JP4351227B2 - 設備機器の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は天井裏に配設される設備機器の支持構造に関する。
ビル等の建築物においては照明器具や空調機器等の設備機器を天井裏に配設する構成が採用されることが多い(特許文献1乃至3)。天井裏にて設備機器を支持する構造のうち、簡易な構造の1つとして吊り下げ式の支持構造が採用されている。図13は従来の吊り下げ式の支持構造100の説明図、図14は図13の線X−Xに沿う断面図である。
支持構造100は上層階の床スラブに固定された支持部材101と、支持部材101に上端部が固定され、空調機器110に下端部が固定された吊り下げ棒102と、を備える。支持部材101は、鋼材を組み合わせて形成されるフレーム体である。吊り下げ棒102は上下の端部にネジが形成された棒状の部材である。同図の例では空調機器110の側部に取付金具111が4箇所設けられており、それぞれの取付金具111に吊り下げ棒102が割当てられている。
空調機器110の下面は冷気又は暖気の噴出し口となっており、当該下面は空調の対象となる部屋の天井板に設けられた開口部から当該部屋へ露出している。吊り下げ棒102の支持部材101への固定、及び、吊り下げ棒102の空調機器110の取付金具111への固定はいずれもナット103を吊り下げ棒102のネジに螺合することで行なわれており、空調機器110は支持部材101から吊り下げ棒102により吊り下げて支持される。
特開平10−280606号公報 特開2005−240538号公報 特開2005−350950号公報
上述した従来の吊り下げ式の支持構造は天井により設備機器を支持する場合と比べて、施工が簡単であるという利点がある。一方、このような吊り下げ式の支持構造では地震が発生した場合に設備機器の水平方向に揺れ(横揺れ)を生じる場合があり、その耐震性を確保する必要がある。耐震性を確保する方策として従来では支持部材(101)の剛性を高めることが提案されているが、支持部材(101)の剛性を高めるだけでは必ずしも設備機器の横揺れが十分に低減されておらず、その耐震性について改善の余地がある。
本発明の目的は、設備機器を天井で支持しない場合において、簡易に耐震性を向上できる設備機器の支持構造を提供することにある。
第1の本発明によれば、天井裏に配設される設備機器を、スラブに固定された支持部材から複数の吊り下げ棒により吊り下げて支持する設備機器の支持構造において、前記吊り下げ棒と前記支持部材との上方取付部と、前記吊り下げ棒と前記設備機器との下方取付部と、の間において、前記吊り下げ棒を鞘管で被覆したことを特徴とする設備機器の支持構造が提供される。
この支持構造によれば、前記鞘管により水平方向の剛性が高められる。従って、前記設備機器の横揺れを低減し、耐震性を向上できる。また、従来の支持構造に対して前記鞘管を設けるだけなので、簡易に施工でき、また、既設の支持構造にも適用できる。
第1の本発明においては、前記設備機器の取付金具に取り付けられ、前記下方取付部を構成する補助金具を有する構成を採用することができる。この構成によれば、より大径の鞘管を用いることができ、前記設備機器の横揺れを一層低減できる。
また、第2の本発明によれば、天井裏に配設される設備機器を、スラブに固定された支持部材から複数の吊り下げ棒により吊り下げて支持する設備機器の支持構造において、前記吊り下げ棒と前記設備機器との取付部が前記設備機器の側部に配設され、前記設備機器の側部に、前記取付部よりも上方の部位において、前記吊り下げ棒を前記設備機器に拘束する拘束部材を設けたことを特徴とする設備機器の支持構造が提供される。
この支持構造によれば、前記拘束部材により前記吊り下げ棒と前記設備機器との相対的な変位が規制される。従って、前記設備機器の横揺れを低減し、耐震性を向上できる。また、従来の支持構造に対して前記拘束部材を設けるだけなので、簡易に施工でき、また、既設の支持構造にも適用できる。
第2の本発明においては、前記拘束部材は、前記吊り下げ棒が通過する通過空間を有し、前記吊り下げ棒が通過した前記通過空間における隙間部分に充填部材を充填した構成を採用できる。この構成によれば、前記設備機器と前記吊り下げ棒との位置との兼ね合いから前記通過空間を大きくとった場合においても前記充填部材により前記吊り下げ棒の拘束度を高めることができる。
また、第2の本発明においては、前記拘束部材が粘着部材を有し、当該粘着部材により前記設備機器の側部に取り付けられる構成を採用できる。この構成によれば前記設備機器に対する前記拘束部材の取付加工を不要となる。
また、第3の本発明によれば、天井裏に配設される設備機器を、スラブに固定された支持部材から複数の吊り下げ棒により吊り下げて支持する設備機器の支持構造において、前記設備機器と前記支持部材との間の部分において、複数の前記吊り下げ棒をそれぞれ被覆する複数の鞘管と、複数の前記鞘管を連結する連結部材と、前記鞘管に接続され前記設備機器の水平方向の動きを拘束する金具と、を備えたことを特徴とする設備機器の支持構造が提供される。
この支持構造では、前記設備機器と前記支持部材との間の部分において前記吊り下げ棒を前記鞘管で被覆して補強し、かつ前記設備機器を挟み込む形で拘束することで、前記設備機器の横揺れを低減し、耐震性を向上できる。また、各々の前記鞘管は前記連結部材により連結されて1つのユニットであるので、作業性がよく、簡易に施工でき、また、既設の支持構造にも適用できる。
また、第4の本発明によれば、天井裏に配設される設備機器を、スラブから吊り下げて支持する支持部材を備えた設備機器の支持構造において、前記支持部材が、前記設備機器の周囲を取り囲むとともに前記設備機器に取り付けられる枠体と、前記枠体と前記スラブ又は前記スラブに設置された部材とを連結する連結部材と、を有することを特徴とする設備機器の支持構造が提供される。
この支持構造では、吊り下げ棒を用いずに前記支持部材で直接前記設備機器を支持することにより、前記設備機器の横揺れを低減し、耐震性を向上できる。また、吊り下げ棒を用いない点で簡易に施工できる。
本発明によれば、設備機器を天井で支持しない場合において、簡易に耐震性を向上できる設備機器の支持構造を提供することができる。
<第1実施形態>
図1は本発明の一実施形態に係る支持構造Aの説明図、図2は図1の線I−Iに沿う断面図である。支持構造Aは上層階の床スラブに固定された支持部材1から複数の吊り下げ棒2により空調機器10を吊り下げて支持することにより、空調機器10を天井裏に配設する構造である。空調機器10の下面は冷気又は暖気の噴出し口となっており、当該下面は空調の対象となる部屋の天井板に設けられた開口部から当該部屋へ露出している。本実施形態では空調機器10を例に挙げるが、支持構造Aで支持する設備機器はこれに限られず、照明機器等の他の設備機器を支持する構造として採用可能である。
支持部材1は鋼材を組み合わせて形成されるフレーム体であるが、吊り下げ棒2を床スラブに対して支持可能なものであれば他の部材でもよい。吊り下げ棒2は本実施形態では上下の端部にネジが形成された棒状の部材である。同図の例では空調機器10の側部に取付金具11が4箇所設けられており、それぞれの取付金具11に吊り下げ棒2が割当てられている。
吊り下げ棒2の上端部はナット3により支持部材1に固定され、ナット3及び吊り下げ棒2の上端部のネジにより上方取付部が形成されている。また、吊り下げ棒2の下端部はナット3により空調機器10の取付金具11に固定され、ナット3及び吊り下げ棒2の下端部のネジにより下方取付部が形成されている。このように本実施形態では、ネジ及びナット3による取付構造としているが、他の形式の取付構造としてもよい。
吊り下げ棒2は鞘管4で被覆されている。鞘管4は例えば金属製の筒体からなる。本実施形態では鞘管4は円筒体であるが、角筒体としてもよい。鞘管4は上方取付部を形成する支持部材1側のナット3と、下方取付部を形成する空調機器10側のナット3との間において吊り下げ棒2を被覆している。本実施形態の場合、鞘管4の上端部と下端部とにはそれぞれ円盤状の台座5が配設されている。
台座5は鞘管4をより安定して配設させるためのものであり、本実施形態では台座5を設けているが、鞘管4を上下のナット3に直接当接させる構成も採用することができる。なお、鞘管4としてその内径がナット3よりも大きなものを使用する場合には図3(a)に示すように鞘管4の上下端が、支持部材1及び取付金具11に直接当接する構成としてもよい。
係る構成からなる支持構造Aでは、鞘管4を設けたことにより支持構造Aの水平方向の剛性が高められる。従って、空調機器10の横揺れを低減し、耐震性を向上できる。また、従来の支持構造(図13及び図14)に対して鞘管4を設けるだけなので、簡易に施工でき、また、既設の支持構造の耐震補強にも適用できる。
なお、鞘管4として大径のものを用いることは空調機器10の横揺れ低減効果を高める。従って、より大径の鞘管4を用いる場合には図3(b)に示すように取付金具11に補助金具11’を取り付け、この補助金具11’に吊り下げ棒2をナット3で固定すると共に、この補助金具11’上に鞘管4の下端面を当接させる構成とすることができる。この場合、補助金具11’も下方取付部を構成することになる。
<第2実施形態>
図4は本発明の他の実施形態に係る支持構造Bの説明図、図5は図4の線II−IIに沿う断面図である。支持構造Bは支持構造Aの鞘管4に代えて拘束部材6を用いた構造である。図4及び図5において支持構造Aと同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図6(a)は拘束部材6の斜視図である。拘束部材6は平面視でU字型の拘束部6aの両側に拘束部6aと一体に形成された取付部6bとを有し、拘束部6aに規定されて吊り下げ棒2の通過空間6cが形成されている。取付部6bには孔が形成されており、拘束部材6は取付部6bに形成された孔にネジを通して空調機器10の側部に螺合することで取り付けられる。ネジが螺合するネジ孔は空調機器10の側部に別途形成される。
拘束部材6は吊り下げ棒2の側方に拘束部6aをあてがい、U字型の拘束部6a内の通過空間6cに吊り下げ棒2を内包させた後、空調機器10の側部に取り付けられる。また、拘束部材6は吊り下げ棒2と空調機器10との取付部(上述した下方取付部)よりも上方の部位において空調機器10の側部に取り付けられる。拘束部材6はより上方に取り付けられることが望ましく、本実施形態では空調機器10の側部の上端近傍に取り付けられている。
係る構成からなる支持構造Bでは、拘束部材6により吊り下げ棒2と空調機器10との相対的な変位が規制される。本実施形態の場合、拘束部材6の拘束部6aが平面視でU字型をなしているので、図5に示す水平方向の4つの方向d1〜d4のうち、1つの拘束部材6が3方向の相対的な変位を規制することになる。また、4つの拘束部材6は2つずつが互いに対向しているので、対向する2つの拘束部材6により4つの方向d1〜d4の全ての方向の相対的な変位が規制されることになる。
なお、図6(b)に示すように吊り下げ棒2が通過した通過空間6cにおける隙間部分に充填部材6dを充填すれば、各拘束部材6により4つの方向d1〜d4の全ての方向について、吊り下げ棒2の相対的な変位が規制されることになる。充填部材6dとしては、ゴム、プラスチック或いはこれらの筒体等が挙げられる。このような充填部材6dの充填は、設備機器10と吊り下げ棒2との相対的な位置との兼ね合い、例えば、設備機器10の側部から吊り下げ棒2までの距離が長く、通過空間6cを大きくとった場合においても充填部材6dにより吊り下げ棒2の拘束度を高めることができる。
しかして、このように拘束部材6により吊り下げ棒2と空調機器10との相対的な変位を規制することで、空調機器10の横揺れを低減し、耐震性を向上できる。また、従来の支持構造(図13及び図14)に対して拘束部材6を設けるだけなので、簡易に施工でき、また、既設の支持構造の耐震補強にも適用できる。
なお、本実施形態では拘束部材6に平面視でU字型の拘束部6aを形成して吊り下げ棒2を拘束する構成としたが、吊り下げ棒2を拘束する構成はこれに限られず、吊り下げ棒2の数や位置に応じて、横揺れを低減するように吊り下げ棒2を拘束できる構成であれば任意の構成を採用することができる。
また、拘束部材6の空調機器10への取付構造はネジに限られず、種々の取付構造を採用することができる。図7(a)は粘着部材7bを用いた拘束部材7の斜視図である。拘束部材7は吊り下げ棒2が通過するスリットが設けられた金具部7aと、金具部7bに設けられた粘着部材7bとから構成され、図7(b)に示すように、粘着部材7bにより設備機器10の側部に貼着させて取り付けられる。
拘束部材7による吊り下げ棒2の拘束は、金具部7aのスリットの部位の上下にナット3を配し、吊り下げ棒2のネジに螺合させ、上下のナット3により金具部7aを挟持することにより行なう。本例の場合、拘束部材7の取り付けが粘着部材7bにより行なわれるので、設備機器10の側部にネジ孔を設けるといった取付加工が不要である。また、一般に粘着力は瞬間的な力に対しては固定力が強いので地震等のように瞬間的な揺れに対して拘束部材7を設備機器10に強固に固定できるという利点もある。
<第3実施形態>
図8は本発明の他の実施形態に係る支持構造Cの説明図、図9は図8の線III−IIIに沿う断面図である。支持構造Cは支持構造Aの鞘管4に代えて補強ユニット8を用いた構造である。図8及び図9において支持構造Aと同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
補強ユニット8は、端部部材81と、水平方向の動きを拘束する挟み込み金具11”(拘束部材7又は取付金具11と同様な形状の金物)と、中央部材82と、帯筋83とを備える。図10は端部部材81及び帯筋83の端部の斜視図である。端部部材81は、設備機器10と支持部材1との間の部分において、各々の吊り下げ棒2を被覆する鞘管部81aと、鞘管部81aに端部が接続された一対の帯筋部81bと、を備える。吊り下げ棒2に対する鞘管部81aの被覆位置及び挟み込み金具11”の固定位置は吊り下げ棒2に螺着するナット3により調節される。
一対の帯筋部81bは間隔を置いて平行に配設され、その鞘間部81aと反対側の端部には長孔81b’が設けられている。帯筋83の一端部には孔83aが形成されており、帯筋83は一対の帯筋部81bの間に挿入されて、長孔81b’及び孔83aにボルトを挿入してナットをこれに螺着することで帯筋83と端部部材81とが連結される。
帯筋83の他端は図9に示すように中央部材82に接続されている。中央部材82は角型の鋼管である。中央部材82、帯筋83及び帯筋部81bは複数の鞘管部81aを連結する連結部材を構成する。なお、中央部材82から鞘管部81aまでの距離は、長孔81b’及び孔83aの位置関係を調節することで調節される。
係る構成からなる支持構造Cでは、設備機器10と支持部材1との間の部分において吊り下げ棒2を鞘管部81aで被覆して補強し、挟み込み金具11”を設けて設備機器10の水平方向の動きを直接的に拘束することで、設備機器10の横揺れを低減し、耐震性を向上できる。詳細に説明すると、吊り下げ棒2は短い程設備機器10の横揺れを低減できるので、設備機器10と支持部材1との間隔は狭い程横揺れ低減の効果がある。しかし、床スラブと天井板との距離の関係から、設備機器10と支持部材1との間隔は設計上の制約を受け、短くできない場合がある。
本実施形態では補強ユニット8を設けることで、耐震強度の面から言うと、実質的に設備機器10と支持部材1との間隔を狭くした場合と等価になり、設備機器10の横揺れを低減することができる。また、補強ユニット8はユニット化されているので、作業性がよく、簡易に施工でき、また、既設の支持構造にも適用できる。
<第4実施形態>
図11は本発明の他の実施形態に係る支持構造Dの説明図(一部破断)、図12は図11の線IV−IVに沿う断面図である。支持構造Dは上記実施形態のように吊り下げ棒2は用いずに支持部材1に代わる支持部材9により直接設備機器10を床スラブから吊り下げる構造である。なお、設備機器10については上記実施形態と同じであるので図11及び図12において同じ符号を付すと共に、その説明を省略する。
支持部材9は設備機器10の上下方向の途中の部位の周囲を取り囲むとともに設備機器10に取り付けられる下部枠体91と、床スラブに固定される上部枠体92と、下部枠体91と上部枠体92とを連結する連結部材93と、を備え、全体として直方体形状のフレーム構造をなしている。また、本実施形態の場合、上部枠体92と下部枠体91との間には、更に、ブレース94が配設されている。なお、上部枠体92を設置しないこともできこの場合には、連結部材93は床スラブに直接固定される。
上部枠体92と下部枠体91とはそれぞれ断面L字型の鋼材92a、91aを組み合わせて方形の枠体として構成されている。連結部材93は上部枠体92と下部枠体91のコーナ部分に設けられており、これも断面L字型の鋼材である。
下部枠体91の4箇所のコーナ部分には三角型のプレート91bが配設されている。プレート91aには孔が空けられ、設備機器10の取付金具11を挿通したボルト3’がこの孔に挿通する。しかして、図11の右下に示すように、取付金具11の上下及びプレート91bの上下において、ボルト3’にナット3を螺着することで設備機器10が下部枠体91に固定される。なお、プレート91bの上下のナット3のボルト3’に対する螺着位置によって下部枠体91と設備機器10との上下方向の相対的な位置関係が調節可能となっている。
係る構成からなる支持構造Dでは、支持構造A乃至Cのように吊り下げ棒2を用いずに支持部材9で直接設備機器10を支持することにより、設備機器10の横揺れを低減し、耐震性を向上できる。また、吊り下げ棒2を用いない点で簡易に施工できる。
本発明の第1実施形態に係る支持構造Aの説明図である。 図1の線I−Iに沿う断面図である。 (a)及び(b)は支持構造Aの他の例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る支持構造Bの説明図である。 図4の線II−IIに沿う断面図である。 (a)及び(b)は拘束部材6の斜視図である。 (a)は拘束部材7の斜視図、(b)は拘束部材7を用いた支持構造Bの説明図である。 本発明の第3実施形態に係る支持構造Cの説明図である。 図8の線III−IIIに沿う断面図である。 端部部材81及び帯筋83の端部の斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る支持構造Dの説明図(一部破断)である。 図11の線IV−IVに沿う断面図である。 従来の吊り下げ式の支持構造100の説明図である。 図13の線X−Xに沿う断面図である。
符号の説明
A、B 支持構造
1 支持部材
2 吊り下げ棒
4 鞘管
6 拘束部材
10 空調機器

Claims (7)

  1. 天井裏に配設される設備機器を、スラブに固定された支持部材から複数の吊り下げ棒により吊り下げて支持する設備機器の支持構造において、
    前記吊り下げ棒と前記支持部材との上方取付部と、前記吊り下げ棒と前記設備機器との下方取付部と、の間において、前記吊り下げ棒を鞘管で被覆したことを特徴とする設備機器の支持構造。
  2. 前記設備機器の取付金具に取り付けられ、前記下方取付部を構成する補助金具を有することを特徴とする請求項1に記載の設備機器の支持構造。
  3. 天井裏に配設される設備機器を、スラブに固定された支持部材から複数の吊り下げ棒により吊り下げて支持する設備機器の支持構造において、
    前記吊り下げ棒と前記設備機器との取付部が前記設備機器の側部に配設され、
    前記設備機器の側部に、前記取付部よりも上方の部位において、前記吊り下げ棒を前記設備機器に拘束する拘束部材を設けたことを特徴とする設備機器の支持構造。
  4. 前記拘束部材は、前記吊り下げ棒が通過する通過空間を有し、
    前記吊り下げ棒が通過した前記通過空間における隙間部分に充填部材を充填したことを特徴とする請求項3に記載の設備機器の支持構造。
  5. 前記拘束部材が粘着部材を有し、当該粘着部材により前記設備機器の側部に取り付けられたことを特徴とする請求項3に記載の設備機器の支持構造。
  6. 天井裏に配設される設備機器を、スラブに固定された支持部材から複数の吊り下げ棒により吊り下げて支持する設備機器の支持構造において、
    前記設備機器と前記支持部材との間の部分において、複数の前記吊り下げ棒をそれぞれ被覆する複数の鞘管と、
    複数の前記鞘管を連結する連結部材と、
    前記鞘管に接続され前記設備機器の水平方向の動きを拘束する金具と、
    を備えたことを特徴とする設備機器の支持構造。
  7. 天井裏に配設される設備機器を、スラブから吊り下げて支持する支持部材を備えた設備機器の支持構造において、
    前記支持部材が、
    前記設備機器の周囲を取り囲むとともに前記設備機器に取り付けられる枠体と、
    前記枠体と前記スラブ又は前記スラブに設置された部材とを連結する連結部材と、
    を有することを特徴とする設備機器の支持構造。
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