JP4357865B2 - エアゾール噴射装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアゾール容器に入れられた殺虫剤、農薬、等のエアゾール内容物(即ち、エアゾール液)を噴射するエアゾール噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、殺虫剤、農薬、等を噴射(換言すれば、噴霧)するためにエアゾール噴射装置が用いられている。従来のエアゾール噴射装置の一例(エアゾール噴射装置10)を図9に示す(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図9に示されるように、エアゾール噴射装置10は、エアゾール内容物(不図示)が充填されたエアゾール容器1およびトリガー型のエアゾールキャップ2から主に構成されている。トリガー型のエアゾールキャップ2は扁平なドーム状のカバー部4および操作部(アクチュエータ)31を備えている。
【0004】
操作部31は、図9および図10に示されるように、取付板32、当該取付板32の後端部に形成された支持部33、操作部31の操作に用いられるトリガー部34、噴射オリフィス37が嵌め込まれた噴口部38、および当該噴口部38と連通する液通路36を有している。
【0005】
また、操作部31の下端面には、液通路36を介して噴口部38と連通するステム嵌合孔35が形成されている。この操作部31のステム嵌合孔35には、エアゾール容器1の上端部に突き出して設けられたバルブステム6が挿嵌される。噴射オリフィス37と支持部33は、ステム嵌合孔35を挟んで互いに反対側に形成されている。尚、図10中の符号41は、操作部31を揺動自在に支持するために支持部33を回動自在に保持するカバー部4の保持リブである。
【0006】
操作部31は、保管または運搬中に不用意に誤操作されるのを防止するため、バージンシール7によってカバー部4に仮固定される。エアゾール噴射装置10の使用時にはバージンシール7をエアゾールキャップ2から除去して(より詳細には、ちぎり取って)、操作部31のステム嵌合孔35にバルブステム6を挿嵌する。そして、バルブステム6が操作部31により押下されることによりエアゾール容器1内のエアゾール内容物がバルブステム6から噴出される。
【0007】
図11にはバージンシール7を除去した状態のエアゾール噴射装置10が示される。このようにバージンシール7を除去するとカバー部4に対する操作部31の仮固定が解除され、これにより操作部31が支持部33を中心としてエアゾール容器1側に移動(揺動)でき、ステム嵌合孔35にエアゾール容器1のバルブステム6が挿嵌される。
【0008】
エアゾール内容物を噴射する際には、図12に示されるように、操作部31のトリガー部34を指で操作し(より詳細には、エアゾール容器1側に引き)、操作部31をエアゾール容器1側に揺動させる。これによりバルブステム6が押下されてエアゾール容器1内に押し込まれ、そしてエアゾール容器1内のエアゾール内容物が噴射オリフィス37から噴射される。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−286476号公報(第2頁、第7〜8図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エアゾール噴射装置10では、トリガー部34を過剰に引くとバルブステム6の長手方向と交差する方向に当該バルブステム6に大きな応力が作用してバルブステム6が過剰に撓み、これによりバルブステム6の先端外周面とステム嵌合孔35の内周面との間に隙間が生じてエアゾール内容物が脇漏れ(即ち、液漏れ)したり、場合によってはバルブステム6が折れる可能性がある。
【0011】
尚、バルブステム6と操作部31のステム嵌合孔35とを嵌合し易くするために、バルブステム6の先端開口周囲に先細り部(不図示)、および嵌合を強化するために、バルブステム6の先端外周面にリング状のリブ(不図示)が設けられている場合がある。この場合、バルブステム6と操作部31との嵌合性は良くなるが、その反面、トリガー部34を引きすぎると、当該リブ(不図示)とステム嵌合孔35との隙間からエアゾール内容物が脇漏れ(即ち、液漏れ)する可能性がある。
【0012】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液漏れやバルブステムの折れを防止できるエアゾール噴射装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明に係るエアゾール噴射装置は、請求項1に記載したように、
エアゾール容器と、先端を当該エアゾール容器の外部に突き出すようにして該エアゾール容器の上端部に上下に摺動するように設けられ且つ押下されることにより前記エアゾール容器内のエアゾール内容物を噴出するバルブステムと、当該バルブステムをトリガー部により押下するために前記エアゾール容器の上端部に取り付けられたトリガー型のエアゾールキャップと、を具備し、
前記エアゾールキャップが、前記バルブステムが挿嵌されるステム嵌合孔および該ステム嵌合孔と連通する噴口部を有するアクチュエータと、前記エアゾール容器の上端部に嵌合され且つ前記アクチュエータを揺動自在に支持するカバー部と、前記噴口部に取り付けられ且つ、前記アクチュエータが揺動操作され、それにより前記バルブステムが押下された際に前記バルブステムから噴出される前記エアゾール内容物を外部に噴射する噴射オリフィスと、を備え、
前記バルブステムは前記トリガー部が操作された際に前記アクチュエータのステム嵌合孔で押下されるエアゾール噴射装置であって、
前記アクチュエータが操作され前記エアゾール容器側の所定の位置まで揺動した際に当該アクチュエータの揺動を規制する揺動規制手段を有し、該揺動規制手段が前記アクチュエータの下端面と前記エアゾール容器の上面との間に位置し且つ前記バルブステムの長手方向と交差する方向に突出するように当該バルブステムの外周面に設けられたストッパーであり、当該ストッパーが前記エアゾール容器の上面に当接して前記アクチュエータの揺動を規制することを特徴としている。
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、トリガー型のエアゾールキャップのアクチュエータに形成されたトリガー部を引く(即ち、操作する)ことにより該アクチュエータがエアゾール容器側の所定の位置まで揺動した際に当該アクチュエータの揺動を規制する揺動規制手段を有し、この揺動規制手段は前記アクチュエータの下端面と前記エアゾール容器の上面との間に位置し且つ前記バルブステムの長手方向と交差する方向に突出するように当該バルブステムの外周面に設けられたストッパーであるので、この揺動規制手段によりアクチュエータが所定の位置よりも更にエアゾール容器側へ移動しないように停止される(即ち、アクチュエータのエアゾール容器へ向かう最大揺動位置が規制される)。また、ストッパーの下面がエアゾール容器の上面と当接することによりバルブステムの最大沈下(押下)範囲が確実に規定され、且つストッパーの上面がアクチュエータの下端面と当接することによりアクチュエータのエアゾール容器へ向かう最大揺動位置を確実に規制することができる。それ故、アクチュエータが過剰な力で操作された場合であっても、大きな応力がバルブステムに作用することを防止できる。従って、液漏れやバルブステムの折れを防止できる。
【0017】
また、本発明に係るエアゾール噴射装置は、請求項2に記載したように、
エアゾール容器と、先端を当該エアゾール容器の外部に突き出すようにして該エアゾール容器の上端部に上下に摺動するように設けられ且つ押下されることにより前記エアゾール容器内のエアゾール内容物を噴出するバルブステムと、当該バルブステムをトリガー部により押下するために前記エアゾール容器の上端部に取り付けられたトリガー型のエアゾールキャップと、を具備し、
前記エアゾールキャップが、前記バルブステムが挿嵌されるステム嵌合孔および該ステム嵌合孔と連通する噴口部を有するアクチュエータと、前記エアゾール容器の上端部に嵌合され且つ前記アクチュエータを揺動自在に支持するカバー部と、前記噴口部に取り付けられ且つ、前記アクチュエータが揺動操作され、それにより前記バルブステムが押下された際に前記バルブステムから噴出される前記エアゾール内容物を外部に噴射する噴射オリフィスと、を備え、
前記バルブステムは前記トリガー部が操作された際に前記アクチュエータのステム嵌合孔で押下されるエアゾール噴射装置であって、
前記アクチュエータが操作され前記エアゾール容器側の所定の位置まで揺動した際に当該アクチュエータの揺動を規制する揺動規制手段を有し、該揺動規制手段が前記アクチュエータの下端面と前記エアゾール容器の上面との間に位置し且つ前記バルブステムを包囲するように当該バルブステムに嵌め込まれたリング部材であり、当該リング部材が前記アクチュエータの下端面ならびに前記エアゾール容器の上面に当接して前記アクチュエータの揺動を規制することを特徴としている。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、リング部材の下面がエアゾール容器の上面と当接し且つ当該リング部材の上面がアクチュエータの下端面と当接することによりアクチュエータのエアゾール容器へ向かう最大揺動位置を確実に規制することができる。
【0019】
また、本発明に係るエアゾール噴射装置は、請求項3に記載したように、請求項1または請求項2に記載のエアゾール噴射装置において、
前記エアゾール容器の上端部にバルブステムを包囲するようにバルブボスが形成され、前記揺動規制手段が前記バルブボスの上端面に当接して前記アクチュエータの揺動を規制することを特徴としている。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、アクチュエータ下端面に形成されたステム嵌合孔周囲のリング状の突部やアクチュエータのトリガー部側の下端面に形成された突部、またはバルブステムの外周面に設けられたストッパー、或いはバルブステムに嵌め込まれたリング部材が、バルブステムを包囲するバルブボスの上端面に当接するので、バルブステム近傍でアクチュエータの揺動を規制することとなり、当該バルブステムに過剰な応力が作用することを確実に防止できる。
【0025】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明の実施の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る複数の好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に図を参照して説明される本発明に係るエアゾール噴射装置の各実施形態において、図9〜図12を参照して既に説明したエアゾール噴射装置10と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことによって説明を簡略化あるいは省略する。
【0027】
(参考形態)
図1〜図5は、本発明に係るエアゾール噴射装置の参考形態であるエアゾール噴射装置50を示す図である。このエアゾール噴射装置50は、エアゾール容器1と、当該エアゾール容器1の上端部に突き出して設けられ且つ、押下されることによりエアゾール容器1内のエアゾール内容物(不図示)を噴出するバルブステム6と、当該バルブステム6を押下するためにエアゾール容器1の上端部に取り付けられたトリガー型のエアゾールキャップ2と、を具備している。
【0028】
エアゾールキャップ2は、バルブステム6が挿嵌されるステム嵌合孔35および該ステム嵌合孔35に液通路36を介して連通する噴口部38を有する操作部(アクチュエータ)35と、エアゾール容器1の上端部に嵌合され且つ操作部31を揺動自在に支持するカバー部4と、噴口部38に嵌め込まれ且つ、操作部31が揺動操作され、それによりバルブステム6が押下された際に当該バルブステム6から噴出されるエアゾール内容物を外部に噴射する噴射オリフィス37と、を備えている。尚、カバー部4の上部にはロッド保持部20が設けられており、このロッド保持部20に、噴射オリフィス37に接続される可撓性チューブ(不図示)が巻き付けられた伸縮ロッド(不図示)が取り付けられる。このような形態では遠方へのエアゾール内容物の噴射が可能となる。
【0029】
そして、操作部31には、当該操作部31が操作され(即ち、操作部31のトリガー部34がエアゾール容器1側(図4における矢印A方向)に引かれ)エアゾール容器1側の所定の位置まで揺動した際に当該操作部31の揺動を規制する揺動規制手段が設けられている。
【0030】
具体的に、この揺動規制手段は、操作部31の下端面31aからエアゾール容器1側に突出する突部51である。この突部51は、操作部31の下端面31aからエアゾール容器1側に突出しており、より詳細には、操作部31のステム嵌合孔35の周囲に当該ステム嵌合孔35の開口を囲むようにリング状に形成されている。
【0031】
尚、突部51は、ステム嵌合孔35の開口を囲むように連続してリング状に形成してもよいし、その代わりに断続的にリング状に形成してもよい。但し、突部51を連続してリング状に形成すれば、高い強度が得られるので好ましい。また、突部51をリング状に形成せずに、操作部31が操作された際にエアゾール容器1の上面(後述するバルブボス52の上端面)と図5における矢印B方向に当接する操作部31の下端面31aの部分(即ち、トリガー部34側の下端面31a)にのみ突部51を形成してもよい。
【0032】
バルブステム6は、エアゾール容器1の上端部に操作部31側に突出するように形成されたバルブボス52により包囲され且つ、当該バルブボス52中央の孔内を上下に摺動するように設けられている。そして操作部31のトリガー部34が図4の矢印A方向に引かれると、このバルブボス52の上端面に操作部31の突部51が当接して操作部31の揺動が規制される。よって、前述した所定の位置とは、図4に示されるように操作部31(トリガー部34)が矢印A方向に揺動させられ、突部51がバルブボス52の上端面に当接した際の当該操作部31の位置であり、この所定の位置が操作部31のエアゾール容器1へ向かう最大揺動位置となる。
【0033】
尚、本参考形態ではバルブステム6とステム嵌合孔35とが図3に示されるように完全に嵌合した際の突部51の下端面とバルブボス52の上端面との間隔を1.5〜2.4mmに設定している。但し、この間隔は各部の寸法に応じて適宜設定できる。また、バルブステム6と操作部31との嵌合性を良くする(特に、嵌合し易くする、嵌合を強化する、等。)ため、図5に示されるようにバルブステム6の先端開口周囲には先細り部6aそしてバルブステム6の先端外周面にはリング状のリブ6bが形成され、且つ図2に示されるようにステム嵌合孔35の内周面にはリブ6bと係合する溝35aが形成されていてもよい。
【0034】
ここで、図1〜図5について簡潔に説明する。図1はバージンシール7を除去する前のエアゾールキャップ2を縦断面で示す図、図2は図1に示される操作部31に設けられた突部51を拡大して示す縦断面図、図3はバージンシール7を除去した後のエアゾールキャップ2を縦断面で示す図、図4は操作部31を操作した(即ち、トリガー部34をエアゾール容器1側に引いた)状態をエアゾールキャップ2の縦断面で示す図、そして図5は操作部31に設けられた突部51の作用およびその優れた効果を説明するための拡大断面図である。
【0035】
以上、説明したように、エアゾール噴射装置50によれば、図5に示されるように突部51により操作部31が所定の位置よりも更にエアゾール容器1側へ移動しないように停止される(即ち、操作部31のエアゾール容器1へ向かう最大揺動位置が規制される)ので、操作部31が過剰な力で操作された場合であっても、大きな応力がバルブステム6に作用することを防止できる。従って、液漏れやバルブステムの折れを防止できる。また、バルブステム6に先細り部6aおよびリング状のリブ6bが設けられている場合でも、ステム嵌合孔35との間からの液漏れを確実に防止できる。また、突部51が、バルブステム6を包囲するバルブボス52の上端面に当接するので、バルブステム6近傍で操作部31の揺動を規制することとなり、当該バルブステム6に過剰な応力が作用することを確実に防止できる。
【0036】
(第1実施形態)
次に、本発明に係るエアゾール噴射装置の第1実施形態を図6および図7を参照して説明する。尚、既に説明したエアゾール噴射装置50と重複する構成要素等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことによって説明を簡略化あるいは省略する。
【0037】
図6および図7は本発明に係るエアゾール噴射装置の第1実施形態であるエアゾール噴射装置60を示し、図6はバージンシール7を除去する前のエアゾールキャップ2を縦断面で示す図、そして図7はバルブステム6に設けられたストッパー(揺動規制手段)61の作用およびその優れた効果を説明するための拡大断面図である。
【0038】
このエアゾール噴射装置60では、図6および図7に示されるように、揺動規制手段としてバルブステム6にストッパー61が設けられている。このストッパー61は、操作部31の下端面31aとエアゾール容器1のバルブボス52の上端面との間に位置し且つバルブステム6の長手方向と交差する方向に突出するように形成されている。尚、ストッパー61はバルブステム6の外周面に連続的にリング状に形成されているが、断続的にリング状に形成してもよい。
【0039】
トリガー部34が操作され操作部31がエアゾール容器1側の所定の位置まで移動すると、図7に示すように、バルブステム6のストッパー61がエアゾール容器1の上面(即ち、バルブボス52の上端面)に当接して、バルブステム6の沈下(押下)動作および操作部31の揺動が停止させられる。このような状態ではトリガー部34に過剰な操作力が加わっても、操作部31およびバルブステム6は停止した状態で保持される。
【0040】
即ち、エアゾール噴射装置60によれば、図7に示されるようにストッパー61により操作部31が所定の位置よりも更にエアゾール容器1側へ移動しないように停止される(換言すれば、操作部31のエアゾール容器1へ向かう最大揺動位置が規制される)ので、操作部31が過剰な力で操作された場合であっても、大きな応力がバルブステム6に作用することを防止できる。従って、液漏れやバルブステムの折れを防止できる。また、バルブステム6に先細り部6aおよびリング状のリブ6bが設けられている場合でも、ステム嵌合孔35との間からの液漏れを確実に防止できる。また、ストッパー61の下面がエアゾール容器1の上面(即ち、バルブボス52の上端面)と当接することによりバルブステム6の最大沈下(押下)範囲が確実に規定され、且つストッパー61の上面が操作部31の下端面31aと当接することにより操作部31のエアゾール容器1へ向かう最大揺動位置を確実に規制することができる。
【0041】
(第2実施形態)
次に、本発明に係るエアゾール噴射装置の第2実施形態を図8を参照して説明する。尚、既に説明したエアゾール噴射装置50(60)と重複する構成要素等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことによって説明を簡略化あるいは省略する。
【0042】
図8は本発明に係るエアゾール噴射装置の第2実施形態であるエアゾール噴射装置70の要部を示し、特に、バルブステム6に貫かれるように当該バルブステム6に取り付けられたリング部材(揺動規制手段)71の作用およびその優れた効果を説明するための拡大断面図である。
【0043】
このエアゾール噴射装置70では、図8に示されるように、揺動規制手段としてリング部材71が設けられている。このリング部材71は、操作部31の下端面31aとエアゾール容器1のバルブボス52の上端面との間に位置し且つバルブステム6を包囲するように、当該バルブステム6に嵌め込まれている。尚、リング部材71の中央孔(不図示)は、バルブステム6の摺動を許容するようにバルブステム6の径よりも僅かに大きな径を有する。
【0044】
トリガー部34が操作され操作部31がエアゾール容器1側の所定の位置まで移動すると、リング部材71の上面が操作部31の下端面31aと当接し且つリング部材71の下面がエアゾール容器1の上面(即ち、バルブボス52の上端面)に当接して、操作部31の揺動ならびにバルブステム6の沈下(押下)動作が停止させられる。このような状態ではトリガー部34に過剰な操作力が加わっても、操作部31およびバルブステム6は停止した状態で保持される。
【0045】
即ち、エアゾール噴射装置70によれば、図8に示されるようにリング部材71によって操作部31が所定の位置よりも更にエアゾール容器1側へ移動しないように停止される(換言すれば、操作部31のエアゾール容器1へ向かう最大揺動位置が規制される)ので、操作部31が過剰な力で操作された場合であっても、大きな応力がバルブステム6に作用することを防止できる。従って、液漏れやバルブステムの折れを防止できる。また、バルブステム6に先細り部6aおよびリング状のリブ6bが設けられている場合でも、ステム嵌合孔35との間からの液漏れを確実に防止できる。
【0046】
以上、本発明に係るエアゾール噴射装置の参考形態、第1実施形態および第2実施形態を説明した。尚、当該参考形態、第1実施形態および第2実施形態において、エアゾール容器1内に充填されるエアゾール内容物は、薬液からなる原液と噴射剤とからなり、それらの混合比が1:29〜1:1であるものが好ましく、1:9〜1:2であるものがより好ましい。
【0047】
噴射剤としては、ジメチルエーテル(DME)、液化石油ガス(LPG)、n−ブタン、イソブタン、プロパン、イソペンタン、n−ペンタン、シクロペンタン、プロピレン、n−ブチレン、イソブチレン、エチルエーテル、炭酸ガス、窒素ガスおよび使用上問題がないフロンガス(HCFC22、123、124、41b、142b、225、HFC125、134a、143a、152a、12、227a)などより選択される1種以上を挙げることができる。
【0048】
また、溶媒としては、水、アルコール類:例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルなど、ケトン類:例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど、エステル類:例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピルなど、その他エチルエーテルなど、および脂肪族炭化水素類:例えばn−ヘキサン、ケロシン、灯油、n−ペンタン、イソペンタン、シクロペンタン等を挙げることができる。これら溶媒は混合して使用してもよい。また界面活性剤を用いて乳化してもよい。溶媒は、噴射剤(液化炭酸、ペンタン、フロンなど)で兼用できる場合は無くてもよい。
【0049】
さらに、2,3−ジハイドロデカフロロペンタン(商品名「バートレルXF」三井・デュポンフロロケミカル株式会社製)、イソペンタン、イソプロパノール等を必要に応じて配合して、冷却効果を持たせたり難燃性としてもよい。
【0050】
また、有効成分としては、殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤、忌避剤、芳香剤、洗浄剤、消臭剤等を用いることができる。
【0051】
殺虫剤としては安全性の観点からピレスロイド系の化合物を用いることが好ましく、代表的なものを例示すると、次のとおりである。
【0052】
・dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル dl−シス/トランス−クリサンテマート(一般名アレスリン:商品名ピナミン:住友化学工業株式会社製)
・dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル d−シス/トランス−クリサンテマート(商品名ピナミンフォルテ:住友化学工業株式会社製)
・dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル d−トランス−クリサンテマート(商品名バイオアレスリン:ユクラフ社製)
・d−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル d−トランス−クリサンテマート(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製、商品名エスバイオール:ユクラフ社製)
・(5−ベンジル−3−フリル)メチル d−シス/トランス−クリサンテマート(一般名レスメトリン、商品名クリスロンフォルテ:住友化学工業株式会社製)
・5−プロパギル−2−フリルメチル−d−シス/トランス−クリサンテマート(一般名フラメトリン、商品名ピナミンDフォルテ:住友化学工業株式会社製)
・(+)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)−2−シクロペンテニル(+)−シス/トランス−クリサンテマート(一般名プラレトリン、商品名エトック:住友化学工業株式会社製)
・dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル−dl−シス/トランス−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボシキラート(一般名テラレスリン:住友化学工業株式会社製)
・(1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1,3−ジオキソ−2−イソインドリル)メチル−dl−シス/トランス−クリサンテマート(一般名フタルスリン、商品名ネオピナミン:住友化学工業株式会社製)
・(1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1,3−ジオキソ−2−イソインドリル)メチル−d−シス/トランス−クリサンテマート(商品名ネオピナミンフォルテ:住友化学工業株式会社製)
・3−フェノキシベンジル−d−シス/トランス−クリサンテマート(一般名フェノトリン、商品名スミスリン:住友化学工業株式会社製)
・3−フェノキシベンジル−dl−シス/トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロパンカルボオキシラート(一般名ペルメトリン、商品名エクスミン:住友化学工業株式会社製)
・(±)α−シアノ−3−フェノキシベンジル(+)−シス/トランス−クリサンテマート(一般名シフェノトリン、商品名ゴキラート:住友化学工業株式会社製)
・(±)α−シアノ−3−フェノキシベンジル dl−シス/トランス−3−(2,2−ジメチル−1−シクロプロパンカルボキシラート(一般名サイパーメスリン)
・d−トランス−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル−1−シクロプロパンカルボキシレート(一般名トランスフルトリン)
・イミプロトリン
・エトフェンプロックス
・メトフルスリン
・S−1846(住友化学工業株式会社製)
・1−メチル−2−ニトロ−3−(テトラヒドロ−3−フリルメチル)グアニジン
【0053】
また、その他の殺虫剤として、カーバメイト系のものとしてプロポクサー、オキサジアゾール系のものとしてメトキサジアゾン、有機リン系のものとしてフェニトロチオン、フェンチオン、などを挙げることができる。
【0054】
害虫忌避剤としては、代表的なものを例示すると、次の物質が挙げられる。
・N,N−ジエチル−メタ−トルアミド(ディート)
・2,3,4,5−ビス(△2−ブチレン)−テトラヒドロフルフラール
・ジ−n−プロピルイソシンコメロネート
・ジ−n−ブチルサクシネート
・2−ヒドロキシエチルオクチルサルフアイド
・2−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール
・3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール
・1−エチニル−2−メチル−ペンテニル2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート
・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル2,2−ジメチル−3−(2′,2′−ジクロルビニル)−シクロプロパン−1−カルボキシレート
・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル2,2−ジメチル−3−(2′−1′−プロピペニル)−シクロプロパン−1−カルボキシレート
・N−ヘキシル−3,4−ジクロルマレイミドなどである。
【0055】
殺ダニ剤としては、代表的なものを例示すると、次の物質が挙げられる。
トランスフルトリン、フェノトリン、ペルメトリン、レストメリン、IBTA、IBTE、第4級アンモニウム塩、安息香酸ベンジル、安息香酸フェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸フェニル、3−ブロモ−2,3−ジヨード−2−プロペニル−エチルカルボナート、4−クロルフェニール−3−ヨードプロパルギルホルマールなどである。
【0056】
昆虫幼若ホルモンとしては、幼若ホルモン、アンチ幼虫ホルモン、脱皮阻害ホルモンなど、代表的には、メトプレン、ハイドロプレン、S−ハイドロプレン、ピリプロキシフェン、フェノキシカーブ、イミダゾール系化合物(1−メチル−5−(2,6−ジメチル−1,5−ヘプタジエニル)イミダゾール、1−エチル−5−(2,6−ジメチル−1,5−ヘプタジエニル)イミダゾール)などである。
【0057】
殺菌剤としては、パラ−クロロ−メタキシレノール(PCMX)、2,4,4′−トリクロロ−2′−ハイドロキシジフェニルエーテル(イルガサンDP−300)、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート(トロイサン)などが挙げられる。
【0058】
芳香剤としては、じゃ香、ベルガモット油、シンナモン油、シトロネラ油、レモン油、レモングラス油などの天然香料、ピネン、リモネン、リナロール、メントール、ボルネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ヘリオトピン、ワニリンなどの人造香料などが挙げられる。
【0059】
消臭剤としては、ラウリルメタクリレート、ゲラニルクロトネート、ミリスチル酸アセトフエノン、パラメチルアセトフエノンベンゾアルデヒドなどが挙げられる。
【0060】
洗浄成分としては、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミン、アルキルポリグリコシド、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、加水分解コラーゲンペプチド塩、アシルメチルタウリン酸塩、N−アシルアミノ酸塩、アルキル硫酸塩、エーテルカルボン酸塩、エーテルスルホン酸塩、ラニネートおよびその塩、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルトリメチルアンモニウム、アルキルアミン塩、アルキルアミドプロピルアミノオキシド、アルキルベタイン、酢酸ベタイン、脂肪酸石鹸から選ばれる少なくとも一種を挙げることができる。
【0061】
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0062】
尚、エアゾールキャップがトリガー型である場合を例に採り、上記の如く各実施形態を説明したが、本発明に係るエアゾール噴射装置は、トリガー型のエアゾールキャップを備えたもののみに限定されず、当該トリガー型のエアゾールキャップを含む所謂てこ式アクチュエータ(てこ式操作部)を備えたエアゾールキャップを備えたもの全てに適用可能である。当該てこ式アクチュエータを備えたエアゾールキャップの他の例としては、アクチュエータが揺動自在となるように当該アクチュエータ前部における噴口部上方または下方に位置する部分がカバー部により支持され、当該アクチュエータ後部の揺動端部を押圧することでバルブステムを押下するタイプのエアゾールキャップ、等が挙げられる。
【0063】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、揺動規制手段によりアクチュエータが所定の位置よりも更にエアゾール容器側へ移動しないように確実に停止される(即ち、アクチュエータのエアゾール容器へ向かう最大揺動位置が確実に規制される)。それ故、アクチュエータが過剰な力で操作された場合であっても、大きな応力がバルブステムに作用することを防止できる。従って、液漏れ(脇漏れ)やバルブステムの折れを防止できる。
【0064】
また、本発明によれば、アクチュエータ下端面に形成されたステム嵌合孔周囲のリング状の突部が、バルブステムを包囲するバルブボスの上端面に当接するので、バルブステム近傍でアクチュエータの揺動を規制することとなり、当該バルブステムに過剰な応力が作用することを確実に防止できる。
【0065】
また、本発明によれば、ストッパーの下面がエアゾール容器の上面と当接することによりバルブステムの最大沈下(押下)範囲が確実に規定され、且つストッパーの上面がアクチュエータの下端面と当接することによりアクチュエータのエアゾール容器へ向かう最大揺動位置を確実に規制することができる。
【0066】
また、本発明によれば、リング部材の下面がエアゾール容器の上面と当接し且つ当該リング部材の上面がアクチュエータの下端面と当接することによりアクチュエータのエアゾール容器へ向かう最大揺動位置を確実に規制することができる。
【0067】
また、本発明によれば、前述のエアゾールキャップが、アクチュエータに形成されたトリガー部を引く(即ち、操作する)ことにより当該アクチュエータが揺動されてバルブステムからエアゾール内容物が噴出されるトリガー型のエアゾールキャップである場合、トリガー部が過剰な力で操作されても、大きな応力がバルブステムに作用することが防止される。従って、液漏れやバルブステムの折れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエアゾール噴射装置の参考形態を示し、特にバージンシールを除去する前のエアゾールキャップを縦断面で示す図である。
【図2】 図1に示される操作部に設けられた突部(揺動規制手段)を拡大して示す縦断面図である。
【図3】 図1のエアゾール噴射装置の作用を説明するための図であり、特にバージンシールを除去した後のエアゾールキャップを縦断面で示す図である。
【図4】 図1のエアゾール噴射装置の作用を説明するための図であり、特に操作部を操作した(即ち、トリガー部をエアゾール容器側に引いた)状態をエアゾールキャップの縦断面で示す図である。
【図5】 操作部に設けられた突部(揺動規制手段)の作用およびその優れた効果を説明するための拡大断面図である。
【図6】 本発明に係るエアゾール噴射装置の第1実施形態を示し、特にバージンシールを除去する前のエアゾールキャップを縦断面で示す図である。
【図7】 バルブステムに設けられたストッパー(揺動規制手段)の作用およびその優れた効果を説明するための拡大断面図である。
【図8】 本発明に係るエアゾール噴射装置の第2実施形態の要部を示し、特に、バルブステムに貫かれるように当該バルブステムに取り付けられたリング部材(揺動規制手段)の作用およびその優れた効果を説明するための拡大断面図である。
【図9】 従来のエアゾール噴射装置の外観を示す側面図である。
【図10】 図9のエアゾール噴射装置においてバージンシールを除去する前のエアゾールキャップを縦断面で示す図である。
【図11】 図9のエアゾール噴射装置においてバージンシールを除去した後のエアゾールキャップを縦断面で示す図である。
【図12】 図9のエアゾール噴射装置において操作部を操作した(即ち、トリガー部をエアゾール容器側に引いた)状態をエアゾールキャップの縦断面で示す図である。
Claims (3)
- エアゾール容器と、先端を当該エアゾール容器の外部に突き出すようにして該エアゾール容器の上端部に上下に摺動するように設けられ且つ押下されることにより前記エアゾール容器内のエアゾール内容物を噴出するバルブステムと、当該バルブステムをトリガー部により押下するために前記エアゾール容器の上端部に取り付けられたトリガー型のエアゾールキャップと、を具備し、
前記エアゾールキャップが、前記バルブステムが挿嵌されるステム嵌合孔および該ステム嵌合孔と連通する噴口部を有するアクチュエータと、前記エアゾール容器の上端部に嵌合され且つ前記アクチュエータを揺動自在に支持するカバー部と、前記噴口部に取り付けられ且つ、前記アクチュエータが揺動操作され、それにより前記バルブステムが押下された際に前記バルブステムから噴出される前記エアゾール内容物を外部に噴射する噴射オリフィスと、を備え、
前記バルブステムは前記トリガー部が操作された際に前記アクチュエータのステム嵌合孔で押下されるエアゾール噴射装置であって、
前記アクチュエータが操作され前記エアゾール容器側の所定の位置まで揺動した際に当該アクチュエータの揺動を規制する揺動規制手段を有し、該揺動規制手段が前記アクチュエータの下端面と前記エアゾール容器の上面との間に位置し且つ前記バルブステムの長手方向と交差する方向に突出するように当該バルブステムの外周面に設けられたストッパーであり、当該ストッパーが前記エアゾール容器の上面に当接して前記アクチュエータの揺動を規制することを特徴とするエアゾール噴射装置。 - エアゾール容器と、先端を当該エアゾール容器の外部に突き出すようにして該エアゾール容器の上端部に上下に摺動するように設けられ且つ押下されることにより前記エアゾール容器内のエアゾール内容物を噴出するバルブステムと、当該バルブステムをトリガー部により押下するために前記エアゾール容器の上端部に取り付けられたトリガー型のエアゾールキャップと、を具備し、
前記エアゾールキャップが、前記バルブステムが挿嵌されるステム嵌合孔および該ステム嵌合孔と連通する噴口部を有するアクチュエータと、前記エアゾール容器の上端部に嵌合され且つ前記アクチュエータを揺動自在に支持するカバー部と、前記噴口部に取り付けられ且つ、前記アクチュエータが揺動操作され、それにより前記バルブステムが押下された際に前記バルブステムから噴出される前記エアゾール内容物を外部に噴射する噴射オリフィスと、を備え、
前記バルブステムは前記トリガー部が操作された際に前記アクチュエータのステム嵌合孔で押下されるエアゾール噴射装置であって、
前記アクチュエータが操作され前記エアゾール容器側の所定の位置まで揺動した際に当該アクチュエータの揺動を規制する揺動規制手段を有し、該揺動規制手段が前記アクチュエータの下端面と前記エアゾール容器の上面との間に位置し且つ前記バルブステムを包囲するように当該バルブステムに嵌め込まれたリング部材であり、当該リング部材が前記アクチュエータの下端面ならびに前記エアゾール容器の上面に当接して前記アクチュエータの揺動を規制することを特徴とするエアゾール噴射装置。 - 前記エアゾール容器の上端部にバルブステムを包囲するようにバルブボスが形成され、前記揺動規制手段が前記バルブボスの上端面に当接して前記アクチュエータの揺動を規制することを特徴とする請求項1または請求項2に記載したエアゾール噴射装置。
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