JP4349497B2 - 放射線照射の位置決め用光ビームポインティングシステム - Google Patents
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Description
図1は本発明にかかる光ビームポインティングシステムが適用された放射線治療装置を示す斜視図、図2は図1の光ビームポインティングシステムから投光される可視光ビームを示す概略斜視図、図3および図4は図1の光ビームポインティングシステムを構成する光ビームポインタを示す模式図、図5は図1の光ビームポインティングシステムを構成する光ビーム監視装置を示す模式図、図6は図1の光ビームポインティングシステムにおける基準値格納手順を説明するための模式図、図7および図8は図1の光ビームポインティングシステムの動作を説明するための模式図である。
まず、左側光ビームポインタ2Lの構成について説明する。
左側光ビームポインタ2Lは、図3Aに示す如く、可視光ビームBLを投光する投光部3L(第1の投光部)と、右側光ビームポインタ2Rからの可視光ビームBRを受光する受光部4L(第1の受光部)とを備えている。
次に、右側光ビームポインタ2Rの構成について説明する。
右側光ビームポインタ2Rは、図3Bに示す如く、可視光ビームBRを投光する投光部3Rと、左側光ビームポインタ2Lからの可視光ビームBLを受光する受光部4R(第2の受光部)とを備えている。
次に、上側光ビームポインタ2Uの構成について説明する。
上側光ビームポインタ2Uは、図4に示す如く、可視光ビームBUを投光する投光部3U(第3の投光部)と、可視光ビームBUを分割するビームスプリッタ12とを備えている。ビームスプリッタ12により、可視光ビームBUから、光ビーム監視装置2Mに向かう分割光ビームBU’が生成される。
広がり方向を90°回転させなければ、縦ビームLは水平ビームとして、後述する光ビーム監視装置2Mにおける受光器6Mに受光される。この場合、何らかの要因で、上側光ビームポインタ2U全体の位置が鉛直方向にずれると、受光器6Mによる縦ビームLの受光位置は鉛直方向に変化する(図9A参照)。受光器6Mによる受光位置が変化すれば、後述するように、上側光ビームポインタ2Uの投光部3Uの投光角度は補正される。しかし、可視光ビーム2Uは鉛直方向に広がるものであるため、上側光ビームポインタ2U全体の位置が鉛直方向にずれただけでは、可視光ビームBUの照射中心Cに対する位置はずれない。よって、投光角度を補正すべきでないのに、誤って補正してしまうことになる。
これに対し、90°回転プリズム13を配置すれば、縦ビームLは鉛直ビームL’として、受光器6Mに受光される。この場合、上側光ビームポインタ2U全体の位置が鉛直方向にずれても、鉛直ビームL’であるがゆえに、受光器6Mによる受光位置は変化しない(図9B参照)。よって、投光角度を誤って補正してしまうことを回避することができる。
次に、光ビーム監視装置2Mの構成について説明する。
光ビーム監視装置2Mは、図5に示す如く、上側光ビームポインタ2Uからの分割光ビームBU’を受光する受光部4M(第3の受光部)を備えている。
次に、図6を参照して、光ビームポインティングシステム1における基準値SL1,SL2の格納手順について説明する。なお、基準値SR1,SR2,SM1,SM2の格納手順に関しては、基準値SL1,SL2の場合と同様に行なうことができるので、説明を省略する。また、当該格納作業は、光ビームポインティングシステム1を放射線治療室内に設置するときに1度行なえば足り、それ以降行なう必要はない。
まず、右側光ビームポインタ2Rにおける投光部3Rからの鉛直ビームVRおよび水平ビームHRが、左側光ビームポインタ2Lが設置される壁に設けられた罫書き線MV,MHにそれぞれ一致するように、投光部3Rの投光角度を調整する。ここで、罫書き線MV,MHは、照射中心Cを通過するように事前に調整された鉛直ビームVRおよび水平ビームHRが上記壁に当たる位置に設けられている。よって、当該調整後、光ビームBRは正常に照射中心Cを通過するようになる。
次に、作業者は、左側光ビームポインタ2Lにおけるインタフェイス部11Lを操作し、基準値の格納に関する操作信号OP1を制御部7Lに送信する。
操作信号OP1を受けた制御部7Lは、そのとき受信していた受光器5L,6Lからの検出信号DL1,DL2を、基準値SL1,SL2として格納する。これにより、基準値SL1,SL2の格納作業が終了する。
次に、図7および図8を参照して、光ビームポインティングシステム1の動作について説明する。
右側光ビームポインタ2Rは、図7Aに示す如く、ユーザ投光部3Rから、放射線RRの照射中心Cを狙った可視光ビームBRを投光する。
可視光ビームBRは、左側光ビームポインタ2Lにおける受光部4Lに受光される。このとき、可視光ビームBRを構成する鉛直ビームVRは、受光部4Lの受光器5Lに受光される。同様に、可視光ビームBRを構成する水平ビームHRは、受光部4Lの受光器6Lに受光される。
鉛直ビームVRを受光した受光器5Lは、その受光位置に応じた検出信号DL1を生成する。同様に、水平ビームHRを受光した受光器6Lは、その受光位置に応じた検出信号DL2を生成する。
生成された検出信号DL1,DL2は、左側光ビームポインタ2Lにおける制御部7Lに受信される。検出信号DL1,DL2を受信した制御部7Lは、予め格納していた基準値SL1と受信した検出信号DL1とを比較する。同様に、制御部7Lは、予め格納していた基準値SL2と受信した検出信号DL2とを比較する。
比較の結果、検出信号DL1,DL2と基準値SL1,SL2との差が、予め定められた許容範囲よりも大きい場合、右側光ビームポインタ2Rからの可視光ビームBRは正しく照射中心Cを通過していないことになる。この場合、制御部7Lは、右側光ビームポインタ2Rにおける投光部3Rの投光角度を補正するための投光角度補正信号CLを生成する。
生成された投光角度補正信号CLは、左側光ビームポインタ2Lにおける送信部8Lに受信される。投光角度補正信号CLを受信した送信部8Lは、その投光角度補正信号CLを右側光ビームポインタ2Rにおける受信部9Rに対して無線式で送信する。
受信部9Rが受信した投光角度補正信号CLは、右側光ビームポインタ2Rにおける制御部7Rに受信される。投光角度補正信号CLを受信した制御部7Rは、右側光ビームポインタ2Rにおけるアクチュエータ10Rを駆動させる。
制御部7Rに駆動せしめられたアクチュエータ10Rは、投光角度補正信号CLに基づいて、右側光ビームポインタ2Rにおける投光部3Rの傾きを変化させ、可視光ビームBRの投光角度を補正する。なお、可視光ビームBRを構成する鉛直ビームVRの投光角度と水平ビームHRの投光角度とは、それぞれ別個に補正される。
上側光ビームポインタ2Uは、図8に示す如く、ユーザ投光部3Uから、放射線RRの照射中心Cを狙った可視光ビームBUを投光する。可視光ビームBUはビームスプリッタ12によって分割され、光ビーム監視装置2Mに向かう分割光ビームBU’が生成される。
分割光ビームBU’は、光ビーム監視装置2Mにおける受光部4Mに受光される。このとき、分割光ビームBU’を構成する鉛直ビームT’は、受光部4Mの受光器5Mに受光される。同様に、分割光ビームBU’を構成する鉛直ビームL’は、受光部4Mの受光器6Mに受光される。
鉛直ビームT’を受光した受光器5Mは、その受光位置に応じた検出信号DM1を生成する。同様に、鉛直ビームL’を受光した受光器6Mは、その受光位置に応じた検出信号DM2を生成する。
生成された検出信号DM1,DM2は、光ビーム監視装置2Mにおける制御部7Mに受信される。検出信号DM1,DM2を受信した制御部7Mは、予め格納していた基準値SM1と受信した検出信号DM1とを比較する。同様に、制御部7Mは、予め格納していた基準値SM2と受信した検出信号DM2とを比較する。
比較の結果、検出信号DM1,DM2と基準値SM1,SM2との差が、予め定められた許容範囲よりも大きい場合、上側光ビームポインタ2Uからの可視光ビームBUは正しく照射中心Cを通過していないことになる。この場合、制御部7Mは、上側光ビームポインタ2Uにおける投光部3Uの投光角度を補正するための投光角度補正信号CMを生成する。
生成された投光角度補正信号CMは、光ビーム監視装置2Mにおける送信部8Mに受信される。投光角度補正信号CMを受信した送信部8Mは、その投光角度補正信号CMを上側光ビームポインタ2Uにおける受信部9Uに対して無線式で送信する。
受信部9Uが受信した投光角度補正信号CMは、上側光ビームポインタ2Uにおける制御部7Uに受信される。投光角度補正信号CMを受信した制御部7Uは、上側光ビームポインタ2Uにおけるアクチュエータ10Uを駆動させる。
制御部7Uに駆動せしめられたアクチュエータ10Uは、投光角度補正信号CMに基づいて、上側光ビームポインタ2Uにおける投光部3Uの傾きを変化させ、可視光ビームBUの投光角度を補正する。なお、可視光ビームBUを構成する縦ビームLの投光角度と横ビームTの投光角度とは、それぞれ別個に補正される。また、可視光ビームBUの投光角度が補正されることにより、その分割光ビームBU’の投光角度も補正されることになる。
上記のように構成された光ビームポインティングシステム1によれば、各可視光ビームBL,BR,BUが投光されている間常に、各可視光ビームBL,BR,BUの投光角度が自動的に補正されるため、放射線治療装置Rからの放射線RRの照射中心Cを常に正確に標示することができる。それゆえ、各可視光ビームBL,BR,BUの投光角度を保守作業者が都度調整する必要がない。また、保守作業者による投光角度の調整ばらつきを招くこともない。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は次のように変形して実施することができる。
このように構成した場合の基準値の格納手順は、次のとおりである。
まず、上記ステップZ1と同様に、判断対象の可視光ビームが、それを受光する側の光ビームポインタまたは光ビーム監視装置が設置される壁に設けられた罫書き線に一致するように、つまり判断対象の可視光ビームが正常に照射中心を通過するように、それを投光した投光部の投光角度を調整する。
次に、作業者は、受光側光ビームポインタまたは光ビーム監視装置におけるインタフェイス部を操作し(第1、第2または第3の基準値設定操作)、基準値の格納に関する操作信号を受光側光ビームポインタまたは光ビーム監視装置における制御部に送信する。
上記操作信号を受けた制御部は、指示信号(第1、第2または第3の指示信号)を、送信部を介して投光側光ビームポインタにおける受信部に送信する。
上記指示信号を受信した投光側受信部は、投光側制御部にその受信した指示信号を送信する。その指示信号を受信した投光側制御部は、そのとき投光側受信部が受信していた(受信済みであった)検出信号を、基準値として格納する。これにより、基準値の格納作業が終了する。
C 照射中心
CL,CR 投光角度補正信号
DL1,DL2,DR1,DR2 検出信号
SL1,SL2,SR1,SR2 基準値
2L,2R 光ビームポインタ
3L,3R 投光部
4L,4R 受光部
7L,7R 制御部
8L,8R 送信部
9L,9R 受信部
10L,10R アクチュエータ
Claims (12)
- 照射対象を放射線の照射中心に位置決めする際にその照射中心を標示する光ビームポインティングシステムであって、
前記照射中心を挟んで互いに対向するように配置された第1および第2の光ビームポインタを備えていて、
前記第1の光ビームポインタは、前記照射中心を狙って第1の可視光ビームを投光する第1の投光部を備え、
前記第2の光ビームポインタは、前記照射中心を狙って第2の可視光ビームを投光する第2の投光部を備え、
前記第1の光ビームポインタは、前記第2の可視光ビームを受光すると共にその受光位置に応じた第1の検出信号を生成する第1の受光部を備え、
前記第2の光ビームポインタは、前記第1の可視光ビームを受光すると共にその受光位置に応じた第2の検出信号を生成する第2の受光部を備え、
前記第1の光ビームポインタは、狙い通りに前記照射中心を通過してきた前記第2の可視光ビームを受光した前記第1の受光部が生成すべき前記第1の検出信号の値を、第1の基準値として予め格納した第1の制御部であって、当該第1の基準値と前記第1の受光部が実際に生成した前記第1の検出信号の値との差が許容範囲外にあるとき、前記第2の投光部の投光角度を補正するための第1の投光角度補正信号を生成するものを備え、
前記第2の光ビームポインタは、狙い通りに前記照射中心を通過してきた前記第1の可視光ビームを受光した前記第2の受光部が生成すべき前記第2の検出信号の値を、第2の基準値として予め格納した第2の制御部であって、当該第2の基準値と前記第2の受光部が実際に生成した前記第2の検出信号の値との差が許容範囲外にあるとき、前記第1の投光部の投光角度を補正するための第2の投光角度補正信号を生成するものを備え、
前記第1の光ビームポインタは、前記第1の投光角度補正信号を前記第2の光ビームポインタに対して送信する第1の送信部を備え、
前記第2の光ビームポインタは、前記第2の投光角度補正信号を前記第1の光ビームポインタに対して送信する第2の送信部を備え、
前記第1の光ビームポインタは、前記第2の送信部から前記第2の投光角度補正信号を受信する第1の受信部を備え、
前記第2の光ビームポインタは、前記第1の送信部から前記第1の投光角度補正信号を受信する第2の受信部を備え、
前記第1の光ビームポインタは、前記第1の受信部が受信した前記第2の投光角度補正信号に応じて、前記第1の可視光ビームが前記照射中心を通るように、前記第1の投光部の投光角度を補正する第1のアクチュエータを備え、
前記第2の光ビームポインタは、前記第2の受信部が受信した前記第1の投光角度補正信号に応じて、前記第2の可視光ビームが前記照射中心を通るように、前記第2の投光部の投光角度を補正する第2のアクチュエータを備えている、
ことを特徴とする放射線照射の位置決め用光ビームポインティングシステム。 - 前記第1の光ビームポインタは、第1のインタフェイス部をさらに備えていて、
前記第1の制御部は、前記第1のインタフェイス部がユーザによる第1の基準値設定操作を受けたとき、前記第1の受光部が生成していた前記第1の検出信号を前記第1の基準値として格納するようになっており、
前記第2の光ビームポインタは、第2のインタフェイス部をさらに備えていて、
前記第2の制御部は、前記第2のインタフェイス部がユーザによる第2の基準値設定操作を受けたとき、前記第2の受光部が生成していた前記第2の検出信号を前記第2の基準値として格納するようになっている、
ことを特徴とする請求項1に記載の光ビームポインティングシステム。 - 照射対象を放射線の照射中心に位置決めする際にその照射中心を標示する光ビームポインティングシステムであって、
前記照射中心を挟んで互いに対向するように配置された第1および第2の光ビームポインタを備えていて、
前記第1の光ビームポインタは、前記照射中心を狙って第1の可視光ビームを投光する第1の投光部を備え、
前記第2の光ビームポインタは、前記照射中心を狙って第2の可視光ビームを投光する第2の投光部を備え、
前記第1の光ビームポインタは、前記第2の可視光ビームを受光すると共にその受光位置に応じた第1の検出信号を生成する第1の受光部を備え、
前記第2の光ビームポインタは、前記第1の可視光ビームを受光すると共にその受光位置に応じた第2の検出信号を生成する第2の受光部を備え、
前記第1の光ビームポインタは、前記第1の検出信号を前記第2の光ビームポインタに対して送信する第1の送信部を備え、
前記第2の光ビームポインタは、前記第2の検出信号を前記第1の光ビームポインタに対して送信する第2の送信部を備え、
前記第1の光ビームポインタは、前記第2の送信部から前記第2の検出信号を受信する第1の受信部を備え、
前記第2の光ビームポインタは、前記第1の送信部から前記第1の検出信号を受信する第2の受信部を備え、
前記第1の光ビームポインタは、狙い通りに前記照射中心を通過した前記第1の可視光ビームを受光した前記第2の受光部が生成すべき前記第2の検出信号の値を、第2の基準値として予め格納した第1の制御部であって、当該第2の基準値と前記第1の受信部が受信した前記第2の検出信号の値との差が許容範囲外にあるとき、前記第1の投光部の投光角度を補正するための第2の投光角度補正信号を生成するものを備え、
前記第2の光ビームポインタは、狙い通りに前記照射中心を通過した前記第2の可視光ビームを受光した前記第1の受光部が生成すべき前記第1の検出信号の値を、第1の基準値として予め格納した第2の制御部であって、当該第1の基準値と前記第2の受信部が受信した前記第1の検出信号の値との差が許容範囲外にあるとき、前記第2の投光部の投光角度を補正するための第1の投光角度補正信号を生成するものを備え、
前記第1の光ビームポインタは、前記第2の投光角度補正信号に応じて、前記第1の可視光ビームが前記照射中心を通るように、前記第1の投光部の投光角度を補正する第1のアクチュエータを備え、
前記第2の光ビームポインタは、前記第1の投光角度補正信号に応じて、前記第2の可視光ビームが前記照射中心を通るように、前記第2の投光部の投光角度を補正する第2のアクチュエータを備えている、
ことを特徴とする放射線照射の位置決め用光ビームポインティングシステム。 - 前記第1の光ビームポインタは、第1のインタフェイス部をさらに備えていて、
前記第1の制御部は、前記第1のインタフェイス部がユーザによる第1の基準値設定操作を受けたとき、前記第1の送信部を介し、前記第2の受信部に対して第1の指示信号を送信し、
前記第2の制御部は、前記第2の受信部を介して前記第1の指示信号を受けたとき、前記第2の受信部が受信していた前記第1の検出信号を、前記第1の基準値として格納するようになっており、
前記第2の光ビームポインタは、第2のインタフェイス部をさらに備えていて、
前記第2の制御部は、前記第2のインタフェイス部がユーザによる第2の基準値設定操作を受けたとき、前記第2の送信部を介し、前記第1の受信部に対して第2の指示信号を送信し、
前記第1の制御部は、前記第1の受信部を介して前記第2の指示信号を受けたとき、前記第1の受信部が受信していた前記第2の検出信号を、前記第2の基準値として格納するようになっている、
ことを特徴とする請求項3に記載の光ビームポインティングシステム。 - 前記第1の投光部は、鉛直方向に広がる第1の鉛直ビームと水平方向に広がる第1の水平ビームとからなる十字状の前記第1の可視光ビームを投光するようになっており、
前記第2の投光部は、鉛直方向に広がる第2の鉛直ビームと水平方向に広がる第2の水平ビームとからなる十字状の前記第2の可視光ビームを投光するようになっており、
前記第1の受光部は2つの第1の受光器からなり、一方の前記第1の受光器が前記第2の鉛直ビームを受光すると共に、他方の前記第1の受光器が前記第2の水平ビームを受光するようになっており、
前記第2の受光部は2つの第2の受光器からなり、一方の前記第2の受光器が前記第1の鉛直ビームを受光すると共に、他方の前記第2の受光器が前記第1の水平ビームを受光するようになっている、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ビームポインティングシステム。 - 前記第1の送信部と前記第2の受信部との間における各信号の送受信、ならびに/あるいは、前記第2の送信部と前記第1の受信部との間における各信号の送受信は、無線式で実行されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光ビームポインティングシステム。
- 前記照射中心の上方に配置された第3の光ビームポインタと、当該第3の光ビームポインタの側方に配置された光ビーム監視装置とをさらに備えていて、
前記第3の光ビームポインタは、
前記照射中心を狙って第3の可視光ビームを投光する第3の投光部と、
前記第3の可視光ビームから、前記光ビーム監視装置に向かう分割光ビームを生成するビームスプリッタとを備え、
前記光ビーム監視装置は、
前記分割光ビームを受光すると共にその受光位置に応じた第3の検出信号を生成する第3の受光部と、
前記第3の可視光ビームが狙い通りに前記照射中心を通過したときの前記分割光ビームを受光した前記第3の受光部が生成すべき前記第3の検出信号の値を、第3の基準値として予め格納した第3の制御部であって、当該第3の基準値と前記第3の受光部が実際に生成した前記第3の検出信号の値との差が許容範囲外にあるとき、前記第3の投光部の投光角度を補正するための第3の投光角度補正信号を生成する第3の制御部と、
前記第3の投光角度補正信号を前記第3の光ビームポインタに対して送信する第3の送信部とを備え、
前記第3の光ビームポインタは、
前記第3の送信部から前記第3の投光角度補正信号を受信する第3の受信部と、
前記第3の受信部が受信した前記第3の投光角度補正信号に応じて、前記第3の可視光ビームが前記照射中心を通るように、前記第3の投光部の投光角度を補正する第3のアクチュエータとを備えている、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光ビームポインティングシステム。 - 前記光ビーム監視装置は、第3のインタフェイス部をさらに備えていて、
前記第3の制御部は、前記第3のインタフェイス部がユーザによる第3の基準値設定操作を受けたとき、前記第3の受光部が生成していた前記第3の検出信号を前記第3の基準値として格納するようになっていることを特徴とする請求項7に記載の光ビームポインティングシステム。 - 前記照射中心の上方に配置された第3の光ビームポインタと、当該第3の光ビームポインタの側方に配置された光ビーム監視装置とをさらに備えていて、
前記第3の光ビームポインタは、
前記照射中心を狙って第3の可視光ビームを投光する第3の投光部と、
前記第3の可視光ビームから、前記光ビーム監視装置に向かう分割光ビームを生成するビームスプリッタとを備え、
前記光ビーム監視装置は、
前記分割光ビームを受光すると共にその受光位置に応じた第3の検出信号を生成する第3の受光部と、
前記第3の検出信号を前記第3の光ビームポインタに対して送信する第3の送信部とを備え、
前記第3の光ビームポインタは、
前記第3の送信部から前記第3の検出信号を受信する第3の受信部と、
前記第3の可視光ビームが狙い通りに前記照射中心を通過したときの前記分割光ビームを受光した前記第3の受光部が生成すべき前記第3の検出信号の値を、第3の基準値として予め格納した第3の制御部であって、当該第3の基準値と前記第3の受信部が受信した前記第3の検出信号の値との差が許容範囲外にあるとき、前記第3の投光部の投光角度を補正するための第3の投光角度補正信号を生成する第3の制御部と、
前記第3の投光角度補正信号に応じて、前記第3の可視光ビームが前記照射中心を通るように、前記第3の投光部の投光角度を補正する第3のアクチュエータとを備えている、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光ビームポインティングシステム。 - 前記光ビーム監視装置は、第3のインタフェイス部と、少なくとも当該第3のインタフェイス部と前記第3の送信部とに電気的に接続された第4の制御部と、をさらに備えていて、
前記第4の制御部は、前記第3のインタフェイス部がユーザによる第3の基準値設定操作を受けたとき、前記第3の送信部を介し、前記第3の受信部に対して第3の指示信号を送信し、
前記第3の制御部は、前記第3の受信部を介して前記第3の指示信号を受けたとき、前記第3の受信部が受信していた前記第3の検出信号を、前記第3の基準値として格納するようになっている、
ことを特徴とする請求項9に記載の光ビームポインティングシステム。 - 前記第3の投光部は、前記第1の光ビームポインタと前記第2の光ビームポインタとを結ぶ方向に沿って広がる横ビームと、当該横ビームに直交する方向に広がる縦ビームとからなる十字状であって、鉛直方向にのびる前記第3の可視光ビームを投光するようになっており、
前記縦ビームは、前記ビームスプリッタによって生成された前記分割光ビームにおいて、水平方向に広がる第3の水平ビームに変換され、
前記横ビームは、前記ビームスプリッタによって生成された前記分割光ビームにおいて、鉛直方向に広がる第3の鉛直ビームに変換され、
前記第3の光ビームポインティングシステムは、前記第3の水平ビームの広がり方向を90°回転させて、前記第3の水平ビームを鉛直方向に広がる第4の鉛直ビームに変える90°回転光学素子をさらに備えており、
前記第3の受光部は2つの第3の受光器からなり、一方の前記第3の受光器が前記第3の鉛直ビームを受光すると共に、他方の前記第3の受光器が前記第4の鉛直ビームを受光するようになっている、
ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の光ビームポインティングシステム。 - 前記第3の送信部と前記第3の受信部との間における各信号の送受信は、無線式で実行されることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の光ビームポインティングシステム。
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