JP4366676B2 - 発光ダイオードの電流駆動方式 - Google Patents

発光ダイオードの電流駆動方式 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体組織内の吸光物質を算定する測定装置本体を備えた生体組織内の吸光物質濃度装置に適用されている発光ダイオード(LED)の電流駆動方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、生体組織内の吸光物質濃度装置として、例えば動脈血の酸素飽和度等を測定する装置として、パルスオキシメータが一般的に知られている。このパルスオキシメータは、脈搏による動脈の血液量変動を利用することによって、連続的にしかも無侵襲に動脈血酸素飽和度(SpO2 )を測定する装置として知られている。
【0003】
この場合、酸素飽和度(SpO2 )は、血液中のヘモグロビンのうち、酸素と結合しているヘモグロビンの比率を%で表したものであり、酸素と結合したヘモグロビンを酸化ヘモグロビン(HbO2 )、酸素と結合していないヘモグロビンを還元ヘモグロビン(Hb)と称している。
【0004】
しかるに、血液の赤色はヘモグロビンの色である。そこで、酸化ヘモグロビンは赤い光の吸収が少なく、また還元ヘモグロビンは赤い光の吸収が多い。従って、酸素を多量に含んでいる動脈血は、酸化ヘモグロビンの比率が大きいために赤色の吸収が少なく鮮やかな赤色に見える。また、酸素を消費した後の静脈血は、還元ヘモグロビンを多く含むので、黒味がかって見えるのである。このように血液の色はヘモグロビンと酸素との結合の程度すなわち酸素飽和度を反映している。
【0005】
パルスオキシメータは、光電脈波を用いることによって、動脈血の情報だけを取り出すことを可能にしたものであり、指等の比較的薄い部位に光を当てて、透過してきた光の強さ(光電脈波)を記録するものである。すなわち、この場合の血液の光吸収特性は、酸素飽和度によって変化する。同じ量の血液が変動している拍動であっても、その血液の酸素飽和度によって得られる脈波振幅は異なったものとなる。
【0006】
そこで、一般的に、パルスオキシメータは、図16に示すように、患者に装着するプローブ10と、測定装置本体20とによって構成されている。前記プローブ10には、発光部12と受光部14とが設けられ、これらの発光部12と受光部14とは、その間に指16等の測定部位(生体の組織)を挟み得るように構成配置されている。そして、発光部12には、発光波長が660nm(赤色光)と940nm(赤外光)の2つの発光ダイオード(LED1、LED2)が用いられている。一方、受光部14にはフォトダイオードが用いられている。
【0007】
前記2つの発光ダイオードLED1、LED2は、測定装置本体20に設けられたタイミング発生回路22により設定された所定のタイミングにより、発光ダイオード駆動回路23を介して交互に付勢されてそれぞれ交互に発光する。
【0008】
このようにして、発光部12の発光ダイオードLED1、LED2からそれぞれ交互に出力され、指16等の組織を透過して受光部14に到達した各波長(660nmと940nm)の光の強度は、フォトダイオードによって電流に変換される。さらに、測定装置本体20に設けられた電流/電圧変換器24により電圧に変換されると共に、復調器25により各波長の透過光信号に分離される。
【0009】
そして、前記復調器25で得られた2つの透過光信号から、各波長の吸光度の脈波成分検出器26a、26bによりそれぞれ各吸光度の脈波成分(ΔA660 、ΔA940 )を取り出し、吸光度比算出器27により前記吸光度の比Φ(=ΔA660 /ΔA940 )を算出し、さらに酸素飽和度換算器28により酸素飽和度S〔=f(Φ)〕が換算される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前述したパルスオキシメータは、連続的な無侵襲計測が可能であることに加え、原理的に校正が不要であるため、患者の状態を監視するモニタとしての基本的な要求を満たしていることから、従来より生体信号モニタ装置として広く普及している。従って、今日においては、基本的に前述した図16に示す装置構成を採用した種々のパルスオキシメータが、多くの製造業者によって製造され販売されている。
【0011】
例えば、従来における2つの発光ダイオードを使用するパルスオキシメータにおいて、プローブ10と測定装置本体20とを接続する結線方式としては、大別して3線式(図17参照)と2線式(図18参照)との2種類が実施されている。
【0012】
すなわち、図17において、3線式の結線方式は、2つの発光ダイオードLED1、LED2を共通線LED-COMMONと2つの駆動線LED-DRV1、LED-DRV2とにより並列に接続されている。また、図18において、2線式の結線方式は、2つの発光ダイオードLED1、LED2を2つの駆動線LED-DRV1、LED-DRV2により逆並列に接続されている。
【0013】
さらに、前記の結線方式の変形例として、4つの発光ダイオードLED1〜LED4を3線式により結線する方式(図19参照)および3つの発光ダイオードLED1〜LED3を3線式により結線する方式(図20参照)もそれぞれ提案され実施されている。なお、図20に示す結線方式は、図19に示す結線方式の発光ダイオードを1つ省略した構成からなるものである。
【0014】
この場合、例えば3線式の結線方式を採用するパルスオキシメータにおいて、1つの測定装置本体に対し、それぞれ3線式のプローブおよび2線式のプローブを共通に接続可能とし、各プローブの発光ダイオードをそれぞれ適正に駆動し得るように構成できれば好適である。しかしながら、前述したように、3線式のプローブにおける発光ダイオードと、2線式のプローブにおける発光ダイオードとは、それぞれ2つの駆動線LED-DRV1、LED-DRV2を有していても、電気的な接続方式が相違するため、互換性をもって前記各結線方式の発光ダイオードをそれぞれ交互にかつ適正に駆動させることはできない。
【0015】
そこで、本発明者は、測定装置本体のプローブとの接続を行う発光ダイオード駆動回路の接続部に対し、所要の付加回路を設けた構成とすることにより、測定装置本体における基本構成回路を変更することなく、また余分な接続手段を設けることなく、2線式プローブおよび3線式プローブの接続における互換性を高めることができることを突き止めた。
【0016】
すなわち、前記測定装置本体側の発光ダイオード駆動回路には、プローブ側の発光ダイオードをそれぞれ駆動するための3本の電流供給ラインとその接続端子とを設け、前記3本の電流供給ラインのうち2本の電流供給ラインには、電源側またはアース側に切換接続される接点を有する一対の駆動スイッチをそれぞれ接続配置し、前記各一対の駆動スイッチに対し、それぞれ電源側またはアース側に接点の切換操作を行う切換操作信号を供給して発光ダイオードを交互に駆動する切換操作信号供給ラインを設けることにより、前述した課題を解決できることが可能となった。
【0017】
従って、本発明の目的は、プローブ側の発光ダイオードの接続方式に制約されることなく、発光ダイオード駆動回路に簡便な付加回路を設けるのみで、測定装置本体における基本構成回路を変更することなく、また余分な接続手段を設けることなく、各種プローブと測定装置本体との互換性ある接続を可能とした発光ダイオードの電流駆動方式を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る発光ダイオードの電流駆動方式は、生体の組織に装着するプローブと、このプローブを結合させて生体組織内の吸光物質を算定する測定装置本体とを備えた生体組織内の吸光物質濃度測定装置からなり、
前記プローブには発光波長の相違する少なくとも2つの発光ダイオードからなる発光部と、この発光部から出力され前記生体の組織を透過した光を受光するフォトダイオードからなる受光部とを設け、前記発光ダイオードを測定装置本体に設けた発光ダイオード駆動回路により順次連続的に駆動するよう構成してなる発光ダイオードの電流駆動方式において、
測定装置本体側の発光ダイオード駆動回路には、プローブ側の発光ダイオードをそれぞれ駆動するための3本の電流供給ラインとその接続端子とを設け、
前記3本の電流供給ラインのうち2本の電流供給ラインには、電源側またはアース側に切換接続される接点を有する一対の駆動スイッチをそれぞれ接続配置し、
前記各一対の駆動スイッチに対し、それぞれ電源側またはアース側に接点の切換操作を行う切換操作信号を供給して発光ダイオードを順次連続的に駆動する切換操作信号供給ラインを設けることを特徴とする。
【0019】
この場合、発光ダイオードをそれぞれ駆動する3本の電流供給ラインは、プローブ側において少なくとも2つの発光ダイオードをそれぞれ順次連続的に駆動するように、前記プローブの第1の駆動線および第2の駆動線と、共通線とに対して、それぞれ接続するように構成することができる。
【0020】
また、前記各一対の駆動スイッチにおいて、一方の一対の駆動スイッチの電源側に切換接続する接点と他方の一対の駆動スイッチのアース側に切換接続する接点とに対し、また一方の一対の駆動スイッチのアース側に切換接続する接点と他方の一対の駆動スイッチの電源側に切換接続する接点とに対し、それぞれ同時に接点の切換操作を行って発光ダイオードを順次連続的に駆動するよう切換操作信号供給ラインを接続配置した構成とすることができる。
【0021】
さらに、発光ダイオードをそれぞれ駆動する3本の電流供給ラインは、前記各一対の駆動スイッチを接続した2本の電流供給ラインを、プローブ側において前記少なくとも2つの発光ダイオードをそれぞれ順次連続的に駆動する第1の駆動線および第2の駆動線に対して接続し、その他の電流供給ラインはダミー端子として設定した構成とすることができる。
【0022】
そして、前記2本の電流供給ラインにそれぞれ接続した前記各一対の駆動スイッチにおいて、それぞれ駆動スイッチの電源側およびアース側に切換接続する接点に対し、それぞれ独立して接点の切換操作を行うように切換操作信号供給ラインを接続配置し、その他の電流供給ラインに電源側とアース側との切換接続を行う接点を有する第3の駆動スイッチを設け、前記各一対の駆動スイッチの切換操作信号供給ラインに供給される切換操作信号に対応して、前記第3の駆動スイッチの接点の切換操作を行う切換操作信号供給ラインを接続配置した構成とすることができる。
【0023】
一方、発光ダイオードをそれぞれ駆動する3本の電流供給ラインは、プローブ側において2つの発光ダイオードを逆並列に接続すると共にこれと並列に1つまたは2つの発光ダイオードを逆並列にして接続して合計3つまたは4つからなる発光ダイオードを、それぞれ順次連続的に駆動する第1の駆動線および第2の駆動線と、共通線とに対して、それぞれ接続するように構成することができる。
【0024】
また、前記プローブは、その前記共通線と一方の駆動線の間に逆並列ダイオードを接続すると共に、前記共通線と他方の駆動線に逆並列ダイオードを接続し、4つの発光ダイオードをそれぞれ順次連続的に駆動するように構成することができる。
【0025】
さらに、前記プローブは、その前記共通線と一方の駆動線の間に逆並列ダイオードを接続すると共に、前記共通線と他方の駆動線にダイオードを接続し、3つの発光ダイオードをそれぞれ順次連続的に駆動するように構成することができる。
【0026】
また、この場合、前記2本の電流供給ラインにそれぞれ接続した前記各一対の駆動スイッチにおいて、それぞれ駆動スイッチの電源側およびアース側に切換接続する接点に対し、それぞれ独立して接点の切換操作を行うように切換操作信号供給ラインを接続配置し、その他の電流供給ラインに電源側とアース側との切換接続を行う接点を有する第3の駆動スイッチを設け、前記各一対の駆動スイッチの切換操作信号供給ラインに供給される切換操作信号に対応して、前記第3の駆動スイッチの接点の切換操作を行う切換操作信号供給ラインを接続配置することができる。
【0027】
さらに、前記2本の電流供給ラインにそれぞれ接続した各一対の駆動スイッチの接点の切換操作を行う切換操作信号供給ラインと、第3の駆動スイッチの接点の切換操作を行う切換操作信号供給ラインとして、それぞれ4本の切換操作信号供給ラインを接続配置することができる。
【0028】
そして、また本発明に係る発光ダイオードの電流駆動方式は、生体の組織に装着するプローブと、このプローブを結合させて生体組織内の吸光物質を算定する測定装置本体とを備えた生体組織内の吸光物質濃度測定装置からなり、
前記プローブには発光波長の相違する少なくとも2つの発光ダイオードからなる発光部と、この発光部から出力され前記生体の組織を透過した光を受光するフォトダイオードからなる受光部とを設け、前記発光ダイオードを測定装置本体に設けた発光ダイオード駆動回路により順次連続的に駆動するよう構成してなる発光ダイオードの電流駆動方式において、
測定装置本体側の発光ダイオード駆動回路には、プローブ側の発光ダイオードをそれぞれ駆動するための所定本数の電流供給ラインとその接続端子とを設け、
前記所定本数の電流供給ラインのうち所定の電流供給ラインには、それぞれ電源側またはアース側に切換接続される接点を有して各々が独立して動作可能な駆動スイッチを接続して配置し、
各発光ダイオードを順次連続的に駆動するため、前記各々の駆動スイッチに対して、それぞれ電源側またはアース側に接点の切換操作を行わせる切換操作信号を供給する切換操作信号供給ラインを設けた構成とすることもできる。
【0029】
また、前記駆動スイッチは、オンオフ・スイッチおよび定電流駆動スイッチにより構成することもできる。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る発光ダイオードの電流駆動方式の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、本発明の発光ダイオードの電流駆動方式は、一般に吸光物質濃度測定装置に適用されるものであるが、以下の実施例においては、パルスオキシメータに適用した場合の発光ダイオードの電流駆動方式について説明する。
【0031】
【実施例1】
図1は、本発明に係る発光ダイオードの電流駆動方式の一実施例を示すものであって、3線式または2線式により結線された2つの発光ダイオードからなるプローブ側を、共通の測定装置本体側に接続して各発光ダイオードをそれぞれ交互に駆動するように設定した、パルスオキシメータにおける発光ダイオードの電流駆動方式を示す概略説明図である。
【0032】
すなわち、図1において、参照符号30は測定装置本体側に設けた共通線LED-COMMONの接続端子を示し、また参照符号32は測定装置本体側に設けた第1の発光ダイオードに対する第1の駆動線LED-DRV1の接続端子を示すと共に、参照符号34は第2の発光ダイオードに対する第2の駆動線LED-DRV2の接続端子を示す。
【0033】
そして、前記第1の駆動線LED-DRV1の接続端子32および第2の駆動線LED-DRV2の接続端子34には、それぞれ電流供給ライン44および45を介して電源側+Vccおよびアース側GNDに接続される、一対の電源側定電流駆動スイッチSw1A 、Sw2A とアース側定電流駆動スイッチSw1B 、Sw2B とが接続配置されている。なお、共通線LED-COMMONの接続端子30には、電流供給ライン46を介して直接電源側+Vccに接続されている。そして、前記電源側定電流駆動スイッチSw1A 、Sw2A の切換接触子Sc のa接点は電源側+Vccに接続されると共に、b接点は開放接点となっている。また、前記アース側定電流駆動スイッチSw1B 、Sw2B の切換接触子Sc のc接点はアース側GNDに接続されると共に、d接点は開放接点となっている。
【0034】
そこで、前記各定電流駆動スイッチSw1A 、Sw1B とSw2A 、Sw2B の各切換接触子Sc に対しては、それぞれa接点とb接点およびc接点とd接点との切換接続をそれぞれ行うために、測定装置本体側にそれぞれ設けられる第1の切換操作信号入力端子36および第2の切換操作信号入力端子38と接続する切換操作信号ライン41A 、41B と42A 、42B が接続配置されている。そして、前記一方の電源側定電流駆動スイッチSw1A に接続される信号ライン41A と、前記他方のアース側定電流駆動スイッチSw2B に接続される信号ライン42B とは、共通の第2の切換操作信号入力端子38に接続される。また、前記一方のアース側定電流駆動スイッチSw1B に接続される信号ライン41B と、前記他方の電源側定電流駆動スイッチSw2A に接続される信号ライン42A とは、共通の第1の切換操作信号入力端子36に接続される。
【0035】
次に、前記構成からなる発光ダイオードの電流駆動方式の動作につき、図2および図3、図4および図5を参照しながら説明する。
【0036】
3線式により結線された2つの発光ダイオードの駆動方式
図2および図3は、プローブ側において3線式により結線された2つの発光ダイオードLED1、LED2の電流駆動方式を示すものである。まず、図2において、第1の切換操作信号入力端子36に切換操作信号LED-ON1 を供給することにより、一方の電源側定電流駆動スイッチSw1A の切換接触子Sc をb接点に接続すると共に、他方の電源側定電流駆動スイッチSw2A の切換接触子Sc をa接点に接続する。この場合、一方のアース側定電流駆動スイッチSw1B の切換接触子Sc はc接点に接続されると共に、他方のアース側定電流駆動スイッチSw2B の切換接触子Sc はd接点に接続される。これにより、測定装置本体側の電源+Vccから発光ダイオードへ供給される駆動電流は、電流供給ライン46より第1の発光ダイオードLED1を介し、第1の駆動線LED-DRV1の接続端子32および電流供給ライン44を経て、一方のアース側定電流駆動スイッチSw1B に流れ、前記第1の発光ダイオードLED1が駆動される。
【0037】
次に、図3において、第2の切換操作信号入力端子38に切換操作信号LED-ON2 を供給することにより、一方の電源側定電流駆動スイッチSw1A の切換接触子Sc をa接点に接続すると共に、他方の電源側定電流駆動スイッチSw2A の切換接触子Sc をb接点に接続する。この場合、一方のアース側定電流駆動スイッチSw1B の切換接触子Sc はd接点に接続されると共に、他方のアース側定電流駆動スイッチSw2B の切換接触子Sc はc接点に接続される。これにより、測定装置本体側の電源+Vccから発光ダイオードへ供給される駆動電流は、電流供給ライン46より共通線LED-COMMONの接続端子30を経て、第2の発光ダイオードLED2を介し、第2の駆動線LED-DRV2の接続端子34および電流供給ライン45を経て、他方のアース側定電流駆動スイッチSw2B に流れ、前記第2の発光ダイオードLED2が駆動される。
【0038】
以上の操作を所定のタイミングで順次繰り返すことにより、3線式により結線された2つの発光ダイオードを交互に駆動させることができる。
【0039】
2線式により結線された2つの発光ダイオードの駆動方式
図4および図5は、プローブ側において2線式により結線された2つの発光ダイオードLED1、LED2の電流駆動方式を示すものである。この場合、測定装置本体側の電源+Vccと直接接続される電流供給ライン46に設けられた共通線LED-COMMONの接続端子30はダミー端子として存在し、不使用となる。そこで、この場合、図4において、第1の切換操作信号入力端子36に切換操作信号LED-ON1 を供給することにより、一方の電源側定電流駆動スイッチSw1A の切換接触子Sc をb接点に接続すると共に、他方の電源側定電流駆動スイッチSw2A の切換接触子Sc をa接点に接続する。この場合、一方のアース側定電流駆動スイッチSw1B の切換接触子Sc はc接点に接続されると共に、他方のアース側定電流駆動スイッチSw2B の切換接触子Sc はd接点に接続される。これにより、測定装置本体側の電源+Vccから発光ダイオードへ供給される駆動電流は、前記他方の電源側定電流駆動スイッチSw2A より、電流供給ライン45より第2の駆動線LED-DRV2の接続端子34を経て、第1の発光ダイオードLED1を介し、第1の駆動線LED-DRV1の接続端子32および電流供給ライン44を経て、一方のアース側定電流駆動スイッチSw1B に流れ、前記第1の発光ダイオードLED1が駆動される。
【0040】
次に、図5において、第2の切換操作信号入力端子38に切換操作信号LED-ON2 を供給することにより、一方の電源側定電流駆動スイッチSw1A の切換接触子Sc をa接点に接続すると共に、他方の電源側定電流駆動スイッチSw2A の切換接触子Sc をb接点に接続する。この場合、一方のアース側定電流駆動スイッチSw1B の切換接触子Sc はd接点に接続されると共に、他方のアース側定電流駆動スイッチSw2B の切換接触子Sc はc接点に接続される。これにより、測定装置本体側の電源+Vccから発光ダイオードへ供給される駆動電流は、前記一方の電源側定電流駆動スイッチSw1A より、電流供給ライン44より第1の駆動線LED-DRV1の接続端子32を経て、第2の発光ダイオードLED2を介し、第2の駆動線LED-DRV2の接続端子34および電流供給ライン45を経て、他方のアース側定電流駆動スイッチSw2B に流れ、前記第2の発光ダイオードLED2が駆動される。
【0041】
以上の操作を所定のタイミングで順次繰り返すことにより、2線式により結線された2つの発光ダイオードを交互に駆動させることができる。
【0042】
【実施例2】
図6は、本発明に係る発光ダイオードの電流駆動方式の別の実施例を示すものであって、プローブ側において3線式により結線された4つの発光ダイオードを、共通の測定装置本体に接続して各発光ダイオードを駆動する方式を示す概略説明図である。なお、説明の便宜上、前記図1ないし図5に示す実施例1と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して説明する。
【0043】
すなわち、図6において、本実施例においては、共通線LED-COMMONの接続端子30より直接電源側+Vccに接続される電流供給ライン46に第3の定電流駆動スイッチSw3を設ける。この場合、前記第3の定電流駆動スイッチSw3の切換接触子Sc は、a接点を電源側+Vccに接続し、c接点をアース側GNDに接続する。また、前記第3の定電流駆動スイッチSw3の切換接触子Sc に対しては、a接点とc接点との切換接続を行うために、切換操作信号ライン43を接続配置する。
【0044】
さらに、一対の電源側定電流駆動スイッチSw1A 、Sw2A およびアース側定電流駆動スイッチSw1B 、Sw2B の各切換接触子Sc に対しては、それぞれa接点とb接点およびc接点とd接点との切換接続をそれぞれ行うために、切換操作信号ライン41A 、41B 、42A 、42B がそれぞれ接続配置される。そして、前記各切換操作信号ライン41A 、41B 、42A 、42B は、測定装置本体側にそれぞれ設けられる第3の切換操作信号入力端子37、第1の切換操作信号入力端子36、第4の切換操作信号入力端子39および第2の切換操作信号入力端子38に接続される。
【0045】
次に、前記構成からなる発光ダイオードの電流駆動方式の動作につき、図7ないし図10を参照しながら説明する。
【0046】
3線式により結線された4つの発光ダイオードの駆動方式
図7ないし図10は、プローブ側において3線式により結線された4つの発光ダイオードLED1〜LED4の電流駆動方式を示すものである。そこで、図7において、第1の切換操作信号入力端子36に切換操作信号LED-ON1 を供給することにより、一方のアース側定電流駆動スイッチSw1B の切換接触子Sc をc接点に接続すると共に、切換操作信号ライン43を介して供給される切換操作信号LED-ON1 により、第3の定電流駆動スイッチSw3の切換接触子Sc がa接点に接続される。この場合、他の定電流駆動スイッチSw1A およびSw2A 、Sw2B の切換接触子Sc は、それぞれ開放接点b、bおよびdに接続される。これにより、測定装置本体側の電源+Vccから発光ダイオードへ供給される駆動電流は、電流供給ライン46より共通線LED-COMMONの接続端子30を経て、第1の発光ダイオードLED1を介し、第1の駆動線LED-DRV1の接続端子32および電流供給ライン44を経て、一方のアース側定電流駆動スイッチSw1B に流れ、前記第1の発光ダイオードLED1が駆動される。
【0047】
また、図8において、第2の切換操作信号入力端子38に切換操作信号LED-ON2 を供給することにより、他方のアース側定電流駆動スイッチSw2B の切換接触子Sc をc接点に接続すると共に、切換操作信号ライン43を介して供給される切換操作信号LED-ON2 により、第3の定電流駆動スイッチSw3の切換接触子Sc がa接点に接続される。この場合、他の定電流駆動スイッチSw1A 、Sw1B およびSw2A の切換接触子Sc は、それぞれ開放接点b、dおよびbに接続される。これにより、測定装置本体側の電源+Vccから発光ダイオードへ供給される駆動電流は、電流供給ライン46より共通線LED-COMMONの接続端子30を経て、第2の発光ダイオードLED2を介し、第2の駆動線LED-DRV2の接続端子34および電流供給ライン45を経て、他方のアース側定電流駆動スイッチSw2B に流れ、前記第2の発光ダイオードLED2が駆動される。
【0048】
さらに、図9において、第3の切換操作信号入力端子37に切換操作信号LED-ON3 を供給することにより、一方の電源側定電流駆動スイッチSw1A の切換接触子Sc をa接点に接続すると共に、切換操作信号ライン43を介して供給される切換操作信号LED-ON3 により、第3の定電流駆動スイッチSw3の切換接触子Sc がc接点に接続される。この場合、他の定電流駆動スイッチSw1B およびSw2A 、Sw2B の切換接触子Sc は、それぞれ開放接点d、bおよびdに接続される。これにより、測定装置本体側の電源+Vccから発光ダイオードへ供給される駆動電流は、前記一方の電源側定電流駆動スイッチSw1A より、電流供給ライン44より第1の駆動線LED-DRV1の接続端子32を経て、第3の発光ダイオードLED3を介し、共通線LED-COMMONの接続端子30および電流供給ライン46を経て、第3の定電流駆動スイッチSw3のアース側GNDに流れ、前記第3の発光ダイオードLED3が駆動される。
【0049】
そして、図10において、第4の切換操作信号入力端子39に切換操作信号LED-ON4 を供給することにより、他方の電源側定電流駆動スイッチSw2A の切換接触子Sc をa接点に接続すると共に、切換操作信号ライン43を介して供給される切換操作信号LED-ON4 により、第3の定電流駆動スイッチSw3の切換接触子Sc がc接点に接続される。この場合、他の定電流駆動スイッチSw1A 、Sw1B およびSw2B の切換接触子Sc は、それぞれ開放接点b、dおよびdに接続される。これにより、測定装置本体側の電源+Vccから発光ダイオードへ供給される駆動電流は、前記他方の電源側定電流駆動スイッチSw2A より、電流供給ライン45より第2の駆動線LED-DRV2の接続端子34を経て、第4の発光ダイオードLED4を介し、共通線LED-COMMONの接続端子30および電流供給ライン46を経て、第3の定電流駆動スイッチSw3のアース側GNDに流れ、前記第4の発光ダイオードLED4が駆動される。
【0050】
以上の操作を所定のタイミングで順次繰り返すことにより、3線式により結線された4つの発光ダイオードを順次連続的に駆動させることができる。
【0051】
前述した実施例2において、共通線LED-COMMONの接続端子30より直接電源側+Vccに接続される電流供給ライン46には、第3の定電流駆動スイッチSw3を設けて、この第3の定電流駆動スイッチSw3は、その切換接触子Sc につき、a接点を電源側+Vccに接続し、c接点をアース側GNDに接続するよう構成すると共に、前記切換接触子Sc に対し、a接点とc接点との切換接続を行うための切換操作信号ライン43を接続配置した構成を示した。そして、前記切換操作信号ライン43は、前記各一対の定電流駆動スイッチSw1A 、Sw1B およびSw2A 、Sw2B の切換操作信号供給ライン41A 、41B および42A 、42B に供給される切換操作信号に対応して、前記第3の定電流駆動スイッチSw3の接点の切換操作を行うように接続配置されるものである。
【0052】
そこで、図11は、前記第3の定電流駆動スイッチSw3と前記切換操作信号ライン43との具体的な回路構成例と、前記各一対の定電流駆動スイッチSw1A 、Sw1B およびSw2A 、Sw2B の切換操作信号供給ライン41A 、41B および42A 、42B との接続配置例を示すものである。
【0053】
すなわち、図11において、第3の定電流駆動スイッチSw3は、電源側定電流駆動スイッチSw3A およびアース側定電流駆動スイッチSw3B とから構成され、前記各定電流駆動スイッチSw3A 、Sw3B の切換接触子Sc には、それぞれ切換操作信号供給ライン43A 、43B が接続される。一方、前記各一対の定電流駆動スイッチSw1A 、Sw1B およびSw2A 、Sw2B の切換操作信号供給ライン41A 、41B および42A 、42B から分岐ライン41A ′および42A ′と、41B ′および42B ′とをそれぞれ分岐導出し、前記分岐ライン41B ′および42B ′と、分岐ライン41A ′および42A ′とに対し、それぞれ論理OR回路47A 、47B を介して前記各切換操作信号供給ライン43A 、43B に接続する。その他の回路構成は、前記図6に示す回路構成と同様であり、同一の構成要素については、同一の参照符号を付し、詳細な説明は省略する。従って、このように前記第3の定電流駆動スイッチSw3を構成配置することにより、前述した図7ないし図10に示す発光ダイオードの順次連続的な電流駆動を円滑に達成することができる。
【0054】
【実施例3】
3線式または2線式により結線された2つの発光ダイオードの駆動回路
図12は、前述した図1ないし図5に示す実施例1において、3線式または2線式により結線された2つの発光ダイオードを、それぞれ駆動する測定装置本体の発光ダイオード駆動回路に設ける付加回路の具体例を示すものである。すなわち、図12において、電源側+Vccとアース側GNDとにそれぞれ接続される定電流駆動スイッチとして、3つの差動アンプAMP1、AMP2、AMP3と、2つのスイッチングトランジタTR1、TR2と、抵抗R1、R2、R3、R4とを、図示のように回路構成する。従って、電流供給ライン44、45に対して、それぞれ前記回路構成からなる定電流駆動スイッチSw1、Sw2が接続配置される。
【0055】
そして、前記一方の定電流駆動スイッチSw1の差動アンプAMP2の正側入力端子と、前記他方の定電流駆動スイッチSw2の差動アンプAMP3の正側入力端子に、それぞれ接続する信号ラインL1を、第1の切換操作信号入力端子36に接続する。また、前記他方の定電流駆動スイッチSw2の差動アンプAMP2の正側入力端子と、前記一方の定電流駆動スイッチSw1の差動アンプAMP3の正側入力端子に、それぞれ接続する信号ラインL2を、第2の切換操作信号入力端子38に接続する。
【0056】
このように構成された本実施例の発光ダイオードの電流駆動方式においては、前記第1の切換操作信号入力端子36および第2の切換操作信号入力端子38に対し、交互に切換操作信号LED-ON1 およびLED-ON2 を供給することにより、前述した実施例1と同様に、発光ダイオードを交互に駆動させることができる。
【0057】
【実施例4】
3線式により結線された4つの発光ダイオードの駆動回路
図13は、前述した図6ないし図10に示す実施例2において、3線式により結線された4つの発光ダイオードを、それぞれ駆動する測定装置本体の発光ダイオード駆動回路に設ける付加回路の具体例を示すものである。すなわち、図13において、電源側+Vccとアース側GNDとにそれぞれ接続される定電流駆動スイッチとして、前記実施例3と同一の回路構成からなる定電流駆動スイッチSw1、Sw2が接続配置される。
【0058】
そこで、本実施例においては、前記一方の定電流駆動スイッチSw1の差動アンプAMP3の正側入力端子に接続する信号ラインL1を、第1の切換操作信号入力端子36に接続する。また、前記他方の定電流駆動スイッチSw2の差動アンプAMP3の正側入力端子に接続する信号ラインL2を、第2の切換操作信号入力端子38に接続する。さらに、前記一方の定電流駆動スイッチSw1の差動アンプAMP2の正側入力端子に接続する信号ラインL3を、第3の切換操作信号入力端子37に接続する。そして、前記他方の定電流駆動スイッチSw2の差動アンプAMP2の正側入力端子に接続する信号ラインL4を、第4の切換操作信号入力端子39に接続する。
【0059】
このように構成された本実施例の発光ダイオードの電流駆動方式においては、前記第1の切換操作信号入力端子36ないし第4の切換操作信号入力端子39に対し、それぞれ順次連続的に切換操作信号LED-ON1 ないしLED-ON4 を供給することにより、前述した実施例2と同様に、発光ダイオードを順次連続的に駆動させることができる。なお、本実施例4においても、第3の定電流駆動スイッチSw3として、前記実施例2において説明した図11に示すような回路構成およびその接続配置を採用することができる。
【0060】
【実施例5】
3線式または2線式により結線された2つの発光ダイオードの駆動回路
図14は、前述した図12に示す実施例3において、3線式または2線式により結線された2つの発光ダイオードをそれぞれ駆動する測定装置本体の発光ダイオード駆動回路に設ける付加回路を、オンオフ・スイッチとしてFETスイッチ、および定電流駆動スイッチを用い、よりノイズに強い駆動回路として構成した具体例を示すものである。すなわち、図14において、電源側+Vccとアース側GNDとにそれぞれ接続される駆動スイッチとして、FETスイッチSw1、Sw3と、反転回路IC1、差動アンプAMP1、スイッチングトランジスタTR1、抵抗R1からなる定電流駆動スイッチSw2、Sw4とを、図示のように回路構成する。従って、電流供給ライン44、45に対して、それぞれ前記回路構成からなるFETスイッチSw1、Sw3と定電流駆動スイッチSw2、Sw4とが接続配置される。
【0061】
そして、第1の切換操作信号入力端子36からの信号ラインL1を、前記一方の定電流駆動スイッチSw2の差動アンプAMP1の正側入力端子と、反転回路IC1を介して前記他方のFETスイッチSw3のゲート端子にそれぞれ接続する。また、第2の切換操作信号入力端子38からの信号ラインL2を、前記他方の定電流駆動スイッチSw4の差動アンプAMP1の正側入力端子と、反転回路IC1を介して前記一方のFETスイッチSw1のゲート端子にそれぞれ接続する。
【0062】
このように構成された本実施例の発光ダイオードの電流駆動方式においては、電流供給ライン44、45のそれぞれに接続される定電流駆動スイッチを、図2の2つに対して、図14の1つと少なくすることで、ノイズに対しても安定した駆動を実現でき、前記第1の切換操作信号入力端子36および第2の切換操作信号入力端子38に対し、交互に切換操作信号LED-ON1 およびLED-ON2 を供給することにより、発光ダイオードを交互に駆動することができる。
【0063】
【実施例6】
3線式により結線された4つの発光ダイオードの駆動回路
図15は、前述した図13に示す実施例4において、3線式により結線された4つの発光ダイオードをそれぞれ駆動する測定装置本体の発光ダイオード駆動回路に設ける付加回路を、オンオフ・スイッチとしてFETスイッチ、および定電流駆動スイッチを用い、よりノイズに強い駆動回路として構成した具体例を示すものである。すなわち、図15において、3つの電源側+Vccとアース側GNDとにそれぞれ接続される駆動スイッチとして、FETスイッチSw1、Sw3、Sw5と、反転回路IC1、差動アンプAMP1、スイッチングトランジスタTR1、抵抗R1からなる定電流駆動スイッチSw2、Sw4、Sw6とを、図示のように回路構成する。従って、電流供給ライン46、44、45に対して、それぞれ前記回路構成からなるFETスイッチSw1、Sw3、Sw5と定電流駆動スイッチSw2、Sw4、Sw6とが接続配置される。
【0064】
そこで、本実施例においては、FETスイッチSw1のゲート端子は、反転回路48Aに接続され、さらに第1の切換操作信号入力端子36に接続された信号ラインL1と第2の切換操作信号入力端子38に接続された信号ラインL2とが接続された論理OR回路47A に接続されている。定電流駆動スイッチSw2を構成する差動アンプAMP1の正側入力端子には、第3の切換操作信号入力端子37に接続された信号ラインL3と第4の切換操作信号入力端子39に接続された信号ラインL4とが論理OR回路47B を介して接続されている。第3の切換操作信号入力端子37に接続された信号ラインL3は、反転回路48Bを介してFETスイッチSw3のゲート端子に接続されている。第1の切換操作信号入力端子36に接続された信号ラインL1は、定電流駆動スイッチSw4を構成する差動アンプAMP1の正側入力端子に接続されている。第4の切換操作信号入力端子39に接続された信号ラインL4は、反転回路48Cを介してFETスイッチSw5のゲート端子に接続されている。第2の切換操作信号入力端子38に接続された信号ラインL2は、定電流駆動スイッチSw6の正側入力端子に接続されている。
【0065】
このように構成された本実施例の発光ダイオードの電流駆動方式においては、電流供給ライン44、45、46のそれぞれに接続される定電流駆動スイッチを、図13の2つに対し、図15の1つと少なくすることで、ノイズに対しても安定した駆動を実現でき、前記第1の切換操作信号入力端子36および第2の切換操作信号入力端子38、第3の切換操作信号入力端子37、第4の切換操作信号入力端子39に対し、交互に切換操作信号LED-ON1 、LED-ON2 、LED-ON3 、LED-ON4 を供給することにより、発光ダイオードを順次連続的に駆動することができる。
【0066】
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、例えば3つの発光ダイオードを3線式により結線する方式では、前記実施例2において1つの発光ダイオードを省略する駆動制御を行うことにより、容易に実施することができるものであり、また電流供給ラインを電源側またはアース側に切換え接続するための駆動スイッチとして、定電流駆動スイッチに限定されることなく、電圧駆動スイッチの使用も可能であり、その他本発明の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可能である。
【0067】
【発明の効果】
前述した実施例から明らかな通り、本発明に係る発光ダイオードの電流駆動方式によれば、生体の組織に装着するプローブと、このプローブを結合させて生体組織内の吸光物質を算定する測定装置本体とを備えた生体組織内の吸光物質濃度測定装置からなり、前記プローブには発光波長の相違する少なくとも2つの発光ダイオードからなる発光部と、この発光部から出力され前記生体の組織を透過した光を受光するフォトダイオードからなる受光部とを設け、前記発光ダイオードを測定装置本体に設けた発光ダイオード駆動回路により順次連続的に駆動するよう構成してなる発光ダイオードの電流駆動方式において、測定装置本体側の発光ダイオード駆動回路には、プローブ側の発光ダイオードをそれぞれ駆動するための3本の電流供給ラインとその接続端子とを設け、前記3本の電流供給ラインのうち2本の電流供給ラインには、電源側またはアース側に切換接続される接点を有する一対の定電流駆動スイッチをそれぞれ接続配置し、前記各一対の定電流駆動スイッチに対し、それぞれ電源側またはアース側に接点の切換操作を行う切換操作信号を供給して発光ダイオードを順次連続的に駆動する切換操作信号供給ラインを設けた構成とすることにより、プローブ側の発光ダイオードの接続方式に制約されることなく、発光ダイオード駆動回路に簡便な付加回路を設けるのみで、測定装置本体における基本構成回路を変更することなく、また余分な接続手段を設けることなく、各種プローブと測定装置本体との互換性ある接続を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発光ダイオードの電流駆動方式の一実施例であって、3線式または2線式により結線された2つの発光ダイオードを共通の測定装置本体に接続して各発光ダイオードを駆動する方式を示す概略説明図である。
【図2】図1に示す電流駆動方式において、3線式により結線された2つの発光ダイオードのうち一方の発光ダイオードを駆動する状態を示す概略説明図である。
【図3】図2に示す3線式により結線された2つの発光ダイオードのうち他方の発光ダイオードを駆動する状態を示す概略説明図である。
【図4】図1に示す電流駆動方式において、2線式により結線された2つの発光ダイオードのうち一方の発光ダイオードを駆動する状態を示す概略説明図である。
【図5】図4に示す2線式により結線された2つの発光ダイオードのうち他方の発光ダイオードを駆動する状態を示す概略説明図である。
【図6】本発明に係る発光ダイオードの電流駆動方式の別の実施例であって、3線式により結線された4つの発光ダイオードを測定装置本体に接続して各発光ダイオードを駆動する方式を示す概略説明図である。
【図7】図6に示す電流駆動方式において、3線式により結線された4つの発光ダイオードのうち第1の発光ダイオードを駆動する状態を示す概略説明図である。
【図8】図7に示す3線式により結線された4つの発光ダイオードのうち第2の発光ダイオードを駆動する状態を示す概略説明図である。
【図9】図7に示す3線式により結線された4つの発光ダイオードのうち第3の発光ダイオードを駆動する状態を示す概略説明図である。
【図10】図7に示す3線式により結線された4つの発光ダイオードのうち第4の発光ダイオードを駆動する状態を示す概略説明図である。
【図11】図6および図10に示す3線式により結線された4つの発光ダイオードを順次連続的に駆動する電流駆動方式における第3の定電流駆動スイッチの回路構成例とその接続配置例を示す概略説明図である。
【図12】図1に示す電流駆動方式において、3線式または2線式により結線された2つの発光ダイオードをそれぞれ駆動する回路の構成例を示す回路結線図である。
【図13】図6に示す電流駆動方式において、3線式により結線された4つの発光ダイオードをそれぞれ駆動する回路の構成例を示す回路結線図である。
【図14】図12に示す電流駆動方式において、3線式または2線式により結線された2つの発光ダイオードをそれぞれ駆動する回路の変形例を示す回路結線図である。
【図15】図13に示す電流駆動方式において、3線式により結線された4つの発光ダイオードをそれぞれ駆動する回路の変形例を示す回路結線図である。
【図16】パルスオキシメータの基本的な回路構成を示すブロック結線図である。
【図17】従来のパルスオキシメータのプローブにおける2つの発光ダイオードを3線式により結線する方式を示す概略説明図である。
【図18】従来のパルスオキシメータのプローブにおける2つの発光ダイオードを2線式により結線する方式を示す概略説明図である。
【図19】従来のパルスオキシメータのプローブにおける4つの発光ダイオードを3線式により結線する方式を示す概略説明図である。
【図20】従来のパルスオキシメータのプローブにおける3つの発光ダイオードを3線式により結線する方式を示す概略説明図である。
【符号の説明】
LED1〜LED4 発光ダイオード
LED-DRV1、LED-DRV2 駆動線
LED-COMMON 共通線
LED-ON1 〜LED-ON4 切換操作信号
Sw1A 、Sw2A 、Sw3A 電源側定電流駆動スイッチ
Sw1B 、Sw2B 、Sw3B アース側定電流駆動スイッチ
Sw1〜Sw6 駆動スイッチ
Sc 切換接触子
a 電源接続接点
b、d 開放接点
c アース接点
30 共通線LED-COMMONの接続端子
32 第1の駆動線LED-DRV1の接続端子
34 第2の駆動線LED-DRV2の接続端子
36 第1の切換操作信号入力端子
38 第2の切換操作信号入力端子
37 第3の切換操作信号入力端子
39 第4の切換操作信号入力端子
41A 、42A 電源側定電流駆動スイッチの切換操作信号ライン
41B 、42B アース側定電流駆動スイッチの切換操作信号ライン
41A ′、42A ′、41B ′、42B ′ 分岐ライン
43 切換操作信号ライン
43A 電源側定電流駆動スイッチの切換操作信号ライン
43B アース側定電流駆動スイッチの切換操作信号ライン
44、45、46 電流供給ライン
47A 、47B 論理OR回路
48A、48B、48C 反転回路
AMP1〜AMP3 差動アンプ
TR1、TR1 スイッチングトランジスタ
R1〜R5 抵抗
L1〜L4 信号ライン
IC1 反転回路

Claims (12)

  1. 生体の組織に装着するプローブと、このプローブを結合させて生体組織内の吸光物質を算定する測定装置本体とを備えた生体組織内の吸光物質濃度測定装置からなり、
    前記プローブには発光波長の相違する少なくとも2つの発光ダイオードからなる発光部と、この発光部から出力され前記生体の組織を透過した光を受光するフォトダイオードからなる受光部とを設け、前記発光ダイオードを測定装置本体に設けた発光ダイオード駆動回路により順次連続的に駆動するよう構成してなる発光ダイオードの電流駆動方式において、
    測定装置本体側の発光ダイオード駆動回路には、プローブ側の発光ダイオードをそれぞれ駆動するための3本の電流供給ラインとその接続端子とを設け、
    前記3本の電流供給ラインのうち2本の電流供給ラインには、電源側またはアース側に切換接続される接点を有する一対の駆動スイッチをそれぞれ接続配置し、
    前記各一対の駆動スイッチに対し、それぞれ電源側またはアース側に接点の切換操作を行う切換操作信号を供給して発光ダイオードを順次連続的に駆動する切換操作信号供給ラインを設けることを特徴とする発光ダイオードの電流駆動方式。
  2. 前記発光ダイオードをそれぞれ駆動する3本の電流供給ラインは、プローブ側において少なくとも2つの発光ダイオードをそれぞれ順次連続的に駆動するように、前記プローブの第1の駆動線および第2の駆動線と、共通線とに対して、それぞれ接続するように構成してなる請求項1記載の発光ダイオードの電流駆動方式。
  3. 前記各一対の駆動スイッチにおいて、一方の一対の駆動スイッチの電源側に切換接続する接点と他方の一対の駆動スイッチのアース側に切換接続する接点とに対し、また一方の一対の駆動スイッチのアース側に切換接続する接点と他方の一対の駆動スイッチの電源側に切換接続する接点とに対し、それぞれ同時に接点の切換操作を行って発光ダイオードを順次連続的に駆動するよう切換操作信号供給ラインを接続配置してなる請求項1または2記載の発光ダイオードの電流駆動方式。
  4. 前記発光ダイオードをそれぞれ駆動する3本の電流供給ラインは、前記各一対の駆動スイッチを接続した2本の電流供給ラインを、プローブ側において前記少なくとも2つの発光ダイオードをそれぞれ順次連続的に駆動する第1の駆動線および第2の駆動線に対して接続し、その他の電流供給ラインはダミー端子として設定してなる請求項1または3記載の発光ダイオードの電流駆動方式。
  5. 前記2本の電流供給ラインにそれぞれ接続した前記各一対の駆動スイッチにおいて、それぞれ駆動スイッチの電源側およびアース側に切換接続する接点に対し、それぞれ独立して接点の切換操作を行うように切換操作信号供給ラインを接続配置し、その他の電流供給ラインに電源側とアース側との切換接続を行う接点を有する第3の駆動スイッチを設け、前記各一対の駆動スイッチの切換操作信号供給ラインに供給される切換操作信号に対応して、前記第3の駆動スイッチの接点の切換操作を行う切換操作信号供給ラインを接続配置してなる請求項1ないし3のいずれかに記載の発光ダイオードの電流駆動方式。
  6. 発光ダイオードをそれぞれ駆動する3本の電流供給ラインは、プローブ側において2つの発光ダイオードを逆並列に接続すると共にこれと並列に1つまたは2つの発光ダイオードを逆並列にして接続して合計3つまたは4つからなる発光ダイオードを、それぞれ順次連続的に駆動する第1の駆動線および第2の駆動線と、共通線とに対して、それぞれ接続するように構成してなる請求項1ないし3のいずれかに記載の発光ダイオードの電流駆動方式。
  7. 前記プローブは、その前記共通線と一方の駆動線の間に逆並列ダイオードを接続すると共に、前記共通線と他方の駆動線に逆並列ダイオードを接続し、4つの発光ダイオードをそれぞれ順次連続的に駆動するように構成してなる請求項6記載の発光ダイオードの電流駆動方式。
  8. 前記プローブは、その前記共通線と一方の駆動線の間に逆並列ダイオードを接続すると共に、前記共通線と他方の駆動線にダイオードを接続し、3つの発光ダイオードをそれぞれ順次連続的に駆動するように構成してなる請求項6記載の発光ダイオードの電流駆動方式。
  9. 前記2本の電流供給ラインにそれぞれ接続した前記各一対の駆動スイッチにおいて、それぞれ駆動スイッチの電源側およびアース側に切換接続する接点に対し、それぞれ独立して接点の切換操作を行うように切換操作信号供給ラインを接続配置し、その他の電流供給ラインに電源側とアース側との切換接続を行う接点を有する第3の駆動スイッチを設け、前記各一対の駆動スイッチの切換操作信号供給ラインに供給される切換操作信号に対応して、前記第3の駆動スイッチの接点の切換操作を行う切換操作信号供給ラインを接続配置してなる請求項6ないし8のいずれかに記載の発光ダイオードの電流駆動方式。
  10. 前記2本の電流供給ラインにそれぞれ接続した各一対の駆動スイッチの接点の切換操作を行う切換操作信号供給ラインと、第3の駆動スイッチの接点の切換操作を行う切換操作信号供給ラインとして、それぞれ4本の切換操作信号供給ラインを接続配置してなる請求項5または9記載の発光ダイオードの電流駆動方式。
  11. 生体の組織に装着するプローブと、このプローブを結合させて生体組織内の吸光物質を算定する測定装置本体とを備えた生体組織内の吸光物質濃度測定装置からなり、
    前記プローブには発光波長の相違する少なくとも2つの発光ダイオードからなる発光部と、この発光部から出力され前記生体の組織を透過した光を受光するフォトダイオードからなる受光部とを設け、前記発光ダイオードを測定装置本体に設けた発光ダイオード駆動回路により順次連続的に駆動するよう構成してなる発光ダイオードの電流駆動方式において、
    測定装置本体側の発光ダイオード駆動回路には、プローブ側の発光ダイオードをそれぞれ駆動するための所定本数の電流供給ラインとその接続端子とを設け、
    前記所定本数の電流供給ラインのうち所定の電流供給ラインには、それぞれ電源側またはアース側に切換接続される接点を有して各々が独立して動作可能な駆動スイッチを接続して配置し、
    各発光ダイオードを順次連続的に駆動するため、前記各々の駆動スイッチに対して、それぞれ電源側またはアース側に接点の切換操作を行わせる切換操作信号を供給する切換操作信号供給ラインを設けることを特徴とする発光ダイオードの電流駆動方式。
  12. 前記駆動スイッチは、オンオフ・スイッチおよび定電流駆動スイッチにより構成してなる請求項1ないし11のいずれかに記載の発光ダイオードの電流駆動方式。
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