JP4387595B2 - 複数のユーザチャネルに対してpnシーケンスを発生する電気通信システムにおける送信機、受信機および方法 - Google Patents

複数のユーザチャネルに対してpnシーケンスを発生する電気通信システムにおける送信機、受信機および方法 Download PDF

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Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、さまざまなユーザチャネルにPNシーケンスを提供する電気通信システムにおける送信機,受信機および方法に関する。特に、本発明は、複数のユーザチャネルが各送信フレーム内のユーザデータのタイムスロット多重化を使用して処理される電気通信システムにおけるそのような送信機,受信機および方法に関する。
【0002】
そのようなPNシーケンスは、一般的に、電気通信システムにおいてビットエラーレート測定を実施するのに使用される。このために、予め定められた長さすなわち予め定められたビット数2N−1(NはPN発生器のシフトレジスタの数を示す。)の既知のPNシーケンスが送信機で符号化され、受信シーケンスが受信機で復号される。
【0003】
図1はCDMAシステムにおける典型的なデコーダ回路の一般的な概観を示し、ここで、「BER測定▲3▼」ブロックは、受信PNシーケンス(PN:擬似ノイズ)を復号することによってビットエラーレートを評価する。図2はそのようなビットエラーレート測定を実施する原理を示す。電気通信システムTELEは送信機TXおよび受信機RXを含む。送信機TXでは、(相互接続されたシフトレジスタからなる)送信機PN発生器T−PNが予め定められたシーケンス“111111111”で初期化され、同様に、受信機RXでは、PN発生器R−PNは同じ初期化シーケンスで初期化されなければならない。送信機TXのPN発生器T−PNおよび受信機RXのPN発生器が同期化されることが重要である。図2に示すように、1つの可能性は、送信機TXおよび受信機RXのPN発生器の開始タイミングを設定するための制御チャネルを使用することである。一度PN発生器が初期化されて同期的に始動されると、受信機RXのビットエラーレート測定回路は、発生されたビットの不一致を評価するために、受信機で発生されたPNシーケンスを送信機TXからの受信され復号されたシーケンスと比較することができる。
【0004】
PN発生器T−PN,R−PNに関しては、これらのPN発生器は一般的にシフトレジスタSH1〜SHNとPN発生器の第1のシフトレジスタSH1の入力が形成される中間EXORゲートEX1〜EXN−1(ここで、EX1は第1のXORゲートを示し、EXN−1は第(N−1)のXORゲートすなわち最後に与えられるXORゲートを示す。)との直列接続によって構成されることがお判りであろう。これは一般的に知られた構成であり、EXORゲートとシフトレジスタとの一般的な相互接続の一例が図4に示されている。すなわち、よく知られているように、PNシーケンスの実際の長さ2N−1はシフトレジスタの数NおよびPNシーケンスを発生するのに使用された実際の多項式によって決定される、すなわち、PNシーケンスのタイプは第1のシフトレジスタに対するEXORゲートへの入力の数によって決定される。
【0005】
したがって、図2の電気通信システムTELEの送信機PN発生器T−PNおよび受信機PN発生器R−PNはともに、ゲートおよびシフトレジスタのそのような相互接続を含み、ユーザチャネルのユーザデータが送信機のPNシーケンスを使用して符号化されるとともに受信機のPNシーケンスを使用して復号される場合には常に、シフトレジスタは予め定められたシーケンスを同期的に設定されなければならない(初期化ビットシーケンスは「オール0」の状態であってはならない。)。
【0006】
(発明の背景)
上述した既知のPNシーケンスを使用してビットエラーレート測定を実施する一般的な技術とPN発生器の構成とは1ユーザに対する1チャネルを評価するために従来技術でよく知られているが、タイムスロット化された送信すなわち各送信フレームの複数のユーザチャネル上のユーザデータのタイムスロット多重化は、送信機TXと受信機RXとの間の送信および/または複数のチャネルの処理に使用されるときに、特有の問題がある。
【0007】
すなわち、図2は1ユーザチャネルに対してビットエラーレート測定を実施する状況しか示しておらず、タイムスロット化方法で1フレームを使用する複数のユーザ(ユーザチャネル)がある場合には、各々が1ユーザチャネル専用のいくつかのPN発生器を常に使用しなければならない。すなわち、そのようなタイムスロット多重化技術を使用して通信および/または処理が行われる電気通信システムでは、例えば512までのユーザチャネル(チャネルサイズに応じて)を処理することができ、したがって512の個別のチャネルビットエラーレート測定は個別の専用PNシーケンスをそれぞれ使用して実施されなければならないものと仮定する。
【0008】
これに関して、「各送信フレームの複数のユーザチャネル上のユーザデータのタイムスロット多重化」という表現は、通常の電気通信システムで使用されるさまざまな異なる変調方式すなわちTDMA多重化方式やCDMA多重化方式に関連付けることができることをお判り願いたい。すべてそのような変調方式に共通する本質的な特徴は、各ユーザチャネルが送信フレームに特定のタイムスロットを割り当てられることである。例えば、図1はCDMAシステムの一般的概観を示し、ここでは、ユーザデータがブロック▲3▼でビットエラーレート測定を受ける前に、多数のユーザチャネルがスロット・デマルチプレクサに入力され、復号がタイムスロット・セグメンテーション、ビットインターリーブおよびビタビ・デコーダによって実施される。ここで、このCDMAシステムでは、例えば512までのユーザチャネルが、送信フレームの関連するタイムスロット内の個別のバーストで受信される。
【0009】
図3には、タイムスロット多重化システムの2つの送信フレームFRが図示されている。各フレームFRには、多数のユーザチャネル(例えば、512ユーザチャネル)が収容されなければならない。1ユーザチャネルの完全なユーザデータは、同じ位置(ここでは、フレームの始め)に多数の連続フレームFR上にそれぞれ分配される。しかしながら、ユーザデータはフレームFR内の異なる位置に分配することもできる。
【0010】
図3において、ユーザ1のユーザチャネルは、フレームFRの第1のタイムスロット位置に割り当てられる。図3に示すように、典型的には、10msのフレーム長、フレームの1/512のスロットおよび8MHzのビット周期では、送信機PN発生器または受信機PN発生器によって発生された完全なPNシーケンスのおよそ100ビットしか第1のフレームFRの第1のタイムスロット(ユーザチャネル)に収容することができない。もちろん、例えばPN発生器にN=9シフトレジスタを仮定すると、擬似ノイズシーケンスの実際の長さは2N−1=511ビットとなる。したがって、もちろん、ユーザ1に対するチャネルを完全に評価するために僅か100ビットでは十分ではない。したがって、送信機および受信機のPN発生器が第1フレームの始めに同期化されていたと仮定すると、あるビット数すなわち100ビットの後でないとユーザ1に対して各フレーム内で送信が中断されないため、そのユーザに対してビットエラーレート測定を連続的に実施することができない。すなわち、第1のユーザチャネル1の最初の100ビット後に、ユーザチャネル2の次の100ビットが送信される、すなわち、第1のフレームFRの他の位置が他のユーザにそれぞれ割り当てられる。したがって、各タイムスロットの開始タイミングと終了タイミングとの間では、ユーザチャネル1に対して使用されたPNシーケンスからの限定された数のビットしか評価することができない。
【0011】
その結果、PN発生器は受信機および送信機における各タイムスロットの終了タイミングにおいて第1のユーザに対するその動作を停止し、次のフレーム(すなわち、図3における第2のフレームFR)の各タイムスロットの開始タイミングにおいて最終状態から(すなわち、PN発生器の最終位相状態から)それらのPNシーケンス発生を継続しなければならない。特に、ユーザチャネル1のユーザデータの次の部分が第2のフレームFRの第1の位置で送信されるとき、第1のユーザタイムスロットの終了タイミングにおいてPN発生器が有する位相状態を利用できなければならないため、次のユーザチャネルが開始するときにPN発生器にビットシーケンスのビットを出力させ続けることはできない。すなわち、第2のフレームでは、第1のフレームFRの第1のタイムスロットの終了タイミングにおいてPN発生器が有する最終位相状態からPN発生を継続しなければならない。
【0012】
したがって、図4に示すように、各ユーザチャネル1,2...512には慣例的に別々のPN発生器が設けられ、その動作は各ユーザに対するフレーム内の利用可能なタイムスロットに対応する多数のビットの終了タイミングにおいて中断される。すなわち、図4に略示するシフトレジスタSH1...SH9はPNシーケンスをそれぞれ発生する。しかしながら、それらは単純に停止されるため、各タイムスロットの終了タイミングにおいてそれらの内部状態(前記シフトレジスタにそれぞれ格納されるビットシーケンスとして定義される)を保持する。したがって、制御手段は、フレームで開始する各スロット位置におけるタイムスロット(ユーザチャネル)に従って各PN発生器をトリガーすることによって、ビットシーケンスのさらなる発生を開始する。
【0013】
図4に示す従来の解決法は著しい欠点を有する。例えば、図1のエンコーダ回路に関して説明したように、512までの異なるユーザが存在することがあり、したがってそれぞれ9ビットで開始される512までの異なるPN発生器を設けなければならない。しばしば、そのようなPN発生器はFPGA(Field Programmable Gate Array)ライブラリを使用してハードウェアで実現され、それは、例えば、1PFU(Programmable Functional Unit)に4フリップフロップを実現することができる。この場合、PFUの総量mPFUは次のようになる。
PFU=512(ユーザ数)*9ビット(シフトレジスタの数N)
=512*3 PFU=1536 PFU
【0014】
駆動または制御論理が所要のハードウェアに対するmPFUの上記計算には含まれない事実に加えて、個別のPN発生器はフレーム内の正しいタイムスロット位置でトリガーされなければならない。したがって、図1に略示するCDMAシステムに典型的に存在するような多数のユーザに対するビットエラーレート測定を処理するために、ハードウェアの量すなわち1536PFUは非常に大きくなる。
【0015】
(発明の概要)
特に、ユーザチャネルを処理するためにフレームでタイムスロット多重化を使用する電気通信システム例えばTDMAまたはCDMA伝送方法(CDMAはバースト伝送を使用する。)では、多数のユーザチャネルが利用され、各ユーザチャネルは送信機および受信機で別々のPN発生器を利用することによってそれ自体のBER測定を実施しなければならず、そのために、多量のハードウェアとなる問題が存在することを説明してきた。
【0016】
したがって、本発明の目的は、複数のユーザチャネルに対するBER測定を最小のハードウェアリソースで行うことができる送信機、受信機、電気通信システムおよび方法を提供することにある。
【0017】
(目的の解決法)
本発明の目的は、各送信フレーム内のユーザデータのタイムスロット多重化を使用して複数のユーザチャネルが処理される電気通信システムの送信機(請求項1)によって解決される。この送信機は、予め定められたビット数のPNシーケンスを発生するN個のシフトレジスタを含む単一の送信機PN発生器であって、前記予め定められたビット数2N−1が各ユーザチャネルに対して各タイムスロット内で送信することができるビットの数よりも大きい、送信機PN発生器と、各ユーザチャネルに対して前記PN発生器の位相状態を格納するPN発生器位相状態メモリであって、位相状態が前記PN発生器の前記シフトレジスタにそれぞれ格納されるビットシーケンスとして定義される、PN発生器位相状態メモリと、各ユーザチャネルの各タイムスロットの開始タイミングおよび終了タイミングを検出するタイミング手段と、前記メモリから読み出された位相状態を前記PN発生器に書き込むとともに、前記PN発生器から読み出された位相状態を前記メモリに書き込むリード/ライト手段とを含み、前記リード/ライト手段が、前記タイミング手段が特定ユーザチャネルに割り当てられた前記フレーム内のタイムスロットの開始タイミングを検出するときに前記メモリから前記特定ユーザチャネルに対する位相状態を読み出すとともに前記読み出された位相状態を前記PN発生器に書き込み、また、前記タイミング手段が前記特定ユーザチャネルに属するタイムスロットの終りを検出するときに前記PN発生器の位相状態を読み出すとともに前記読み出された位相状態を前記メモリに書き込むように適合されている。
【0018】
また、この目的は、複数のユーザチャネルが各送信フレーム内のユーザデータのタイムスロット多重化を使用して処理される電気通信システムの受信機(請求項9)によって解決される。受信機は、予め定められたビット数2N−1のPNシーケンスを発生する数Nのシフトレジスタを含む単一の受信機PN発生器であって、前記予め定められたビット数2N−1が各ユーザチャネルに対して各タイムスロット内で送信することができるビット数よりも大きい、受信機PN発生器と、各ユーザチャネルに対して前記PN発生器の位相状態を格納するPN発生器位相状態メモリであって、位相状態が前記PN発生器の前記シフトレジスタにそれぞれ格納されるNビットシーケンスとして定義される、PN発生器位相状態メモリと、各ユーザチャネルの各タイムスロットの開始タイミングおよび終了タイミングを検出するタイミング手段と、前記メモリから読み出された位相状態を前記PN発生器に書き込むとともに、前記PN発生器から読み出された位相状態を前記メモリに書き込むリード/ライト手段とを含み、前記リード/ライト手段が、前記タイミング手段が特定ユーザチャネルに割り当てられた前記フレーム内のタイムスロットの開始タイミングを検出するときに前記メモリから前記特定ユーザチャネルに対する位相状態を読み出すとともに前記読み出された位相状態を前記PN発生器に書き込み、また、前記タイミング手段が前記特定ユーザチャネルに属するタイムスロットの終りを検出するときに前記PN発生器の位相状態を読み出すとともに前記読み出された位相状態を前記メモリに書き込むように適合されている。
【0019】
さらに、この目的は、複数のユーザチャネルが各送信フレーム内のユーザデータのタイムスロット多重化を使用して処理される電気通信システム(請求項17)によって解決される。電気通信システムは、予め定められたビット数2N−1のPNシーケンスを発生する数Nのシフトレジスタを含む単一の送信機PN発生器であって、前記予め定められたビット数2N−1が各ユーザチャネルに対して各タイムスロット内で送信することができるビット数よりも大きい、送信機PN発生器と、各ユーザチャネルに対して前記送信機PN発生器の位相状態を格納する送信機PN発生器位相状態メモリであって、位相状態が前記送信機PN発生器の前記シフトレジスタにそれぞれ格納されるNビットシーケンスとして定義される、送信機PN発生器位相状態メモリと、各ユーザチャネルの各タイムスロットの開始タイミングおよび終了タイミングを検出する送信機タイミング手段と、前記送信機メモリから読み出された位相状態を前記送信機PN発生器に書き込むとともに、前記送信機PN発生器から読み出された位相状態を前記送信機メモリに書き込む送信機リード/ライト手段であって、前記送信機リード/ライト手段が、前記送信機タイミング手段が特定ユーザチャネルに割り当てられた前記フレーム内のタイムスロットの開始タイミングを検出するときに前記送信機メモリから前記特定ユーザチャネルの位相状態を読み出すとともに前記読み出された位相状態を前記送信機PN発生器に書き込み、また、前記送信機タイミング手段が前記特定ユーザチャネルに属するタイムスロットの終了タイミングを検出するときに前記送信機PN発生器の位相状態を読み出すとともに前記読み出された位相状態を前記送信機メモリに書き込む、送信機リード/ライト手段とを含む少なくとも1つの送信機と、予め定められたビット数2N−1のPNシーケンスを発生する数Nのシフトレジスタを含む単一の受信機PN発生器であって、前記予め定められたビット数2N−1が各ユーザチャネルに対して各タイムスロット内で送信することができるビット数よりも大きい、受信機PN発生器と、各ユーザチャネルに対して前記受信機PN発生器の位相状態を格納する受信機PN発生器位相状態メモリであって、位相状態が前記受信機PN発生器の前記シフトレジスタにそれぞれ格納されるNビットシーケンスとして定義される受信機PN発生器位相状態メモリと、各ユーザチャネルの各タイムスロットの開始タイミングおよび終了タイミングを検出する受信機タイミング手段と、前記受信機メモリから読み出された位相状態を前記受信機PN発生器に書き込むとともに、前記受信機PN発生器から読み出された位相状態を前記受信機メモリに書き込む受信機リード/ライト手段であって、受信機リード/ライト手段が、前記受信機タイミング手段が特定ユーザチャネルに割り当てられた前記フレーム内のタイムスロットの開始タイミングを検出するときに前記受信機メモリから前記特定ユーザチャネルの位相状態を読み出すとともに前記読み出された位相状態を前記受信機PN発生器に書き込み、また、前記受信機タイミング手段が前記特定ユーザチャネルに属するタイムスロットの終りを検出するときに前記受信機PN発生器の位相状態を読み出すとともに前記読み出された位相状態を前記受信機メモリに書き込む、受信機リード/ライト手段とを含む少なくとも1つの受信機とを含む。
【0020】
また、この目的は、電気通信システムにおける複数のユーザチャネルに対して予め定められたビット数2N−1のPNシーケンスを発生する方法(請求項26)によって解決される。この方法では、数Nのシフトレジスタを含む単一のPN発生器により、前記複数のユーザチャネルは各送信フレーム内のユーザデータのタイムスロット多重化を使用して処理され、前記PNシーケンスの前記予め定められたビット数は各ユーザチャネルに対して各タイムスロット内で送信することができるビット数よりも大きく、該方法は、フレーム内の特定ユーザに割り当てられたタイムスロットの開始タイミングが検出されるときにPN発生器位相状態メモリに格納されている特定ユーザチャネル位相状態をPN発生器にロードするステップであって、前記位相状態がNビットシーケンスとして定義されるステップと、特定タイムスロット中に特定ユーザチャネルに対するPNシーケンスを確立するステップと、前記特定タイムスロットの終りに前記PN発生器で得られる位相状態を新しい特定ユーザチャネル位相状態として前記PN発生器位相状態メモリに書き込むステップとを含み、前記一連のロード、確立および書込みステップが各特定ユーザチャネルに対してその特定タイムスロット内で繰り返される。
【0021】
(発明の好ましい態様)
本発明の一態様によれば、送信機および受信機には単一のPN発生器しか必要がない。送信機および受信機で複数のPN発生器を使用する代わりに、本発明は、各チャネルに対する各PNシーケンスの中間状態(位相状態)が格納される状態メモリを使用する。フレーム内の正しい開始タイミング(正しい位置)が各ユーザチャネルに対して到着する場合には、PN発生器の対応する最終位相状態が状態メモリ(RAM)から読み出され、次のフレームの対応するタイムスロットの再開始時にPN発生器の再初期化に使用される。後述するように、1つのPN発生器と1つの状態メモリしか使用しないことによって、ハードウェアの所要量が著しく低減される。
【0022】
本発明の他の態様によれば、PN発生器はプログラミング信号に応答して異なるPNシーケンスを生じるようにプログラムすることができるため、各ユーザチャネルは異なるPNシーケンスを使用することができる。すなわち、例えば異なるユーザチャネルに異なる種類のユーザデータがある場合には、PNシーケンスの長さおよび多項式は各ユーザチャネルに対して異なることができる。これは、状態メモリから最終ビットシーケンスを読み出すのに読出しアドレスを使用するだけでなく、プログラミング信号に従って異なるタイプおよび長さのPNシーケンスを発生するPN発生器のPNシーケンスプログラミング手段をアドレスするのにもそれを使用することによって、有利に達成される。
【0023】
本発明の他の有利な実施例および改良は従属項に記載されている。以下、本発明はそれの実施例を参照して説明される。
【0024】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。図面において、同じまたは類似の参照符号は、同じまたは類似の部品およびステップを示す。
【0025】
(第1の実施例)
図5−1および図5−2は、電気通信システムの送信機または受信機で使用されるPN発生器構成を示し、そこでは、図3を参照して一般的に上述したように、複数のユーザチャネルUS1,US2が各送信フレームFR内のユーザデータのタイムスロット多重化を使用して処理される。以下では、PN発生の機能が送信機を参照して説明されるが、上述したように、同じ構成が受信機にも当てはまる。
【0026】
図5−1に示すように、送信機TXは、単一の送信機PN発生器T−PNしか含んでいない。PN発生器は、上述したものと同じ構成を有する、すなわち、それは、予め定められたビット数2N−1のPNシーケンスを発生するN個のシフトレジスタSH1〜SHNを含み、ここで、前記予め定められたビット数2N−1は各ユーザチャネルに対してフレームFR内の各タイムスロットで実際に送信することができるビット数よりも大きいものと仮定する(PNシーケンス全体を1タイムスロットのビットエラーレート測定に使用できるため、そうでなければ明らかに問題はないため)。
【0027】
PN発生器位相状態メモリISMは、各ユーザチャネルに対して別々に単一のPN発生器の位相状態PSTを格納する。位相状態はここではビットシーケンスとして定義され、それは前記PN発生器の前記シフトレジスタにそれぞれ格納される。メモリISMのメモリ空間は、任意のある時間に全ユーザチャネルに対する中間位相状態を同時に保持するのに十分な大きさである。リード/ライト手段R/Wだけでなくタイミング手段TMも内蔵する制御手段CMがまた設けられる。タイミング手段TMの基本的機能は、各ユーザチャネルの各タイムスロットの開始タイミングおよび終了タイミングを検出することであり、各ユーザチャネルの開始タイミングの検出により、アドレスデコーダADR−DECは、リード/ライト用の対応ユーザアドレスをメモリISMに出力する。図5−1に矢符で示すように、新しいユーザ(チャネル)を評価しなければならないときは常に、新しいすなわち最後に使用された位相状態が、メモリISMから読み出され、PN発生器T−PNを再初期化するのに使用される。
【0028】
「新しい位相状態」および「スロットの終りでの位相状態」を表示する図5−1の矢符で示すように、図5−1のPN発生器は一般的に次のように実施される。一度予め定められた数のビット(例えば、100ビット)がPNシーケンスとしてPN発生器によって出力されると、最終状態(位相状態)が、特定のユーザチャネルアドレスにおいてメモリデバイスRAMに格納され、同じユーザチャネルの開始タイミングが次のフレームで検出されるとPN発生器を再初期化するために使用される。次のユーザチャネルの開始タイミングでは、アドレスデコーダADR−DECは次のユーザチャネルアドレスを出力し、また、次のユーザチャネルに対する対応位相状態が、メモリから読み出され、PN発生器を再初期化するのに使用される。次の決定された数のビットに対して、PN発生器は、フレーム内の次のチャネルタイムスロットに対するPNシーケンスを発生している。
【0029】
図5−2は、本発明による方法のフロー図をより詳細に示す。また、fおよびuはフレームおよびユーザチャネル番号(インデクス)をそれぞれ示すものと仮定する。送信すなわちビットエラーレート測定が第1のフレーム(f=1)で開始されると、初期化シーケンスがステップST1でメモリISMから読み出される。すなわち、タイミング手段が第1のフレームFR(f=1)内の第1のユーザチャネル(u=1)の開始タイミングを決定すると、初期化シーケンスがステップST1でPN発生器に設定される。原理的には初期化シーケンスは単純な独立メモリから読み出すことができるが、初期化シーケンスを初期化位相状態として状態メモリISM内の全ユーザチャネルエントリーに設定して、第1の初期化中(f=1)に各ユーザチャネルuがそれの各初期化シーケンスを設定されるようにすることが好ましい。この場合には、全ユーザチャネルに対する初期化シーケンスは、同じとしたり、実際上互いに異なるようにしたりすることができる。
【0030】
特定ユーザチャネルに割り当てられた全ての特定メモリ位置においてメモリISMにオール“1”の初期化シーケンスを格納するのではなく、初期化に対する他の可能性は次のようである。始動状態またはリセットされた後では、受信機または送信機は全メモリ位置に“0”しか格納していない。メモリに特定の“1”シーケンスを格納しないで、メモリの出力に第1の組のインバータを設けて、オール“0”の位相状態をそれがオール“1”の初期化シーケンスとしてPN発生器に書き込まれる前に反転させることができる。PN発生器から読み出された位相状態PSTをそれが前記位相状態メモリISMに書き込まれる前に反転させるために、メモリISMの入力に第2の組のインバータが設けられる。したがって、初期化プロセス中だけでなくPN発生器に対する中間位相状態の読み書き中にも反転が行われる、すなわち、全ビットは、それらがメモリから読み出された後およびそれらがメモリに書き込まれる前に、反転される。このようにして、オールゼロ(“0”)状態にリセットされているときはいつでも、メモリから直接正しいビット値(オールワンすなわち“1”)が得られる。ビットが2回反転される(ロードおよびストアで)ため、これはPN発生器内の発生されたPNシーケンスが影響を受けないままとする。
【0031】
上述したように、初期化シーケンスがオール“1111...11”であり、メモリのリセット状態がしたがってオール“0000...00”であれば、メモリの各入力および出力ラインは、全ビットに対して反転が行われるように、インバータを有する。しかしながら、初期化値が1111...11”ではなくリセット状態“0000...00” を維持しながら実際には“1010...10”であれば、初期化シーケンスが“1”を有するライン(ビット位置)上にしかインバータは設けられない。
【0032】
より一般的には、リセット状態もオール“0000...00”で必ずしもなければ、異なっている初期化シーケンスおよびリセット状態のビットに対して、インバータが(メモリの入力および出力に)設けられる。初期化シーケンスおよびリセット状態が同じであるビットに対しては、インバータを設ける必要がない。したがって、他の可能性は、その初期値がメモリのリセット値とは異なる全ビットを、それらがメモリから読み出された後およびそれらがメモリに書き込まれる前に、反転させることである。このようにして、リセットされているときはいつでも、正しいビット値がメモリから直接得られる。ビットが2回反転される(ロードおよびストアにおいて)か全く反転されないため、これは、発生されたビットシーケンスが影響を受けないままとされ、しかもメモリのリセット状態(例えば、オールゼロ)から直接任意の初期値を発生することができる。好ましくは、初期化シーケンスを形成するのに使用されるリセット状態は、全ユーザチャネルに対して同じである。
【0033】
ステップST2では、第1のユーザチャネルに対して適切なシーケンスが設定されているPN発生器は、このユーザチャネルに対する例えば100ビットのサブシーケンスを発生する(この点に関しては図3の説明も参照されたい。)。タイミング手段がステップST3でこのユーザチャネルに対する終了タイミングを検出すると、この時点でPN発生器に存在する位相状態が、アドレスデコーダADR−DECによって出力されたユーザアドレスでかつこのユーザチャネルに属するメモリISMに格納される。
【0034】
ステップST4では、さらなるユーザチャネルがフレームに存在する場合には(ステップST4で“Y”)、ステップST1,ST3,ST3における発生および格納が次のユーザチャネルに対して繰り返される。第2のユーザチャネルに対する初期化シーケンスは、第1のユーザチャネルとは異なることもあれば、同じこともある。ここでも、第2のユーザチャネルの終了タイミングでは、そのときにPN発生器に存在する位相状態が、各ユーザアドレスでメモリISMに格納される。
【0035】
チャネルがステップST4で検出されない場合には(ステップST4で“N”)、ステップST5は、さらなるフレームが処理されたり送信される必要があるかどうかすなわち送信が停止されているかどうかを確認する。
【0036】
ステップST4でフレームfの全ユーザチャネルがそれらのシーケンスを終了している(ステップST4で“N”)と判断され、かつ、さらなるフレームがある(ステップST5で“Y”)場合には、ステップST1,ST2,ST3,ST4の反復巡回が次のフレームf+1内の全ユーザチャネルに対して繰り返される。
【0037】
ステップST1〜ST4におけるメモリISMおよび前記PN発生器に対する反復読み書きは、アドレスデコーダADR〜DECによって発せられた特定のユーザアドレスに対してメモリISMのリード状態またはライト状態をそれぞれ設定するリード/ライト手段W/Rに各制御信号を発するタイミング手段TMによって支配される。したがって、反復して、PN発生器の位相状態がタイムスロットの終りで読み出され、新しい位相状態が次のスロットの始めにPN発生器に設定される。
【0038】
本質的には、図5−2の本発明の上記した方法は次のように要約することができる。最初に、フレーム内の特定ユーザチャネルに割り当てられたタイムスロットの開始タイミングが検出されると、各PN発生器位相状態メモリISMに格納されたユーザチャネル特定位相状態PSTがステップST1でPN発生器T−PNまたはR−PNにロードされる。その位相状態はNビットシーケンスとして定義される。次に、特定ユーザチャネルに対するPNシーケンスが、フレーム内の各ユーザチャネルに属する特定タイムスロット中にステップST2で確立される。次に、前記特定タイムスロットの終りに前記各PN発生器T−PN,R−PNで得られた位相状態PSTが、ステップST3で、次のフレーム内の特定タイミングにおいて同じタイムスロットが再度発生するときに使用され再度読み出される新しいユーザチャネル特定位相状態PSTとして前記PN発生器位相状態メモリISMに書き込まれる。すなわち、さらなるタイムスロットがある(ステップST4で“Y”)場合には、一連のロードステップ,確立ステップおよび書込みステップがそれの特定タイムスロットで各特定ユーザチャネルに対してステップST4からステップST1,ST2,ST3まで繰り返され、その後、さらなるフレームがある(ステップST5で“Y”)場合には、もちろん、次のフレームのタイムスロットで逐次繰り返される。メモリに対する各ユーザチャネル特定位相状態の読み書きにより、1つだけのPN発生器を全チャネルに対して使用することができる。
【0039】
ここでも、上記したPN発生シーケンスが受信機でBER測定を連続的に実施するのに使用されることをお判り願いたい。この方法は、処理、伝送および通信が複数のユーザチャネルに対してタイムスロット方式で実施される任意の送信機、受信機および電気通信システムに応用することができる。この方法は、特定の変調方式とは無関係に、データ処理またはデータ通信のために異なるユーザチャネルへのタイムスロット割当てが使用されるあらゆる伝送方式に応用することができる。2つの例は、個別のフレームでのTDMAおよびCDMAタイムスロット使用である。
【0040】
メモリISMが例えばフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)ライブラリによって実現されるランダムアクセスメモリRAMとすることができることをすでに説明した。また、PN発生器は、好ましくは、そのようなFPGAによって実現されることができる。しかしながら、図5−1の回路のハードウェア実現に必要なハードウェア量は図4の構成と対比して著しく低減される。その理由は、RAMメモリはどの技術を使用しても複数のPN発生器のレジスタよりも遥かに少ないリソースで済むことである(図4参照)。上記したFPGAライブラリが16アドレス深さおよび4ビット幅のRAMを実現するのに1PFUを使用するものと仮定すると、16アドレス(=ユーザ)深さおよび12ビット幅であるRAMを実現するのに3PFUしか必要としない。これは、512ユーザに対して、512ユーザチャネルの各単一ユーザに対する9ビットPN発生器の実際の位相状態を格納するのに僅か32*3PFU=96PFUしか必要としないことを意味する。
【0041】
また、9ビット幅を有する1つのPN発生器は3PFUによって実現されることができる。さらに、9アドレスレジスタが3PFUに対応して実現されなければならない。最後に、2PFUに対応する読み書きフリップフロップが実現されなければならない。したがって、合計では、
PFU=(96+3+3+2) PFU=104 PFU
しか使用する必要がない。しかしながら、このサイズは完全な駆動制御論理を既に考慮しているが、図4の従来技術の1536PFUの上記例では駆動/制御論理さえ考慮されていないことを強調したい。したがって、最小のハードウェア努力により、送信機および受信機におけるBER測定のためにPNシーケンスの発生原理を使用するときには、多数のチャネルがそれらのビットエラーレートについて評価され得る。
【0042】
(第2の実施例)
図6および図7は本発明の第2の実施例を示す。基本的には、図6の回路の機能は、複数のユーザチャネルに対する位相状態の読み書きに関して図5−1の回路の機能と同じである。すなわち、矢符「新しい位相状態」および「スロットの終りでの位相状態」で示すように、各タイムスロットの始めには、それぞれ最後に格納された位相状態がメモリISMから読み出されるとともにPN発生器に書き込まれる。各タイムスロットの終了タイミングでは、PN発生器で得られた位相状態が、PN発生器から読み出されるとともに、アドレスデコーダによって指示された特定ユーザチャネルアドレスでメモリISMに書き込まれる。
【0043】
しかしながら、図6の構成は、図6では(中間EXORゲートを有する)複数のシフトレジスタSH1〜SHNだけでなくアドレス変換手段ACM,ゲート手段ANDおよびその機能については後述するマルチプレクサMUXからも構成されているPN発生器が設けられている点で、図5−1の構成とは異なる。アドレス変換手段ACM,ゲート手段ANDおよびマルチプレクサMUXを設けることは、各ユーザチャネルに対する異なるタイプおよび長さのPNシーケンスの使用を可能にさせる。
【0044】
すなわち、図5−1の構成の1つの欠点は、PN発生器構成が固定されており、したがって同じPNシーケンス(すなわち、タイプおよび長さ)が全ユーザすなわち全ユーザチャネルに対して使用されることである。しかしながら、各ユーザチャネルに対してPNシーケンス発生の柔軟な構成を有することも望ましい。したがって、アドレス変換手段ACM,ゲート手段ANDおよびマルチプレクサMUXは、前記PN発生器をプログラミングして予め定められたPNシーケンスを発生するPNシーケンスプログラミング手段PN−PMを構成する。
【0045】
図7は、ゲート手段AND,マルチプレクサMUXおよびアドレス変換手段ACMを含むPNシーケンスプログラミング手段PN−PMの一実施例を示す。PN発生器は、それらの中間EXORゲートEX1,EX2...EXN−1を有するシフトレジスタSH1〜SHNの構成に関して、従来の構成を有する。また、図7では、レジスタの出力から第1のレジスタSH1の入力へのフィードバックを発生する原理も従来のものである。しかしながら、ゲート手段は、EXORゲートとシフトレジスタの出力とアドレス変換手段との間に接続された複数のANDゲートを含んでいる。すなわち、各ANDゲートAND1,AND2...ANDNの一方の入力はレジスタの出力に接続され、ANDゲートの他方の入力はアドレス変換手段ACMに接続されている。
【0046】
アドレス変換手段ACMは、例えばユーザチャネルアドレスを受信し、このユーザチャネルアドレスに基づいて特定ユーザチャネルに使用されるべきPNシーケンスの特定のタイプ(および長さ)を決定する。所望のPNシーケンスに応じて、アドレス変換手段は、次に、各ANDゲートAND1,AND2...ANDNに“1”を出力して各XORゲートへの出力の論理的影響を許す。したがって、各ユーザアドレスに応答して、異なるタイプのPNシーケンスをPN発生器にプログラムすることができる。各ANDゲートに入力されるアドレス変換手段ACMの“1”出力は、PN発生器における特定タイプのPN多項式をプログラミングするプログラミング信号として機能する。
【0047】
図7から、シフトレジスタSH1〜SHNの数Nはまだ固定されているため、ANDゲートを設けるだけではPNシーケンスの長さ2N−1を変えることはできないことがお判りであろう。しかしながら、アドレス変換手段は、使用されるシフトレジスタの数を変えるためにさらなるプログラミング信号を出力することもできる。特に、このプログラミング信号は、基本的には各シフトレジスタがバイパスされるように各シフトレジスタの出力ラインに接続されたマルチプレクサゲートMUX1...MUXnに入力される。したがって、マルチプレクサゲートにプログラミング信号をさらに出力することにより、使用されるシフトレジスタの数Nを変えることができ、したがってPNシーケンスのタイプの他にPNシーケンスの長さも変えることができる。
【0048】
したがって、各ユーザチャネルは、タイムスロットにおいて異なるタイプおよび/または長さのPNシーケンスを使用することができ、図5−1と同じ方法で各異なるタイプの位相状態がメモリISMに対して読み書きされる。また、メモリISMに対してどのように読み書きを実施できるかについては他の方法および手段があることをお判り願いたい。例えば、制御手段CMに設けられたタイミング手段TMは、個別のフレーム内の各タイムスロットを単にカウントし、アドレスデコーダを介したアドレス供給と同様に特定ユーザチャネルを示すカウント数に基づいてメモリISMにリード信号およびライト信号を加えることができる。したがって、本発明は、図5−1,図6および図7の明白なユーザチャネルアドレスの使用に限定されるものではなく、各ユーザチャネル(タイムスロット)について別々にメモリISMおよびPN発生器に対して位相状態が読み書きされることが保証される限り、完全に機能する。
【0049】
また、図面および実施例を参照して説明された本発明は現在考えられるその最善の実施モードを例示するにすぎないことを留意願いたい。したがって、当業者は、上記教示に基づいて本発明の他の変更および修正を引き出すことができ、それは完全に添付された特許請求の範囲に入る。したがって、ここに含まれる教示に基づいて他の実施例を容易に考案できるため、本発明は明細書により限定されるものではない。さらに、本発明は明細書および特許請求の範囲に個別に記載された特徴の組合せも含むことができる。
【0050】
特許請求の範囲における参照符号は、判りやすくする目的で使用されているにすぎず、保護の範囲を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 CDMA受信機で使用されるデコーダ回路の原理図を示す。
【図2】 PN発生器を使用するビットエラーレート測定を示す。
【図3】 個別のユーザに割り当てられた個別のタイムスロットを示す。
【図4】 従来技術に従って複数のユーザチャネルに対するBER測定をできるようにするための多数のPN発生器の使用を示す。
【図5−1】 本発明の第1の実施例による送信機または受信機のPN発生器構造の原理図を示す。
【図5−2】 図5−1の構造を使用する複数のユーザチャネルに対してビットシーケンスを発生する方法の原理的フロー図を示す。
【図6】 本発明の第2の実施例によるプログラマブルPN発生器を有するPN発生器構造を示す。
【図7】 図6で使用されたプログラマブルPN発生器の一実施例を示す。

Claims (42)

  1. 複数のユーザチャネル(US1,US2)が各送信フレーム(FR)内のユーザデータ(US1,US2)のタイムスロット多重化を使用して処理される電気通信システム(TELE)の送信機(TX)であって、
    a)予め定められたビット数(2N−1)のPNシーケンスを発生する多数(N)のシフトレジスタ(SH1〜SHN)を含む一つの送信機PN発生器(T−PN)であって、前記予め定められたビット数(2N−1)が、各ユーザチャネルに対して各タイムスロットで送信することができるビット数よりも大きい、一つの送信機PN発生器(T−PN)と、
    b)各ユーザチャネルに対する前記PN発生器(T−PN)の位相状態(PST)を格納するPN発生器位相状態メモリ(ISM)であって、位相状態が、前記PN発生器の前記シフトレジスタにそれぞれ格納されたビットシーケンスとして定義される、PN発生器位相状態メモリ(ISM)と、
    c)各ユーザチャネルの各タイムスロットの開始タイミングおよび終了タイミングを検出するタイミング手段(TM)と、
    d1)前記メモリから読み出された位相状態を前記PN発生器に書き込むとともに、前記PN発生器から読み出された位相状態を前記メモリに書き込むリード/ライト手段(R/W)と、
    を含み、
    d2)前記リード/ライト手段(R/W)が、
    前記タイミング手段が特定ユーザチャネルに割り当てられた前記フレーム内のタイムスロットの開始タイミングを検出すると、前記特定ユーザチャネルに対する位相状態を前記メモリから読み出すとともに該読み出された位相状態を前記PN発生器に書き込み、
    前記タイミング手段が前記特定ユーザチャネルに属するタイムスロットの終りを検出すると、前記PN発生器の位相状態を読み出すとともに該読み出された位相状態を前記メモリに書き込む、
    送信機(TX)。
  2. 前記メモリが、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ・ライブラリ(FPGA)によって実現されるランダムアクセスメモリ(RAM)であることを特徴とする、請求項1記載の送信機(TX)。
  3. 前記ユーザチャネルに割り当てられた前記タイムスロットが、前記フレーム内のTDMAまたはCDMAタイムスロットであることを特徴とする、請求項1記載の送信機(TX)。
  4. 前記メモリが、初期化位相状態(111111111)をそれぞれ格納し、
    特定ユーザチャネルのタイムスロット開始タイミングがフレームで該フレームの送信開始中に初めて検出されるときは常に、前記ライト/リード手段(W/R)がそれを読み出して前記PN発生器を初期化するのに使用する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の送信機(TX)。
  5. 前記PN発生器(T−PN)が、該PN発生器(T−PN)をプログラミングして予め定められたPNシーケンスを発生するPNシーケンスプログラミング手段(PN−PM)を含むことを特徴とする、請求項1記載の送信機(TX)。
  6. 前記PNシーケンスプログラミング手段(PN−PM)が、ユーザチャネルアドレスをプログラミング信号に変換するアドレス変換手段(ACM)と、前記プログラミング信号を受信するとともに、前記プログラミング信号に応答して前記PN発生器の第1のシフトレジスタ(SH1)に対する入力を発生するEXORゲートを介して前記PNレジスタ(SH1〜SHN)の出力信号を帰還させるゲート手段(AND1〜ANDN,MUX1〜MUXN)と、を含むことを特徴とする、請求項5記載の送信機(TX)。
  7. 前記ゲート手段(AND1〜ANDN,MUX1〜MUXN)が、前記プログラミング信号を1つの入力で受信しシフトレジスタの前記出力信号を他の入力で受信し各XORゲートに信号を出力する多数のANDゲートを含み、
    前記プログラミング信号が、前記PN発生器によって発生されたPNシーケンスのタイプを決定する、
    ことを特徴とする、請求項6記載の送信機(TX)。
  8. 前記ゲート手段(AND1〜ANDN,MUX1〜MUXN)が、次のシフトレジスタの入力に接続された出力端子,関連するシフトレジスタの出力に接続された1つの入力端子,前記関連するシフトレジスタの入力に接続された他の入力端子および前記アドレス変換手段(ACM)からのプログラミング信号を受信するように接続された制御入力端子を有するマルチプレクサゲート(MUX)をさらに含み、
    前記マルチプレクサゲートに加えられた前記プログラミング信号が、各ユーザチャネルに対して前記PN発生器によって発生されたPNシーケンスの長さを決定する、
    ことを特徴とする、請求項7記載の送信機(TX)。
  9. 複数のユーザチャネル(US1,US2)が各送信フレーム(FR)内のユーザデータ(US1,US2)のタイムスロット多重化を使用して処理される電気通信システム(TELE)の受信機(RX)であって、
    a)予め定められたビット数(2N−1)のPNシーケンスを発生する多数の(N)のシフトレジスタ(SH1〜SHN)を含む一つの受信機PN発生器(R−PN)であって、前記予め定められたビット数(2N−1)が、各ユーザチャネルに対して各タイムスロット内で送信することができるビット数よりも大きい、一つの受信機PN発生器(R−PN)と、
    b)各ユーザチャネルに対する前記PN発生器(R−PN)の位相状態(PST)を格納するPN発生器位相状態メモリ(ISM)であって、位相状態が、前記PN発生器の前記シフトレジスタにそれぞれ格納されたNビットシーケンスとして定義される、PN発生器位相状態メモリ(ISM)と、
    c)各ユーザチャネルの各タイムスロットの開始タイミングおよび終了タイミングを検出するタイミング手段(TM)と、
    d1)前記メモリから読み出された位相状態を前記PN発生器に書き込むとともに、前記PN発生器から読み出された位相状態を前記メモリに書き込むリード/ライト手段(R/W)と、
    を含み、
    d2)前記リード/ライト手段(R/W)が、
    前記タイミング手段が特定ユーザチャネルに割り当てられたフレーム内のタイムスロットの開始タイミングを検出すると、前記特定ユーザチャネルに対する位相状態を前記メモリから読み出すとともに該読み出された位相状態を前記PN発生器に書き込み、
    前記タイミング手段が前記特定ユーザチャネルに属するタイムスロットの終りを検出すると、前記PN発生器の位相状態を読み出すとともに該読み出された位相状態を前記メモリに書き込む、
    受信機(RX)。
  10. 前記メモリが、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ・ライブラリ(FPGA)によって実現されるランダムアクセスメモリ(RAM)であることを特徴とする、請求項9記載の受信機(RX)。
  11. 前記ユーザチャネルに割り当てられた前記タイムスロットが、前記フレーム内のTDMAまたはCDMAタイムスロットであることを特徴とする、請求項9記載の受信機(RX)。
  12. 前記メモリが、初期化位相状態(111111111)をそれぞれ格納し、
    特定ユーザチャネルのタイムスロット開始タイミングがフレームの送信の開始中に前記フレームで初めて検出されるときは常に、前記ライト/リード手段(W/R)がそれを読み出して前記PN発生器を初期化するのに使用する、
    ことを特徴とする、請求項9記載の受信機(RX)。
  13. 前記PN発生器(R−PN)が、該PN発生器(R−PN)をプログラミングして予め定められたPNシーケンスを発生するPNシーケンスプログラミング手段(PN−PM)を含むことを特徴とする、請求項9記載の受信機(RX)。
  14. 前記PNシーケンスプログラミング手段(PN−PM)が、
    ユーザチャネルアドレスをプログラミング信号に変換するアドレス変換手段(ACM)と、
    前記プログラミング信号を受信するとともに、前記プログラミング信号に応答して前記PN発生器の第1のシフトレジスタ(SH1)に対する入力を発生するEXORゲートを介して前記シフトレジスタ(SH1〜SHN)の出力信号を帰還させるゲート手段(AND1〜ANDN,MUX1〜MUXN)と、
    を含むことを特徴とする、請求項13記載の受信機(RX)。
  15. 前記ゲート手段(AND1〜ANDN,MUX1〜MUXN)が、前記プログラミング信号を1つの入力で受信しシフトレジスタの前記出力信号を他の入力で受信し各XORゲートに信号を出力する多数のANDゲートを含み、
    前記プログラミング信号が、前記PN発生器によって発生されるPNシーケンスのタイプを決定する、
    ことを特徴とする、請求項14記載の受信機(RX)。
  16. 前記ゲート手段(AND1〜ANDN,MUX1〜MUXN)が、次のシフトレジスタの入力に接続された出力端子,関連するシフトレジスタの出力に接続された1つの入力端子,前記関連するシフトレジスタの入力に接続された他の入力端子および前記アドレス変換手段(ACM)からのプログラミング信号を受信するように接続された制御入力端子を有するマルチプレクサゲート(MUX)を含み、
    前記マルチプレクサゲートに加えられた前記プログラミング信号が、各ユーザチャネルに対して前記PN発生器によって発生されるPNシーケンスの長さを決定する、
    ことを特徴とする、請求項15記載の受信機(RX)。
  17. 複数のユーザチャネル(US1,US2)が各送信フレーム(FR)内のユーザデータ(US1,US2)のタイムスロット多重化を使用して処理される電気通信システム(TELE)であって、
    a)予め定められたビット数(2N−1)のPNシーケンスを発生する多数(N)のシフトレジスタ(SH1〜SHN)を含む一つの送信機PN発生器(T−PN)であって、前記予め定められたビット数(2N−1)が、各ユーザチャネルに対して各タイムスロットで送信することができるビット数よりも大きい、一つの送信機PN発生器(T−PN)と、
    b)各ユーザチャネルに対する前記送信機PN発生器(T−PN)の位相状態(PST)を格納する送信機PN発生器位相状態メモリ(ISM)であって、位相状態が、前記送信機PN発生器の前記シフトレジスタにそれぞれ格納されるビットシーケンスとして定義される、送信機PN発生器位相状態メモリ(ISM)と、
    c)各ユーザチャネルの各タイムスロットの開始タイミングおよび終了タイミングを検出する送信機タイミング手段(TM)と、
    d1)前記送信機メモリから読み出された位相状態を前記送信機PN発生器に書き込むとともに、前記送信機PN発生器から読み出された位相状態を前記送信機メモリに書き込む送信機リード/ライト手段(R/W)であって、
    d2)前記送信機リード/ライト手段(R/W)が、
    前記送信機タイミング手段が特定ユーザチャネルに割り当てられたフレーム内のタイムスロットの開始タイミングを検出すると、前記特定ユーザチャネルの位相状態を前記メモリから読み出すとともに該読み出された位相状態を前記送信機PN発生器に書き込み、
    前記送信機タイミング手段が前記特定ユーザチャネルに属するタイムスロットの終りを検出すると、前記送信機PN発生器の位相状態を読み出すとともに該読み出された位相状態を前記送信機メモリに書き込む、
    送信機リード/ライト手段(R/W)と、
    を有する、少なくとも1つの送信機(TX)と、
    a)予め定められたビット数(2N−1)のPNシーケンスを発生する多数(N)のシフトレジスタ(SH1〜SHN)を含む一つの受信機PN発生器(R−PN)であって、前記予め定められたビット数(2N−1)が、各ユーザチャネルに対して各タイムスロットで送信することができるビット数よりも大きい、一つの受信機PN発生器(R−PN)と、
    b)各ユーザチャネルに対する前記受信機PN発生器(R−PN)の位相状態(PST)を格納する受信機PN発生器位相状態メモリ(ISM)であって、位相状態が、前記受信機PN発生器の前記シフトレジスタにそれぞれ格納されるNビットシーケンスとして定義される、受信機PN発生器位相状態メモリ(ISM)と、
    c)各ユーザチャネルの各タイムスロットの開始タイミングおよび終了タイミングを検出する受信機タイミング手段(TM)と、
    d1)前記受信機メモリから読み出された位相状態を前記受信機PN発生器に書き込むとともに、前記受信機PN発生器から読み出された位相状態を前記受信機メモリに書き込む受信機リード/ライト手段(R/W)であって、
    d2)前記受信機リード/ライト手段(R/W)が、
    前記受信機タイミング手段が特定ユーザチャネルに割り当てられたフレーム内のタイムスロットの開始タイミングを検出すると、前記特定ユーザチャネルの位相状態を前記受信機メモリから読み出すとともに該読み出された位相状態を前記受信機PN発生器に書き込み、
    前記受信機タイミング手段が前記特定ユーザチャネルに属するタイムスロットの終りを検出すると、前記受信機PN発生器の位相状態を読み出すとともに該読み出された位相状態を前記受信機メモリに書き込む、
    受信機リード/ライト手段(R/W)と、
    を有する、少なくとも1つの受信機(RX)と、
    を含む、電気通信システム(TELE)。
  18. 前記メモリが、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ・ライブラリ(FPGA)によって実現されるランダムアクセスメモリ(RAM)であることを特徴とする、請求項17記載のシステム(TELE)。
  19. 前記ユーザチャネルに割り当てられた前記タイムスロットが、前記フレーム内のTDMAまたはCDMAタイムスロットであることを特徴とする、請求項17記載のシステム(TELE)。
  20. 前記メモリが、初期化位相状態(111111111)をそれぞれ格納し、
    特定ユーザチャネルのタイムスロット開始タイミングが、フレームの送受信開始中に前記フレームで初めて検出されるときは常に、前記ライト/リード手段(W/R)がそれを読み出すとともに前記PN発生器を初期化するのに使用する、ことを特徴とする、請求項17記載のシステム(TELE)。
  21. 前記PN発生器(T−PN,R−PN)が、該PN発生器(T−PN,R−PN)をプログラミングして予め定められたPNシーケンスを発生するPNシーケンスプログラミング手段(PN−PM)を含むことを特徴とする、請求項17記載のシステム(TELE)。
  22. 前記PNシーケンスプログラミング手段(PN−PM)が、ユーザチャネルアドレスをプログラミング信号に変換するアドレス変換手段(ACM)と、前記プログラミング信号を受信するとともに、前記プログラミング信号に応答して前記PN発生器の第1のシフトレジスタ(SH1)に対する入力を発生するEXORゲートを介して前記シフトレジスタ(SH1〜SHN)の出力信号を帰還させるゲート手段(AND1〜ANDN,MUX1〜MUXN)を含むことを特徴とする、請求項21記載のシステム(TELE)。
  23. 前記ゲート手段(AND1〜ANDN,MUX1〜MUXN)が、前記プログラミング信号を1つの入力で受信しシフトレジスタの前記出力信号を他の入力で受信し各XORゲートに信号を出力する多数のANDゲートを含み、
    前記プログラミング信号が、前記PN発生器によって発生されるPNシーケンスのタイプを決定する、
    ことを特徴とする、請求項22記載のシステム(TELE)。
  24. 前記ゲート手段(AND1〜ANDN,MUX1〜MUXN)が、次のシフトレジスタの入力に接続された出力端子,関連するシフトレジスタの出力に接続された1つの入力端子,前記関連するシフトレジスタの入力に接続された他の入力端子および前記アドレス変換手段(ACM)からのプログラミング信号を受信するように接続された制御端子を有するマルチプレクサゲート(MUX)を含み、
    前記マルチプレクサゲートに加えられた前記プログラミング信号が、各ユーザチャネルに対して前記PN発生器によって発生されるPNシーケンスの長さを決定する、
    ことを特徴とする、請求項23記載のシステム(TELE)。
  25. 前記送信機PN発生器および前記受信機PN発生器が同期化され、
    前記受信機が、前記受信機PN発生器を使用して前記送信機から送られた符号化されたユーザデータのビットエラーを評価するビットエラーレート測定ユニット(BER)を含む、
    ことを特徴とする、請求項17記載のシステム(TELE)。
  26. 電気通信システムにおける複数のユーザチャネルに対する予め定められたビット数(2N−1)のPNシーケンスを発生する方法であって、前記複数のユーザチャネル(US1,US2)が、各送信フレーム(FR)内のユーザデータ(US1,US2)のタイムスロット多重化を使用して、多数(N)のシフトレジスタ(SH1〜SHN)を含む一つのPN発生器(T−PN,R−PN)によって処理され、前記PNシーケンスの前記予め定められたビット数が、各ユーザチャネルに対して各タイムスロット内に送信することができるビット数よりも大きい、方法であって、
    a)特定ユーザチャネルに割り当てられたタイムスロットの開始タイミングが検出されると、PN発生器位相状態メモリ(ISM)に格納された特定ユーザチャネル位相状態(PST)をPN発生器(T−PN,R−PN)にロードするステップ(ST1)であって、前記位相状態がNビットシーケンスとして定義される、ステップと、
    b)特定タイムスロット中に特定ユーザチャネルに対するPNシーケンスを確立するステップ(ST2)と、
    c)前記特定タイムスロットの終りに前記PN発生器(T−PN,R−PN)で得られた位相状態(PST)を新しいユーザチャネル特定位相状態(PST)として前記PN発生器位相状態メモリ(ISM)に書き込むステップ(ST3)と、
    を含み、
    d)前記一連のステップa),b),c)が、各特定ユーザチャネルに対してそれの特定タイムスロット内で繰り返される(ST4)、
    方法。
  27. 前記メモリに対して、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ・ライブラリ(FPGA)によって実現されるランダムアクセスメモリ(RAM)が利用されることを特徴とする、請求項26記載の方法。
  28. 前記ユーザチャネルに割り当てられた前記タイムスロットが、前記フレーム内のTDMAまたはCDMAタイムスロットであることを特徴とする、請求項26記載の方法。
  29. 特定ユーザチャネルのタイムスロット開始タイミングがフレームの送信開始中に前記フレームで初めて検出されるときは常に、前記メモリから初期化位相状態(111111111)を読み出すとともに前記PN発生器を初期化するのに使用することを特徴とする、請求項26記載の方法。
  30. PNシーケンスの前記発生が、前記電気通信システムの送信機のPN発生器によって実施されることを特徴とする、請求項26記載の方法。
  31. PNシーケンスの前記発生が、前記電気通信システムの受信機のPN発生器によって実施されることを特徴とする、請求項26記載の方法。
  32. 前記PN発生器(T−PN)が、各ユーザチャネルに対して予め定められたPNシーケンスを発生するようにプログラムされていることを特徴とする、請求項26記載の方法。
  33. ユーザチャネルアドレスがプログラミング信号に変換され、
    前記プログラミング信号が、前記PN発生器の第1のシフトレジスタ(SH1)の入力を発生するEXORゲートを介して帰還される前記シフトレジスタの出力信号の論理的影響を決定するのに使用され、
    前記プログラミング信号が、前記PN発生器によって発生されたPNシーケンスのタイプを決定する、
    ことを特徴とする、請求項32記載の方法。
  34. ユーザチャネルアドレスがプログラミング信号に変換され、
    前記プログラミング信号が、前記PN発生器の1つまたは多数のシフトレジスタのバイパスを決定するのに使用され、
    前記プログラミング信号が、各ユーザチャネルに対して前記PN発生器によって発生されたPNシーケンスの長さを決定する、
    ことを特徴とする、請求項32記載の方法。
  35. PN発生器(T−PN,R−PN)に書き込まれる前に位相状態メモリ(ISM)から読み出された前記位相状態(PST)の予め定められたビット位置のビットを反転する第1のインバータと、前記位相状態メモリ(ISM)に書き込まれる前にPN発生器(T−PN,R−PN)から読み出された位相状態(PST)の前記予め定められたビット位置のビットを反転する第2のインバータとを特徴とする、請求項1記載の送信機(TX)。
  36. PN発生器(T−PN,R−PN)に書き込まれる前に位相状態メモリ(ISM)から読み出された前記位相状態(PST)の予め定められたビット位置のビットを反転する第1のインバータと、前記位相状態メモリ(ISM)に書き込まれる前にPN発生器(T−PN,R−PN)から読み出された位相状態(PST)の前記予め定められたビット位置のビットを反転する第2のインバータとを特徴とする、請求項9記載の受信機(RX)。
  37. PN発生器(T−PN,R−PN)に書き込まれる前に位相状態メモリ(ISM)から読み出された前記位相状態(PST)の予め定められたビット位置のビットを反転する第1のインバータと、前記位相状態メモリ(ISM)に書き込まれる前にPN発生器(T−PN,R−PN)から読み出された位相状態(PST)の前記予め定められたビット位置のビットを反転する第2のインバータとを特徴とする、請求項17記載のシステム(TELE)。
  38. 位相状態メモリ(ISM)から読み出された前記位相状態(PST)の予め定められたビット位置のビットが、PN発生器(T−PN,R−PN)に書き込まれる前に反転され、
    PN発生器(T−PN,R−PN)から読み出された位相状態(PST)の前記予め定められたビット位置のビットが、前記位相状態メモリ(ISM)に書き込まれる前に反転される、
    ことを特徴とする、請求項26記載の方法。
  39. 前記メモリがリセット状態を格納し、
    前記ライト/リード手段(W/R)が、特定ユーザチャネルのタイムスロット開始タイミングがフレームの送信開始中に初めて前記フレームで検出されるときは常に、予め定められた初期化シーケンスを読み出して前記PN発生器を初期化するのに使用し、
    前記第1および第2のインバータが、前記格納されたリセット状態のビットと前記初期化シーケンスのビットとが異なる予め定められたビット位置に設けられる、
    ことを特徴とする、請求項35記載の送信機(TX)。
  40. 前記メモリがリセット状態を格納し、
    前記ライト/リード手段(W/R)が、特定ユーザチャネルのタイムスロット開始タイミングがフレームの送信開始中に初めて前記フレームで検出されるときは常に、予め定められた初期化シーケンスを読み出して前記PN発生器を初期化するのに使用し、
    前記第1および第2のインバータが、前記格納されたリセット状態のビットと前記初期化シーケンスのビットとが異なる予め定められたビット位置に設けられる、
    ことを特徴とする、請求項36記載の受信機(RX)。
  41. 前記メモリがリセット状態を格納し、
    前記ライト/リード手段(W/R)が、特定ユーザチャネルのタイムスロット開始タイミングがフレームの送信開始中に初めて前記フレームで検出されるときは常に、予め定められた初期化シーケンスを読み出して前記PN発生器を初期化するのに使用し、
    前記第1および第2のインバータが、前記格納されたリセット状態のビットと前記初期化シーケンスのビットとが異なる予め定められたビット位置に設けられる、
    ことを特徴とする、請求項37記載のシステム(TELE)。
  42. 前記メモリがリセット状態を格納し、
    特定ユーザチャネルのタイムスロット開始タイミングがフレームの送信開始中に初めて前記フレームで検出されるときは常に、予め定められた初期化シーケンスが読み出されて前記PN発生器を初期化するのに使用され、
    前記反転が、前記格納されたリセット状態のビットと前記初期化シーケンスのビットとが異なる予め定められたビット位置でそれぞれ行われる、
    ことを特徴とする、請求項38記載の方法。
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