JP4372701B2 - マイクロチップ - Google Patents
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Description
マイクロチップにおいて必要とされる粉体の種類には次のようなものがある。
(1)DNA等の抽出を目的とした細胞断片等
具体的には口内スワブ等で、溶解バッファーと混合・撹拌し、DNAを抽出する。
(2)DNA等を特異的に吸着するビーズ
主にDNA等を精製することを目的として使用されるビーズである。ビーズといっても必ずしも球形とは限らない。材質はガラスや合成樹脂などである。磁性を帯びさせるために、酸化鉄などの磁性体を含む場合もある。
(3)触媒作用のある粉体
各種の化学反応促進を目的とした金属粉などである。
(4)光を吸収する粉体
カーボン粉等で、マイクロチップの外部よりレーザ光等を照射し、光を吸収することで局部的な熱を発生させ、その熱で化学反応を促進させる。
(5)物理的な作用を発生させるための粉体
一例としては、磁性ビーズを用い、外部からの交番磁界によってそのビーズを振動させ、粉体の混合や化学反応を促進する。
(6)その他
流れを可視化するために、透明な液体中に視認性のある粉体を混入する。
粉体を含む導入液体を、図16に示されるようにマイクロピペット110などを使って導入ポート106に落とし込むか、又は図17に示されるように導入ポート106の開口部にアダプター114を介して接続された送液チューブ112から送入し、図示していないポンプなどの手段により、導入ポート内の粉体を導入対象のチャネル104(以下、「導入対象チャネル」と呼ぶ)内に導入する。粉体専用の導入ポートではなく、液体導入と兼用のポートであることが殆どである。
(1)粉体量の定量性がない。
(2)粉体の無駄が生じる。
(3)粉体導入作業に確実性がなく、人による確認作業を必要とする。
(4)人が介在する作業では個人差も生じ、実用化及び自動化が難しい。
本発明の別の目的は粉体を含む液体を導入ポートからマイクロチャネルに送入する際、導入ポート内壁面上に残留せず、実験者が介在しない実用化にも対応できる粉体導入方法を提供することである。
前記第1の基板は、前記第1のポートの上流側に、上部が大気に開口した第2のポートを有し、
前記第1のポートは粉体含有液体を導入するためのポートであり、前記第2のポートは洗流液を注入するためのポートであり、
前記第1のポートの下部に該ポートの内径よりも大きな内径と、平滑な内壁面を有する拡径部が形成されており、
前記第1のポート下部に形成された拡径部と第2のポートはマイクロチャネルにより相互に連通されていることを特徴とするマイクロチップである。
前記第1の基板は、前記第1のポートの上流側に、上部が大気に開口した第2のポートを有し、
前記第1のポートは粉体含有液体の導入ポートであり、前記第2のポートは洗流液の注入ポートであり、
前記第1のポートの下部に該ポートの内径よりも大きな内径と平滑な内壁面を有する拡径部が形成されており、
前記第1のポート下部に形成された拡径部と第2のポートはマイクロチャネルにより相互に連通されているマイクロチップの前記第1のポートからマイクロチャネル内に粉体を導入する方法であって、
(1)第1のポートから、該ポート下部の拡径部に該粉体含有液体を導入し、次いで、
(2)第1のポートの上流側の第2のポートから洗流液を、第1のポート下部に形成された拡径部と第2のポートを連通させるマイクロチャネルを介して前記第1のポート下部に形成された拡径部内に送入することにより、該第1のポートの下部の拡径部内壁面上に残留した粉体を、該第1のポートの下流側の粉体導入対象チャネル内に洗い流し出すことを特徴とする粉体導入方法である。
3 第1の基板
5 第2の基板
7 導入ポート
9 試料導入チャネル
11 洗流液注入ポート
13 洗流液流下チャネル
15,110 ピペット
17,114 アダプター
19,112 送液チューブ
21 洗流液
23 拡径部
100 従来のマイクロチップ
102 第1の基板
104 マイクロチャネル
106 導入ポート
108 第2の基板
116 粉体
118 導入液体
Claims (4)
- 第1の基板と、該第1の基板の一方の面側に接着される第2の基板とからなり、前記第1の基板又は第2の基板の少なくも何れか一方に1本以上のマイクロチャネルが形成されており、前記第1の基板は、前記マイクロチャネルのうちの何れか1本に連通する、上部が大気に開口した第1のポートを有するマイクロチップにおいて、
前記第1の基板は、前記第1のポートの上流側に、上部が大気に開口した第2のポートを有し、
前記第1のポートは粉体含有液体を導入するためのポートであり、前記第2のポートは洗流液を注入するためのポートであり、
前記第1のポートの下部に該ポートの内径よりも大きな内径と、平滑な内壁面を有する拡径部が形成されており、
前記第1のポート下部に形成された拡径部と第2のポートはマイクロチャネルにより相互に連通されていることを特徴とするマイクロチップ。 - 前記粉体含有液体を導入するための第1のポートの下部に形成される拡径部の平面形状が真円形、液滴形又は紡錘形の何れかの形状を有することを特徴とする請求項1記載のマイクロチップ。
- 第1の基板と、該第1の基板の一方の面側に接着される第2の基板とからなり、前記第1の基板又は第2の基板の少なくも何れか一方に1本以上のマイクロチャネルが形成されており、前記第1の基板は、前記マイクロチャネルのうちの何れか1本に連通する、上部が大気に開口した第1のポートを有し、
前記第1の基板は、前記第1のポートの上流側に、上部が大気に開口した第2のポートを有し、
前記第1のポートは粉体含有液体の導入ポートであり、前記第2のポートは洗流液の注入ポートであり、
前記第1のポートの下部に該ポートの内径よりも大きな内径と平滑な内壁面を有する拡径部が形成されており、
前記第1のポート下部に形成された拡径部と第2のポートはマイクロチャネルにより相互に連通されているマイクロチップの前記第1のポートからマイクロチャネル内に粉体を導入する方法であって、
(1)第1のポートから、該ポート下部の拡径部に該粉体含有液体を導入し、次いで、
(2)第1のポートの上流側の第2のポートから洗流液を、第1のポート下部に形成された拡径部と第2のポートを連通させるマイクロチャネルを介して前記第1のポート下部に形成された拡径部内に送入することにより、該第1のポートの下部の拡径部内壁面上に残留した粉体を、該第1のポートの下流側の粉体導入対象チャネル内に洗い流し出すことを特徴とする粉体導入方法。 - 前記粉体含有液体を導入するための第1のポートの下部に形成される拡径部の平面形状が真円形、液滴形又は紡錘形の何れかの形状を有することを特徴とする請求項3記載の粉体導入方法。
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