JP4356457B2 - 合成開口レーダ装置及びその信号処理方法 - Google Patents

合成開口レーダ装置及びその信号処理方法 Download PDF

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この発明は、アレーアンテナを用いたレーダ装置に係るものであり、特に素子アンテナ数の削減に伴って発生するグレーティングローブを抑圧及び分離する技術に関する。
レーダの方位方向の分解能を向上するためには、開口の大きなアレーアンテナ等が必要である。加えて、グレーティングローブの発生を防ぐために素子アンテナを半波長間隔で配置する必要があるので、アレーアンテナの開口径が大きくなると、そのアレーアンテナを構成する素子アンテナの数が増大するという結果を招いていた。このような問題を回避する従来の技術としては、送信用アレーアンテナと受信用アレーアンテナを個別に備えて、素子アンテナの数を削減すると同時にグレーティングローブの発生を抑圧する方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この方法では、まず送信用アレーアンテナと受信用アレーアンテナの素子間隔を半波長よりも広げることで素子数を削減する。そして、送信用アレーアンテナと受信用アレーアンテナとを、それぞれの素子間隔が異なるように配置することで、送信のアンテナパターン(以下、送信パターン)に生じるグレーティングローブと受信のアンテナパターン(以下、受信パターン)に生じるグレーティングローブの間隔が一致しないようにし、送受信全体としてのパターン(以下、送受信パターン)に生じるグレーティングローブを抑圧する。さらに、送信パターンと受信パターンを同期させて走査することによって、領域を走査して観測するというものである。
米国特許 3,825,928 "High Resolution Bistatic Rader System"
上述の方法では素子アンテナの配置に制約を与えて送受信パターンのグレーティングローブを十分に低く抑えようとするものであるが、かかる制約を満たさない場合は、送信パターンのグレーティングローブが受信パターンのサイドローブの方向に一致することとなり、その結果送受信パターンにも比較的高いグレーティングローブが生じてしまう。
そこでこの発明は、上記のような素子アンテナの配置の制約に拘泥せずに素子アンテナの個数を減らしてゆくこととし、その結果生ずるグレーティングローブを積極的に分離して、主ビーム方向と同時にグレーティングローブ方向の観測を行うようにしたものである。
この発明に係るレーダ装置は、移動体に搭載され、外部目標に対し複数パルスを照射する送信アレーアンテナと、
前記移動体に搭載され、前記外部目標により反射された前記複数パルスを受信する受信アレーアンテナと、
前記受信アレーアンテナが受信した前記複数パルスのそれぞれを受信信号としてレンジ圧縮し、主ビームとグレーティングローブとの信号の和であるレンジプロフィールをレンジビン毎に出力するレンジ圧縮手段と、
前記レンジ圧縮手段が出力したレンジビン毎のレンジプロフィールを前記複数パルスにわたってコヒーレントに積分することによりそれらのレンジプロフィールから主ビームを分離するグレーティングローブ分離手段と、を備えたレーダ装置において、
前記グレーティングローブ分離手段は、前記送信アレーアンテナと前記受信アレーアンテナとの送受信アンテナパターンに発生するグレーティングローブの方向に前記レンジビン毎のレンジプロフィールを位相補償し、位相補償されたレンジプロフィールをコヒーレントに積分することによりそれらのレンジプロフィールからグレーティングローブを分離するものである。
このようにしてこの発明に係るレーダ装置によれば、複数パルスの送受信によって得られた受信信号に対して、移動体の移動によって生じるレンジのシフトと位相の変化を補償した後にコヒーレントに積分することによってグレーティングローブを分離するため、複数方向を同時に観測し、グレーティングローブ方向の電力を有効活用できるのである。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1によるレーダ装置は、速度vで移動する移動体(移動プラットフォーム)に搭載されたレーダ装置である。図1はこの発明の実施の形態1によるレーダ装置の構成を示すブロック図である。図において、低電力送信器1は、基準となるパルス信号を生成する素子又は回路である。ここで生成されるパルス信号の波長をλと表す。N個の送受信器2−1〜2−Nは、後述する送受信アレーアンテナ5のN個のアレー素子のそれぞれ対応するものであって、増幅器を備えており、微弱な入力信号を増幅するようになっている。送受信器2−1〜2−Nは、その入力信号として低電力送信器1が発生した微弱なパルス信号の他、後述する送受信アレーアンテナ5が受信した受信波を想定している。さらに送受信器2−1〜2−Nは、移相器を備えており、送受信アレーアンテナ5の各アレー素子から照射される送信波の位相を制御することで、送信波の主ビームの方向を走査させるようになっている。ビーム合成手段3は、送受信器2−1〜2−Nの移相器に対して送信波の主ビームの方向を走査させるように制御信号を送出する素子又は回路である。サーキュレータ4−1〜4−Nは、送受信アレーアンテナ5のN個のアレー素子のそれぞれ対応するものであって、送受信アレーアンテナ5を送信波の照射と受信波の検知のいずれかに切り替えるように制御する素子又は回路である。
送受信アレーアンテナ5は、素子間隔をdとするN個のアレー素子6−1〜6−Nを備えたアレーアンテナであって、その開口長をLとする。図2は、送受信アレーアンテナ5の開口長と素子間隔との関係を表す図である。ここで、素子数はNであるから、送受信アレーアンテナ5の開口長Lと素子間隔dは次式の関係を満たす。
Figure 0004356457
また低電力送信器1で生成されるパルス信号の波長はλであるから、送受信アレーアンテナ5の送受信波の主ビームの幅Δθ[rad]は式(2)で与えられる。
Figure 0004356457
このとき、送受信アレーアンテナ5のアンテナパターンに発生するグレーティングローブの間隔θg[rad]は、式(3)を満たす。したがって、素子間隔dが波長λより十分に大きい場合において、θgは式(4)より計算される。
Figure 0004356457
Figure 0004356457
図3は、以上で示した送受信アレーアンテナ5の主ビーム幅Δθ,送受信アレーアンテナ5のアンテナパターンに発生するグレーティングローブの間隔θgの関係を示す図である。図において、符号23が指し示しているものはアンテナパターンである。
引き続き、図1に示したこの発明の実施の形態1によるレーダ装置の構成を説明することとすると、A/D変換器7−1〜7−Nは、送受信アレーアンテナ5のN個のアレー素子6−1〜6−Nのそれぞれに対応するA/D変換器であって、送受信器2−1〜2−Nによって増幅されたアレー素子6−1〜6−Nの受信信号をディジタル信号に変換する素子又は回路である。記憶手段8は、1ディジタル信号に変換された受信信号を一時的に蓄える記憶素子又は回路あるいは記憶媒体である。レンジ圧縮手段9は、ディジタル受信信号に対してパルス圧縮処理を行い、レンジ分解能の向上した信号(レンジプロフィール)を得る部位である。なお、この説明および以降の説明において、部位という語は所定の機能を果たすように構成された素子又は回路を意味するものとするが、中央演算装置(CPU:Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させて該当する機能を実現するように構成してもよい。
慣性航法手段10は、複数のパルスを送信する間のこのレーダ装置を搭載した移動体の位置の変位に関する情報を出力する部位であって、例えばGPS(Global Positioning System)のような方法で位置情報を取得してもよいし、ジャイロや速度計を組み合わせて自律的に位置の時間的変化を取得するような方式を採用して構成してもよい。
グレーティングローブ分離手段11は、レンジ圧縮手段9が出力するレンジプロフィールからグレーティングローブを分離する部位であって、動き補償手段12とコヒーレント積分手段13とを内部に備えている。動き補償手段12は、レンジ圧縮手段9が出力したレンジプロフィールをシフトして、異なるレンジビンであって、同じ目標を含むレンジビンを関連づける部位である。コヒーレント積分手段13は、レンジビン毎にコヒーレントにレンジプロフィールを積分して、信号対雑音電力比を向上することでグレーティングローブを分離する部位である。
続いて、この発明の実施の形態1によるレーダ装置の動作を説明する。低電力送信機1で発生した高周波パルスは、送受信器2−1〜2−Nで増幅される一方で、ビーム合成手段6によってアンテナパターンの主ビームが所望の方向θcを向くように移相される。ここで、送受信アレーアンテナ5は図2に示すようなリニアアレーであるから、その主ビームの中心方向をθcとするために、ビーム合成手段6は式(5)を満たすようにn番目(n=1,2,…,N)の素子アンテナの位相ψnを設定する。
Figure 0004356457
そしてサーキュレータ4−1〜4−Nを介して送受信アレーアンテナ5の各素子アンテナ6−1〜6−Nから照射される。ここで、送信波には式(5)のような位相が設定されているので、図3に示すように、アンテナパターンの主ビームはθcを向き、グレーティングローブは、θc+kθg(k=±1,±2,・・・)の方向に発生する。
送受信アレーアンテナ5が照射した送信波は、目標(あるいは電波の散乱体)によって反射され、その信号は送受信アレーアンテナ5のアレー素子6−1〜6−Nによって受信される。そしてサーキュレータ4−1〜4−Nを介して、それぞれ送受信器2−1〜2−Nに送出される。ここで増幅された後、受信信号はA/D変換器7−1〜7−Nに送出される。A/D変換器7−1〜7−Nはこれらの受信信号をディジタル信号に変換した後、記憶手段8に送出し、その結果、記憶手段8によってディジタル化された受信信号が一時蓄積される。以上のようなパルス送信を繰返し周期TpriでP回繰り返して、P組のディジタル受信信号を記憶手段8に一時蓄積するようにする。
記憶手段8に蓄積された受信信号においては、主ビームとグレーティングローブが未だ分離されておらず、アンテナパターンに発生している主ビームとすべてのグレーティングローブの方向から反射されてきた信号の和となっている。そこで、レンジ圧縮手段9とグレーティングローブ分離手段11は、この受信信号のうちグレーティングローブを抑圧して主ビームを分離するのであるが、それのみならず所定のグレーティングローブ以外の信号成分を抑圧してその所定のグレーティングローブのみを分離する。そうすることで、グレーティングローブの方向に放射されて受信された電力を有効に活用することが可能となるのである。以下においては、まず主ビームを分離する処理について説明する。次いで、主ビームを分離する方法を拡張して所定のグレーティングローブに分離する方法を説明する。
初めに主ビームを分離する処理について説明する。レンジ圧縮手段9は、記憶手段8に一時蓄積されたP組のディジタル受信信号を読み出してパルス圧縮処理を行い、レンジ分解能の向上した信号(レンジプロフィール)をP組算出する。グレーティングローブ分離手段18における動き補償手段12は、レンジ圧縮手段9が算出したP組のレンジプロフィールを取得し、慣性航法手段10から位置情報を取得して、このレーダ装置を搭載する移動体の運動に起因するレンジ移動と位相変化とを補償する。そしてこのようにして動き補償がなされたレンジプロフィールを、コヒーレント積分手段13がコヒーレントに積分する。
まず動き補償手段12は、目標に反射された受信パターンの位相を算出する。図4は、動き補償手段12が受信パターンの位相を算出する方法を説明するための図である。図において、符号24〜26は、移動体に搭載された送信アンテナ2及び受信アレーアンテナ3の各時刻における位置を示している。送受信アレーアンテナ5は移動体に搭載されているので、図に示すように速度vで直線運動している。また地点24から地点26に移動する間に時間Tが経過するものとする。そうすると、地点24と地点26の距離はv×Tとなる。また地点25は地点24と地点26との中間点であるものとし、ここでは地点25をx−y座標系の原点Oにとり、送受信アレーアンテナ5の移動する方向をy軸の正方向とする。さらにy軸の正方向とアジマス方向に角度θをなす位置に目標27が存在しており、原点Oと目標27の距離をR0とする。なお以後の説明では、角度θをスクイント角と呼ぶこととする。なお、以下の説明では、移動体の移動方向と送受信アレーアンテナ5の開口方向が一致した場合について説明を行うが、送受信アレーアンテナ5の開口方向が進行方向と異なる場合であっても、角度を補正すれば容易に適用できるものである。
図4から明らかなように、移動体から目標24までの時刻tにおける距離R(θ,t)は余弦定理より式(6)で算出される。
Figure 0004356457
式(6)において、移動体の移動距離vtがR0に比べて小さい場合には、式(6)の右辺を式(7)のように近似することができる。
Figure 0004356457
式(7)を用いれば、波長λで送受信された電波はR(θ,t)の距離を往復するので、受信パターンの位相φ(θ,t)は式(8)で与えられる。動き補償手段12はこのφ(θ,t)を算出する。
Figure 0004356457
そして、動き補償手段12は、レンジ圧縮手段9が出力したレンジプロフィールに対して位相補償を行う。ここでレンジビン数をMとし、mをM以下の自然数とする。そうすると、目標27によって反射されたパルスの信号を積分して積み上げるためには、まず慣性航法装置19の情報を元に、パルス送信繰返し周期Tpriで送受信したP組のレンジプロフィールYp,m(p=1,2,…,P、m=1,2,…,M)をシフトして、目標27を含むレンジビンが同じレンジビン番号mになるように揃える処理を実施する。ここで、レンジビンをそろえたレンジプロフィールをY'p,mとすれば、動き補償手段12は式(9)にしたがってレンジとスクイント角に基づく位相補償を行う。
Figure 0004356457
続いてコヒーレント積分手段13は、動き補償手段12が式(9)に基づいて位相補償したレンジプロフィールZm(p)(p=1,2,…,P)を式(10)に基づいてコヒーレント積分する。
Figure 0004356457
式(9)、式(10)の処理によって、アジマス方向の角度がθ、距離がRの位置にある目標27からの受信信号は積み上がるが、他のアジマス角からの信号は、移動体の移動によって生じる位相の変化の仕方が異なるため積み上がらない。すなわち、式(9)、式(10)の処理によってアジマス方向の角度がθ、距離がRの位置にある目標27からの受信信号を他から分離して抽出できる。以上が、主ビームを分離する方法である。
次に主ビームとすべてのグレーティングローブの方向から反射されてきた信号の和から所定のグレーティングローブを分離する方法について説明する。以下においては、主ビームがθcを向き、グレーティングローブは、θc+kθg(k=±1,±2,…)の方向に発生しているものとする。まず、動き補償手段12は慣性航法手段10の情報に基づいて、レンジビンをそろえる処理を適用した後、式(11)に基づいて主ローブと各グレーティングローブの方向のそれぞれに対応した位相補償処理を適用する。
Figure 0004356457
ここでKは整数であって、式(11)の結果として抽出されるグレーティングローブの本数は2K+1となる。すなわち、抽出しようとしているグレーティングローブの本数に合わせてKを決定すればよいのである。さらに、ここでは主ビームの方向に関して左右対称な本数を抽出しているが、必要な方向のみについて位相補償処理を行えばよい。
続いて、コヒーレント積分手段13はレンジビンをそろえて、補償を施された信号Zk,m(p)(p=1,2,…,P;k=±1,±2,…,±K)を、式(12)に基づいてコヒーレント積分する。
Figure 0004356457
式(11)と式(12)で表される処理は、所望の方向にフォーカスしたドップラーフィルターによって主ビームとグレーティングローブの信号をそれぞれ抽出して分離する処理に相当する。これは、移動体の移動方向に対するアジマス角度によって、ドップラー周波数が異なる性質を利用したものである。
図5は式(12)によるコヒーレント積分を行うことで抽出されるθc―θg方向のグレーティングローブの状態を示す図である。図の破線28はθc―θgの方向にフォーカスしたドップラーフィルターの応答パターンであり、実線29はアンテナパターンとドップラーフィルター28の合成パターンである。図に示すように、θc―θgの方向にフォーカスしたドップラーフィルターによってグレーティングローブ分離手段11はθc―θgの方向の信号のみを抽出する。
さらに、ビーム合成手段3の制御によって素子アンテナ6−1〜6−Nの位相を変化させれば主ビームの方向θcを走査することにより、アジマス角度方向に広がりのある領域を観測することが可能である。また、θcの走査範囲をθgとすることによって、(2K+1)θgの角度範囲を連続的に観測することが可能である。
ところで、式(9)、式(10)はスクイント方向のSAR(Synthetic Aperture Radar;合成開口レーダ)に他ならない。したがって、式(10)のコヒーレント積分後のアジマス分解能Δθdは式(13)で表されることが知られている。
Figure 0004356457
ドップラー周波数を用いてθc―θgの方向の信号のみを抽出するためには、隣接するグレーティングローブ(この場合はθcとの方向とθc―2θgの方向のグレーティングローブ)が十分に抑圧される必要がある。このような条件は、式(13)より以下のように定量的に表現される。
Figure 0004356457
なお、式(14)および以降の説明において、min{A,B}は、AとBのいずれか小さい方を採用することを意味している。またmax[A,B]は、AとBのいずれか大きい方を採用することを意味している。
式(14)から、グレーティングローブを分離する上で要求される最低限の観測時間Tが導かれる。また観測時間Tを式(14)から導かれる最小の観測時間よりも長くできる状況では、式(10)のコヒーレント積分後のアジマス分解能が、送受信アレーアンテナ5の開口長Lによって決まる分解能よりも高くなる(つまり、Δθd<Δθが成り立つ)場合がある。ただし、一般に知られている通り、SARの処理によって進行方向正面付近における方位方向の分解能は向上しない。このことは、式(13)においてθ=0とすると右辺が発散することからも確かめられる。結局、全体としての方位方向の分解能は、アレーアンテナの開口長Lによって決まる分解能Δθと、式(13)の分解能Δθdのうちより分解能の高いほうによって定義される。
Figure 0004356457
すなわち、進行方向正面付近の分解能は、送受信アレーアンテナ5の開口長Lで決まる分解能となる。一方、アジマス方向の角度θが大きい領域では、式(10)のコヒーレント積分の結果得られる方位方向の角度分解能は、受信パターンの主ビームの太さで決まる角度分解能よりも高くなることがある。
以上から明らかなように、この発明の実施の形態1のレーダ装置によれば、複数パルスの送受信によって得られた受信信号に対して、移動体の移動によって生じるレンジのシフトと位相の変化を補償した後にコヒーレントに積分することによってグレーティングローブを分離することとしたので、複数方向を同時に観測し、グレーティングローブ方向の電力を有効活用できるのである。
また、グレーティングローブの発生を許すこととしたので、アレーアンテナの素子間隔を広げることが可能となる。このため、このレーダ装置では、素子アンテナ数を削減できることとなり、構造を単純化し安価に構築することができるのである。
さらに、各素子アンテナへの給電の位相を変化させてビームを振ることによって、走査範囲に比して広い範囲を同時に走査することを可能にする効果を奏する。
なお、送受信アレーアンテナ5の開口面が移動プラットフォームの進行方向を向く場合について説明したが、上記の技術は送受信アレーアンテナ5の開口面が進行方向から外れている場合についても、同様に適用が可能である。
また、送受信アレーアンテナ5として、一次元のリニアアレーを例にとって説明したが、2次元アレーや不等間隔アレーなど他の構成のアレーアンテナであっても、式(1)、式(2)などの一部の計算が異なるのみであり、容易に適用することもできるのである。
実施の形態2.
実施の形態1では、送受兼用アレーアンテナを用いて構成する例について説明したが、送受信をそれぞれ専用のアレーアンテナで行うような構成であっても適用することができる。この発明の実施の形態2によるレーダ装置はかかる特徴を有するものである。図6は、この発明の実施の形態2によるレーダ装置の構成を示す図である。図において、図1と同一の符号を付した構成要素は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。図の移相器21−1〜21−NtはNt個のアレー素子からなる送信用アレーアンテナの位相を変化させる素子又回路であり、Nt個のアレー素子のそれぞれについて個別に準備される。この発明の実施の形態2にあっても、実施の形態1と同様に、ビーム合成手段3が各アレー素子の位相を制御するための信号を移相器21−1〜21−Ntに送出するようになっている。送信アレーアンテナ22は、Nt個のアレー素子23−1〜23−Ntを備えるアレーアンテナであり、その素子間隔をdt、開口長をLtとするものである。一方、受信アレーアンテナ24は、Nr個のアレー素子25−1〜25−Nrを備えており、その素子間隔をdr、開口長をLrとしている。図7は、送信アレーアンテナ22と受信アレーアンテナ24とのそれぞれの素子間隔と開口長を図で表したものである。この場合において、送信アレーアンテナ22、受信アレーアンテナ24の開口長と素子間隔には次のような関係が成立する。
Figure 0004356457
送信アレーアンテナ22が照射する送信波の波長をλとすれば、送信アレーアンテナ22の主ビーム幅Δθt[rad]は及び受信アレーアンテナ24の主ビーム幅Δθr[rad]はそれぞれ式(17)で与えられる。
Figure 0004356457
素子間隔dt,drが波長λよりも充分に大きい場合に、送信アレーアンテナ22のアンテナパターンに発生するグレーティングローブの間隔θgt[rad]、と受信アレーアンテナ24のアンテナパターンに発生するグレーティングローブの間隔θgr[rad]は式(18)で表される。
Figure 0004356457
ここで、送受信のパターンに生じるグレーティングローブの間隔θgtrを、間隔θgt、θgrのいずれよりも広くすることで、グレーティングローブを分離するために必要なドップラー分解能を低く保ち、観測時間を短縮する。そのために送信アレーアンテナ22と受信アレーアンテナ24の双方が満たす必要のある条件を以下に導出する。図8は、以上で示した送信アレーアンテナ22と受信アレーアンテナ24の主ビーム幅Δθ、Δθ、送信アレーアンテナ22と受信アレーアンテナ24のアンテナパターンに発生するグレーティングローブの間隔θgt、θgrの関係を示す図である。図において、破線47は送信アンテナパターンを表すものであり、実線48は受信アンテナパターンを表している。図より、送信アンテナパターンと受信アンテナパターンに発生するグレーティグローブの位置が異なることが分かる。送受信(往復)のパターンは、送信アンテナパターンと受信アンテナパターンの積であるから、送受信のパターンに生じるグレーティングローブの間隔θgtrは、式(19)で算出される。
Figure 0004356457
ここで、αについては、nθgt=mθgrを満たす整数n、mの組から最小のnを選択してαの値とする。
送信アンテナパターンあるいは受信アンテナパターンに生じるグレーティングローブが他方のパターンのビーム幅の中に複数入ってしまわないようにするためには、θgtは受信アンテナパターンのビーム幅Δθよりも広く、θgrは送信アンテナパターンのビーム幅Δθよりも広くする必要がある。このことから、送信アレーアンテナ22の開口長Lと素子間隔dおよび受信アレーアンテナ24の開口長Lと素子間隔dは、式(20)の関係を満たすことが要求される。
Figure 0004356457
式(20)において式(17)の関係を考慮すれば、式(21)となる。
Figure 0004356457
したがって、
Figure 0004356457
が得られる。
式(22)を満たすように送信アレーと受信アレーの素子間隔を選ぶことによって、送受信のパターンに生じるグレーティングローブの間隔θgtrを、間隔θgt、θgrのいずれよりも広くすることが可能となる。
引き続き、この発明の実施の形態2によるレーダ装置の構成について説明する。移相器26−1〜26−Nrは、受信アレーアンテナ24の主ビームの方向を制御するために位相を変化させる素子又は回路であって、移相器21−1〜21−Ntと同様に、ビーム合成手段3の制御によって位相を決定する。受信器27−1〜27−Nrは微弱信号である受信アレーアンテナ24の出力を増幅する増幅器である。A/D変換器28−1〜28−Nrは、受信器27−1〜27−Nrが出力するアナログ信号をディジタル信号に変換する素子又は回路である。
次に、この発明の実施の形態2によるレーダ装置の動作について説明する。低電力送信器1が生成した高周波パルスは、Nt個の位相器21−1〜21−Ntへ送出される。一方、ビーム合成手段3は移相器21−1〜21−Ntの位相量を制御しており、移相器21−1〜21−Ntは高周波パルスの位相をこの位相量に変化させて送信アレーアンテナ22に出力される。その結果、送信アレーアンテナ22は送信アンテナパターンの主ビームが所望の方向θcを向くこととなって、送信パルスが照射される。
ここで、送信アレーアンテナ22が図7に示すリニアアレーの構成をとる場合、送信アンテナパターンの主ビームの中心方向をθcへ向けるためにビーム合成手段3はn番目のアレー素子23−nの位相ψを式(23)を満たすように設定する。
Figure 0004356457
移相器26−1〜26−Nrは、アレー素子25−1〜25−Nrの受信アンテナパターンの主ビームが所望の方向θcを向くように受信パルスの位相を回転させている。ここで、受信アンテナパターンの主ビームの中心方向をθcへ向けるためにビーム合成手段3はn番目のアレー素子25−nの位相ψを式(24)を満たすように設定する。
Figure 0004356457
その結果、目標(あるいは電波の散乱体)に照射された送信パルス波は反射されてNr個のアレー素子25−1〜25−Nrに受信される。これらの受信波は受信器27−1〜27−Nrに送出される。
受信器27−1〜27−Nrは位相器26−1〜26−Nrが出力した受信信号を合成して、増幅及び位相検波する。そして、A/D変換器28−1〜28−Nrは受信器27−1〜27−Nrが出力したアナログ受信信号をディジタル信号に変換する。以後、記憶手段8、レンジ圧縮手段9、慣性航法手段10、動き補償手段12、コヒーレント積分手段13の動作は実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
以上から明らかなように、この発明の実施の形態2のレーダ装置によれば、送信アレーと受信アレーを別々に構成し、送信素子アンテナの間隔と受信素子アンテナの間隔が異なるように設定することで、送受信パターンに発生するグレーティングローブの間隔を広げることができるが、これによってグレーティングローブを分離するために必要なドップラー分解能が低くて済むため、観測時間を短縮できる。
また、送信アレーアンテナ22や受信アレーアンテナ24として、一次元のリニアアレーを例にとって説明したが、2次元アレーや不等間隔アレーなど他の構成のアレーアンテナであっても、式(16)〜式(22)の計算が異なるのみであり、容易に適用することもできるのである。
この発明は、特にアレーアンテナを有するレーダ装置に有用である。
この発明の実施の形態1によるレーダ装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるレーダ装置の送受信アレーアンテナの開口長と素子間隔との関係を表す図である。 この発明の実施の形態1によるレーダ装置の主ビーム幅とアンテナパターンに発生するグレーティングローブの間隔との関係を示す図である。 この発明の実施の形態1によるレーダ装置が受信パターンの位相を算出する方法を説明するための図である。 この発明の実施の形態1によるレーダ装置において抽出されるグレーティングローブの状態を示す図である。 この発明の実施の形態2によるレーダ装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2によるレーダ装置の送信アレーアンテナと受信アレーアンテナの開口長と素子間隔との関係を表す図である。 この発明の実施の形態2によるレーダ装置の送信アレーアンテナと受信アレーアンテナのアンテナパターンを表す図である。
符号の説明
5 送受信アレーアンテナ、
6−1〜6−N アレー素子、
9 レンジ圧縮手段、
10 慣性航法手段、
11 グレーティングローブ分離手段、
12 動き補償手段、
13 コヒーレント積分手段、
22 送信アレーアンテナ、
23−1〜23−N アレー素子、
24 受信アレーアンテナ、
25−1〜25−N アレー素子。

Claims (4)

  1. 移動体に搭載され、開口面が前記移動体の進行方向を向き、外部目標に対し複数パルスを照射する送信アレーアンテナと、
    前記移動体に搭載され、開口面が前記移動体の進行方向を向き、前記外部目標より反射された前記複数パルスを受信する受信アレーアンテナと、
    前記受信アレーアンテナが受信した前記複数パルスのそれぞれを受信信号としてレンジ圧縮し、主ビームとグレーティングローブとの信号の和であるレンジプロフィールをレンジビン毎に出力するレンジ圧縮手段と、
    前記複数パルスを照射する間の前記移動体の位置の変位に関する位置情報を出力する慣性航法手段と、
    前記レンジ圧縮手段が出力したレンジビン毎のレンジプロフィールを、前記位置情報に基づきレンジシフトして同じ目標に関する複数のレンジプロフィールを関連づけ、また前記レンジプロフィールを位相補償して、位相補償されたレンジプロフィールを前記複数パルスにわたってコヒーレントに積分し、所定のアジマス方向及び所定の距離の目標からの受信信号が積み上がり、他の目標からの受信信号は前記移動体の移動によって生じる位相の変化の違いにより積み上がらないことを利用し、前記位相補償されたレンジプロフィールから主ビームを分離する
    グレーティングローブ分離手段と、を備え、
    前記グレーティングローブ分離手段は、
    前記送信アレーアンテナと前記受信アレーアンテナとの送受信アンテナパターンによってるグレーティングローブについて、前記レンジビン毎のレンジプロフィールを、前記位置情報に基づきレンジシフトして同じ目標に関する複数のレンジプロフィールを関連づけ、また前記レンジプロフィールを位相補償して、位相補償されたレンジプロフィールを前記複数パルスにわたってコヒーレントに積分し、所定のアジマス方向及び所定の距離の目標からの受信信号が積み上がり、他の目標からの受信信号は前記移動体の移動によって生じる位相の変化の違いにより積み上がらないことを利用し、前記位相補償されたレンジプロフィールからグレーティングローブを分離し、前記移動体の進行方向正面付近の方位方向の分解能を向上させる
    ことを特徴とする合成開口レーダ装置。
  2. 前記グレーティングローブ分離手段は、複数の前記グレーティングローブの方向に前記レンジビン毎のレンジプロフィールを位相補償し、位相補償されたレンジプロフィールをコヒーレントに積分することにより、同一の前記複数パルスの組から複数のグレーティングローブを分離することを特徴とする請求項1に記載の合成開口レーダ装置。
  3. 前記送信アレーアンテナ及び前記受信アレーアンテナはそれぞれ複数のアレー素子を有し、
    前記送信アレーアンテナ及び前記受信アレーアンテナの各アレー素子は、前記送信アレーアンテナと前記受信アレーアンテナの双方のアンテナパターンに発生するグレーティングローブの間隔のいずれよりも送受信パターンに生じるグレーティングローブの間隔が広くなるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の合成開口レーダ装置。
  4. 移動体に搭載された送信アレーアンテナの開口面を前記移動体の進行方向を向け、外部目標に対して複数パルスを照射する送信ステップと、
    前記移動体に搭載された受信アレーアンテナの開口面を前記移動体の進行方向を向け、前記外部目標より反射された前記複数パルスを受信する受信ステップと、
    前記受信アレーアンテナが受信した前記複数パルスのそれぞれを受信信号としてレンジ圧縮し、主ビームとグレーティングローブとの信号の和であるレンジプロフィールをレンジビン毎に出力するレンジ圧縮ステップと、
    前記複数パルスを照射する間の前記移動体の位置の変位に関する位置情報を出力する慣性航法情報出力ステップと、
    前記レンジ圧縮ステップで出力されたレンジビン毎のレンジプロフィールを、前記位置情報に基づきレンジシフトして同じ目標に関する複数のレンジプロフィールを関連づけ、また前記レンジプロフィールを位相補償して、位相補償されたレンジプロフィールを前記複数パルスにわたってコヒーレントに積分し、所定のアジマス方向及び所定の距離の目標からの受信信号が積み上がり、他の目標からの受信信号は前記移動体の移動によって生じる位相の変化の違いにより積み上がらないことを利用し、前記位相補償されたレンジプロフィールから主ビームを分離するグレーティングローブ分離ステップと、を有し、
    前記グレーティングローブ分離ステップでは、
    前記送信アレーアンテナと前記受信アレーアンテナとの送受信アンテナパターンによって生じるグレーティングローブについて、前記レンジビン毎のレンジプロフィールを、前記位置情報に基づきレンジシフトして同じ目標に関する複数のレンジプロフィールを関連づけ、また前記レンジプロフィールを位相補償して、位相補償されたレンジプロフィールを前記複数パルスにわたってコヒーレントに積分し、所定のアジマス方向及び所定の距離の目標からの受信信号が積み上がり、他の目標からの受信信号は前記移動体の移動によって生じる位相の変化の違いにより積み上がらないことを利用し、前記位相補償されたレンジプロフィールから各グレーティングローブを分離し、前記移動体の進行方向正面付近の方位方向の分解能を向上させる
    ことを特徴とする合成開口レーダ装置の信号処理方法。
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