JP4366885B2 - 光通信網、光通信ノード装置及びそれに用いる障害位置特定方法 - Google Patents

光通信網、光通信ノード装置及びそれに用いる障害位置特定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光通信網、光通信ノード装置及びそれに用いる障害位置特定方法に関し、特に光通信網における障害発生の検出及びその障害の発生位置を特定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光リンクによって相互に接続された光通信ノード装置を用いてクライアント装置間に光パスを設定するサービスを提供する光通信網においては、図14に示すように、6つの光通信ノード装置41〜46と、それらを相互接続する光リンク101〜107とから構成されている。光通信ノード装置41〜46は光スイッチ(図示せず)を含み、光スイッチを設定することによって光通信ノード装置41〜46の入力ポートと出力ポートとを接続し、光パスを設定する。
【0003】
光パス上の光信号は波長多重されて光リンク101〜107上を伝送される。光パスの送信端及び受信端の光通信ノード装置41,42,46には、クライアント装置21〜23が接続されている。
【0004】
光パス2000は光通信ノード装置41,42,45,46を経由して、クライアント装置21からクライアント装置22へと至る光パスである。この光パス2000は送信端の光通信ノード装置41−受信端の光通信ノード装置46との間の光パスセクションと、それぞれの隣接する光通信ノード装置間の光パス中継セクションとに階層化され、その信号品質が管理されている(第1の従来技術とする)。
【0005】
全ての光パス中継セクションの両端の光通信ノード装置の出力部及び入力部には、信号品質測定器40が配置され、光パスの信号品質を監視している。監視している信号品質から、ファイバの切断等の障害や機器の経時劣化を検出することができる。
【0006】
上記のように、階層的な管理が為されているため、障害の発生した光パス中継セクションに対応する光リンク、あるいは障害の発生した光通信ノード装置を容易に特定することができる。
【0007】
信号品質測定器40は光パス上を伝送される光信号を光−電気変換し、例えば、SONET(synchronous optical network)フレームのセクションオーバヘッド(section overhead:SOH)中のB1パリティバイト(bit interleaved parity:BIP)の照合を通じてビット誤り率を測定している。このような技術については、特開2000−183853号公報や特開2000−312189号公報に開示されている。
【0008】
次に、光パス2001は光通信ノード装置46,43,42を経由して、クライアント装置22からクライアント装置23へと至る光パスである。この光パス2001では光パス中継セクションを定義せず、光パス2000とは異なる信号品質の管理を行っている。受信端の光通信ノード装置42にのみ信号品質測定器が配置される。中継光通信ノードでは光−電気変換を伴うビット誤り率測定を行わない(第2の従来技術とする)。このような技術については、特開2000−209244号公報や特開2000−209152号公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の光通信網における障害検出方法及び障害位置特定方法では、第1の従来技術の場合、全ての光通信ノード装置に光−電気変換を伴う信号品質測定器を配置するため、コストやハードウェアが大きくなると同時に、任意の信号速度や信号フォーマットの光パスが設定可能というトランスペアレント光通信網の光パスの本来の特徴が失われてしまうという問題がある。信号品質測定器は、例えばSONET OC48(2.5Gbit/s)専用等のように、信号速度や信号フォーマットを制限する。
【0010】
また、第2の従来技術の場合、受信端の光通信ノード装置でしか信号品質を測定していないため、障害の検出は可能であるが、障害位置を特定することができないという問題がある。つまり、第2の従来技術では、障害の発生した光リンクや光通信ノード装置を特定するための手段を提供することができない。
【0011】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、トランスペアレント光通信網の光パスの特徴を維持したまま障害位置を推定することができる光通信網、光通信ノード装置及びそれに用いる障害位置特定方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明による光通信網は、光リンクによって相互に接続された光通信ノード装置を用いてクライアント装置間に光パスを設定するサービスを提供するトランスペアレントな光通信網であって、
受信端の光通信ノード装置は、
前記光パスの信号品質としてビット誤り率を測定する測定手段と、
前記測定手段測定した信号品質自装置を含んで設定された光パスを中継する全ての光通信ノード装置及びその送信端の光通信ノード装置とに通知する通知手段とを備え
前記光通信ノード装置各々は、自装置を含んで設定された全ての光パスの受信端の光通信ノード装置で測定されて通知された信号品質を記載した光パス管理表を備え、
前記受信端の光通信ノード装置で測定された信号品質の変化が通知された時に前記光パス管理表に記載された信号品質を更新するようにしている。
【0013】
本発明による光通信ノード装置は、クライアント装置間に光パスを設定するサービスを提供するトランスペアレントな光通信網において光リンクによって相互に接続される光通信ノード装置であって、
自装置が受信端となる光パスの信号品質としてビット誤り率を測定する測定手段と、前記測定手段測定した信号品質自装置を含んで設定された光パスを中継する全ての装置及びその送信端の装置とに通知する通知手段とを備え
自装置を含んで設定された全ての光パスの受信端の装置で測定された信号品質を記載した光パス管理表を含み、
前記受信端の装置で測定された信号品質の変化が通知された時に前記光パス管理表に記載された前記信号品質を更新するようにしている。
【0015】
本発明による障害位置特定方法は、光リンクによって相互に接続された光通信ノード装置を用いてクライアント装置間に光パスを設定するサービスを提供するトランスペアレントな光通信網の障害位置特定方法であって、自装置を含んで設定された全ての光パスの受信端の光通信ノード装置で測定された信号品質を記載した光パス管理表を前記光通信ノード装置各々に配設し、前記受信端の光通信ノード装置で測定された信号品質の変化が通知された時に前記光パス管理表に記載された前記信号品質を更新するようにしている。
【0016】
すなわち、本発明の光通信網は、光パスの受信端の光通信ノード装置がその光パスの信号品質としてビット誤り率を測定し、ビット誤り率に異常があれば、その光パスを中継する全ての光通信ノード装置と送信端の光通信ノードとに異常を通知する。
【0017】
また、本発明の光通信網では、全ての光通信ノード装置の光パス制御部各々が自装置を含んで設定される全ての光パスの受信端の光通信ノード装置で測定された信号品質を記載した光パス管理表を保有している。
【0018】
さらに、本発明の光通信網では、全ての光通信ノード装置の光パス制御部各々が一定の区間毎に、自光通信ノード装置の内部と入力側光リンクと出力側光リンクに対してある一定の区間毎に分割して設定した障害管理のための区間での障害発生と同時に信号品質に異常が検出される光パスのグループを管理する障害分類表を保有している。
【0019】
さらにまた、本発明の光通信網では、全ての光通信ノード装置の光パス制御部各々が光パス管理表に記載された各光パスの信号品質の正常、異常のパターンと、障害分類表に記載された区間毎の障害が発生した場合の各光パスの正常、異常のパターンとが一致するかどうかを比較し、障害の発生した区間を推定し、その推定結果を光パスの経路上に存在する光パスを中継する全ての光通信ノード装置と当該光パスの送信端の光通信ノード装置とに通知している。
【0020】
全ての光通信ノード装置は、推定した障害発生区間が1つの場合に、それが障害の原因と推定し、障害発生区間が複数の場合に、それらの区間の中で、その区間での障害発生と同時に信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間を障害の原因と推定し、そのような区間が複数存在する場合に、光パスに沿って最も上流側にある区間と最も下流側にある区間とを含むその間の区間に障害の原因があると推定する。
【0021】
このようにして、本発明では、波長多重して伝送される他の全ての光パス及び同一の機器で処理される他の全ての光パスについて、受信端の光通信ノード装置で測定した信号品質も参照しているので、障害が発生した区間、さらにはその区間に含まれる障害の原因となった機器の故障や劣化を推定することが可能となる。
【0022】
上記のように、受信端の光通信ノード装置にのみ光−電気変換を伴う信号品質測定器を配置することで、トランスペアレント光通信網の光パスの特徴を維持したまま、障害位置を推定することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による光通信網の構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による光通信網は中継光通信ノード装置において光−電気変換を伴わないトランスペアレントな光通信網であり、光スイッチ(図示せず)を含む光通信ノード装置11〜16と、それらを相互に接続する光リンク101〜107とから構成されてる。この場合、光通信ノード装置11〜16の光スイッチを設定することによって、クライアント装置21〜25間に光パスが設定される。
【0024】
図1においては、光パスの例として、波長λ1の光パス1000、波長λ2の光パス1001、波長λ2の光パス1002、波長λ3の光パス1003、波長λ4の光パス1004が示されている。
【0025】
通常、光パスは送信端の光通信ノード装置11,12,15から受信端の光通信ノード装置13,15,16まで同一の波長で伝送される。但し、中継光通信ノード装置が波長変換器を備えている場合には、中継光通信ノード装置において光パスの波長が変更されてもよく、その光パスの波長は図示せぬ光パス管理表にて管理される。全ての光パスに対しては受信端の光通信ノード装置13,15,16における信号品質測定器30によって信号の品質が測定される。
【0026】
信号品質測定器30は光パス上を伝送されてきた光信号を光−電気変換し、パリティやCRC(cyclic redundancy check)コード、例えば、SONET(synchronous optical network)フレームのセクションオーバヘッド(section overhead:SOH)中のB1パリティバイト(bit interleaved parity:BIP)の照合を通じてビット誤り率を測定している。信号品質測定器30はビット誤り率がある規定値、例えば10-9以上になると信号品質が異常であると判定する。
【0027】
尚、信号品質の測定としては、上記の方法の他に、SONETフレームのペイロード(synchronous payload envelop:SPE)中に格納されているATM(asynchronous transfer mode)セルやIP(internet protocol)パケットのパリティ等を利用して測定する方法もあり、光パスの信号品質が測定可能であればどのような方法でもよい。また、信号品質の判定結果としては正常や異常のみでなく、例えば、光がこない、光はきているが光パワーが不足している等のように、正常や異常を複数の段階にわけて判定することも可能である。このような場合にも、光がこなかったり、光パワーが不足している等であればビット誤りとなるので、信号品質の劣化等を検出することができる。
【0028】
光通信ノード装置11〜16は隣接する光通信ノード装置との間に、光リンク101〜107だけでなく、制御メッセージを交換するための制御チャネルをも具備している。制御チャネルには、光リンクとは別に用意された専用のアウトバンド制御チャネルを使用することもできる。また、光リンク上を伝送されるSONETフレームのオーバヘッドのデータコミュニケーションチャネル(datacommunication channel:DCC)をインバンド制御チャネルとして使用することもできる。いずれの場合にも、制御メッセージをIPパケットに格納し、さらにPPP(point to point protocol)フレームに格納し、制御チャネル上を伝送することができる。制御メッセージの転送に使用されるプロトコルには、IP,PPP以外を使用することもできる。
【0029】
図2は図1の光通信ノード装置15の詳細な構成を示すブロック図である。図2において、光通信ノード装置15は光パス制御部151と、制御チャネル終端部152と、波長分離器153,156,157,165と、光増幅器154,155,162,163と、波長多重器158,160,161,164と、光スイッチ159と、信号品質測定器166,167とから構成されている。また、図2には光通信ノード装置15の設定に対応した光パスも記載されている。さらに、図示していないが、他の受信端の光通信ノード装置13,16も上記の光通信ノード装置15と同様の構成となっている。
【0030】
光リンク104上を隣接する光通信ノード装置12から伝送されてきた波長λ1〜λ8の信号は波長分離器153,156,157によって波長分離される。それらは光スイッチ159によって適切な出力ポートへ送出される。波長多重器160,161,164によって再び波長多重され、光リンク107上を隣接する光通信ノード装置16へ伝送される。尚、図2には、図1に示す例において設定されている光パス1000〜1003に使用されている波長だけでなく、これら光パス1000〜1003の設定に使用されていない他の波長も記載されている。図1に示す例における光パスを設定した場合には、光通信ノード装置15は図2に示すように設定される。また、光パスの設定に使用されていない波長λ7,λ8等を使用して、新規の光パスを設定することもできる。
【0031】
クライアント装置25へ接続される信号はこの光通信ノード装置15が受信端となるため、信号品質測定器166,167によって波長毎に信号品質が測定される。光スイッチ159は微小電子機械式スイッチ(micro electro mechanical switch:MEMS)や光ファイバ自動化主分配盤(main distribution frame:MDF)を使用して構成することができる。
【0032】
波長多重器160,161,164及び波長分離器153,156,157にはアレイ導波路回折格子(arrayed waveguide grating:AWG)を使用することができる。例えば、λ1〜λ4は1.55μm帯で、λ5〜λ8は1.58μm帯とすることができ、光増幅器154,155,162,163にはそれぞれの波長帯に対応した光増幅器が使用される。
【0033】
光通信ノード装置15の制御チャネル終端部152は隣接する光通信ノード装置12,16との間の制御チャネルを終端し、光パス制御部151は光パス管理表151aと障害分類表151bとを具備している。
【0034】
光パス管理表151aにはその光通信ノード装置15を中継して設定されたすべての光パスの番号、ポート番号、光パスの属性、受信端の光通信ノード装置で測定された信号品質に関する項目が記載されている。障害分類表151bにはその光通信ノード装置15の入力側の光リンク104から出力側の光リンク107までを分割して設定した障害管理のための区間a〜e毎にその区間a〜eで障害が発生した場合に、同時にその障害の影響を受けて信号品質に異常が検出される光パスのグループに関する項目が記載されている。
【0035】
光パス制御部151は光パスの設定、開放、光スイッチの制御の処理だけでなく、光パス管理表151aと障害分類表151bとを使用して、障害が発生した区間a〜eを推定し、他の光通信ノード装置に通知する動作を行う。
【0036】
ここで、図2において、区間aは光通信ノード装置15の入力側(上流側)の区間、区間bは波長分離器153と波長分離器156との間の区間、区間cは波長分離器156と波長多重器160との間の区間、区間dは波長多重器160と波長多重器164との間の区間、区間eは光通信ノード装置15の出力側(下流側)の区間をそれぞれ示している。また、図示していないが、光通信ノード装置11〜14,16も上記の光通信ノード装置15と同様の構成となっている。
【0037】
図3及び図4は図2の光パス管理表151aの構成例を示す図である。これら図3及び図4に示す構成を合成した表が光パス管理表151aとなる。まず、図3において、光パス管理表151aには光パス番号(「1000」,「1002」,「1003」,「1004」)と、入力ポート番号(「1」,「2」,「10」)と、出力ポート番号(「1」,「2」,「10」)と、波長(「λ1」,「λ2」,「λ3」,「λ4」)と、信号速度(「10Gbit/s」,「2.5Gbit/s」,「1Gbit/s」)と、信号フォーマット[「SONET」,「Ethernet」(イーサネットは米国のサンマイクロシステムズ社の商標である)]とが各々対応付けられて格納されている。上記の例では波長を一つの項目として示しているが、装置内で光パスの波長を変更するような場合には入力波長と出力波長との二つの項目となる。
【0038】
次に、図4において、光パス管理表151aには光パス番号(「1000」,「1002」,「1003」,「1004」)と、受信端での信号品質(「異常」,「正常」)とが対応付けられて格納されている。
【0039】
上記のように、光パス番号を格納する代わりに、入力ポート番号や出力ポート番号や波長を格納してもよい。これは、図3及び図4に示す光パス管理表151aを参照して、入力ポート番号や出力ポート番号、あるいは波長から光パス番号を検索することができるためである。
【0040】
光パス管理表151aには設定されている全ての光パスの属性に関する光スイッチ159の入力ポート番号、出力ポート番号、波長、信号速度、信号フォーマットと、測定された信号品質とが記載されている。光パスが設定、開放される時、光パスの属性が変化する時、あるいは測定された光パスの信号品質が変化した時に、光パス管理表151aが更新される。
【0041】
図5は図2の障害分類表151bの構成例を示す図である。図5において、障害分類表151bには光パス番号(「1000」,「1002」,「1003」,「1004」)と、光パス番号に対応して区間毎にその区間で障害が発生した場合に検出が予想される各々の光パスの信号品質のパターン(区間a〜e各々に対して光パス各々の信号品質の「異常」、または「正常」)が格納されている。
【0042】
本実施例では光通信ノード装置15内部を光パス1000が使用している波長λ1及び光パス1003が使用している波長λ3に沿って、5つの区間a〜eに分解し、それぞれの区間a〜eで障害が起こった場合に影響を受ける全ての光パスのグループ、つまり、光パス1000と同時に障害が発生して異常が検出される光パスのグループを検索することができるようになっている。図5では省略して記載していないが、波長λ2,λ4に沿った区間毎の異常検出パターン、波長λ5,λ7に沿った区間毎の異常検出パターン、波長λ6,λ8に沿った区間毎の異常検出パターンも障害分類表に記載されている。
【0043】
例えば、区間cで障害が起こった場合に、光パス1000と同時に受信端の光通信ノード装置で異常が検出される光パスは光パス1003であることがわかる。逆に、光パス1002及び光パス1004は、光パス1000の区間cでの障害の影響は受けない。区間cにおいては、光パス1003だけが、光パス1000と波長多重されているためである。
【0044】
波長多重器160,161,164と波長分離器153,156,157とを境界として区間a〜eを定義しておくと、その中から障害の発生した区間を推定するのに都合がよい。少なくとも、入力側の光リンク104、光通信ノード装置15内部、出力側の光リンク107に対応して少なくとも3つの区間を定義しておくことが、光通信網全体で、障害の発生した区間を推定する上で重要である。区間は波長毎に個別に定義してもよい。
【0045】
光通信ノード装置15内部の機器構成が変更される場合にのみ、障害分類表151bに記載されている区間の設定が更新される。通常、光通信ノード装置15の起動時に設定されたまま、変更されることはない。障害分類表151bに記載されている光パス番号は、光パスが設定されると追加され、光パスが開放されると削除される。また、光パスの属性の変化に伴って更新される場合もある。
【0046】
図6及び図7は本発明の一実施例による障害検出動作及び障害位置特定動作を説明するための図であり、図8は本発明の一実施例による障害検出処理を示すフローチャートであり、図9及び図10は本発明の一実施例による障害位置特定処理を示すフローチャートである。これら図1〜図10を参照して本発明の一実施例による障害の発生した区間の推定動作について説明する。
【0047】
光パス1000と光パス1003とに障害が発生すると、それらの光パス1000及び光パス1003の受信端の光通信ノード装置16の信号品質測定器が信号品質の異常を検出する(図8ステップS1)。受信端の光通信ノード装置16は信号品質の異常を伝える制御メッセージを作成し(図8ステップS2)、光パス1000の経路に沿って、送信端の光通信ノード装置11へ向け、制御チャネル上へ送出する(図8ステップS3)。また、受信端の光通信ノード装置16は信号品質の異常を伝える制御メッセージを作成し(図8ステップS2)、光パス1003の経路に沿って、送信端の光通信ノード装置12へ向け、制御チャネル上へ送出する(図8ステップS3)。
【0048】
光パスの中継光通信ノード装置15,12は制御メッセージを送信端の光通信ノード装置11へ向けて順次転送していく。それと同時に、光パス管理表151aに記載された受信端での信号品質を「正常」から「異常」へと更新する(図9ステップS11,S12)。
【0049】
図6には制御メッセージの転送例が示されている。受信端の光通信ノード装置16は光パス1000と光パス1003とに異常を検出すると、これら光パス1000,1003の送信端の光通信ノード装置11,12へ向けて制御メッセージを送出する。この場合、光通信ノード装置15,12は光パスの中継光通信ノード装置として制御メッセージの転送を行う。尚、他にも多様な制御メッセージの転送方法が考えられる。例えば、まず受信端の光通信ノード装置16から送信端の光通信ノード装置11へ光パスとは異なる経路を迂回して転送し、次に送信端の光通信ノード装置11から光パスに沿って下流側の中継光通信ノード装置12,15へ転送することができる。また、制御チャネルとして、すべての光通信ノード装置と接続された専用のアウトバンド制御チャネル網を備えている場合には、受信端の光通信ノード装置から任意の光通信ノード装置へと制御メッセージを送出することができる。
【0050】
図4には更新された光通信ノード装置15の光パス制御部151の光パス管理表151aを示している。光パス制御部151は光パス管理表151aと図5に示す障害分類表151bとを参照し、「異常」が検出された光パスの番号を比較することで障害が発生した障害発生区間を含む障害要因を推定する(図9ステップS13)。
【0051】
障害分類表151bから光パス1000及び光パス1003のみで「異常」が検出されるのは、区間cで障害が発生した場合である。具体的な障害が発生した原因としては、波長分離器156の出力ポートの故障、光スイッチ159の故障、波長多重器160の入力ポートの故障、またはそれらの間を接続するファイバの断線等が考えられる。
【0052】
このことから、光パス制御部151は自光通信ノード装置である光通信ノード装置15の内部で障害が発生した可能性があると判断し、「異常」の検出された光パス1000,1003を中継する上流側、下流側のすべての光通信ノード装置11,12,16へ推定した障害要因に関する制御メッセージを送信する(図9ステップS14)。この制御メッセージも該当するすべての光パスの上流側、下流側の光通信ノード装置へ順次転送される。
【0053】
複数の光パス制御部が自光通信ノード装置の内部で障害が発生した可能性があると判断する場合もあり、推定した障害要因に関する制御メッセージは複数の光通信ノード装置から発信される場合がある。「異常」が検出された光パスを中継する全ての光通信ノード装置において、他の光通信ノード装置の光パス制御部が推定した障害要因に関する情報を全て収集することができる。これらの情報を総合して、最終的な障害要因を推定する。
【0054】
図7に制御メッセージの転送例が示されているが、制御メッセージは必ずしも光パスの上流側、下流側の光通信ノード装置へ順次転送する必要はなく、迂回路を経由して光パスの上流側、下流側の光通信ノード装置へ転送してもよい。
【0055】
制御メッセージには「制御メッセージを発信した光通信ノード装置の番号」、「推定した障害要因に関する情報」、「推定した障害要因の影響で『異常』が発生したと推定される光パスの番号の一覧」が記載されている。
【0056】
自装置内で障害が発生した可能性があると判断した光パス制御部がただ1つ、つまり、推定した障害要因に関する制御メッセージが1つだけ発信された場合(図10ステップS21)、各光通信ノード装置11〜16はそれが障害の要因であると判断する(図10ステップS24)。
【0057】
自装置内で障害が発生した可能性があると判断した光パス制御部が複数ある、つまり推定した障害要因に関する制御メッセージが複数発信された場合、各光通信ノード装置11〜16は次のように障害の要因を判断する。
【0058】
発信された複数の制御メッセージに記載された「推定した障害要因の影響で『異常』が発生したと推定される光パスの番号の一覧」に記載された光パスの総数が最大の制御メッセージを選択し(図10ステップS22)、その制御メッセージに記載された「制御メッセージを発信した光通信ノード装置の番号」と「推定した障害要因に関する情報」とから障害要因を抽出し、それを障害の要因であると判断する(図10ステップS24)。
【0059】
もし、上述した光パスの総数が最大の制御メッセージが複数ある場合には(図10ステップS23)、それら制御メッセージを発信した光通信ノード装置の中の最も上流側の光通信ノード装置と最も下流側の光通信ノード装置との間で、障害が発生したと判断する(図10ステップS25)。
【0060】
推定した障害要因に関する情報には障害発生区間と、その区間に含まれる機器等の障害の情報とを含めることができるが、入力側の光リンクの障害、光通信ノード装置内部の障害、出力側の光リンクの障害に3分類する方法が簡易で効果的である。推定した障害要因の影響で「異常」が発生したと推定される光パスの番号の一覧の代わりに、その一覧に含まれる光パスの総数を記載する方法も簡易で効果的である。
【0061】
光パスが設定されてない未使用の波長を利用してダミーの管理用光パスを設定しておく方法が、障害区間の推定に役立つ場合がある。これはダミーの管理用光パスの受信端での信号品質も考慮することで、障害区間の推定がより確実になるからである。
【0062】
このように、波長多重して伝送される他の全ての光パス及び同一の機器で処理される他の全ての光パスについて、受信端の光通信ノード装置で測定した信号品質を参照して障害発生区間を含む障害要因を推定する。クライアント装置の接続された受信端の光通信ノード装置13,15,16にのみ光−電気変換を伴う信号品質測定器30を配置することで、トランスペアレント光通信網の光パスの特徴を維持したまま、光パス1000〜1003上での障害が発生した区間、さらにはその区間に含まれる障害の原因となった機器の故障や劣化を推定することができる。
【0063】
障害が発生した区間を推定するための上記のような動作は、光パスの障害回復に応用することができる。障害回復においては、光パスを障害区間を迂回する予備光パスへ切替える。送信端の光通信ノード装置と受信端の光通信ノード装置との間に予備光パスが予め準備されている場合には、受信端の光通信ノード装置において信号品質の異常が検出されると、速やかに予備光パスへ切替える。障害が発生した区間を推定する動作は、予備光パスへの切替と並行して実施してもよいし、その後に実施してもよい。予め予備光パスが準備されていない場合には、まず障害が発生した区間を推定する動作を実施し、推定した障害区間を迂回する予備光パスの経路を計算した後に、予備光パスへ切替える。
【0064】
図11は本発明の他の実施例による光通信ノード装置15の構成を示すブロック図である。図11において、本発明の他の実施例による光通信ノード装置15は光強度検出器A,B1,B2,……,C1,C2,……,Dを設けた以外は図2に示す本発明の一実施例による光通信ノード装置15と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。この場合、同一構成要素の動作は本発明の一実施例と同様である。
【0065】
本発明の他の実施例では信号品質測定についてさらに工夫しており、光通信ノード装置15内部に配置された光強度検出器A,B1,B2,……,C1,C2,……,Dは信号の総光強度を検出する。光強度検出器A,B1,B2,……,C1,C2,……,Dが検出した光強度が「1波長あたりの規定強度×設定された光パス数」を中心とするある一定範囲から外れている場合、それら全ての光パスの信号品質が「異常」であると判断する。
【0066】
例えば、1波長あたりの規定強度が1mWで、5つの光パスが設定されている場合には、検出した光強度が5mW±0.5mWの範囲から外れていると、「異常」と判断する。クライアント装置間を接続している光パスの他に、管理や制御の目的で使用されている波長があれば、その波長の光強度も含んで信号品質の判断を行う場合もある。信号品質の判断に光強度検出器を用いる方法が一般的であるが、光強度検出器だけでなく、スペクトル測定器から算出した信号雑音比(S/N比)やQ値を使用することもできる。
【0067】
ここで、図11において、区間a1は光通信ノード装置15の入力側(上流側)の区間、区間a2は光強度検出器Aと波長分離器153との間の区間、区間bは波長分離器153と波長分離器156との間の区間、区間c1は波長分離器156と光強度検出器B1との間の区間、区間c2は光強度検出器B1と光強度検出器C1との間の区間、区間c3は光強度検出器C1と波長多重器160との間の区間、区間dは波長多重器160と波長多重器164との間の区間、区間e1は波長多重器160と光強度検出器Dとの間の区間、区間e2は光通信ノード装置15の出力側(下流側)の区間をそれぞれ示している。また、図示していないが、光通信ノード装置11〜14,16も上記の光通信ノード装置15と同様の構成となっている。
【0068】
図12は図11の光パス管理表151aの構成を示す図である。図12において、光パス管理表151aには光パス番号(「1000」,「1002」,「1003」,「1004」)に対応して受信端での信号品質(「正常」,「異常」)と光強度検出器A,B,C,Dでの強度(「正常」,「異常」)とが保持されている。つまり、光パス管理表151aには受信端での信号品質だけでなく、各光強度検出器A,B,C,Dで検出した信号品質も記載されている。
【0069】
図13は図11の障害分類表151bの構成を示す図である。図13において、障害分類表151bには光パス番号(「1000」,「1002」,「1003」,「1004」)に対応して障害管理のための区間毎にその区間で障害が発生した場合の光パスの信号品質の異常検出パターン(受信端での信号品質、光強度検出器Aでの強度、光強度検出器Bでの強度、光強度検出器Cでの強度、光強度検出器Dでの強度)が保持されている。この場合、障害分類表151bにも受信端での信号品質だけでなく、各光強度検出器A,B,C,Dで検出した信号品質が記載されている。
【0070】
つまり、光パス番号「1000」に対応して、区間a1の異常検出パターン(異常、異常、正常、正常、正常)、区間a2の異常検出パターン(異常、正常、正常、正常、正常)、区間bの異常検出パターン(異常、正常、異常、異常、異常)、区間c1の異常検出パターン(異常、正常、正常、異常、正常)、区間c2の異常検出パターン(異常、正常、正常、異常、異常)、・・・が保持されている。
【0071】
光パス番号「1002」に対応して、区間a1の異常検出パターン(異常、異常、正常、正常、−)、区間a2の異常検出パターン(異常、正常、正常、正常、−)、区間bの異常検出パターン(異常、正常、異常、異常、−)、区間c1の異常検出パターン(正常、正常、正常、正常、−)、区間c2の異常検出パターン(正常、正常、正常、正常、−)、・・・が保持されている。
【0072】
光パス番号「1003」に対応して、区間a1の異常検出パターン(異常、異常、正常、正常、正常)、区間a2の異常検出パターン(異常、正常、正常、正常、正常)、区間bの異常検出パターン(異常、正常、異常、異常、異常)、区間c1の異常検出パターン(異常、正常、異常、異常、正常)、区間c2の異常検出パターン(異常、正常、正常、異常、異常)、・・・が保持されている。
【0073】
光パス番号「1004」に対応して、区間a1の異常検出パターン(正常、−、正常、正常、正常)、区間a2の異常検出パターン(正常、−、正常、正常、正常)、区間bの異常検出パターン(正常、−、正常、正常、正常)、区間c1の異常検出パターン(正常、−、正常、正常、正常)、区間c2の異常検出パターン(正常、−、正常、正常、異常)、・・・が保持されている。
【0074】
尚、図12及び図13に示す「−」は該当する光パスの信号品質の測定が行われず、「異常」または「正常」どちらでも良いことを表している。したがって、光パス管理表との比較の際には、光パス管理表の対応する項目が「異常」または「正常」いづれであっても一致しているとみなす。
【0075】
障害の発生した区間の推定の動作は、上述した本発明の一実施例と同様である。光パス管理表151aと障害分類表151bとを比較して、「異常」が検出される光パスのグループが一致するのは、区間c2で障害が発生した場合である。具体的な障害要因としては、光スイッチ159の故障が考えられる。光強度検出器A,B,C,Dで検出した信号品質も参照しているので、本発明の一実施例よりも障害要因をより限定することができ、より高い精度で障害要因を推定することができる。
【0076】
このように、本実施例では、受信端での信号品質だけでなく、光通信ノード装置内部に配置された光強度検出器A,B,C,Dで検出された信号品質も参照しているので、より精度が高く、光パス上での障害が発生した区間、さらにはその区間に含まれる障害の原因となった機器の故障や劣化を推定することができるという効果が得られる。
【0077】
上述した実施例では、光パス制御部151及び光パス制御部151の管理する光パス管理表151aと障害分類表151bとを、それぞれの光通信ノード装置11〜16に分散的に配置したが、網の集中管理装置(図示せず)に集中的に配置してもよい。その場合には、集中管理装置とそれぞれの光通信ノード装置11〜16とが制御チャネルで接続され、その制御チャネル上に信号品質の異常を伝える制御メッセージが送信される。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、光リンクによって相互に接続された光通信ノード装置を用いてクライアント装置間に光パスを設定するサービスを提供するトランスペアレントな光通信網において、受信端の光通信ノード装置が光パスの信号品質を測定し、その信号品質に異常が発生した時に光パスを中継する全ての光通信ノード装置に異常を通知することによって、トランスペアレント光通信網の光パスの特徴を維持したまま障害位置を推定することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光通信網の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の光通信ノード装置の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図2の光パス管理表の構成例を示す図である。
【図4】図2の光パス管理表の構成例を示す図である。
【図5】図2の障害分類表の構成例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例による障害検出動作及び障害位置特定動作を説明するための図である。
【図7】本発明の一実施例による障害検出動作及び障害位置特定動作を説明するための図である。
【図8】本発明の一実施例による障害検出処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施例による障害位置特定処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例による障害位置特定処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の他の実施例による光通信ノード装置の構成を示すブロック図である。
【図12】図11の光パス管理表の構成を示す図である。
【図13】図11の障害分類表の構成を示す図である。
【図14】従来例による光通信網の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11〜16 光通信ノード装置
21〜25 クライアント装置
30,166,167 信号品質測定器
101〜107 光リンク
151 光パス制御部
151a 光パス管理表
151b 障害分類表
152 制御チャネル終端部
153,156,
157,165 波長分離器
154,155,
162,163 光増幅器
158,160,
161,164 波長多重器
159 光スイッチ
1000〜1004 光パス
A,B1,B2,……,
C1,C2,……,D 光強度検出器

Claims (57)

  1. 光リンクによって相互に接続された光通信ノード装置を用いてクライアント装置間に光パスを設定するサービスを提供するトランスペアレントな光通信網であって、
    受信端の光通信ノード装置は、
    前記光パスの信号品質としてビット誤り率を測定する測定手段と、
    前記測定手段測定した信号品質自装置を含んで設定された光パスを中継する全ての光通信ノード装置及びその送信端の光通信ノード装置とに通知する通知手段とを有し、
    前記光通信ノード装置各々は、自装置を含んで設定された全ての光パスの受信端の光通信ノード装置で測定されて通知された信号品質を記載した光パス管理表を有し、
    前記受信端の光通信ノード装置で測定された信号品質の変化が通知された時に前記光パス管理表に記載された信号品質を更新するようにしたことを特徴とする光通信網。
  2. 前記光通信ノード装置各々は、自装置内部と入力側光リンクと出力側光リンクとに対して所定の区間毎に分割して設定された区間での障害発生と同時にその障害によって信号品質に異常が検出される光パスのグループを管理する障害分類表を含み、
    前記光パスの信号品質の異常が通知された時に前記障害分類表を参照して障害が発生した障害発生区間を推定するようにしたことを特徴とする請求項1記載の光通信網。
  3. 前記分割して設定された区間は、少なくとも前記光通信ノード装置各々に配設された波長多重器及び波長分離器を境界として設定するようにしたことを特徴とする請求項2記載の光通信網。
  4. 前記光通信ノード装置各々は、前記光パス管理表に記載された各光パスの信号品質の正常/異常のパターンと、前記障害分類表に記載された区間毎の障害が発生した場合の各光パスの正常/異常のパターンとが一致するかどうかを比較して前記障害発生区間を推定し、その推定結果を前記光パス管理表に前記信号品質が異常と記載された全ての光パスの経路上に存在する前記光パスを中継する全ての光通信ノード装置と当該光パスの送信端の光通信ノード装置とに通知するようにしたことを特徴とする請求項3記載の光通信網。
  5. 前記光通信ノード装置各々は、前記障害発生区間が1つの場合に、それが障害の原因と推定するようにしたことを特徴とする請求項4記載の光通信網。
  6. 前記光通信ノード装置各々は、前記障害発生区間が複数の場合に、それらの区間の中で、その区間で障害が発生したことが原因となって前記信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間を障害の原因と推定するようにしたことを特徴とする請求項5記載の光通信網。
  7. 前記光通信ノード装置各々は、その区間で障害が発生したことが原因となって前記信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間が複数存在する場合に、前記信号品質に異常が検出される光パスに沿って最も上流側にある区間と最も下流側にある区間とを含むその間の区間に障害の原因があると推定するようにしたことを特徴とする請求項6記載の光通信網。
  8. 前記光パス管理表は、設定されている全ての光パスの光パス番号と前記光パスの属性に関する前記受信端の光通信ノード装置において測定される信号品質とを少なくとも保持し、
    測定された前記光パスの信号品質が変化した時に前記光パス管理表の内容が更新されるようにしたことを特徴とする請求項7記載の光通信網。
  9. 前記光パス管理表は、設定されている全ての光パスの属性に関する光スイッチの入力ポート番号、出力ポート番号、波長、信号速度、信号フォーマットとのうちの少なくとも一つを保持し、
    前記光パスの設定及び開放が行われる時と前記光パスの属性が変化した時とのいずれかに前記光パス管理表の内容が更新されるようにしたことを特徴とする請求項8記載の光通信網。
  10. 前記障害分類表は、前記設定されている全ての光パスの光パス番号と、前記区間毎の各光パスの前記受信端の光通信ノード装置において測定された信号品質の少なくとも正常/異常のパターンを保持するようにしたことを特徴とする請求項9記載の光通信網。
  11. 前記光通信ノード装置各々は、信号の総光強度を検出する光強度検出器を含み、前記光強度検出器が検出した光強度が設定された光パス数に依存して予め決められた一定の範囲を外れた場合に、それら全ての光パスの信号品質が異常であると判断するようにし、自装置を含んで設定された全ての光パスの受信端の光通信ノード装置で測定された信号品質と自装置の前記光強度検出器が検出した信号品質とを記載した光パス管理表を含み、
    前記受信端の光通信ノード装置で測定された信号品質と自装置の前記光強度検出器が検出した信号品質とのいずれかの変化が通知された時に前記光パス管理表に記載された前記信号品質を更新するようにしたことを特徴とする請求項1記載の光通信網。
  12. 前記光通信ノード装置各々は、前記光強度検出器を含む所定の区間及び前記光強度検出器が境界に配置された所定の区間のいずれかを含む区間毎にその区間での障害発生と同時にその障害によって信号品質に異常が検出される光パスのグループを管理する障害分類表を含み、前記光パスの信号品質の異常が通知された時に前記障害分類表を参照して障害が発生した障害発生区間を推定するようにしたことを特徴とする請求項11記載の光通信網。
  13. 前記光通信ノード装置各々は、前記光パス管理表に記載された各光パスの信号品質の正常/異常のパターンと、前記障害分類表に記載された区間毎の障害が発生した場合の各光パスの正常/異常のパターンとが一致するかどうかを比較して前記障害発生区間を推定し、その推定結果を前記光パス管理表に前記信号品質が異常と記載された全ての光パスの経路上に存在する前記光パスを中継する全ての光通信ノード装置と当該光パスの送信端の光通信ノード装置とに通知するようにしたことを特徴とする請求項12記載の光通信網。
  14. 前記光通信ノード装置各々は、前記障害発生区間が1つの場合に、それが障害の原因と推定するようにしたことを特徴とする請求項13記載の光通信網。
  15. 前記光通信ノード装置各々は、前記障害発生区間が複数の場合に、それらの区間の中で、その区間で障害が発生したことが原因となって前記信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間を障害の原因と推定するようにしたことを特徴とする請求項14記載の光通信網。
  16. 前記光通信ノード装置各々は、その区間で障害が発生したことが原因となって前記信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間が複数存在する場合に、前記光パスに沿って最も上流側にある区間と最も下流側にある区間とを含むその間の区間に障害の原因があると推定するようにしたことを特徴とする請求項15記載の光通信網。
  17. 前記光パス管理表は、設定されている全ての光パスの光パス番号と前記光パスの属性に関する前記受信端の光通信ノード装置において測定される信号品質と自装置の前記光強度検出器が検出した信号品質とを少なくとも保持し、
    前記光パスの信号品質が変化した時に前記光パス管理表の内容が更新されるようにしたことを特徴とする請求項16記載の光通信網。
  18. 前記光パス管理表は、設定されている全ての光パスの属性に関する光スイッチの入力ポート番号、出力ポート番号、波長、信号速度、信号フォーマットとのうちの少なくとも一つを保持し、
    前記光パスの設定及び開放が行われる時と前記光パスの属性が変化した時とのいずれかに前記光パス管理表の内容が更新されるようにしたことを特徴とする請求項17記載の光通信網。
  19. 前記障害分類表は、前記設定されている全ての光パスの光パス番号と、前記区間毎の各光パスの前記受信端の光通信ノード装置において測定された信号品質と自装置の前記光強度検出器が検出した信号品質との少なくとも正常/異常のパターンを保持するようにしたことを特徴とする請求項18記載の光通信網。
  20. クライアント装置間に光パスを設定するサービスを提供するトランスペアレントな光通信網において光リンクによって相互に接続される光通信ノード装置であって、
    自装置が受信端となる光パスの信号品質としてビット誤り率を測定する測定手段と、前記測定手段で測定した信号品質を、自装置を含んで設定された光パスを中継する全ての装置及びその送信端の装置とに通知する通知手段とを有し、
    自装置を含んで設定された全ての光パスの受信端の装置で測定された信号品質を記載した光パス管理表を含み、
    前記受信端の装置で測定された信号品質の変化が通知された時に前記光パス管理表に記載された前記信号品質を更新するようにしたことを特徴とする光通信ノード装置。
  21. 自装置内部と入力側光リンクと出力側光リンクとに対して所定の区間毎に分割して設定された区間での障害発生と同時にその障害によって信号品質に異常が検出される光パスのグループを管理する障害分類表を含み、前記光パスの信号品質の異常が通知された時に前記障害分類表を参照して障害が発生した障害発生区間を推定するようにしたことを特徴とする請求項20記載の光通信ノード装置。
  22. 前記分割して設定された区間は、少なくとも自装置内に配設された波長多重器及び波長分離器を境界として設定するようにしたことを特徴とする請求項21記載の光通信ノード装置。
  23. 前記光パス管理表に記載された各光パスの信号品質の正常/異常のパターンと、前記障害分類表に記載された区間毎の障害が発生した場合の各光パスの正常/異常のパターンとが一致するかどうかを比較して前記障害発生区間を推定し、その推定結果を前記光パス管理表に前記信号品質が異常と記載された全ての光パスの経路上に存在する前記光パスを中継する全ての装置と当該光パスの送信端の装置とに通知するようにしたことを特徴とする請求項22記載の光通信ノード装置。
  24. 前記障害発生区間が1つの場合に、それが障害の原因と推定するようにしたことを特徴とする請求項23記載の光通信ノード装置。
  25. 前記障害発生区間が複数の場合に、それらの区間の中で、その区間で障害が発生したことが原因となって前記信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間を障害の原因と推定するようにしたことを特徴とする請求項24記載の光通信ノード装置。
  26. その区間で障害が発生したことが原因となって前記信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間が複数存在する場合に、前記信号品質に異常が検出される光パスに沿って最も上流側にある区間と最も下流側にある区間とを含むその間の区間に障害の原因があると推定するようにしたことを特徴とする請求項25記載の光通信ノード装置。
  27. 前記光パス管理表は、設定されている全ての光パスの光パス番号と前記光パスの属性に関する前記受信端の光通信ノード装置において測定される信号品質とを少なくとも保持し、
    測定された前記光パスの信号品質が変化した時に前記光パス管理表の内容が更新されるようにしたことを特徴とする請求項26記載の光通信ノード装置。
  28. 前記光パス管理表は、設定されている全ての光パスの属性に関する光スイッチの入力ポート番号、出力ポート番号、波長、信号速度、信号フォーマットとのうちの少なくとも一つを保持し、
    前記光パスの設定及び開放が行われる時と前記光パスの属性が変化した時とのいずれかに前記光パス管理表の内容が更新されるようにしたことを特徴とする請求項27記載の光通信ノード装置。
  29. 前記障害分類表は、前記設定されている全ての光パスの光パス番号と、前記区間毎の各光パスの前記受信端の光通信ノード装置において測定された信号品質の少なくとも正常/異常のパターンを保持するようにしたことを特徴とする請求項28記載の光通信ノード装置。
  30. 信号の総光強度を検出する光強度検出器を含み、
    光強度検出器が検出した光強度が設定された光パス数に依存して予め決められた一定の範囲を外れた場合に、それら全ての光パスの信号品質が異常であると判断するようにし、
    自装置を含んで設定された全ての光パスの受信端の装置で測定された信号品質と自装置の前記光強度検出器が検出した信号品質とを記載した光パス管理表を含み、
    前記受信端の装置で測定された信号品質と自装置の前記光強度検出器が検出した信号品質とのいずれかの変化が通知された時に前記光パス管理表に記載された前記信号品質を更新するようにしたことを特徴とする請求項20記載の光通信ノード装置。
  31. 前記光強度検出器を含む所定の区間及び前記光強度検出器が境界に配置された所定の区間のいずれかを含む区間毎にその区間での障害発生と同時にその障害によって信号品質に異常が検出される光パスのグループを管理する障害分類表を含み、
    前記光パスの信号品質の異常が通知された時に前記障害分類表を参照して障害が発生した障害発生区間を推定するようにしたことを特徴とする請求項30記載の光通信ノード装置。
  32. 前記光パス管理表に記載された各光パスの信号品質の正常/異常のパターンと、前記障害分類表に記載された区間毎の障害が発生した場合の各光パスの正常/異常のパターンとが一致するかどうかを比較して前記障害発生区間を推定し、その推定結果を前記光パス管理表に前記信号品質が異常と記載された全ての光パスの経路上に存在する前記光パスを中継する全ての装置と当該光パスの送信端の装置とに通知するようにしたことを特徴とする請求項31記載の光通信ノード装置。
  33. 前記障害発生区間が1つの場合に、それが障害の原因と推定するようにしたことを特徴とする請求項32記載の光通信ノード装置。
  34. 前記障害発生区間が複数の場合に、それらの区間の中で、その区間で障害が発生したことが原因となって前記信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間を障害の原因と推定するようにしたことを特徴とする請求項33記載の光通信ノード装置。
  35. その区間で障害が発生したことが原因となって前記信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間が複数存在する場合に、前記光パスに沿って最も上流側にある区間と最も下流側にある区間とを含むその間の区間に障害の原因があると推定するようにしたことを特徴とする請求項34記載の光通信ノード装置。
  36. 前記光パス管理表は、設定されている全ての光パスの光パス番号と前記光パスの属性に関する前記受信端の光通信ノード装置において測定される信号品質と自装置の前記光強度検出器が検出した信号品質とを少なくとも保持し、
    前記光パスの信号品質が変化した時に前記光パス管理表の内容が更新されるようにしたことを特徴とする請求項35記載の光通信ノード装置。
  37. 前記光パス管理表は、設定されている全ての光パスの属性に関する光スイッチの入力ポート番号、出力ポート番号、波長、信号速度、信号フォーマットとのうちの少なくとも一つを保持し、
    前記光パスの設定及び開放が行われる時と前記光パスの属性が変化した時とのいずれかに前記光パス管理表の内容が更新されるようにしたことを特徴とする請求項36記載の光通信ノード装置。
  38. 前記障害分類表は、前記設定されている全ての光パスの光パス番号と、前記区間毎の各光パスの前記受信端の光通信ノード装置において測定された信号品質と自装置の前記光強度検出器が検出した信号品質との少なくとも正常/異常のパターンを保持するようにしたことを特徴とする請求項37記載の光通信ノード装置。
  39. 光リンクによって相互に接続された光通信ノード装置を用いてクライアント装置間に光パスを設定するサービスを提供するトランスペアレントな光通信網の障害位置特定方法であって、
    自装置を含んで設定された全ての光パスの受信端の光通信ノード装置で測定された信号品質を記載した光パス管理表を前記光通信ノード装置各々に配設し、前記受信端の光通信ノード装置で測定された信号品質の変化が通知された時に前記光パス管理表に記載された前記信号品質を更新するようにしたことを特徴とする障害位置特定方法。
  40. 前記光通信ノード装置各々に配設されかつ自装置内部と入力側光リンクと出力側光リンクとに対して所定の区間毎に分割して設定された区間での障害発生と同時にその障害によって信号品質に異常が検出される光パスのグループを管理する障害分類表を参照して前記光パスの信号品質の異常が通知された時の障害が発生した障害発生区間を推定するステップを含むことを特徴とする請求項39記載の障害位置特定方法。
  41. 前記分割して設定された区間は、少なくとも前記光通信ノード装置各々に配設された波長多重器及び波長分離器を境界として設定するようにしたことを特徴とする請求項40記載の障害位置特定方法。
  42. 前記光パス管理表に記載された各光パスの信号品質の正常/異常のパターンと、前記障害分類表に記載された区間毎の障害が発生した場合の各光パスの正常/異常のパターンとが一致するかどうかを比較して前記障害発生区間を推定するステップと、その推定結果を前記光パス管理表に前記信号品質が異常と記載された全ての光パスの経路上に存在する前記光パスを中継する全ての光通信ノード装置と当該光パスの送信端の光通信ノード装置とに通知するステップとを前記光通信ノード装置各々に含むことを特徴とする請求項41記載の障害位置特定方法。
  43. 前記障害発生区間が1つの場合にそれが障害の原因と推定するステップを前記光通信ノード装置各々に含むことを特徴とする請求項42記載の障害位置特定方法。
  44. 前記障害発生区間が複数の場合にそれらの区間の中で、その区間で障害が発生したことが原因となって前記信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間を障害の原因と推定するステップを前記光通信ノード装置各々に含むことを特徴とする請求項43記載の障害位置特定方法。
  45. その区間で障害が発生したことが原因となって前記信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間が複数存在する場合に、前記信号品質に異常が検出される光パスに沿って最も上流側にある区間と最も下流側にある区間とを含むその間の区間に障害の原因があると推定するステップを前記光通信ノード装置各々に含むことを特徴とする請求項44記載の障害位置特定方法。
  46. 前記光パス管理表は、設定されている全ての光パスの光パス番号と前記光パスの属性に関する前記受信端の光通信ノード装置において測定される信号品質とを少なくとも保持し、
    測定された前記光パスの信号品質が変化した時に前記光パス管理表の内容が更新されるようにしたことを特徴とする請求項45記載の障害位置特定方法。
  47. 前記光パス管理表は、設定されている全ての光パスの属性に関する光スイッチの入力ポート番号、出力ポート番号、波長、信号速度、信号フォーマットとのうちの少なくとも一つを保持し、
    前記光パスの設定及び開放が行われる時と前記光パスの属性が変化した時とのいずれかに前記光パス管理表の内容が更新されるようにしたことを特徴とする請求項46記載の障害位置特定方法。
  48. 前記障害分類表は、前記設定されている全ての光パスの光パス番号と、前記区間毎の各光パスの前記受信端の光通信ノード装置において測定された信号品質の少なくとも正常/異常のパターンを保持するようにしたことを特徴とする請求項47記載の障害位置特定方法。
  49. 光リンクによって相互に接続された光通信ノード装置を用いてクライアント装置間に光パスを設定するサービスを提供するトランスペアレントな光通信網の障害位置特定方法であって、
    前記光通信ノード装置各々に配設されかつ信号の総光強度を検出する光強度検出器が検出した光強度が設定された光パス数に依存して予め決められた一定の範囲を外れた場合に、それら全ての光パスの信号品質が異常であると判断するようにし、
    自装置を含んで設定された全ての光パスの受信端の光通信ノード装置で測定された信号品質と自装置の前記光強度検出器が検出した信号品質とを記載した光パス管理表を前記光通信ノード装置各々に配設し、前記受信端の光通信ノード装置で測定された信号品質と自装置の前記光強度検出器が検出した信号品質とのいずれかの変化が通知された時に前記光パス管理表に記載された前記信号品質を更新するようにしたこと特徴とする障害位置特定方法。
  50. 前記光強度検出器を含む所定の区間及び前記光強度検出器が境界に配置された所定の区間のいずれかを含む区間毎にその区間での障害発生と同時にその障害によって信号品質に異常が検出される光パスのグループを管理する障害分類表を前記光通信ノード装置各々に配設し、前記光パスの信号品質の異常が通知された時に前記障害分類表を参照して障害が発生した障害発生区間を推定するようにしたことを特徴とする請求項49記載の障害位置特定方法。
  51. 前記光通信ノード装置各々は、前記光パス管理表に記載された各光パスの信号品質の正常/異常のパターンと、前記障害分類表に記載された区間毎の障害が発生した場合の各光パスの正常/異常のパターンとが一致するかどうかを比較して前記障害発生区間を推定し、その推定結果を前記光パス管理表に前記信号品質が異常と記載された全ての光パスの経路上に存在する前記光パスを中継する全ての光通信ノード装置と当該光パスの送信端の光通信ノード装置とに通知するようにしたことを特徴とする請求項50記載の障害位置特定方法。
  52. 前記障害発生区間が1つの場合にそれが障害の原因と推定するステップを前記光通信ノード装置各々に含むことを特徴とする請求項51記載の障害位置特定方法。
  53. 前記障害発生区間が複数の場合にそれらの区間の中で、その区間で障害が発生したことが原因となって前記信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間を障害の原因と推定するステップを前記光通信ノード装置各々に含むことを特徴とする請求項52記載の障害位置特定方法。
  54. その区間で障害が発生したことが原因となって前記信号品質に異常が検出される光パスの数が最大の区間が複数存在する場合に、前記光パスに沿って最も上流側にある区間と最も下流側にある区間とを含むその間の区間に障害の原因があると推定するステップを前記光通信ノード装置各々に含むことを特徴とする請求項53記載の障害位置特定方法。
  55. 前記光パス管理表は、設定されている全ての光パスの光パス番号と前記光パスの属性に関する前記受信端の光通信ノード装置において測定される信号品質と自装置の前記光強度検出器が検出した信号品質とを少なくとも保持し、
    前記光パスの信号品質が変化した時に前記光パス管理表の内容が更新されるようにしたことを特徴とする請求項54記載の障害位置特定方法。
  56. 前記光パス管理表は、設定されている全ての光パスの属性に関する光スイッチの入力ポート番号、出力ポート番号、波長、信号速度、信号フォーマットとのうちの少なくとも一つを保持し、
    前記光パスの設定及び開放が行われる時と前記光パスの属性が変化した時とのいずれかに前記光パス管理表の内容が更新されるようにしたことを特徴とする請求項55記載の障害位置特定方法。
  57. 前記障害分類表は、前記設定されている全ての光パスの光パス番号と、前記区間毎の各光パスの前記受信端の光通信ノード装置において測定された信号品質と自装置の前記光強度検出器が検出した信号品質との少なくとも正常/異常のパターンを保持するようにしたことを特徴とする請求項56記載の障害位置特定方法。
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