JP4363726B2 - フック取付け装置 - Google Patents

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友一 藤井
幸忠 神原
岳人 水上
直彦 上田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば建物内へのエレベータ据付け工事において、昇降路内へのエレベータ組み込み作業に使用して好適なフック取付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗りかごやガイドレール等のエレベータの主要部は、建物内での複数階にわたって貫通して設けれた昇降路内に据付けられる。エレベータの据付け作業は、格別足場のない昇降路内を昇降移動して行う必要から、作業員は、昇降路内天井から吊り下げられたゴンドラに乗り込んでの作業を行うこととなる。
【0003】
ゴンドラが昇降路内を昇降移動するためには、例えば、ゴンドラの台枠にロープ巻取機を搭載し、その巻取機により天井壁に吊下げたゴンドラ用のロープの巻取りあるいは巻き戻し操作により行われる。そのゴンドラ用ロープや命綱等の作業用補助ロープを昇降路天井壁から吊り下げるために、従来は、図6に示すように、ゴンドラ用ロープ2や補助ロープ3をフック4に連結し、そのフック4を、予め天井壁5のほぼ中央部に埋め込んだU字状の固定金具5aに係止していた。
【0004】
そこで、昇降路内で重さの大きなフック4を固定金具5aに係止させるために、作業員は、まず昇降路内への足場6の組み立てを行う必要があり、そのために昇降路内への足場6の組み立て作業を必要とした。
【0005】
このように、従来、エレベータの据付け工事では、実際に組み立て作業に先立ち、作業用ゴンドラの設置等のために、足場の搬入組み立てと解体搬出等が行われた。
【0006】
なお、エレベータの据付け作業が終了したとき、用済みのゴンドラ用ロープ2や補助ロープ3を回収するときには、乗りかごの上に作業員が乗り、固定金具5aからフック4を取り外ずし回収することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、エレベータの据付け作業に際し、ゴンドラ用ロープや補助ロープを連結したフックを固定金具5aに係止するために、昇降路内に足場の組み立て作業を必要とする上、作業員の作業自体が組み立てられた足場の上で行うこととなるので、作業の安全確保とエレベータ据付け工事の効率化の点から改善が要望されていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、上方に開口部を設け、ロープ等を接続したフックを収容挟持して保持する断面U字状のフック保持部材と、このフック保持部材に一端部が固定され底部下方に向け延長して設けられた棒状の把持部材とを具備し、前記フック保持部材は、一端部が前記フックに係止された係止紐を挿通して前記把持部材に沿い這わせたことを特徴とする。
【0009】
このように請求項1記載のフック取付け装置は、断面U字状のフック保持部材と棒状の把持部材とを有するので、作業員は、格別昇降路内の足場を使用することなく、把持部材の下方部を持ち、最上階の階床のエレベータホールから遠隔操作により、フック保持部材に収容したフックを天井壁に設けた固定金具に係止させることができ、また、フック保持部材は、一端部がフックに係止された係止紐を挿通して把持部材に沿い這わせているから、作業員がその係止紐の他端部を確保することにより、誤ってフックが昇降路内に落ちてしまうのを避けることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のフック取付け装置において、フック保持部材は、断面U字状の幅を調節可能に構成された幅調節機構を具備することを特徴とする。
【0011】
このように、請求項2に記載の発明は、フック保持部材に幅調節機構を設けたので、フックの幅のばらつきに対応して、U字状の幅を適度に調整することができ、取付け作業中にフックが保持部材からずれ落ちるような不具合を軽減することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明によるフック取付け装置において、フック保持部材は、断面U字状内側面に滑り止め部を形成したことを特徴とする。
【0013】
このように請求項3に係る発明によれば、フック保持部材の内側面に滑り止め部を形成したことで、フックの保持力が高まり、フックの滑り落ちを防ぐことができ、請求項2の発明の作用と同様にあるいは請求項2の発明の作用に加えて、作業員はより確実にフックを天井壁に取り付けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下この発明によるフック取付け装置の一実施の形態を図1ないし図5を参照して詳細に説明する。なお、図6に示した従来の構成と同一構成には同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0019】
図1は、本発明によるフック取付け装置の一実施の形態を示した斜視図、図2は図1の拡大平面図、また図3は図1に示したフック取付け装置がフックを収納保持しようとする状態を示した斜視図である。
【0020】
すなわち、図1ないし図3に示したように、フック取付け装置7は、フック4を受け入れ、挟持して保持するように上方に開口部711を形成した断面U字状のフック保持部材71と、このフック保持部材71に一端部が固定され、その底部712から下方に延長して設けられた棒状の把持部材72とから構成されている。
【0021】
フック保持部材71がフック4を収納挟持して保持するために、そのU字状の開口幅dは、フック4の外形幅よりも若干狭く形成されているが、フック4の形状・大きさのばらつきに応じて開口幅dを適宜調整し、適度な保持力を確保できるように、U字状部にはねじ棒713a及びナット713bとの組合わせからなる幅調節機構713が設けられている。
【0022】
また、U字状をなしたフック保持部材71の互いに対向側面の内側には、例えばゴム部材のようなシート状の滑り止め部材714が貼り付けられていて、作業員が収納したフック4を昇降路天井壁5に取り付けた固定金具5aに係止すべく、上方に持ち上げたときに、フック4がフック保持部材71から滑り落ちることがないように構成されている。なお、この実施の形態ではフック保持部材71の対向側面に滑り止め部材714を貼り付けたが、滑り止め部材714に代えてフック保持部材71の内側面を凹凸加工し、大きな摩擦力が得られ、フック4の保持力を高めるようにしても良い。
【0023】
さらにまた、フック保持部材71の底部712には、図2に示すように、貫通孔715が設けられていて、図3に示したように、フック4に一端を固定した係止紐41をその貫通孔715から通してその他端部を作業員が保持するように構成し、仮にフック4がフック保持部材71から滑り落ちても、ゴンドラ用ロープ2やフック4の重量物がフック保持部材71からずれ落ち、昇降路のピットに落下するのを防止することができる。もっとも、係止紐41自体は、フック4がフック保持部材71に保持されてずれ落ちることなく、また仮にずれ落ちても昇降路内への落下を防ぐためのものであるから、必ずしも貫通孔715によることなく、例えばリング状の金具をフック保持部材71に固定し、その中を通すようにしても良い。
【0024】
次に、保持部材71の底部712に固定して設けられる棒状の把持部材72は、この実施の形態では、図3に示したように、前記貫通孔715に連なり係止紐41を中に通す筒体721と、この筒体721に連結部材722を介して固定された長尺の把持棒723とから構成される。
【0025】
長尺の把持棒723は、作業員がフック4の取付け作業のやりやすい長さに適宜変えることができるように、図示しないが、例えば傘等の柄に見られるようにキーを用いた軸継手を採用した長さ調整機構、または伸縮物干し竿に見られるように2本の竿で構成された一本の竿を回転させることにより、任意の位置で長さ調整できる機構を採用することができる。
【0026】
上記構成のフック取付け装置を用いて、作業員がフック4を天井壁5の固定金具5aに掛ける手順を図3ないし図5を参照して説明する。
【0027】
すなわち、作業員は、図3に示したように、係止紐41をフック保持部材71の貫通孔715及び把持部材72の筒体721を通して作業員の手元まで引き寄せ確保するとともに、フック4を矢印A方向に押し込み、図4に示したようにフック保持部材71に係止させる。このとき、フック4は、その可動係止片42が固定金具5aに向くようにフック保持部材71に装着される。
【0028】
そこで、作業員は一方では係止紐41を確保しつつ、把持部材72を持ち上げ、図4に矢印Bに示したように押し出すことによって、フック4はU字状の固定金具5aに嵌め込み係止される。
【0029】
フック4がU字状の固定金具5aに嵌め込み係止されたことを確認し、作業員は、係止紐41を緩めつつ、手に持った把持部材72を図5に示すように、矢印C方向に引き込むことによって、フック4はフック保持部材71から離れ、フック4のU字状の固定金具5aへの取付け作業は完了する。係止紐41はそのまま、筒体721及び貫通孔715を抜け、昇降路内に垂れ下がる。
【0030】
なお、上記実施の形態で、把持部材72の構成を、把持棒723が直接フック保持部材71に接続固定された構成とし、筒体721及び連結722を省略しても良い。
【0031】
以上説明のように、本発明によるフック取付け装置によれば、昇降路内に格別足場を組み立てることなく、作業員は最上階のエレベータホール側から遠隔操作により簡単にフックを固定金具に取付けることができるので、安全かつ効率良くエレベータの据付け工事を行うことができる。
【0032】
【発明の効果】
この発明のフック取付け装置によれば、エレベータの据付け工事等において、ゴンドラ吊下げ用ロープを昇降路天井壁に簡単かつ安全に取り付けることができるものであり、据付け工事の効率化が図られ、実用に際し顕著な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるフック取付け装置の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す装置の平面図である。
【図3】図1に示す装置がフックを保持する様子を説明する斜視図である。
【図4】図1に示す装置がフックを固定金具に係止する様子を説明する斜視図である。
【図5】図1に示す装置を、固定金具に係止されたフックから引き離される様子を説明した斜視図である。
【図6】従来、フックを固定金具に係止する昇降路内を状況を説明する断面図である。
【符号の説明】
2 ゴンドラ用ロープ
3 補助ロープ
4 フック
41 係止紐
42 可動係止片
5 (昇降路)天井壁
5a 固定金具
6 足場
7 フック取付け装置
71 フック保持部材
714 滑り止め部材(滑り止め部)
715 貫通孔
72 把持部材
723 保持棒

Claims (3)

  1. 上方に開口部を設け、ロープ等を接続したフックを収容挟持して保持する断面U字状のフック保持部材と、
    このフック保持部材に一端部が固定され底部下方に向け延長して設けられた棒状の把持部材とを具備し、
    前記フック保持部材は、一端部が前記フックに係止された係止紐を挿通して前記把持部材に沿い這わせたことを特徴とするフック取付け装置。
  2. 前記フック保持部材は、前記断面U字状の幅を調節可能に構成された幅調節機構を具備することを特徴とする請求項1記載のフック取付け装置。
  3. 前記フック保持部材は、前記断面U字状内側面に滑り止め部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフック取付け装置。
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