JP4404264B2 - 電力供給システム - Google Patents

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本発明は、コージェネレーションシステムなどに用いられ、ガスエンジンやガスタービン等の回転型原動機に駆動連結された交流発電機及び商用電源からの電力を電力負荷へ供給する電力供給システムに関する。
従来より、ガスエンジンやガスタービン等の回転型原動機に駆動連結された交流発電機、及び商用電源からの電力を電力負荷へ供給する電力供給システムが知られており、この電力供給システムは、効率的なエネルギー利用の実現に向けて関心が高まっているコージェネレーションシステムなどに利用されている。
図4は従来の電力供給システムを示す概略構成図であり、この電力供給システム100では、インバータ102の直流側に、商用電源104からの交流電力を直流電力に変換する第1コンバータ106と、回転型原動機108に駆動連結された交流発電機110からの交流電力を直流電力に変換する第2コンバータ112とが並列的に接続されており、これにより商用電源104及び交流発電機110が直流連系され、インバータ102の交流側に接続された特定負荷114及び一般負荷116にそれぞれ商用電源104及び交流発電機110からの電力が供給される。また、この電力供給システム100は、UPS(Uninterruptible Power System)機能を搭載しており、瞬時停電(所謂、「瞬低」)により瞬間的(約数ms〜数s程度)に商用電源104からの電力供給が停止した場合であっても、交流発電機110からの電力と蓄電手段118に蓄えられた電力とが特定負荷114及び一般負荷116に供給される。したがって、瞬低などの影響を受けることなく、必要な電力を特定負荷114及び一般負荷116に供給することができる。
さらに、長時間の停電により商用電源104からの電力供給が停止した場合には、第1コンバータ106の交流側に設けられた停電検知手段120は、商用電源104の停電状態を検知して停電信号を生成する。そして、制御手段122は、この停電信号に基づいて遮断器124を導通状態から切断状態へと切り替えて一般負荷116への電力供給を遮断する。したがって、停電などにより商用電源104からの電力供給が停止しても、停電による影響が大きい特定負荷114(例えば、コンピュータなどの情報通信機器など)に電力を供給し続けることができ、特定負荷114を保護することが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−40930号公報
しかしながら、上述のような従来の電力供給システムでは、次のような問題がある。例えば、電力供給システムの信頼性を高めるために、停電などにより商用電源104からの電力供給が停止してから、遮断器124を切断状態に切り替えて一般負荷116への電力供給を遮断するまでの時間を十分に確保しようとすると、蓄電手段118の蓄電容量を大きくしなければならず、そのため電力供給システムに要するコストが増大してしまうという問題が生じる。また、商用電源104や交流発電機110の他に多数の電源(例えば、他の交流発電機や直流電源など)が直流連系されている場合には、各電源に対してそれぞれ停電検知手段120を設ける必要があり、そのため電力供給システムの構成が複雑になるとともに電力供給システムに要するコストが増大してしまうという問題が生じる。さらに、同じく多数の電源が直流連系されている場合において、多数の電源のうちある一つの電源からの電力供給が停止した際に、残りの電源により特定負荷114及び一般負荷116に電力を供給することができたとしても、停電検知手段120により停電状態と検知されて一般負荷への電力供給が強制的に遮断されてしまうため、電力供給システムの信頼性を損なってしまうという問題が生じる。
本発明の目的は、設置コストを低減できるとともに信頼性の高い電力供給システムを提供することである。
本発明の請求項1に記載の電力供給システムでは、複数の交流電源の各々に接続された複数のコンバータをインバータの直流側に並列的に接続し、前記インバータの交流側に接続された電力負荷に前記複数の交流電源からの電力を供給する電力供給システムであって、
前記電力負荷は特定負荷及び一般負荷から構成され、前記インバータは、前記特定負荷に接続された特定負荷用インバータと、前記一般負荷に接続された一般負荷用インバータとから構成され、前記特定負荷用インバータ及び前記一般負荷用インバータは前記複数のコンバータの直流側に接続されており、前記特定負荷用インバータの直流側には逆流阻止手段が設けられ、前記逆流阻止手段の上流側は前記複数のコンバータの直流側に接続されており、前記逆流阻止手段と前記特定負荷用インバータとの間には蓄電手段が設けられ、また前記複数のコンバータから前記特定負荷用インバータ及び前記一般負荷用インバータに送給される電力の直流電圧を検知するための電圧検知手段と、前記特定負荷用インバータ及び前記一般負荷用インバータの動作を制御するための制御手段とが設けられており、
前記複数の交流電源のうちいずれかの交流電源からの電力供給が停止して、前記電圧検知手段の検知電圧が第1設定値まで低下すると、前記制御手段は第1電圧低下信号を生成し、前記第1電圧低下信号に基づいて前記一般負荷用インバータの動作を停止させて前記一般負荷への電力供給を遮断し、前記複数の交流電源のうち残りの交流電源からの電力が前記特定負荷へ供給されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の電力供給システムでは、前記複数の交流電源の全定格出力は、予め決定された所定の交流電源からの電力供給が停止した際に、前記複数の交流電源のうち残りの交流電源から供給される電力量が、前記特定負荷の電力消費量と実質上等しく又はこれよりも大きくなるように設定されていることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項3に記載の電力供給システムでは、前記特定負荷は、第1特定負荷と、前記第1特定負荷よりも電力供給の優先度が低い第2特定負荷とから構成され、前記第1及び第2特定負荷にはそれぞれ第1特定負荷用インバータ及び第2特定負荷用インバータが接続され、前記第1及び第2特定負荷用インバータは前記一般負荷用インバータとともに前記複数のコンバータの直流側に接続されており、前記逆流阻止手段は、前記第1及び第2特定負荷用インバータの直流側にそれぞれ設けられた第1及び第2逆流阻止手段から構成され、前記第1及び第2逆流阻止手段の上流側は前記複数のコンバータの直流側にそれぞれ接続されており、前記蓄電手段は、前記第1特定負荷用インバータと前記第1逆流阻止手段との間に設けられた第1蓄電手段と、前記第2特定負荷用インバータと前記第2逆流阻止手段との間に設けられた第2蓄電手段とから構成されており、
前記複数の交流電源のうちいずれかの交流電源からの電力供給が停止して、前記電圧検知手段の前記検知電圧が前記第1設定値まで低下すると、前記制御手段は前記第1電圧低下信号を生成し、前記第1電圧低下信号に基づいて前記一般負荷用インバータの動作を停止させ、前記複数の交流電源のうち残りの交流電源からの電力が前記第1及び第2特定負荷へ供給され、また前記電圧検知手段の前記検知電圧が前記第1設定値より低い第2設定値まで低下すると、前記制御手段は第2電圧低下信号を生成し、前記第2電圧低下信号に基づいて前記第2特定負荷用インバータの動作を停止させて前記第2特定負荷への電力供給を遮断し、前記複数の交流電源のうち前記残りの交流電源からの電力が前記第1特定負荷へ供給されることを特徴とする。
さらにまた、本発明の請求項4に記載の電力供給システムでは、前記第1特定負荷を賄うための前記第1蓄電手段の蓄電容量は、前記第2特定負荷を賄うための前記第2蓄電手段の蓄電容量よりも大きく構成されており、また前記複数の交流電源の全定格出力は、予め決定された所定の交流電源からの電力供給が停止した際に、前記複数の交流電源のうち残りの交流電源から供給される電力量が、前記第1特定負荷の電力消費量と実質上等しく又はこれよりも大きくなるように設定されていることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の電力供給システムによれば、電圧検知手段は複数のコンバータから特定負荷用インバータ及び一般負荷用インバータに送給される電力の直流電圧を検知するので、電圧検知手段は一つのみ設ければよく、その結果、電力供給システムの構成を比較的簡単なものとすることができ、電力供給システムに要するコストを低減することが可能となる。また、電圧検知手段の検知電圧が第1設定値まで低下すると、制御手段は第1電圧低下信号を生成し、この第1電圧低下信号に基づいて一般負荷用インバータの動作を停止させるので、例えば故障などにより複数の交流電源のうちいずれかの交流電源から供給される電力が低下した場合であっても、検知電圧が第1設定値まで低下していなければ、一般負荷への供給電力は遮断されることがない。したがって、複数の交流電源から供給される電力が低下したとしても、特定負荷及び一般負荷に必要な電力を供給することができれば、一般負荷用インバータの動作を停止させることなく特定負荷及び一般負荷に電力供給し続けることができ、信頼性の高い電力供給システムを提供することが可能となる。さらに、特定負荷用インバータの直流側には逆流阻止手段が設けられているので、複数の交流電源のうちいずれかの交流電源からの電力供給が停止した場合に、蓄電手段からの電力は特定負荷へのみ供給される。その結果、蓄電手段は特定負荷側に設ければよく、電力供給システムに要するコストを低減することが可能となる。なお、交流電源とは、商用電源や交流発電機などである。
また、本発明の請求項2に記載の電力供給システムによれば、複数の交流電源の全定格出力は、予め決定された所定の交流電源からの電力供給が停止した際に、複数の交流電源のうち残りの交流電源から供給される電力量が、特定負荷の電力消費量と実質上等しく又はこれよりも大きくなるように設定されているので、例えば複数の交流電源のうちの所定の交流電源(例えば、商用電源)に長時間の停電が発生した場合でも、残りの交流電源(例えば、交流発電機)により特定負荷に必要な電力を供給し続けることができ、信頼性の高い電力供給システムを提供することが可能となる。
さらに、本発明の請求項3に記載の電力供給システムによれば、検知電圧が第2設定値まで低下すると、制御手段は第2電圧低下信号に基づいて第2特定負荷用インバータの動作を停止させて第2特定負荷への電力供給を遮断するので、特定負荷の中でも特に重要度の高い第1特定負荷に対して優先的に電力を供給することができ、より信頼性の高い電力供給システムを提供することが可能となる。
さらにまた、本発明の請求項4に記載の電力供給システムによれば、第1特定負荷を賄うための第1蓄電手段の蓄電容量は、第2特定負荷を賄うための第2蓄電手段の蓄電容量よりも大きく構成されているので、第1蓄電手段により第1特定負荷を作動させることができる作動可能時間は、第2蓄電手段により第2特定負荷を作動させることができる作動可能時間よりも長くなる。また、複数の交流電源の全定格出力は、予め決定された所定の交流電源からの電力供給が停止した際に、複数の交流電源のうち残りの交流電源から供給される電力量が、第1特定負荷の電力消費量と実質上等しく又はこれよりも大きくなるように設定されているので、例えば複数の交流電源のうちの所定の交流電源(例えば、商用電源)に長時間の停電が発生した場合でも、残りの交流電源(例えば、交流発電機)により第1特定負荷に必要な電力を供給し続けることができ、信頼性の高い電力供給システムを提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う電力供給システムの一実施形態について説明する。図1は、本発明による電力供給システムを示す概略構成図であり、図2は、図1の電圧供給システムの制御系の概略を示すブロック図である。
図1において、この実施形態の電力供給システム2は、複数(本実施形態では、2個)の交流電源4,8の各々に対応して接続された複数(本実施形態では、2個)のコンバータ6,10がインバータ12の直流側に並列的に接続されており、インバータ12の交流側に接続された電力負荷14に複数の交流電源4,8からの電力がそれぞれ供給される。なお、本実施形態では、複数の交流電源4,8はそれそれ商用電源4及び交流発電機8から構成され、また複数のコンバータ6,10は、商用電源4に接続された第1コンバータ6と、交流発電機8に接続された第2コンバータ10とから構成されている場合について説明するが、商用電源4は他の交流発電機でもよく、また交流電源を3つ以上の交流電源(すなわち、交流電源群)から構成するようにしてもよい。以下、この電力供給システム2の各構成要素について詳細に説明する。
商用電源4は、例えば3相の200Vの交流電力を供給し、この交流電力は例えば電力会社から供給される。交流発電機8は、例えば同期発電機などで構成され、ガスエンジン、ディーゼルエンジン、ガスタービン又はスターリングエンジン等の回転型原動機16に駆動軸18を介して駆動連結されている。この交流発電機8は、回転型原動機16の駆動軸18によって所定方向に回転駆動されることにより交流電力を発電する。また、交流発電機8から供給される電力の定格値(すなわち、交流発電機8の定格出力)は、特定負荷20及び一般負荷22(後述する)で要求される電力量を合計した、電力供給システム2全体で要求される電力量よりも小さく構成されている。したがって、交流発電機8からの電力の不足分、すなわち、電力供給システム2全体で要求される電力量から、交流発電機8からの電力を差し引いた分については、商用電源4からの電力によって賄われる。
第1及び第2コンバータ6,10は、交流電力を直流電力に変換する電力変換装置であり、第1コンバータ6の交流側は商用電源4に、また第2コンバータ10の交流側は交流発電機8に接続され、これらコンバータ6,10は、商用電源4及び交流発電機8からの各交流電力をそれぞれ直流電力に変換する。また、第1及び第2コンバータ6,10の各直流側は、それぞれ第1及び第2分岐電力ライン24,26を介して接続されており、これにより商用電源4及び交流発電機8は直流連系されている。
電力負荷14は、特定負荷20及び一般負荷22から構成され、例えば100V,60Hzの交流電圧を有する交流電力が供給されることにより駆動される。これら特定負荷20及び一般負荷22は、例えば一般家庭や工場等において使用される照明設備、空調設備及び工作機械等の様々な電気機器、電子機器等で構成される。ここで、特定負荷20とは、一般負荷22よりも優先的に電力を供給すべき負荷であり、例えばコンピュータなどの情報通信機器やオートメーション工場のベルトコンベアなどのように、電力供給が停止すると重大な影響を受けるものである。これに対して、一般負荷22は、電力供給が停止しても特定負荷20ほど重大な影響を受けないものである。
インバータ12は、例えば半導体素子(例えば、サイリスタ、パワートランジスタ、MOSFET、IGBT等)で構成され、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置である。このインバータ12は、その交流側が特定負荷20に接続された特定負荷用インバータ28と、その交流側が一般負荷22に接続された一般負荷用インバータ30とから構成されている。また、特定負荷用インバータ28の直流側は、電力ライン32、逆流阻止手段34(後述する)及び第3分岐電力ライン36を介して第1及び第2コンバータ6,10の直流側に接続され、また一般負荷用インバータ30の直流側は、第4分岐電力ライン38を介して第1及び第2コンバータ6,10の直流側に接続されており、これにより特定負荷用インバータ28及び一般負荷用インバータ30は第1及び第2コンバータ6,10の直流側に接続される。具体的には、第1及び第2分岐電力ライン24,26の第1分岐点40と、第3及び第4分岐電力ライン36,38の第2分岐点42とは、共通電力ライン44を介して接続されている。
図1において、この電力供給システム2は、特定負荷用インバータ28の直流側に設けられた逆流阻止手段34と、この逆流阻止手段34と特定負荷用インバータ28の直流側との間に設けられた蓄電手段46と、第1及び第2コンバータ6,10の直流側の直流電圧を検知する電圧検知手段48と、特定負荷用インバータ28及び一般負荷用インバータ30の動作を制御する制御手段50とを備えており、電圧検知手段48は、第1及び第2コンバータ6,10から特定負荷用インバータ28及び一般負荷用インバータ30に送給される電力(すなわち、共通電力ライン44を流れる電力)の電圧を検知する。
逆流阻止手段34は、例えばダイオードで構成され、その上流側であるアノード(陽極側)が第3分岐電力ライン36及び共通電力ライン44を介して第1及び第2コンバータ6,10の直流側に接続され、またその下流側であるカソード(陰極側)が電力ライン32を介して特定負荷用インバータ28の直流側に接続されている。なお、本実施形態では、逆流阻止手段34をダイオードで構成したが、例えば逆阻止型コンバータなどのように逆流を阻止することができる素子や回路などで構成することも可能である。
蓄電手段46は、例えばパワーキャパシタなどで構成されており、比較的大きい蓄電容量を有している。具体的には、蓄電手段46は、商用電源4の瞬低が発生した場合に、この蓄電手段46からの電力と交流発電機8からの電力とにより特定負荷20へ供給するのに必要な電力を賄えるだけの蓄電容量を有している。また、この蓄電手段46の陽極側は電力ライン32に接続されており、またその陰極側は接地されている。
電圧検知手段48は共通電力ライン44に設けられており、第1及び第2コンバータ6,10の直流側(すなわち、共通電力ライン44)における直流電圧を検知する。この電圧検知手段48からの検知信号は、制御手段50に送給される。例えばマイクロプロセッサから構成される制御手段50は、作動制御手段52、電圧低下判定手段54、電圧低下信号生成手段56及び記憶手段58を含んでいる。作動制御手段52は、第1及び第2コンバータ6,10並びに特定負荷用インバータ28及び一般負荷用インバータ30を作動制御する。また、電圧低下判定手段54は、電圧検知手段48の検知電圧と記憶手段58にて記憶されている第1設定値(例えば、190V程度に設定される)とを比較し、電圧低下信号生成手段56は、この検知電圧が第1設定値まで低下すると電圧低下信号を生成し、生成された電圧低下信号は後述するように一般負荷用インバータ30に送給される。
この電力供給システム2の動作を説明すると、次の通りである。商用電源4からの交流電力は第1コンバータ6に送給されて、この第1コンバータ6により直流電力に変換されて共通電力ライン44に送給される。また、回転型原動機16により駆動される交流発電機8にて発生された発電電力(交流電力)は第2コンバータ10に送給されて、この第2コンバータ10により直流電力に変換されて共通電力ライン44に送給される。共通電力ライン44からの直流電力は、第3分岐電力ライン36を介して特定負荷用インバータ28へ送給されるとともに、第4分岐電力ライン38を介して一般負荷用インバータ30へ送給される。特定負荷用インバータ28に送給された直流電力は、例えば100V、60Hzの交流電圧を有する交流電力に変換された後に特定負荷20に送給され、この特定負荷20にて消費される。また、一般負荷用インバータ30に送給された直流電力は、上述したと同様に、例えば100V、60Hzの交流電力に変換された後に一般負荷22に送給され、この一般負荷22にて消費される。なお、第1及び第2コンバータ6,10の直流側(すなわち、共通電力ライン44)における電圧は、例えば200V程度の直流電圧に設定される。
このような電力供給状態においては、電圧検知手段48は共通電力ライン44を流れる直流電力の電圧を検知し、この検知信号が制御手段50に送給され、制御手段50は共通電力ライン44の直流電圧を常時監視する。また、共通電力ライン44から特定負荷用インバータ28に送給される直流電力の一部は、蓄電手段46へ送給されてこの蓄電手段46に蓄えられる。
なお、商用電源4及び交流発電機8からの交流電圧は200V以上であるのが好ましく、このように構成することによって、第1及び第2コンバータ6,10の直流側(すなわち、共通電力ライン44)における直流電圧を常時200V以上に維持することができ、蓄電手段46に対して効率よく充電を行うことが可能となる。
この電力供給システム2は、UPS機能と、商用電源4及び交流発電機8のいずれか一方からの電力供給が停止した場合でも特定負荷20に電力を供給し続けることができる特定負荷保護機能とを備えている。UPS機能とは、停電や故障などの異常により商用電源4及び交流発電機8のいずれか一方からの電力供給が停止した時であっても、電力負荷14に対して電力が供給される機能であり、このUPS機能と特定負荷保護機能とを組み合わせることによって、商用電源4の供給停止が生じた場合においても特定負荷20の作動停止を防止することができる。
上述した電力供給状態において、例えば瞬低などにより商用電源4からの電力供給が停止すると、第1及び第2コンバータ6,10の直流側における直流電圧が低下し始める。このように電圧低下が生じると、蓄電手段46に蓄えられていた電力が放電し始め、この蓄電手段46からの電力が特定負荷用インバータ28を介して特定負荷20へと供給され、これにより特定負荷20には、交流発電機8からの電力と蓄電手段46からの電力とが供給される。即ち、商用電源4からの電力により賄っていた電力分が、蓄電手段46に蓄えられていた電力により賄われ、特定負荷20に供給される交流電力の電力低下が防止される。一方、一般負荷22には交流発電機8からの電力のみが供給され、一般負荷22に供給される交流電力の電力低下が生じる。このとき、蓄電手段46の上流側に逆流阻止手段34が設けられているので、蓄電手段46からの電力は、特定負荷用インバータ28側へのみ供給され、一般負荷用インバータ30側へ流れることはない。
商用電源4からの供給停止状態が長くなると、第1及び第2コンバータ6,10の直流側における直流電圧がさらに低下するようになる。このようにして電圧検知手段48の検知電圧が上記第1設定値まで低下すると、電圧低下判定手段54は、上記検知電圧と第1設定値とを比較して電圧低下が発生したと判定し、電圧低下信号生成手段56は電圧低下信号を生成し、作動制御手段52はこの電圧低下信号を一般負荷用インバータ30に送給し、この電圧低下信号に基づいて一般負荷用インバータ30の作動を停止する。このように一般負荷用インバータ30の駆動が停止すると、一般負荷22への電力供給が停止され、一般負荷22は作動停止される。一方、交流発電機8からの電力は全て特定負荷20へと供給され、特定負荷20は交流発電機8からの電力により作動が維持され、特定負荷20の作動停止を防止することができる。商用電源4からの供給停止に伴うこの特定負荷20の作動停止を確実に防止するためには、交流発電機8の定格値(定格出力)が、特定負荷20を作動するために必要な電力消費量と実質上等しく、又はこの電力消費量よりも大きくなるように設定することが望ましい。
なお、上述した説明では、商用電源4からの電力供給が停止した場合について説明したが、交流発電機8からの電力供給が停止した場合でも上述と同様の動作が行われ、特定負荷20に対して商用電源4からの電力が供給される。なお、交流発電機8の作動停止に伴う特定負荷20の作動停止を確実に防止するためには、商用電源4から供給される電力が特定負荷20を作動するために必要な電力消費量と実質上等しく又はこれよりも大きくなるように設定することが望ましい。したがって、この特定負荷保護機能により、商用電源4及び交流発電機8のうちいずれか一方からの電力供給が停止した場合であっても、商用電源4及び交流発電機8のうち他方からの電力を特定負荷20に対して供給し続けることができ、その結果、信頼性の高い電力供給システム2を提供することが可能となる。
なお、商用電源4及び交流発電機8のいずれか一方からの電力供給が一旦停止してから復旧した場合には、商用電源4及び交流発電機8の双方からの電力供給が再開される。この場合、例えば、第1及び第2分岐電力ライン24,26にそれぞれ設けられた電圧復旧検知手段(図示せず)により、商用電源4及び交流発電機8からの交流電圧が正常値に復旧したことを検知するとともに、この各電圧復旧検知手段からの検知信号に基づき作動制御手段52が一般負荷用インバータ30を作動して、一般負荷22への電力供給が再開されるようにしてもよい。
上述した実施形態では、特定負荷用インバータ28側にのみ蓄電手段46を設けているが、一般負荷用インバータ30側にも蓄電手段(図示せず)を設けるようにしてもよい。この場合、一般負荷用インバータ30の直流側に蓄電手段を設け、蓄電手段の陽極側を第4分岐電力ライン38に接続し、またその陰極側を接地すればよく、このように構成することによって、商用電源4及び交流発電機8のいずれか一方からの電力供給が停止したときに、商用電源4及び交流発電機8のうち他方からの電力と、この蓄電手段からの電力とを一般負荷22に供給することができ、例えば瞬低などが発生した場合であっても、一般負荷22に対しても一時的に安定した電力供給を行うことが可能となる。
次に、図3を参照して、電力供給システムの他の実施形態について説明する。図3は、他の実施形態による電力供給システムを示す概略構成図である。この他の実施形態において、図1及び図2と実質上同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
この他の実施形態の電力供給システム2Aでは、特定負荷20Aは、第1特定負荷60と、この第1特定負荷60よりも電力供給の優先度が低い第2特定負荷62とから構成され、また上記実施形態と同様、複数(本実施形態では、2個)の交流電源4,8Aはそれぞれ商用電源4及び交流発電機8Aから構成されている。また、第1特定負荷60には第1特定負荷用インバータ64が接続され、第2特定負荷62には第2特定負荷用インバータ66が接続されている。第1及び第2特定負荷用インバータ64,66並びに一般負荷用インバータ30がインバータ12Aを構成し、これらインバータ30,64,66は、第5〜第7分岐電力ライン68,70,72を介してそれぞれ第1及び第2コンバータ6,10の直流側に接続されている。具体的には、第1及び第2分岐電力ライン24,26の第1分岐点40は、共通電力ライン44を介して、第5〜第7分岐電力ライン68,70,72の第2分岐点42Aと接続されている。
また、逆流阻止手段34Aは、第1及び第2特定負荷用インバータ64,66の直流側にそれぞれ設けられた第1及び第2逆流阻止手段74,76から構成されている。第1逆流阻止手段74の上流側であるアノードは、第5分岐電力ライン68を介して共通電力ライン44の第2分岐点42A(すなわち、第1及び第2コンバータ6,10の直流側)に接続され、またその下流側であるカソードは、第3電力ライン78を介して第1特定負荷用インバータ64の直流側と接続されている。また第2逆流阻止手段76の上流側であるアノードは、第6分岐電力ライン70を介して共通電力ライン44の第2分岐点42A(すなわち、第1及び第2コンバータ6,10の直流側)に接続され、またその下流側であるカソードは、第4電力ライン80を介して第2特定負荷用インバータ66の直流側と接続されている。
さらに、蓄電手段46Aは第1及び第2蓄電手段82,84から構成され、第1蓄電手段82が第1特定負荷用インバータ64と第1逆流阻止手段74との間に設けられ、第2蓄電手段84が第2特定負荷用インバータ66と第2逆流阻止手段76との間に設けられている。第1蓄電手段82の陽極側は第3電力ライン78と接続され、その陰極側は接地されており、また第2蓄電手段84の陽極側は第4電力ライン80と接続され、その陰極側は接地されている。なお、後述するように、商用電源4及び交流発電機8Aのうちいずれか一方からの電力供給が停止した場合には、第1特定負荷60に対して優先的に電力が供給されるように、第1特定負荷60を賄うための第1蓄電手段82の蓄電容量が第2特定負荷62を賄うための第2蓄電手段84の蓄電容量よりも大きく構成されている。
さらにまた、制御手段50Aの記憶手段(図示せず)には、第1設定値(例えば、190V)と、この第1設定値よりも低い値を有する第2設定値(例えば、180V)とが記憶されている。なお、この第1及び第2設定値は、電力供給システム2Aの用途などに応じて適宜設定することが可能である。上述した構成に関連して、制御手段50Aの電圧低下判定手段(図示せず)は、共通電力ライン44の直流電圧が上記第1設定値まで低下するとこの電圧低下を判定し、その電圧低下信号生成手段(図示せず)は第1電圧低下信号を生成する。また、この共通電力ライン44の直流電圧が上記第2設定値まで低下すると、電圧低下判定手段はこの電圧低下を判定し、電圧低下信号生成手段は第2電圧低下信号を生成する。制御手段50Aの作動制御手段(図示せず)は第1電圧低下信号を一般負荷用インバータ30に送給し、第2電圧低下信号を第2特定負荷用インバータ66に送給する。この他の実施形態の電力供給システムのその他の構成は、図1及び図2に示す実施形態と実質上同一である。
次に、この他の実施形態の電力供給システム2Aの動作について説明する。商用電源4及び交流発電機8Aからの各交流電力はそれぞれ第1及び第2コンバータ6,10に送給されて、この第1及び第2コンバータ6,10によりそれぞれ直流電力に変換される。第1及び第2コンバータ6,10によってそれぞれ変換された各直流電力は第1分岐点40において合流され、さらにこの合流された直流電力は共通電力ライン44に伝送された後に、第2分岐点42Aから第5〜第7分岐電力ライン68,70,72を介して第1特定負荷用インバータ64、第2特定負荷用インバータ66及び一般負荷用インバータ30にそれぞれ送給される。
第5分岐電力ライン68を通して送給される直流電力は、第1特定負荷用インバータ64にて所定の交流電力に変換され、かく変換された交流電力が第1特定負荷60に送給されて消費され、第1特定負荷用インバータ64に送給される直流電力の一部は第1蓄電手段82へ送給されて蓄電される。また第6分岐電力ライン70を通して送給される直流電力は、第2特定負荷用インバータ66にて所定の交流電力に変換され、かく変換された交流電力が第2特定負荷62に送給されて消費され、第2特定負荷用インバータ66に送給される直流電力の一部は第2蓄電手段84に送給されて蓄電される。さらに、第7分岐電力ライン72を通して送給される直流電力は、一般負荷用インバータ30にて所定の交流電力に変換され、かく変換された交流電力は一般負荷22に送給されて消費される。
上述した電力供給状態において、例えば停電などにより商用電源4からの電力供給が停止すると、第1及び第2コンバータ6,10の直流側(すなわち、共通電力ライン44)における直流電圧が低下し始める。このように直流電圧が低下すると、第1及び第2蓄電手段82,84に蓄えられていた電力がそれぞれ放電し始め、第1蓄電手段82からの電力が第1特定負荷用インバータ64に、また第2蓄電手段84からの電力が第2特定負荷用インバータ66に送給され、これによって、第1及び第2特定負荷用インバータ64,66に送給される直流電力の電圧低下が防止され、第1特定負荷60には、交流発電機8Aからの電力と第1蓄電手段82からの電力とが供給され、また第2特定負荷62には、交流発電機8Aからの電力と第2蓄電手段84からの電力とが供給される。一方、一般負荷22には交流発電機8Aからの電力のみが供給され、一般負荷用インバータ30に送給される直流電力の電圧が低下するようになる。このとき、第1及び第2蓄電手段82,84の上流側には第1及び第2逆流阻止手段74,76が配設されているので、これら蓄電手段74,76からの電力はそれぞれ、第1及び第2特定負荷用インバータ64,66側へのみ供給され、第1及び第2特定負荷用インバータ64,66とは反対側(すなわち、一般負荷用インバータ30側)へ供給されることはない。
商用電源4からの電力供給停止状態が長くなると、第1及び第2コンバータ6,10の直流側における直流電圧がさらに低下するようになる。このようにして電圧検知手段48Aの検知電圧が上記第1設定値(例えば190V)まで低下すると、制御手段50Aの電圧低下判定手段(図示せず)は上記第1設定値と検知電圧とを比較して第1段階目の電圧低下が発生したことを判定し、制御手段50Aの電圧低下信号生成手段(図示せず)は第1電圧低下信号を生成し、制御手段50Aの作動制御手段(図示せず)はかく生成された第1電圧低下信号を一般負荷用インバータ30に送給し、この第1電圧低下信号に基づいて一般負荷用インバータ30の作動を停止する。
このように一般負荷用インバータ30の駆動が停止すると、一般負荷22への電力供給が停止され、交流発電機8Aからの電力は全て第1及び第2特定負荷用インバータ64,66を介して第1及び第2特定負荷60,62へと供給され、これら第1及び第2特定負荷60,62にて消費され、第1及び第2特定負荷60,62の作動停止を防止することができる。
この電力供給停止状態からさらに電圧検知手段48Aの検知電圧が低下し、第1設定値よりも低い第2設定値(例えば、180V)まで低下すると、上記電圧低下判定手段は上記検知電圧と第2設定値とを比較して第2段階目の電圧低下が発生したことを判定し、上記電圧低下信号生成手段は第2電圧低下信号を生成し、上記作動制御手段は第2電圧低下信号を第2特定負荷用インバータ66に送給し、この第2電圧低下信号に基づいて第2特定負荷用インバータ66の駆動を停止する。このように第2特定負荷用インバータ66の駆動が停止すると、第2特定負荷62への電力供給が停止され、交流発電機8Aからの電力は全て第1特定負荷用インバータ64を介して第1特定負荷60へと供給され、第1特定負荷60が作動停止することが防止される。
この実施形態では、交流発電機8Aの定格出力は、第1特定負荷60が必要とする電力消費量と実質上等しく又はこれよりも大きくなるように設定されている。このように設定されているので、交流発電機8Aにより第1特定負荷60へ電力を供給し続けることが可能となり、第1特定負荷60の作動停止を確実に防止することができ、その結果、信頼性の高い電力供給システム2Aを提供することが可能となる。
なお、上記実施形態と同様に、商用電源4又は交流発電機8Aからの電力供給が復旧した場合には、商用電源4及び交流発電機8Aの双方からの電力供給が再開される。この場合、例えば、第1及び第2分岐電力ライン24,26にそれぞれ設けられた電圧復旧検知手段(図示せず)により、商用電源4及び交流発電機8Aからの交流電圧が正常値に復旧したことを検知するとともに、この各電圧復旧検知手段からの検知信号に基づき作動制御手段52が第2特定負荷用インバータ66及び一般負荷用インバータ30を優先順位の高い順に作動して、第2特定負荷62及び一般負荷22への電力供給を再開するようにしてもよい。なお、各インバータ66,30を作動させる際の優先順位は、任意に設定することができる。
本実施形態では、特定負荷20Aを第1及び第2特定負荷60,62から構成しているが、第1〜第3特定負荷、あるいは第1〜第4特定負荷などのように特定負荷を3つ以上の負荷群(各負荷群には、上述したように、各負荷群に対応した特定負荷用インバータ及び蓄電手段がそれぞれ設けられる)から構成することも可能である。図示しないが、例えば特定負荷20Aを第1〜第5特定負荷から構成した場合、これら各特定負荷に電力を供給する際の優先順位を制御手段50Aに予め設定しておき、電圧検知手段48の検知電圧が設定値まで低下した際に、この優先順位の低い順に第1〜第5特定負荷用インバータの駆動を停止させていくようにしてもよい。また、複数の負荷群の各々は、さらに複数の負荷群に分割されていてもよく、この場合にも、分割された複数の負荷群の各々には特定負荷用インバータ及び蓄電手段がそれぞれ対応する。
以上、本発明に従う種々の電力供給システムの実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
上記各実施形態では、複数の交流電源を商用電源4及び交流発電機8(8A)から構成したが、これに限られず、例えば、商用電源及び複数の交流発電機から構成してもよく、あるいは複数の交流発電機のみから構成してもよい。この場合、複数(例えば、5個)の交流電源の全定格出力は、予め決定された所定(例えば、2個)の交流電源からの電力供給が停止した場合に、残りの交流電源(例えば、3個)から供給される電力が、特定負荷(又は、第1特定負荷)が必要とする電力消費量と実質上等しく又はこれよりも大きくなるように設定しておくのが望ましい。これにより、複数の交流電源のうち所定の交流電源からの電力供給が停止した場合であっても、残りの正常な交流電源により特定負荷(又は、第1特定負荷)へ電力を供給し続けることが可能となり、特定負荷(又は、第1特定負荷)の作動停止を確実に防止することができ、その結果、信頼性の高い電力供給システムを提供することが可能となる。なお、上記予め決定された所定の交流電源は、任意に設定することが可能である。
また、制御手段は、複数の交流電源のうちいずれかの交流電源からの電力供給が停止した場合に、複数の交流電源のうち残りの交流電源の全定格出力が電力負荷へ供給するのに必要な電力量と実質上等しく又はこれよりも大きくなるように、特定負荷用インバータ及び/又は一般負荷用インバータの駆動を停止又は再開させるように制御するのが望ましい。
本発明の一実施形態による電力供給システムを示す概略構成図。 図1の電力供給システムの制御系の概略を示すブロック図。 本発明の他の実施形態による電力供給システムを示す概略構成図。 従来の電力供給システムを示す概略構成図。
符号の説明
2,2A 電力供給システム
4 商用電源
6 第1コンバータ
8,8A 交流発電機
10 第2コンバータ
12,12A インバータ
14,14A 電力負荷
20,20A 特定負荷
22 一般負荷
28 特定負荷用インバータ
30 一般負荷用インバータ
34,34A 逆流阻止手段
46,46A 蓄電手段
48,48A 電圧検知手段
50,50A 制御手段
60 第1特定負荷
62 第2特定負荷
64 第1特定負荷用インバータ
66 第2特定負荷用インバータ
74 第1逆流阻止手段
76 第2逆流阻止手段
82 第1蓄電手段
84 第2蓄電手段

Claims (4)

  1. 複数の交流電源の各々に接続された複数のコンバータをインバータの直流側に並列的に接続し、前記インバータの交流側に接続された電力負荷に前記複数の交流電源からの電力を供給する電力供給システムであって、
    前記電力負荷は特定負荷及び一般負荷から構成され、前記インバータは、前記特定負荷に接続された特定負荷用インバータと、前記一般負荷に接続された一般負荷用インバータとから構成され、前記特定負荷用インバータ及び前記一般負荷用インバータは前記複数のコンバータの直流側に接続されており、前記特定負荷用インバータの直流側には逆流阻止手段が設けられ、前記逆流阻止手段の上流側は前記複数のコンバータの直流側に接続されており、前記逆流阻止手段と前記特定負荷用インバータとの間には蓄電手段が設けられ、また前記複数のコンバータから前記特定負荷用インバータ及び前記一般負荷用インバータに送給される電力の直流電圧を検知するための電圧検知手段と、前記特定負荷用インバータ及び前記一般負荷用インバータの動作を制御するための制御手段とが設けられており、
    前記複数の交流電源のうちいずれかの交流電源からの電力供給が停止して、前記電圧検知手段の検知電圧が第1設定値まで低下すると、前記制御手段は第1電圧低下信号を生成し、前記第1電圧低下信号に基づいて前記一般負荷用インバータの動作を停止させて前記一般負荷への電力供給を遮断し、前記複数の交流電源のうち残りの交流電源からの電力が前記特定負荷へ供給されることを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記複数の交流電源の全定格出力は、予め決定された所定の交流電源からの電力供給が停止した際に、前記複数の交流電源のうち残りの交流電源から供給される電力量が、前記特定負荷の電力消費量と実質上等しく又はこれよりも大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記特定負荷は、第1特定負荷と、前記第1特定負荷よりも電力供給の優先度が低い第2特定負荷とから構成され、前記第1及び第2特定負荷にはそれぞれ第1特定負荷用インバータ及び第2特定負荷用インバータが接続され、前記第1及び第2特定負荷用インバータは前記一般負荷用インバータとともに前記複数のコンバータの直流側に接続されており、前記逆流阻止手段は、前記第1及び第2特定負荷用インバータの直流側にそれぞれ設けられた第1及び第2逆流阻止手段から構成され、前記第1及び第2逆流阻止手段の上流側は前記複数のコンバータの直流側にそれぞれ接続されており、前記蓄電手段は、前記第1特定負荷用インバータと前記第1逆流阻止手段との間に設けられた第1蓄電手段と、前記第2特定負荷用インバータと前記第2逆流阻止手段との間に設けられた第2蓄電手段とから構成されており、
    前記複数の交流電源のうちいずれかの交流電源からの電力供給が停止して、前記電圧検知手段の前記検知電圧が前記第1設定値まで低下すると、前記制御手段は前記第1電圧低下信号を生成し、前記第1電圧低下信号に基づいて前記一般負荷用インバータの動作を停止させ、前記複数の交流電源のうち残りの交流電源からの電力が前記第1及び第2特定負荷へ供給され、また前記電圧検知手段の前記検知電圧が前記第1設定値より低い第2設定値まで低下すると、前記制御手段は第2電圧低下信号を生成し、前記第2電圧低下信号に基づいて前記第2特定負荷用インバータの動作を停止させて前記第2特定負荷への電力供給を遮断し、前記複数の交流電源のうち前記残りの交流電源からの電力が前記第1特定負荷へ供給されることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  4. 前記第1特定負荷を賄うための前記第1蓄電手段の蓄電容量は、前記第2特定負荷を賄うための前記第2蓄電手段の蓄電容量よりも大きく構成されており、また前記複数の交流電源の全定格出力は、予め決定された所定の交流電源からの電力供給が停止した際に、前記複数の交流電源のうち残りの交流電源から供給される電力量が、前記第1特定負荷の電力消費量と実質上等しく又はこれよりも大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項3に記載の電力供給システム。
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