速危険回の場合は、高速走行よりトルク閾値Tfは小の値(例えば1.2N・m)に設定され、高速走行より電動機22bの回転立上り速度勾配dN/dtfは大に設定される。電動機22bの立下がりは、所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopを長く設定している。
実施の形態5.
山間道(曲がりくねった道)走行のときは、操舵の機会が多いので、必要な操舵トルクが設定されたトルク閾値を下回った場合でも、油圧ポンプ駆動用電動機の回転数をStand-by状態又は停止状態に落とすまでの時間を、山間道でない道で一般走行(高速、中速、低速)のときより長くしておく。つまり、操舵の機会が多いので、操舵トルクがトルク閾値を下回る度に、油圧ポンプ駆動用電動機の回転数をStand-by状態又は停止状態に落しても、直ぐにまた、トルク閾値を超えるので、Stand-by状態又は停止状態に落ち着いている時間が少なく、無駄なエネルギーの節約にはならない。なお、山間道走行の定義は、所定の舵角θ以上を5回以上左右操舵/3分間した場合に、それ以降の所定期間は山間道走行と判断する。
図17は、この発明の山間道走行時の制御を示すフローチートである。図14のステップS8の判定条件Y、図13のステップS11の判定条件Y、又は図15のステップS17の判定条件Y(3分間に5回以上操舵角±θを検出)で、Yesの場合の判定で、山間道走行と判定し、トルク閾値Tsを1.2N・mと設定し、操舵トルクTssを検出する。そして、ステップS32にて、トルク閾値Tsと操舵トルクTssを比較し、操舵トルクTssが大きければ(S32;Yes)、モータ駆動指令を出す。この時の駆動指令は、回転立上り速度勾配dN/dtfを大とし、ステップS0に戻る。逆に、操舵トルクTssがトルク閾値Tsより小さければ(S32;No)、図23のWに進み、モータ回転数減速指令又は停止指令を経て、所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopを出し、ステップS0に戻る。
図8はこの発明の山間道走行の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。山間道走行で、操舵トルクTssがトルク閾値Tsを超えると、電動油圧ポンプ22を駆動する電動機22bの駆動が開始される。操舵トルクTssが所定時間後にトルク閾値Tsを下まわると、電動機22bは所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopで、低速走行のときより比較的長時間で、stand-by回転数に落ち着くか又は停止する。
山間道走行の場合は、トルク閾値Tsは低速走行と同様に小さい値(例えば、1.2N・m)に設定され、電動機22bの回転立上り速度勾配dN/dtfは低速走行と同様に大きく設定される。
実施の形態6.
悪路走行のときは、路面からの反力が大きく、左右振れの大きなトルク変動となる。また、路面の状態によっては、ハンドル操舵してなくても、ハンドルにトルクが加わり、油圧ポンプ駆動用電動機の回転数が上がり、無駄にエネルギーを消費する。そのため、高速走行よりトルク閾値を高め(2.5N・m)に設定し、電動機の回転立上げ速度勾配を低速走行より小さくしておく。そうすることで、ハンドル取られによる操舵を自己意思による操舵と区別するようにする。なお、悪路走行の定義は、定常的な左右のトルク振幅(片側2N・m以上)をトルクセンサが10秒以上感知した時とする。また、路面の状況によって、路面からの反力によりハンドルが操舵されるような場合は、予め状況を想定した判定条件を設定しておいて、油圧ポンプ駆動用モータが動作しないようにしておいてもよい。
図18は、この発明の悪路走行時の制御を示すフローチャートである。図13のステップS10の判定条件Z(検出トルク振幅±2N・mを10秒以上)、又はステップS16の判定条件Zを感知した場合は、悪路走行と判断し、トルク閾値Tyを2.5N・mと設定し、操舵トルクTssを検出する。そして、ステップS35にてトルク閾値Tyと操舵トルクTssを比較し、操舵トルクTssが大きければ(S35;Yes)、モータ駆動指令を出す。この時の駆動指令は、回転立上り速度勾配dN/dtfを小さくする。逆に、操舵トルクTssがトルク閾値Tyより小さければ(S35;No)、図23のWに進み、所定のモータ回転数減時間又は停止時間tstopを出し、ステップS0に戻る。
図9はこの発明の悪路走行の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。悪路走行の場合は、トルク閾値Tyは高い値(例えば、2.5N・m)に設定され、電動機22bの回転立上り速度勾配dN/dtfは小さく設定され、比較的長いモータ回転数減時間又は停止時間tstopを出して停止する。
実施の形態7.
駐車(アイドリング状態)と判断した場合、油圧ポンプ駆動用電動機の回転数を所定の回転数であるStand-by状態又はStop状態に落すまでの時間を低速走行より長くする。そうすることで、ポンプの回転が急激に変化することによって発生する変動音の変化が少なくて済み、不快な音の発生が少なくなる。ここで、駐車状態とは、サイドブレーキを引いた状態で車速0km/h状態が5秒間以上続いた場合とする。特に、オートマチック車の場合は、シフトレバーがパーキング位置にあった場合とする。
図19は、この発明の停車時と駐車時の制御を示すフローチャートである。先ず、ステップS4(図13)で、車速が0km/hかどうか判定する。車速が0km/hの場合は(S4;Yes)、ステップS20でサイドブレーキを引いているかどうかを判定し、引いていれば(S20;Yes)、ステップS22で、車速Vv=0km/hの時間tvoが5秒以上の場合(S22;Yes)、さらに、ステップS23でシフトレバーがパーキングの位置にあるか判定し、あれば(S23;Yes)、駐車と判断する。駐車と判断した場合は、トルク閾値To=2.5N・mと設定し、図21のステップS24(D)へ進み、操舵トルクTssを検出する。そして、ステップS28で操舵トルクTssとトルク閾値Toを比較し、操舵トルクTssが大きければ(S28:Yes)、モータ駆動指令を出す。この時の駆動指令は、回転立上り速度勾配dN/dtfを大きくする。逆に、操舵トルクTssがトルク閾値Toより小さければ(S28;No)、モータ停止命令を出す。所定の比較的長い停止時間tstopを出し、ステップS0に戻る。
図10はこの発明の駐車の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。駐車の場合は、トルク閾値Toは高い値(例えば、2.5N・m)に設定され、電動機22bの回転立上り速度勾配dN/dtfは大きく設定され、低速走行より長い停止時間tstopで停止する。
実施の形態8.
停車(信号待ち・渋滞状態)と判断した場合、油圧ポンプ駆動用電動機の回転数をStand-by状態又は停止状態に落すまで時間を駐車の場合より短くする。そうすることで、無駄にポンプが動作することを抑制でき、エネルギーの節約になる。ここで、停車状態とは、ブレーキを踏むか又は、サイドブレーキを引いた状態で車速0km/h状態が20秒間以上続いた場合とする。特に、オートマチック車の場合は、シフトレバーがニュートラル位置にあった場合とする。
次に、図19のステップS20でサイドブレーキを引いていなければ(S20;No)、ステップS21でブレーキを踏んでいるかどうかを判断し、踏んでいれば(S21;Yes)、さらに、ステップS25で車速Vv=0km/hの時間tvoが20秒以上かどうか判定し、20秒以上であるならば(S25;Yes)、さらに、ステップS26でシフトレバーがニュートラル位置にあるならば(S26;Yes)、停車と判断する。停車と判断した場合は、トルク閾値To=2.5N・mと設定し、図22のステップS27(E)へ進み、操舵トルクTssを検出する。そして、ステップS29で操舵トルクTssとトルク閾値Toを比較し、操舵トルクTssが大きければ(S29;Yes)、モータ駆動指令を出す。この時の駆動指令は、回転立上り速度勾配dN/dtfを大きくする。逆に、操舵トルクTssがトルク閾値Toより小さければ(S29;No)、モータ停止命令を出、即停止し、ステップS0に戻る。
図11はこの発明の停車の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。停車の場合は、トルク閾値Toは高い値(例えば、2.5N・m)に設定され、電動機22bの回転立上り速度勾配dN/dtfは大きく設定され、停止時間tstopはほぼ0である。
実施の形態9.
車庫入れ状態であると判断した場合は、単位時間当りのステアリング操舵回数が多いので、トルク閾値を高め(2N・m以上)に設定し、電動機回転立上げ速度勾配を大きくする。そうすることで、操舵初めは大きな操舵力が必要だが、素早く電動機を立上げるので、素早い操舵アシストができる。ここで、車庫入れ状態とは、低速(5〜20km/h)状態で走行、シフトレバーがバックに入り、続いて、また、低速状態で走行した場合とする。
図20は、この発明の車庫入れ時の制御を示すフローチャートである。図19のステップS21において、ブレーキを踏んでいない時(S21;No)に、さらに図20のステップS33で、シフトレバーがバックに入っているかどうかを判定し、入っていれば(S33;Yes)、車庫入れと判断し、トルク閾値Toを2N・mと設定し、操舵トルクTssを検出する。そして、ステップS34にて、トルク閾値Toと操舵トルクTssを比較し、操舵トルクTssが大きければ、モータ駆動指令を出す。この時の駆動指令は、回転立上り速度勾配dN/dtfを大きくし、ステップS0に戻る。逆に、操舵トルクTssがトルク閾値Toより小さければ(S34;No)、図23のWに進み、比較的長いモータ回転数減時間又は停止時間tstopを出し、ステップS0に戻る。
図12はこの発明の車庫入れの場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。車庫入れの場合は、トルク閾値Toは低速走行より高い値(例えば、2N・m)に設定され、電動機22bの回転立上り速度勾配dN/dtfは低速走行と同程度に大きく設定され、低速走行より長いモータ回転数減時間又は停止時間tstopで停止する。
この発明の実施の形態1である車両用電動油圧パワーステアリング装置を示す構成図である。 この発明の一般走行をまとめたときの、時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。 この発明の高速走行の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。 この発明の中速走行の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。 この発明の低速走行の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。 この発明の極低速走行の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。 この発明の高速危険回避の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。 この発明の山間道走行の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。 この発明の悪路走行の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。
この発明の駐車の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。 この発明の停車の場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。 この発明の車庫入れの場合の時間に対する操舵トルクとモータ回転数の関係を示す図である。 この発明の高速・中速走行時の制御を示すフローチャートである。 この発明の高速・中速走行時の制御を示すフローチャートである。 この発明の低速走行と極低速走行時の制御を示すフローチャートである。 この発明の高速危険回避時の制御を示すフローチートである。 この発明の山間道走行時の制御を示すフローチートである。 この発明の悪路走行時の制御を示すフローチャートである。 この発明の停車時と駐車時の制御を示すフローチャートである。 この発明の車庫入れ時の制御を示すフローチャートである。 図19から続く駐車時の制御を示すフローチャートである。 図19から続く停車時の制御を示すフローチャートである。 この発明のモータ回転数減速指令又は停止指令の制御を示すフローチャートである。 従来の車両用電動油圧パワーステアリング装置を示す構成図である。
符号の説明
1 ステアリング機構 10 前輪
12 パワーシリンダ装置 18 ハンドル
19 ロータリバルブ(給排バルブ) 22 電動油圧ポンプ
22b 電動機 22c リザーバ
30 ピストン 31a,31b 室(圧力受室)
34 油圧回路 36 駆動回路
37 コントロールユニット 38 車速センサ
39 トルクセンサ 40 舵角センサ。

Claims (14)

  1. ハンドルの操作にしたがって操舵輪を操舵方向に操舵するステアリング機構と、
    電動機を駆動源として駆動される電動油圧ポンプと、
    往復動可能なピストンの両側に圧力受室を設け、上記ピストンの変位にしたがって、上記ステアリング機構を操舵方向にアシストするピストン機構と、
    上記電動油圧ポンプと上記ピストン機構の各圧力受室とを、上記ステアリング機構の操舵に応じて給・排動作する給排バルブを介して接続し、上記ステアリング機構の操舵にしたがってアシスト力を各圧力受室に発生させる油圧回路と、
    車速センサと、
    上記ステアリング機構の操舵トルクを検知するトルクセンサと、
    舵角センサと、
    上記車速センサ,上記トルクセンサ,及び上記舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じた制御信号を算出し、上記制御信号に基づいて、上記電動油圧ポンプを駆動する上記電動機の回転数を制御するコントロールユニットとを備え、
    上記操舵トルクが設定するトルク閾値を超えたときに上記電動油圧ポンプの上記電動機の駆動を開始するものであって、設定する上記トルク閾値を上記車速センサの出力信号による車速によって変えるようにした車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  2. ハンドルの操作にしたがって操舵輪を操舵方向に操舵するステアリング機構と、
    電動機を駆動源として駆動される電動油圧ポンプと、
    往復動可能なピストンの両側に圧力受室を設け、上記ピストンの変位にしたがって、上記ステアリング機構を操舵方向にアシストするピストン機構と、
    上記電動油圧ポンプと上記ピストン機構の各圧力受室とを、上記ステアリング機構の操舵に応じて給・排動作する給排バルブを介して接続し、上記ステアリング機構の操舵にしたがってアシスト力を各圧力受室に発生させる油圧回路と、
    車速センサと、
    上記ステアリング機構の操舵トルクを検知するトルクセンサと、
    舵角センサと、
    上記車速センサ,上記トルクセンサ,及び上記舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じた制御信号を算出し、上記制御信号に基づいて、上記電動油圧ポンプを駆動する上記電動機の回転数を制御するコントロールユニットとを備え、
    上記操舵トルクが設定するトルク閾値を超えたときに上記電動油圧ポンプの上記電動機の駆動を開始するものであって、設定する上記トルク閾値を上記車速センサ,上記トルクセンサ,及び上記舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じて算出した運転条件によって変えるようにした車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  3. 設定する上記トルク閾値を上記車速センサの出力信号による車速の上昇によって、大きくするようにした請求項1又は請求項2記載の車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  4. 上記トルク閾値は、上記舵角センサの出力信号及び保有する内部時計により算出される操舵速度の速・遅によって、上記車速センサの出力信号による車速で設定した上記トルク閾値を中心に小・大に変動させるようにした請求項3記載の車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  5. 上記電動油圧ポンプの上記電動機の駆動を開始するに当たっては、上記電動機の回転立上り速度勾配dN/dtf(但しNは回転数、tfは時間)を上記車速センサ,上記トルクセンサ,及び上記舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じて算出した運転条件によって変えるようにした請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  6. 上記電動油圧ポンプを駆動する上記電動機の駆動を開始するに当たっては、上記電動機の回転立上り速度勾配dN/dtf(但しNは回転数、tfは時間)を上記車速センサの出力信号による車速の上昇によって、小さくするようにした請求項5記載の車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  7. 上記電動機が運転中に、上記トルクセンサの出力信号による操舵トルクが設定する上記トルク閾値を下回ったときに、上記電動機の回転数をStand-by状態又は停止状態まで下げる時間を、上記車速センサ,上記トルクセンサ,及び上記舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じて算出した運転条件によって変えるようにした請求項2又は請求項5記載の車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  8. 低速走行より遅い極低速走行のときは、上記電動機の回転立上り速度勾配dN/dtf(但しNは回転数、tfは時間)を低速走行のときより小さくし、上記電動機が運転中に、上記トルクセンサの出力信号による操舵トルクが設定する上記トルク閾値を下回ったときに、上記電動機の回転数をStand-by状態又は停止状態まで下げる時間を、低速走行より長くするようにした請求項5記載の車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  9. 保有するブレーキの踏み込み有りで、かつ上記車速センサ,及び上記舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じて算出した高速危険回避のときは、高速走行より上記トルク閾値を低めに設定し、高速走行より上記電動機の回転立上げ速度勾配を大きくするようにした請求項5記載の車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  10. 上記車速センサ,及び上記舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じて算出した山間道走行のときは、上記トルクセンサの出力信号による操舵トルクが設定された上記トルク閾値を下回った場合、上記油圧ポンプの上記電動機の回転数をStand-by状態又は停止状態に落とすまでの時間を、低速走行のときより長くするようにした請求項7記載の車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  11. 上記車速センサ,上記トルクセンサ,及び上記舵角センサの出力信号並びに保有する内部時計に応じて算出した悪路走行のときは、高速走行のときより、上記トルク閾値を高めに設定するようにした請求項2記載の車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  12. 保有するサイドブレーキが引かれているか又は保有するシフトレバーがパーキング位置にあるかであり、かつ上記車速センサの出力信号による車速が所定時間以上0km/hである駐車の場合は、上記電動機が運転中に、上記トルクセンサの出力信号による操舵トルクが設定する上記トルク閾値を下回ったときに、上記電動機の回転数をStand-by状態又は停止状態まで下げる時間を、低速走行のときより、長くするようにした請求項7記載の車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  13. 保有するブレーキの踏み込み有りで、かつ上記車速センサの出力信号による車速が所定時間以上0km/hである停車の場合は、上記電動機が運転中に、上記トルクセンサの出力信号による操舵トルクが設定する上記トルク閾値を下回ったときに、上記電動機の回転数をStand-by状態又は停止状態まで下げる時間を、保有するサイドブレーキが引かれているか又は保有するシフトレバーがパーキング位置にあるかであり、かつ上記車速センサの出力信号による車速が所定時間以上0km/hである駐車のときより、短くするようにした請求項7記載の車両用電動油圧パワーステアリング装置。
  14. シフトレバーがバックに入っており、かつ上記車速センサの出力信号による車速により判別する車庫入れのときは、上記トルク閾値を低速走行時より高めに設定し、上記電動機の回転立上げ速度勾配を低速走行時と同程度に設定した請求項5記載の車両用電動油圧パワーステアリング装置。
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