JP4356457B2 - 合成開口レーダ装置及びその信号処理方法 - Google Patents
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前記移動体に搭載され、前記外部目標により反射された前記複数パルスを受信する受信アレーアンテナと、
前記受信アレーアンテナが受信した前記複数パルスのそれぞれを受信信号としてレンジ圧縮し、主ビームとグレーティングローブとの信号の和であるレンジプロフィールをレンジビン毎に出力するレンジ圧縮手段と、
前記レンジ圧縮手段が出力したレンジビン毎のレンジプロフィールを前記複数パルスにわたってコヒーレントに積分することによりそれらのレンジプロフィールから主ビームを分離するグレーティングローブ分離手段と、を備えたレーダ装置において、
前記グレーティングローブ分離手段は、前記送信アレーアンテナと前記受信アレーアンテナとの送受信アンテナパターンに発生するグレーティングローブの方向に前記レンジビン毎のレンジプロフィールを位相補償し、位相補償されたレンジプロフィールをコヒーレントに積分することによりそれらのレンジプロフィールからグレーティングローブを分離するものである。
この発明の実施の形態1によるレーダ装置は、速度vで移動する移動体(移動プラットフォーム)に搭載されたレーダ装置である。図1はこの発明の実施の形態1によるレーダ装置の構成を示すブロック図である。図において、低電力送信器1は、基準となるパルス信号を生成する素子又は回路である。ここで生成されるパルス信号の波長をλと表す。N個の送受信器2−1〜2−Nは、後述する送受信アレーアンテナ5のN個のアレー素子のそれぞれ対応するものであって、増幅器を備えており、微弱な入力信号を増幅するようになっている。送受信器2−1〜2−Nは、その入力信号として低電力送信器1が発生した微弱なパルス信号の他、後述する送受信アレーアンテナ5が受信した受信波を想定している。さらに送受信器2−1〜2−Nは、移相器を備えており、送受信アレーアンテナ5の各アレー素子から照射される送信波の位相を制御することで、送信波の主ビームの方向を走査させるようになっている。ビーム合成手段3は、送受信器2−1〜2−Nの移相器に対して送信波の主ビームの方向を走査させるように制御信号を送出する素子又は回路である。サーキュレータ4−1〜4−Nは、送受信アレーアンテナ5のN個のアレー素子のそれぞれ対応するものであって、送受信アレーアンテナ5を送信波の照射と受信波の検知のいずれかに切り替えるように制御する素子又は回路である。
実施の形態1では、送受兼用アレーアンテナを用いて構成する例について説明したが、送受信をそれぞれ専用のアレーアンテナで行うような構成であっても適用することができる。この発明の実施の形態2によるレーダ装置はかかる特徴を有するものである。図6は、この発明の実施の形態2によるレーダ装置の構成を示す図である。図において、図1と同一の符号を付した構成要素は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。図の移相器21−1〜21−NtはNt個のアレー素子からなる送信用アレーアンテナの位相を変化させる素子又回路であり、Nt個のアレー素子のそれぞれについて個別に準備される。この発明の実施の形態2にあっても、実施の形態1と同様に、ビーム合成手段3が各アレー素子の位相を制御するための信号を移相器21−1〜21−Ntに送出するようになっている。送信アレーアンテナ22は、Nt個のアレー素子23−1〜23−Ntを備えるアレーアンテナであり、その素子間隔をdt、開口長をLtとするものである。一方、受信アレーアンテナ24は、Nr個のアレー素子25−1〜25−Nrを備えており、その素子間隔をdr、開口長をLrとしている。図7は、送信アレーアンテナ22と受信アレーアンテナ24とのそれぞれの素子間隔と開口長を図で表したものである。この場合において、送信アレーアンテナ22、受信アレーアンテナ24の開口長と素子間隔には次のような関係が成立する。
6−1〜6−N アレー素子、
9 レンジ圧縮手段、
10 慣性航法手段、
11 グレーティングローブ分離手段、
12 動き補償手段、
13 コヒーレント積分手段、
22 送信アレーアンテナ、
23−1〜23−N アレー素子、
24 受信アレーアンテナ、
25−1〜25−N アレー素子。
Claims (4)
- 移動体に搭載され、開口面が前記移動体の進行方向を向き、外部目標に対して複数パルスを照射する送信アレーアンテナと、
前記移動体に搭載され、開口面が前記移動体の進行方向を向き、前記外部目標より反射された前記複数パルスを受信する受信アレーアンテナと、
前記受信アレーアンテナが受信した前記複数パルスのそれぞれを受信信号としてレンジ圧縮し、主ビームとグレーティングローブとの信号の和であるレンジプロフィールをレンジビン毎に出力するレンジ圧縮手段と、
前記複数パルスを照射する間の前記移動体の位置の変位に関する位置情報を出力する慣性航法手段と、
前記レンジ圧縮手段が出力したレンジビン毎のレンジプロフィールを、前記位置情報に基づきレンジシフトして同じ目標に関する複数のレンジプロフィールを関連づけ、また前記レンジプロフィールを位相補償して、位相補償されたレンジプロフィールを前記複数パルスにわたってコヒーレントに積分し、所定のアジマス方向及び所定の距離の目標からの受信信号が積み上がり、他の目標からの受信信号は前記移動体の移動によって生じる位相の変化の違いにより積み上がらないことを利用し、前記位相補償されたレンジプロフィールから主ビームを分離する
グレーティングローブ分離手段と、を備え、
前記グレーティングローブ分離手段は、
前記送信アレーアンテナと前記受信アレーアンテナとの送受信アンテナパターンによって生じるグレーティングローブについて、前記レンジビン毎のレンジプロフィールを、前記位置情報に基づきレンジシフトして同じ目標に関する複数のレンジプロフィールを関連づけ、また前記レンジプロフィールを位相補償して、位相補償されたレンジプロフィールを前記複数パルスにわたってコヒーレントに積分し、所定のアジマス方向及び所定の距離の目標からの受信信号が積み上がり、他の目標からの受信信号は前記移動体の移動によって生じる位相の変化の違いにより積み上がらないことを利用し、前記位相補償されたレンジプロフィールから各グレーティングローブを分離し、前記移動体の進行方向正面付近の方位方向の分解能を向上させる
ことを特徴とする合成開口レーダ装置。 - 前記グレーティングローブ分離手段は、複数の前記グレーティングローブの方向に前記レンジビン毎のレンジプロフィールを位相補償し、位相補償されたレンジプロフィールをコヒーレントに積分することにより、同一の前記複数パルスの組から複数のグレーティングローブを分離することを特徴とする請求項1に記載の合成開口レーダ装置。
- 前記送信アレーアンテナ及び前記受信アレーアンテナはそれぞれ複数のアレー素子を有し、
前記送信アレーアンテナ及び前記受信アレーアンテナの各アレー素子は、前記送信アレーアンテナと前記受信アレーアンテナの双方のアンテナパターンに発生するグレーティングローブの間隔のいずれよりも送受信パターンに生じるグレーティングローブの間隔が広くなるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の合成開口レーダ装置。 - 移動体に搭載された送信アレーアンテナの開口面を前記移動体の進行方向を向け、外部目標に対して複数パルスを照射する送信ステップと、
前記移動体に搭載された受信アレーアンテナの開口面を前記移動体の進行方向を向け、前記外部目標より反射された前記複数パルスを受信する受信ステップと、
前記受信アレーアンテナが受信した前記複数パルスのそれぞれを受信信号としてレンジ圧縮し、主ビームとグレーティングローブとの信号の和であるレンジプロフィールをレンジビン毎に出力するレンジ圧縮ステップと、
前記複数パルスを照射する間の前記移動体の位置の変位に関する位置情報を出力する慣性航法情報出力ステップと、
前記レンジ圧縮ステップで出力されたレンジビン毎のレンジプロフィールを、前記位置情報に基づきレンジシフトして同じ目標に関する複数のレンジプロフィールを関連づけ、また前記レンジプロフィールを位相補償して、位相補償されたレンジプロフィールを前記複数パルスにわたってコヒーレントに積分し、所定のアジマス方向及び所定の距離の目標からの受信信号が積み上がり、他の目標からの受信信号は前記移動体の移動によって生じる位相の変化の違いにより積み上がらないことを利用し、前記位相補償されたレンジプロフィールから主ビームを分離するグレーティングローブ分離ステップと、を有し、
前記グレーティングローブ分離ステップでは、
前記送信アレーアンテナと前記受信アレーアンテナとの送受信アンテナパターンによって生じるグレーティングローブについて、前記レンジビン毎のレンジプロフィールを、前記位置情報に基づきレンジシフトして同じ目標に関する複数のレンジプロフィールを関連づけ、また前記レンジプロフィールを位相補償して、位相補償されたレンジプロフィールを前記複数パルスにわたってコヒーレントに積分し、所定のアジマス方向及び所定の距離の目標からの受信信号が積み上がり、他の目標からの受信信号は前記移動体の移動によって生じる位相の変化の違いにより積み上がらないことを利用し、前記位相補償されたレンジプロフィールから各グレーティングローブを分離し、前記移動体の進行方向正面付近の方位方向の分解能を向上させる
ことを特徴とする合成開口レーダ装置の信号処理方法。
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